JP2023041389A - 乗用型走行車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】水田圃場で田植作業を行う乗用型苗移植機は、一般的にデフ装置を介して駆動回転する左右駆動輪を装備しているが、水田圃場の畦際はいつも機体を旋回させているので耕盤が荒れて凹凸が激しくぬかるんでいて、旋回の際にデフ装置があるが故に左右駆動輪の片方が空転して適切な旋回ができない事態が発生していた。そこで、適切な旋回が行える乗用型走行車両を提供する。【解決手段】走行車体2の上側にハンドル34及び座席31を設け、走行車体2の下側にデフ装置を介して駆動される左右駆動輪10,10を設けた乗用型走行車両において、ハンドル34の機体旋回操作に基づいてデフ装置をデフロックする。【選択図】図1

Description

本発明は、デフ装置を介して駆動回転する左右駆動輪を装備した水田乗用型作業車両等の乗用型走行車両に関する。
走行車体の後部に苗植付部を装着した乗用型苗移植機がある(例えば、特許文献1参照)。また、乗用型走行車両は、一般的にデフ装置を介して駆動回転する左右駆動輪を装備している。
特開2017-148070号公報
水田圃場で田植作業を行う乗用型苗移植機は、一般的にデフ装置を介して駆動回転する左右駆動輪を装備しているが、水田圃場の畦際はいつも機体を旋回させているので耕盤が荒れて凹凸が激しくぬかるんでいて、旋回の際にデフ装置があるが故に左右駆動輪の片方が空転して適切な旋回ができない事態が発生していた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、適切な旋回が行える乗用型走行車両を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、走行車体2の上側にハンドル34及び座席31を設け、走行車体2の下側にデフ装置47を介して駆動される左右駆動輪10,10を設けた乗用型走行車両において、ハンドル34の機体旋回操作に基づいてデフ装置47をデフロックする乗用型走行車両である。
請求項2記載の発明は、左右駆動輪10,10が左右前輪10,10である請求項1に記載の乗用型走行車両である。
請求項3記載の発明は、走行車体2の下側に左右サイドクラッチ52,52を介して駆動される左右後輪11,11を設け、ハンドル34の機体旋回操作に基づいて旋回内側の後輪11のサイドクラッチ52を切る請求項2に記載の乗用型走行車両である。
請求項4記載の発明は、ハンドル34の機体旋回操作に基づいてデフ装置47をデフロックした後に旋回内側の後輪11のサイドクラッチ52を切る請求項3に記載の乗用型走行車両である。
請求項5記載の発明は、走行車体2の前部に設けた予備苗台支持フレーム27にデフ装置47をデフロックするデフロック操作レバー80を設けた請求項1~請求項4の何れか1項に記載の乗用型走行車両である。
本発明における実施の形態の乗用型田植機の側面図である。 本発明における実施の形態の乗用型田植機の要部の作用説明用の平面図である。 本発明における実施の形態の乗用型田植機の要部の作用説明用の側面図である。 本発明における実施の形態の乗用型田植機の要部の作用説明用の背面図である。 本発明における実施の形態の乗用型田植機の要部の作用説明用の側面図である。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
<全体構成>
図1は、本発明の乗用型走行車両の一例である乗用型田植機1の側面図である。この乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着されている。なお、乗用型苗移植機の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向と後進方向をそれぞれ前、後という。
<走行車体2>
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪10,10及び左右一対の後輪11,11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13,13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13,13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪10,10が各々取り付けられている。
また、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18,18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられている。
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、ベルト伝動装置22及びHST23を介してミッションケース12に伝達される。
エンジン20のマフラー20aは、エンジン20の前部側に配置されている。そして、マフラー20aの排気口20bは、エンジン20の斜め前方に向けて排気するように配置されている。
ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ケース12内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。
そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13,13に伝達されて左右前輪10,10を駆動すると共に、残りが左右後輪駆動軸17,17にて後輪ギヤケース18,18に伝達されて後輪11,11を駆動する。
また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース24に伝達され、それから植付伝動軸25によって苗植付部4へ伝動される。
エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。
座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作するハンドル34が設けられている。
エンジンカバー30及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は一部格子状になっており、該ステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。フロアステップ35上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,41を備えている。
これらリンク40,41,41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。
そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。
リンクベースフレーム42と縦リンク43との間に昇降油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダ46を油圧で伸縮させることにより、昇降リンク装置3が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
走行車体2前部左右両側には、各々の下部が機体に固定された左右予備苗台支持フレーム27,27の外側に内方側が固定された4段の左右予備苗載台28,28が設けられている。
ミッションケース12内には、前輪デフ装置47が設けられており、該前輪デフ装置47から走行動力が前輪ファイナルケース13,13に伝達されて左右前輪10,10を駆動回転する。
前輪デフ装置47には、一般的なデフロック装置48が装備されており、フロアステップ35に設けたデフロックペダル48aを踏み込むと、デフロック装置48のデフロック作動アーム48bが矢印(イ)方向に回動してデフロック装置48が作動して前輪デフ装置47をデフロックして左右前輪10,10の差動回転が規制されて左右前輪10,10が一体回転する。
そして、ハンドル34の操向操作でミッションケース12底面に枢支軸49にて回動自在に設けられた操向回動アーム50が回動操作される。
そして、該操向回動アーム50の左右端と左右前輪ファイナルケース13,13の左右ナックルアームが左右タイロッド51,51に連結されている。
よって、ハンドル34を操向操作すると、操向回動アーム50が回動操作され、左右タイロッド51,51及び左右ナックルアームを介して左右前輪ファイナルケース13,13が左右回動し、左右前輪10,10が操向操作される。
ミッションケース12後部内には、左右後輪駆動軸17,17への動力伝動を入り切りする左右サイドクラッチ52,52が設けられている。
該左右サイドクラッチ52,52は、ミッションケース12底面後部に回動自在に支持された左右クラッチ操作軸53,53に固定された左右サイドクラッチ操作アーム54,54にて入り切り操作される。
左右サイドクラッチ操作アーム54,54は、左右方向に突出した左右端部が操向回動アーム50の枢支軸49の左右側に突出した左右部位と左右連結ロッド55,55にて連繋されている。
また、左右サイドクラッチ操作アーム54,54は、後方に突出した左右後方端部にデフロック装置48を作動させるデフロック連繋ワイヤ56の一端側が連結されている。
即ち、右サイドクラッチ操作アーム54の右後方端部にデフロック連繋ワイヤ56のインナーワイヤ56a一端を連結し、左サイドクラッチ操作アーム54の左後方端部にデフロック連繋ワイヤ56のアウターワイヤ56b一端を連結している。
そして、デフロック連繋ワイヤ56は、そのアウターワイヤ56b他端をメインフレーム15に固定し、インナーワイヤ56a他端をミッションケース12に設けた枢支軸57に枢支された操作アーム58の一端に連結している。
操作アーム58は、その他端に枢支軸59に枢支された操作ローラ60が設けられており、デフロック連繋ワイヤ56のインナーワイヤ56aが矢印(ロ)方向に引かれると、操作ローラ60が矢印(ハ)方向に回動してデフロック作動アーム48bが矢印(イ)方向に回動してデフロック装置48が作動して前輪デフ装置47をデフロックして左右前輪10,10の差動回転が規制されて左右前輪10,10が一体回転する。
なお、デフロック作動アーム48bは、反矢印(イ)方向(デフロック装置48を作動しない方向)にバネにて付勢されている。
よって、機体を右旋回するべくハンドル34を右に操向操作すると、操向回動アーム50が右旋回方向に回動し左右タイロッド51,51及び左右ナックルアームを介して左右前輪10,10が右旋回操向操作されると同時に、右連結ロッド55にて右サイドクラッチ操作アーム54の右方向に突出した右端部が引かれて、右サイドクラッチ操作アーム54が右サイドクラッチ52を切る方向に回動して右サイドクラッチ52が切れて、右後輪駆動軸17の駆動が立たれて旋回内側の右後輪11が遊転輪となる。同時に、右サイドクラッチ操作アーム54の右後方端部に連結されたデフロック連繋ワイヤ56のインナーワイヤ56aが矢印(ロ)方向に引かれて、操作ローラ60が矢印(ハ)方向に回動してデフロック作動アーム48bが矢印(イ)方向に回動してデフロック装置48が作動して前輪デフ装置47をデフロックして左右前輪10,10の差動回転が規制されて左右前輪10,10が一体回転する。
また、機体を左旋回するべくハンドル34を左に操向操作すると、操向回動アーム50が左旋回方向に回動し左右タイロッド51,51及び左右ナックルアームを介して左右前輪10,10が左旋回操向操作されると同時に、左連結ロッド55にて左サイドクラッチ操作アーム54の左方向に突出した左端部が引かれて、左サイドクラッチ操作アーム54が左サイドクラッチ52を切る方向に回動して左サイドクラッチ52が切れて、左後輪駆動軸17の駆動が立たれて旋回内側の左後輪11が遊転輪となる。同時に、左サイドクラッチ操作アーム54の左後方端部に連結されたデフロック連繋ワイヤ56のアウターワイヤ56bが矢印(ニ)方向に引かれるのでインナーワイヤ56aは矢印(ロ)方向に引かれて、操作ローラ60が矢印(ハ)方向に回動してデフロック作動アーム48bが矢印(イ)方向に回動してデフロック装置48が作動して前輪デフ装置47をデフロックして左右前輪10,10の差動回転が規制されて左右前輪10,10が一体回転する。
以上要するに、水田圃場で乗用型田植機1にて田植作業を行う場合、直進での田植作業時には、左右前輪10,10が前輪デフ装置47により差動回転するので良好な走行性能を発揮して適切な田植作業が行える。そして、畦際での旋回時には、ハンドル34を左右何れかに旋回操作するだけで、旋回内側の後輪11のサイドクラッチ52が切れて遊転輪となって旋回内側の後輪11の泥押しを防止し、且つ、左右前輪10,10の差動回転が規制されて左右前輪10,10が一体回転するので、凹凸が激しくぬかるんでいる畦際の圃場(畦際の圃場は、いつも機体が旋回しているので耕盤が痛んで凹凸が激しくなっている)でも、左右前輪10,10の片方が空転することなく左右前輪10,10両輪と旋回外側の後輪11で機体を推進して適切且つ良好に機体の旋回が行える。
<苗植付部4>
苗植付部4は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース70、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分づつ各条の苗取出口71aに供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口71aに供給する苗送りベルトにより苗を下方に移送する苗載台71、苗取出口71aに供給された苗を圃場に植付ける苗植付装置72を備えている。
苗植付部4の下部には、中央にセンターフロート73、その左右両側にサイドフロート74,74が設けられている。これらフロート73,74,74を圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート73,74,74が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置72により苗が植付けられる。
各フロート73,74,74は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられている。
植付作業時には、センターフロート73の前部の上下動が迎角制御センサ(図示せず)により検出され、その検出結果に応じ前記昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を自動昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
<他の実施形態>
(1)前記実施形態では、ハンドル34の操向操作によりメカ連動でデフロック装置48を作動させる例を示したが、ハンドル34の操向操作を操向角度センサで検出して、ハンドル34が旋回操向操作されたことを該操向角度センサが検出すると、デフロック作動アーム48bを矢印(イ)方向に回動させてデフロック装置48を作動させるデフロック作動アクチュエータを作動させてデフロック装置48を作動させても良い。
例えば、ハンドル34が180度以上の操作角度であることを操向角度センサが検出した時に旋回操作であると判断して、デフロック作動アクチュエータを作動させてデフロック作動アーム48bを矢印(イ)方向に回動させてデフロック装置48を作動させる。
なお、ハンドル34の旋回操向操作で旋回内側の後輪11のサイドクラッチ52が切られるタイミングよりも前に、デフロック作動アクチュエータを作動させてデフロック作動アーム48bを矢印(イ)方向に回動させてデフロック装置48を作動させる。
(2)上記実施形態では、ハンドル34の旋回操向操作でデフロック装置48を作動させる例を示したが、深田や湿田では苗植付け時に走行不能になりやすいので、苗植付部4の駆動を入り切りする植付クラッチの入りでデフロック作動アクチュエータを作動させてデフロック装置48を作動させるようにしても良い。
また、昇降リンク装置3の上下動位置を検出するポテンショメータ等のリンクセンサを設け、昇降リンク装置3が下降位置にあることを該リンクセンサが検出した時(苗植付部4が苗植付け状態の下降位置にある時)に、デフロック作動アクチュエータを作動させてデフロック装置48を作動させるようにしても良い。
(3)苗植付部4の所定植付け条の苗植付装置72の駆動を停止する畦クラッチを作動させて畦際で端数条植えを行うが、畦際は凹凸が激しくぬかるんでいるので、端数条植えを行う為に畦クラッチを作動させている時(畦クラッチを切りにしている時)には、デフロック作動アクチュエータを作動させてデフロック装置48を作動させるようにしても良い。
(4)走行車体2のメインフレーム15に車体前後傾斜を検出するピッチングセンサを設け、車体前後傾斜が10度以上であることを該ピッチングセンサ検出すると、機体が畦越え走行をしていると判断して、デフロック作動アクチュエータを作動させてデフロック装置48を作動させるようにしても良い。
(5)走行車体2前部左右両側に設けた左右予備苗台支持フレーム27,27の何れか片方にデフロック操作レバー80を設けて、該デフロック操作レバー80の操作でデフロック装置48を作動状態と非作動状態に切り換えても良い。
即ち、例えば、左予備苗台支持フレーム27にデフロック操作レバー80を設けた例を図1、図4及び図5に基づいて説明すると(なお、右予備苗台支持フレーム27にデフロック操作レバー80を設けた場合は、左右対称の構成となる)、左予備苗台支持フレーム27の下から2段目の予備苗載台28と下から3段目の予備苗載台28の間の左予備苗台支持フレーム27部分の機体内方側にデフロック操作レバー80の操作ガイド81を固定する。なお、予備苗載台28は、左予備苗台支持フレーム27の機体外方側に設けられている。
従って、デフロック操作レバー80が左予備苗台支持フレーム27の機体内方側に設けられ、予備苗載台28が左予備苗台支持フレーム27の機体外方側に設けられているので、予備苗載台28に苗を載置する時及び苗を取り出す時にデフロック操作レバー80が邪魔にならず作業性が良い。また、デフロック操作レバー80を操作する時に予備苗載台28に載置した苗が邪魔にならず操作性が良い。
デフロック操作レバー80は、基部が操作ガイド81に設けた機体左右方向の枢支軸82に枢支され、先端の把持部83を作業者が持って上下に操作する構成となっている。
操作ガイド81には、ガイド孔84が設けられており、該ガイド孔84をデフロック操作レバー80が挿通した状態で設けられ、ガイド孔84の上端部と下端部に設けた係止孔84aにてデフロック操作レバー80が係止されて上下操作位置で保持される構成となっている。
デフロック操作レバー80の中途部には、デフロック操作ワイヤ85のインナーワイヤ85a一端が連結されている。
デフロック操作ワイヤ85のインナーワイヤ85a他端は、前記デフロック装置48の操作アーム58一端に連結している。
従って、デフロック操作レバー80を上動操作してガイド孔84上端部の係止孔84aに保持させると、デフロック操作ワイヤ85のインナーワイヤ85aが引かれて、操作アーム58の操作ローラ60が矢印(ハ)方向に回動してデフロック作動アーム48bが矢印(イ)方向に回動してデフロック装置48が作動して前輪デフ装置47をデフロックして左右前輪10,10の差動回転が規制されて左右前輪10,10が一体回転する。
デフロック操作レバー80を下動操作してガイド孔84下端部の係止孔84aに保持させると、デフロック操作ワイヤ85のインナーワイヤ85aが緩んで、操作アーム58の操作ローラ60が反矢印(ハ)方向に回動してデフロック作動アーム48bが反矢印(イ)方向に回動してデフロック装置48が非作動状態(前輪デフ装置47が左右前輪10,10を差動回転する状態)となる。
なお、デフロック操作レバー80を下動操作してガイド孔84下端部の係止孔84aに保持させてデフロック装置48が非作動状態(前輪デフ装置47が左右前輪10,10を差動回転する状態)となっている時にデフロック装置48を作動させてデフロックしたい場合は、座席31に着座して運転している作業者がデフロックペダル48aを踏み込み操作すればよい。
デフロック操作レバー80を上動操作してガイド孔84上端部の係止孔84aに保持させてデフロック装置48が作動し前輪デフ装置47をデフロックして左右前輪10,10の差動回転が規制されて左右前輪10,10が一体回転する状態で、副変速装置を路上走行速にしてハンドル34を所定角度以上(例えば、180度以上)操作すると、大回りし、また、危険であるので、警報ブザーや警報ランプや音声警報等の警報を発する。
また、畦際自動旋回制御(畦際での旋回時にハンドル34を所定角度以上操作すると、制御装置が畦際旋回であると判断して、自動的に植付クラッチを切って苗植付部4を上昇し、所定距離進んだ位置で苗植付部4を下降し植付クラッチを入りにする)を作動させている場合には、デフロック操作レバー80を上動操作してガイド孔84上端部の係止孔84aに保持させてデフロック装置48が作動し前輪デフ装置47をデフロックして左右前輪10,10の差動回転が規制されて左右前輪10,10が一体回転する状態にしている時は、機体が大回りするので、苗植付部4を下降し植付クラッチを入りにする所定距離進んだ位置の判断を遅らせる補正制御を行なう。
2 走行車体
10 左右駆動輪(左右前輪)
11 左右後輪
27 予備苗台支持フレーム
31 座席
34 ハンドル
47 デフ装置
52 左右サイドクラッチ
80 デフロック操作レバー

Claims (5)

  1. 走行車体(2)の上側にハンドル(34)及び座席(31)を設け、走行車体(2)の下側にデフ装置(47)を介して駆動される左右駆動輪(10,10)を設けた乗用型走行車両において、ハンドル(34)の機体旋回操作に基づいてデフ装置(47)をデフロックすることを特徴とする乗用型走行車両。
  2. 左右駆動輪(10,10)が左右前輪(10,10)であることを特徴とする請求項1に記載の乗用型走行車両。
  3. 走行車体(2)の下側に左右サイドクラッチ(52,52)を介して駆動される左右後輪(11,11)を設け、ハンドル(34)の機体旋回操作に基づいて旋回内側の後輪(11)のサイドクラッチ(52)を切ることを特徴とする請求項2に記載の乗用型走行車両。
  4. ハンドル(34)の機体旋回操作に基づいてデフ装置(47)をデフロックした後に旋回内側の後輪(11)のサイドクラッチ(52)を切ることを特徴とする請求項3に記載の乗用型走行車両。
  5. 走行車体(2)の前部に設けた予備苗台支持フレーム(27)にデフ装置(47)をデフロックするデフロック操作レバー(80)を設けたことを特徴とする請求項1~請求項4の何れか1項に記載の乗用型走行車両。
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