JP2022034762A - 乗用型苗移植機 - Google Patents

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和彦 石井
Kazuhiko Ishii
航 栗田
Ko Kurita
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Abstract

【課題】走行車体の後部に苗植付部を装着し、苗植付部の前方に整地ロータを設けた乗用型苗移植機がある。整地ロータの後方に下端を苗植付部の整地フートの底面より下方まで伸ばした垂直状の泥跳ね防止カバーを設けている。該泥跳ね防止カバーは、整地ロータが跳ね上げた泥土を全て整地フロートの下面に誘導する為に、整地フロートの前部が不用意に上下動し適正な整地性能を行ない難いものである。そこで、整地ロータが押し出す泥土が整地フロートの機能に悪影響を与えることを防止した乗用型苗移植機を提供する。【解決手段】走行車体の後部に苗植付部4を装着し、該苗植付部4の整地フロート30の前方に圃場の泥土を整地する整地ロータ38を設けた乗用型苗移植機において、該整地ロータ38の上部に整地ロータ38が押し出す泥土を受け止める前傾姿勢の泥除けガード46を設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、走行車体の後部に苗植付部を装着した乗用型苗移植機に関する。
走行車体の後部に苗植付部を装着し、該苗植付部の前方に整地ロータを設けた乗用型苗移植機がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-065979号公報
整地ロータの後方に下端を苗植付部の整地フートの底面より下方まで伸ばした垂直状の泥跳ね防止カバーを設けている。該泥跳ね防止カバーは、整地ロータが跳ね上げた泥土を全て整地フロートの下面に誘導する為に、整地フロートの前部が不用意に上下動し適正な整地性能を行ない難いものであり、特に、中央整地フロートの前部上下動を検出して苗植付部の昇降制御を行なうものでは、中央整地フロートの前部下面に整地ロータからの泥土が誘導されて正確な昇降制御が行なえず、適正な苗移植作業が行なえないような事態も発生する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、整地ロータが押し出す泥土が整地フロートの機能に悪影響を与えることを防止した乗用型苗移植機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、走行車体2の後部に苗植付部4を装着し、該苗植付部4の整地フロート30の前方に圃場の泥土を整地する整地ロータ38を設けた乗用型苗移植機において、該整地ロータ38の上部に整地ロータ38が押し出す泥土を受け止める前傾姿勢の泥除けガード46を設けた乗用型苗移植機である。
請求項1記載の発明によれば、整地ロータ38の上部に整地ロータ38が押し出す泥土を受け止める前傾姿勢の泥除けガード46を設けたので、整地ロータ38が押し出す泥土を受け止めて泥土が後方の整地フロート30前部に載るような事態を適切に回避することができる。
請求項2記載の発明は、泥除けガード46の左右幅Wが整地フロート30前部の左右幅よりも大きく、平面視でく字状に左右が傾斜する板体で構成した請求項1に記載の乗用型苗移植機である。
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、泥除けガード46の左右幅Wが整地フロート30前部の左右幅よりも大きく、平面視でく字状に左右が傾斜する板体で構成したので、泥除けガード46は、機体の前進と整地ロータ38の整地作用にともなって整地ロータ38が押し出す泥土を前方下方に押し戻しながら左右両側方に案内して、泥除けガード46の左右両側端から機体後方側へと流し、泥土が整地フロート30前部に載るような事態を回避して整地フロート30の左右両側方を通って機体後方へと流れる。よって、整地フロート30の整地作用が適正に行われる。
請求項3記載の発明は、泥除けガード46の上端部に前方に突出する庇状の突部46dを設けた請求項1または請求項2に記載の乗用型苗移植機である。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、泥除けガード46の上端部に前方に突出する庇状の突部46dを設けたので、泥土が泥除けガード46をのり越えることを防止し、泥土を受け止めて泥土が後方の整地フロート30前部に載るような事態を更に適切に回避することができる。
請求項4記載の発明は、泥除けガード46に孔又は切り欠きを設けた請求項1~3のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機である。
請求項5記載の発明は、泥除けガード46を整地ロータ38上部に固定されたロータ支持プレート44に着脱自在に設けた請求項1~4のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機である。
本発明における実施の形態の乗用型田植機の側面図である。 本発明における実施の形態の乗用型田植機の要部の側面図である。 本発明における実施の形態の乗用型田植機の要部の平面図である。 本発明における実施の形態の乗用型田植機の右後輪ギヤケース12の平断面図である。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
<全体構成>
図1は、本発明の乗用型苗移植機の典型例である施肥装置を装着した乗用型田植機の側面図である。この施肥装置付き乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。そして、苗植付部4の前部には整地ロータ6が設けられている。また、走行車体2の前部左右両側には、予備苗載台Yが設けられ、走行車体2の前端中央にはセンターマーカCMが設けられている。なお、乗用型田植機1の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向と後進方向をそれぞれ前、後という。
<走行車体2>
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪7,7及び左右一対の後輪8,8を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース9が配置され、そのミッションケース9の左右側方に前輪ファイナルケース10,10が設けられ、該左右前輪ファイナルケース10,10の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪7,7が各々取り付けられている。また、ミッションケース9の背面部にメインフレーム11の前端部が固着されており、そのメインフレーム11の後端部に左右サスペンションを介して左右後輪ギヤケース12,12が各々独立して上下動自在に支持され、その左右後輪ギヤケース12,12から外向きに突出する後輪車軸13,13に後輪8,8が取り付けられている。
エンジン14はメインフレーム11の上に搭載されており、該エンジン14の回転動力が、ベルト伝動装置及びHST15を介してミッションケース9に伝達される。ミッションケース9に伝達された回転動力は、該ミッションケース9内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が左右前輪ファイナルケース10,10に伝達されて左右前輪7,7を駆動すると共に、残りが左右後輪駆動軸9a,9aを介して左右後輪ギヤケース12,12に伝達されて左右後輪8,8を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケースに伝達され、それから植付伝動軸によって苗植付部4へ伝動されるとともに、施肥伝動機構によって施肥装置5へ伝動される。
エンジン14の上部はエンジンカバー16で覆われており、その上に座席17が設置されている。座席17の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー18があり、その上方に前輪7,7を操向操作するハンドル19が設けられている。エンジンカバー16及びフロントカバー18の下端左右両側は水平状のフロアステップ20になっている。フロアステップ20は一部格子状になっており、該フロアステップ20を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。フロアステップ20上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップとなっている。
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク21と左右一対の下リンク22,22を備えている。これらリンク、すなわち、上リンク21,および下リンク22,22は、その基部側がメインフレーム11の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム23に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク24が連結されている。そして、縦リンク24の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸25が挿入連結され、連結軸25を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。リンクベースフレーム23と縦リンク24との間に昇降油圧シリンダ26が設けられており、該昇降油圧シリンダ26を油圧で伸縮させることにより、昇降リンク装置3が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
<苗植付部4>
苗植付部4は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース27、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分ずつ各条の苗取出口28aに供給するとともに横一列分の苗を全て各苗取出口28aに供給する苗送りベルトにより苗を下方に移送する苗載台28、苗取出口28aに供給された苗を圃場に植付ける苗植付装置29、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ等を備えている。
苗植付部4の下部には中央に整地フロート(センター整地フロート)30、その左右両側に整地フロート(左右サイド整地フロート)31,31がそれぞれ設けられている。これら整地フロート30,31,31を圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、整地フロート30,31,31が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置29により苗が植付けられる。各整地フロート30,31,31は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンター整地フロート30の前部の上下動が迎角制御センサ(図示せず)により検出され、その検出結果に応じ前記昇降油圧シリンダ26を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
苗植付部4の前部には、整地フロート30,31,31に先立って泥面を整地する整地ロータ6が設けられている。
<施肥装置5>
施肥装置5は、肥料ホッパ32に貯留されている粒状の肥料を繰出部33によって一定量ずつ繰り出し、その肥料を施肥ホース34で各整地フロート30,31,31の左右両側に取り付けた施肥ガイド35まで導き、施肥ガイド35の前側に設けた作溝体36によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥構内に落とし込むようになっている。ブロア用電動モータで駆動するブロアで発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ37を経由して施肥ホース34に吹き込まれ、施肥ホース34内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
<整地ロータ6>
整地ロータ6は、センター整地フロート30の前方に位置してセンター整地フロート30前方の泥面を整地するセンター整地ロータ38と左右サイド整地フロート31,31の各前方に位置して各左右サイド整地フロート31,31前方の泥面を各々整地する左右サイド整地ロータ39,39からなる。
センター整地ロータ38は、センター駆動軸38aにセンター整地体38bを装着して構成されており、左右サイド整地ロータ39,39は、各々左右サイド駆動軸39a,39aにサイド整地体39bを装着して構成されている。
整地ロータ6の支持構成は、苗植付部4のフレームを兼ねる伝動ケース27に下部を固定した門型状の支持フレーム40に平行リンクを構成する上下揺動リンクアーム41の後部を枢支し、該上下揺動リンクアーム41の前部を左右サイド整地ロータ39,39から上方に向けて設けた支持杆42,42に枢支している。そして、支持杆42,42の上部を操作機構にて上下調節自在に支持して、左右サイド整地ロータ39,39の上下位置を調節できるように支持している。
左右サイド整地ロータ39,39の各内端部に各々左右伝動ケース43,43の後部を枢支し、該左右伝動ケース43,43の前部にセンター整地ロータ38の左右外端部を固定している。従って、センター整地ロータ38は、左右伝動ケース43,43を揺動アームとして、左右サイド整地ロータ39,39に対して上下動自在である。また、センター整地ロータ38の上部には、ロータ支持プレート44の下部が固定されており、ロータ支持プレート44は支持フレーム40の上部に上端が支持された引張バネ45により上方に向けて付勢されている。従って、センター整地ロータ38は、左右サイド整地ロータ39,39と略同じ高さ位置に引張バネ45により保持されていると共に、圃場に異物等があって泥面から異常な押上力が作用した場合には上方に逃げて破損が防止できるようになっている。
センター整地ロータ38上部には、センター整地ロータ38が押し出す泥土がセンター整地フロート30前部に載ることを防止する泥除けガード46が設けられている。
センター整地ロータ38上部に固定されたロータ支持プレート44は、上方に向けた3つのプレート44aを立ち上げ、該3つのプレート44aを貫通して左右方向に円筒44bを固定している。該円筒44bの左右外側端部には、ネジ穴44cを設けている。
泥除けガード46は、図2で示すように側面視で前傾姿勢であると共に図3に示すように平面視で左右中央から左右端が後方に位置するようにく字状に左右が傾斜する板体で構成された泥除け体46aと該泥除け体46aの左右両端部に設けた左右装着アーム46b、46bから構成される。左右装着アーム46b、46bの端部には、装着孔46cが設けられており、該装着孔46cを円筒44bのネジ穴44cに位置合わせして外側よりボルト47で固定して、泥除けガード46は、ロータ支持プレート44に取り付けられている。
泥除けガード46の左右幅Wは、センター整地フロート30前部の左右幅よりも大きい。また、泥除け体46aの上端部には、前方に突出する庇状の突部46dが設けてある。
従って、センター整地ロータ38上部に設けた泥除けガード46は、その左右幅Wがセンター整地フロート30前部の左右幅よりも大きく、側面視で前傾姿勢であると共に平面視で左右中央から左右端が後方に位置するようにく字状に左右が傾斜する板体で構成されているので、機体の前進とセンター整地ロータ38の整地作用にともなってセンター整地ロータ38が押し出す泥土を前方下方に押し戻しながら左右両側方に案内して、泥除けガード46の左右両側端から機体後方側へと流し、泥土がセンター整地フロート30前部に載るような事態を回避してセンター整地フロート30の左右両側方を通って機体後方へと流れる。よって、センター整地フロート30の整地作用が適正に行われると共に、センター整地フロート30の前部上下動を検出して苗植付部の昇降制御を行なう昇降制御が適正に行なえて、良好な苗移植作業が行なえる。また、泥除けガード46の泥除け体46a上端部には、前方に突出する庇状の突部46dが設けてあるので、泥土が泥除けガード46をのり越えることが防止でき、適切に泥土を前方下方に押し戻しながら左右両側方に案内することができる。
なお、泥除け体46aに小さな孔又は切り欠きを設けて、水のみを後方に流し、泥土は前方に押し戻すようにしても良い。
次に、整地ロータ6の伝動構成について説明する。
走行車体2の右後輪ギヤケース12に電動モータ48を設け、右後輪ギヤケース12内に該電動モータ48の駆動軸48aを設ける。駆動軸48aに駆動ギヤ48bを一体回転するように設け、右後輪ギヤケース12内のロータ駆動軸49と一体回転するように設けた従動ギヤ49aと噛合わせる。ロータ駆動軸49の内端側を右後輪ギヤケース12から突出させ、該突出部にロータ駆動チェンーケース50の基端側を回動自在に支持する。ロータ駆動チェンーケース50基端側内部には、ロータ駆動軸49と一体回転するように駆動スプロケット51を設ける。ロータ駆動チェンーケース50の後端側は、センター整地ロータ38のセンター駆動軸38a右外側端部に回動自在に設け、ロータ駆動チェンーケース50の後端側内部には、センター駆動軸38aと一体回転するように従動スプロケットを設ける。ロータ駆動チェンーケース50内の駆動スプロケット51と従動スプロケットに伝動チェーン52を巻回し、電動モータ48でセンター整地ロータ38のセンター駆動軸38aを駆動回転する。よって、ロータ駆動チェンーケース50の基端側と後端側は、各々ロータ駆動軸49とセンター駆動軸38aに回動自在に設けられているので、センター整地ロータ38は自由に上下動できる駆動構成となっている。
そして、左右サイド整地ロータ39,39の左右サイド駆動軸39a,39aは、センター整地ロータ38のセンター駆動軸38a左右両側部から各々左右伝動ケース43,43内の伝動機構を介して電動モータ48の駆動力が伝達されて駆動回転する。
また、前記右後輪ギヤケース12内のロータ駆動軸49には、外周に一定間隔で凸部を有する回転感知部材53を設け、該回転感知部材53の外周と対抗する右後輪ギヤケース12側には、回転センサ54が設けられており、整地ロータ6の単位時間当たりの駆動回転数が検出できる構成となっている。
一方、ミッションケース9から左右後輪ギヤケース12,12に各々駆動力を伝達する左右後輪駆動軸9a,9aの基部には、左右後輪回転数検出センサが設けられており、左右後輪8,8の単位時間当たりの回転数が各々検出できる構成となっている。
そして、走行車体2に設けた制御装置により、左右後輪8,8の単位時間当たりの回転数が多いほうの回転数に比例して整地ロータ6の単位時間当たりの駆動回転数を制御する(電動モータ48の回転数を制御する)。なお、圃場の条件により左右後輪8,8の単位時間当たりの回転数が異なる場合があるので、左右後輪8,8の単位時間当たりの回転数が多いほうの回転数に比例させるが、他の実施例としては、左右後輪8,8の単位時間当たりの回転数を平均して、平均値に比例させても良い。
また、整地ロータ6の単位時間当たりの駆動回転数を制御する他の実施例として下記の(1)~(14)がある。
(1)畦際において、畦クラッチスイッチや畦クラッチレバーにて畦クラッチを切って端数条植えを行なうが、制御装置は、畦クラッチスイッチや畦クラッチレバーを操作すると畦際であると判断して、畦際は機体の旋回で泥土の凹凸が激しいので、整地ロータ6の単位時間当たりの駆動回転数を増加し、整地作用を増加させる。
(2)植付作業時にセンター整地フロート30の前部の上下動が迎角制御センサにより検出され、その検出結果に応じ昇降油圧シリンダ26を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持するが、泥土硬さに応じて迎角制御センサの検出感度を感度調節スイッチや感度調節レバー等で変更して、圃場の泥土硬さに応じた昇降制御を行なう。該感度調節スイッチや感度調節レバー等で圃場が硬い側に変更された時は、整地ロータ6の単位時間当たりの駆動回転数を増加し、整地作用を増加させる。逆に、該感度調節スイッチや感度調節レバー等で圃場が軟らかい側に変更された時は、整地ロータ6の単位時間当たりの駆動回転数を減少し、整地ロータ6の泥押しを少なくする。
(3)操作機構にて整地ロータ6を標準位置よりも下降させた場合には、整地ロータ6の単位時間当たりの駆動回転数を増加し、整地作用を増加させる。
(4)操作機構にて整地ロータ6を上昇させた収納位置にした場合には、整地ロータ6の単位時間当たりの駆動回転数を減少するか、停止させる。
(5)電動モータ48のサーマルリレーが作動して電動モータ48が停止した場合は、整地ロータ6に異物等が絡まって異常負荷が発生したと判断して、フロントカバー18上部の操作パネルに設けた警報ランプや警報モニターや警報ブザー等で警報を発して電動モータ48の主電源を切る。
(6)機体旋回時や移動時等に苗植付部4を所定以上に上昇させた時には(昇降リンク装置3に位置検出用ポテンショメータを設けて所定以上の上昇と判断する)、電動モータ48を停止する。
(7)フロントカバー18上部の操作パネルに「夾雑物無し」「夾雑物短い」「夾雑物長い」の3段階切替スイッチを設け、「夾雑物無し」にした時は整地ロータ6を標準回転数で回転駆動し、「夾雑物短い」にした時は整地ロータ6を標準回転数よりも少し増加して回転駆動すると共に整地ロータ6の高さを標準よりも少し高くして夾雑物が整地ロータ6の前に溜まらないようにして泥土中にすきこみ、「夾雑物長い」にした時は整地ロータ6を標準回転数よりも少し減少して回転駆動すると共に整地ロータ6の高さを標準よりも少し高くして夾雑物が整地ロータ6に巻き付かないようする。
(8)フロントカバー18上部の操作パネルに「圃場の水 多くない」「圃場の水 多い」の2段階切替スイッチを設け、「圃場の水 多くない」にした時は整地ロータ6を標準回転数で回転駆動し、「圃場の水 多い」にした時は整地ロータ6を標準回転数よりも少し減少して回転駆動すると共に整地ロータ6の高さを標準よりも少し高くして整地ロータ6の水押しを防止する。
(9)苗植付部4が所定高さ以下で、走行車体2の変速操作位置が中立で且つ苗植付部4が駆動時は、洗車状態と判断して、整地ロータ6を回転駆動して整地ロータ6もきれいに洗えるようにする。
(10)左右後輪8,8が設けられた左右後輪ギヤケース12,12は、各々左右サスペンションを介して上下動自在に支持されているので、左右後輪8,8は各々独立して圃場の凹凸に応じて上下動する。該左右サスペンションには、各々サスペンション伸縮検出センサが設けられており、左右サスペンションの伸縮差が所定以上大きい時は、圃場の凹凸が大きいと判断して、整地ロータ6を標準回転数よりも少し増加して回転駆動して整地性を向上させる。
(11)走行車体2の変速操作位置が植付速に操作されていることを検出した時にのみ、整地ロータ6は、左右後輪8,8の単位時間当たりの回転数に比例して整地ロータ6の単位時間当たりの駆動回転数を制御して回転駆動する。即ち、圃場での植付け作業時にのみ整地ロータ6は駆動回転し、路上走行時や移動時に変速操作位置が移動速に操作されている時や変速操作位置が中立に操作されている時は回転駆動しないで停止している。
(12)走行車体2に前後傾斜を検出するピッチングセンサを設け、走行車体2が前上がりに傾斜していることを検出すると(走行車体2の後部に装着されている苗植付部4は沈み込んでいる状態になっている)、整地ロータ6の高さを標準よりも少し高くすると共に整地ロータ6を標準回転数よりも少し増加して回転駆動する。
(13)走行車体2に左右傾斜を検出するローリングセンサを設け、苗植付部4上昇時に走行車体2が所定角度以上(20度以上)左右傾斜していることを検出すると、整地ロータ6を最下降位置まで下降させて、機体の転倒防止を図る。
(14)苗植付部4を下げて圃場に接地させて植付クラッチを切って走行する場合(旋回枕地を整地する作業)、整地ロータ6の高さを標準よりも少し低くすると共に整地ロータ6を標準回転数よりも少し増加して回転駆動して整地性を良くする。
2 走行車体
4 苗植付部
30 整地フロート(センター整地フロート)
38 整地ロータ(センター整地ロータ)
44 ロータ支持プレート
46 泥除けガード
46d 突部
W 左右幅

Claims (5)

  1. 走行車体(2)の後部に苗植付部(4)を装着し、該苗植付部(4)の整地フロート(30)の前方に圃場の泥土を整地する整地ロータ(38)を設けた乗用型苗移植機において、該整地ロータ(38)の上部に整地ロータ(38)が押し出す泥土を受け止める前傾姿勢の泥除けガード(46)を設けたことを特徴とする乗用型苗移植機。
  2. 泥除けガード(46)の左右幅(W)が整地フロート(30)前部の左右幅よりも大きく、平面視でく字状に左右が傾斜する板体で構成したことを特徴とする請求項1に記載の乗用型苗移植機。
  3. 泥除けガード(46)の上端部に前方に突出する庇状の突部(46d)を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗用型苗移植機。
  4. 泥除けガード(46)に孔又は切り欠きを設けたことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機。
  5. 泥除けガード(46)を整地ロータ(38)上部に固定されたロータ支持プレート(44)に着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の乗用型苗移植機。
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