JP2018148916A - 作物引抜機 - Google Patents

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村並  昌実
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高木  真吾
英明 黒瀬
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英明 黒瀬
弓達 武志
Takeshi Yumitatsu
武志 弓達
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伸一 松家
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Abstract

【課題】コンパクト化による効率のよい引き抜き走行を可能とする作物引抜機を提供すること。【解決手段】各機器に変速動力を供給する動力伝動装置と、作物を挟持しつつ所定高さまで引抜く引抜搬送装置4と、引抜搬送装置4の前端部で作物の茎葉部を左右から掻き込む左右の掻込装置8,8と、左右の掻込装置8,8の前側で作物の側方の茎葉部を引き起こす左右の引起装置9,9とを備えて圃場走行する作物引抜機において、引抜搬送装置4の片側方に、動力伝動装置から伝動連結する中継伝動ケース10と、中継伝動ケース10から同側配置の掻込装置8に伝動する入力軸11とを設け、入力軸11は、掻込装置8の背面側に上下位置可変に設けて構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、大根等の根菜作物を半ばまで引抜き、圃場に起立残置可能に引抜き走行する歩行型の作物引抜機に関するものである。
先行特許文献1に開示されている根菜類作業機は、収穫部の先端部に引起装置と掻込装置とを備え、上記引起装置は、収穫部の側端を前方に延びる伝動軸から伝動を受け、また、掻込装置は、挟持引上げ搬送装置から、それぞれ伝動を受けてそれぞれ駆動(図2、図13)されることにより、引起装置でタマネギの茎葉部を引起し、掻込装置で茎葉部を引抜装置に掻込むことでタマネギを圃場から引抜き、作業者が回収しやすい起立状態で圃場に残留する。
特開2003−102226号公報
上記の根菜類作業機は、引起装置が機体左右方向に突出するので、引抜き作業位置の隣接条の作物に接触して傷が付くことにより商品価値を低下させる問題や、引抜き前の隣接条の作物の茎葉部が絡み付いて作物が引抜かれた場合は、隣接条の引抜き作業前に作業経路上から取り除く作業が必要になり、作業能率の低下を招くという問題があった。
本発明は、作物引抜機の前端部に装備された引起装置と掻込装置について、構成のコンパクト化による効率のよい引き抜き走行を可能とする作物引抜機を提供することにある。
請求項1に係る発明は、各機器に変速動力を供給する動力伝動装置(3)と、作物を挟持しつつ所定高さまで引抜く引抜搬送装置(4)と、前記引抜搬送装置(4)の前端部で作物の茎葉部を左右から掻き込む左右の掻込装置(8,8)と、前記左右の掻込装置(8,8)の前側で作物の側方の茎葉部を引き起こす左右の引起装置(9,9)とを備えて圃場走行する作物引抜機において、前記引抜搬送装置(4)の片側方に、前記動力伝動装置(3)から伝動連結する中継伝動ケース(10)と、前記中継伝動ケース(10)から同側配置の前記掻込装置(8)に伝動する入力軸(11)とを設け、該入力軸(11)は、前記掻込装置(8)の背面側に上下位置可変に設けられたことを特徴とする作物引抜機である。
請求項2に係る発明は、前記引抜搬送装置(4)は、茎葉部を挟持する左右の対向周回ベルト(4a,4a)とそれぞれを周回支持する左右の引抜搬送フレーム(4b,4b)とを備えるとともに、前記左右の対向周回ベルト(4a,4a)による茎葉部の搬送域を跨ぐ連結補強部材(7c)を設けて前記左右の引抜搬送フレーム(4b,4b)を一体に連結し、前記連結補強部材(7c)に左右の上下回動アーム(8c,8c)を軸支して上下回動可能に前記左右の掻込装置(8,8)をそれぞれ支持することを特徴とする請求項1に記載の作物引抜機である。
請求項3に係る発明は、前記左右の上下回動アーム(8c,8c)を連結部材(8d)によって一体に連結し、この連結部材(8d)を介して前記左右の掻込装置(8,8)を上下に回動調節する上下調節アクチュエータ(7a)を前記連結補強部材(7c)の上部で前記引抜搬送装置(4)の搬送域の片側方に配置したことを特徴とする請求項2に記載の作物引抜機である。
上記の請求項1から請求項3に関連する、第1の関連発明は、各機器に変速動力を供給する動力伝動装置(3)と、作物を挟持しつつ所定高さまで引抜く引抜搬送装置(4)と、前記引抜搬送装置(4)の前端部で作物の茎葉部を左右から掻き込む左右の掻込装置(8,8)と、前記左右の掻込装置(8,8)の前側で作物の側方の茎葉部を引き起こす左右の引起装置(9,9)とを備えて圃場走行する作物引抜機において、前記左右の引起装置(9,9)と前記左右の掻込装置(8,8)とを左右それぞれの側について前後に伝動連結する前後伝動ケース(12)を設け、前記引抜搬送装置(4)の片側方に、前記動力伝動装置(3)から伝動連結する中継伝動ケース(10)と、前記中継伝動ケース(10)から同側配置の前記掻込装置(8)に伝動する入力軸(11)とを設け、前記左右の引起装置(9,9)は、それぞれの上部を互いに伝動連結する引起連結ケース(13)を備え、前記動力伝動装置(3)の動力を左右一側の掻込装置(8)及び引起装置(9)から、前記引起連結ケース(13)を経由して左右他側の掻込装置(8)及び引起装置(9)に伝動することを特徴とする作物引抜機である。
また、請求項1から請求項3、及び第1の関連発明に関連する第2の関連発明は、前記左右の引起装置(9,9)は、機体前方に突出して作物の茎葉部を引起す引起部材(9a)をそれぞれ備え、また、前記左右の掻込装置(8,8)は、機体側方に突出して作物の茎葉部を掻込む掻込部材(8a)をそれぞれ備え、前記左右の掻込部材(8a,8a)の左右の外側端の間(W1)の範囲内に前記前後伝動ケース(12)を設け、前記左右の引起装置(9,9)の左右の内側端の間(W2)の範囲外に、前記左右の掻込部材(8a,8a)それぞれの周回支持部(8b,8b)を配置するとともに、左右の掻込部材(8a,8a)間を左右に離間して前記左右の掻込装置(8,8)を配置することを特徴とする作物引抜機である。
また、請求項1から請求項3、第1及び第2の関連発明に関連する第3の関連発明は、前記引抜搬送装置(4)の搬送経路上で作物の茎葉部を除去する茎葉切断装置(5)と、前記引抜搬送装置(4)の終端部で切断された茎葉部を機体片側方に排出する排葉ガイド(6)とを設け、この排葉ガイド(6)の排出方向の逆側に前記中継伝動ケース(10)および前記上下調節アクチュエータ(7a)を配置したことを特徴とする作物引抜機である。
また、請求項1から請求項3、及び第1から第3の関連発明に関連する第4の関連発明は、前記上下調節アクチュエータ(7a)をスライド支持部材(7d)によって前後移動可能に支持するとともに、前記左右の掻込装置(8,8)を下降する前記上下調節アクチュエータ(7a)の進出側の限度位置を規定する移動規制部材(7e)を前記連結補強部材(7c)に設け、かつ、前記上下調節アクチュエータ(7a)に負荷軽減部材(7f)を設けたことを特徴とする作物引抜機である。
請求項1に係る発明により、引抜搬送装置(4)の片側方の中継伝動ケース(10)から、入力軸(11)が機体側方に突出することなく同側配置の掻込装置(8)の背面側に上下位置可変に伝動する配置構成とすることができるので、左右幅をコンパクトにできる。
請求項2に係る発明の構成により、請求項1に係る発明の効果に加えて、連結補強部材(7c)に左右の上下回動アーム(8c,8c)を上下回動可能に軸支し、左右の上下回動アーム(8c,8c)に左右の掻込装置(8,8)を設けたことにより、左右幅をコンパクトにできる。
請求項3に係る発明により、請求項2に係る発明の効果に加えて、引抜搬送装置(4)の搬送経路の片側方に上下調節アクチュエータ(7a)を設けたことから、茎葉部が上下調節アクチュエータ(7a)に接触することなく搬送されるので、茎葉部の挟み込みによる上下調節アクチュエータ(7a)の破損を防止することができる。
また、左右の上下回動アーム(8c,8c)を連結部材(8d)によって一体連結することにより、引抜搬送装置(4)や掻込装置(8,8)の強度を向上することができるので、耐久性の向上を図ることができる。
上記の請求項1から請求項3の発明の効果に加えて、第1の関連発明により、左右の引起装置(9,9)の上部間を引起連結ケース(13)によって互いに伝動連結することにより、左右の引起装置(9,9)が茎葉部を引起しつつ、その高さの範囲内で茎葉通過域が確保され、掻込装置(8)が茎葉部を左右から掻込んで引抜搬送装置(4)に至ることから、確実な引抜きによって効率よく引抜き走行することができる。
また、左右一側の掻込装置(8)及び引起装置(9)から機体前端部を経由して左右他側の掻込装置(8)及び引起装置(9)に至る簡潔な伝動構成によって茎葉部の引起しと掻込みができるので、部品点数の削減による軽量化およびメンテナンス性が向上する。
また、第2の関連発明により、請求項1から請求項3、及び第1の関連発明に係る発明の効果に加えて、左右の掻込部材(8a,8a)の外側端間(W1)の範囲内に左右の前後伝動ケース(12,12)が配置されることから、左右の掻込装置(8,8)の機体左右方向の突出量を抑えることによって機体幅が抑えられるので、収穫中の作物条に隣接する作物との接触を防止することができるので、接触の傷による作物の商品価値の低下を防止することができる。
また、左右の引起装置(9,9)の内側端間(W2)を避けて左右の掻込部材(8a,8a)の周回支持部(8b,8b)を配置することにより、作物が掻込装置(8,8)に接触することがないので、接触の傷による作物の商品価値の低下を防止することができる。
また、左右の掻込部材(8a,8a)を左右に離間したことから、左右の掻込部材(8a,8a)による作物の鋏込みを防止できるので、鋏込みの傷による作物の商品価値の低下を防止することができる。
また、第3の関連発明により、請求項1から請求項3、第1及び第2の関連発明に係る発明の効果に加えて、中継伝動ケース(10)および上下調節アクチュエータ(7a)を排葉ガイド(6)の排出方向の逆側に配置したことから、排出された茎葉部が風等によって飛び散っても引っ掛かりにくくなるので、茎葉部の除去作業が低減されて作業能率を向上することができる。
また、第4の関連発明により、請求項1から請求項3、及び第1から第3の関連発明に係る発明の効果に加えて、上下調節アクチュエータ(7a)を前後移動可能にスライド支持部材(7d)を設けたことにより、引起装置(9,9)および掻込装置(8,8)が圃場の凸部等に押上げられると、上下調節アクチュエータ(7a)が対応して移動するので、押上げによる負荷が上下調節アクチュエータ(7a)に作用することが防止される。
また、移動規制部材(7e)により、上下調節アクチュエータ(7a)の移動が左右の掻込装置(8,8)の下降限度内に規制されることから、圃場の凸部の通過後において、引起装置(9,9)や掻込装置(8,8)の過大な下降による引起部材(9a,9a)や掻込部材(8a,8a)の破損を防止することができる。
作物引抜機の側面図 分解表示部を含む作物引抜機の要部平面図 機体前部の拡大側面図 機体前部の拡大平面図
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつつ説明する。なお、説明においては、作物引抜機の前進方向に向かって前後、左右という。
本発明に掛る実施形態のダイコン等の根菜類収穫用の歩行型作物引抜機1は、全体の側面図及び分解表示部を含む引抜作業部の平面図を順に図1、図2に示すように、駆動走行輪2a,2aと接地輪2bとによって機体を圃場走行可能に構成する。
機体には、エンジン3aを一体に装着してエンジン動力を変速出力する動力伝動装置3及び作業機器として、圃場から大根等の作物を半ばまで引抜く引抜搬送装置4と、この引抜搬送装置4の下方の茎葉切断装置5と、切断茎葉を案内排出する排葉ガイド6等を装荷し、引抜搬送装置4の前端部には、上下回動支持部7を介して左右の掻込装置8,8およびその前側の左右の引起装置9,9を上下回動可能に支持することにより、圃場面に広がる下葉をまとめて引抜搬送装置4に渡し、一定高さまで引き抜いた作物の茎葉部を切断排出して圃場に起立残置可能に引抜き走行する。
動力伝動装置3は、走行伝動ケース3bを介して車高調節可能に駆動走行輪2a,2aに伝動し、また、動力伝動装置3から引抜搬送装置4と茎葉切断装置5を伝動するとともに、引抜搬送装置4の片側方に中継伝動ケース10と入力軸11を設けてその前方の掻込装置8を介して左右の掻込装置8,8および左右の引起装置9,9を一括伝動することにより、伝動系の簡潔化を図ることができる。
(引抜搬送装置)
各機器について詳細に説明すると、引抜搬送装置4は、左右の対向周回ベルト4a,4aを左右の周回支持フレーム4b,4bに支持し、茎葉部を挟持して作物を所定高さまで引上げる挟持搬送機構を後ろ上がりに構成し、その下方に肩揃搬送部5a、回転刃5b、タッピング部5cからなる茎葉切断装置5と、切断茎葉を機体の片側方に案内排出する排葉ガイド6とを備える。
引抜搬送装置4の終端部における切断茎葉の排出のために、エンジン3aの前側で動力伝動装置3の上方を排葉空間として確保し、また、茎葉切断装置5における滞留を防止するために、動力伝動装置3の直下にタッピング部5cの後端部を臨ませて構成する。
(上下回動支持部)
上下回動支持部7は、機体前部の拡大側面図および拡大平面図を順に図3、図4に示すように、引抜搬送装置4の左右の周回支持フレーム4b,4bにその搬送域を跨いで連結補強部材7cを取付け、左右の掻込装置8,8の背面に取付けた左右の上下回動アーム8c,8cの後端を連結補強部材7cの左右の基部に軸支する。左右の上下回動アーム8c,8cは、引抜搬送装置4の全幅内で上下回動可能に構成すると共に、これら左右の上下回動アーム8c,8cを一体に連結する連結部材8dを茎葉部の搬送域を跨いで構成する。
また、連結補強部材7cの上部でハンドル7bの操作その他によって前後動作可能な、またはコンパクトな伸縮式構成の上下調節アクチュエータ7aを上下回動可能に支持し、この上下調節アクチュエータ7aを連結部材8dと連結して左右の掻込装置8,8の保持高さを調節可能に、引抜搬送装置4の搬送域の片側方に構成する。
上記構成の上下回動支持部7は、茎葉搬送域を跨ぐ連結部材8dによって左右の上下回動アーム8c,8cを一体連結することにより、茎葉搬送域を確保しつつ、引抜搬送装置4や掻込装置8,8の剛性確保によって耐久性の向上を図ることができる。また、上下調節アクチュエータ7aを引抜搬送装置4の搬送域の片側方に配置することにより、茎葉部の搬送域が確保されるので、茎葉部の挟み込みによる上下調節アクチュエータ7aの破損を防止することができる。
(スライド支持部)
上下調節アクチュエータ7aは、スライド支持部材7dによって前後移動可能に支持するとともに、左右の掻込装置8,8の下降限度を定める移動規制部材7eを連結補強部材7cに設け、さらに、上下調節アクチュエータ7aにスプリング等による負荷軽減部材7fを設ける。
このように上下調節アクチュエータ7aをスライド支持することにより、左右の引起装置9,9または左右の掻込装置8,8が圃場の凸部等によって押上げられると、スライド支持部材7dによって前後移動することから、押上げによる負荷が上下調節アクチュエータ7aに作用することが防止される。
また、スライド支持部材7dの移動規制部材7eにより、左右の掻込装置8,8の保持高さが下降限度内に規制されることから、圃場の凸部の通過後において、引起装置9,9や掻込装置8,8の過大な下降による破損を防止することができる。
(前端部)
機体前端部の左右の引起装置9,9は、機体前方に突出して作物の茎葉部を引起す引起部材である複数のラグ9a…を周回支持部9bによってそれぞれ周回可能に支持し、また、左右の引起装置9,9の後ろに続く左右の掻込装置8,8は、機体側方に突出して作物の茎葉部を掻込む掻込部材である複数のラグ8a…を周回支持部8bによってそれぞれ周回可能に支持する。
左右の引起装置9,9と左右の掻込装置8,8は、異なる長さのラグを備え、引起装置9には、分草性の向上と掻込装置8に近接して引継ぎのために、短くて腰の強いタイプで前後長を短く形成し、掻込装置8には、作物に触れても傷を付けないように長く腰の弱いラグを用いる。左右の引起装置9,9それぞれの周回支持部9bの内面壁は、途切れることなく延ばして左右それぞれ掻込装置8,8と連結する。
左右の引起装置9,9および左右の掻込装置8,8の伝動は、左右それぞれの側について前後伝動ケース12を設けて前後に伝動連結し、また、左右の引起装置9,9の上部を互いに伝動連結する引起連結ケース13を設けて左右一体に連結構成して左右の掻込装置8,8と左右の引起装置9,9とを一体に構成する。
また、左右の掻込装置8,8の一方の背面側に、引抜搬送装置4の片側方の中継伝動ケース10から上下位置可変に伝動する入力軸11を介して伝動し、この掻込装置8を介して左右の掻込装置8,8および左右の引起装置9,9を一括伝動する。
上記構成の伝動系により、左右一側の掻込装置8及び引起装置9から機体前端部の引起連結ケース13を経由して左右他側の掻込装置8及び引起装置9に至る簡潔な伝動構成によって茎葉部の引起しと掻込みができるので、部品点数の削減による軽量化およびメンテナンス性が向上する。
また、引抜搬送装置4の片側方の中継伝動ケース10から入力軸11が機体側方に突出することなく同側配置の掻込装置8の背面側に上下位置可変に伝動することができるので、機体の左右幅のコンパクト化が可能となる。また、右側の掻込装置8の後面部に接地輪2bを隠すように配置することにより、機体幅を低減することができる。
左右の引起装置9,9は、上部間を引起連結ケース13によって互いに伝動連結することにより、左右の引起装置9,9が茎葉部を引起しつつ、その高さの範囲内で茎葉通過域が確保され、掻込装置8が茎葉部を左右から掻込んで引抜搬送装置4に至ることから、確実な引抜きによって効率よく引抜き走行することができる。
中継伝動ケース10および上下調節アクチュエータ7aは、排葉ガイド6の排出方向の逆側に配置することにより、排出された茎葉部が風等によって飛び散っても引っ掛かりにくくなるので、茎葉部の除去作業が低減されて作業能率を向上することができる。また、中継伝動ケース10は、チェーンケースのスプロケット交換によって引起しの速度変更が可能となり、また、外側に動力の出力軸を設けることにより、PTOとして使用することができ、外装カバーは切欠きを形成することにより、着脱性を確保することができる。
また、左右の掻込装置8,8と左右の引起装置9,9を左右それぞれの側で伝動連結する左右の前後伝動ケース12,12は、左右の掻込部材8a,8aの外側端間W1の範囲内に構成するとともに、左右の掻込装置8,8の機体左右方向の突出量を抑えることによって機体幅を抑えることができるので、収穫中の作物条に隣接する作物との接触を防止することができるので、接触の傷による作物の商品価値の低下を防止することができる。
また、左右の前後伝動ケース12,12に内設の伝動軸は、左右の引起装置9,9の伝動軸に差込式に構成することにより、メンテナンス性を確保することができる。
左右の掻込装置8,8は、左右の引起装置9,9の内側端間W2を避けて左右の掻込部材8a,8aの周回支持部8b,8bを配置することにより、作物が掻込装置8,8に接触することがないので、接触の傷による作物の商品価値の低下を防止することができる。
また、左右の掻込部材8a,8aを左右に離間することにより、左右の掻込部材8a,8aによる作物の鋏込みを防止できるので、鋏込みの傷による作物の商品価値の低下を防止することができる。
1 作物引抜機
3 動力伝動装置
4 引抜搬送装置
4a 対向周回ベルト
4b 引抜搬送フレーム
5 茎葉切断装置
6 排葉ガイド
7 上下回動支持部
7a 上下調節アクチュエータ
7c 連結補強部材
7d スライド支持部材
7e 移動規制部材
7f 負荷軽減部材
8 掻込装置
8a 掻込部材
8b 周回支持部
8c 上下回動アーム
8d 連結部材
9 引起装置
9a 引起部材
10 中継伝動ケース
11 入力軸
12 前後伝動ケース
13 引起連結ケース
W1 外側端間
W2 内側端間

Claims (3)

  1. 各機器に変速動力を供給する動力伝動装置(3)と、作物を挟持しつつ所定高さまで引抜く引抜搬送装置(4)と、前記引抜搬送装置(4)の前端部で作物の茎葉部を左右から掻き込む左右の掻込装置(8,8)と、前記左右の掻込装置(8,8)の前側で作物の側方の茎葉部を引き起こす左右の引起装置(9,9)とを備えて圃場走行する作物引抜機において、
    前記引抜搬送装置(4)の片側方に、前記動力伝動装置(3)から伝動連結する中継伝動ケース(10)と、前記中継伝動ケース(10)から同側配置の前記掻込装置(8)に伝動する入力軸(11)とを設け、該入力軸(11)は、前記掻込装置(8)の背面側に上下位置可変に設けられたことを特徴とする作物引抜機。
  2. 前記引抜搬送装置(4)は、茎葉部を挟持する左右の対向周回ベルト(4a,4a)とそれぞれを周回支持する左右の引抜搬送フレーム(4b,4b)とを備えるとともに、前記左右の対向周回ベルト(4a,4a)による茎葉部の搬送域を跨ぐ連結補強部材(7c)を設けて前記左右の引抜搬送フレーム(4b,4b)を一体に連結し、前記連結補強部材(7c)に左右の上下回動アーム(8c,8c)を軸支して上下回動可能に前記左右の掻込装置(8,8)をそれぞれ支持することを特徴とする請求項1に記載の作物引抜機。
  3. 前記左右の上下回動アーム(8c,8c)を連結部材(8d)によって一体に連結し、この連結部材(8d)を介して前記左右の掻込装置(8,8)を上下に回動調節する上下調節アクチュエータ(7a)を前記連結補強部材(7c)の上部で前記引抜搬送装置(4)の搬送域の片側方に配置したことを特徴とする請求項2に記載の作物引抜機。
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