JP2018145544A - バリア性に優れた嵩高性複合長繊維不織布 - Google Patents

バリア性に優れた嵩高性複合長繊維不織布 Download PDF

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Abstract

【課題】衛生材料に好適に用いることができる、クッション性の柔らかさと曲げ柔らかさと、バリア性とを有する嵩高性複合長繊維不織布の提供。【解決手段】第1成分としての1のポリプロピレン系樹脂と、第2成分としての1のポリエチレン系樹脂又は2のポリエチレン系樹脂混合物とからなる嵩高性複合長繊維不織布であって、該第2成分は、固体密度0.90〜0.929g/cm3のポリエチレン系樹脂50〜100%で構成されており、該1のポリプロピレン系樹脂の固体密度と、該固体密度0.90〜0.929g/cm3のポリエチレン系樹脂の固体密度の差は、0〜0.029g/cm3であり、該固体密度0.90〜0.929g/cm3のポリエチレン系樹脂の冷結晶化温度は、該1のポリプロピレン系樹脂の冷結晶化温度よりも5〜25℃低く、該不織布の嵩密度が0.01〜0.060g/cm3であり、かつ、該不織布の通気度が300〜600cm3/cm2/秒であることを特徴とする嵩高性複合長繊維不織布。【選択図】なし

Description

本発明は、2種以上の熱可塑性樹脂からなる嵩高性複合長繊維不織布に関する。より詳しくは、本発明は、衛生材料に適した、クッション性の圧縮柔らかさと曲げ柔らかさと、バリア性をと有する嵩高性複合長繊維不織布に関する。
近年、使い捨ておむつの普及はめざましく、要求される品質や性能は向上していきている。特に、おむつ構成の中でトップシート、バックシートに求められる性能は柔らかさであり、肌と触れる部位で用いられる不織布には圧縮柔らかさを有する嵩高不織布が求められている。更に使い捨ておむつにおいて低コストの要求は非常に高く、使用される不織布においても低目付化の要求は非常に高いものとなっている。
従来、おむつのトップシート、バックシートの高品質分野では嵩高不織布を用いられていることが多く、その製造には、カード法やエアレイ法による短繊維ウェブが主流となっている。短繊維ウェブの接着は、熱風でボンディングするエアスルー方法が用いられており、嵩高く圧縮柔らかさを発現している。しかしながら、短繊維はその製法の特徴から高速生産は困難であり、細繊化が難しいことから低目付化が困難といった課題があった。
他方、スパンボンド法による長繊維もトップシート、バックシートに用いられるものの、スパンボンドではその繊維接着をロールにて圧力をかけることで接着することから嵩高な不織布を得ることは困難であった。
以下の特許文献1には、エチレン系重合体とプロピレン系重合体の複合繊維からなるスパンボンド不織布の開示がある。しかし、ボンディングはエンボスロールによる加熱加圧処理であり、嵩高な不織布を得ることは困難である。また、調整されたスパンボンド不織布をオーブンなどで加熱処理し、熱収縮させることで嵩を発現させているが、熱収縮をさせることで繊維は3デニールと太いものしか得られなかった。
また、以下の特許文献2には、2成分複合繊維の短繊維からなる嵩高不織布の開示がある。しかし、短繊維であるため繊維を生成する紡糸工程と延伸工程が別工程であり、また、機械捲縮をかけることで捲縮を付与し、嵩高不織布を得ている。そのため、用いているポリエチレン樹脂のメルトインデックスは1〜15g/10minと粘度が高く、できる繊維の繊度は太く、通気度が高くバリア性の低い不織布であった。
国際公開第04/042130号 国際公開第05/021850号
かかる状況下、本発明が解決しようとする課題は、衛生材料に好適に用いることができる、クッション性の柔らかさと曲げ柔らかさと、バリア性とを有する嵩高性複合長繊維不織布を提供することである。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討し実験を重ねた結果、高牽引時で細い繊維作製時において捲縮を発現させ、その繊維から構成される不織布は、嵩高でバリア性を有することを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
通常、複合繊維において溶融密度が同等で複合繊維間で固体密度差があると紡糸固化時に、溶融密度と固体密度に差が大きい方へ糸が曲がり捲縮を発現するものである。本発明では、ほぼ同等となる溶融密度、固体密度を有するポリプロピレンとポリエチレンを用いた場合においても各成分の冷結晶化温度をある範囲に制御することで紡糸延伸時の配向が掛かる状態において複合繊維に歪を生じさせることができ、高牽引時に捲縮を発現させ細い繊度となる捲縮糸を得ることができている。更に細い繊度からなる不織布を形成できることから低目付時においても繊維が吹き飛ばない様に吸引することが可能であり、高速生産多層積層時の一層当たりが低目付となる不織布においても、繊維が吹き飛ばないように吸引することが可能となり、不織布を高速に生産することができる。
また、本発明者らは、細い繊度で捲縮を発現する繊維から構成される不織布を生産することで不織布の通気度を低く制御することができ、嵩高性を有したままバリア性と曲げ柔らかさを兼ね備えた低目付の不織布を得ることができることを見出した。
すなわち、本発明は下記の通りのものである。
[1]第1成分としての1のポリプロピレン系樹脂と、第2成分としての1のポリエチレン系樹脂又は2のポリエチレン系樹脂混合物とからなる嵩高性複合長繊維不織布であって、該第2成分は、固体密度0.90〜0.929g/cmのポリエチレン系樹脂50〜100%で構成されており、該1のポリプロピレン系樹脂の固体密度と、該固体密度0.90〜0.929g/cmのポリエチレン系樹脂の固体密度の差は、0〜0.029g/cmであり、該固体密度0.90〜0.929g/cmのポリエチレン系樹脂の冷結晶化温度は、該1のポリプロピレン系樹脂の冷結晶化温度よりも5〜25℃低く、該不織布の嵩密度が0.01〜0.060g/cmであり、かつ、該不織布の通気度が300〜600cm/cm/秒であることを特徴とする嵩高性複合長繊維不織布。
[2]前記1のポリプロピレン系樹脂のMFRが、25〜60g/10分であり、前記固体密度0.90〜0.929g/cmのポリエチレン系樹脂のMIが、15〜35g/10分である、前記[1]に記載の嵩高性複合長繊維不織布。
[3]前記第1成分/第2成分の質量比が、20/80〜80/20である、前記[1]又は[2]に記載の嵩高性複合長繊維不織布。
[4]前記複合長繊維の繊度が、0.9〜2.5dtexである、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の嵩高性複合長繊維不織布。
[5]前記複合長繊維が、並列型又は偏心芯鞘型の複合繊維である、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の嵩高性複合長繊維不織布。
[6]前記複合長繊維の捲縮数が、5〜35個/2.54cmである、前記[1]〜[5]のいずれかに記載の嵩高性複合長繊維不織布。
[7]前記不織布のタテ方向の曲げ柔軟度が、50〜110mmである、前記[1]〜[6]のいずれかに記載の嵩高性複合長繊維不織布。
[8]前記不織布の目付が、8〜50g/mである、前記[1]〜[7]のいずれかに記載の嵩高性複合長繊維不織布。
[9]前記不織布が、親水化剤を含有する、前記[1]〜[8]のいずれかに記載の嵩高性複合長繊維不織布。
[10]前記複合長繊維を、紡糸速度2,500m/分以上で紡糸する工程を含む、前記[1]〜[9]のいずれかに記載の嵩高性複合長繊維不織布の製造方法。
[11]前記嵩高性複合長繊維不織布が、3層以上を含む不織布積層体である、前記[10]に記載の方法。
[12]前記嵩高性複合長繊維不織布が、生産速度250m/分以上で製造される、前記[10]又は[11]に記載の方法。
[13]前記[1]〜[9]のいずれかに記載の嵩高性複合長繊維不織布を含む衛生材料。
本発明の嵩高性複合長繊維不織布は、クッション性の圧縮柔らかさと曲げ柔らかさと、バリア性とを有することで衛生材料のトップシートやバックシートに好適に利用可能である。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態の不織布を構成する樹脂は、第1成分はポリプロピレン系樹脂から、そして第2成分はポリエチレン系樹脂から構成されるものである。
ポリプロピレン系樹脂は、固体密度0.90g/cm以上0.91g/cm以下である。ポリプロピレン系樹脂は、一般的なチーグラナッタ触媒により合成されるポリマーでもよいし、メタロセンに代表されるシングルサイト活性触媒により合成されたポリマーであってもよく、また、エチレンランダム共重合ポリプロピレンでもよい。これらは単独でも2種類以上を組み合わせてもよい。特に、風合い、強度、寸法安定性の観点から、ホモポリプロピレンを主成分とするものであることが好ましい。
また、ポリプロピレン系樹脂のMFRは、好ましくは20g/10分以上、より好ましくは25g/10分以上、さらに好ましくは30g/10分以上である。他方、ポリプロピレン系樹脂のMFRは、好ましくは85g/10分以下、より好ましくは70g/10分以下、さらに好ましくは、60g/10分以下である。MFRは、JIS−K7210「プラスチック−熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)及びメルトボリュームフローレイト(MVR)の試験方法」の表1、試験温度230℃、試験荷重2.16kgに準じて測定を行い求めた。
ポリエチレン系樹脂は、繊維同士の接合後の接着強度が強く、不織布としての風合いが良いため衛生材料に好適に利用できる。ポリエチレン系樹脂は、一般的なチーグラナッタ触媒により合成されるポリマーでもよいし、メタロセンに代表されるシングルサイト活性触媒により合成されたポリマーであってもよい。ポリエチレン系樹脂の固体密度は0.900g/cm以上であり、好ましくは0.905g/cm以上であり、より好ましくは0.910g/cm以上である。他方、ポリエチレン系樹脂の固体密度は0.929g/cm以下であり、好ましくは0.925g/cm以下、より好ましくは0.920g/cm以下である。
本実施形態においては、第2成分としての1のポリエチレン系樹脂又は2のポリエチレン系樹脂混合物とからなるものであることができ、第2成分は、固体密度0.90〜0.929g/cmのポリエチレン系樹脂50〜100%で構成されるものであり、かつ、ポリプロピレン系樹脂の固体密度と、固体密度0.90〜0.929g/cmのポリエチレン系樹脂の固体密度の差は0〜0.029g/cmである。
通常、複合繊維において溶融密度が同等で複合繊維間で固体密度差があると紡糸固化時に、溶融密度と固体密度に差が大きい方へ糸が曲がり捲縮を発現するものである。本実施形態では、ほぼ同等となる溶融密度、固体密度を有するポリプロピレンとポリエチレンを用いた場合においても各成分の冷結晶化温度をある範囲に制御することで紡糸延伸時の配向が掛かる状態において複合繊維に歪を生じさせることができ、高牽引時に捲縮を発現させ、細い繊度となる捲縮糸を得ることができる。
ポリエチレン系樹脂のMIは、好ましくは10g/10分以上、より好ましくは15g/10分超えである。他方、ポリエチレン系樹脂のMIは、好ましくは100g/10分以下、より好ましくは60g/10分以下、さらに好ましくは、40g/10分以下、よりさらに好ましくは35g/10分以下である。MIは、JIS−K7210「プラスチック−熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)及びメルトボリュームフローレイト(MVR)の試験方法」の表1、試験温度190℃、試験荷重2.16kgに準じて測定を行い求めた。
ポリプロピレン系樹脂のMFRと固体密度と、ポリエチレン系樹脂の固体密度とMIがこの範囲であると紡糸性が良好であると共にポリプロピレンとポリエチレンからなる2成分の繊維において、細い繊維を得る際の繊維内での歪が大きくなり、繊維径が細い時においても捲縮を発現することができ、バリア性と嵩高性を両立した不織布を形成することが可能となる。
本実施形態の複合長繊維の繊維形状は並列型(サイドバイサイド)又は偏心芯鞘型であることが、捲縮糸を得られることから好ましい。偏心芯鞘型の芯部は繊維表面に出ていてもよく、繊維表面における芯部の占める面積率は0〜50%であることが好ましく、より好ましくは0〜30%である。繊維表面を形成する芯部の比率が低い程、接着に起因する鞘部の比率が高くなり、高い強度と毛羽抑制性が得られるものとなる。複合繊維が偏心芯鞘型の場合、芯部を第1成分、鞘部を第2成分とすることが好ましい。
また、繊維の強度の観点から、ポリプロピレン系樹脂の占める重量比率が、好ましくは20重量%〜80重量%であり、より好ましくは30重量%〜70重量%である。
繊維形状は通常の円形繊維のみでなく、異形繊維などの特殊形態の繊維であってよい。
本実施形態の複合長繊維を構成するポリプロピレン系樹脂は、冷結晶化温度が110℃〜120℃であるものが好ましく、他方、ポリエチレン系樹脂は、冷結晶化温度が90℃〜110℃のであるものが好ましい。冷結晶化温度がこの範囲であると、紡糸工程において冷却性が良好となり、糸切れや融着等が少なく、安定した繊維を得ることができる。また、捲縮の発現性から第2成分となるポリエチレン系樹脂の冷結晶化温度が、第1成分となるポリプロピレン系樹脂の冷結晶化温度よりも5〜25℃低いことが好ましく、より好ましくは10〜23℃である。
本実施形態の不織布は、強度及び生産性の観点から、スパンボンド法により形成された複合長繊維不織ウェブであることが好ましい。例えば、複合長繊維は、2つ以上の異なる押出機からそれぞれポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂を溶融押出し、多数の紡糸孔を有する紡糸口金から複合された状態で糸条として吐出される。次いで、吐出された糸条を5℃〜20℃に制御した冷風をあて冷却しながら牽引する。糸条は搬送コンベア上に堆積され不織ウェブとして搬送される。搬送中の不織ウェブは積層され、多層積層の不織ウェブとしてもよい。
不織ウェブを接合して不織布となす場合の接合手段としては、繊維同士の交点が溶融し接着できる温度以上に加熱する方法であれば特に限定されるものではない。加熱する方法としては、熱風循環型、熱風貫通型、赤外線ヒーター型、不織布の両面に熱風を吹き付ける方法、あるいは加熱気体中に導入する方法等、各種加熱方法が挙げられる。繊維同士の交点でより多くの繊維接着点が得られ且つ不織布の破断強度が高くなる観点から、熱風による加熱が好ましく、熱風循環型、熱風貫通型がより好ましい。
熱風の温度としては、ポリエチレン系樹脂の融点から調整することが好ましい。接着温度は、生産速度によって調整するものであり、この範囲に限るものではないが、好ましくはポリエチレン系樹脂の融点マイナス10℃〜プラス20℃、より好ましくはマイナス5℃〜プラス15℃、更に好ましくは0℃〜プラス10℃の範囲である。接着温度がこの範囲であれば、繊維同士の交点で繊維同士の接着が発現し、不織布としての強度を発現することが可能となる。
熱風の風速も生産するライン速度によって調整するものであり、この範囲に限るものではないが、好ましくは0.3〜3.0m/秒であり、より好ましくは0.5〜2.5m/秒である。
本実施形態では、不織布の接合前の不織ウェブにエンボス加工で熱接着を施すことがある。エンボス加工は、金属エンボスロールと金属フラットロールの組合せの一対のロールに通して加工することが生産性の面から好ましい。不織ウェブの形態保持や最終的に得られる不織布の強度の観点から、エンボス面積率は、好ましくは5〜30%、より好ましくは5〜20%、更に好ましくは6〜15%である。また、エンボスの深さは深いほど、不織布の柔らかさを得ることが可能であり、好ましくは0.5〜3.0mm、より好ましくは0.7〜2.0mmである。エンボス形状は特に限定されないが、円形状、楕円形状、ダイヤ形状、矩形状であることが好ましく、衛生材料に好適に用いる柔らかさと適度な強度及び伸度を有する不織布を得ることができるものである。
更に本実施形態では、不織布ウェブ搬送時のメクレや吹き飛びを抑制するために、仮接着を行うことがある。仮接着の方法としては、一対のロールを通して加工する方法や嵩保持の観点から熱風エアを吹き付ける方法、熱風エアを貫通する方法などが挙げられる。加熱温度は不織布の接着温度の好ましくはマイナス30℃〜0℃であり、より好ましくはマイナス25℃〜0℃、更に好ましくはマイナス20℃〜0℃である。接着温度がこの範囲であると、搬送時メクレを抑制することができ、嵩を潰すことが無く嵩を保持した不織ウェブを得ることができる。
本実施形態の不織布を構成する複合長繊維の平均単糸繊度は0.9dtex以上2.5dtex以下であることが好ましく、より好ましくは1.2dtex以上2.5dtex以下、更に好ましくは1.5dtex以上2.2dtex以下である。紡糸安定性の観点から、平均単糸繊度は、0.9dtex以上であることが好ましく、衛生材料に使用時の風合いとSAP抜け等のバリア性の観点から、2.5dtex以下であることが好ましい。
前記複合長繊維は、不織布の風合いと嵩高を保持するために、らせん状の捲縮を有していることが好ましい。該繊維の捲縮数は5個/インチ(2.54cm)〜35個/インチが好ましく、より好ましくは8個/インチ〜30個/インチである。捲縮数が5個/インチ以上であると得られる不織布は嵩高となり、35個/インチ以下であると不織布の繊維分散ムラが少なく、衛生材料に好適に用いることができる。
本実施形態の不織布の目付は8g/m以上50g/m以下が好ましく、より好ましくは12g/m以上40g/m以下、更に好ましくは15g/m以上30g/m以下である。8g/m以上であれば衛生材料に使用される不織布としては強力を満足し、50g/m以下であれば衛生材料に使用される不織布の柔軟性を満足し、外観的に厚ぼったい印象を与えない。
本実施形態の不織布の嵩密度は、0.01g/cm以上0.06g/cmの範囲であり、強度の観点から0.01g/cm以上がより好ましく、風合いの観点から0.06g/cm以下とすることが好ましい。
本実施形態の不織布の曲げ柔軟度は、表裏のタテ方向の平均値が50mm以上110mm以下であることが好ましく、より好ましくは60mm〜100mmである。吸収性物品として風合いが良く柔軟性の効果を得ることができる。曲げ柔軟度は小さければ小さいほどドレープ性の柔らかさを得ることができるが、嵩高性を維持するために50mm以上が好ましい。曲げ柔軟度の測定方法については後述する。
本実施形態の不織布を衛生材料のトップシートに用いる場合には、親水化剤を用い親水性を付与する。使用される親水化剤としては、人体への安全性、工程での安全性等を考慮して、高級アルコール、高級脂肪酸、アルキルフェノール等のエチレンオキサイドを付加した非イオン系活性剤、アルキルフォスフェート塩、アルキル硫酸塩等のアニオン系活性剤等が挙げられ、これらは、単独で又は混合物として用いられる。
親水化剤を含有させる方法としては、通常、希釈した親水化剤を用いて、浸漬法、噴霧法、コーティング(キスコーター、グラビアコーター)法等の既存の方法を採用でき、必要により予め混合した親水化剤を、水等の溶媒で希釈して塗布することが好ましい。
親水化剤を水等の溶媒で希釈して塗布すると、乾燥工程を必要とする場合がある。その際の乾燥方法としては、対流伝熱、伝導伝熱、放射伝熱等を利用した既知の方法を採用でき、熱風や赤外線による乾燥や熱接触による乾燥方法等を用いることができる。
親水化剤の付着量は、要求される性能によって異なるが、通常は、繊維に対して0.05重量%以上1.00重量%以下の範囲が好ましく、より好ましくは0.15重量%以上0.8重量%以下、更に好ましくは0.2重量%以上0.6重量%以下である。付着量がこの範囲にあると、衛生材料のトップシートとしての親水性能を満足し、加工適正も良好となる。
本実施形態の嵩高性長繊維不織布は細い繊度から構成することができることで、クッション性の柔らかさを有する嵩高性と曲げ柔らかさ、バリア性を有するため、衛生材料に好適に使用することができる。衛生材料としては、使い捨てオムツ、生理用ナプキン、失禁パットが挙げられ、表面のトップシート、外側のバックシートに好適に利用することができる。
また、本実施形態の嵩高性長繊維不織布は、前記用途に限られず、例えば、マスク、カイロ、テープ基布、防水シート基布、貼布薬基布、救急絆基布、包装材、ワイプ製品、医療用ガウン、包帯、衣料、スキンケア用シートなどにも使用することができる。
本実施形態の不織布の製造方法は、特に限定されないが、主に衛生材料に使用されるため、強度の観点から、スパンボンド(S)法であることが好ましく、SS、SSS、SSSSと積層することで分散が向上するため、より好ましい。また、目的に応じて、スパンボンド(S)繊維をメルトブローン(M)繊維と積層してもよく、SM、SMS、SMMS、SMSMSと積層した構造であってもよい。
本実施形態の不織布の紡速は2500m/min以上4500m/min以下であることが好ましく、より好ましくは4000m/min以下、更に好ましくは3500m/min以下である。紡速がこの範囲にあると安定的に衛生材料に好適に使用することができる強度と繊度を得ることができる。
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。尚、各特性の評価方法は下記のとおりであり、得られた物性を以下の表1に示す。本明細書中、製造ライン方向で繊維の流れ方向をMD方向、繊維の流れ方向に対して直角な巾方向をCD方向という。
1.平均単糸繊度(dtex)
1cm角の試験片をサンプリングし、キーエンス社製マイクロスコープVHX−700Fで繊維の直径を各20点ずつ測定し、その平均値から繊度を算出した。
2.目付(g/m
JIS−L1913に準じ、MD方向20cm×CD方向5cmの試験片を任意に5枚採取して質量を測定し、その平均値を単位面積あたりの重量に換算して求めた。
3.通気度(cm/cm/秒)
JIS L−1913に記載のフラジール法に準拠して測定した。約15cm×約15cmの試験片を5点採取して測定し、測定値の平均値を算出した。
4.厚み(mm)
プレッサーフートの大きさが直径9mm以上の適当な測定機を用いて、5gf/4cmの荷重のもとで、厚さが落ち着くまでの適当な時間(10秒程度)放置して、試料片を幅方向等間隔で5箇所測定し、その平均値を厚みとした。
5.嵩密度(g/cm
目付と厚みから下記式により算出した。
嵩密度(g/cm)=目付(g/m)/厚み(mm)/1000
により、嵩密度を算出した。
6.捲縮数(個/インチ)
CD方向に任意に5点の5cm角の試験片をサンプリングし、キーエンス社製マイクロスコープVH−Z450にて繊維に荷重がかからない状態で2.54cm(1インチ)当たりの捲縮数を測定し、その平均値から捲縮数を算出した。
7.MFR(g/10分)、MI(g/10分)、溶融密度(g/cm
メルトインデクサー(東洋精機社製:MELT INDEXER S−101)溶融流量装置を用い、オリフィス径2.095mm、オリフィス長0.8mm、荷重2.16kgにてポリプロピレン系樹脂は測定温度230℃の条件で一定体積分を吐出するのに要する時間から10分間当たりの溶融ポリマー吐出量(g)を算出してMFRと溶融密度を求めた。ポリエチレン系樹脂は測定温度190℃にて同方法にてMIと溶融密度を算出した。
8.密度測定
任意に試料を採取し、ASTM D1505に準拠して(株)柴山科学器械製作所の密度勾配管式比重測定装置(A型)を用いて3回測定した平均値にて固体密度を測定した。
9.冷結晶化温度(℃)、融点(℃)
TAインスツルメント社製の示差走査熱量計DSC2920を用い、4〜5mgの試料を用い、30℃で1分等温保持する。次いで100℃/分で30℃から200℃に昇温し、200℃で5分等温保持する。次いで10℃/分でマイナス10℃まで冷却する過程において、発熱側にピークが現れ、ピークトップの温度を冷結晶化温度とした。次いで、マイナス10℃で5分等温保持した後、10℃/分でマイナス10℃から200℃まで昇温する過程において、吸熱側に現れたピークトップの温度を融点とした。
10.曲げ柔軟度(mm)
JIS−旧L1096に記載のA法(45°カンチレバー法)に準拠して測定した。MD方向15cm×CD方向2cmの試験片を任意に5枚採取して測定し、表裏MD方向の測定値の平均値で算出した。
〔実施例1〕
MFRが55g/10分(JIS−K7210に準じ、温度230℃、荷重2.16kgで測定)のポリプロピレン(PP)樹脂(固体密度0.90g/cm、溶融密度0.73g/cm、融点161℃、冷結晶化温度118℃)を第1成分とし、MIが19g/10分(JIS−K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)樹脂(固体密度が0.918g/cm、溶融密度0.73g/cm、融点113℃、冷結晶化温度97℃)を第2成分とし、第1成分と第2成分の比が1/2となる繊維をスパンボンド法により紡糸温度230℃で押出し、このフィラメント群を牽引して紡速3,300m/分で、移動捕集面に向けて押し出し、平均単糸繊度1.5dtexの偏心芯鞘型長繊維不織ウェブを調製した。
次いで、得られた不織ウェブを熱風温度、熱風風速、熱風処理時間を適宜調整して繊維同士を接着した。更に親水化剤を噴霧法により付与し乾燥することで剤濃度付着量が0.35重量%となる積層数3層、ライン速度400m/分にて形成された目付25g/mで通気度466cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。得られた不織布はおむつのトップシートとして満足できる透水性能であった。
〔実施例2〕
第1成分と第2成分の比を1/1とし、紡速3,300m/分、平均単糸繊度1.5dtexの偏心芯鞘型長繊維不織ウェブを実施例1と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度400m/分にて目付25g/mで通気度472cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔実施例3〕
第1成分と第2成分の比を2/1とし、紡速2,700m/分、平均単糸繊度1.8dtexの偏心芯鞘型長繊維不織ウェブを実施例1と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度400m/分にて目付25g/mで通気度498cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔実施例4〕
第1成分と第2成分の比を4/1とし、紡速2,700m/分、平均単糸繊度2.2dtexの偏心芯鞘型長繊維不織ウェブを実施例1と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数2層、ライン速度270m/分にて目付30g/mで通気度511cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔実施例5〕
第1成分と第2成分の比を1/4とし、紡速2,500m/分、平均単糸繊度2.4dtexの偏心芯鞘型長繊維不織ウェブを実施例1と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数2層、ライン速度470m/分にて目付17g/mで通気度580cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔実施例6〕
第2成分にMIが26g/10分(JIS−K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂(固体密度が0.959g/cm、溶融密度0.73g/cm、融点132℃、冷結晶化温度113℃)を50重量%ブレンドし、第1成分と第2成分の比を1/1とし、紡速2,700m/分、平均単糸繊度1.6dtexの偏心芯鞘型長繊維不織ウェブを実施例1と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度350m/分にて目付25g/mで通気度525cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔実施例7〕
第1成分と第2成分の比を2/1とし、紡速2,700m/分、平均単糸繊度1.6dtexの偏心芯鞘型長繊維不織ウェブを実施例6と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度350m/分にて目付25g/mで通気度530cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔実施例8〕
MFRが35g/10分(JIS−K7210に準じ、温度230℃、荷重2.16kgで測定)のポリプロピレン(PP)樹脂(固体密度0.90g/cm、溶融密度0.73g/cm、融点160℃、冷結晶化温度114℃)を第1成分とし、第1成分と第2成分の比を1/1とし、紡速3,000m/分、平均単糸繊度1.6dtexの偏心芯鞘型長繊維不織ウェブを実施例1と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数2層、ライン速度330m/分にて目付20g/mで通気度560cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔実施例9〕
MIが30g/10分(JIS−K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂(固体密度が0.913g/cm、溶融密度0.71g/cm、融点111℃、冷結晶化温度95℃)を第2成分とし、第1成分と第2成分の比を1/1とし、紡速2,500m/分、平均単糸繊度1.9dtexの偏心芯鞘型長繊維不織ウェブを実施例8と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数2層、ライン速度270m/分にて目付25g/mで通気度533cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔実施例10〕
MIが30g/10分(JIS−K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂(固体密度が0.913g/cm、溶融密度0.71g/cm、融点111℃、冷結晶化温度95℃)を第2成分とし、第1成分と第2成分の比を1/1とし、紡速3,300m/分、平均単糸繊度1.5dtexの偏心芯鞘型長繊維不織ウェブを実施例1と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度600m/分にて目付17g/mで通気度600cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔実施例11〕
第1成分と第2成分の比を1/2とし、紡速2,500m/分、平均単糸繊度2.0dtexの並列型長繊維不織ウェブを実施例1と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度500m/分にて目付20g/mで通気度570cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔実施例12〕
第1成分と第2成分の比を1/1とし、紡速3,300m/分、平均単糸繊度1.5dtexの並列型長繊維不織ウェブを実施例11と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度400m/分にて目付25g/mで通気度492cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔実施例13〕
第1成分と第2成分の比を2/1とし、紡速2,700m/分、平均単糸繊度1.8dtexの並列型長繊維不織ウェブを実施例11と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度500m/分にて目付20g/mで通気度565cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔実施例14〕
第1成分と第2成分の比を1/1とし、紡速3,300m/分、平均単糸繊度1.5dtexの偏心芯鞘型長繊維不織ウェブを実施例1と同様に調製した。
次いで120℃のフラットロールとエンボスロール(パターン仕様:直径0.52mm円形、千鳥配列、横ピッチ2.1mm、縦ピッチ1.1mm、接着面積率9.4%)の間に通して繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度500m/分にて目付20g/mで通気度430cm/cm/秒の長繊維不織布を得た。
〔比較例1〕
MIが26g/10分(JIS−K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂(固体密度が0.959g/cm、溶融密度0.73g/cm、融点132℃、冷結晶化温度113℃)を第2成分とし、第1成分と第2成分の比を1/1とし、紡速1,800m/分、平均単糸繊度2.7dtexの偏心芯鞘型長繊維不織ウェブを実施例1と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度400m/分にて目付25g/mで通気度620cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔比較例2〕
MIが26g/10分(JIS−K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂(固体密度が0.959g/cm、溶融密度0.73g/cm、冷結晶化温度113℃)を第2成分とし、第1成分と第2成分の比を1/1とし、紡速1,400m/分、平均単糸繊度3.5dtexの並列型長繊維不織ウェブを実施例8と同様にして調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度400m/分にて目付25g/mで通気度660cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。
〔比較例3〕
第1成分と第2成分の比を1/1とし、紡速2,500m/分、平均単糸繊度2.0dtexの真円芯鞘型長繊維不織ウェブを実施例1と同様に調製し、次いで熱風により繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度400m/分にて目付25g/mで通気度450cm/cm/秒の嵩高性長繊維不織布を得た。得られた不織布は、繊維が未捲縮であり、嵩密度が高く、クッション性を有しておらず風合いの硬いものであった。
〔比較例4〕
MFRが55g/10分(JIS−K7210に準じ、温度220℃、荷重2.16kgで測定)のポリプロピレン(PP)樹脂(固体密度0.90g/cm、溶融密度0.73g/cm、融点161℃、冷結晶化温度118℃)の第1成分とし、紡速3,000m/分、平均単糸繊度1.6dtexの単成分長繊維不織ウェブを実施例1と同様に調製した。
次いで141℃で実施例14と同様にして繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度550m/分にて目付18g/mで通気度510cm/cm/秒の長繊維不織布を得た。得られた不織布は、繊維が未捲縮であり、嵩密度が高く、クッション性を有しておらず風合いの硬いものであった。
〔比較例5〕
第1成分と第2成分の比を1/1とし、紡速1,800m/分、平均単糸繊度2.7dtexの偏心芯鞘型長繊維不織ウェブを比較例1と同様に調製した。
次いで120℃で比較例4と同様にして繊維同士を接着し、積層数3層、ライン速度400m/分にて目付25g/mで通気度420cm/cm/秒の長繊維不織布を得た。得られた不織布は、嵩密度が高く、クッション性を有しておらず風合いの硬いものであった。
Figure 2018145544
本発明の不織布は、クッション性の柔らかさと曲げ柔らかさと、バリア性とを有する嵩高性不織布嵩高性長繊維不織布であるため、衛生材料に好適に使用することができる。

Claims (13)

  1. 第1成分としての1のポリプロピレン系樹脂と、第2成分としての1のポリエチレン系樹脂又は2のポリエチレン系樹脂混合物とからなる嵩高性複合長繊維不織布であって、該第2成分は、固体密度0.90〜0.929g/cmのポリエチレン系樹脂50〜100%で構成されており、該1のポリプロピレン系樹脂の固体密度と、該固体密度0.90〜0.929g/cmのポリエチレン系樹脂の固体密度の差は、0〜0.029g/cmであり、該固体密度0.90〜0.929g/cmのポリエチレン系樹脂の冷結晶化温度は、該1のポリプロピレン系樹脂の冷結晶化温度よりも5〜25℃低く、該不織布の嵩密度が0.01〜0.060g/cmであり、かつ、該不織布の通気度が300〜600cm/cm/秒であることを特徴とする嵩高性複合長繊維不織布。
  2. 前記1のポリプロピレン系樹脂のMFRが、25〜60g/10分であり、前記固体密度0.90〜0.929g/cmのポリエチレン系樹脂のMIが、15〜35g/10分である、請求項1に記載の嵩高性複合長繊維不織布。
  3. 前記第1成分/第2成分の質量比が、20/80〜80/20である、請求項1又は2に記載の嵩高性複合長繊維不織布。
  4. 前記複合長繊維の繊度が、0.9〜2.5dtexである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の嵩高性複合長繊維不織布。
  5. 前記複合長繊維が、並列型又は偏心芯鞘型の複合繊維である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の嵩高性複合長繊維不織布。
  6. 前記複合長繊維の捲縮数が、5〜35個/2.54cmである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の嵩高性複合長繊維不織布。
  7. 前記不織布のタテ方向の曲げ柔軟度が、50〜110mmである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の嵩高性複合長繊維不織布。
  8. 前記不織布の目付が、8〜50g/mである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の嵩高性複合長繊維不織布。
  9. 前記不織布が、親水化剤を含有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の嵩高性長繊維不織布。
  10. 前記複合長繊維を、紡糸速度2,500m/分以上で紡糸する工程を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の嵩高性複合長繊維不織布の製造方法。
  11. 前記嵩高性長繊維不織布が、3層以上を含む不織布積層体である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記嵩高性長繊維不織布が、生産速度250m/分以上で製造される、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の嵩高性複合長繊維不織布を含む衛生材料。
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