JP2016041858A - 嵩高性複合長繊維不織布 - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生材料に用いられる吸収性物品のトップシートやバックシート部に適した、クッション性の柔らかさを有する嵩高性と高い強伸度を両立する不織布の提供。【解決手段】2種以上の熱可塑性樹脂からなる複合長繊維不織布であって、該不織布のX線CTでの厚み方向の配向指標が0.43以下であり、破断強度が25〜60N/5cmであり、破断伸度が25〜80%であり、タフネス指標が40以上であり、かつ、嵩密度が0.01〜0.07g/cm3であることを特徴とする前記複合長繊維不織布。【選択図】なし

Description

本発明は、2種以上の熱可塑性樹脂からなる複合長繊維不織布に関する。より詳しくは、本発明は、衛生材料に適した、クッション性の柔らかさを有する嵩高性と高い強伸度を両立する前記複合長繊維不織布に関する。
近年、使い捨てオムツの普及はめざましく、要求される品質や性能は向上していきている。特に、オムツ構成の中でトップシート、バックシートに求められる性能は柔らかさであり、また、大人用オムツでは介護を伴うこともあることから高強伸度が求められてきている。
従来、オムツのトップシート、バックシートの高品質分野では短繊維が用いられることが多く、その製造には、カード法やエアレイ法による短繊維ウェブを熱風でボンディングするエアスルー方法が用いられており、クッション性の嵩高性を持った柔らかさを付与している。しかしながら、短繊維では繊維自身の伸度がほとんどなく、不織布としての強度、伸度は繊維接着点の強度に依存するため、強度と伸度を向上させる手段としてはボンディング温度を高くする必要があり、風合いが硬いものとなっている。
スパンボンド方法による長繊維もトップシート、バックシートに用いられるものの、スパンボンドではその製造方法から高強伸度な不織布は得られるが、繊維が面方向に配列され、厚み方向を占有する繊維は少なく、嵩高性を得ることは困難であった。即ち、従来の長繊維不織布ではクッション性の柔らかさを有する嵩高性と高強伸度を両立させることは非常に困難である。
以下の特許文献1には、2成分からなるスパンボンド不織布の開示があるが、厚み方向に対する繊維配向と圧縮弾性に関する記載はなく、オムツ使用荷重下での嵩高性を維持することは困難である。
また、以下の特許文献2には、厚み方向のクリンプを発現し、嵩高性を有した不織布の開示があるが、繊維配向に関する詳細な説明はなく、オムツとして実際に使用する際には、かかる荷重下ではクリンプは潰され、嵩高性を維持することは困難である。
さらに、以下の特許文献3には、配向指数をある範囲として繊維の熱伸長特性を利用した嵩高性を有する不織布の開示があるが、ここで開示されている配向指数は繊維内の繊維配向を示し、熱伸長特性に係る指標であって、不織布の3次元的な配向とは異なるものである。
国際公開第04/042130号 国際公開第03/056089号 特開2005−350836号公報
かかる状況下、本発明が解決しようとする課題は、衛生材料に用いられる吸収性物品のトップシートやバックシート部に適した、クッション性の柔らかさを有する嵩高性と高い強伸度を両立する不織布を提供することである。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討し実験を重ねた結果、不織布の厚み方向の繊維配向を強くし、不織布としての圧縮弾性を強くすることで特定範囲の嵩密度を維持することが可能となり、オムツ着用時での潰れを抑制し、嵩高性を持ったクッション性のある柔らかさを不織布に発現させることができることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
また、本発明者らは、不織布の製造工程における接合前の不織ウェブの通気度、接合時の熱風温度と風速をある範囲とすることで、熱風が不織ウェブの嵩を維持した状態で貫通することができ、繊維交点での接着による強度発現と、嵩密度を特定範囲とすることができることを見出し、衛生材料に好適な不織布を製造することができることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
即ち、本発明は下記の通りのものである。
[1]2種以上の熱可塑性樹脂からなる複合長繊維不織布であって、該不織布のX線CTでの厚み方向の配向指標が0.43以下であり、破断強度が25〜60N/5cmであり、破断伸度が25〜80%であり、タフネス指標が40以上であり、かつ、嵩密度が0.01〜0.07g/cmであることを特徴とする前記複合長繊維不織布。
[2]前記複合長繊維不織布の圧縮仕事量WCが0.20〜0.70gf・cm/cmである、前記[1]に記載の複合長繊維不織布。
[3]前記複合長繊維不織布の通気度が300〜700cm/cm/sである、前記[1]又は[2]に記載の複合長繊維不織布。
[4]前記複合長繊維の捲縮数が5〜45個/インチである、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の複合長繊維不織布。
[5]前記複合長繊維がサイドバイサイド型又は偏芯型である、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の複合長繊維不織布。
[6]前記複合長繊維がポリオレフィン系繊維からなる、前記[1]〜[5]のいずれかに記載の複合長繊維不織布。
[7]親水化剤を含有する、前記[1]〜[6]のいずれかに記載の複合長繊維不織布。
[8]前記[1]〜[7]のいずれかに記載の複合長繊維不織布を含む衛生材料。
本発明の不織布は、クッション性の柔らかさを有する嵩高性、高い強伸度、透水性を有するため、衛生材料のトップシート、バックシートに好適に利用可能である。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態の不織布を構成する複合長繊維は2種以上の熱可塑性樹脂の組み合わせからなる。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、共重合ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、共重合ポリエステルなどのポリエステル系樹脂、ナイロン−6、ナイロン−66、共重合ナイロンなどのポリアミド系樹脂、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネートなどの生分解性樹脂などが用いられる。前記熱可塑性樹脂の何れの組合せでも構わないが、繊維同士の接合の面から融点差のある熱可塑性樹脂の組合せが好ましい。
風合いの観点からは、ポリオレフィン系樹脂を組み合わせて用いることが好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン又はそれらのモノマーと他のα−オレフィンとの共重合体などの樹脂からなる複合繊維が挙げられる。他のα−オレフィンとしては、炭素数3〜10のものであり、具体的にはプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキサン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテンなどが挙げられる。
本実施形態の熱可塑性複合繊維の繊維形状はサイドバイサイド型(S/S)又は偏芯型(偏S/C)であることが、捲縮糸を容易に得られることから好ましい。偏芯型の芯部は繊維表面に出ていてもよく、繊維表面における芯部の占める面積率は0〜50%であることが好ましく、より好ましくは0〜30%である。繊維表面を形成する芯部の比率が低い程、接着に起因する鞘部の比率が高くなり、高い強度と毛羽抑制性が得られるものとなる。
また、繊維の強度の観点から、熱可塑性樹脂の組合せにおいて、融点差の高い方の樹脂が繊維内に占める重量比率は、好ましくは25wt%以上80wt%以下であり、より好ましくは30wt%以上80wt%以下、更に好ましくは50wt%以上70wt%以下である。
繊維形状は通常の円形繊維のみでなく、異形繊維などの特殊形態の繊維であってよい。
2種の熱可塑性樹脂で複合長繊維を形成する場合、第1成分はポリプロピレン、第2成分はポリエチレンであることが好ましい。複合繊維が偏芯型の場合は、芯部を第1成分、鞘部を第2成分とすることが好ましい。ポリプロピレンは、強度が強く使用時において破断しにくく、且つ衛生材料の生産時における寸法安定性に優れることから、好ましい。
前記2種の熱可塑性樹脂で形成する場合の第1成分のポリプロピレンは、一般的なチーグラナッタ触媒により合成されるポリマーでもよいし、メタロセンに代表されるシングルサイト活性触媒により合成されたポリマーであってもよく、また、エチレンランダム共重合ポリプロピレンでもよい。これらは単独でも2種類以上を組み合わせてもよい。特に、風合い、強度、寸法安定性の観点から、ホモポリプロピレンを主成分とするものであることが好ましい。
また、ポリプロピレンのMFRは、好ましくは20g/10分以上、より好ましくは30g/10分超え、更に好ましくは40g/10分超え、最も好ましくは53g/10分を超えである。他方、ポリプロピレンのMFRは、好ましくは85g/10分以下、より好ましくは70g/10分以下、更に好ましくは、60g/10分以下である。MFRは、JIS−K7210「プラスチック−熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)及びメルトボリュームフローレイト(MVR)の試験方法」の表1、試験温度230℃、試験荷重2.16kgに準じて測定を行い求めた。
前記2種の熱可塑性樹脂で形成する場合の第2成分のポリエチレンは、繊維同士の接合後の接着強度が強く、不織布としての風合いが良いため衛生材料に好適に利用できる。ポリエチレンは、一般的なチーグラナッタ触媒により合成されるポリマーでもよいし、メタロセンに代表されるシングルサイト活性触媒により合成されたポリマーであってもよい。ポリエチレンは高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンであることが好ましく、密度は0.92〜0.97g/cmであることが好ましく、より好ましくは0.925〜0.96g/cmである。
ポリエチレンのMIは、好ましくは10g/10分以上、より好ましくは15g/10分超えである。他方、ポリエチレンのMIは、好ましくは100g/10分以下、より好ましくは60g/10分以下、更に好ましくは、40g/10分以下である。MIは、JIS−K7210「プラスチック−熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)及びメルトボリュームフローレイト(MVR)の試験方法」の表1、試験温度190℃、試験荷重2.16kgに準じて測定を行い求めた。
本実施形態の不織布は、強度及び生産性の観点から、スパンボンド法により形成された複合長繊維不織ウェブであることが好ましい。例えば、複合長繊維は、2つ以上の異なる押出機からそれぞれ異なる熱可塑性樹脂を溶融押出し、多数の紡糸孔を有する紡糸口金から2種以上の熱可塑性樹脂が複合された状態で糸条として吐出される。次いで、吐出された糸条を5℃〜20℃に制御した冷風をあて冷却しながら牽引する。糸条は搬送コンベア上に堆積され不織ウェブとして搬送される。搬送中の不織ウェブは積層され、多層積層の不織ウェブとしてもよい。
熱可塑性複合繊維で構成された不織ウェブを接合して不織布となす場合の接合手段としては、繊維同士の交点が溶融し接着できる温度以上に加熱する方法であれば特に限定されるものではない。加熱する方法としては、熱風循環型、熱風貫通型、赤外線ヒーター型、不織布の両面に熱風を吹き付ける方法、あるいは加熱気体中に導入する方法等、各種加熱方法が挙げられる。繊維同士の交点でより多くの繊維接着点が得られ且つ不織布の破断強度が高くなる観点から、熱風による加熱が好ましく、熱風貫通型がより好ましい。
熱風の温度としては、組み合わせた熱可塑性樹脂の中でも、融点が低く且つ接合に寄与する熱可塑性樹脂に適した温度に調整することが好ましい。例えば、該熱可塑性樹脂がポリエチレンの場合、ポリエチレンが溶融し接着する130〜155℃であり、好ましくは135〜155℃、更に好ましくは140℃〜150℃である。接着温度がこの範囲であれば繊維同士の交点で繊維同士の接着が発現し、不織布としての強度を発現することが可能となる。
熱風の風速は0.5〜3.0m/sであり、好ましくは0.7〜2.5m/s、更に好ましくは2.0m/s以下である。本実施形態の不織ウェブを熱風により接合する場合は、不織ウェブの通気度が大きく影響する。不織ウェブの通気度が低すぎると熱風は貫通しにくく、不織布としての均一な接合は得られにくい。また、得られる不織布の強度保持の観点から、通気度は高すぎても好ましくない。接合後、強度を満足に保持でき、最終的に得られる不織布の通気度としては、300cm/cm/s以上700cm/cm/s以下が好ましく、300cm/cm/s以上650cm/cm/s以下がより好ましい。
本実施形態では、不織布の接合前の不織ウェブにエンボス加工で熱接着を施すことがある。エンボス加工は、金属エンボスロールと金属フラットロールの組合せの一対のロールに通して加工することが生産性の面から好ましい。不織ウェブの形態保持や最終的に得られる不織布の強度の観点から、エンボス面積率は、好ましくは5〜30%、より好ましくは5〜20%、更に好ましくは6〜15%である。また、エンボスの深さは深いほど、不織布の柔らかさを得ることが可能であり、好ましくは0.5〜2.0mm、より好ましくは0.7〜1.5mmである。エンボス形状は特に限定されないが、円形状、楕円形状、ダイヤ形状、矩形状であることが好ましく、衛生材料に好適に用いる柔らかさと適度な強度及び伸度を有する不織布を得ることができるものであることができる。
更に本実施形態では、不織布ウェブ搬送時のメクレや吹き飛びを抑制するために、仮接着を行うことがある。仮接着の方法としては、一対のロールを通して加工する方法や嵩保持の観点から熱風エアを吹き付ける方法、熱風エアを貫通する方法などが挙げられる。熱風エアを用いる場合は熱風の温度は不織布の接合温度の好ましくは−30℃〜0℃であり、より好ましくは−20℃〜0℃であり、更に好ましくは−10℃〜−5℃である。熱風温度がこの範囲であると、搬送時メクレを抑制することができ、嵩を潰すことが無く嵩を保持した不織ウェブを得ることができる。
本実施形態の不織布の破断強度は25N/5cm以上60N/5cm以下であり、且つ破断伸度は25%以上80%以下である。また、タフネス指標は以下の式(1):
タフネス指標=破断強度(N/5cm)×破断伸度(%)/目付(g/m
…式(1)
で算出され、40以上であり、好ましくは50以上である。上限は、好ましくは250以下、より好ましくは200以下、更に好ましくは150以下である。
破断強度、破断伸度、及びタフネス指標がこの範囲であると、不織布の加工性の面や衛生材料として使用に適した範囲となる。
本実施形態の不織布を構成する複合長繊維の平均単糸繊度は0.5dtex以上10.0dtex以下であることが好ましく、より好ましくは0.7dtex以上8.0dtex以下、更に好ましくは0.9dtex以上5.0dtex以下である。紡糸安定性の観点から、平均単糸繊度は、0.5dtex以上であることが好ましく、衛生材料に使用される不織布の風合いの観点から、10.0dtex以下であることが好ましい。
前記複合長繊維は不織布の風合いと嵩高を保持する為に、らせん状の捲縮を有していることが好ましい。該繊維の捲縮数は5個/インチ以上45個/インチ以下が好ましく、より好ましくは10個/インチ以上40個/インチ以下である。捲縮数が5個/インチ未満であると得られる不織布の嵩高が不足し、45個/インチを超えると得られる不織布の繊維分散ムラにより見栄えを損なってしまう。
本実施形態の不織布の目付は8g/m以上80g/m以下が好ましく、より好ましくは10g/m以上40g/m以下、更に好ましくは10g/m以上30g/m以下である。8g/m以上であれば衛生材料に使用される不織布としては強力を満足し、80g/m以下であれば衛生材料に使用される不織布の柔軟性を満足し、外観的に厚ぼったい印象を与えない。
本実施形態の不織布のX線CTによる配向指標は0.43以下であり、好ましくは0.425以下である。X線CTによる配向指数がこの範囲であると不織布の厚み方向を占有する繊維が多くなり、荷重下においても嵩が潰れることがなく、嵩高性を有する不織布となり、優れたクッション性を持つ不織布を得ることが可能となる。下限は低ければ低い方がよいが、好ましくは0.30以上、より好ましくは0.33以上である。
不織布の厚み方向の繊維配向を高くするためには、不織布の接合工程における熱風温度と風速、不織ウェブの通気度を制御することが重要である。熱風温度が高いと繊維表面の溶解度が非常に高くなり、風合いの硬いものとなる。熱風風速が速いと熱風は貫通するが、繊維も同時に潰れてしまい嵩の低い不織布となってしまう。更に不織ウェブの通気度が低過ぎると熱風は貫通せず、高過ぎると熱風が繊維交点へ充分に溶解する熱がかからなくなるため嵩と強度を両立する繊維接着点を形成することが困難となる。
本実施形態の不織布の嵩密度は0.01g/cm以上0.07g/cm以下の範囲であり、強度の観点から0.01g/cm以上がより好ましく、風合いの観点から0.07g/cm以下とすることが好ましい。
本実施形態の不織布の圧縮仕事量WCは0.25gf・cm/cm以上0.70gf・cm/cm以下であることが好ましい。この範囲の圧縮仕事量WCを保持することは、衛生材料に使用される不織布としてのクッション性の観点から、好ましい。
本実施形態の不織布には親水化剤が含有されていてもよい。使用される親水化剤としては、人体への安全性、工程での安全性等を考慮して、高級アルコール、高級脂肪酸、アルキルフェノール等のエチレンオキサイドを付加した非イオン系活性剤、アルキルフォスフェート塩、アルキル硫酸塩等のアニオン系活性剤等が挙げられ、これらは、単独で又は混合物として用いられる。
親水化剤を含有させる方法としては、通常、希釈した親水化剤を用いて、浸漬法、噴霧法、コーティング(キスコーター、グラビアコーター)法等の既存の方法を採用でき、必要により予め混合した親水化剤を、水等の溶媒で希釈して塗布することが好ましい。
親水化剤を水等の溶媒で希釈して塗布すると、乾燥工程を必要とする場合がある。その際の乾燥方法としては、対流伝熱、伝導伝熱、放射伝熱等を利用した既知の方法を採用でき、熱風や赤外線による乾燥や熱接触による乾燥方法等を用いることができる。
親水化剤の付着量は、要求される性能によって異なるが、通常は、繊維に対して0.05重量%以上1.00重量%以下の範囲が好ましく、より好ましくは0.15重量%以上0.8重量%以下、更に好ましくは0.2重量%以上0.6重量%以下である。付着量がこの範囲にあると、衛生材料のトップシートとしての親水性能を満足し、加工適正も良好となる。
本実施形態の複合長繊維不織布はクッション性の柔らかさを有する嵩高性と高い強伸度を有するため、衛生材料の製造に好適に使用することができる。衛生材料としては、使い捨てオムツ、生理用ナプキン、失禁パットが挙げられ、表面のトップシート、外側のバックシートに好適に利用することができる。
また、本実施形態の複合長繊維不織布は、前記用途に限られず、例えば、マスク、カイロ、テープ基布、防水シート基布、貼布薬基布、救急絆基布、包装材、ワイプ製品、医療用ガウン、包帯、衣料、スキンケア用シートなどにも使用することができる。
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例のみに限定されるものではない。なお、各特性の評価方法は下記のとおりであり、得られた物性を以下の表1に示す。本発明では、製造ライン方向で繊維の流れ方向をMD方向、繊維の流れ方向と直角方向で巾方向をCD方向という。
1.平均単糸繊度(dtex)
1cm角の試験片をサンプリングし、キーエンス社製マイクロスコープVHX−700Fで繊維の直径を各20点ずつ測定し、その平均値から繊度を算出した。
2.目付(g/m2
JIS−L1906に準じ、MD方向20cm×CD方向5cmの試験片を任意に5枚採取して質量を測定し、その平均値を単位面積あたりの重量に換算して求めた。
3.通気度(cm/cm/s)
JIS L−1096に記載のフラジール法に準拠して測定した。約15cm×約15cmの試験片を5点採取して測定し、測定値の平均値を算出した。
4.配向指数(X線CT)
MD方向5mm×CD方向5mmの試験片を任意にカットし、画像解析時の視野約3mm×3mmで測定した。測定装置は高分解能3DX線顕微鏡nano3DX(株式会社リガク製)を用い、軽元素でもコントラストが得られる低エネルギー高輝度X線によるCT測定で行った。詳細な条件を以下に示す。
X線ターゲット:Cu
X線管電圧:40kV
X線管電流:30mA
レンズ:1.08μm/pix
ビニング:2
回転角度:180°
投影数:1000枚
露光時間:10秒/枚
カメラ画素数:3300×2500
再構成:Feldkamp法
CT測定により得られた3次元のトモグラムを画像解析し、直交する3軸(x、y、z)の配向性指標Ix、Iy、Izを求めた。主に評価したいサンプルの厚み方向をz方向と一致させた。ここで、配向性指標Ix、Iy、Izとは、x、y、zの各方向から見た繊維表面の面積の和(各方向での繊維表面の延べ投影面積の和)をそれぞれAx、Ay、Azとしたとき、
Ix=Ax/(Ax+Ay+Az)
Iy=Ay/(Ax+Ay+Az)
Iz=Az/(Ax+Ay+Az)
で定義した。Ax、Ay、Azはトモグラムから求めた。この指標においては、値の小さい方向に配向していることになる。また、等方的構造においてはすべて1/3となる。
5.破断強度(N/5cm)、破断伸度(%)、タフネス指標
JIS L−1906に準じ、CD方向均等になる様に、CD方向5cm、MD方向20cmの試料を5点切り取り、引張試験機で、つかみ間隔10cm、引張速度30cm/分で測定した。タテ方向各5点の試料を測定し、測定値を平均して破断強度と破断伸度を算出した。タフネス指標は以下の式から算出した。
タフネス指標=破断強度(N/5cm)×破断伸度(%)/目付(g/m
6.嵩密度(g/cm
MD、CD方向均等になる様にピーコック式厚み計(5g/4cm)で20点測定し、平均の厚さを算出した。その平均値から以下の式を用い、嵩密度を算出した。
嵩密度(g/cm)=目付(g/m)/厚み(mm)/1000
7.捲縮数
CD方向に5点の5cm角の試験片をサンプリングし、キーエンス社製マイクロスコープVH−Z450にて繊維に荷重がかからない状態で2.54cm(1インチ)当たりの捲縮数を測定し、その平均値から捲縮数を算出した。
8.圧縮仕事量(WC)
CD方向に5点の5cm角の試験片を採取し、カトーテック社製圧縮試験装置(KES−G5)を用いて測定した。試験片を金属製試料台の上に設置し、加圧面積2cmの円形平面を持つ鋼板間で圧縮した。圧縮速度は0.067mm/sで、圧縮最大荷重は3.4kPa(35gf/cm)とした。回復過程も同一速度で測定し、圧縮仕事量の平均値を算出した。
〔実施例1〕
MFRが55g/10分(JIS−K7210に準じ、温度230℃、荷重2.16kgで測定)のポリプロピレン(PP)樹脂を第1成分とし、MIが26g/10分(JIS−K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂を第2成分とし、第1成分の吐出量が0.4g/分・Hole、第2成分の吐出量が0.4g/分・Holeで全単孔吐出量が0.8g/分・Holeであり、第1成分と第2成分の比が50/50となる繊維をスパンボンド法により紡糸温度220℃で押出し、このフィラメント群を牽引して紡速3,000m/分で、移動捕集面に向けて押し出し、平均単糸繊度2.8dtexのサイドバイサイド型長繊維不織ウェブを調整した。
次いで、得られた不織ウェブを熱風温度142℃、熱風風速0.7m/sの熱風により繊維同士を接着し、目付20g/mで通気度420cm/cm/s、捲縮数16個/インチの複合長繊維不織布を得た。
〔実施例2〕
熱風温度150℃、熱風風速0.9m/sの熱風により繊維同士を接着し、実施例1と同様にして平均単糸繊度3.5dtex、目付20g/mで通気度425cm/cm/s、捲縮数25個/インチの複合長繊維不織布を得た。
〔実施例3〕
第1成分と第2成分の比を67/33とし、熱風温度138℃、熱風風速0.5m/sの熱風により繊維同士を接着し、実施例1と同様にして平均単糸繊度3.5dtex、目付18g/mで通気度537cm/cm/s、捲縮数40個/インチの複合長繊維不織布を得た。
〔実施例4〕
第2成分をMIが16.8g/10分(JIS−K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)樹脂とし、熱風温度135℃、熱風風速1.0m/sの熱風により繊維同士を接着し、実施例1と同様にして平均単糸繊度6.0dtex、目付20g/mで通気度625cm/cm/s、捲縮数15個/インチの複合長繊維不織布を得た。
次いで、得られた不織布を、室温22℃の雰囲気下にて放電量40W・min/m(放電度4.0W/cm)の条件でコロナ放電処理機に通し、濡れ張力39mN/mの不織布を得た。得られた不織布にポリエーテル系の親水化剤を噴霧法により付与し、次いで110℃で30秒間熱風乾燥し、剤濃度付着量が0.3重量%となる長繊維不織布を得た。得られた不織布はオムツのトップシートとして満足できる性能であった。
〔実施例5〕
繊維形状を偏芯型とし、実施例1と同様にして平均単糸繊度2.0dtexの長繊維不織ウェブを調整した。
次いで、得られた不織ウェブを、100℃のフラットロールとエンボスロール(パターン仕様:直径0.425mm円形、千鳥配列、横ピッチ2.1mm、縦ピッチ1.1mm、深さ0.8mm、圧着面積率6.3%)の間に通して繊維同士を仮接着し、次いで、熱風温度142℃、熱風風速0.7m/sの熱風により繊維同士を接着し、目付20g/mで通気度445cm/cm/s、捲縮数21個/インチの複合長繊維不織布を得た。
〔実施例6〕
平均単糸繊度を0.9dtexで調整し、得られた不織ウェブを、100℃のフラットロールとエンボスロール(パターン仕様:直径1.0mm円形、千鳥配列、横ピッチ4.4mm、縦ピッチ4.4mm、深さ1.5mm、圧着面積率8.0%)の間に通して繊維同士を仮接着した以外は実施例5と同様にして目付20g/mで通気度350cm/cm/s、捲縮数25個/インチの複合長繊維不織布を得た。
〔実施例7〕
第1成分と第2成分の比を80/20とし、熱風温度145℃、熱風風速0.7m/sの熱風により繊維同士を接着し、実施例5と同様にして平均単糸繊度2.5dtex、目付25g/mで通気度358cm/cm/s、捲縮数26個/インチの複合長繊維不織布を得た。
〔実施例8〕
第2成分をMIが16.8g/10分(JIS−K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)樹脂とし、熱風温度150℃、熱風風速0.3m/sの熱風により繊維同士を接着し、実施例6と同様にして平均単糸繊度3.0dtex、目付17g/mで通気度587cm/cm/s、捲縮数38個/インチの複合長繊維不織布を得た。
次いで、得られた不織布にポリエーテル系の親水化剤を噴霧法により付与し、次いで110℃で30秒間熱風乾燥し、剤濃度付着量が0.5重量%となる長繊維不織布を得た。得られた不織布はオムツのトップシートとして満足できる性能であった。
〔実施例9〕
MFRが55g/10分(JIS−K7210に準じ、温度230℃、荷重2.16kgで測定)のポリプロピレン(PP)樹脂にMIが26g/10分(JIS−K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂を3重量%添加した樹脂を第1成分とし、熱風温度140℃、熱風風速0.8m/sの熱風により繊維同士を接着し、実施例5と同様にして平均単糸繊度2.8dtex、目付20g/mで通気度441cm/cm/s、捲縮数12個/インチの複合長繊維不織布を得た。
〔実施例10〕
MIが26g/10分(JIS−K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂にMFRが55g/10分(JIS−K7210に準じ、温度230℃、荷重2.16kgで測定)のポリプロピレン(PP)樹脂を3重量%添加した樹脂を第2成分とし、熱風温度140℃、熱風風速0.8m/sの熱風により繊維同士を接着し、実施例5と同様にして平均単糸繊度2.8dtex、目付20g/mで通気度445cm/cm/s、捲縮数18個/インチの複合長繊維不織布を得た。
〔実施例11〕
第1成分を溶液粘度ηsp/c 0.75のポリエチレンテレフタレート(PET)とし、MIが26g/10分(JIS−K7210に準じ、温度190℃、荷重2.16kgで測定)の高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂を第2成分とし、実施例5と同様にして、スパンボンド法により紡糸温度295℃で押出し、このフィラメント群を牽引して紡速3,000m/分で、移動捕集面に向けて押し出し、平均単糸繊度2.3dtexの偏芯型長繊維不織ウェブを調整した。
次いで、得られた不織ウェブを、100℃のフラットロールとエンボスロール(パターン仕様:直径0.425mm円形、千鳥配列、横ピッチ2.1mm、縦ピッチ1.1mm、深さ0.8mm、圧着面積率6.3%)の間に通して繊維同士を仮接着し、次いで、熱風温度145℃、熱風風速1.0m/sの熱風により繊維同士を接着し、目付20g/mで通気度390cm/cm/s、捲縮数20個/インチの複合長繊維不織布を得た。
〔比較例1〕
熱風温度125℃、熱風風速0.7m/sの熱風により繊維同士を接着し、実施例1と同様にして平均単糸繊度2.8dtex、目付20g/mで通気度710cm/cm/s、捲縮数21個/インチの複合長繊維不織布を得た。得られた不織布は強度の低いものであった。
〔比較例2〕
熱風温度156℃、熱風風速2.0m/sの熱風により繊維同士を接着し、実施例1と同様にして平均単糸繊度2.8dtex、目付20g/mで通気度280cm/cm/s、捲縮数22個/インチの複合長繊維不織布を得た。不織布表面の繊維は一部溶融している箇所もあり、伸度が低いものであった。
〔比較例3〕
繊維形状を偏芯型とし、第1成分と第2成分の比を20/80として、熱風温度135℃、熱風風速0.7m/sの熱風により繊維同士を接着し、実施例1と同様にして平均単糸繊度2.8dtex、目付20g/mで通気度444cm/cm/s、捲縮数4個/インチの複合長繊維不織布を得た。得られた不織布は捲縮数が低く、強度の低いものであった。
〔比較例4〕
繊維形状を等芯円の鞘芯型とし、熱風温度142℃、熱風風速0.8m/sの熱風ボンディングにより繊維同士を接着し、実施例1と同様にして平均単糸繊度2.8dtex、目付20g/mで通気度293cm/cm/sであり、繊維が捲縮していない複合長繊維不織布を得た。得られた不織布は嵩密度が高く、クッション性を有しておらず風合いの硬いものであった。
〔比較例5〕
MFRが55g/10分(JIS−K7210に準じ、温度230℃、荷重2.16kgで測定)のポリプロピレン(PP)樹脂を単成分にてスパンボンド法により紡糸温度220℃で押出し、このフィラメント群を牽引して紡速3,000m/分で、移動捕集面に向けて押し出し、平均単糸繊度2.8dtexの長繊維不織ウェブを調製した。
次いで、得られた不織ウェブを、141℃のフラットロールとエンボスロール(パターン仕様:直径0.425mm円形、千鳥配列、横ピッチ2.1mm、縦ピッチ1.1mm、圧着面積率6.3%)の間に通して繊維同士を接着し、目付20g/mで通気度456cm/cm/sであり、繊維が捲縮していない長繊維不織布を得た。得られた不織布は嵩密度が高く、クッション性を有しておらず風合いの硬いものであった。
〔比較例6〕
第1成分となる芯の成分が融点162℃のポリプロピレン、第2成分となる鞘の成分が融点130℃の高密度ポリエチレンであって、繊度2.5dtex、カット長38mmの短繊維を構成繊維とし、カード法によって不織ウェブを得た。
次いで、得られた不織ウェブを熱風温度140℃、熱風風速1.0m/sの熱風ボンディングにより繊維同士を接着し、目付18g/mで通気度717cm/cm/s、捲縮数5個/インチの複合短繊維不織布を得た。得られた不織布は伸度が低く、タフネス指標が低いものであった。
Figure 2016041858
本発明の不織布は、クッション性の柔らかさを有する嵩高性、高い強伸度、透水性を有するため、衛生材料のトップシート、バックシートに好適に使用することができる。

Claims (8)

  1. 2種以上の熱可塑性樹脂からなる複合長繊維不織布であって、該不織布のX線CTでの厚み方向の配向指標が0.43以下であり、破断強度が25〜60N/5cmであり、破断伸度が25〜80%であり、タフネス指標が40以上であり、かつ、嵩密度が0.01〜0.07g/cmであることを特徴とする前記複合長繊維不織布。
  2. 前記複合長繊維不織布の圧縮仕事量WCが0.20〜0.70gf・cm/cmである、請求項1に記載の複合長繊維不織布。
  3. 前記複合長繊維不織布の通気度が300〜700cm/cm/sである、請求項1又は2に記載の複合長繊維不織布。
  4. 前記複合長繊維の捲縮数が5〜45個/インチである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合長繊維不織布。
  5. 前記複合長繊維がサイドバイサイド型又は偏芯型である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合長繊維不織布。
  6. 前記複合長繊維がポリオレフィン系繊維からなる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の複合長繊維不織布。
  7. 親水化剤を含有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の複合長繊維不織布。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の複合長繊維不織布を含む衛生材料。
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