JP2018143588A - 接合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬剤が入った複数の袋体を重ね合わせた状態で接合して一体化するために簡単に使用することができる接合装置を提供する。【解決手段】接合装置は、互いに重ねられた複数の袋体1を接合する装置であって、前記複数の袋体1の一部を切り起こすことで切起片9を形成する切起片形成部15と、切起片9を加熱する加熱部8a,8bとを備える。好ましくは、切起片形成部15は、突起部6を有する第1部材31と、突起部6を受け入れる受入れ部7を有する第2部材32とを備え、切起片形成部15は、第1部材31と第2部材32との間に前記複数の袋体1が配置された状態で、第1部材31と第2部材32とを相対的に接近させて、突起部6を受入れ部7に挿入することで、前記複数の袋体1の一部を切り起こす。【選択図】図10

Description

本発明は、接合装置に関するものである。
薬剤を分包する複数の袋体を重ね合わせた状態で接合して一体化するためには、針を用いたステープラーが使用可能である。薬剤を分包する袋体がステープラーによって綴じられている場合、綴じられて一体化されたものは針を含んだ状態で患者に引き渡されるので、患者は、薬剤を服用する際に針を誤飲するおそれがある。
針の誤飲を回避するために、包装済薬剤同士を両面テープによって貼り合わせて一体化する薬剤取りまとめ装置が、特開2017−177号公報(特許文献1)に記載されている。
特開2017−177号公報
特許文献1に記載された薬剤取りまとめ装置では、複数の包装済薬剤を両面テープによって一体化することができるが、装置自体が大がかりである。また、この装置においては、包装済薬剤は予め所定の薬剤仮置き箱に十分な数をストックしておく必要があるので、対象となる包装済薬剤がその都度選択されうる現場で簡単に使用するには適していない。
そこで、本発明は、薬剤が入った複数の袋体を重ね合わせた状態で接合して一体化するために簡単に使用することができる接合装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づく接合装置は、互いに重ねられた複数の袋体を接合する装置であって、上記複数の袋体の一部を切り起こすことで切起片を形成する切起片形成部と、上記切起片を加熱する加熱部とを備える。
本発明によれば、薬剤が入った複数の袋体を重ね合わせた状態で接合して一体化するために簡単に使用可能な接合装置を実現することができる。
本発明に基づく実施の形態1における接合装置の第1の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における接合装置の第2の斜視図である。 接合対象となる袋体の斜視図である。 接合対象となる袋体の模式的な断面図である。 接合対象となる複数の袋体を重ねた状態の模式的な断面図である。 本発明に基づく実施の形態1における接合装置に備わる第1部材の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における接合装置に備わる第1部材に設けられた突起部の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における接合装置に備わる第2部材の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における接合装置に備わる切起片形成部の動作を示す第1の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における接合装置に備わる切起片形成部の動作を示す第2の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における接合装置によって袋体の束に形成された切起片近傍の拡大断面図である。 本発明に基づく実施の形態1における接合装置によって一体化された複数の袋体の束の写真である。 図12の一部を拡大した写真である。 本発明に基づく実施の形態2における接合装置の第1の部分斜視断面図である。 本発明に基づく実施の形態2における接合装置の第2の部分斜視断面図である。 本発明に基づく実施の形態2における接合装置に備わる第1部材の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態2における接合装置に備わる第2部材の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態2における接合装置によって一体化された複数の袋体の束の写真である。 本発明に基づく実施の形態3における接合装置の第1の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態3における接合装置の第2の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態3における接合装置のヘッド近傍の第1の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態3における接合装置のヘッド近傍の第2の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態3における接合装置のヘッド近傍の分解図である。 本発明に基づく実施の形態3における接合装置のヘッド近傍の分解断面図である。 本発明に基づく実施の形態4における接合装置に備わる第1部材の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態5における接合装置に備わる第1部材の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態5における接合装置に備わる第1部材の平面図である。 本発明に基づく実施の形態6における接合装置に備わる第1部材兼第2部材の斜視図である。
(実施の形態1)
(構成)
図1〜図13を参照して、本発明に基づく実施の形態1における接合装置について説明する。本実施の形態における接合装置101の外観を図1に示す。図1とは異なる角度から見た外観を図2に示す。
接合装置101は、レバー40と、ベース部材41と、上部材42とを含む。ベース部材41は支持部43を含む。上部材42はヘッド44を含む。ヘッド44の下側に第1部材31が上下動可能な状態で支持されている。支持部43によって第2部材32が支持されている。第1部材31と第2部材32とを合わせたものが切起片形成部15である。
接合装置101は、互いに重ねられた複数の袋体を接合する装置であって、前記複数の袋体の一部を切り起こすことで切起片を形成する切起片形成部15と、前記切起片を加熱する加熱部とを備える。
接合の対象となる袋体の外観を図3に示す。袋体1の断面を模式的に示すと図4のようになる。袋体1の内部には少なくとも1つの薬剤4が収められている。薬剤4は錠剤とは限らず、たとえば散剤であってもよい。袋体1は、基材2と熱溶着可能層3との2層構造を備えるシート材を折り目13で2つ折りにして、3つの辺を加熱することによってシールしたものである。基材2はたとえばセロハンを主材料とするシートである。熱溶着可能層3はたとえばポリエチレンを主材料とする層である。袋体1は、シール領域5を有する。シール領域5は、シールしたことによって熱溶着可能層3同士が溶着している領域である。シール領域5が形成されていることにより、薬剤4は袋体1の内部に閉じ込められている。
複数の袋体1を重ねた様子を図5に示す。ここで示す例では、シール領域5同士が揃うように3つの袋体1が重ねられている。図5では右側の続きの部分が省略されているが、右側に薬剤4が入っている部分がある。
第1部材31を単独で取り出したところを図6に示す。第1部材31はネジ留めのための構造を有していてもよい。図6に示した例では、第1部材31は長手方向の両端にネジを受けるための切欠きを有している。第1部材31は少なくとも1つの突起部6を備える。ここで示す例では、第1部材31は4つの突起部6を備える。突起部6の数は、4に限らず他の数であってもよい。1つの突起部6を拡大したところを図7に示す。突起部6は、円柱形の上端を斜めに切り落とし、さらに上端の斜面が低くなっている側の一部を中心線に平行な平面で切り落とした形状となっている。突起部6は第1部位61と第2部位62とを備える。上端の斜面の高くなっている側の端を含む部分が第1部位61であり、低くなっている側の端部が第2部位62である。第1部位61は円弧状のエッジを有する。第2部位62は線分状のエッジを有する。
第2部材32を単独で取り出したところを図8に示す。第2部材32はネジ留めのための構造を有していてもよい。図8に示した例では、第2部材32は長手方向の両端にネジを受けるための開口部を有している。第2部材32は少なくとも1つの受入れ部7を備える。ここで示す例では、第2部材32は4つの受入れ部7を備える。受入れ部7の数は、4に限らず他の数であってもよい。受入れ部7は円形の凹部であってよい。受入れ部7の内径は、突起部6の外径よりわずかに大きく形成される。突起部6は上から見たとき、円形から第2部位62側の一部を切り落とした形状となっているが、受入れ部7を上から見たときの形状は、円形から一部を切り落とした形状ではなく、完全な円形であってよい。受入れ部7に突起部6を挿入することができるように、突起部6の配列と受入れ部7の配列とは互いに対応している。
図9〜図13を参照して、切起片形成部15の動作について説明する。図9に示すように、第1部材31の上側には加熱部8aが配置されている。第2部材32の下側には加熱部8bが配置されている。加熱部8a,8bは公知技術によるヒータであってよい。
互いに接合すべき複数の袋体1は、互いに積み重なった状態で第2部材32の上に載置される。通常、これらの複数の袋体1のシール領域5が受入れ部7の上に位置するように載置される。袋体1の密封状態を維持したり、薬剤4の噛み込みを避けたりするためには、第1部材31および第2部材32による一体化はシール領域5で行なわれることが好ましい。また、第1部材31および第2部材32による一体化は、袋体1の端縁部で行なわれることが好ましい。一体化が袋体1の端縁部で行なわれていれば、一体化した後の状態でも、複数の袋体1の各々をめくりながら目視して監査することができるからである。図9に示した例では、シール領域5が受入れ部7の上に位置するように、複数の袋体1が載置されている。
図9に示すように、第1部材31および加熱部8aは、矢印92に示すように相対的に下降する。第1部材31が下降し終えた時点では、図10に示す状態になる。ここで示す例では、突起部6の先端は斜面となっているが、斜面となっていること自体は必須ではない。突起部6の第1部位61の外縁は、受入れ部7の内周に対してぎりぎりの位置を通過するように配置されている。突起部6の第2部位62の外縁は、受入れ部7の内周から離隔した位置を通過するように配置されている。
切起片形成部15は、突起部6を有する第1部材31と、突起部6を受け入れる受入れ部7を有する第2部材32とを備える。切起片形成部15は、第1部材31と第2部材32との間に複数の袋体1が配置された状態で、第1部材31と第2部材32とを相対的に接近させて、突起部6を受入れ部7に挿入することで、複数の袋体1の一部を切り起こす。
図10では、複数の袋体1の一部が切り起こされて切起片9が形成されている。突起部6の第1部位61の側では、袋体1は切断されており、第2部位62の側では袋体1は切断されずにつながっている。第2部位62の近傍では、複数の袋体1が重なったまま折り曲げられて切起片9となっている。第1部材31および第2部材32は加熱部8a,8bによって加熱されているので、切起片9も加熱される。第1部材31を第2部材32から相対的に離した後で、複数の袋体1の束を取り出す。この時点では、複数の袋体1は1つの束となっている。切起片9においては、複数の袋体1が互いに接合されて一体化している。切起片9の近傍を拡大したところを図11に示す。接合装置101によって一体化された複数の袋体1の束の写真を図12に示す。図12の切起片9の近傍を拡大したところを図13に示す。切起片9が形成されたことにより、開口部10が形成されている。
(作用・効果)
各々の袋体1は、基材2が熱溶着可能層3を挟み込んだ構造となっているので、複数の袋体1を重ねただけの状態では、各袋体1の内部の熱溶着可能層3はそれぞれ隔離された状態にあり、互いに触れ合うことはない。しかし、接合装置101によって処理された後には、切起片9が形成され、切起片9の外縁には袋体1の断面が露出する。切起片9の内部にあった熱溶着可能層3は、加熱部によって加熱されるので、高温となって溶融し、熱溶着可能層3の材料が外縁の断面からにじみ出る。にじみ出た熱溶着可能層3の材料は図11に示すように互いにつながってから冷えて固まる。切起片9の外縁には溶着部11が形成されている。これにより、切起片9は一体化する。一方、開口部10の内縁には溶着部12が形成されている。ここで図11に示した構造は、あくまで模式的なものであって、実際にはこのようにきれいな形状になるとは限らない。にじみ出た熱溶着可能層3の材料は、図11に示した以外の位置にも付着していてもよい。図11では、切起片9は元の面に対してほぼ直角に曲がっているが、実際には、直角以外の角度で曲がっていてもよい。複数の袋体1の束を取り出した時点では、切起片9が元の位置から回転した角度は90°未満であってもよい。切起片9は元の位置から90°以上回転して袋体1の本体と鋭角をなすように折れ曲がる状態となっていてもよい。複数の袋体1の束を切起片形成部15から取り出した後で、切起片9を押してさらに折り曲げてもよい。
本実施の形態で示したように、接合装置101は、薬剤4が入った複数の袋体1を重ね合わせた状態で接合して一体化することができる。接合装置101は、簡単な構造であるので、薬剤を扱う現場で簡単に使用することができる。
本実施の形態で示したように、突起部6は、受入れ部7と協働して、複数の袋体1をせん断することで、切起片9となる部分を形成する第1部位61と、受入れ部7と協働して、切起片9となる部分を起こす第2部位62とを備えることが好ましい。この構成を採用することにより、袋体1の所望の箇所に円滑に切起片9を形成することができる。
本実施の形態で示したように、加熱部が、前記第1部材および前記第2部材のうち少なくとも一方に設けられていることが好ましい。この構成を採用することにより、加熱部は切起片9を効率良く加熱することができ、切起片9の内部の熱溶着可能層3を溶融させることができるので、袋体1同士の固着をより確実に実現することができる。
本実施の形態で示したように、複数の袋体1の各々は、基材2と、基材2の内側に重ねて配置された熱溶着可能層3とを備えることが好ましい。この構成を採用することにより、熱溶着可能層3の溶融、にじみ出し、固化という一連の現象を利用して、複数の袋体1を互いに接合して一体化することができる。
なお、第1部材31および第2部材32による一体化は、シール領域5以外の領域で行なわれてもよい。この場合、薬剤4の噛み込みを避けるために、袋体1の内部に収容されている薬剤4を、第1部材31および第2部材32による一体化を行なう位置から離れた位置に寄せておく必要がある。切起片9が形成されることで、袋体1には開口部10が形成される。このように開口部10が形成されるとしても、袋体1を密封状態にすることができる。なぜなら、開口部10の内周部が、第1部材31および第2部材32によってシールされるからである。
図3に示す例では、1つの袋体1が1つの収容部を備えているが、他の例として、1つの袋体が複数の収容部を備えていてもよい。複数の収容部はたとえば一方向に並んで連なっていてよい。このような場合の複数の収容部の各々には、たとえば1回の服用に相当する分量の薬剤4が収容される。
たとえば、袋体1は、1日のうちに服用すべき薬剤を収容するものであってもよい。この袋体1は複数の収容部を備え、複数の収容部は、1日の中で服用すべき順に一方向に並んで連なるものであってもよい。この場合、複数日分の袋体1をまとめて接合装置101によって接合することが考えられる。このように複数日分の袋体1を接合するにあたっては、服用順が1日の中で最も遅い薬剤を収めた収容部の近傍の位置で、接合することが好ましい。このようにすれば、薬剤4を服用する際に、服用順の早い収容部から順に切り取っていくことができるからである。
たとえば、1つの袋体1に含まれる複数の収容部の各々は、服用すべき時点が互いに同一の薬剤を収めるものであってもよい。接合装置101により互いに接合される複数の袋体1の各々は、服用すべき時点が互いに同一であってもよく、あるいは、互いに異なっていてもよい。接合装置101により互いに接合される複数の袋体1の組合せは、状況に応じて適宜選択することができる。
(実施の形態2)
(構成)
図14〜図18を参照して、本発明に基づく実施の形態2における接合装置について説明する。本実施の形態における接合装置102の部分斜視断面図を図14に示す。図14では、接合装置102の切起片形成部15i近傍に注目し、一定の仮想的平面で切断して内部構造を含めて示している。図14とは異なる向きから見て異なる仮想的平面で切ったときの接合装置102の部分斜視断面図を図15に示す。
接合装置102は、基本的な構成は実施の形態1で示した接合装置101と共通するが、接合装置101といくつかの点で異なる。接合装置102は、切起片形成部15iを備える。切起片形成部15iは、第1部材31iと第2部材32iとを含む。接合装置102においては、第2部材32iの近傍にガイド部材46が配置されている。ガイド部材46は、支持部43によって支持されている。ガイド部材46は、樹脂製であってよい。ガイド部材46は平坦な上面を有し、この上面は第2部材32iの上面とほぼ同一平面上にある。
第1部材31iを単独で取り出したところを図16に示す。第1部材31iは突起部6を備える。この突起部6は、上から見たとき、長方形の一方の長辺の中央に小さな長方形を付け足したような形状を有する。突起部6は上端を斜めに切り落とした形状となっている。小さな長方形を付け足した長辺がある側は低い側である。その反対側の長辺は高い側である。
第2部材32iを単独で取り出したところを図17に示す。第2部材32iは受入れ部7を備える。受入れ部7は、上から見たとき、長方形の一方の長辺の中央に小さな長方形を付け足したような形状の凹部または貫通孔である。ここで付け足された小さな長方形の短辺は、突起部6において付け足された小さな長方形の短辺より長い。
接合装置102によって一体化された複数の袋体1の束の写真を図18に示す。図18では、切起片9が形成されたことにより、開口部10が形成されている。
図15に示した例では、受入れ部7は貫通孔となっている。このように、受入れ部7は、第2部材32iに設けられた貫通孔であることが好ましい。なぜなら、切起片形成部15iを繰り返し使用していると受入れ部7の内部に袋体1から生じるカスが溜まってくるからである。このカスは、主に熱溶着可能層3のカスである。受入れ部7が凹部である場合にはこのカスが内部に溜まってしまい、良好な接合作業を続行するためにはこれを除去することが必要となってしまう。しかし、受入れ部7が貫通孔となっていればカスは下方に抜け落ちることができるので、受入れ部7の内部に溜まることは避けられる。
(作用・効果)
本実施の形態においても、実施の形態1で示したのと同様の効果を得ることができる。さらに受入れ部7が貫通孔となっていることにより、カスが受入れ部7の内部に溜まることを回避することができ、清掃が容易となることができるので、好ましい。
(実施の形態3)
(構成)
図19〜図24を参照して、本発明に基づく実施の形態3における接合装置について説明する。本実施の形態における接合装置103の外観を図19に示す。図19とは異なる角度から見た外観を図20に示す。図19および図20では、説明の便宜のため、ガイド部材46などを取り去った状態で表示されている。接合装置103のヘッド44近傍を図21に示す。図21とは異なる向きから見たところを図22に示す。図22では、説明の便宜のため、支持部43およびヘッド44の一部を一定平面で切り取った状態で示している。接合装置103の当該部分の分解図を図23に示す。さらに一定平面で切った状態の分解図を図24に示す。
接合装置103は、切起片形成部15jを備える。切起片形成部15jは、第1部材31jと、第2部材32jとを含む。第1部材31jは上側保持部33によって保持されている。第1部材31jは前側からスライドさせて上側保持部33の内側に押し込むことによって取り付けることができる。上側保持部33の後ろ側には磁石35aが配置されている。第1部材31jは磁石35aによって吸着可能な部材を含む。第1部材31jを上側保持部33の内側に挿入し終えたときには、磁石35aが第1部材31jを吸着することによって第1部材31jの位置は固定される。第1部材31jは、磁石35aの吸着力に抗して前側へスライドさせることによって上側保持部33から取り外すことができる。
第2部材32jは下側保持部34によって保持されている。第2部材32jは前側からスライドさせて下側保持部34の内側に押し込むことによって取り付けることができる。下側保持部34の後ろ側には磁石35bが配置されている。第2部材32jは磁石35bによって吸着可能な部材を含む。第2部材32jを下側保持部34の内側に挿入し終えたときには、磁石35bが第2部材32jを吸着することによって第2部材32jの位置は固定される。第2部材32jは、磁石35bの吸着力に抗して前側へスライドさせることによって下側保持部34から取り外すことができる。
図23および図24に示すように、ガイド部材46は、下面の中央付近に磁石46cを備える。図23に示すように、ガイド部材46は、下面に2つの突起46dを備えている。2つの突起46dは磁石46cを挟むように配置されている。支持部43は2つの開口部43eを有する。ガイド部材46を支持部43の上に設置する際には、2つの突起46dが2つの開口部43eに挿入され、磁石46cが支持部43に吸着することによって、ガイド部材46は所望の位置に正しく固定される。ガイド部材46は支持部43に対して着脱可能である。
図22に示すように、ヘッド44の内部には可動部45が上下方向に延在している。可動部45は上下に移動可能に保持されており、上側保持部33は可動部45に対して相対的に固定されている。したがって、第1部材31jは可動部45に対して相対的に固定されている。可動部45に上下に移動することによって第1部材31jも上下に移動する。図22に示す状態から可動部45がさらに下降することによって、第1部材31jは第2部材32jに対して当接することができる。
(作用・効果)
本実施の形態においても、実施の形態1で説明した効果を得ることができる。
本実施の形態では、第1部材31jは上側保持部33によって保持され、第2部材32jは下側保持部34によって保持され、第1部材31jおよび第2部材32jはそれぞれスライドさせることによって着脱可能であるので、ネジ留めは不要である。したがって、第1部材31jおよび第2部材32jの交換が容易である。
(実施の形態4)
(構成)
図25を参照して、本発明に基づく実施の形態4における接合装置について説明する。本実施の形態における接合装置の構成は、基本的には実施の形態1で説明した接合装置101と同じであるが、接合装置101に比べて第1部材および第2部材の構造が異なる。本実施の形態における接合装置は、図25に示すような第1部材31kを備える。第1部材31kにおいては、突起部6が4×2の合計8個配置されている。第2部材は図示していないが、第2部材においてもこれに対応するように4×2の合計8個の円形の受入れ部が設けられている。
ここではこのような4×2の合計8個の配列の例を示したが、これはあくまで一例である。突起部および受入れ部はこのようにm×n(m,nはいずれも2以上の整数)のマトリックス状に配列されていてもよい。
(作用・効果)
本実施の形態においても、実施の形態1で説明した効果を得ることができる。
本実施の形態における接合装置によれば、複数の袋体の1つの束に対して切起片が同時に複数列設けられるので、袋体同士の結合をより強固なものとすることができる。
通常、切起片の集合体はシール領域5内に設けられることが想定されているが、シール領域5の幅が狭い場合には複数列の切起片を形成する余裕はないかもしれない。一方、シール領域5の幅がある程度広くてスペースに余裕がある場合には、本実施の形態における接合装置のように、切起片が複数列形成されるようにすることが好ましい。
(実施の形態5)
(構成)
図26〜図27を参照して、本発明に基づく実施の形態5における接合装置について説明する。本実施の形態における接合装置の構成は、基本的には実施の形態1で説明した接合装置101と同じであるが、接合装置101に比べて第1部材の構造が異なる。本実施の形態における接合装置は、図26に示すような第1部材31nを備える。第1部材31nの平面図を図27に示す。第1部材31nにおいては、突起部6の斜面の向きが一定ではなく、1個おきに異なる向きとなっている。第2部材については、実施の形態1で示したものと同じであってよい。
ここではこのように突起部6の斜面が1個おきに180°異なる向きとなることによって結果的に2通りの向きを向く例を示したが、これはあくまで一例である。突起部の斜面は、さらに違う角度で異なっていてもよいし、1個おきではなくてもよい。突起部6の斜面は、3通り以上の向きのものがあってもよい。
(作用・効果)
本実施の形態においても、実施の形態1で説明した効果を得ることができる。
本実施の形態における接合装置によれば、複数の袋体の1つの束にこの接合装置の1回の操作によって形成される複数の切起片は、異なる向きに折り曲げられたものが混在する状態となるので、袋体同士の結合をより強固なものとすることができる。
(実施の形態6)
(構成)
図28を参照して、本発明に基づく実施の形態6における接合装置について説明する。本実施の形態における接合装置の構成は、基本的には実施の形態1で説明した接合装置101と同じであるが、接合装置101に比べて第1部材および第2部材の構造が異なる。本実施の形態における接合装置は、図28に示すような部材30を備える。部材30は、第1部材と第2部材とを兼ねるものである。部材30は、突起部6と受入れ部7とを備える。この接合装置では、上側にも下側にも同じく部材30が配置されていてよい。同じ構造の部材30同士であっても、上側にあるものを第1部材、下側にあるものを第2部材とみなせばよい。部材30同士を互いに対向させて接近させたときには、一方の部材30の突起部6が他方の部材30の受入れ部7に挿入され、前記一方の部材30の受入れ部7には前記他方の部材30の突起部6が挿入される。
(作用・効果)
本実施の形態においても、実施の形態1で説明した効果を得ることができる。
本実施の形態における接合装置によれば、複数の袋体の1つの束にこの接合装置の1回の操作によって形成される複数の切起片は、オモテ側に折り返されたものとウラ面に折り返されたものとが混在する状態となるので、袋体同士の結合をより強固なものとすることができる。
なお、実施の形態4〜6では、実施の形態1で示したような突起部6(図7参照)を前提に説明したが、このような形状の突起部に限らない。実施の形態2で示したような突起部6(図16参照)を採用しても同様のことがいえる。また、これら2種類の形状の突起部に限らず、さらに異なる形状の突起部を採用してもよい。
なお、上記実施の形態のうち複数を適宜組み合わせて採用してもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 袋体、2 基材、3 熱溶着可能層、4 薬剤、5 シール領域、6 突起部、7 受入れ部、8a,8b 加熱部、9 切起片、10 開口部、11,12 溶着部、13 折り目、15,15i 切起片形成部、30 部材、31,31i,31j,31k,31n 第1部材、32,32i,32j 第2部材、33 上側保持部、34 下側保持部、35a,35b 磁石、40 レバー、41 ベース部材、42 上部材、43 支持部、43e 開口部、44 ヘッド、45 可動部、46 ガイド部材、46c 磁石、46d 突起、61 第1部位、62 第2部位、91,92 矢印、101 接合装置。

Claims (6)

  1. 互いに重ねられた複数の袋体を接合する装置であって、
    前記複数の袋体の一部を切り起こすことで切起片を形成する切起片形成部と、
    前記切起片を加熱する加熱部とを備える、接合装置。
  2. 前記切起片形成部は、
    突起部を有する第1部材と、
    前記突起部を受け入れる受入れ部を有する第2部材とを備え、
    前記切起片形成部は、前記第1部材と前記第2部材との間に前記複数の袋体が配置された状態で、前記第1部材と前記第2部材とを相対的に接近させて、前記突起部を前記受入れ部に挿入することで、前記複数の袋体の一部を切り起こす、請求項1に記載の接合装置。
  3. 前記突起部は、
    前記受入れ部と協働して、前記複数の袋体をせん断することで、前記切起片となる部分を形成する第1部位と、
    前記受入れ部と協働して、前記切起片となる部分を起こす第2部位とを備える、請求項2に記載の接合装置。
  4. 前記加熱部は、前記第1部材および前記第2部材のうち少なくとも一方に設けられている、請求項2または3に記載の接合装置。
  5. 前記受入れ部は、前記第2部材に設けられた貫通孔である、請求項2から4のいずれかに記載の接合装置。
  6. 前記複数の袋体の各々は、基材と、前記基材の内側に重ねて配置された熱溶着可能層とを備える、請求項1から5のいずれかに記載の接合装置。
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