JP3624914B2 - ディスク収納体 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はコンパクトディスクを収納するディスク収納体に関し、更に詳細には、本を構成する紙に貼着されて好適なディスク収納体に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンパクトディスクは、一般に円盤状を呈し、その中心にスピンドル等が嵌合するための中央孔が形成され、裏面に種々の情報が記録されている。
このようなディスクは、近年、CDブック等のような形態をとり、例えば、本を構成する紙の間に収納されて市場に流通し始めつつある。
そして、CDブック等に用いられる種々のディスク収納構造の中で簡便なものとして、本出願人は、実願平5ー3188号においてディスク収納体を提案している。
このディスク収納体は、ディスクがプラスチックシートで挟まれ、ディスクのの周囲のプラスチックシート箇所がヒートシールされて形成され、表側のシートの外面には、ディスクを取り出すための開封用ラインが形成され、裏側のシートの外面は本を構成する紙等の表面に接着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなディスク収納体では、ディスクをプラスチックシートで挟み込んだ後、その周囲をヒートシールすることから、販売すべきディスクが決定し供給された後に初めてディスク収納体の製造が可能となる。
すなわち、ディスク収納体自体は複数種類の本で共通に使用可能な部品であるにも拘らず、ディスクが供給されるまでディスク収納体を製造できない。
そのため、一定量をまとめて製造しディスク収納体のコストダウンを図れず、注文後生産のため、ディスク収納体の製造に手間取り迅速に対応することができず、ディスクが供給された後、その都度ヒートシールすることから単価が高くなる問題があった。
また、販売する本の部数が少ない場合には、小回りがきかないという問題もあった。
【0004】
また、先のディスク収納体では、開封ラインを切断してディスクを取り出す際、ディスクをその厚み方向から、あるいは、厚み方向に対して斜めから取り出すことができず、その面方向にスライドさせてディスク収納体から取り出していた。
そのため、記録情報面であるディスクの裏面が傷付き易いという問題があった。
また、開封ラインの配置如何により、開封ラインの切断時に、ディスク収納体からディスクが落下する虞もあった。
【0005】
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、ディスクと切り離してディスク収納体のみを製造でき、コストダウンを図ることができるディスク収納体を提供することにある。
また、本発明の目的は、記録情報面であるディスクの裏面に傷を付けることなくディスクを取り出せるディスク収納体を提供することにある。
また、本発明の目的は、開封ラインの切断時に、ディスク収納体からディスクが落下する虞のないディスク収納体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、ディスクが収納され周囲が閉塞された袋状のプラスチックシート製のケースを備え、前記ケースの一方の面にはディスク取り出し用の開封用ラインが形成されたディスク収納体において、前記ケースの他方の面に接着層が形成され、前記ケースの他方の面にディスク挿入用の切れ目が形成され、前記開封用ラインを切断することで前記ケースの一方の面には、ディスクのほぼ全体を露出させる開口と、ディスクの外側に位置する部分を中心として開き前記開口を開閉する開閉片と、前記ディスクの外周部の周方向に間隔をおいた複数のディスク外縁箇所にそれぞれ係止し前記開口の縁から開口の内側に向けて突出する複数の係止片が形成され、前記複数の係止片はディスクの外側に位置する部分を中心として開閉可能に形成されていることを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、ディスクが収納され周囲が閉塞された袋状のプラスチックシート製のケースを備え、前記ケースの一方の面にはディスク取り出し用の開封用ラインが形成されたディスク収納体において、前記ケースの他方の面に接着層が形成され、前記ケースの他方の面にディスク挿入用の切れ目が形成され、前記開封用ラインを切断することで前記ケースの一方の面には、ディスクのほぼ全体を露出させる開口と、ディスクの外側に位置する部分を中心として開き前記開口を開閉する複数の開閉片が形成されることを特徴とする。
また、本発明は、前記複数の開閉片が、ディスクの上方箇所を中心として開く上開閉片と、ディスクの下方箇所を中心として開く下開閉片とで構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記複数の開閉片が、ディスクの左方箇所を中心として開く左開閉片と、ディスクの右方箇所を中心として開く右開閉片で構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記複数の開閉片が、ディスクの上方箇所を中心として開く上開閉片と、ディスクの下方箇所を中心として開く下開閉片と、ディスクの左方箇所を中心として開く左開閉片と、ディスクの右方箇所を中心として開く右開閉片で構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記上開閉片と下開閉片は上下方向の寸法が小さく形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記開封用ラインを切断することで前記ケースの一方の面には、前記ディスクの外周部の周方向に間隔をおいた複数のディスク外縁箇所にそれぞれ係止する複数の係止片が前記開口の縁から開口の内側に向けて突出形成され、これら係止片はディスクの外側に位置する部分を中心として開閉可能に形成されていることを特徴とする。
【0012】
【作用】
ディスクをケースの切れ目からケース内に収納でき、ディスクとは別にケースのみを予め量産できる。
また、前記開封用ラインを切断することで前記ケースにディスクのほぼ全体を露出させる開閉片が形成されるようにすると、記録情報面であるディスクの裏面に傷を付けることなくディスクを取り出せる。
また、前記開封用ラインを切断することで前記ケースにディスクの外縁部分を除いた残りのディスク部分を露出させる開閉片が形成されるようにすると、開封ラインの切断時におけるディスクのディスク収納体からの落下を防止できる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明に係るディスク収納体を添付図面に従って説明する。
図1(A)は本発明の第1実施例に係るディスク収納体の表面の平面図、図2(A)は裏面の平面図、図2(B)は剥離紙が貼着された取着されたディスク収納体の裏面の平面図を示す。
2はディスク収納体、4は円盤状のディスク、4Aはディスクの中央孔を示す。
ディスク収納体2は、プラスチックシート製の透明な袋状のケース6を備え、図1(A)に示すように、ケース6の表面602には開封用ライン8が形成され、図2(A)に示すように、ケース6の裏面604には接着層10が設けられ、図2(B)に示すように、接着層10には剥離紙12が貼着されている。
前記ケース6は矩形状を呈し、二枚の透明なプラスチックシート14が重ね合わされ、4辺周囲が高周波により直線状に溶着された溶着部16により閉塞されている。
ディスク4は、図3に示すように、取り出し口18Aを有する不織布で作られた袋18に挿入された状態で、あるいは、不織布と透明なビニールフィルムとで作られた袋18に挿入された状態で、袋の取り出し口18Aを上に向けて前記ケース6内に収納されている。
【0014】
ケース6を構成するプラスチックシート14としてはポリプロピレンシートやポリ塩化ビニルシート等が挙げられ、プラスチックシートはプラスチックフィルムを含む。実施例ではプラスチックシート14としてポリ塩化ビニルシートが用いられている。
二枚のプラスチックシート14のうち裏側のシート14には、すなわち、接着層10が形成されたケース6の裏面604には、図2(A)に示すように、ケース6の内部にディスク4を挿入するための切れ目20が形成されている。
この実施例では、切れ目20は、シート14の上部でシート14の上縁に平行して形成され、その長さは、ディスク4の直径よりも十分に大きな寸法で形成されている。
図2(C)に示すように、前記剥離紙12は接着層10に剥離可能に貼着され、この剥離紙12にも前記切れ目20に合致する切れ目22が形成されている。
【0015】
また、前記開封用ライン8はケース6に収納されたディスク4を取り出すためのもので、図1(A)に示すように、開封用ライン8は表側のシート14の上縁寄り部分に、すなわちケース6の表面602の上縁寄り部分に形成されている。
開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所でケース6の上縁に平行して延在する直線部802と、直線部802の両端から斜め下方に延在する両側の直線部804とで構成され、このような開封用ライン8を切断することでディスク取り出し用の開口24が形成され、また、両側の直線部804の下端間を接続する部分を中心として開閉する開閉片26が画成される。開封用ライン8は、例えば、高周波等により表側のシート14の外面を溶かすことで形成され、ミシン目、或は、半焼り切り線(切り込み線)として形成されている。
【0016】
本実施例は前記のように構成されているので、ディスク4は剥離紙12の切れ目22、及びケース6の切れ目20から、袋18に挿入された状態で袋18と共にケース6内に収納される。
そして、剥離紙12を剥し、接着層10によりケース6の裏面604が、本を構成する紙等に接着される。
尚、ディスク4が収納されたケース6は、三方断裁前の折り丁を構成する紙片に接着してもよく、あるいは、製本された三方断裁後の本の適宜ページに接着してもよい。
ディスク4の取り出しは、開封用ライン8を切断し、開口24からディスク4を抜き取ることでなされる。
本実施例によれば、販売すべきディスク4が決定される前から、ディスク4とは別にケース6のみを予め量産でき、ディスク収納体2のコストダウンを図ることが可能となり、また、注文後に、その量の多少に拘らず迅速に対応することができる。
また、実施例では、切れ目22を有する剥離紙12を用いたので、ディスク4のケース6内への収納もより円滑に行うことができ、コストダウンを図る上で有利となる。
更に、ケース6の切れ目20はケース6の裏面604が紙片または本のページに接着されることで封止されるので、ケース6を接着した後は、開封用ライン8以外からはディスク4を取り出せず、盗難等を防止することが可能となる。
【0017】
次に、図1(B),(C),(D)、図4乃至図9を参照して開封用ライン8の変形例について説明する。
図1(B)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所でケース6の上縁に平行して延在する直線部806と、直線部806の両端から斜め上方に延在する両側の直線部808とで構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図1(C)では、開封用ライン8は、ケース6の左右方向のほぼ中央でかつディスク4の上方箇所において、上方に凸の鈍角状に交叉する二本の直線部810で構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図1(D)では、開封用ライン8は、ケース6の左右方向のほぼ中央でかつディスク4の上方箇所において、下方に凸の鈍角状に交叉する二本の直線部812で構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
【0018】
図4(A)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所で上方に凸の湾曲状に延在する湾曲線部814で構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図4(B)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所で下方に凸の湾曲状に延在する湾曲線部816で構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図4(C)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所で上方に凸の湾曲状に延在する湾曲線部818と、湾曲線部818の両端から斜め上方に短い長さで延在する直線部820とで構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図4(D)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所で下方に凸の湾曲状に延在する湾曲線部822と、湾曲線部822の両端から斜め下方に短い長さで延在する直線部824とで構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
【0019】
図5(A)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所で上方に凸の二つの頂角が左右に並べらるように4本の直線部826が連結されて構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図5(B)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所で下方に凸の二つの頂角が左右に並べらるように4本の直線部828が連結されて構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図5(C)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所でケース6の上縁に平行して延在する直線部830と、直線部830の中央において上方に凸の湾曲状に形成された湾曲線部832と、直線部830の両端から斜め下方に延在する両側の直線部834とで構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成され、湾曲線部832で囲まれた部分は開閉片26のつまみとして機能する。
図5(D)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所でケース6の上縁に平行して延在する直線部836と、直線部836の中央において下方に凸の湾曲状に形成された湾曲線部838と、直線部836の両端から斜め上方に延在する両側の直線部840とで構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成され、湾曲線部838で囲まれた部分は開閉片26のつまみとして機能する。
【0020】
図6(A)では、開封用ライン8は、ディスク4の左方箇所でケース6の左縁に平行して延在する直線部842と、直線部842の上下端からそれぞれケース6の右縁に向かって斜め上方と下方に延在する直線部844とで構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図6(B)では、開封用ライン8は、ディスク4の左方箇所でケース6の左縁に平行して延在する直線部846と、直線部846の上下端からそれぞれケース6の左縁に向かって斜め上方と下方に延在する直線部848とで構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図6(C)では、開封用ライン8は、ケース6の上下方向のほぼ中央でかつディスク4の左方箇所において、左方に凸の鈍角状に交叉する二本の直線部850で構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図6(D)では、開封用ライン8は、ケース6の上下方向のほぼ中央でかつディスク4の左方箇所において、右方に凸の鈍角状に交叉する二本の直線部852で構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
【0021】
図7(A)では、開封用ライン8は、ディスク4の左方箇所で左方に凸の湾曲状に延在する湾曲線部854で構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図7(B)では、開封用ライン8は、ディスク4の左方箇所で右方に凸の湾曲状に延在する湾曲線部856で構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図7(C)では、開封用ライン8は、ディスク4の左方箇所で左方に凸の湾曲状に延在する湾曲線部858と、湾曲線部858の上下端からそれぞれ左方で斜め上方と斜め下方に向かって短い長さで延在する直線部860とで構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図7(D)では、開封用ライン8は、開封用ライン8は、ディスク4の左方箇所で右方に凸の湾曲状に延在する湾曲線部862と、湾曲線部862の上下端からそれぞれ右方で斜め上方と斜め下方に向かって短い長さで延在する直線部864とで構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
【0022】
図8(A)では、開封用ライン8は、ディスク4の左方箇所で左方に凸の二つの頂角が上下に並べらるように4本の直線部866が連結されて構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図8(B)では、開封用ライン8は、ディスク4の左方箇所で右方に凸の二つの頂角が上下に並べらるように4本の直線部868が連結されて構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成される。
図8(C)では、開封用ライン8は、ディスク4の左方箇所でケース6の左縁に平行して延在する直線部870と、直線部870の中央において左方に凸の湾曲状に形成された湾曲線部872と、直線部870の上下端からそれぞれ右方で斜め上方と斜め下方に延在する上下の直線部874とで構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成され、湾曲線部872で囲まれた部分は開閉片26のつまみとして機能する。
図8(D)では、開封用ライン8は、ディスク4の左方箇所でケース6の左縁に平行して延在する直線部876と、直線部876の中央において右方に凸の湾曲状に形成された湾曲線部878と、直線部876の上下端からそれぞれ左方で斜め上方と斜め下方に延在する上下の直線部880とで構成されている。このような開封用ライン8を切断することで開口24が形成され、また、開閉片26が形成され、湾曲線部878で囲まれた部分は開閉片26のつまみとして機能する。
【0023】
図9(A)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所でケース6の上縁に平行する横長の矩形状に形成され、開封用ライン8を切断し、この開封用ライン8で囲まれた矩形部分882を取り去ることで横長の開口24が形成される。
図9(B)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所でケース6の上縁に平行する横長のほぼ矩形状に形成され、開封用ライン8で囲まれた矩形部分882の左右の端部が湾曲状になるように形成され、この部分882を取り去ることで横長の開口24が形成される。
図9(C)では、開封用ライン8は、分断された多数の切れ目で構成され、これら切れ目で囲まれた部分884を取り去ると、ディスク4の上方箇所でケース6の上縁に平行する横長の開口24が形成される。
図9(D)では、開封用ライン8は、ディスク4の左方箇所でケース6の左縁に平行する縦長の矩形状に形成され、開封用ライン8を切断し、この開封用ライン8で囲まれた矩形部分882を取り去ることで縦長の開口24が形成される。
図9(E)では、開封用ライン8は、ディスク4の左方箇所でケース6の左縁に平行する縦長のほぼ矩形状に形成され、開封用ライン8で囲まれた矩形部分882の上下の端部が湾曲状になるように形成され、この部分882を取り去ることで縦長の開口24が形成される。
図9(F)では、開封用ライン8は、分断された多数の切れ目で構成され、これら切れ目で囲まれた部分884を取り去ると、ディスク4の左方箇所でケース6の左縁に平行する縦長の開口24が形成される。
【0024】
次に、第2,第3実施例について説明する。
尚、これら第2,第3実施例において説明は省略するが、前記第1実施例と同様に、ケース6の裏面604に接着層10が形成されると共に切れ目20が形成され、切れ目22を有する剥離紙12が剥離可能に貼着されている。
まず、図10乃至図12を参照して第2実施例について説明する。
図10(A)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所でケース6の上縁と平行して延在する上直線部8002と、ディスク4の下方箇所で下縁と平行して延在する下直線部8004と、上直線部8002の右端と下直線部8004の左端を接続しディスク4の中央孔4A上を通る傾斜直線部8006とで構成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、上直線部8002の左端と下直線部8004の左端を結ぶ点線で示す部分を中心として、すなわち、ディスク4の左側に位置する部分を中心として開く左開閉片26Aが形成され、また、上直線部8002の右端と下直線部8004の右端を結ぶ点線で示す部分を中心として、すなわち、ディスク4の右側に位置する部分を中心として開く右開閉片26Bが形成される。これら左右の開閉片26A,26Bを前記部分を中心として持ち上げると、上直線部8002と下直線部8004の間にディスク4全体が露出する矩形状の開口24が形成される。
このような実施例によれば、開封用ライン8を切断した後、左右の開閉片26A,26Bを持ち上げると、ディスク4の姿勢を変えることなく収納された状態の姿勢のまま、すなわち、ディスク4をその厚み方向に移動させることでディスク収納体2から取り出すことができる。
従って、記録情報面をディスク収納体2に接触させずに取り出せ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
また、傾斜直線部8006がディスク4の中央孔4A上を通るので、中央孔4A上を通る部分を下に押えつけることで、ディスク4の厚みにより該部分が容易に切断され、開封用ライン8を簡単に切断する上で有利となる。
また、二つの開閉片26A,26Bを開いてディスク4を取り出すため、すなわち、開封用ライン8を複数回の切断操作で切り取ったのちディスク4を取り出すため、開封中におけるディスク4の落下を防止する上で有利となる。
【0025】
図10(B)では、図10(A)の前記傾斜直線部8006に代えて湾曲状の湾曲線部8008により上直線部8002の右端と下直線部8004の左端を接続したもので、他の構成は図10(A)と同様であり、湾曲線部8008に代えたことから左右の開閉片26A,26Bの形状も図10(A)と若干異なっている。
図10(C)では、図10(A)の上直線部8002と下直線部8004に代えてそれぞれ湾曲状の上湾曲線部8010と下湾曲線部8012にしたもので、他の構成は図10(A)と同様であり、上湾曲線部8010と下湾曲線部8012に代えたことから左右の開閉片26A,26Bの形状も図10(A)と若干異なっている。
図10(D)では、図10(A)の上直線部8002と下直線部8004に代えてそれぞれ湾曲状の上湾曲線部8010と下湾曲線部8012にし、かつ、前記傾斜直線部8006に代えて湾曲状の湾曲線部8014により上湾曲線部8010の右端と下湾曲線部8012の左端を接続したもので、このように上湾曲線部8010と下湾曲線部8012と湾曲線部8014に代えたことから左右の開閉片26A,26Bの形状も図10(A)と若干異なっている。
【0026】
図11(A)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方箇所でケース6の上縁と平行して延在する上直線部8016と、ディスク4の下方箇所でケース6の下縁と平行して延在する下直線部8018と、ディスク4の中央を通り上下に延在して前記上直線部8016と下直線部8018に接続する縦直線部8020とで構成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、ディスク4の左側に位置する点線で示す部分を中心として開く左開閉片26Aが形成され、また、ディスク4の右側に位置する点線で示す部分を中心として開く右開閉片26Bが形成される。
これら左右の開閉片26A,26Bを前記部分を中心として持ち上げると、上直線部8016と下直線部8018の間にディスク4全体が露出する矩形状の開口24が形成される。
このような実施例によれば、ディスク4をその厚み方向に移動させることでディスク収納体2から取り出すことができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
【0027】
図11(B)では、開封用ライン8は、ディスク4の上部外周部上でケース6の上縁と平行して延在する上直線部8022と、ディスク4の下部外周部上でケース6の下縁と平行して延在する下直線部8024と、ディスク4の中央を通り上下に延在して前記上直線部8022と下直線部8024に接続する縦直線部8026と、前記上直線部8022の両端から短い長さでそれぞれ斜め上方に延在する傾斜直線部8028と、前記下直線部8024の両端から短い長さでそれぞれ斜め下方に延在する傾斜直線部8030とで構成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、ディスク4の左側に位置する点線で示す部分を中心として開く左開閉片26Aが形成され、また、ディスク4の右側に位置する点線で示す部分を中心として開く右開閉片26Bが形成され、更に、ディスク4の上側に位置する点線で示す部分を中心として開く上下方向の幅が短い上開閉片26Cが形成され、また、ディスク4の下側に位置する点線で示す部分を中心として開く上下方向の幅が短い下開閉片26Dが形成されている。
これら左右の開閉片26A,26Bを前記部分を中心として持ち上げると、ディスク4の上縁部分と下縁部分を除いたディスク4のほぼ大半の部分が露出し、また、ディスク4の上縁部分と下縁部分には斜線で示すように上下の開閉片26C,26Dが係止している。
上下の開閉片26C,26Dは前記部分を中心として開閉可能であるため、左右の開閉片26A,26Bを開いた状態でディスク4は持ち上げ可能であり、すなわち、ディスク4をその厚み方向に移動させることでディスク収納体2から取り出すことができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
また、上下の開閉片26C,26Dは、ビニール等の剛性により係止部としても機能し、開封中におけるディスク4の落下を防止する上で有利となる。
【0028】
図11(C)では、開封用ライン8は、下方に凸の湾曲線で形成され中央部がディスク4の上部を通る上湾曲線部8032と、上方に凸の湾曲線で形成され中央部がディスク4の下部を通る下湾曲線部8034と、ディスク4の中央を通り上下に延在して前記上湾曲線部8032と下湾曲線部8034に接続する縦直線部8036とで構成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、ディスク4の左側に位置する点線で示す部分を中心として開く左開閉片26Aが形成され、また、ディスク4の右側に位置する点線で示す部分を中心として開く右開閉片26Bが形成され、更に、ディスク4の上側に位置する点線で示す部分を中心として開く上下方向の幅が短い上開閉片26Cが形成され、また、ディスク4の下側に位置する点線で示す部分を中心として開く上下方向の幅が短い下開閉片26Dが形成されている。これら左右の開閉片26A,26Bを前記部分を中心として持ち上げると、ディスク4の上部と下部を除いたディスク4のほぼ大半の部分が露出し、また、ディスク4の上部と下部には斜線で示すように上下の開閉片26C,26Dが係止している。
上下の開閉片26C,26Dは前記部分を中心として開閉可能であるため、左右の開閉片26A,26Bを開いた状態でディスク4は持ち上げ可能であり、すなわち、ディスク4をその厚み方向に移動させることでディスク収納体2から取り出すことができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
また、上下の開閉片26C,26Dは、ビニール等の剛性により係止部としても機能し、開封中におけるディスク4の落下を防止する上で有利となる。
【0029】
図11(D)では、開封用ライン8は、ディスク4の上部において下方に凸の鈍角状に交差する二本の直線からなる上直線部8038と、ディスク4の下部において上方に凸の鈍角状に交差する二本の直線からなる下直線部8040と、ディスク4の中央を通り上下に延在して前記上直線部8038と下直線部8040に接続する縦直線部8042とで構成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、ディスク4の左側に位置する点線で示す部分を中心として開く左開閉片26Aが形成され、また、ディスク4の右側に位置する点線で示す部分を中心として開く右開閉片26Bが形成され、更に、ディスク4の上側に位置する点線で示す部分を中心として開く上下方向の幅が短い上開閉片26Cが形成され、また、ディスク4の下側に位置する点線で示す部分を中心として開く上下方向の幅が短い下開閉片26Dが形成されている。
これら左右の開閉片26A,26Bを前記部分を中心として持ち上げると、ディスク4の上縁部分と下縁部分を除いたディスク4のほぼ大半の部分が露出し、また、ディスク4の上縁部分と下縁部分には斜線で示すように上下の開閉片26C,26Dが係止している。
上下の開閉片26C,26Dは前記部分を中心として開閉可能であるため、左右の開閉片26A,26Bを開いた状態でディスク4は持ち上げ可能であり、すなわち、ディスク4をその厚み方向に移動させることでディスク収納体2から取り出すことができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
また、上下の開閉片26C,26Dは、ビニール等の剛性により係止部としても機能し、開封中におけるディスク4の落下を防止する上で有利となる。
【0030】
図12(A)では、開封用ライン8は、ディスク4の上部左側からディスク4の中央を通ってディスク4の下部右側に延在する第1傾斜直線部8044と、ディスク4の上部右側からディスク4の中央を通ってディスク4の下部左側に延在する第2傾斜直線部8046とで構成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、ディスク4の上側に位置する点線で示す部分を中心として開く上開閉片26Cと、ディスク4の下側に位置する点線で示す部分を中心として開く下開閉片26Dと、ディスク4の左側に位置する点線で示す部分を中心として開く左開閉片26Aと、ディスク4の右側に位置する点線で示す部分を中心として開く右開閉片26Bが形成される。
これら上下左右の開閉片26A,26B,26C,26Dを前記部分を中心として持ち上げると、ディスク4が露出し、ディスク4をその厚み方向に移動させることでディスク収納体2から取り出すことができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
【0031】
図12(B)では、開封用ライン8は、ディスク4の上部と下部と左部においてそれぞれケース6の外縁に平行に延在する三つの直線部8048,8050,8052により構成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、ディスク4の右側に位置する点線で示す部分を中心として開く開閉片26が形成される。
開閉片26を前記部分を中心として持ち上げると、ディスク4が露出し、ディスク4をその厚み方向に移動させることでディスク収納体2から取り出すことができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
【0032】
図12(C)では、開封用ライン8は、ディスク4の上部の外側に沿って延在する上湾曲線部8054と、ディスク4の下部の外側に沿って延在する下湾曲線部8056と、ディスク4の中央を通り上下に延在して前記上湾曲線部8054と下湾曲線部8056に接続する縦直線部8058とで構成されている。
また、上下の湾曲線部8056,8058の長手方向に間隔をおいた2箇所にはそれぞれディスク4の中心側に凸状の湾曲線部が形成され、この湾曲線部によりディスク4の外側の部分を中心として開く四つの係止片28が形成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、ディスク4の左側に位置する点線で示す部分を中心として開く左開閉片26Aが形成され、また、ディスク4の右側に位置する点線で示す部分を中心として開く右開閉片26Bが形成され、更に、四つの係止片28が形成される。
これら左右の開閉片26A,26Bを前記部分を中心として持ち上げると、斜線で示すように、四つの係止片28が係止するディスク4のほぼ上半部で左右の外縁部分とディスク4のほぼ下半部で左右の外縁部分を除いたディスク4部分が露出する。
四つの係止片28はその基部を中心として開閉可能であるため、左右の開閉片26A,26Bを開いた状態でディスク4は持ち上げ可能であり、すなわち、ディスク4をその厚み方向に移動させることでディスク収納体2から取り出すことができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
また、四つの係止片28は、ビニール等の剛性により係止部としても機能し、開封中におけるディスク4の落下を防止する上で有利となる。
【0033】
図12(D)では、開封用ライン8は、ディスク4の下部を除いた外側に沿って延在する湾曲線部8060で構成され、湾曲線部8060の長手方向に間隔をおいた3箇所にはそれぞれディスク4の中心側に凸状の湾曲線部が形成され、この湾曲線部によりディスク4の外側の部分を中心として開く三つの係止片28が形成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、ディスク4の下側に位置する点線で示す部分を中心として開く開閉片26が形成され、また、三つの係止片28が形成される。
開閉片26を前記部分を中心として持ち上げると、三つの係止片28が係止するディスク4の上縁部分と左右縁部分を除いたディスク4部分が露出する。
三つの係止片28はその基部を中心として開閉可能であるため、開閉片26を開いた状態でディスク4は持ち上げ可能であり、すなわち、ディスク4をその厚み方向に移動させることでディスク収納体2から取り出すことができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
また、三つの係止片28は、ビニール等の剛性により係止部としても機能し、開封中におけるディスク4の落下を防止する上で有利となる。
【0034】
次に、図13乃至図16を参照して第3実施例について説明する。
図13(A)では、開封用ライン8は、ディスク4の上部左右から下方に凸の湾曲状に延在しその下部がディスク4の中央孔4Aを通る湾曲線部8062と、湾曲線部8062の下部中央から下方に延在する縦直線部8064で形成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、ディスク4の上側に位置する点線で示す部分を中心として開く上開閉片26Cと、ディスク4のほぼ下半部の左右外縁部分と中心として開く左右の開閉片26A,26Bが形成される。
開閉片26A,26B,26Cを前記部分を中心として持ち上げると、左右の開閉片26A,26Bの基部部分が位置するディスク4のほぼ下半部の左右外縁部分を除いたディスク4部分が露出する。
従って、この状態でディスク4のほぼ下半部の左右外縁部分に左右の開閉片26A,26Bの基部部分が位置し係止されているものの、その面積は斜線で示すように小さいため、ディスク4を斜めに持ち上げることができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
また、ディスク4のほぼ下半部の左右外縁部分に左右の開閉片26A,26Bの基部部分が係止されるので、開封中におけるディスク4の落下を防止する上で有利となる。
図13(B)では、湾曲線部8066を、図13(A)の湾曲線部8062に較べてその下部をディスク4の中央よりも上方に変位させて形成したもので、これにより左右の開閉片26A,26Bの形状は図13(A)の場合に較べて縦長になっている。
図13(C)では、湾曲線部8068を、図13(A)の湾曲線部8062に較べてその下部をディスク4の中央よりも下方に変位させて形成したもので、これにより左右の開閉片26A,26Bの形状は図13(A)の場合に較べて扁平になっている。
【0035】
図14(A)では、開封用ライン8は、ディスク4の中央孔4A上において下方に凸状に交差する二本の直線からなる上直線部8070と、上直線部8070の下部中央からディスク4の中央を通り下方に延在する縦直線部8072とで構成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、ディスク4の上側に位置する点線で示す部分を中心として開く上開閉片26Cが形成され、ディスク4の左側に位置する点線で示す部分を中心として開く左開閉片26Aが形成され、また、ディスク4の右側に位置する点線で示す部分を中心として開く右開閉片26Bが形成される。
上及び左右の開閉片26A,26B,26Cを前記部分を中心として持ち上げると、左右の開閉片26A,26Bの基部部分が位置するディスク4のほぼ下半部の左右外縁部分を除いたディスク4部分が露出する。
従って、この状態でディスク4のほぼ下半部の左右外縁部分に左右の開閉片26A,26Bの基部部分が位置し係止されているものの、その面積は斜線で示すように小さいため、ディスク4を斜めに持ち上げることができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
また、ディスク4のほぼ下半部の左右外縁部分に左右の開閉片26A,26Bの基部部分が係止されるので、開封中におけるディスク4の落下を防止する上で有利となる。
図14(B)では、上直線部8074を、図14(A)の上直線部8070に較べてその下部をディスク4の中央よりも上方に変位させて形成したもので、これにより左右の開閉片26A,26Bの形状は図13(A)の場合に較べて若干異なっている。
図14(C)では、上直線部8076を、図14(A)の上直線部8070に較べてその下部をディスク4の中央よりも下方に変位させて形成したもので、これにより左右の開閉片26A,26Bの形状は図13(A)の場合に較べて若干異なっている。
【0036】
図15(A)では、開封用ライン8は、ディスク4のほぼ上半部においてディスク4の外側でディスク4の外縁に沿って延在する湾曲線部8078と、湾曲線部8078の右端からディスク4の下部外周部上を通りディスク4の下方左箇所に斜めに延在する傾斜直線部8080で形成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、ディスク4のほぼ下半部の左外側に位置する点線で示す部分を中心として開く開閉片26が形成される。
開閉片26を前記部分を中心として持ち上げると、ディスク4のほぼ下半部の右外縁部分を除いたディスク4部分が露出する。
従って、この状態でディスク4のほぼ下半部の右外縁部分にケース6の表面部分が位置し係止されているものの、その面積は斜線で示すように小さいため、ディスク4を斜めに持ち上げることができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
また、ディスク4のほぼ下半部の右外縁部分にケース6の表面部分が係止されるので、開封中におけるディスク4の落下を防止する上で有利となる。
【0037】
図15(B)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方の左右からディスク4のほぼ下半部の左右の外周部上を通りディスク4の下方中央において下方に凸状に交差する二本の傾斜直線部8082,8084で形成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、点線で示すディスク4の上方箇所を中心として開く開閉片26が形成される。
開閉片26を前記部分を中心として持ち上げると、ディスク4のほぼ下半部の左右外縁部分を除いたディスク4部分が露出する。
従って、この状態でディスク4のほぼ下半部の左右外縁部分にケース6の表面部分が位置し係止されているものの、その面積は斜線で示すように小さいため、ディスク4を斜めに持ち上げることができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
また、ディスク4のほぼ下半部の左右外縁部分にケース6の表面部分が係止されるので、開封中におけるディスク4の落下を防止する上で有利となる。
【0038】
図15(C)では、開封用ライン8は、ディスク4の上方においてケース6の上縁に平行して延在する上直線部8086と、ディスク4の左方においてケース6の左縁に平行して延在する縦直線部8088で構成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、点線で示すディスク4のほぼ中央を斜めに横切る箇所を中心として開く開閉片26が形成される。
開閉片26を前記部分を中心として持ち上げると、ディスク4のほぼ下半部で右半部を除いたディスク4部分が露出する。
従って、この状態でディスク4のほぼ下半部で右半部にケース6の表面部分が位置し係止されているものの、その面積は斜線で示すように小さいため、ディスク4を斜めに持ち上げることができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
また、ディスク4のほぼ下半部で右半部にケース6の表面部分が係止されるので、開封中におけるディスク4の落下を防止する上で有利となる。
【0039】
図16(A)では、開封用ライン8は、ディスク4の左右において上下に延在する左右の縦直線部8090,8092と、左右の縦直線部8090,8092の下端からそれぞれディスク4側に延在しディスク4の下部の左右外縁部分を通る横直線部8094,8094と、両横直線部8094,8094から下方に凸の湾曲状に形成されその下部がディスク4の下方に位置する湾曲線部8096とで構成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、点線で示すディスク4の上方箇所を中心として開く開閉片26が形成される。
開閉片26を前記部分を中心として持ち上げると、ディスク4の下部の左右外縁部分を除いたディスク4部分が露出する。
従って、この状態でディスク4の下部の左右外縁部分にケース6の表面部分が位置し係止されているものの、その面積は斜線で示すように小さいため、ディスク4を斜めに持ち上げることができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
また、ディスク4の下部の左右外縁部分にケース6の表面部分が係止されるので、開封中におけるディスク4の落下を防止する上で有利となる。
図16(B)では、図16(A)の左右の縦直線部8090,8092と、左右の横直線部8094,8094と、湾曲線部8096とを曲線状の左右二本の曲線部8098,8098で形成したものであり、これに伴い図16(A)の場合に較べて開閉片26の形状も若干異なっている。
【0040】
図16(C)では、開封用ライン8は、ディスク4の下縁部分を除いたディスク4部分の外側に沿って延在する湾曲線部8100で構成されている。
このような開封用ライン8を切断することで、点線で示すディスク4の下縁箇所を中心として開く開閉片26が形成される。
開閉片26を前記部分を中心として持ち上げると、ディスク4の下縁部分を除いたディスク4部分が露出する。
従って、この状態でディスク4の下縁部分にケース6の表面部分が位置し係止されているものの、その面積は斜線で示すように小さいため、ディスク4を斜めに持ち上げることができ、記録情報面であるディスク4の裏面に傷を付けることなくディスク4を取り出すことができる。
また、ディスク4の下縁部分にケース6の表面部分が係止されるので、開封中におけるディスク4の落下を防止する上で有利となる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、ケース製造後にディスクを切れ目からケース内に収納でき、従って、ディスクと切り離してケースのみを製造でき、ディスク収納体のコストダウンを図ることが可能となり、販売する本の部数の多少に拘らず迅速に対応することが可能となる。
また、開封用ラインを切断することでケースに、ディスクのほぼ全体を露出させる開閉片が形成されるので、ディスクをその厚み方向に移動させることで、あるいは、厚み方向に対して交差する方向に移動させることで、記録情報面であるディスクの裏面に傷を付けることなくディスクを取り出せる。
また、開封用ラインを切断することでケースに、ディスクの外縁部分を除いた残りのディスク部分を露出させる開閉片が形成されるので、開封ラインの切断時におけるディスクのディスク収納体からの落下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)乃至(D)はそれぞれ第1実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【図2】(A)はディスク収納体の裏面の説明図、(B)は剥離紙の説明図である。
【図3】ディスクが挿入された袋の説明図である。
【図4】(A)乃至(D)はそれぞれ第1実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【図5】(A)乃至(D)はそれぞれ第1実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【図6】(A)乃至(D)はそれぞれ第1実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【図7】(A)乃至(D)はそれぞれ第1実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【図8】(A)乃至(D)はそれぞれ第1実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【図9】(A)乃至(F)はそれぞれ第1実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【図10】(A)乃至(D)はそれぞれ第2実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【図11】(A)乃至(D)はそれぞれ第2実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【図12】(A)乃至(D)はそれぞれ第2実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【図13】(A)乃至(C)はそれぞれ第3実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【図14】(A)乃至(C)はそれぞれ第3実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【図15】(A)乃至(C)はそれぞれ第3実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【図16】(A)乃至(C)はそれぞれ第3実施例に係るディスク収納体の開封用ラインの説明図である。
【符号の説明】
2 ディスク収納体
4 ディスク
6 ケース
8 開封用ライン
10 接着層
12 剥離紙
20,22 切れ目
24 開口
26 開閉片
28 係止片
Claims (7)
- ディスクが収納され周囲が閉塞された袋状のプラスチックシート製のケースを備え、
前記ケースの一方の面にはディスク取り出し用の開封用ラインが形成されたディスク収納体において、
前記ケースの他方の面に接着層が形成され、
前記ケースの他方の面にディスク挿入用の切れ目が形成され、
前記開封用ラインを切断することで前記ケースの一方の面には、ディスクのほぼ全体を露出させる開口と、ディスクの外側に位置する部分を中心として開き前記開口を開閉する開閉片と、前記ディスクの外周部の周方向に間隔をおいた複数のディスク外縁箇所にそれぞれ係止し前記開口の縁から開口の内側に向けて突出する複数の係止片が形成され、
前記複数の係止片はディスクの外側に位置する部分を中心として開閉可能に形成されている、
ことを特徴とするディスク収納体。 - ディスクが収納され周囲が閉塞された袋状のプラスチックシート製のケースを備え、
前記ケースの一方の面にはディスク取り出し用の開封用ラインが形成されたディスク収納体において、
前記ケースの他方の面に接着層が形成され、
前記ケースの他方の面にディスク挿入用の切れ目が形成され、
前記開封用ラインを切断することで前記ケースの一方の面には、ディスクのほぼ全体を露出させる開口と、ディスクの外側に位置する部分を中心として開き前記開口を開閉する複数の開閉片が形成される、
ことを特徴とするディスク収納体。 - 前記複数の開閉片は、ディスクの上方箇所を中心として開く上開閉片と、ディスクの下方箇所を中心として開く下開閉片とで構成されている請求項2記載のディスク収納体。
- 前記複数の開閉片は、ディスクの左方箇所を中心として開く左開閉片と、ディスクの右方箇所を中心として開く右開閉片で構成されている請求項2記載のディスク収納体。
- 前記複数の開閉片は、ディスクの上方箇所を中心として開く上開閉片と、ディスクの下方箇所を中心として開く下開閉片と、ディスクの左方箇所を中心として開く左開閉片と、ディスクの右方箇所を中心として開く右開閉片で構成されている請求項2記載のディスク収納体。
- 前記上開閉片と下開閉片は上下方向の寸法が小さく形成されている請求項5記載のディスク収納体。
- 前記開封用ラインを切断することで前記ケースの一方の面には、前記ディスクの外周部の周方向に間隔をおいた複数のディスク外縁箇所にそれぞれ係止する複数の係止片が前記開口の縁から開口の内側に向けて突出形成され、これら係止片はディスクの外側に位置する部分を中心として開閉可能に形成されている請求項2,3,4,5または6記載のディスク収納体。
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