JP2018132537A - 画像書込装置、画像形成装置及びピッチムラ抑制方法 - Google Patents

画像書込装置、画像形成装置及びピッチムラ抑制方法 Download PDF

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Abstract

【課題】面倒れに起因するピッチムラをより正確に抑制することが可能な画像書込装置、当該画像書込装置を備える画像形成装置及びピッチムラ抑制方法を提供する。【解決手段】複数の偏向反射面のうち光束を偏向させる偏向反射面を検知する面検知部30と、各偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を予め記憶する記憶部20と、記憶部20に予め記憶された、面検知部30により検知された偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御する制御部10と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、画像書込装置、当該画像書込装置を備える画像形成装置及びピッチムラ抑制方法に関する。
従来、レーザープリンターやデジタル複写機などの画像形成装置には、光源より出射される半導体レーザーを用いて感光体を走査する画像書込装置が搭載されている。
近年、画像書込装置においては、高速高密度化が求められている。それに伴い、走査光学系においても、高い性能が要求されるようになっている。
しかしながら、光学素子等の部品加工は、もはや限界を超えるレベルでの要求となるため、対応が急務となっている。特に、レーザー走査光学系においては、高速化に伴い、レーザーの発光点数が2ビーム→4ビーム→8ビームと増加傾向にあり、マルチビーム化が進んでいる。ここで、例えば、レーザーの発光点数が8ビーム、偏向器の反射面数が6面、書込密度が1200dpiの場合、偏向器の1回転分が画像上の1mmの空間周波数と等しくなる。空間周波数の1mmは、人の目で視認しやすいピッチであるため、偏向器の面倒れ等に起因する濃淡差が画像上に存在する場合、品質劣化の大きな要因となる。しかしながら、面倒れに関しては、面の高精度加工も限界近くに達しており、対応策が求められている。すなわち、誤差要因も加味した対策を施さない限り、要求される性能を満足することが出来ない状況となっている。
上記のように、偏向器の回転数に対する面倒れ精度は限界近くに達している。偏向器に面倒れが起こると、光源から照射されるビームの照射位置が副走査方向にずれるため、ピッチムラが発生する。
ピッチムラの抑制方法として、走査線1ラインごとに光量を変えることで、光量補正を行う方法が開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、偏向反射面ごとに面倒れ量を記録し、光量を一律に変えることで、副走査方向の濃度ムラを抑制する方法が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2015−227986号公報 特許第2685345号公報 特開平2−131956号公報
ところで、上記のように、偏向器に面倒れが生じた際、副走査方向のビーム照射位置は、主走査方向の像高(主像高)ごとに変化する。
しかしながら、上記特許文献1〜3記載の技術では、副走査方向のビーム照射位置を偏向反射面ごとに一律に光量補正するため、ピッチムラを正確に抑制することができないという課題がある。
本発明は、面倒れに起因するピッチムラをより正確に抑制することが可能な画像書込装置、当該画像書込装置を備える画像形成装置及びピッチムラ抑制方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
光源から出射された光束を等加速度的に偏向させる複数の偏向反射面を有する偏向器と、前記偏向器により偏向された光束を、電荷発生層と電荷輸送層を有する潜像担持体の被走査面上に光スポットとして集光する走査結像光学系と、を備えて構成され、前記被走査面に対して等速的な光走査を行う画像書込装置において、
前記複数の偏向反射面のうち前記光束を偏向させる偏向反射面を検知する面検知部と、
前記各偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を予め記憶する記憶部と、
前記記憶部に予め記憶された、前記面検知部により検知された偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像書込装置において、
装置内の環境を測定する環境測定部を備え、
前記記憶部は、理想像面からデフォーカスした像面における前記各偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を、前記装置内の環境と対応付けて記憶し、
前記制御部は、前記環境測定部により測定された環境に対応するビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像書込装置において、
前記環境測定部は、装置内の温度を測定する温度センサーであり、
前記記憶部は、理想像面からデフォーカスした像面における前記各偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を、前記装置内の温度と対応付けて記憶し、
前記制御部は、前記温度センサーにより測定された温度に対応するビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像書込装置において、
前記温度センサーは、前記光束の光路上の複数の光学素子のうち副走査方向に相対的に大きなパワーを持つ光学素子の近傍に配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像書込装置において、
前記制御部は、前記各偏向反射面の主像高を均等に分割した各領域で前記副走査方向のビーム照射位置を測定し直線補完することで前記副走査方向のビーム照射位置データを作成し、当該作成したビーム照射位置データに基づいて隣接する偏向反射面間の理想位置からの差分を算出し、当該算出した差分に基づいて前記光量を制御することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像書込装置において、
前記制御部は、前記各偏向反射面の主像高で前記副走査方向のビーム照射位置を採取し近似式を作成することで前記副走査方向のビーム照射位置データを作成し、当該作成したビーム照射位置データに基づいて隣接する偏向反射面間の理想位置からの差分を算出し、当該算出した差分に基づいて前記光量を制御することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像書込装置において、
前記記憶部は、前記偏向器の面倒れ量と、前記各偏向反射面の主像高ごとの共役点の位置ズレ量と、を予め記憶することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像書込装置において、
前記面検知部は、前記偏向器の前記偏向反射面以外の面に施された面識別用のマーキングを検知することで、前記光束を偏向させる偏向反射面を検知することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像書込装置において、
前記制御部は、電流値を制御することにより、前記光量を制御することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像書込装置において、
前記制御部は、点灯時間を制御することにより、前記光量を制御することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像書込装置において、
前記光源は、複数の発光点を有することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の画像書込装置において、
前記記憶部は、前記複数の発光点のうち前記副走査方向の両端の発光点に対して、前記各偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を予め記憶し、
前記制御部は、前記記憶部に予め記憶された、前記面検知部により検知された偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置に基づいて、前記副走査方向の両端の発光点の光量を制御することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項11又は12に記載の画像書込装置において、
前記記憶部は、前記複数の発光点のうち前記副走査方向の両端の発光点の位置情報を記憶することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項11又は12に記載の画像書込装置において、
前記記憶部は、前記複数の発光点のうち前記副走査方向の中央の発光点の位置情報を記憶することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項11〜14のいずれか一項に記載の画像書込装置において、
前記制御部は、各発光点の前記副走査方向のピッチズレに基づいて、前記ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、
画像形成装置において、
潜像担持体と、
前記潜像担持体を帯電させる帯電部と、
前記帯電部により帯電された潜像担持体に対して光束を照射することで前記潜像担持体上に静電潜像を形成する請求項1〜15のいずれか一項に記載の画像書込装置と、
前記光束を照射された潜像担持体に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像剤による像に顕像化する現像部と、
前記現像剤による像を用紙に転写する転写部と、
前記転写部により転写された前記現像剤による像を前記用紙に定着する定着部と、
を備えることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、
光源から出射された光束を等加速度的に偏向させる複数の偏向反射面を有する偏向器と、前記偏向器により偏向された光束を、電荷発生層と電荷輸送層を有する潜像担持体の被走査面上に光スポットとして集光する走査結像光学系と、を備えて構成され、前記被走査面に対して等速的な光走査を行う画像書込装置のピッチムラ抑制方法であって、
前記各偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を予め記憶する記憶部に予め記憶された、前記複数の偏向反射面のうち前記光束を偏向させる偏向反射面を検知する面検知部により検知された偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御する工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、面倒れに起因するピッチムラをより正確に抑制することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の制御構造を示す機能ブロック図である。 レーザー走査光学装置の概略構成を示す図である。 レーザー走査光学装置を主断面及び副断面で模式的に見た図である。 偏向器の回転に伴い、偏向点が移動する様子の一例を示す図である。 偏向器の面倒れについて示す図である。 偏向器の面倒れと走査線との関係の一例を示す図である。 各偏向反射面における主像高ごとの副走査方向のビーム照射位置の一例を示す図である。 ビーム照射位置のズレが及ぼす画像品質への影響の一例を示す図である。 各偏向反射面の各主像高における副走査方向のビーム照射位置のデータ採取方法の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[画像形成装置の構成]
本実施形態に係る画像形成装置1000は、例えば、レーザープリンターやデジタル複写機等として用いられ、図1及び図2に示すように、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの色ごとに設けられた複数のレーザー走査光学装置100と、レーザー走査光学装置100に対応して設けられ、電荷発生層と電荷輸送層を有する感光体ドラム等の感光体(潜像担持体)200と、感光体200を帯電させる帯電部210と、光を照射された感光体200に現像剤を供給することで静電潜像を現像剤による像に顕像化する現像部220と、中間転写ベルト300と、現像剤による像を用紙Pに転写する転写ローラー(転写部)400と、転写ローラー400により転写された現像剤による像を用紙Pに定着する定着部500と、制御部10と、記憶部20と、面検知部30と、を備えて構成される。
画像形成装置1000は、レーザー走査光学装置100より照射されるレーザー光によって感光された感光体200でトナー像を形成し、中間転写ベルト300上に当該トナー像を転写させる。次に、画像形成装置1000は、中間転写ベルト300に転写されたトナー像を転写ローラー400によって用紙Pに押圧して転写させ、定着部500によって当該用紙Pを加熱及び加圧することで、トナー像を用紙P上に定着する。そして、画像形成装置1000は、用紙Pを排紙ローラー(図示省略)等により搬送してトレイ(図示省略)に排紙することで画像形成処理を行う。
レーザー走査光学装置100は、図3及び図4に示すように、帯電部210により帯電された感光体200に対してレーザー光(光束)Lを照射し、感光体200を感光させる装置である。レーザー走査光学装置100は、レーザー光Lを出射させる光源1と、光源1より出射されたレーザー光Lを平行光化させるコリメーターレンズ2と、コリメーターレンズ2を透過したレーザー光Lの副走査方向成分のみを収束させるシリンダーレンズ3と、シリンダーレンズ3を透過したレーザー光Lを等加速度的に偏向させる複数(本実施形態では6面)の偏向反射面41を有する偏向器4と、偏向器4により偏向されたレーザー光Lを感光体200の被照射面(被走査面)201上に光スポットとして集光するfθレンズ(走査結像光学系)5と、を備えて構成され、被照射面201に対して等速的な光走査を行う。
光源1は、レーザー光Lを出射させる半導体レーザーである。光源1から出射されたレーザー光Lは、コリメーターレンズ2へと照射される。
コリメーターレンズ2は、光源1から出射されたレーザー光(発散光)を平行光に変換する。
シリンダーレンズ3は、コリメーターレンズ2により平行光に変換されたレーザー光Lを副走査方向に収束させる。
偏向器4は、側面が鏡面からなる多角柱形状をしたポリゴンミラーと、ポリゴンミラーに回動力を付与してポリゴンミラーを回動させるモーターと、を含んで構成される。偏向器4は、回転に伴い、シリンダーレンズ3を透過したレーザー光Lを偏向する位置(偏向点P1)が移動する(図5参照)。すなわち、偏向器4は、レーザー光Lを、回転に応じた向きに偏向する。そして、偏向器4は、偏向させたレーザー光Lを、fθレンズ5を介して感光体200の周面に照射する。この際、偏向器4は、回転位置に応じて感光体200の長手方向の異なる位置にレーザー光Lを照射するため、主走査方向(感光体200の軸方向)へのレーザー光Lの走査を可能とする。
偏向器4は、レーザー光Lを反射する偏向反射面41に面倒れが起こっていない場合、感光体200の表面(被照射面201)上に結像する。レーザー走査光学装置100を副断面で見たとき、偏向器4と被照射面201は、共役関係にある。
fθレンズ5は、偏向器4で偏向されたレーザー光Lを感光体200の被照射面201に集光し、結像させる。
制御部10は、CPU、RAM等を備えて構成される。CPUは、記憶部20等の記憶装置に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置1000の各部の動作を集中制御する。
記憶部20は、制御部10により読み取り可能なプログラム、プログラムの実行時に用いられるファイル等を記憶している。記憶部20としては、ハードディスク等の大容量メモリーを用いることができる。
また、記憶部20は、各偏向反射面41の主像高ごとに副走査方向のビーム照射位置のデータ(副照射位置データ)を記憶している。
面検知部30は、例えば、画像を読み取り可能なセンサーであり、偏向器4の近傍に配置されている。面検知部30は、偏向器4の複数の偏向反射面41のうちレーザー光Lを偏向させる偏向反射面41を検知し、制御部10に出力する。具体的には、面検知部30は、偏向器4の偏向反射面41以外の面(例えば、上面又は下面)の画像を読み取って、当該偏向反射面41以外の面に施された面識別用のマーキングを検知することで、レーザー光Lを偏向させる偏向反射面41を検知する。これにより、制御部10は、いずれの偏向反射面41でレーザー光Lを偏向させるかを、リアルタイムで把握することができる。
なお、本発明の画像書込装置は、レーザー走査光学装置100の他、少なくとも制御部10と、記憶部20と、面検知部30と、を備えて構成される。
[面倒れ]
次に、図6を参照して、偏向器4の面倒れについて説明する。図6(A)に、面倒れが発生していない偏向器4の一例を、図6(B)に、面倒れが発生した偏向器4の一例を、それぞれ示す。
偏向器4の面倒れとは、図6(B)に示すように、偏向器4の各偏向反射面41が、偏向器4の回転軸42に対し、長手方向(図中X方向)及び短手方向(図中Y方向)の2軸に亘って傾いている現象のことである。
[面倒れ時の走査]
次に、図7を参照して、偏向器4に面倒れが発生した際の走査について説明する。図7(A)に、偏向器4に面倒れが発生していない場合の被照射面201上の走査線の一例を、図7(B)に、偏向器4に面倒れが発生した場合の被照射面201上の走査線の一例を、それぞれ示す。
偏向器4に面倒れが発生していない場合、図7(A)に示すように、被照射面201上に走査される走査線B1は、一直線上に描かれる。
一方、偏向器4に面倒れが発生した場合、図7(B)に示すように、被照射面201上に走査される走査線B2は、傾いて描かれる。なお、走査線B2は、主走査方向の像高で見た場合、直線ではなく次数曲線となる。
[偏向反射面間の副走査方向のビーム照射位置に基づく光量補正]
次に、図8を参照して、隣接する偏向反射面41間における主像高ごとの副走査方向のビーム照射位置に基づく光量補正について説明する。図8に、隣接する偏向反射面41における主像高ごとの副走査方向のビーム照射位置の一例を示す。
図8に示す例では、1面目のビーム照射位置C11と2面目のビーム照射位置C21との照射位置差H1が、正常な照射位置差(すなわち、偏向器4に面倒れが発生していない場合の照射位置差)となっている。この場合、制御部10は、光源1から出射させるレーザー光Lの光量を補正することなく、通常どおりの光量を出射させるように制御する。
また、図8に示す例では、1面目のビーム照射位置C12と2面目のビーム照射位置C22との照射位置差H2が、正常な照射位置差であるH1よりも大きくなっている。この場合、制御部10は、1面目及び2面目の当該主像高において、光源1から出射させるレーザー光Lの光量を上げるように補正する。これにより、1面目及び2面目の当該主像高において発生するピッチムラを抑制することができる。
また、図8に示す例では、1面目のビーム照射位置C13と2面目のビーム照射位置C23との照射位置差H3が、正常な照射位置差であるH1よりも小さくなっている。この場合、制御部10は、1面目及び2面目の当該主像高において、光源1から出射させるレーザー光Lの光量を下げるように補正する。これにより、1面目及び2面目の当該主像高において発生するピッチムラを抑制することができる。
なお、光量を制御する方法としては、例えば、電流値を制御する方法を採用するようにしてもよいし、点灯時間(パルス幅)を制御する方法を採用するようにしてもよい。
[偏向反射面間の副走査方向のビーム照射位置ズレが及ぼす画像品質への影響]
次に、図9を参照して、隣接する偏向反射面41間における主像高ごとの副走査方向のビーム照射位置のズレが及ぼす画像品質への影響について説明する。図9(A)に、ビーム照射位置にズレが発生していない場合の画像の一例を、図9(B)に、ビーム照射位置にズレが発生した場合の画像の一例を、それぞれ示す。
隣接する偏向反射面41間における主像高ごとの副走査方向のビーム照射位置にズレが発生した場合、図9(B)に示すように、任意の箇所に濃淡のムラM1が発生する。
そこで、本実施形態では、各偏向反射面41の主像高ごとに副走査方向のビーム照射位置を記憶部20に予め記憶するようにし、制御部10の制御により、面検知部30により検知された偏向反射面41の各主像高に対応するビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させるレーザー光Lの光量を補正する。これにより、任意の箇所に濃淡のムラを発生させることなく、均一な画像を出力することが可能となる。
[各主像高における副走査方向のビーム照射位置のデータ採取方法]
次に、図10を参照して、各偏向反射面41の各主像高における副走査方向のビーム照射位置のデータ採取方法について説明する。図10(A)に、各偏向反射面41の主像高を均等に分割した各領域で副走査方向のビーム照射位置を測定し、直線補完するデータ採取方法の一例を示す。また、図10(B)に、各偏向反射面41の主像高で副走査方向のビーム照射位置を採取し、近似式を作成するデータ採取方法の一例を示す。
図10(A)に示す例では、各偏向反射面41の主像高を均等に分割(図中では3分割)し、それぞれの領域で副走査方向のビーム照射位置を測定し、測定結果に基づいて直線補完することで、副走査方向のビーム照射位置のデータ(副照射位置データ)を作成している。この場合、制御部10は、作成した副照射位置データに基づいて隣接する偏向反射面41間の理想位置(理想的な照射位置差)からの差分を算出し、算出した差分に基づいて光量を制御する。
また、図10(B)に示す例では、各偏向反射面41の主像高で副走査方向のビーム照射位置を採取し、採取したデータに基づいて近似式を作成し、作成した近似式に基づいて副照射位置データを作成している。この場合、制御部10は、図10(A)に示す例と同様、作成した副照射位置データに基づいて隣接する偏向反射面41間の理想位置からの差分を算出し、算出した差分に基づいて光量を制御する。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1000の画像書込装置は、複数の偏向反射面41のうち光束(レーザー光L)を偏向させる偏向反射面41を検知する面検知部30と、各偏向反射面41の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を予め記憶する記憶部20と、記憶部20に予め記憶された、面検知部30により検知された偏向反射面41の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御する制御部10と、を備える。
従って、本実施形態に係る画像書込装置によれば、各偏向反射面41の主像高ごとに副走査方向のビーム照射位置の光量を補正することができるので、各偏向反射面41内及び各偏向反射面41間における面倒れに起因するピッチムラをより正確に抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1000の画像書込装置によれば、制御部10は、各偏向反射面41の主像高を均等に分割した各領域で副走査方向のビーム照射位置を測定し直線補完することで副走査方向のビーム照射位置データを作成し、当該作成したビーム照射位置データに基づいて隣接する偏向反射面41間の理想位置からの差分を算出し、当該算出した差分に基づいて光量を制御する。
従って、本実施形態に係る画像書込装置によれば、制御部10が処理するデータ量を低減することができるので、光量を補正する際の処理速度を高速化することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1000の画像書込装置によれば、制御部10は、各偏向反射面41の主像高で副走査方向のビーム照射位置を採取し近似式を作成することで副走査方向のビーム照射位置データを作成し、当該作成したビーム照射位置データに基づいて隣接する偏向反射面41間の理想位置からの差分を算出し、当該算出した差分に基づいて光量を制御する。
従って、本実施形態に係る画像書込装置によれば、制御部10が処理するデータ量を低減することができるので、光量を補正する際の処理速度を高速化することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1000の画像書込装置によれば、面検知部30は、偏向器4の偏向反射面41以外の面に施された面識別用のマーキングを検知することで、光束を偏向させる偏向反射面41を検知する。
従って、本実施形態に係る画像書込装置によれば、簡易な構成で光束を偏向させる偏向反射面41を正確に検知することができるので、装置の大型化やコスト増を抑制しつつ、ピッチムラを正確に抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1000の画像書込装置によれば、制御部10は、電流値を制御することにより、光量を制御する。
従って、本実施形態に係る画像書込装置によれば、現像剤の付着量を制御することができるので、精度よくピッチムラを抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1000の画像書込装置によれば、制御部10は、点灯時間を制御することにより、光量を制御する。
従って、本実施形態に係る画像書込装置によれば、現像剤の付着量を制御することができるので、精度よくピッチムラを抑制することができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、装置内の温度変化により理想像面からデフォーカスした像面における各偏向反射面41の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を、装置内の温度(又は装置内の温度変化によるフォーカス量)と対応付けて記憶部20に記憶するようにしてもよい。この場合、制御部10は、画像書込装置内に配置された温度センサーにより測定された温度に対応するビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御する。ここで、温度センサーは、レーザー光Lの光路上の複数の光学素子のうち副走査方向に相対的に大きなパワーを持つ光学素子(例えば、シリンダーレンズ3やfθレンズ5)の近傍に配置することが好ましい。これは、装置内の温度変化によるデフォーカスに影響を与えやすい光学素子の近傍に温度センサーを配置した方が、温度変化によるフォーカス量を正確に把握することができるからである。なお、副走査方向に大きなパワーを持つ光学素子の近傍とは、当該光学素子が実際に影響を受けている温度と略同一の温度を測定可能な程度に近接している箇所を示している。
上記の構成を備えることで、装置の組み立て時と画像出力時との温度差によりデフォーカスが生じた場合であっても正確にビーム照射位置を把握することができるので、ピッチムラをより正確に抑制することができる。
特に、温度センサーを、レーザー光Lの光路上の複数の光学素子のうち副走査方向に相対的に大きなパワーを持つ光学素子の近傍に配置することで、装置の組み立て時と画像出力時との温度差をより正確に検知することができるので、より正確にビーム照射位置を把握することが可能となり、ピッチムラを更に正確に抑制することができる。
なお、装置内の温度の代わりに、例えば、装置内の湿度とビーム照射位置を対応付けて記憶部20に記憶するようにしてもよい。
すなわち、装置内の環境(温度や湿度等)を測定する環境測定部(温度センサーや湿度センサー等)を備えるようにし、理想像面からデフォーカスした像面における各偏向反射面41の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を、装置内の環境と対応付けて記憶部20に記憶するようにしてもよい。この場合、制御部10は、画像書込装置内に配置された環境測定部により測定された環境に対応するビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御する。
上記の構成を備えることで、装置の組み立て時と画像出力時との環境変化によりデフォーカスが生じた場合であっても正確にビーム照射位置を把握することができるので、ピッチムラをより正確に抑制することができる。
また、組立誤差により理想像面からデフォーカスした像面における各偏向反射面41の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を、当該組立誤差と対応付けて記憶部20に記憶するようにしてもよい。この場合、制御部10は、記憶部20に記憶された組立誤差に対応するビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御する。
上記の構成を備えることで、装置の組み立て時の組立誤差によりデフォーカスが生じた場合であっても正確にビーム照射位置を把握することができるので、ピッチムラをより正確に抑制することができる。
また、偏向器4の面倒れ量と、各偏向反射面41の主像高ごとの、光学素子(fθレンズ5等)の像面湾曲等による共役点の位置ズレ量(光軸方向の位置ズレ量)と、を記憶部20に予め記憶するようにしてもよい。この場合、制御部10は、記憶部20に予め記憶された面倒れ量と共役点の位置ズレ量とに基づいて、各偏向反射面41の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を算出することができる。
上記の構成を備えることで、予め面倒れ量に対して各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を測定して記憶しておく必要がないので、制御部10が処理するデータ量を低減することが可能となり、光量を補正する際の処理速度を高速化することができる。
また、上記実施形態では、レーザーの発光点数が1ビームの光源1を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、レーザーの発光点数が2ビーム、4ビーム、8ビーム等のマルチビームの光源1を採用した場合であっても、本発明を適用することは可能である。
その場合、全ての発光点に対して、各偏向反射面41の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を記憶部20に予め記憶するようにするとよい。これにより、精度よくピッチムラを抑制することができる。
また、全ての発光点に対してビーム照射位置を記憶する代わりに、副走査方向の両端(最上端及び最下端)の発光点に対してのみ、ビーム照射位置を記憶するようにしてもよい。この場合、制御部10は、ビーム照射位置に基づいて、副走査方向の両端の発光点の光量を制御することとなる。
上記の構成を備えることで、全ての発光点に対してビーム照射位置を記憶する必要がないので、制御部10が処理するデータ量を低減することが可能となり、光量を補正する際の処理速度を高速化することができる。
なお、各ビームのビーム照射位置は、それぞれの発光点の位置から算出することができる。したがって、例えば、副走査方向の両端の発光点の位置情報を記憶部20に記憶しておけば、副走査方向の両端の発光点から出射されるビームの照射位置を算出することができる。これにより、制御部10が処理するデータ量を低減することが可能となり、光量を補正する際の処理速度を高速化することができる。
また、例えば、副走査方向の中央の発光点の位置情報を記憶部20に記憶しておくようにしてもよい。この場合、発光点間のピッチは予めわかっているため、副走査方向の中央の発光点の位置情報から副走査方向の両端の発光点の位置を特定することができる。なお、発光点数が偶数の場合、中央の発光点が2つ存在する(例えば、発光点が4つの場合、両端を除く2、3番目の発光点が中央となる)が、いずれか一方のみの発光点の位置情報を記憶するようにしてもよいし、双方の発光点の位置情報を記憶するようにしてもよい。すなわち、本発明において、発光点数が偶数の場合の、副走査方向の中央の発光点とは、2つの発光点を指す場合といずれか一の発光点のみを指す場合のいずれをも含むものとする。特に、いずれか一方のみの発光点の位置情報を記憶するようにした場合、制御部10が処理するデータ量を更に低減することができるので、光量を補正する際の処理速度を更に高速化することができる。
また、各発光点の副走査方向のピッチにズレ(ピッチズレ)が生じた場合、そのズレ量を測定し、測定したズレ量に基づいて、レーザー光Lの光量を制御するようにしてもよい。例えば、発光点間のピッチが正常なピッチよりも大きくなっている場合、レーザー光Lの光量を上げるように補正する。また、発光点間のピッチが正常なピッチよりも小さくなっている場合、レーザー光Lの光量を下げるように補正する。
上記の構成を備えることで、各発光点に副走査方向のピッチズレが生じた場合であっても各発光点の位置を正確に把握することができるので、各発光点のピッチズレにより発生するピッチムラを抑制することができる。
また、上記実施形態では、面検知部30が、偏向反射面41以外の面に施された面識別用のマーキングを検知するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、隣接する偏向反射面41間のエッジ(境界)の部分に、それぞれ光を特定の方向(エッジごとに異なる方向)に反射させる特殊な加工を施すようにし、その全ての反射先にそれぞれ光を検知するセンサーを設けることで、いずれの偏向反射面41に光が照射されているかを検知するようにしてもよい。
その他、画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1000 画像形成装置
100 レーザー走査光学装置
1 光源
2 コリメーターレンズ
3 シリンダーレンズ
4 偏向器
41 偏向反射面
5 fθレンズ(走査結像光学系)
10 制御部
20 記憶部
30 面検知部
200 感光体(潜像担持体)
201 被照射面(被走査面)
210 帯電部
220 現像部
300 中間転写ベルト
400 転写ローラー(転写部)
500 定着部
L レーザー光(光束)

Claims (17)

  1. 光源から出射された光束を等加速度的に偏向させる複数の偏向反射面を有する偏向器と、前記偏向器により偏向された光束を、電荷発生層と電荷輸送層を有する潜像担持体の被走査面上に光スポットとして集光する走査結像光学系と、を備えて構成され、前記被走査面に対して等速的な光走査を行う画像書込装置において、
    前記複数の偏向反射面のうち前記光束を偏向させる偏向反射面を検知する面検知部と、
    前記各偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を予め記憶する記憶部と、
    前記記憶部に予め記憶された、前記面検知部により検知された偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする画像書込装置。
  2. 装置内の環境を測定する環境測定部を備え、
    前記記憶部は、理想像面からデフォーカスした像面における前記各偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を、前記装置内の環境と対応付けて記憶し、
    前記制御部は、前記環境測定部により測定された環境に対応するビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像書込装置。
  3. 前記環境測定部は、装置内の温度を測定する温度センサーであり、
    前記記憶部は、理想像面からデフォーカスした像面における前記各偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を、前記装置内の温度と対応付けて記憶し、
    前記制御部は、前記温度センサーにより測定された温度に対応するビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像書込装置。
  4. 前記温度センサーは、前記光束の光路上の複数の光学素子のうち副走査方向に相対的に大きなパワーを持つ光学素子の近傍に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の画像書込装置。
  5. 前記制御部は、前記各偏向反射面の主像高を均等に分割した各領域で前記副走査方向のビーム照射位置を測定し直線補完することで前記副走査方向のビーム照射位置データを作成し、当該作成したビーム照射位置データに基づいて隣接する偏向反射面間の理想位置からの差分を算出し、当該算出した差分に基づいて前記光量を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像書込装置。
  6. 前記制御部は、前記各偏向反射面の主像高で前記副走査方向のビーム照射位置を採取し近似式を作成することで前記副走査方向のビーム照射位置データを作成し、当該作成したビーム照射位置データに基づいて隣接する偏向反射面間の理想位置からの差分を算出し、当該算出した差分に基づいて前記光量を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像書込装置。
  7. 前記記憶部は、前記偏向器の面倒れ量と、前記各偏向反射面の主像高ごとの共役点の位置ズレ量と、を予め記憶することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像書込装置。
  8. 前記面検知部は、前記偏向器の前記偏向反射面以外の面に施された面識別用のマーキングを検知することで、前記光束を偏向させる偏向反射面を検知することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像書込装置。
  9. 前記制御部は、電流値を制御することにより、前記光量を制御することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像書込装置。
  10. 前記制御部は、点灯時間を制御することにより、前記光量を制御することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像書込装置。
  11. 前記光源は、複数の発光点を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像書込装置。
  12. 前記記憶部は、前記複数の発光点のうち前記副走査方向の両端の発光点に対して、前記各偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を予め記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に予め記憶された、前記面検知部により検知された偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置に基づいて、前記副走査方向の両端の発光点の光量を制御することを特徴とする請求項11に記載の画像書込装置。
  13. 前記記憶部は、前記複数の発光点のうち前記副走査方向の両端の発光点の位置情報を記憶することを特徴とする請求項11又は12に記載の画像書込装置。
  14. 前記記憶部は、前記複数の発光点のうち前記副走査方向の中央の発光点の位置情報を記憶することを特徴とする請求項11又は12に記載の画像書込装置。
  15. 前記制御部は、各発光点の前記副走査方向のピッチズレに基づいて、前記ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御することを特徴とする請求項11〜14のいずれか一項に記載の画像書込装置。
  16. 潜像担持体と、
    前記潜像担持体を帯電させる帯電部と、
    前記帯電部により帯電された潜像担持体に対して光束を照射することで前記潜像担持体上に静電潜像を形成する請求項1〜15のいずれか一項に記載の画像書込装置と、
    前記光束を照射された潜像担持体に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像剤による像に顕像化する現像部と、
    前記現像剤による像を用紙に転写する転写部と、
    前記転写部により転写された前記現像剤による像を前記用紙に定着する定着部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  17. 光源から出射された光束を等加速度的に偏向させる複数の偏向反射面を有する偏向器と、前記偏向器により偏向された光束を、電荷発生層と電荷輸送層を有する潜像担持体の被走査面上に光スポットとして集光する走査結像光学系と、を備えて構成され、前記被走査面に対して等速的な光走査を行う画像書込装置のピッチムラ抑制方法であって、
    前記各偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置を予め記憶する記憶部に予め記憶された、前記複数の偏向反射面のうち前記光束を偏向させる偏向反射面を検知する面検知部により検知された偏向反射面の各主像高に対応する副走査方向のビーム照射位置に基づいて、当該ビーム照射位置に照射させる光束の光量を制御する工程を有することを特徴とするピッチムラ抑制方法。
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