JP2013097034A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像むらのない良好な画像を形成できるようにする。
【解決手段】 画像形成装置では、半導体レーザ素子200Kの発光部から射出されるレーザビームが照射されるポリゴンミラー102c(回転多面鏡)の反射面を特定する。また、ポリゴンミラー102cの各反射面によって走査されるレーザビームによる感光体ドラム104a上での各主走査ラインの副走査方向の位置ずれ量を検出する。そして上記特定した反射面と上記検出した各主走査ラインの副走査方向の位置ずれ量とに応じて半導体レーザ素子200Kの複数個の発光部から使用する発光部を選択することにより、各主走査ラインの副走査方向の位置ずれを補正する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、マルチビーム走査手段を有する電子写真方式の画像形成装置に関する。
上記の画像形成装置では、画像データ(形成する画像)に応じて変調した1本の光ビームを射出する半導体レーザ等の発光部(「発光源」や「光源」ともいう)を有するシングルビーム走査手段を備えたものがある。
また、画像データに応じて変調した複数本の光ビームをそれぞれ射出する複数個の発光部を有するマルチビーム走査手段を備えたものもある。
これらの走査手段を備えた画像形成装置では、シングルビーム走査手段又はマルチビーム走査手段から射出される光ビームを回転多面鏡(以下「ポリゴンミラー」ともいう)で偏向する。そして、その偏向した光ビームを副走査方向に移動する像担持体上をその副走査方向と直交する主走査方向に反復走査して露光することにより画像形成を行わせる。つまり、像担持体上に露光によって静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーによって現像した後、そのトナー画像を用紙等の記録媒体に転写する。
このような画像形成装置において、ポリゴンミラーの各反射面における面倒れ量のばらつきによって、その各反射面によって走査される光ビームによる像担持体上での各主走査ライン(画像形成領域)の副走査方向の位置が副走査方向にずれる場合がある。この副走査方向の位置ずれは画像むらとなって表れる。
そこで、副走査方向の位置ずれが生じた場合に、発光部の光量を調節することで、画像濃度むらを低減させる手段が既に知られている。
例えば、特許文献1には、ポリゴンミラーの各反射面の面倒れ、軸倒れによる主走査ラインの副走査方向の位置ずれを補正するため、上下のラインの画素データの有無によって半導体レーザの光量を調節し、画像の濃度むらを低減する手段について開示されている。また、光量の補正値は予め各反射面の特性を記憶しておき、走査している反射面を特定して半導体レーザの光量を決定する手段についても開示されている。
しかしながら、主走査ラインの副走査方向の位置ずれが生じた場合に、発光部の光量を変化させて画像むらを低減させる手段では、実際に光ビーム照射位置を変動させているわけではないので、厳密に位置ずれを補正しているわけではないという問題がある。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、像担持体上での主走査ラインの副走査方向の位置を変動させることにより、画像むらのない良好な画像を形成できるようにすることを目的とする。
この発明は、光ビームを射出する発光部を複数個有し、その複数個の発光部からそれぞれ射出される光ビームを回転多面鏡で偏向し、副走査方向に移動する像担持体上を該副走査方向と直交する主走査方向に反復走査して露光することにより画像形成を行わせるマルチビーム走査手段を有する画像形成装置であって、上記の目的を達成するため、以下の(a)〜(c)に示す各手段を設けたものである。
(a)上記発光部から射出される光ビームが照射される上記回転多面鏡の反射面を特定する反射面特定手段
(b)上記回転多面鏡の各反射面によって走査される光ビームによる上記像担持体上での各主走査ラインの上記副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出するずれ量検出手段
(c)上記反射面特定手段による特定結果と上記ずれ量検出手段による検出結果とに応じて上記複数個の発光部から使用する発光部を選択することにより、各主走査ラインの上記副走査方向の位置ずれを補正する位置ずれ補正手段
この発明の画像形成装置によれば、回転多面鏡の各反射面によって走査される光ビームによる像担持体上での各主走査ラインの副走査方向の位置を変動させることにより、画像むらのない良好な画像を形成することができる。
この発明の一実施形態である画像形成装置の機械的構成の一例を示す模式図である。 図1の光走査装置102における感光体ドラム104aを露光するための光学系の概略的な構成例を示す斜視図である。 図1に示した画像形成装置100の制御系の概略的な構成例を示すブロック図である。 図3の同期検知センサ210Kの説明に供する説明図である。 図2のポリゴンミラー102cの各反射面によって走査されるレーザビームにより感光体ドラム104a上に形成するレジストパターンによる各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出する手段の説明に供する説明図である。
図2の半導体レーザ素子200Kから射出されるレーザビームが照射されるポリゴンミラー102cの反射面を特定する動作例を示すタイミング図である。 図2のポリゴンミラー102cの各反射面によって走査されるレーザビームにより感光体ドラム104a上に形成するレジストパターンによる各主走査ラインの副走査方向の位置ずれを補正する手段の説明に供する説明図である。 図2のポリゴンミラー102cの基準となる反射面およびそれ以外の任意に選択した1つの反射面によってそれぞれ走査されるレーザビームにより感光体ドラム104a上に形成するレジストパターンによる各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出する手段の説明に供する説明図である。 図3のCPU320が作成する位置ずれ量テーブルの一例を示す説明図である。 同じく補正量テーブルの一例を示す説明図である。
以下、この発明を実施するための形態について説明する。
以下の実施形態では、ポリゴンミラー(回転多面鏡)の各反射面における面倒れによる像担持体上での各主走査ラインの副走査方向の位置ずれ補正に際して、以下の特徴を有する。つまり、その各主走査ラインの副走査方向の位置ずれ量をレジストパターンから検出し、そのずれ量に応じて複数の発光部から使用する(発光させる)発光部を選択することで、各主走査ラインの副走査方向の位置を変動させることが特徴になっている。
そこで、その特徴について図1〜図10を参照して具体的に説明する。
まず、この発明の一実施形態である画像形成装置の機械構成および画像形成動作について説明する。
図1は、その画像形成装置の機械的構成の一例を示す模式図である。
この画像形成装置100は、タンデム方式のデジタルカラー複写機,デジタルカラー複合機,カラーファクシミリ装置,カラープリンタ等の画像形成装置であり、次のように構成している。
すなわち、ブラック(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の4色用の半導体レーザ素子200(200K,200C,200M,200Y)(図3参照)や、ポリゴンミラー102cなどの光学要素を含む光走査装置102を備えている。また、K,C,M,Yの各色用の作像プロセス部104,106,108,110を有するカラー作像部112も備えている。更に、無端状の転写媒体(無端移動部材)である中間転写ベルト114などを含む転写部122も備えている。つまり、それらによってカラー画像形成部(カラー画像形成手段)を構成している。
カラー作像部112の各作像プロセス部104,106,108,110は、それぞれ104,106,108,110にaを付けて示す像担持体であるドラム状の感光体(以下「感光体ドラム」という)104a,106a,108a,110aを備えている。また、それらの回りに配置されたbを付けて示す帯電手段である帯電器104b,106b,108b,110b、cを付けて示す現像手段である現像器104c,106c,108c,110c、およびdを付けて示す転写手段を構成する1次転写ローラ104d,106d,108d,110d等を備えている。
光走査装置102はマルチビーム走査手段であり、各半導体レーザ素子200の1個又は複数個の発光部からそれぞれ射出される光ビームであるレーザビームを、偏向素子であるポリゴンミラー102cにより偏向させ、対応するfθレンズ102bに入射させている。その各レーザビームは、この実施形態ではK,C,M,Yの各色にそれぞれ対応し、それぞれ対応するfθレンズ102bを通過した後、対応する反射ミラー102aによって反射される。
そして、その各レーザビームは、それぞれ対応するWTLレンズ102dを通して整形された後、対応する複数の反射ミラー102eによって再度偏向される。その後、露光のために使用されるレーザビームLとして各作像プロセス部104,106,108,110の感光体ドラム104a,106a,108a,110aの被走査面(以下単に「表面」ともいう)をポリゴンミラー102cにより主走査方向に反復走査して露光する。
感光体ドラム104a,106a,108a,110aの表面へのレーザビームLの照射は、上述したように複数の光学要素を使用して行われるため、主走査方向および副走査方向に関してタイミング同期が行われる。
なお、「主走査方向」をレーザビームLの走査方向として定義し、「副走査方向」を主走査方向に対して直交する方向、この画像形成装置100では感光体ドラム104a,106a,108a,110aが回転する方向、つまりそれらの表面の移動方向として定義する。
各感光体ドラム104a,106a,108a,110aは、アルミニウムなどの導電性ドラム上に、少なくとも電荷発生層と電荷輸送層とを含む光導電層を備えている。
その各光導電層は、コロトロン、スコロトロン、または帯電ローラなどによって構成される帯電器104b,106b,108b,110bにより、それぞれ表面電荷が付与されて均一に帯電される。各感光体ドラム104a,106a,108a,110aの帯電された光導電層の表面は、それぞれ光走査装置102からのレーザビームLによって像状露光され、2次元の静電潜像(静電画像)が形成される。なお、その静電潜像および後述するトナー画像の形成は、この実施形態ではY,M,C,Kの順に開始される。
その感光体ドラム104a,106a,108a,110aの表面上に形成される静電潜像は、現像スリーブ、現像剤供給ローラ、規制ブレードなどを含む各現像器104c,106c,108c,110cにより、それぞれK,C,M,Yの各色の現像剤であるトナーによって現像され、各色のトナー画像(現像画像)が形成される。その各色のトナー画像は、感光体ドラム104a,106a,108a,110aが中間転写ベルト114を挟んでそれぞれ転写バイアス電圧が印加された転写手段である1次転写ローラ104d,106d,108d,110dと対向する一次転写部で、矢示A方向に移動する中間転写ベルト114上にY,M,C,Kの順に順次重ね合わせて転写される。
中間転写ベルト114は、搬送ローラ114a,114b,114cに張架され、一方が駆動ローラである搬送ローラ114a又は114cによって矢示A方向に回動され、Y,M,C,Kのトナー画像が重畳転写されたフルカラーのトナー画像を担持した状態で、2次転写部へ搬送される。
2次転写部は、搬送ローラ118a,118bにより矢示B方向に搬送される2次転写ベルト118を含んで構成される。中間転写ベルト114の搬送ローラ114bは、2次転写対向ローラの機能も果す。
この2次転写部には、給紙カセットなどの記録媒体収容部128から上質紙、プラスチックシートなどのシート状の記録媒体124が搬送ローラ126によって供給される。そして、2次転写対向ローラの役目も持つ搬送ローラ114bに2次転写バイアスを印加して、中間転写ベルト114上に担持されたフルカラーのトナー画像を、2次転写ベルト118上に吸着保持された記録媒体124に転写する。
そのフルカラーのトナー画像が転写された記録媒体124は、2次転写ベルト118の矢示B方向への回動によって定着装置120へ搬送される。
定着装置120は、シリコーンゴムやフッ素ゴムなどを含む定着ローラなどの定着部材130を含んで構成されていて、記録媒体124とトナー画像とを共に加圧加熱して、そのトナー画像を記録媒体124に定着した後、印刷物132として画像形成装置100の外部へ排出する。
トナー画像を転写した後の中間転写ベルト114の表面は、クリーニングブレードを含むクリーニング部116により転写残留トナーが除去されて、次の像形成プロセスに備える。
次に、図1の光走査装置102における感光体ドラム104aを露光するための光学系の概略的な構成について説明する。
図2は、その感光体ドラム104aを露光するための光学系の概略的な構成例を示す斜視図である。なお、図示の都合上、図1のK色用のWTLレンズ102dおよび反射ミラー102eの図示は省略している。
K色用の半導体レーザ素子200Kから射出されたレーザビームは、ポリゴンミラー102cで偏向される。
ポリゴンミラー102cは、数千〜数万回転する図示しないスピンドルモータなどにより回転駆動される。
ポリゴンミラー102cで偏向されたK色用のレーザビームは、K色用のfθレンズ102bを通過した後、K色用の反射ミラー102aによって反射される。そして、その反射ミラー102aによって反射されたレーザビームは、図2では図示を省略した図1のK色用のWTLレンズ102dを通して整形された後、K色用の複数の反射ミラー102eによって再度偏向される。その後、露光のために使用されるレーザビームLとして作像プロセス部104の感光体ドラム104aの表面をポリゴンミラー102cにより主走査方向に反復走査して露光する。
また、K色用のレーザビームの主走査方向の書き出しタイミング(「主走査画像書き出しタイミング」ともいう)を同期させるため、感光体ドラム104a表面の主走査方向の有効画像領域外の端部(所定位置)に、フォトダイオードなどを含む同期検知手段であるK色用の同期検知センサ210(210K)が配置されている。
この同期検知センサ210Kは、感光体ドラム104aの表面に対するレーザビームの主走査方向の走査を開始する以前(主走査画像書き出し位置の直前)で、入射されるK色用のレーザビームを検出する。そして、レーザビームによる感光体ドラム104a上での主走査方向の走査開始の基準となる(主走査画像書き出し位置を規定するための)同期検知信号を出力し、K色用の半導体レーザ素子200Kへの駆動制御信号の生成処理などの処理を同期させる。同期検知信号は、ポリゴンミラー102cにより偏向されたレーザビームが1ラインを走査する毎に出力される。
K色用の半導体レーザ素子200Kは、後述するGAVD310(図3参照)から送付されるパルス信号により駆動され、画像データ(画像情報)に応じて変調したK色用のレーザビームを射出する。それによって、上述したように感光体ドラム104a上にK色用のレーザビームが照射されて露光が行われ、静電潜像が形成される。
なお、半導体レーザ素子200および同期検知センサ210を含む各部(ポリゴンミラー102cを除く)は、各色毎に搭載されているため、例えばフルカラー画像形成時には、K色用以外の半導体レーザ素子200および同期検知センサ210も、K色用の半導体レーザ素子200Kおよび同期検知センサ210Kと同様の動作が行われる。
次に、図1に示した画像形成装置100の制御系の概略的な構成について説明する。但し、ここでは画像形成装置100をデジタルカラー複写機とする。
図3は、上記制御系の概略的な構成例を示すブロック図である。
この画像形成装置100は、スキャナ部302と、プリンタ部308と、主制御部330とを備えている。
スキャナ部302は、例えばCCDカラーイメージセンサ又はCMOSカラーイメージセンサ等の固体撮像素子を含む光学系を用いてスキャン処理を行うことにより、原稿の画像を読み取るものである。このスキャナ部302は、VPU(Video Processing Unit)304と、IPU(Image Processing Unit)306とを備えている。
VPU304は、固体撮像素子から出力されるアナログ画像信号をA/D変換してデジタル画像信号である画像データを取得し、それに対して黒オフセット補正、シェーディング補正、および画素位置補正を行う。
IPU306は、VPU304からの画像データに対して、RGB表色系からCMYK表色系での画像データとしてデジタル変換するための画像処理を行う。なお、「R」はレッド(Red)を、「G」はグリーン(Green)を、「B」はブルー(Blue)をそれぞれ示す。
スキャナ部302は、GAVD310と画像データインタフェース(画像データIF)318を介して通信可能に接続されている。そのため、GAVD310から画像データインタフェース318経由で各色の画像転送要求信号を受信すると、IPU306によってスキャン処理を開始することができる。また、IPU306で画像処理が行われた各色の画像データを画像データインタフェース318経由でプリンタ部308へ送信することができる。
プリンタ部308は、GAVD(Gate Array Video Driver)310と、各色用のLDドライバ312(312K,312C,312M,312Y)と、光走査装置102とを含んで構成される。光走査装置102は、各色用の半導体レーザ素子200(200K,200C,200M,200Y)および同期検知手段である同期検知センサ210(210K,210C,210M,210Y)を備えている。
GAVD310は、各色の画像転送要求信号MFSYNC_N信号をスキャナ部302へ送信し、それに対してそのスキャナ部302から各色の画像データを受信すると、その各色の画像データに基づいて処理を行う。つまり、各LDドライバ312を介して各半導体レーザ素子200の駆動制御を行うための駆動制御信号を生成する。
各LDドライバ312はそれぞれ、GAVD310からの駆動制御信号により、対応する半導体レーザ素子200を駆動させるための電流を、その半導体レーザ素子200の1個又は複数個の発光部(レーザダイオード)に供給する。
各半導体レーザ素子200は、2次元的に配置されている。
また、スキャナ部302とプリンタ部308は、システムバス316を介して主制御部330と接続されていて、主制御部330からの指令(指示)により、原稿の画像読み取りおよび画像形成が制御される。
主制御部330は、中央処理装置(以下「CPU」という)320と、CPU320が処理のために使用する処理空間を提供するRAM322とを含んでいる。
CPU320は、これまで知られたいかなるCPUでも使用することができる。例えば、PENTIUM(登録商標)シリーズ、またはその互換CPUなどCISC(Complex Instruction Set Computer)、MIPS(Million Instructions Per Second)などのRISC(Reduced Instruction Set Computer)などを使用することができる。
CPU320は、起動時にROM324に記憶されているプログラムをRAM322に展開する。その後、インタフェース328を介してユーザ(実際にはユーザの操作によって図示しない操作部あるいは図示しないパーソナルコンピュータ等の外部機器)からの指令を受け付け、その指令に対応する処理を実行するプログラムをRAM322から呼び出して実行することにより、コピー、ファクシミリ、スキャナ、イメージストレージなどの処理を実行させる。このCPU320は、プログラムを実行することにより、反射面特定手段、ずれ量検出手段、位置ずれ補正手段、および同期検知信号計数手段としての機能を果すこともできる。
さらに、主制御部330は、ROM324を含んでおり、CPU320の初期設定データ、制御データ、プログラムなどをCPU320が利用可能に格納する。
不揮発性メモリ325は、後述する副走査位置補正量テーブル等のデータを記憶する不揮発性記憶手段であり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。なお、この不揮発性メモリ325として、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM,フラッシュメモリ等の各種の不揮発性メモリを使用することができる。
イメージストレージ326は、ハードディスク装置、SDカード、USBメモリなどの固定または着脱自在のメモリ装置として構成され、画像形成装置100が取得した画像データを格納して、ユーザによる各種処理のために利用可能としている。
I/O制御部329にて、前述した感光体ドラム104a,106a,108a,110aや中間転写ベルト114等を回動させるメインモータ、ポリゴンミラー102cを回転させるスピンドルモータを含む各種モータの駆動制御、各種センサによる検出を行っている。
また、副走査方向の倍率(副走査倍率)の誤差偏差に関する色ずれ補正は、補正量に基づいて、I/O制御部329により感光体ドラム104a,106a,108a,110a、搬送ローラ114aのモータ速度を調整して行う。なお、この実施形態では、搬送ローラ114aが、中間転写ベルト114の駆動ローラとして機能する。
このように構成された画像形成装置100において、スキャナ部302からの画像データに基づいてプリンタ部308を駆動して感光体ドラム104aなどに静電潜像を形成して画像出力を行う場合、CPU320は、上質紙、プラスチックフィルムなどの記録媒体の主走査方向と副走査方向の位置制御を実行する。
CPU320は、原稿に対する副走査方向のスキャンを開始させる場合、GAVD310にスタート信号を出力する。
GAVD310は、CPU320からスタート信号を受信すると、各色の画像転送要求信号を画像データインタフェース318経由でスキャナ部302内のIPU306へ出力することで、そのIPU306がスキャン処理を開始する。
その後、GAVD310は、IPU306から各色の画像データを受信すると、それらを図示しないメモリに格納し、その受信した各色の画像データをそれぞれ処理して駆動制御信号を生成し、各LDドライバ312へ出力する。
各LDドライバ312は、それぞれGAVD310から駆動制御信号を受け取ると、対応する半導体レーザ素子200を駆動させるための電流を生成する。
その後、各LDドライバ312は、それぞれ生成した電流を対応する半導体レーザ素子200に供給することにより、半導体レーザ素子200を点灯させる。
なお、各LDドライバ312は、半導体レーザ素子200を、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)制御又はパワー変調(PM:Power Modulation)制御などを使用して駆動させる。
また、各色用の半導体レーザ素子200としてそれぞれ、この実施形態ではレーザダイオードアレイ(LDA)を使用するが、面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:VCSEL)や、単体の複数個のレーザダイオード等の発光素子を使用してもよい。
ところで、ポリゴンミラー102cの各反射面間には、ばらつきがあり、例えば面倒れにより感光体ドラム104a,106a,108a,110a上での主走査ラインの回転方向(副走査方向)の位置ずれが生じる。その位置ずれは、濃度むらとなって画像に表れる。面倒れ量は各反射面に依存するので、ポリゴンミラー102cの面数に応じて周期的に位置ずれが発生する。
そこで、その位置ずれを補正するための処理の各実施例について説明する。なお、その各実施例をK色についてのみ説明するが、他色についても同様なので、その説明を省略する。
〔第1実施例〕
まず、第1実施例について説明する。
そしてまず、図2のポリゴンミラー102cの各反射面によって走査されるレーザビームによる感光体ドラム104a上での各主走査ラインの副走査方向の位置を同期検知センサ210Kによって検出する手段について説明する。
図4は、図3の同期検知センサ210Kの説明に供する説明図である。
感光体ドラム104a上での各主走査ラインの副走査方向の位置を検出するために、同期検知センサ210Kとして三角スリットを配置したものを用いることがある。
この三角スリットを配置した同期検知センサ210Kでは、1本のレーザビームが通過する位置によって、そのレーザビームを検出する時間が異なる。そのため、例えば図4に示すように、ポリゴンミラー102cの各反射面1,2によって走査されるレーザビームによる各主走査ラインの副走査方向の位置は、同期検知センサ210Kから出力される各同期検知信号のパルス幅w1,w2(レーザビーム検出時間)に基づいて検出できる。つまり、そのパルス幅w1,w2を計測することにより、各主走査ラインの副走査方向の位置ずれを検出(算出)することができる。
しかし、図2に示したように、通常、同期検知センサ210Kは感光体ドラム104aの主走査方向の有効画像領域外の端部に設置されている。その端部では、fθレンズ102bなどの光学系の特性が有効画像領域と異なる場合があり、各主走査ラインの位置検出の精度は低下する可能性がある。また、三角スリットを配置した同期検知センサ210Kでも、各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置は検出できるが、像担持体(転写体)である感光体ドラム104a上あるいは中間転写ベルト114上で実際に形成される位置検出用パターンから各主走査ラインの副走査方向の位置を検出した方が精度は高くなる。その位置検出用パターンを、この実施形態では「レジストパターン」とする。
次に、図2のポリゴンミラー102cの各反射面によって走査されるレーザビームにより像担持体上に形成するレジストパターンによる各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出する手段(ずれ量検出手段に相当する)について説明する。ここでは、感光体ドラム104a上で実際に形成されるK色のレジストパターンから各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出する手段について説明する。しかし、その手段と同様の処理により他色のレジストパターンから各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出することも勿論できる。
図5は、上記各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出する手段の説明に供する説明図である。
図3のCPU320は、画像形成装置100の動作開始時に、感光体ドラム104a上での各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出するために、プリンタ部308に図5に示すようなレジストパターンの生成を行わせる。
このとき、プリンタ部308では、ポリゴンミラー102cの各反射面(図5の例では反射面1〜6)によって順次偏向されるレーザビームで感光体ドラム104a上(帯電面)を走査させ、静電潜像のレジストパターンを形成させる。そして、その静電潜像をK色のトナーによって順次現像し、K色のレジストパターンを形成する。
図5の例では、6面のポリゴンミラー102cを用い、その反射面1を基準面とし、反射面1から反射面6によるレーザビームの偏向・走査等により、レジストパターンを感光体ドラム104a上に形成している。なお、基準面の決定手段については後述する。
CPU320は、感光体ドラム104a上に形成されたレジストパターンを、感光体ドラム104aの表面に対向して設置されている図示しないレジストパターン検出用センサ(パターン検出手段)によって検出し、ポリゴンミラー102cの反射面1と他の各反射面2〜6との間の実際の相対位置を算出する。
すなわち、感光体ドラム104a上に形成されたレジストパターンのうち、ポリゴンミラー102cの基準となる反射面1によって走査されたレーザビームにより形成されたレジストパターンと各反射面1〜6(反射面1を除いた各反射面2〜6でも良い)によって走査されたレーザビームによりそれぞれ形成されたレジストパターンの副走査方向の相対位置を算出する。
また、その算出結果より、反射面1によって走査されるレーザビームによる主走査ライン(反射面1によって走査されたレーザビームにより形成されたレジストパターンに対応する)と各反射面1〜6によって走査されるレーザビームによる走査ライン(各反射面1〜6によって走査されたレーザビームによりそれぞれ形成されたレジストパターンに対応する)の副走査方向との相対的な位置ずれ量を算出する(検出する)。つまり、その各主走査ラインの理想的な位置(予め不揮発性メモリ325に記憶されている)からの位置ずれ量を算出する。その各位置ずれ量は補正量となるため、その各補正量を含む副走査位置補正量テーブル(以下単に「補正量テーブル」という)を作成し、それを不揮発性メモリ325に記憶することにより、各主走査ラインの副走査方向の理想的な位置への補正を行うことが可能になる。
ここで、感光体ドラム104aや中間転写ベルト114での駆動むらによる位置ずれも発生する。この位置ずれの影響は、ポリゴンミラー102cの各反射面毎に、その反射面によって走査されるレーザビームにより形成されるレジストパターンと基準となる反射面によって走査されるレーザビームにより形成されるレジストパターンの副走査方向の相対位置の算出を複数回行わせ、その各算出結果を上記各反射面毎に平均化することで、小さくすることができる。一方、ポリゴンミラー102cの面倒れによる位置ずれは常に発生するので、上記のように平均化しても、位置ずれの影響が小さくなることはない。よって、面倒れによる位置ずれのみを抽出することができる。
なお、この実施形態では、ポリゴンミラー102cの面数を6面としたが、この限りではない。また、他の感光体ドラム106a,108a,又は110a上にレジストパターンを形成し、そのレジストパターンをその感光体ドラムの表面に対向して設置されているレジストパターン検出用センサによって検出することによっても、ポリゴンミラー102cの各反射面の位置を検知することができる。あるいは、中間転写ベルト114上にレジストパターンを形成し、そのレジストパターンをその中間転写ベルト114の表面に対向して設置されているレジストパターン検出用センサによって検出することによっても、ポリゴンミラー102cの各反射面の位置を検知することができる。
次に、図2の半導体レーザ素子200Kから射出されるレーザビームが照射(入射)されるポリゴンミラー102cの反射面を特定する手段(反射面特定手段に相当する)について説明する。
図6は、そのポリゴンミラー102cの反射面を特定する動作例を示すタイミングチャーである。
前述したように、半導体レーザ素子200Kから射出されたレーザビームをポリゴンミラー102cで偏向して感光体ドラム104a上をライン走査すると、ポリゴンミラー102cの反射面1面につき同期検知センサ210Kから出力される同期検知信号が1度アサート(ローレベル)される。
よって、図3のCPU320は、例えば最初に同期検知信号がアサートされたときにレーザビームが照射された反射面を基準面(図6では反射面1)として決定し、その後に同期検知信号がアサートされた回数をカウント(計数)することにより、そのカウント値からレーザビームが照射された反射面を特定することができる。なお、同期検知信号のカウント値はポリゴンミラー102cの面数に応じてリセットされる値が異なる。
CPU320は、レーザビームが照射された反射面を特定できたら、不揮発性メモリ325に記憶されている補正量テーブルを参照して、各主走査ラインの副走査方向の位置を変動させる(補正する)。同期検知信号のカウント値を参照すれば、使用すべき補正量を判断できる。ここで、カウント値が「0」、つまり基準面にレーザビームが照射されているときは、使用すべき補正量は存在しない。あるいは、補正量「0」を使用することになる。
次に、図2のポリゴンミラー102cの各反射面によって走査されるレーザビームにより感光体ドラム104a上に形成するレジストパターンによる各主走査ラインの副走査方向の位置ずれを補正する手段(位置ずれ補正手段に相当する)について説明する。
図7は、その各主走査ラインの副走査方向の位置ずれを補正する手段の説明に供する説明図である。
この図7には、半導体レーザ素子200Kとして、発光点(レーザダイオード)が8個あるレーザダイオードアレイを用いて、ポリゴンミラー102cの反射面1面の走査(スキャン)によって6ラインの画像を形成する場合の発光点(光源)の点灯有無と形成画像とを示している。なお、8個の発光点は副走査方向に等間隔で配置されている。
通常は、8個の発光点のうち中央部分の6個の発光点を用いて、6主走査ラインの画像を形成する。最上位と最下位の各1個の発光点は、各主走査ラインの副走査方向の位置ずれを補正するために確保しておく。
図7の(a)には、ポリゴンミラー102cの面倒れによって、実際の各主走査ラインの副走査方向の位置が理想的な位置に対して下側にずれた場合を示している。このときは、使用する発光点を上位6個とすることで、各主走査ラインの副走査方向の位置を上側にシフトさせる。それによって、各主走査ライン(画像形成領域)を理想的な位置に合わせることができる。
図7の(b)には、ポリゴンミラー102cの面倒れによって、実際の各主走査ラインの副走査方向の位置が理想的な位置に対して上側にずれた場合を示している。このときは、使用する発光点を下位6個とすることで、各主走査ラインの副走査方向の位置を下側にシフトさせる。それによって、各主走査ラインを理想的な位置に合わせることができる。
この例では、レーザダイオードアレイの発光点を8個としたが、この限りではない。
〔第2実施例〕
次に、第2実施例について説明する。
まず、図2のポリゴンミラー102cの基準となる反射面およびそれ以外の任意に選択した1つの反射面によってそれぞれ走査されるレーザビームにより像担持体上に形成するレジストパターンによる各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出する手段について説明する。ここでは、感光体ドラム104a上で実際に形成されるK色のレジストパターンから各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出する手段について説明する。しかし、その手段と同様の処理により他色のレジストパターンから各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出することも勿論できる。
図8は、上記各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出する手段の説明に供する説明図である。
図3のCPU320は、画像形成装置100の動作開始時に、感光体ドラム104a上での各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出するために、プリンタ部308に図8に示すようなレジストパターンの生成を行わせる。
このとき、プリンタ部308では、ポリゴンミラー102cの基準となる反射面(図8の例では反射面1)によって偏向されるレーザビームで感光体ドラム104a上(帯電面)を走査させ、静電潜像の第1のレジストパターンを形成させる。また、上記基準となる反射面以外の各反射面のうち任意に選択した1つの反射面(図8の例では反射面3)によって偏向されるレーザビームで感光体ドラム104a上を走査させ、静電潜像の第2のレジストパターンを形成させる。そして、静電潜像の第1,第2のレジストパターンをK色のトナーによって順次現像し、K色の第1,第2のレジストパターンを形成する。
次に、副走査位置ずれ量テーブル(以下単に「位置ずれ量テーブル」という)と補正量テーブルについて説明する。
図9は、図3のCPU320が作成する位置ずれ量テーブルの一例を示す説明図である。
図10は、図3のCPU320が作成する補正量テーブルの一例を示す説明図である。
第2実施例では、図3のCPU320が、予め(画像形成装置100の工場出荷前等に)インタフェース328からの指令に従い、感光体ドラム104a上での各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出するために、プリンタ部308によって第1実施例と同様に図5に示したようにK色用のレジストパターンの生成を行わせる。
そして、ポリゴンミラー102cの各反射面によって走査された各レーザビームによりそれぞれ形成された各レジストパターンの副走査方向の相対位置を算出する。
すなわち、同期検知センサ210Kからの同期検知信号が最初にアサートされたときにレーザビームが照射された反射面を最初の反射面Aとする。以降の各レーザビームが順次照射される反射面を反射面B,C,D,E,Fとする。
そして、反射面Aによって走査されたレーザビームにより形成されたレジストパターンと各反射面A〜F(反射面Aを除いた各反射面でも良い)によって走査されたレーザビームによりそれぞれ形成されたレジストパターンの副走査方向の相対的な位置を算出する。
また、反射面Bによって走査されたレーザビームにより形成されたレジストパターンと各反射面A〜F(反射面Bを除いた各反射面でも良い)によって走査されたレーザビームによりそれぞれ形成されたレジストパターンの副走査方向の相対的な位置を算出する。
同様に、反射面C,D,E,Fによって順次走査された各レーザビームによりそれぞれ形成されたレジストパターンと各反射面A〜Fによって走査されたレーザビームによりそれぞれ形成されたレジストパターンの副走査方向の相対的な位置を順次算出する。
その後、上述したその算出結果より、各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量、つまりその各主走査ラインの理想的な位置(予め不揮発性メモリ325に記憶されている)からの位置ずれ量を算出する。
すなわち、反射面Aによって走査されるレーザビームによる主走査ラインと各反射面A〜F(反射面Aを除いた各反射面でも良い)によって走査されるレーザビームによる主走査ラインとの副走査方向の相対的な位置ずれ量を算出する。
また、反射面Bによって走査されるレーザビームによる主走査ラインと各反射面A〜F(反射面Bを除いた各反射面でも良い)によって走査されるレーザビームによる主走査ラインとの副走査方向の相対的な位置ずれ量を算出する。
同様に、反射面C,D,E,Fによって順次走査される各レーザビームによる主走査ラインと各反射面A〜Fによって走査されるレーザビームによる主走査ラインとの副走査方向の相対的な位置ずれ量を算出する。
そして、各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量の算出結果より、その各位置ずれ量を含む図9に示すような副走査位置ずれ量テーブル(以下単に「位置ずれ量テーブル」という)を作成して、それを不揮発性メモリ325に記憶する。
さらに、先に求めた各主走査ラインの副走査方向の相対的な位置ずれ量は補正量となるため、その各補正量を含む図10に示すような補正量テーブル(その各位置ずれ量から求めた補正量テーブル)を作成して、それも不揮発性メモリ325に記憶する。
一方、CPU320は、画像形成装置100の動作開始時に、ポリゴンミラー102cの各反射面のうち、第1実施例と同様に決定した基準の反射面(以後「基準面」と呼ぶ)によって走査されるレーザビームで感光体ドラム104a上を走査させ、静電潜像の第1のレジストパターンを形成させる。また、基準面以外の各反射面のうち任意に選択した1つの反射面(以後「選択面」と呼ぶ)によって偏向されるレーザビームで感光体ドラム104a上を走査させ、静電潜像の第2のレジストパターンを形成させる。そして、静電潜像の第1,第2のレジストパターンをK色のトナーによって順次現像し、K色の第1,第2のレジストパターンを形成する。
次に、K色の第1レジストパターンと第2のレジストパターンとの相対的な位置ずれ量を第1実施例と同様に検出し、予め不揮発性メモリ325に記憶しておいた位置ずれ量テーブルと比較することにより、基準面および選択面がポリゴンミラー102cのどの面に対応するか特定できる。図9の例では、第1のレジストパターンと第2のレジストパターンとの相対的な位置ずれ量が位置ずれ量テーブル内の「diffCE」と一致した場合を示している。このとき、基準面が反射面Cであると特定できる。
基準面が特定できると、予め不揮発性メモリ325に記憶しておいた補正量テーブルを用いて位置ずれの補正を行う。図9の例では、基準面が反射面Cであると特定できたので、図10に示した補正量テーブルのC行を基に、ポリゴンミラー102cの各反射面に応じて補正量を変える。
なお、この第2実施例では、ポリゴンミラー102cの各反射面から任意の反射面を選択する際に、1面のみを選んだが、次のようにしても良い。
すなわち、ポリゴンミラー102cの各反射面から基準面以外の複数の面を選択し、その複数の反射面によって走査されるレーザビームにより感光体ドラム104a上に形成される第2のレジストパターンと基準面によって走査されるレーザビームにより感光体ドラム104a上に形成される第1のレジストパターンとの相対的な位置ずれ量を求める。そうすれば、より高い精度で面の特定を行うことができる。
また、以上の実施形態では、レジストパターンを像担持体(感光体ドラム104a,106a,108a,110aあるいは中間転写ベルト114)上にトナーによって現像したレジストパターンを形成し、それをレジストパターン検出用センサによって検出するようにしたが、次のようにしても構わない。つまり、レジストパターン検出用センサとして電位センサを用い、感光体ドラム104a,106a,108a,110a上に形成される静電潜像のレジストパターンを検出することも可能である。
以上、この発明を、複数個の感光体ドラム上にそれぞれ形成される複数個の静電潜像を複数色のトナー(現像剤)で色版毎に現像し、その各色版のトナー画像(現像画像)を中間転写ベルト上に順次重ね合わせて転写することによりカラー画像形成を行う画像形成装置に適用した実施形態について説明したが、この発明はこれに限らない。つまり、1個の感光体ドラム上に順次形成される複数個の静電潜像を複数色のトナーで色版毎に順次現像し、その各色版のトナー画像を中間転写ベルト上に順次重ね合わせて転写することによりカラー画像形成を行う画像形成装置にもこの発明を適用可能である。また、上記の感光体ドラムを感光体ベルトに、上記の中間転写ベルトを中間転写ドラムにした画像形成装置にも適用可能である。更に、モノクロ等の単色の画像形成装置や、2色又は3色等の色数の画像形成装置にも、この発明を適用可能である。
また、この発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となることは言うまでもない。
100:画像形成装置 102:光走査装置 102a,102e:反射ミラー
102b:fθレンズ 102c:ポリゴンミラー 102d:WTLレンズ
104,106,108,110:作像プロセス部
104a,106a,108a,110a:感光体ドラム
104b,106b,108b,110b:帯電器
104c,106c,108c,110c:現像器 112:カラー作像部
114:中間転写ベルト 114a,114b,114c:搬送ローラ
118:2次転写ベルト 120:定着装置 122:転写部 124:記録媒体
130:定着部材 132:印刷物
200(200K,200C,200M,200Y):半導体レーザ素子
210(210K,210C,210M,210Y):同期検知センサ
302:スキャナ部 304:VPU 306:IPU 308:プリンタ部
310:GAVD
312(312K,312C,312M,312Y):LDドライバ 320:CPU
322:RAM 324:ROM 325:不揮発性メモリ
326:イメージストレージ 328:インタフェース 329:I/O制御部
特開2008−114426号公報

Claims (7)

  1. 光ビームを射出する発光部を複数個有し、その複数個の発光部からそれぞれ射出される光ビームを回転多面鏡で偏向し、副走査方向に移動する像担持体上を該副走査方向と直交する主走査方向に反復走査して露光することにより画像形成を行わせるマルチビーム走査手段を有する画像形成装置であって、
    前記発光部から射出される光ビームが照射される前記回転多面鏡の反射面を特定する反射面特定手段と、
    前記回転多面鏡の各反射面によって走査される光ビームによる前記像担持体上での各主走査ラインの前記副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出するずれ量検出手段と、
    前記反射面特定手段による特定結果と前記ずれ量検出手段による検出結果とに応じて前記複数個の発光部から使用する発光部を選択することにより、前記各主走査ラインの前記副走査方向の位置ずれを補正する位置ずれ補正手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ずれ量検出手段は、前記回転多面鏡の各反射面によって走査される光ビームにより前記像担持体上に位置検出用パターンを形成させ、その位置検出用パターンのうち、前記回転多面鏡の基準となる反射面によって走査された光ビームにより形成された位置検出用パターンと前記各反射面によって走査された光ビームによりそれぞれ形成された位置検出用パターンの前記副走査方向の相対位置を算出することにより、各主走査ラインの前記副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ずれ量検出手段は、前記回転多面鏡の各反射面毎に、該反射面によって走査される光ビームにより形成される位置検出用パターンと前記基準となる反射面によって走査される光ビームにより形成される位置検出用パターンの前記副走査方向の相対位置の算出を複数回行わせ、その各算出結果を前記各反射面毎に平均化することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記回転多面鏡の各反射面によって走査される光ビームを所定位置で検知し、該光ビームによる前記像担持体上での前記主走査方向の走査開始の基準となる同期検知信号を出力する同期検知手段と、
    該同期検知手段から出力される前記同期検知信号を計数する同期検知信号計数手段とを設け、
    前記反射面特定手段は、前記同期検知手段から前記回転多面鏡の基準となる反射面によって走査される光ビームの検知により前記同期検知信号が出力された後、続いて出力される前記同期検知信号を前記同期検知信号計数手段によって計数させることにより、前記発光部から射出される光ビームが照射される前記回転多面鏡の反射面を特定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記ずれ量検出手段は、当該画像形成装置の動作開始時に、前記各主走査ラインの前記副走査方向の相対的な位置ずれ量を算出し、該各主走査ラインの前記副走査方向の相対的な位置ずれ量を該各主走査ラインの前記副走査方向の位置ずれを補正するための補正量として記憶手段に記憶する手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記各主走査ラインの前記副走査方向の相対的な位置ずれ量と、前記各主走査ラインの前記副走査方向の位置ずれを補正するための補正量とが記憶されている記憶手段を設け、
    前記反射面特定手段は、当該画像形成装置の動作開始時に、前記回転多面鏡の基準となる反射面によって走査される光ビームにより前記像担持体上に第1の位置検出用パターンを形成させると共に、前記基準となる反射面以外の各反射面のうち任意に選択した1つの反射面によって走査される光ビームにより前記像担持体上に第2の位置検出用パターンを形成させた後、前記第1の位置検出用パターンと前記第2の位置検出用パターンとの前記副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出し、前記記憶手段に記憶されている前記各主走査ラインの前記副走査方向の相対的な位置ずれ量と比較することによって、前記発光部から射出される光ビームが照射される前記回転多面鏡の反射面を特定することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記各主走査ラインの前記副走査方向の相対的な位置ずれ量と、前記各主走査ラインの前記副走査方向の位置ずれを補正するための補正量とが記憶されている記憶手段を設け、
    前記反射面特定手段は、当該画像形成装置の動作開始時に、前記回転多面鏡の基準となる反射面によって走査される光ビームにより前記像担持体上に第1の位置検出用パターンを形成させると共に、前記基準となる反射面以外の各反射面のうち任意に選択した複数の反射面によって走査される光ビームにより前記像担持体上に第2の位置検出用パターンを形成させた後、前記第1の位置検出用パターンと前記第2の位置検出用パターンとの前記副走査方向の相対的な位置ずれ量を検出し、前記記憶手段に記憶されている前記各主走査ラインの前記副走査方向の相対的な位置ずれ量と比較することによって、前記発光部から射出される光ビームが照射される前記回転多面鏡の反射面を特定することを特徴とする画像形成装置。
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