JP2017078800A - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で偏向手段の偏向面を特定できる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数の偏向面を備え、第1及び第2の光束を同一の偏向面により偏向して被走査面を主走査方向に光走査する偏向手段と、該偏向手段により偏向された前記第1及び第2の光束を集光する集光光学系と、該集光光学系からの前記第1及び第2の光束を受光して信号を出力する受光手段と、前記受光手段の出力に基づいて前記同一の偏向面を特定する特定手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、レーザープリンタ、複写機等の画像形成装置に好適なものである。
従来から、レーザービームプリンタやデジタル複写機等の画像形成装置に用いられている光走査装置は、光源から出射した光束を入射光学系により光偏向器に導光している。そして、光偏向器により偏向走査された光束を結像光学系により被走査面である感光ドラム面上にスポット状に結像させ、該光束で感光ドラム面上を光走査している。
このような光走査装置においては、光源から出射した光束をコリメータレンズで平行光束に変換し、倒れ補正を行うために平行光束に変換された光束を、シリンドリカルレンズによって偏向手段である光偏向器の偏向面に線像として結像させている。光偏向器の偏向面で偏向走査された光束は、結像レンズ系により感光ドラム面上でスポットを形成し、該感光ドラム面を等速走査している。
ここで、光偏向器の各ミラー面は、光偏向器の回転軸に対して平行となるように切削加工されている。しかしながら、各ミラー面は、加工誤差により回転軸に非平行な部分をそれぞれ含むことがある。そのため、回転軸に非平行な部分で光が反射されると、被走査面上における光の照射位置が目標位置からずれる。これは、「面倒れ」と呼ばれている。面倒れは、光偏向器の各ミラー面毎に周期的な照射位置ずれを発生させるため、面倒れがある状態で画像形成を行うと、画像の副走査方向に周期的な濃淡むらが生じ画像劣化を引き起こす。
面倒れは、加工精度を上げることで少なくすることが可能であるが、その場合加工コストが増大する。このため、偏向手段であるポリゴンミラーの上面に基準位置マークを形成し、この上面の基準位置マークを検知することでポリゴンミラー面(偏向面)を特定し、画像データ処理で走査位置ずれの影響が小さくなるようにすることが開示されている(特許文献1)。
また、分割角度を意図的に変えた(回転軸に直交する断面の形状が非正多角形)ポリゴンミラーを用い、各ポリゴンミラー面から生成されるBD信号の周期の差を利用して、走査しているポリゴンミラー面を検知する構成が提案されている(特許文献2)。
特開2001−260413号公報 特開2013−109113号公報
しかしながら、特許文献1の走査光学系では、偏向手段としてのポリゴンミラーの上面の面精度を所定のレベルとし、かつその上面に基準位置マークが必要となり、構成が複雑となる。また、特許文献2の走査光学系では、偏向手段として特殊な形状のポリゴンミラーが必要となり、構成が複雑となる。
本発明の目的は、簡易な構成で偏向手段の偏向面を特定できる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る光走査装置は、複数の偏向面を備え、第1及び第2の光束を同一の偏向面により偏向して被走査面を主走査方向に光走査する偏向手段と、該偏向手段により偏向された前記第1及び第2の光束を集光する集光光学系と、該集光光学系からの前記第1及び第2の光束を受光して信号を出力する受光手段と、前記受光手段の出力に基づいて前記同一の偏向面を特定する特定手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る別の光走査装置は、複数の偏向面を備え、第1及び第2の光束を第1及び第2の偏向面により偏向して第1及び第2の被走査面を主走査方向に光走査する偏向手段と、該偏向手段により偏向された前記第1及び第2の光束を集光する第1及び第2の集光光学系と、該第1及び第2の集光光学系からの前記第1及び第2の光束を受光して信号を出力する第1及び第2の受光手段と、前記第1及び第2の受光手段の出力に基づいて前記第1及び第2の偏向面を特定する特定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で偏向手段の偏向面を特定できる。
第1の実施形態の主走査断面図 第1の実施形態の副走査断面図 第1の実施形態における光源の模式図 第1の実施形態におけるBD光学系の副走査断面図 第1の実施形態における光源の発光タイミングを示す模式図 第1の実施形態におけるBD間隔を示す図 第2の実施形態の主走査断面図 第2の実施形態における光源の発光タイミングを示す模式図 第4の実施形態の主走査断面図 第4の実施形態におけるBD光学系の副走査断面図 第4の実施形態における光源の発光タイミングを示す模式図 副走査断面内で反射面の数を変えた変形例の模式図 本発明の実施形態に係る光走査装置を搭載した画像形成装置を示す要部断面図
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を説明する。
《第1の実施形態》
(画像形成装置)
図13は、本発明の実施形態に係る光走査装置を搭載した画像形成装置の要部断面図である。60はカラー画像形成装置、11は光走査装置、21、22、23、24は各々像担持体としての感光ドラム、31、32、33、34は各々静電潜像をトナー像として現像する現像器、51は搬送ベルトである。図において、カラー画像形成装置60には、パーソナルコンピュータ等の外部機器52からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ53によって、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、B(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。
これらの画像データは、それぞれ光走査装置11に入力される。そして、これらの光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム41、42、43、44が出射され、これらの光ビームによって感光ドラム21、22、23、24の感光面が主走査方向に走査される。
本実施態様に係る光走査装置を搭載したカラー画像形成装置では、1つの光走査装置から、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、B(ブラック)の各色に対応した光線を射出する。そして、感光ドラム21、22、23、24面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施態様におけるカラー画像形成装置は、1つの光走査装置11により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の静電潜像を各々対応する感光ドラム21、22、23、24面上に形成している。そして、静電潜像に応じて現像器でトナー像として可視像化され、転写位置において、トナー像は転写器で感光ドラムから記録材(被転写材)に順次転写される。そして、トナー像が転写された記録材は、定着器で加圧・加熱定着処理される。
外部機器52としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置60とで、カラーデジタル複写機が構成される。
(光走査装置)
以下の説明において、主走査方向とは回転多面鏡の回転軸及び結像光学系もしくはBD光学系(同期位置検出光学系、集光光学系)の光軸に垂直な方向(回転多面鏡で光束が反射偏向(偏向走査)される方向)である。また、副走査方向とは回転多面鏡の回転軸と平行な方向である。また、主走査断面とは主走査方向と結像光学系もしくはBD光学系)の光軸を含む平面、副走査断面とは結像光学系もしくはBD光学系の光軸を含み主走査断面に垂直な断面である。
図1及び図2はそれぞれ、本発明の第1実施形態に係る光走査装置100の模式的主走査断面図及び模式的副走査断面図を示している。光走査装置100は、光源1a、1b、1c、1d、副走査絞り2a、2b、2c、2d、コリメータレンズ3a、3b、3c、3d、シリンドリカルレンズ4a、4b、4c、4d、及び主走査絞り5a、5b、5c、5dを備えている。
また、光走査装置100は、光偏向器6、走査レンズ11a、11b、12a、12b、12c、12d、防塵ガラス13a、13b、13c、13dを備えている。さらに、光走査装置100は、ミラー14a、14−1b、14−2b、14−1c、14−2c、14d、及び被走査面としての感光ドラム面15a、15b、15c、15dを備えている。
光源1a乃至1d、副走査絞り2a乃至2d、コリメータレンズ3a乃至3d、シリンドリカルレンズ4a乃至4d、及び主走査絞り5a乃至5dによって、光走査装置100の入射光学系が構成されている。また、走査レンズ11a乃至11f、及びミラー13a乃至13fによって、光走査装置100の結像光学系が構成されている。
光源1a乃至1dはそれぞれ、図3に示すように、4個の発光点LD1、LD2、LD3、LD4を有する半導体レーザーから構成されている。副走査絞り2a、2b、2c、2dはそれぞれ、矩形形状の開口部を有する開口絞りであり、光源1a乃至1dから出射した光束の副走査方向の光束幅を規制している。コリメータレンズ3a乃至3dはそれぞれ、光源1a乃至1dから出射された光束を主走査方向、副走査方向双方に関して略平行光束になるように変換している。
シリンドリカルレンズ4a乃至4dは、副走査方向にのみ所定の屈折力を有しており、プラスティックモールドレンズで構成されている。主走査絞り5a乃至5dは、主走査方向の光束幅を規制する矩形形状の開口部を有する開口絞りであり、光源1a〜1dから出射したそれぞれの光束の主走査方向の光束幅を規制している。
光偏向器6は、例えばポリゴンミラー(回転多面鏡)を備えており、モーター等の駆動手段(不図示)により図1中矢印A方向に一定速度で回転している。結像光学系における結像光学素子としての走査レンズ11a、11b、12a、12b、12c、12dは、fθ特性を有するfθレンズであり、被走査面15a乃至15dの画像領域にスポット像を結像させる。
走査レンズ11a、11b、12a、12b、12c、12dは、副走査断面内において光偏向器6の偏向面又はその近接位置と、被走査面としての感光ドラム面15a乃至15d又はその近傍との間を光学的に共役(略共役を含む)にする。これにより、光偏向器6の面倒れ補正機能を有している。
防塵ガラス13a乃至13dは、光走査装置100内にトナー等が入ることを防止するためのパワーを持たない平板ガラスである。例えば、イエローステーションは、画像情報に応じて光源1dより光変調されて出射した光束は、副走査絞り2の開口部2d及び主走査絞り5dの開口部によって光束断面の幅が制限される。
光束は、コリメータレンズ3dにより略平行光束に変換され、シリンドリカルレンズ4dに入射する。シリンドリカルレンズ4dに入射した光束は、主走査断面内においてはそのままの状態で、一方副走査断面内においては収束して、出射し、光偏向器6の偏向面にほぼ焦線の像(主走査方向に長手の線像)にて結像する。
光偏向器6の偏向面で反射偏向された光束は、走査レンズ11b及び12dにより感光ドラム面15d上にスポット状に集光され、光偏向器6を矢印A方向に回転させることによって、感光ドラム面15d上を主走査方向に等速度で光走査する。これにより、記録媒体である感光ドラム面15d上に画像記録が行われる。
このとき、感光ドラム面15d上を光走査する前に感光ドラム面15d上の走査開始位置のタイミングを決定する必要がある。その為に、光源1dからの光束を光偏向器6で反射偏向された光束を、集光光学系(本実施形態では単一の結像光学素子から成る)として単一の結像光学素子であるBDレンズ7により、受光手段としてのBDセンサ8で受光している。そして、BDセンサ8からの出力信号を検知して得られた同期信号(BD信号)を用いて発光点LD1乃至LD4の感光ドラム面15d上への画像記録の走査開始位置タイミングを決定している。
図4に、同期位置検出光学系であるBD光学系の副走査断面模式図を示す。本実施形態の同期検出は、感光ドラム面15c(第1の被走査面)に対応する光源1c(第1の光源)と感光ドラム面15d(第2の被走査面)に対応する光源1d(第2の光源)からの2つの光束を用いて検出できる構成にしている。従って、後述するような方法でポリゴンミラーの偏向面(反射面)を特定可能な構成となっている。
図4(a)は、副走査断面においてBDセンサ8を挟んで一方側に設けられる光源1dの光束がBDセンサ8に入射する状態を示す。また、図4(b)は、副走査断面においてBDセンサ8を挟んで他方側に設けられる光源1cの光束がBDセンサ8に入射する状態を示している。
本実施形態では、偏向面上における光源1a乃至1dから出射された光束の主走査方向の間隔が小さくなるように主走査絞り5a乃至5dの位置を設定する。それにより、走査レンズ11a、11b、12a、12b、12c、12dの主走査方向のピント位置がずれた場合に発生する被走査面15a乃至15dのドット位置ずれを低減させている。また、光源1a乃至1dにおける各発光点LD1乃至LD4は、互いに主走査方向に間隔を有し副走査方向にずれて配置されている。
図3では、横軸が光源1a乃至1dの主走査方向、縦軸が副走査方向を示している。LD1乃至LD4は、30μm間隔に一次元配列されており、主走査方向、副走査方向共に等間隔で配置されている。また、副走査方向の解像度に応じてレーザーを傾けて配置するとともに、入射光学系や結像光学系のばらつきによって、被走査面15a乃至15dで所望の副走査間隔になるように、発光点LD1乃至LD4は、光軸回りに回転角度αを変えられる構成となっている。
また、発光点LD4からのビームと発光点LD1からのビームとでは、偏向反射面に対する主走査方向の入射角が異なる。従って、被走査面15a乃至15d上では、LD1からのビームが走査下流側つまり走査前方側、LD4からのビームが走査上流側つまり走査後方側のビームとなる。
また、LD1乃至LD4からの少なくとも一つのビームの同期位置検出信号により書き出しタイミングが決定される構成となっており、本実施形態では最も走査後方側のビームであるLD4からのビームのみで書き出しタイミングを検知している。また、本実施形態では、光源1dの下流側にBD光学系を配置し、レーザー基板とBDセンサ8の基板を一体化するとともに、走査レンズを通過させずにBD検知を行っている。
本実施形態のようにBDセンサ8へ向かう光束を走査レンズの端部を通過させないと、走査レンズの有効部を大きくする必要がなくなり、レンズの肉厚を薄くでき、コストダウンできるというメリットを有する。また、BDレンズ7の光軸と偏向後光束の光主光線は副走査方向に離間するようにBDレンズを配置(副走査方向に偏心)することにより、光源1cからの光束も同一のBDセンサ8へ入射するように構成している。
本実施形態のコリメータレンズ3a乃至3dは、入射面が平面形状、出射面は球面形状で構成されている。本実施形態のシリンドリカルレンズ4a乃至4b及び4c乃至4dは、各々一体のプラスティックモールドで形成されている(図中では、わかりやすくするために、分離して描かれている)。各レンズの入射面に回折面を設け、環境変動によるスポット径変動を抑制している。回折面の位相関数は、以下の式で表される。
ただし、mは回折次数、E1乃至E10及びF0乃至F10は位相係数である。ここで、F0乃至F10に関する項が、副走査方向のパワーを表す項となっている。本実施形態では、製造上有利になるように、回折次数mを1、つまり1次の回折光を用いて昇温時の屈折率変動と波長変動をキャンセルさせている。
走査レンズ(fθレンズ)11a、11b、12a、12b、12c、12dの形状は、以下の2つの式で示される関数により表される。
ここで、夫々の走査レンズと光軸との交点を原点とし、光軸に対して走査開始側と走査終了側に分け、光軸をX軸、主走査断面内において光軸と直交する方向をY軸、副走査断面内において光軸と直交する方向をZ軸とする。また、Rは曲率半径、K、B4、B6、B8、B10は非球面係数である。本実施形態では、走査レンズ11a乃至11fの主走査方向の形状を光軸に対し、対称に構成している、すなわち、走査開始側と走査終了側の非球面係数を一致させている。
また、副走査方向については、光軸に対して走査開始側と走査終了側で第2走査レンズ11bの両面の副走査断面(光軸を含み主走査断面と直交する面)内の曲率をレンズの有効部内において連続的に変化させている。そして、Zの一次項をYの関数として連続的に変化させチルトさせている。
走査レンズ12a、12b、12c、12dの両面を主走査方向の軸上から軸外に向かって連続的にチルトさせることにより、スポットの劣化の低減と走査線湾曲の低減を両立させている。本実施形態では、走査レンズ11a、11b、12a、12b、12c、12dの副走査方向の形状は、以下の式で示される連続関数により表される。
ここで、r’は副走査方向における(Z―X断面内における)曲率半径、D2、D4、D6、D8、D10は曲率半径変化係数である。また、各係数の添え字sは走査開始側、eは走査終了側を表している。なお、光軸に対して走査開始側と走査終了側に分け、光軸をX軸、主走査断面内において光軸と直交する方向をY軸、副走査断面内で光軸と直交する方向をZ軸とする。
本実施形態の走査レンズ11a、11b、12a、12b、12c、12dは、光透過性のパワーを有するプラスティックレンズで構成されており、軽量化を達成するとともに、非球面を用いることにより設計上の自由度を向上させることも可能としている。
なお、走査レンズ11a、11b、12a、12b、12c、12dは、ガラス製であってもよく、さらに回折のパワーを有する光学素子であってもよい。ガラス材料や回折面で構成した場合には、環境特性に優れた光走査装置を提供することが可能となる。
また、本実施形態では、ステーション毎に走査レンズを2枚の結像光学素子で構成しているが、これに限らず、1枚もしくは3枚以上の結像光学素子で構成しても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。本実施形態に係る光走査装置100の15dと15bを走査する光学系の各数値を、表1に示す。
ここで、「E−x」は「10−x」を示している。R1面は、走査レンズ11aの光偏向器6側の面、R2面は、走査レンズ11aの被走査面15側の面を示している。また、R3面は、走査レンズ12bの光偏向器6側の面、R4面は、走査レンズ12bの被走査面15側の面を示している。
また、本実施形態に係る光走査装置100の15aと15cを走査する光学系の各数値を、表2に示す。
(偏向面の特定)
本実施形態では、主走査断面内における入射角が異なる第1及び第2の光源(1c及び1d)からの光束を偏向して被走査面を主走査方向に光走査する偏向手段6により偏向された光束に対し副走査方向に対称に偏心するようにBDレンズ7の光軸を配置する。
即ち、副走査方向において、BDレンズ7の光軸に対し偏向手段により偏向された第1及び第2の光源(1c及び1d)からの光束が互いに一方側及び他方側で対称位置にあるように配置されている。
そして、本実施形態における偏向面の特定は、光束を受光して信号を出力するBDセンサ8c(BDレンズ7の光軸が受光面の中心に交差)に基づく信号の時間差(BDセンサ8cに入射するタイミングの差)により偏向面を特定する特定手段200により行う。即ち、同一の反射面(偏向面)で反射された光源1cと1dの光束がBDセンサを通過する時間差を測定する。
即ち、図1に示す主走査断面内の入射角が大きい光源1cがBDセンサ8を通過してから入射角が小さい光源1dがBDセンサ8を通過するまでの時間間隔を、偏向面の数(5つ)だけ測定することにより偏向面を特定している。即ち、本実施形態では、上述した時間間隔を測定する測定手段の測定情報に基づいて、偏向手段の偏向面のそれぞれ(複数の偏向面)を特定する特定手段200を備えている。本実施形態では、特定手段200はプリンタコントローラ53(図13)の中に設けられる。
ここで、偏向面の特定を説明する前に、図5にレーザーである光源1c及び光源1dの発光シーケンスの模式図を示す。光源1cに関して、印字のJOB(ジョブ)が画像形成装置に入力されると、まず所定のタイミングで光偏向器6としてのポリゴンミラーを保持する不図示のポリゴンモータが回転駆動を開始する。そして、ポリゴンモータの加速中、または定常回転状態になったところで光源1cを点灯させ、BDセンサ8から同期信号が出力されるまで光源1cを点灯させたままとする。
BD信号81cを検知した後は、一定時間後に光源1cを消灯し、BD信号81cから或る一定時間後に再び光源1cを点灯させて印字領域の画像形成を行う。画像形成終了後は、同期信号81cから一定時間後に再び光源1cを点灯させ、同期信号82cを得る。
光源1dも光源1cと同様に、モーター回転が定常回転状態になったところで光源1dを点灯させ、BDセンサ8から同期信号81dが出力されるまで光源1dを点灯させたままとする。BD信号81dを検知した後は、一定時間後に光源1dを消灯し、BD信号81dから或る一定時間後に再び光源1dを点灯させて印字領域の画像形成を行う。画像形成終了後は同期信号81dから一定時間後に再び光源1dを点灯させ、同期信号82dを得る。
本実施形態では、光源1cと1dそれぞれのBD信号で印字領域の画像形成を行う構成とし、主走査方向の印字位置ずれを低減させているが、光源1dのみのBD信号で光源1cの点灯を制御させても同様の効果を得ることができる。尚、BD光学系を有していない光源1aや光源1bの印字領域の発光タイミングは、光源1dのBD信号で決定している。
ここで、本実施形態における偏向面の特定に関し、以下に詳しく説明する。本実施形態では、偏向面の特定のため、光源1cのBD信号81cと光源1dのBD信号81dの時間差Δt1と、光源1cのBD信号82cと光源1dのBD信号82dの時間差Δt2を測定情報として測定する。そして、以降同様にΔt3、Δt4、Δt5を測定する。
BDセンサ8に入射する光束の主走査方向の結像位置は、以下の式で表せられる。
上式より本実施形態の各偏向面(5つの偏向面)に対する光源1cと1dのBD時間差Δt1〜Δt5は、以下の式で表せられる。
ここで、γは偏向面の倒れ量[rad]、αはBD光束の偏向面への副走査断面入射角[rad]、fBDはBD光学系の主走査焦点距離[m]、Mはポリゴンミラーの回転数[rad/s]である。また、φはBD光束の偏向面への主走査断面入射角[rad]で、φc、φdは以下のように表わされる。
φc=(θ2-θ3)/2、
φd=(θ1-θ3)/2
このように、α、φ、M、θ1、θ2を定数とするとき、各偏向面(5つの偏向面)に対するBD時間差Δt1〜Δt5は、偏向面の倒れ量γの関数となっている。ここで、(式2)〜(式6)の第二項である(θ2−θ1)/Mは定数であり、これを除くとΔt1’〜Δt5’に関する(式2’)〜(式6’)のように表わされる。図6に、(式2)〜(式6)の第二項である(θ2−θ1)/Mを除いたΔt1’〜Δt5’の関係を示す。
同図において、縦軸は、図5に示す光源1cと光源1dからのBD時間差Δt1〜Δt5の値から(式2)〜(式6)の第二項を除いた(式2’)〜(式6’)を示す。(式2’)〜(式6’)において、時間差Δt1’〜Δt5’は偏向面の倒れ量γに比例する。Δt1〜Δt5はプラスの値であるが、Δt1’〜Δt5’の値は偏向面の倒れ方向に応じてプラスの値またはマイナスの値を取り得る。
本実施形態の光走査装置100では、ポリゴンミラーの回転数Mが37417rpm(3918[rad/s])、θ3=65°である。そして、図1及び表1、表2よりαc=−2.2deg=−0.038rad、αd=2.2deg=0.038rad、φc=10.5deg=0.18rad、φd=7.5deg=0.13radである。これにより、製造誤差により発生した偏向面の倒れ量γが−1分の偏向面1の時間差Δt1’は1.78[ns]となる。同様に、偏向面の倒れ量γが+1分の偏向面3の時間差Δt3は−1.78[ns]となる。
ここで、偏向面の倒れ量がマイナス側(−側)となる場合とは、走査線が記録材搬送方向において本来位置よりも後方側(下流側)にずれる場合である。また、偏向面の倒れ量がプラス側(+側)となる場合とは、走査線が記録材搬送方向において本来位置よりも前方側(上流側)にずれる場合である。
本実施形態では、測定(検出、算出)された情報(値)として図6に示すように偏向面1の時間差Δt1’から偏向面5の時間差Δt5’が分布しており、5面ごとの周期性しか存在しないので偏向面を特定することが可能となっている。
即ち、偏向手段の偏向面に関する出荷時における時間差に関連するデータ(例えば、図6に示す定量的なデータ、あるいは偏向面の倒れ量が順次マイナス側(−側)かプラス側(+側)かという定性的なデータなど)を記憶手段(第1の記憶手段)に記憶させておく。この記憶手段は、特定手段200の中に設けられる。この記憶情報と上記時間差に関する測定情報(Δt1’〜Δt5’)とを比較することで、5つの偏向面をそれぞれ特定することができる。
即ち、測定(検出、算出)された偏向面の測定情報と、記憶手段(第1の記憶手段)に記憶されている記憶情報とを比較することで、この測定情報がどの記憶情報に対応するかが判明し、測定された偏向面がいずれの偏向面に対応するかが特定される。そして、測定により特定された偏向面に対し、後述するように、予め記憶された画像補正データを用いて画像補正を行うことができる。
ここで、本実施形態では、同期位置検出光学系(集光光学系)としてのBD光学系の光軸が偏向面により偏向された光源1c、1dからの光束に対し副走査方向に対称に偏心するようにBD光学系を配置し、BD信号の時間差を利用して面特定を行っている。即ち、光源1c、1dからの光束は、副走査方向において、BD光学系の光軸に対し偏向手段により偏向された光源1c、1dからの光束が互いに一方側及び他方側で対称位置にあるように配置されている。このため、環境変動で軸倒れが発生しても検知誤差が発生しないというメリットも有する。
また、本実施形態では、BD光学系の焦点距離がずれても光源1c及び1dからの光束を同一のBD光学系を通過させている。このため、5面間の時間差の振幅が変化するだけで、プロファイルは変化しないので偏向面の特定を安定して行えるというメリットも有する。
(偏向面を特定した場合の効果)
本実施形態では、上述の方法により印字に使用している偏向面がどの偏向面かを特定できる。このため、走査光学系の出荷時に偏向面に対応した画像補正データを予め記憶手段(第2の記憶手段)に記憶(格納)させておき、これを用いた画像補正手段による画像補正が有効となる。これらの第2の記憶手段、画像補正手段は、図13のプリンタコントローラ53に備えられる。
そして、面倒れによる走査線のピッチむらがある場合にピッチ(間隔)が本来の値より狭いと画像濃度が濃くなる(逆にピッチ(間隔)が本来の値より狭いと画像濃度が淡くなる)ところ、特定された偏向面に対応させて光源の光量を制御して画像補正ができる。具体的には、偏向面に面倒れがあって走査線のピッチ(間隔)が本来の値より狭い場合には、光源の光量を低下させるように制御する。
また、主走査方向の画像の長さが偏向面ごとに異なる場合に、偏向面ごとに画素補間もしくは画素まびきを行うことにより電気的に補正できる。
以上、本実施形態では、同一の偏向面で反射した2つの光源からの光束でBD検知し、その時間差を偏向面ごとに測定する。これによって、ポリゴンミラーの偏向面を特定することが可能となり、高精細で安価な光走査装置を提供できる。
《第2の実施形態》
図7に、本実施形態の主走査断面図を示す。同図において、第1の実施形態と同一の機能を有する素子には同一の番号を付している。本実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、走査光学系100をモノクロ用の画像形成装置に適用した点である。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態でも、主走査断面内における入射角が異なる第1及び第2の光源(1c及び1d)からの光束を偏向して被走査面を主走査方向に光走査する偏向手段6により偏向された光束に対し副走査方向に対称に偏心するようにBDレンズ7の光軸を配置する。このように、本実施形態のようなモノクロ用光学系でもコストアップさせることなく、高精細な印字を可能にできるというメリットを有する。
表3に、本実施形態の光源1dを含む光学系の数値例を示す。また、表4に光源1cを含む光学系の数値例を示す。尚、光源1cの光学系は、光源1dの光学系の主走査及び副走査の入射角を変えただけであり走査光学系は同一の走査レンズを通過させているため同一となっている
本実施形態の光学系も、第1の実施形態と同様の関数で定義されている。図8に、本実施形態の光源1cと光源1dのBD時間差を示す。本実施形態では光源1dの副走査方向の斜入射角度を1°、光源1cの斜入射角度を−1°で構成したので、第1の実施形態よりも時間差のグラフの振幅(縦軸)が小さくなっている。本実施形態では、斜入射角を小さくすることによって、ポリゴンミラーの偏向面が偏心した場合に発生する走査線のピッチムラを低減できるというメリットを有する。
また、光源1d、光源1cがそれぞれ4つの発光点を備える場合、計8つの発光点からの光束で同一の被走査面の副走査方向の異なる位置を走査することで、高価な8ビームレーザーを使用することなく8ビームレーザー相当の高速で高精細な印字が可能である。
また、本実施形態では、光源1cと1dの時間差で検出したが、光源1c内の2つの発光点を用いて時間差を検出しても同様の効果が得られる。この場合、偏向面を特定するための第1及び第2の光源は、同一の被走査面を走査するものであって複数の発光点の一部もしくは全部である。
以上のように、モノクロ機でも同一の偏向面で反射した2つの光源からの光束でBD検知し、その時間差を偏向面ごとに測定することによって、ポリゴンミラーの偏向面を特定することが可能となり、高精細な光走査装置を提供できる。また、高価な8ビームレーザーを使用することなく被走査面上のビーム数を増やすことができるので、安価な光走査装置を提供することもできる。
《第3の実施形態》
本発明の第3の実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、光源として図3に示す発光点(レーザービーム)を32個備える面発光レーザーを用いた点である。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。本実施形態では、光源に面発光レーザーを使用することにより、より高速、高精細な光走査装置を提供できる。
《第4の実施形態》
図9に、本発明の第4の実施形態の主走査断面図を示す。また、図10に本実施形態のBD光学系の副走査断面図を示す。本実施形態において第1の実施形態と異なる点は、複数のBD検知系として第1及び第2の集光光学系、第1及び第2の受光手段を用いる点である。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。光源1a乃至1dはそれぞれ、図9に示すように、4個の発光点LD1、LD2、LD3、LD4を有する半導体レーザーから構成されている。
ここで、本実施形態では、2つのBD検知系として図9に示すように、第1の光束を発する光源1d、BDレンズ7c及びBDセンサ8cの組合せ、及び第2の光束を発する光源1a、BDレンズ7a及びBDセンサ8aの組合せが備えられている。そして、第1及び第2の集光光学系としてのBDレンズ7c、7aは、光偏向器6の偏向面と第1及び第2の受光手段としてのBDセンサ8c、8aを光学的に共役にしている。
図11に、光源1aと光源1dの発光タイミングを示す。光源1aは印字のJOBが画像形成装置に入力されると、まず所定のタイミングで偏向器6としてのポリゴンミラーを保持する不図示のポリゴンモータが回転駆動を開始する。そして、ポリゴンモータの加速中、または定常回転状態になったところで光源1aを点灯させ、BDセンサから同期信号が出力されるまで光源1aを点灯させたままとする。
BD信号91aを検知した後は、一定時間後に光源1aを消灯し、BD信号91aから或る一定時間後に再び光源1aを点灯させて印字領域の画像形成を行う。画像形成終了後は同期信号91aから一定時間後に再び光源1aを点灯させ、同期信号92aを得る。
光源1dも光源1cと同様に、モーター回転が定常回転状態になったところで光源1dを点灯させ、BDセンサから同期信号が出力されるまで光源1dを点灯させたままとする。BD信号91dを検知した後は、一定時間後に光源1dを消灯し、BD信号91dから或る一定時間後に再び光源1dを点灯させて印字領域の画像形成を行う。画像形成終了後は同期信号91dから一定時間後に再び光源1dを点灯させ、同期信号92dを得る。
本実施形態では光源1aと1dそれぞれのBD信号で印字領域の画像形成を行う構成とし、主走査方向の印字位置ずれを低減させているが、光源1aのみのBD信号で光源1dの点灯を制御させても同様の効果を得ることができる。
尚、BD検知していない光源1bや光源1cの印字領域の発光タイミングは、光源1a及び光源1dのBD信号で決定している。
本実施形態における偏向面の特定は、光束を受光して信号を出力するBDセンサ8c、8a(BDレンズ7c、7aの光軸がそれぞれ受光面の中心に交差)に基づく信号の時間差により偏向面を特定する特定手段300により行う。本実施形態では、特定手段200はプリンタコントローラ53(図13)の中に設けられる。そして、偏向面の特定に関し、本実施形態では、光源1aのBD信号91aと光源1dのBD信号91dの時間差Δt6と、光源1aのBD信号92aと光源1dのBD信号92dの時間差Δt7を用いて行っている。以降同様に、Δt8、Δt9、Δt10を用いて行っている。
このように本実施形態では、BD検知系を複数有し、異なる偏向面で反射されたBD信号の時間差を検知することにより、ポリゴン面の分割誤差と面倒れの両方の製造誤差で発生する時間差Δt6〜Δt10を検知することができる。そのため、時間差の振幅が大きくなり、検知精度を向上させることが可能となる。
尚、本実施形態は、副走査方向に角度を有する副走査斜入射光学系で構成したが、副走査方向に角度を有していない偏向面内光学系でも同様の効果を得ることができる。
以上のように、BD光学系を複数用いて、異なる偏向面のBD信号時間差で面特定することにより、より高精度な面検知が可能になるとともに、安価で高精細な光走査装置を提供できる。
(変形例)
上述した実施形態では、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の範囲内で種々の変形が可能である。
(変形例1)
上記実施形態における副走査断面図は図2に示すものであるが、図12に示すものであっても良い。図2では、副走査断面において各ドラム面に至る光路を折り曲げる反射面は、各光路において1枚または3枚であるが、図12では、各光路において1枚または2枚である。
図12で、光走査装置500は、光偏向器95、結像光学系(fθレンズ系)を備えている。そして、結像光学系(fθレンズ系)は、主に主走査方向に屈折力を有する第1の結像レンズ96aと、主に副走査方向に屈折力を有する第2の結像レンズ96bから構成される。結像レンズ96aと結像レンズ96bにより、光偏向器95で偏向走査された光束は被走査面97Y、97M、97C、97K上でスポットを形成するように集光する。
(変形例2)
第1の実施形態は、光偏向器に入射する第1及び第2の光束が、互いに異なる光源(別光源)からの光束であって、同一の偏向面により偏向して第1及び第2の被走査面を主走査方向に光走査するものであった。この変形例として、光偏向器に入射する第1及び第2の光束が、同一光源の異なる発光点からの光束であって、同一の偏向面により偏向して同一の被走査面を主走査方向に光走査するものであっても良い。
(変形例3)
上記実施形態では、BD信号を検出するセンサを偏向面を特定するためのセンサとして兼用させたが、このセンサを専ら偏向面を特定するためのセンサ(専用センサ)に置き換え、BD信号を検出する手段(BDセンサ)を別に設けるようにしても良い。
(変形例4)
上記実施形態では、特定手段200、300、更に第1及び第2の記憶手段が画像形成装置全体を制御するプリンタコントローラ53(図13)に設けられたが、これらの全部もしくは一部が光走査装置を制御する専用コントローラに設けられても良い。
1c・・光源(第1の光源)、1d・・光源(第2の光源)、6・・光偏向器、7・・BDレンズ、8・・BDセンサ、200、300・・特定手段

Claims (23)

  1. 複数の偏向面を備え、第1及び第2の光束を同一の偏向面により偏向して被走査面を主走査方向に光走査する偏向手段と、
    該偏向手段により偏向された前記第1及び第2の光束を集光する集光光学系と、
    該集光光学系からの前記第1及び第2の光束を受光して信号を出力する受光手段と、
    前記受光手段の出力に基づいて前記同一の偏向面を特定する特定手段と、
    を有することを特徴とする光走査装置。
  2. 前記特定手段は、前記第1及び第2の光束の前記受光手段に入射するタイミングの差に基づいて、前記同一の偏向面を特定することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記第1及び第2の光束は第1及び第2の被走査面を主走査方向に光走査する光束であることを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
  4. 前記第1及び第2の光束は同一の被走査面を主走査方向に光走査する光束であることを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
  5. 前記特定手段は、前記複数の偏向面を特定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記集光光学系の光軸は、前記受光手段の受光面の中心と交差していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記第1及び第2の光束は、主走査断面内及び副走査断面内において、前記同一の偏向面に対して互いに異なる角度で入射していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光走査装置。
  8. 副走査方向において、前記集光光学系の光軸に対し前記偏向手段により偏向された前記第1及び第2の光束が互いに一方側及び他方側で対称位置にあることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光走査装置。
  9. 前記受光手段は、書き出しタイミングを検知することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光走査装置。
  10. 前記特定手段は、
    前記偏向手段の偏向面に関する出荷時におけるデータを予め記憶する第1の記憶手段を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光走査装置。
  11. 前記偏向手段の偏向面に関する出荷時における画像補正データを予め記憶する第2の記憶手段と、
    前記特定手段で特定された前記偏向面に対応させて前記画像補正データを用いて画像補正を行う画像補正手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光走査装置。
  12. 前記第1及び第2の光束は、別光源からの光束または複数の発光点を有する同一光源からの光束であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1個に記載の光走査装置。
  13. 前記集光光学系は、前記偏向手段の偏向面と前記受光手段を光学的に共役にしていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の光走査装置。
  14. 前記集光光学系は、単一の結像光学素子から成ることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の光走査装置。
  15. 複数の偏向面を備え、第1及び第2の光束を第1及び第2の偏向面により偏向して第1及び第2の被走査面を主走査方向に光走査する偏向手段と、
    該偏向手段により偏向された前記第1及び第2の光束を集光する第1及び第2の集光光学系と、
    該第1及び第2の集光光学系からの前記第1及び第2の光束を受光して信号を出力する第1及び第2の受光手段と、
    前記第1及び第2の受光手段の出力に基づいて前記第1及び第2の偏向面を特定する特定手段と、
    を有することを特徴とする光走査装置。
  16. 前記第1及び第2の集光光学系の光軸を前記第1及び第2の受光手段の受光面のそれぞれ中心に交差させることを特徴とする請求項15に記載の光走査装置。
  17. 前記第1及び第2の受光手段は、書き出しタイミングを検知することを特徴とする請求項15または16に記載の光走査装置。
  18. 前記特定手段は、
    前記偏向手段の偏向面に関する出荷時におけるデータを予め記憶する第1の記憶手段を有することを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に記載の光走査装置。
  19. 前記偏向手段の偏向面に関する出荷時における画像補正データを予め記憶する第2の記憶手段と、
    前記特定手段で特定された前記偏向面に対応させて前記画像補正データを用いて画像補正を行う画像補正手段と、
    を有することを特徴とする請求項15乃至18のいずれか1項に記載の光走査装置。
  20. 前記第1及び第2の集光光学系は、前記第1及び第2の偏向面と前記第1及び第2の受光手段を光学的に共役にしていることを特徴とする請求項15乃至19のいずれか1項に記載の光走査装置。
  21. 前記第1及び第2の集光光学系は、それぞれ単一の結像光学素子から成ることを特徴とする請求項15乃至20のいずれか1項に記載の光走査装置。
  22. 請求項1乃至21のいずれか1項に記載の光走査装置と、該光走査装置により前記被走査面に形成される静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像された前記トナー像を被転写材に転写する転写器と、転写された前記トナー像を前記被転写材に定着させる定着器と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  23. 請求項1乃至21のいずれか1項に記載の光走査装置と、外部機器から出力された色信号を画像データに変換して前記光走査装置に入力するプリンタコントローラと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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