JP2018130865A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出量分布に起因する比較的大きな周期の濃度むらも抑えられた一様な画像を出力することが可能なフルライン型のインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】単位領域を複数の搬送動作で記録するマルチフィード記録を行う。この際、複数の搬送動作それぞれにおける記録ヘッド101のノズル並び方向の位置を、記録ヘッド101の吐出量分布の周期Lに基づいて設定する。【選択図】図8

Description

本発明は、フルライン型のインクジェット記録装置における記録方法に関する。
フルライン型のインクジェット記録装置では、インクを吐出するノズルが記録媒体の幅に対応する距離だけ配列して構成される記録ヘッドに対し、ノズルの配列方向と交差する方向に記録媒体を所定の速度で搬送させることにより画像を記録する。但しこの場合、記録媒体において搬送方向に配列する複数のドットは全て同じノズルによって記録されることになる。このため、平均よりも大きな吐出量のノズルや平均よりも小さな吐出量のノズルが記録した画素列は白スジや黒スジとなって現れ、画像品位を劣化させてしまう場合があった。
特許文献1には、記録ヘッドをノズル並び方向に移動させる工程と、記録ヘッドよりインクを吐出させながら記録媒体を搬送方向に複数回往復移動させる工程と有する記録方法が開示されている。特許文献1の方法によれば、同じノズルが記録したドットが記録媒体の搬送方向に1列に配列することがないため、個々のノズルの吐出特性に応じた濃度ムラを低減することが出来る。
特開2006−096022号公報
ところで、フルライン型のインクジェット記録ヘッドにおいては、記録ヘッド端部は中央に比べて吐出量が小さい傾向があるなど、記録ヘッド全域に渡って緩やかに現れる吐出量分布が存在することがある。しかしながら、特許文献1では、このような大きな周期の吐出量分布を想定していないため、個々のノズルの吐出特性ばらつきに伴うスジや濃度ムラを緩和することはできるが、比較的大きな周期で繰り返される濃度むらを低減することはできなかった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものである。よってその目的とするところは、個々のノズルの吐出特性ばらつきに起因する濃度むらだけでなく、吐出量分布に起因する比較的大きな周期の濃度むらも抑えられた一様な画像を出力することが可能なフルライン型のインクジェット記録装置を提供することである。
そのために本発明は、インクを吐出する複数のノズルが記録媒体の幅に対応した距離だけ所定の方向に配置された記録ヘッドに対し、前記所定の方向と交差する方向に前記記録媒体を搬送する搬送動作を行うことにより、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置において、前記記録ヘッドの前記所定の方向におけるヘッド位置を異ならせた所定数の前記搬送動作によって、前記記録媒体の単位領域の画像を段階的に完成させる制御手段を備え、前記制御手段は、前記複数の搬送動作それぞれについての前記ヘッド位置を、前記記録ヘッドの前記所定の方向における吐出量分布の周期に基づいて設定することを特徴とする。
本発明によれば、吐出量分布に起因する比較的大きな周期の濃度むらも抑えられた一様な画像を出力することが可能となる。
(a)および(b)はフルライン型インクジェット記録装置の概略図である。 (a)〜(c)は、記録ヘッドの詳細図である。 インクジェット記録装置における制御の構成を示すブロック図である。 マルチフィード記録を説明する図である。 チップの吐出量分布を示す図である。 マルチフィード記録を行った場合に出力される画像の濃度分布を示す図である。 (a)および(b)は、マルチフィード記録を行う別例を示す図である。 (a)および(b)は、第1の実施形態のマルチフィード記録を示す図である。 マルチフィード数Mとヘッド位置の好適な組み合わせを示す図である。 (a)および(b)は、第2の実施形態で使用する記録ヘッドの図である。 第3の実施形態で採用するマルチフィード記録を示す図である。
(第1の実施形態)
図1(a)および(b)は、本発明で使用可能なフルライン型のインクジェット記録装置における記録部の概略図である。2組の搬送ローラ対104は、記録媒体Sをニップしながら、これを±x方向に搬送する。記録媒体Sにおいて、2組の搬送ローラ対104の間に位置する領域は平滑な面が維持され、この平滑な面に対向する位置に記録ヘッド101が配置されている。記録ヘッド101は、記録媒体Sの幅に相応する距離だけx方向と交差するy方向に延在し、吐出口面201より−z方向にインクを吐出する。一方、記録ヘッド101は、y方向に延在するガイドシャフト107に支持されており、記録媒体Sとの平行関係を維持したまま、ガイドシャフト107に沿って±y方向に移動可能になっている。
図には示していないが、記録装置には記録ヘッド101に対するメンテナンスを行うためのメンテナンスユニットも備えられている。メンテナンスとしては、記録ヘッド101から画像とは無関係の吐出動作を行う予備吐出動作、記録ヘッド101からインクを強制的に排出させるパージ動作、吐出口面に付着したインクなどを拭払するワイピング動作などが挙げられる。
図2(a)〜(c)は、記録ヘッド101の詳細図である。図2(a)は記録ヘッド101を吐出口面201側から見た図であり、図2(b)は同図(a)のIIB−IIB断面図、図2(c)は同図(a)のIIC−IIC断面図である。
本実施形態の記録ヘッド101は、同型の4つのチップ200が、図のようにx方向に交互にずれながら、y方向に連続するように配置されている。チップ200のそれぞれには複数の吐出口30が一定のピッチdで配列しており、4つのチップ200は配列ピッチdがチップ間でも維持されるように、y方向の位置が調整されている。このように、同型の複数のチップを貼り合わせて1つの記録ヘッド101を構成することにより、多数の吐出口が配列した長尺の記録ヘッドを一括して製造するよりも、製造時の歩留まりを向上させることが出来る。
個々のチップ200は、図2(b)および(c)に示すように、支持部材31、基板32および流路部材33がこの順に積層されて構成されている。支持部材31および基板32には、不図示のインクカートリッジから受容したインクを、複数の吐出口30に共通に供給するためのインク供給口34が形成されており、流路部材33には複数の吐出口30に個別にインクを導くための流路36が形成されている。なお、y方向に隣接する流路36の間には仕切り壁37が形成されている。
基板32の表面には、個々の吐出口30と対向する位置に、エネルギ発生素子としてのヒータ35(電気熱変換素子)が配置されている。吐出動作を行う際は、吐出データに従ってヒータ35に電圧パルスが印加され、流路36から供給されたインクを吐出口30から吐出する仕組みになっている。なお、基板32は熱伝導性の高い材料で構成され、個々のヒータ35で発生した熱はチップ200全体に広がりやすくなっている。
図3は、インクジェット記録装置における制御の構成を示すブロック図である。各ブロック(機構)は、メインバスライン405を介して互いに接続されており、CPU400は、ROM401に記憶されたプログラムやパラメータに従って、RAM402をワークエリアとしながら、記録装置全体を制御する。
例えば、画像処理部404は、CPU400の指示のもと、画像入力部403から受信した画像データに対し所定の画像処理を施し、記録ヘッド101が吐出可能な吐出データを生成する。ヘッド駆動制御部414は、画像処理部404が生成した吐出データに従って記録ヘッド101を駆動し、個々の吐出口30からインクを吐出させる。このような吐出動作の最中、搬送制御部417は、CPU400の指示のもと、搬送モータ409を駆動し、記録媒体Sを+x方向または−x方向に所定の速度で搬送する。ヘッド移動制御部415は、CPU400の指示のもと、記録動作中の所定のタイミングに記録ヘッド101を±y方向に所定量移動する。
メンテナンス制御部407は、CPU400の指示のもと、記録ヘッド101に対するメンテナンス処理を実行する。操作部406は、CPU400の指示のもと、ユーザからのコマンドを受信したり記録装置の状態を表示したりする。
図4は、記録媒体を搬送方向(x方向)に複数回往復移動させて画像を記録するマルチフィード記録を説明する図である。マルチフィード記録では、記録媒体Sを+x方向に搬送しながら記録ヘッド101に吐出動作を実行させる工程と、記録媒体Sを−x方向に搬送しながら記録ヘッド101に吐出動作を実行させる工程とを交互に繰り返す。この際、CPU400は、いずれの搬送動作においても、記録ヘッド101が記録可能なドットデータのうち一部のドットデータに従って吐出動作を行わせ、記録媒体の単位領域Pは、+x方向と−x方向の複数の搬送動作によって段階的に画像が形成される。図4では、単位領域の画像が5回の搬送動作によって形成される場合を示している。以下、x方向に単位幅Fを有する単位領域に注目して画像が形成される工程を段階的に説明する。
第1の搬送動作において、CPU400は、記録媒体Sを3Fに相当する距離だけ+x方向に搬送する。この搬送の最中、CPU400は、単位領域に対応するドットデータのうち20%のドットデータに従って記録ヘッド101に吐出動作行わせる。これにより、単位領域は約20%の画像が記録された状態となる。
第2の搬送動作において、CPU400は、記録媒体Sを2Fに相当する距離だけ−x方向に搬送する。この搬送の最中、CPU400は、単位領域に対応するドットデータのうち、第1の搬送動作で記録しなかった20%のドットデータに従って記録ヘッド101に吐出動作を行わせる。これにより、単位領域は約40%の画像が記録された状態となる。
第3の搬送動作において、CPU400は、記録媒体Sを3Fに相当する距離だけ再び+x方向に搬送する。この搬送の最中、CPU400は、単位領域に対応するドットデータのうち、第1および第2の搬送動作で記録しなかった20%のドットデータに従って記録ヘッド101に吐出動作行わせる。これにより、単位領域は約60%の画像が記録された状態となる。
第4の搬送動作において、CPU400は、記録媒体Sを2Fに相当する距離だけ再び−x方向に搬送する。この搬送の最中、CPU400は、単位領域に対応するドットデータのうち、第1〜第3の搬送動作で記録しなかった20%のドットデータに従って記録ヘッド101に吐出動作行わせる。これにより、単位領域は約80%の画像が記録された状態となる。
第5の搬送動作において、CPU400は、記録媒体Sを3Fに相当する距離だけ再び+x方向に搬送する。この搬送の最中、CPU400は、単位領域に対応するドットデータのうち、第1〜第4の搬送動作で記録しなかった20%のドットデータに従って記録ヘッド101に吐出動作行わせる。これにより、単位領域は100%の画像が記録され、当該領域の画像は完成する。
そして、このような+x方向への3Fの搬送動作と−x方向への2Fの搬送動作とを交互に繰り返すことにより、x方向に配列する複数の単位領域の画像は、+x方向への3Fの搬送動作が行われるたびに一つずつ完成される。以上のようなマルチフィード記録を行えば、単位領域におけるインクの定着を促しながら段階的に画像を記録することができるので、画像のにじみを抑え発色や濃度を向上させることが出来る。
次に、本発明が課題とする記録ヘッドの吐出量分布について説明する。図5は、チップ200の吐出量分布を示す図である。横軸はノズルのy方向の位置を示し、縦軸は個々のノズルの吐出量を示している。本実施形態で使用するような熱エネルギを吐出エネルギに変換するインクジェット記録ヘッドでは、チップ端部に近いノズルほど熱が放出されやすいため、インク温度も中央に比べて低く、吐出量も小さくなる傾向がある。すなわち、記録ヘッドの吐出量分布は記録ヘッドの温度分布に追従し、図5のような状態になりやすい。
図6は、図5のようなチップ200をy方向に連結して構成される記録ヘッド101を用い、図4で説明したマルチフィード記録を行った場合に、出力される画像の濃度分布を示す図である。ここでは、全ノズルで吐出動作を均等に行った場合を示している。横軸は記録媒体Sに記録された画像におけるy方向の画素位置を示し、縦軸は個々の画素位置に対応する濃度を示している。図5のようなチップ200を用いた場合、チップ端部のノズルの吐出量が小さいため、チップ200の繋ぎ目に相当する位置で濃度が低くなる。よって、図6に示すような周期Lを有する濃度分布がy方向に繰り返しに現れ、目視で観察した場合には濃度むらとして認識されやすくなる。
図7(a)および(b)は、記録ヘッド101のy方向の位置を2箇所で切り替えながら上記マルチフィード記録を行う場合を示す図である。以下、本例の場合の記録工程を具体的に説明する。
まず、CPU400は、記録ヘッド101を第1位置に固定する。その後、記録媒体Sを3Fに相当する距離だけ+x方向に搬送させながら20%のドットデータを記録する(第1の搬送動作)。これにより、単位領域は約20%の画像が記録された状態となる。
次に、CPU400は、記録ヘッド101を第2位置に移動する。その後、記録媒体Sを2Fに相当する距離だけ−x方向に搬送させながら第1の搬送動作で記録しなかった20%のドットデータを記録する(第2の搬送動作)。これにより、単位領域は約40%の画像が記録された状態となる。
次に、CPU400は、記録ヘッド101を第1位置に戻す。その後、記録媒体Sを3Fに相当する距離だけ+x方向に搬送させながら第1および第2の搬送動作で記録しなかった20%のドットデータを記録する(第3の搬送動作)。これにより、単位領域は約60%の画像が記録された状態となる。
次に、CPU400は、記録ヘッド101を再度第2位置に移動する。その後、記録媒体Sを2Fに相当する距離だけ+x方向に搬送させながら第1〜第3の搬送動作で記録しなかった20%のドットデータを記録する(第4の搬送動作)。これにより、単位領域は約80%の画像が記録された状態となる。
更に、CPU400は、記録ヘッド101を第1位置に戻す。その後、記録媒体Sを3Fに相当する距離だけ+x方向に搬送させながら第1〜第4の搬送動作で記録しなかった20%のドットデータを記録する(第5の搬送動作)。これにより、単位領域は約100%の画像が記録され、単位領域の画像は完成する。以後、第6搬送動作、第7搬送動作と、進むたびに単位領域の記録が順次完成して行く。
本例のマルチフィード記録によれば、記録媒体S上のx方向に延びる画素位置は、記録ヘッド101に配列する2つの異なるノズルによって記録されたドットが配列することになる。よって、1つのノズルが記録するドットがx方向に延在することは無く、吐出不良のノズルが存在したとしても、画像への影響を緩和することができる。但し、このようなマルチフィード記録を単に行っても、本発明が課題とするような記録ヘッドの吐出量分布に伴う比較的大きな周期の濃度むらを軽減することはできなかった。
図7(b)は、第1位置と第2位置のy方向の距離を、チップ長Lの3/16とした場合の濃度分布を、図6と同様に示す図である。本例のマルチフィード記録によれば、チップ端部に位置するノズルは3L/16だけ距離をおいたノズルとともに、x方向に延びる1つの画素ラインを記録する。このため、チップ端部に位置するノズルが記録する画素位置の濃度は、図6の場合ほど低くなっていない。
しかしながら、チップ端部のノズルに起因する濃度が低い画素位置は、図7(b)に見るように、3L/16の比較的短い間隔と、13L/16の比較的長い間隔で、交互に現れる。このため、結果的には図6と同様、周期Lを有する濃度分布がy方向に繰り返しに現れ、目視で観察した場合に濃度むらとして認識されてしまう。
このように、複数の記録位置で記録ヘッドを移動させながらマルチフィード記録を行った場合であっても、これら複数の位置の相対距離によっては、記録ヘッドの吐出量分布に起因する比較的大きな周期の濃度むらは軽減されない場合がある。本発明者らは、このような状況を鑑み、マルチフィード記録を行う際は、各搬送動作における記録ヘッドの位置を、記録ヘッド101が有する吐出量分布の周期に基づいて調整することが有効であると判断した。
図8(a)および(b)は、本実施形態で採用するマルチフィード記録とその効果を示す図である。ここに説明するマルチフィード記録は、CPU400が、ROM401に記憶されたプログラムやパラメータに従って実行するものである。本実施形態では、記録ヘッド101のy方向の位置を5箇所で切り替えながら、5回の搬送動作によって単位領域の画像を記録する。以下、本実施形態のマルチフィード記録工程を具体的に説明する。
まず、CPU400は、記録ヘッド101を第1位置に位置決めする。そして、記録媒体Sを3Fに相当する距離だけ+x方向に搬送させながら20%のドットデータを記録する(第1の搬送動作)。これにより、単位領域は約20%の画像が記録された状態となる。
次に、CPU400は、記録ヘッド101を第1位置よりもL/5だけ+y方向の第2位置に移動する。その後、記録媒体Sを2Fに相当する距離だけ−x方向に搬送させながら第1の搬送動作で記録しなかった20%のドットデータを記録する(第2の搬送動作)。これにより、単位領域は約40%の画像が記録された状態となる。
次に、CPU400は、記録ヘッド101を第2位置よりもL/5だけ+y方向の第3位置に移動する。その後、記録媒体Sを3Fに相当する距離だけ+x方向に搬送させながら第1および第2の搬送動作で記録しなかった20%のドットデータを記録する(第3の搬送動作)。これにより、単位領域は約60%の画像が記録された状態となる。
次に、CPU400は、記録ヘッド101を第3位置よりもL/5だけ+y方向の第4位置に移動する。その後、記録媒体Sを2Fに相当する距離だけ−x方向に搬送させながら第1〜第3の搬送動作で記録しなかった20%のドットデータを記録する(第4の搬送動作)。これにより、単位領域は約80%の画像が記録された状態となる。
次に、CPU400は、記録ヘッド101を第4位置よりもL/5だけ+y方向の第5位置に移動する。その後、記録媒体Sを3Fに相当する距離だけ+x方向に搬送させながら第1〜第4の搬送動作で記録しなかった20%のドットデータを記録する(第5の搬送動作)。これにより、単位領域は約100%の画像が記録され、単位領域の画像は完成する。
そして続く第6の搬送動作において、CPU400は記録ヘッド101を再び第1位置に移動する。以後、記録ヘッド101を第1〜第5位置に順次移動させながら、3F分の+x方向への搬送動作と2F分の−x方向への搬送動作を交互に繰り返すことにより、x方向に配列する単位領域の記録を順次完成させて行く。
図8(b)は、本実施形態のマルチフィード記録を行った場合の濃度分布を、図6および図7(b)と同様に示す図である。本実施形態のマルチフィード記録によれば、記録媒体S上のx方向に延びる画素位置は、記録ヘッド101に配列する5つの異なるノズルによって記録されたドットが配列することになる。このため、チップ端部に位置するノズルに起因する濃度低下は、図7(b)の場合よりも更に緩和されている。また、チップ端部のノズルに起因する濃度が低い画素位置は、比較的短い一定間隔(L/5)で周期的に現れる。このため、周期(L)を有する図6や図7(b)の場合に比べて、濃度むらが高周波で繰り返され、視覚的に感知され難くなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、記録ヘッド101が有している濃度分布の周期Lをマルチフィード数(5)で分割した距離(L/5)ずつずらすことにより、各搬送動作における記録ヘッド101の位置を設定している。このため、濃度の低い領域が現れる周期を記録ヘッド101の全域に渡って(L/5)に統一し、濃度むら自体を視覚的に目立たなくすることができる。
ところで、濃度が低い画素位置を、チップ周期Lよりも短い周期で規則的に配置させるための構成は、図8(a)で示した記録方法に限定されるものではない。
図9は、所定数のマルチフィード数Mとヘッド位置の好適な組み合わせを示す図である。ここでは、マルチフィード数Mが、2、3、4、5、6、7、8のそれぞれについて、設定可能なヘッド位置Pの数、これらヘッド位置の間隔W、および各搬送動作におけるヘッド位置を例示している。
例えば、マルチフィード数M=4の場合、ヘッド位置数Pはチップ長LをP=L/M=L/4としても良いが、P=L/2としても良い。P=L/4とした場合、濃度の低い領域はL/4周期で現れ、P=L/2とした場合、濃度の低い領域はL/2の周期で現れる。そして、どちらも「濃度の低い領域が現れる周期をLよりも小さい一定値にする」という効果を得ることは出来る。但し、P=L/2とした場合は記録ヘッドの移動回数を少なく抑えることができ、画像の高速出力が可能となる。よって、このような特徴を利用して、CPU400は、高速記録モードが設定された場合はP=L/2とし、高画質記録モードが設定された場合はP=L/4としてもよい。以上のように、M=4に限らず、マルチフィード数Mが約数を持つ場合は、その約数の数だけヘッド位置数Pを設定することができる。一方、マルチフィード数Mが素数の場合は、ヘッド位置数PはP=L/Mに限定される。
また、マルチフィード数Mが約数を持つ場合は、同じヘッド位置数Pであっても、各搬送動作に対応するヘッド位置は、様々な順番で設定することができる。例えば、マルチフィード数M=4でヘッド位置数P=2とした場合、記録ヘッドは第1位置と第2位置を搬送動作のたびに交互に移動しても良いが、第1位置での搬送動作を2回繰り返した後に第2位置での記録を2回繰り返してもよい。後者の方が、ヘッドの移動回数が少ない分記録時間を短縮することができるが、どちらにしても、記録媒体の単位領域は第1位置での搬送動作と、第2位置での搬送動作が2回ずつ行われる。言い換えると、単位領域を記録するための複数の搬送動作におけるヘッド位置と回数が、全単位領域間で統一されていれば、ヘッド位置の順序は特に限定されるものではない。
更に、図9には具体例を示していないが、搬送動作間のヘッド位置の間隔Wは、その値がLの倍数にならなければ、チップ長Lの倍数をマルチフィード数Mの約数で除算した値としてもよい。この場合であっても、各搬送動作で記録される画像の濃度の低い部分を、Lよりも小さい周期でy方向の複数の箇所に等間隔に配置させることはできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、記録ヘッドを、記録ヘッドが有する濃度分布の周期Lまたはその整数倍をマルチフィード数Mまたはその約数で分割した距離ずつずらしながら、各搬送動作を行う。これにより、濃度の低い領域が現れる周期を記録ヘッド101の全域に渡って短い周期に統一し、濃度むらを視覚的に目立たなくすることができる。
(第2の実施形態)
本実施形態においても、図1および図3で説明したインクジェット記録装置を使用する。図10(a)および(b)は、本実施形態で使用する記録ヘッドの詳細図と吐出量分布を示す図である。図10(a)に示すように、本実施形態では、第1の実施形態で使用した第1の記録ヘッド101のほかに、第2の記録ヘッド150も用いる。第2の記録ヘッド150は第1の記録ヘッド101とy方向の幅が等しく、x方向にずれた位置に配置されている。また、第2の記録ヘッド150には、第1の記録ヘッド101に配置されている第1のチップ200とは異なる第2のチップ250が配置されている。第2のチップ250のチップ長は第1のチップ200のチップ長Lの半分(L/2)であり、第2の記録ヘッド150には8個の第2のチップ250が、x方向に交互にずれながら、y方向に連続するように配置されている。なお、第1のヘッド101と第2のヘッド150は、同じ種類のインクを吐出する構成であっても良いし、異なる種類のインクを吐出する構成であっても良い。
図10(b)は、第1の記録ヘッド101と第2の記録ヘッド150の吐出量分布を比較する図である。第1のチップ200においても第2のチップ250のチップにおいても、チップ端部に近いノズルの吐出量が他よりも小さくなる傾向は共通している。このため、第2の記録ヘッド150による画像では第1の記録ヘッド101による画像に比べて、濃度の低い領域が半分の周期で2倍の数だけ現れる。
このように、吐出量分布の周期が複数存在する場合、個々の搬送動作間に行うヘッド移動の距離即ち間隔Wは、個々の周期の公倍数をマルチフィード数Mの約数で除算した値のうち、個々の周期の整数倍にならない値に設定すれば良い。例えば、本実施形態の場合は、公倍数がL、2L、3Lであるので、マルチフィード数M=4の場合は、W=L/4、3L/4、5L/4などとすることが出来る。この際、間隔をW=2L/4=L/2や4L/4=Lのように、もともとの吐出量分布の周期に一致する間隔は除外する。上記間隔に設定してしまうと、濃度の低い領域をy方向に分散させるという本発明のマルチフィード記録の効果を得ることが出来なくなってしまうからである。
(第3の実施形態)
本実施形態においても、図1〜図3で説明したインクジェット記録装置および記録ヘッドを用いるものとする。第1の実施形態では、5回(奇数回)の搬送動作によって単位領域の画像を形成するマルチフィード記録について説明した。これに対し、本実施形態では4回(偶数回)の搬送動作によって単位領域の画像を形成するマルチフィード記録について説明する。
図11は、本実施形態で採用するマルチフィード記録を示す図である。以下、x方向に単位幅Fを有する単位領域に注目して画像が形成される工程を説明する。
まず、CPU400は、記録媒体Sを3Fに相当する距離だけ+x方向に搬送する(第1の搬送動作)。この際、最初の距離F(0〜F)が搬送される間、CPU400は記録ヘッド101に吐出動作を行わせない状態で、これを第1位置に移動する。そして、続く距離2F(F〜3F)が搬送される間、CPU400は、記録ヘッド101を第1位置に固定した状態で、単位領域に対応するドットデータのうち25%のドットデータに従って記録ヘッド101に吐出動作を行わせる。これにより、単位領域は約25%の画像が記録された状態となる。
次に、CPU400は、記録ヘッド101を第1位置よりもL/4だけ+y方向の第2位置に移動する。そして、その後記録媒体Sを2Fに相当する距離だけ−x方向に搬送させながら第1の搬送動作で記録しなかった25%のドットデータを記録する(第2の搬送動作)。これにより、単位領域は約50%の画像が記録された状態となる。
次に、CPU400は、記録媒体Sを3Fに相当する距離だけ再び+x方向に搬送する。この際、最初の距離Fが搬送される間、CPU400は記録ヘッド101に吐出動作を行わせない状態で、これを第2位置よりもL/4だけ+y方向の第3位置に移動する。そして、続く距離2Fが搬送される間、CPU400は、記録ヘッド101を第3位置に固定した状態で、単位領域に対応するドットデータのうち第1および第2の搬送動作で記録しなかった25%のドットデータに従って記録ヘッド101に吐出動作を行わせる。これにより、単位領域は約75%の画像が記録された状態となる。
さらに、CPU400は、記録ヘッド101を第3位置よりもL/4だけ+y方向の第4位置に移動する。そして、その後記録媒体Sを2Fに相当する距離だけ−x方向に搬送させながら第1〜第3の搬送動作で記録しなかった25%のドットデータを記録する(第4の搬送動作)。これにより、単位領域は約100%の画像が記録され、単位領域の画像は完成する。
そして続く第5の搬送動作において、CPU400は記録媒体Sを3Fに相当する距離だけ+x方向に搬送しながら、記録ヘッド101を再び第1位置に移動し、記録ヘッド101に25%のドットデータに従った吐出動作を行わせる。以後、記録ヘッド101を第1〜第4位置に順次移動させながら、3F分の+x方向への搬送動作と2F分の−x方向への搬送動作を交互に繰り返すことにより、x方向に配列する単位領域の記録を順次完成させて行く。
本実施形態のマルチフィード記録によれば、記録媒体S上のx方向に延びる画素位置は、記録ヘッド101に配列する4つの異なるノズルによって記録されたドットが配列することになる。このため、チップ端部に位置するノズルに起因する濃度低下は、図7(b)の場合よりも緩和され、一様な画像を得ることが出来る。
また、本実施形態のような偶数回のマルチフィード記録の場合、上記第1の搬送動作と第3の搬送動作のように、吐出動作を伴わない搬送工程が生じこの間に記録ヘッドの移動を行うことができる。よって、搬送動作のたびに記録ヘッドの移動工程を事前に必要とする第1の実施形態(奇数回のマルチフィード記録)に比べ、画像出力を高速に完了させることが出来る。
(その他の実施形態)
以上の実施形態では、吐出量分布の周期がチップ長と等しい場合を例に説明してきたが、記録ヘッド内の吐出量分布は、必ずしもチップ長の周期で現れるとは限らない。記録ヘッド内の吐出量分布は、記録ヘッドにおける配線構成や流路構成にも依存する。例えば、チップ内に配列する複数のノズルを複数のブロックに分割し、各ブロックで個別の配線を用意した場合、1つのブロックを周期とした吐出量分布が生じることがある。従って、このような場合には、チップ長ではなく、ブロック長に基づいてマルチフィード記録の間隔Wを設定するのが好ましい。
また例えば、再度図2を参照するに、チップ中央の温度を抑える目的で、基板32の途中に1つ以上の梁をy方向に等間隔に設ける場合には、梁の部分で熱伝導が遮断されるため、梁の近傍にあるノズルは吐出量が小さくなる傾向がある。従って、このような場合には、チップ長ではなく、梁の間隔に基づいてマルチフィード記録の間隔Wを設定するのが好ましい。
いずれにせよ、マルチフィード記録における記録ヘッドの移動間隔Wを、使用する記録ヘッドにおける吐出量分布の周期Lに基づいて設定することにより、吐出量分布に起因する比較的大きな周期の濃度むらも抑えられた一様な画像を出力することが可能となる。
30 ノズル
101 記録ヘッド
400 CPU
414 ヘッド駆動制御部
415 ヘッド移動制御部
417 搬送制御部
S 記録媒体

Claims (12)

  1. インクを吐出する複数のノズルが記録媒体の幅に対応した距離だけ所定の方向に配置された記録ヘッドに対し、前記所定の方向と交差する方向に前記記録媒体を搬送する搬送動作を行うことにより、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置において、
    前記記録ヘッドの前記所定の方向におけるヘッド位置を異ならせた所定数の前記搬送動作によって、前記記録媒体の単位領域の画像を段階的に完成させる制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記複数の搬送動作それぞれについての前記ヘッド位置を、前記記録ヘッドの前記所定の方向における吐出量分布の周期に基づいて設定することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記所定数の搬送動作についての前記ヘッド位置の前記所定の方向における間隔が、前記吐出量分布の周期を前記所定数またはその約数で分割した距離になるように、前記複数の搬送動作それぞれについて前記ヘッド位置を設定することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記所定数の搬送動作についての前記ヘッド位置の前記所定の方向における間隔が、前記吐出量分布の周期またはその倍数を前記所定数またはその約数で分割した距離であって且つ前記吐出量分布の周期の倍数ではない距離になるように、前記複数の搬送動作それぞれについて前記ヘッド位置を設定することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記吐出量分布の周期が複数存在する場合、前記制御手段は、前記間隔が、前記複数の周期の公倍数を前記所定数またはその約数で分割した距離になるように、前記複数の搬送動作それぞれについて前記ヘッド位置を設定することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記制御手段は、高速記録モードにおける前記間隔が、高画質記録モードにおける前記間隔よりも大きくなるように、前記高速記録モードおよび前記高画質記録モードのそれぞれについて、前記ヘッド位置を設定することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記所定数は奇数であり、前記制御手段は、前記所定数の搬送動作のそれぞれを実行する前に前記記録ヘッドを設定された前記ヘッド位置に移動することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記所定数は偶数であり、前記制御手段は、前記所定数の搬送動作の中に、前記記録媒体を搬送しながら前記記録ヘッドを設定された前記ヘッド位置に移動する搬送動作を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記吐出量分布の周期は、前記記録ヘッドに配列するチップの前記所定の方向における長さに相当することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記吐出量分布の周期は、前記記録ヘッドの前記所定の方向における温度分布の周期に相当することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記吐出量分布の周期は、前記記録ヘッドに形成された配線構成の周期に相当することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記記録ヘッドは、前記複数のノズルのそれぞれに対応づけて配された電気熱変換素子に電圧を印加することにより、インクを吐出することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  12. インクを吐出する複数のノズルが記録媒体の幅に対応した距離だけ所定の方向に配置された記録ヘッドに対し、前記所定の方向と交差する方向に前記記録媒体を搬送する搬送動作を行うことにより、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法において、
    前記記録ヘッドの前記所定の方向におけるヘッド位置を異ならせた所定数の前記搬送動作によって、前記記録媒体の単位領域の画像を段階的に完成させる制御工程を有し、
    前記制御工程は、前記複数の搬送動作それぞれについての前記ヘッド位置を、前記記録ヘッドの前記所定の方向における吐出量分布の周期に基づいて設定することを特徴とするインクジェット記録方法。
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