JP5273919B2 - インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5273919B2
JP5273919B2 JP2006334731A JP2006334731A JP5273919B2 JP 5273919 B2 JP5273919 B2 JP 5273919B2 JP 2006334731 A JP2006334731 A JP 2006334731A JP 2006334731 A JP2006334731 A JP 2006334731A JP 5273919 B2 JP5273919 B2 JP 5273919B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
ink
data
image
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006334731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008143092A5 (ja
JP2008143092A (ja
Inventor
徹 山根
峰夫 金子
健 土井
真樹 及川
恵二 富澤
光弘 松本
秀一 井手
寒水 瀧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006334731A priority Critical patent/JP5273919B2/ja
Publication of JP2008143092A publication Critical patent/JP2008143092A/ja
Publication of JP2008143092A5 publication Critical patent/JP2008143092A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5273919B2 publication Critical patent/JP5273919B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、高密度に配列する複数の記録素子からインクを吐出する記録ヘッドを用いて、記録媒体に画像を形成するインクジェット記録方法に関する。特に、上記記録ヘッドを記録媒体に相対的に走査させながらインクの吐出を行うシリアル型のカラーインクジェット記録装置の記録制御方法に関する。
シリアル型のインクジェット記録装置では、記録ヘッドを搭載するキャリッジが記録媒体面と平行に移動走査しながら記録を行う記録主走査と、当該記録主走査とは交差する方向に記録媒体を搬送する搬送動作とを交互に行うことにより、画像を形成する。そして、このような記録装置に適用可能な記録ヘッドには、記録情報に基づいてインクを吐出するための多数の記録素子が、上記記録主走査と交差する方向に所定の配列密度で配備されている。
特許文献1には、熱エネルギを利用してインクを吐出させる方式のインクジェット記録ヘッドが開示されている。同文献の記録ヘッドによれば、個々の記録素子は、インクを吐出するための吐出口と、この吐出口近傍までインクを導く液路と、更に液路中に配備された電気熱変換素子(ヒータ)とから構成されている。そして、画像データに基づいて個々の電気熱変換素子に電圧パルスを印加することによって、これに接触するインク中に膜沸騰を起こし、生成された気泡の成長作用によって、吐出口から液滴を吐出させる仕組みになっている。
また、特許文献2には、特許文献1と同様に熱エネルギを利用しながらも、記録素子の配列密度を更に高め、極少量のインク滴を高周波に吐出可能な記録ヘッドの新たな構成が開示されている。特に近年では、銀塩写真並みの高精細なカラー画像出力への需要も増えており、特許文献2に開示されている記録ヘッドを複数色分備えた構成の記録装置も数多く提供されている。
ところで、シリアル型のインクジェット記録装置において、双方向で記録を行うことは記録速度を高める上で有効である。しかし、記録媒体でのインク発色性はここにインクを付与する順番に少なからず影響を受けるので、シリアル型の記録装置では往路走査で記録される画像の色相と復路走査で記録される画像の色相が異なる状況となる。結果、異なる色相のバンドが副走査方向に繰り返され、色むらという画像弊害が招致される。
図1は、上記色むらを抑制することが可能なインクジェット記録ヘッドの構成例である。図において、Cはシアンインクを吐出する記録素子が複数配列した記録素子列、Mはマゼンタインクを吐出するための記録素子列、Yはイエローインクを吐出するための記録素子列、Bkはブラックインクを吐出するための記録素子列である。本例によれば、シアン、マゼンタおよびイエローの記録素子列はそれぞれ同色で2例ずつ、ブラックの記録素子列Bkに対し主走査方向に対称的に配置されている。このような形態でノズル列を複数列備えた構成にすれば、往路方向および復路方向のどちらで記録しても、シアン→マゼンタ→イエロー→ブラック→イエロー→マゼンタ→シアンの順で記録媒体にインクが付与される。よって、往路走査と復路走査の色相も統一され、色むらは回避される。
なお、このような対称型のカラー記録ヘッドは近年数多く提供されているが、これにおいては必ずしも全インク色が図1のように対称関係を満足しているわけではない。特に色むらを引き起し易いインク色のみが、上記対称関係を満足するように配置されていれば、色むら弊害はかなり抑制することが出来るからである。たとえば、シアンとマゼンタが特に色むらが目立ちやすい場合、図4のようにシアンとマゼンタの2列ずつの記録素子列がイエローとブラックの記録素子列を挟みこむような形態であればよい。このようにすれば、往路走査においても復路走査においても、シアンおよびマゼンタが関わる2次色において記録媒体に対するインクの付与順序は統一される。以上説明したような対称型の記録ヘッドは特許文献3などに開示されている。
特開昭54−51837号公報 特開平5−330066号公報 特開2001−096770号公報
しかしながら、個々の記録素子が高密度で配置され小液滴なインクを高周波数で吐出可能な記録ヘッドにおいては、記録ヘッドと記録媒体との間に気流が発生し、個々のインク滴の吐出方向に影響を与えてしまうことが確認されている。具体的には、所定方向に配列する複数の記録素子列のうち、端部近傍に配置する記録素子から吐出されたインクが、中央部に配置する記録素子の方向に偏向されるなどの現象が起こる。
図2は、上記画像弊害を模式的に説明するための図である。ここでは、1回の記録走査によって一様な画像を記録した場合の、記録媒体での記録状態を示している。記録ヘッドの端部に位置する吐出口より吐出されたインク滴が、中央部のほうへ引き付けられるように偏向して記録媒体に着弾されているので、結果として中央部の濃度が端部領域よりも高くなってしまっている。そして、このように形成された画像領域が副走査方向に連続すると、画像全体にバンド状の濃度むらを引き起こす。気流の影響によって吐出方向が偏向するのは必ずしも端部ばかりではなく、状況によって様々に変動するが、以下このような現象を便宜上、端部よれ現象と称することとする。そして、このような偏向の程度は、記録ヘッド上における記録素子の配列密度が高いほど、個々の記録素子の実質的な駆動周波数が高いほど、大きくなることが知られている。
但し、端部よれを引き起こすようなインクの偏向はマルチパス記録法を採用することによりある程度抑制することが出来る。マルチパス記録方法とは、記録ヘッドの1回の記録走査で記録可能な記録データを、複数の記録走査に分けて段階的に画像を完成させていく記録方法である。マルチパス記録方法を採用することによって、1回の記録主走査で記録するデータ数が低減するので、記録ヘッドの実質的な駆動周波数を下げることが出来、結果、端部よれの発生を抑制することが出来るのである。そして、マルチパス数、すなわち1回の記録主走査で記録可能なデータの分割数が大きいほど、端部よれ現象の低減効果を得ることが出来る。
しかしながら一方で、マルチパス記録方法は、1回の記録主走査で記録可能な領域を複数回の記録走査で完成させるため、記録に要する時間が大幅に増大する。特に、図1や図4に示したような対称型記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置においては、双方向で高速に画像を出力することが特徴の1つとなっている。このような記録装置で端部よれが発生しない程度までマルチパス数を多くすると、双方向記録の効果が充分に発揮出来なくなってしまう。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、対称型の記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置において、極力スループットを低減させない状態で端部よれ現象を抑えるための記録方法を提供することである。
そのために本発明においては、画像データに基づいてインクを吐出する記録素子が複数配列して構成される記録素子列を同色インクについて複数列備えた記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを記録媒体に対して往路または復路に走査する記録主走査と、該記録主走査とは交差する方向に記録媒体を搬送する搬送動作とを繰り返すことにより、前記記録媒体に画像を形成するインクジェット記録方法であって、前記画像データを割り振って、1回の前記記録主走査における前記複数の記録素子列それぞれに対応したインク吐出用のデータを生成するデータ生成工程と、前記複数の記録素子列それぞれに対応した前記インク吐出用のデータに従って記録を行う工程と、を有し、前記記録走査は前記記録ヘッドの往路および復路の走査で実行され、前記データ生成工程では、往路の前記記録走査および復路の前記記録走査のいずれにおいても、前記同色のインクを吐出する2つの記録素子列のそれぞれからインクを吐出し、かつ前記同色のインクを吐出する2つの記録素子列のうち、前記記録主走査の進行方向前方に位置する記録素子列の吐出回数が後方に位置する記録素子列の吐出回数より少なくなるように、前記画像データを割り振ることを特徴とする。
また、画像データに基づいてインクを吐出する記録素子が複数配列して構成される記録素子列を同色インクについて複数列備えた記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを記録媒体に対して往路または復路に走査する記録主走査と、該記録主走査とは交差する方向に記録媒体を搬送する搬送動作とを繰り返すことにより、記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置であって、前記画像データを割り振って、1回の前記記録主走査における前記複数の記録素子それぞれに対応したインク吐出用のデータを生成するデータ生成手段と、前記複数の記録素子列それぞれに対応した前記インク吐出用のデータに従って記録を行う手段と、を備え、前記記録走査は前記記録ヘッドの往路および復路の走査で実行され、前記データ生成手段は、往路の前記記録走査および復路の前記記録走査のいずれにおいても、前記同色のインクを吐出する2つの記録素子列のそれぞれからインクを吐出し、かつ前記同色のインクを吐出する2つの記録素子列のうち、前記記録主走査の進行方向前方に位置する記録素子列の吐出回数が後方に位置する記録素子列の吐出回数より少なくなるように、前記画像データを割り振ることを特徴とする。
本発明によれば、マルチパス記録を併用しなくても端部よれ現象の発生を抑制することが出来る。
(実施例1)
図3は、本実施例に適用するインクジェット記録装置の内部機構を説明するための構成図である。記録動作コマンドが入力されると、給紙部32に積載されている記録媒体8の1枚が、給紙ローラ35によって給紙され、更に記録ヘッドカートリッジ1で記録可能な位置まで搬送ローラ9によって搬送および位置決めされる。記録ヘッドカートリッジ1を搭載したキャリッジ2は、モータプーリ5およびベルト7を介して得られたキャリッジモータ4の駆動力によって、ガイド軸3に案内支持されながら主走査方向へ往復移動可能になっている。そして、キャリッジ2が所定速度で移動する間、記録ヘッドが所定の周波数で画像データに従ってインクを吐出することにより、記録主走査が行われる。このような記録主走査が1回終了すると、記録媒体8は、搬送ローラ9によって記録主走査の記録幅に応じた分だけ、記録主走査とは交差する方向に搬送される。以上説明した記録主走査と搬送動作とを間欠的に繰り返すことにより、記録媒体に8に画像が形成されていく。本実施例の記録ヘッドカートリッジ1は、インクを滴として吐出することが可能な記録ヘッドH1000と、この記録ヘッドH1000にインクを供給するためのインクタンクを備えている。
図4は、記録素子列を複数列備えた本実施例の記録ヘッドH1000を吐出口面側から観察した場合の平面図である。本実施例の記録ヘッドH1000には、インクを吐出する記録素子が複数配列されてなる記録素子列が、複数色分(ここでは4色分)主走査方向に図の様に配列されている。C1およびC2は同色のシアンインクを、M1およびM2は同色のマゼンタインクを、Yはイエローインクを、Bkはブラックインクを吐出する記録素子列をそれぞれ示している。
各記録素子列において、個々の記録素子は1/600インチのピッチで副走査方向に128個ずつ配列しており、副走査方向には600dpiの記録解像度で約5.4mmの記録幅の画像を記録することが出来る。但し、記録素子列Yに含まれる2列、記録素子列Bkに含まれる2列、記録素子列C1とC2、および記録素子列M1とM2は、互いの記録素子が副走査方向に半ピッチずれた関係で配置している。よって、副走査方向には1200dpiの解像度で画像を記録することが出来る。また、個々の記録素子は、約1.4plのインク滴を30KHzの駆動周波数で吐出することが出来、キャリッジM4001は25インチ/秒の速度で移動するので、主走査方向にも1200dpiの記録密度でドットを記録することが出来る。
図5は、本実施例の記録装置における制御の構成を説明するためのブロック図である。200は、装置内の各機構からの情報を取得したりコマンドを送信したりすることによって、装置全体の制御を司るコントローラである。コントローラ200にはCPU201のほかに、各種プログラムを格納するROM203や、CPU201の作業用の領域、記録前のデータをインク色ごとに格納するバッファ領域として使用されるRAM205が備えられている。ROM203には、上記プログラムのほか、記録制御に必要なテーブルや固定データなども格納されている。
記録装置の外部に接続されたホスト装置210は、画像データの供給源であるが、記録に係る画像等のデータの作成、処理等を行うコンピュータとする他、画像読み取り用のリーダ部等の形態であってもよい。画像データ、その他のコマンドおよびステータス信号等は、インターフェイス(I/F)212を介してコントローラ200との間で送受信される。本実施例の記録装置において、ホスト装置からコントローラ200へ送信される画像データは600ppi(ピクセル/インチ;参考値)の多値信号であり、記録ヘッドH1000が記録媒体に記録する画像データは、1200dpiの2値信号である。すなわち、コントローラ200は、記録を実行する際、600ppiの多値信号を1200dpiの2値信号にまで変換する画像処理を実行する。当該処理については後に詳しく説明する。
ヘッドドライバ240は、2値の記録データに応じて記録ヘッドH1000の電気熱変換体(ヒータ)25を駆動するためのドライバである。記録ヘッドH1000には、適正温度まで記録ヘッドを過熱するためのサブヒータ242も設けられている。
キャリッジモータドライバ250は、キャリッジ2を移動するキャリッジモータ4を駆動するためのドライバであり、搬送モータドライバ270は、記録媒体を副走査方向に搬送する搬送モータ34を駆動するためのドライバである。
以下に、本実施例の特徴事項について説明する。本発明者らの検討によれば、本実施例の様に複数の記録素子列を有する記録ヘッドにおいては、各色の記録素子列が配置された位置や記録ヘッドの走査方向によって、端部よれ現象の程度が変化することが確認された。
図6は、図4に示した本実施例の記録ヘッドを用い、シアンデータの記録率と当該データの記録素子列C1およびC2への割り振り率とを変化させた場合の、端部よれ弊害の発生状況を説明するための図である。縦軸は、600dpiの各画素の中に何発のドットを記録するかによって、シアンデータの記録率を4段階で示している。600dpiの1画素は1200dpiの2画素×2画素領域で表現できるので、4発のドット記録する場合は記録素子列C1およびC2からそれぞれ2発ずつ、1200dpiの全ての画素にドットが記録される。4発の場合はこのようにC1およびC2によって均等にデータが振り分けられるが、1〜3発の場合は、様々な割合でC1およびC2にデータを割り振ることが出来る。図6の横軸は、このような割り振り比を示しており、例えば1:1は、C1とC2で略同数ずつのドットに振り分けた状態、1:3は記録すべきデータの1/4をC1に、3/4をC2に割り振った状態を示している。各欄に示された○、○´、×および△は、それぞれの条件の下で一様な画像をキャリッジの往路方向(C1がC2よりも前方となる方向)で記録して得られた画像の端部よれの程度を主観評価した結果を示している。○および○´は端部よれ現象の弊害がない或いは殆ど目立たない状態、△が然程目立たないが弊害が確認できる状態、×は弊害が目立つ状態を示している。なお、本検討を行うに当たり、記録媒体と記録ヘッドの吐出口面との距離(紙間距離)は1.25mm、キャリッジの移動速度は25インチ/秒とした。キャリッジの移動速度を25インチ/秒とすることにより、1200dpiで配列する全画素にドットを記録する4発の場合、記録素子列C1およびC2の実質的な駆動周波数は30KHzとなる。
図を見ると、最も端部よれ現象が確認され難い割り振り比は、記録率によって異なっていることが分かる。例えば記録率が1発の場合、C1とC2の割り振り比は1:1の場合が最も良好となっている。しかし、記録率が2発になると割り振り比は3:5あるいは1:3の場合が最も良好となっている。更に、記録率が3発の場合、割り振り比は中心の1:1よりも3:5や5:3の方が良好である。このような不規則な結果が得られるのは、様々な条件の変動が評価結果に微妙に影響を与えるからと考えられる。例えば、先行して吐出を行うC1の記録率が高いほどここから発生する気流がC2に影響を与える場合もあれば、影響を受けやすいC2の割り振り比を下げてしまった方が画像にその影響が現れにくい場合もある。また、記録率が4発のように記録率が100%に近いと、吐出されたインクの偏向が懸念されても、ドットが埋め尽くされる画像上では端部よれ現象が殆ど目立たなくる場合もある。
ここに示すような評価結果は、紙間距離やキャリッジスピード、吐出量など、本検討の様々な条件が少しでも変動すれば、適切な割り振り比も変動することは予想できる。しかし、その程度や傾向あるいは規則性をその中に見出すことは難しい。
本発明者らは上記点に着目し、スループットを低減させず端部よれ現象を効率的に抑制するためには、画像の記録密度を予め取得し、これに応じて先行記録素子列と後続記録素子列のデータ割り振り比を各記録走査で適切に切り替えることが有効であると判断した。具体的には、図6で説明したような記録密度と割り振り比の関係を予め求めておき、○や○´が得られる太線枠の条件が設定されるように、画像の記録密度に応じて2つの記録素子列へのデータ割り振り比を定めるのである。
図7(a)および(b)は、本実施例のコントローラ200において、CPU201が処理する各インク色に対応するデータバッファの構造およびCPU201が実行する画像処理工程を説明するための模式図である。プリンタドライバ211はホスト装置210に格納されたソフトであり、所望の画像データを600ppi(ピクセル/インチ)のレッド(R)、グリーン(G)、およびブルー(B)の多値輝度データとして、コントローラ200に入力する。
図7(b)を参照するに、多値輝度データRGBを受信したコントローラ200内のCPU201は、色分解処理を行い、本実施例の記録装置で用いるインク色に対応した多値濃度データCMYBkにこれらを変換する。その後、ブラック(Bk)およびイエロー(Y)に関しては、そのままの状態でRAM205内の多値データバッファ領域に色ごとに一時的に保存する。一方、シアン(C)およびマゼンタ(M)に関しては、それぞれのデータ振り分け処理を実行する。
図8は、データ振り分け処理における、多値データに対する各記録素子列(C1とC2またはM1とM2)へのデータ割り振り比を示した図である。縦軸は、多値濃度データの値を示し、各段階のデータ値は図6における各画素内への吐出発数に略対応している。すなわち、0〜64は600dpiの1画素に1発、65〜192は1画素に2発あるいは3発、193〜255は1画素に4発のドットを記録する記録密度にそれぞれ相当している。各条件の下で定められる割り振り比は、図6の太線枠で示した評価が得られる割り振り比が示されている。このような割り振り比のテーブルは、コントローラ200内のROM203に予め格納されている。本実施例のCPU201は画像領域内の全画素の多値濃度データ(画像濃度)の値を検出し、検出値と注目画素が記録される記録走査方向(往路走査か復路走査か)から、上記テーブルを参照することによって、各記録素子列へのデータ割り振り比を定める。例えば、注目画素のシアンの多値濃度データが100であった場合、CPU201は当該画素の多値データを3:5に分割する。そして、当該画素が往路走査で記録される場合、進行方向前方に位置する記録素子列C1の多値データバッファには100×3/8=38を、後方に位置するC2の多値データバッファには100×5/8=62を、それぞれの濃度値として格納する。一方、当該画素が復路走査で記録される場合、記録素子列C1に対応する多値データバッファには62を、C2に対応する多値データバッファには38を、それぞれの濃度値として格納する。
全記録素子列に対応する多値データバッファへの書きこみが完了すると、CPU201は、多値データバッファに格納されている個々の多値データに誤差拡散処理を施し2値データに変換して、2値データ用の各記録素子列のバッファに格納する。格納された2値データは、記録走査の単位でCPU201によってヘッドドライバ(図5参照)に転送され、吐出ヒータの駆動によって各記録走査で吐出動作が実行される。
以上説明したように本実施例によれば、各画素のシアンおよびマゼンタの多値濃度データを、データ値と当該画素が記録される走査方向に基づいて2つの記録素子列間に割り振る。これにより、マルチパス記録を併用しなくても、端部よれ現象が極力低減された双方向記録を実現することが可能になった。
本実施例の構成によれば、画像データを、同一色を記録する複数の記録素子列それぞれに割り振る際に、一方に偏るようにして複数の記録素子列それぞれに対応したインク吐出用のデータを生成することで、端部よれ現象を低減して記録を行うことができる。
(実施例2)
以下に本発明の第2の実施例について説明する。本実施例においても図3〜図5で説明した記録装置および記録ヘッドを適用する。但し、第1の実施例と異なり、本実施例の記録装置では、2段階の量子化処理を備えるものとする。
図9は、本実施例のコントローラ200において、CPU201が実行する画像処理工程を説明するための模式図である。多値輝度データRGBを受信したコントローラ200内のCPU201は、600ppiの状態で色分解処理を行い、本実施例の記録装置で用いるインク色に対応した600ppiの多値濃度データCMYBkを得る。その後、色ごとに多値量子化処理を実行し、256階調の濃度データを0〜4レベルで表される600ppiの5階調の濃度データに変換する。更に、色ごとにINDEX処理展開処理を行って、600ppiの5値の濃度データを1200dpiの2値データに変換した後、それぞれの記録素子列用バッファに上記2値データを格納する。
本実施例では、上記INDEX展開処理を実行する際に参照するINDEXパターンに特徴を持たせている。
図10は、本実施例で用いるINDEXパターンを説明するための図である。ここで、IndexCは、ブラックおよびイエローで用いるINDEXパターンを示している。図の左側に示した0〜4の値は、INDEX展開処理部への入力値すなわち多値量子化処理での出力値0〜4レベルを示し、右側のパターンは600ppiの1画素領域に相当する1200dpiの2×2画素領域を示している。1200dpiの個々の画素に示される丸印は、その位置にインクを吐出する記録位置であることを示しており、丸印が示されていない画素はその位置インクを吐出しない非吐出画素であることを示している。丸印が示された記録位置はレベルが上がるにつれ増えている。
レベル値が0または4の場合、2×2画素内のドットの配置方法は一通りずつである(0Aおよび4A)。これに対し、レベル値が1〜3の場合は、様々なドットの配置方法がある。IndexCでは、それぞれのレベルにつきA〜Dの4通りのドット配置パターンが用意されている。本実施例のブラックおよびイエローデータについては、これら4通りのドット配置パターンを、シーケンシャルまたはランダムに用いるものとする。
図10におけるIndexAおよびIndexBは、本実施例のシアンおよびマゼンタで用いるINDEXパターンを示している。レベル0およびレベル4においてはIndexCと同じであるが、レベル1〜3については、IndexCとは異なる3通りのドット配置パターンが用意されている。2×2画素の各パターンにおいて、上段をEven、下段をOddとすると、IndexAは比較的Oddに記録画素が偏るように設計されており、IndexBは比較的Evenに記録画素が偏るように設計されている。このようなIndexA、IndexBおよびIndexCは、本実施例の記録装置のROM203に格納されており、CPU201は各種条件やレベル値に基づいて適切なパターンをROM203から選択する。
図4を参照すると判るように、本実施例の記録ヘッドにおいては、記録素子列C1がEvenを記録し、記録素子列C2がOddを記録することになる。よって、記録素子列C1の吐出回数を高めたい場合にはIndedxBを、記録素子列C2の吐出回数を高めたい場合にはIndedxAを選択すれば、実質的に各記録素子列の吐出回数を調整することが出来る。
本実施例では、各記録走査の走査方向によって、使用するINDEXパターンをIndexAおよびIndexBの間で切り替える。すなわち、往路走査で記録する場合は、先行する記録素子列C1の記録率を抑えたいのでIndexAに従ってINDEX展開処理を行い、復路走査で記録する場合は、記録素子列C2の記録率を抑えたいのでIndexBに従ってINDEX展開処理を行う。
再度図9を参照するに、INDEX展開処理によって2値化された各色のデータは、記録素子列ごとに分けられ、それぞれに用意されたRAM205内のバッファに格納される。格納された2値データは、記録走査の単位でCPU201によってヘッドドライバ(図5参照)に転送され、吐出ヒータの駆動によって各記録走査で吐出動作が実行される。
以上説明したように本実施例によれば、シアンおよびマゼンタの2値化処理の際に用いるINDEXパターンを走査方向に基づいて切り替えることにより、マルチパス記録を併用せずとも、端部よれ現象が極力低減された双方向記録を実現することが可能になった。以上説明したように、本実施例では往路走査あるいは復路走査によって使用するINDEXパターンを複数用意されたものの中から適切に切り替える。このような構成は、多値濃度のレベルを検索し2列の記録素子列にデータを振り分ける構成を要する実施例1に比べて、より簡易な構成で実現することが出来る。
(実施例3)
以下に本発明の第3の実施例について説明する。本実施例においても図3および図5で説明した記録装置を適用する。また、色分解から2値化処理工程までのデータ処理工程もシアンおよびマゼンタに関しては、第2の実施例と同様に図9を参照することが出来、図10で示したINDEXパターンを使用するものとする。但し、記録ヘッドについては上記実施例と異なる構成を有するものとする。
図11は、本実施例で用いる記録ヘッドの吐出口配列構成を説明するための図である。本実施例の記録ヘッドにおいて、ブラックおよびイエローの記録素子列は600dpiのピッチで配列する1列の吐出口列しか有しておらず。各吐出口からは、約5.5plのインクが吐出される。すなわち、本実施例の記録ヘッドでは、シアンおよびマゼンタに関しては1.4plのインク滴によって1200dpiの記録を、ブラック及びイエローに関しては5.5plのインク滴によって600dpiの記録を行うものとする。よって図9で説明した画像処理工程においても、ブラックおよびイエローに関しては、色分解された600ppiの多値データに多値量子化処理は行わず、そのまま600ppiの2値データに変換し、各色のデータバッファに格納する。
本実施例のブラックおよびイエローのように5pl以上のインク滴の場合は十分な運動量を有するので、たとえ気流が発生しても吐出方向の偏向は起こり難く、端部よれ現象も現れにくい。これに対し、これらブラックやイエローの記録素子列に3mm以下の距離をおいて隣接配置され、1.4plの小液滴を吐出するシアンおよびマゼンタにおいては、イエローおよびブラックのような異色インクの吐出動作に伴って発生する気流に影響を受けやすい。本実施例は、このように隣接する記録素子列の吐出動作の影響を鑑みて、シアン或いはマゼンタの記録素子列の記録率を調整することを特徴とする。
図12は、本実施例のコントローラ200が、シアンおよびマゼンタのINDEXパターンを選択するための工程を説明するためのフローチャートである。まず、コントローラ200は、変数yおよび変数xを0にセットする(ステップS101およびステップS102)。ここで、xは、INDEXパターンを決定する単位領域の主走査方向の位置を管理するための変数、yは副走査方向の位置を管理するための変数である。
図13(a)および(b)は、上記単位領域を説明するための模式図である。単位領域とは、シアンあるいはマゼンタ用のINDEXパターンを定めるための最小の領域であり、600ppiの解像度で主走査方向にd画素、副走査方向にw画素(記録ヘッドの記録幅相当)の領域を有する。本実施例では図13(b)に示されるような全画像領域をこのような単位領域で分割し、それぞれの単位領域内でのブラックやイエローの平均濃度値に応じて当該領域で使用するシアンおよびマゼンタ用のINDEXパターンを決定する。図13(b)において、X0は画像データの主走査方向幅に含まれる単位領域の個数を示し、Y0は画像データの副走査方向幅に含まれる単位領域の個数を示している。
ステップS103では、注目する単位領域に含まれる各画素の濃度値(0〜255)を調べ、領域内の平均値をブラックおよびイエローについて算出し、それぞれAy(イエローの平均濃度)およびABk(ブラックの平均濃度)とする。
続くステップS104では、ステップS103で得られたイエローの平均濃度Ayと予め定められた閾値Aythとを比較し、Ay<Aythであった場合はステップS105へ進む。ステップS105では、記録素子列M1は隣接する記録素子列Yの吐出動作に伴う影響を受け難いと判断し、吐出口列M1の記録率を上げ且つ吐出口列M2の記録素子列を下げるようなINDEXパターン、すなわちIndexBをマゼンタ用に設定する。これに伴い、記録素子列M1に隣接する記録素子列C1の記録率を下げ且つ吐出口列C2の記録素子列を上げるようなINDEXパターン、すなわちIndexAをシアン用に設定する。
一方、ステップS104でAy≧Aythであると判断された場合は、ステップS106へ進み、ステップS103で得られたブラックの平均濃度ABkと予め定められた閾値ABkthとを比較する。ここで、ABk<ABkthであった場合はステップS107へ進む。ステップS107では、記録素子列M1は隣接する記録素子列Yの吐出動作に伴う影響を受け易いが、記録素子列M2は隣接する記録素子列Bkの吐出動作に伴う影響を受け難いと判断することが出来る。よって、吐出口列M2の記録率を上げ且つ吐出口列M1の記録素子列を下げるようなINDEXパターン、すなわちIndexAをマゼンタ用に設定する。これに伴い、記録素子列M1に隣接する記録素子列C1の記録率を上げ且つ吐出口列C2の記録素子列を下げるようなINDEXパターン、すなわちIndexBをシアン用に設定する。
ステップS105或いはステップS107で注目単位領域におけるシアンおよびマゼンタのINDEXパターンが決定すると、ステップS108において変数xをインクリメントし、注目単位領域を主走査方向に1つ分ずらす。但し、ステップS109でx>x0であると判断された場合は、主走査方向における全単位領域のINDEXパターンは設定されたと判断し、注目単位領域を副走査方向に1つ分ずらすためにステップS111へ進む。
一方、ステップS106でABk≧ABkthであると判断された場合は、ステップS110へ進み、CPU201はマゼンタおよびシアンのいずれに対しても、IndexCを設定する。更に、現在着目している単位領域が含まれている主走査領域は、2パスのマルチパス記録を行うように設定する。
続くステップS111では、変数yをインクリメントし、注目単位領域を副走査方向に1バンド分ずらす。更にステップS112でy>y0でなければ、次のバンドに含まれる各単位領域のINDEXパターンを定めるために、ステップS102に戻る。ステップS112でy>y0であれば、全てのバンドに対するINDEXパターンは設定されたと判断し、本処理を終了する。
図14は、以上説明したフローチャートに従って処理を行った場合の、イエローの記録率Ayおよびブラックの記録率Abkに対応して選択されるシアンおよびマゼンタのINDEXパターンを示した図である。
本実施例によれば、小液滴を吐出するシアンおよびマゼンタのINDEXパターンを、隣接する記録素子列の記録率に応じて調製し、且つ調製しきれない場合にのみ、マルチパス記録方法を併用して記録を実行する。以上により、端部よれ現象が極力低減された双方向記録を、極力スループットを低減することなしに実現することが可能になった。
以上では3つの実施例を個別に説明を行ってきたが、これら3つの実施例は互いに組み合わせることも可能である。また、端部よれ現象の発生状況に応じてこれらを切換えながら実施することも出来る。対象型の記録ヘッドを用いて双方向記録を実行するインクジェット記録装置において、C1とC2あるいはM1とM2のように、互いに対となる記録素子列の記録率のバランスを、端部よれ現象の発生程度に応じて調整可能な構成であれば本発明の範疇に含まれる。
色むらを抑制することが可能なインクジェット記録ヘッドの構成例である。 端部よれ現象による画像弊害を模式的に説明するための図である。 本発明の実施例に適用可能なインクジェット記録装置の内部機構を説明するための構成図である。 本発明の実施例1および実施例2に適用可能な記録ヘッドを吐出口面側から観察した場合の平面図である。 本発明の実施例に適用可能な記録装置における制御の構成を説明するためのブロック図である。 シアンデータの記録率と当該データの記録素子列C1およびC2への割り振り率とを変化させた場合の、端部よれ弊害の発生状況を説明するための図である。 (a)および(b)は、CPU201が処理する各インク色に対応するデータバッファの構造および実行する画像処理工程を説明するための模式図である。 データ振り分け処理における、多値データに対する各記録素子列へのデータ割り振り比を示した図である。 実施例2においてCPUが実行する画像処理工程を説明するための模式図である。 本発明の実施例2で用いるINDEXパターンを説明するための図である。 実施例3で用いる記録ヘッドの吐出口配列構成を説明するための図である。 実施例3のコントローラが、シアンおよびマゼンタのINDEXパターンを選択するための工程を説明するためのフローチャートである。 (a)および(b)は、単位領域を説明するための模式図である。 実施例3における、イエローの記録率Ayおよびブラックの記録率Abkに対応して選択されるシアンおよびマゼンタのINDEXパターンを示した図である。
符号の説明
1 記録ヘッドカートリッジ
2 キャリッジ
3 ガイド軸
4 キャリッジモータ
5 モータプーリ
7 ベルト
8 記録媒体
9 搬送ローラ
25 電気熱変換体(ヒータ)
32 給紙部
34 搬送モータ
35 給紙ローラ
200 コントローラ
203 ROM
205 RAM
210 ホスト装置
212 インターフェイス(I/F)
240 ヘッドドライバ
250 キャリッジモータドライバ
270 搬送モータドライバ
H1000 記録ヘッド

Claims (6)

  1. 画像データに基づいてインクを吐出する記録素子が複数配列して構成される記録素子列を同色インクについて複数列備えた記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを記録媒体に対して往路または復路に走査する記録主走査と、該記録主走査とは交差する方向に記録媒体を搬送する搬送動作とを繰り返すことにより、前記記録媒体に画像を形成するインクジェット記録方法であって、
    前記画像データを割り振って、1回の前記記録主走査における前記複数の記録素子列それぞれに対応したインク吐出用のデータを生成するデータ生成工程と、
    前記複数の記録素子列それぞれに対応した前記インク吐出用のデータに従って記録を行う工程と、
    を有し、
    前記記録走査は前記記録ヘッドの往路および復路の走査で実行され、前記データ生成工程では、往路の前記記録走査および復路の前記記録走査のいずれにおいても、前記同色のインクを吐出する2つの記録素子列のそれぞれからインクを吐出し、かつ前記同色のインクを吐出する2つの記録素子列のうち、前記記録主走査の進行方向前方に位置する記録素子列の吐出回数が後方に位置する記録素子列の吐出回数より少なくなるように、前記画像データを割り振ることを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 前記データ生成工程では、前記画像データから得られる画像濃度が第1の濃度より小さい場合の前記記録主走査の進行方向前方に位置する記録素子列の吐出回数に対する後方に位置する記録素子列の吐出回数の比、および前記画像濃度が前記第1の濃度より大きい第2の濃度よりも大きい場合の前記比より、前記画像濃度が前記第1の濃度以上で前記第2の濃度以下の場合の前記比が大きくなるように、前記画像データを割り振ることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  3. 前記データ生成工程において、前記画像データは、多値の状態で、前記同色のインクを吐出する複数の記録素子列に割り振られることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録方法。
  4. 前記データ生成工程において、前記画像データは、2値の状態で、前記同色のインクを吐出する複数の記録素子列に割り振られることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録方法。
  5. 個々の記録画素に対する前記記録素子からのインクの吐出と非吐出を多値の出力レベルに対応させて定めたINDEXパターンを複数用意し、前記データ生成工程では、該複数のINDEXパターンからの選択および設定により、前記画像データを割り振ることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録方法。
  6. 画像データに基づいてインクを吐出する記録素子が複数配列して構成される記録素子列を同色インクについて複数列備えた記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを記録媒体に対して往路または復路に走査する記録主走査と、該記録主走査とは交差する方向に記録媒体を搬送する搬送動作とを繰り返すことにより、記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置であって、
    前記画像データを割り振って、1回の前記記録主走査における前記複数の記録素子それぞれに対応したインク吐出用のデータを生成するデータ生成手段と、
    前記複数の記録素子列それぞれに対応した前記インク吐出用のデータに従って記録を行う手段と、
    を備え、
    前記記録走査は前記記録ヘッドの往路および復路の走査で実行され、前記データ生成手段は、往路の前記記録走査および復路の前記記録走査のいずれにおいても、前記同色のインクを吐出する2つの記録素子列のそれぞれからインクを吐出し、かつ前記同色のインクを吐出する2つの記録素子列のうち、前記記録主走査の進行方向前方に位置する記録素子列の吐出回数が後方に位置する記録素子列の吐出回数より少なくなるように、前記画像データを割り振ることを特徴とするインクジェット記録装置。
JP2006334731A 2006-12-12 2006-12-12 インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP5273919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006334731A JP5273919B2 (ja) 2006-12-12 2006-12-12 インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006334731A JP5273919B2 (ja) 2006-12-12 2006-12-12 インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008143092A JP2008143092A (ja) 2008-06-26
JP2008143092A5 JP2008143092A5 (ja) 2010-05-20
JP5273919B2 true JP5273919B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=39603778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006334731A Expired - Fee Related JP5273919B2 (ja) 2006-12-12 2006-12-12 インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5273919B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10265954B2 (en) 2016-11-16 2019-04-23 Seiko Epson Corporation Image processing apparatus and image processing method

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5538752B2 (ja) * 2009-06-10 2014-07-02 キヤノン株式会社 記録装置、記録方法及び画像処理装置
JP6455250B2 (ja) 2015-03-17 2019-01-23 セイコーエプソン株式会社 印刷制御装置および印刷制御方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58179653A (ja) * 1982-04-15 1983-10-20 Canon Inc 画像記録装置
JPS58179652A (ja) * 1982-04-15 1983-10-20 Canon Inc 画像記録装置
JP2003285427A (ja) * 2002-01-25 2003-10-07 Konica Corp インクジェットプリンタ
JP4383778B2 (ja) * 2003-06-13 2009-12-16 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置および記録ヘッド
JP2005343009A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Canon Finetech Inc 記録素子の配置構造、記録装置、記録方法、およびプログラム
JP2005349605A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Canon Inc インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP4125271B2 (ja) * 2004-08-18 2008-07-30 キヤノン株式会社 データ処理装置、データ処理方法、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10265954B2 (en) 2016-11-16 2019-04-23 Seiko Epson Corporation Image processing apparatus and image processing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008143092A (ja) 2008-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5038076B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP5791407B2 (ja) インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置
JP5478875B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2007176112A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP5247006B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP5586937B2 (ja) インクジェット記録装置、インクジェット記録方法およびプログラム
JP6415080B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、記録装置及びプログラム
JP4006198B2 (ja) インクジェット記録方法、記録装置およびデータ処理方法
JP4913939B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JPH06191041A (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP4850626B2 (ja) 画像記録装置および画像記録方法
JP4566397B2 (ja) インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法
JP2006168073A (ja) インクジェット記録システム
JPH0811298A (ja) インクジェット記録方法及び記録装置
JP5224968B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP5273919B2 (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP5178384B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
US7695088B2 (en) Ink jet printing apparatus and ink jet printing method
JP5224684B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2007168202A (ja) インクジェット記録装置、データ処理装置およびインクジェット記録方法
JP5972037B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JPH081962A (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP4455038B2 (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP4280400B2 (ja) インクジェット記録方法、記録装置およびデータ処理方法
JP5002717B2 (ja) 画像記録装置およびデータ生成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100402

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20101106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130514

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5273919

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees