JP2018034465A - 液体吐出ヘッド - Google Patents
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Abstract
Description
クロストークによる影響を低減する方法としては、複数の吐出口間の吐出タイミングをずらすことが考えられるが、吐出タイミングをずらすことは、記録媒体の搬送方向における液体の着弾位置のずれにつながり、画像品質の低下を引き起こしてしまう。これに対し、特許文献1には、複数の吐出口が2次元的に配置された液体吐出ヘッドにおいて、クロストークによる影響の低減を図るとともに、液体の着弾位置のずれを考慮した構成が開示されている。この構成では、共通の液体供給路に連通する吐出口列が複数のブロックに分割され、ブロックごとに異なるタイミングで吐出駆動が行われる一方、吐出タイミングのずれに応じて、ブロックごとに吐出口の配置が調整されている。
そこで、本発明の目的は、クロストークによる影響を低減して高い画像品質を実現する液体吐出ヘッドを提供することである。
一態様では、複数の吐出口が、第1の方向に垂直な第2の方向に対して傾斜して配列された吐出口列を形成し、吐出口列の配列方向に隣接する圧力室は、共通供給路のみを介して互いに連通し、複数の吐出口は、N個(N≧2)のグループに分割され、各グループは、N−1個おきに配置された複数の吐出口からなり、N個のグループは、同じグループに属する複数の吐出口がそれぞれ同じタイミングで液体を吐出し、異なるグループに属する複数の吐出口が配列順に連続して液体を吐出するように、グループごとに液体の吐出動作を順次時分割で行い、吐出口列は、吐出口列内の吐出口の第2の方向における間隔をd1とし、各グループ内の隣接する2つの吐出口の第1の方向における間隔をd2としたとき、tanθ=d2/(N×d1)の関係を満たす角度θで、第2の方向に対して傾斜している。
他の態様では、複数の吐出口が、第1の方向に垂直な第2の方向に対して傾斜して配列された互いに平行な複数の吐出口列を形成し、各吐出口列の配列方向に連続するM個(M≧2)の圧力室は、少なくとも一部が互いに連通し、複数の吐出口は、N個(N≧2)のグループに分割され、各グループは、同じ吐出口列ではN−1個おきに配置され、異なる吐出口列では第2の方向の位置が同じになるように配置された複数の吐出口からなり、N個のグループは、同じ吐出口列の同じグループに属する複数の吐出口が同じタイミングで液体を吐出し、異なる吐出口列の異なるグループに属する複数の吐出口が順次液体を吐出するように、グループごとに液体の吐出動作を順次時分割で行い、複数の吐出口は、N≧Mの場合には少なくともM列の吐出口列を形成し、M>Nの場合には少なくともN列の吐出口列を形成し、各吐出口列は、各吐出口列内の吐出口の第2の方向における間隔をd1とし、各グループ内の隣接する2つの吐出口の第1の方向における間隔をd2としたとき、tanθ=d2/(N×d1)の関係を満たす角度θで、第2の方向に対して傾斜している。
このような液体吐出ヘッドでは、液体の吐出動作が、それぞれN−1個おきに配置された複数の吐出口からなるN個のグループごとに時分割で行われるため、クロストークによる影響を抑えることができる。また、吐出口列が、記録媒体の搬送方向に垂直な方向(第2の方向)に対して、時分割数(グループ数N)に応じた傾斜角度で傾斜しているため、時分割駆動による着弾位置のずれを相殺することができ、画像品質の低下を抑制することができる。
図1から図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る液体吐出ヘッドについて説明する。
図1に示す記録装置100は、いわゆるフルライン型の液体吐出ヘッド1を備え、記録媒体2の一度の搬送で記録媒体2に対して画像を記録するワンパス方式の記録装置である。フルライン型の液体吐出ヘッド1は、以下で詳述するように、記録媒体2の幅方向全体にわたって配置された複数の吐出口を有し、この吐出口から、搬送部3によって矢印Aの方向に搬送される記録媒体2にインクなどの液体を吐出して画像を記録するものである。
液体吐出ヘッド1は、筐体4に取り付けられた複数の記録素子基板5を備えている。複数の記録素子基板5は、記録媒体2の搬送方向Aに垂直な矢印Bの方向(以下、「ヘッド長手方向」という)に一列に配置され、それぞれが複数の吐出口6を有している。これにより、液体吐出ヘッド1には、記録媒体2幅方向全体にわたって複数の吐出口6が配置される。各記録素子基板5は、吐出口6から液体を吐出させるために必要な電力や信号を供給するための電気配線基板7にフレキシブル配線基板8によって接続されている。記録素子基板5には、筐体4に設けられた共通供給口(図示せず)を介して液体収容容器(図示せず)から液体が供給され、記録素子基板5に供給された液体は、記録素子基板5の後述する共通供給路および圧力室を通って吐出口6から吐出される。
図3(a)に示すように、記録素子基板5は、それぞれが複数の吐出口6から形成された複数の吐出口列12を備えている。各吐出口列12は、搬送方向(第1の方向)Aに垂直なヘッド長手方向(第2の方向)Bに対して傾斜して配列され、それらが搬送方向Aに沿って互いに平行に配置されている。複数の吐出口列12は、1列ごとに、ヘッド長手方向Bにおける吐出口6の位置が同じになるように配置されている。
また、基板11には、図3(b)に示すように、圧力室16に液体を供給する共通供給路18a,18bが形成されている。共通供給路18a,18bは、1つの吐出口列12を構成する複数の圧力室16に共通のものであり、吐出口列12の配列方向に沿って延び、個別流路17a,17bを介して各圧力室16とそれぞれ個別に連通している。本実施形態では、液体は共通供給路18a,18bから個別流路17a,17bを通って圧力室16へ流入するようになっているが、例えば、圧力室16内の液体に循環流が生じるようになっていてもよい。すなわち、液体が一方の共通供給路18aから個別流路17aを介して圧力室16に流れ、そして個別流路17bを介して他方の共通供給路18bへ流れる循環流が形成されていてもよい。この場合、液体吐出ヘッド1には、外部に設けられた液体収容容器との間で液体を循環させる循環経路が形成され、共通供給路18a,18bはその一部を構成しており、したがって、圧力室16内の液体は、外部との間で循環されるようになっている。
図4に示す構成では、1つの圧力室16に連通する2つの吐出口6a,6bのうち、一方の吐出口6aから液体が吐出されると、発泡によって周囲の液体中を伝播する圧力波Pが生じる。この圧力波Pは、隣接する吐出口6bに到達すると、吐出口6bにおける液体の界面に変化を生じさせる。この状態で吐出口6bから液体が吐出されると、液体の界面が通常時よりも凸になっている場合、吐出される液体の量が多くなり、逆に通常時よりも凹になっている場合、吐出される液体の量が少なくなるため、記録媒体2に着弾する液体の量にムラが生じる。このムラは記録画像の濃度ムラとなって現れ、画像品質の低下を生じさせることになる。なお、圧力波Pは個別流路17a,17bにも伝播するが、個別流路17a,17bから共通供給路18a,18bを介して隣接する圧力室16に与えるクロストークによる影響は無視できるほど小さい。これは、共通供給路18が吐出口列12の配列方向に延びており、圧力波Pを減衰させるために十分な領域を有しているためである。
これに対し、図3(c)に示す本実施形態の構成では、各圧力室16は、吐出口6と1対1で連通するように、隔壁15によって隣接する圧力室16と仕切られている。そのため、エネルギー発生素子14の駆動によって圧力室16内に発生した圧力波Pが、隣接する圧力室16に伝搬することがなく、隣接する吐出口6に影響を与えることがない。これにより、各吐出口6は所望の吐出量で記録媒体2に液体を吐出することができ、その結果、記録画像の濃度ムラが軽減され、画像品質の低下を抑制することができる。
このような課題に対しては、吐出口列12内の複数の吐出口を複数のグループに分割し、グループごとに順次時分割で液体の吐出動作を行うことが考えられる。この吐出動作では、例えば、吐出口列12内の複数の吐出口を3つおきの4つグループに分割する。そして、第1の吐出タイミングT1において、第1のグループに属する全ての吐出口6から液体を吐出させ、その後、第2,3,4の吐出タイミングT2,T3,T4において、それぞれ第2,3,4のグループに属する全ての吐出口6から液体を吐出させる。このように、同じグループの複数の吐出口6がそれぞれ同じタイミングで液体を吐出し、異なるグループの複数の吐出口6が連続して液体を吐出するような駆動方法は「時分割駆動」と称される。このような時分割駆動を行うことで、吐出動作に必要な電力を抑えることができるとともに、液体の再充填にかかる時間を短縮することでより高い吐出周波数での吐出が可能になる。
しかしながら、グループごとに吐出タイミングをずらす方法では、図5(a)の下図に示すように、記録媒体2への液体の着弾位置が理想着弾位置から搬送方向Aにずれてしまい、画像品質の低下につながってしまう。
また、このときの傾斜角度θは、tanθ=d2/(N×d1)の関係を満たしている。ここで、Nは、吐出口列12内の吐出口6の分割したグループ数であり(N≧2)、d1は、吐出口列12内の吐出口6のヘッド長手方向Bにおける間隔であり、d2は、同じグループ内の隣接する吐出口の搬送方向Aにおける間隔である。この場合、同じタイミング(例えば吐出タイミングT1)で吐出動作を行う同じグループ内の吐出口6から吐出された液体は、図5(b)の下図に示すように、搬送方向Aに1ラスタ分ずれて記録媒体2に着弾する。そのため、記録媒体2の搬送方向Aに対して必要な解像度を保って画像記録を行うことができ、画像品質の低下を抑制することができる。本実施形態では、傾斜角度θは、N=4、d1=42.3μm(600dpi)、d2=21.2μm(1200dpi)から算出される角度である。なお、これらの数値は単なる一例であり、液体吐出ヘッドの必要性能や仕様に応じて様々な値を取り得ることに留意されたい。
また、時分割駆動の方法としては、異なるグループに属する複数の吐出口6を、本実施形態のように配列順にではなく、バラバラに分散させて駆動して液体を吐出させる分散駆動と呼ばれる方法を用いることも考えられる。しかしながら、分散駆動の場合、液体の着弾位置のずれを補正するためには、実際の吐出順に応じて吐出口6の位置を変更する必要があり、その結果、吐出口6の配置が不規則になり、共通供給路18a,18bや個別流路17a,17bの配置が困難になる。一方で、本実施形態のような順次駆動の場合、液体の着弾位置のずれを補正するためには、上述したように、吐出口列12を傾斜させる、あるいは記録素子基板5を傾斜させるだけでよく、共通供給路18a,18bや個別流路17a,17bの配置は容易になる。したがって、時分割駆動の方法としては、本実施形態のような順次駆動が好ましい。
また、本実施形態では、ヘッド長手方向Bにおける解像度を均一にするため、吐出口列12内の吐出口6は全て等間隔に配置されているが、この場合、吐出タイミングT1〜T4も等間隔であることが好ましい。こうすることで、記録媒体2の搬送方向Aおよびヘッド長手方向Bに対しても均一な画像記録が行うことができ、画像品質の低下を抑制することができる。
図6を参照して、本発明の第2の実施形態に係る液体吐出ヘッドの構成について説明する。図6(a)は、本実施形態の記録素子基板の概略平面図であり、図6(b)および図6(c)は、本実施形態の記録素子基板の概略断面図であり、図3(c)に対応する図である。
本実施形態では、図6(a)に示すように、吐出口6の構成は第1の実施形態と同様であるが、図6(b)および図6(c)に示すように、圧力室16a,16bの構成が第1の実施形態と異なっている。具体的には、本実施形態は、各吐出口列12において隣接する2つの圧力室16a,16bが、第2の隔壁19で部分的に仕切られることで互いに連通している点で第1の実施形態と異なっている。これにより、液体に異物が侵入して、例えば一方の圧力室16aに詰まりが生じたとしても、他方の圧力室16bを通じて2つの吐出口6から液体を吐出することが可能になる。なお、個別流路17a,17bは、互いに連通する2つの圧力室16a,16bの2つの吐出口6に対して、図6(b)に示すように、4つ設けられていてもよく、図6(c)に示すように、2つ設けられていてもよい。図6(c)に示す構成は、液体に混入した異物による詰まりの発生を一層抑制するとともに、流路の流体抵抗が小さくなることで液体の供給に有利になる。また、上記では、効果を説明するために個別流路が2つ、あるいは4つのものを例示したが、個別流路の数、大きさは特定のものに限定されるものではないことは言うまでもない。
なお、本実施形態では、各吐出口列12において隣接する2つの圧力室16a,16bが互いに連通しているが、各吐出口列12の配列方向に連続する3つ以上の圧力室が互いに連通していてもよい。
本実施形態では、各吐出口列12において隣接する2つの圧力室16a,16bが互いに連通しているため、図4に関連して説明したように、クロストークによる影響がある。そこで、本実施形態では、圧力室16a,16bを介して連通する2つの吐出口6が連続して液体を吐出しないように、複数の吐出口列12からなる吐出口列群121,122ごとに一連の吐出動作が行われるようになっている。各吐出口列群121,122は、図6(a)に示すように、ヘッド長手方向Bにおける吐出口6の位置が同じ複数の吐出口列12から構成されている。以下では、一方の吐出口列群121による吐出動作について説明する。
このような吐出動作により、同じ吐出口列内において、圧力室16a,16bを介して互いに連通する2つの吐出口6が連続して液体を吐出しないようにすることができる。その結果、互いに連通する圧力室16a,16b内でクロストークによる影響を抑えることができ、画像品質の低下を抑制することができる。
図8を参照して、本発明の第3の実施形態に係る液体吐出ヘッドの構成について説明する。図8(a)は、本実施形態の液体吐出ヘッドの概略斜視図であり、図8(b)は、本実施形態の記録素子基板の概略平面図である。
本実施形態では、記録素子基板5の平面形状が上述した実施形態と異なっている。具体的には、記録素子基板5の平面形状は、上述した実施形態では長方形であるのに対し、本実施形態では平行四辺形である。その他の構成については、上述した実施形態と同様であり、したがって、本実施形態においても、クロストークによる影響の低減効果が十分に期待される。
図9(a)に示す記録素子基板5は、8列の吐出口列12を有し、2列の吐出口列12で1つの吐出口群を構成している。図9(b)に示すように、ヘッド長手方向Bにおいて、隣接する記録素子基板5の同じ吐出口列12に属する吐出口6の間隔w1が、同じ記録素子基板5の同じ吐出口列12に属する吐出口6の間隔w2と同じであることが好ましい。このような配置にすることで、隣接する2つの記録素子基板5の間においても1個の記録素子基板5と同様な品質での画像記録が可能になる。また、図9(b)に示すように、本実施形態では、隣接する記録素子基板5のヘッド長手方向Bの位置が同じ吐出口6は、同じ吐出タイミング(T1)で液体を吐出するようになっていることが好ましい。このようにすることで、隣接する2つの記録素子基板5の間においても時分割駆動による液体の着弾位置のずれが発生せず、画像品質の低下を抑制することができる。
図10を参照して、本発明の第4の実施形態に係る液体吐出ヘッドの構成について説明する。図10は、本実施形態の液体吐出ヘッドの概略斜視図である。
上述したように、記録素子基板5の強度の確保や、配線などの実装領域の確保のため、記録素子基板5の端部における所定の領域に吐出口6を形成することができない場合がある。この場合、記録素子基板5をヘッド長手方向Bに一列に並べてしまうと、ヘッド長手方向Bにおいて吐出口6が配置されない領域が生じ、画像品質が低下するおそれがある。本実施形態は、これを抑制するためのものであり、記録素子基板5は、上述した実施形態のように、ヘッド長手方向Bに一列に配置されているのではなく、図10に示すように、千鳥状に配置されている。これにより、ヘッド長手方向Bにおいて吐出口6を均一に配置することができ、画像品質の低下を抑制することができる。その他の構成については、第1および第2の実施形態と同様であり、したがって、本実施形態においても、クロストークによる影響の低減効果が十分に期待される。
5 記録素子基板
6 吐出口
12 吐出口列
16 圧力室
18a,18b 共通供給路
Claims (11)
- 第1の方向に搬送される記録媒体に対して液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、液体を吐出するための複数の吐出口と、前記複数の吐出口にそれぞれ連通し、液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子を内部に備えた複数の圧力室と、前記複数の圧力室に連通し、前記複数の圧力室に液体を供給する共通供給路と、を備えた記録素子基板を有し、前記複数の吐出口が、前記第1の方向に垂直な第2の方向に対して傾斜して配列された吐出口列を形成する、液体吐出ヘッドにおいて、
前記吐出口列の配列方向に隣接する圧力室は、前記共通供給路のみを介して互いに連通し、
前記複数の吐出口は、N個(N≧2)のグループに分割され、前記各グループは、N−1個おきに配置された複数の吐出口からなり、前記N個のグループは、同じグループに属する複数の吐出口がそれぞれ同じタイミングで液体を吐出し、異なるグループに属する複数の吐出口が配列順に連続して液体を吐出するように、グループごとに液体の吐出動作を順次時分割で行い、
前記吐出口列は、前記吐出口列内の吐出口の前記第2の方向における間隔をd1とし、前記各グループ内の隣接する2つの吐出口の前記第1の方向における間隔をd2としたとき、tanθ=d2/(N×d1)の関係を満たす角度θで、前記第2の方向に対して傾斜していることを特徴とする、液体吐出ヘッド。 - 第1の方向に搬送される記録媒体に対して液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、液体を吐出するための複数の吐出口と、前記複数の吐出口にそれぞれ連通し、液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子を内部に備えた複数の圧力室と、前記複数の圧力室に連通し、前記複数の圧力室に液体を供給する共通供給路と、を備えた記録素子基板を有し、前記複数の吐出口が、前記第1の方向に垂直な第2の方向に対して傾斜して配列された互いに平行な複数の吐出口列を形成する、液体吐出ヘッドにおいて、
前記各吐出口列の配列方向に連続するM個(M≧2)の圧力室は、少なくとも一部が互いに連通し、
前記複数の吐出口は、N個(N≧2)のグループに分割され、前記各グループは、同じ吐出口列ではN−1個おきに配置され、異なる吐出口列では前記第2の方向の位置が同じになるように配置された複数の吐出口からなり、前記N個のグループは、同じ吐出口列の同じグループに属する複数の吐出口が同じタイミングで液体を吐出し、異なる吐出口列の異なるグループに属する複数の吐出口が順次液体を吐出するように、グループごとに液体の吐出動作を順次時分割で行い、
前記複数の吐出口は、N≧Mの場合には少なくともM列の前記吐出口列を形成し、M>Nの場合には少なくともN列の前記吐出口列を形成し、
前記各吐出口列は、前記各吐出口列内の吐出口の前記第2の方向における間隔をd1とし、前記各グループ内の隣接する2つの吐出口の前記第1の方向における間隔をd2としたとき、tanθ=d2/(N×d1)の関係を満たす角度θで、前記第2の方向に対して傾斜していることを特徴とする、液体吐出ヘッド。 - 前記第2の方向に一列に配置された複数の前記記録素子基板を有する、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記記録素子基板は、平行四辺形の平面形状を有する、請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記複数の記録素子基板は、隣接する前記記録素子基板の隣接する吐出口の前記第2の方向における間隔が、前記各記録素子基板の前記吐出口列内の吐出口の前記第2の方向における間隔と同じになるように配置されている、請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記隣接する記録素子基板の前記第2の方向の位置が同じ吐出口から同じタイミングで液体が吐出される、請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記第2の方向に千鳥状に配置された複数の前記記録素子基板を有する、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記記録素子基板は、長手方向が前記第2の方向に平行になるように配置され、前記吐出口列は、前記記録素子基板の前記長手方向に対して傾斜して配列されている、請求項1から7のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記記録素子基板は、長手方向が前記第2の方向に対して傾斜するように配置され、前記吐出口列は、前記記録素子基板の前記長手方向に平行になるように配列されている、請求項1から7のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記複数の吐出口が、前記記録媒体の幅方向全体にわたって配置されている、請求項1から9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記圧力室の内部の液体が、外部との間で循環される、請求項1から10のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
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