JP2018125318A - 構造体及びその製造方法 - Google Patents

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幸大 宮澤
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Abstract

【課題】凹凸パターンを有する樹脂層同士のつなぎ目の視認性を低減できる構造体を提供する。
【解決手段】面外方向の凹凸形状からなる面外凹凸パターンを有し、光硬化性樹脂組成物を硬化させた第1及び第2樹脂層3、5が連結された構造体であって、第1及び第2樹脂層3、5のつなぎ目4に、面内方向の凹凸形状からなる面内凹凸パターン4aを設ける。凹凸パターン4aの形状は、鋸状パターン、波状パターン、矩形状パターンなど、とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、凹凸パターンを有する構造体及びその製造方法に関する。
インプリント技術とは、凹凸パターンを有するモールドを、基板上の液状樹脂等の転写材料へ押し付け、これによりモールドのパターンを転写材料に転写する微細加工技術である。微細な凹凸パターンとしては、10nmレベルのナノスケールのものから、100μm程度のものまで存在し、半導体材料、光学材料、記憶メディア、マイクロマシン、バイオ、環境等、様々な分野で用いられている。
ところで、ナノオーダーの微細な凹凸パターンを表面に有するモールドは、パターンの形成に時間がかかるため非常に高価である。そのため、ナノオーダーの微細な凹凸パターンを表面に有するモールドの大型化(大面積化)は困難である。
そこで、特許文献1では、小さいモールドを用いたインプリントを、加工領域が重ならないようにモールドの位置をずらしながら繰り返す行うことによって大面積のインプリントを可能にしている(ステップアンドリピート)。
特許第4262271号
特許文献1の方法では、モールドの凹凸パターンを転写材料に押し付けた状態で転写材料を露光して硬化させることによって凹凸パターンを有する硬化樹脂層を形成し、その後、モールドを硬化樹脂層から取り外すという工程が繰り返される。本発明者がこの方法について詳細な検討を行ったところ、凹凸パターンを有する樹脂層同士のつなぎ目が目立ってしまう場合があることに気がついた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、凹凸パターンを有する樹脂層同士のつなぎ目の視認性を低減させることができる構造体を提供するものである。
本発明によれば、面外方向の凹凸形状からなる面外凹凸パターンを有する第1及び第2樹脂層が連結された構造体であって、第1及び第2樹脂層のつなぎ目に、面内方向の凹凸形状からなる面内凹凸パターンが設けられる、構造体が提供される。
本発明者はつなぎ目が目立ってしまう原因について調査を行ったところ、特許文献1では、隣接する樹脂層間のつなぎ目が直線状になっているために、特定の方向からつなぎ目を見た時に入射光が特定の方向に正反射されてしまい、つなぎ目が目立ってしまうことが分かった。そして、このような知見に基づき、隣接する樹脂層のつなぎ目に、面内方向の凹凸形状からなる面内凹凸パターンを設けることによって、つなぎ目の視認性を低減させることができることを見出し、本発明の完成に到った。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は、互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記面内凹凸パターンのピッチが10nm〜1mmであるか、又は(前記面内凹凸パターンのピッチ/前記面外凹凸パターンのピッチ)で算出されるピッチ比の値が10000以下である。
好ましくは、前記面外凹凸パターンは、ラインアンドスペースからなるパターンである。
好ましくは、第1及び第2樹脂層は、前記ラインアンドスペースが延びる方向に連結される。
好ましくは、前記面内凹凸パターンは、鋸状、波状、又は矩形状である。
好ましくは、前記面内凹凸パターンは、(前記面内凹凸パターンの幅/前記面内凹凸パターンのピッチ)で算出されるアスペクト比の値が1以上である。
好ましくは、第1及び第2樹脂層は、互いに重なるように連結され、前記つなぎ目において、第2樹脂層の端部が第1樹脂層の上側に配置され、前記面内凹凸パターンは、第2樹脂層の端部に設けられる。
好ましくは、前記面内凹凸パターンは、第2樹脂層の端部と第1樹脂層の端部の両方に設けられる。
好ましくは、第1及び第2樹脂層は、互いに重ならないように連結される。
本発明の別の観点によれば、上記記載の構造体の製造方法であって、基材上に光硬化性樹脂組成物を塗布して得られる被転写樹脂層に前記面外凹凸パターンの反転パターンを有するモールドを押し付けた状態で前記被転写樹脂層に活性エネルギー線を照射して前記面外凹凸パターンを有する樹脂層を形成する工程を備え、前記活性エネルギー線は、前記面内凹凸パターンの反転パターンを有する遮光パターンをマスクとして用いて行う、構造体の製造方法が提供される。
好ましくは、前記遮光パターンは、前記モールドに設けられる。
本発明の一実施形態の構造体1の斜視図である。 (a)は構造体1の平面図、(b)は(a)中のA−A断面図である。 (a)は面内凹凸パターン4aが波状パターンである変形例の平面図、(b)は面内凹凸パターン4aが矩形状パターンである変形例の平面図、(c)は面外凹凸パターン3a,5aがピラー形状パターンである変形例の平面図である。 (b)は第1樹脂層3の端部3bに面内凹凸パターン4bが形成されている変形例の平面図、(a)は(b)から第2樹脂層5を除いた状態を示す平面図である。 (a)は第1及び第2樹脂層3,5に重なりがない変形例の平面図、(b)は(a)中のB−B断面図である。 (a)は基材7に第1樹脂層3の面外凹凸パターン3a形成用のモールド11を重ねあわせた状態の平面図、(b)〜(c)は(a)中のC−C断面図であり、(b)はインプリント前、(c)はインプリント中の状態を示す。 (a)は基材7に第2樹脂層5の面外凹凸パターン5a形成用のモールド13を重ねあわせた状態の平面図、(b)〜(c)は(a)中のD−D断面図であり、(b)はインプリント前、(c)はインプリント中の状態を示す。 (a)は対応する辺の両方に面内凹凸パターン15a,15bが設けられている遮光パターン15を示す平面図であり、(b)は図5の構造体1を製造する工程で基材7上に第1樹脂層3を形成した後の状態を示す平面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
図1〜図5に示すように、本発明の一実施形態の構造体1は、面外方向の凹凸形状からなる面外凹凸パターン3a,5aを有する第1及び第2樹脂層3,5が連結された構造体であって、第1及び第2樹脂層3,5のつなぎ目4に、面内方向の凹凸形状からなる面内凹凸パターン4aが設けられる。第1及び第2樹脂層3,5は、基材7上に設けられる。
基材7は、第1及び第2樹脂層3,5を保持可能なものであればよく、透明材料で形成される基材であることが好ましく、可撓性を有するものがとりわけ好ましい。基材の材質としては、樹脂、石英、シリコンなどが挙げられるが、可撓性、材料コストおよび柔軟性を有する樹脂モールドの形成できる観点から樹脂を用いることが好ましい。樹脂基材は、具体的には例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリイミド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、環状ポリオレフィンおよびポリエチレンナフタレートからなる群から選ばれる1種または2種以上の混合物からなるものである。
第1及び第2樹脂層3,5は、光硬化性樹脂組成物を硬化させて形成することができる。第1及び第2樹脂層3,5の厚さは、通常50nm〜1mm、好ましくは、500nm〜500μmである。このような厚さとすれば、インプリント加工が行い易い。第1及び第2樹脂層3,5には面外方向の凹凸形状からなる面外凹凸パターン3a,5aが形成されている。面外凹凸パターン3a,5aの形状は、特に限定されず、図1〜図2及び図3(a)〜(b)に示すようなラインアンドスペースからなるパターンや図3(c)に示すように多数のピラーが配置されたパターンなどが例示される。図2(a)に示すように、面外凹凸パターン3a,5aのピッチOPは、例えば10nm〜1μmであり、20〜500nmが好ましく、30〜200nmがさらに好ましく、40〜120nmがとりわけ好ましい。面外凹凸パターン3a,5aの深さは、例えば10nm〜500μmであり、好ましくは50nm〜1μmである。面外凹凸パターン3a,5aは規則的であっても不規則であってもよい。面外凹凸パターン3a,5aが不規則に形成されている場合、つなぎ目4に隣接した領域に設けられた多数の凸部の先端(凸部の先端が平坦な場合はその中央)間の距離の平均値を面外凹凸パターン3a,5aのピッチとする。面外凹凸パターン3a,5aの形状、ピッチ、深さは、同一であっても互いに異なっていてもよい。
第1及び第2樹脂層3,5のつなぎ目4には、面内方向の凹凸形状からなる面内凹凸パターン4aが設けられる。面内凹凸パターン4aを設けることによってつなぎ目4の視認性が低減される。このような効果は、面外凹凸パターン3a,5aの形状によらずに奏されるものであるが、面外凹凸パターン3a,5aがラインアンドスペースパターンである場合につなぎ目4が特に目立ちやすく、且つ面内凹凸パターン4aを設けることによってつなぎ目4の視認性が大幅に低減されるので、面外凹凸パターン3a,5aはラインアンドスペースパターンであることが好ましい。さらに、ラインアンドスペースが延びる方向(図2(a)の矢印X方向)に第1及び第2樹脂層3,5が連結される場合につなぎ目4が特に目立ちやすく、且つ面内凹凸パターン4aを設けることによってつなぎ目4の視認性が大幅に低減されるので、ラインアンドスペースが延びる方向に第1及び第2樹脂層3,5が連結されることが好ましい。なお、本実施形態では、2枚の樹脂層を連結する例を示しているが、さらに多くの樹脂層を図2(a)の矢印X又はY方向に連結してもよい。面外凹凸パターン3a,5aがラインアンドスペースパターンである場合に、矢印Y方向に樹脂層同士を連結したつなぎ目は比較的目立ちにくいので、このつなぎ目には面内凹凸パターンは必ずしも必要ない。
面内凹凸パターン4aの形状は、特に限定されず、図1〜図2に示すような鋸状パターン、図3(a)に示すような波状パターン、図3(b)に示すような矩形状パターンなどが例示される。図2(a)に示すように、面内凹凸パターン4aのピッチIPは、特に限定されないが、10nm〜1mmであることが好ましい。ピッチIPが小さいほどつなぎ目4の視認性低減がより顕著になるからである。ピッチIPは、具体的には例えば、0.01、0.05、0.1、0.5、1、5、10、50、100、500、1000μmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。面内凹凸パターン4aは規則的であっても不規則であってもよい。面内凹凸パターン4aが不規則に形成されている場合、多数の凸部のピッチの平均値を面内凹凸パターン4aのピッチとする。
また、別の観点では、(面内凹凸パターン4aのピッチIP/面外凹凸パターン3a,5aのピッチOP)で算出されるピッチ比の値が10000以下であることが好ましい。面内凹凸パターン4aのピッチIPが面外凹凸パターン3a,5aのピッチOPに近いほど、つなぎ目4の視認性低減がより顕著になるからである。ピッチ比の値の下限は、特に規定されないが、例えば、0.1である。ピッチ比の値は、0.5〜1000が好ましく、1〜100が特に好ましい。ピッチ比の値は、具体的には例えば、0.1、0.5、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、50、100、500、1000、5000、10000であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
さらに図2(a)に示すように、(面内凹凸パターン4aの幅W/面内凹凸パターン4aのピッチIP)で算出されるアスペクト比の値が1以上であることが好ましい。この値が大きくなるほど、面内凹凸パターン4aの凹凸の程度が微細かつ顕著になり、つなぎ目4の視認性低減がより顕著になるからである。上記アスペクト比の値は、1.5以上が好ましく、2以上がさらに好ましい。アスペクト比の値の上限は、特に規定されないが、例えば、10である。アスペクト比の値が大きすぎると面内凹凸パターン4aが倒壊しやすくなるからである。
本実施形態では、図1〜図2に示すように、第1及び第2樹脂層3,5は、互いに重なるように連結されており、つなぎ目4において、第2樹脂層5の端部5bが第1樹脂層3の上側に配置されており、面内凹凸パターン4aは、第2樹脂層5の端部5bに設けられている。一方、第1樹脂層3の端部3bには面内凹凸パターンが設けられておらず、端部3bは直線状になっている。端部3bは第2樹脂層5で被覆されるので、端部3bが直線状になっていてもつなぎ目4は顕著には目立たないが、図4(a)〜(b)に示すように、端部3bに面内凹凸パターン4bを形成することによって、つなぎ目4の視認性をより一層低減させることが可能である。なお、面内凹凸パターン4a,4bの形状、ピッチ、アスペクト比などは、同一であっても互いに異なっていてもよい。
また、第1及び第2樹脂層3,5は、図5に示すように、互いに重ならないように連結してもよい。この場合、第1及び第2樹脂層3,5の全体が同一平面上に存在する。このような形態では、第1及び第2樹脂層3,5の間に段差がないので、つなぎ目4の視認性を一層低減することができる。
次に、図1に示す構造体1の製造方法について説明する。
まず、図6(b)に示すように、基材7上に光硬化性樹脂組成物を塗布して被転写樹脂層12を形成する。
光硬化性樹脂組成物は、モノマーと、光開始剤を含有し、活性エネルギー線の照射によって硬化する性質を有する。「活性エネルギー線」は、UV光、可視光、電子線などの、光硬化性樹脂組成物を硬化可能なエネルギー線の総称である。
モノマーとしては、(メタ)アクリル樹脂、スチレン樹脂、オレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等を形成するための光重合性のモノマーが挙げられ、光重合性の(メタ)アクリル系モノマーが好ましい。なお、本明細書において、(メタ)アクリルとは、メタクリルおよび/またはアクリルを意味し、(メタ)アクリレートはメタクリレートおよび/またはアクリレートを意味する。
光開始剤は、モノマーの重合を促進するために添加される成分であり、前記モノマー100質量部に対して0.1質量部以上含有されることが好ましい。光開始剤の含有量の上限は、特に規定されないが、例えば前記モノマー100質量部に対して20質量部である。
次に、図6(b)〜(c)に示すように、面外凹凸パターン3aの反転パターン11bを有するモールド11を被転写樹脂層12に押し付けた状態で被転写樹脂層12に活性エネルギー線14を照射して面外凹凸パターン3aを有する第1樹脂層3を形成する。モールド11には、反転パターン11bを取り囲むように遮光パターン11aが設けられており、活性エネルギー線14の照射は、遮光パターン11aをマスクとして用いて行われる。遮光パターン11aは、長方形状の開口部を有する環状形状となっており、第1樹脂層3の端部3bに対応する辺11cは、直線状になっている。このため、端部3bは、直線状となる。遮光パターン11aの形成方法や材料は、活性エネルギー線を遮光するという目的を達成するものであれば特に限定されない。遮光パターン11aは、一例では、Crなどの金属材料をスパッタリングでモールド11上に付着させることによって形成することができる。遮光パターン11aは、アクリル系、ウレタン系、ポリカーボネート系などの有機材料や、カーボン系などの無機材料で形成してもよい。これらの材料には、色素など他の材料を含有させてもよい。
モールド11を被転写樹脂層12に押し付ける圧力は、反転パターン11bの形状を被転写樹脂層12に転写可能な圧力であればよい。被転写樹脂層12へ照射する活性エネルギー線14は、被転写樹脂層12が十分に硬化する程度の積算光量で照射すればよく、積算光量は、例えば100〜10000mJ/cmである。活性エネルギー線14の照射によって、被転写樹脂層12が硬化される。本実施形態では、モールド11に遮光パターン11aを設け、モールド11側から活性エネルギー線14の照射を行っているが、基材7に遮光パターン11aを設けるか、又は基材7の下側に配置した別の部材に遮光パターン11aを設けて、基材7側から活性エネルギー線14の照射を行ってもよい。
次に、図7(b)に示すように、基材7上の、第2樹脂層5を形成する領域に、光硬化性樹脂組成物を塗布して被転写樹脂層15を形成する。光硬化性樹脂組成物の説明は上述の通りである。
次に、図7(b)〜(c)に示すように、面外凹凸パターン5aの反転パターン13bを有するモールド13を被転写樹脂層15に押し付けた状態で被転写樹脂層15に活性エネルギー線14を照射して面外凹凸パターン5aを有する第2樹脂層5を形成する。モールド13には、反転パターン13bを取り囲むように遮光パターン13aが設けられており、活性エネルギー線14の照射は、遮光パターン13aをマスクとして用いて行われる。遮光パターン13aは、環状形状であり、一辺には面内凹凸パターン4aの反転パターン13cが設けられている。このため、遮光パターン13aをマスクとして用いて活性エネルギー線14の照射を行うことによって、第2樹脂層5の端部5bに面内凹凸パターン4aが形成される。遮光パターン13aのその他の説明は、遮光パターン11aの説明と同様である。
以上の工程により、図1に示す構造体1の製造が完了する。本実施形態では、反転パターン13cを有する遮光パターン13aを用いて第2樹脂層5に面内凹凸パターン4aを形成しているので、微細な面内凹凸パターン4aを高精度に形成することが可能である。
上記実施形態では、遮光パターンが異なる2種類のモールド11,13を用いたが、第1樹脂層3の形成時にモールド13を用いることも可能である。この場合、使用するモールド13の数を減らすことができるという利点がある。
また、上記実施形態では、モールド11の辺11cを直線状にしたが、辺11cに面内凹凸パターン4bの反転パターンを形成することによって、第1樹脂層3の端部3bに面内凹凸パターン4bを形成して図4に示す構造体1を製造することができる。また、対向する辺の一方に面内凹凸パターン4bの反転パターンを形成し且つ他方に面内凹凸パターン4aの反転パターンを形成したモールドを用いることによって、1つのモールドを用いて図4に示す構造体1を製造することが可能である。
また、図5に示すように第1及び第2樹脂層3,5が互いに重ならないように配置された構造体1は、例えば図8(a)に示すように対向する辺の一方に面内凹凸パターン16aを形成し且つ他方にその反転パターンである面外凹凸パターン16bを形成した遮光パターン16をマスクとして用いて形成することができる。
具体的には、まず、図8(b)に示すように、遮光パターン16をマスクとして用いて第1樹脂層3の端部3bに面内凹凸パターン16aの反転パターンである面内凹凸パターン4bが形成された構造を形成し、次に、面内凹凸パターン4bと面内凹凸パターン16bの位置が一致するように遮光パターン16を移動させて第2樹脂層5を形成することによって、図5に示す構造体1を製造することができる。
1:構造体、3:第1樹脂層、3a:面外凹凸パターン、4:つなぎ目、4a:面内凹凸パターン、5:第2樹脂層、5a:面外凹凸パターン、7:基材、11,13:モールド、11a,13a:遮光パターン、14:活性エネルギー線、16:遮光パターン

Claims (11)

  1. 面外方向の凹凸形状からなる面外凹凸パターンを有する第1及び第2樹脂層が連結された構造体であって、
    第1及び第2樹脂層のつなぎ目に、面内方向の凹凸形状からなる面内凹凸パターンが設けられる、構造体。
  2. 前記面内凹凸パターンのピッチが10nm〜1mmであるか、又は(前記面内凹凸パターンのピッチ/前記面外凹凸パターンのピッチ)で算出されるピッチ比の値が10000以下である、請求項1に記載の構造体。
  3. 前記面外凹凸パターンは、ラインアンドスペースからなるパターンである、請求項1又は請求項2に記載の構造体。
  4. 第1及び第2樹脂層は、前記ラインアンドスペースが延びる方向に連結される、請求項3に記載の構造体。
  5. 前記面内凹凸パターンは、鋸状、波状、又は矩形状である、請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の構造体。
  6. 前記面内凹凸パターンは、(前記面内凹凸パターンの幅/前記面内凹凸パターンのピッチ)で算出されるアスペクト比の値が1以上である、請求項1〜請求項5の何れか1つに記載の構造体。
  7. 第1及び第2樹脂層は、互いに重なるように連結され、
    前記つなぎ目において、第2樹脂層の端部が第1樹脂層の上側に配置され、
    前記面内凹凸パターンは、第2樹脂層の端部に設けられる、請求項1〜請求項6の何れか1つに記載の構造体。
  8. 前記面内凹凸パターンは、第2樹脂層の端部と第1樹脂層の端部の両方に設けられる、請求項7に記載の構造体。
  9. 第1及び第2樹脂層は、互いに重ならないように連結される、請求項1〜請求項6の何れか1つに記載の構造体。
  10. 請求項1〜請求項9の何れか1つに記載の構造体の製造方法であって、
    基材上に光硬化性樹脂組成物を塗布して得られる被転写樹脂層に前記面外凹凸パターンの反転パターンを有するモールドを押し付けた状態で前記被転写樹脂層に活性エネルギー線を照射して前記面外凹凸パターンを有する樹脂層を形成する工程を備え、
    前記活性エネルギー線は、前記面内凹凸パターンの反転パターンを有する遮光パターンをマスクとして用いて行う、構造体の製造方法。
  11. 前記遮光パターンは、前記モールドに設けられる請求項10に記載の構造体の製造方法。
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