JP6660039B2 - 微細構造体製造用金型、細構造体製造用金型の製造方法、微細構造体及び微細構造体の製造方法 - Google Patents

微細構造体製造用金型、細構造体製造用金型の製造方法、微細構造体及び微細構造体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、繰り返し周期が500nm以下による繰り返しによる微細構を備えたフィルム材等の微細構造体に関するものである。
近年、繰り返し周期が可視光域の波長程度の微細構造の利用が、特許文献1、2等に提案されている。すなわち特許文献1には、このような微細構造を、可視光域の最短波長以下の繰り返しピッチによる微小突起の繰り返しにより作製することにより、可視光域の反射防止を図る工夫が提案されている。またこのような微細構造は、親水性、防曇性、セルフクリーニング性を備え、特許文献2には、このような特徴を利用する構成が開示されている。
ところでこの種の微細構造を備えた微細構造体について、種々に利用範囲の拡大を図ることができれば、便利であると考えられる。このためには、従来に比して一段と高い生産性を確保できるようにすることが求められる。
特許4632589号公報 特許5426100号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、この種の微細構造体に関して高い生産性を確保できるようにし、この種の微細構造体に関して利用範囲の拡大を図ることを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ね、微細構造を設けた部位をパターニングして微細構造体を作製し、また微細構造に係る賦型用の領域を選択的に設けて賦型用版を構成する、との着想に至り、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明では、以下のようなものを提供する
(1) 繰り返し周期が500nm以下による微細構造を備えた微細構造体であって、
基材上に表面樹脂層が設けられ、
賦型処理により、前記表面樹脂層の表面に、選択的に、前記微細構造が形成され、
前記微細構造を作製した領域と、前記微細構造を作製していない領域とに、前記表面樹脂層の表面がパターニングされた微細構造体。
(1)によれば、微細構造を作製した領域が相対的に親水性又は撥水性の高い領域となり、微細構造を作製していない領域が相対的に親水性又は撥水性の低い領域となり、これにより親水性又は撥水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体を、賦型処理により作製することができ、これにより高い生産性により得ることができる。
(2) (1)において、前記微細構造を作製していない領域の表面が、親水性であり、
前記微細構造を作製した領域に、選択的に液体が付着した微細構造体。
(2)によれば、親水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体について、このパターニングを目視可能とすることができる。
(3) (1)において、前記微細構造を作製していない領域の表面が、撥水性であり、
前記微細構造を作製していない域に、選択的に液体が付着した微細構造体。
(3)によれば、撥水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体について、このパターニングを目視可能とすることができる。
(4) (1)、(2)、(3)の何れかにおいて、前記微細構造が、
柱状体をマトリックス状に配置して形成された微細構造体。
(4)によれば、凹部をマトリックス状に配置したより、より具体的に、親水性又は撥水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体を高い生産性により得ることができる。
(5) (1)、(2)、(3)の何れかにおいて、前記微細構造が、
凹溝の繰り返しにより形成された微細構造体。
(5)によれば、凹溝の繰り返しによる、より具体的構成により、親水性又は撥水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体を高い生産性により得ることができる。
(6) (1)、(2)、(3)の何れかにおいて、前記微細構造が、
微小突起の密接配置により形成された微細構造体。
(6)によれば、微小突起の密接配置による、より具体的構成により、親水性又は撥水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体を高い生産性により得ることができる。
(7) 繰り返し周期が500nm以下による微細構造を備えた微細構造体の製造方法において、
製造用金型の母材表面に、前記微細構造に対応する微細凹凸形状を作製する微細凹凸形状の作製工程と、
前記母材表面の微細凹凸形状を選択的に埋め戻して、前記微細凹凸形状が表面に現れた領域と、前記微細凹凸形状が表面に現れてない領域とに、前記母材表面をパターニングするパターニングの工程と、
前記パターニングの工程により母材表面がパターニングされた前記製造用金型を使用した賦型処理により、前記微細構造体の基材表面に、選択的に、前記微細構造を形成し、前記微細構造を作製した領域と、前記微細構造を作製していない領域とに、前記基材表面をパターニングする賦型処理工程とを備える微細構造体の製造方法。
(7)によれば、微細構造を作製した領域が相対的に親水性又は撥水性の高い領域となり、微細構造を作製していない領域が、相対的に親水性又は撥水性の低い領域となり、これにより親水性又は撥水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体を、賦型処理により作製することができ、これにより高い生産性により得ることができる。
(8) (7)において、前記微細構造を作製していない領域の表面が、親水性であり、
前記基材表面に液体を塗布して、前記微細構造を作製した領域に、選択的に前記液体を付着させる塗布工程をさらに備える微細構造体の製造方法。
(8)によれば、親水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体について、このパターニングを目視可能とすることができる。
(9) (7)において、前記微細構造を作製していない領域の表面が、撥水性であり、
前記基材表面に液体を塗布して、前記微細構造を作製した領域に、選択的に前記液体を付着させる塗布工程をさらに備える微細構造体の製造方法。
(9)によれば、撥水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体について、このパターニングを目視可能とすることができる。
(10) 繰り返し周期が500nm以下による微細構造を備えた微細構造体の製造に使用する微細構造体製造用金型であって、
母材表面に、前記微細構造体の微細構造に対応する微細凹凸形状が形成され、
前記母材表面の微細凹凸形状が、選択的に埋め戻されて、前記微細凹凸形状が表面に現れた領域と、前記微細凹凸形状が表面に現れてない領域とに、前記母材表面がパターニングされた微細構造体製造用金型。
(10)によれば、微細凹凸形状を作製した領域に対応する領域が相対的に親水性又は撥水性の高い領域となり、微細凹凸形状を作製していない領域に対応する領域が、相対的に親水性又は撥水性の低い領域となり、これにより親水性又は撥水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体を、賦型処理により作製することができ、これにより高い生産性により得ることができる。
(11) (10)において、前記微細凹凸形状が、
柱状体をマトリックス状に配置して形成された微細構造体製造用金型。
(11)によれば、柱状体をマトリックス状に配置したより具体的構成により、親水性又は撥水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体を高い生産性により得ることができる。
(12) (10)において、前記微細凹凸形状が、
凹溝の繰り返しにより形成された微細構造体製造用金型。
(12)によれば、凹溝の繰り返しによる、より具体的構成により、親水性又は撥水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体を高い生産性により得ることができる。
(13) (10)において、前記微細凹凸形状が、
先細りの微細穴の密接配置により形成された微細構造体製造用金型。
(13)によれば、微細穴に対応する微小突起の密接配置による、より具体的構成により、親水性又は撥水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体を高い生産性により得ることができる。
(14) 繰り返し周期が500nm以下による微細構造を備えた微細構造体を賦型処理により製造する微細構造体製造用金型の製造方法であって、
母材表面に、前記微細構造に対応する微細凹凸形状を作製する微細凹凸形状の作製工程と、
前記母材表面の微細凹凸形状を選択的に埋め戻して、前記微細凹凸形状が表面に現れた領域と、前記微細凹凸形状が表面に現れてない領域とに、前記母材表面をパターニングするパターニングの工程とを備える微細構造体製造用金型の製造方法。
(14)によれば、微細凹凸形状を作製した領域に対応する領域が相対的に親水性又は撥水性の高い領域となり、細構凹凸形状を作製していない領域に対応する領域が、相対的に親水性又は撥水性の低い領域となり、これにより親水性又は撥水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体を、賦型処理により作製することができ、これにより高い生産性により得ることができる。
本発明によれば、微細構造を設けた部位をパターニングしてなる微細構造体により、親水性の高い領域、又は撥水性の高い領域をパターニングしてなる微細構造体を、高い生産性により提供することができ、この種の微細構造体の利用範囲の拡大することができる。また微細構造に係る賦型用の領域を選択的に設けて賦型用版を構成することにより、この微細構造を設けた部位をパターニングしてなる微細構造体を高い生産性により提供して利用範囲を拡大することができる。
本発明の第1実施形態に係る微細構造体を示す図である。 図1の微細構造体に係る微細構造体フィルムを部分的に拡大して示す図である。の製造工程を示す図である。 図1の微細構造体に係る微細構造体フィルムの製造工程の説明に供する図である。 図3の製造工程に係るロール版を示す図である。 図4のロール版の製造工程を示すフローチャートである。 図5の製造工程の説明に供する図である。 第1切削工程の説明に供する図である。 第2切削工程の説明に供する図である。 微細溝の説明に供する図である。 切削工程の他の例を示す図である。 図10とは異なる切削工程の他の例を示す図である。 図10、図11とは異なる切削工程の他の例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る微細構造体を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る微細構造体を示す図である。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る微細構造体を示す図(概念斜視図)である。この実施形態に係る微細構造体1(図1(A))は、微細構造体フィルム2(図1(B))の表面に、例えば水溶性のインクを付着して乾燥させることにより、微細構造体フィルム2の表面にパターニングされたインク層3が作製されて形成される。
ここで微細構造体フィルム2は、親水性の高い領域AAと、領域AAに比して相対的に親水性の低い領域BBとにパターニングされて表面が作製される。なおここで親水性は、水の接触角θが0度以上、90度未満である場合である。また親水性が高いとは、接触角θが小さい場合であり、親水性が低い場合とは、接触角θが大きい場合である。従って領域AA及びBBの接触角θAA及びθBBは、θAA<θBBである。
この領域AA及びBBのパターニングにより、微細構造体1は、微細構造体フィルム2へのインクの塗布により、親水性の低い領域BBを避けて親水性の高い領域AAに選択的にインクを付着させ、親水性の高い領域AAにインクの付着した領域Aを形成し、親水性の低い領域BBにインクの付着していない領域Bを形成する。これにより微細構造体1は、微細構造体フィルム2の表面に作製された領域設定(AA及びBB)を目視により確認できるように構成され、例えばこの領域設定によるウオータマーク、製品番号等のコード、文字、数字等の確認に利用できるように構成される。なおこれによりインクは、領域AAに選択的に付着するように、例えばエチルアルコール等の添加剤の添加等により濡れ性が調整される。なおインクに代えて、例えば水、各種溶剤等、種々の液体を適用するようにしてもよい。
微細構造体フィルム2は、基材4の一方の面の全面に表面樹脂層5が形成されて全体形状がフィルム形状により形成され、図2に示すように、繰り返し周期Px及びPyが可視光域の波長程度による微細構造がこの表面樹脂層5の表面に形成されて親水性の高い領域AAが作製される。またこのような微細構造を作製しないようにして、表面樹脂層5の表面をほぼ平坦な面により作製して親水性の低い領域BBが形成される。微細構造体フィルム2は、この繰り返し周期Px及びPyが500nm以下により作製される。
このような微細凹凸構造を設けると、接触角θが90度未満である親水性の材料が表面樹脂層5に適用されている場合、微細凹凸構造を設けた部位は接触角が一段と低下し、いわゆる超親水の領域又は超親水に近い領域となる。またこれとは逆に、接触角θが90度以上である撥水性の材料がこの表面樹脂層5に適用されている場合、微細凹凸構造を設けた部位の接触角が一段と増大し、いわゆる超撥水の領域又は超撥水に近い領域となる。
この特徴を有効に利用して、この実施形態では、表面樹脂層5に親水性の材料を適用して親水性の高い領域Aと親水性の低い領域Bとが作製される。ここでこのような超親水又は超親水に近い領域を発現するためには、この微細構造に係る繰り返し周期Px及びPyを500nm以下により作製されることが望まれ、これによりこの実施形態ではインク層3の作製により、領域AA及びBBに対応して確実にインク層3をパターニングできるように設定される。なおこのような親水性材料の適用に代えて、又は加えて、親水性を確保する表面処理を実行するようにしてもよい。また繰り返し周期Px及びPyを異ならせることにより、親水性、撥水性に異方性を設けるようにしてもよく、繰り返し周期を短くすることにより親水性、撥水性を強くすることができる。
ここで基材4は、例えばTAC(Triacetylcellulose)、等のセルロース(纖維素)系樹脂、PMMA(ポリメチルメタクリレート)等のアクリル系樹脂、PET(Polyethylene terephthalate)等のポリエステル系樹脂、PP(ポリプロピレン)等のポリオレフィン系樹脂、PVC(ポリ塩化ビニル)等のビニル系樹脂、PC(Polycarbonate)等の各種樹脂フィルムを適用することができる。なおこの実施形態では、微細構造体フィルム2にインク層3を作製して微細構造体1を作製することによりフィルム形状により微細構造体1を作製するものの、微細構造体1は、シート形状、平板形状等により作製しても良く、基材4は、この微細構造体1の形態に応じて、これらの材料の他に、例えばソーダ硝子、カリ硝子、鉛ガラス等の硝子、PLZT等のセラミックス、石英、螢石等の各種透明無機材料等を適用することができる。
微細構造体1は、基材4上に、微細凹凸構造の受容層となる未硬化状態の樹脂層(以下、適宜、受容層と呼ぶ)を形成し、該受容層を賦型処理して硬化させ、これにより基材4の表面に表面樹脂層5が作製されると共に、この表面樹脂層の表面に選択的に微小凹凸形状が作製されて領域AA及びBBが作製される。この実施形態では、この表面樹脂層5に、賦型処理に供する賦型用樹脂の1つであり、かつ親水性の樹脂であるアクリレート系紫外線硬化性樹脂が適用される。なお表面樹脂層5にあっては、賦型処理に適用可能な各種樹脂材料を広く適用することができる。
またこの実施形態では、この表面樹脂層5に形成される微小凹凸形状が、微小凹部6をマトリックス状に配置して作製される。微小凹部6は、この微細構造体フィルム2の表面を鉛直方向から見た場合の形状が正方形形状である柱状の凹部であり、この正方形形状の直交する2辺の延長方向にそれぞれ繰り返し作成され、微細構造体フィルム2の表面にマトリックス状に設けられる。微細構造体1は、この2辺の延長方向に係る繰り返しピッチPx及びPyが、それぞれ500nm以下であるように設定される。
また微小凹部6は、深さ50nm以上、好ましくは、深さ100nm以上、より好ましくは深さ200nm以上により作製され、これにより充分に高い親水性を確保できるように構成されるものの、生産工程における歩留まり等を考慮して、深さは、繰り返しピッチPx、Py以下とされる。
また微小凹部6は、繰り返しの方向に係る幅Wx、Wyが、対応する繰り返しピッチPx、Pyの1/3以上、2/3以下とされ、これにより後述する賦型用金型の微細溝を確実に作成できるように構成され、また高い生産性を確保できるように構成される。
[製造工程]
図3は、この微細構造体フィルム2の製造工程を示す図である。この製造工程10は、樹脂供給工程において、ダイ12により帯状フィルム形態の基材4の表面に、表面樹脂層5に係る未硬化で液状の紫外線硬化性樹脂を塗布する。なお紫外線硬化性樹脂の塗布については、ダイ12による場合に限らず、各種の手法を適用することができる。続いてこの製造工程10は、押圧ローラ14により、微細構造体フィルム2の賦型用金型であるロール版13の周側面に基材4を加圧押圧し、これにより未硬化状態で液状の紫外線硬化性樹脂をロール版13の周側面に密着させると共に、ロール版13の周側面に作製された微細な凹凸形状の凹部に紫外線硬化性樹脂を充分に充填する。この製造工程は、この状態で、紫外線の照射により紫外線硬化性樹脂を硬化させ、これにより基材4の表面に微小凹部群を作製する。この製造工程は、続いて剥離ローラ15を介してロール版13から、硬化した紫外線硬化性樹脂と一体に基材4を剥離する。これによりこの製造工程10は、微細構造体フィルム2を長尺フィルム形状により作製する。
微細構造体1の製造工程は、このようにして作成した長尺フィルム形状による微細構造体フィルム2にインクを塗布して乾燥させた後、所望の大きさに切断して微細構造体1を作製する。これにより微細構造体1及び微細構造体フィルム2は、ロール材による長尺の基材4に、賦型用金型であるロール版13の周側面に作製された微細凹凸形状を順次賦型して、効率良く大量生産される。
図4は、ロール版13の構成を示す斜視図である。ロール版13は、円筒形状又は円柱形状の金属材料である母材22の周側面に、矢印Aにより部分的に拡大して示すように、微細構造体フィルム2の微細凹凸構造に対応する微細凹凸形状が、微細構造体フィルム2の領域AA及びBBの設定に対応して選択的に作製される。なおこの図4においては、微細構造体フィルム2の領域AA及びBBに対応する領域を符号ARA及びARBにより示す。ここで母材22は、この種の賦型処理に十分な強度を備え、また切削加工により微細凹凸形状の作製が容易な、円柱形状又は円筒形状の各種金属材料を広く適用できるものの、この実施形態では、銅のパイプ材が適用される。ロール版13は、母材22の周側面に、このパイプ材の管軸に沿った方向と円周方向とに、それぞれ微小凹部6に対応する柱状体である微小凸部23が繰り返し作成される。またこの微小凸部23の作成周期である繰り返しピッチPx及びPyが、微細構造体フィルム2の微小凹部6に対応するピッチにより作製され、また微細構造体フィルム2の微小凹部6に係る幅Wx、Wy、深さに対応する幅、高さにより微小凸部23作製される。
図5は、このロール版13の作製工程を示すフローチャートである。また図6は、この図5との対比により各工程の説明に供する図である。この製造工程は、平滑化工程(SP1)において、バイトを使用した母材周側面の切削処理により母材22の周側面を平滑化した後、電解溶出作用と、砥粒による擦過作用の複合による電解複合研磨法により母材22の周側面を超鏡面化する(SP2)。これによりこの製造工程は、微細構造体フィルム2の表面形状に対応する平滑度により母材22の周側面を平滑化する(図5(A))。
続いてこの製造工程は、図7に示すように、一次切削工程(SP3)において、母材22を切削装置に装着した後、バイト24の先端を母材22の周側面に押し当て、この状態で矢印Bにより示すように母材22を回転させながら、矢印Cにより示すようにバイト24を母材22の管軸に沿った方向に移動させ、これにより母材22の周側面をらせん状に切削加工し、円周方向に延長する断面矩形形状による凹溝である微細溝25を母材22の周側面に作製する(図6(B))。なおバイト24は、同時並列的に複数の微細溝25を作製可能に、先端が櫛歯状に形成されており、これによりこの工程では、この母材22の円周方向に延長する複数の微細溝を同時並列的に作成して切削工程に要する時間を短縮する。これによりこの製造工程は、ピッチPyにより微細溝25を作製する。
続いてこの製造工程は、埋戻し工程(SP4)において、一次切削工程で作成した微細溝25を埋戻し材により埋戻し、母材22の周側面をほぼ平坦にし、一次切削工程の前の状態に母材22の周側面を戻す(図6(C))。より具体的に、この実施形態においては、この埋戻し材に紫外線硬化性樹脂が適用され、紫外線硬化性樹脂26を母材22の周側面に塗工した後、紫外線の照射によりこの紫外線硬化性樹脂26を硬化させ、これにより微細溝25を埋め戻す。なお埋戻し材にあっては、微細な微細溝25を充分に埋め戻すことが可能なことを条件に、種々の材料を広く適用することができる。
続いてこの製造工程は、二次切削工程(SP5)における切削加工により、一次切削工程により作製した微細溝25と交差する断面矩形形状による微細溝28を作製する(図6(D))。より具体的にこの工程では、図8に示すように、母材22を間欠的に回転させながら、矢印Dにより示すように、バイト24により母材22の中心軸に沿った方向に母材22の周側面を切削し、これにより微細溝25と延長方向が直交する微細溝28を作製する。
しかして何ら微細溝25を埋め戻すことなく、微細溝25と交差する微細溝28を切削により作製する場合、バイト24の刃先は、微細溝25を横切る毎に微細溝25の壁面に衝突することになり、この衝突の際に急激かつ大きな応力を受けることになる。これに対してバイト24の刃先は、極めて微細形状により作製することが必要になる。その結果、バイト24にあっては刃先が短い時間で損傷し、安定かつ短時間でロール版を二次切削できなくなる。しかしながらこの実施形態のように微細溝25を埋戻して二次切削する場合には、このような微細溝25の壁面への衝突によるバイト刃先の損傷を有効に回避することができ、安定かつ短時間で母材22を二次加工することができる。なおこれにより埋戻しに供する紫外線硬化性樹脂にあっては、母材22を構成する金属材料と硬さ、柔らかさが近いものが望ましい。
またこのようにバイトを使用した切削工程によりロール版を作製する場合にあっては、一次切削工程による微細溝のピッチと、二次切削工程による微細溝のピッチとを可変することができ、その結果、微細構造体1における凹部6の繰り返しピッチPx及びPyを直交する方向で異ならせることができる。また切削加工に供するバイトの変更により繰り返しの方向に係る微小凹部6の幅Wx及びWy、さらには微細溝の断面形状を異ならせることができる。微細構造体においては、このようなピッチPx及びPy、幅Wx及びWy等を異ならせることにより、親水性、撥水性の大きさに異方性を設け、この直交する2方向における特性を異ならせることができる。
続いてこの製造工程は、除去工程(SP6)において、微細溝25に残存する紫外線硬化性樹脂(埋戻し材)を除去した後、洗浄する。ここでこの除去工程においては、埋戻し材に応じて種々の手法を広く適用することができるものの、この実施形態では、ロール版の周側面に粘着テープを貼り付けて引き剥がすことにより、残存する埋戻し材を除去する。なおこれに代えて有機溶剤を使用した溶解により除去してもよく、加熱により埋戻し材を分解して除去するようにしてもよい。
続いてこの工程は、パターニング工程(SP7)において、微細構造体フィルム2の領域AA及びBBの設定に対応するように、ロール版13の周側面に形成された凹溝25、28を選択的に埋め戻し、これによりロール版13の周側面に、領域AAに対応して微小凸部23が作製されてなる領域ARAと、領域BBに対応して微小凸部23が作製されていない平坦な領域ARBとを作製し、ロール版13の周側面をパターニングする。なおこの埋め戻し材にあっては、例えばステップSP4に係る埋戻し材を適用することができる。
なおこのように断面矩形形状により一次切削工程による微細溝、二次切削工程による微細溝を作製する場合に限らず、種々の形状を広く適用することができる。具体的に図9(A)に示すように、断面三角形形状により隣接する微細溝と接するように微細溝を作成してもよく、また図9(B)に示すように、両壁面にテーパーを設けるようにして微細溝を作成しもよく、またさらには図9(C)に示すように、頂点が丸みを帯びた断面三角形形状により微細溝を作製するようにしてもよい。またさらに図9(D)に示すように、断面に係る壁面の形状を微細溝の両側で異ならせるようにし、これにより親水性に係る特性にさらに異方性を設けるようにしてもよい。
また直交する2つの方向で微細溝の断面形状を等しくする場合に限らず、断面形状を異ならせるようにしてもよい。また直交する2方向に直線的に切削加工する場合に限らず、図10において符号L1、L2により一次切削加工、二次切削加工におけるバイト先端の軌跡を示すように、蛇行する軌跡により切削加工するようにしても良く、また図11に示すように、一次切削加工、二次切削加工におけるバイト先端の軌跡L1、L2が斜めに交差するように切削加工してもよい。
また一次切削加工、二次切削加工による2回の切削加工により金型を作成する場合に限らず、図12に示すように、一次切削加工(工具先端の軌跡を符号L1により示す)、二次切削加工の後(工具先端の軌跡を符号L2により示す)、さらにこの2回の切削加工による軌跡L1、L2と交差するように三次切削加工するようにしてもよい。またこのように3回以上切削加工することにより、例えば四角注形状による凸部と、三角柱形状による凸部とを混在させる場合のように、異なる形状による凸部を混在させるようにしてもよい。
この実施形態によれば、繰り返し周期500nm以下による微細構造を設けた部位をパターニングして微細構造体を作製することにより、またこの微細構造体の表面に液体を付着してインク層を作製することにより、微細構造体の親水性に係る機能を有効に利用してなる微細構造体を高い生産性により作製することができる。
また埋戻しにより、微細構造に係る賦型用の領域を選択的に作成して賦型用版を作製することにより、この賦型用版を使用して微細構造体を高い生産性により生産することができる。またこのような賦型用版にあっては、必要に応じて埋戻しに供した樹脂材料を、ステップSP6について上述したと同様にして除去した後、パターニングし直すことにより、領域A及びBに係るパターニングを変更することができ、これにより生産に供する製品の変更に対応して柔軟にロール版を変更することができる。
またこの実施形態では、切削加工により交差するように微細溝を作製してこの賦型用金型を作製することにより、効率良く金型を作製し、さらにこの金型を使用して大面積の微細構造体を効率良く大量生産することができる。またこのとき、一旦作成した微細溝を埋戻して交差する微細溝を作製することにより、切削処理により使用するバイトの損傷を有効に回避して金型を作製することができ、これにより一段と効率良く形状の大きな金型を作製することができ、一段と効率良く微細構造体を大量生産することができる。
またこの金型がロール版であることにより、この金型に係る母材を回転させながらバイトを移動させてらせん状に切削加工することにより、ロール版の円周方向に延長する微細溝を効率良く作成することができ、また幅の大きなロール版を簡易かつ効率良く作成することができる。従ってこのロール版を使用して効率良く大面積の微細構造体を大量生産することができる。
〔第2実施形態〕
図13は、図2との対比により、第2実施形態に係る微細構造体フィルム42に係る領域AAの微細構造を示す図である。この実施形態では、この微細構造に係る構成が異なる点を除いて第1実施形態と同一に構成される。
ここでこの微細構造体フィルム42は、正面視矩形形状による微小凹部6の繰り返しに代えて、微小凹溝46の繰り返しにより微細構造が作製される。このためこの微細構造体フィルム42には、図5について上述した埋戻し工程(SP4)、二次切削工程(SP5)、除去工程(SP6)が省略されてロール版が作製され、このロール版を使用した賦型処理により作製される。
この実施形態のように、正面視矩形形状による微小凹部に代えて、微小凹溝46により微細構造を作製するようにしても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。またこのように微小凹溝による微細構造を形成することにより、この凹溝の繰り返し方向と、これと直交する方向とで親水性に異方性を設けることができる。
〔第3実施形態〕
この実施形態では、微小突起の密接配置により微細構造体フィルムに係る微細構造が形成される。この実施形態では、この微細構造に係る構成が異なる点を除いて、第1実施形態又は第2実施形態と同一に構成される。
すなわちこの実施形態では、先端に向かうに従って徐々に断面積が小さくなるいわゆる先細り形状により微小突起が形成され、この微小突起をランダムに密接配置して微細構造が形成される。またこの微小突起の密接配置による微細構造は、頂点が1つのみの微小突起である単峰性微小突起と、頂点を複数有する微小突起との混在により形成され、これにより耐擦傷性が向上される。またこの微細構造は、隣接する微小突起間距離が500nm以下となるように設定される。なおこのようにランダムな配置により微小突起を密接配置することにより、隣接する微小突起間距離は平均値により定義される。
この微小突起の密接配置に対応して、ロール版は、中空のステンレスパイプ等による母材の周側面に、直接に又は各種の中間層を介して、純度の高いアルミニウム層が設けられ、陽極酸化処理、エッチング処理の交互の繰り返しにより、深さ方向に先細りによる微細穴(微小突起の反転形状である)がこのアルミニウム層に密接配置して作製される。
この実施形態のように、正面視矩形形状による微小凹部に代えて、微小突起の密接配置により微細構造を作製するようにしても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
〔第4実施形態〕
この実施形態では、微細構造を作製していない表面樹脂層の表面が撥水性を示すように表面樹脂層を作製する。この実施形態では、この表面樹脂層に関する構成が異なる点を除いて、第1実施形態、第2実施形態又は第3実施形態と同一に構成される。
ここでこのように微細構造を作製していない表面樹脂層を、撥水性を示すように設定した場合、微細構造を作製した領域にあっては、超撥水性又は超撥水性に近い状態を形成することができ、これにより親水性の領域によるパターニングに代えて、撥水性の領域によるパターニングにより微細構造体フィルム及び微細構造体を作製する。なおここで撥水性は、水の接触角θが90度以上の場合である。
これにより図14に示すように、この実施形態に係る微細構造体41では、微細構造を作製していない領域Bが撥水性の低い領域に設定されて、インク層3のインクを付着して保持されるのに対し、微細構造体を作製した領域Aが撥水性の高い領域に設定されて、インク層3に係るインクが付着しないように設定される。
なおこの撥水性の設定にあっては、種々の手法を適用することができるものの、この実施形態では気相処理により微細構造体の表面を撥水処理することにより実行する。またこのような気相処理による撥水処理にあっては、種々の手法を適用することができるものの、この実施形態では微細構造体の表面をフッ素化することにより実行することができる。
〔第5実施形態〕
この実施形態では、インク層を設けることなく微細構造体フィルムを各種の部材、製品等の貼り付け対象に貼り付け、これにより微細構造体フィルムを利用して容易に発見できないように、製品番号等のコード、文字、数字等を貼り付け対象に設定する。また例えば微細凹凸構造を帯状領域により繰り返し作成することにより、この帯状領域の延長方向と帯状領域の繰り返し方向とで濡れ性に異方性を設けることができ、例えば親水性によりパターニングする場合に、帯状領域の延長方向に結露した水分を効果的に排水することができる。これにより例えば結露する各種の部材(例えば窓ガラス)に貼り付けて、結露による水滴を効率良く排水する。
この実施形態のように、インク層を設けることなく微細構造体を構成するようにして、この種の微細構造体に関して高い生産性を確保できるようにし、この種の微細構造体に関して利用範囲の拡大を図ることができる。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々に組み合わせ、さらには上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
すなわち上述の実施形態では、ロール版による金型を使用した長尺フィルム材の賦型処理により微細構造体フィルムを作製する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、平板による金型を使用した枚葉の処理により作製する場合にも広く適用することができる。
1、41 微細構造体
2、42 微細構造体フィルム
3 インク層
4 基材
5 表面樹脂層
6 凹部
10 製造工程
12 ダイ
13 ロール版
14、15 ローラ
22 母材
23 微小凸部
24 バイト
25、28、46 凹溝
26 紫外線硬化性樹脂

Claims (3)

  1. 他の凹部と繋がらずに独立して構成された凹部が繰り返し周期が500nm以下で配置されている微細構造を備えた微細構造体であって、
    前記凹部は、平面視において矩形形状に構成されており、第1の方向と、前記第1の方向に交差する第2の方向の2方向において繰り返し配列されており、
    前記凹部の平面視において矩形形状を構成する第1の方向に延在する辺は、隣接する前記凹部の第1の方向に延在する辺と同一線上に配置されており、かつ、前記凹部の平面視において矩形形状を構成する第2の方向に延在する辺は、隣接する前記凹部の第2の方向に延在する辺と同一線上に配置されていることにより、格子状に前記凹部が配列されており、
    前記凹部は、断面に係る壁面の形状が前記凹部の両側で異なっており、
    基材上に表面樹脂層が設けられ、
    賦型処理により、前記表面樹脂層の表面に、選択的に、前記微細構造が形成され、
    前記微細構造を作製した領域と、前記微細構造を作製していない領域とに、前記表面樹脂層の表面がパターニングされた
    微細構造体。
  2. 前記微細構造を作製していない領域の表面が、親水性であり、
    前記微細構造を作製した領域に、選択的にインク層が付着した
    請求項1に記載の微細構造体。
  3. 前記微細構造を作製していない領域の表面が、撥水性であり、
    前記微細構造を作製していない領域に、選択的にインク層が付着した
    請求項1又は請求項2に記載の微細構造体。
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