JP2019015826A - モスアイパターン付き物品の製造方法、モスアイパターン付き反転型、型セット、及びモスアイパターン付き反転型の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
前記物品の前記予定領域の形状に反転する表面形状を有し、その反転する表面形状の領域にモスアイパターンを有する反転型を準備する工程と、
前記物品の前記予定領域と前記反転型の前記モスアイパターンとの間に膜形成材料を付与する工程と、
前記膜形成材料を付与した後で、前記物品に前記反転型を押圧する工程と、を有する、モスアイパターン付き物品の製造方法。
前記物品の前記予定領域の形状に反転する表面形状を有するが、モスアイパターンを有さないモスアイパターン無し反転型を準備する工程と、
前記物品と前記予定領域の形状が同じである他の物品を準備する工程と、
前記他の物品の表面にモスアイパターンを形成する工程と、
前記モスアイパターン無し反転型と、モスアイパターンを表面に形成した前記他の物品との間に反転型用硬化性樹脂を付与する工程と、
前記反転型用硬化性樹脂を付与した後で、前記モスアイパターン無し反転型に、前記他の物品を押圧する工程と、
前記押圧の後で、前記反転型用硬化性樹脂を硬化する工程と、
を有する、<1>に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。
モスアイパターンを有する膜を、前記他の物品と前記モスアイパターン無し反転型の間に配置して、前記他の物品と前記モスアイパターン無し反転型とを押圧する工程を有する、<2>に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。
前記物品と表面形状が同じである他の物品を準備する工程と、
前記モスアイパターン付き反転型と前記他の物品との間に前記膜形成材料を付与し、前記モスアイパターン付き反転型と前記他の物品とを押圧した後、前記モスアイパターン付き反転型と前記他の物品とを離して、前記膜形成材料の一部を前記他の物品側に移動させ、前記膜形成材料の一部を前記モスアイパターン付き反転型の表面に残存させる工程と、
表面に前記膜形成材料の一部を残存させた前記モスアイパターン付き反転型と前記レンズとを押圧する工程と、
を有する、<1>〜<3>のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。
前記物品の一方の面の前記予定領域の形状に反転する表面形状を有し、その反転する表面形状の領域にモスアイパターンを有する反転型Aを準備する工程と、
前記物品の他方の面の前記予定領域の形状に反転する表面形状を有し、その反転する表面形状の領域にモスアイパターンを有する反転型Bを準備する工程と、
前記物品の前記予定領域と前記反転型Aの前記モスアイパターンとの間、前記物品の前記予定領域と前記反転型Bの前記モスアイパターンとの間、のそれぞれに膜形成材料を付与する工程と、
前記膜形成材料を付与した後で、前記物品に前記反転型A及び前記反転型Bを押圧する工程と、を有する、<1>〜<5>のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。
25℃〜300℃の温度で押圧する、<1>〜<10>のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。
1秒〜10分間押圧する、<1>〜<11>のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。
<15>又は<16>に記載のモスアイパターン付き反転型と、
を含む、物品上にモスアイパターンを付与するための型セット。
前記物品と表面の形状が同じである他の物品を準備する工程と、
前記他の物品の表面にモスアイパターンを形成する工程と、
前記モスアイパターン無し反転型と、モスアイパターンを表面に形成した前記他の物品との間に反転型用硬化性樹脂を付与する工程と、
前記反転型用硬化性樹脂を付与した後で、前記モスアイパターン無し反転型に、前記他の物品を押圧する工程と、
前記押圧の後で、前記反転型用硬化性樹脂を硬化する工程と、
を有する、<15>又は<16>に記載のモスアイパターン付き反転型の製造方法。
モスアイパターンを有する膜を、前記他の物品と前記モスアイパターン無し反転型の間に配置して、前記他の物品と前記モスアイパターン無し反転型とを押圧する工程を有する、<18>に記載のモスアイパターン付き反転型の製造方法。
本明細書において「〜」を用いて示された数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。
図1に、本発明のモスアイパターン付き物品の製造方法の一例を示すが、本発明のモスアイパターン付き物品の製造方法は、これに限定されない。また、図中の部材の形状、大きさ等についても、これに限定されない。
以下、工程ごとに説明する。
本発明のモスアイパターン付き物品100の製造方法では、まず、モスアイパターンを付与する対象である物品10を準備する。物品10におけるモスアイパターンを付与する予定領域には、曲面が含まれている。物品10としては、例えば、レンズ、曲面ディスプレイ、曲面を有する自動車のインストルメントパネル、曲面を有する展示会等のショーケース、曲面を有するサイネージ等が挙げられる。
曲面の曲率はいずれであってもよく、大きい曲率を有する曲面であっても、モスアイ構造を均一に形成することが可能である。
物品10におけるモスアイパターンを付与する予定領域には、高さ又は深さが1μm以上の凹凸が含まれていてもよい。例えば、物品10のモスアイパターンを付与する予定領域が、エンボス加工されていてもよく、或いは、板状、角柱状、円柱状、角錐状、円錐状等の突起部による段差を有していてもよい。
モスアイパターン付き反転型20は、物品10におけるモスアイパターンを付与する予定領域の形状に反転する表面形状を有し、その反転する表面形状の領域にモスアイパターン22が形成されている。このような形状を有するモスアイパターン付き反転型20を準備できれば、モスアイパターン付き反転型20の製造方法はいずれであってもよい。例えば、図2〜図4に示す、第一の方法が挙げられる。
反転型用硬化性樹脂34は、光硬化性でも熱硬化性でもよい。反転型用硬化性樹脂34としては、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、PDMS(ポリジメチルシロキサン)系樹脂、ゾルゲルガラス、エポキシ系樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂が室温(25℃)程度でも徐々に硬化する場合には、硬化のための加熱は必須ではない。
なお、反転型用硬化性樹脂34を付着させる前に、予め膜24のモスアイパターンには離型剤を付与してもよい。
膜形成材料付与工程では、物品10におけるモスアイパターンを形成する予定領域と反転型20のモスアイパターンとの間に膜形成材料を付与する(図1(A))。
膜形成材料30としては、特に制限されず、硬化性樹脂であることが好ましい。硬化性樹脂は、光硬化性でも熱硬化性でもよい。膜形成材料30としては、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、PDMS(ポリジメチルシロキサン)系樹脂、ゾルゲルガラス、エポキシ系樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂が室温(25℃)程度でも徐々に硬化する場合には、硬化のための加熱は必須ではない。
そして、モスアイパターン付き反転型20と他の物品12とを引き離す(図6(C))。すると、液相の膜形成材料層は厚さ方向において分離し、膜形成材料の一部30Aが他の物品側に移動し、膜形成材料の一部30Bがモスアイパターン付き反転型の表面に残存する。モスアイパターン付き反転型20の表面には、薄い膜形成材料30Bの層が形成されている。
押圧工程では、物品10とモスアイパターン付き反転型20との間に膜形成材料30が存在する状態で、物品10とモスアイパターン付き反転型とを押圧する(図1(B))。このとき、膜形成材料30の層厚が薄いと、物品上に形成されるモスアイパターンも薄く形成することができるため、図7に示すように、LTIL法によって薄い膜形成材料30Bの層が表面に形成されたモスアイパターン付き反転型20(図6(C))を物品10に押し当てることが好ましい。
膜形成材料30として硬化性樹脂を用いる場合には、押圧工程後に、硬化性樹脂を硬化する工程をさらに有していてもよい。硬化性樹脂が光硬化性の場合には光を照射し、熱硬化性の場合には加熱を行ってもよい。熱硬化性樹脂を用いる場合において、押圧工程で加熱を行った場合には、硬化工程を省略してもよく、硬化反応を充分に行う観点からは更に硬化工程を行ってもよい。光照射条件や加熱条件は、用いる硬化性樹脂の種類や量に応じて適宜設定することができる。
本発明の製造方法によれば、モスアイパターンが形成される面が曲面であっても、モスアイ構造を均一的に形成可能である。また、微細なモスアイパターンも形成可能である。例えば、モスアイパターンの高さを50nm〜1000nmとすることができる。また、モスアイパターンのピッチを20nm〜1000nmとすることができる。モスアイパターンの高さ及びピッチは、所望する機能に応じて適宜設計することができる。
モスアイパターンの高さ及びピッチは、電子顕微鏡にて測定することができる。
本発明のモスアイパターン付き反転型20は、曲面を表面に有する物品10の表面にモスアイパターン102を付与するためのものであり、曲面を表面に有する物品10の表面形状に反転する表面形状を有し、その反転する表面形状の領域にモスアイパターン22を有する。モスアイパターン付き反転型20及びその製造方法についての詳細は、上記のモスアイパターン付き物品の製造方法で述べたとおりである。
本発明の型セットは、曲面を表面に有する物品10上にモスアイパターン102を付与するためのものである。本発明の型セットの一例を図8に示すが、本発明の型セットはこれに限定されない。型セットは、物品10の表面の形状を複写した物品複写体14と、前述のモスアイパターン付き反転型20と、を含む。1つの物品複写体14に対して、モスアイパターン付き反転型20は、1つであっても、2つ以上の複数であってもよい。
(モスアイパターン無し反転型の準備)
プラスチック製非球面レンズにアクリル系光硬化性樹脂を滴下し、その上にポリエステルフィルムを置き、ポリエステルフィルム側から押圧し、UV照射装置(パナソニック(株)製、製品名ランプ方式SPOT型紫外線硬化装置 Aicure UP50、波長:365nm)により210mJ/cm2照射してアクリル系光硬化性樹脂を硬化させた。そして、レンズを剥がして、モスアイパターン無し反転型を準備した。
ポリエステルフィルム上に、アクリル系光硬化性樹脂を滴下し、その上にモスアイパターン無し反転型を置き、モスアイパターン無し反転型側から押圧し、前述のUV照射装置により210mJ/cm2照射してアクリル系光硬化性樹脂を硬化させた。そして、モスアイパターン無し反転型を剥がして、レンズの表面形状を複写した複写体を作製した。
モスアイパターンが形成されたグラッシーカーボン基板(東海カーボン(株)製、製品名GC20SS)にアクリル系光硬化性樹脂を滴下し、その上にポリエステルフィルムを置き、ポリエステルフィルム側から押圧して、前述のUV照射装置により210mJ/cm2照射してアクリル系光硬化性樹脂を硬化させた。そして、グラッシーカーボン基板を剥がして、モスアイパターンを有するシートを作製した。
作製した複写体とモスアイパターン無し反転型との間に、モスアイパターンを有するシートを挟み、100℃に加熱してモスアイパターン無し反転型側から押圧し、モスアイパターン無し反転型を剥がして、モスアイパターン付き複写体を作製した。
モスアイパターン無し反転型にアクリル系光硬化性樹脂を滴下し、その上からモスアイパターン付き複写体を押し付け、前述のUV照射装置により210mJ/cm2照射してアクリル系光硬化性樹脂を硬化させた。そして、モスアイパターン付き複写体を剥がして、モスアイパターン付き反転型を作製した。
得られたモスアイパターン付き反転型の写真を図9(A)(B)に示す。図9(B)は、図9(A)の部分拡大写真である。図9(A)(B)に示されるように、反転型の表面にモスアイパターンが形成された。
レンズにアクリル系光硬化性樹脂を0.02ml滴下し、その上からモスアイパターン付き反転型を押し付け、前述のUV照射装置により210mJ/cm2照射してアクリル系光硬化性樹脂を硬化させた。そして、モスアイパターン付き反転型を剥がして、モスアイパターン付きレンズを作製した。
図10(A)〜(D)に示されるように、レンズ表面にモスアイパターンが形成された。このモスアイパターンは、ピッチサイズ66nm、1パターンの直径52nm、高さ181nm、アクリル系光硬化性樹脂の総厚223μmであった。
実施例1と同様にして、レンズ複写体及びモスアイパターン付き反転型を準備した。
モスアイパターン付き反転型にアクリル系光硬化性樹脂を0.02ml滴下し、その上からレンズ複写体を押し付けてから、レンズ複写体とモスアイパターン付き反転型とを引き剥がした。これにより、アクリル系光硬化性樹脂の一部がレンズ複写体に移動し、一部がモスアイパターン付き反転型に残った。
図11(A)〜(D)に示されるように、レンズ表面にモスアイパターンが形成された。このモスアイパターンは、ピッチサイズ72nm、1パターンの直径46nm、高さ175nm、アクリル系光硬化性樹脂の総厚2.7μmであった。実施例1に比べて、厚さを約1/100程度にまで薄くすることができた。
実施例1及び実施例2で得られたモスアイパターン付きレンズについて、反射率及び透過率を測定した。反射率の結果を図12に、透過率の結果を図13に示す。
実施例2で得られたモスアイパターン付きレンズの方が、実施例1で得られたモスアイパターン付きレンズよりも、反射率が低く、透過率は高いという良好な結果が得られた。
(モスアイパターン付き反転型の準備)
実施例1と同様の方法で、モスアイパターン無し反転型を準備した。但し、実施例1とは、レンズ形状が異なる。レンズとして、THOLABS社製のプラスチック製非球面レンズCAW110を用いた。図14は、モスアイパターン無し反転型の形状を説明する模式図であり、図14(A)は断面模式図であり、図14(B)は平面模式図である。
ダミー基板上にアクリル系光硬化性樹脂を滴下し、そのアクリル系光硬化性樹脂に、モスアイパターンを有するシートをモスアイパターン面とは反対側からロールで押し付けた。これにより、モスアイパターンを有するシートにアクリル系光硬化性樹脂が薄く付与された。
図15(A)は斜視写真であり、図15(B)は外淵部の表面の拡大写真であり、図15(C)は底面部の表面の拡大写真であり、図15(D)は内淵部の表面の拡大写真である。
図16(A)はレンズ部分における中央部Aの表面の拡大写真であり、図16(B)〜(E)は、図14(B)の平面模式図におけるB〜E点での表面の拡大写真である。
図15及び図16に示すように、反転型の全面に微細なモスアイパターンが均一的に形成されていた。
実施例3で得られたモスアイパターン付き反転型は、モスアイパターンを付与していない反転型に比べて、反射率が低くなっており、良好な結果が得られた。
(モスアイパターン付きレンズの作製)
図18の断面模式図に示される形状のレンズ(THOLABS社製、プラスチック製非球面レンズCAW110)と、実施例3で作製したモスアイパターン付き反転型とを用いた以外は、実施例2と同様にして、モスアイパターン付きレンズを作製した。
図19に示すように、レンズの全面に微細なモスアイパターンが均一的に形成されていた。
実施例4で得られたモスアイパターン付きレンズは、モスアイパターンを付与していないレンズに比べて、反射率が著しく低くなっており、0.4%以下にまで低減可能であった。
10 物品
12 他の物品
14 物品複写体
20 反転型
22、23、102 モスアイパターン
24 モスアイパターンを有する膜
28 モスアイパターン無し反転型
30 膜形成材料
30A、30B 膜形成材料の一部
32 型取り材料
34 反転型用硬化性樹脂
40 加熱器
42 露光機
100 モスアイパターン付き物品
Claims (20)
- モスアイパターンを付与する予定領域に曲面を含む物品を準備する工程と、
前記物品の前記予定領域の形状に反転する表面形状を有し、その反転する表面形状の領域にモスアイパターンを有する反転型を準備する工程と、
前記物品の前記予定領域と前記反転型の前記モスアイパターンとの間に膜形成材料を付与する工程と、
前記膜形成材料を付与した後で、前記物品に前記反転型を押圧する工程と、を有する、モスアイパターン付き物品の製造方法。 - 前記モスアイパターン付き反転型を準備する工程は、
前記物品の前記予定領域の形状に反転する表面形状を有するが、モスアイパターンを有さないモスアイパターン無し反転型を準備する工程と、
前記物品と前記予定領域の形状が同じである他の物品を準備する工程と、
前記他の物品の表面にモスアイパターンを形成する工程と、
前記モスアイパターン無し反転型と、モスアイパターンを表面に形成した前記他の物品との間に反転型用硬化性樹脂を付与する工程と、
前記反転型用硬化性樹脂を付与した後で、前記モスアイパターン無し反転型に、前記他の物品を押圧する工程と、
前記押圧の後で、前記反転型用硬化性樹脂を硬化する工程と、
を有する、請求項1に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。 - 前記他の物品の表面にモスアイパターンを形成する工程は、
モスアイパターンを有する膜を、前記他の物品と前記モスアイパターン無し反転型の間に配置して、前記他の物品と前記モスアイパターン無し反転型とを押圧する工程を有する、請求項2に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。 - 前記物品の表面に膜形成材料を付与する工程は、
前記物品と表面形状が同じである他の物品を準備する工程と、
前記モスアイパターン付き反転型と前記他の物品との間に前記膜形成材料を付与し、前記モスアイパターン付き反転型と前記他の物品とを押圧した後、前記モスアイパターン付き反転型と前記他の物品とを離して、前記膜形成材料の一部を前記他の物品側に移動させ、前記膜形成材料の一部を前記モスアイパターン付き反転型の表面に残存させる工程と、
表面に前記膜形成材料の一部を残存させた前記モスアイパターン付き反転型と前記レンズとを押圧する工程と、
を有する、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。 - 前記他の物品が、前記物品の表面形状を複写した物品複写体である、請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。
- モスアイパターンを付与する前記予定領域が、前記物品の両面に存在し、
前記物品の一方の面の前記予定領域の形状に反転する表面形状を有し、その反転する表面形状の領域にモスアイパターンを有する反転型Aを準備する工程と、
前記物品の他方の面の前記予定領域の形状に反転する表面形状を有し、その反転する表面形状の領域にモスアイパターンを有する反転型Bを準備する工程と、
前記物品の前記予定領域と前記反転型Aの前記モスアイパターンとの間、前記物品の前記予定領域と前記反転型Bの前記モスアイパターンとの間、のそれぞれに膜形成材料を付与する工程と、
前記膜形成材料を付与した後で、前記物品に前記反転型A及び前記反転型Bを押圧する工程と、を有する、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。 - 前記物品は、レンズ、曲面ディスプレイ、曲面を有する自動車のインストルメントパネル、曲面を有するショーケース、及び曲面を有するサイネージを含む、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。
- 前記膜形成材料は、硬化性樹脂を含む、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。
- 前記押圧する工程の後に、前記硬化性樹脂を硬化する工程をさらに有する、請求項8に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。
- 前記膜形成材料は、粘度が、0.1mPa・s〜10Pa・sである、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。
- 前記膜形成材料を付与した後で、前記物品に前記モスアイパターン付き反転型を押圧する工程では、
25℃〜300℃の温度で押圧する、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。 - 前記膜形成材料を付与した後で、前記物品に前記モスアイパターン付き反転型を押圧する工程では、
1秒〜10分間押圧する、請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。 - 前記モスアイパターンの高さが、50nm〜1000nmである、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法
- 前記モスアイパターンのピッチが、20nm〜1000nmである、請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載のモスアイパターン付き物品の製造方法。
- 曲面を表面に有する物品の表面形状に反転する表面形状を有し、その反転する表面形状の領域にモスアイパターンを有する、物品の表面にモスアイパターンを付与するためのモスアイパターン付き反転型。
- 前記物品は、レンズ、曲面ディスプレイ、曲面を有する自動車のインストルメントパネル、曲面を有するショーケース、及び曲面を有するサイネージを含む、請求項15に記載のモスアイパターン付き反転型。
- 曲面を表面に有する物品の表面形状を複写した物品複写体と、
請求項15又は請求項16に記載のモスアイパターン付き反転型と、
を含む、物品上にモスアイパターンを付与するための型セット。 - 曲面を表面に有する物品の表面形状に反転する表面形状を有し、モスアイパターンを有さないモスアイパターン無し反転型を準備する工程と、
前記物品と表面の形状が同じである他の物品を準備する工程と、
前記他の物品の表面にモスアイパターンを形成する工程と、
前記モスアイパターン無し反転型と、モスアイパターンを表面に形成した前記他の物品との間に反転型用硬化性樹脂を付与する工程と、
前記反転型用硬化性樹脂を付与した後で、前記モスアイパターン無し反転型に、前記他の物品を押圧する工程と、
前記押圧の後で、前記反転型用硬化性樹脂を硬化する工程と、
を有する、請求項15又は請求項16に記載のモスアイパターン付き反転型の製造方法。 - 前記他の物品の表面にモスアイパターンを形成する工程は、
モスアイパターンを有する膜を、前記他の物品と前記モスアイパターン無し反転型の間に配置して、前記他の物品と前記モスアイパターン無し反転型とを押圧する工程を有する、請求項18に記載のモスアイパターン付き反転型の製造方法。 - 前記他の物品が、前記物品の表面の形状を複写した物品複写体である、請求項18又は請求項19に記載のモスアイパターン付き反転型の製造方法。
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