JP2018124356A - 処理装置 - Google Patents

処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018124356A
JP2018124356A JP2017015018A JP2017015018A JP2018124356A JP 2018124356 A JP2018124356 A JP 2018124356A JP 2017015018 A JP2017015018 A JP 2017015018A JP 2017015018 A JP2017015018 A JP 2017015018A JP 2018124356 A JP2018124356 A JP 2018124356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
ultraviolet
processing apparatus
light
lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017015018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6885081B2 (ja
Inventor
田中 大作
Daisaku Tanaka
大作 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iwasaki Denki KK filed Critical Iwasaki Denki KK
Priority to JP2017015018A priority Critical patent/JP6885081B2/ja
Priority to KR1020180008671A priority patent/KR20200067235A/ko
Publication of JP2018124356A publication Critical patent/JP2018124356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6885081B2 publication Critical patent/JP6885081B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1337Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers
    • G02F1/13378Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers by treatment of the surface, e.g. embossing, rubbing or light irradiation
    • G02F1/133788Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers by treatment of the surface, e.g. embossing, rubbing or light irradiation by light irradiation, e.g. linearly polarised light photo-polymerisation
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/1303Apparatus specially adapted to the manufacture of LCDs

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】装置を大型化することなく、処理対象表面の全体に均斉度良く光を照射することができる紫外線処理装置を提供する。【解決手段】光源10の紫外線を処理対象表面2Aに照射して処理する紫外線処理装置1において、光源10は、移動速度を変化させながらスライド移動し、処理対象表面2Aの全体に紫外線を照射する。【選択図】図3

Description

本発明は、処理対象表面に紫外線を照射して処理する紫外線処理装置に関する。
従来、液晶滴下工法による液晶パネルの製造工程や有機発光ダイオードパネルの封止工程で用いられ、シール材に紫外線を照射してシール材を硬化させる紫外線処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。これらの紫外線処理装置では、処理対象のパネルが大型化しても、装置を大型化することなくパネル全体に紫外線を照射するために、光源を受光面に対して相対移動させながら受光面に紫外線を照射している。
特開2013−206858号公報
ところで、光源を受光面に対して相対移動させながら受光面に紫外線を照射する方法では、処理対象側の状態が一定でなければ、処理対象表面に均一に光を照射することができない。しかしながら、処理対象のパネルの大型化が進んだことによって、様々な理由から光源と処理対象表面との間の被照射側の状態を一定にすることができず、処理対象表面の全体に均斉度良く光を照射することが困難になっている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、装置を大型化することなく、処理対象表面の全体に均斉度良く光を照射することができる紫外線処理装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は、光源の紫外線を処理対象表面に照射して処理する紫外線処理装置において、前記光源は、移動速度を変化させながらスライド移動し、前記処理対象表面の全体に紫外線を照射するように構成されている。
上述の構成の紫外線処理装置において、前記光源は、直管型のランプを備え、前記ランプの長手方向に直交する方向にスライド移動しても良い。
上述の構成の紫外線処理装置において、前記ランプの長手方向に直交する方向に延び、前記光源をスライド移動可能に保持するレールを備えても良い。
上述の構成の紫外線処理装置において、前記光源は、スライド移動の開始部分及び終了部分において移動速度が遅く設定され、前記処理対象表面における積算光量を増やすように構成されても良い。
上述の構成の紫外線処理装置において、ワークが配置される処理室を構成するケース体を備え、前記ケース体に設けられた入射開口を覆う石英板は、前記光源のスライド移動方向に複数に分割されており、隣合う前記石英板の間の繋ぎ目を塞ぐ桟を備え、前記桟の影響を受ける部分では、前記光源の移動速度が遅くなるよう設定されても良い。
上述の構成の紫外線処理装置において、前記光源には、空冷ダクトが接続されても良い。
上述の構成の紫外線処理装置において、前記レールは、前記光源と前記空冷ダクトとを一体にスライド移動可能に保持するように構成されても良い。
上述の構成の紫外線処理装置において、前記光源を、前記ランプの長手方向に一列に複数並べても良い。
本発明によれば、光源は、移動速度を変化させながらスライド移動するため、被照射側の状態に応じて移動速度を変化させ、処理対象表面の各部での積算光量を可変にすることができ、処理対象表面の全体に均斉度良く光を照射することができる。
本発明の実施形態の紫外線処理装置を模式的に示す斜視図である。 紫外線処理装置を側面側から視た断面図である。 紫外線処理装置を正面側から視た断面図である。 光源を移動させている状態を示す部分透視図であり、(A)は光源が位置Aにある状態を示し、(B)は光源が位置Bにある状態を示す図である。 光源の移動速度と、処理対象表面の各部における積算光量の例を示す図であり、図5(A)は光源の移動速度を示し、図5(B)処理対象表面の各部における積算光量を示す図である。 光源の移動速度と、処理対象表面の各部における積算光量の例を示す図であり、図6(A)は光源の移動速度を示し、図6(B)処理対象表面の各部における積算光量を示す図である。 光源の移動速度と、処理対象表面の各部における積算光量の例を示す図であり、図7(A)は光源の移動速度を示し、図7(B)処理対象表面の各部における積算光量を示す図である。 光源の移動速度と、処理対象表面の各部における積算光量の例を示す図であり、図8(A)は光源の移動速度を示し、図8(B)処理対象表面の各部における積算光量を示す図である。 変形例の紫外線処理装置を模式的に示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の紫外線処理装置1を模式的に示す図である。図2は、紫外線処理装置1を側面側から視た断面図、図3は紫外線処理装置1を正面側から視た断面図である。
図1〜図3に示すように、紫外線処理装置1は、光源10と、処理室50とを備えている。紫外線処理装置1は、光源10から照射される紫外線を処理室50内に配置されるワーク2の表面である処理対象表面2Aに照射して処理する装置である。例えば紫外線処理装置1は、液晶パネル等の基板をワーク2とし、ワーク2に光を照射することで、ワーク2の貼り付けや液晶封止に用いる光硬化性樹脂を硬化する光硬化装置として使用することができる。
光源10は、上面に出射開口12を有するランプ筐体11内に直管型の高出力な紫外線ランプ13を備えている。紫外線ランプ13は、管長がワーク2の短辺L以上の長さに設定されている。また、管長が長いロングアークのランプを紫外線ランプ13に用いることで大型のワーク2に紫外線を照射可能にすることができる。また、光源10は、ランプ筐体11内に反射板14を備えている。反射板14は、紫外線ランプ13の放射光を制御して、効率よく出射開口12から紫外線ランプ13の紫外線を出射させる。出射開口12は、光透過性の薄板19で閉封されている。紫外線ランプ13の紫外線は、薄板19を透過して処理室50内に配置されたワーク2に照射される。当該実施例では、紫外線は下から上へ向けて照射される。なお、薄板19は、透明板であっても良いし、波長選択フィルターである構成でも良い。
処理室50は、下面に平面視略矩形の入射開口52を有するケース体51を備え、ケース体51内にワーク2を挿抜可能に収めている。ケース体51は、支柱57によって光源10の上方に設置されている。ケース体51内に収められたワーク2の処理対象表面2Aには、下方から紫外線ランプ13の紫外線が照射されるように構成されている。
ケース体51内には、ワーク2を支持する石英バー55が複数設けられている。複数の石英バー55(本実施形態では6本)は、紫外線ランプ13の軸線方向に直交するランプ幅方向に互いに所定の間隔で並列に並べられている。また、ケース体51の入射開口52は、石英板53で覆われている。石英板53の上方には、入射開口52と、ワーク2との間に、紫外線ランプ13の紫外線を制御して、効率よくワーク2に照射させる補助反射板54が配置されている。
入射開口52を覆う石英板53は、複数に分割されている。このように石英板53を複数に分割することで、ワーク2の大型化によって大きくなったケース体51の入射開口を石英板53で覆うことができる。本実施形態では、石英板53は、ケース体51の長手方向(紫外線ランプ10の軸線方向に直交するランプ幅方向)に複数に分割されている。ケース体51には、複数に分割された石英板53の間の繋目を塞ぐ桟56が設けられている。桟56は、複数に分割された石英板53の繋目を覆って塞ぐように、入射開口52を挟んで、ケース体51に架け渡されている。また、石英板53の繋目を塞ぐ桟56は、紫外線ランプ13の軸線方向に平行に設けられている。
光源10には、ランプ筐体11の下面を貫通する吸気ダクト15と、排気ダクト16とが接続されている。吸気ダクト15と、排気ダクト16とは、光源10を空冷するための空冷ダクトである。ランプ筐体11の内部には、吸気ダクト15を介して紫外線ランプ13及び反射板14を空冷する冷却空気が導入される。また、ランプ筐体11の内部で紫外線ランプ13及び反射板14を空冷した冷却空気は、排気ダクト16を介してランプ筐体11から排気される。吸気ダクト15及び排気ダクト16には、紫外線処理装置1の外部に連通する例えばフレキシブルダクトから構成される不図示の吸排気配管が接続されている。また、図示は省略するが、吸気ダクト15、或いは、排気ダクト16には、送風ファンやエアーポンプなどのランプ筐体11内に空気の流れを形成する送風装置が接続されている。
光源10は、吸気ダクト15及び排気ダクト16と一体に支持台座17に支持されて、ユニットケース20内に収められている。ユニットケース20は、ケース体51より幅及び長さが大きい矩形の箱体であり、ケース体51の入射開口52に対応する位置に開口21を有している。
支持台座17は、一対の柱部17Aと、一対の柱部17Aを連結する台部17Bとが一体に形成されて構成されている。一対の柱部17Aは、ランプ筐体11の長手を挟む両端部に固定されて、ランプ筐体11を持ち上げるように支持している。柱部17Aは、ランプ筐体11の下面から、ユニットケース20の底面20A近傍まで延びている。台部17Bは、ユニットケース20の底面20Aの近傍で紫外線ランプ13の軸線方向に沿って、一対の柱部17A間に亘って延びている。
吸気ダクト15及び排気ダクト16は、ランプ筐体11と、支持台座17との間の空間を通して、ランプ筐体11に接続されている。
図4に示すように、支持台座17は、ユニットケース20の底面20Aに設けられたレール18の上にスライド移動可能に支持されている。レール18は、ランプ筐体11の長手を挟む両端に夫々、ユニットケース20の長手に亘って延びるように設けられている。光源10は、支持台座17によって支持されて、支持台座17が一対のレール18の上をスライド移動することで、ユニットケース20内を紫外線ランプ13の軸線方向に直行する方向にスライド移動可能に構成されている。支持台座17は、防振構造となっており、支持台座17がレール18の上をスライド移動する際の振動が、光源10に伝わらない構成となっている。
また、光源10は、ランプ筐体11の内部に冷却空気を循環させる吸気ダクト15及び排気ダクト16と一体に、支持台座17によって、レール18に沿ってスライド移動可能に構成されている。なお、ワーク2の処理対象表面2Aは略平らな面であり、光源10は、紫外線ランプ13と、処理対象表面2Aと距離が略一定のままでスライド移動される。このように、光源10は、紫外線ランプ13とワーク2の処理対象表面2Aとが平行な状態を保ったままで、紫外線ランプ13の紫外線を処理対象表面2Aに照射しながらスライド移動することができるように構成されている。よって、ワーク2の処理対象表面2Aの全体に紫外線ランプ13の紫外線を照射することができる。
例えば、ワーク2の処理対象表面2Aの全体に紫外線を一括照射するために、複数の紫外線ランプからの光を処理対象表面2Aに照射した場合には、個々の紫外線ランプのばらつきによって、ワーク2の全体に均一に紫外線を照射するのは難しい。これに対して、一灯の紫外線ランプ13の紫外線を、紫外線ランプ13をスライド移動させながらワーク2の処理対象表面2Aに照射した場合には、紫外線ランプ間のばらつきによる問題はない。しかしながら、一灯の紫外線ランプ13の紫外線をワーク2の処理対象表面2Aに照射しても処理対象表面2Aの各部における積算光量にばらつきが生じることが判明した。
図5(A)は、処理対象表面2Aの各部における、光源10をスライド移動させる移動速度の一例を示す図であり、光源10を一定速度で移動させた場合を示している。図5(B)は、図5(A)に示した一定速度で光源10をスライド移動させながら紫外線ランプ13の紫外線をワーク2の処理対象表面2Aに照射した際の、処理対象表面2Aの各部における積算光量を示す図である。
ワーク2の外側から光源10をスライド移動させるような装置構成とすることができれば、光源10のスライド移動の開始部分と、終了部分とで積算光量が低くなることはない。しかしながら、ワーク2が大型である場合には、ワーク2の外側から光源10をスライド移動させるような装置構成とするためには、装置をさらに大型化する必要がある。本実施形態の紫外線処理装置1では、装置の大型化を防ぐために、ワーク2の一端部から光源10のスライド移動を開始させ、ワーク2の他端部で光源10のスライド移動を終了させている。つまり、紫外線ランプ13の軸線が、すでにワーク2の一端から内側に寄った状態から処理対象表面2Aへの照射が始まる。また、紫外線ランプ13の軸線が、ワーク2の他端から内側に寄った状態で処理対象表面2Aへの照射が終了する。そのため、図5(A)、図5(B)に示したように、光源10を一定の速度でスライド移動させた際には、光源10のスライド移動の開始部分と、終了部分とで積算光量が低くなってしまう。
図6(A)は、処理対象表面2Aの各部における、光源10をスライド移動させる移動速度の一例を示す図であり、積算光量が低くなる、光源10のスライド移動の開始部分と、終了部分とで、光源10の移動速度が遅くなるように設定した場合を示している。図6(B)は、図6(A)に示した移動速度で光源10をスライド移動させながら紫外線ランプ13の紫外線をワーク2の処理対象表面2Aに照射した際の、処理対象表面2Aの各部における積算光量を示す図である。図6(A)、図6(B)に示すように、光源10のスライド移動の開始部分と、終了部分とで光源10の移動速度を遅くすることで、ワーク2の処理対象表面2Aの端(ランプ短手方向の−1100〜−900、900〜1100の範囲)の積算光量が多くなり、光源10のスライド移動の開始部分と、終了部分とで積算光量が低くなってしまうという問題は解決された。しかし、光源10のスライド移動の開始部分と、終了部分とに隣接する範囲(ランプ短手方向の−900〜−600、600〜900の範囲)では積算光量が多くなりすぎであった。
図7(A)は、処理対象表面2Aの各部における、光源10をスライド移動させる移動速度の一例を示す図であり、積算光量が多くなりすぎる部分では、光源10の移動速度が速くなるように設定した場合を示している。図7(B)は、図7(A)に示した移動速度で光源10をスライド移動させながら紫外線ランプ13の紫外線をワーク2の処理対象表面2Aに照射した際の、処理対象表面2Aの各部における積算光量を示す図である。図7(A)、図7(B)に示すように、移動速度を遅く設定した光源10のスライド移動の開始部分と、終了部分とに隣接する範囲であって、積算光量が多くなりすぎる範囲においては光源10の移動速度を速く設定し、積算光量を下げるようにしている。このように、処理対象表面2Aの各部での積算光量に応じて光源10のスライド移動の移動速度を可変にすることで、処理対象表面2Aでの積算光量の偏りを低減することができる。よって、処理対象表面2A全体での均斉度を向上することができる。
ところで、紫外線処理装置1では、ワーク2の処理対象表面2Aと、光源10との間に、桟56が設置されている部分がある。この桟56が設置されている部分では、桟56が、ワーク2の処理対象表面2Aへの紫外線の照射の妨げとなってしまう。これにより、図5(B)、図6(B)、図7(B)に示すように、処理対象表面2Aでの積算光量が桟56の近傍で低くなってしまう。このように、光源10をスライド移動させた際には、光源10とワーク2の処理対象表面2Aとの間の状態(被照射側の状態)によって、処理対象表面2A全体での均斉度が低下することが分かった。
図8(A)は、処理対象表面2Aの各部における、光源10をスライド移動させる移動速度の一例を示す図であり、各部における積算光量に応じて、光源10の移動速度を可変にした場合を示している。図8(B)は、図8(A)に示した移動速度で光源10をスライド移動させながら紫外線ランプ13の紫外線をワーク2の処理対象表面2Aに照射した際の、処理対象表面2Aの各部における積算光量を示す図である。
図8(A)、図8(B)に示すように、光源10のスライド移動の移動速度を、紫外線ランプ13が桟56の真下を通過する前後で可変にすることで、桟56による処理対象表面2Aでの積算光量の低下を抑えると共に、処理対象表面2A中心付近の積算光量を抑え、処理対象表面2A全体での均斉度を更に向上することができる。
なお、図8(B)と図7(B)との対比において、図8(B)では、横軸中央(ランプ短手=「0」)のフラットな領域が図7(B)よりも短く、また、図8(B)の積算光量の均斉度は、図7(B)に比べ1%程改善されている。
このように、紫外線処理装置1では、光源10をスライド移動させる移動速度を、一定/可変にして、処理対象表面2Aでの積算光量を実験により計っている。そして、被照射側の状態、及び、光源10の移動速度と処理対象表面2Aでの積算光量との関係に基づいて、光源10をスライド移動させる移動速度を可変に設定している。これにより、処理対象表面2Aの各部での積算光量のばらつきを抑え、処理対象表面2A全体での均斉度を向上している。
図9は、上述した紫外線処理装置1の変形例である紫外線処理装置101を示す図である。図9に示すように紫外線処理装置101は、光源10が、紫外線ランプ13の軸線方向に一列に複数並べられている。このように、光源10を、紫外線ランプ13の軸線方向に一列に複数並べることで、光源10の、紫外線ランプ13の軸線方向の照射範囲を広くすることができ、更に大型のワーク2の処理対象表面2Aに紫外線を照射して処理することができる紫外線処理装置101を提供することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、光源10の紫外線を処理対象表面2Aに照射して処理する紫外線処理装置1において、光源10は、移動速度を変化させながらスライド移動し、処理対象表面2Aの全体に紫外線を照射するように構成されている。
この構成によれば、例えば、光源10を一定の速度でスライド移動させた場合の処理対象表面2Aでの積算光量に応じて、処理対象表面2A全体に均斉度良く紫外線を照射するべく、光源10のスライド移動の移動速度を変化させる。これにより、光源10と処理対象表面2Aとの間に処理対象表面2Aへの紫外線照射の妨げとなる部材が配置されている場合等で、処理対象表面2Aへの紫外線の照射環境が一定でない場合でも、均斉度良く処理対象表面2Aの全体に紫外線を照射することができる。
また、本実施形態によれば、光源10は、直管型の紫外線ランプ13を備え、紫外線ランプ13の長手方向に直交する方向にスライド移動する。この構成によれば、管長がワーク2の短辺L以上の長さの紫外線ランプ13を用いることで、光源10をスライド移動させることで、大型のワーク2の全体に紫外線を照射可能にすることができる。
また、本実施形態によれば、紫外線ランプ13の長手方向に直交する方向に延び、光源10をスライド移動可能に保持するレール18を備えた。この構成によれば、レール18に沿って光源10をスライド移動させるという簡単な構成で、紫外線ランプ13の紫外線をワーク2の全体に照射可能にすることができる。
また、本実施形態によれば、光源10は、スライド移動の開始部分及び終了部分において移動速度が遅く設定され、処理対象表面2Aにおける積算光量を増やすように構成されている。この構成によれば、光源10のスライド移動を処理対象表面2Aの外から始めることなく、積算光量が低くなるスライド移動の開始部分及び終了部分においても十分な積算光量を得ることができる。よって、装置を大型化させることなく、均斉度良く処理対象表面2Aの全体に紫外線を照射可能にすることができる。
また、本実施形態によれば、ワーク2が配置される処理室50を構成するケース体51を備え、ケース体51に設けられた入射開口52を覆う石英板53は、光源のスライド移動方向に複数に分割されており、隣合う石英板53の間の繋ぎ目を塞ぐ桟56を備え、桟の影響を受ける部分では、光源の移動速度が遅くなるよう設定されている。この構成によれば、ワーク2が大型化したことで、ワーク2が内部に配置されるケース体51が大型化し、このケース体51の入射開口52を覆う石英板53が複数に分割された場合であっても、均斉度良く処理対象表面2Aの全体に紫外線を照射可能にすることができる。
また、本実施形態によれば、光源10には、空冷ダクト15,16が接続されているため、光源10の紫外線ランプ13や反射板14の熱影響を低減することができ、高出力の紫外線ランプ13を用いて、効率よく処理対象表面2Aに紫外線を照射することができる。
また、本実施形態によれば、レール18は、光源10と空冷ダクト15,16とを一体にスライド移動可能に保持する。この構成によれば、光源10をレール18に沿ってスライド移動させる構成であっても、光源10をスライド移動させながら、光源10の紫外線ランプ13や反射板14の空冷を継続することができる。
また、光源10を、紫外線ランプ13の長手方向に一列に複数並べた構成とすることで、さらにワーク2が大型化した場合でも、光源10をスライド移動させるという簡単な構成で、紫外線ランプ13の紫外線をワーク2の全体に照射可能にすることができる。
なお、上述の実施形態は本発明の一態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、上述した実施形態では、ワーク2の下方に光源10を配置して、ワーク2の処理対象表面2Aに下方から紫外線を照射する構成としたが、これに限らず、ワーク2の処理対象表面2Aに上方から光源10の紫外線を照射する構成であっても良い。
また、上述した実施形態では、光源に直管型の紫外線ランプ13を用いた構成について説明したが、これに限らず、紫外線ランプ13に代えて、紫外線LED等の発光素子を直線状に配列した線状光源を用いてもよい。また、線状光源が照射する光は紫外線に限定されるものではない。
また、上述した実施形態では、紫外線処理装置1を光硬化装置として説明したが、本発明は、種々の紫外線処理装置に適用可能である。
1 紫外線処理装置
2 ワーク
2A 処理対象表面
10 光源
13 紫外線ランプ
14 反射板
15 吸気ダクト(空冷ダクト)
16 排気ダクト(空冷ダクト)
18 レール
51 ケース体
53 石英板
56 桟
本発明は、処理対象表面にを照射して処理する理装置に関する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、装置を大型化することなく、処理対象表面の全体に均斉度良く光を照射することができる理装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は、光源のを処理対象表面に照射して処理する理装置において、前記光源は、移動速度を変化させながらスライド移動し、前記処理対象表面の全体に前記光源の光を照射するように構成されていることを特徴とする。
上述の構成の理装置において、前記光源は、直管型のランプを備え、前記ランプの長手方向に直交する方向にスライド移動しても良い。
上述の構成の理装置において、前記ランプの長手方向に直交する方向に延び、前記光源をスライド移動可能に保持するレールを備えても良い。
上述の構成の理装置において、前記光源は、スライド移動の開始部分及び終了部分において移動速度が遅く設定され、前記処理対象表面における積算光量を増やすよう
に構成されても良い。
上述の構成の理装置において、ワークが配置される処理室を構成するケース体を備え、前記ケース体に設けられた入射開口を覆う石英板は、前記光源のスライド移動方向に複数に分割されており、隣合う前記石英板の間の繋ぎ目を塞ぐ桟を備え、前記桟の影響を受ける部分では、前記光源の移動速度が遅くなるよう設定されても良い。
上述の構成の理装置において、前記光源には、空冷ダクトが接続されても良い。
上述の構成の理装置において、前記レールは、前記光源と前記空冷ダクトとを一体にスライド移動可能に保持するように構成されても良い。
上述の構成の理装置において、前記光源を、前記ランプの長手方向に一列に複数並べても良い。

Claims (8)

  1. 光源の紫外線を処理対象表面に照射して処理する紫外線処理装置において、
    前記光源は、移動速度を変化させながらスライド移動し、前記処理対象表面の全体に紫外線を照射するように構成されている
    ことを特徴とする紫外線処理装置。
  2. 前記光源は、直管型のランプを備え、前記ランプの長手方向に直交する方向にスライド移動することを特徴とする請求項1に記載の紫外線処理装置。
  3. 前記ランプの長手方向に直交する方向に延び、前記光源をスライド移動可能に保持するレールを備えたことを特徴とする請求項1に記載の紫外線処理装置。
  4. 前記光源は、スライド移動の開始部分及び終了部分において移動速度が遅く設定され、前記処理対象表面における積算光量を増やすように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の紫外線処理装置。
  5. ワークが配置される処理室を構成するケース体を備え、前記ケース体に設けられた入射開口を覆う石英板は、前記光源のスライド移動方向に複数に分割されており、隣合う前記石英板の間の繋ぎ目を塞ぐ桟を備え、前記桟の影響を受ける部分では、前記光源の移動速度が遅くなるよう設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の紫外線処理装置。
  6. 前記光源には、空冷ダクトが接続されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の紫外線処理装置。
  7. 前記レールは、前記光源と前記空冷ダクトとを一体にスライド移動可能に保持するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の紫外線処理装置。
  8. 前記光源を、前記ランプの長手方向に一列に複数並べたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の紫外線処理装置。
JP2017015018A 2017-01-31 2017-01-31 処理装置 Active JP6885081B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017015018A JP6885081B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 処理装置
KR1020180008671A KR20200067235A (ko) 2017-01-31 2018-01-24 처리 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017015018A JP6885081B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018124356A true JP2018124356A (ja) 2018-08-09
JP6885081B2 JP6885081B2 (ja) 2021-06-09

Family

ID=63109066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017015018A Active JP6885081B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 処理装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6885081B2 (ja)
KR (1) KR20200067235A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018152438A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 東京応化工業株式会社 紫外線照射装置及び紫外線照射方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62280745A (ja) * 1986-05-29 1987-12-05 Dainippon Screen Mfg Co Ltd グラデーション・フィルム作成用露光装置
JPH04110153A (ja) * 1990-08-31 1992-04-10 Toshiba Lighting & Technol Corp 紫外線照射装置
JP2003159571A (ja) * 2001-11-27 2003-06-03 Ushio Inc 紫外線照射装置
JP2003207902A (ja) * 2002-01-11 2003-07-25 Pentax Corp 露光装置
US20090256086A1 (en) * 2006-04-27 2009-10-15 Hiroyuki Hakoi Production method of liquid crystal display device and exposure device
JP2009262050A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 紫外線照射装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013206858A (ja) 2012-03-29 2013-10-07 Shibaura Mechatronics Corp 紫外線硬化膜の形成方法及び装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62280745A (ja) * 1986-05-29 1987-12-05 Dainippon Screen Mfg Co Ltd グラデーション・フィルム作成用露光装置
JPH04110153A (ja) * 1990-08-31 1992-04-10 Toshiba Lighting & Technol Corp 紫外線照射装置
JP2003159571A (ja) * 2001-11-27 2003-06-03 Ushio Inc 紫外線照射装置
JP2003207902A (ja) * 2002-01-11 2003-07-25 Pentax Corp 露光装置
US20090256086A1 (en) * 2006-04-27 2009-10-15 Hiroyuki Hakoi Production method of liquid crystal display device and exposure device
JP2009262050A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 紫外線照射装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018152438A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 東京応化工業株式会社 紫外線照射装置及び紫外線照射方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20200067235A (ko) 2020-06-12
JP6885081B2 (ja) 2021-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5861696B2 (ja) 光照射装置
KR101630007B1 (ko) 편광광 조사 장치
JP2016066754A (ja) 光源装置
TWI652866B (zh) 光源裝置以及光照射方法
KR20150058031A (ko) 광조사 장치
JP6885081B2 (ja) 処理装置
JP2017012988A (ja) 光照射装置、及び光硬化システム
JP6171483B2 (ja) 照射装置
KR20200036743A (ko) 경화 노광장치
TWI645419B (zh) 照射裝置
KR102115460B1 (ko) 광조사 장치
JP7006027B2 (ja) 光照射装置
KR102443571B1 (ko) 자외선 경화 장치
JP2007057861A (ja) 角形状集光用光学系および液晶パネル用紫外線照射装置
TW201447171A (zh) 照射裝置
JP6512041B2 (ja) 光配向装置
JP6600566B2 (ja) 紫外線照射装置及び紫外線照射方法
KR101595564B1 (ko) Led를 이용한 자외선 경화기
KR20150111256A (ko) 편광 광 조사 장치
JP2020118849A (ja) 光照射装置
JP6586827B2 (ja) 紫外線処理装置
JP2017173603A (ja) 光配向用偏光光照射装置
JP6186799B2 (ja) 照射器
JP2013202429A (ja) 紫外線照射装置
JP2017151244A (ja) シール材紫外線硬化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170517

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201013

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210413

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6885081

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350