JP2020118849A - 光照射装置 - Google Patents

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Daisaku Tanaka
大作 田中
登志人 平出
Toshihito Hiraide
登志人 平出
泰之 松川
Yasuyuki Matsukawa
泰之 松川
浩亮 村本
Kosuke Muramoto
浩亮 村本
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Abstract

【課題】照射面の均斉度の最適化及び、マスク部材を均一に冷却できる光照射装置を提供する。【解決手段】複数の照射器4と、各照射器4とワークWとの間に配置されるマスク部材6と、マスク部材6を保持する棒状のマスク保持部材24と、マスク部材6に冷却風を吹き付けて冷却する冷却装置12とを備え、冷却装置12は、冷却風をマスク保持部材24の長手方向からマスク部材6に吹き付ける。【選択図】図1

Description

本発明は、光照射装置に関する。
従来、液晶基板等のワークを貼り合わせる工程において、ワークに光を照射して接着剤を硬化する光照射装置が用いられている。この光照射装置には、ワークの所定の箇所をマスクする平板状のマスク部材を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、このような光照射装置には、通常、マスク部材を冷却するため、冷却装置が設けられている。
特開2015−194582号公報
しかしながら、近年、液晶パネルの大型化にともない照射器とマスク保持部材の配置によっては、照射面の均斉度の悪化、マスク部材の冷却不足の問題が発生する。
本発明は、照射面の均斉度の最適化及び、マスク部材を均一に冷却できる光照射装置を提供することを目的とする。
本発明の光照射装置は、照射器と、前記照射器とワークとの間に配置されるマスク部材と、前記マスク部材を保持する棒状のマスク保持部材と、前記マスク部材に冷却風を吹き付けて冷却する冷却装置とを備え、前記冷却装置は、前記冷却風を前記マスク保持部材の長手方向から前記マスク部材に吹き付けることを特徴とする。
本発明は、上記光照射装置において、前記冷却装置は、前記冷却風を前記マスク部材に吹き付けて、前記マスク部材の一方の端部から他方の端部に向かって流すことを特徴とする。
本発明は、上記光照射装置において、前記照射器は、前記ワークの上方に配置され、前記冷却装置は、前記マスク部材の近傍に配置されたノズルにダクトを介して冷却風を供給する送風装置を備え、当該送風装置を前記ワークの下側に配置したことを特徴とする。
本発明は、上記光照射装置において、前記照射器は、前記ワークの上方に配置され、前記冷却装置は、前記マスク部材の近傍に配置されたノズルに複数のダクトを介して冷却風を供給する送風装置を備え、前記ダクトのそれぞれが前記ノズルから上方に延びて前記送風装置に接続されており、前記ダクトのそれぞれの間に、前記照射器が引き出し可能に配置されていることを特徴とする。
本発明は、上記光照射装置において、前記照射器は、線状の光源を有し、前記マスク保持部材は、長手方向が前記光源の長手方向に直交して配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、マスク部材を均一に冷却することができる。
本発明実施形態に係る光照射装置の内部構造をワークの長手方向から視た側面図である。 光照射装置の内部構造をワークの短手方向から視た側面図である。 (A)は、照射器と、マスク保持部材との配置を、照射器の側面視で示した図であり、(B)は、マスク保持部材を光源と平行に配置した場合におけるマスク保持部材の短手方向に沿った断面における光線図である。(A)は、マスク保持部材74を備えた光照射装置におけるマスク部材6と、光源14と、マスク保持部材74との配置をマスク部材6の上面視で示した図である。 (A)は、マスク保持部材を照射器に対して平行配置した光照射装置におけるマスク部材と、光源と、マスク保持部材との配置をマスク部材の上面視で示した図であり、(B)は、マスク保持部材を照射器に対して直交配置した光照射装置におけるマスク部材と、光源と、マスク保持部材との配置をマスク部材の上面視で示した図である。 本実施形態の光照射装置と、マスク保持部材を光源と平行に配置した光照射装置とのそれぞれの照度分布値を示した図である。 本発明の変形例に係る光照射装置の内部構造をワークの長手方向から視た側面図である。 本発明の変形例に係る光照射装置の内部構造をワークの短手方向から視た側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る光照射装置1の内部構造をワークWの長手方向Xから視た側面図であり、図2は、光照射装置1の内部構造をワークWの短手方向Yから視た側面図である。
光照射装置1は、液晶パネル等のワークWを貼り合わせる工程において、ワークWの所定箇所に紫外線を照射して、当該ワークWに用いられた接着剤である光硬化性樹脂(光硬化性材料)を硬化させる装置である。
光照射装置1は、図1、及び図2に示すように、筐体2の内部に、複数の照射器4と、マスク部材6と、マスクホルダ8と、ステージ10と、冷却装置12を有している。
ワークWは、液晶パネル、又は有機EL用パネル等の表示パネルを構成するガラス製の2枚の光透過基板を備え、これら光透過基板間にシール材となる光硬化性樹脂が介挿されている。各照射器4からの光で光硬化性樹脂を硬化することによって、光照射装置1は、光透過基板同士を貼り合わせる。
ワークWは長方形の板形状であり、図1、及び後述する各図において、ワークWの長手方向Xを符号Xで示し、ワークWの短手方向Yを符号Yで示している。ワークWの長手方向XとワークWの短手方向Yとは互いに直交する関係である。
複数の照射器4は、ワークWに向けて光を照射するものであり、各照射器4は、ワークWの上方に所定の間隔を空けて配置されている。本実施形態の光照射装置1には、10台の照射器4が用いられており、ワークWの長手方向Xに5台、短手方向Yに2台となるように、それぞれが所定の間隔を空けて並べられている。照射器4は、光源14と、光源14からの光を反射して配光制御する反射鏡16と、光源14、及び反射鏡16を収容する金属製のケース18と、波長選択フィルタ20とを有している。
光源14は、メタルハライドランプや、高圧水銀ランプ等の紫外線を含む光を照射する直管型の放電ランプであり、光源14は、ワークWの短手方向Yに延びる線状光源である。反射鏡16は、光源14におけるワークW側を除く領域を包囲し、かつ、光源14の長軸方向に延びる楕円筒鏡である。この反射鏡16は、光源14の光をワークWの被照射面W1(ワークWの上面に相当)に向けて照射する。なお、光源14には、ランプに限らず、LED等の発光素子を線状に並べたものであってもよい。
ケース18は、光源14の下方に矩形状の開口部18Aが形成された直方体形状であり、当該ケース18の長手方向は、光源14の長手方向と一致している。ケース18の開口部18Aの内側には、所定の波長の光をカットする波長選択フィルタ20が設けられている。この波長選択フィルタ20により、各照射器4からワークWの被照射面W1に所望の波長の光を照射可能となっている。なお、波長選択フィルタ20は、ケース18の外に配置されていても良い。また、所定波長の光のカットが不要な場合は、波長選択フィルタ20を省略しても良い。
また、本実施形態に用いられる各照射器4は、長手方向にスライドさせることで、筐体2から引き出し可能となっており、各照射器4のメンテナンス作業を行う場合には、当該照射器4を引き出して光源14の交換作業などを行うことが可能である。
また、各照射器4とマスクホルダ8との間には、複数の補助反射板22が設けられている。これらの補助反射板22は、各照射器4から出射した光を配光制御する部材で、矩形の板状となっている。各補助反射板22は、それぞれの長手方向がワークWの上面視で、当該ワークWの各辺に沿うように配置されている。また、ワークWの長手方向Xに沿って配置された一対の補助反射板22は、互いに対面するように配置されている。同様に、ワークWの短手方向Yに沿って配置された一対の補助反射板22同士は、互いに対面するように配置されている。すなわち、これらの補助反射板22は、ワークWの上面視で当該ワークWの四方を囲む四角筒状に組まれ、また、その内壁面が反射面として構成されている。
これらの補助反射板22がワークWの被照射面W1から外れて出射される光を被照射面W1内に反射させることで、ワークWの被照射面W1の照度を向上させると共に、被照射面W1の照度の偏りが抑制される。
マスク部材6は、ワークWの照射不要な箇所、例えば液晶が配置された箇所を被覆し、各照射器4からの光を遮光するものであり、当該ワークWは、複数の照射器4の照射領域に延在する長方形の板状に形成されている。マスク部材6の長手方向Xは、ワークWの長手方向Xと一致し、マスク部材6の短手方向YもワークWの短手方向Yと一致する。以下、説明を判り易くするため、マスク部材6の長手方向X、及びマスク部材6の短手方向Yについても、符号X、Yを付して説明する。
マスクホルダ8は、マスク部材6を保持するものであり、当該マスクホルダ8は、複数のマスク保持部材24(石英バーとも称する)と、複数のマスク保持部材24を保持するフレーム26とを有している。
複数のマスク保持部材24は、光を透過する透光部材である石英等で形成され、角柱状(棒状)に成形された部材である。これらのマスク保持部材24は、図2に示すように、マスク部材6側に開口する溝24Aを有し、溝24A内を真空にすることによってマスク部材6を吸着(真空吸着とも称する)し、保持する。
フレーム26は、平面視で略矩形の枠状に形成されており、マスク部材6の上面視で、当該ワークWの四方を囲むように配置されている。また、フレーム26の下面において、マスク部材6の短手方向Yに沿う箇所のそれぞれには、取付金具28が設けられている。一対の取付金具28は、長板状の部材であり、長手方向がマスク部材6の短手方向Yに沿って延び、短手方向がフレーム枠内に延びている。
各マスク保持部材24の一対の端部24B1、24B2は、いずれもこの一対の取付金具28に支持される。すなわち、各マスク保持部材24は、一対の取付金具28を架橋し、マスク部材6の上面視で、各取付金具28とそれぞれ交差する部位である一対の端部24B1、24B2が各取付金具28に支持される。
ステージ10は、ワークWが載置される平板状の部材で、マスク部材6を挟んで照射器4とは反対側(本実施形態では、マスク部材6の下面側)に配置され、上昇及び下降する。これによって、ワークWが照射位置と交換位置とに移動される。
図3(A)は、照射器4と、マスク保持部材74との配置を、照射器4の側面視で示した図である。また、図3(B)は、マスク保持部材74の短手方向に沿った断面における光線図である。
図4(A)は、マスク保持部材74を照射器4に対して平行配置した光照射装置におけるマスク部材6と、光源14と、マスク保持部材74との配置をマスク部材6の上面視で示した図である。また、図4(B)は、マスク保持部材24を照射器4に対して直交配置した光照射装置1におけるマスク部材6と、光源14と、マスク保持部材24との配置をマスク部材6の上面視で示した図である。
ここで、光照射装置1のマスク保持部材24に代えて、マスク保持部材74が用いられた光照射装置について説明する。この光照射装置は、マスク保持部材74が用いられている点においてのみ光照射装置1と異なり、その他の構成については光照射装置1と同一である。この光照射装置のマスク保持部材74は、図3(A)、及び図4(A)に示すように、長手方向が光源14、及び照射器4の長手方向に平行となるように配置される。
なお、マスク保持部材74は、マスク保持部材24と同一の材料、及び形状を有しており、長手方向の長さがマスク部材6の短手方向Yと同程度の長さとなっている点で異なっている。
図3(B)に示すように、光源14から放射された光の内、マスク保持部材74の一方の側面74B1から内部に入射した入射光をL1とすると、一部の入射光L1は、出射光L2として、他方の側面74B2からマスク部材6側に出射する。すなわち、出射光L2は、ワークWの被照射面W1に照射される。一方、所定の角度で入射した一部の入射光L1は、マスク保持部材74の底面74B3で全反射し、出射光L3として他方の側面74B2から光源14側に出射する。すなわち、出射光L3は、ワークWの被照射面W1に到達しない。
このため、ワークWの被照射面W1の照度分布において、マスク保持部材74付近の照度が他の箇所よりも低下し、均斉度が悪化する。
さらに、マスク保持部材74の長手方向と、光源14の長手方向とを平行に配置すると、マスク保持部材74の長手方向全体に亘って、底面74B3と、光源14とが所定角度で対面する箇所が生じる。このため、マスク保持部材74の長手方向全体に亘って、入射光L1の全反射が生じ、マスク保持部材74付近の照度が低下する。
そこで、本実施形態の光照射装置1では、図4(B)に示すように、複数のマスク保持部材24は、長手方向が各光源14、及び照射器4の長手方向に直交して配置されている。
このため、複数のマスク保持部材24は、マスク部材6の短手方向Yに間隔を空けて配置され、長手方向がマスク部材6の長手方向Xに沿って延びている。本実施形態では、マスク保持部材24は、5つが用いられ、等間隔に配置されている。
なお、マスク保持部材24の配置数は、任意であり、また、各マスク保持部材24同士の間隔は、等間隔でなくてもよい。
このように配置されることによって、各マスク保持部材24の長手方向において、マスク保持部材24の底面と、光源14とが所定角度で対面する箇所が限定される。このため、入射光L1の全反射が生じる箇所が減少し、ワークWの被照射面W1の照度分布において、マスク保持部材24付近の照度の低下が抑制され、均斉度が改善される。
図5は、本実施形態の光照射装置1と、マスク保持部材74を照射器4に対して平行配置した光照射装置におけるそれぞれの照度分布値を示した図である。
ここで、マスク保持部材24を照射器4に対して直交配置した光照射装置1と、マスク保持部材74を照射器4に対して平行配置した光照射装置とのそれぞれの受光面における照度分布を計測し、最大値、最小値、及び平均値と、均斉度を求めた結果を図5に示す。
なお、この計測において、マスク保持部材24を照射器4に対して直交配置した光照射装置1と、マスク保持部材74を照射器4に対して平行配置した光照射装置とでは、マスク保持部材24、74のみが異なり、その他の部材は、同一のものが同一の数で用いられた。また、受光面は、いずれもマスク保持部材の底面から2mm下方に設定した。さらに、均斉度は、次式(1)で求めた。
均斉度=(最大値−最小値)/(最大値+最小値)×100 (1)
図5に示すように、光照射装置1は、マスク保持部材74を照射器4に対して平行配置した光照射装置よりも照度の最大値が低下し、最小値が上昇した。また、照度の平均値は、同程度となり、マスク保持部材24を照射器4に対して直交配置した光照射装置1は、マスク保持部材74を照射器4に対して平行配置した光照射装置と比較して、光量の低下が生じなかった。さらに、光照射装置1の均斉度は、マスク保持部材74を照射器4に対して平行配置した光照射装置の均斉度よりも低い値となり、改善が見られた。
これらの結果から、複数のマスク保持部材24の長手方向を、前記光源14の長手方向に直交するように配置することで、ワークWの被照射面W1の照度分布において、マスク保持部材24付近の照度の低下を抑制し、均斉度を改善することができる。
次いで、冷却装置12について説明する。
本実施形態の冷却装置12は、マスク部材6、及びマスク保持部材24に冷却風を吹き付けて冷却し、照射器4からの照射光によるマスク部材6の変形や落下、及びマスク保持部材24のたわみを抑制する。冷却装置12は、図2に示すように、2台の送風装置30と、これらの送風装置30からそれぞれ延びる送風ダクト32と、送風ノズル34とを備えている。
各送風装置30は、送風ダクト32を介して送風ノズル34に冷却風を送り出す装置であり、各送風装置30は、光照射装置1の筐体2の内部において、ステージ10の下方に配置されている。また、各送風装置30は、図1に示すように、ワークWの長手方向Xから視て、いずれもマスク保持部材24の一方の端部24B1側に配置されている。さらに、ワークWの短手方向Yから視て、それぞれがワークWの短手方向Yにおける両端に位置する箇所に、1台ずつ配置されている。
一対の送風ダクト32は、図1、及び図2の矢印で示すように、各送風装置30から送り出された冷却風を送風ノズル34に送風する管状部材である。各送風ダクト32は、各送風装置30と、これらの送風装置30の上方に位置する送風ノズル34とを接続している。
このように、各送風装置30と、各送風ダクト32が照射器4の下方に設けられることによって、各照射器4の周辺に冷却装置12を構成する部材が配置されることがなくなる。これによって、各照射器4を他の部材に遮られることなく引き出すことができ、光源14の交換といった照射器4のメンテナンス作業が容易となる。
また、各送風装置30から、送風ノズル34までの間において、他の部材によって遮られることがなく、送風装置30を筐体2の片側のみに配置することで、各送風ダクト32の長さを短くすることができる。このため、冷却装置12を筐体2の内部に収めることができ、光照射装置1の大きさを小さくすることができる。さらに、マスクホルダ8を容易に引き出し可能なメンテナンススペースを設けることができる。
送風ノズル34は、冷却風を、マスク保持部材24の一方の端部24B1側からマスク部材6に吹き付ける部材であり、この送風ノズル34は、マスク部材6の近傍に配置されている。
具体的には、送風ノズル34は、マスク保持部材24の一方の端部24B1側において、フレーム26のマスク部材6の短手方向Yに沿った箇所の上方に配置されている。また、送風ノズル34は、マスク部材6の短手方向Yに沿って延びる角柱形状であり、当該送風ノズル34は、フレーム26の短手方向における長さと同程度の長さを有している。
また、送風ノズル34の底面には、当該送風ノズル34の長手方向の両端に位置する箇所にそれぞれ接続部34A1、34A2が設けられ、これらの接続部34A1、34A2に各送風ダクト32が接続されている。
送風ノズル34のマスク部材6に対向している側面には、当該側面に沿って、当該マスク部材6の短手方向Yにおける長さと同程度の幅を有するノズル先端部34Bが設けられている。このノズル先端部34Bは、フレーム26の上方から、送風ノズル34の下方に位置するマスク部材6の上面6Aに延びており、当該ノズル先端部34Bは、マスク部材6の上面6Aに向けられて、接近した位置に配置されている。また、ノズル先端部34Bは、全面が開口しており、冷却風を吹き出す開口部である送風開口34Cが設けられている。
送風開口34Cは、マスク部材6の上面6Aに十分に接近して配置され、マスク部材6の長手方向Xにおいて、マスク保持部材24の一方の端部24B1側に位置するマスク部材6の端部6Bに接近している。
また、送風開口34Cは、上述の通り、ノズル先端部34Bの長手方向全体が開口することによって設けられている。すなわち、送風開口34Cは、マスク部材6の上面6Aに対して、マスク部材6の端部6B側に、短手方向Yの全体に亘って当該冷却風を吹き付けることが可能となっている。
また、上述の通り、送風開口34Cは、マスク部材6の上面6Aに十分に接近して配置され、かつマスク部材6の他方の端部6Cに向かうように冷却風を吹き付ける。このため、冷却風を吹き付けた場合に、当該冷却風が巻き上がることが抑制され、マスク部材6の上面6Aに沿って円滑に冷却風を流すことが可能である。
なお、本実施形態の送風開口34Cは、ノズル先端部34Bの長手方向全体に亘って、光照射装置1の上下方向に一様な幅で開口している。
これによって、各送風装置30から送り出された冷却風は、送風ダクト32を介して送風ノズル34に送風される。この冷却風は、マスク部材6の一方の端部6B側から、マスク部材6の上面6Aに吹き付けられる。
また、各マスク保持部材24は、長手方向がマスク部材6の長手方向Xに沿って配置されている。このため、冷却装置12は、冷却風をマスク保持部材24の長手方向からマスク部材6に吹き付ける。そして、マスク部材6の上面6Aに吹き付けられた冷却風は、各マスク保持部材24に沿って流れ、他方の端部6C側から排出される。このように、冷却装置12は、マスクの一方の端部6Bからのみ冷却風を吹き付け、一方向に向けて流すことによって、冷却風同士が衝突し、巻き上がることを抑制する。また、吹き付けられた冷却風は、各マスク保持部材24によって流れを堰き止められることなくマスク部材6の上面6Aを流れる。このため、マスク部材6の上面6Aに沿って円滑に冷却風を流すことができ、マスク部材6を均一に冷却すると共に、各マスク保持部材24も同時に冷却することができる。
上述した実施形態によれば、次の効果を奏する。
本実施形態の光照射装置1は、複数の照射器4と、当該照射器4とワークWとの間に配置されるマスク部材6と、当該マスク部材6を保持する棒状のマスク保持部材24と、マスク部材6に冷却風を吹き付けて冷却する冷却装置12を備えている。そして、冷却装置12は、冷却風をマスク保持部材24の長手方向Xからマスク部材6に吹き付ける構成とした。
これによって、各マスク保持部材24は、マスク部材6の上面6Aを流れる冷却風を遮ることがなく、このため、冷却装置12は、当該冷却風を円滑に流すことができ、マスク部材6を均一に冷却すると共に、各マスク保持部材24も同時に冷却することができる。
また、本実施形態によれば、冷却装置12は、冷却風をマスク部材6に吹き付けて、マスク部材の一方の端部6Bから他方の端部6Cに向かって流す構成とした。これによって、吹き付けられた冷却風同士が衝突し、巻き上がることを抑制し、マスク部材6の上面6Aに沿って円滑に冷却風を流すことができ、マスク部材6を均一に冷却すると共に、各マスク保持部材24も同時に冷却することができる。
また、本実施形態によれば、冷却装置12は、ワークWの近傍に配置された送風ノズル34に複数の送風ダクト32を介して冷却風を供給する送風装置30を備え、当該送風装置30をワークWの下側に配置した構成とした。これによって、各照射器4を他の部材に遮られることなく引き出すことができ、光源14の交換といった照射器4のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
さらに、冷却装置12を筐体2の内部に収めることができ、光照射装置1の大きさを小さくすることができる。加えて、マスクホルダ8を容易に引き出し可能なメンテナンススペースを設けることができる。
また、本実施形態によれば、照射器4は、複数の線状の光源14を備え、各マスク保持部材24は、長手方向が各光源14の長手方向に直交して配置されている構成とした。これによって、ワークWの被照射面W1の照度分布において、マスク保持部材24付近の照度の低下を抑制し、均斉度を改善することができる。
次に本発明の変形例について説明する。
図6は、本発明の変形例に係る光照射装置100の内部構造をワークWの長手方向Xから視た側面図である。また、図7は、光照射装置100の内部構造をワークWの短手方向Yから視た側面図である。
図6、及び図7において、図1、及び図2と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。なお、図6、及び図7において、照射器4の各部材を示す符号は、省略している。
本変形例の光照射装置100は、上述した実施形態の光照射装置1と同様であり、各マスク保持部材124の長手方向と各光源14の長手方向とが平行となるように配置されている点、及び冷却装置112が備える送風ダクト132が光照射装置100の上方に配置される点で相違する。
また、本変形例の光照射装置100には、14台の照射器4が用いられており、ワークWの長手方向Xに7台、短手方向Yに2台となるように、それぞれが並べられている。
本変形例の光照射装置100においては、フレーム26の枠内側に位置する側面の内、マスク部材6の長手方向Xに沿う箇所には、取付金具128が設けられている。一対の取付金具128は、長板状の部材であり、長手方向がマスク部材6の長手方向Xに沿って延び、短手方向がフレーム26の枠内に向かって延びている。
各マスク保持部材124の一対の端部124B1、124B2は、いずれもこの一対の取付金具128に支持される。すなわち、各マスク保持部材124は、一対の取付金具128を架橋する。
このため、複数のマスク保持部材124は、マスク部材6の長手方向Xに間隔を空けて配置され、長手方向がマスク部材6の短手方向Yに沿って延びている。本変形例では、マスク保持部材124は、15本が用いられ、等間隔に配置されている。
なお、マスク保持部材124の配置数は、任意であり、また、各マスク保持部材124同士の間隔は、等間隔でなくてもよい。
本変形例の冷却装置112は、送風装置30と、送風ダクト132と、複数の送風側分岐ダクト136と、送風ノズル134と、排気ノズル138と、複数の排気側分岐ダクト140と、排気ダクト142を備えている。
本変形例の送風装置30は、光照射装置100の筐体102の外部に1台が配置されており、当該光照射装置100の側面視で、ステージ10よりも下方に配置されている。
送風ダクト132は、一方の端部が各送風装置130に接続され、他方の端部側が筐体102の上面に沿って延びている。
また、送風ダクト132の下面には、複数の送風側分岐ダクト136が接続されている。各送風側分岐ダクト136は、図6、図7の矢印で示すように、冷却風を送風ノズル134に送風する管状部材であり、いずれも一方の端部が送風ダクト132に接続され、他方の端部が筐体102の内部に配置された送風ノズル134に接続されている。
また、各送風側分岐ダクト136は、ワークWの長手方向Xから視て、各照射器4に重ならない箇所に配置されている。すなわち、各送風側分岐ダクト136は、各照射器4の間に位置するように配置されている。これによって、各照射器4の短手方向における側面の空間が確保され、各照射器4を他の部材に遮られることなく引き出すことができ、光源14の交換といった照射器4のメンテナンス作業が容易となる。
送風ノズル134は、冷却風を、マスク保持部材124の一方の端部124B1側からマスク部材6に吹き付ける部材であり、この送風ノズル134は、マスク部材6の近傍に配置されている。
送風ノズル134は、マスク保持部材124の一方の端部124B1側において、フレーム26のマスク部材6の長手方向Xに沿った箇所の上方に配置されている。この送風ノズル134は、ワークWの長手方向Xに沿って延びる角柱形状であり、マスクホルダ8の長手方向Xにおける長さと同程度の長さを有している。
送風ノズル134のマスク部材6側に位置する側面には、マスク部材6の長手方向Xにおける長さと同程度の長さを有する送風ノズル先端部134Bが設けられている。送風ノズル先端部134Bは、フレーム26の上方から、送風ノズル134の下方に位置するマスク部材6の上面6Aに延びており、当該送風ノズル先端部134Bの前面は、マスク部材6の上面6Aに向けられて、接近した位置に配置されている。
また、送風ノズル先端部134Bの前面は、全面が開口しており、冷却風を吹き出す開口部である送風開口134Cが設けられている。
送風開口134Cは、マスク部材6の上面6Aに十分に接近して配置され、マスク部材6の短手方向Yにおいて、マスク保持部材24の一方の端部24B1側に位置するマスク部材6の端部6Dに接近している。また、送風開口134Cは、上述の通り、送風ノズル先端部134Bの長手方向全体が開口することによって設けられている。このため、送風開口134Cは、マスク部材6の上面6Aに対して、マスク部材6の端部6D側に、短手方向Yの全体に亘って当該冷却風を吹き付けることが可能となっている。
排気ノズル138は、マスク部材6の上面6Aを流れてきた冷却後の風である熱排風を外部に排気するためのノズルであり、マスク保持部材124の他方の端部124B2側において、マスク保持部材124と同程度の高さとなるように配置されている。この排気ノズル138は、送風ノズル134と同様に、マスクホルダ8の枠外に配置されており、ワークWの長手方向Xに沿って延び、マスクホルダ8の長手方向Xにおける長さと同程度の幅を有している。
排気ノズル138のマスク部材6側に位置する側面には、当該側面に沿って、マスク部材6の長手方向Xにおける長さと同程度の幅を有する排気ノズル先端部138Bが設けられている。排気ノズル先端部138Bは、マスクホルダ8の枠外から枠内に延びており、当該排気ノズル先端部138Bの前面は、マスク部材6の上面6Aに向けられている。また、排気ノズル先端部138Bの前面は、全面が開口しており、熱排風を吸入する開口部である排気開口138Cが設けられている。排気開口138Cは、マスク部材6の上面6Aの斜め上方に配置され、マスク部材6の短手方向Yにおいて、マスク保持部材24の一方の端部24B2側に位置するマスク部材6の端部6Eに接近している。
排気ノズル138の上面には、複数の排気側分岐ダクト140が接続されている。各排気側分岐ダクト140は、排気ノズル138が吸入した熱排風を筐体102の外部に送風する管状部材であり、筐体102の上面に向かって延びている。
各排気側分岐ダクト140は、各送風側分岐ダクト136と同様に、ワークWの短手方向Yから視て、各照射器4に重ならない箇所に配置されている。すなわち、各照射器4の間に位置するように配置されている。これによって、各照射器4の短手方向における側面の空間が確保され、光源14の交換といった照射器4のメンテナンス作業が容易となる。
筐体102の上面から外部に延出した各排気側分岐ダクト140は、いずれも筐体102の上面に配置された排気ダクト142に接続される。排気ダクト142は、各排気側分岐ダクト140から送風された熱排風をラジエータに送風し、排熱する。
送風装置30から送り出された冷却風は、送風ダクト132、及び各送風側分岐ダクト136を介して送風ノズル34に送風される。この冷却風は、マスク部材6の一方の端部6D側から、マスク部材6の上面6Aに吹き付けられる。吹き付けられた冷却風は、マスク部材6の上面6Aをマスク部材6の短手方向Y、及び各マスク保持部材24に沿って流れ、他方の端部6E側に配置されている排気ノズル138に吸入される。吸入された熱排風は、各排気側分岐ダクト140、及び排気ダクト142を介して、筐体102の外部に排出される。
以上説明したように、本変形例によれば、冷却装置112は、ワークWの近傍に配置された送風ノズル134に複数の送風側分岐ダクト136を介して冷却風を供給する送風装置30を備えている。そして、送風側分岐ダクト136のそれぞれが送風ノズル134から上方に延びて、送風ダクト132を介して送風装置30に接続されており、ダクトのそれぞれの間に、各照射器4が引き出し可能に配置されている構成とした。
これによって、各照射器4を他の部材に遮られることなく引き出すことができ、光源14の交換といった照射器4のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様の例示であって、本発明の要旨の範囲において任意に変形、及び応用が可能である。
上述した実施形態は、本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、各マスク保持部材24は、長手方向が各光源14の長手方向に平行、及び直交して配置されている構成とした。しかしながらこれに限らず、マスク部材6の上面6Aに吹き付けられた冷却風が各マスク保持部材24に沿って流れるように、冷却装置12が配置されているのであれば、各マスク保持部材24は、長手方向が各光源14の長手方向に任意に配置されていてもよい。
また例えば、上述した実施形態では、送風開口34Cは、ノズル先端部34Bの長手方向全体に亘って、光照射装置1の上下方向に一様な幅で開口しているとした。しかしながらこれに限らず、一部の箇所の開口幅を狭くする等、送風開口34Cの開口幅を変化させて、ノズル先端部34Bの長手方向における冷却風の吹き出し量を調節してもよい。
また例えば、上述した実施形態では、送風開口34Cは、マスク部材6の上面6Aの上方から接近して配置されるとした。しかしながらこれに限らず、送風開口34Cをマスク部材6と同程度の高さに配置し、マスク部材6の横方向から冷却風を吹き付けてもよい。またこの場合、冷却風をマスク部材6に限らず、ワークWにも吹き付けてもよい。
1、100 光照射装置
2、102 筐体
4、54 照射器
6、56 マスク部材
6A 上面
6B、6C、6D、6E、24B1、24B2、124B1、124B2 端部
8 マスクホルダ
10 ステージ
12、112 冷却装置
14、64 光源(線状光源)
24、74、124 マスク保持部材
28、128 取付金具
30、130 送風装置
32、132 送風ダクト(ダクト)
34、134 送風ノズル(ノズル)
34B ノズル先端部
34C、134C 送風開口
134B 送風ノズル先端部
136 送風側分岐ダクト(ダクト)
138 排気ノズル
140 排気側分岐ダクト
142 排気ダクト
L1、L2、L3 出射光
W ワーク
W1 被照射面
X 長手方向
Y 短手方向

Claims (5)

  1. 照射器と、前記照射器とワークとの間に配置されるマスク部材と、前記マスク部材を保持する棒状のマスク保持部材と、前記マスク部材に冷却風を吹き付けて冷却する冷却装置とを備え、
    前記冷却装置は、前記冷却風を前記マスク保持部材の長手方向から前記マスク部材に吹き付ける
    ことを特徴とする光照射装置。
  2. 前記冷却装置は、前記冷却風を前記マスク部材に吹き付けて、前記マスク部材の一方の端部から他方の端部に向かって流す
    ことを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
  3. 前記照射器は、前記ワークの上方に配置され、
    前記冷却装置は、前記マスク部材の近傍に配置されたノズルにダクトを介して冷却風を供給する送風装置を備え、当該送風装置を前記ワークの下側に配置した
    ことを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の光照射装置。
  4. 前記照射器は、前記ワークの上方に配置され、
    前記冷却装置は、前記マスク部材の近傍に配置されたノズルに複数のダクトを介して冷却風を供給する送風装置を備え、
    前記ダクトのそれぞれが前記ノズルから上方に延びて前記送風装置に接続されており、前記ダクトのそれぞれの間に、前記照射器が引き出し可能に配置されている
    ことを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の光照射装置。
  5. 前記照射器は、線状の光源を有し、
    前記マスク保持部材は、長手方向が前記光源の長手方向に直交して配置されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光照射装置。
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