JP2013202429A - 紫外線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紫外線射出手段を一様に冷却して最適な紫外線射出手段の温度を実現するとともに、紫外線射出手段からの紫外線を効率的に反射して被照射体に効率的に紫外線を照射することができる紫外線照射装置を提供する。
【解決手段】紫外線照射装置は、紫外線を射出する紫外線射出手段と、紫外線を反射する反射手段と、を備え、紫外線射出手段と反射手段とは並列して配置されており、反射手段は、紫外線射出手段から紫外線射出手段と反射手段との並び方向に射出されて反射手段に照射される紫外線を、紫外線射出手段と反射手段との並び方向と交差する方向に反射する反射面を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、紫外線照射装置に関する。
従来から、光源から射出される紫外線を被処理部材に照射し、被処理部材を処理する紫外線照射装置が知られている。処理は、例えば被処理部材の表面の改質や、洗浄などである。多くの光源においては、紫外線が放射状に射出されるため、被処理部材が在る方向とは異なる方向に向かって放射される紫外線が存在し、当該紫外線は有効に使われない可能性が高い。また、多くの光源は、紫外線を射出するのに伴って自身が発熱する熱などによって温度が上昇する。温度が上昇することによって、光源は、紫外線の射出能力が低下したり、寿命が低下したりする場合が多かった。
特許文献1には、低圧水銀ランプと反射ミラーとを備える紫外線照射装置が開示されている。反射ミラーは、隣接する低圧水銀ランプの間に突出する突出反射部を備えている。反射ミラーは、また、低圧水銀ランプの長手方向に沿って複数の領域に分けられ、各領域に大きさの異なる排気孔が設けられている。特許文献1では、これらの構成によって、低圧水銀ランプを一様に冷却して最適な管壁温度を達成し、低圧水銀ランプからの紫外線を効率的に反射して被照射体に効率的に紫外線を照射できるとしている。
特開2003−86570号公報
しかしながら、特許文献1に開示された装置の構成では、排気孔の部分は紫外線を反射できないため、排気孔を設けることで、反射効率が低下するという課題があった。反射効率を上げるために排気孔を減らすと冷却効果が損なわれるという課題があった。すなわち、特許文献1に開示された構成では、低圧水銀ランプの充分な冷却と効率的な紫外線の反射との両方は、必ずしも実現できないという課題があった。すなわち、低圧水銀ランプを一様に冷却して最適な管壁温度を達成することと、低圧水銀ランプからの紫外線を効率的に反射して被照射体に効率的に紫外線を照射することとの両方は、必ずしも実現できないという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかる紫外線照射装置は、紫外線を射出する紫外線射出手段と、紫外線を反射する反射手段と、を備え、前記紫外線射出手段と前記反射手段とは並列して配置されており、前記反射手段は、前記紫外線射出手段から前記紫外線射出手段と前記反射手段との並び方向に射出されて前記反射手段に照射される紫外線を、前記紫外線射出手段と前記反射手段との並び方向と交差する方向に反射する反射面を備えることを特徴とする。
本適用例にかかる紫外線照射装置によれば、紫外線射出手段から紫外線射出手段と反射手段との並び方向に射出されて反射手段に照射される紫外線は、紫外線射出手段と反射手段との並び方向と交差する方向に反射される。並び方向と交差する方向に被照射部材を配置することによって、紫外線射出手段から並び方向と交差する方向に向けて射出された紫外線と、並び方向に射出されて反射手段によって反射された紫外線との両方を、被照射部材に照射することができる。また、並び方向と交差する方向における紫外線射出手段の両側に配置されたそれぞれの被照射部材に、並び方向と交差する方向に向けて射出された紫外線と、並び方向に射出されて反射手段によって反射された紫外線との両方を、照射することができる。すなわち、紫外線射出手段から射出された紫外線における被照射部材に照射される部分を増加させて、紫外線射出手段から射出された紫外線を、効率よく被照射部材に照射することができる。
[適用例2]上記適用例にかかる紫外線照射装置において、前記反射手段は、2個の前記反射面を備えることが好ましい。
この紫外線照射装置によれば、反射手段が2個の反射面を備えるため、反射手段を紫外線射出手段と紫外線射出手段との間に配置して、それぞれの紫外線射出手段に臨んでいる反射面によって、当該紫外線射出手段から射出されて反射面に入射する紫外線を反射させることができる。紫外線射出手段と紫外線射出手段との間に2個の反射手段を配置する構成にくらべて、反射手段を配設することに起因して紫外線射出手段と紫外線射出手段との間が広くなることを抑制することができる。
[適用例3]上記適用例にかかる紫外線照射装置において、内部空間に前記紫外線射出手段及び前記反射手段が配設されている装置筐体をさらに備え、前記装置筐体は、前記内部空間に気体を流入させるための供給孔と、前記内部空間から気体を排出させるための排出孔と、を備え、前記供給孔と前記排出孔とは、前記紫外線射出手段と前記反射手段との並び方向及び並び方向と交差する方向において、前記供給孔と前記排出孔との間に、前記紫外線射出手段及び前記反射手段を挟む位置に形成されており、前記反射面は、一方の端がもう一方の端より、前記紫外線射出手段と前記反射手段との並び方向及び並び方向と交差する方向において、前記供給孔に近い位置に位置する方向に傾いていることが好ましい。
この紫外線照射装置によれば、供給孔から内部空間に流入し、排出孔から排出される気体の温度を調整することによって、内部空間に配設されている紫外線射出手段の温度を調整(例えば、冷却)することができる。
紫外線射出手段と反射手段との並び方向に平行であって、紫外線射出手段及び反射手段と交差する仮想面を、並び面と表記する。供給孔と排出孔とは紫外線射出手段と反射手段との並び方向及び並び方向と交差する方向において、供給孔と排出孔との間に、紫外線射出手段及び反射手段を挟む位置に形成されている。すなわち、供給孔と排出孔とは、紫外線射出手段と反射手段との並び方向において、供給孔と排出孔との間に、紫外線射出手段及び反射手段を挟む位置に形成されているとともに、並び面を挟む位置に形成されている。したがって、供給孔から排出孔に向かう気体は、並び面と交差する経路を流動する。すなわち、供給孔から排出孔に向かう気体の流れは、並び面に位置する紫外線射出手段に吹き付けられ易い。気体が紫外線射出手段に吹き付けられることで、効率よく紫外線射出手段の温度を調整(冷却)することができる。
さらに、反射面は、一方の端がもう一方の端より、紫外線射出手段と反射手段との並び方向及び並び方向と交差する方向において、供給孔に近い位置に位置する方向に傾いている。この構成により、反射面に吹き付けられて反射面に沿って流動する気体は、紫外線射出手段と反射手段との並び方向において供給孔側から排出孔側に移動するとともに、並び面と交差する経路を流動する。紫外線射出手段と並べて配設された反射手段の反射面に沿って流動する気体が並び面と交差する経路を流動することで、当該気体を反射手段と並べて配設された紫外線射出手段に吹き付けられ易くすることができる。気体が紫外線射出手段に吹き付けられることで、効率よく紫外線射出手段の温度を調整(冷却)することができる。
[適用例4]上記適用例にかかる紫外線照射装置において、前記紫外線射出手段は柱状の形状を有し、前記供給孔及び前記排出孔の前記内部空間側の開口は、前記紫外線射出手段の柱状の形状における長手方向に長い形状を有することが好ましい。
この紫外線照射装置によれば、供給孔及び排出孔の内部空間側の開口は、紫外線射出手段の柱状の形状における長手方向に長い形状を有している。このため、供給孔から流入して排出孔から流出する気体の流路の断面形状は、紫外線射出手段の柱状の形状における長手方向に長い形状になり易い。すなわち、流路の断面形状を、紫外線射出手段の形状に近い形状にし易くすることができる。言い換えると、流路の断面形状を、流路の断面と、当該断面に投影される紫外線射出手段の形状と、を効率よく重ねられる形状にすることができる。これにより、供給孔から流入して排出孔から流出する気体を、効率よく紫外線射出手段に当てることができる。
[適用例5]上記適用例にかかる紫外線照射装置において、前記反射手段は、前記反射面の面方向が、前記紫外線射出手段と前記反射手段との並び方向に対して、30度から60度の角度で傾いている姿勢で配設されていることが好ましい。
この紫外線照射装置によれば、反射面の面方向は、紫外線射出手段と反射手段との並び方向に対して、30度から60度の角度で傾いている。反射面の当該傾き角度が90度に近い方が、紫外線射出手段と反射手段との並び方向における、反射手段の両側の紫外線射出手段間の距離を短くすることができる。反射面の当該傾き角度が0度に近い方が、紫外線射出手段から射出されて反射面で反射された紫外線が、当該紫外線を射出した紫外線射出手段に照射される割合を小さくすることができる。反射面の当該傾き角度を、30度から60度にすることで、紫外線射出手段間の距離が長くなることを抑制するとともに、反射面で反射された紫外線が当該紫外線を射出した紫外線射出手段に照射される割合が増加することを抑制することができる。
描画装置ユニットの構成を示す説明図。 前処理装置の要部の概略構成を示す説明図。 (a)は、紫外線ランプの延在方向に直交する断面において、紫外線ランプ及び反射板の配置位置を示す説明図。(b)は、紫外線ランプの延在方向に略平行な断面におけるチャンバーの断面形状と、紫外線ランプ及び反射板の配置位置と、を示す説明図。 (a)は、紫外線ランプの延在方向に直交する断面において、前処理装置の構成と紫外線の進行方向とを示す説明図。(b)は、紫外線ランプと反射板との位置関係及び紫外線の進行方向を示す部分拡大図。 (a)は、紫外線ランプの延在方向に直交する断面において、前処理装置の構成と給気開口から排気孔にいたる空気の流れの流動方向とを示す説明図。(b)は、紫外線ランプと反射板との位置関係及び空気の流動方向を示す部分拡大図。
以下、本発明に係る紫外線照射装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態は、マーキング対象物にマーキング画像を形成する描画装置ユニットにおける前処理装置を例にして説明する。前処理装置は、マーキング対象物に紫外線を照射して、マーキング対象物における画像を形成する面を改質する装置である。なお、以下の説明において参照する図面では、図示の便宜上、部材又は部分の縦横の縮尺を実際のものとは異なるように表す場合がある。
<描画装置ユニット>
最初に、描画対象物に、画像を描画する描画装置ユニットについて、図1を参照して説明する。描画対象物は、例えば、半導体チップを保持基板の上に整列させて仮固定した、チップ描画体などである。図1は、描画装置ユニットの構成を示す説明図である。
図1に示したように、描画装置ユニット100は、液滴吐出装置101と、搬送ロボット102と、前処理装置103と、温度調整装置104aと、温度調整装置104bと、ロード装置105と、アンロード装置106と、描画ユニット制御装置107と、入出力装置108と、表示装置109と、を備えている。
描画対象物は、所定のマガジンに装着される。描画対象物が装着されたマガジンをロード装置105に装填することで、描画対象物が、描画装置ユニット100に供給される。
描画装置ユニット100における処理が終了した描画対象物は、アンロード装置106の待機テーブル上に移動され、アンロード装置106に装填されたマガジンに装着される。当該マガジンをアンロード装置106から取り出すことによって、処理済みの描画対象物が、描画装置ユニット100から除材される。
搬送ロボット102は、ロード装置105に装填されたマガジンから取り出されて待機テーブル上に置かれた描画対象物を、液滴吐出装置101や前処理装置103などにおける所定の位置に載置する。搬送ロボット102は、また、液滴吐出装置101や前処理装置103などで処理された描画対象物を、液滴吐出装置101や前処理装置103などから除材して、次の処理を実施する装置に供給する。搬送ロボット102は、さらに、描画装置ユニット100における処理が終了した描画対象物を、アンロード装置106の待機テーブル上に移動させる。
液滴吐出装置101は、描画対象物に、画像を描画する。液滴吐出装置101は、搬送ロボット102によって、媒体載置台31上に供給された描画対象物を吸着保持して、画像を描画する。
前処理装置103は、描画対象物を、液滴吐出装置101によって描画するために好適な状態にするための前処理を実施する。また、画像を構成する機能液を硬化させるための硬化光を照射する硬化装置として用いられる場合もある。前処理装置103は、搬送ロボット102によって、前処理テーブル71上に供給された描画対象物を吸着保持して、前処理などを実施する。
温度調整装置104a及び温度調整装置104bは、描画対象物の温度を、前処理装置103による処理や、液滴吐出装置101による描画を実施するために好適な温度に調整する。また、画像を構成する機能液を硬化させるための加熱などの後処理を実施するために用いられる場合もある。
描画ユニット制御装置107は、画像データにしたがって、上記した各装置などを制御して、描画対象物に、画像を描画させる。
入出力装置108は、描画ユニット制御装置107に接続されている。入出力装置108は、描画ユニット制御装置107の記憶装置に記憶させるプログラムやデータなどを入力するための入力手段として機能する。描画ユニット制御装置107は、記憶装置に記憶されたプログラムやデータなどにしたがって、上記した各装置などを制御する。また、入出力装置108は、各装置などの稼働にともなって取得されるデータの出力手段としても、機能する。
表示装置109は、各装置などの稼働状態などを表示する手段として機能する。
<前処理装置>
次に、前処理装置103について、図2を参照して説明する。図2は、前処理装置の要部の概略構成を示す説明図である。
図2に示したように、前処理装置103は、チャンバー60と、前処理テーブル71と、反射板72と、紫外線ランプ74と、ランプ支持枠75と、テーブル搬送装置73と、装置基台77と、吸引ポンプ82と、給気温度調整装置84と、を備えている。
チャンバー60は、チャンバー本体61を備えている。チャンバー本体61は、略直方体の箱形状を有している。チャンバー本体61は、箱形状の中の床面を構成する床壁611と、床面に対向する天面を構成する天壁612と、床壁611と天壁612とを接続する4枚の側壁614と、を備えている。天壁612には、排気孔63が形成されている。床壁611には、給気孔62が形成されている。なお、図2に示したチャンバー本体61は、壁の厚さを省略して示している。チャンバー60が、装置筐体に相当する。排気孔63が、排出孔に相当する。
ランプ支持枠75は、支持枠75aと支持枠75bとを備えている。支持枠75a及び支持枠75bは、装置基台77に立設されている。装置基台77は、チャンバー本体61の床壁611上に配設されている。装置基台77には、床壁611に形成された給気孔62に連通する給気開口62aが形成されている。給気孔62と、給気開口62aとが、供給孔に相当する。
支持枠75a及び支持枠75bは、図示省略したソケットを備えており、それぞれのソケットが互いに対向する状態で立設されている。紫外線ランプ74は、円柱形状を有し、円柱の両端から円柱形状の軸方向に、電極ピン(図示省略)が、突出している。紫外線ランプ74は、電極ピンが、支持枠75a及び支持枠75bに形成されたソケットに嵌合しており、支持枠75aと支持枠75bとの間に差し渡された状態で支持されている。本実施形態の前処理装置103は、6本の紫外線ランプ74を備えている。6本の紫外線ランプ74は、略鉛直方向に並んで、壁のようになっている。
反射板72は、板状の長方形形状を有している。板状の両面には、反射面72aと反射面72bとが形成されている。反射板72の両側の短辺は、図示省略した取付部材を介して、それぞれ支持枠75a又は支持枠75bに固定されている。反射板72は、支持枠75aと支持枠75bとの間に差し渡された状態で支持されている。反射板72は、同様に支持枠75aと支持枠75bとの間に差し渡された状態で支持されている紫外線ランプ74の鉛直方向上方に位置しており、反射板72と紫外線ランプ74とは並んで配設されている。本実施形態の前処理装置103は、6個の反射板72を備えている。6個の反射板72は、6本の紫外線ランプ74と、交互に略鉛直方向に並んで、壁のようになっている。なお、図2では、紫外線ランプ74を明示するために、反射板72は、3個のみ示してある。反射板72と紫外線ランプ74との位置関係の詳細は、後述する。
前処理装置103が、紫外線照射装置に相当する。紫外線ランプ74が、紫外線照射手段に相当する。反射板72が、反射手段に相当する。
テーブル搬送装置73は、紫外線ランプ74の延在方向と略平行に延在している。前処理テーブル71は、図2に矢印a及び矢印bで示したテーブル搬送装置73の延在方向に移動可能に、テーブル搬送装置73に支持されている。前処理装置103は、前処理テーブル71とテーブル搬送装置73とをそれぞれ2個備えており、前処理テーブル71とテーブル搬送装置73の組が、6本の紫外線ランプ74からなる壁の両側にそれぞれ配設されている。
前処理テーブル71は、載置面に吸着パッド78が配設されている。吸着パッド78の中央に形成された吸着孔は、図示省略した吸引装置に連通している。描画対象物15などが前処理テーブル71の載置面に載置されると、吸着パッド78に接触して支持される。吸引装置によって吸引されることで、描画対象物15などが吸着パッド78に吸着されて、前処理テーブル71に保持される。
テーブル搬送装置73は、前処理テーブル71を、給除材位置又は前処理位置に保持する。テーブル搬送装置73は、また、前処理テーブル71を、給除材位置と前処理位置との間で移動させる。
給除材位置は、搬送ロボット102によって、描画対象物15などを、前処理テーブル71に給材又は前処理テーブル71から除材する位置である。給除材位置は、チャンバー本体61の外に設定されている。図2に示した前処理テーブル71は、給除材位置に位置しており、チャンバー本体61の外に位置している。
前処理位置は、前処理テーブル71に保持された描画対象物15などを、紫外線ランプ74に臨ませて紫外線を照射させる位置である。前処理位置は、チャンバー本体61の中に設定されている。テーブル搬送装置73は、前処理位置において、図示省略した回動装置によって前処理テーブル71を、矢印c1又は矢印c2で示した方向に回動させて、前処理テーブル71の載置面を、6本の紫外線ランプ74からなる壁に臨ませる。図2に二点差線で示した前処理テーブル71Aは、回動させられた前処理テーブル71を示している。紫外線を照射させた後は、前処理テーブル71Aを矢印d1又は矢印d2で示した方向に回動させて、水平状態に戻す。
前処理テーブル71は、側壁614に形成された媒体入出口(図示省略)を通って、給除材位置と前処理位置との間を移動させられる。媒体入出口には、扉(図示省略)が配設されており、通常は、閉鎖されている。前処理テーブル71が給除材位置と前処理位置との間を移動する際には、扉が開かれて、媒体入出口が開放される。
なお、図2においては、図面を分かりやすくするために、前処理テーブル71と紫外線ランプ74とを、離して記載してある。実際の前処理装置103においては、前処理テーブル71及びテーブル搬送装置73は、描画対象物15などを、直近で紫外線ランプ74に臨ませるような位置に配設されている。
<紫外線ランプ及び反射板>
次に、紫外線ランプ74及び反射板72の配置位置について、図3を参照して説明する。図3は、紫外線ランプ及び反射板の配置位置を、チャンバーの断面とともに示す説明図である。図3(a)は、紫外線ランプの延在方向に直交する断面において、紫外線ランプ及び反射板の配置位置を示す説明図であり、図3(b)は、紫外線ランプの延在方向に略平行な断面におけるチャンバーの断面形状と、紫外線ランプ及び反射板の配置位置と、を示す説明図である。
なお、図面を簡単にするために、図3(a)における紫外線ランプ74は、ガラス管の外形のみを示してある。図3に示したX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向は、図2に示したX軸方向、Y軸方向、又はZ軸方向と同じ方向である。
上述したように、前処理装置103は、6本の紫外線ランプ74を備えている。紫外線ランプ74は、円柱形状を有し、6本の紫外線ランプ74は、略鉛直方向に並んで、6本の円柱からなる壁のようになっている。6本の紫外線ランプ74を、ランプユニット74Aと表記する。6本の紫外線ランプ74の円柱形状の中心軸を通る仮想平面をユニット平面174と表記する。ユニット平面174は、鉛直方向及び紫外線ランプ74の延在方向に平行な面であって、Y軸Z軸平面に平行な面である。ランプユニット74Aが備える紫外線ランプ74を、鉛直方向における上側の紫外線ランプ74から順に、紫外線ランプ741、紫外線ランプ742、紫外線ランプ743、紫外線ランプ744、紫外線ランプ745、紫外線ランプ746と表記する。
上述したように、反射板72は、支持枠75aと支持枠75bとの間に差し渡された状態で支持されている。反射板72は、同様に支持枠75aと支持枠75bとの間に差し渡された状態で支持されている紫外線ランプ74の鉛直方向上方に位置しており、反射板72と紫外線ランプ74とは並んで配設されている。6個の反射板72は、6本の紫外線ランプ74と、交互に略鉛直方向に並んで、壁のようになっている。6個の反射板72と、6本の紫外線ランプ74との並び方向は、鉛直方向である。鉛直方向が、紫外線射出手段と反射手段との並び方向に相当する。
前処理装置103が備える反射板72を、鉛直方向における上側の反射板72から順に、反射板721、反射板722、反射板723、反射板724、反射板725、反射板726と表記する。
反射板72は、板状の長方形形状を有しており、長方形の短辺方向が、ユニット平面174に対して傾いている。すなわち、反射板72が備える反射面72a及び反射面72bは、ユニット平面174に対して傾いている。反射面72a及び反射面72bは、X軸方向において排気孔63に近い方の端が、Z軸方向においても排気孔63に近くなるように傾いている。言い換えると、反射面72a及び反射面72bは、X軸方向において給気開口62aに近い方の端が、Z軸方向においても給気開口62aに近くなるように傾いている。
上述したように、チャンバー本体61の天壁612には、排気孔63が形成されており、床壁611には、給気孔62が形成されており、装置基台77には、給気孔62に連通する給気開口62aが形成されている。
図3に示すように、排気孔63は、吸引ポンプ82に接続されている。吸引ポンプ82を稼働させることで、チャンバー本体61内の空気が、排気孔63を通って、排出される。チャンバー本体61内には、給気孔62を経由して給気開口62aから空気が流入し、排気孔63から排出された空気が補充される。チャンバー本体61内には、給気開口62aから排気孔63にいたる空気の流れが形成される。
排気孔63と給気開口62aとは、ユニット平面174を間に挟む位置に形成されている。また、排気孔63と給気開口62aとは、鉛直方向において、間にランプユニット74Aを挟む位置に形成されている。このため、給気開口62aから排気孔63にいたる空気の流れは、ユニット平面174と交差して流れる。すなわち、給気開口62aから排気孔63にいたる空気は、ランプユニット74Aを横切って流れ、その際に、紫外線ランプ74に吹き付けられる。
排気孔63及び給気開口62aのチャンバー本体61内の開口形状は、紫外線ランプ74の延在方向(Y軸方向)に長い長方形形状を有している。給気開口62aから流入して排気孔63から流出する空気の流れの断面形状は、紫外線ランプ74の延在方向(Y軸方向)に長い形状になり易い。
給気温度調整装置84は、気体の温度を調整する装置であり、チャンバー60とは別に設けられている。給気温度調整装置84における、温度を調整した気体が放出される放出管84aは、チャンバー本体61の外側で、給気孔62に臨んで開口している。放出管84aから放出される空気の大部分は、給気孔62から、給気開口62aを通って、チャンバー本体61内に流入する。給気開口62aからチャンバー本体61内に流入する空気の大部分は、給気温度調整装置84によって温度が調整された空気である。
<反射板による紫外線の反射>
次に、反射板72による、紫外線ランプ74から射出された紫外線の反射について、図4を参照して説明する。図4は、紫外線ランプから射出された紫外線の進行方向を示す説明図である。図4(a)は、紫外線ランプの延在方向に直交する断面において、前処理装置の構成と紫外線の進行方向とを示す説明図であり、図4(b)は、紫外線ランプと反射板との位置関係及び紫外線の進行方向を示す部分拡大図である。
図4に矢印で示した紫外線光束L1などは、紫外線ランプ74から射出される紫外線の光束である。紫外線光束L1は、紫外線ランプ742から射出されて、前処理位置にある描画対象物15(以降この描画対象物15を、描画対象物15aと表記することがある。)の鉛直方向の上端付近に照射される光束である。紫外線光束L2は、紫外線ランプ742から射出されて、描画対象物15aの鉛直方向の下端付近に照射される光束である。紫外線ランプ74から射出される紫外線の中で、紫外線光束L1と紫外線光束L2との間の紫外線は、前処理位置にある描画対象物15aに照射される。同様に、紫外線ランプ742から射出される紫外線の中で、紫外線光束L3と紫外線光束L4との間の紫外線は、紫外線光束L1などが照射される描画対象物15aとは反対側の前処理位置に位置する描画対象物15(以降この描画対象物15を、描画対象物15bと表記することがある。)に照射される。
紫外線ランプ742から射出される紫外線の中で、紫外線光束L2と紫外線光束L4との間の紫外線、及び紫外線光束L3と紫外線光束L1との間の紫外線は、描画対象物15に照射されない。
紫外線ランプ742から射出される紫外線と同様に、紫外線ランプ744から射出される紫外線の中で、紫外線光束L5と紫外線光束L6との間の紫外線、及び紫外線光束L7と紫外線光束L8との間の紫外線が、描画対象物15a又は描画対象物15bに照射される。紫外線ランプ742から射出される紫外線の中で、紫外線光束L6と紫外線光束L8との間の紫外線、及び紫外線光束L7と紫外線光束L5との間の紫外線は、描画対象物15に照射されない。
ランプユニット74Aが備える他の紫外線ランプ74においても同様に、射出される紫外線の中で、一部の紫外線が、描画対象物15a又は描画対象物15bに照射され、一部の紫外線は、描画対象物15に照射されない。
上述したように、反射板72が備える反射面72a及び反射面72bは、ユニット平面174に対して傾いている。反射板72の鉛直方向の上側の面が反射面72aであり、下側の面が反射面72bである。
図4に示したように、反射面72a及び反射面72bは、鉛直方向(Z軸方向)において上側(排気孔63に近い側)の端が、X軸方向においてユニット平面174から離れる(排気孔63に近くなる)方向に傾いている。
紫外線光束L11は、紫外線ランプ742から射出されて、反射板722の反射面72bの鉛直方向の下側の端付近に照射されて、反射される。紫外線光束L11が反射板722の反射面72bに反射された紫外線光束L12は、描画対象物15aに照射される。紫外線光束L21は、紫外線ランプ742から射出されて、反射板722の反射面72bの鉛直方向の上側の端付近に照射されて、反射される。紫外線光束L21が反射板722の反射面72bに反射された紫外線光束L22も、描画対象物15aに照射される。紫外線光束L11と紫外線光束L21との間で紫外線ランプ742から射出される紫外線は、反射板722の反射面72bに反射されて、描画対象物15aに照射される。
紫外線光束L11と紫外線光束L21との間で紫外線ランプ742から射出される紫外線は、紫外線光束L3と紫外線光束L1との間の紫外線に含まれており、反射板722の反射面72bに反射されない場合は、描画対象物15に照射されない紫外線である。
同様に、紫外線光束L31は、紫外線ランプ742から射出されて、反射板723の反射面72aの鉛直方向の上側の端付近に照射されて、反射される。紫外線光束L31が反射板723の反射面72aに反射された紫外線光束L32は、描画対象物15bに照射される。紫外線光束L41は、紫外線ランプ742から射出されて、反射板723の反射面72aの鉛直方向の下側の端付近に照射されて、反射される。紫外線光束L41が反射板723の反射面72aに反射された紫外線光束L42も、描画対象物15bに照射される。紫外線光束L31と紫外線光束L41との間で紫外線ランプ742から射出される紫外線は、反射板723の反射面72aに反射されて、描画対象物15bに照射される。
紫外線光束L31と紫外線光束L41との間で紫外線ランプ742から射出される紫外線は、紫外線光束L2と紫外線光束L4との間の紫外線に含まれており、反射板723の反射面72aに反射されない場合は、描画対象物15に照射されない紫外線である。
紫外線ランプ741、紫外線ランプ743、紫外線ランプ744、紫外線ランプ745、及び紫外線ランプ746から射出される紫外線も同様に、反射板721、反射板722、反射板723、反射板724、反射板725、又は反射板726によって反射させることによって、描画対象物15に照射させることができる。
反射面72a及び反射面72bのユニット平面174に対する傾きは、小さいほうが、紫外線ランプ74から射出されて反射板72に照射される紫外線が、紫外線ランプ74の方に反射され難い。しかし、傾きが小さいと、紫外線ランプ74のX軸方向の幅に対応する反射板72のX軸方向の幅を実現するために、反射板72のZ軸方向の幅を広くすることが必要になる。すなわち、紫外線ランプ74の間隔を広くすることが必要になる。紫外線ランプ74の間隔を広くすると、ランプユニット74Aが大きくなったり、紫外線の照射密度が低下したりする。市外線が紫外線ランプ74の方に反射されることを抑制するとともに、紫外線ランプ74の間隔が広くなることを抑制するために、反射面72a及び反射面72bのユニット平面174に対する傾きは、30度から60度であることが好ましい。
<反射板による空気の流動方向>
次に、反射板72による、給気開口62aから排気孔63にいたる空気の流れの、流動方向の誘導について、図5を参照して説明する。図5は、給気開口から排気孔にいたる空気の流れの、流動方向を示す説明図である。図5(a)は、紫外線ランプの延在方向に直交する断面において、前処理装置の構成と給気開口から排気孔にいたる空気の流れの流動方向とを示す説明図であり、図5(b)は、紫外線ランプと反射板との位置関係及び空気の流動方向を示す部分拡大図である。
上述したように、吸引ポンプ82を稼働させることで、チャンバー本体61内の空気が、排気孔63を通って排出され、チャンバー本体61内には、給気開口62aから排気孔63にいたる空気の流れが形成される。排気孔63と給気開口62aとは、間にユニット平面174を挟む位置に形成されている。また、排気孔63と給気開口62aとは、鉛直方向において、間にランプユニット74Aを挟む位置に形成されている。このため、給気開口62aから排気孔63にいたる空気の流れは、ユニット平面174と交差して流れる。給気開口62aから排気孔63にいたる空気の流れの方向は、流動する空気全体としては、図5(a)に矢印Fで示したような、給気開口62aから排気孔63に向かう方向である。
給気開口62aからランプユニット74Aにいたる空気の流れの方向は、図5(b)に矢印f1で示したような方向である。ランプユニット74Aの紫外線ランプ74の鉛直方向上方には、反射板72が配設されている。矢印f1で示したような方向に流動してきた空気は、反射板72に遮られるため、反射板72の反射面72bに沿って、矢印f2で示した方向に流動する。反射板72と反射板72との間を矢印f2で示した方向に流動する空気に対して、反射板72と反射板72との間に配設されている紫外線ランプ74は、空気の流動を阻害する障害物である。したがって、反射板72と反射板72との間を流動する空気は、反射板72と反射板72との間に配設されている紫外線ランプ74に吹き付けられる。ランプユニット74Aを通過した空気は、矢印f3で示したような、排気孔63に向かう方向に流動する。
反射面72a及び反射面72bのユニット平面174に対する傾きは、小さいほうが、空気を紫外線ランプ74の方に導き易い。しかし、傾きが小さいと、紫外線ランプ74のX軸方向の幅に対応する反射板72のX軸方向の幅を実現するために、反射板72のZ軸方向の幅を広くすることが必要になる。すなわち、紫外線ランプ74の間隔を広くすることが必要になる。紫外線ランプ74の間隔を広くすると、ランプユニット74Aが大きくなったり、紫外線の照射密度が低下したりする。空気を紫外線ランプ74のほうに効率よく導くとともに、紫外線ランプ74の間隔が広くなることを抑制するために、反射面72a及び反射面72bのユニット平面174に対する傾きは、30度から60度であることが好ましい。
以下、実施形態による効果を記載する。本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)前処理装置103が備える6本の紫外線ランプ74は、略鉛直方向に並んで、6本の円柱からなる壁のようになっている。この構成により、紫外線ランプ74の壁の両側においてそれぞれ壁に臨む位置に保持された描画対象物15に、同時に紫外線を照射することができる。
(2)紫外線ランプ74に対して、Z軸方向に並べて反射板72が配設されている。また、反射板72は、板状の長方形形状を有しており、反射板72の反射面72a及び反射面72bは、長方形の短辺方向が、ユニット平面174に対して傾いている。この構成により、紫外線ランプ74から射出される紫外線の中の、進行方向がZ軸方向などであって、描画対象物15に照射されない紫外線の一部を、反射板72で反射することによって、描画対象物15に照射させることができる。
(3)反射板72は、Z軸方向に並べて配設されている紫外線ランプ74の間に配設されている。この構成により、紫外線ランプ74から射出された紫外線を反射板72で反射することによって、紫外線ランプ74から射出された紫外線が並べて配設された隣の紫外線ランプ74に照射されることを抑制することができる。
(4)排気孔63は天壁612に形成されており、給気孔62は床壁611に形成されており、給気開口62aは給気孔62に連通している。また、排気孔63と給気開口62a(給気孔62)とは、ユニット平面174を間に挟む位置に形成されている。この構成により、給気開口62aから排気孔63に流れる空気を、ランプユニット74Aを横切って流動させ、その際に、紫外線ランプ74に吹き付けられるようにすることができる。
(5)反射板72の反射面72a及び反射面72bは、X軸方向において給気開口62aに近い方の端が、Z軸方向においても給気開口62aに近くなるように傾いている。このため、給気開口62aから流動してきた空気は、反射面72bの端に当たると、反射面72bに沿う方向に誘導される。空気を反射面72bに沿うように流動させることで、当該空気を、反射板72と並べて配設されている紫外線ランプ74に吹きつけ易くすることができる。
(6)排気孔63は、吸引ポンプ82に接続されている。吸引ポンプ82を稼働させることで、チャンバー本体61内の空気が、排気孔63を通って、排出される。チャンバー本体61内には、給気孔62を経由して給気開口62aから空気が流入し、排気孔63から排出された空気が補充される。これにより、チャンバー本体61内に、給気開口62aから排気孔63にいたる空気の流れを形成することができる。
(7)給気温度調整装置84における、温度を調整した気体が放出される放出管84aは、チャンバー本体61の外側で、給気孔62に臨んで開口している。この構成により、給気温度調整装置84によって、給気孔62を介してチャンバー本体61内に供給される空気の温度を調整することができる。たとえば、給気温度調整装置84によって、チャンバー本体61内に供給される空気の温度を低くすることで、紫外線ランプ74を冷却し易くすることができる。
以上、添付図面を参照しながら好適な実施形態について説明したが、好適な実施形態は、前記実施形態に限らない。実施形態は、要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であり、以下のように実施することもできる。
(変形例1)前記実施形態においては、反射板72は、反射面72a及び反射面72bを備えていた。しかし、反射手段が備える反射面が2個であることは必須ではない。反射手段が備える反射面は、1個であってもよい。
(変形例2)前記実施形態においては、前処理装置103は、6個の紫外線ランプ74に対応して6個の反射板72を備えていた。しかし、紫外線照射装置が備える反射手段は何個であってもよい。紫外線照射装置が備える紫外線射出手段の数がnの場合、例えば、n+1個の反射手段を配設して、全ての紫外線射出手段の両側に反射手段が位置するように配置してもよい。あるいは、2n個の反射手段を配設して、全ての紫外線射出手段ごとに2個の反射手段を配置してもよい。
(変形例3)前記実施形態においては、紫外線ランプ74や反射板72を内部に収容しているチャンバー60を備えていた。しかし、紫外線照射装置が、内部空間に紫外線射出手段及び反射手段が配設されている装置筐体を備えることは必須ではない。紫外線照射装置は、紫外線射出手段や反射手段が配設されている空間が開放された空間であってもよい。
(変形例4)前記実施形態においては、排気孔63が天壁612に形成されており、給気孔62が床壁611に形成されており、給気孔62に連通する給気開口62aが装置基台77に形成されていた。しかし、装置筐体が、内部空間に気体を流入させるための供給孔と、内部空間から気体を排出させるための排出孔とを備えることは必須ではない。装置筐体は、内部空間の気体を入れ替えるための供給孔や排出孔を特に備えない構成であってもよい。
(変形例5)前記実施形態においては、前処理装置103は、6本の紫外線ランプ74を備えていた。しかし、紫外線照射装置が備える紫外線射出手段は6個に限定されない、紫外線照射装置が備える紫外線射出手段は、何個であってもよい。
(変形例6)前記実施形態においては、紫外線ランプ74及び反射板72の並び方向は鉛直方向であった。しかし、紫外線射出手段と反射手段との並び方向が鉛直方向であることは必須ではない。紫外線射出手段と反射手段との並び方向は、例えば水平方向などであってもよい。
(変形例7)前記実施形態においては、紫外線ランプ74は直管形状の外形形状を有していたが、紫外線射出手段の外形形状は直管形状に限らない。紫外線射出手段の外形形状は、例えば、直管の中央が180度曲げられたU字形状形などであってもよい。この場合、1個の紫外線射出手段におけるU字形状形の空間部分にも、反射手段を配設してもよい。
(変形例8)前記実施形態においては、前処理装置103は、描画対象物に、画像を描画する描画装置ユニット100において、描画対象物に前処理や後処理を実施するための紫外線照射装置であった。しかし、上記実施形態で説明したような紫外線照射装置が好適に紫外線を照射できる対象物は、描画対象物に限らない。紫外線照射装置は、半導体の製造装置や液晶装置の製造装置における、半導体基板や液晶表示装置の基板の表面改質装置や表面洗浄装置としての紫外線照射装置であってもよい。
(変形例9)前記実施形態においては、前処理装置103は、排気孔63に接続された吸引ポンプ82を備えていた。しかし、紫外線照射装置が装置筐体内の気体を流動させるために吸引ポンプのような装置を備えることは必須ではない。供給孔から気体を送り込む送風装置を備える構成であってもよい。あるいは、吸引ポンプや送風装置などを設けることなく、自然対流によって温度を調整する構成であってもよい。
(変形例10)前記実施形態においては、前処理装置103は、給気温度調整装置84を備えており、給気孔62を介してチャンバー本体61内に供給される空気の温度を調整していた。しかし、装置筐体内に供給する気体の温度を調整することは必須ではない。紫外線照射装置は、紫外線照射装置の周囲の気体を、温度を調整することなく装置筐体内に供給する構成であってもよい。
15,15a,15b…描画対象物、60…チャンバー、61…チャンバー本体、62…給気孔、62a…給気開口、63…排気孔、71…前処理テーブル、71A…前処理テーブル、72…反射板、72a…反射面、72b…反射面、74…紫外線ランプ、74A…ランプユニット、75…ランプ支持枠、77…装置基台、82…吸引ポンプ、84…給気温度調整装置、100…描画装置ユニット、101…液滴吐出装置、102…搬送ロボット、103…前処理装置、105…ロード装置、106…アンロード装置、107…描画ユニット制御装置、174…ユニット平面、611…床壁、612…天壁、614…側壁、721,722,723,724,725,726…反射板、741,742,743,744,745,746…紫外線ランプ、L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7,L8,L11,L12,L21,L22,L31,L32,L41,L42…紫外線光束。

Claims (5)

  1. 紫外線を射出する紫外線射出手段と、
    紫外線を反射する反射手段と、を備え、
    前記紫外線射出手段と前記反射手段とは並列して配置されており、前記反射手段は、前記紫外線射出手段から前記紫外線射出手段と前記反射手段との並び方向に射出されて前記反射手段に照射される紫外線を、前記紫外線射出手段と前記反射手段との並び方向と交差する方向に反射する反射面を備える、
    ことを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 前記反射手段は、2個の前記反射面を備えることを特徴とする、請求項1に記載の紫外線照射装置。
  3. 内部空間に前記紫外線射出手段及び前記反射手段が配設されている装置筐体をさらに備え、
    前記装置筐体は、前記内部空間に気体を流入させるための供給孔と、前記内部空間から気体を排出させるための排出孔と、を備え、
    前記供給孔と前記排出孔とは、前記紫外線射出手段と前記反射手段との並び方向及び並び方向と交差する方向において、前記供給孔と前記排出孔との間に、前記紫外線射出手段及び前記反射手段を挟む位置に形成されており、
    前記反射面は、一方の端がもう一方の端より、前記紫外線射出手段と前記反射手段との並び方向及び並び方向と交差する方向において、前記供給孔に近い位置に位置する方向に傾いている、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の紫外線照射装置。
  4. 前記紫外線射出手段は柱状の形状を有し、
    前記供給孔及び前記排出孔の前記内部空間側の開口は、前記紫外線射出手段の柱状の形状における長手方向に長い形状を有する、
    ことを特徴とする、請求項3に記載の紫外線照射装置。
  5. 前記反射手段は、前記反射面の面方向が、前記紫外線射出手段と前記反射手段との並び方向に対して、30度から60度の角度で傾いている姿勢で配設されていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の紫外線照射装置。
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