JP7006027B2 - 光照射装置 - Google Patents

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本発明は、複数の照射器からの光が透過するカバーガラスを備える光照射装置に関する。
従来、液晶パネルの製造工程においては、液晶パネルの基板を貼り合わせる光硬化樹脂を硬化させたり、液晶パネルの液晶配向特性を付加したりするために、光照射装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
この種の光照射装置には、液晶パネル等のワークを収容するチャンバーを備えるものがある。チャンバーは、照射器からの光を通す開口部を備え、この開口部が透明ガラス(以下、カバーガラスと言う)で閉塞された密閉構造である。
特開2015-195141号公報
ところで、ワークのサイズアップに伴い、チャンバーのサイズが大型化した場合、チャンバー外にチャンバーに沿って複数の照射器を配列し、カバーガラスを大型化させていた。
しかし、カバーガラスの製造可能なサイズには制約があり、今後更にワークが大型化した場合、それに対応する大きさのカバーガラスの調達が困難になるおそれがある。また、カバーガラスが大型化すると、コストアップや、メンテナンスや保守の負担が増加する。しかも、カバーガラスが大型化するほど最大たわみ量は増えるので、たわみによってカバーガラスが破損しないように、カバーガラスを厚くする必要が生じてしまう。
一方、従来は、カバーガラス1枚に対して複数の照射器を用いており、このため、ワークが大型化し、それに伴ってカバーガラスが大型化した場合、照射器直下の領域では照度が高いが、隣り合う照射器間領域では照度が低くなり、ワーク全体の照射領域では照度均斉度が低下する、という弊害があった。
そこで、本発明は、ワークの大型化に対応可能なカバーガラスを容易に得ることができ、且つ、1枚のカバーガラスを用いることによる照度均斉度低下の弊害を抑制可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明者は、カバーガラスを複数に分割して利用することを想起した。
そこで、本発明の光照射装置は、ワークを収容するチャンバーと、前記チャンバー外で前記チャンバーの光入射面に沿って配置される複数の照射器と、前記チャンバーの光入射面に設けられ、前記照射器からの光が透過するカバーガラスとを備え、前記カバーガラスは、前記光入射面に沿って間隔を空けて並ぶ複数のガラス板で構成され、前記複数のガラス板は、前記複数の照射器と一対一で対向配置され、前記チャンバーにおける各ガラス板の間は遮光され、各ガラス板に対し、対向する前記照射器からの光のうち、入射角が所定角度未満の光だけが入射し、入射角が所定角度以上の光は、前記チャンバーにおける各ガラス板の間に入射するように、各ガラス板が配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記光照射装置において、各ガラス板に対し、対向する照射器からの光のうち、入射角が所定角度未満の光だけが入射し、入射角が所定角度以上の光は、前記チャンバーにおける各ガラス板の間に入射するように、各ガラス板の幅及び離間距離が設定されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記光照射装置において、前記照射器は、光源と、前記光源からの光の一部が入射して前記カバーガラス側に反射する反射鏡とを有し、前記反射鏡で反射されない前記光源の直接光のうち、入射角が相対的に大きい光が、前記チャンバーにおける各ガラス板の間に入射することを特徴とする。
また、本発明は、上記光照射装置において、前記チャンバーは、金属製の箱体に、前記ガラス板の各々で覆われる複数の開口部を、間隔を空けて形成した構成であることを特徴とする。
本発明によれば、ワークの大型化に対応可能なカバーガラスを容易に得ることができ、且つ、1枚のカバーガラスを用いることによる照度均斉度低下の弊害を抑制可能になる。
本発明の実施形態に係る光照射装置を示す図である。 照射器を周辺構成と共に示す図である。 複数の照射器をカバーガラスと共に模式的に示した図である。 比較例1を示す図である。 比較例1の照度均斉度分布を示す図である。 実施例1の照度均斉度分布を示す図である。 ワークを照明する光の入射角度分布を示す図である。 光L1AとワークWの説明に供する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る光照射装置を示す図である。
この光照射装置1は、金属製の外装ケース2内に、複数の照射器9と、これら照射器9の直下に配置されるチャンバー50とを備える。チャンバー50は、ワークWを収容する収容体であり、本構成では、ワークWを照射位置に配置するステージ51と、ワークWと照射器9との間に不図示のマスク(遮光マスクとも称する)を保持するマスクホルダ53とを収容している。
ワークWは、例えば、有機EL用パネル又は液晶パネル等の表示パネルを構成する2枚の光透過基板であり、これら光透過基板間にシール材となる光硬化性樹脂が塗布されている。各照射器9からの光で光硬化性樹脂が硬化することによって、光透過基板同士が貼り合わせられる。
チャンバー50には、吸気ダクト55と排気ダクト56とが接続され、外部から吸気ダクト55を介して冷却風が供給される。この冷却風は、チャンバー50内の各部を冷却した後に、排気ダクト56を介して外部に排出される。
この冷却風には、異物が除去され、且つ、露点が-50~-90℃以下程度に調整された低露点高清浄度空気(クリーンドライエアー)が使用される。なお、チャンバー50内に供給する気体は、ワークW等に応じて適宜に変更可能であり、例えば、窒素ガス等の不活性ガスでもよい。また、チャンバー50内の空気を吸引し、チャンバー50内を真空状態にしてもよい。
図2は照射器9を周辺構成と共に示す図である。
照射器9は、光源10と、光源10からの光を反射して配光制御する反射鏡11と、光源10及び反射鏡11を収容する金属製の筐体12とを有している。
光源10は、メタルハライドランプや高圧水銀ランプ等の紫外線を含む光を放射する放電ランプである。なお、ワークWに、紫外線硬化樹脂に代えて、紫外線以外の光で硬化する光硬化樹脂を塗布した場合は、その光硬化塗料を硬化させる波長の光を放射する放電ランプが使用される。また、図1及び図2中、符号L1は、光源10からの光の一部を示している。
反射鏡11は、光源10におけるワークW側(チャンバー50側)を除く領域を包囲し、かつ、光源10の長軸方向に延びる楕円筒鏡である。この反射鏡11は、光源10の光を反射してワークW側に照射する。
筐体12は、ワークW側に開口部12Aを有し、光源10からの光を、開口部12Aを介してワークWに照射する。開口部12A近傍には、光硬化に寄与しない所定波長の光をカットする波長選択フィルタ13が設けられる。この波長選択フィルタ13により、光硬化に寄与しない所定波長の光がカットされた光がワークWに向けて照射される。
チャンバー50は、金属製の箱体からなるチャンバー本体57を備える。チャンバー本体57には、照射器9に対向する面(照射器9からの光が入射する光入射面に相当)である上面50Aに、各照射器9からの光が通過する開口部50Kが形成され、開口部50Kが緩衝樹脂部材60及びカバーガラス61(ガラス板)で閉塞される。緩衝樹脂部材60は、フッ素樹脂等で形成され、開口部50Kとカバーガラス61との間に介在することによって、開口部50Kとカバーガラス61との間の隙間を封止する封止部材、及びカバーガラス61を適度に押さえるガラス押さえ部材として機能する。開口部50Kが緩衝樹脂部材60及びカバーガラス61で閉塞されることによって、チャンバー50が密閉構造に形成されるとともに、各照射器9の光がカバーガラス61を介してチャンバー50内に照射可能になる。
なお、チャンバー本体57は金属製であるため、照射器9の光を通さない。また、光源10に紫外線光源を使用しない場合等は、チャンバー本体57を金属以外の、光を通さない非透光性材料で形成してもよい。
カバーガラス61は、テンパックス、又は石英ガラス等の、耐熱性を有する透光性材料からなるガラス板で形成される。
図1に示すように、マスクホルダ53は、ステージ51の上方にて水平方向(図1の左右方向)に間隔を空けて配置される複数のマスク保持部材54を備えている。各マスク保持部材54は、石英ガラス等の透光性材料からなる棒状(マスク保持バーとも称する)に形成され、各照射器9の光を遮らない。各マスク保持部材54は、真空吸着によってマスクを保持し、このマスクによってワークWに向かう光の一部が遮光される。
図3は複数の照射器9をカバーガラス61と共に模式的に示した図である。図3、4では、開口部50Kについて、そこに配置されるカバーガラス61だけを描いている。
本構成では、各照射器9の下方に独立して開口部50K(図1、図2参照)が形成され、各開口部50Kが互いに異なるカバーガラス61で閉塞されている。
これらカバーガラス61は、チャンバー50の上面50A(光入射面)に沿って間隔を空けて並ぶガラス板であり、より具体的には、照射器9と同数、且つ、照射器9の並び方向に間隔を空けて一列に並ぶガラス板であり、各カバーガラス61と各照射器9とは一対一で対応する。
図3に示すように、カバーガラス61は、照射器9の配置間隔P1と同じ間隔で配置され、照射器9の下方を、照射器9と同様に図3の紙面奥行き方向に延出する。このカバーガラス61の幅H1(開口部50Kの開口幅に相当)、及び照射器9からの離間距離D1等の調整によって、カバーガラス61は、上方に位置する照射器9の光L1だけが入射し、隣接する照射器9からの光L1は入射しないようにしている。
さらに、このカバーガラス61は、幅H1等の調整によって、図3に示すように、上方の照射器9からの光L1のうち、入射角θが所定角度以上の光L1Aについては入射しない。つまり、入射角θが所定角度以上の光L1Aは、開口部50Kに配置したカバーガラス61間に照射され、非透光性材料で形成されたチャンバー本体57で遮られる。カバーガラス61の幅H1を狭くするほど、換言すると、カバーガラス61同士の離間距離H2を拡げるほど、カバーガラス61に入射する最大入射角を小さくすることができる。
図3では、反射鏡11で配光制御されない光源10の直接光のうち、入射角θが相対的に大きい光L1Aが入射しないように構成されている。このように、カバーガラス61のサイズ(幅H1、離間距離H2等)の調整によって、最大入射角を制限できるので、照射器9側で照射範囲等を厳密にコントロールする必要がなくなる。したがって、照射器9側の設計自由度や選択自由度を向上させ易くなる。
なお、カバーガラス61と照射器9との離間距離D1を確保することによって、照射器9を冷却する冷却風によってカバーガラス61が冷却され、カバーガラス61の温度上昇を抑制し易くなる。但し、離間距離D1は適宜に設定すればよく、例えば、チャンバー50内の冷却風等によってカバーガラス61の温度上昇が十分抑えられる場合等は離間距離D1を零にしてもよい。
次に、光照射装置1の実施例1と、図4に示す比較例1とを対比説明する。なお、本発明の光照射装置1は実施例1に限定されるものではない。
実施例1は、ワークWのサイズが2200mm×1250mm、5個の照射器9の配置間隔P1が465mm、5枚のカバーガラス61の材料がテンパックス、各カバーガラス61の幅H1が275mm、各カバーガラス61の厚さが9mmである。
比較例1は、カバーガラス61が1枚で構成された点が異なる光照射装置100であり、それ以外の構成(ワークWのサイズ、配置間隔P1、カバーガラス61の厚さ等)は実施例1と同じである。つまり、比較例1は、カバーガラス61が「1枚タイプ」と言うことができ、実施例1は、カバーガラス61が複数枚に分割された「分割タイプ」と言うことができる。なお、図4において、実施例1と同様の構成は同一の符号を付して重複説明は省略する。
実施例1及び比較例1についてワークW表面の照度均斉度分布をシミュレーションした。図5は比較例1の照度均斉度分布を示し、図6は実施例1の照度均斉度分布を示している。各図において、縦軸は、カバーガラス61の長手方向(図3、図4の紙面奥行き方向)の位置を示し、横軸は、カバーガラス61の幅方向(図3、図4の紙面左右方向)の位置を示している。また、各図には、上面視で各照射器9の間に相当する領域9L(以下、照射器間領域9Lと言う)を波線で示している。
図5に示すように、比較例1は、照射器間領域9L内の照度が高く、隣り合う照射器間領域9Lの照度が低いことから、照度均斉度が低い。この比較例1では、照度の最大値が142mW/cm、照度の最小値が76mW/cm、平均照度が105mW/cmであった。また、照度均斉度を、(照度最大値-照度最小値)/(照度最大値+照度最小値)からなる式で表現した場合に、照度均斉度は値30.2%であった。
図6に示すように、実施例1は、照射器間領域9L内の照度と、隣り合う照射器間領域9Lの間の照度とが同程度である。つまり、実施例1は、比較例1で照度が高かった照射器間領域9Lへの光(図3中の光L1Aに相当)が遮光されるので、比較例1と比べて照度均斉度が向上する。
この実施例1では、照度の最大値が98mW/cm、照度の最小値が66mW/cm、平均照度が81mW/cmであった。また、照度均斉度を、比較例1と同様の式で表現した場合に、照度均斉度は値19.5%であった。
図7はワークWを照射する光の入射角度分布を示している。図7中、横軸は、ワークWを照射する光の幅方向のみの入射角θ(図3、図4参照)を示し、縦軸は、照度比率を示している。
図7に示すように、比較例1では、入射角θが-70°~+70°の範囲であるのに対し、実施例1では、入射角θが-50°~+50°の範囲であった。
図8に示すように、マスク(以下、符号52を付して示す)が、ワークWを構成する表示パネルのアクティブエリアWA(遮光対象領域に相当)を覆う場合、マスク52とワークWとの間には隙間GPが存在する。入射角θが大きい光L1Aは、隙間GPを通過することでアクティブエリアWAに侵入し、アクティブエリアWAにダメージを与えるおそれが生じる。なお、図8中、符号WBは、シール材となる光硬化性樹脂が塗布された領域を示している。
実施例1では、比較例1よりも最大入射角が制限されるので、アクティブエリアWAへの漏れ光を低減でき、つまり、遮光すべき領域、或いは遮光することが望ましい領域への漏れ光を低減できる。したがって、紫外線等の照射光によるワークWのダメージを低減し易くなる。
以上説明したように、本実施形態では、チャンバー50外でチャンバー50の光入射面である上面50Aに沿って配置される複数の照射器9と、チャンバー50の上面50Aに設けられ、各照射器9からの光が透過するカバーガラス61とを備え、このカバーガラス61が、上面50A(光入射面)に沿って並ぶ複数のガラス板で構成される。この構成によれば、ワークWのサイズアップに伴い、チャンバー50のサイズが大型化しても、ガラス板の枚数増加、若しくは、各ガラス板の比較的僅かなサイズアップで容易に対応できる。
また、カバーガラス61を1枚で構成する場合と比べて、カバーガラス61を構成するガラス板を小型化できるので、それに対応する大きさのカバーガラス61の調達が容易であり、コストダウンが可能になり、メンテナンス及び保守の負担が軽減される。また、カバーガラス61の面積が小さい分、冷却効率が上がり、また、カバーガラス61の重量増大を抑制できる。また、カバーガラス61を1枚で構成する場合と比べて自重による最大たわみ量が減るので、カバーガラス61を厚くする必要がなく、カバーガラス61のたわみによってカバーガラス61が破損する事態を抑制できる。
さらに、チャンバー50の開口部は細分化されて個々の開口部の面積を低減できるので、ガスパージ時又は真空時にカバーガラス61に作用する圧力が低減され、カバーガラス61の板厚を低減可能になる。また、チャンバー50の圧力負荷が削減され、チャンバー50の剛性対策、及び補強を削減可能になる。
これらにより、ワークWの大型化に対応可能なカバーガラス61を容易に得ることができ、且つ、1枚のカバーガラスを用いることによる照度均斉度低下の弊害を抑制可能になる。
カバーガラス61を構成する複数のガラス板は、チャンバー50の光入射面に沿って間隔を空けて並び、細分化された開口部を構成する各ガラス板の間は遮光されているので、各照射器9からチャンバー50内に入射する光の最大入射角を制限できる。これにより、遮光すべき領域、或いは遮光することが望ましい領域への漏れ光を低減できる。また、最大入射角を制限することによって、上記実施例1に記載したように、照度均斉度を向上させることも可能である。
ところで、仮にカバーガラス61の表面に遮光部材を取り付ける構成にしてもチャンバー50内に入射する光の最大入射角を制限可能である。しかし、カバーガラス61と遮光部材とは通常、熱膨張率が違うので、熱膨張率の違いを考慮した取付構造にする必要が生じる。
一方、本構成では、チャンバー50の開口部50Kをカバーガラス61で覆えばよく、従来のカバーガラスの取付構造を広く適用可能である。また、チャンバー50とカバーガラス61との間は公知のシール材(例えばフッ素樹脂製のOリング)を用いることで、十分な密閉性を得やすくなる。本構成では、チャンバー50の開口面積を低減できるので、シール材のサイズを小さくしてコストダウンを図り易くなる。
また、照射器9は、光源10と、光源10からの光をカバーガラス61側に反射する反射鏡11とを有するので、反射鏡11で配光制御されない光源10の直接光の入射範囲を、カバーガラス61側でコントロール可能である。したがって、チャンバー50のサイズが大型化しても、同じ照射器9又は既存の他の照射器を流用して対応し易くなる。
また、本構成では、カバーガラス61を構成する複数のガラス板が、複数の照射器9と一対一で対向配置される。これにより、各照射器9からチャンバー50内に入射する光の最大入射角を独立して調整し易くなる。なお、ガラス板を照射器9と一対一で対向配置する構成に限定されず、一台の照射器9の直下に横並びでガラス板を密着して配置してもよい。また、最大入射角を制限する必要がない場合、カバーガラス61を構成する複数のガラス板を、間隔を空けずに横並びに密着させてもよい。
また、本構成のチャンバー50は、金属製の箱体であるチャンバー本体57に、ガラス板の各々で覆われる複数の開口部50Kを、間隔を空けて形成した構成である。この構成によれば、チャンバー50自体でガラス板の間を遮光できるので、ガラス板の間に遮光部材を別途取り付ける必要がなく、構成の簡易化に有利である。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様の例示であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変形、及び応用が可能である。
1、100 光照射装置
9 照射器
10 光源
11 反射鏡
12 筐体
50 チャンバー
50A チャンバーの上面(光入射面)
50K 開口部
57 チャンバー本体(金属製の箱体)
61 カバーガラス(ガラス板)
W ワーク
θ 入射角
L1、L1A 光
D1 カバーガラスと照射器との離間距離
H1 カバーガラスの幅
P1 照射器の配置間隔

Claims (4)

  1. ワークを収容するチャンバーと、
    前記チャンバー外で前記チャンバーの光入射面に沿って配置される複数の照射器と、
    前記チャンバーの光入射面に設けられ、前記照射器からの光が透過するカバーガラスとを備え、
    前記カバーガラスは、前記チャンバーの光入射面に、間隔を空けて並ぶ複数のガラス板で構成され
    前記複数のガラス板は、前記複数の照射器と一対一で対向配置され、前記チャンバーにおける各ガラス板の間は遮光され、
    各ガラス板に対し、対向する前記照射器からの光のうち、入射角が所定角度未満の光だけが入射し、入射角が所定角度以上の光は、前記チャンバーにおける各ガラス板の間に入射するように、各ガラス板が配置されていることを特徴とする光照射装置。
  2. 各ガラス板に対し、対向する前記照射器からの光のうち、入射角が所定角度未満の光だけが入射し、入射角が所定角度以上の光は前記チャンバーにおける各ガラス板の間に入射するように、各ガラス板の幅及び離間距離が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
  3. 前記照射器は、光源と、前記光源からの光の一部が入射して前記カバーガラス側に反射する反射鏡とを有し、
    前記反射鏡で反射されない前記光源の直接光のうち、入射角が相対的に大きい光が、前記チャンバーにおける各ガラス板の間に入射することを特徴とする請求項1又は2に記載の光照射装置。
  4. 前記チャンバーは、金属製の箱体に、前記ガラス板の各々で覆われる複数の開口部を、間隔を空けて形成した構成であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光照射装置。
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