JP2013206858A - 紫外線硬化膜の形成方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板上に紫外線硬化膜を形成するに際し、紫外線照射装置の大型化を回避しつつ、良好な紫外線硬化膜を形成すること。
【解決手段】 紫外線硬化膜の形成方法であって、紫外線照射工程で紫外線が照射される塗布液膜3の膜厚を、照射始端部Aの側で薄く、照射終端部Bの側で厚く設定してなるもの。
【選択図】 図2

Description

本発明は紫外線硬化膜の形成方法及び装置に関する。
従来、基板上に塗布した有機EL層の機能性膜を酸素や水分から遮断し、有機EL層の特性劣化を防止するため、特許文献1に記載の如く、有機EL層に保護膜となる塗布液膜を塗布し、この塗布液膜に紫外線(以下UVという)を照射することによって該塗布液膜を硬化させ、有機EL層の保護膜とするものがある。
特許文献1に記載の紫外線硬化膜の形成方法では、基板上の有機EL層に対する保護膜の膜形成領域に塗布された塗布液膜の全面にUVを一括して照射し、該塗布液膜を硬化させている。
特開2006-261073
従来技術では、基板上の保護膜形成領域の全面にUVを一括して照射するため、基板が大型化すると、UV照射装置がその分だけ大型化する。
そこで、基板上の保護膜形成領域にUVを照射するUV照射部をライン状の構成とし、ライン状のUV照射部と基板とを相対移動(基板の面(保護膜の形成面)方向に)させながら、UVを照射する方法が考えられる。
ところが、ライン状のUV照射部と基板とを相対移動する方法では、面状に塗布された塗布液膜がUV照射部により最初に照射される照射始端部から最後に照射される照射終端部に向けて順に硬化するが、塗布液が硬化するときに硬化収縮を生ずる。そのため、先に硬化した塗布液側に未硬化の塗布液が、硬化収縮によって減少した量(体積)分だけ順に引寄せられ、後に硬化される部分で保護膜の膜厚が薄くなる。
即ち、図5に示す如く、基板1上に塗布した機能性膜2に、塗布装置20を用いて保護膜となる塗布液膜3を塗布し、ライン状のUV光源をもつUV照射装置30を用いて該塗布液膜3を硬化させて保護膜4とする方法を示している。Yは基板移動ステージの移動方向を示している。図5(A)は、塗布装置20によって機能性膜2に塗布された複数の液滴が濡れ広がり、一体化して形成された塗布液膜3を示す。塗布液膜3は基板1上の保護膜形成領域の全面で均一な膜厚となっている。図5(B)は、図5(A)の均一な膜厚で塗布された塗布液膜3をUV照射装置30のライン状光源により照射して硬化させたとき、保護膜4の硬化膜厚は照射始端部Aの側で厚く、照射始端部Aの側に塗布液が引き寄せられた照射終端部Bの側で薄くなるものを示している。保護膜の膜厚が所定の膜厚以上でないと、有機EL層の保護膜の場合、酸素や水分を十分に遮断できず、有機EL層の特性劣化が生じる問題がある。
本発明の課題は、基板上に紫外線硬化膜を形成するに際し、紫外線照射装置の大型化を回避しつつ、良好な紫外線硬化膜を形成することにある。
請求項1に係る発明は、基板上に塗布液を塗布して塗布液膜を形成する塗布工程と、ライン状の紫外線照射部と前記塗布液膜が形成された基板とを相対移動させる過程で、前記基板上の塗布液膜が前記紫外線照射部により紫外線が最初に照射される照射始端部から前記紫外線が最後に照射される照射終端部に向けて前記紫外線を順に照射して該塗布液膜を硬化する紫外線照射工程とを有してなる紫外線硬化膜の形成方法であって、前記紫外線照射工程で紫外線が照射される前記塗布液膜の膜厚を、前記照射始端部の側で薄く、前記照射終端部の側で厚く設定してなるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記塗布工程において、単位面積当たりの塗布液の塗布量が前記照射始端部側で少なく、前記照射終端部側で多くなるように、前記基板上に塗布液を塗布することで、前記基板上に形成される前記塗布液膜の膜厚を、前記照射始端部側を薄く、前記照射終端部側を厚く設定してなるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において更に、前記塗布工程において、塗布液膜を、インクジェット方式により形成してなるようにしたものである。
請求項4に係る発明は、基板上に塗布液を塗布して塗布液膜を形成する塗布装置と、ライン状の紫外線照射部を有し、このライン状の紫外線照射部と前記塗布液膜が形成された基板とを相対移動させる過程で、前記基板上の塗布液膜が前記紫外線照射部により紫外線が最初に照射される照射始端部から前記紫外線が最後に照射される照射終端部に向けて前記紫外線を順に照射して該塗布液膜を硬化させる紫外線照射装置とを有してなる紫外線硬化膜の形成装置であって、前記紫外線照射装置により前記紫外線が照射される前記塗布液膜の膜厚を、前記照射始端部の側で薄く、前記照射終端部の側で厚く設定する膜厚設定手段を有するようにしたものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において更に、前記塗布装置により、単位面積当たりの塗布液の塗布量が前記照射始端部側で少なく、前記照射終端部側で多くなるように、前記基板上に塗布液を塗布することで、前記基板上に形成される前記塗布液膜の膜厚を、前記照射始端部側を薄く、前記照射終端部側を厚く形成してなるようにしたものである。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明において更に、前記塗布装置は、インクジェット方式によって塗布液を吐出する塗布ヘッドを有してなるようにしたものである。
本発明によれば、基板上に紫外線硬化膜を形成するに際し、紫外線照射装置の大型化を回避しつつ、良好な紫外線硬化膜を形成することができる。
図1はUV硬化膜形成装置を示す模式図である。 図2は実施例1のUV硬化膜形成方法を示す模式図である。 図3は実施例2のUV硬化膜形成方法を示す模式図である。 図4は実施例3のUV硬化膜形成方法を示す模式図である。 図5は比較例のUV硬化膜形成方法を示す模式図である。
図1に示す実施例1のUV(紫外線)硬化膜形成装置10は、架台11にY軸移動装置12を設け、このY軸移動装置12によりY軸方向に移動される基板ステージ13を備える。基板ステージ13には基板1が搭載される。基板ステージ13に搭載される基板1には、有機EL層の機能性膜2が予め形成されている。
UV硬化膜形成装置10は、塗布装置20を有する。塗布装置20は、架台11に設けた門型支持フレーム21にインクジェット方式の塗布ヘッド22を備える。塗布ヘッド22の下面には、複数のノズルが、基板ステージ13に搭載される基板1のY軸方向に直交する方向である、X軸方向(不図示)に沿って配列されて形成されている。各ノズルには、それぞれ液室が連通されており、各液室はそれぞれ圧電素子を備えている。塗布装置20の各ノズルに対応する圧電素子の作動制御により、各液室に供給された塗布液の所望量を、各ノズルから基板1のX軸方向に沿う各領域に同時に吐出する。
塗布装置20は、Y軸移動装置12によりY軸方向に移動される基板ステージ13上の基板1が、塗布ヘッド22に対して相対移動する過程で、基板1の膜形成領域に向けて塗布液を吐出し、基板1に設けられている機能性膜2の上に塗布液膜3を形成する。
UV硬化膜形成装置10は、UV照射装置30を有する。UV照射装置30は、架台11に設けた門型フレーム31にライン状のUV照射部32を備える。UV照射部32は、基板ステージ13に搭載される基板1のY軸方向に直交する方向である、X軸方向に沿ってライン状の反射板33、ライン状のUV光源34を有し、基板1のX軸方向に沿う長手領域にUVを照射する。尚ここで、紫外線を照射するUV光源34としては、水銀ランプやキセノンランプ、メタルハライドランプ等の紫外線ランプや、紫外線発光ダイオード等をライン状に配列したものを用いることができる。
UV照射装置30は、上記塗布液膜3が塗布された基板1がY軸移動装置12により、ライン状のUV照射部32に対してY軸方向に相対移動する過程で、基板1上の塗布液膜3がUV照射部32により最初に照射される照射始端部Aから最後に照射される照射終端部Bに向けて順に該塗布液膜3を硬化させて保護膜4とする。ここで、基板1上の塗布液膜3における照射始端部Aは、紫外線を照射する際の基板1の移動方向における先頭側の端部であり、照射終端部Bは、移動方向における後尾側の端部である。
UV硬化膜形成装置10によるUV硬化膜の形成方法は以下の通りになされる。
(1)基板1を基板ステージ13に搭載する。基板1は有機EL層の機能性膜2を予め形成されている。
(2)塗布工程
塗布装置20の塗布ヘッド22により基板1に形成されている機能性膜2の上における膜形成領域に塗布液を塗布し、塗布液膜3を形成する。塗布液膜3は、例えばSi、N及びOを主たる構成元素とする材料(Si酸窒化物)で構成され、UVが照射されて硬化し、有機EL層を外部の酸素や水分から保護する保護膜4となる。
塗布装置20は、Y軸移動装置12によりY軸方向に移動される基板ステージ13上の基板1が塗布ヘッド22に対して相対移動する過程で、後工程のUV照射装置30において照射始端部Aとなる側から照射終端部Bとなる側に向けて順に塗布液膜3を塗布する。尚、塗布装置20とUV照射装置30とはY軸移動装置12による基板1の搬送方向に対して直列的に配置されていることから、照射始端部Aは、塗布装置20による基板1上の膜形成領域に対する塗布液の塗布開始端部に相当し、照射終端部Bは塗布終了端部に相当する。
本実施例では、この塗布工程で形成される塗布液膜3を、後工程のUV照射装置30で照射始端部Aとなる側を薄く、照射終端部Bとなる側に近付くにつれて厚くなるように形成する。尚、照射始端部Aと照射終端部Bの間で、塗布液膜3の膜厚は直線状に変化することが好ましいが、段階的に変化するものであっても良い。
このような塗布液膜3を形成するには、基板1上に塗布される塗布液の単位面積当たりの塗布量がUV照射装置30で照射始端部Aとなる側から照射終端部Bとなる側に向かうにしたがって徐々に増加するように、塗布液を塗布するようにすれば良い。
ここで、単位面積当たりの塗布量を徐々に多くする塗布方法としては、塗布ヘッド22のノズルからの塗布液の吐出量を変化させる方法、ノズルから塗布液の吐出間隔を変化させる方法、又は、基板ステージ13の移動速度を変化させる方法等があげられる。
より具体的には、塗布ヘッド22の各ノズルからの塗布液の吐出間隔と基板ステージ13の移動速度とを一定に保った状態で、塗布ヘッド22の各ノズルから吐出される塗布液の吐出量を塗布終了端部側に近付くほど増加するように制御する。また、塗布ヘッド22の各ノズルからの塗布液の吐出量と基板ステージ13の移動速度とを一定に保った状態で、塗布ヘッド22の各ノズルからの塗布液の吐出間隔を塗布終了端部側に近付くほど短くなるように制御する。また更に、塗布ヘッド22の各ノズルからの塗布液の吐出量と吐出間隔とを一定に保った状態で、基板ステージ13の移動速度を塗布終了端部側に近付くほど低下するように制御する。このような制御を行なうことにより、単位面積当たりに塗布される塗布液の量を、照射始端部A側から照射終端部B側に向けて徐々に増加させることができる。
これらの方法により塗布された塗布液は、互いに付着し合って塗布膜を形成することとなるが、その膜厚は上述したように、照射始端部A側から照射終端部B側に近付くにつれて徐々に厚くなるように形成される。つまり、本実施例1では、塗布装置20が膜厚設定手段を兼用する。尚、前述の塗布方法は、2つ或いは全てを組合せて用いることも可能である。
(3)UV照射工程
UV照射装置30のライン状のUV照射部32により上述(2)で基板1上の機能性膜2に塗布された塗布液膜3にUVを照射する。
UV照射装置30は、上記塗布液膜3が塗布された基板1がY軸移動装置12により、ライン状のUV照射部32に対して相対移動する過程で、基板1上の塗布液膜3がUV照射部32により最初に照射される照射始端部Aから最後に照射される照射終端部Bに向けて順に、該塗布液膜3を硬化させて保護膜4とする。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)UV照射装置30によりUV照射工程でUVが照射される塗布液膜3の膜厚を、照射始端部Aの側で薄く、照射終端部Bの側で厚く設定する。
ここで、基板1上の機能性膜2の上に面状に形成された塗布液膜3がUV照射装置30により最初に照射される照射始端部Aから最後に照射される照射終端部Bに向けて順に硬化し、塗布液は硬化するときに硬化収縮を生ずる。これにより、先に硬化した照射始端部Aの側の塗布液の硬化収縮によって未硬化の塗布液が照射始端部Aの側に引寄せられる。しかしながら、塗布液膜3の膜厚は、硬化収縮によって照射始端部Aの側に引寄せられることによって生じる塗布液の移動分を相殺するように、予め、照射始端部Aの側で薄く、照射終端部Bの側で厚く設定されているから、硬化後の保護膜4は全面で所定の膜厚に保たれて均一で良好なものになる。
従って、基板1上に塗布した機能性膜2のための保護膜4の膜厚が均一になり、有機EL層のための保護膜4の場合、酸素や水分を十分に遮断し、有機EL層の特性劣化を生ずることがない。尚ここで、所定の膜厚とは、酸素や水分を遮断するに十分な膜厚であり、均一とは、所定の膜厚に対して許容される範囲内に保たれた状態にあることである。
(b)上述(a)の塗布液膜3の膜厚分布を、塗布装置20による塗布液の塗布段階で制御することにより、簡易かつ高精度に設定できる。
(c)上述(b)の塗布液膜3の膜厚分布を、インクジェット方式塗布ヘッド22を用いた各ノズル毎の圧電素子の作動制御により、簡易かつ高精度に設定できる。
尚、本発明において、UV照射により硬化して保護膜となる塗布液膜の膜厚が、照射始端部Aの側で薄く、照射終端部Bの側に近付くにつれて厚くなるように設定されてなる塗布液膜の膜厚分布は、塗布装置20による塗布液の塗布段階でなく、UV照射装置30によりUV照射されるUV照射工程に至るまでの間に付与されるものであれば良い。
図3に示した実施例2は、塗布装置20により塗布液膜3を均一な膜厚で形成した後、UV照射装置30によってUVが照射されるまでの間に、基板1を所定角度θ傾斜させ、塗布液膜3の膜厚をUV照射装置30による照射始端部Aの側に比べて、照射終端部Bの側でより厚くなるように設定したものである。
つまり、この実施例2においては、塗布液膜3が形成された基板1を所定角度θ傾斜させる手段を膜厚設定手段としたものである。そして、このような膜厚設定手段は、基板1を支持する基板ステージと、基板ステージを任意の角度で傾斜させる傾動装置と、この傾動装置によって基板ステージを所定の傾斜角度θに保持する時間を設定する設定部と、基板ステージを所定の傾斜角度θで傾斜させている時間をカウントする計時手段(タイマー)とを用いて構成することができる。
図4に示した実施例3は、塗布装置20により塗布液膜3を均一な膜厚で形成した後、UV照射装置30によってUVが照射されるまでの間に、気体噴射装置40を用いて、UV照射装置30による照射始端部Aの側から照射終端部Bの側に向けて、基板1の表面に沿って気体を噴射させるものである。これにより、塗布液膜3の膜厚をUV照射装置30による照射始端部Aの側に比べて、照射終端部Bの側でより厚くなるように設定したものである。
つまり、この実施例3は、気体噴射装置40を膜厚設定手段として構成したものである。この場合、気体噴射装置40としては、基板1に形成された塗布液膜3上に基板1面に沿って流れる層流状態の気体の流れを生じさせる、塗布液膜3をカバーする長さのスリット状の開口を備えたノズルと、ノズルから噴射させる気体の流速を制御する流速制御部と、気体の流速及び気体の噴射持続時間を設定する設定部と、気体を噴射させている時間をカウントする計時手段(タイマー)とを用いて構成することができる。尚、塗布液膜3が揮発成分を含む場合等、気体の吹付けによって乾燥が促進されるような場合には、気体噴射装置40から噴射させる気体に溶媒蒸気等を含ませ、塗布液膜3の乾燥を抑制することも可能である。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、塗布装置20による塗布液膜は、インクジェット方式によるものに限らず、スリットコート法等の他の方法により塗布されるものでも良い。
また、塗布ヘッド22やUV照射光源32に対して基板1(基板ステージ13)を移動させる例で説明したが、相対的に移動しさえすれば良いので、塗布ヘッド22やUV照射光源32を基板1に対して移動させるようにしても良く、塗布ヘッド22と基板1、UV照射光源32と基板1を互いに反対方向へ同時に移動させるようにしても良い。
また、紫外線硬化膜が有機EL層を酸素や水分から遮断するための保護膜4であるもので説明したが、これに限られるものではなく、絶縁機能や導電機能等他の機能を備えた膜であっても良い。
本発明は、基板上に塗布液を塗布して塗布液膜を形成する塗布工程と、ライン状の紫外線照射部と前記塗布液膜が形成された基板とを相対移動させる過程で、前記基板上の塗布液膜が前記紫外線照射部により紫外線が最初に照射される照射始端部から前記紫外線が最後に照射される照射終端部に向けて前記紫外線を順に照射して該塗布液膜を硬化する紫外線照射工程とを有してなる紫外線硬化膜の形成方法であって、前記紫外線照射工程で紫外線が照射される前記塗布液膜の膜厚を、前記照射始端部の側で薄く、前記照射終端部の側で厚く設定する。これにより、基板上に紫外線硬化膜を形成するに際し、紫外線照射装置の大型化を回避しつつ、良好な紫外線硬化膜を形成することができる。
1 基板
2 機能性膜
3 塗布液膜
4 保護膜
10 UV硬化膜形成装置
20 塗布装置
22 インクジェット塗布ヘッド
30 UV照射装置
32 ライン状UV照射部
A 照射始端部
B 照射終端部

Claims (6)

  1. 基板上に塗布液を塗布して塗布液膜を形成する塗布工程と、
    ライン状の紫外線照射部と前記塗布液膜が形成された基板とを相対移動させる過程で、前記基板上の塗布液膜が前記紫外線照射部により紫外線が最初に照射される照射始端部から前記紫外線が最後に照射される照射終端部に向けて前記紫外線を順に照射して該塗布液膜を硬化する紫外線照射工程とを有してなる紫外線硬化膜の形成方法であって、
    前記紫外線照射工程で紫外線が照射される前記塗布液膜の膜厚を、前記照射始端部の側で薄く、前記照射終端部の側で厚く設定してなることを特徴とする紫外線硬化膜の形成方法。
  2. 前記塗布工程において、単位面積当たりの塗布液の塗布量が前記照射始端部側で少なく、前記照射終端部側で多くなるように、前記基板上に塗布液を塗布することで、前記基板上に形成される前記塗布液膜の膜厚を、前記照射始端部側を薄く、前記照射終端部側を厚く設定してなることを特徴とする請求項1に記載の紫外線硬化膜の形成方法。
  3. 前記塗布工程において、塗布液膜を、インクジェット方式により形成してなることを特徴とする請求項2に記載の紫外線硬化膜の形成方法。
  4. 基板上に塗布液を塗布して塗布液膜を形成する塗布装置と、
    ライン状の紫外線照射部を有し、このライン状の紫外線照射部と前記塗布液膜が形成された基板とを相対移動させる過程で、前記基板上の塗布液膜が前記紫外線照射部により紫外線が最初に照射される照射始端部から前記紫外線が最後に照射される照射終端部に向けて前記紫外線を順に照射して該塗布液膜を硬化させる紫外線照射装置とを有してなる紫外線硬化膜の形成装置であって、
    前記紫外線照射装置により前記紫外線が照射される前記塗布液膜の膜厚を、前記照射始端部の側で薄く、前記照射終端部の側で厚く設定する膜厚設定手段を有することを特徴とする紫外線硬化膜の形成装置。
  5. 前記塗布装置により、単位面積当たりの塗布液の塗布量が前記照射始端部側で少なく、前記照射終端部側で多くなるように、前記基板上に塗布液を塗布することで、前記基板上に形成される前記塗布液膜の膜厚を、前記照射始端部側を薄く、前記照射終端部側を厚く形成してなることを特徴とする請求項4に記載の紫外線硬化膜の形成装置。
  6. 前記塗布装置は、インクジェット方式によって塗布液を吐出する塗布ヘッドを有してなることを特徴とする請求項5に記載の紫外線硬化膜の形成装置。
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