JP2018122237A - 酸性水生成装置およびトイレ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アルカリ性水が流れる流路におけるスケールの堆積を抑制できる酸性水生成装置およびトイレ装置を提供する。【解決手段】酸性水生成装置51は、第1電極511と第2電極512の間に電圧を印加して水を電気分解し、生成した酸性水およびアルカリ性水をそれぞれ排出する第1排出口51aと第2排出口51bを有する電解槽51と、第1排出口51aに接続され、選択的に連通される第1流出口632および第2流出口633と、第2排出口51bに連通され、選択的に連通される第3流出口732と第4流出口733を有する流路切替手段60、70と、第1から第3の流出口に接続される第1から第3の流路、および第4流出口733に接続され、第2流路52bと合流する第4流路52dと、流路切替手段により流路を切替える制御部とを備え、流路の切替えにより洗浄動作を行う、酸性水生成装置。【選択図】図3

Description

本発明の態様は、一般的に、酸性水生成装置およびトイレ装置に関する。
特許文献1には、電解槽内で水道水を電気分解し、これにより発生した次亜塩素酸を含む殺菌水を便器に噴霧し、菌の繁殖を抑制する技術が開示されている。
このような殺菌水を生成する際には、ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム等を主成分とするスケールが電解槽内の電極の陰極側に付着する。電極に付着するスケールの量が多くなると、電解性能が低下し、殺菌水生成能力が低下する可能性がある。
そこで、特許文献2に開示された酸性水生成装置では、電極間に印加する電圧の極性を交互に反転させるポールチェンジを行い、陰極側に付着したスケールを除去している。また、この酸性水生成装置は、電解槽から排出された機能水の流路を切り替える流路切替手段を有し、流路切替手段の下流側には、便器に通じるポートと、排水配管に通じるポートと、が接続されている。そして、ポールチェンジを行った際に、酸性水が便器に導かれ、アルカリ性水が排水配管に導かれるように流路切替手段を制御することで、ポールチェンジの際にも酸性水およびアルカリ性水の排出先が変化しないように構成されている。
特許第5029930号公報 特開2015−34457号公報
換言すると、特許文献2に開示された酸性水生成装置では、ポールチェンジを行った場合でも、排水配管に通じるポートにはアルカリ性水のみが流れ続ける。このため、排水配管に通じるポートにおいてスケールが堆積しやすく、スケールによる詰まりが発生しうる点で、未だ改善の余地がある。そのため、アルカリ性水が流れるポートの径を大きくし、スケールによる詰まりを抑制することが考えられるが、ポートの径を大きくすることで、酸性水生成装置が大型化してしまうという問題があった。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、アルカリ性水が流れる流路におけるスケールの堆積を抑制できる酸性水生成装置およびトイレ装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、第1電極および第2電極を有し、これらの電極の間に電圧を印加して水を電気分解することにより酸性水およびアルカリ性水を生成する電解槽と、前記電解槽に設けられ、前記酸性水および前記アルカリ性水がそれぞれ排出される第1排出口および第2排出口と、前記第1排出口に接続される第1流入口と、前記第1流入口と選択的に連通される第1流出口および第2流出口と、前記第2排出口に接続される第2流入口と、前記第2流入口と選択的に連通される第3流出口および第4流出口と、を有する流路切替手段と、前記第1流出口に接続される第1流路と、前記第2流出口に接続される第2流路と、前記第3流出口に接続される第3流路と、前記第4流出口に接続され、前記第2流路と合流する第4流路と、前記流路切替手段を動作させ、前記第2流路に前記アルカリ性水が流れ、前記第3流路に前記酸性水が流れる第1状態と、前記第4流路に前記アルカリ性水が流れ、前記第1流路に前記酸性水が流れる第2状態と、の通常動作を切り替える制御部と、を備え、前記制御部は、前記流路切替手段を動作させ、前記第2流路に前記酸性水が流れ、前記第4流路に前記アルカリ性水が流れる第3状態と、前記第4流路に前記酸性水が流れ、前記第2流路に前記アルカリ性水が流れる第4状態と、のいずれかの洗浄動作への切り替えも行い、前記第2流路および前記第4流路の合流前の流路断面積は、合流後の流路断面積よりも小さい酸性水生成装置である。
この酸性水生成装置によれば、通常動作の第1状態および第2状態において第2流路および第4流路に堆積したスケールが、洗浄動作の第3状態および第4状態において酸性水によって溶かされるため、第2流路および第4流路におけるスケールの堆積を効果的に抑制することができる。さらに、第2流路および第4流路の合流前の流路断面積が小さいことで、電解槽近傍や流路切替手段近傍の構造を小型化することができて、これらの合流前の流路における酸性水の洗浄効果を高めることができる。合流後の流路でも、酸性水とアルカリ性水が合流して流れるので、通常動作より、多い流量が流れることで、堆積したスケールが除去される。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1流出口の開口面積は、前記第2流出口の開口面積よりも小さく、前記第3流出口の開口面積は、前記第4流出口の開口面積よりも小さい酸性水生成装置である。
この酸性水生成装置によれば、酸性水の流量を小さくし、酸性水のpHを低下させ、酸性水による殺菌効果を高めることができる。また、第2流出口および第4流出口を流れるアルカリ性水の流量を大きくし、これらの流出口およびその下流の第2流路および第4流路におけるスケールの堆積を抑制することができる。
第3の発明は、第1または2の発明において、前記制御部は、前記第3状態において、前記第2流路を流れる前記酸性水の流量が、前記第4流路を流れる前記アルカリ性水の流量よりも小さく、前記第4状態において、前記第4流路を流れる前記酸性水の流量が、前記第2流路を流れる前記アルカリ性水の流量よりも小さく、なるように前記流路切替手段を動作させる酸性水生成装置である。
この酸性水生成装置によれば、第2流路および第4流路を流れる酸性水のpHを低下させることができ、第2流路および第4流路に堆積したスケールがより溶かされやすくなる。この結果、第2流路および第4流路におけるスケールの堆積をより一層抑制することができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記制御部は、さらに、前記第1電極および前記第2電極への印加電圧を制御し、前記制御部は、前記第1状態、前記第2状態、前記第3状態、および前記第4状態のいずれかの状態から他のいずれかの状態へ切り替えた際に、前記第1電極および前記第2電極に印加される電圧の極性が反転するように、前記印加電圧および前記流路切替手段を制御する酸性水生成装置である。
この酸性水生成装置によれば、陰極側の電極表面へのスケールの付着が抑制されるため、水の電解に伴って電解槽の電解性能が低下することを抑制できる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれかの発明の前記酸性水生成装置と、ボウルを有する便器と、前記第1流路および前記第3流路に接続され、前記ボウルの表面に前記酸性水を噴出する噴出部と、を備えたトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、酸性水生成装置によって生成された酸性水をボウルの表面に噴出することで、ボウルにおける菌の繁殖を抑制することができる。また、酸性水生成装置におけるスケールの堆積が抑制されることで、トイレ装置のメンテナンス周期を延ばし、より長期間連続してトイレ装置を使用することができるようになる。
第6の発明は、第5の発明において、前記便器の上に設けられたケーシングをさらに備え、前記電解槽および前記流路切替手段は、前記ケーシングの内部に設けられ、前記第2流路と前記第4流路は、前記ケーシングの外部で合流するトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、ケーシングを小型化し、トイレ装置をよりすっきり見せることが可能になる。
本発明の態様によれば、アルカリ性水が流れる流路におけるスケールの堆積を抑制できる酸性水生成装置およびトイレ装置が提供される。
実施形態に係る酸性水生成装置を有するトイレ装置の斜視図である。 実施形態に係る酸性水生成装置が設けられた水路系の要部構成を表すブロック図である。 実施形態に係る酸性水生成装置の要部構成を表すブロック図である。 実施形態に係る酸性水生成装置の一部を表す斜視図である。 実施形態に係る酸性水生成装置の一部を表す断面図である。 実施形態に係る酸性水生成装置の一部を表す断面図である。 実施形態に係る酸性水生成装置の第1流路切替弁を表す平面図である。 実施形態に係る酸性水生成装置の第1流路切替弁の開口パターン表す平面図である。 実施形態に係る酸性水生成装置における流路の切替動作を表す模式図である。 実施形態に係る酸性水生成装置における流路の切替動作を表す模式図である。 実施形態に係る酸性水生成装置を有するトイレ装置を表す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。また、図面に記載されたそれぞれの「方向」は、以下で説明する便座20に座った使用者からみたものである。
図1は、実施形態に係る酸性水生成装置を有するトイレ装置の斜視図である。
図1に表したトイレ装置は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)80と、その上に設けられた衛生洗浄装置10と、を備える。衛生洗浄装置10は、ケーシング40と、便座20と、便蓋30と、を有する。便座20と便蓋30とは、ケーシング40に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
ケーシング40の内部には、便座20に座った使用者の「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄機能部が内蔵されている。また、ケーシング40の内部には、使用者のトイレ装置への接近および離反を検知する人体検知センサや、使用者が便座20に座ったことを検知する着座検知センサなどが適宜設けられる。
使用者は、例えば不図示のリモコンを操作することで、洗浄ノズル45を便器80のボウル81内に進出させたり、洗浄ノズル45をケーシング40の内部に後退させたりすることができる。なお、図1に表した衛生洗浄装置10では、洗浄ノズル45がボウル81内に進出した状態を表している。
洗浄ノズル45の先端部には、複数の吐水口(噴出孔)451が設けられている。洗浄ノズル45は、その先端部に設けられた吐水口451から水を噴射して、便座20に座った使用者の「おしり」などを洗浄することができる。
図2は、実施形態に係る酸性水生成装置が設けられた水路系の要部構成を表すブロック図である。
衛生洗浄装置10は、水道や貯水タンクなどの給水源から供給された水を洗浄ノズル45の吐水口451に導く流路(配管)40aを有する。流路40aの上流側には、電磁弁などのバルブ42が設けられている。バルブ42は、ケーシング40の内部に設けられた制御部41からの指令に基づいて水の供給を制御する。
バルブ42の下流側には、バキュームブレーカ(VB)43が設けられている。バキュームブレーカ43は、水あるいは殺菌水が逆流することを防止する。あるいは、バキュームブレーカ43は、空気を取り込むことにより、流路40a内の水抜きを促進させる。なお、バルブ42とバキュームブレーカ43との間には、サブタンクや、水の流速を変化させるポンプ、水を加温する熱交換器などが適宜設けられていてもよい。
バキュームブレーカ43の下流(大気開放側)には、流量調整弁44が設けられている。流量調整弁44の下流には、洗浄ノズル45、ノズル洗浄室47、および酸性水生成装置50が設けられている。流量調整弁44により、流路40aは、噴霧ノズル46へ水を導く流路40bと、洗浄ノズル45へ水を導く流路40cと、ノズル洗浄室47へ水を導く流路40dと、に分岐されている。流量調整弁44は、これらの流路への給水の開閉や切替を行う。
洗浄ノズル45は、不図示のノズルモータからの駆動力を受け、ケーシング40の内部から便器80のボウル81内へ向かって進出したり、ケーシング40の内部へ後退することができる。ノズル洗浄室47は、ケーシング40の内部に固定され、ケーシング40の内部に後退した待機状態の洗浄ノズル45を洗浄することができる。あるいは、ノズル洗浄室47は、進退動作中の洗浄ノズル45の外周表面を洗浄することができる。具体的には、ノズル洗浄室47は、その内部に設けられた図示しない吐水部から殺菌水あるいは水を噴射することにより、洗浄ノズル45の外周表面を殺菌あるいは洗浄することができる。
流路40bには、本実施形態に係る酸性水生成装置50が設けられている。酸性水生成装置50は、例えば、金属イオンを含む酸性水を生成する。以下では、酸性水生成装置50がアルミニウムイオンを含む酸性水(アルミニウムイオン酸性水)を生成する場合を例に挙げて説明する。なお、本実施形態では、金属がアルミニウムである場合を例に挙げているが、金属としては、鉄、銅、アルミニウムなどでも同様の効果を発揮することができる。あるいは、酸性水生成装置50によって生成される酸性水は、金属イオンを含まないものであってもよい。
図3は、実施形態に係る酸性水生成装置の要部構成を表すブロック図である。
図3に表したように、酸性水生成装置50は、電解槽51と、流路切替手段52と、アルミニウム槽53と、を有する。
電解槽51の内部には、第1電極511および第2電極512が対向して設けられている。制御部41は、第1電極511および第2電極512の間に電圧を印加し、電解槽51の内部を流れる水道水を電気分解する。ここで、水道水は、食塩(NaCl)や塩化カルシウム(CaCl)などの塩化物イオンを含んでいる。このため、水道水を電気分解することで、第1電極511および第2電極512の陽極側では、塩化物イオンから塩素が生成される。そして、発生した塩素が水に溶解し、次亜塩素酸を含む酸性水が生成される。このとき、陰極側の電極では、アルカリ性水が生成されるとともに、水道水中に含まれるカルシウム等のイオンからスケールが生成され、電極の表面に付着する。
電解槽51には、酸性水およびアルカリ性水がそれぞれ排出される第1排出口51aおよび第2排出口51bが設けられている。第1排出口51aは、第1電極511側に設けられており、第1電極511側で生成された電解水が排出される。第2排出口51bは、第2電極512側に設けられており、第2電極512側で生成された電解水が排出される。
流路切替手段52は、電解槽51の下流に設けられている。流路切替手段52は、第1流路切替弁60および第2流路切替弁70を有する。第1流路切替弁60は、第1排出口51aに接続された第1流入口621と、第1流入口621と選択的に連通される酸性水流出口632およびアルカリ性水流出口633と、を有する。第2流路切替弁70は、第2排出口51bに接続された第2流入口721と、第2流入口721と選択的に連通される酸性水流出口732およびアルカリ性水流出口733と、を有する。
制御部41は、流路切替手段52の第1流路切替弁60を動作させ、第1流入口621と酸性水流出口632とを連通させた状態と、第1流入口621とアルカリ性水流出口633とを連通させた状態と、を切り替える。また、制御部41は、流路切替手段52の第2流路切替弁70を動作させ、第2流入口721と酸性水流出口732とを連通させた状態と、第2流入口721とアルカリ性水流出口733とを連通させた状態と、を切り替える。
第1流路切替弁60の酸性水流出口632およびアルカリ性水流出口633には、それぞれ、第1流路52aおよび第2流路52bが接続されている。第2流路切替弁70の酸性水流出口732およびアルカリ性水流出口733には、それぞれ、第3流路52cおよび第4流路52dが接続されている。第1流路52aおよび第3流路52cは、アルミニウム槽53に接続されている。第2流路52bおよび第4流路52dは、途中で合流し、便器80の排水配管またはゼット孔などの噴霧ノズル46と異なる排出先へ接続されている。
酸性水生成装置50の通常の動作時において、制御部41は、酸性水が第1流路52aまたは第3流路52cを流れ、アルカリ性水が第2流路52bまたは第4流路52dを流れるように、流路切替手段52を制御する。
アルミニウム槽53内にはアルミニウムが設けられており、このアルミニウムがアルミニウム槽53へ導かれた酸性水により浸漬される。酸性水に浸漬されたアルミニウムは、所定の時間をかけて溶解(徐溶)する。これにより、アルミニウム槽53内の酸性水は、アルミニウムイオン(Al3+)を含む酸性水(アルミニウムイオン酸性水)となる。
このアルミニウムイオンを含む酸性水は、図2に表したように、噴霧ノズル46(噴出部)へ導かれる。噴霧ノズル46は、例えばケーシング40に設けられている。噴霧ノズル46は、ケーシング40の内部に設けられていてもよいし、ケーシング40の外部に付設されていてもよい。噴霧ノズル46は、アルミニウム槽53から供給されたアルミニウムイオン酸性水を、ボウル81の表面に向けて、霧状に噴出(噴霧)する。
アルカリ性水は、第2流路52bまたは第4流路52dを流れ、排水配管やゼット孔などの、ボウル81以外の場所に排出される。こうすることで、アルカリ性水が、ボウル81の表面に噴霧された酸性水の殺菌作用を低下させることを抑制できる。
次に、実施形態に係る酸性水生成装置の具体的な構造について説明する。
図4は、実施形態に係る酸性水生成装置の一部を表す斜視図である。
図4に表したように、流路切替手段52(第1流路切替弁60および第2流路切替弁70)は、ハウジング55内に設けられている。また、ハウジング55には、エルボ56およびエルボ57が接続されている。第1流路切替弁60および第2流路切替弁70を流れたアルカリ性水は、それぞれ、ハウジング55内に形成された流路を流れ、エルボ56および57へ流れる。エルボ56および57の下流には、Y字継手58が接続され、エルボ56および57を流れるアルカリ性水は、Y字継手58で合流する。すなわち、エルボ56およびY字継手58は、第2流路52bの一部を構成し、エルボ57およびY字継手58は、第4流路52dの一部を構成している。
図5は、実施形態に係る酸性水生成装置の一部を表す断面図である。
図5には、図4に表した矢印A1の方向から見たときの、ハウジング55、エルボ56、エルボ57、第1流路切替弁60、および第2流路切替弁70の断面が表されている。
図5に表したように、第1流路切替弁60は、回転軸61と、ロータ62と、ステータ63と、パッキン64と、を有する。同様に、第2流路切替弁70は、回転軸71と、ロータ72と、ステータ73と、パッキン74と、を有する。第1流路切替弁60および第2流路切替弁70は、ディスク式の切替弁である。
なお、第2流路切替弁70における具体的な構造および動作は、第1流路切替弁60と同様である。そのため、以下では第1流路切替弁60のみを例に挙げて、その構造および動作を具体的に説明する。
回転軸61は、モータなどの駆動部と接続され、駆動部から伝達される駆動力を受けて回転する。ロータ62は、回転軸61と接続され、回転軸61と共に回転する。ステータ63は、回転軸61の軸方向においてロータ62と重ね合わせて設けられ、ロータ62の下流側に位置している。ステータ63は、ハウジング55内に固定されており、ロータ62は、ステータ63に対して回転軸61を中心として回転する。
パッキン64は、例えばゴムなどの弾性を有する材料により形成され、ロータ62と反対側の面に設けられている。図5に表したように、パッキン64は、ハウジング55の内壁面とステータ63との間に設けられ、これらに当接している。
第1流路切替弁60および第2流路切替弁70を流れるアルカリ性水は、それぞれ、ハウジング55のアルカリ性水流入口551および552に導かれる。パッキン64および74は、それぞれ、ハウジング55のアルカリ性水流入口551の開口端およびアルカリ性水流入口552の開口端に沿って設けられている。
図6は、実施形態に係る酸性水生成装置の一部を表す断面図である。
具体的には、図6(a)は、図4に表した矢印A3の方向から見たときのエルボ56の断面図を表し、図6(b)は、図4に表した矢印A5の方向から見たときのY字継手58の断面図を表している。エルボ57は、エルボ56と同様の構造を有するため、ここでは、エルボ56のみを例に挙げて、その構造を説明する。
図6(a)に表したように、エルボ56は、フランジ561を有する。このフランジ561がハウジング55に固定されることで、ハウジング55のアルカリ性水流入口551とエルボ56が連通する。ハウジング55およびエルボ56は、エルボ56を取り付けた際、アルカリ性水流入口551の下流において、ハウジング55およびエルボ56における流路径r1が略一定となるように構成されている。
図6(b)に表したように、流路径r1は、Y字継手58における合流後の流路径r2よりも小さく形成されている。すなわち、第2流路52bおよび第4流路52dの合流前のそれぞれの流路断面積は、合流後の流路断面積よりも小さい。
図7は、実施形態に係る酸性水生成装置の第1流路切替弁を表す平面図である。
図7(a)は、図5に表した矢印A7の方向から見たときのステータ63を表し、図7(b)は、ステータ63を図5に表した矢印A9の方向から見たときのステータ63を表している。図7(c)および図7(d)は、それぞれ、図5に表した矢印A7の方向から見たときのロータ62およびパッキン64を表す。
図7(a)および図7(b)に表したように、ステータ63は、大気開放口631と、上述した酸性水流出口632およびアルカリ性水流出口633と、を有する。
大気開放口631は、ハウジング55に設けられた不図示の大気開放流路と連通し、大気と連通している。酸性水流出口632は、第1流路52aと連通し、アルミニウム槽53に通じている。アルカリ性水流出口633は、ハウジング55に設けられたアルカリ性水流入口551と連通し、第2流路52bと連通している。酸性水流出口632およびアルカリ性水流出口633については、酸性水がアルカリ性水よりも小さな流量で流れるように、酸性水流出口632の開口面積が、アルカリ性水流出口633の開口面積よりも小さく形成されている。
図7(a)に表したように、ステータ63の表面には、酸性水溝部634およびアルカリ性水溝部635が設けられている。酸性水溝部634は、酸性水流出口632と繋がっており、アルカリ性水溝部635は、アルカリ性水流出口633と繋がっている。アルカリ性水流出口633との距離が長くなるほど、アルカリ性水溝部635の深さは浅くなっており、その流路断面積が小さくなっている。
図7(c)に表したように、ロータ62は、酸性水流出口632およびアルカリ性水流出口633と選択的に連通される第1流入口621を有する。第1流入口621は、流路切替手段52の上流の流路と連通し、電解槽51の第1排出口51aと接続されている。
図7(d)に表したように、パッキン64は、第1仕切部641と、第2仕切部642と、第3仕切り部643と、を有する。第1仕切部641は、アルカリ性水流出口633を通過したアルカリ性水が大気開放流路に進入することを抑制する。第2仕切部642は、アルカリ性水流出口633を通過したアルカリ性水が、酸性水が流れる第1流路52aに進入することを抑制する。
第3仕切り部643は、第1仕切り部641と第2仕切り部642との間において、ハウジング55のアルカリ性水流入口551の開口端に沿うように設けられている。第3仕切り部643は、アルカリ性水流出口633を通過するアルカリ性水が、ハウジング55とステータ63との間の空間に広がることを抑制する。
図8は、実施形態に係る酸性水生成装置の第1流路切替弁の開口パターン表す平面図である。図8(a)は、アルカリ性水が流れるときの開口パターンを表し、図8(b)は、酸性水が流れるときの開口パターンを表す。図8(c)は、酸性水による第2流路52bおよび第4流路52dの洗浄を行うときの開口パターンを表す。第1流路切替弁60は、制御部41からの指令に基づき、これらの開口パターンを切り替える。
図8(a)に表したように、第1流路切替弁60をアルカリ性水が流れる際には、第1流入口621は、アルカリ性水溝部635と連通した位置に配置される。これにより、アルカリ性水は、第1流入口621、アルカリ性水溝部635、およびアルカリ性水流出口633を通って第2流路52bを流れる。
図8(b)に表したように、第1流路切替弁60を酸性水が流れる際には、第1流入口621は、酸性水溝部634と連通した位置に配置される。これにより、酸性水は、第1流入口621、酸性水溝部634、および酸性水流出口632を通って第1流路52aを流れ、アルミニウム槽53へ導かれる。
実施形態に係る酸性水生成装置50では、さらに、通常動作時にアルカリ性水が流れる第2流路52bに対して酸性水を流し、第2流路52bを洗浄する動作が行われる。酸性水を第2流路52bに流すことで、第2流路52bに堆積したスケールを溶かし、第2流路52bにおけるスケールの堆積を抑制することができる。
酸性水による第2流路52bの洗浄を行うときには、図8(c)に表したように、第1流入口621は、アルカリ性水溝部635と連通した位置に配置される。これにより、酸性水は、第1流入口621、アルカリ性水溝部635、およびアルカリ性水流出口633を通って第2流路52bを流れる。このとき、第1流入口621は、図8(a)に表した状態よりも、アルカリ性水流出口633から離れた位置に配置される。上述したように、アルカリ性水溝部635の流路断面積は、アルカリ性水流出口633との距離が長くなるほど、小さくなっている。従って、第1流入口621をアルカリ性水流出口633から離れた位置に配置することで、アルカリ性水流出口633に流れる酸性水の流量を小さくすることができる。
次に、図9および図10を参照しつつ、実施形態に係る酸性水生成装置50の動作について説明する。
図9および図10は、実施形態に係る酸性水生成装置50における流路の切替動作を表す模式図である。図9および図10において、第1流路切替弁60および第2流路切替弁70のそれぞれの流出口に表した「○(白丸)」は、その流出口が開いていることを示し、「●(黒丸)」は、その流出口が閉じていることを表している。
上述したように、実施形態に係る酸性水生成装置50においては、酸性水をアルミニウム槽53へ導く通常動作と、通常動作においてアルカリ性水が流れる流路に酸性水を導く洗浄動作と、が行われる。制御部41は、電解槽51の第1電極511および第2電極512への印加電圧の制御および流路切替手段52の制御を行い、酸性水がアルミニウム槽53へ導かれる状態と、アルカリ性水が流れる流路に酸性水が導かれる状態と、を切り替えることで、これらの通常動作および洗浄動作を切り替える。
具体的な一例として、制御部41は、電解槽51の第1電極511および第2電極512に印加される電圧の極性を反転させながら、図9(a)〜図9(c)および図10(a)〜図10(c)に表した状態を、この順に切り替えていく。
図9(a)に表す状態では、第1流路切替弁60にアルカリ性水が流れ、第2流路切替弁70に酸性水が流れている。そして、流路切替手段52によって、アルカリ性水は第2流路52bを流れ、酸性水は第3流路52cを流れている。
図9(b)に表す状態では、第1流路切替弁60に酸性水が流れ、第2流路切替弁70にアルカリ性水が流れている。そして、流路切替手段52によって、酸性水は第1流路52aを流れ、アルカリ性水は第4流路52dを流れている。
図9(c)に表す状態では、第1流路切替弁60にアルカリ性水が流れ、第2流路切替弁70に酸性水が流れている。そして、流路切替手段52によって、アルカリ性水は第2流路52bを流れ、酸性水は第4流路52dを流れている。すなわち、図9(c)に表す状態では、通常の動作においてアルカリ性水が流れる第4流路52dを、酸性水が流れる。こうすることで、第4流路52dに堆積したスケールを酸性水によって溶かすことができる。
図10(a)および図10(b)に表す状態は、それぞれ、図9(b)および図9(a)に表す状態と同じである。
図10(c)に表す状態では、第1流路切替弁60に酸性水が流れ、第2流路切替弁70にアルカリ性水が流れている。そして、流路切替手段52によって、酸性水は第2流路52bを流れ、アルカリ性水は第4流路52dを流れている。すなわち、図10(c)に表す状態では、通常の動作においてアルカリ性水が流れる第2流路52bを、酸性水が流れる。こうすることで、第2流路52bに堆積したスケールを酸性水によって溶かすことができる。
なお、図9(a)〜図9(c)および図10(a)〜図10(c)に表したいずれかの状態から他のいずれかの状態へ切り替える際、これらの状態の間において、電解槽51を動作させない他の状態への切り替えが行われてもよい。例えば、電解槽51を動作させずに水道水を各流路に流し、各流路を水道水によって洗浄する状態などが設定されていてもよい。
図11は、実施形態に係る酸性水生成装置を有するトイレ装置を表す断面図である。
図11に表したように、酸性水生成装置50の、電解槽51、流路切替手段52、およびアルミニウム槽53は、ケーシング40の内部に設けられている。一方で、図4および図6に表したY字継手58は、ケーシング40の外部に設けられている。すなわち、流路切替手段52に接続された第2流路52bおよび第4流路52dは、ケーシング40の外部で合流している。図11に表す例では、合流した第2流路52bおよび第4流路52dはゼット孔82に接続されており、アルカリ性水はゼット孔82に排出される。
ここで、実施形態に係る酸性水生成装置50の作用および効果について説明する。
実施形態に係る酸性水生成装置50において、制御部41は、図9および図10に表したように、それぞれの流路に所定の極性の電解水が流れるように流路切替手段52を動作させる。具体的には、制御部41は、流路切替手段52を動作させ、図9(a)および図10(b)に表した状態(第1状態)と、図9(b)および図10(a)に表した状態(第2状態)と、図10(c)に表した状態(第3状態)と、図9(c)に表した状態(第4状態)と、を切り替える。
すなわち、制御部41は、流路切替手段52を動作させ、第2流路52bにアルカリ性水が流れて第3流路52cに酸性水が流れる第1状態と、第4流路52dにアルカリ性水が流れて第1流路52aに酸性水が流れる第2状態と、の通常動作を切り替える。さらに、制御部41は、流路切替手段52を動作させ、通常動作から、第2流路52bに酸性水が流れて第4流路52dにアルカリ性水が流れる第3状態と、第4流路52dに酸性水が流れて第2流路52bにアルカリ性水が流れる第4状態と、のいずれかの洗浄動作への切り替えも行う。
こうすることで、第1状態および第2状態において第2流路52bおよび第4流路52dに堆積したスケールが、第3状態および第4状態において酸性水によって溶かされ、第2流路52bおよび第4流路52dを洗浄することができる。このため、第2流路52bおよび第4流路52dにおけるスケールの堆積を効果的に抑制することができる。
さらに、図4および図6に表したように、第2流路52bおよび第4流路52dは途中で合流しており、それぞれの流路の合流前の流路断面積は、合流後の流路断面積よりも小さくなっている。このように、第2流路52bおよび第4流路52dについて、より上流に位置する合流前の流路の流路断面積が小さいことで、電解槽51近傍や流路切替手段52近傍の構造を小型化することができ、かつ、これらの合流前の流路における酸性水の洗浄効果を高めることができる。また、合流後の流路でも、酸性水とアルカリ性水が合流して流れるので、通常動作より、多い流量が流れることで、堆積したスケールが除去される。
流路切替手段52において、酸性水流出口632(第1流出口)およびアルカリ性水流出口633(第2流出口)が選択的に第1流入口621と連通され、酸性水流出口732(第3流出口)およびアルカリ性水流出口733(第4流出口)が選択的に第2流入口721と連通されることで、それぞれの流出口に酸性水またはアルカリ性水が流れる。その際、酸性水流出口632および732の開口面積が、アルカリ性水流出口633および733の開口面積よりも小さいことで、酸性水の流量をアルカリ性水の流量よりも小さくすることができる。
酸性水の流量を小さくすることで、酸性水のpHを低下させ、酸性水の殺菌効果を高めることができる。また、アルカリ性水流出口633および733を流れるアルカリ性水の流量を大きくすることで、これらの流出口およびその下流の第2流路52bおよび第4流路52dにおけるスケールの堆積を抑制することができる。
また、制御部41は、第3状態において、第2流路52bを流れる酸性水の流量が、第4流路52dを流れるアルカリ性水の流量よりも小さく、第4状態において、第4流路52dを流れる酸性水の流量が、第2流路52bを流れるアルカリ性水の流量よりも小さくなるように、流路切替手段52を動作させる。
こうすることで、第2流路52bおよび第4流路52dを流れる酸性水のpHを低下させ、第2流路52bおよび第4流路52dに堆積したスケールがより溶かされやすくなる。この結果、第2流路52bおよび第4流路52dにおけるスケールの堆積をより一層抑制することができる。
さらに、制御部41は、第1状態、第2状態、第3状態、および第4状態のいずれかの状態から他のいずれかの状態へ切り替えた際に、第1電極511および第2電極512に印加される電圧の極性が反転するように、これらの電極への印加電圧および流路切替手段52を制御する。
こうすることで、陰極側の電極表面へのスケールの付着が抑制され、水の電解に伴って電解槽の電解性能が低下することを抑制できる。
また、上述した実施形態に係る酸性水生成装置50をトイレ装置に設けることで、酸性水生成装置50によって生成された酸性水を便器80のボウル81の表面に噴出し、ボウル81における菌の繁殖を抑制することができる。また、酸性水生成装置50においてスケールの堆積が生じにくいため、トイレ装置のメンテナンス周期を延ばし、より長期間連続してトイレ装置を使用することができるようになる。
酸性水生成装置50をトイレ装置に設けた際、図11に表したように、第2流路52bと第4流路52dは、ケーシング40の外部で合流していることが望ましい。第2流路52bおよび第4流路52dをケーシング40の外部で合流させることで、ケーシング40の内部で合流させた場合に比べて、ケーシング40を小型化することができるためである。ケーシング40を小型化することで、トイレ装置をよりすっきり見せることが可能になる。
なお、ここでは、実施形態に係る酸性水生成装置50を、トイレ装置に適用した場合について説明したが、この酸性水生成装置50は、トイレ装置以外の他の水回り機器にも適用することが可能である。こうすることで、水回り機器における酸性水生成装置の交換周期を長くすることができ、当該水回り機器をより長期間連続して使用することが可能となる。このような水回り機器としては、例えば、小便器や、浴室、キッチン、洗面所などが挙げられる。酸性水生成装置で生成された酸性水を、小便器のボウル面や、浴室の洗い場床、キッチンのシンク、洗面所のボウル面へ散布することで、これらの場所における菌の繁殖を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、酸性水生成装置50およびそれを備えたトイレ装置の各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 衛生洗浄装置、 20 便座、 30 便蓋、 40 ケーシング、 40a〜40d 流路、 41 制御部、 42 バルブ、 43 バキュームブレーカ、 44 流量調整弁、 45 洗浄ノズル、 46 噴霧ノズル、 47 ノズル洗浄室、 50 酸性水生成装置、 51 電解槽、 51a 第1排出口、 51b 第2排出口、 52 流路切替手段、 52a 第1流路、 52b 第2流路、 52c 第3流路、 52d 第4流路、 53 アルミニウム槽、 55 ハウジング、 56、57 エルボ、 58 Y字継手、 60 第1流路切替弁、 61 回転軸、 62 ロータ、 63 ステータ、 64 パッキン、 70 第2流路切替弁、 71 回転軸、 72 ロータ、 73 ステータ、 74 パッキン、 80 便器、 81 ボウル、 82 ゼット孔、 451 吐水口、 511 第1電極、 512 第2電極、 551、552 アルカリ性水流入口、 561 フランジ、 621 第1流入口、 631 大気開放口、 632 酸性水流出口(第1流出口)、 633 アルカリ性水流出口(第2流出口)、 634 酸性水溝部、 635 アルカリ性水溝部、 641 第1仕切部、 642 第2仕切部、 643 第3仕切部、 721 第2流入口、 732 酸性水流出口(第3流出口)、 733 アルカリ性水流出口(第4流出口)

Claims (6)

  1. 第1電極および第2電極を有し、これらの電極の間に電圧を印加して水を電気分解することにより酸性水およびアルカリ性水を生成する電解槽と、
    前記電解槽に設けられ、前記酸性水および前記アルカリ性水がそれぞれ排出される第1排出口および第2排出口と、
    前記第1排出口に接続される第1流入口と、前記第1流入口と選択的に連通される第1流出口および第2流出口と、前記第2排出口に接続される第2流入口と、前記第2流入口と選択的に連通される第3流出口および第4流出口と、を有する流路切替手段と、
    前記第1流出口に接続される第1流路と、
    前記第2流出口に接続される第2流路と、
    前記第3流出口に接続される第3流路と、
    前記第4流出口に接続され、前記第2流路と合流する第4流路と、
    前記流路切替手段を動作させ、
    前記第2流路に前記アルカリ性水が流れ、前記第3流路に前記酸性水が流れる第1状態と、
    前記第4流路に前記アルカリ性水が流れ、前記第1流路に前記酸性水が流れる第2状態と、
    の通常動作を切り替える制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記流路切替手段を動作させ、
    前記第2流路に前記酸性水が流れ、前記第4流路に前記アルカリ性水が流れる第3状態と、
    前記第4流路に前記酸性水が流れ、前記第2流路に前記アルカリ性水が流れる第4状態と、
    のいずれかの洗浄動作への切り替えも行い、
    前記第2流路および前記第4流路の合流前の流路断面積は、合流後の流路断面積よりも小さい酸性水生成装置。
  2. 前記第1流出口の開口面積は、前記第2流出口の開口面積よりも小さく、
    前記第3流出口の開口面積は、前記第4流出口の開口面積よりも小さい請求項1記載の酸性水生成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第3状態において、前記第2流路を流れる前記酸性水の流量が、前記第4流路を流れる前記アルカリ性水の流量よりも小さく、
    前記第4状態において、前記第4流路を流れる前記酸性水の流量が、前記第2流路を流れる前記アルカリ性水の流量よりも小さく、
    なるように前記流路切替手段を動作させる請求項1または2に記載の酸性水生成装置。
  4. 前記制御部は、さらに、前記第1電極および前記第2電極への印加電圧を制御し、
    前記制御部は、前記第1状態、前記第2状態、前記第3状態、および前記第4状態のいずれかの状態から他のいずれかの状態へ切り替えた際に、前記第1電極および前記第2電極に印加される電圧の極性が反転するように、前記印加電圧および前記流路切替手段を制御する請求項1〜3のいずれか1つに記載の酸性水生成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の前記酸性水生成装置と、
    ボウルを有する便器と、
    前記第1流路および前記第3流路に接続され、前記ボウルの表面に前記酸性水を噴出する噴出部と、
    を備えたトイレ装置。
  6. 前記便器の上に設けられたケーシングをさらに備え、
    前記電解槽および前記流路切替手段は、前記ケーシングの内部に設けられ、
    前記第2流路と前記第4流路は、前記ケーシングの外部で合流する請求項5記載のトイレ装置。
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