JP2001121149A - 切替バルブ及び電解水生成装置 - Google Patents

切替バルブ及び電解水生成装置

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JP2001121149A
JP2001121149A JP30142899A JP30142899A JP2001121149A JP 2001121149 A JP2001121149 A JP 2001121149A JP 30142899 A JP30142899 A JP 30142899A JP 30142899 A JP30142899 A JP 30142899A JP 2001121149 A JP2001121149 A JP 2001121149A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流路切替部分に作動接触面及び摺動面を持た
ない構造とすることで、切替動作を長時間安定して行う
ことができる切替バルブ及び電解水生成装置を提供す
る。 【解決手段】 可動パイプ11を固定部12、回転軸1
3、移動軸14、移動制御部15を用いて支点Hを中心
に回転可能とし、可動パイプ11の下端から吐出される
アルカリ性水、排水又は酸性水を目的の出口孔16に吐
出する切替バルブ及びそのバルブを備える電解水生成装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各液性の水が混合
しないよう水路を形成した切替バルブ及びそのような切
替バルブを備えた電解水生成装置に係り、特に、長時間
安定動作を可能とした切替バルブ及び電解水生成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電解水生成装置について図9を使
って説明する。図9は、従来の電解水生成装置の概略構
成図である。従来の電解水生成装置は、図9に示すよう
に、電解質タンク1と、ポンプ2と、混合槽3と、電解
槽4と、4つの3ポート弁5a,5b,5c,5dと、
2つのタンク6a,6bと、各タンク6に対応して設け
られた蛇口7a,7bと、電源部8と、制御部9とから
基本的に構成されている。また、電解槽4は、第1の電
極42と、第2の電極43とが設置されている。
【0003】以下、各部を具体的に説明する。電解質タ
ンク1は、電解質の水溶液を貯蔵するタンクであり、具
体的には、塩化ナトリウム水溶液、塩化カリウム水溶液
等が考えられる。ポンプ2は、電解質タンク1に貯蔵さ
れている電解質水溶液を汲み上げて、混合槽3に吐出す
るものである。
【0004】混合槽3は、外部から導いた原水(一般に
水道水)と、ポンプ2が吐出する電解質水溶液とを混合
し、混合液として電解槽4に吐出するものである。
【0005】電解槽4は、混合槽3が吐出した混合液を
第1の電極42と第2の電極43とに電源部8を用いて
電圧を印加することで電気分解し、酸性の液性を示す水
(以下、「酸性水」という)と、塩基性の液性を示す水
(以下、「アルカリ性水」という)とを生成して、各々
別の経路で、吐出するものである。すなわち、電解槽4
は、例えば、図9の水路Xから酸性水を吐出している間
は、水路Yからアルカリ性水を吐出するようになり、水
路Xからアルカリ性水を吐出している間は、水路Yから
酸性水を吐出するようになっている。尚、以下の説明
で、酸性水とアルカリ性水とを総称して、「電解水」と
称する。
【0006】3ポート弁5a,5bは、水路X,Yのそ
れぞれに対応して設けられており、第1の3ポート弁5
aは、電解槽4が水路Xを介して吐出する電解水を後に
説明する制御部9から入力される指示(水路を切り替え
る指示)に応じて、水路P又は水路Qのいずれか一方に
吐出するものである。
【0007】また、第2の3ポート弁5bは、電解槽4
が水路Yを介して吐出する電解水を後に説明する制御部
9から入力される指示(水路を切り替える指示)に応じ
て、水路P′又はQ′のいずれか一方に吐出するもので
ある。
【0008】3ポート弁5c,5dは、3ポート弁5
a,5bとタンク6a,6bとの間に設けられており、
第3の3ポート弁5cは、水路Q又は水路Q′より供給
される電解水を後に説明する制御部9から入力される指
示(水路を切り替える指示)に応じて、タンク6bに吐
出し、又は排水するものである。また、第4の3ポート
弁5dは、水路P又は水路P′より供給される電解水を
後に説明する制御部9から入力される指示に応じて、タ
ンク6aに吐出し、又は排水するものである。尚、3ポ
ート弁5の具体的な構成については、後述する。
【0009】タンク6aは、第4の3ポート弁5dから
の水路に接続されており、水路P及び水路P′を介して
吐出される電解水を貯蓄するものである。ここで、後に
説明するように、制御部9が、水路P及び水路P′を介
して吐出される電解水が常に酸性水となるように、3ポ
ート弁5a,5bを制御するため、タンク6aは、主に
酸性水を貯蓄するようになっている。
【0010】タンク6bは、第3の3ポート弁5cから
の水路に接続されており、水路Q及び水路Q′を介して
吐出される電解水を貯蓄するものである。また、タンク
6aと同様に、後に説明する制御部9の働きにより、タ
ンク6bには、主にアルカリ性水を貯蓄するようになっ
ている。
【0011】蛇口7a,7bは、それぞれ対応するタン
ク6a又はタンク6bに貯蓄された水を利用者の指示に
より外部に吐出するものであり、一般的なカランの他、
電子的に制御される蛇口、又はスプリンクラーのような
ものである。
【0012】電源部8は、電解槽4の第1の電極42と
第2の電極43とに夫々極性の異なる電圧を印加するも
のである。また、電源部8は、後に説明する制御部9か
らの指示に応じて、第1の電極42と第2の電極43と
に印加する電圧の極性を反転するものである。
【0013】制御部9は、タイマを備え、当該タイマが
一定の時間を計時するごとに、電源部8に極性を反転す
る指示を出力するものである。また、制御部9は、電源
部8に極性を反転させる指示を出力すると、2つの3ポ
ート弁5a,5bに各々水路を切り替える指示を出力す
るものである。
【0014】さらに、制御部9は、電源部8に極性を反
転させる指示を出力した直後から一定の時間は、2つの
3ポート弁5c,5dの水路を切り替えて、電解槽4が
吐出する電解水を排水するようにしておくものである。
これは、電極を反転した直後から電解水の液性が一定の
ものとなるまで、タンク6に当該機能が劣化した電解水
が入り込まないようにするためである。
【0015】つまり、制御部9は、例えば、水路Xから
酸性水が吐出され、水路Yからアルカリ性水が吐出され
ているときには、タンク6aに酸性水を導き、タンク6
bにアルカリ性水を導くために、水路Xに接続されてい
る第1の3ポート弁5aには、水路Xを介して吐出され
る酸性水を水路Pに導く指示を出力し、水路Yに接続さ
れている第2の3ポート弁5bには、水路Yを介して吐
出されるアルカリ性水を水路Q′に導く指示を出力する
ものである。
【0016】そして、制御部9は、電源部8に極性を反
転する指示を出力すると、3ポート弁5c,5dを排水
に切り替え、更に3ポート弁5a,5bの水路を切り替
えて、一時的に電解槽4が吐出する電解水を排水する。
後に、電解槽4が水路Xを介して適性値のアルカリ性水
を吐出し、水路Yを介して適性値の酸性水を吐出するよ
うになると、3ポート弁5c,5dの水路を再び切り替
えて、水路Xを介して吐出されたアルカリ性水を水路Q
を介してタンク6bに導き、水路Yを介して吐出される
酸性水を水路P′を介してタンク6aに導くものであ
る。
【0017】尚、ここで、制御部9が一定の時間ごとに
極性を反転するのは、常に同じ極性の電圧を印加してい
ると、電解槽4の電極の表面に、混合液から析出した固
体(スケール)が付着し、電解の効率が低下し、電解水
の性能が劣化するのを防止するとともに、電極の劣化を
防止するためである。また、3ポート弁5を設けて、制
御部9が水路を切り替える指示を出力しているのは、各
タンク6に液性の異なる電解水が混合して、電解水の性
能が劣化することを防止し、また、各タンク6のいずれ
に酸性水、アルカリ性水のどちらが入っているかを明確
にして、利便性を高めるためである。
【0018】ここで、3ポート弁5の具体的な構造につ
いて図10を参照しつつ説明する。図10は、3ポート
弁5の具体的な構造を表す説明図である。図10に示す
ように、3ポート弁5は、導入口Aと、2つの吐出口
B,Cとを具備したT字体51と、外部からの指示に応
じて水路b又は水路cのいずれかを塞ぐように動作する
プランジャ52とから構成されている。
【0019】T字体51は、基本的にT字に水路が形成
されており、プランジャ52の端部からの漏水をなく
し、確実に導入口Aから導かれた水を吐出口B又はCの
いずれか一方に吐出できるように、プランジャ52の断
面に比べ、十分に狭い水路b,cが中央部に形成され、
それぞれ吐出口B,Cに続いている。また、導入口Aを
介して吐出された水は、中央部に導かれ、プランジャ5
2と、水路b又は水路cのいずれかの開口部との間に形
成されたすき間を通じて、水路b又は水路cを介して、
吐出口B又は吐出口Cに至るようになっている。
【0020】プランジャ52は、電磁的に制御されるソ
レノイドであり、外部からの指示に応じてT字体52の
水路b,cのいずれか一方を塞ぐように動作するもので
ある。また、プランジャ52の水路b,cの開口部に接
する部分は、漏水がないように、ゴムなどで形成され、
また、開口部とのすき間は狭くなるように配置されてい
る。
【0021】つまり、図9において、第1の3ポート弁
5aでは、水路Xが導入口Aに接続され、第2の3ポー
ト弁5bでは、水路Yが導入口Aに接続され、第3の3
ポート弁5cでは、水路Q及び水路Q′を結合した水路
が導入口Aに接続され、第4の3ポート弁5dでは、水
路P及び水路P′を結合した水路が導入口Aに接続され
ている。
【0022】また、図9では、第1の3ポート弁5aの
吐出口B,第2の3ポート弁5bの吐出口Cが、それぞ
れ水路Q,Q′に、第1の3ポート弁5aの吐出口C,
第2の3ポート弁5bの吐出口Bが、それぞれ水路P,
P′に接続されている。さらに、第3の3ポート弁5c
の吐出口B,Cがそれぞれ、タンク6bに接続する水路
と排水口に接続され、第4の3ポート弁5dの吐出口
B,Cがそれぞれ、タンク6aに接続する水路と排水口
に接続されている。
【0023】次に、従来の電解水生成装置の動作につい
て説明する。外部から導かれた水道水は、混合槽3でポ
ンプ2が電解質タンク1から汲み上げた電解質水溶液と
混合され、混合液として電解槽4に導かれる。電解槽4
の第1の電極42と第2の電極43とには、電源部8か
ら各々極性の異なる電圧が印加されており、混合槽3か
ら導かれる混合液は、電解槽4で電気分解されて、酸性
水とアルカリ性水となり、例えば、酸性水が水路Xを介
して吐出され、アルカリ性水が水路Yを介して吐出され
るようになる。
【0024】そして、第1の3ポート弁5aが水路Xを
介して吐出された酸性水を導入口Aに受けて吐出口Cに
導き、水路Pを介して第4の3ポート弁5dに吐出す
る。そして、第4の3ポート弁5dが水路Pを介して吐
出された酸性水を導入口Aに受けて、一定時間吐出口C
に導き、排水する。当該一定時間が経過すると制御部9
からの指示により第4の3ポート弁5dを切り替えて吐
出口Bからタンク6aに酸性水を吐出する。
【0025】また、第2の3ポート弁5bが水路Yを介
して吐出されたアルカリ性水を導入口Aに受けて吐出口
Cに導き、水路Q′を介して第3の3ポート弁5cに吐
出する。そして、第3の3ポート弁5cが水路Q′を介
して吐出されたアルカリ性水を導入口Aに受けて、一定
時間吐出口Cに導き、排水する。当該一定時間が経過す
ると制御部9からの指示により第3の3ポート弁5cを
切り替えて吐出口Bからタンク6bにアルカリ性水を吐
出する。そして、タンク6aには酸性水が貯蓄され、タ
ンク6bにはアルカリ性水が貯蓄されているようにな
る。
【0026】やがて、制御部9のタイマが一定の時間を
計時し終えると、制御部9が電源部8に極性を反転する
指示を出力するとともに、2つの3ポート弁5a及び5
bに水路を切り替える指示を出力する。すると、電源部
8が電解槽4の各電極に印加する電圧の極性を反転し、
水路Xを介してアルカリ性水が吐出されるようになり、
また水路Yを介して酸性水が吐出されるようになる。
【0027】尚、極性を反転した直後では、これらの電
解水の液性は、劣化したものとなっている。そこで、第
1の3ポート弁5aと第2の3ポート弁5bとを切り替
えても、直ちにタンク6a,6bに電解水を吐出するこ
とはせず、第3の3ポート弁5cと第4の3ポート弁5
dとを切り替えて極性を反転した直後の一定時間の電解
水を排水するようにしている。やがて、当該電解水の液
性が十分になったところで、制御部9が電解水を排水か
らタンク6a,6bに吐出するよう、第3の3ポート弁
5cと第4の3ポート弁5dを切り替える指示を出力す
る。
【0028】そして、第3の3ポート弁5cが制御部9
から入力される指示により、水路Qから導かれるアルカ
リ性水を導入口Aに受けて吐出口Bに導き、タンク6b
に当該アルカリ性水を吐出するようになる。また、第4
の3ポート弁5dも同様にして、水路P′から導かれる
酸性水を導入口Aに受けて吐出口Bに導き、タンク6a
に該酸性水を吐出するようになる。
【0029】このようにして、タンク6aには、常に酸
性水が貯蓄され、タンク6bには常にアルカリ性水が貯
蓄されているようになる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電解水生成装置では、電解槽4から吐出される電解
水を制御部9の制御により切り替える切替バルブが3ポ
ート弁となっているので、スケールがバルブの動作接触
面又は摺動面に次第に付着し、最終的にはバルブが正常
に動作しなくなるという問題点があった。
【0031】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、流路切替部分に作動接触面及び摺動面を持たない構
造とすることで、切替動作を長時間安定して行うことが
できる切替バルブ及び電解水生成装置を提供することを
目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、酸性水又はアルカリ性水が流れ
る第1の可動パイプと、アルカリ性水又は酸性水が流れ
る第2の可動パイプと、第1又は第2の可動パイプの吐
出口から流出するアルカリ性水が流れ込むアルカリ性水
出口孔と、第1又は第2の可動パイプの吐出口から流出
する酸性水が流れ込む酸性水出口孔と、第1又は第2の
可動パイプの吐出口から流出する排水が流れ込む排水出
口孔と、第1及び第2の可動パイプの吐出口の方向を制
御する方向制御手段とから構成される切替バルブであっ
て、第1及び第2の可動パイプの吐出口とアルカリ性水
出口孔、酸性水出口孔及び排水出口孔とは非接触構造と
し、更にアルカリ性水出口孔、酸性水出口孔、排水出口
孔の径は第1及び第2の可動パイプの径より大きく形成
したものとしており、バルブにおける流路切替部分に作
動接触面及び摺動面を持たない構造とすることができ、
切替動作を長時間安定して行うことができるものであ
る。
【0033】また、本発明は、上記切替バルブを備え、
電解槽での電極の極性反転の制御を行う制御手段が、当
該極性反転に応じて第1又は第2の可動パイプの吐出口
から流出する酸性水を酸性水出口孔に、アルカリ性水を
アルカリ性水出口孔に、排水を排水出口孔に導くよう、
方向制御手段を制御する電解水生成装置としており、バ
ルブにおける流路切替部分に作動接触面及び摺動面を持
たない構造とすることができ、電解水生成装置における
切替動作を長時間安定して行うことができる。
【0034】また、本発明は、上記電解水生成装置にお
いて、電解槽における電極の極性を反転する動作を開始
すると、方向制御手段が第1、第2の可動パイプの吐出
口を特定時間排水出口孔に向けるよう制御し、その後に
可動パイプの吐出口の方向を切り替える制御を行うもの
であり、切替バルブにおける流路切替時に電極極性の反
転に伴って排出される排水を適正に排出できるものであ
る。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0036】本発明の内容を説明する前に、本発明の課
題を整理しておく。電解水生成装置において、電解槽か
ら吐出されるアルカリ水がスケールを付着させる流体
で、切替バルブでの切替動作を阻害する原因となってい
る。電解槽から吐出される酸性水はそのスケールを溶か
して排除する性質があり、電解槽の電極に印加する電圧
の極性を反転させることにより、電解槽の二つの出口に
接続されるパイプには酸性水とアルカリ性水とが交互に
流れることになり、当該パイプにスケールが付着するこ
とは非常に少なくなることが知られている。
【0037】そして、切替バルブにて上記パイプから流
入する酸性水とアルカリ性水とが専用出口に導かれるこ
とになるが、アルカリ性水のみが流れる流路にはスケー
ルが付着し、流路を狭めるものとなっている。しかし、
切替バルブから導き出されたアルカリ性水を貯蔵するタ
ンクに接続する流路は口径が比較的大きいため、多少の
スケールが付着してもアルカリ性水が流れなくなるとい
うことはない。但し、切替バルブ内部におけるアルカリ
性水貯蔵タンク側の出口ポート部分の流路(切替バルブ
内においてアルカリ性水のみが流れる流路)は、通常、
口径がそれほど大きいものではないため、当該ポート部
分にスケールが付着すると、切替バルブにおける切替動
作がスムーズに行うことができない場合がある。
【0038】従って、本発明では、切替バルブにおける
摺動部を無くし、アルカリ性水の出口ポート部分へのス
ケールの付着を防ぐ構成とし、アルカリ性水のみが流れ
る流路の口径を比較的に大きくすることにより、切替動
作を長期間安定的に行うことができるようにしたもので
ある。
【0039】本発明の切替バルブは、酸性水又はアルカ
リ性水が流れる第1の可動パイプと、アルカリ性水又は
酸性水が流れる第2の可動パイプと、第1又は第2の可
動パイプの吐出口から流出するアルカリ性水が流れ込む
アルカリ性水出口孔と、第1又は第2の可動パイプの吐
出口から流出する酸性水が流れ込む酸性水出口孔と、第
1又は第2の可動パイプの吐出口から流出する排水が流
れ込む排水出口孔と、第1及び第2の可動パイプの吐出
口の方向を制御する方向制御手段とから構成されてい
る。そして、第1及び第2の可動パイプの吐出口とアル
カリ性水出口孔、酸性水出口孔及び排水出口孔とは非接
触構造であり、更にアルカリ性水出口孔、酸性水出口
孔、排水出口孔の径は第1及び第2の可動パイプの径よ
り大きく設計されている。これにより、バルブにおける
流路切替部分に作動接触面及び摺動面を持たない構造と
することができ、切替動作を長時間安定して行うことが
できるものである。
【0040】また、本発明の電解水生成装置は、上記切
替バルブを備え、電解槽での電極の極性反転の制御を行
う制御手段が、当該極性反転に応じて第1又は第2の可
動パイプの吐出口から流出する酸性水を酸性水出口孔
に、アルカリ性水をアルカリ性水出口孔に、排水を排水
出口孔に導くよう、方向制御手段を制御する電解水生成
装置である。これにより、バルブにおける流路切替部分
に作動接触面及び摺動面を持たない構造とすることがで
き、電解水生成装置における切替動作を長時間安定して
行うことができる。
【0041】また、本発明の電解水生成装置は、電解槽
における電極の極性を反転する動作を開始すると、方向
制御手段が第1、第2の可動パイプの吐出口を特定時間
排水出口孔に向けるよう制御し、その後に可動パイプの
吐出口の方向を切り替える制御を行う電解水生成装置で
ある。これにより、切替バルブにおける流路切替時に電
極極性の反転に伴って排出される排水を適正に排出でき
るものである。
【0042】次に、本発明の実施の形態に係る切替バル
ブ(本バルブ)及び電解水生成装置(本装置)を図1〜
図6を使って説明する。図1は、本装置の概略構成図で
あり、図2は、本バルブの概略構成図であり、図3〜図
5は、本バルブの動作を説明するための平面説明図であ
り、図6は、本バルブの上面説明図である。
【0043】本装置は、図1に示すように、電解質タン
ク1と、ポンプ2と、混合槽3と、電解槽4と、本バル
ブ10と、2つのタンク6a,6bと、各タンク6に対
応して設けられた蛇口7a,7bと、電源部8と、制御
部9とから基本的に構成されている。また、電解槽4
は、第1の電極42と、第2の電極43とが設置されて
いる。
【0044】ここで、電解質タンク1と、ポンプ2と、
混合槽3と、電解槽4と、2つのタンク6a,6bと、
蛇口7a,7bと、電源部8とは従来と同様のものであ
る。
【0045】制御部9は、電解槽4における第1の電極
42と第2の電極43との極性を反転する制御を行う制
御手段であり、予め特定時間電圧を印加したら極性を反
転し、更に特定時間電圧を印加したらまた極性を反転さ
せるようプログラム化されている。また、制御部9は、
電極の極性を反転する際に、本バルブ10に対して極性
反転を通知する信号を出力する。
【0046】次に、本バルブ10の構成について図2を
用いて説明する。本バルブ10は、図2に示すように、
第1の可動パイプ11aと、第2の可動パイプ11b
と、アルカリ性水出口孔16aと、排水出口孔16b
と、酸性水出口孔16cと、第1の方向制御手段として
の第1の固定部12a、第1の回転軸13a、第1の移
動軸14a、第1の移動制御部15aと、第2の方向制
御手段としての第2の固定部12b、第2の回転軸13
b、第2の移動軸14b、第2の移動制御部15bとを
備えている。
【0047】次に、本バルブの各部について具体的に説
明する。第1の可動パイプ11aは、電解槽4から吐出
される酸性水又は排水又はアルカリ性水が流入し、当該
下端部分から下方向に設けられたアルカリ性水出口孔1
6a、排水出口孔16b又は酸性水出口孔16cのいず
れかに吐出する。また、第2の可動パイプ11bは、電
解槽4から吐出されるアルカリ性水又は排水又は酸性水
が流入し、当該下端部分から下方向に設けられたアルカ
リ性水出口孔16a、排水出口孔16b又は酸性水出口
孔16cのいずれかに吐出する。
【0048】アルカリ性水出口孔16a、排水出口孔1
6b又は酸性水出口孔16cは、横方向に併設され、各
孔の径は、第1及び第2の可動パイプ11a,11bの
径より大きいものとなっている。尚、アルカリ性水出口
孔16aと排水出口孔16bとの間の仕切及び排水出口
孔16bと酸性水出口孔16cとの間の仕切は、第1,
2の可動パイプ11a,11bの先端が回転移動可能な
ように、他の側壁の高さに比べて低く設定されている。
【0049】次に、第1の方向制御手段の各部を具体的
に説明する。第1の固定部12aは、第1の可動パイプ
11aの下端部分に取り付けられ、更に第1の回転軸1
3aが接続している。第1の回転軸13aは、第1の固
定部12aに一端を接続固定すると共に、他端を図中J
点で第1の移動軸14aに接続しており、更に途中の取
付部となるH点を支点として回転可能となっている。こ
こで、H点の取付部は本バルブの内面に取り付けられて
おり、また、J点では第1の回転軸13aと第1の移動
軸14aとがその接続角度を任意に変えることができる
ような構成で接続されている。
【0050】第1の移動軸14aは、一端をJ点で第1
の回転軸13aに接続すると共に、他端を第1の移動制
御部15aに接続している。また、第1の移動軸14a
は、第1の移動制御部15aからの制御により図中ほぼ
水平方向に特定幅で反復的に移動する。
【0051】第1の移動制御部15aは、接続する第1
の移動軸14aを図中水平方向に特定幅で反復的に移動
させる動作を行う。また、第1の移動制御部15aは、
制御部9からの電極極性反転の通知の信号に従って特定
方向に特定幅で第1の移動軸14aを移動させる制御を
行う。
【0052】また、第2の方向制御手段としての第2の
固定部12b、第2の回転軸13b、第2の移動軸14
b、第2の移動制御部15bも、第1の方向制御手段の
各部と同様な構成にて同様な動作を行う。尚、第2の回
転軸13bは支点Hで回転可能となっており、第2の回
転軸13bと第2の移動軸14bとが接続する点はI点
となっている。
【0053】次に、本バルブ10の動作について図3〜
図5を用いて説明する。尚、図3〜図5においては、説
明を簡単にするために、第2の方向制御手段を除いてい
る。図3に示す場合は、第1の可動パイプ11aの下端
がアルカリ性水出口孔16aを向いているので、第1の
可動パイプ11aに電解槽4から流入するのはアルカリ
性水となっている。この状態では、第1の移動軸14a
が第1の移動制御部15aによって第1の移動制御部1
5a側(図中左側)に引っ張れた状態となり、第1の回
転軸13aが支点Hを中心として回転し、第1の固定部
12aがアルカリ性水出口孔16aを向いた状態となっ
ている。
【0054】図4の場合には、第1の可動パイプ11a
の下端が排水出口孔16bを向いているので、第1の可
動パイプ11aに電解槽4から流入するのは電極極性反
転直後の排水となっている。この状態では、第1の移動
軸14aが第1の移動制御部15aによって図3に比べ
て図中中心に押し出された状態となり、第1の回転軸1
3aが支点Hを中心として回転し、第1の固定部12a
が排水出口孔16bを向いた状態となっている。図4の
状態は、予め定められた特定時間の間は継続するように
なっている。この特定時間は、アルカリ性水から酸性水
に完全に切り替わるまでの時間となっている。
【0055】図5の場合には、第1の可動パイプ11a
の下端が酸性水出口孔16cを向いているので、第1の
可動パイプ11aに電解槽4から流入するのは電極極性
反転後しばらくしての酸性水となっている。この状態で
は、第1の移動軸14aが第1の移動制御部15aによ
って図4に比べて図中左側に押し出された状態となり、
第1の回転軸13aが支点Hを中心として回転し、第1
の固定部12aが酸性水出口孔16cを向いた状態とな
っている。
【0056】上述した通り、本バルブ10は、図3の状
態、図4の状態、図5の状態と変化し、その後は、図4
の状態、図3の状態に戻るようになっている。また、記
述しなかった第2の方向制御手段と第2の可動パイプ1
1bの場合は、図5の状態、図4の状態、図3の状態と
変化し、その後は、図4の状態、図5の状態に戻るよう
になっている。各図の状態は、予め設定された時間行う
ようになっており、電解水生成装置の制御部9の電極極
性反転動作に連動している。
【0057】次に、本バルブ10を図6を用いて上面か
らの構成を説明する。図6に示すように、第1の可動パ
イプ11aと第2の可動パイプ11bとを併設した場合
に、これら2つの可動パイプ11a,11bが納まる程
度に、アルカリ性水出口孔16a、排水出口孔16b、
酸性水出口孔16cの径が大きく設計されている。これ
により、アルカリ性水出口孔16aにスケールが付着し
たとしても、定期点検の清掃を行う限り、流路を妨げる
程の原因とはならず、長時間安定して使用できる効果が
ある。
【0058】また、第1、第2の可動パイプ11a,1
1bは、アルカリ性水と酸性水とが交互に流れることに
なるため、スケールの付着は非常に少ない。従って、本
バルブは、構成において、スケールが付着しそうな作動
接触面及び摺動面を持たない構造となっているので、切
替動作を長時間安定して行うことができる効果がある。
また、本バルブを用いた電解水生成装置では、切替動作
を長時間安定して行うことができる効果がある。尚、支
点Hの取付部は、本バルブの筺体の内面に第1、第2の
方向制御手段として各々取り付けられている。
【0059】次に、本バルブの移動制御部15について
具体的に図7を用いて説明する。図7は、本バルブの移
動制御部の一部分の概略図である。図7に示すように、
移動制御部15は、モータによって回転する回転板17
と、モータの回転軸に接続し、回転板17を回転させる
中心軸となる主軸18と、移動軸14の端部に接続する
接続部19とを備えている。図7の例では、通常のモー
タを用いたが、ステッピングモータ、電磁ソレノイドを
駆動部分に用いた構成としても構わない。
【0060】移動制御部15の動作としては、主軸18
がモータによって回転することにより、主軸18の周辺
の回転板17上に形成された接続部19が回転し、その
回転位置により接続部19に接続する移動軸14を特定
幅反復的に移動させるものである。
【0061】具体的には、図7を第1の方向制御部15
aとすると、図7(a)の状態が、第1の可動パイプ1
1aの下端を排水出口孔16bに向けて排水を行う状態
であり、図7(b)の状態が、第1の可動パイプ11a
の下端をアルカリ性水出口孔16aに向けてアルカリ性
水を吐出する状態であり、図7(c)の状態が、第1の
可動パイプ11aの下端を排水出口孔16bに向けて排
水を行う状態であり、図7(d)の状態が、第1の可動
パイプ11aの下端を酸性水出口孔16cに向けて酸性
水を吐出する状態である。
【0062】次に、本発明の別の実施の形態に係る切替
バルブ(第2のバルブ)について図8を用いて説明す
る。図8は、本発明の別の実施の形態に係る切替バルブ
の概略図である。第2のバルブは、図8に示すように、
第1の可動パイプ21aと、第2の可動パイプ21b
と、固定円盤22と、ベルト23と、駆動円盤24と、
回転制御部25と、出口孔形成部26とから構成されて
いる。
【0063】第2のバルブの各部を具体的に説明する。
第1の可動パイプ21aと第2の可動パイプ21bと
は、固定円盤22に貫通して固定され、下部に配置され
た出口形成部26の対向する孔に第1、第2の可動パイ
プ21a,21bの下端部分が向けられるよう設定され
ている。
【0064】固定円盤22は、第1、第2の可動パイプ
21a,21bを貫通孔に貫通させて固定する円盤であ
り、ベルト23の動力により回転する。ベルト23は、
固定円盤22と駆動円盤24とを接続し、駆動円盤24
の回転動力を固定円盤22に伝達するものである。
【0065】駆動円盤24は、回転制御部25で発生す
る回転力により回転し、その回転動力をベルト23を介
して固定円盤22に伝達する。回転制御部25は、制御
部9からの電極の極性反転の通知を受け、駆動円盤24
を特定量回転させ、特定時間停止し、このような回転と
停止を繰り返す回転制御部である。
【0066】出口孔形成部26は、アルカリ性水出口孔
26aと、排水出口孔26bと、酸性水出口孔26c
と、排水出口孔26dとから構成されている。図8に示
すように、アルカリ性水出口孔26aと酸性水出口孔2
6cとは対向しており、また排水出口孔26bと排水出
口孔26dとは対向している。
【0067】第2のバルブの動作を説明する。第1の可
動パイプ21aの吐出口がアルカリ性水出口孔26aに
向けられてアルカリ性水が吐出され、第2の可動パイプ
21bの吐出口が酸性水出口孔26bに向けられて酸性
水が吐出されていた状態のときに、制御部9で電極の極
性反転が行われると、その通知を受けて回転制御部25
は固定円盤22を1/4回転程度回転(図中では反時計
回りに回転)させるよう駆動円盤24を回転させ、特定
時間停止する。
【0068】すると、第1の可動パイプ21aと第2の
可動パイプ21bの吐出口は排水出口孔26b,26d
に向けられて排水が吐出される状態となる。この状態が
特定時間継続し、排水が完了すると、更に、回転制御部
25は固定円盤22を1/4回転程度回転させるよう駆
動円盤24を回転させ、特定時間停止する。
【0069】すると、第1の可動パイプ21aの吐出口
は酸性水出口孔26cに向けられて酸性水が吐出され、
第2の可動パイプ21bの吐出口はアルカリ性水出口孔
26aに向けられてアルカリ性水が吐出される状態とな
る。
【0070】そして、制御部9で電極の極性反転が行わ
れると、その通知を受けて回転制御部25は固定円盤2
2を今までの回転方向とは逆方向(図中では時計回り)
に1/4回転程度回転させるよう駆動円盤24を回転さ
せ、特定時間停止する。すると、第1の可動パイプ21
aと第2の可動パイプ21bの吐出口は排水出口孔26
b,26dに向けられて排水が吐出される状態となる。
【0071】そして、排水が完了すると、回転制御部2
5は固定円盤22を1/4回転程度回転(図中では時計
回りに回転)させるよう駆動円盤24を回転させ、特定
時間停止する。すると、第1の可動パイプ21aの吐出
口がアルカリ性水出口孔26aに向けられてアルカリ性
水が吐出され、第2の可動パイプ21bの吐出口が酸性
水出口孔26bに向けられて酸性水が吐出される状態と
なる。
【0072】本発明の別の実施の形態に係る切替バルブ
(第2のバルブ)によれば、第1、第2の可動パイプ2
1a,21bの径に比べて出口孔形成部26に形成され
た各孔の径を大きくしているので、アルカリ性水出口孔
26aにスケールが付着しても、定期点検の清掃を行う
限り、流路を妨げる程の原因とはならず、長時間安定し
て使用できる効果がある。
【0073】また、第2のバルブにおいても、構成にお
いて、スケールが付着しそうな作動接触面及び摺動面を
持たない構造となっているので、切替動作を長時間安定
して行うことができる効果がある。また、第2のバルブ
を用いた電解水生成装置では、切替動作を長時間安定し
て行うことができる効果がある。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、酸性水又はアルカリ性
水が流れる第1の可動パイプと、アルカリ性水又は酸性
水が流れる第2の可動パイプと、第1又は第2の可動パ
イプの吐出口から流出するアルカリ性水が流れ込むアル
カリ性水出口孔と、第1又は第2の可動パイプの吐出口
から流出する酸性水が流れ込む酸性水出口孔と、第1又
は第2の可動パイプの吐出口から流出する排水が流れ込
む排水出口孔と、第1及び第2の可動パイプの吐出口の
方向を制御する方向制御手段とから構成される切替バル
ブであって、第1及び第2の可動パイプの吐出口とアル
カリ性水出口孔、酸性水出口孔及び排水出口孔とは非接
触構造とし、更にアルカリ性水出口孔、酸性水出口孔、
排水出口孔の径は第1及び第2の可動パイプの径より大
きく形成した切替バルブとしているので、バルブにおけ
る流路切替部分に作動接触面及び摺動面を持たない構造
とすることができ、切替動作を長時間安定して行うこと
ができる効果がある。
【0075】また、本発明によれば、上記切替バルブを
備え、電解槽での電極の極性反転の制御を行う制御手段
が、当該極性反転に応じて第1又は第2の可動パイプの
吐出口から流出する酸性水を酸性水出口孔に、アルカリ
性水をアルカリ性水出口孔に、排水を排水出口孔に導く
よう、方向制御手段を制御する電解水生成装置としてい
るので、バルブにおける流路切替部分に作動接触面及び
摺動面を持たない構造とすることができ、電解水生成装
置における切替動作を長時間安定して行うことができる
効果がある。
【0076】また、本発明によれば、上記電解水生成装
置において、電解槽における電極の極性を反転する動作
を開始すると、方向制御手段が第1、第2の可動パイプ
の吐出口を特定時間排水出口孔に向けるよう制御し、そ
の後に可動パイプの吐出口の方向を切り替える制御を行
う電解水生成装置としているので、切替バルブにおける
流路切替時に電極極性の反転に伴って排出される排水を
適正に排出できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置の概略構成図である。
【図2】本バルブの概略構成図である。
【図3】本バルブの動作を説明するための平面説明図で
ある。
【図4】本バルブの動作を説明するための平面説明図で
ある。
【図5】本バルブの動作を説明するための平面説明図で
ある。
【図6】本バルブの上面説明図である。
【図7】本バルブの移動制御部の一部分の概略図であ
る。
【図8】本発明の別の実施の形態に係る切替バルブ(第
2の切替バルブ)の概略を示す概略図である。
【図9】従来の電解水生成装置の概略構成図である。
【図10】3ポート弁5の具体的な構造を表す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…電解質タンク、 2…ポンプ、 3…混合槽、 4
…電解槽、 5…3ポート弁、 6…タンク、 7…蛇
口、 8…電源部、 9…制御部、 11a…第1の可
動パイプ、 11b…第2の可動パイプ、 12a…第
1の固定部、12b…第2の固定部、 13a…第1の
回転軸、 13b…第2の回転軸、14a…第1の移動
軸、 14b…第2の移動軸、 15a…第1の移動制
御部、 15b…第2の移動制御部、 16a…アルカ
リ性水出口孔、 16b…排水出口孔、 16c…酸性
水出口孔、 17…回転板、 18…主軸、 19…接
続部、 21a…第1の可動パイプ、 21b…第2の
可動パイプ、 22…固定円盤、 23…ベルト、 2
4…駆動円盤、 25…回転制御部、 26…出口孔形
成部、 26a…アルカリ性水出口孔、 26b…排水
出口孔、 26c…酸性水出口孔、 26d…排水出口
孔、 42…第1の電極、 43…第2の電極、 51
…T字体、 52…プランジャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H067 AA32 AA38 AA40 BB02 BB12 CC22 CC23 DD03 DD04 DD32 FF11 GG01 GG21 GG28 4D061 DA01 DB07 EA02 EB01 EB05 EB39 GC16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸性水又はアルカリ性水が流れる第1の
    可動パイプと、アルカリ性水又は酸性水が流れる第2の
    可動パイプと、前記第1又は前記第2の可動パイプの吐
    出口から流出するアルカリ性水が流れ込むアルカリ性水
    出口孔と、前記第1又は前記第2の可動パイプの吐出口
    から流出する酸性水が流れ込む酸性水出口孔と、前記第
    1又は前記第2の可動パイプの吐出口から流出する排水
    が流れ込む排水出口孔と、前記第1及び前記第2の可動
    パイプの吐出口の方向を制御する方向制御手段とを備
    え、前記第1及び前記第2の可動パイプの吐出口と前記
    アルカリ性水出口孔、前記酸性水出口孔及び前記排水出
    口孔とを非接触構造とし、前記アルカリ性水出口孔、前
    記酸性水出口孔及び前記排水出口孔の径は前記第1及び
    前記第2の可動パイプの径より大きく形成されているこ
    とを特徴とする切替バルブ。
  2. 【請求項2】 第1の可動パイプの吐出口の方向を制御
    する方向制御手段として、前記吐出口に固定された第1
    の固定部と、前記第1の固定に接続し、途中に設けられ
    た取付部を支点として回転する第1の回転軸と、前記第
    1の回転軸に接続し、前記第1の回転軸を前記取付部を
    支点として回転可能に動作させる第1の移動軸と、前記
    第1の移動軸を特定方向に移動させる第1の移動制御部
    とを備え、 第2の可動パイプの吐出口の方向を制御する方向制御手
    段として、前記吐出口に固定された第2の固定部と、前
    記第2の固定に接続し、途中に設けられた取付部を支点
    として回転する第2の回転軸と、前記第2の回転軸に接
    続し、前記第2の回転軸を前記取付部を支点として回転
    可能に動作させる第2の移動軸と、前記第2の移動軸を
    特定方向に移動させる第2の移動制御部とを備えること
    を特徴とする請求項1記載の切替バルブ。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の可動パイプの吐出口の方
    向を制御する方向制御手段として、前記第1及び第2の
    可動パイプを固定する固定円盤と、前記固定円盤を回転
    させる動力を伝達するベルトと、前記ベルトを動作させ
    る動力を発生し、前記固定円盤を回転制御する回転制御
    部とを備えることを特徴とする請求項1記載の切替バル
    ブ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2又は請求項3記載
    の切替バルブと、電解槽での電極の極性反転の制御を行
    う制御手段とを備え、前記制御手段が、前記電極の極性
    反転に応じて第1又は第2の可動パイプの吐出口から流
    出する酸性水を酸性水出口孔に、アルカリ性水をアルカ
    リ性水出口孔に、排水を排水出口孔に導くよう、方向制
    御手段を制御する制御手段であることを特徴とする電解
    水生成装置。
  5. 【請求項5】 制御手段が、電解槽における電極の極性
    を反転する動作を行うと共に、方向制御手段が、特定時
    間第1及び第2の可動パイプの吐出口を排水出口孔に向
    ける制御を行い、前記特定時間経過後に前記第1及び前
    記第2の可動パイプの吐出口の方向を切り替える制御を
    行う方向制御手段であることを特徴とする請求項4記載
    の電解水生成装置。
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