JP2014196628A - トイレ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】機能水を生成可能な機能水生成部と、前記機能水生成部により生成された機能水を貯留可能な貯水部と、前記貯水部に貯留された機能水を便器のボウルの表面または人体の局部を洗浄する人体洗浄ノズルの表面に向けて噴出する噴出部と、を備え、前記噴出部が前記貯水部に貯留された機能水を噴出するときに前記機能水生成部および前記貯水部を通過し前記噴出部に供給される洗浄水の流量は、前記機能水生成部により生成された機能水が前記貯水部に貯留されるときに前記貯水部に供給される機能水の流量よりも多いことを特徴とするトイレ装置が提供される。
【選択図】図2
Description
一方で、意匠性の観点から、コンパクトなトイレ装置が求められている。そのためには、機能水を生成する機能水生成装置をコンパクト化させる必要がある。
これに対して、機能水の生成量を少なくし、ポンプ等を使用することで機能水を吐水あるいは噴霧するときの瞬間流量を多くすることが、1つの手段として考えられる。しかし、この場合には、コストが大幅に増加するとともに、トイレ装置のコンパクト化を阻害するという問題がある。
図1は、本発明の実施の形態にかかるトイレ装置を表す模式図である。
図1においては、説明の便宜上、衛生洗浄装置を表す模式図は模式的平面図であり、洋式腰掛便器を表す模式図は模式的断面図である。
なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
図2は、本実施形態にかかるトイレ装置の要部構成を表すブロック図である。
図2は、水路系と電気系の要部構成を併せて表している。
あるいは、切替弁506は、本実施形態の水垢抑制効果を阻害しない範囲内において機能水生成部510から供給されたアルカリ性水を便器800へ流してもよい。
図3は、本実施形態の金属イオン酸性水生成装置を表す模式的斜視図である。
図4は、本実施形態の金属イオン酸性水生成装置を表す模式図である。
図4(a)は、図3(a)に表した矢視B1の方向にみたときの金属イオン酸性水生成装置を表す模式的平面図である。図4(b)は、図4(a)に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。
第1の流路切替弁520および第2の流路切替弁530のいずれか他方は、機能水生成部510から供給された酸性水を貯水部540へ導くことができる。
図5(a)は、機能水生成部を省略した状態において図3(a)に表した矢視B1の方向にみたときの金属イオン酸性水生成装置を表す模式的平面図である。図5(b)は、図5(a)に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
図6(a)は、図3(a)に表した矢視B2の方向にみたときのハウジングを表す模式的平面図である。図6(b)は、図6(a)に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。なお、図6(b)では、ハウジングだけでなく、第1の流路切替弁520を表している。
図7(a)は、本実施形態の第1の流路切替弁520の内部構造を表す模式的断面図である。図7(b)は、図7(a)に表した矢視B3の方向にみたときの模式的平面図である。図7(c)は、本実施形態のステータを表す模式的斜視図である。図7(d)は、本実施形態のパッキンを表す模式的斜視図である。
ロータ522は、回転軸521と接続され、回転軸521と共に回転する。
図7(a)に表したように、ステータ523は、ロータ522と対面して設けられている。図7(b)に表したように、ステータ523は、大気開放ポート523aと、酸性水ポート523bと、アルカリ性水ポート523cと、を有する。大気開放ポート523aは、酸性水ポート523bおよびアルカリ性水ポート523cの位置よりも上方の位置に設けられている。
第2の仕切部524bは、酸性水ポート523bを通過した酸性水がアルカリ性水流路503に進入することを抑制する。あるいは、第2の仕切部524bは、アルカリ性水ポート523cを通過したアルカリ性水が酸性水流路504に進入することを抑制する。
図8(a)は、アルカリ性水を排出するときのディスク開口パターンを表す模式的平面図である。図8(b)は、アルミニウムイオン酸性水を生成するときのディスク開口パターンを表す模式的平面図である。図8(c)は、噴霧を行うときのディスク開口パターンを表す模式的平面図である。図8(d)は、水抜きを行うときのディスク開口パターンを表す模式的平面図である。
すなわち、本実施形態の第2の流路切替弁520は、回転軸521と、ロータ522と、ステータ523と、パッキン524と、を有する。図8(a)〜図8(d)に表したように、第2の流路切替弁530のロータ522は、第1の水供給ポート(第2のポート)522aと、第2の水供給ポート522bと、を有する。つまり、本実施形態では、第1の流路切替弁520の第1の水供給ポートを「第1のポート」とし、第2の流路切替弁530の第1の水供給ポートを「第2のポート」とする。
このとき、機能水生成部510の機能が停止しているため、貯水部540において生成されたアルミニウムイオン酸性水は、第1の流路切替弁520および第2の流路切替弁530を通して第2の流路25の上流側から供給される洗浄水(上水)により押し出され噴霧ノズル473から噴霧される。
図10は、比較例の流路切替パターンを例示する模式的概略図である。
続いて、図10(b)に表したように、極性反転が行われると、第1の電極板514が陰極板となり、第2の電極板515が陽極板となる。この場合には、第2の電極板515の近傍では酸性水が生成されるため、「OUT4」として酸性水が排出される。一方、第1の電極板514の近傍ではアルカリ性水が生成されるため、「OUT3」としてアルカリ性水が排出される。
一方、第2の電極板515が陰極板である場合には、第2の電極板515の近傍ではアルカリ性水が生成されるため、アルカリ性水は、第2の流路切替弁530へ供給される。このとき、第2の流路切替弁530は、アルカリ性水ポート523cを選択し、アルカリ性水がアルカリ性水流路503へ流れるようにしている(図8(a)参照)。そのため、「OUT2」としてアルカリ性水が排出される。
一方、第1の電極板514の近傍で生成されたアルカリ性水は、第1の流路切替弁520へ供給される。このとき、第1の流路切替弁520は、アルカリ性水ポート523cを選択し、アルカリ性水がアルカリ性水流路503へ流れるようにしている(図8(a)参照)。そのため、「OUT2」としてアルカリ性水が排出される。
図11(a)は、図6(a)に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。図11(b)は、図11(a)に表した切断面D−Dにおける模式的断面図である。図12(a)は、図3(a)に表した矢視B2の方向にみたときの金属イオン酸性水生成装置を表す模式的平面図である。図12(b)は、図12に表した切断面E−Eにおける模式的断面図である。なお、図11(a)では、ハウジングだけでなく、第1の流路切替弁520を表している。
図13(a)は、図3(a)に表した矢視B4の方向にみたときの金属イオン酸性水生成装置を表す模式的平面図である。図13(b)は、図13(a)に表した切断面F−Fにおける模式的断面図である。
図14は、本発明の他の実施の形態にかかるトイレ装置の要部構成を表すブロック図である。
図15は、本実施形態の殺菌水生成装置を表す模式的断面図である。
図14は、水路系と電気系の要部構成を併せて表している。
図14に表したように、本実施形態の衛生洗浄装置100aは、流量調整弁437と噴霧ノズル473との間に、切替弁431と、殺菌水生成装置(機能水生成部)440と、貯水部450と、を有する。つまり、図2に関して前述した金属イオン酸性水生成装置500の代わりに、切替弁431と、殺菌水生成装置440と、貯水部450と、が設けられている。
なお、殺菌水生成装置440において生成される殺菌水(電解水、機能水)は、銀イオンや銅イオンなどの金属イオンを含む液であってもよい。あるいは、殺菌水生成装置440において生成される殺菌水は、電解塩素やオゾンなどを含む液であってもよい。あるいは、殺菌水生成装置440において生成される殺菌水は、酸性水やアルカリ水であってもよい。あるいは、殺菌水生成装置440は、電解槽ユニットに限定されるわけではない。すなわち、殺菌水は、殺菌剤および殺菌液を水に溶解させることによって生成される殺菌水であってもよい。
すなわち、切替弁431は、第1の流路切替弁520と、第2の流路切替弁530と、を有する。第1の流路切替弁520は、第1の水供給ポート(第1のポート)522aと、第2の水供給ポート522bと、を有する。第2の流路切替弁530は、第1の水供給ポート(第2のポート)522aと、第2の水供給ポート522bと、を有する。つまり、図8に関して前述したように、第1の流路切替弁520の第1の水供給ポートを「第1のポート」とし、第2の流路切替弁530の第1の水供給ポートを「第2のポート」とする。
このとき、殺菌水生成装置440の機能が停止しているため、貯水部450において生成された殺菌水は、切替弁431および殺菌水生成装置440を通して第2の流路25の上流側から供給される洗浄水(上水)により押し出され噴霧ノズル473から噴霧される。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (7)
- 機能水を生成可能な機能水生成部と、
前記機能水生成部により生成された機能水を貯留可能な貯水部と、
前記貯水部に貯留された機能水を便器のボウルの表面または人体の局部を洗浄する人体洗浄ノズルの表面に向けて噴出する噴出部と、
を備え、
前記噴出部が前記貯水部に貯留された機能水を噴出するときに前記機能水生成部および前記貯水部を通過し前記噴出部に供給される洗浄水の流量は、前記機能水生成部により生成された機能水が前記貯水部に貯留されるときに前記貯水部に供給される機能水の流量よりも多いことを特徴とするトイレ装置。 - 前記噴出部が前記貯水部に貯留された機能水を噴出するときに前記機能水生成部および前記貯水部を通過し前記噴出部に供給される洗浄水の流量と、
前記機能水生成部により生成された機能水が前記貯水部に貯留されるときに前記貯水部に供給される機能水の流量と、
を調整する切替弁をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。 - 前記切替弁は、前記機能水生成部の下流側且つ前記貯水部の上流側に設けられ第1のポートと第2のポートとを有し、前記第1のポートが前記貯水部と連通し前記第2のポートが前記便器の排水配管と連通する第1の状態と、前記第1のポートおよび前記第2のポートが前記貯水部と連通する第2の状態と、を切替可能であり、
前記機能水生成部により生成された機能水が前記貯水部に貯留されるときには、前記切替弁は、前記第1の状態となり、前記噴出部が前記貯水部に貯留された機能水を噴出するときには、前記切替部は、前記第2の状態となることを特徴とする請求項2記載のトイレ装置。 - 前記切替弁および前記貯水部は、前記機能水生成部と一体化されたことを特徴とする請求項2または3に記載のトイレ装置。
- 前記機能水生成部は、アルカリ性水と、機能水として寄与し前記貯水部に貯留される酸性水と、を生成する電解槽を有し、
前記貯留部は、内部に格納された金属を有し、
前記噴出部から噴出される機能水は、金属イオンを含む酸性水として前記ボウルの表面に噴出されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のトイレ装置。 - 前記切替弁は、前記機能水生成部の上流側に設けられ第1のポートと第2のポートとを有し、前記第1のポートが前記貯水部と連通し前記第2のポートが前記便器の排水配管と連通する第1の状態と、前記第1のポートおよび前記第2のポートが前記貯水部と連通する第2の状態と、を切替可能であり、
前記機能水生成部により生成された機能水が前記貯水部に貯留されるときには、前記切替弁は、前記第1の状態となり、前記噴出部が前記貯水部に貯留された機能水を噴出するときには、前記切替部は、前記第2の状態となることを特徴とする請求項2記載のトイレ装置。 - 前記機能水生成部は、電解槽を有し次亜塩素酸を含む水を生成し、
前記噴出部から噴出される機能水は、次亜塩素酸を含む水として前記ボウルの表面に噴出されることを特徴とする請求項1または6に記載のトイレ装置。
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