JP6358553B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関し、具体的には洋式腰掛便器に腰掛けた使用者の「おしり」などを水で洗浄する衛生洗浄装置に関する。
衛生洗浄装置の流路内に水が残ると。凍結破損が生ずるおそれがある。そのため、バキュームブレーカを使って、流路内の残水を抜く技術が知られている。また、別の方法として、バルブ手段が大気に連通する大気連通路と接続されることで、流路内の水抜きを行う温水洗浄装置がある(特許文献1)。
しかし、特許文献1に記載された温水洗浄装置では、バルブ手段が大気連通路と接続するため、バルブ手段よりも下流の流路内の残水は、例えば人体洗浄ノズルなどから排水される一方で、バルブ手段よりも下流側の水が逆流し温水洗浄装置の本体の内部に流れるおそれがある。水が温水洗浄装置の本体の内部に流れると、温水洗浄装置が故障するおそれがあるという問題がある。
特開平6−17472号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、水抜き動作により流路内から排出された水が衛生洗浄装置の本体内に排出されることを抑えることができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、ケーシングと、前記ケーシングに対して進退自在に設けられ、複数の噴出孔を有し前記噴出孔から水を噴射して使用者の身体を洗浄する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに水を導く配管と、前記配管の途中に設けられ、前記複数の噴出孔に選択的に連通可能な複数のポートと、大気と連通する大気開放ポートと、を有し、前記複数のポートと前記大気開放ポートとが連通可能とされてなる流路切替弁と、前記大気開放ポートの大気開放側に設けられ、前記ケーシングの外に水を排出する排水経路と、を備え、前記流路切替弁は、前記流路切替弁よりも上流側の配管と連通する水供給ポートを有し、待機状態において位置する待機位置から一方向に回転可能な第1のディスクと、前記第1のディスクと対面して設けられ、前記水供給ポートに供給された水を前記流路切替弁よりも下流側の配管に連通させる配管連通ポートと、前記大気開放ポートと、を有する第2のディスクと、を有し、前記待機位置から前記大気開放ポートまでの前記第1のディスクの回転角度は、前記待機位置から前記配管連通ポートまでの前記第1のディスクの回転角度よりも大きく、前記流路切替弁に設けられたシールから漏れる水は、前記排水経路に流れることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、流路切替弁が大気開放ポートと連通し、複数のポートと大気開放ポートとが連通した際の逆流水があったとしても、その水は、排水経路を通りケーシングの外に確実に排出される。これにより、配管の凍結を防止することができるとともに、水がケーシングの内部において漏れること、あるいは水がケーシングの内部に排出されることを抑えることができる。
また、この衛生洗浄装置によれば、通常使用時に、大気開放ポートを通って空気が取り込まれることを抑え、誤って洗浄水が排出されることを抑えることができる。
第2の発明は、ケーシングと、前記ケーシング内に設けられ便器のボウルの表面に水を噴霧する便器噴霧ノズルと、前記便器噴霧ノズルに水を導く配管と、前記配管の途中に設けられ、前記便器噴霧ノズルとの連通および非連通のうちのいずれかを選択可能な複数のポートと、大気と連通する大気開放ポートと、を有し、前記複数のポートと前記大気開放ポートとが連通可能とされてなる流路切替弁と、前記大気開放ポートの大気開放側に設けられ、前記ケーシングの外に水を排出する排水経路と、を備え、前記流路切替弁は、前記流路切替弁よりも上流側の配管と連通する水供給ポートを有し、待機状態において位置する待機位置から一方向に回転可能な第1のディスクと、前記第1のディスクと対面して設けられ、前記水供給ポートに供給された水を前記流路切替弁よりも下流側の配管に連通させる配管連通ポートと、前記大気開放ポートと、を有する第2のディスクと、を有し、前記待機位置から前記大気開放ポートまでの前記第1のディスクの回転角度は、前記待機位置から前記配管連通ポートまでの前記第1のディスクの回転角度よりも大きく、前記排水経路は、前記ケーシングが有する下側のプレートに形成されていることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、流路切替弁が大気開放ポートを選択して大気と連通し、複数のポートと大気開放ポートが連通した際の逆流水があったとしても、その水は、排水経路を通りケーシングの外に確実に排出される。これにより、配管の凍結を防止することができるとともに、水がケーシングの内部において漏れること、あるいは水がケーシングの内部に排出されることを抑えることができる。
また、この衛生洗浄装置によれば、通常使用時に、大気開放ポートを通って空気が取り込まれることを抑え、誤って洗浄水が排出されることを抑えることができる。
第3の発明は、2の発明において、流路切替弁に設けられたシールから漏れる水は、前記排水経路に流れることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、流路切替弁がディスク式の切替弁であるため、例えばパッキンなどにおけるシールの漏れ水でも確実にケーシングの外に排出することができる。また、排水経路が1つであるため、流路切替弁が大型化することを抑えることができる。
の発明は、第1〜3のいずれか1つの発明において、前記大気開放ポートは、前記配管連通ポートの位置よりも高い位置に設けられたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、流路切替弁よりも下流の流路の水抜きを行う際に、高低差(ヘッド差)を利用することができる。そのため、流路中の水抜きを確実に行うことができる。
本発明の態様によれば、水抜き動作により流路内から排出された水が衛生洗浄装置の本体内に排出されることを抑えることができる衛生洗浄装置が提供される。
本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる衛生洗浄装置の要部構成を表すブロック図である。 本実施形態のケーシングの内部を表す模式的平面図である。 本実施形態のケーシングの内部を表す模式的斜視図である。 本発明の他の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の要部構成を表すブロック図である。 本実施形態の金属イオン酸性水生成装置を表す模式的斜視図である。 本実施形態の他の排水経路有する金属イオン酸性水生成装置を表す模式的斜視図である。 各要部構成の高さ方向の位置関係を表すブロック図である。 本実施形態の金属イオン酸性水生成装置を表す模式図である。 本実施形態の金属イオン酸性水生成装置を表す模式図である。 本実施形態の金属イオン酸性水生成装置のハウジング内の流路を表す模式図である。 本実施形態の第1の流路切替弁を説明する模式図である。 本実施形態のディスク開口パターンを例示する模式的平面図である。 本実施形態の流路切替パターンを例示する模式的概略図である。 比較例の流路切替パターンを例示する模式的概略図である。 酸性水の流れを説明する模式図である。 酸性水の流れを説明する模式図である。 アルカリ性水の流れを説明する模式図である。 空気の流れを説明する模式図である。 空気の流れを説明する模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す模式的斜視図である。
図1に表したトイレ装置は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)800と、その上に設けられた衛生洗浄装置100と、を備える。衛生洗浄装置100は、ケーシング400と、便座200と、便蓋300と、を有する。便座200と便蓋300とは、ケーシング400に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
ケーシング400の内部には、便座200に座った使用者の「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄機能部などが内蔵されている。また、例えばケーシング400には、使用者が便座200に座ったことを検知する着座検知センサ404が設けられている。着座検知センサ404が便座200に座った使用者を検知している場合において、使用者が例えばリモコンなどの図示しない操作部を操作すると、洗浄ノズル473を便器800のボウル801内に進出させたり、洗浄ノズル473をケーシング400の内部に後退させることができる。なお、図1に表した衛生洗浄装置100では、洗浄ノズル473がボウル801内に進出した状態を表している。
洗浄ノズル473の先端部には、複数の吐水口(噴出孔)474が設けられている。そして、洗浄ノズル473は、その先端部に設けられた吐水口474から水を噴射して、便座200に座った使用者の「おしり」などを洗浄することができる。例えば、複数の吐水口474のうちの1つの吐水口474は、おしり洗浄用の吐水口である。例えば、複数の吐水口474のうちの他の1つの吐水口474は、ビデ洗浄用の吐水口である。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加温されたお湯も含むものとする。
なお、本願明細書においては、便座200に座った使用者からみて上方を「上方」とし、便座200に座った使用者からみて下方を「下方」とする。また、便座200に座った使用者からみて前方を「前方」とし、便座200に座った使用者からみて後方を「後方」とする。あるいは、便器800の方向を向いて便器800の前に立った使用者からみて手前側を「前方」とし、便器800の方向を向いて便器800の前に立った使用者からみて奥側を「後方」とする。また、便器800の方向を向いて便器800の前に立った使用者からみて右側を「右側方」とし、便器800の方向を向いて便器800の前に立った使用者からみて左側を「左側方」とする。
図2は、本実施形態にかかる衛生洗浄装置の要部構成を表すブロック図である。
図2は、水路系と電気系の要部構成を併せて表している。
本実施形態にかかる衛生洗浄装置100は、水道や貯水タンクなどの給水源から供給された水を洗浄ノズル473の吐水口474に導く流路(配管)401を有する。流路401の上流側には、電磁弁431が設けられている。電磁弁431は、開閉可能な電磁バルブであり、ケーシング400の内部に設けられた制御部410からの指令に基づいて水の供給を制御する。
電磁弁431の下流には、熱交換器ユニット440が設けられている。熱交換器ユニット440は、図示しない温水ヒータを有する。温水ヒータは、供給された水を加熱し、所定の温水にする。なお、温水温度については、例えば、使用者がリモコンなどの図示しない操作部を操作することにより設定することができる。
熱交換器ユニット440の下流には、殺菌水(機能水)を生成可能な電解槽ユニット450が設けられている。電解槽ユニット450において生成された殺菌水は、洗浄ノズル473の吐水口474から噴射されたり、あるいは洗浄ノズル473の吐水口474や外周表面(胴体)へ向かって噴射される。これにより、電解槽ユニット450よりも下流側の流路や、洗浄ノズル473の吐水口474の部分および外周表面は、殺菌水により殺菌される。
電解槽ユニット450は、その内部に陽極板(図示せず)および陰極板(図示せず)を有し、制御部410からの通電の制御によって、内部を流れる水道水を電気分解できる。ここで、水道水は、塩化物イオンを含んでいる。この塩化物イオンは、水源(例えば、地下水や、ダムの水や、河川などの水)に例えば食塩(NaCl)や塩化カルシウム(CaCl)などとして含まれている。そのため、その塩化物イオンを電気分解することにより次亜塩素酸が生成される。その結果、電解槽ユニット450において電気分解された水(電解水)は、次亜塩素酸を含む液に変化する。
次亜塩素酸は、殺菌成分として機能し、その次亜塩素酸を含む液すなわち殺菌水は、アンモニアや油分などによる汚れを効率的に除去あるいは分解したり、殺菌することができる。
なお、電解槽ユニット450において生成される殺菌水(電解水)は、銀イオンや銅イオンなどの金属イオンを含む液であってもよい。あるいは、電解槽ユニット450において生成される殺菌水は、電解塩素やオゾンなどを含む液であってもよい。あるいは、電解槽ユニット450において生成される殺菌水は、酸性水やアルカリ性水であってもよい。あるいは、殺菌水は、殺菌剤および殺菌液を水に溶解させることによって生成される殺菌水であってもよい。つまり、殺菌水を生成する装置は、電解槽ユニット450に限定されない。
電解槽ユニット450の下流には、流路切替弁460が設けられている。流路切替弁460は、バキュームブレーカ(大気開放ポート)461と、流量調整弁463と、を有する。バキュームブレーカ461は、電解槽ユニット450から供給された水あるいは殺菌水を洗浄ノズル473の吐水口474へ導く流路の途中に配置され、水あるいは殺菌水が逆流することを防止する。あるいは、バキュームブレーカ461は、空気を取り込むことにより、流路401内の水抜きを促進させる。
バキュームブレーカ461の下流(大気開放側)には、流量調整弁463が設けられている。流量調整弁463は、おしり洗浄用の吐水口474に洗浄水を導く流路や、ビデ洗浄用の吐水口に洗浄水を導く流路や、ノズル洗浄室478に洗浄水を導く流路への給水の開閉や切替を行う。つまり、流量調整弁463は、複数の吐水口474に選択的に連通可能な複数のポートを有する。
流量調整弁463の下流には、洗浄ノズル473が設けられている。洗浄ノズル473は、ノズルモータ476からの駆動力を受け、ケーシング400の内部から便器800のボウル801内へ向かって進出したり、ケーシング400の内部へ後退することができる。つまり、ノズルモータ476は、制御部410からの指令に基づいて洗浄ノズル473を進退させることができる。
流量調整弁463は、洗浄ノズル473の進退動作に伴って移動する。つまり、流量調整弁463は、洗浄ノズル473と共に移動する。
流量調整弁463の下流には、ノズル洗浄室478が設けられている。ノズル洗浄室478は、ケーシング400の内部に固定され、ケーシング400の内部に後退した待機状態の洗浄ノズル473を洗浄することができる。あるいは、ノズル洗浄室478は、進退動作中の洗浄ノズル473の外周表面を洗浄することができる。具体的には、ノズル洗浄室478は、その内部に設けられた図示しない吐水部から殺菌水あるいは水を噴射することにより、洗浄ノズル473の外周表面を殺菌あるいは洗浄することができる。
図3は、本実施形態のケーシングの内部を表す模式的平面図である。
図4は、本実施形態のケーシングの内部を表す模式的斜視図である。
図3(a)は、洗浄ノズル473がボウル801内に進出した状態を上方から眺めた模式的平面図である。図3(b)は、洗浄ノズル473を省略した状態を上方から眺めた模式的平面図である。
バキュームブレーカ461は、空気を取り込むことにより、バキュームブレーカ461よりも下流の流路内の残水を例えば洗浄ノズル473の吐水口474などから便器800のボウル801内へ排出する水抜き動作を促進する。しかし、バキュームブレーカ461が空気を取り込むと、バキュームブレーカ461の下流側の水が逆流し、ケーシング400の内部に流れることがある。
また、流量調整弁463は、複数の流路への給水の開閉や切替を行い、複数の吐水口474に選択的に連通可能とされてなる。しかし、例えば、流量調整弁463が連通先の選択を切り替える際に、水が流量調整弁463の外部に出てくることがある。
図1に関して前述したように、ケーシング400の内部には、例えば身体洗浄機能部などの種々の機能部が内蔵されている。そのため、バキュームブレーカ461および流量調整弁463の少なくともいずれかから出てきた水がケーシング400の内部に流れると、衛生洗浄装置100が故障するおそれがある。
これに対して、図3(b)および図4に表したように、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100は、排水経路480を備える。排水経路480は、ケーシング400が有する下側のプレートに形成され、第1の排水路481と、第2の排水路482と、を有する。図3(b)に表した矢印A1および図4に表した矢印A3のように、バキュームブレーカ461から漏れ出てきた水は、第1の排水路481を通りケーシング400の外に排出される。図3(b)に表した矢印A2のように、流量調整弁463から漏れ出てきた水は、第2の排水路482を通りケーシング400の外に排出される。具体的には、バキュームブレーカ461および流量調整弁463のそれぞれから漏れ出てきた水は、便器800のボウル801内に排出される。
本実施形態によれば、バキュームブレーカ461が空気を取り込み、バキュームブレーカ461の下流側の水が逆流しても、その水は、排水経路480を通りケーシング400の外に確実に排出される。また、水が流量調整弁463から漏れ出てきても、その水は、排水経路480を通りケーシング400の外に確実に排出される。これにより、流路401の凍結を防止することができるとともに、水がケーシング400の内部において漏れること、あるいは水がケーシング400の内部に排出されることを抑えることができる。
次に、本発明の他の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図5は、本発明の他の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の要部構成を表すブロック図である。
図6は、本実施形態の金属イオン酸性水生成装置を表す模式的斜視図である。
図7は、本実施形態の他の排水経路有する金属イオン酸性水生成装置を表す模式的斜視図である。
図8は、各要部構成の高さ方向の位置関係を表すブロック図である。
本実施形態にかかる衛生洗浄装置100aがトイレ装置に取り付けられた状態は、図1に関して前述したトイレ装置の状態と同様である。
本実施形態にかかる衛生洗浄装置100aは、水道や貯水タンクなどの給水源から供給された水を洗浄ノズル473の吐水口474に導く第1の流路(配管)403を有する。流路403の上流側には、電磁弁(バルブ)431が設けられている。電磁弁431の下流側には、サブタンク433およびポンプ435を介して熱交換器ユニット440が設けられている。ポンプ435は、流路401内の水の流れに脈動を与え、洗浄ノズル473の吐水口474から吐水される水に脈動を与えることができる。なお、ポンプ435は、必ずしも設けられていなくともよい。
熱交換器ユニット440の下流側には、オートクリーン451を介してバキュームブレーカ(VB)461が設けられている。バキュームブレーカ461の下流側には、流量調整弁463が設けられている。バキュームブレーカ461を通過した水は、流量調整弁463を介して洗浄ノズル473へ導かれる。バキュームブレーカ(VB)461、流量調整弁463および洗浄ノズル473は、図2に関して前述した通りである。
流量調整弁463は、洗浄ノズル473や便器噴霧ノズル475への給水の開閉や切替を行う。第1の流路403は、流量調整弁463により、洗浄ノズル473へ水を導く流路(第1の流路403)と、便器噴霧ノズル475へ水を導く第2の流路405と、に分岐される。
第2の流路405の途中には、金属イオン酸性水生成装置500が設けられている。金属イオン酸性水生成装置500は、金属イオンを含む酸性水を生成する。以下では、金属イオン酸性水生成装置500がアルミニウムイオンを含む酸性水(アルミニウムイオン酸性水)を生成する場合を例に挙げて説明する。なお、本実施形態では、金属がアルミニウムである場合を例に挙げているが、金属としては、鉄、銅、アルミニウムなどでも同様の効果を発揮することができる。
図5〜図7に表したように、金属イオン酸性水生成装置500は、電解槽510と、第1の流路切替弁520と、第2の流路切替弁530と、アルミニウム槽540と、を有する。電解槽510は、第2の流路405の上流側に設けられている。電解槽510の下流側には、第1の流路切替弁520と、第2の流路切替弁530と、が設けられている。
本実施形態では、第1の流路切替弁520および第2の流路切替弁530のいずれか一方は、電解槽510から供給されたアルカリ性水を便器800の排水配管に直接排出する。これによれば、アルカリ性水が便器800のボウル801の表面に接触することがない。そのため、アルカリ性水が、ボウル801の表面に噴霧された酸性水の殺菌作用を低減させることを抑制することができる。
第1の流路切替弁520および第2の流路切替弁530のいずれか他方は、電解槽510から供給された酸性水をアルミニウム槽540へ導く。アルミニウム槽540は、タンク541(図9(b)参照)と、アルミニウム543(図9(b)参照)と、を有する。電解槽510から供給された酸性水は、タンク541内に貯留される。そして、タンク541内に設置されたアルミニウム543は、タンク541内に貯留された酸性水により浸漬された状態となる。
すると、酸性水に浸漬されたアルミニウム543は、所定の時間をかけて溶解(徐溶)する。これにより、タンク541内の酸性水は、アルミニウムイオンを含む酸性水(アルミニウムイオン酸性水)となる。つまり、アルミニウム槽540において、金属イオン(本実施形態ではAl3+)を含む酸性度の高い水溶液が生成される。
アルミニウム槽540により生成されたアルミニウムイオン酸性水は、便器噴霧ノズル475へ導かれる。便器噴霧ノズル475は、例えばケーシング400に設けられている。便器噴霧ノズル475は、ケーシング400の内部に設けられていてもよいし、ケーシング400の外部に付設されていてもよい。便器噴霧ノズル475は、アルミニウム槽540から供給されたアルミニウムイオン酸性水をボウル801の表面へ噴霧する。
後に詳述するように、第1の流路切替弁520および第2の流路切替弁530のそれぞれは、便器噴霧ノズル475との連通および非連通のうちのいずれかを選択可能な複数のポートを有する。また、第1の流路切替弁520および第2の流路切替弁530のそれぞれは、大気と連通する大気開放ポート523a(図13(a)〜図13(d)参照)を有する。例えば図8に表した矢印A14のように、第1の流路切替弁520および第2の流路切替弁530のそれぞれは、大気開放ポート523aを選択し大気と連通することにより、第1の流路切替弁520および第2の流路切替弁530の下流側の流路内(例えばアルミニウム槽540内)の残水を排出する水抜き動作を促進する。
ここで、説明の便宜上、第1の流路切替弁520および第2の流路切替弁530のうちの第1の流路切替弁520を例に挙げて説明する。
第1の流路切替弁520が大気開放ポート523aを選択し大気と連通すると、第1の流路切替弁520の下流側の水が逆流し、ケーシング400の内部に流れることがある。これは、第2の流路切替弁530についても同様である。
また、前述したように、第1の流路切替弁520は、アルカリ性水を便器800の排水配管に直接排出したり、酸性水をアルミニウム槽540へ導く。しかし、第1の流路切替弁520が水(アルカリ性水および酸性水を含む)の供給先を切り替える際に、その水が第1の流路切替弁520の外部に出てくることがある。これは、第2の流路切替弁530についても同様である。
すると、図3および図4に関して前述したように、衛生洗浄装置100が故障するおそれがある。
これに対して、図6に表したように、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100aは、排水経路551を備える。図7に表したように、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100aは、排水経路551とは異なる他の排水経路553をさらに備えていてもよい。この場合、他の排水経路553は、排水経路551の下流側に接続されている。
図6(a)に表した矢印A11および図6(b)に表した矢印A12のように、第1の流路切替弁520から漏れ出てきた水は、排水経路551を通りケーシング400の外に排出される。あるいは、図7に表した矢印A13のように、第1の流路切替弁520から漏れ出てきた水は、排水経路551、553を通りケーシング400の外に排出される。具体的には、第1の流路切替弁520から漏れ出てきた水は、便器800のボウル801内に排出される。これは、第2の流路切替弁530から漏れ出てきた水についても同様である。なお、排水経路の設置水や設置形態は、図6および図7に表した排水経路551、553の設置水や設置形態に限定されるわけではない。
これによれば、第1の流路切替弁520が大気開放ポートを選択して大気と連通し、第1の流路切替弁520の下流側の水が逆流しても、その水は、排水経路551、553を通りケーシング400の外に確実に排出される。また、水が第1の流路切替弁520から漏れ出てきても、その水は、排水経路551、553を通りケーシング400の外に確実に排出される。これにより、第1の流路403および第2の流路405の凍結を防止することができるとともに、水がケーシング400の内部において漏れること、あるいは水がケーシング400の内部に排出されることを抑えることができる。これは、第2の流路切替弁530についても同様である。
次に、本実施形態の金属イオン酸性水生成装置500について、図面を参照しつつさらに説明する。
図9は、本実施形態の金属イオン酸性水生成装置を表す模式図である。
図9(a)は、図6(a)に表した矢視B1の方向にみたときの金属イオン酸性水生成装置を表す模式的平面図である。図9(b)は、図9(a)に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。
図5〜図7に関して前述したように、本実施形態の金属イオン酸性水生成装置500は、電解槽510と、アルミニウム槽540と、を有する。
図9(b)に表したように、電解槽510は、第1の電解槽ケース511と、第2の電解槽ケース512と、を有する。第1の電解槽ケース511には、入水ポート513と、第2の出口ポート517と、が設けられている。第2の電解槽ケース512には、第1の出口ポート516が設けられている。第1の電解槽ケース511と第2の電解槽ケース512とは、互いに結合し、入水ポート513、第1の出口ポート516および第2の出口ポート517以外の部分において水密構造を有する。
また、電解槽510は、その内部に第1の電極板514および第2の電極板515を有し、制御部410からの通電の制御によって、第1の電極板514と、第2の電極板515と、の間の空間(流路)を流れる水道水を電気分解できる。この際、陰極板(例えば第2の電極板515)においては酸(H)が消費され、陰極板の近傍ではpHが上昇する。すなわち、陰極板の近傍では、アルカリ性水が生成される。一方、陽極板(例えば第1の電極板514)においてはアルカリ(OH)が消費され、陽極板の近傍ではpHが下降する。すなわち、陽極板の近傍では、酸性水が生成される。
図9(b)に表した矢印A21、矢印A22および矢印A23のように、入水ポート513から電解槽510の内部(第1の電解槽ケース511と第2の電解槽ケース512との間)に導かれ第1の電極板514の近傍を通過した水は、第1の出口ポート516を通って第1の流路切替弁520へ導かれる。一方、図9(b)に表した矢印A21、矢印A24および矢印A25のように、入水ポート513から電解槽510の内部に導かれ第2の電極板515の近傍を通過した水は、第2の出口ポート517を通って第2の流路切替弁530へ導かれる。なお、図6(b)に表したように、第2の出口ポート517から出た水は、例えば可撓性チューブなどの配管408(図6(b)参照)を通って第2の流路切替弁530へ導かれる。
アルミニウム槽540は、タンク541と、アルミニウム543と、を有する。アルミニウム槽540は、図5〜図7に関して前述した通りである。
図10は、本実施形態の金属イオン酸性水生成装置を表す模式図である。
図10(a)は、電解槽を省略した状態において図6(a)に表した矢視B1の方向にみたときの金属イオン酸性水生成装置を表す模式的平面図である。図10(b)は、図10(a)に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
図10(a)および図10(b)に表した矢印A26および矢印A27のように、電解槽510の第2の出口ポート517から供給された水は、第2の流路切替弁530へ向かって導かれる。このとき、図10(b)に表した矢印A28、矢印A29および矢印A31のように、電解槽510において生成されたスケールが第2の流路切替弁530に進入することを抑制するため、電解槽510から供給された水は、ストレーナ561を通って第2の流路切替弁530へ導かれる。
図11は、本実施形態の金属イオン酸性水生成装置のハウジング内の流路を表す模式図である。
図11(a)は、図6(a)に表した矢視B2の方向にみたときのハウジングを表す模式的平面図である。図11(b)は、図11(a)に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。なお、図11(b)では、ハウジングだけでなく、第1の流路切替弁520を表している。
本実施形態の金属イオン酸性水生成装置500は、金属イオン酸性水生成装置500の外形のうちの少なくとも一部を形成するハウジング501を有する。図11(a)に表したように、ハウジング501は、大気開放流路502と、アルカリ性水流路503と、酸性水流路504と、を有する。図11(a)に表した矢印A32および図11(b)に表した矢印A33のように、ストレーナ561を通って第1の流路切替弁520へ導かれた水は、第1の流路切替弁520が複数のポートのうちから選択したポートを通り、その選択されたポートに連通した流路へ導かれる。
例えば、図11(b)に表した矢印A35のように、第1の流路切替弁520がアルカリ性水流路503に連通したポートを選択すると、水は、アルカリ性水流路503へ導かれる。一方、図11(b)に表した矢印A36のように、第1の流路切替弁520が酸性水流路504に連通したポートを選択すると、水は、酸性水流路504へ導かれる。また、図11(b)に表した矢印A34のように、第1の流路切替弁520は、大気開放流路502に連通したポートを選択すると、大気開放流路502内に空気を取り込むことができる。これにより、第1の流路切替弁520の下流側の流路内の残水を排出する水抜き動作を促進することができる。
なお、第2の流路切替弁530が設けられた部分のハウジング501の構造は、第1の流路切替弁520が設けられた部分のハウジング501の構造と同様である。また、第2の流路切替弁530における水の流れおよび空気の流れの概略は、第1の流路切替弁520における水の流れおよび空気の流れの概略と同様である。
ここで、第1の流路切替弁520および第2の流路切替弁530について、図面を参照しつつさらに説明する。なお、第2の流路切替弁530の構造および動作は、第1の流路切替弁520の構造および動作と同様であるため、以下では、第1の流路切替弁520を例に挙げて説明する。
図12は、本実施形態の第1の流路切替弁を説明する模式図である。
図12(a)は、本実施形態の第1の流路切替弁520の内部構造を表す模式的断面図である。図12(b)は、図12(a)に表した矢視B3の方向にみたときの模式的平面図である。図12(c)は、本実施形態のステータを表す模式的斜視図である。図12(d)は、本実施形態のパッキンを表す模式的斜視図である。
本実施形態の第1の流路切替弁520は、回転軸521と、ロータ(第1のディスク)522と、ステータ(第2のディスク)523と、パッキン524と、を有する。本実施形態の第1の流路切替弁は、ディスク式の切替弁である。
回転軸521は、例えばモータなどの駆動部529(図11(b)参照)と接続され、駆動部529から伝達される駆動力を受けて回転する。
ロータ522は、回転軸521と接続され、回転軸521と共に回転する。
図12(a)に表したように、ステータ523は、ロータ522と対面して設けられている。図12(b)に表したように、ステータ523は、大気開放ポート523aと、酸性水ポート(配管連通ポート)523bと、アルカリ性水ポート(配管連通ポート)523cと、を有する。大気開放ポート523aは、酸性水ポート(配管連通ポート)523bおよびアルカリ性水ポート(配管連通ポート)523cの位置よりも上方の位置に設けられている。
大気開放ポート523aは、ハウジング501に設けられた大気開放流路502と連通し、大気と連通している。酸性水ポート523bは、ハウジング501に設けられた酸性水流路504と連通し、アルミニウム槽540と連通している。アルカリ性水ポート523cは、ハウジング501に設けられたアルカリ性水流路503と連通し、ケーシング400の外と連通している。
図12(c)に表したように、ロータ522と対面する側のステータ523の表面には、酸性水溝部523eと、アルカリ性水溝部523fと、が設けられている。酸性水溝部523eは、酸性水ポート523bと接続されている。アルカリ性水溝部523fは、アルカリ性水ポート523cと接続されている。
パッキン524は、例えばゴムなどの弾性を有する材料により形成され、ロータ522と対面する側の面と反対側の面に付設されている。図11(b)に表したように、第1の流路切替弁520がハウジング501に取り付けられた状態では、パッキン524は、ハウジング501と当接している。
パッキン524は、第1の仕切部524aと、第2の仕切部524bと、を有する。 第1の仕切部524aは、アルカリ性水ポート523cを通過したアルカリ性水が大気開放流路502に進入することを抑制する。あるいは、大気開放流路502を通った空気がアルカリ性水ポート523cを通過することを抑制する。
第2の仕切部524bは、酸性水ポート523bを通過した酸性水がアルカリ性水流路503に進入することを抑制する。あるいは、第2の仕切部524bは、アルカリ性水ポート523cを通過したアルカリ性水が酸性水流路504に進入することを抑制する。
図13は、本実施形態のディスク開口パターンを例示する模式的平面図である。
図13(a)は、アルカリ性水を排出するときのディスク開口パターンを表す模式的平面図である。図13(b)は、アルミニウムイオン酸性水を生成するときのディスク開口パターンを表す模式的平面図である。図13(c)は、便器噴霧を行うときのディスク開口パターンを表す模式的平面図である。図13(d)は、水抜きを行うときのディスク開口パターンを表す模式的平面図である。
図13(a)〜図13(d)に表したように、ロータ522は、第1の水供給ポート522aと、第2の水供給ポート522bと、を有する。第1の水供給ポート522aおよび第2の水供給ポート522bのそれぞれは、第1の流路切替弁520よりも上流の流路と連通している。ロータ522は、図13(a)に表した矢印A37の一方向に回転することができる。
図13(a)に表したように、アルカリ性水を排出するときには、第1の水供給ポート522aは、アルカリ性水ポート523cと連通した位置に配置される。これにより、第1の流路切替弁520に供給されたアルカリ性水は、第1の水供給ポート522a、アルカリ性水ポート523cおよびアルカリ性水流路503を通って衛生洗浄装置100aの外へ排出される。つまり、アルカリ性水を排出するときには、第1の水供給ポート522aは、衛生洗浄装置100aの外と連通する。なお、金属イオン酸性水生成装置500が待機状態のときには、第1の水供給ポート522aは、図13(a)に表した位置(原点)にある。
図13(b)に表したように、アルミニウムイオン酸性水を生成するときには、第1の水供給ポート522aは、酸性水溝部523eと連通した位置に配置される。これにより、図13(b)に表した矢印A62のように、第1の流路切替弁520に供給された酸性水は、第1の水供給ポート522a、酸性水溝部523e、酸性水ポート523bおよび酸性水流路504を通ってアルミニウム槽540へ導かれる。つまり、アルミニウムイオン酸性水を生成するときには、第1の水供給ポート522aは、アルミニウム槽540と連通する。
図13(c)に表したように、アルミニウム槽540において生成されたアルミニウムイオン酸性水を便器800のボウル801の表面に噴霧するときには、第1の水供給ポート522aは、酸性水ポート523bと連通した位置に配置される。これにより、第1の流路切替弁520に供給された水は、第1の水供給ポート522a、酸性水ポート523bおよび酸性水流路504を通ってアルミニウム槽540へ導かれる。さらに、アルミニウム槽540において生成されたアルミニウムイオン酸性水は、便器800のボウル801の表面に噴霧される。
アルミニウムイオン酸性水を便器800のボウル801の表面に噴霧するときには、第2の流路切替弁530のディスク開口パターンは、第1の流路切替弁520のディスク開口パターンと同じになる。すなわち、第2の流路切替弁530においても、第1の水供給ポート522aは、酸性水ポート523bと連通した位置に配置される。これにより、第1の流路切替弁520に供給された水は、第1の水供給ポート522a、酸性水ポート523bおよび酸性水流路504を通ってアルミニウム槽540へ導かれる。
図13(d)に表したように、水抜きを行うときには、第1の水供給ポート522aは、大気開放ポート523aと連通した位置に配置される。これにより、大気開放流路502、大気開放ポート523aおよび第1の水供給ポート522aを通った空気が、第1の流路切替弁520に取り込まれる。
図14は、本実施形態の流路切替パターンを例示する模式的概略図である。
図15は、比較例の流路切替パターンを例示する模式的概略図である。
電解槽510においては、炭酸カルシウムなどのスケールが生成されることを抑制するため、第1の電極板514の極性と第2の電極板515の極性とを切り替える極性反転(ポールチェンジ)が行われることがある。そこで、まず、図15を参照しつつ比較例の流路切替パターンについて説明する。
図15に表した比較例では、流路切替弁は設けられていない。あるいは、図15に表した比較例では、1つの流路切替弁が設けられている。この場合には、図15(a)に表したように、第1の電極板514が陽極板である場合には、第1の電極板514の近傍では酸性水が生成されるため、「OUT1」として酸性水が排出される。一方、第2の電極板515が陰極板である場合には、第2の電極板515の近傍ではアルカリ性水が生成されるため、「OUT2」としてアルカリ性水が排出される。
続いて、図15(b)に表したように、極性反転が行われると、第1の電極板514が陰極板となり、第2の電極板515が陽極板となる。この場合には、第2の電極板515の近傍では酸性水が生成されるため、「OUT4」として酸性水が排出される。一方、第1の電極板514の近傍ではアルカリ性水が生成されるため、「OUT3」としてアルカリ性水が排出される。
このように、流路切替弁が設けられていない場合、あるいは1つの流路切替弁が設けられた場合には、極性反転が行われると、酸性水およびアルカリ性水のそれぞれの排出先が反転する。そのため、本比較例において、酸性水およびアルカリ性水のそれぞれを所定の排出先に排出するためには、電解槽510は、4つの出口ポートが必要となる。
これに対して、本実施形態では、2つの流路切替弁が設けられている。つまり、第1の流路切替弁520と、第2の流路切替弁530と、が設けられている。図14(a)および図14(b)に表した「○(白丸)」は、弁が開いていることを表している。図14(a)および図14(b)に表した「●(黒丸)」は、弁が閉じていることを表している。
図14(a)に表したように、第1の電極板514が陽極板である場合には、第1の電極板514の近傍では酸性水が生成されるため、酸性水は、第1の流路切替弁520へ供給される。このとき、第1の流路切替弁520は、酸性水ポート523bを選択し、酸性水が酸性水流路504へ流れるようにしている(図13(b)参照)。そのため、「OUT1」として酸性水が排出される。
一方、第2の電極板515が陰極板である場合には、第2の電極板515の近傍ではアルカリ性水が生成されるため、アルカリ性水は、第2の流路切替弁530へ供給される。このとき、第2の流路切替弁530は、アルカリ性水ポート523cを選択し、アルカリ性水がアルカリ性水流路503へ流れるようにしている(図13(a)参照)。そのため、「OUT2」としてアルカリ性水が排出される。
続いて、極性反転が行われると、第1の電極板514が陰極板となり、第2の電極板515が陽極板となる。その場合には、第2の電極板515の近傍で生成された酸性水は、第2の流路切替弁530へ供給される。このとき、第2の流路切替弁530は、酸性水ポート523bを選択し、酸性水が酸性水流路504へ流れるようにしている(図13(b)参照)。そのため、「OUT1」として酸性水が排出される。
一方、第1の電極板514の近傍で生成されたアルカリ性水は、第1の流路切替弁520へ供給される。このとき、第1の流路切替弁520は、アルカリ性水ポート523cを選択し、アルカリ性水がアルカリ性水流路503へ流れるようにしている(図13(a)参照)。そのため、「OUT2」としてアルカリ性水が排出される。
このように、本実施形態では、2つの流路切替弁が設けられているため、極性反転が行われても酸性水およびアルカリ性水のそれぞれの排出先を同じにすることができる。そのため、電解槽510は、2つの出口ポートを有することで、酸性水およびアルカリ性水のそれぞれを所定の排出先に排出することができる。
図16および図17は、酸性水の流れを説明する模式図である。
図16(a)は、図11(a)に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。図16(b)は、図16(a)に表した切断面D−Dにおける模式的断面図である。図17(a)は、図6(a)に表した矢視B2の方向にみたときの金属イオン酸性水生成装置を表す模式的平面図である。図17(b)は、図17(a)に表した切断面E−Eにおける模式的断面図である。なお、図16(a)では、ハウジングだけでなく、第1の流路切替弁520を表している。
図14(a)に関して前述したように、酸性水が第1の流路切替弁520へ供給される場合には、第1の流路切替弁520は、酸性水ポート523bを選択し、酸性水が酸性水流路504へ流れるようにしている(図13(b)参照)。図16(b)に表した矢印A38のように、酸性水流路504を流れた酸性水は、アルミニウム槽540のタンク541へ導かれる。
一方、図14(b)に関して前述したように、酸性水が第2の流路切替弁530へ供給される場合には、第2の流路切替弁530は、酸性水ポート523bを選択し、酸性水が酸性水流路504へ流れるようにしている(図13(b)参照)。図16(b)に表した矢印A39のように、酸性水流路504を流れた酸性水は、アルミニウム槽540のタンク541へ導かれる。
図17(a)に表した矢印A41ならびに図17(b)に表した矢印A42および矢印A43のように、アルミニウム槽540において生成されたアルミニウムイオン酸性水は、噴霧ポート545を通って便器噴霧ノズル475へ導かれる。
図18は、アルカリ性水の流れを説明する模式図である。
図18(a)は、図6(a)に表した矢視B4の方向にみたときの金属イオン酸性水生成装置を表す模式的平面図である。図18(b)は、図18(a)に表した切断面F−Fにおける模式的断面図である。
図14(b)に関して前述したように、アルカリ性水が第1の流路切替弁520へ供給される場合には、第1の流路切替弁520は、アルカリ性水ポート523cを選択し、アルカリ性水がアルカリ性水流路503へ流れるようにしている(図13(a)参照)。図18(a)に表した矢印A44および図18(b)に表した矢印A45のように、アルカリ性水流路503を流れたアルカリ性水は、排水ポート526を通ってケーシング400の外へ排出される。
一方、図14(a)に関して前述したように、アルカリ性水が第2の流路切替弁530へ供給される場合には、第2の流路切替弁530は、アルカリ性水ポート523cを選択し、アルカリ性水がアルカリ性水流路503へ流れるようにしている(図13(a)参照)。図18(a)に表した矢印A44および図18(b)に表した矢印A46のように、アルカリ性水流路503を流れたアルカリ性水は、排水ポート526を通ってケーシング400の外へ排出される。
図19および図20は、空気の流れを説明する模式図である。
図19(a)は、図11(a)に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。図19(b)は、図19(a)に表した切断面G−Gにおける模式的断面図である。図20(a)は、図17(a)に表した切断面E−Eにおける模式的断面図である。図20(b)は、本実施形態のアルミニウム槽のタンクを表す模式的概略図である。なお、図19(a)では、ハウジングだけでなく、第1の流路切替弁520を表している。
図19(b)に表した矢印A52および矢印A53のように、第1の流路切替弁520が大気開放ポート523aを選択すると、大気開放流路502を通して空気が第1の流路切替弁520に取り込まれる。すると、図19(a)に表した矢印A47、矢印A48、矢印A49および矢印A51のように、空気は、アルミニウム槽540のタンク541へ向かって導かれる。続いて、図20(a)に表した矢印A54、矢印A55および矢印A56ならびに図20(b)に表した矢印A57のように、空気は、タンク541の内部へ導かれる。
すると、タンク541に貯留された水は、噴霧ポート545を通って便器噴霧ノズル475から便器800のボウル801へ排出される。なお、図20(a)に表した破線L1のように、タンク541の内部の水は、水位が噴霧ポート545の入口部545aの高さになるまで排出される。
本実施形態では、第1の流路切替弁520および第2の流路切替弁530がディスク式の切替弁であるため、例えばパッキン524におけるシールの漏れ水でも確実にケーシング400の外に排出することができる。また、排水経路が1つであるため、第1の流路切替弁520および第2の流路切替弁530が大型化することを抑えることができる。
また、ロータ522は、一方向(図13(a)に表した矢印A37の方向)に回転し、原点(図13(a)に表した位置)から大気開放ポート523aまでの回転角度は、原点からアルカリ性水ポート523cまでの回転角度および原点から酸性水ポート523bまでの回転角度よりも大きい。そのため、金属イオン酸性水生成装置500の通常使用時に、大気開放ポート523aを通って空気が取り込まれることを抑え、誤って洗浄水が排出されることを抑えることができる。
大気開放ポート523aが酸性水ポート523bおよびアルカリ性水ポート523cの位置よりも上方の位置に設けられているため、第1の流路切替弁520および第2の流路切替弁530よりも下流の流路の水抜きを行う際に、高低差(ヘッド差)を利用することができる。そのため、流路中の水抜きを確実に行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、金属イオン酸性水生成装置500などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや電解槽510、第1の流路切替弁520、第2の流路切替弁530およびアルミニウム槽540の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
100、100a 衛生洗浄装置、 200 便座、 300 便蓋、 400 ケーシング、 401 流路、 403 第1の流路、 404 着座検知センサ、 405 第2の流路、 408 配管、 410 制御部、 431 電磁弁、 433 サブタンク、435 ポンプ、 440 熱交換器ユニット、 450 電解槽ユニット、 451 オートクリーン、 460 流路切替弁、 461 バキュームブレーカ、 463 流量調整弁、 473 洗浄ノズル、 474 吐水口、 475 便器噴霧ノズル、 476 ノズルモータ、 478 ノズル洗浄室、 480 排水経路、 481 第1の排水路、 482 第2の排水路、 500 金属イオン酸性水生成装置、 501 ハウジング、 502 大気開放流路、 503 アルカリ性水流路、 504 酸性水流路、 510 電解槽、 511 第1の電解槽ケース、 512 第2の電解槽ケース、 513 入水ポート、 514 第1の電極板、 515 第2の電極板、 516 第1の出口ポート、 517 第2の出口ポート、 520 第1の流路切替弁、 521 回転軸、 522 ロータ、 522a 第1の水供給ポート、 522b 第2の水供給ポート、 523 ステータ、 523a 大気開放ポート、 523b 酸性水ポート、 523c アルカリ性水ポート、 523e 酸性水溝部、 523f アルカリ性水溝部、 524 パッキン、 524a 第1の仕切部、 524b 第2の仕切部、 526 排水ポート、 529 駆動部、 530 第2の流路切替弁、 540 アルミニウム槽、 541 タンク、 543 アルミニウム、 545 噴霧ポート、 545a 入口部、 551、553 排水経路、 561 ストレーナ、 800 便器、 801 ボウル

Claims (4)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシングに対して進退自在に設けられ、複数の噴出孔を有し前記噴出孔から水を噴射して使用者の身体を洗浄する洗浄ノズルと、
    前記洗浄ノズルに水を導く配管と、
    前記配管の途中に設けられ、前記複数の噴出孔に選択的に連通可能な複数のポートと、大気と連通する大気開放ポートと、を有し、前記複数のポートと前記大気開放ポートとが連通可能とされてなる流路切替弁と、
    前記大気開放ポートの大気開放側に設けられ、前記ケーシングの外に水を排出する排水経路と、
    を備え、
    前記流路切替弁は、
    前記流路切替弁よりも上流側の配管と連通する水供給ポートを有し、待機状態において位置する待機位置から一方向に回転可能な第1のディスクと、
    前記第1のディスクと対面して設けられ、前記水供給ポートに供給された水を前記流路切替弁よりも下流側の配管に連通させる配管連通ポートと、前記大気開放ポートと、を有する第2のディスクと、
    を有し、
    前記待機位置から前記大気開放ポートまでの前記第1のディスクの回転角度は、前記待機位置から前記配管連通ポートまでの前記第1のディスクの回転角度よりも大きく、
    前記流路切替弁に設けられたシールから漏れる水は、前記排水経路に流れることを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. ケーシングと、
    前記ケーシング内に設けられ便器のボウルの表面に水を噴霧する便器噴霧ノズルと、
    前記便器噴霧ノズルに水を導く配管と、
    前記配管の途中に設けられ、前記便器噴霧ノズルとの連通および非連通のうちのいずれかを選択可能な複数のポートと、大気と連通する大気開放ポートと、を有し、前記複数のポートと前記大気開放ポートとが連通可能とされてなる流路切替弁と、
    前記大気開放ポートの大気開放側に設けられ、前記ケーシングの外に水を排出する排水経路と、
    を備え、
    前記流路切替弁は、
    前記流路切替弁よりも上流側の配管と連通する水供給ポートを有し、待機状態において位置する待機位置から一方向に回転可能な第1のディスクと、
    前記第1のディスクと対面して設けられ、前記水供給ポートに供給された水を前記流路切替弁よりも下流側の配管に連通させる配管連通ポートと、前記大気開放ポートと、を有する第2のディスクと、
    を有し、
    前記待機位置から前記大気開放ポートまでの前記第1のディスクの回転角度は、前記待機位置から前記配管連通ポートまでの前記第1のディスクの回転角度よりも大きく、
    前記排水経路は、前記ケーシングが有する下側のプレートに形成されていることを特徴とする衛生洗浄装置。
  3. 流路切替弁に設けられたシールから漏れる水は、前記排水経路に流れることを特徴とする請求項2記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記大気開放ポートは、前記配管連通ポートの位置よりも高い位置に設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
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