JP2008163716A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】殺菌性金属イオンを微生物に対して効果的に作用させ、悪臭の発生を抑えるとともに便器の衛生を保つことができる、経済的な衛生洗浄装置を提供する。
【解決手段】付着抑制手段により便器内への排泄物の残存を抑制することで、有機物による殺菌性金属イオンの消費を抑えるとともに、排泄物からの微生物の混入を抑制することがで、殺菌性金属イオンを微生物に対して効果的に作用させることができ、悪臭の発生を抑えるとともに便器の衛生を保つ衛生洗浄装置を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、便器内に殺菌性金属イオンを供給し便器を衛生的に保つ衛生洗浄装置に関するものである。
便器に付着する汚れとしては、排泄物の残存や、細菌に含まれる酵素により尿中の尿素が分解され生成する尿石スケール、細菌やカビなどの微生物の増殖による汚れなどがあり、これらが便器のリム裏、便器トラップの喫水線や便器トラップ内に着色汚れとして付着している。着色した汚れは不衛生であるとともに、微生物の作用により悪臭を発生させていた。便器を衛生的に保つために、悪臭を発生させるもととなる微生物を殺菌する便器洗浄装置として、殺菌性のある金属イオンとして銀イオンや銅イオンを電気的に溶出させ便器内に供給する電解槽を備えた便器洗浄装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。図8は従来の便器洗浄装置の構成図である。
図8において、便器100に排泄された排泄物は、フラッシュバルブ等からなる給水弁101の開閉により給水管102を介した洗浄水で水洗される。さらに殺菌性金属イオンのイオン源となる金属を含む少なくとも1対の電極103とフロートセンサー104とを有する貯水式電気分解槽105は流量制御弁106を介して、便器100の便器トラップ107に接続されている。電極103は制御手段108により制御され、電極103間に電圧を印加することで、殺菌性のある金属イオンが電極から溶出し、便器トラップ107に殺菌性金属イオンを含む水が供給されるとともに、フロートセンサー104により貯水式電気分解槽105の水位を検知し、電磁弁109を開閉し、給水管102から貯水式電気分解槽105に水を供給する。殺菌性のある金属イオンとしては、亜鉛イオン、銅イオン、銀イオンなどが用いられているが殺菌効果の高い銀イオンを用いることが一般的に行われている。
便器トラップ107に殺菌性のある金属イオンを供給することで、持続的な殺菌効果を得ることができ、便器や便器トラップに発生する微生物の増殖を抑え、悪臭の発生を抑え便器を衛生的に保つことができる。
便器の衛生性を高めるために殺菌効果のある金属イオンを用いる方法は他にも用いられており、常に便器トラップ内に所定濃度の殺菌性金属イオンを供給する方法として、使用の都度便器内に殺菌性金属イオンを供給するものや、便器洗浄水タンク内に殺菌性金属イオンを溶出する電極を設けるもの(特許文献2参照)がある。しかしながら、便器トラップ内に常に所定濃度の殺菌性金属イオンを供給する方法では、殺菌性金属イオンの使用量が増加し不経済であるという課題があった。これら課題を一部解決し、高価な殺菌性金属イオンを経済的に使用するために、殺菌性金属イオンを便器に供給するタイミングをコントロールするもの(特許文献3参照)などもある。
特開平11-106791号公報 特開2000−64389号公報 特開2000−204632号公報
しかしながら、高価な殺菌性金属イオンを経済的に使用するために、殺菌性金属イオンを便器に供給するタイミングをコントロールする従来の方法では、使用者が便器を使用するタイミングをコントロールすることができないため、短時間で殺菌効果を得る必要があ
った。しかし短時間で殺菌効果をえるために、殺菌性金属イオンの濃度を高める方法では、殺菌性金属イオンの使用量が増加し不経済であるという課題があった。
また、殺菌性金属イオンは有機物と反応し消費されるため、便器内に排泄物の残存などがあった場合、排泄物中に含まれる有機物に銀イオンが消費され、微生物を殺菌するための殺菌性金属イオンが不足し、微生物の増殖を抑えることができないという課題もあった。さらに、排泄物中には1グラムに約1011個の微生物が含まれているため、便器に付着残存することで殺菌対象である便器内の微生物の増加がおこってしまう。このように殺菌対象となる微生物が増加することで、殺菌に必要とされる殺菌性金属イオンの量も増加してしまうという課題もあった。さらに排泄物の残存を見込んで殺菌性金属イオンを過剰に供給する方法では、殺菌性金属イオンの使用量が増加し不経済であるとともに、排泄物の残存が無かった場合には高濃度の殺菌性金属イオンは便器内の有機物や無機物と反応して着色してしまうという課題もあった。
本発明は上記従来の課題を解決し、便器内への排泄物の付着を抑制することで、殺菌性金属イオンを微生物に対して効果的に作用させ、悪臭の発生を抑えるとともに便器の衛生を保つことができる、経済的な衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明に係る衛生洗浄装置は、便器内に供給する殺菌性金属イオンを溶出する金属イオン溶出手段と、水洗後に便器内に残存する排泄物の付着を抑制する霧化手段とを備えたものである。
本発明によれば、霧化手段17により便器内への排泄物の残存を抑制することで、有機物による殺菌性金属イオンの消費を抑えるとともに、排泄物からの微生物の混入を抑制することがで、殺菌性金属イオンを微生物に対して効果的に作用させることができ、悪臭の発生を抑えるとともに便器の衛生を保つ衛生洗浄装置を提供できる。
第1の発明は、便器内に供給する殺菌性金属イオンを溶出する金属イオン溶出手段と、水洗後に便器内に残存する排泄物の付着を抑制するために便器内面に水をミスト状に噴霧する霧化手段とを備えた構成とし、霧化手段により排泄物の便器内への残存を抑制することで、殺菌性金属イオンを微生物に対して効果的に作用させることができ、悪臭の発生を抑えるとともに便器の衛生を保つことができる。
第2の発明は、金属イオン溶出手段は、すくなくとも一方に殺菌性金属イオンを溶出させる金属からなる電極を設けた一対の電極を備えた構成とし、電極間に通電することで、殺菌性金属イオンを溶出させるため、電極間を流れる電流量で殺菌性金属イオンの溶出量を制御することができるため、安定して殺菌性金属イオンを供給することができる。
第3の発明は、霧化手段は、水タンクと水タンクの水を霧化する超音波振動子を有した構成とし、超音波振動子により水タンクの水を霧化することで、霧化されたミストが便器内に漂いながら便器に付着することで少量の水で便器内表面を濡らすことができ、排泄物の直接的な便器との接触を防止し、排泄物の便器への付着を抑制することができる。
第4の発明は、金属イオン溶出手段を霧化手段の水タンクに設けた構成とすることで、殺菌性金属イオンを含む水を霧化することができ、便器の隅々まで殺菌性金属イオンを供給することができる。
第5の発明は、付着抑制手段として便器内に水を噴出する際には、金属イオン溶出手段の電極への通電を停止する、付着抑制モードと殺菌性金属イオン噴出モードを備えた構成とすることで、不必要な殺菌性金属イオンの溶出を防止でき、殺菌性金属の使用量を抑制することができる。
第6の発明は、トイレ空間内における人の存在を検知する人体検知手段と、人体検知手段により、トイレ空間への人の入出を検知したときに便器の便蓋を閉じる便蓋開閉手段とを有し、便蓋を閉成した後、便蓋で閉じられた便器内の空間に殺菌性金属イオンを含む液体をミスト状態で供給する構成とし、半密閉空間の便器内を霧化されたミストが漂うことで便器の隅々まで殺菌性金属イオンを供給することができる。
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら説明する。各実施の形態において、同じ形態および同じ動作を行う部分については同一符号を付与し、詳細な説明を省力する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置の外観を示すもので、図1において、衛生洗浄装置10は便器11上部に設置され、衛生洗浄装置の本体12、電動により自動開閉する便蓋13、使用者が座るための便座14、便器内に水を霧化して供給する霧化手段17等から構成されている。
また水道から洗浄水の供給を受けるための給水配管(図示せず)および壁面のコンセントから電源供給を受けるための電気ケーブル15が備えてある。
衛生洗浄装置10の内部には人体の局部を洗浄する洗浄ノズル16や洗浄後の人体局部を乾燥するための乾燥機能、寒冷時にトイレ空間を暖房する部屋暖房機能、トイレルームに入室、退室したことを検知する人体検知手段18等が備えてあり、便器11の側部には殺菌性金属イオンを溶出する金属イオン溶出手段を備えた霧化手段17が接続されている。さらには、各々の操作は壁面に取り付けたリモートコントローラ19(以下、リモコンと略す)および本体12により自動的に操作される。
また、便座14には使用者の存在を検知する検知手段としての着座センサ20を備えている。なお、この着座センサ20は、赤外線を用いて使用者の便座14への着座の有無を検知するものであるが、方式としては便座の静電容量を検知する方式や、さらには赤外線や超音波等を用いて使用者の便座への着座を検知する、もしくはトイレルームに入室、退室したことを検知する方式、さらには例えばトイレの照明に連動して使用者の存在を検知する方式等でも検知手段としての応用が可能である。
また、便器11の後方上部には、洗浄水タンク21が装着されており、洋式便器10内の排泄物を下水に排水する洗浄用水が貯えられている。
図2はリモコン19の外観を示すものであり、お尻洗浄スイッチ22、ビデ洗浄スイッチ23、乾燥スイッチ24、各機能のインジケータ25、調節スイッチ26、停止スイッチ27および金属イオン溶出手段から殺菌性金属イオンを便器11内部に手動供給する便器除菌スイッチ28を有している。そして使用者の操作信号は赤外線等の無線信号によって衛生洗浄装置の本体部12へ送信される構成となっている。
図3は実施の形態1における衛生洗浄装置の水回路を示す構成図である。図3において、給水源29に接続された分岐水栓30より衛生洗浄装置に水道水を供給する。水道水は、ストレーナ31、逆止弁32、定流量弁33、元電磁弁34、流量センサ35を経て、
加熱ユニット36に供給され、流量センサ35は加熱ユニット36への流量を計測し、加熱ユニット36は内部にヒータを備えて洗浄用の洗浄水を加熱する構成であり、洗浄時のみ加熱する瞬間湯沸かし型もしくは所定量のお湯を常時所定温に加熱して貯湯しておく貯湯型が適用できる。本第1の実施の形態では瞬間湯沸かし型の温水ユニットを採用しており、加熱ユニット36は板状のセラミックヒータとその両面に設けた蛇行する内部流路から構成されており、熱交入口に供給された常温の洗浄水は、この蛇行する内部流路を流れながらセラミックヒータから熱を受け取り、加熱ユニット36の出口までの間に適温に加熱される仕組みである。なお本実施の形態においては、ヒータは熱密度に優れた板状のセラミックヒータを用いたが、シーズヒータやマイカヒータ、さらには板材に抵抗体を設けたプリントヒータなど様々なヒータ応用が考えられることは言うまでもない。
加熱ユニット36からの供給される温水は、水ポンプ37で流量が調整され、おしりノズル38、ビデノズル39より成る洗浄ノズル16や霧化手段17より吐出される。
加熱ユニット36の下流側には切換弁40が接続されており、この切換弁40は前述の加熱ユニット36が接続される入口流路41とおしりノズル38と接続する第1出口流路42、ビデノズル39と接続する第2出口流路43、殺菌性金属イオン溶出手段44を介して霧化手段17と接続する第3出口流路45がモータ46によって選択的に連通される構成となっている。
図4に霧化手段17の断面図を示す。霧化手段17は、水タンク50、水タンク50の水位を検知する水位センサ51、水タンク50の底部に配置した超音波振動子52と、一対の銀電極53を有し、銀電極53間に電圧を印加する電源(図示せず)および銀電極53間に流れる電流量を制御する制御手段54、超音波振動子52により発生したミストを便器11に供給する、送風手段55を備えている。送風手段55は水タンク50に隔壁56を介して形成した送風路57に内設してある。水位センサ51により、水タンク内の水位が下がったときは、給水流路58と接続した第3出口流路45を介して、水ポンプ37で流量が調整された水が、水タンク50に供給される。
なお本実施の形態では、便器全面を濡らし便器表面に水膜を形成するため、霧化手段に超音波振動子を用いたが、便器全面に水膜を形成できるものであれは霧化噴出手段の構成を限定するものではなく、送風手段から送出される空気系に高流速部を形成して、同高流速部で発生する低圧(静圧)領域に水タンクの液体を吸引し、霧化させるスプレー式構成のものなども用いることができる。
以上のように構成された衛生洗浄装置について、その作用、動作の1例について説明する。
人体検知手段18により使用者の入室が検知されると、使用者の入室と同時に霧化手段17の超音波振動子52を動作させると、水タンク50の液面上に霧状水柱が生成され、これに送風手段55を介して外部より取り入れた空気をあてることにより霧状の水が便器11内へ搬送される。
ミストの粒径は100μm以下かつ2μm以上が望ましく、ミストの粒径が100μm以下であれば噴霧されたミストは便器11内を浮遊するごとく漂うこととなる。粒径が2μm以下の場合、ミストの表面張力の関係から便器11の内面への付着現象が生じにくくなり、水膜の形成が困難となる。
霧状の水が便器11内を漂うことにより、使用者が排泄を行う前に便器内面に水膜を形成できる。
この時、金属イオン溶出手段の銀電極53には電圧を印加せず、付着抑制モードとして霧化手段17よりミストを所定の時間T1噴出し停止する。衛生洗浄装置10は、使用者が便座14に着座し、着座センサ20で着座を検知した状態でリモコン19の各操作スイッチを操作することで局部洗浄、乾燥機能等が実行される。
使用者が便器のトラップ部に水没するように排泄物を排泄したときは便器への排泄物の付着はおこりにくいが、使用者が便座14の前寄りに着座している場合や、体調や食事内容により排泄物の性状が変化し便器面に排泄物が付着しやすくなることが考えられる。一般の家庭で普段通りにトイレを使用した際の排泄物の便器への付着状態を調査したところ、用便後に排泄物が便器に付着していたのは、10回の排便あたり平均で約2回であった。さらに水洗後も排泄物が残存していたのは10回の排便あたり平均で約1回となっており、かなりの割合で便器に排泄物が付着残存していることがわかる。
便器に付着するのは脂肪酸などの油性成分であり、便器に接触し付着してしまうと水となじまないため水洗のみでは洗浄が困難になる。本実施の形態では霧化手段17を設け、便器内表面に水膜を形成することで、水膜により排泄物の直接的な便器との接触が防がれ、排泄物の便器への付着を抑制することができる。排泄物が水膜状に付着した場合においても、便器表面と排泄物の間に水の膜が形成されているため、水洗により水の膜ごと排泄物を洗浄することができる。さらに、霧化手段17により、便器への排泄物の付着を抑制することで排泄物由来の微生物の混入を抑制できるとともに、殺菌性金属イオンを消費する有機物の混入を抑制することができる。
霧化手段17を設けることで、微生物の混入そのものを抑制することができ、霧化手段17を設けずに殺菌性金属イオンを供給する場合と比較して、低濃度の殺菌性金属イオン濃度で微生物を殺菌できるとともに殺菌に必要とされる時間を短縮することも可能となる。これにより、常に殺菌性金属イオンを供給しなくても、トイレ不使用時間帯に1日1回殺菌性金属イオンを供給することで便器の衛生維持が可能となる。
つぎに所定の時刻となったとき、便蓋13を自動で閉じるとともに、金属イオン溶出手段の銀電極53に電圧を印加し、超音波振動子52を動作させる。超音波振動子52を動作させながら、銀電極53間に電圧を印加することで、水タンク50内の水に対流が起こり、電解溶出の電流効率を向上することができる。金属イオン溶出手段は制御手段54により、常に一定の電流が流れるように制御されており、殺菌性金属イオンの時間当たりの溶出量は電流値と比例するため、電圧を印加する時間T2により殺菌性金属イオンの溶出量を制御することができ、水質や水温に関係なく安定して殺菌性金属イオンを溶出することができる。殺菌性金属イオンを含んだ水が、霧化手段17により便器内に供給されることで、従来では困難であった便器の上方開放縁のリム部の微生物を殺菌することが可能となるとともに、ミストにより少量の水を均一に付着させることができ、高価な殺菌性金属イオンの使用量を減らすことができる。
また便蓋13を閉じた状態で、霧化手段17によるミストを便器内に供給することで、便器内が半密閉状態となるとともに。気流などによりミストが浮遊することが防止できるため、確実に便器の上方開放縁のリム部にまでミストを到達させることができる。さらに、便蓋13の内面や便座14にも殺菌性金属イオンが到達し、便蓋13の内面や便座14に付着する微生物を殺菌することも可能となる。このことにより便器11のみならず、便座14や便蓋13の殺菌が可能となるため、清潔感が高まるとともに、便座に付着した尿の飛び散りなどに微生物が付着し発生する臭いを抑制する上で有効である。
また、便器11の上方を便蓋13で閉じた状態でも、便器内部は完全な密閉状態となる
ものではなく、便座と便器の間の部分的には隙間が存在するものであり、この隙間からミストが漏れ出るのは避けられないことである。しかしながら、この隙間から漏れ出たミストがトイレ空間の床面に付着することで、床面の尿はねなどに付着する微生物を殺菌することができ、トイレ空間全体の臭いを抑制することにも有効である。
また本実施の形態では一対の電極を銀電極53で構成しているため、使用の都度、制御手段54により銀電極53間に印加する電圧の極性を反転させ、一対の電極が均等に消耗していくようにしてあるが、陽極を銀電極、陰極をステンレスなどの金属で構成しても陽極から殺菌性金属イオンを溶出させることができるとともに、殺菌性金属イオンを便器に供給する時刻についても、便器の使用頻度の低い夜間に決めておく方法や使用者が時刻をリモコン19で任意に設定する方法などがある。
以上のように、本発明にかかる衛生洗浄装置は、金属イオン溶出手段と付着抑制手段とを備え、付着抑制手段により有機物の残存を抑制することで、殺菌性金属イオンを微生物に対して効果的に作用させるもので、衛生洗浄装置だけでなく洋式便器や洗面台や台所の流し台の洗浄機能としても適用できる。
本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置の外観図 本発明の実施の形態1におけるリモコンの斜視図 本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置の水回路構成図 本発明の実施の形態1における霧化手段の断面図 従来の便器洗浄装置構成図
符号の説明
10 衛生洗浄装置
11 便器
14 便座
16 洗浄ノズル
17 噴出手段
20 着座センサ
53 銀電極

Claims (6)

  1. 便器内に供給する殺菌性金属イオンを溶出する金属イオン溶出手段と、水洗後に便器内に残存する排泄物の付着を抑制するため便器内面に水をミスト状に噴霧する霧化手段とを備え、前記霧化手段により排泄物の便器内への残存を抑制することで、前記殺菌性金属イオンを微生物に対して効果的に作用させることを特徴とした衛生洗浄装置。
  2. 金属イオン溶出手段は、すくなくとも一方に殺菌性金属イオンを溶出させる金属からなる電極を設けた一対の電極を備え、前記電極間に通電することで、殺菌性金属イオンを溶出させる請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 霧化手段は、水タンクと水タンクの水を霧化する超音波振動子を有した構成とする請求項1ないし2のいずれか1項記載の衛生洗浄装置。
  4. 金属イオン溶出手段は霧化手段の水タンクに設けた請求項2ないし3のいずれか1項記載の衛生洗浄装置。
  5. 排泄物の付着を抑制するために便器内にミストを噴出する際には、金属イオン溶出手段の電極への通電を停止し、付着抑制モードと殺菌性金属イオン霧化モードを備えたことを特徴とした請求項4記載の衛生洗浄装置。
  6. トイレ空間内における人の存在を検知する人体検知手段と、前記人体検知手段により、トイレ空間への人の入出を検知したときに便器の便蓋を閉じる便蓋開閉手段とを有し、前記便蓋を閉成した後、前記便蓋で閉じられた便器内の空間に殺菌性金属イオンを含む液体をミスト状態で供給する請求項5記載の衛生洗浄装置。
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