JP6635404B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す斜視図である。
図1に表したトイレ装置は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)800と、その上に設けられた衛生洗浄装置100と、を備える。衛生洗浄装置100は、ケーシング400と、便座200と、便蓋300と、を有する。便座200と便蓋300とは、ケーシング400に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
図2は、ケーシング400に内蔵されている局部洗浄機能部を表す。衛生洗浄装置100は、給水管91と、給湯管92と、給水接続部10と、給湯接続部20と、水側バルブユニット15と、湯側バルブユニット25と、ミキシングバルブ30と、安全弁部40と、切替部50(切替弁ユニット)と、オートクリーンユニット60(機能水生成部61)と、ノズル部470と、制御部480と、脱臭ユニット481と、を含む。これらは、ケーシング400のケースプレート401上に配置されている。ケースプレート401は、略水平方向に延在する皿状又は板状である。ケースプレート401は、適宜、排水等のために水平方向に対して傾斜した部分を有していてもよい。なお、図2では、便宜上、ケーシング400内の一部の要素を省略している。
給水管91は、水側配管部14を介して、水道や貯水タンクなどの給水源(図示せず)と接続される。水側配管部14は、ストレーナ11と、ストレーナ11の下流側に設けられた逆止弁12と、逆止弁12の下流側に設けられた止水弁13と、を有する。給水管91の下流側の端は、給水接続部10に接続される。これにより、給水管91は、衛生洗浄装置100に水を供給する。給水接続部10の下流側には、水側バルブユニット15が設けられる。水側バルブユニット15は、給水電磁弁16と、その下流側の水側調圧弁17と、を有する。水側バルブユニット15の下流側には、ミキシングバルブ30が設けられる。給水電磁弁16の開閉によって、ミキシングバルブ30へ水が供給される状態と、水の供給が停止された状態と、を切り替えることができる。水側調圧弁17は、例えば、シリンダ内に設けられバネ等によって付勢された弁(ピストン)を有する。シリンダ内に流入する水の圧力とバネ等による付勢力とに応じて、弁の開度が変化する。これにより、水側調圧弁17は、ミキシングバルブ30へ供給される水の圧力を調整する。
以上により、適度な温度の温水(混合水)をノズル473から噴射することができる。
図4に表したように電解槽450は、陽極板451及び陰極板452を有する。電解槽450が通電され、陽極板451と陰極板452との間に電圧が印加されることにより、電解槽450の内部を流れる水道水(混合水)を電気分解することができる。ここで、水道水は、塩素イオンを含んでいる。この塩素イオンは、水源(例えば、地下水や、ダムの水や、河川などの水)に食塩(NaCl)や塩化カルシウム(CaCl2)として含まれている。そのため、その塩素イオンを電気分解することにより次亜塩素酸が生成される。その結果、電解槽450において電気分解された水は、次亜塩素酸を含む液に変化する。次亜塩素酸は、除菌成分として機能し、その次亜塩素酸を含む溶液すなわち除菌水は、アンモニアなどによる汚れを効率的に除去または分解することができる。
この例では、ミキシングバルブ30は、バネ32と、ワックスエレメント33と、バネ34と、を有する。ワックスエレメント33は、バネ32及びバネ34による付勢力を受ける。
例えば、機能水生成部61を、第2分岐部52よりも上流側に設ける構成も考えられる。しかしながら、この場合には、第2捨水路82へ捨てられる水量に応じて、機能水生成部61における流量が増加する。このため、ノズル部470へ機能水を供給する際に、機能水生成部61は、捨てられる分だけ余分に機能水を生成することとなる。このため、機能水生成部61の機能や寿命が低下しやすくなることがある。
図6及び図7は、実施形態に係る衛生洗浄装置の動作の具体例を例示するタイミングチャートである。
図6に表したように、まず、時刻T1において人体検知手段(例えば着座検知センサ404)が人体を検知すると、給水電磁弁16及び給湯電磁弁26が開かれる。これにより、ミキシングバルブ30に湯及び水が供給され、ミキシングバルブ30の下流に湯と水とが混合された温水が流れる。このとき、切替弁(電磁弁150)はOFFであり、温水は第1捨水路81へ流れる。温水が適温となるために必要な時間(流量)に応じて、温水が第1捨水路81から排出される(期間P1)。このときの流量は、例えば、3.0〜7.0リットル/分程度である。その後、給水電磁弁及び給湯電磁弁が閉じられ、湯及び水の供給が停止する。
図8(a)は、衛生洗浄装置100aのミキシングバルブ30よりも下流側の水路を示す。図8(b)は、衛生洗浄装置100bのミキシングバルブ30よりも下流側の水路を示す。衛生洗浄装置100a及び100bは、それぞれ、負圧破壊装置154の位置において衛生洗浄装置100と異なる。これ以外は、衛生洗浄装置100a及び100bは、それぞれ、衛生洗浄装置100と同様であるため説明を省略する。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (3)
- 湯と水とを混合した混合水を生成するミキシングバルブと、
前記混合水を人体局部に向けて噴射し洗浄を行うノズルと、
前記混合水の流路であって、前記ミキシングバルブの下流側に設けられた第1分岐部と、前記第1分岐部から分岐したノズル側水路と、前記第1分岐部から分岐し前記混合水を外部へ排出する第1捨水路と、を含む流路と、
前記混合水から機能水を生成する機能水生成部と、
を備え、
前記ノズル側水路は、第2分岐部と、前記第2分岐部から分岐し前記ノズルへ前記混合水を導く導水路と、前記第2分岐部から分岐し前記混合水を外部へ排出する第2捨水路と、を含み、
前記機能水生成部は、前記第2分岐部よりも下流側の前記導水路上に配置されたことを特徴とする衛生洗浄装置。 - 前記機能水生成部は、電解槽を含み、
前記電解槽は、前記ミキシングバルブへの前記湯及び前記水の供給が停止してから所定時間経過した後に、通電されることを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。 - 前記混合水の前記流路上において前記機能水生成部の上流に設けられた負圧破壊装置をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
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