JP7380328B2 - 便座装置 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、便座装置に関する。
便座を洗浄するために、便座の表面と裏面に洗浄液を吐出する便座装置が知られている(例えば、特許文献1)。また、除菌イオンを含む除菌気体を便座の表面と裏面に吐出する便座装置も知られている(例えば、特許文献2)。
便座の表面と裏面とを洗浄液で洗浄する場合には、高い洗浄効果を得られる反面、便座表面が濡れ過ぎ、使用者の臀部を濡らしてしまうなど、使用者に不快感を与えてしまう恐れがある。一方、除菌気体で便座を除菌する場合には、菌の繁殖などを抑制できる反面、便座の裏面に付着した尿汚れなど、付着した汚れを落すことは難しい。このため、便座装置では、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制しつつ、便座をより清潔に保てるようにすることが望まれる。
特開2019-112923号公報 特開2016-28741号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制しつつ、便座をより清潔に保つことができる便座装置を提供することを目的とする。
本発明は、便器のボウル部よりも後方に配置される本体部と、前記本体部に回動可能に軸支される便座と、除菌成分を含む除菌気体を吐出する除菌気体吐出ユニットと、洗浄液を吐出する洗浄液吐出ユニットと、前記除菌気体吐出ユニット及び前記洗浄液吐出ユニットの動作を制御する制御部と、を備え、前記除菌気体吐出ユニットは、前記便座の表面に前記除菌気体を吐出可能であり、前記洗浄液吐出ユニットは、前記便座の裏面に前記洗浄液を吐出可能であり、前記制御部は、前記除菌気体を前記便座の表面に供給することで前記便座の表面を除菌し、前記洗浄液を前記便座の裏面に供給することで前記便座の裏面を洗浄することを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、制御部が、除菌気体を便座の表面に供給することで便座の表面を除菌し、洗浄液を便座の裏面に供給することで便座の裏面を洗浄する。便座の表面が濡れ過ぎていると、使用者の臀部が濡れてしまうなど、使用者に不快感を与えてしまう可能性がある。このため、便座の表面は、除菌気体を用いて除菌する。これにより、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制することができる。また、除菌気体による除菌は、洗浄液を用いて洗浄する場合などと比べて、付着した汚れを落すことが難しいが、便座の表面は、便座の裏面と比べて、汚物などの汚れが付着してしまう可能性が低い。このため、除菌気体を用いた除菌でも、便座の表面は、適切に清潔に保つことができる。一方、便座の裏面は、便器内から跳ね返った汚物が付着してしまうなど、便座の表面と比べて、汚れが付着してしまう可能性が高い。このため、便座の裏面は、洗浄液を用いて洗浄する。これにより、便座の裏面を適切に清潔に保つことができる。また、便座の裏面は、直接的に使用者に触れる可能性が低いため、仮に濡れていたとしても、使用者に不快感を与えてしまう可能性が低い。従って、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制しつつ、便座をより清潔に保つことができる便座装置を提供することができる。
本発明の態様によれば、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制しつつ、便座をより清潔に保つことができる便座装置が提供される。
第1の実施形態に係るトイレ装置を模式的に表す斜視図である。 第1の実施形態に係る便座装置の要部構成を模式的に表すブロック図である。 第1の実施形態に係る便座装置を模式的に表す正面図である。 第1の実施形態に係る便座装置の一部を模式的に表す断面図である。 第1の実施形態に係る便座装置を模式的に表す側面図である。 第1の実施形態に係る便座装置の動作の一例を模式的に表すフローチャートであるである。 第1の実施形態に係る便座装置の変形例を模式的に表す断面図である。 第1の実施形態に係る便座装置の変形例を模式的に表す底面図である。 第2の実施形態に係る便座装置の要部構成を模式的に表すブロック図である。 第2の実施形態に係る便座装置の変形例を模式的に表すブロック図である。 第3の実施形態に係る便座装置の要部構成を模式的に表すブロック図である。 第3の実施形態に係る便座装置の一部を模式的に表す断面図である。 第3の実施形態に係る便座装置の動作の一例を模式的に表すフローチャートであるである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るトイレ装置を模式的に表す斜視図である。
図1に表したように、トイレ装置2は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器100」と称する)と、便座装置10と、を備える。便器100は、汚物を受ける凹状のボウル部101を有する。便座装置10は、便器100の上部に設置されている。
便座装置10は、便器100のボウル部101よりも後方に配置される本体部12と、本体部12に回動可能に軸支される便座14と、本体部12に回動可能に軸支される便蓋16と、を備える。図1では、便座14が閉じた状態(下げられた状態)、及び便蓋16が開いた状態(上げられた状態)を表している。便蓋16は、閉じた状態では、便座14を上方から覆う。なお、本願明細書において、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「左側方」、及び「右側方」のそれぞれは、開いた便蓋16に背を向けて便座14に座った使用者から見た方向である。
便座14は、開口部14aを有する。便座14は、ボウル部101の外縁を囲むように便器100の上に設けられ、開口部14aを介してボウル部101を露呈させる。これにより、使用者は、便座14に座った状態でボウル部101に排泄を行うことができる。この例では、貫通孔状の開口部14aが形成された、いわゆるO型の便座14を示している。便座14は、O型に限ることなく、U字型などでもよい。
図2は、第1の実施形態に係る便座装置の要部構成を模式的に表すブロック図である。 なお、図2は、便座装置10の水路系と電気系の要部構成を併せて表している。
図2に表したように、本体部12は、使用者が便座14に座ったことを検知する着座検知センサ20を有する。また、本体部12は、身体洗浄機能部58を有する。身体洗浄機能部58は、本体部12の内部に内蔵され、便座14に座った使用者の人体局部(「おしり」など)の洗浄を実現する。
着座検知センサ20が便座14に座った使用者を検知している場合において、使用者が例えばリモコンなどの手動操作部24を操作すると、身体洗浄機能部58の洗浄ノズル58a(以下説明の便宜上、単に「ノズル58a」と称する)を便器100のボウル部101内に進出させることができる。なお、図1では、ノズル58aがボウル部101内に進出した状態を表している。
ノズル58aの先端部には、ひとつまたは複数の吐水口が設けられている。そして、ノズル58aは、その先端部に設けられた吐水口から水を噴射して、便座14に座った使用者の「おしり」などを洗浄することができる。
この例において、便座装置10は、換言すれば、身体洗浄機能部58を有する衛生洗浄装置である。但し、便座装置10は、必ずしも身体洗浄機能部58を有していなくてもよい。便座装置10は、例えば、便座14の暖房機能を有する暖房便座装置などでもよい。
着座検知センサ20は、使用者の便座14への着座の有無を検知することができる。着座検知センサ20は、使用者の着座及び離座を検知する。着座検知センサ20には、マイクロ波センサ、測距センサ(赤外線投光式センサ)、超音波センサ、タクトスイッチ、静電容量スイッチ(タッチセンサ)、または歪みセンサを用いることができる。
なお、タクトスイッチ、静電センサ及び歪みセンサなどのセンサを用いる場合には、これらのセンサは、便座14に設けられる。便座14に使用者が座ると、使用者の体重によってタクトスイッチが押下される。または、使用者が静電センサの上に着座する。または、使用者の体重によって歪みセンサに圧力が加えられる。これらのセンサからの電気信号により、使用者の着座を検知することができる。
人体検知センサ22は、便器100の前方にいる使用者、すなわち便座14から前方へ離れた位置に存在する使用者を検知する。つまり、人体検知センサ22は、トイレ室に入室して便座14に近づいてきた使用者を検知する。このような人体検知センサとして、例えば焦電センサ、マイクロ波センサ、超音波センサ、または測距センサ(赤外線投光式センサ)を用いることができる。人体検知センサ22は、トイレ室のドアを開けて入室した直後の使用者や、トイレ室に入室する直前の使用者、すなわちトイレ室に入室しようとしてドアの前に存在する使用者を検知してもよい。例えば、マイクロ波センサを用いた場合には、トイレ室のドア越しに使用者の存在を検知することもできる。
手動操作部24は、例えば、スイッチまたはボタンなどを有するリモコンである。手動操作部24は、使用者からの操作指示の入力を受け付け、入力された操作指示に基づく使用者の操作情報(信号)を制御部70に入力する。制御部70は、手動操作部24から入力された操作情報に基づいて便座装置10の各部の動作を制御する。なお、手動操作部24と制御部70との間の通信は、有線でもよいし、無線でもよい。
なお、使用者の操作情報を制御部70に入力するための手動操作部24は、リモコンなどに限ることなく、本体部12に一体的に設けられた操作パネルなどでもよい。手動操作部24は、換言すれば、使用者の操作情報を制御部70に入力するための入力部である。使用者の操作情報は、例えば、スマートフォンなどの外部端末からインターネットなどのネットワークを介して制御部70に入力してもよい。この場合には、ネットワークを介して外部端末と通信を行うための通信機器を、使用者の操作情報を制御部70に入力するための入力部とすればよい。このように、入力部は、使用者の操作を受け付けて操作情報を制御部70に入力する操作部でもよいし、通信によって受信した操作情報を制御部70に入力する通信機器でもよい。入力部の構成は、操作情報を制御部70に入力可能な任意の構成でよい。
また、本体部12の内部には、便座開閉機構26、便蓋開閉機構27、便座ヒータ28、及び除菌気体吐出ユニット30が設けられている。
便座開閉機構26は、制御部70の制御に基づいて、便座14を開閉する。便蓋開閉機構27は、制御部70の制御に基づいて、便蓋16を開閉する。便座開閉機構26及び便蓋開閉機構27には、例えば、モータやアクチュエータなどが用いられる。便座開閉機構26の構成は、制御部70の制御に基づいて便座14を自動的に開閉可能な任意の構成でよい。便蓋開閉機構27の構成は、制御部70の制御に基づいて便蓋16を自動的に開閉可能な任意の構成でよい。
便座ヒータ28は、例えば便座14の内部に設けられている。便座ヒータ28は、制御部70からの指令に基づいて通電が行われることで、便座14の着座面を内側から温める。便座ヒータ28には、例えば、チュービングヒータや、シーズヒータ、ハロゲンヒータ、カーボンヒータなどが用いられる。
除菌気体吐出ユニット30は、除菌成分を含む除菌気体を吐出する。除菌気体吐出ユニット30は、便座14の表面に除菌気体を吐出可能である。除菌気体吐出ユニット30は、便座14の表面の少なくとも一部に除菌気体を吐出する。これにより、便座装置10では、除菌気体吐出ユニット30から吐出される除菌気体によって、便座14の表面を除菌することができる。
なお、便座14の表面は、便座14を閉じた状態において上方を向く面である。便座14の表面は、換言すれば、便座14の上面である。また、便座14の表面は、換言すれば、便座14を閉じた状態において使用者が着座する着座面である。
除菌気体吐出ユニット30は、例えば、除菌気体生成部32と、除菌気体吐出部34と、送風部36と、を有する。
除菌気体生成部32は、除菌成分を含む除菌気体を生成する。除菌気体吐出部34は、除菌気体生成部32によって生成された除菌気体を吐出する。送風部36は、除菌気体を便座14の表面に供給するための気流を発生させる。
除菌気体とは、例えば、オゾン、次亜塩素酸、二酸化塩素、及びOHラジカルの少なくともいずれかを含む気体である。
オゾンを含む気体は、例えば、放電電極間に空気又は酸素を通すことによって生成することができる。あるいは、オゾンを含む気体は、例えば、酸素を含む気体(空気)に紫外線を照射することによっても生成することができる。
次亜塩素酸を含む気体は、例えば、水道水などを電気分解して次亜塩素酸を含む水(電解水)を生成し、この次亜塩素酸を含む水を含侵させたフィルターに空気を通すことによって生成することができる。
二酸化塩素を含む気体は、例えば、二酸化塩素を含む溶液やゲル剤などを用いることによって生成することができる。OHラジカルを含む気体は、例えば、水分子に対して高電圧を印加(放電)することによって生成することができる。
除菌気体生成部32は、上記のような方法により、除菌気体を生成する。但し、除菌気体は、上記に限定されるものではなく、除菌成分を有する任意の気体でよい。除菌気体の生成方法は、上記に限ることなく、除菌気体に応じた任意の生成方法でよい。
なお、除菌気体吐出ユニット30は、必ずしも除菌気体生成部32を有しなくてもよい。例えば、交換可能なボンベなどから除菌気体を供給することによって、除菌気体吐出部34から除菌気体を吐出させてもよい。あるいは、別の装置で生成された除菌気体を除菌気体吐出ユニット30に供給することによって、除菌気体吐出部34から除菌気体を吐出させてもよい。このように、除菌気体生成部32は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
水路系において、便座装置10は、管路40~43、電磁弁50、バキュームブレーカ52、除菌水生成部54、切替弁56、ノズル58a、ノズル洗浄室58c、及び洗浄液吐出ユニット60を有する。これらは、本体部12内に配置されている。
管路40は、水道や貯水タンクなどの図示しない給水源から供給された水を洗浄液吐出ユニット60やノズル58aなどに導くためのものである。管路40の上流側には、電磁弁50が設けられている。電磁弁50は、開閉可能な電磁バルブであり、本体部12の内部に設けられた制御部70からの指令に基づいて水の供給を制御する。
管路40上において、電磁弁50の下流には、バキュームブレーカ52が設けられている。このバキュームブレーカ52は、例えば水を流すための流路と、流路内に空気を取り込むための吸気口と、吸気口を開閉する弁機構と、を有する。弁機構は、例えば流路に水が流れているときに吸気口を塞ぎ、水の流れの停止とともに吸気口を開放して流路内に空気を取り込む。すなわち、バキュームブレーカ52は、管路40に水の流れがないときに、に空気を取り込む。弁機構には、例えばフロート弁が用いられる。バキュームブレーカ52は、上記のように管路40内に空気を取り込むことにより、例えば管路40のバキュームブレーカ52よりも下流の部分の水抜きを促進させる。バキュームブレーカ52は、例えば、ノズル58aや洗浄液吐出ユニット60からの水抜きを促進する。
管路40上において、バキュームブレーカ52の下流には、除菌水を生成する除菌水生成部54が設けられている。除菌水生成部54は、例えば次亜塩素酸などを含む除菌水を生成する。除菌水生成部54としては、例えば電解槽ユニットが挙げられる。電解槽ユニットは、制御部70からの通電の制御によって、陽極板(図示せず)と陰極板(図示せず)との間の空間(流路)を流れる水道水を電気分解する。なお、除菌水は、次亜塩素酸を含むものには限定されない。除菌水は、例えば銀イオンや銅イオンなどの金属イオンを含む溶液、電解塩素やオゾンなどを含む溶液、酸性水またはアルカリ水などでもよい。除菌水生成部54は電解槽に限らず、除菌成分を含む除菌水を生成可能な任意の構成でよい。
管路40上において、除菌水生成部54の下流には、切替弁56が設けられている。切替弁56の下流には、身体洗浄機能部58のノズル58aやノズル洗浄室58c、洗浄液吐出ユニット60が設けられている。管路40は、切替弁56により、ノズル58aへ水を導く管路41、ノズル洗浄室58cへ水を導く管路42、及び洗浄液吐出ユニット60へ水を導く管路43に分岐している。切替弁56は、制御部70からの指令に基づいて、管路41、管路42、及び管路43のそれぞれの開閉を制御する。つまり、切替弁56は、ノズル58a、ノズル洗浄室58c、及び洗浄液吐出ユニット60への水の供給を制御する。切替弁56は、制御部70からの指令に基づいて、給水源から供給された水道水又は除菌水生成部54から供給された除菌水を、ノズル58a、ノズル洗浄室58c、及び洗浄液吐出ユニット60のいずれかに選択的に供給する。切替弁56は、例えば、水を供給する経路を切り替えるとともに、下流に供給する水の流量を調整できるようにしてもよい。
身体洗浄機能部58は、ノズル58a、ノズルモータ58b、ノズル洗浄室58c、及びノズルダンパ58dを有している。ノズル58aは、非使用時にはノズルダンパ58dの後方に位置して本体部12内に収納されている。そして、人体局部の洗浄時などにおいて、ノズル58aは、ノズルモータ58bからの駆動力を受け、本体部12に対して開閉可能なノズルダンパ58dを押圧して、便器100のボウル部101内に進出する。ノズルモータ58bは、制御部70からの指令に基づいて駆動する。ノズル58aは、本体部12から前方へ進出した状態で、吐水口から水を吐出して、人体局部を洗浄する。ノズル洗浄室58cは、その内部に設けられた吐水口から除菌水あるいは水道水を噴射することにより、ノズル58aの外周表面(胴体)を洗浄する。
洗浄液吐出ユニット60は、洗浄液を吐出する。洗浄液吐出ユニット60は、便座14の裏面に洗浄液を吐出可能である。洗浄液吐出ユニット60は、便座14の裏面の少なくとも一部に洗浄液を吐出する。これにより、便座装置10では、洗浄液吐出ユニット60から吐出される洗浄液によって、便座14の裏面を洗浄することができる。
なお、便座14の裏面は、便座14を閉じた状態において下方を向く面である。便座14の裏面は、換言すれば、便座14の下面である。便座14の裏面は、便座14の表面と反対側の面である。
洗浄液吐出ユニット60は、除菌水生成部54で生成された除菌水を洗浄液として便座14の裏面に吐出する。これにより、便座14の裏面の洗浄を行うことができるとともに、便座14の裏面の除菌も行うことができる。但し、洗浄液は、除菌水に限ることなく、例えば、給水源から供給された水道水などでもよい。洗浄液は、便座14の裏面を洗浄可能な任意の液体でよい。
制御部70には、図示しない電源回路から電力を供給される回路が用いられる。制御部70は、例えばマイコンなどの集積回路を含む。制御部70は、使用者を検知する人体検知センサ22または着座検知センサ20の検知情報、手動操作部24の操作情報に基づいて、便座開閉機構26、便蓋開閉機構27、便座ヒータ28、除菌気体吐出ユニット30、電磁弁50、除菌水生成部54、切替弁56、ノズルモータ58b、及び洗浄液吐出ユニット60を制御する。
制御部70は、人体検知センサ22の検知情報(使用者の存在の有無を示す信号)や、着座検知センサ20の検知情報(使用者の着座の有無を示す信号)を受信し、受信した検知情報に基づいて、便座装置10の各部の動作を制御する。
このように、便座装置10は、便器100のボウル部101よりも後方に配置される本体部12と、本体部12に回動可能に軸支される便座14と、除菌成分を含む除菌気体を吐出する除菌気体吐出ユニット30と、洗浄液を吐出する洗浄液吐出ユニット60と、除菌気体吐出ユニット30及び洗浄液吐出ユニット60の動作を制御する制御部70と、を備える。
図3は、第1の実施形態に係る便座装置を模式的に表す正面図である。
図4は、第1の実施形態に係る便座装置の一部を模式的に表す断面図である。
図3及び図4に表したように、除菌気体吐出ユニット30の除菌気体吐出部34は、例えば、本体部12の前面の下部に設けられる。除菌気体吐出部34は、例えば、本体部12の前面の下端に設けられる。なお、図3では、便座装置10を前方斜め上方から見た状態を模式的に表している。
この例において、除菌気体吐出部34は、本体部12に設けられた開口である。除菌気体吐出部34は、例えば、本体部12の前面の下端に設けられ、左右方向に延びるスリット状の開口である。
除菌気体生成部32及び送風部36は、本体部12の内部に設けられる。除菌気体吐出ユニット30は、除菌気体生成部32で生成された除菌気体を除菌気体吐出部34から吐出することにより、本体部12の外部に吐出する。
除菌気体吐出部34は、便座14よりも下方に設けられている。除菌気体吐出部34は、便座14の表面USよりも下方に設けられている。除菌気体吐出部34は、斜め下方に向けて除菌気体を吐出する。換言すれば、除菌気体吐出部34は、便器100のボウル部101内に向けて除菌気体を吐出する。
送風部36は、除菌気体吐出部34に風を供給する。除菌気体吐出部34は、除菌気体生成部32で生成された除菌気体を吐出するとともに、送風部36から供給された風を吐出する。換言すれば、除菌気体吐出部34は、送風部36から供給された風に乗せて除菌気体を吐出する。
除菌気体吐出ユニット30は、送風部36と除菌気体生成部32との間、及び除菌気体生成部32と除菌気体吐出部34との間を接続する風路(図示は省略)を有する。これにより、送風部36から供給された風を除菌気体吐出部34に導くことができる。
なお、送風部36から供給される風は、除菌気体吐出部34とは別の吐出口から吐出してもよい。送風部36は、例えば、モータやファンなどによって構成される。但し、送風部36の構成は、風を供給可能な任意の構成でよい。
送風部36は、除菌気体吐出部34に風を供給することにより、除菌気体吐出部34から便器100のボウル部101内に向けて風を吐出する。送風部36は、ボウル部101内に向けて風を吐出し、ボウル部101のボウル面や溜水面などに当てて風の向きを変化させることにより、ボウル部101内から上方に向かう気流を発生させる。ボウル部101内から上方に向かう気流は、便座14の開口部14aを通過し、便座14の裏面LS側から便座14の表面US側に向かう。
これにより、除菌気体吐出ユニット30では、ボウル部101内に吐出された除菌気体を気流に乗せて便座14の表面US側に向かわせ、便座14の表面USに除菌気体を吐出することができる。このように、送風部36は、除菌気体を便座14の表面USに供給するための気流を発生させる。
また、この除菌気体吐出ユニット30では、便座14の開口部14aを通過させて、便座14の裏面LS側から便座14の表面US側に除菌気体を向かわせることにより、便座14の裏面LS及び開口部14aの内周面にも、除菌気体を吐出することができる。除菌気体吐出ユニット30では、便座14の表面US、裏面LS、及び開口部14aの内周面に除菌気体を吐出することができる。従って、除菌気体吐出ユニット30では、便座14の裏面LS及び開口部14aの内周面の除菌も行うことができる。
制御部70は、除菌気体吐出ユニット30を動作させて便座14の除菌を行う際に、図4に表したように、便座14及び便蓋16を閉じる。制御部70は、例えば、便座開閉機構26及び便蓋開閉機構27を動作させることにより、便座14及び便蓋16を閉じる。これにより、ボウル部101内から上方に向かう気流が、便座14の表面USに当たることなく通り抜けてしまうことを抑制することができる。例えば、除菌気体を便蓋16の内部に滞留させ、便座14の表面USにより確実に除菌気体を付着させることができる。従って、便座14の表面USをより確実に除菌することができる。例えば、便蓋16の内部に除菌気体を滞留させ、便座14の略全体を除菌することができる。
但し、除菌気体吐出ユニット30の構成は、上記に限定されるものではない。例えば、除菌気体吐出部34を便座14よりも上方に配置し、便座14の表面USに上方から除菌気体を吹き付けるようにして、便座14の表面USに除菌気体を吐出してもよい。送風部36は、例えば、便座14の表面USに上方から吹き付けるような気流を発生させてもよい。除菌気体吐出ユニット30の構成は、便座14の表面USに除菌気体を吐出可能な任意の構成でよい。
また、除菌気体吐出部34の構成は、本体部12に設けられた開口に限ることなく、本体部12に取り付けられたノズルなどでもよい。除菌気体吐出部34の構成は、除菌気体を吐出可能な任意の構成でよい。
送風部36は、例えば、便座14に座った使用者の局部に向けて送風し、使用者の局部を乾燥させる局部乾燥の機能を有してもよい。この場合、送風部36は、例えば、風を温めるヒータなどを有してもよい。
図5は、第1の実施形態に係る便座装置を模式的に表す側面図である。
図2及び図5に表したように、洗浄液吐出ユニット60は、ノズル62と、ノズル駆動部64と、を有する。ノズル62は、本体部12の底面から下方に突出するように設けられている。ノズル62は、洗浄液を吐出するための吐出口62aを側面に有する。ノズル62は、図5に表したように、本体部12の下方から前方側に向けて吐出口62aから洗浄液を吐出することにより、便座14の裏面LSに洗浄液を吐出する。また、ノズル62(洗浄液吐出ユニット60)は、開口部14aの内周面に洗浄液を吐出しない。ノズル62は、例えば、便座14の裏面LSのみに洗浄液を吐出する。ノズル62は、例えば、連続した流水状の洗浄液を吐出口62aから吐出する。
ノズル駆動部64は、ノズル62を上下方向に移動させ、吐出口62aの上下方向の位置を変化させる。また、ノズル駆動部64は、上下方向を軸にノズル62を回転させることにより、吐出口62aの向きを変化させる。
洗浄液吐出ユニット60は、ノズル駆動部64を駆動し、吐出口62aの上下方向の位置及び向きを変化させることにより、ノズル62から吐出される洗浄液の吐出の範囲を調整する。これにより、便座14の裏面LSのより広い範囲に流水状の洗浄液を吐出することができる。なお、ノズル62から吐出される洗浄液の吐出の範囲を調整する構成は、上記に限ることなく、吐出の範囲を適切に調整することができる任意の構成でよい。
なお、洗浄液吐出ユニット60の構成は、上記に限ることなく、便座14の裏面LSに洗浄液を吐出可能な任意の構成でよい。例えば、この例では、局部洗浄用のノズル58aとは別に、洗浄液を吐出するためのノズル62を設けているが、流水状の洗浄液を吐出する場合には、局部洗浄用のノズル58aを用いて便座14の裏面LSに洗浄液を吐出してもよい。換言すれば、身体洗浄機能部58を洗浄液吐出ユニット60として用いてもよい。ノズル62及びノズル駆動部64は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
制御部70は、除菌気体を便座14の表面USに供給することで便座14の表面USを除菌し、洗浄液を便座14の裏面LSに供給することで便座14の裏面LSを洗浄する便座清掃モードを有する。
制御部70は、例えば、人体検知センサ22が人体を検知した状態から検知しない状態に切り替わった際に、便座清掃モードの動作を実行する。換言すれば、制御部70は、使用者のトイレ室からの退室に応じて、便座清掃モードの動作を実行する。便座清掃モードの動作は、例えば、着座検知センサ20が使用者の離座を検知したことに応じて実行してもよい。あるいは、手動操作部24からの操作情報の入力に応じて実行してもよい。換言すれば、制御部70は、使用者からの指示に応じて便座清掃モードの動作を実行してもよい。
図6は、第1の実施形態に係る便座装置の動作の一例を模式的に表すフローチャートであるである。
図6は、制御部70による便座清掃モードの動作の一例を模式的に表す。
図6に表したように、制御部70は、便座清掃モードの動作を開始すると、まず、便座開閉機構26及び便蓋開閉機構27を動作させることにより、便座14及び便蓋16を閉じる(図6のステップS101)。
制御部70は、便座14及び便蓋16を閉じた後、洗浄液吐出ユニット60を動作させ、洗浄液を便座14の裏面LSに供給することにより、便座14の裏面LSを洗浄する(図6のステップS102)。
この際、制御部70は、除菌水生成部54を動作させ、洗浄液吐出ユニット60に除菌水生成部54で生成された除菌水を洗浄液として便座14の裏面LSに吐出させることにより、便座14の裏面LSを洗浄するとともに、便座14の裏面LSを除菌する。
制御部70は、洗浄液を便座14の裏面LSに供給した後、除菌気体吐出ユニット30の除菌気体生成部32及び送風部36を動作させて除菌気体を便座14の表面USに供給することにより、便座14の表面USを除菌する(図6のステップS103)。このように、制御部70は、洗浄液を便座14の裏面LSに供給するタイミングと、送風部36を動作させて除菌気体を便座14の表面USに供給するタイミングと、を異なるタイミングで実行する。
この際、制御部70は、除菌気体を便座14の表面USに供給する時間を、洗浄液を便座14の裏面LSに供給する時間よりも長くする。このように、除菌気体を便座14の表面USに供給する時間は、洗浄液を便座14の裏面LSに供給する時間よりも長い。換言すれば、除菌気体吐出ユニット30の動作時間は、洗浄液吐出ユニット60の動作時間よりも長い。
以上、説明したように、本実施形態に係る便座装置10では、制御部70が、除菌気体を便座14の表面USに供給することで便座14の表面USを除菌し、洗浄液を便座14の裏面LSに供給することで便座14の裏面LSを洗浄する。便座14の表面USが濡れ過ぎていると、使用者の臀部が濡れてしまうなど、使用者に不快感を与えてしまう可能性がある。このため、便座14の表面USは、除菌気体を用いて除菌する。これにより、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制することができる。また、除菌気体による除菌は、洗浄液を用いて洗浄する場合などと比べて、付着した汚れを落すことが難しいが、便座14の表面USは、便座14の裏面LSと比べて、汚物などの汚れが付着してしまう可能性が低い。このため、除菌気体を用いた除菌でも、便座14の表面USは、適切に清潔に保つことができる。一方、便座14の裏面LSは、便器100内から跳ね返った汚物が付着してしまうなど、便座14の表面USと比べて、汚れが付着してしまう可能性が高い。このため、便座14の裏面LSは、洗浄液を用いて洗浄する。これにより、便座14の裏面LSを適切に清潔に保つことができる。また、便座14の裏面LSは、直接的に使用者に触れる可能性が低いため、仮に濡れていたとしても、使用者に不快感を与えてしまう可能性が低い。従って、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制しつつ、便座14をより清潔に保つことができる便座装置10を提供することができる。
また、便座装置10では、洗浄液を便座14の裏面LSに供給するタイミングと、送風部36を動作させて除菌気体を便座14の表面USに供給するタイミングと、を異なるタイミングで実行する。これにより、洗浄液が気流に乗って便器100の外側に飛散することを抑制することができる。
また、便座装置10では、洗浄液を便座14の裏面LSに供給した後に、送風部36を動作させて除菌気体を便座14の表面USに供給することで、除菌気体を便座14の表面USに供給するための気流を利用して便座14の裏面LSに付着した洗浄液の乾燥を促進させることができる。
但し、洗浄及び除菌の順序は、上記と反対に、除菌気体を便座14の表面USに供給した後に、洗浄液を便座14の裏面LSに供給してもよい。送付部36を動作させて除菌気体を便座14の表面USに供給するタイミングは、必ずしも洗浄液を便座14の裏面LSに供給するタイミングの後に限ることなく、洗浄液を便座14の裏面LSに供給するタイミングの前に実行してもよい。また、除菌気体の便座14の表面USへの供給、及び洗浄液の便座14の裏面LSへの供給は、実質的に同時に行ってもよい。
また、便座装置10では、除菌気体の供給時間を長くすることで、便座14の表面USをより適切に除菌することができる。除菌気体の供給時間を長くすると、除菌気体の供給中や供給直後に使用者が便座14に着座する可能性が高まるが、除菌気体は、便座14を濡らすものではないため、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制することができる。また、洗浄液の供給時間を短くすることで、洗浄液の供給中や供給直後に使用者が便座14に着座する可能性を低くすることができ、使用者に不快感を与えてしまうことをより抑制することができる。
但し、除菌気体の供給時間は、洗浄液の供給時間よりも短くてもよいし、洗浄液の供給時間と実質的に同じでもよい。
また、便座装置10では、洗浄液吐出ユニット60は、開口部14aの内周面に洗浄液を吐出せず、除菌気体吐出ユニット30は、開口部14aの内周面に除菌気体を吐出可能である。このように、開口部14aの内周面に洗浄液を吐出しないようにすることで、洗浄液の一部が便器100の外側に飛散してしまうことを抑制することができる。そして、開口部14aの内周面に除菌気体を吐出することで、開口部14aの内周面も適切に清潔に保つことができる。
図7は、第1の実施形態に係る便座装置の変形例を模式的に表す断面図である。
図8は、第1の実施形態に係る便座装置の変形例を模式的に表す底面図である。
なお、上記実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明を省略する。これは、以下の実施形態においても、同様とする。
図7及び図8に表したように、この例では、便座14が、弾性部材14dをさらに有する。弾性部材14dは、裏面LSの外縁に沿って設けられ、便座14の裏面LSと便器100の上端面102との間の隙間を塞ぐ。弾性部材14dは、例えば、裏面LSの全周の外縁に設けられる。弾性部材14dは、例えば、便座14の裏面LSと便器100の上端面102との間の隙間を塞ぐとともに、便座14の裏面LSと本体部12との間の隙間を塞ぐ。これにより、洗浄液を便座14の裏面LSに吐出して便座14の裏面LSを洗浄する場合に、洗浄液が、便器100の外側に漏れ出てしまうことを抑制することができる。
但し、弾性部材14dは、必要に応じて設けられ、省略可能である。例えば、裏面LSに向けて洗浄液を吐出するだけで、便器100の外側に洗浄液が漏れ出る可能性が低い場合には、弾性部材14dを設けなくてもよい。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係る便座装置の要部構成を模式的に表すブロック図である。 図9に表したように、この例では、洗浄液吐出ユニット60が、洗剤タンク80と、ポンプ81と、洗剤水生成部82と、泡吐出部83と、を有する。
洗剤タンク80は、内部の空間に液状の洗剤を収容する。洗剤タンク80は、例えば、洗剤を供給するための供給口、及び供給口を開閉する蓋部などを有し、洗剤を補給できるようにする。
ポンプ81は、管路などを介して洗剤タンク80と接続されるとともに、管路などを介して洗剤水生成部82と接続される。ポンプ81は、制御部70の制御に基づいて動作し、洗剤タンク80に収容された洗剤を洗剤水生成部82に供給する。
洗剤水生成部82は、ポンプ81と接続されるとともに、切替弁56と接続される。制御部70は、ポンプ81を駆動して洗剤を洗剤水生成部82に供給するとともに、電磁弁50及び切替弁56を駆動して給水源から供給された水道水を洗剤水生成部82に供給する。洗剤水生成部82は、供給された洗剤と水道水とを混合することにより、洗剤及び水道水から洗剤水を生成する。洗剤水生成部82は、管路などを介して泡吐出部83と接続され、生成した洗剤水を泡吐出部83に供給する。
泡吐出部83は、洗剤水生成部82から供給された洗剤水に空気を混ぜることにより、洗剤水を泡化させる。泡吐出部83は、この泡化した洗剤水を泡状の洗浄液として便座14の裏面LSに吐出する。洗剤水を泡化させる構成としては、例えば、洗剤水と空気とをメッシュ状の部材に通すことによって泡化させる構成などを用いることができる。
泡状の洗浄液は、ノズル62から流水状の洗浄液を吐出する場合と同様に、吐出口の向きや吐出の強さなどを調整することによって、便座14の裏面LSに付着する位置を制御することができる。
このように、この例では、洗浄液吐出ユニット60が、洗浄液を泡状にして吐出する。これにより、洗浄液を便座14の裏面LSに付着させ易くすることができる。また、洗剤水を洗浄液として吐出することで、便座14の裏面LSをより適切に洗浄することができる。なお、洗浄液を泡状にして吐出する構成は、上記に限ることなく、泡状の洗浄液を吐出可能な任意の構成でよい。
図10は、第2の実施形態に係る便座装置の変形例を模式的に表すブロック図である。 図10に表したように、この例では、泡吐出部83が、局部洗浄用のノズル58aに設けられている。このように、ノズル58aに泡吐出部83を設け、洗剤水生成部82で生成した洗剤水をノズル58aに供給することにより、ノズル58aの泡吐出部83から泡状の洗浄液を吐出するようにしてもよい。この場合には、例えば、進退移動の機構などを別途設ける必要を抑制し、便座装置10の部品点数の削減を図ることができる。例えば、製造コストの増加を抑制しつつ、泡状の洗浄液の吐出を可能とすることができる。
このように、洗浄液吐出ユニット60から吐出される洗浄液の吐出形態は、流水状に限ることなく、泡状でもよい。また、洗浄液吐出ユニット60から吐出される洗浄液の吐出形態は、例えば、ミスト状やシャワー状などでもよい。洗浄液吐出ユニット60から吐出される洗浄液の吐出形態は、便座14の裏面LSを適切に洗浄可能な任意の吐出形態でよい。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態に係る便座装置の要部構成を模式的に表すブロック図である。
図11に表したように、この例では、除菌気体吐出ユニット30が、除菌光照射ユニット90に置き換えられている。除菌光照射ユニット90は、除菌成分を含む除菌光を照射する。除菌光照射ユニット90は、便座14の表面USに除菌光を照射可能である。また、除菌光照射ユニット90は、開口部14aの内周面に除菌光を照射可能である。制御部70は、便座清掃モードの動作において、除菌光を便座14の表面USに照射することで便座14の表面US及び開口部14aの内周面を除菌する。
このように、便座14の表面US及び開口部14aの内周面は、除菌気体吐出ユニット30からの除菌気体に限ることなく、除菌光照射ユニット90からの除菌光によって除菌を行ってもよい。なお、除菌光照射ユニット90からの除菌光によって便座14の表面US及び開口部14aの内周面を除菌する構成において、洗浄液吐出ユニット60の構成は、流水状の洗浄液を吐出する構成でもよいし、泡状の洗浄液を吐出する構成でもよい。
除菌光照射ユニット90から照射される除菌光は、例えば、紫外光成分を含む光である。除菌光のピーク波長は、例えば、250nm以上480nm以下である。除菌光のピーク波長は、好ましくは、350nm以上480nm以下である。これにより、除菌光の照射によって、便座14の表面USを適切に除菌することができる。
図12は、第3の実施形態に係る便座装置の一部を模式的に表す断面図である。
図12に表したように、除菌光照射ユニット90は、例えば、便蓋16の内面16aに設けられる。便蓋16の内面16aは、便蓋16を閉じた状態において、下方を向く面である。
除菌光照射ユニット90は、便蓋16を閉じた状態において、便座14よりも上方に配置される。除菌光照射ユニット90は、便蓋16を閉じた状態において、便座14の表面USよりも上方に位置する。これにより、便蓋16を閉じた状態で除菌光照射ユニット90から除菌光を照射することで、便座14の表面US及び開口部14aの内周面に除菌光を照射することができる。但し、除菌光照射ユニット90の構成は、これに限ることなく、便座14の表面US及び開口部14aの内周面に除菌光を照射可能な任意の構成でよい。
図13は、第3の実施形態に係る便座装置の動作の一例を模式的に表すフローチャートであるである。
図13は、制御部70による便座清掃モードの動作の一例を模式的に表す。
図13に表したように、制御部70は、便座清掃モードの動作を開始すると、まず、便座開閉機構26及び便蓋開閉機構27を動作させることにより、便座14及び便蓋16を閉じる(図13のステップS201)。
制御部70は、便座14及び便蓋16を閉じた後、洗浄液吐出ユニット60を動作させ、洗浄液を便座14の裏面LSに供給することにより、便座14の裏面LSを洗浄する(図13のステップS202)。
この際、制御部70は、除菌水生成部54を動作させ、洗浄液吐出ユニット60に除菌水生成部54で生成された除菌水を洗浄液として便座14の裏面LSに吐出させることにより、便座14の裏面LSを洗浄するとともに、便座14の裏面LSを除菌する。
制御部70は、洗浄液を便座14の裏面LSに供給した後、除菌光照射ユニット90を動作させ、除菌光を便座14の表面US及び開口部14aの内周面に照射することにより、便座14の表面US及び開口部14aの内周面を除菌する(図13のステップS203)。
この際、制御部70は、除菌光を便座14の表面USに照射する時間を、洗浄液を便座14の裏面LSに供給する時間よりも長くする。このように、除菌光を便座14の表面USに照射する時間は、洗浄液を便座14の裏面LSに供給する時間よりも長い。換言すれば、除菌光照射ユニット90の動作時間は、洗浄液吐出ユニット60の動作時間よりも長い。
このように、この例では、制御部70が、除菌光を便座14の表面USに照射することで便座14の表面USを除菌し、洗浄液を便座14の裏面LSに供給することで便座14の裏面LSを洗浄する。便座14の表面USが濡れ過ぎていると、使用者の臀部が濡れてしまうなど、使用者に不快感を与えてしまう可能性がある。このため、便座14の表面USは、除菌光を用いて除菌する。これにより、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制することができる。また、除菌光による除菌は、洗浄液を用いて洗浄する場合などと比べて、付着した汚れを落すことが難しいが、便座14の表面USは、便座14の裏面LSと比べて、汚物などの汚れが付着してしまう可能性が低い。このため、除菌光を用いた除菌でも、便座14の表面USは、適切に清潔に保つことができる。一方、便座14の裏面LSは、便器100内から跳ね返った汚物が付着してしまうなど、便座14の表面USと比べて、汚れが付着してしまう可能性が高い。このため、便座14の裏面LSは、洗浄液を用いて洗浄する。これにより、便座14の裏面LSを適切に清潔に保つことができる。また、便座14の裏面LSは、直接的に使用者に触れる可能性が低いため、仮に濡れていたとしても、使用者に不快感を与えてしまう可能性が低い。従って、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制しつつ、便座14をより清潔に保つことができる便座装置を提供することができる。
また、この例では、除菌光の照射時間を長くすることで、便座14の表面USをより適切に除菌することができる。除菌光の照射時間を長くすると、除菌光の供給中や供給直後に使用者が便座14に着座する可能性が高まるが、除菌光は、便座14を濡らすものではないため、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制することができる。また、洗浄液の供給時間を短くすることで、洗浄液の供給中や供給直後に使用者が便座14に着座する可能性を低くすることができ、使用者に不快感を与えてしまうことをより抑制することができる。
なお、洗浄及び除菌の順序は、上記と反対に、除菌光を便座14の表面USに照射した後に、洗浄液を便座14の裏面LSに供給してもよい。また、除菌光の便座14の表面USへの照射、及び洗浄液の便座14の裏面LSへの供給は、実質的に同時に行ってもよい。また、除菌光の供給時間は、洗浄液の供給時間よりも短くてもよいし、洗浄液の供給時間と実質的に同じでもよい。
また、この例では、洗浄液吐出ユニット60は、開口部14aの内周面に洗浄液を吐出せず、除菌光照射ユニット90は、開口部14aの内周面に除菌気体を吐出可能である。このように、開口部14aの内周面に洗浄液を吐出しないようにすることで、洗浄液の一部が便器100の外側に飛散してしまうことを抑制することができる。そして、開口部14aの内周面に除菌光を照射することで、開口部14aの内周面も適切に清潔に保つことができる。
以上説明した実施形態に基づく便座装置として、例えば以下に述べる態様のものが考えられる。
第1の態様は、便器のボウル部よりも後方に配置される本体部と、前記本体部に回動可能に軸支される便座と、除菌成分を含む除菌気体を吐出する除菌気体吐出ユニットと、洗浄液を吐出する洗浄液吐出ユニットと、前記除菌気体吐出ユニット及び前記洗浄液吐出ユニットの動作を制御する制御部と、を備え、前記除菌気体吐出ユニットは、前記便座の表面に前記除菌気体を吐出可能であり、前記洗浄液吐出ユニットは、前記便座の裏面に前記洗浄液を吐出可能であり、前記制御部は、前記除菌気体を前記便座の表面に供給することで前記便座の表面を除菌し、前記洗浄液を前記便座の裏面に供給することで前記便座の裏面を洗浄することを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、制御部が、除菌気体を便座の表面に供給することで便座の表面を除菌し、洗浄液を便座の裏面に供給することで便座の裏面を洗浄する。便座の表面が濡れ過ぎていると、使用者の臀部が濡れてしまうなど、使用者に不快感を与えてしまう可能性がある。このため、便座の表面は、除菌気体を用いて除菌する。これにより、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制することができる。また、除菌気体による除菌は、洗浄液を用いて洗浄する場合などと比べて、付着した汚れを落すことが難しいが、便座の表面は、便座の裏面と比べて、汚物などの汚れが付着してしまう可能性が低い。このため、除菌気体を用いた除菌でも、便座の表面は、適切に清潔に保つことができる。一方、便座の裏面は、便器内から跳ね返った汚物が付着してしまうなど、便座の表面と比べて、汚れが付着してしまう可能性が高い。このため、便座の裏面は、洗浄液を用いて洗浄する。これにより、便座の裏面を適切に清潔に保つことができる。また、便座の裏面は、直接的に使用者に触れる可能性が低いため、仮に濡れていたとしても、使用者に不快感を与えてしまう可能性が低い。従って、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制しつつ、便座をより清潔に保つことができる便座装置を提供することができる。
第2の態様は、第1の態様において、前記除菌気体吐出ユニットは、前記除菌気体を前記便座の表面に供給するための気流を発生させる送風部を有し、前記制御部は、前記洗浄液を前記便座の裏面に供給するタイミングと、前記送風部を動作させて前記除菌気体を前記便座の表面に供給するタイミングと、を異なるタイミングで実行することを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、洗浄液を便座の裏面に供給するタイミングと、送風部を動作させて除菌気体を便座の表面に供給するタイミングと、を異なるタイミングで実行することにより、洗浄液が気流に乗って便器の外側に飛散することを抑制することができる。
第3の態様は、第2の態様において、前記制御部は、前記洗浄液を前記便座の裏面に供給した後に、前記送風部を動作させて前記除菌気体を前記便座の表面に供給することを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、洗浄液を便座の裏面に供給した後に、送風部を動作させて除菌気体を便座の表面に供給することで、除菌気体を便座の表面に供給するための気流を利用して便座裏面に付着した洗浄液の乾燥を促進させることができる。
第4の態様は、第1~第3のいずれか1つの態様において、前記制御部は、前記除菌気体を前記便座の表面に供給する時間を、前記洗浄液を前記便座の裏面に供給する時間よりも長くすることを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、除菌気体の供給時間を長くすることで、便座の表面をより適切に除菌することができる。除菌気体の供給時間を長くすると、除菌気体の供給中や供給直後に使用者が便座に着座する可能性が高まるが、除菌気体は、便座を濡らすものではないため、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制することができる。また、洗浄液の供給時間を短くすることで、洗浄液の供給中や供給直後に使用者が便座に着座する可能性を低くすることができ、使用者に不快感を与えてしまうことをより抑制することができる。
第5の態様は、第1~第4のいずれか1つの態様において、前記便座は、開口部を有しており、前記洗浄液吐出ユニットは、前記開口部の内周面に前記洗浄液を吐出せず、前記除菌気体吐出ユニットは、前記開口部の内周面に前記除菌気体を吐出可能であることを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、開口部の内周面に洗浄液を吐出しないようにすることで、洗浄液の一部が便器の外側に飛散してしまうことを抑制することができる。そして、開口部の内周面に除菌気体を吐出することで、開口部の内周面も適切に清潔に保つことができる。
第6の態様は、便器のボウル部よりも後方に配置される本体部と、前記本体部に回動可能に軸支される便座と、除菌成分を含む除菌光を照射する除菌光照射ユニットと、洗浄液を吐出する洗浄液吐出ユニットと、前記除菌光照射ユニット及び前記洗浄液吐出ユニットの動作を制御する制御部と、を備え、前記除菌光照射ユニットは、前記便座の表面に前記除菌光を照射可能であり、前記洗浄液吐出ユニットは、前記便座の裏面に前記洗浄液を吐出可能であり、前記制御部は、前記除菌光を前記便座の表面に照射することで前記便座の表面を除菌し、前記洗浄液を前記便座の裏面に供給することで前記便座の裏面を洗浄することを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、制御部が、除菌光を便座の表面に照射することで便座の表面を除菌し、洗浄液を便座の裏面に供給することで便座の裏面を洗浄する。便座の表面が濡れ過ぎていると、使用者の臀部が濡れてしまうなど、使用者に不快感を与えてしまう可能性がある。このため、便座の表面は、除菌光を用いて除菌する。これにより、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制することができる。また、除菌光による除菌は、洗浄液を用いて洗浄する場合などと比べて、付着した汚れを落すことが難しいが、便座の表面は、便座の裏面と比べて、汚物などの汚れが付着してしまう可能性が低い。このため、除菌光を用いた除菌でも、便座の表面は、適切に清潔に保つことができる。一方、便座の裏面は、便器内から跳ね返った汚物が付着してしまうなど、便座の表面と比べて、汚れが付着してしまう可能性が高い。このため、便座の裏面は、洗浄液を用いて洗浄する。これにより、便座の裏面を適切に清潔に保つことができる。また、便座の裏面は、直接的に使用者に触れる可能性が低いため、仮に濡れていたとしても、使用者に不快感を与えてしまう可能性が低い。従って、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制しつつ、便座をより清潔に保つことができる便座装置を提供することができる。
第7の態様は、第6の態様において、前記制御部は、前記除菌光を前記便座の表面に照射する時間を、前記洗浄液を前記便座の裏面に供給する時間よりも長くすることを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、除菌光の照射時間を長くすることで、便座の表面をより適切に除菌することができる。除菌光の照射時間を長くすると、除菌光の供給中や供給直後に使用者が便座に着座する可能性が高まるが、除菌光は、便座を濡らすものではないため、使用者に不快感を与えてしまうことを抑制することができる。また、洗浄液の供給時間を短くすることで、洗浄液の供給中や供給直後に使用者が便座に着座する可能性を低くすることができ、使用者に不快感を与えてしまうことをより抑制することができる。
第8の態様は、第6又は第7の態様において、前記便座は、開口部を有しており、前記洗浄液吐出ユニットは、前記開口部の内周面に洗浄液を吐出せず、前記除菌光照射ユニットは、前記開口部の内周面に前記除菌光を照射可能であることを特徴とする便座装置である。
この便座装置によれば、開口部の内周面に洗浄液を吐出しないようにすることで、洗浄液の一部が便器の外側に飛散してしまうことを抑制することができる。そして、開口部の内周面に除菌光を照射することで、開口部の内周面も適切に清潔に保つことができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、便座装置などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 トイレ装置、 10 便座装置、 12 本体部、 14 便座、 16 便蓋、 20 着座検知センサ、 22 人体検知センサ、 24 手動操作部、 26 便座開閉機構、 27 便蓋開閉機構、 28 便座ヒータ、 30 除菌気体吐出ユニット、 32 除菌気体生成部、 34 除菌気体吐出部、 36 送風部、 40,41,42,43 管路、 50 電磁弁、 52 バキュームブレーカ、 54 除菌水生成部、 56 切替弁、 58 身体洗浄機能部、 58a ノズル、 58b ノズルモータ、 58c ノズル洗浄室、 58d ノズルダンパ、 60 洗浄液吐出ユニット、 62 ノズル、 64 ノズル駆動部、 70 制御部、 80 洗剤タンク、 81 ポンプ、 82 洗剤水生成部、 83 泡吐出部、 90 除菌光照射ユニット、 100 便器、 101 ボウル部、 102 上端面

Claims (8)

  1. 便器のボウル部よりも後方に配置される本体部と、
    前記本体部に回動可能に軸支される便座と、
    除菌成分を含む除菌気体を吐出する除菌気体吐出ユニットと、
    洗浄液を吐出する洗浄液吐出ユニットと、
    前記除菌気体吐出ユニット及び前記洗浄液吐出ユニットの動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記除菌気体吐出ユニットは、前記便座の表面に前記除菌気体を吐出可能であり、
    前記洗浄液吐出ユニットは、前記便座の裏面に前記洗浄液を吐出可能であり、
    前記制御部は、前記除菌気体を前記便座の表面に供給することで前記便座の表面を除菌し、前記洗浄液を前記便座の裏面に供給することで前記便座の裏面を洗浄することを特徴とする便座装置。
  2. 前記除菌気体吐出ユニットは、前記除菌気体を前記便座の表面に供給するための気流を発生させる送風部を有し、
    前記制御部は、前記洗浄液を前記便座の裏面に供給するタイミングと、前記送風部を動作させて前記除菌気体を前記便座の表面に供給するタイミングと、を異なるタイミングで実行することを特徴とする請求項1記載の便座装置。
  3. 前記制御部は、前記洗浄液を前記便座の裏面に供給した後に、前記送風部を動作させて前記除菌気体を前記便座の表面に供給することを特徴とする請求項2記載の便座装置。
  4. 前記制御部は、前記除菌気体を前記便座の表面に供給する時間を、前記洗浄液を前記便座の裏面に供給する時間よりも長くすることを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の便座装置。
  5. 前記便座は、開口部を有しており、
    前記洗浄液吐出ユニットは、前記開口部の内周面に前記洗浄液を吐出せず、
    前記除菌気体吐出ユニットは、前記開口部の内周面に前記除菌気体を吐出可能であることを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の便座装置。
  6. 便器のボウル部よりも後方に配置される本体部と、
    前記本体部に回動可能に軸支される便座と、
    除菌成分を含む除菌光を照射する除菌光照射ユニットと、
    洗浄液を吐出する洗浄液吐出ユニットと、
    前記除菌光照射ユニット及び前記洗浄液吐出ユニットの動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記除菌光照射ユニットは、前記便座の表面に前記除菌光を照射可能であり、
    前記洗浄液吐出ユニットは、前記便座の裏面に前記洗浄液を吐出可能であり、
    前記制御部は、前記除菌光を前記便座の表面に照射することで前記便座の表面を除菌し、前記洗浄液を前記便座の裏面に供給することで前記便座の裏面を洗浄することを特徴とする便座装置。
  7. 前記制御部は、前記除菌光を前記便座の表面に照射する時間を、前記洗浄液を前記便座の裏面に供給する時間よりも長くすることを特徴とする請求項6記載の便座装置。
  8. 前記便座は、開口部を有しており、
    前記洗浄液吐出ユニットは、前記開口部の内周面に洗浄液を吐出せず、
    前記除菌光照射ユニットは、前記開口部の内周面に前記除菌光を照射可能であることを特徴とする請求項6又は7に記載の便座装置。
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