JP6709976B2 - 便器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、便器装置に関し、特に、オゾン水の散布により殺菌効果などを発揮するものに係わる。
従来、この種の便器装置として、例えば特許文献1に記載されているように、オゾン水を生成するオゾン水生成器と、このオゾン水生成器により生成したオゾン水をトイレ空間内および便器内に散布する散布装置とを備えたものが知られている。この便器装置では、オゾン水の殺菌作用により微生物の増殖を抑制することができるとともに、悪臭の発生を抑え、便器の衛生を保つことができるという効果を発揮する。
特開2009−138359号公報
ところが、オゾン水の散布により発生するオゾンガスは、人体に影響を及ぼす可能性があるため、オゾンガスに対し十分な安全対策を施す必要がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その課題は、オゾンガスの拡散を抑制することで人体に対する影響を少なくし、安全性を高め得る便器装置を提供することにある。
前記の課題を解決するため、本発明は、便器装置として、便蓋が開閉自在に取り付けられた便器と、オゾン水を生成するオゾン水生成器と、このオゾン水生成器により生成したオゾン水を前記便器内に散布する散布装置と、前記便蓋が閉じ状態のときを検出する閉じ状態検出部と、この閉じ状態検出部の検出結果に基づいて、前記便蓋が閉じ状態のときに前記散布装置が前記便器内にオゾン水を散布するように制御する制御部とを備える構成とする。
本発明の便器装置によれば、便蓋が閉じ状態のときに散布装置が便器内にオゾン水を散布するため、オゾン水の散布により発生するオゾンガスが便器内の空間から拡散するのを抑制することができる。この結果、オゾンガスによる人体に対する影響を可及的に少なくすることができ、安全性を高めることができる。
図1は本発明の実施形態に係る便器装置の便蓋を開けた状態の斜視図である。 図2は前記便器装置の便蓋を閉じた状態の斜視図である。 図3は前記便器装置の水流路構成図である。 図4は図2のX−X線における拡大断面図である。 図5は図2のY−Y線における拡大断面図である。 図6は図2のZ領域の拡大図である。 図7は図6のF−F線における拡大断面図である。 図8は図7のG−G線における拡大断面図である。 図9は前記便器装置のリモコンの斜視図である。 図10は前記便器装置の制御系の構成を示すブロック構成図である。
以下、本発明を実施するための形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は本発明の一実施形態に係る便器装置1の外観を示す。なお、便器装置1の前後方向は、便器装置1(詳しくは後述の便座3)に着座した利用者から見た方向を基準にして説明する。すなわち、図1および図2中、F方向を前方、B方向を後方として説明する。
便器装置1は、トイレの床面上に設置された便器2と、便器2上に後端側を支軸側として開閉自在に取り付けられた便座3と、便座3を覆うために便座3と同様に便器2に開閉自在に取り付けられた便蓋4とを備えている。
便器2は、内部に上方に開口した空間11を有し、この空間11の上方開口部は、便器2のリム部2a(図7参照)により構成されている。便器2は、リム部2aより下側の便器2の内側に水道管からの洗浄用の水の供給を受け、この水と共に排泄物を下水管側に流すようになっている。
便座3は、閉じ状態のときには便器2のリム部2a上に当て材5を介して接触して支持される(図7参照)。
便蓋4は、略矩形平板状の便蓋本体4aと、便蓋本体4aの前縁および左右両側縁に形成されたカラー部4bとからなる。便蓋4は、閉じ状態のときには便器2のリム部2a上にシール材6を介して接触して支持される(図7参照)。シール材6については後述する。
便器装置1は、さらに、トイレ空間内に人の存在を検出する人体検出部7と、便蓋4を自動的に開閉する便蓋自動開閉装置(図示せず)と、人体の局部を洗浄する洗浄ノズル8と、便器2内にオゾン水を散布するためのオゾン水ユニット9とを備えている。なお、オゾン水の散布箇所である便器2内とは、便器2内の空間だけでなく、便器2の内面(ボウル面)をも含む意味である。
人体検出部7は、人センサとも称されるものであって、便蓋自動開閉装置などを覆うために便器2の後部に取り付けたハウジング10に設けた小穴(いわゆる覗き穴)を通してトイレ空間に臨むように設けられている。人体検出部7は、赤外線や超音波などを用いて人の存在を検出するようになっている。なお、人体検出部7は、トイレ空間内に人の存在を間接的に、例えばトイレの照明に連動して検出するものでも良い。
便座3および便蓋4は、いずれもハウジング10の側面部に支軸(図示せず)を貫通させて支持されている。便蓋4は、その支軸がハウジング10内で便蓋自動開閉装置と動力伝達可能に連結されている。便蓋自動開閉装置は、人体検出部7によりトイレ空間内に人の存在を検出したとき便蓋4を開き、その後人の存在を検出しなくなったとき便蓋4を閉じるようになっている。
洗浄ノズル8は、電動モータなどの駆動装置(図示せず)からの動力によって、ハウジング10内で待機する待機位置と、ハウジング10から便器2内の空間11に向かって前方に突出する洗浄位置との間で移動可能に設けられている。また、駆動装置は、洗浄ノズル8の洗浄位置を前後方向に微調整可能に設けられている。
洗浄ノズル8およびオゾン水ユニット9に対しては、図3に示すように、給水源12からの水道水が分岐管路13を通して供給されるようになっている。分岐管路13には、給水源12側から順に、ストレーナ14、逆止弁15、定流量弁16、元電磁弁17、流量センサ18、加熱ユニット19、水ポンプ20および切換弁21が設けられている。
流量センサ18は、加熱ユニット19への流量を計測し、その計測結果に基づいて、元電磁弁17を調節することで加熱ユニット19への流量を制御できるようになっている。加熱ユニット19は、内部にヒータを備えて洗浄用の水(以下、洗浄水ともいう)を加熱するものであり、洗浄時にのみ加熱する瞬間湯沸かし型および所定量の湯を常時所定温度に加熱して溜めおく湯溜めおき型のいずれも適用できる。本実施形態では、瞬間湯沸かし型の加熱ユニットを採用しており、加熱ユニット19は、図示していないが、板状のセラミックヒータとその両面に設けた蛇行する内部流路とで構成されている。そして、加熱ユニット19の入口に供給された常温の洗浄水は、この蛇行する内部流路を流れながらセラミックヒータから熱を受け取り、加熱ユニット19の出口までの間に適温に加熱される仕組みになっている。なお、本実施形態では、加熱ユニット19は、熱密度に優れた板状のセラミックヒータを用いたが、シーズヒータやマイカヒータ、さらには板材に抵抗体を設けたプリントヒータなど様々なヒータを利用できるのは言うまでもない。
加熱ユニット19から流下する温水は、水ポンプ20で流量が調整され、切換弁21を通して、洗浄ノズル8を構成するおしりノズル22またはビデノズル23に供給される。切換弁21は、モータ24で駆動される3ポート切換弁であって、加熱ユニット19からの温水を、おしりノズル22およびビデノズル23のいずれかに選択的に供給するものである。
流量センサ18と加熱ユニット19との間には分岐管26の一端が接続され、分岐管26の他端は、オゾン水ユニット9に接続されており、この分岐管26内を流れる水がオゾン水ユニット9の後述するオゾン水生成散布部30に供給されるようになっている。なお、分岐管26には、図示していないが、開閉弁が設けられ、オゾン水生成散布部80への水の供給が制御されている。
オゾン水ユニット9は、オゾン水を生成して便器2内に散布するオゾン水生成散布部30と、便器2内に溜まっているオゾンガスを外部に排気する排気装置としての排気部50とからなる。
オゾン水生成散布部30は、図4に示すように、ユニットケース31内に設けられた水タンク32と、水タンク32の水位を検出する水位センサ33と、水タンク32の底部に配置した超音波振動子34と、送風ファン35とを備えている。水タンク32には、分岐管26ひいては給水源12からの水が給水路36を通して供給されるようになっている。
オゾン水生成散布部30は、さらに、水タンク32の水を循環させるための水循環路37および水ポンプ38と、水循環路37の水ポンプ38吐出側に設けられたオゾン水生成器40とを備えている。オゾン水生成器40は、水循環路37を流れる水が充満する電解槽41と、電解槽41内に配置された一対の電極42,42と、一対の電極42,42に直流電圧を印加する電源43とを有し、水の電気分解によりイオン水を生成するようになっている。オゾン水生成器40で生成したオゾン水は、水タンク32内の水と混じり合って水タンク32に貯水される。
送風ファン35は、水タンク32に連通して形成した送風路46内に配置されている。また、水タンク32には放出管47の一端が接続され、放出管47の他端は、便器2内の空間11に開口している。そして、送風ファン35および超音波振動子34を共に作動させると、超音波振動子34により水タンク32内のオゾン水の一部が霧状化し、この霧状化したオゾン水が送風ファン35により放出管47を通して便器2内に散布されるようになっている。よって、水タンク32、超音波振動子34および送風ファン35などにより、オゾン水生成器40により生成したオゾン水を便器2内の空間11に散布する散布装置48が構成されている。また、便器装置1は、オゾン水生成散布部30ないしオゾン水ユニット9の構成要素として、オゾン水生成器40と散布装置48とを備えている。
排気部50は、図5に示すように、ユニットケース31内に形成された排気路51と、一端が排気路51に接続された排気管52と、排気路51内に配置された排気ファン53と、排気路51内の排気ファン53下流側に配置された脱臭ケース54とを備えている。排気管52の他端は、便器2内の空間11に開口している。脱臭ケース54内には活性炭などの脱臭剤(図示せず)が収納されている。そして、排気ファン53を作動させると、便器2内に溜まっているオゾンガスは、排気ファン53により排気管52を通して排気路51に吸引され、脱臭ケース54内の脱臭剤により脱臭されかつ低濃度化された後、排気口55から便器2の外部に排気される。便器装置1は、オゾン水ユニット9の一構成要素として、排気部(つまり排気装置)50を備えている。
便器装置1が排気部50を備えることに関連して、図6および図7に示すように、便蓋4のカラー部4bの先端(便蓋4の閉じ状態での下端)には、その略全長に亘って延びるゴムや合成樹脂などからなるシール材6が接着剤により固着されている。そして、便蓋4は、閉じ状態のとき便器2のリム部2a上にシール材6を介して密着して便器2内の空間11を密閉するようになっている。
また、図6および図8に示すように、便蓋4のカラー部4bの前縁側中央部には、便器2内の空間11を便器2外に開口する開口部61がカラー部4bの先端を矩形状に切り欠くことで設けられているとともに、開口部61を開閉する開閉扉62が設けられている。開閉扉62は、電動モータまたはソレノイドなどの駆動部63により駆動される電動式のものである。なお、開口部61および開閉扉62は、本実施形態の如く便蓋4のカラー部4bの前縁側中央部に限らず、便器2および便蓋4の少なくとも一方に設ければ良い。
さらに、便器装置1は、操作部としてのリモコン70(図9参照)と、制御部としてのコントローラ80(図10参照)とを備えている。
リモコン70は、図9に示すように、おしり洗浄スイッチ71と、ビデ洗浄スイッチ72と、各機能のインジケータ73と、調節スイッチ74と、停止スイッチ75と、便器除菌スイッチ76とを有している。
おしり洗浄スイッチ71は、洗浄ノズル8のうち、おしりノズル22から洗浄水を噴射させて洗浄を行うための操作スイッチである。ビデ洗浄スイッチ72は、ビデノズル23から洗浄水を噴射させて洗浄を行うための操作スイッチである。
また、調節スイッチ74は、おしり洗浄スイッチ71またはビデ洗浄スイッチ72が押し操作されたときおしりノズル22またはビデノズル23の位置を前後方向に調節するための操作スイッチである。停止スイッチ75は、使用しているおしりノズル22またはビデノズル23からの洗浄水の噴射を停止するための操作スイッチである。
さらに、便器除菌スイッチ76は、後述するコントローラ80により自動的にオゾン水ユニット9(詳しくはオゾン水生成散布部30)を作動させて便器2内にオゾン水を散布することを選択するための操作スイッチである。
リモコン70は、トイレ空間の壁などに取り付けられる。また、リモコン70は、図10に示すように、便器装置1のコントローラ80に対し、赤外線などの無線信号により送信可能に設けられている。
コントローラ80には、図10に示すように、リモコン70の信号の外、水位センサ33、閉じ状態検出部81および人体検出部7の各信号が入力される。閉じ状態検出部81は、便蓋4が閉じ状態のときを検出するものであり、本実施形態の場合、便蓋自動開閉装置の駆動部を構成する電動モータのエンコーダにより構成されている。
コントローラ80は、マイクロコンピュータからなり、ハウジング10内に収納されている。コントローラ80は、オゾン水生成器40、散布装置48、排気装置50および開閉扉62の駆動部63の各動作を制御するようになっている。なお、図10は、便器装置1の制御系のうち、便器装置1がオゾン水ユニット9を備えることに関連して装備される部分の構成を示したものである。
コントローラ80の制御内容は、便器装置1がオゾン水ユニット9を備えることに関連しては、以下の通りである。
すなわち、
(1)リモコン70の便器除菌スイッチ76がオン操作されているときにオゾン水生成器40、散布装置48、排気装置50および開閉扉62の駆動部63を作動待機状態にする。各機器の作動は、実際上、以下の条件を満たすときに行われる。
(2)水位センサ33の検出結果に基づいて、水タンク32の水位が基準水位よりも低いとき、給水源12からの水を、開閉弁や給水路36などを通して水タンク32に供給する。
(3)閉じ状態検出部81の検出結果に基づいて、便蓋4が閉じ状態のとき、オゾン水生成器40を作動させてオゾン水を生成するとともに、この生成したオゾン水を、散布装置48の作動により便器2内に散布する。
(4)便器2内にオゾン水を散布した後、所定時間が経過したときには、排気装置50を作動させて、便器2内に溜まっているオゾンガスを便器2外に排気する。
(5)便器2内にオゾン水を散布している途中で、閉じ状態検出部81の検出結果に基づいて、便蓋4が開いたとき、散布装置48の作動を停止して散布を中止する。
(6)人体検出部7の検出結果に基づいて、トイレ空間内に人の存在を検知したとき、オゾン水の散布を禁止し、散布の途中では散布を中止する。
(7)開閉扉62は、通常は開口部61を閉じ、排気装置50が作動するとき開口部61を開くように動作する。
以上説明したように、便器装置1は、便蓋4が開閉自在に取り付けられた便器2と、オゾン水を生成するオゾン水生成器44と、オゾン水生成器44により生成したオゾン水を便器2内に散布する散布装置48とを備える。また、便器装置1は、便蓋4が閉じ状態のときを検出する閉じ状態検出部81と、閉じ状態検出部81の検出結果に基づいて、便蓋4が閉じ状態のときに散布装置48が便器2内にオゾン水を散布するように制御する制御部(コントローラ)80とを備える。
このような構成では、便蓋4が閉じ状態のときに散布装置48が便器2内にオゾン水を散布するため、オゾン水の散布により発生するオゾンガスが便器2内の空間11から拡散するのを抑制することができる。この結果、オゾンガスによる人体に対する影響を可及的に少なくすることができ、安全性を高めることができる。
特に、本実施形態では、便器装置1は、便器2内に溜まっているオゾンガスを外部に排気する排気装置50をさらに備えているため、便器2内に溜まっているオゾンガスをなくすことができる。この結果、オゾンガスによる人体に対する影響をより少なくすることができ、安全性をより高めることができる。
また、制御部80は、オゾン水を散布している途中で、閉じ状態検出部81の検出結果に基づいて、便蓋4が開いたとき散布を中止するように設けられているため、オゾンガスが便器2内の空間11から拡散するのをより抑制することができる。この結果、オゾンガスによる人体に対する影響をより一層少なくすることができ、安全性をより一層高めることができる。
その上、便器装置1は、トイレ空間内に人の存在を検出する人体検出部7をさらに備え、制御部80は、人体検出部7の検出結果に基づいて、トイレ空間内に人の存在を検知したとき、オゾン水の散布を禁止し、散布の途中では中止するように設けられている。このため、トイレ空間内の人が便蓋を開けたときにオゾンガスが便器2内の空間11から拡散するのを未然に防止することができ、オゾンガスによる人体への影響を最小限に抑えることができる。
さらに、便蓋4は、その閉じ状態のとき便器2の上面にシール材6を介して密着して便器2内の空間11を密閉するようになっている。このため、オゾンガスが便器2内の空間11から漏れ出るのを確実に防止することができ、オゾンガスによる人体への影響を最小限に抑えることができる。
加えて、便器2および便蓋4の少なくとも一方には、便器2内の空間11を便器2外に開口する開口部61が設けられているとともに、開口部61を開閉する電動式の開閉扉62が設けられている。開閉扉62は、通常は開口部61を閉じ、排気装置50が作動するとき開口部61を開くように設けられている。この構成では、シール材6による便器2内の空間11の密閉性を確保しながら、排気装置50の作動時に開口部61を開くことで外気を便器2内の空間11に導入することができ、排気装置50の外気の吸い込み効率を高めることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば前記実施形態では、オゾン水を生成するオゾン水生成器40として、水の電気分解によりオゾン水を直接生成する構成にしたが、本発明は、放電により一旦オゾンを発生し、この発生したオゾンを水に溶解させてオゾン水を生成する構成にしても良い。
また、前記実施形態では、散布装置48に超音波振動子34を用いたが、本発明は、便器2内にオゾン水を散布できるものであれば散布装置48の構成を限定するものではない。例えば送風ファン35を配置する送風路46に流速の高い高流速部を形成して、この高流速部で発生する低圧(静圧)領域に水タンク32のオゾン水を吸引し、霧状化させるスプレー方式のものを用いても良い。また、水タンク32のオゾン水をポンプで吸引し、洗浄ノズルから便器2内にオゾン水を散布するように構成したり、あるいは水タンクを省略し、オゾン水生成器40で生成したオゾン水を直接洗浄ノズルから便器2内に散布するように構成したりしても良い。
さらに、前記実施形態では、便器2内に溜まっているオゾンガスを外部に排気する排気装置50は、オゾンガスを脱臭ケース54内の脱臭剤により脱臭しかつ低濃度化した後、排気口55から便器2の外部に排気するように構成した。しかし、本発明は、これに限らず、例えば排気口55に排気ダクトの一端を接続し、排気ダクトの他端をトイレ空間外(例えば屋外など)に開口させる構成にしても良い。この場合、脱臭ケース54などは必ずしも必要ではない。
加えて、前記実施形態では、便蓋4が便蓋自動開閉装置により自動的に開閉されるものについて述べたが、本発明は、これに限らず、手動で便蓋4が開閉されるものにも同様に適用することができる。この場合、便蓋4が閉じ状態のときを検出する閉じ状態検出部としては、接触式または非接触式のセンサを用いれば良い。
1 便器装置
2 便器
4 便蓋
6 シール材
7 人体検出部
9 オゾン水ユニット
11 便器内の空間
30 オゾン水生成散布部
40 オゾン水生成器
48 散布装置
50 排気部(排気装置)
61 開口部
62 開閉扉
63 駆動部
80 コントローラ(制御部)
81 閉じ状態検出部

Claims (4)

  1. 便蓋が開閉自在に取り付けられた便器と、オゾン水を生成するオゾン水生成器と、このオゾン水生成器により生成したオゾン水を前記便器内に散布する散布装置と、前記便蓋が閉じ状態のときを検出する閉じ状態検出部と、この閉じ状態検出部の検出結果に基づいて、前記便蓋が閉じ状態のときに前記散布装置が前記便器内にオゾン水を散布するように制御する制御部と、トイレ空間内に人の存在を検出する人体検出部と、前記便器内に溜まっているオゾンガスを外部に排気する排気装置とを備え、前記制御部は、前記人体検出部の検出結果に基づいて、前記トイレ空間内に人の存在を検知したとき、前記オゾン水の散布を禁止し、散布の途中では中止するように設けられ、前記排気装置は、前記オゾンガスを脱臭剤で脱臭し低濃度化した後に、前記便器の外部に排気するように設けられていることを特徴とする便器装置。
  2. 前記制御部は、オゾン水を散布している途中で、前記閉じ状態検出部の検出結果に基づいて、前記便蓋が開いたとき散布を中止するように設けられている請求項1記載の便器装置。
  3. 前記便蓋は、その閉じ状態のとき前記便器にシール材を介して密着して前記便器内の空間を密閉するようになっている請求項1又は請求項2記載の便器装置。
  4. 前記便器および前記便蓋の少なくとも一方には、前記便器内の空間を便器外に開口する開口部が設けられているとともに、この開口部を開閉する電動式の開閉扉が設けられており、前記開閉扉は、通常は前記開口部を閉じ、前記排気装置が作動するとき前記開口部を開くように設けられている請求項3記載の便器装置。
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