JP2018116167A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】微小なエッジ浮きを防止し、紙粉フィルミングの発生を抑制する。【解決手段】表面に弾性層を有する中間転写ベルト17上に形成されたトナー像を用紙Pに転写して画像を形成する画像形成装置100であって、トナー像を用紙Pに転写した後の中間転写ベルト17に当接して中間転写ベルト17の表面に付着した残留物を清掃する剛体ブレード21aと、中間転写ベルト17の表面と剛体ブレード21aの対向面とで成す実効当接角度を検出する角度検出部と、実効当接角度を変更させる角度変更部と、角度検出部の検出結果に応じて、角度変更部を制御して、実効当接角度が所定範囲の値となるよう調整する制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、感光体にトナー像を形成し、このトナー像を中間転写ベルト(像担持体)に転写して、中間転写ベルト上のトナー像を用紙に転写する画像形成装置が普及している。
このような画像形成装置においては、用紙に対する転写後の中間転写ベルトに残留したトナーを除去するため、用紙への転写位置に対して中間転写ベルトの周回方向下流側に、中間転写ベルトに当接して残留したトナーを掻き取るブレードを設けるブレードクリーニング方式と呼ばれる構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、中間転写ベルトとしては、樹脂材料で形成されたものが一般に広く採用されているが、使用される紙種(例えば、普通紙、薄いコート紙、厚紙等)の表面形状の微視的な凹凸の違いにより、中間転写ベルトと用紙との転写位置における密着性が低下して転写性が確保し難くなる場合があるため、このような転写性の低下を防止する目的で、樹脂材料の基材層の上に、ゴム材料等による弾性層が設けられた中間転写ベルトが提案されている。
しかしながら、上記ブレードクリーニング方式では、一般に、弾性体のブレードを採用しており、弾性層を有する中間転写ベルトに対してこの方式を適用した場合、弾性体のブレードが中間転写ベルトの弾性層に接触するためベルト駆動トルクが極めて高くなり、ブレード捲れが発生してしまう場合があった。
このため、金属薄片からなるブレード(剛体ブレード)を用いて、ベルト駆動トルクを低減させる構成が検討されている。
特開2014−134620号公報
しかしながら、上記構成は、トナー粒径以下の粒子(紙粉)がエッジをすり抜け易い特性を有する剛体ブレードと、弾性層の微小変形により紙粉がすり抜け易く、また、弾性層にすり抜けた紙粉が埋没し易い特性を有する中間転写ベルトと、を組み合わせた構成である。
このため、例えば、図12に示すように、剛体ブレードのエッジ61をすり抜けた紙粉Kが中間転写ベルトの表面(弾性層)62に埋没し、これによりベルト光沢が変化する、所謂、紙粉フィルミングと呼ばれる現象が発生し易いものであった。
かかる紙粉フィルミングは、例えば、図13に示すように、剛体ブレードのエッジ61に摩耗が発生してエッジ61の微小な浮きが発生した場合などに、紙粉Kのすり抜け量が増加することで、加速度的に悪化する傾向がある。
そして、紙粉フィルミングが発生すると、中間転写ベルト上のトナー付着量を光学的に検出する際に正常に実施できないという事態が発生する恐れがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、微小なエッジ浮きを防止し、紙粉フィルミングの発生を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明によれば、
表面に弾性層を有するベルト状の像担持体上に形成されたトナー像を用紙に転写して画像を形成する画像形成装置であって、
トナー像を用紙に転写した後の前記像担持体に当接して前記像担持体の表面に付着した残留物を清掃する剛体ブレードと、
前記像担持体の表面と、前記剛体ブレードの前記像担持体と対向する対向面と、で成す実効当接角度を検出する角度検出部と、
前記実効当接角度を変更させる角度変更部と、
前記角度検出部の検出結果に応じて、前記角度変更部を制御して、前記実効当接角度が所定範囲の値となるよう調整する制御部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、微小なエッジ浮きを防止し、紙粉フィルミングの発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態における画像形成装置の概略構成図である。 画像形成装置の制御構成を示す機能ブロック図である。 中間転写ベルトの断面図である。 ベルトクリーニング機構の概略構成図である。 剛体ブレードの構成を説明するための図である。 中間転写ベルトに対する剛体ブレードの角度を説明するための図である。 実効当接角調整処理を示すフローチャートである。 実効当接角調整処理の効果を説明するための図である。 実効当接角調整処理の効果を説明するための図である。 ベルトクリーニング機構の変形例を示す図である。 ベルトクリーニング機構の変形例を示す図である。 従来の問題を説明するための図である。 従来の問題を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
まず、本実施の形態における画像形成装置の構成について説明する。
図1は、画像形成装置100の概略構成図である。図2は、画像形成装置100の機能的構成を示すブロック図である。
図1、2に示すように、画像形成装置100は、画像形成部10、ベルトクリーニング機構20、トナー付着量検出部30、給紙部40、制御部51、操作部52、表示部53、記憶部54、通信部55等を備えて構成され、各部はバスにより接続されている。
画像形成部10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する感光体ドラム11Y,11M,11C,11K、帯電部12Y,12M,12C,12K、露光部13Y,13M,13C,13K、現像部14Y,14M,14C,14K、一次転写ローラー15Y,15M,15C,15K、感光体クリーニング部16Y,16M,16C,16Kと、像担持体としての中間転写ベルト17と、二次転写ローラー18と、定着部19と、を備える。
帯電部12Y,12M,12C,12Kは、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kを一様に帯電させる。
露光部13Y,13M,13C,13Kは、レーザー光源、ポリゴンミラー、レンズ等から構成され、各色の画像データに基づいて感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kの表面をレーザービームにより走査露光して静電潜像を形成する。
現像部14Y,14M,14C,14Kは、感光体ドラム11Y,11M,11C,11K上の静電潜像に各色のトナーを付着させ、現像を行う。
一次転写ローラー15Y,15M,15C,15Kは、感光体ドラム11Y,11M,11C,11K上に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト17上に逐次転写させる(一次転写)。すなわち、中間転写ベルト17上には、4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
感光体クリーニング部16Y,16M,16C,16Kは、転写後の感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kの周面上に残ったトナーを除去する。
中間転写ベルト17は、弾性層を有する無端状ベルトであり、複数のローラーにより張架され、図1の矢印Aで示す方向に周回駆動される。なお、中間転写ベルト17の構成の詳細については後述する。
二次転写ローラー18は、中間転写ベルト17上に形成されたカラートナー像を、給紙部40から供給された用紙Pの一方の面上に一括して転写させる(二次転写)。
定着部19は、用紙P上に転写されたトナーを、加熱・加圧により用紙P上に定着させる。
ベルトクリーニング機構20は、二次転写ローラー18により用紙Pにカラートナー像が転写された後の中間転写ベルト17に対して、剛体ブレード21aの先端をカウンター当接させて、中間転写ベルト17から、用紙Pに転写されずに残った残留トナーや紙粉等の残留物を除去し、中間転写ベルト17をクリーニングするためのものである。なお、ベルトクリーニング機構20の構成の詳細については後述する。
トナー付着量検出部30は、中間転写ベルト17の表面(カラートナー像が形成される面)に対向して配置される光学センサー等である。
トナー付着量検出部30は、例えば、中間転写ベルト17の表面に形成された画像濃度や色ズレを検出するためのトナーパッチを検出する。そのトナーパッチの検出値に基づいて画像形成部10で画像濃度補正や色ズレ補正が行われる。
給紙部40は、画像形成装置100の下部に備えられ、着脱可能な給紙カセット41を備えている。給紙カセット41に収容された用紙Pは、その最上部のものより1枚ずつ給紙ローラー42によって搬送経路に送り出されるようになっている。
制御部51は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、画像形成装置100の各部の処理動作を統括的に制御する。CPUは、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、各種処理を実行する。
操作部52は、表示部53の表示画面上を覆うように形成されたタッチパネルや、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ユーザーの操作に基づく操作信号を制御部51に出力する。
表示部53は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部51から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
記憶部54は、不揮発性の半導体メモリーやハードディスク等の記憶装置からなり、各種処理に関するデータ等を記憶する。
通信部55は、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続された外部装置との間でデータの送受信を行う。
[中間転写ベルトの構成]
次に、中間転写ベルト17の構成について説明する。
図3は、中間転写ベルト17の断面図である。
図3に示すように、中間転写ベルト17は、例えば、基材層17aの上に、アクリルニトリル・ブタジエン共重合ゴム(NBR)やクロロプレンゴム(CR)等のゴムからなる弾性層17bを形成した弾性ベルトなどを用いることができる。
このとき、中間転写ベルト17の搬送性を良好にするため、基材層17aの厚みを50〜100μm程度、凹凸のある用紙Pに対する転写性を高めるため、弾性層17bの厚みを100〜500μm程度とすることが好ましい。
また、タック性を低減させるため、弾性層17bの表面に5〜20μm程度の酸化処理層を設けたり、30〜50μm程度のコート層を設けたりすることもできる。
なお、中間転写ベルト17は、所望の転写性を有するものであれば良く、材質や厚みは上記したものに限定されない。
また、中間転写ベルト17は、微小表面硬度が50〜500MPa以上であることが好ましい。ここで、微小表面硬度は、微小硬度計(Fischerscope_H100)を用い、圧子90°(CubeCornerTop)、最大荷重30μNの条件により評価したものである。
中間転写ベルト17の微小表面硬度が50MPa未満の場合、即ち、弾性層17bが柔らかすぎる場合、当該弾性層17bの表面に微小変形が発生し、剛体ブレード21aのエッジからすり抜け方向に反力が作用し、残留トナーのすり抜けが発生してクリーニング不良が発生する恐れがある。
一方、中間転写ベルト17の微小表面硬度が500MPaを超えた場合、即ち、弾性層17bが硬すぎる場合、弾性層17bの表面に微小変形が生じないため、剛体ブレード21aの稜線の当接ムラに弾性層17bの表面が追従できず、微小空隙が発生し、残留トナーのすり抜けが発生してクリーニング不良が発生する恐れがある。
[ベルトクリーニング機構の構成]
次に、ベルトクリーニング機構20の構成について説明する。
図4は、ベルトクリーニング機構20の概略構成図である。図5は、中間転写ベルト17に対する剛体ブレード21aの角度を説明するための図である。なお、図5においては、カム21dと歪みゲージ211の図示を省略している。
また、ベルトクリーニング機構20を構成する各部は、中間転写ベルト17の周回方向に対して交差する幅方向に沿って長尺状である。
図4に示すように、ベルトクリーニング機構20は、例えば、ケーシングCAと、ケーシングCA内に設けられたブレード部21と、ケーシングCA内においてブレード部21の下方に設けられたプレブラシ22及びフリッカーローラー23と、ブレード部21とプレブラシ22の間に設けられた隔壁24と、を備える。
また、中間転写ベルト17を介してケーシングCAと対応する位置には、ブレード対向ローラー25、振動防止ローラー26、及びブラシ対向ローラー27が備えられている。
ブレード部21は、例えば、剛体ブレード21aと、ブレード保持部材21bと、付勢バネ21cと、カム21dと、を備える。
剛体ブレード21aは、その先端を、周回している中間転写ベルト17にカウンター当接させて、中間転写ベルト17上の残留物を掻き取って除去するためのものであり、ブレード保持部材21bにより、回転支点Gを中心に回転可能に保持されている。
ブレード保持部材21bは、その一端に剛体ブレード21aを保持し、回転支点Gを中心に回転可能に構成されている。ブレード保持部材21bの他端には、付勢バネ21cが係合されており、そのバネの力によって中間転写ベルト17に対する剛体ブレード21aの圧接力(当接圧)が得られるように構成されている。
付勢バネ21cは、例えば、引っ張りコイルバネであり、この付勢バネ21cによってブレード保持部材21bと剛体ブレード21aは反時計回りに回転する力を与えられ、剛体ブレード21aが中間転写ベルト17に定圧圧接されることとなる。
このような定圧圧接方式(バネ荷重方式)とすることで、環境に依らず当接圧を適正に維持することができる。なお、定圧圧接方式を実現できるものであれば、引張りコイルバネ以外にも、圧縮コイルバネ等を用いても良い。
ここで、上記構成により剛体ブレード21aが中間転写ベルト17に当接した際には、剛体ブレード21aは薄いため撓み、剛体ブレード21aと中間転写ベルト17が成す当接角度が変化することがある。
ここで、図5に示すように、中間転写ベルト17の表面と、剛体ブレード21aの中間転写ベルト17と対向する対向面と、で成す角度を「実効当接角度」とする。
「実効当接角度」は、中間転写ベルト17と剛体ブレード21aが当接して剛体ブレード21aが撓んだ際の、中間転写ベルト17と剛体ブレード21aの成す角度、即ち、剛体ブレード21aの対向面の接線M1と、中間転写ベルト17の表面と、が成す角度である。
また、剛体ブレード21aの回転支点G及び剛体ブレード21aの中間転写ベルト17との当接位置を結んだ仮想線M2と、中間転写ベルト17の表面と、が成す角度を「支点角度」とする。
本実施の形態においては、図5に示すように、実効当接角度から支点角度を引いた値が、0°以上且つ2°未満となるように、初期設定が行われている。
実効当接角度から支点角度を引いた値を2°未満とすることで、剛体ブレード21aのエッジ浮きが発生するのを抑制し易くすることができる。一方、実効当接角度から支点角度を引いた値を0°以上とすることで、剛体ブレード21aのエッジ引き込みによって当接圧が増大し、中間転写ベルト17が削れるのを防止することができる。
カム21dは、駆動部21eの駆動により回動する。
カム21dは、ブレード保持部材21bに接触しており、制御部51の制御による駆動部21eの駆動で回動して、ブレード保持部材21bひいては剛体ブレード21aの中間転写ベルト17に対する設置角度(実効当接角度)を変更させるものである。
カム21dは、角度変更部として機能している。
ここで、剛体ブレード21aの構成について、より詳細に説明する。
図6は、剛体ブレード21aを、図4の矢印B方向からみた図である。
図6に示すように、剛体ブレード21aは、金属薄片からなるクリーニングブレードである。その材質としては、硬度、加工性、コスト面を考慮し、例えば、SUS(ステンレス鋼)を用いることができる。
剛体ブレード21aは、使用に伴い、トナーに添加されるシリカ等の外添剤によって摩耗することが明らかとなっており、エッジ浮きを抑制しつつ耐摩耗性を向上させるため、その表面にメッキ処理(例えば、硬質クロムメッキやDLCメッキ)を施しても良い。即ち、金属の板状部材である剛体ブレード21aの表面に、さらに固い金属のコート層を形成しても良い。
このような剛体ブレード21aのコート層は、その厚さが1〜10μmであり、ビッカース硬度が1000HV以上であることが好ましい。トナーに添加されるシリカのビッカース硬度1000HV以上のコート層を設けることで、エッジ浮き発生の摩耗限界まで長期に渡り剛体ブレード21aを使用することができるためである。
また、剛体ブレード21aの厚みは、例えば、0.07〜0.20mmとすることができる。
剛体ブレード21aの厚みが0.07mmより薄いと、中間転写ベルト17と剛体ブレード21a間のトルク変動に追従した剛体ブレード21aの撓み量が大きくなり過ぎて、エッジ浮きが発生し易くなる恐れがある。
一方で、剛体ブレード21aの厚みが0.20mmより厚いと、剛体ブレード21aの稜線方向の追従性を確保できず、中間転写ベルト17の微小凹凸によるすり抜けが発生し易くなる恐れがある。
即ち、剛体ブレード21aの厚みを上記範囲内とすることで、エッジ浮きと微小すり抜けの発生を抑制することとなる。
また、剛体ブレード21aの表面には、複数の歪みゲージ(測定部)211が備えられている。歪みゲージ211は、制御部51と共に、角度検出部として機能している。
「歪みゲージ」とは、樹脂材上にミクロンオーダーの金属箔をフォトエッチングしたもので、伸びや縮みに伴う金属箔の抵抗変化から歪みを検出するセンサーである。
即ち、本実施の形態においては、剛体ブレード21aが撓んだ場合、その撓みを、歪みゲージ211を用いて測定可能となっている。
なお、かかる歪みゲージ211は、剛体ブレード21aの中間転写ベルト17の対向面と反対の表面(図4における下面)に設置されることが好ましい。万が一剥がれてしまった場合に、剥がれた歪みゲージ211が中間転写ベルト17に接触して傷を付けることを防止するためである。
剛体ブレード21aの長手方向における各歪みゲージ211の長さ(L1)(実効当接角度の検出範囲の長さ)は、2mm以上とすることが好ましい。
剛体ブレード21aは剛性が高く、例えば中間転写ベルト17面上の異物による局所的な微小変形が実効当接角度に影響することがあるが、実効当接角度の検出範囲の長さを、剛体ブレード21aの長手方向において2mm以上とすることで、局所変形による長手方向の追従距離以上の領域に検出範囲が設定されることとなり、この局所変形の影響を除外することができるからである。
また、剛体ブレード21aの先端部、即ち、剛体ブレード21aのエッジから、剛体ブレード21aの短手方向に沿って12mm以内の領域Rに、各歪みゲージ211を設置することが好ましい。
剛体ブレード21aのエッジから、剛体ブレード21aの短手方向に沿って12mmを越える領域では、正確な実効当接角度を測定できないためである。
また、各歪みゲージ211の間隔(L2)(検出範囲の間隔)は、10〜100mmとすることが好ましい。
検出範囲の間隔が10mm未満の場合、剛体ブレード21aの剛性のため隣接する検出範囲における測定結果に大差が無く、測定数が増えてしまうだけで、コスト増に繋がる。一方、検出範囲の間隔が100mmより広い場合、剛体ブレード21aの長手方向の実効当接角度の分布を正確に捉えることが困難となる。
また、歪みゲージ211の厚さは、剛体ブレード21aの厚さの半分以下とすることが好ましい。歪みゲージ211が、剛体ブレード21aの厚さの半分より厚い場合、実効当接角度に影響を与えてしまうからである。
図4に戻って、プレブラシ22は、ケーシングCA内において剛体ブレード21aの下方であって、中間転写ベルト17の周回方向にみて剛体ブレード21aの上流に設けられている。
プレブラシ22は、中間転写ベルト17の周回方向に対してカウンター方向に回転するブラシ体であり、中間転写ベルト17上の剛体ブレード21aに突入する紙粉を除去し、剛体ブレード21aでの紙粉フィルミングを低減させるためのものである。
プレブラシ22と中間転写ベルト17の間には、例えば、0.10N・m以上のトルクが付与されている。
なお、所定の紙粉除去機能を有するものであれば、プレブラシ22の材質、物性、設定に特に限定はない。
また、プレブラシ22のようなブラシ体でなく、ローラーであっても良い。
フリッカーローラー23は、プレブラシ22の下方の、プレブラシ22に接触可能な位置に設けられている。
フリッカーローラー23は、プレブラシ22の回転方向に対してカウンター方向に回転し、プレブラシ22に付着した紙粉を除去するためのものである。
なお、所定のフリッキング機能を有するものであれば、フリッカーローラー23の材質、物性、設定に特に限定はない。
フリッカーローラー23にはスクレーパ23aが設けられ、フリッカーローラー23の紙粉が掻き落とされる。
隔壁24は、剛体ブレード21aとプレブラシ22の間において、中間転写ベルト17から遠い方の端部が、中間転写ベルト17に近い方の端部より下方となるように設けられている。また、隔壁24の中間転写ベルト17に近い方の端部には、ウレタンシート24aが備えられている。
隔壁24は、剛体ブレード21aにより掻き取られて自重により落下する残留物を受け止め、図示しない搬送スクリューに搬送するためのものであって、掻き落とされた残留物が中間転写ベルト17に再付着し、剛体ブレード21aに再突入することを防止するためのものである。また、ウレタンシート24aが備えられることで、中間転写ベルト17に摺擦による負荷が掛かるのを抑制することができる。
なお、搬送スクリューに搬送された残留物は、当該搬送スクリューによってケーシングCAの外部に排出される。
ブレード対向ローラー25は、中間転写ベルト17を介して剛体ブレード21aに対応する位置に配される。
ブレード対向ローラー25は、剛体ブレード21aの先端部から、中間転写ベルト17の周回方向の下流側1mm程度の位置に僅かにずらして配置されることが好ましい。
このように配置することで、ブレード対向ローラー25の微小な凹凸、又は、中間転写ベルト17の微小な凹凸により、剛体ブレード21aが持ち上げられ、微小凹凸部の左右がすり抜ける、所謂ホチキス状すり抜けが発生するのを抑制することができる。
振動防止ローラー26は、ブレード対向ローラー25の上流側であって、剛体ブレード21aの先端部から、中間転写ベルト17の回転方向の上流側1〜40mm程度の範囲に配置されることが好ましい。
振動防止ローラー26は、中間転写ベルト17の振動を抑制するためのものである。
上記したようにブレード対向ローラー25を剛体ブレード21aの先端部からずらして配置した場合、中間転写ベルト17の振動により、剛体ブレード21aの実効当接角度が変化し易く、実効当接角度の測定が精度よく実施できない恐れがあるところ、振動防止ローラー26を配することで、ベルト振動を抑制することができる。
また、振動防止ローラー26は、中間転写ベルト17に対して定位置圧接の従動回転ローラーとすることで、ベルト振動を完全に防止することができる。
ブラシ対向ローラー27は、中間転写ベルト17を介してプレブラシ22に対応する位置に配され、プレブラシ22の紙粉除去機能を良好に維持する。
次に、本実施の形態におけるベルトクリーニング機構20の動作について説明する。
本実施の形態のベルトクリーニング機構20では、ブレード部21の剛体ブレード21aにより、中間転写ベルト17から用紙Pに転写されずに残った残留物を掻き取って除去するクリーニング動作が実行されている。
剛体ブレード21aは、ゴムブレードのように中間転写ベルト17への変形追従性が無いため、ブレード摩耗が発生している場合など、微小な当接角度の変化であっても、その先端が僅かに浮き上がる恐れがある。剛体ブレード21aの使用初期から末期まで、エッジ浮きを抑制するためには、実効当接角度を所定角度に維持することが好ましい。
このため、本実施の形態においては、画像形成時、剛体ブレード21aの実効当接角度を常時検出し、その検出結果に基づいて、剛体ブレード21aの当接状態(実効当接角度)を調整する制御を行っている。
図7は、かかる実効当接角度調整処理の制御を示すフローチャートである。
先ず、制御部51は、剛体ブレード21aに備えられた歪みゲージ211により歪みを測定し、その平均値を算出する(ステップS1)。
剛体ブレード21aの撓みにより歪みゲージ211に伸びや縮みが発生した場合、歪みゲージ211の金属箔の抵抗変化から歪みが検出される。歪みゲージ211から検出された歪みの測定値が、剛体ブレード21aの撓み量に相当する。
制御部51は、このようにして各歪みゲージ211から検出された測定値の平均値を算出する。
次いで、制御部51は、演算部として、ステップS1にて算出した平均値を、下記式(1)を用いて実効当接角度に変換した変換値を算出する(ステップS2)。
実効当接角変動(Δα)=0.36×実測値・・・(1)
なお、式(1)に示す変換式は、予め記憶部54に記憶されている。なお、測定値を実効当接角度に変換できるものであれば、変換式以外にも、例えば、変換テーブル等を用いても良い。
次いで、制御部51は、ステップS2にて算出した変換値が所定範囲内か否かを判断し(ステップS3)、所定範囲内の場合(ステップS3:Yes)、本処理を終了する。
なお、上記所定範囲とは、算出した変換値の理想的な値(目標値)を含む許容可能範囲であって、予め設定されている。
一方、所定範囲から外れていた場合(ステップS3:No)、制御部51は、変換値の所定範囲までの差分からカム21dの回動角度を算出し、駆動部21eを駆動してカム21dを回動させる。これにより、制御部51は、剛体ブレード21aの中間転写ベルト17に対する設置角度ひいては実効当接角度を高め、実効当接角度が前記所定範囲内の値となるよう調整し(ステップS4)、本処理を終了する。
図8は、実効当接角度調整処理の効果を示すグラフである。
図8に示すように、実効当接角度調整処理を実施しない場合(破線)、あるタイミングで紙粉フィルミングが加速度的に増加するのに対し、実効当接角度調整処理を実施した場合(実線)、画像形成の耐久枚数を向上させることができる。
なお、ここでは、常時、歪みを測定する制御を例示して説明したが、所定タイミングに達したか否かを判断し、所定タイミングに達したら、歪みの測定を行うこととしても良い。
所定タイミングとは、例えば、画像形成枚数が所定枚数に達したなどの任意のタイミング(例えば、10枚毎、30枚毎など)である。
図9は、実効当接角度調整処理を実施するタイミングによる画像形成の耐久枚数の違いを示すテーブルである。
図9に示すように、実効当接角度調整処理の実施タイミングは間隔が短いほど良いが、画像形成枚数10枚毎に実施した場合、比較的長期(耐久枚数500枚)にわたり、紙粉フィルミングを抑制することができる。
なお、図9は、BizuhubPro_C8000を用い、板厚0.10mmの剛体ブレードを当接圧20N/m、実効当接角度11°なる条件で当接し、所定枚数通紙後の紙粉フィルミング量をベルトの光沢度から評価した結果である。実効当接角度が13°未満(実効当接角変動Δα<2°)を維持するように実効当接角度制御を実施した。
クリーニング対象とするトナー量、ベルト硬度などによって、ブレード当接条件、実効当接角度の制御幅の最適条件は異なり、その詳細は限定しないが、当接圧10〜30N/m、実効当接角8〜20°であれば、10g/m以下のトナー付着量に対して良好なクリーニング性能を確保できる。また、実効当接角変動Δα≦4°であれば極端な紙粉フィルミングの悪化を抑制できる。
以上のように、本実施の形態によれば、表面に弾性層17bを有する中間転写ベルト17上に形成されたトナー像を用紙Pに転写して画像を形成する画像形成装置100であって、トナー像を用紙Pに転写した後の中間転写ベルト17に当接して中間転写ベルト17の表面に付着した残留物を清掃する金属製の剛体ブレード21aと、中間転写ベルト17の表面と剛体ブレード21aの対向面とで成す実効当接角度を検出する角度検出部と、実効当接角度を変更させる角度変更部と、角度検出部の検出結果に応じて、前記角度変更部を制御して、前記実効当接角度が所定範囲の値となるよう調整する制御部51と、を備える。
このため、剛体ブレード21aの姿勢を検出して、剛体ブレード21aの中間転写ベルト17に対する当接条件が調整されるので、エッジ浮きが防止され、紙粉フィルミングの発生を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、角度検出部は、剛体ブレード21aの撓み量を測定する測定部と、測定部により測定した撓み量を実効当接角度に換算する演算部と、を備える。
このため、剛体ブレード21aの撓み量から、実効当接角度の変化を検出する構成とすることができる。
また、本実施の形態によれば、剛体ブレード21aは、中間転写ベルト17の周回方向に対して交差する方向に延びる長尺な形状を有し、測定部は、剛体ブレード21aの長手方向において所定の長さ(2mm以上)を有する検出範囲の検出範囲に対して撓み量を測定する。
このため、剛体ブレード21aにおいて、局所変形による長手方向の追従距離以上の領域に測定エリアが設定されることとなり、この局所変形の影響を除外することができる。
また、本実施の形態によれば、剛体ブレード21aの長手方向において複数の検出範囲に対して撓み量を測定し、複数の検出範囲は、所定間隔(10〜100mm)毎に配される。
このため、測定エリアの数を徒に増やすことなく、剛体ブレード21aの長手方向の実効当接角の分布を正確に捉えることができる。
また、本実施の形態によれば、測定部は、剛体ブレード21aの先端部(エッジから12mm以内の範囲)の撓み量を測定する。
このため、正確な実効当接角を測定することができる。
また、本実施の形態によれば、測定部は、剛体ブレード21aに取り付けられ、剛体ブレード21aの撓みに応じた信号を生成する歪みゲージ211である。
このため、歪みゲージ211を用いることで、精密に(1°以下の精度で)実効当接角度を測定することができる。また、例えば光学的にブレード撓みを測定する手法等に比べ、装置を小型化することができる。
また、本実施の形態によれば、歪みゲージ211は、剛体ブレード21aの中間転写ベルト17と対向する対向面と反対の表面に取り付けられる。
このため、歪みゲージ211が剛体ブレード21aから万が一剥がれてしまった場合にも、剥がれた歪みゲージ211が中間転写ベルト17に接触して傷が付くのを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、歪みゲージ211の厚さは、剛体ブレード21aの半分以下の厚さである。
このため、取り付けた歪みゲージ211が剛体ブレード21aの実効当接角度に影響を与えるのを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、角度変更部は、剛体ブレード21aの中間転写ベルト17に対する設置角度を変更する。
このため、剛体ブレード21aの設置角度を変更するだけの簡単な構成で、実効当接角度を調整することができる。
また、本実施の形態によれば、中間転写ベルト17の周回方向における剛体ブレード21aの上流側には、中間転写ベルト17の周回駆動に伴う振動を防止する振動防止ローラー26が備えられる。
このため、中間転写ベルト17の周回駆動に伴う振動を防止でき、実効当接角度の正確な検出を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、振動防止ローラー26は、中間転写ベルト17に対して定位置圧接された従動回転ローラーである。
このため、中間転写ベルト17の周回駆動に伴う振動を効率良く防止することができる。
また、本実施の形態によれば、剛体ブレード21aは回転支点G周りに回転可能に保持され、剛体ブレード21aの中間転写ベルト17に対する支点角度が、実効当接角度よりも小さく設定される。
このため、剛体ブレード21aのエッジ引き込みによって当接圧が増大し、中間転写ベルト17が削れるのを防止する設定とすることができる。
また、本実施の形態によれば、剛体ブレード21aは、ダイヤモンドライクカーボンのコート層を備える。
このため、剛体ブレード21aのエッジの使用に伴う摩耗を抑制し、エッジ浮き発生の発生を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、中間転写ベルト17の周回方向における剛体ブレード21aの上流側には、中間転写ベルト17の紙粉を除去するプレブラシ22を備える。
このため、中間転写ベルト17上の剛体ブレード21aに突入する紙粉を除去し、紙粉フィルミングを抑制し易くすることができる。
なお、上記実施の形態においては、歪みゲージ211を用いた測定値から剛体ブレード21aの実効当接角度を換算しているが、実効当接角度を算出できるものであれば、これに限定されない。
例えば、図10に示すように、測定部として、剛体ブレード21aの撓み量を光量により測定する光学センサー212を用いても良い。
光学センサー212は、例えば、ラインセンサー等であり、光を出射する出射部と、反射光を受ける受光部を備え、反射量の変化を測定するものである。制御部51は、この測定値を実効当接角度に変換する。
かかる構成であっても、1°以下の精度で実効当接角度を測定することができる。
また、上記実施の形態においては、カム21dを用いて剛体ブレード21aの実効当接角度を変更させる構成を例示して説明したが、剛体ブレード21aの実効当接角度を変更させ得るものであれば、この構成に限定されない。
例えば、図11に示すように、カム21dの代わりに、ブレード対向ローラー25と振動防止ローラー26を搭載したユニット21fを備える構成とし、当該ユニット21fを中間転写ベルト17から離間させる方向に移動させることで剛体ブレード21aの当接圧を低下させ、剛体ブレード21aの実効当接角度を変更させる構成等とすることもできる。
また、上記実施の形態においては、中間転写ベルト17の表面をクリーニングする例を説明したが、これに限らず、中間転写ベルト以外のベルト状の像担持体の表面をクリーニングする画像形成装置に本発明を適用してもよい。
10 画像形成部
17 中間転写ベルト(像担持体)
17a 基材層
17b 弾性層
20 ベルトクリーニング機構
21 ブレード部
211 歪みゲージ(測定部、角度検出部)
212 光学センサー(測定部、角度検出部)
21a 剛体ブレード
21b ブレード保持部材
21c 付勢バネ
21d カム(角度変更部)
21e 駆動部
21f ユニット(角度変更部)
22 プレブラシ
23 フリッカーローラー
23a スクレーパ
24 隔壁
24a ウレタンシート
25 ブレード対向ローラー
26 振動防止ローラー
27 ブラシ対向ローラー
30 トナー付着量検知部
40 給紙部
51 制御部(演算部、角度検出部)
100 画像形成装置

Claims (18)

  1. 表面に弾性層を有するベルト状の像担持体上に形成されたトナー像を用紙に転写して画像を形成する画像形成装置であって、
    トナー像を用紙に転写した後の前記像担持体に当接して前記像担持体の表面に付着した残留物を清掃する剛体ブレードと、
    前記像担持体の表面と、前記剛体ブレードの前記像担持体と対向する対向面と、で成す実効当接角度を検出する角度検出部と、
    前記実効当接角度を変更させる角度変更部と、
    前記角度検出部の検出結果に応じて、前記角度変更部を制御して、前記実効当接角度が所定範囲の値となるよう調整する制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記剛体ブレードは、金属製ブレードであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記角度検出部は、
    前記剛体ブレードの撓み量を測定する測定部と、
    前記測定部により測定した撓み量を前記実効当接角度に換算する演算部と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記剛体ブレードは、前記像担持体の周回方向に対して交差する方向に延びる長尺な形状を有し、
    前記測定部は、前記剛体ブレードの長手方向において所定の長さを有する検出範囲の撓み量を測定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記測定部は、前記剛体ブレードの長手方向において複数の検出範囲の撓み量を測定し、
    前記複数の検出範囲は、所定間隔毎に配されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記測定部は、前記剛体ブレードの先端部の撓み量を測定することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記測定部は、前記剛体ブレードに取り付けられ、前記剛体ブレードの撓みに応じた信号を生成する歪みゲージであることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記歪みゲージは、前記剛体ブレードの前記像担持体と対向する対向面と反対の表面に取り付けられることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記歪みゲージの厚さは、前記剛体ブレードの半分以下の厚さであることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記測定部は、前記剛体ブレードの撓み量を光量により測定する光学センサーであることを特徴とする3〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記角度変更部は、前記剛体ブレードの前記像担持体に対する設置角度を変更することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記角度変更部は、前記剛体ブレードと前記像担持体との当接圧を変更することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記像担持体は、中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記像担持体の周回方向における前記剛体ブレードの上流側には、前記像担持体の周回駆動に伴う振動を防止する振動防止ローラーが備えられることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記振動防止ローラーは、前記像担持体に対して定位置圧接された従動回転ローラーであることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記剛体ブレードは回転支点周りに回転可能に保持され、
    前記剛体ブレードの前記像担持体に対する支点角度が、前記実効当接角度よりも小さいことを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  17. 前記剛体ブレードは、ダイヤモンドライクカーボンのコート層を備えることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  18. 前記像担持体の周回方向における前記剛体ブレードの上流側には、前記像担持体の紙粉を除去する回転体が備えられることを特徴とする請求項1〜17のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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