JP7069743B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents
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Description
この画像形成装置においては、用紙にトナー像を転写後の中間転写ベルトに残留したトナーを除去するため、用紙への転写位置に対して中間転写ベルトの周回方向下流側に、中間転写ベルトに当接して残留したトナーを掻き取るブレードを設ける構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
こうしたブレードの摩耗面の幅(摩耗幅)は、そのブレードの能力を決める重要な因子であり、摩耗幅が大きくなるにつれてブレードによるトナーの阻止力が低下するため、一定の摩耗幅に達したらブレードを交換する必要がある。
このため、例えば、画像形成枚数に対する予測摩耗幅を予め設定し、所定の画像形成枚数に達したら、ブレードの交換時期であることをユーザーに認識させるための交換通知を出すことなどが行われている。
また、そのような不具合を回避するために交換時期を早めに設定した場合、さほど摩耗が進んでいないにも関わらず交換時期に達し、コストアップの要因となることもあった。
トナーを表面に担持するトナー担持体と、
前記トナー担持体に予め設定された当接条件で当接し、当該トナー担持体の表面を清掃する清掃部材と、
前記トナー担持体に対する前記清掃部材の当接条件を変更する変更手段と、
前記トナー担持体上のトナー量により清掃不良の発生を検知する検知手段と、
前記清掃部材の摩耗量と、摩耗量に応じた清掃不良の発生する当接条件とを対応づけた設定情報を記憶する記憶手段と、
前記変更手段により前記清掃部材の当接条件を変更して前記トナー担持体の清掃を行い、前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際の当接条件から前記清掃部材の摩耗量を推定し、その摩耗量に基づいて当該清掃部材の交換タイミングを決定する交換タイミング決定処理を実行する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記設定情報を参照し、前記清掃部材の当接条件を、前記清掃部材の摩耗量が予め設定された限界値のときに清掃不良の発生する当接条件に変更して前記トナー担持体の清掃を行い、
前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際に前記清掃部材の摩耗量が前記限界値であると推定し、その清掃不良の発生の検知時点を前記清掃部材の交換タイミングと決定することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、
トナーを表面に担持するトナー担持体と、
前記トナー担持体に予め設定された当接条件で当接し、当該トナー担持体の表面を清掃する清掃部材と、
前記トナー担持体に対する前記清掃部材の当接条件を変更する変更手段と、
前記トナー担持体上のトナー量により清掃不良の発生を検知する検知手段と、
前記清掃部材の摩耗量と、摩耗量に応じた清掃不良の発生する当接条件とを対応づけた設定情報を記憶する記憶手段と、
前記変更手段により前記清掃部材の当接条件を変更して前記トナー担持体の清掃を行い、前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際の当接条件から前記清掃部材の摩耗量を推定し、その摩耗量に基づいて当該清掃部材の交換タイミングを決定する交換タイミング決定処理を実行する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記清掃部材の当接条件を複数の異なる当接条件に変更してそれぞれの当接条件にて前記トナー担持体の清掃を行い、
前記設定情報を参照し、前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際の当接条件に対応する前記清掃部材の摩耗量を、その清掃不良の発生の検知時点の摩耗量であると推定し、
その時点の摩耗量に基づいて、前記清掃部材の摩耗量が予め設定された限界値に達するまでの期間を算出し、当該期間を経過時点のタイミングを前記清掃部材の交換タイミングと決定することを特徴とする。
トナーを表面に担持するトナー担持体と、
前記トナー担持体に予め設定された当接条件で当接し、当該トナー担持体の表面を清掃する清掃部材と、
前記トナー担持体に対する前記清掃部材の当接条件を変更する変更手段と、
前記トナー担持体上のトナー量により清掃不良の発生を検知する検知手段と、
前記清掃部材の摩耗量と、摩耗量に応じた清掃不良の発生する当接条件とを対応づけた設定情報を記憶する記憶手段と、
を備えた画像形成装置のコンピューターを、
前記変更手段により前記清掃部材の当接条件を変更して前記トナー担持体の清掃を行い、前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際の当接条件から前記清掃部材の摩耗量を推定し、その摩耗量に基づいて当該清掃部材の交換タイミングを決定する交換タイミング決定処理を実行する制御手段として機能させ、
前記制御手段は、
前記設定情報を参照し、前記清掃部材の当接条件を、前記清掃部材の摩耗量が予め設定された限界値のときに清掃不良の発生する当接条件に変更して前記トナー担持体の清掃を行い、
前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際に前記清掃部材の摩耗量が前記限界値であると推定し、その清掃不良の発生の検知時点を前記清掃部材の交換タイミングと決定するプログラムである。
また、本発明のプログラムは、
トナーを表面に担持するトナー担持体と、
前記トナー担持体に予め設定された当接条件で当接し、当該トナー担持体の表面を清掃する清掃部材と、
前記トナー担持体に対する前記清掃部材の当接条件を変更する変更手段と、
前記トナー担持体上のトナー量により清掃不良の発生を検知する検知手段と、
前記清掃部材の摩耗量と、摩耗量に応じた清掃不良の発生する当接条件とを対応づけた設定情報を記憶する記憶手段と、
を備えた画像形成装置のコンピューターを、
前記変更手段により前記清掃部材の当接条件を変更して前記トナー担持体の清掃を行い、前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際の当接条件から前記清掃部材の摩耗量を推定し、その摩耗量に基づいて当該清掃部材の交換タイミングを決定する交換タイミング決定処理を実行する制御手段として機能させ、
前記制御手段は、
前記清掃部材の当接条件を複数の異なる当接条件に変更してそれぞれの当接条件にて前記トナー担持体の清掃を行い、
前記設定情報を参照し、前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際の当接条件に対応する前記清掃部材の摩耗量を、その清掃不良の発生の検知時点の摩耗量であると推定し、
その時点の摩耗量に基づいて、前記清掃部材の摩耗量が予め設定された限界値に達するまでの期間を算出し、当該期間を経過時点のタイミングを前記清掃部材の交換タイミングと決定するプログラムである。
まず、本実施の形態における画像形成装置100の構成について説明する。
画像形成装置100は、所謂タンデム方式のカラープリンターである。
図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成部10、センサーS、ベルトクリーニング部20、給紙部30、制御部41(図3参照)を主体に構成されている。
露光部13Y,13M,13C,13Kは、レーザー光源、ポリゴンミラー、レンズ等から構成され、各色の画像データに基づいて感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kの表面をレーザービームにより走査露光して静電潜像を形成する。
現像部14Y,14M,14C,14Kは、感光体ドラム11Y,11M,11C,11K上の静電潜像に各色のトナーを付着させ、現像を行う。
感光体クリーニング部16Y,16M,16C,16Kは、転写後の感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kの周面上に残ったトナーを除去する。
なお、中間転写ベルト17は、所望の転写性を有するものであれば良く、材質や厚みは特に限定されない。また、中間転写ベルト17としては、少なくとも表面が弾性を有する材料で構成された弾性中間転写ベルトを用いても良い。
センサーSは、検知手段として機能しており、中間転写ベルト17の周回方向において二次転写位置の下流においてベルト表面に対向して配置され、中間転写ベルト17上のトナー量を光学的に検知する。
センサーSは、例えば、中間転写ベルト17の周回方向と交差する幅方向に沿って長尺な形状であって、中間転写ベルト17の幅方向の画像書き込み幅全幅に渡ってトナー量を検知することができるように構成されている。
ここで、ベルトクリーニング部20の構成について説明する。
図2は、ベルトクリーニング部20の概略構成図である。
なお、ベルトクリーニング部20を構成する各部は、中間転写ベルト17の幅方向に沿って長尺な形状である。
また、中間転写ベルト17を介して清掃手段21と対向する位置には、ブレード対向ローラー24が備えられている。
また、中間転写ベルト17を介してブラシ部材22と対向する位置には、ブラシ対向ローラー25が備えられている。
なお、ブレード21aは、少なくとも中間転写ベルト17との当接部が剛体製であれば良い。
ブレード21aは、その先端を、回転している中間転写ベルト17に所定の当接角度で当接させて、中間転写ベルト17に付着した残留したトナー等を掻き取って除去するためのものである。ブレード21aは、ブレード保持部材21bにより、回転支点Gを中心に回転可能に保持されている。
後述するが、本実施の形態においては、このブレード21aの摩耗幅(摩耗量)を検知し、その検知結果に基づいてブレード21aの交換タイミングを決定する交換タイミング決定処理が実行される。
また、付勢バネ21cは、アクチュエーター等の駆動部21dを備え、制御部41の制御により駆動部21dが駆動され、付勢バネ21cの長さが変更可能である。
付勢バネ21cの長さが変更されることで、中間転写ベルト17に対するブレード21aの当接圧が変化し、中間転写ベルト17に対するブレード21aの当接角度が変化することとなる。
例えば、付勢バネ21cの伸び長が大きくなると、中間転写ベルト17に対するブレード21aの当接圧が大きくなり、中間転写ベルト17に対するブレード21aの当接角度が小さくなる。
なお、付勢バネ21c及び駆動部21dは、中間転写ベルト17に対するブレード21aの当接圧を変更する当接圧変更機構として機能している。
また、付勢バネ21c及び駆動部21dは、当接角度を変更する変更手段として機能している。
ブラシ部材22は、中間転写ベルト17の周回方向に対してカウンター方向に回転するブラシ体であり、中間転写ベルト17に付着した紙粉を除去し、紙粉がブレード21aを通過する際にブレード21aの当接圧力によって中間転写ベルト17に埋まり込むのを回避する役割を担う。即ち、ブラシ部材22は、中間転写ベルト17上のブレード21aに突入する紙粉を除去し、ブレード21aでの紙粉フィルミングを低減させるためのものである。
また、ブラシ部材22は、当該ブラシ部材22を中間転写ベルト17に対して当接又は離間させる駆動部22aを備え、後述する交換タイミング決定処理の実行時においては、制御部41の制御により駆動部22aが駆動され、ブラシ部材22が中間転写ベルト17から離間するように構成されている。
また、フリッカー部材23にはスクレーパー23aが当接されており、ブラシ部材22から回収した回収物を逐次掻き落として、フリッカー部材23の表面に回収物が付着していない状態が保たれる。
ブレード対向ローラー24は、ブレード21aの先端部から、中間転写ベルト17の周回方向の下流側1mm程度の位置に僅かにずらして配置されることが好ましい。
このように配置することで、ブレード対向ローラー24の微小な凹凸、又は、中間転写ベルト17の微小な凹凸により、ブレード21aが持ち上げられ、微小凹凸部の左右がすり抜ける、所謂ホチキス状すり抜けが発生するのを抑制することができる。
図3に示すように、制御部41は、操作部42、表示部43、通信部44、記憶手段としての記憶部45、画像形成部10、センサーS、ベルトクリーニング部20、給紙部30等に接続されている。
例えば、記憶部45には、ブレード21aの摩耗幅と、摩耗幅に応じた、クリーニング不良(清掃不良)の発生するブレード21aの中間転写ベルト17に対する当接条件とを対応づけた設定情報が、予め記憶されている。
この設定情報は、予め実施された予備実験またはシミュレーションにより取得されたものである。
図4は、かかる設定情報をグラフとして示した一例である。図4において、縦軸は、ブレード21aの摩耗幅(μm)であり、横軸は、当接条件として、画像形成時のブレード21aの中間転写ベルト17に対する当接角度からの角度変動(度)である。
図4では、曲線Lより上側の範囲において、クリーニング不良が発生する。
次に、画像形成装置100の動作について説明する。
このクリーニング動作の効率は、ブレード21aの摩耗幅が大きく関係し、摩耗幅が大きくなるにつれてブレード21aによるトナーの阻止力が低下するため、摩耗幅の長さが所定値に達したらブレード21aを交換する必要がある。
本実施の形態では、ブレード21aの摩耗状態を検知し、ブレード21aの交換タイミングを決定する処理(交換タイミング決定処理)を実行している。以下、かかる交換タイミング決定処理について説明する。
制御部41は、予め設定された検知タイミングに達したことをトリガとして、かかる交換タイミング決定処理を開始する。
なお、画像形成ジョブ中に検知タイミングに達したら、制御部41は、そのジョブが終了した後に交換タイミング決定処理を実行する。また、その実行中のジョブの残り処理量が所定量以上の場合には、ジョブを一旦止めて交換タイミング決定処理を実行することとしても良い。即ち、交換タイミング決定処理は、非画像形成時に実行される。
また、交換タイミング決定処理の実行にあたって、制御部41は、駆動部22aを駆動し、ブラシ部材22を中間転写ベルト17から離間させる。
そして、所定枚数に達していない場合(ステップS1:NO)、制御部41は、ブレード21aを使用可能な残り期間を算出する残期間算出処理(図6参照)を実行する(ステップS2)。
一方、所定枚数に達している場合(ステップS1:YES)、制御部41は、ブレード21aの摩耗幅が限界値に到達したか否かを判断する摩耗幅測定処理(図10参照)を実行する(ステップS3)。
図7は、ブレード21aの先端をエッジ浮きさせた状態の一例を示す図である。図7において、ブレード21aの当接角度は、θ1から、θ2(θ2<θ1)に変更されている。
ここで、変更後の当接角度としては、複数の任意の角度が予め決められており、例えば、その任意の角度のうち、本処理において未選択で値が最も小さいものが選択される。
具体的には、制御部41は、中間転写ベルト17上に所定の画像パターンの形成を行い、ブレード21aによりクリーニング動作を実行する。
このとき、画像パターンとして、画像形成時の単色ベタ或いは最大濃度のものを使用しても良いが、これら画像形成時の画像パターンと比較して、トナー量の多い画像パターンを使用することも好ましい。これにより、ブレード21aに供給されるトナー量が増え、確実にクリーニング不良(拭き残し)の発生有無を検知できるので、より検出感度を高めることができる。
また、本実施の形態のように、中間転写ベルト17が複数の色のトナーを担持し得る構成である場合、複数の色のトナーの粒径が異なっていたら、制御部41は、最も粒径の小さい色のトナーを用いて画像パターンを作成することが好ましい。これにより、最もすり抜けやすいトナーが用いられることとなるので、より検出感度を高めることができる。
なお、画像形成時にブレード21a上流に溜まったトナーをブレード21aに突入させる方法などであっても良い。
S=1/2×w^2×sinθcosθ・・・(1)
(S:摩耗断面積、w:摩耗幅、θ:画像形成時の当接角度)
また、図9は、摩耗幅の値を上記式(1)により換算した摩耗断面積の値と、累積画像形成枚数との関係をプロットしたグラフの一例である。図9において、縦軸は、摩耗断面積(μm2)であり、横軸は、累積画像形成枚数(kp)である。摩耗断面積は、画像形成枚数にほぼ比例して増加することが知られており、図9からもこの傾向がわかる。
例えば、摩耗幅の限界値が30μmと設定されていた場合、現時点の画像形成枚数が200kpであれば、残り期間があと100kp程度と算出される。そして、現時点から100kp余り画像形成した時点が、交換タイミングであると決定する。
ここで、変更後の当接角度としては、ブレード21aの摩耗幅が予め定められた限界値であるときに、クリーニング不良が発生する当接角度である。
具体的に、制御部41は、予め記憶部45に記憶されている設定情報(図4)を参照して、ブレード21aの摩耗幅の限界値に対応する当接角度に変更する。例えば、ブレード21aの摩耗幅の限界値が30μmと設定されていた場合、角度変動が1.9度となる当接角度に変更する。
これにより、ブレード21aの摩耗幅が限界値の30μmに達していた場合に、クリーニング動作によりクリーニング不良が発生することとなる。
即ち、クリーニング動作を行ってクリーニング不良が発生したら、ブレード21aの摩耗幅が限界値の30μmに達していると推定することができるので、摩耗幅が交換すべき限界値に達したことを検知することができることとなる。
かかる処理は、上記ステップS22と同様である。
なお、この後、ブラシ部材22は中間転写ベルト17に当接した状態に戻され、通常の画像形成処理などに移行する。
なお、決定された交換タイミングが、残期間算出処理により決定されたタイミングである場合には、通常の画像形成処理に移行することとしても良い。
以上のように、本実施の形態によれば、感光体ドラムに形成されたトナー像を表面に担持して用紙Pに転写する中間転写ベルト17と、中間転写ベルト17に予め設定された当接条件で当接し、当該中間転写ベルト17の表面を清掃するブレード21aと、中間転写ベルト17に対するブレード21aの当接条件を変更する付勢バネ21cと、中間転写ベルト17上のトナー量により清掃不良の発生を検知するセンサーSと、を備え、制御部41は、付勢バネ21cによりブレード21aの当接条件(当接角度)を変更して中間転写ベルト17の清掃を行い、センサーSによりクリーニング不良の発生が検知された際の当接条件からブレード21aの摩耗量を推定し、その摩耗量に基づいて当該ブレード21aの交換タイミングを決定する。
このため、クリーニング不良の発生が検知された際の当接条件からブレード21aの摩耗量を推定することで、ブレード21aの摩耗状態を精度よく検知することができ、その摩耗量に基づいて当該ブレード21aの交換タイミングを決定することで、ブレード21aを適切なタイミングにて交換することが可能となる。
よって、予測以上にブレード21aの摩耗が進みクリーニング不良が発生してしまう、或いは、さほど摩耗が進んでいないにも関わらずブレード21aを交換してしまいコストアップとなる、などの問題を回避することができる。
このため、ブレード21aの摩耗量が限界値に到達したことを検知して、その時点を当該ブレード21aの交換タイミングであると決定することができる。
このため、ブレード21aの摩耗量から当該ブレード21aの交換までの残り期間を算出し、残り期間が経過した時点を当該ブレード21aの交換タイミングであると決定することができる。
このため、当接角度を変えることでエッジ浮きが発生しやすく、本発明の交換タイミング決定処理に適した構成とすることができる。
具体的には、付勢バネ21cにより、中間転写ベルト17に対するブレード21aの当接圧を変更し、当接角度を小さくする。
このため、簡単な構成にて、交換タイミング決定処理を実行可能である。
このため、クリーニング不良の検出感度を高めることができる。
このため、確実にクリーニング不良の発生有無を検知できるので、より検出感度を高めることができる。
このため、最もすり抜けやすいトナーが用いられることとなるので、より検出感度を高めることができる。
そのような構成であっても、残期間算出処理及び摩耗幅測定処理により交換タイミングが決定されるため、適切なタイミングでのブレード21aの交換が可能となる。
また、ブラシ部材22の代わりとしてゴムブレードなどを備えた構成とすることもできる。
この場合、制御部41の制御により偏心カム52を回転させることでガイドローラー51の位置を変更し、中間転写ベルト17軌道を変更する。そして、中間転写ベルト17の軌道を変更することにより、中間転写ベルト17に対するブレード21aの当接角度を変更することができる。
なお、ガイドローラー51及び偏心カム52は、ベルト軌道変更機構として機能している。
このようにすることで、ユーザーやサービスマンが要望するタイミングにて、ブレード21aの状態を検討することができる。
かかる無端ベルト61は、中間転写ベルト17の外周面に対向して配置され、中間転写ベルト17とともに用紙Pを挟持しつつ搬送して、その用紙Pに中間転写ベルト17上のトナー像を転写させるものである。
また、かかる構成の場合、この無端ベルト61に、当該無端ベルト61の表面を清掃するブレード21aを備える構成としても良い。即ち、トナー担持体としての無端ベルト61に付着したトナーを、ブレード21aにより清掃する構成とすることができる。
そして、無端ベルト61上のトナー量によりクリーニング不良の発生を検知するセンサー(図示省略)を備え、制御部41は、無端ベルト61の清掃を行ったブレード21aの摩耗量を検知してその交換タイミングを決定する交換タイミング決定処理を実行する構成とすることができる。
17 中間転写ベルト(トナー担持体)
18 二次転写ローラー
19 定着部
20 ベルトクリーニング部
21 清掃手段
21a ブレード(清掃部材)
21b ブレード保持部材
21c 付勢バネ(変更手段、当接圧変更機構)
21d 駆動部(変更手段、当接圧変更機構)
22 ブラシ部材(第2の清掃部材)
22a 駆動部
S センサー(検知手段)
41 制御部(制御手段)
42 操作部
43 表示部
45 記憶部(記憶手段)
51 ガイドローラー(変更手段、ベルト軌道変更機構)
52 偏心カム(変更手段、ベルト軌道変更機構)
61 無端ベルト(トナー担持体、二次転写部材)
100 画像形成装置
Claims (14)
- トナーを表面に担持するトナー担持体と、
前記トナー担持体に予め設定された当接条件で当接し、当該トナー担持体の表面を清掃する清掃部材と、
前記トナー担持体に対する前記清掃部材の当接条件を変更する変更手段と、
前記トナー担持体上のトナー量により清掃不良の発生を検知する検知手段と、
前記清掃部材の摩耗量と、摩耗量に応じた清掃不良の発生する当接条件とを対応づけた設定情報を記憶する記憶手段と、
前記変更手段により前記清掃部材の当接条件を変更して前記トナー担持体の清掃を行い、前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際の当接条件から前記清掃部材の摩耗量を推定し、その摩耗量に基づいて当該清掃部材の交換タイミングを決定する交換タイミング決定処理を実行する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記設定情報を参照し、前記清掃部材の当接条件を、前記清掃部材の摩耗量が予め設定された限界値のときに清掃不良の発生する当接条件に変更して前記トナー担持体の清掃を行い、
前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際に前記清掃部材の摩耗量が前記限界値であると推定し、その清掃不良の発生の検知時点を前記清掃部材の交換タイミングと決定することを特徴とする画像形成装置。 - トナーを表面に担持するトナー担持体と、
前記トナー担持体に予め設定された当接条件で当接し、当該トナー担持体の表面を清掃する清掃部材と、
前記トナー担持体に対する前記清掃部材の当接条件を変更する変更手段と、
前記トナー担持体上のトナー量により清掃不良の発生を検知する検知手段と、
前記清掃部材の摩耗量と、摩耗量に応じた清掃不良の発生する当接条件とを対応づけた設定情報を記憶する記憶手段と、
前記変更手段により前記清掃部材の当接条件を変更して前記トナー担持体の清掃を行い、前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際の当接条件から前記清掃部材の摩耗量を推定し、その摩耗量に基づいて当該清掃部材の交換タイミングを決定する交換タイミング決定処理を実行する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記清掃部材の当接条件を複数の異なる当接条件に変更してそれぞれの当接条件にて前記トナー担持体の清掃を行い、
前記設定情報を参照し、前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際の当接条件に対応する前記清掃部材の摩耗量を、その清掃不良の発生の検知時点の摩耗量であると推定し、
その時点の摩耗量に基づいて、前記清掃部材の摩耗量が予め設定された限界値に達するまでの期間を算出し、当該期間を経過時点のタイミングを前記清掃部材の交換タイミングと決定することを特徴とする画像形成装置。 - 前記清掃部材は、少なくとも前記トナー担持体との当接部が剛体製のブレードであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記清掃部材の当接条件は、前記トナー担持体に対する前記清掃部材の当接角度であり、
前記制御手段は、前記交換タイミング決定処理の実行時に、前記変更手段により前記清掃部材の当接角度を画像形成時と比較して小さくすることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記変更手段は、前記トナー担持体に対する前記清掃部材の当接圧を変更する当接圧変更機構であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記トナー担持体は、ガイドに張架された無端状のベルトであり、
前記変更手段は、前記ガイドの位置を変更して前記ベルトの軌道を変更するベルト軌道変更機構であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記検知手段は、前記トナー担持体の周回方向と交差する幅方向全域に渡って、前記トナー担持体上のトナー量を検知することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記トナー担持体の周回方向において前記清掃部材の上流側には、前記トナー担持体に当接して前記トナー担持体の表面を清掃する第2の清掃部材が備えられ、
前記制御手段は、前記交換タイミング決定処理の実行時に、前記第2の清掃部材を前記トナー担持体から離間させることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記交換タイミング決定処理の実行時に、前記トナー担持体に担持させるトナー量を、画像形成時のトナー量と比べて多くすることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記トナー担持体は、
感光体に形成されたトナー像を担持して用紙に転写する中間転写体、もしくは、
前記中間転写体の外周面に対向して配置され、前記中間転写体とともに用紙を挟持しつつ搬送して、その用紙に前記中間転写体上のトナー像を転写させる二次転写部材であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記トナー担持体が複数の色のトナーを担持し、かつ、前記複数の色のトナーの粒径が異なる場合、
前記制御手段は、最も粒径の小さい色のトナーを用いて前記交換タイミング決定処理を実行することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - ユーザーの指示操作を受け付ける操作部を備え、
前記制御手段は、前記操作部に対する指示操作に基づいて、前記交換タイミング決定処理を実行することを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - トナーを表面に担持するトナー担持体と、
前記トナー担持体に予め設定された当接条件で当接し、当該トナー担持体の表面を清掃する清掃部材と、
前記トナー担持体に対する前記清掃部材の当接条件を変更する変更手段と、
前記トナー担持体上のトナー量により清掃不良の発生を検知する検知手段と、
前記清掃部材の摩耗量と、摩耗量に応じた清掃不良の発生する当接条件とを対応づけた設定情報を記憶する記憶手段と、
を備えた画像形成装置のコンピューターを、
前記変更手段により前記清掃部材の当接条件を変更して前記トナー担持体の清掃を行い、前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際の当接条件から前記清掃部材の摩耗量を推定し、その摩耗量に基づいて当該清掃部材の交換タイミングを決定する交換タイミング決定処理を実行する制御手段として機能させ、
前記制御手段は、
前記設定情報を参照し、前記清掃部材の当接条件を、前記清掃部材の摩耗量が予め設定された限界値のときに清掃不良の発生する当接条件に変更して前記トナー担持体の清掃を行い、
前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際に前記清掃部材の摩耗量が前記限界値であると推定し、その清掃不良の発生の検知時点を前記清掃部材の交換タイミングと決定するプログラム。 - トナーを表面に担持するトナー担持体と、
前記トナー担持体に予め設定された当接条件で当接し、当該トナー担持体の表面を清掃する清掃部材と、
前記トナー担持体に対する前記清掃部材の当接条件を変更する変更手段と、
前記トナー担持体上のトナー量により清掃不良の発生を検知する検知手段と、
前記清掃部材の摩耗量と、摩耗量に応じた清掃不良の発生する当接条件とを対応づけた設定情報を記憶する記憶手段と、
を備えた画像形成装置のコンピューターを、
前記変更手段により前記清掃部材の当接条件を変更して前記トナー担持体の清掃を行い、前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際の当接条件から前記清掃部材の摩耗量を推定し、その摩耗量に基づいて当該清掃部材の交換タイミングを決定する交換タイミング決定処理を実行する制御手段として機能させ、
前記制御手段は、
前記清掃部材の当接条件を複数の異なる当接条件に変更してそれぞれの当接条件にて前記トナー担持体の清掃を行い、
前記設定情報を参照し、前記検知手段により清掃不良の発生が検知された際の当接条件に対応する前記清掃部材の摩耗量を、その清掃不良の発生の検知時点の摩耗量であると推定し、
その時点の摩耗量に基づいて、前記清掃部材の摩耗量が予め設定された限界値に達するまでの期間を算出し、当該期間を経過時点のタイミングを前記清掃部材の交換タイミングと決定するプログラム。
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