JP2018072461A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置において、像担持体を傷つけることなく、安定したクリーニング性能を得る。
【解決手段】中間転写ベルト17に形成されたトナー像を用紙に転写して画像を形成する画像形成装置であって、剛体で形成されると共にエッジ部21aにR形状を有し、当該エッジ部21aにより中間転写ベルト17に接触し、中間転写ベルト17上に残留した残留トナーを除去するクリーニングブレード21と、クリーニングブレード21を動作させる駆動部と、駆動部を制御して、中間転写ベルト17に対するエッジ部21aの位置を、当該エッジ部21aのR形状に沿って周期的に変化させる制御部と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、感光体にトナー像を形成し、このトナー像を中間転写ベルト(像担持体)に転写し、中間転写ベルト上のトナー像を用紙に転写する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置においては、用紙に対する転写後の中間転写ベルトに残留したトナーを除去するため、用紙への転写位置に対して中間転写ベルトの回転方向下流側に、中間転写ベルトに当接して残留したトナーを掻き取るブレード状の清掃部材を設けるブレードクリーニング方式と呼ばれる構成がある。
清掃部材は弾性体が用いられるのが一般的であるが、弾性体の清掃部材においては、使用による摩耗が発生すると、クリーニング性が低下し、トナーのすり抜けが発生するため、画像不良が起こることが知られている。
そこで、通常、一定期間ごとに清掃部材の交換が行われているが、生産性の低下やサービスコストの増加などの観点から、交換頻度を減らすための方法が検討されてきており、例えば、多角形の清掃部材を用いて摩耗が進むと別の面に切り替えることで交換頻度を減らす技術(例えば、特許文献1参照)や、清掃部材と中間転写ベルトのなす角を変更することで寿命を延ばす技術(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。
しかしながら、弾性体の清掃部材においては、上記特許文献1や上記特許文献2のように当接条件の変更がなされると、エッジ部が引きつれにより破損したり、捲れたりする恐れがある。
このため、当接条件を変更したとしてもエッジ部の引きつれや捲れが発生しない構成として、清掃部材を剛体にすることが検討されている。
特開2010−1975646号公報 特開2003−21995号公報
しかしながら、剛体の清掃部材を使用した場合、連続した画像形成の実施により、被清掃対象である中間転写ベルトに傷が付いてしまう場合があった。具体的な原因としては、下記2点が考えられる。
(1)図9(a)に示すように、初期状態において、清掃部材のエッジ部の当接圧が高いため、凝集した外添剤などがエッジ部に入り込んだ際に中間転写ベルトを傷付けてしまう。
(2)図9(b)に示すように、清掃部材のエッジ部の摩耗が進んだ状態において、外添剤と清掃部材との接触面が広がり、エッジ部に入り込んだ外添剤の滞留時間が長くなって中間転写ベルトを傷付けてしまう。
本発明の課題は、画像形成装置において、像担持体を傷つけることなく、安定したクリーニング性能を得ることができるようにすることである。
上記課題を解決するため、本発明によれば、
像担持体に形成されたトナー像を被転写体に転写して画像を形成する画像形成装置であって、
剛体で形成されると共にエッジ部にR形状を有し、当該エッジ部が前記像担持体に接触して、前記像担持体上に残留した残留トナーを除去するクリーニング部材と、
前記クリーニング部材を動作させる駆動部と、
前記駆動部を制御して、前記像担持体に対する前記エッジ部の位置を、当該エッジ部のR形状に沿って周期的に変化させる制御部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置において、像担持体を傷つけることなく、安定したクリーニング性能を得ることができる。
本発明の実施の形態における画像形成装置の概略構成図である。 画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 クリーニング機構の構成を示す模式図である。 クレーニングブレードを示す模式図である。 クレーニングブレードの動作を説明するための図である。 クレーニングブレードの動作を説明するための図である。 クレーニングブレードの動作を説明するための図である。 クリーニング機構の変形例の構成を示す図である。 従来の問題を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[画像形成装置の構成]
まず、本実施の形態における画像形成装置の構成について説明する。
図1は、画像形成装置100の概略構成図である。図2は、画像形成装置100の制御構成を示すブロック図である。
図1、2に示すように、画像形成装置100は、画像形成部10、ベルトクリーニング機構200、給紙部50、制御部61、操作部62、表示部63、記憶部64、通信部65等を備えて構成され、各部はバスにより接続されている。
画像形成部10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する感光体ドラム11Y,11M,11C,11K、帯電部12Y,12M,12C,12K、露光部13Y,13M,13C,13K、現像部14Y,14M,14C,14K、一次転写ローラー15Y,15M,15C,15K、感光体クリーニング部16Y,16M,16C,16Kと、像担持体としての中間転写ベルト17と、二次転写ローラー18と、定着部19と、を備える。
帯電部12Y,12M,12C,12Kは、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kを一様に帯電させる。
露光部13Y,13M,13C,13Kは、レーザー光源、ポリゴンミラー、レンズ等から構成され、各色の画像データに基づいて感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kの表面をレーザービームにより走査露光して静電潜像を形成する。
現像部14Y,14M,14C,14Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する現像剤をそれぞれ収容し、感光体ドラム11Y,11M,11C,11K上の静電潜像に各色のトナーを付着させ、現像を行う。
現像剤としては、例えば、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤が用いられる。二成分現像剤を構成するトナーには、当該トナーに対する流動性の付与、および、帯電性、現像性、転写性並びにクリーニング性の向上などを目的として、例えば、粒径10〜1000nmのシリカ、チタニア、アルミナ等からなる外添剤が添加されている。
一次転写ローラー15Y,15M,15C,15Kは、感光体ドラム11Y,11M,11C,11K上に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト17上に逐次転写させる(一次転写)。すなわち、中間転写ベルト17上には、4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
感光体クリーニング部16Y,16M,16C,16Kは、転写後の感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kの周面上に残ったトナーを除去する。
中間転写ベルト17は、無端状ベルトであり、複数のローラー(駆動ローラー、従動ローラー、バックアップローラーR1など)により張架され、図1の矢印Aで示す方向に周回駆動される。
中間転写ベルト17の材質としては、例えば、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリフェニレンサルファイド樹脂等が挙げられる。また、中間転写ベルト17は、単層構造のものでも良いし、複層構造のものでも良い。
二次転写ローラー18は、中間転写ベルト17上に形成されたカラートナー像を、給紙部50から供給された被転写体としての用紙Pの一方の面上に一括して転写させる(二次転写)。
定着部19は、カラートナー像が転写された用紙Pを加熱する加熱ローラー、用紙Pを加圧する加圧ローラーを備え、加熱・加圧によりカラートナー像を用紙Pに定着させる。
加熱ローラー及び加圧ローラーの材質としては、例えば、NBRゴム等が挙げられる。
ベルトクリーニング機構200は、二次転写ローラー18により用紙Pにカラートナー像が転写された後の中間転写ベルト17から、用紙Pに転写されずに残った残留トナーや紙粉等を除去し、中間転写ベルト17をクリーニングする機構である。かかるベルトクリーニング機構200の構成の詳細については後述する。
給紙部50は、画像形成装置100の下部に備えられ、着脱可能な給紙カセット51を備えている。給紙カセット51に収容された用紙Pは、その最上部のものより1枚ずつ給紙ローラー52によって搬送経路に送り出されるようになっている。
制御部61は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、画像形成装置100の各部の処理動作を統括的に制御する。CPUは、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、各種処理を実行する。
操作部62は、表示部63の表示画面上を覆うように形成されたタッチパネルや、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ユーザーの操作に基づく操作信号を制御部61に出力する。
表示部63は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部61から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
記憶部64は、不揮発性の半導体メモリーやハードディスク等の記憶装置からなり、各種処理に関するデータ等を記憶する。
通信部65は、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続された外部装置との間でデータの送受信を行う。
[クリーニング機構の構成]
次に、ベルトクリーニング機構200の構成について説明する。
図3は、ベルトクリーニング機構200の構成を示す模式図である。
なお、ベルトクリーニング機構200を構成する各部は、中間転写ベルト17の幅方向に沿って長尺状である。
図3に示すように、ベルトクリーニング機構200は、ケーシングCAと、ケーシングCA内に設けられたクリーニング部20と、ケーシングCA内でクリーニング部20の下方に設けられた貯留部30と、を備えている。
ケーシングCAは、クリーニング部20及び貯留部30を構成する各部材を覆う筐体である。
クリーニング部20は、クリーニングブレード(クリーニング部材)21、クリーニングブレード21を保持するブレードホルダー22、クリーニングブレード21を動作させる駆動部23、及び押圧バネ24等を備える。
クリーニングブレード21は、例えば、SUS(ステンレス鋼)等の金属などの剛体からなる、長さ10mm程度、厚さ100μm程度の板体であり、その先端のエッジ部21aが、R形状となっている。
また、クリーニングブレード21は、表面に被覆層を備える構成であっても良い。被覆層としては、例えば、ダイヤモンドライクカーボン膜(DLC膜)、立方晶窒化ホウ素膜(C−BN膜)、炭化珪素膜(SiC膜)、窒化クロム膜(CrN膜)、タングステンカーボン膜(W−C膜)、ta−C膜(Tetra hedral Amorphous Carbon膜)などが挙げられる。
このような被覆層を備えることで、クリーニングブレード21のエッジ部21aの摩耗量が低減し、より長い期間使用することができることとなる。
このクリーニングブレード21は、エッジ部21aが、周回している中間転写ベルト17に接触し、これにより中間転写ベルト17上の残留トナーや紙粉等を掻き取って、中間転写ベルト17をクリーニングするものである。
具体的に、クリーニングブレード21は、その基端がブレードホルダー22に固定され、その先端が、中間転写ベルト17の回転方向と反対方向(カウンター方向)に向いた状態となって、先端のエッジ部21aが中間転写ベルト17に当接する。
この際、エッジ部21aは、中間転写ベルト17の平面部分に当接する構成であることが好ましい。
そして、クリーニングブレード21は、駆動部23の駆動により、中間転写ベルト17の動作中、例えば、1/2Hz等の所定周期にて、中間転写ベルト17に対するエッジ部21aの位置が、当該エッジ部21aのR形状に沿って周期的に変化するよう動作するようになっている。
ブレードホルダー22は、ケーシングCAに設けられた支持軸Gに取り付けられており、クリーニングブレード21を保持している。
駆動部23は、ブレードホルダー22を介してクリーニングブレード21を駆動させる駆動モーターである。駆動部23は、制御部61の制御により、中間転写ベルト17の動作中、ブレードホルダー22を支持軸G周りに駆動させ、これによりクリーニングブレード21のエッジ部21aの、中間転写ベルト17に対する位置を変化させる。
押圧バネ24は、ブレードホルダー22が支持軸Gの周りに反時計方向に回動するように付勢しており、これにより、クリーニングブレード21の先端が、中間転写ベルト17に圧接するようになっている。この構成により、クリーニングブレード21のエッジ部21aの摩耗が動作に影響するのを抑えることができる。
貯留部30は、クリーニング部20で掻き取った残留トナーを貯留する。
貯留部30は、クリーニングブレード21の下方に設置された貯留ローラー31、貯留シート32、貯留シート32を保持する保持部材33、及び貯留ローラー31の更に下方に設置された飛散防止シート34等を備える。
貯留ローラー31は、直径17mm程度の発砲ウレタン等からなるローラー部材であり、中間転写ベルト17の回転方向にみてクリーニングブレード21と中間転写ベルト17との当接位置Cよりも上流側で、中間転写ベルト17に当接するように配設されている。貯留ローラー31の中間転写ベルト17への食い込み量は1mm程度に設定されている。
この貯留ローラー31は、図示しない駆動手段により、中間転写ベルト17との当接位置において、中間転写ベルト17の回転方向に対してウィズ方向(中間転写ベルト17の回転方向に沿った方向)に回転するように構成されている。
貯留シート32は、例えば、厚み0.1mm程度の、PET(ポリエチレンテレフタレート)シート等からなる板体である。
貯留シート32の一端は、貯留ローラー31の表面に、貯留ローラー31と中間転写ベルト17との当接位置Cと反対側の位置で当接し、他端は、貯留ローラー31の上方に設けられた保持部材33に固定されており、クリーニングブレード21により掻き取られた残留トナーが貯留空間35の外部へ排出されるのを規制する。
保持部材33は、ケーシングCA内部の突起部にネジ等により固定され、貯留シート32を保持している。
上述の構成により、中間転写ベルト17、貯留ローラー31、及び貯留シート32に囲まれた空間が形成される。この空間は、クリーニングブレード21により中間転写ベルト17の表面から掻き取られた残留トナーを貯留する貯留空間35を形成している。
飛散防止シート34は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)シート等からなる板体である。飛散防止シート34の一端は、中間転写ベルト17に対向するケーシングCAの底部に接着され、他端は、中間転写ベルト17に軽く接触するように設置され、ケーシングCA内部の残留トナーが下方に落下することを防止する。
[クリーニング機構の動作]
次に、本実施の形態におけるベルトクリーニング機構200の動作について説明する。
本実施の形態のベルトクリーニング機構200おいては、クリーニング部20のクリーニングブレード21により、中間転写ベルト17から用紙Pに転写されずに残った残留トナー等を掻き取って除去するクリーニング動作が実行されている。
かかるクリーニング動作は、制御部61の制御により実行される。
具体的に、制御部61は、中間転写ベルト17の動作中、駆動部23を制御して、中間転写ベルト17に対するクリーニングブレード21のエッジ部21aの位置が、当該エッジ部21aのR形状に沿って周期的に変化するよう、クリーニングブレード21を動作させている。
ここで、クリーニングブレード21を動作について詳述する。
図4〜図7は、クレーニングブレードの動作を説明するための図である。
図4に示すように、クリーニングブレード21と中間転写ベルト17が成す設置角度(当接角α)は、クリーニングブレード21の中間転写ベルト17に対する当接圧に基づいて変更可能な角度の範囲が設定されている。
具体的に、例えば、図5に示すような、予め求められた、クリーニングブレード21の中間転写ベルト17に対する当接圧と当接角αの関係に基づいて、当接角αの変更可能な角度の範囲(図5における「OK」の範囲)が設定されている。
そして、制御部61は、当接角αが、この変更可能な角度の範囲を満たすように、クリーニングブレード21を動作させる。
これにより、クリーニングブレード21の動作中、必要な当接圧を維持できるようになっている。
また、図6に示すように、クリーニングブレード21の動作により、中間転写ベルト17の回転方向にみてクリーニングブレード21と中間転写ベルト17の当接位置Cよりも上流側における、クリーニングブレード21と中間転写ベルト17の間隙Lも変化する。
このため、制御部61は、間隙Lがトナー粒径より小さくなるように、クリーニングブレード21を動作させる。
これにより、クリーニングブレード21の動作中、残留トナーがエッジ部21aと中間転写ベルト17の当接位置Cに入り込むのを防止できるようになっている。
また、図7に示すように、残留トナーのエッジ部21aのすり抜けを防止するために、クリーニングブレード21のエッジ部21aが下記(1)の式の関係を満たす構成であることが好ましい。
トナー粒径>(1−sinθ)*R・・・・(1)
ここで、Rは、エッジ部21aに沿う仮想円の半径である。θは、エッジ部21の動作角度である。
例えば、残留トナーの粒径を7μm、図5に基づき当接角αの範囲を10°〜20°とした場合、R=8.4μmに設定することで、残留トナーの摺り抜けを防止することができる。
このようなクリーニング動作によれば、クリーニングブレード21のエッジ部21aがR形状であるため、初期の当接圧の高い状態を防止することができ、中間転写ベルト17の傷の発生を防止することができる。
また、クリーニングブレード21を駆動させてエッジ部21aの中間転写ベルト17に対する位置を常に変化させることで、摩耗によりエッジ部21aが平面になることを防止し、且つ、外添剤がエッジ部21aと中間転写ベルト17の間に入り込んで長時間滞留することがなくなり、中間転写ベルト17の傷の発生を防止することができる。
<トナー像のカバレッジによる動作周期の変更>
上記のクリーニング動作においては、トナー画像のカバレッジ(印字率)に応じて、クリーニングブレード21の動作周期を変更させることが好ましい。
トナー画像のカバレッジにより、クリーニングブレード21に到達する外添剤とトナーの比率が変わり、エッジ部21aの摩耗の程度が変動するためである。
例えば、高カバレッジ時には、クリーニングブレード21に到達するトナー量が増加し、外添剤がエッジ部21aと中間転写ベルト17の当接位置Cを通過するのがブロックされるため、クリーニングブレード21のエッジ部21aの摩耗量が低減する。
このため、カバレッジが高い場合には、クリーニングブレード21の動作周期を長くすることで、特定の場所での偏摩耗の発生が抑制され長期にわたって安定したクリーニング性能を保つことができる。
表1は、カバレッジに応じた動作周期を設定する設定テーブルの一例である。なお、このような設定テーブルは、記憶部64に予め記憶されているものであり、その内容は、ユーザーの操作部62への操作により適宜変更可能である。
Figure 2018072461
表1では、カバレッジが10%未満の場合、動作周期が1/4Hzに設定されている。また、カバレッジが10%以上で30%未満の場合、動作周期が1/3Hzに設定されている。また、カバレッジが30%以上の場合、動作周期が1/2Hzに設定されている。
即ち、表1では、カバレッジが高くなると、動作周期が長くなるように設定されている。
<画像形成環境による動作周期の変更>
また、上記のクリーニング動作においては、画像形成環境に応じて、クリーニングブレード21の動作周期を変更させることが好ましい。
画像形成環境により、クリーニングブレード21に到達する外添剤の量が変化するためである。
例えば、高温高湿環境(温度30℃・湿度80%RH:以下「HH環境」という)では、外添剤の量が減ってクリーニングブレード21が摩耗しにくくなるため、クリーニングブレード21の動作周期を長くする。一方、低温低湿環境(温度10℃・湿度20%RH;以下「LL環境」という)では、外添剤の量が多くクリーニングブレード21が摩耗しやすいため、クリーニングブレード21の動作周期を短くする。
これにより、画像形成環境に依らず長期にわたって安定したクリーニング性能を保つことができる。
表2は、画像形成装置100の画像形成環境(温度及び湿度)に応じた動作周期を設定する設定テーブルの一例である。なお、このような設定テーブルは、記憶部64に予め記憶されているものであり、その内容は、ユーザーの操作部62への操作により適宜変更可能である。
Figure 2018072461
表2では、HH環境の場合、動作周期が1Hzに設定されている。
また、NN環境(常温常湿環境)の場合、動作周期が1/2Hzに設定されている。
また、LL環境の場合、動作周期が1/4Hzに設定されている。
即ち、表2では、高温高湿環境において、動作周期が長くなるように設定されている。
<中間転写ベルトの周回速度による動作周期の変更>
また、上記のクリーニング動作において、中間転写ベルト17の周回速度に併せて、クリーニングブレード21の動作周期を変更させることが好ましい。
例えば、厚紙に対する画像形成時には、普通紙の画像形成時の1/2の速度で中間転写ベルト17が周回する。この場合、クリーニングブレード21の動作周期を、同じ比率、ここでは設定された動作周期の1/2に変更する。
このようにすることで、特定の場所での偏摩耗を抑制することができ、長期にわたって安定したクリーニング性能を保つことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、中間転写ベルト17に形成されたトナー像を用紙Pに転写して画像を形成する画像形成装置100であって、剛体で形成されると共にエッジ部21aにR形状を有し、当該エッジ部21aにより中間転写ベルト17に接触し、中間転写ベルト17上に残留した残留トナーを除去するクリーニングブレード21と、クリーニングブレード21を動作させる駆動部23と、駆動部23を制御して、中間転写ベルト17に対するエッジ部21aの位置を、当該エッジ部21aのR形状に沿って周期的に変化させる制御部61と、を備える。
このため、クリーニングブレード21を、剛体により形成することで、当接条件の変化による捲れや引き連れを防止することができる。
また、クリーニングブレード21のエッジ部21aにR形状を持たせることで、角当てを防止し、初期の当接圧の高い状態を防止することができ、中間転写ベルト17の傷の発生を防止することができる。
また、クリーニングブレード21を駆動させてエッジ部21aの中間転写ベルト17に対する位置を常に変化させることで、摩耗によりエッジ部21aが平面になることを防止し、且つ、外添剤の挟み込みによる傷の発生を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、クリーニングブレード21の中間転写ベルト17に対する当接圧に基づいて、クリーニングブレード21と中間転写ベルト17が成す当接角の変更可能な角度の範囲が設定されて、制御部61は、変更可能な角度の範囲を満たすように、クリーニングブレード21を動作させる。
このため、クリーニングブレード21を駆動させた際に、必要な当接圧を維持することができる。
また、本実施の形態によれば、制御部61は、中間転写ベルト17の回転方向にみてクリーニングブレード21と中間転写ベルト17の当接位置Cより上流側における、クリーニングブレード21と中間転写ベルト17の間隙Lが、トナー粒径より小さくなるように、クリーニングブレード21を動作させる。
このため、クリーニングブレード21と中間転写ベルト17との間に、トナーの挟み込みが発生するのを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、制御部61は、中間転写ベルト17の動作中、駆動部23を制御して、クリーニングブレード21を動作させる。
このため、中間転写ベルト17の動作中、クリーニングブレード21が動作し、クリーニングブレード21の局所的な摩耗を防ぐ動作を実行することができる。
また、本実施の形態によれば、制御部61は、トナー像のカバレッジに応じて、クリーニングブレード21の動作周期を変更する。
このため、トナー像のカバレッジに応じて、クリーニングブレード21をより適切に動作させることができる。
また、本実施の形態によれば、制御部61は、画像形成環境に応じて、クリーニングブレード21の動作周期を変更する。
このため、画像形成環境に応じて、クリーニングブレード21をより適切に動作させることができる。
また、本実施の形態によれば、制御部61は、中間転写ベルト17の周回速度に応じて、クリーニングブレード21の動作周期を変更する。
このため、中間転写ベルト17の周回速度に応じて、クリーニングブレード21をより適切に動作させることができる。
なお、本発明を適用可能な実施の形態は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態においては、クリーニングブレード21を、中間転写ベルト17の動作中、常時、動作させる構成を例示して説明したが、クリーニングブレード21の動作を、予め設定したタイミングにて実行する構成としても良い。
具体的には、例えば、中間転写ベルト17の周回距離が所定の閾値(例えば600m)に達するごとに、当接角を所定角度(例えば1°)変更する構成とすることができる。
これにより、クリーニングブレード21の動作時間を少なくできるので、クリーニングブレード21のエッジ部21aの平面化を抑制しつつ、クリーニングブレード21の動作による残留トナーのすり抜けなどの副作用を小さくして画質の安定化を図ることができる。
なお、中間転写ベルト17の周回距離の閾値は、当接圧やクリーニングブレード21の材質に応じて変更可能であるのは勿論である。例えば、被覆層を付けた摩耗量の少ないクリーニングブレード21などの場合には、閾値を大きく設定することができる。
また、この際、平面化抑制の観点から、エッジ部21aの変更角度は小さければ小さいほど好ましい。
また、往復時に同じ位置で摩耗が進まないように、行き帰りの角度がずれるように動作させることが好ましい。例えば、1°毎にずらして端まで行った後、戻り時には、最初の1回の動作角度を0.5°にするなどである。
また、画像形成中はクリーニングブレード21を固定し、画像形成時以外(例えば、ジョブ終了時)に、中間転写ベルト17を周回させながらクリーニングブレード21を動作させる構成であっても良い。
具体的には、ジョブ終了時に、実行したジョブの画像形成枚数に応じて、中間転写ベルト17の周回速度を設定し(例えば、ジョブ時の設定速度400mm/sから500mm/sに変更)、その中間転写ベルト17の周回速度に応じてクリーニングブレード21の動作周期を設定する(例えば、設定値1/2Hzから1/4Hzに変更)。そして、研磨剤として外添剤の供給を行うため、1%のカバレッジの横帯のトナー画像を中間転写ベルト17に形成しつつ、上記設定にて、クリーニング動作を行う。
かかるクリーニング動作によれば、ジョブ終了時に、強制的にエッジ部21aの平面をなくす動作が実行されることとなる。
このため、画像形成時にはクリーニングブレード21を固定できるので、画質の安定化が図れるとともに、クリーニングブレード21の特定の場所での偏摩耗を抑制することができ、長期にわたって安定したクリーニング性能を保つことができる。
また、上記実施の形態においては、一のクリーニング部20を備えた構成を例示して説明したが、図8に示すように、中間転写ベルト17の回転方向にみてクリーニング部20の下流に、第2のクリーニング部40を設ける構成としても良い。
第2のクリーニング部40は、中間転写ベルト17上のクリーニング部20により除去できなかった(すり抜けた)残留物を捕集するためのものである。
具体的に、第2のクリーニング部40は、図示しない支持部に支持されたスクレーパ(第2の清掃部材)41を備える。かかるスクレーパ41は、クリーニングブレード21と同様の構成を有し、クリーニングブレード21と同様の動作を行う。
なお、この図8の構成においては、クリーニング部20のクリーニングブレード21は、弾性体により形成しても良い。
10 画像形成部
17 中間転写ベルト(像担持体)
20 クリーニング部
21 クリーニングブレード(クリーニング部材)
21a エッジ部
22 ブレードホルダー
23 駆動部
30 貯留部
31 貯留ローラー
32 貯留シート
33 保持部材
34 飛散防止シート
35 貯留空間
40 クリーニング部
41 スクレーパ
50 給紙部
61 制御部
62 操作部
63 表示部
64 記憶部
65 通信部
100 画像形成装置
200 ベルトクリーニング機構
P 用紙(被転写体)

Claims (9)

  1. 像担持体に形成されたトナー像を被転写体に転写して画像を形成する画像形成装置であって、
    剛体で形成されると共にエッジ部にR形状を有し、当該エッジ部が前記像担持体に接触して、前記像担持体上に残留した残留トナーを除去するクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材を動作させる駆動部と、
    前記駆動部を制御して、前記像担持体に対する前記エッジ部の位置を、当該エッジ部のR形状に沿って周期的に変化させる制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニング部材と前記像担持体が成す当接角は、前記クリーニング部材の前記像担持体に対する当接圧に基づいて変更可能な範囲が設定され、
    前記制御部は、前記変更可能な範囲において、前記クリーニング部材を動作させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記像担持体の回転方向にみて前記クリーニング部材と前記像担持体の当接位置より上流側における前記クリーニング部材と前記像担持体の間隙が、トナー粒径より小さくなる範囲において、前記クリーニング部材を動作させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記像担持体の動作中に、前記駆動部を制御して、前記クリーニング部材を動作させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記トナー像のカバレッジに応じて、前記クリーニング部材の動作周期を変更することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    画像形成環境に応じて、前記クリーニング部材の動作周期を変更することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記像担持体の周回速度に応じて、前記クリーニング部材の動作周期を変更することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、
    前記像担持体の周回距離が予め設定した値に達すると、前記駆動部を制御して、前記クリーニング部材を動作させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、
    画像形成中は前記クリーニング部材を固定し、
    画像形成時以外のタイミングで前記像担持体を周回させると共に、前記駆動部を制御して、前記クリーニング部材を動作させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置。
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