JP2016045238A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間の使用においても安定的に感光体ドラムの研磨が可能な、クリーニング装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体ドラムに当接して配設されるクリーニングローラーと、感光体ドラムの回転方向においてクリーニングローラーよりも下流側に感光体ドラムに当接して設けられ、ドラム表面に付着するトナーを掻き取るクリーニングブレードと、クリーニングローラーに当接して回転するトナー層厚規制ローラー1とを備えるクリーニング装置であって、トナー層厚規制ローラー1は、芯金200と、芯金200の外周に形成される発泡層201とを備え、発泡層201は、表面に螺旋状の溝部102を有し、溝部102の幅が一定である。
【選択図】図3

Description

本発明は、クリーニング装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
複写機やプリンター等の画像形成装置において、画像形成部には感光体ドラムが備えられており、この感光体ドラム表面には静電潜像が形成された後に、トナーが付着してトナー像が形成される。
トナー像は紙等の被転写体に転写されるが、トナーが完全に転写されずに感光体ドラム表面に残留したり、また、静電潜像形成の際に生成する放電生成物が感光体ドラム表面に付着したままとなる。このような残留トナーや放電生成物は、新たな画像形成の妨げとなり、良好な転写画像を得られない原因となる。そのため、画像形成装置には感光体ドラム表面の付着物(トナー、放電生成物等)を除去するためのクリーニング装置が備えられている。
クリーニング装置には、感光体ドラムに当接して回転するクリーニングローラーおよびクリーニングブレードが備えられている。このクリーニングローラーは、トナーを除去する機能に加えて、トナーを保持してクリーニングローラー表面にトナー層を形成し、感光体ドラム表面を研磨する機能も有している。
しかしながら、印字率の高低によってクリーニングローラーに供給されるトナー量が変化するため、安定的に感光体ドラムを研磨することは困難であった。
特許文献1には、クリーニングブレードにより感光体ドラムから除去されたトナーを、クリーニングローラー下方に設けたトナー受け部材に貯留するクリーニング装置が開示されている。クリーニングローラーの下方にトナー受け部材を設けることによって、感光体ドラムから除去されたトナーを貯留して、十分な量のトナーをクリーニングローラーに供給することができ、研磨効果を高めることができる。
しかし、特許文献1の開示技術では、感光体ドラム表面に付着するトナー量が変化すると、トナー受け部材に貯留されるトナー量も変化することとなる。そうすると、クリーニングローラーに保持されるトナー量に増減が生じて安定的な感光体ドラムの研磨が困難となる。つまり、クリーニングローラーに形成されるトナー層厚にムラが生じ、研磨ムラが起こりやすいという問題があった。
一方、特許文献2には、クリーニングローラー下方に設けられたトナー受け部材と、クリーニングローラーに保持されたトナーを掻き取るためのスクレーパとを備えたクリーニング装置が開示されている。特許文献2の開示技術は、トナー受け部材に貯留されたトナーをクリーニングローラーに保持させ、そのトナー量を調節するためにスクレーパを用いてトナーを掻き取るものである。この特許文献2の開示技術を用いると、クリーニングローラーに十分な量のトナーを供給できるとともに、トナーを掻き落としてトナー量を調節することができるため、クリーニングローラーに保持されるトナー量が印字率に影響されず、研磨効果が変化しにくいものである。
しかし、特許文献2の開示技術では、クリーニングローラーに形成されたトナー層が薄くなり、そのため研磨力が低下するという問題があった。更に、長期間使用すると、スクレーパが部分的に摩耗して均一な研磨ができなくなるという問題があった。従って、特許文献2の開示技術を用いても、長期間にわたって安定的に感光体ドラムを研磨することは困難であった。
これら問題を改良した技術が、特許文献3に開示されている。特許文献3の開示技術は、規制ローラーの中央部のローラー外径を太くすることで、規制ローラー及びクリーニングローラーが反ることの対策を行い、かつニップ圧の低い部分にトナーが移動することを用いて、クリーニングローラーの両端部のトナー層厚を厚くするものである。
しかし、特許文献3で開示された中央部が太い規制ローラーは、外径コントロールが難しく、一定のものを作りかつ狙ったニップコントロールを行えるだけの量産安定性が低いものであった。また、耐久による摩耗により長期間にわたって狙いの性能を維持することが難しかった。
特開2007−108269号公報 特開2009−1004007号公報 特開2011−221144号公報
本発明は、長期間の使用においても安定的に感光体ドラムの研磨が可能な、クリーニング装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、感光体ドラムに当接して配設されるクリーニングローラーと、前記感光体ドラムの回転方向において前記クリーニングローラーよりも下流側に前記感光体ドラムに当接して設けられ、該ドラム表面に付着するトナーを掻き取るクリーニングブレードと、前記クリーニングローラーに当接して回転するトナー層厚規制ローラーとを備えるクリーニング装置であって、前記トナー層厚規制ローラーは、芯金と、芯金の外周に形成される発泡層とを備え、該発泡層は、表面に螺旋状の溝部を有し、該溝部の幅が一定であるクリーニング装置を第1の要旨とする。
また、本発明は、上記第1の要旨に係るクリーニング装置を備える画像形成装置を第2の要旨とする。
本発明によれば、クリーニングローラーに供給されるトナー量に増減が生じてもクリーニングローラー表面に均一な厚さのトナー層を形成して感光体ドラムを均一且つ安定的に研磨することができ、長期間の使用においても安定的に感光体ドラムの研磨が可能である。
本発明の一実施形態に係るクリーニング装置を備えた画像形成装置の概略断面図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニング装置の概略断面図である。 本発明の一実施形態に係るトナー層厚規制ローラーの斜視図である。 実施例の印字画像評価に係る画像パターンの一例を示す模式図である。 実施例の印字画像評価に係る画像パターンの他の例を示す模式図である。 実施例の印字画像評価に係る画像パターンの他の例を示す模式図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、画像形成装置の一例であるカラー印刷可能なプリンター100の構造が概略的に示されている。この図1に示す断面はプリンター100の左側面からみたものである。このため、プリンター100の前面は図1の右側に、プリンター100の背面は左側にそれぞれ位置する。
プリンター100は装置本体31を有し、この装置本体31の上方には排紙トレイ32が設けられる。また、排紙トレイ32の近傍には、ユーザの各種操作に供される複数の操作キーや、各種情報を表示する画面を有したフロントカバー33が配置されている。
一方、装置本体31の下方には給紙カセット34が配置され、その収容部35には用紙が積層された状態で収納されている。図1でみて収容部35の右上方には給紙ローラー36が設置される。そして、用紙は図1でみて給紙カセット34の右上方に向けて送出され、この送出された用紙は、装置本体31の内部でプリンター100の前面に沿って上方に向けて搬送される。
また、給紙カセット34は、プリンター100の前面側、つまり、図1の右方向に向けて引き出し可能に構成されており、この引き出した状態にて、収容部35に新たな用紙を補充したり、用紙を別の種類の用紙に入れ替え可能となる。装置本体31の内部には、給紙カセット34からの用紙搬送方向でみて下流側に、搬送ローラー37、レジストローラー38、画像形成部39及び2次転写部40が順番に配置されている。
本実施例の画像形成部39には4個のドラムユニット41が並設され、各ドラムユニット41には感光体ドラム(像担持体)11がそれぞれ設けられている。各感光体ドラム11は回転自在に設置され、図示しない駆動モーターによって図1の時計回りにそれぞれ駆動する。
また、感光体ドラム11と給紙カセット34との間には露光部42が備えられており、この露光部42からは、レーザー光が各感光体ドラム11に向けてそれぞれ照射される。
さらに、図1に示されるように、各感光体ドラム11の周囲の適宜位置には、帯電器20、現像器24、中間転写ローラー25、クリーニング装置10がそれぞれ設けられている。
帯電器20は、感光体ドラム11の下方に位置しており、感光体ドラム11の表面を帯電させる。帯電器20は、感光体ドラム11に直接に接する帯電ローラー21、及び帯電ローラー21の表面を摺擦して清掃するクリーニングブラシ22を有している。
現像器24はドラムユニット41の左方に配置され、感光体ドラム11に対峙する中間転写ローラー25を有する。中間転写ローラー25は図示しない駆動モーターによって図1の反時計回りに駆動する。
画像形成部39はゴム製の中間転写ベルト26を有し、当該中間転写ベルト26は各感光体ドラム11の上方に配置されている。中間転写ローラー25は中間転写ベルト26を上方から押圧し、感光体ドラム11と中間転写ベルト26とを圧接させる。
中間転写ベルト26と排紙トレイ32との間には4個のトナーコンテナ43が配設されている。各トナーコンテナ43は、プリンター100の背面側から前面側に向けて、マゼンタ用、シアン用、イエロー用、そして、ブラック用の順に配設される。
2次転写部40には2次転写ローラー44が備えられ、2次転写ローラー44は中間転写ベルト26に対して斜め下方から圧接可能に構成されている。これら中間転写ベルト26と2次転写ローラー44とは、トナー像を用紙に転写するためのニップ部を形成する。
また、用紙搬送方向でみて2次転写部40の下流側には、定着部45、排出分岐部46及び排出ローラー47の順に配置されている。
さらに、2次転写部40と手差しトレイ48との間には両面印刷搬送路49が形成される。両面印刷搬送路49は、排出分岐部46から装置本体31の前面側で分岐して下方に向けて延び、レジストローラー38の上流側に連結する。
次に、本実施形態に係るクリーニング装置10について詳述する。クリーニング装置10は、図2に示されるように、感光体ドラム11に向けて開口したハウジング6を備えており、このハウジング6の適宜位置に、トナー層厚規制ローラー1、クリーニングローラー2、クリーニングブレード3、回収スクリュー4、トナー受け部材(プレートロール)5、トナー回収室7等を有している。
トナー受け部材(プレートロール)5は、感光体ドラム11およびクリーニングローラー2から脱離したトナーTを受ける。回収スクリュー4は、廃トナーをクリーニング装置10から外部へ送り出す。
クリーニングローラー2は、ハウジング6の開口にて感光体ドラム11に圧接しており、感光体ドラム11表面を研磨する。クリーニングローラー2は、感光体ドラム11の回転軸線方向に沿って延びている。また、クリーニングローラー2は、例えば導電性発泡EPDM等のエチレンゴム製であり、図示しない駆動モーターによって図2の反時計回りに駆動し、トナー像が転写された後の感光体ドラム11の表面をトレール方向で等速あるいは線速差を設け摺擦研磨する。これにより、クリーニングローラー2は、感光体ドラム11の表面に付着する放電生成物などを除去する。
トナー層厚規制ローラー1は、クリーニングローラー2に当接回転する。なお、トナー層厚規制ローラー1の詳細については、図3等において後述する。
クリーニングブレード3は、感光体ドラム11に当接し、感光体ドラム11表面に付着する付着物(トナー、放電生成物等)を掻き取る。クリーニングブレード3は、ハウジング6の下端に固定される亜鉛鋼板製の本体や、この本体に溶着されたポリウレタンゴム製のブレード部分からなり、このブレード部分のエッジが感光体ドラム11の回転方向でみてクリーニングローラー2の下流側に配置され、感光体ドラム11の回転軸線に沿って延びている。そして、このエッジが感光体ドラム11の回転軸線よりも低い位置にてカウンター方向で接し、感光体ドラム11の表面に付着した研磨剤を含む残留トナーなどを掻き取っている。これらクリーニングブレード3やクリーニングローラー2によって感光体ドラム11の表面から掻き取られた残留トナーTなどは、トナー受け部材(プレートロール)5に一時的に溜められる。
トナー受け部材5は、図2の断面視で逆L字状に形成され、その垂直面がクリーニングブレード3に沿って上方に向けて延び、この垂直面の上端が水平面の左端に連なる。そして、この水平面がクリーニングローラー2の下側を覆い、且つ、感光体ドラム11の回転軸線に沿って配置されており、クリーニングローラー2との間に所定の空間を形成する。
この結果、これらクリーニングローラー2及びクリーニングブレード3の双方で感光体ドラム11から除去された残留トナーTは、トナー受け部材5に一時的に溜められた後、クリーニングローラー2に供給されて付着することができる。
一方、トナー受け部材5から溢れた残留トナーT等はトナー回収室7から回収される。
詳しくは、トナー回収室7は、ハウジング6の底近傍に回収スクリュー4を有する。この回収スクリュー4は、図2でみてトナー受け部材5の垂直面の右側に設置されており、感光体ドラム11の回転軸線方向に沿って延び、その先端が図示しない駆動モーターに連結されている。そして、この駆動モーターが駆動すると、トナー受け部材5から下方に排出された残留トナーT等は、回収スクリュー4を経由して回収容器(図示しない)に集められる。
詳しくは、トナー層厚規制ローラー1は、図2でみてクリーニングローラー2の斜め右下側、つまり、クリーニングローラー2と感光体ドラム11との当接位置とは反対側であって、トナー受け部材5の水平面の右端近傍に設置されている。より具体的には、このトナー層厚規制ローラー1は、クリーニングブレード3やクリーニングローラー2と同様に、感光体ドラム11の回転軸線方向に沿って延び、クリーニングローラー2に当接して従動回転する。
よって、クリーニングローラー2が図2に示されるように反時計回りに回転すると、トナー層厚規制ローラー1は時計回りに回転し、ハウジング6内においてクリーニングローラー2に対してトレール方向で回転して接触する。
感光体ドラム11、クリーニングローラー2、トナー層厚規制ローラー1の回転軸は図示していないが、夫々の回転軸はその両端において2点支持されており、感光体ドラム11とクリーニングローラー2、クリーニングローラー2とトナー層厚規制ローラー1とは、夫々の軸方向にわたって当接している。これにより、トナー層厚規制ローラー1はクリーニングローラー2に当接して配設されており、クリーニングローラー2はトナー層厚規制ローラー1により摺擦される。
以上により、感光体ドラム11からクリーニングローラー2に供給されたトナーがクリーニングローラー2表面に付着し、クリーニングローラー2にトナー層が形成される。しかし、感光体ドラム11からクリーニングローラー2に供給されるトナー量に増減が生じると、クリーニングローラー2表面に形成されるトナー層の厚さが一定でなくなる。つまり、トナーの供給量が増えるとトナー層が厚くなり、一方、供給量が減るとトナー層が薄くなる。
ここで、トナー層厚規制ローラー1は、撓むおそれがある。特に、トナー層厚規制ローラー1の硬度がクリーニングローラー2の硬度よりも高く、且つ回転軸径(芯金径)がクリーニングローラー2の回転軸径よりも細い場合に、トナー層厚規制ローラー1は撓みやすくなる。
トナー層厚規制ローラー1が撓むと、クリーニングローラー2に対するニップ圧が低下する。したがって、トナー層厚規制ローラー1による適度な厚さのトナー層形成は困難となる。また、トナー層厚規制ローラー1の撓み量は、該ローラー1の軸方向中心部付近で著しい。そのため、トナーがクリーニングローラー2の軸方向両端から中心部まで流れて集まりやすくなる。したがって、トナー層厚は、クリーニングローラー2の軸方向中心部付近で厚くなり、両端部で薄くなる。軸方向のトナー層厚に差が生じることで、クリーニングローラー2に形成されるトナー層厚にムラが生じることとなる。
本実施形態では、トナー層厚規制ローラー1は、芯金と、芯金の外周に形成される発泡層とを備え、該発泡層は、表面に螺旋状の溝部を有し、該溝部の幅が一定である。このように、トナー層厚規制ローラー1とクリーニングローラー2との接触面積を減少させることで、ローラー1の撓みを減らし、溝部のエッジで過剰なトナーを掻き落とすとともに、軸方向にトナーを送る力をもたすことで中央部にトナーが集まることを防止している。これは、同時に印字パターンの不均一によるトナー供給量の不均一化によるクリーニングローラー2上のトナー層の不均一化をも防止している。一般的に用紙エッジ部まで均一に印字を行うことは稀である。
本実施形態において、接触面積とは、トナー層厚規制ローラー1と、クリーニングローラー2とが接触する部分の面積をいう。接触面積は、20〜95%の範囲が好ましく、特に好ましくは50〜90%の範囲である。接触面積が大きすぎると、トナー層厚の均一化の効果が少なくなり、接触面積が小さすぎると、非接触部の規制能力の低下により、クリーニングローラー1上の螺旋状のトナー層厚ムラが顕著になり、いずれも、感光体ドラム11を均一に研磨する効果が小さくなるおそれがある。
なお、図2において、矢印で示すように、クリーニングローラー2とトナー層厚規制ローラー1の回転方向は、夫々の当接部において同方向とすることが好ましい。同方向に回転させることで、クリーニングローラー2に対するトナー層厚規制ローラー1の過剰な負荷がかかるのを防ぐことができる。また、トナー層厚規制ローラー1とクリーニングローラー2との回転駆動に多少の速度差を設けることが望ましく、トナーの均一化を図る効果を高めることができる。ただし、負荷の増大が想定される場合、クリーニングローラー2とトナー薄層規制ローラー1の当接部のニップ圧を低減させるため、クリーニングローラー2とトナー薄層規制ローラー1との回転駆動は等速でもよい。
図3は、本実施形態に係るクリーニング装置10に使用するトナー層厚規制ローラーの一例を示す斜視図である。トナー層厚規制ローラー1は、芯金200の外周面に、所定幅201aの短冊状の発泡部材201を一定間隔で螺旋状に巻きつけ、螺旋状の溝部102を形成してなるものである。
短冊状の発泡部材201の材質は、特に限定はなく、例えば、発泡ウレタンスポンジ等があげられる。
短冊状の発泡部材201の幅201aは、特に限定はなく、3〜10mmが好ましく、特に好ましくは5〜6mmである。
溝部102の幅は、一定幅であれば特に限定はないが、1〜25mmが好ましく、特に好ましくは2〜6mmである。
短冊状の発泡部材201を螺旋状に巻きつける際の螺旋角度は、特に限定はないが、30〜60度が好ましく、特に好ましくは40〜50度である。
〔トナー層厚規制ローラーの変形例〕
本実施形態に係るクリーニング装置10に使用するトナー層厚規制ローラー1の変形例としては、芯金200の外周面に発泡層(図示せず)が形成され、発泡層の表面に、一定幅の溝部(図示せず)を所定間隔で螺旋状に形成してなるものがあげられる。
発泡層の材質は、短冊状の発泡部材201と同様のものが使用され、例えば、発泡ウレタンスポンジ等があげられる。
つぎに、本発明の実施例について比較例と併せて説明する。ただし、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
SUS製芯金(外径5.0mm)の外周面に、幅5mm(厚さ1.5mm)の短冊状スポンジ(発泡ウレタン)を5mm間隔で螺旋状に巻きつけ(螺旋角度47度)、螺旋状の溝部を形成してなるトナー層厚規制ローラーを作製した。
〔実施例2〕
SUS製芯金(外径5.0mm)の外周面に、幅5mm(厚さ1.5mm)の短冊状スポンジ(発泡ウレタン)を10mm間隔で螺旋状に巻きつけ(螺旋角度39度)、螺旋状の溝部を形成してなるトナー層厚規制ローラーを作製した。
〔実施例3〕
SUS製芯金(外径5.0mm)の外周面に、幅5mm(厚さ1.5mm)の短冊状スポンジ(発泡ウレタン)を15mm間隔で螺旋状に巻きつけ(螺旋角度33度)、螺旋状の溝部を形成してなるトナー層厚規制ローラーを作製した。
〔実施例4〕
SUS製芯金(外径5.0mm)の外周面に、幅5mm(厚さ1.5mm)の短冊状スポンジ(発泡ウレタン)を2.5mm間隔で螺旋状に巻きつけ(螺旋角度62度)、螺旋状の溝部を形成してなるトナー層厚規制ローラーを作製した。
〔実施例5〕
SUS製芯金(外径5.0mm)の外周面に、幅5mm(厚さ1.5mm)の短冊状スポンジ(発泡ウレタン)を20mm間隔で螺旋状に巻きつけ(螺旋角度30度)、螺旋状の溝部を形成してなるトナー層厚規制ローラーを作製した。
〔実施例6〕
SUS製芯金(外径5.0mm)の外周面に、発泡ウレタン層(厚さ1.5mm)を形成した。つぎに、発泡ウレタン層の表面に、幅2mm(深さ1.5mm)の溝部を20mm間隔で螺旋状(螺旋角度45度)に形成して、トナー層厚規制ローラーを作製した。
〔実施例7〕
SUS製芯金(外径5.0mm)の外周面に、発泡ウレタン層(厚さ1.5mm)を形成した。つぎに、発泡ウレタン層の表面に、幅2mm(深さ1.5mm)の溝部を40mm間隔で螺旋状(螺旋角度45度)に形成して、トナー層厚規制ローラーを作製した。
〔比較例1〕
SUS製芯金(外径5.0mm)の外周面に、発泡ウレタン層(厚さ1.5mm)が形成されてなる、トナー層厚規制ローラーを作製した。なお、このトナー層厚規制ローラーは、発泡ウレタン層の表面に溝部を形成していない。
〔評価〕
実施例1〜7及び比較例1のトナー層厚規制ローラーを用いて、以下の基準にて印字画像を評価した。その結果を、下記の表1に示した。
(印字画像1)
A4横通紙にて、図4に示す画像パターンを1000枚連続印字し、A、B、C、Dの各位置で、クリーニングローラー上のトナー層厚(mg/cm)を測定した。A、B、Dの各位置には、図4に示す各長さのベタ帯を配置した(Cは長さ0mm)。
(条件)
トナー層厚規制ローラーのクリーニングローラーに対する食い込み深さは0.3mmとした。クリーニングローラーは、感光体ドラムに対して1.2倍の線速で回転させ、クリーニングローラーとトナー層厚規制ローラーの回転方向は夫々のローラーの当接部において同方向で、トナー層規制ローラーはクリーニングローラーに対して1.2倍で回転させた。なお、クリーニングローラーは、以下のものを使用した。
(クリーニングローラー)
SUS製芯金(外径12mm)の外周面に、エチレンプロピレンゴム(EPDM)層(厚さ1.75mm)が形成されてなるクリーニングローラー(外径15.5mm、硬度58°)を作製した。なお、このクリーニングローラーの硬度は、硬度計(ASKER−C、アスカー社製)を用いて測定した。
Figure 2016045238
表1の結果から、実施例1〜7は比較例1に比べて、A〜Dの各位置においてトナー層厚が小さくなるか略同等であり、画像評価が良好であった。
(印字画像2)
A4横通紙にて、図5に示す画像パターン(長手方向全域に長さ180mm×幅210mm幅のべた画像)を1000枚連続印字し、A、B、C、Dの各位置で、クリーニングローラー上のトナー層厚(mg/cm)を測定した。その結果を、下記の表2に示した。
Figure 2016045238
表2の結果から、実施例1,4,6は比較例1に比べて、A〜Dの各位置においてトナー層厚が小さくなるか略同等であり、画像評価が良好であった。
(印字画像3)
画像パターンを印字画像3に変更した以外は、印字画像1と同様にして画像を評価した。すなわち、A4横通紙にて、図6に示す画像パターンを1000枚連続印字し、A、B、C、Dの各位置で、クリーニングローラー上のトナー層厚(mg/cm)を測定した。A、Bの各位置には、図6に示す各長さのベタ帯を配置した(C、Dは長さ0mm)。その結果を、下記の表3に示した。
Figure 2016045238
表3の結果から、実施例1,4,6は、A〜Dの各位置においてトナー層厚が小さく、画像評価が良好であった。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明は、クリーニング装置を備えた、プリンター、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に対して好適に利用される。
1 トナー層厚規制ローラー
2 クリーニングローラー
3 クリーニングブレード
10 クリーニング装置
11 感光体ドラム
100 プリンター(画像形成装置の一例)
102 溝部
200 芯金
201 発泡部材(発泡層)

Claims (6)

  1. 感光体ドラムに当接して配設されるクリーニングローラーと、前記感光体ドラムの回転方向において前記クリーニングローラーよりも下流側に前記感光体ドラムに当接して設けられ、該ドラム表面に付着するトナーを掻き取るクリーニングブレードと、前記クリーニングローラーに当接して回転するトナー層厚規制ローラーとを備えるクリーニング装置であって、
    前記トナー層厚規制ローラーは、芯金と、芯金の外周に形成される発泡層とを備え、該発泡層は、表面に螺旋状の溝部を有し、該溝部の幅が一定である、ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項1に記載のクリーニング装置において、
    前記トナー層厚規制ローラーは、前記芯金の外周に、短冊状の発泡部材を一定間隔で螺旋状に巻きつけてなる発泡層を有する、ことを特徴とするクリーニング装置。
  3. 請求項1に記載のクリーニング装置において、
    前記トナー層厚規制ローラーは、前記芯金の外周に、発泡部材からなる発泡層が形成され、該発泡層の表面に、螺旋状に一定幅の溝部が形成されている、ことを特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のクリーニング装置において、
    前記トナー層厚規制ローラーは、前記クリーニングローラーと速度差を持つように回転駆動される、ことを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のクリーニング装置において、
    前記トナー層厚規制ローラーと前記クリーニングローラーとの接触面積は、50〜90%の範囲である、ことを特徴とするクリーニング装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2014167473A 2014-08-20 2014-08-20 クリーニング装置及び画像形成装置 Pending JP2016045238A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018054931A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 ブラザー工業株式会社 画像形成装置,画像形成装置の制御方法,およびプログラム
JP7484304B2 (ja) 2020-03-26 2024-05-16 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 清掃体、清掃装置、帯電装置、組立体及び画像形成装置

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