JP2011137988A - ベルト装置、転写装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トナーのすり抜けを防止すると共に、ベルトにカール癖が付くのを防止できるベルト装置を提供する。
【解決手段】本発明は、複数の支持部材9,10によって張架され周回走行可能に構成された無端状のベルト8と、ベルト8の外周面に当接してクリーニングするクリーニング部材23と、クリーニング部材23に対向する位置でベルト8の内周面に当接するクリーニング対向部材24と、クリーニング対向部材24とそれよりベルト走行方向の1つ上流側に配設された支持部材9との間でベルト8の外周面を押圧する押し当て部材25とを備えたベルト装置におけるものである。押し当て部材25をベルト8に対して接離させる接離手段を備えた。
【選択図】図2
【解決手段】本発明は、複数の支持部材9,10によって張架され周回走行可能に構成された無端状のベルト8と、ベルト8の外周面に当接してクリーニングするクリーニング部材23と、クリーニング部材23に対向する位置でベルト8の内周面に当接するクリーニング対向部材24と、クリーニング対向部材24とそれよりベルト走行方向の1つ上流側に配設された支持部材9との間でベルト8の外周面を押圧する押し当て部材25とを備えたベルト装置におけるものである。押し当て部材25をベルト8に対して接離させる接離手段を備えた。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置に用いられるベルト装置、そのベルト装置を用いた転写装置及び画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に設けられる転写体装置として、無端状のベルトから成る転写ベルトを備えたものが知られている。図12に示すように、一般に、転写ベルト100は複数のローラ200,300で張架されており、ローラ200,300の少なくとも1つが駆動ローラとして回転することによって、転写ベルト100が周回走行するようになっている。また、図12に示すように、転写装置には、ウレタンゴム等の弾性体で形成されたクリーニング部材400を、クリーニング対向部材500に対向した位置で転写ベルト100に当接させた構成が多く用いられている。この場合、転写ベルト100が図の矢印の方向に走行することによって、クリーニング部材400が転写ベルト100上に残留したトナーや異物を除去する。
上記のような構成の転写装置において、クリーニング部材400のクリーニング能力を向上させるために、転写ベルト100に対するクリーニング部材400の線圧を上げると、転写ベルト100の走行方向への移動に対するクリーニング部材400の抵抗が増すため、クリーニング部材400の当接位置よりもベルト走行方向の上流側において転写ベルト100の弛みが大きくなる傾向にある。その結果、クリーニング部材400と転写ベルト100との当接部において、転写ベルト100の振動が不安定になると、転写ベルト100上のトナー等がクリーニング部材400をすり抜けてクリーニング不良となる問題が生じる。特に、クリーニングが困難な小粒経で球形のトナーを用いた場合は、クリーニング部材の線圧を上げる必要があるため、クリーニング性が向上する一方で、上記のようなトナーのすり抜けが生じる弊害が発生する。
ところで、特許文献1に記載されている転写装置には、クリーニング対向部材(テンションローラ)とそれよりベルト走行方向の1つ上流側に配設されたローラ(二次転写ローラ)との間で、転写ベルトの外周面を押圧する押し当て部材(外ローラ)が設けられている。このような構成の場合、押し当て部材によって転写ベルトに張力が付与されるため、クリーニング部材と転写ベルトとの当接位置よりもベルト走行方向の上流側において、転写ベルトの弛みが抑制される。さらに、押し当て部材によって転写ベルトが内側に押し込まれていることで、転写ベルトがクリーニング対向部材に巻き掛けられる範囲が大きくなり、転写ベルトの振動(挙動)が安定する。これにより、特許文献1に記載の転写装置では、上記押し当て部材の作用によってトナーのすり抜けを防止することが可能と考えられる。
しかしながら、上記押し当て部材によって転写ベルトを押圧する構成において、転写ベルトを走行させずに長時間放置しておくと、押し当て部材で押圧された箇所で転写ベルトにカール癖が付く虞がある。そして、転写ベルトにカール癖が付いたまま、その上に画像を転写すると、カール癖が付いた部分で画像が良好に転写されず画像欠損となる問題が発生する。また、カール癖が付いた部分では、クリーニング部材によるクリーニングが良好に行いにくく、クリーニング不良が発生する問題も生じる。
そこで、本発明は、斯かる事情に鑑み、トナーのすり抜けを防止すると共に、ベルトにカール癖が付くのを防止できるベルト装置、転写装置及び画像形成装置を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、複数の支持部材によって張架され周回走行可能に構成された無端状のベルトと、前記ベルトの外周面に当接してクリーニングするクリーニング部材と、前記クリーニング部材に対向する位置で前記ベルトの内周面に当接するクリーニング対向部材と、前記クリーニング対向部材とそれよりベルト走行方向の1つ上流側に配設された前記支持部材との間で前記ベルトの外周面を押圧する押し当て部材とを備えたベルト装置において、前記押し当て部材を前記ベルトに対して接離させる接離手段を備えたものである。
接離手段によって押し当て部材をベルトに対して離間させておくことができるので、押し当て部材の押圧によってベルトにカール癖が付くのを防止できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のベルト装置において、前記クリーニング部材が前記ベルトに当接する当接位置から、それよりもベルト走行方向上流側における前記クリーニング対向部材と前記ベルトとの接触開始位置までの、前記ベルトに沿った長さを、0.5mm以上となるように設定したものである。
これにより、ベルトがクリーニング対向部材に巻き掛けられる範囲を大きく確保して、ベルトの振動(挙動)を安定化させることができるので、ベルト上の異物等がクリーニング部材をすり抜けるのを防止できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のベルト装置において、前記ベルトに対する前記押し当て部材の線圧を10N/m以下となるように設定したものである。
これにより、押し当て部材にベルト上の異物等が付着するのを防止できる。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のベルト装置において、前記押し当て部材の前記ベルトに接触する部分を曲面状に形成すると共に、前記押し当て部材と前記ベルトとの接触部の前記ベルトに沿った長さを3mm以下となるように設定したものである。
これにより、押し当て部材の押圧によるベルトと異物等の付着力の増加を抑制し、ベルト上の異物等がクリーニング部材をすり抜けるのを防止できる。
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載のベルト装置において、前記接離手段は、前記押し当て部材を前記ベルトに対して接離させる方向に案内するガイド手段と、前記押し当て部材を前記ベルト側に付勢する押し当て付勢手段と、前記押し当て部材に対して接離可能に構成された押圧解除部材と、前記押圧解除部材を前記押し当て部材に対して接触させる方向に付勢して当該押圧解除部材を前記押し当て部材に当接させることにより当該押し当て部材を前記ベルトに対して離間させる押圧解除付勢手段と、前記押圧解除付勢手段に抗して前記押圧解除部材を前記押し当て部材に対して離間させる方向に押圧可能な操作手段とを有するものである。
上記のように構成された接離手段によって、押し当て部材をベルトに対して離間させておくことにより、ベルトにカール癖が付くのを防止できる。
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載のベルト装置において、前記クリーニング部材が前記ベルトに当接していない状態で、前記押し当て部材の接離動作に伴って前記ベルトが変位した際に、前記クリーニング対向部材と当該ベルトとが常に接触する箇所において、前記クリーニング部材を前記ベルトに当接させたものである。
これにより、押し当て部材の接離動作に伴ってベルトが変位しても、ベルトに対するクリーニング部材のクリーニング角度を一定に維持することができ、構成刃先の崩壊を防止して、良好なクリーニング性を維持することができる。
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載のベルト装置において、前記押し当て部材を前記ベルトに接触させるタイミングを、前記ベルトの走行開始後に行うようにしたものである。
これにより、ベルトの走行開始時における負荷を低減することができる。
請求項8の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載のベルト装置において、前記押し当て部材を前記ベルトから離間させるタイミングを、前記ベルトの走行停止前に行い、前記押し当て部材が離間直前に接触していた前記ベルトの部位が前記クリーニング部材を通過した後に前記ベルトの走行を停止させるように構成したものである。
これにより、押し当て部材のベルト走行方向の上流側に蓄積されていた異物等を、クリーニング部材の位置まで搬送してクリーニングすることができる。
請求項9の発明は、請求項1から8のいずれか1項に記載のベルト装置が備える前記ベルトを、画像が転写される転写ベルトとした転写装置である。
これにより、転写装置において、請求項1から8のいずれか1項に記載のベルト装置による上記効果が得られる。
請求項10の発明は、請求項5に記載のベルト装置が備える前記ベルトを、画像が転写される転写ベルトとすると共に、前記ベルト装置が備える前記操作手段を、前記転写ベルトの外周面に対して接離可能に構成された転写ローラとした転写装置である。
これにより、転写装置において、請求項5に記載のベルト装置による上記効果が得られる。さらに、この場合、前記転写ローラが操作手段としての機能も兼ねているので、押し当て部材を接離させるための専用の駆動手段を設ける必要がなく、装置の小型化及び低コスト化を図れる。
請求項11の発明は、請求項1から8のいずれか1項に記載のベルト装置を備えた画像形成装置である。
画像形成装置が、請求項1から8のいずれか1項に記載のベルト装置を備えているので、これらのベルト装置による上記効果が得られる。
請求項12の発明は、請求項9又は10に記載の転写装置を備えた画像形成装置である。
画像形成装置が、請求項9又は10に記載の転写装置を備えているので、これらの転写装置による上記効果が得られる。
本発明によれば、押し当て部材をベルトに対して離間させておくことができるので、押し当て部材の押圧によるベルトのカール癖の発生を防止できる。これにより、ベルトにカール癖が付くことによるクリーニング不良などの不具合を防止することが可能となる。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明に係るカラー画像形成装置の概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、画像形成装置本体60に対して着脱可能に構成された4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを備えている。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、像担持体としての感光体ドラム2と、感光体ドラム2の表面を帯電させる帯電ローラ3等を備えた帯電装置と、感光体ドラム2の表面にトナー(現像剤)を供給する現像装置4と、感光体ドラム2の表面をクリーニングするためのクリーニングブレード5等を備えたクリーニング装置などで構成されている。
図1において、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの上方には、感光体ドラム2の表面を露光する露光手段としての露光装置6が配設されている。また、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの下方には、転写装置7が配設されている。転写装置7は、転写体としての無端状のベルトから構成される中間転写ベルト8を有する。中間転写ベルト8は、支持部材としての駆動ローラ9及び従動ローラ10に張架され、図の矢印の方向に周回走行(回転)可能に構成されている。
4つの感光体ドラム2に対向した位置に、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ11が配設されている。各一次転写ローラ11はそれぞれの位置で中間転写ベルト8の内周面を押圧しており、中間転写ベルト8の押圧された部分と各感光体ドラム2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。また、駆動ローラ9に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。この二次転写ローラ12は中間転写ベルト8の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト8とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。
また、中間転写ベルト8の図の右端側の外周面には、中間転写ベルト8の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置13が配設されている。このベルトクリーニング装置13から伸びた図示しない廃トナー移送ホースは、転写装置7の下方に配設された廃トナー収容器14の入り口部に接続されている。
画像形成装置本体の下部には、記録媒体としての記録用紙Pを収容した給紙トレイ15や、給紙トレイ15から記録用紙Pを搬出する給紙ローラ16等が設けてある。一方、画像形成装置本体の上部には、記録用紙を外部へ排出するための一対の排紙ローラ17と、排出された記録媒体をストックするための排紙トレイ18とが配設されている。
また、画像形成装置本体内には、下部の給紙トレイ15から上部の排紙トレイ18へ記録用紙を案内するための搬送路Rが形成されている。この搬送路Rにおいて、給紙ローラ16から二次転写ローラ12に至る途中には、一対のレジストローラ19が配設されている。また、二次転写ローラ12から排紙ローラ17に至る途中に、記録用紙上の画像を定着させるための定着装置20を配設している。この定着装置20は、加熱源によって加熱される定着部材としての定着ローラ21と、その定着ローラ21を加圧する加圧部材としての加圧ローラ22等を有する。定着ローラ21と加圧ローラ22とが互いに圧接した箇所には定着ニップが形成されている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体ドラム2が図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体ドラム2の表面が帯電ローラ3によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体ドラム2の表面には、露光装置6からレーザ光がそれぞれ照射されて、それぞれの感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体ドラム2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像(現像剤像)として可視像化される。
作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体ドラム2が図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体ドラム2の表面が帯電ローラ3によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体ドラム2の表面には、露光装置6からレーザ光がそれぞれ照射されて、それぞれの感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体ドラム2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像(現像剤像)として可視像化される。
駆動ローラ9が図の反時計回りに回転駆動されることにより、中間転写ベルト8が図の矢印で示す方向に走行駆動される。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、各一次転写ローラ11と各感光体ドラム2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体ドラム2に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト8上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト8はその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。
トナー画像が転写された後の各感光体ドラム2の表面に付着する残留トナーは、クリーニングブレード5によって除去され、次いで、その表面が図示していない除電装置によって除電作用を受け、その表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
また、画像形成装置の下部では、給紙ローラ16が回転駆動することによって、給紙トレイ15に収容された記録用紙Pが搬送路Rに送り出される。搬送路Rに送り出された記録用紙Pは、レジストローラ19によってタイミングを計られて、二次転写ローラ12とそれに対向する駆動ローラ9との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ12には、中間転写ベルト8上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト8上のトナー画像が記録用紙P上に一括して転写される。トナー画像が転写された記録用紙Pは定着手段20へと搬送され、定着ローラ21と加圧ローラ22によって記録用紙Pが加熱及び加圧されてトナー画像が定着される。そして、トナー画像が定着された記録用紙Pは、排出ローラ17によって排紙トレイ18へと排出される。また、転写後の中間転写ベルト8上に残留するトナーは、ベルトクリーニング装置13によって除去され、除去されたトナーは、廃トナー収容器14へ搬送され回収される。
以上の説明は、記録用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
次に、図2〜図5に基づいて、上記転写装置7の構成について詳しく説明する。
図2に示すように、転写装置7に設けたベルトクリーニング装置13は、中間転写ベルト8の外周面に当接してクリーニングするクリーニング部材としてのクリーニングブレード23と、クリーニングブレード23に対向する位置で中間転写ベルト8の内周面に当接するクリーニング対向部材としてのクリーニング対向ローラ24等を有している。駆動ローラ9が図の反時計回りに回転し、中間転写ベルト8が図の矢印Y方向に走行することによって、クリーニングブレード23が中間転写ベルト8上に残留したトナーや異物を除去するようになっている。
図2に示すように、転写装置7に設けたベルトクリーニング装置13は、中間転写ベルト8の外周面に当接してクリーニングするクリーニング部材としてのクリーニングブレード23と、クリーニングブレード23に対向する位置で中間転写ベルト8の内周面に当接するクリーニング対向部材としてのクリーニング対向ローラ24等を有している。駆動ローラ9が図の反時計回りに回転し、中間転写ベルト8が図の矢印Y方向に走行することによって、クリーニングブレード23が中間転写ベルト8上に残留したトナーや異物を除去するようになっている。
また、図2に示すように、クリーニング対向ローラ24と駆動ローラ9との間で張架された中間転写ベルト8の部分には、中間転写ベルト8の外周面を押圧する押し当て部材25が配設されている。言い換えれば、転写装置は、クリーニング対向ローラ24とそれよりベルト走行方向の1つ上流側に配設された支持部材(駆動ローラ9)との間で中間転写ベルト8の外周面を押圧する押し当て部材25とを備えている。本実施形態では、押し当て部材25は回転可能なローラで構成されているが、押し当て部材25を回転しない部材で構成することも可能である。また、押し当て部材25は、後述の接離手段によって中間転写ベルト8に対して接離可能に構成されている。
図3は、上記転写装置7の拡大図である。
図3に示す状態は、押し当て部材25が、図示しないバネ等の付勢手段によって中間転写ベルト8の外周面を押圧している状態を示す。本実施形態の画像形成装置において、例えば、平均円形度が0.98以上の球形のトナーを使用する場合、クリーニングブレード23によるトナーのクリーニング性を十分に確保するためには、中間転写ベルト8に対するクリーニングブレード23の線圧F1を、少なくとも40N/m以上に設定する必要がある。
図3に示す状態は、押し当て部材25が、図示しないバネ等の付勢手段によって中間転写ベルト8の外周面を押圧している状態を示す。本実施形態の画像形成装置において、例えば、平均円形度が0.98以上の球形のトナーを使用する場合、クリーニングブレード23によるトナーのクリーニング性を十分に確保するためには、中間転写ベルト8に対するクリーニングブレード23の線圧F1を、少なくとも40N/m以上に設定する必要がある。
ここで、トナーの平均円形度については、フロー式粒子像分析装置FPIA−2000(東亜医用電子株式会社製、商品名)を用いて測定することが可能である。具体的には、容器中の予め不純固形物を除去した水100ml〜150ml中に、分散剤として界面活性剤好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1ml〜0.5ml加え、更に測定試料(トナー)を0.1g〜0.5g程度加える。その後、このトナーが分散した懸濁液を、超音波分散器で約1〜3分間分散処理し、分散液濃度が3000万個/μl〜1万個/μlとなるようにしたものを上記分析装置にセットして、トナーの形状及び分布を測定する。そして、この測定結果に基づき、トナー投影形状の外周長をLt(図10)、その投影面積をSとし、この投影面積Sと同じ真円の外周長をLc(図11)としたときのLc/Ltを求め、その平均値を円形度とする。
また、上記中間転写ベルト8に対するクリーニングブレード23の線圧F1とは、クリーニングブレード23に付与する総荷重をクリーニングブレード23の中間転写ベルト8に押し当てる先端稜線部の長さで割った値である。
本実施形態では、平均円形度が0.98以上の球形のトナーを使用する場合、クリーニングブレード23の線圧F1を45N/mに設定している。このように、クリーニング性を十分に確保するためにクリーニングブレード23の線圧F1を40N/m以上に設定すると、中間転写ベルト8の走行方向への移動に対するクリーニングブレード23の抵抗が増すため、クリーニングブレード23と中間転写ベルト8との当接位置Aよりもベルト走行方向の上流側において中間転写ベルト8の弛みが大きくなり振動(挙動)が不安定になりやすい。しかし、本実施形態では、押し当て部材25によって中間転写ベルト8を押圧することにより、中間転写ベルト8に張力が付与されるため、クリーニングブレード23の当接位置Aよりもベルト走行方向の上流側において、中間転写ベルト8の弛みを抑制している。
また、中間転写ベルト8の振動を安定化させるためには、図3において、クリーニングブレード23が中間転写ベルト8に当接する当接位置Aから、それよりもベルト走行方向上流側におけるクリーニング対向ローラ24と中間転写ベルト8との接触開始位置Bまでの、中間転写ベルト8に沿った長さL1を、0.5mm以上となるように設定することが好ましい。本実施形態では、前記長さL1を1mmに設定している。これにより、中間転写ベルト8がクリーニング対向ローラ24に巻き掛けられる範囲を大きく確保して、中間転写ベルト8の振動(挙動)を安定化させている。
以上のように、本実施形態では、押し当て部材25によって中間転写ベルト8を押圧することにより、クリーニングブレード23の当接位置Aよりもベルト走行方向の上流側において中間転写ベルト8の弛みが抑制されると共に、中間転写ベルト8の振動(挙動)が安定化するので、中間転写ベルト8上のトナーや異物等がクリーニングブレード23をすり抜けるのを防止することが可能である。
また、押し当て部材25と中間転写ベルト8との接触部の中間転写ベルト8に沿った長さL2は、3mm以下に設定することが好ましい。前記長さL2が3mmを超えると、押し当て部材25の押圧力によるトナーと中間転写ベルト8との付着力が増加して、クリーニングブレード23によってトナーを除去することが困難となり、トナーのすり抜けが発生する虞があるからである。本実施形態では、長さL2を2mmに設定している。これにより、トナーと中間転写ベルト8との付着力の増加を防ぎ、トナーのすり抜けを防止している。さらに、トナーと中間転写ベルト8との付着力の増加をより抑制するためには、本実施形態のように、押し当て部材25の中間転写ベルト8に接触する部分が円弧状又は弧状等の曲面状に形成されていることが好ましい。
また、中間転写ベルト8に対する押し当て部材25の線圧F2は、10N/m以下に設定することが好ましい。ここで、中間転写ベルト8に対する押し当て部材25の線圧F2とは、押し当て部材25に付与する総荷重を押し当て部材25と中間転写ベルト8との接触部幅で割った値である。仮に、押し当て部材25の線圧F2が10N/mを超えると、押し当て部材25にトナーや異物等が付着し、その付着したトナーや異物等が飛散して記録用紙上に付着すると画像不良が発生する虞がある。本実施形態では、押し当て部材25の線圧F2を7N/mに設定している。これにより、押し当て部材25にトナーや異物等が付着するのを防ぎ、画像不良の発生を防止している。
以下、図4及び図5に基づいて、押し当て部材25の接離手段の構成を説明する。
図4は、押し当て部材25を中間転写ベルト8に対して接触(又は押圧)させた状態を示し、図5は、押し当て部材25を中間転写ベルト8に対して離間させた状態を示す。なお、図4及び図5では、押し当て部材25の一方の端部側における接離手段の構成を示しているが、それと反対側の端部においても同様に構成されている。
図4は、押し当て部材25を中間転写ベルト8に対して接触(又は押圧)させた状態を示し、図5は、押し当て部材25を中間転写ベルト8に対して離間させた状態を示す。なお、図4及び図5では、押し当て部材25の一方の端部側における接離手段の構成を示しているが、それと反対側の端部においても同様に構成されている。
図4及び図5に示すように、押し当て部材25を接離させる接離手段は、押し当て部材25を案内するガイド手段としてのガイド部材26と、押し当て部材25を付勢する押し当て付勢手段としての加圧スプリング27と、押し当て部材25の押圧を解除する押圧解除部材28と、押圧解除部材28を付勢する押圧解除付勢手段としての引張スプリング29と、二次転写ローラ12等を有している。
上記ガイド部材26は、中間転写ベルト8に対して接離する方向(図の上下方向)に延在するガイド溝26aを有するコ字状の部材で構成されている。ガイド溝26a内には、押し当て部材25の軸受30が摺動可能に収容されている。また、ガイド部材26内には、上記加圧スプリング27が収容されている。加圧スプリング27は、軸受30を中間転写ベルト8側へ加圧しており、これにより、押し当て部材25は中間転写ベルト8側に付勢されている。なお、この押し当て部材25を付勢する押し当て付勢手段として、引張スプリングやその他の付勢手段を適用することも可能である。
上記圧力解除部材28は、L字状又はV字状に折れ曲がった部材によって構成されている。また、圧力解除部材28は、その折り曲げ部に設けた支点Qを中心に回動可能に構成されており、圧力解除部材28が回動することによって、その一端部28aは押し当て部材25の軸受30に対して接離可能となっている。一方、圧力解除部材28の他端部28bには、上記引張スプリング29が取り付けられている。この引張スプリング29の引張力によって、押圧解除部材28は図の時計回りの回動力(回転モーメント)が与えられている。これにより、押圧解除部材28の一端部28aは、押し当て部材25に対して接近する方向に付勢されている。また、引張スプリング29によって、圧力解除部材28の他端部28bは二次転写ローラ12の軸受40に対して当接するようになっている。なお、この押圧解除部材28を付勢する押圧解除付勢手段として、加圧スプリングやその他の付勢手段を用いることも可能である。
また、本実施形態において、上記二次転写ローラ12は、図示しない接離機構によって中間転写ベルト8に対して接離可能に構成されている。画像形成動作を行わないときは、二次転写ローラ12を中間転写ベルト8に対して離間させておくことにより、二次転写ローラ12と駆動ローラ9が接触することによる二次転写ローラ12のクリープ等を防止できるようにしている。そして、二次転写ローラ12を中間転写ベルト8に対して接近させた場合、押圧解除部材28は二次転写ローラ12によって図の反時計回りの回動力(回転モーメント)が与えられるようになっている。
以下、図4及び図5を参照して、押し当て部材25の接離動作を説明する。
図4に示す状態では、二次転写ローラ12が中間転写ベルト8に接触した状態で配置されている。この状態で、二次転写ローラ12は引張スプリング29に抗して押圧解除部材28を押圧しており、これにより、押圧解除部材28の一端部28aは押し当て部材25の軸受30に対して離間した状態で保持されている。そのため、押し当て部材25は押圧解除部材28からなんら力を受けておらず、押し当て部材25は加圧スプリング27の加圧力により中間転写ベルト10を押圧した状態で保持されている。
図4に示す状態では、二次転写ローラ12が中間転写ベルト8に接触した状態で配置されている。この状態で、二次転写ローラ12は引張スプリング29に抗して押圧解除部材28を押圧しており、これにより、押圧解除部材28の一端部28aは押し当て部材25の軸受30に対して離間した状態で保持されている。そのため、押し当て部材25は押圧解除部材28からなんら力を受けておらず、押し当て部材25は加圧スプリング27の加圧力により中間転写ベルト10を押圧した状態で保持されている。
図5に示すように、二次転写ローラ12を図示しない接離機構によって中間転写ベルト8から離間させると、押圧解除部材28が引張スプリング29の引張力によって図の時計回りに回動し、押圧解除部材28の一端部28aが押し当て部材25の軸受30に当接する。そして、押圧解除部材28は加圧スプリング27の加圧力に抗して押し当て部材25を押し上げる。これにより、押し当て部材25が中間転写ベルト8から離間された状態に配置される。
また、押し当て部材25を押圧状態に戻す場合は、図4に示すように、二次転写ローラ12を図示しない接離機構によって中間転写ベルト8に対して接触させる。これにより、押圧解除部材28は、二次転写ローラ12によって押圧され、引張スプリング29の引張力に抗して図の反時計回りに回動する。その結果、押圧解除部材28の一端部28aが押し当て部材25の軸受30から離間し、押し当て部材25は加圧スプリング27によって押し下げられ中間転写ベルト8を押圧する。
図6は、押し当て部材25の接離動作のタイミングチャートを示す図である。
図6において、横軸は時間、縦軸は押し当て部材25が中間転写ベルト8を押圧する押圧状態の位置(図4に示す位置)と押圧が解除された押圧解除状態の位置(図5に示す位置)との間で移動する変位量を示す。また、同図においてXの位置は、押し当て部材25が中間転写ベルト8と接触した瞬間又は離間した瞬間の位置を示す。
図6において、横軸は時間、縦軸は押し当て部材25が中間転写ベルト8を押圧する押圧状態の位置(図4に示す位置)と押圧が解除された押圧解除状態の位置(図5に示す位置)との間で移動する変位量を示す。また、同図においてXの位置は、押し当て部材25が中間転写ベルト8と接触した瞬間又は離間した瞬間の位置を示す。
図6に示すように、本実施形態では、中間転写ベルト8の駆動開始の直後から押し当て部材25を押圧状態の位置へ向かって移動させ、画像形成開始の前に押圧状態の位置への移動を完了している。この間、押し当て部材25が中間転写ベルト8に接触することにより、中間転写ベルト8の駆動に対する負荷が増加するが、押し当て部材25の接触による負荷を考慮しないとすれば、駆動開始時の負荷が最も大きくなる。そこで、本実施形態では、駆動開始時における負荷を低減するため、押し当て部材25を中間転写ベルト8に接触させるタイミング(T1)を、駆動開始後(中間転写ベルト8の走行開始後)となるようにしている。
また、画像形成開始から画像形成終了までは、押し当て部材25は中間転写ベルト8を押圧した状態で維持される。これにより、中間転写ベルト8の弛みが抑制されると共に振動が安定化するため、トナーのすり抜けを防止することができ、良好なクリーニング性を発揮できる。
そして、画像形成終了後から中間転写ベルト8の駆動停止までに、押し当て部材25を押圧状態の位置から押圧解除状態の位置へ移動させる。この間に、押し当て部材25は中間転写ベルト8から離間するが、本実施形態では、押し当て部材25を離間させるタイミング(T2)を、中間転写ベルト8の駆動(走行)停止前に行うようにしている。そして、押し当て部材25が離間直前に接触していたベルトの部位が、クリーニングブレード23を通過した後に、中間転写ベルト8の駆動(走行)を停止するようにしている。これにより、押し当て部材25のベルト走行方向の上流側に蓄積されていたトナーや異物等を、クリーニングブレード23の位置まで搬送してクリーニングすることができるので、トナーや異物等の飛散による画像不良等の不具合の発生を防止することができる。
ところで、クリーニングブレード23によって中間転写ベルト8上の残留トナーの除去を繰り返し行うと、図7に示すように、クリーニングブレード23の先端にトナー添加剤としてのシリカが付着して構成刃先と呼ばれる鋭利な塊Zが形成される。この構成刃先Zは、中間転写ベルト8上の残留トナーを掻き取る役割を果たすため、構成刃先Zが形成されることによってクリーニング性が向上する。従って、形成された構成刃先Zは、そのままクリーニングブレード23の先端に残るように維持することが好ましい。
しかし、図8に示すように、押し当て部材の接離動作に伴って中間転写ベルト8が変位した結果、中間転写ベルト8に対するクリーニングブレード23のクリーニング角度がθ1からθ2に変化すると、上記構成刃先が崩壊してしまう。
そこで、図本実施形態では、図9に示すように、クリーニングブレード23が中間転写ベルト8に当接していない状態で、押し当て部材25の接離動作に伴って中間転写ベルト8が変位した際に、クリーニング対向ローラ24と中間転写ベルト8とが常に接触する箇所Eにおいて、クリーニングブレード23を中間転写ベルト8に当接させている。これにより、押し当て部材の接離動作に伴って中間転写ベルト8が変位しても、中間転写ベルト8に対するクリーニングブレード23のクリーニング角度θを一定に維持することができるので、構成刃先の崩壊を防止して、良好なクリーニング性を維持することができる。
以上説明したように、本発明によれば、押し当て部材25を中間転写ベルト8に対して離間させておくことができるので、押し当て部材25の押圧による中間転写ベルト8のカール癖の発生を防止できる。これにより、中間転写ベルト8にカール癖が付くことによる不良画像やクリーニング不良等の不具合の発生を防止することが可能となる。
また、本実施形態では、二次転写ローラ12の接離動作に伴って、圧力解除部材28を回動させ、押し当て部材25を接離させることが可能である。すなわち、本実施形態において、二次転写ローラ12は、押圧解除部材28を介して押し当て部材25の接離動作を操作する操作手段として機能する。この場合、押し当て部材25を接離させるための専用の駆動手段を設ける必要がないので、装置の小型化及び低コスト化を図れる。ただし、操作手段として、他のアクチュエータ等を用いることも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。上述の実施形態は、本発明の構成を転写装置に適用したものであるが、本発明の構成は、表面に静電潜像を担持する静電潜像担持体としての感光体ベルトや、表面に記録媒体を担持して搬送する搬送ベルトなどを駆動させるベルト装置にも適用可能である。また、本発明に係る画像形成装置は、図1に示すカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置や、その他の複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
7 転写装置
8 中間転写ベルト
12 二次転写ローラ
23 クリーニングブレード(クリーニング部材)
24 クリーニング対向ローラ(クリーニング対向部材)
25 押し当て部材
26 ガイド部材
27 加圧スプリング(押し当て付勢手段)
28 押圧解除部材
29 引張スプリング(押圧解除付勢手段)
A 当接位置
B 接触開始位置
F1 線圧
F2 線圧
L1 ベルトに沿った長さ
L2 ベルトに沿った長さ
8 中間転写ベルト
12 二次転写ローラ
23 クリーニングブレード(クリーニング部材)
24 クリーニング対向ローラ(クリーニング対向部材)
25 押し当て部材
26 ガイド部材
27 加圧スプリング(押し当て付勢手段)
28 押圧解除部材
29 引張スプリング(押圧解除付勢手段)
A 当接位置
B 接触開始位置
F1 線圧
F2 線圧
L1 ベルトに沿った長さ
L2 ベルトに沿った長さ
Claims (12)
- 複数の支持部材によって張架され周回走行可能に構成された無端状のベルトと、前記ベルトの外周面に当接してクリーニングするクリーニング部材と、前記クリーニング部材に対向する位置で前記ベルトの内周面に当接するクリーニング対向部材と、前記クリーニング対向部材とそれよりベルト走行方向の1つ上流側に配設された前記支持部材との間で前記ベルトの外周面を押圧する押し当て部材とを備えたベルト装置において、
前記押し当て部材を前記ベルトに対して接離させる接離手段を備えたことを特徴とするベルト装置。 - 前記クリーニング部材が前記ベルトに当接する当接位置から、それよりもベルト走行方向上流側における前記クリーニング対向部材と前記ベルトとの接触開始位置までの、前記ベルトに沿った長さを、0.5mm以上となるように設定した請求項1に記載のベルト装置。
- 前記ベルトに対する前記押し当て部材の線圧を10N/m以下となるように設定した請求項1又は2に記載のベルト装置。
- 前記押し当て部材の前記ベルトに接触する部分を曲面状に形成すると共に、前記押し当て部材と前記ベルトとの接触部の前記ベルトに沿った長さを3mm以下となるように設定した請求項1から3のいずれか1項に記載のベルト装置。
- 前記接離手段は、前記押し当て部材を前記ベルトに対して接離させる方向に案内するガイド手段と、前記押し当て部材を前記ベルト側に付勢する押し当て付勢手段と、前記押し当て部材に対して接離可能に構成された押圧解除部材と、前記押圧解除部材を前記押し当て部材に対して接触させる方向に付勢して当該押圧解除部材を前記押し当て部材に当接させることにより当該押し当て部材を前記ベルトに対して離間させる押圧解除付勢手段と、前記押圧解除付勢手段に抗して前記押圧解除部材を前記押し当て部材に対して離間させる方向に押圧可能な操作手段と有する請求項1から4のいずれか1項に記載のベルト装置。
- 前記クリーニング部材が前記ベルトに当接していない状態で、前記押し当て部材の接離動作に伴って前記ベルトが変位した際に、前記クリーニング対向部材と当該ベルトとが常に接触する箇所において、前記クリーニング部材を前記ベルトに当接させた請求項1から5のいずれか1項に記載のベルト装置。
- 前記押し当て部材を前記ベルトに接触させるタイミングを、前記ベルトの走行開始後に行うようにした請求項1から6のいずれか1項に記載のベルト装置。
- 前記押し当て部材を前記ベルトから離間させるタイミングを、前記ベルトの走行停止前に行い、前記押し当て部材が離間直前に接触していた前記ベルトの部位が前記クリーニング部材を通過した後に前記ベルトの走行を停止させるように構成した請求項1から7のいずれか1項に記載のベルト装置。
- 請求項1から8のいずれか1項に記載のベルト装置が備える前記ベルトを、画像が転写される転写ベルトとしたことを特徴とする転写装置。
- 請求項5に記載のベルト装置が備える前記ベルトを、画像が転写される転写ベルトとすると共に、前記ベルト装置が備える前記操作手段を、前記転写ベルトの外周面に対して接離可能に構成された転写ローラとしたことを特徴とする転写装置。
- 請求項1から8のいずれか1項に記載のベルト装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項9又は10に記載の転写装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2009297732A JP2011137988A (ja) | 2009-12-28 | 2009-12-28 | ベルト装置、転写装置及び画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018040823A (ja) * | 2016-09-05 | 2018-03-15 | シャープ株式会社 | クリーニング装置、転写装置および画像形成装置 |
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-
2009
- 2009-12-28 JP JP2009297732A patent/JP2011137988A/ja active Pending
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