JP4177886B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転写ベルトを備えた電子写真方式による画像形成装置に関する。
電子写真方式による画像形成装置において、像担持体である感光体ドラム上に形成される現像剤像を用紙に転写する手段として、従来よりコロナチャージャが多用されていた。
しかしながら、この方式では有害なオゾンの発生の恐れがあるところから、オゾンレスの転写技術が採用されている。その一つとして、たとえば接触方式の転写技術が知られている。
[特許文献1]には、半導電性の転写ベルトと、転写ベルトの背面に設けた転写ローラを用いて転写を行う技術が開示されていて、転写ローラに転写バイアスを印加することにより転写が行なわれる。
近年、カラー複写機として、4連タンデム多重転写方式の画像形成装置が開発されている。この方式は、4本の感光体ドラムを平行に並べ、それぞれの感光体ドラムにイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを用いてトナー像を形成し、1枚の転写材である用紙に順次このトナー像を多重転写する方式である。
前記用紙は転写ベルト上に給出され、この転写ベルトの走行にともなって搬送される。そして、用紙は各感光体ドラムに順次転接するよう搬送されるのであるから、転写ベルトは用紙を正確に搬送しなければならない。たとえば、転写ベルトに蛇行が生じると、用紙もこれに準じて蛇行状態となり、色ズレが生じて画質の低下となる。
従来、転写ベルトの蛇行を規制する技術として、たとえば[特許文献2]には、ローラの両側端部に寄り止めガイドを設け、これらを転写ベルトの側端部に接触させながら搬送する手段が開示されている。
しかし、この方法では、2つの寄り止めガイドの間隔寸法と、転写ベルトの幅寸法が完全に一致していないと、広いところでは転写ベルトが蛇行状態となって走行し、また、狭いところでは転写ベルトが寄り止めガイドを乗り越え、主走査方向の画像の色ズレを起こすといった問題があった。
前記転写ベルトの蛇行を制御する手段として、本出願人から[特許文献3]が提案されている。これは、転写ベルトを走行方向とは直交する方向で、所定の方向に寄るように制御し、かつこの転写ベルト付勢側に寄り止めガイドを配置して、転写ベルト端面を摺接させることにより、転写ベルトの蛇行を規制するものである。
しかしながらこの種の手段においては、前記転写ベルトの素材の選択が困難であり、弾性係数が低いものを選択してしまうと、転写ベルトが寄り止めガイドに摺動しているうちに座屈が生じて破損事故が生じる恐れがある。
特開平6−110343号公報 特開平4− 98284号公報 特願平5− 67097号公報
上述したように、転写ベルトを用いた転写手段を備えた画像形成装置においては、転写ベルトの蛇行を規制するため、転写ベルトを所定方向に寄るよう付勢するとともに、この付勢側に配置した寄り止めガイドに転写ベルト端部を摺接させる構成では、転写ベルトの機械的強度と耐久性が要求される。
特に、4連タンデム方式のカラー画像形成装置では、転写ベルトの蛇行を確実に規制して、4色の色重ね時の色ズレを無くす必要がある。そのためには、寄り止めガイドと、これに摺接する転写ベルト端面の精度を極めて良好にすることが要求される。
本発明は、上記事情にもとづいてなされたものであり、その目的とするところは、転写ベルトの強度の保持と、転写ベルトの蛇行を規制するのに必要な転写ベルト端面の精度を確保し、ベルトの耐久性を向上させる。また、カラー電子写真方式の画像形成装置においては、ベルトの蛇行がなく色ズレのない高画質な画像が得られる画像形成装置を提供しようとするものである。
本発明は上記目的を満足するためになされたものであり、トナー像が形成される像担持体と、この像担持体と転接して走行し転写材を搬送する転写ベルトおよび転写ベルトを像担持体側へ押圧するとともに転写バイアスを印加する給電部を備え転写材上に像担持体のトナー像を転写する手段とを具備した画像形成装置において、
転写ベルトを走行方向とは直交する方向で所定の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して配置され付勢される転写ベルトの端部に摺接し転写ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、所定幅を有し転写ベルトの両側端縁と所定間隙を存して転写材搬送面全周に亘って貼着され転写ベルト両側端部を補強する左右一対の補強テープとを具備し、転写ベルトの線熱膨張率をβb、補強テープの線熱膨張率をβtとしたとき、 1.0<βt/βb<1.1 の条件を満足することを特徴とする。
さらに、本発明は上記目的を満足するためになされたものであり、互いに異なるカラートナー像が形成される複数の像担持体と、それぞれの像担持体と順次転接して走行し転写材を搬送する転写ベルトおよびこの転写ベルトを各像担持体側へ押圧するとともに転写バイアスを印加する複数の給電部を備え、前記転写材上に各像担持体のカラートナー像を転写して多色の重ね画像を形成する手段とを具備した画像形成装置において、
前記ベルト付勢手段と、前記ベルト受け手段と、前記左右一対の補強テープとを具備し、転写ベルトの線熱膨張率をβb、補強テープの線熱膨張率をβtとしたとき、 1.0 < βt/βb < 1.1 の条件を満足することを特徴とする。
本発明によれば、低コストで、転写ベルトの強度の保持および高耐久性が得られるとともに、転写ベルトの蛇行を規制するのに必要な転写ベルト端面の精度を保持して蛇行量の低減化が得られ、かつカラー電子写真方式の画像形成装置においては、転写ベルトの蛇行がなく色ズレのない高画質な画像が得られるなどの効果を奏する。
以下、本発明の実施形態を図面にもとづいて説明する。
図1は、カラー画像形成装置の概略的な構成図である。このカラー画像形成装置には、画像形成手段であるプロセスユニット1a、1b、1c、1dが設けられている。
各プロセスユニット1a、1b、1c、1dは、像担持体である感光体ドラム3a、3b、3c、3dを備えており、これらの感光体ドラム上に現像剤像が形成されるようになっている。
特に、前記プロセスユニット1aにおける感光体ドラム3aは、直径30mmの円筒体であって、図示矢印a方向へ回転可能に設けられている。この感光体ドラム3aの周囲には、回転方向に沿って以下の部品が配置されている。
すなわち、感光体ドラム3aを一様に負帯電させる帯電ローラ5aが、感光体ドラム3aに転接して配置される。この帯電ローラ5aのドラム回転方向下流側には、帯電ローラ5aによって帯電した感光体ドラム3aを露光して静電潜像を形成する露光装置7aが配置される。
また、露光装置7aのドラム回転方向下流側にはイエロウの現像剤を収容し、この現像剤で露光装置7aにより形成された静電潜像を反転現像する現像装置9aが配置されている。
さらに、現像装置9aのドラム回転方向下流側には感光体ドラム3aに対して転写材である用紙Pを搬送する搬送ベルト11が設置されている。この搬送ベルト11は、感光体ドラム3a上に形成された現像剤像と用紙Pとが当接するよう用紙Pを感光体ドラム3aに搬送するとともに、後述するように用紙Pに感光体ドラム3a上の現像剤像を転写する作用をなすところから、以下、転写ベルトと呼ぶ。
感光体ドラム3aと用紙Pとの当接位置よりもドラム回転方向下流側にはクリーニング装置17aと除電ランプ19aが順次配置されている。クリーニング装置17aはブレードを有し、転写後に感光体ドラム3a上に残留した現像剤を掻き落して除去する。除電ランプ19aは転写後、感光体ドラム3aの表面電荷を一様な光照射によって除電する。
この除電ランプ19aによる除電により画像形成の1サイクルが完了し、次の画像形成プロセスにおいて、再び帯電ローラ5aが未帯電の感光体ドラム3aを一様に帯電することとなる。
このようにして、上述の感光体ドラム3a、帯電ローラ5a、露光装置7a、現像装置9a、クリーニング装置17aおよび除電ランプ19aによって、前記プロセスユニット1aが構成されている。
図2にも示すように、前記転写ベルト11は無端状(シームレス)ベルトであって、駆動ローラ13および従動ローラ15とに亘って掛け渡される。従動ローラ15の軸部両端はスプリング18により押圧されており、転写ベルト11にテンションが与えられる。通常、駆動ローラ13と従動ローラ15との間の距離 (ピッチ)は約300mmに設定される。
駆動ローラ13および従動ローラ15は、それぞれ図示矢印iおよびj方向に回転自在に設けられている。駆動ローラ13には図示しない駆動源が連結されていて、この回転にともなって転写ベルト11が回転し、従動ローラ15が従動回転するようになっている。
前記転写ベルト11は、カーボンが均一に分散された厚さ100μmのポリイミド樹脂材により形成されている。そして、ここでは1012Ωcmの電気抵抗を有し、半導電性を有する。
なお、転写ベルト11の材料としては、体積抵抗値が109 〜1013Ωcmの範囲で半導電性を有すればよい。たとえば、カーボンを分散したポリイミド樹脂材の他に、ポリエチレンテフタレート、ポリカーボネイト、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデンなどにカーボン等の導電粒子を分散させたものでもよい。
また、導電粒子を用いず、組成調整によって電気抵抗を調整した高分子フィルムを用いてもよい。さらには、このような高分子フィルムにイオン導電性物質を混入したもの、あるいは比較的電気抵抗が低いシリコンゴム、ウレタンゴム等のゴム材でもよい。
前記従動ローラ15は、転写ベルト11を走行方向とは直交する方向で、所定の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段を構成しており、そのため軸方向一端部の直径が小径であり、他端部の直径が大径のテーパローラである。このテーパローラ15を回転駆動すると、転写ベルト11はローラ15の大径側に寄るよう自然的に寄せ付勢される。
転写ベルト11が従動ローラ15によって寄せ付勢される側である駆動ローラ13と、従動ローラ15端部に対向して、ベルト受け手段である寄り止め規制ガイド60,60が設けられている。
すなわち、従動ローラ15によって転写ベルト11が寄せ付勢され、この移動側に配置される寄り止め規制ガイド60に転写ベルト11端部が摺接し、それ以上の移動が規制されるようになっている。
再び図1に示すように、転写ベルト11上には、駆動ローラ13と従動ローラ15との間に用紙Pの搬送方向に沿ってプロセスユニット1aの他、前記プロセスユニット1b、1c、1dが配置されている。
さらに、この下流側でかつ駆動ローラ13近傍には、ベルトクリーニング手段であるゴムブレード16が設置されている。このゴムブレード16の先端縁が転写ベルト11の幅方向全体に亘って摺接しており、転写ベルト上に付着したトナーや紙粉が除去されるようになっている。
前記プロセスユニット1b、1c、1dは、いずれもプロセスユニット1aと同様の構成をしている。すなわち、感光体ドラム3b、3c、3dが各々のプロセスユニットのほぼ中心に設けられている。
各感光体ドラム3b、3c、3dの周囲所定位置には、それぞれ帯電ローラ5b、5c、5dが配置され、この下流側には露光装置7b、7c、7dが配置される。
露光装置7b、7c、7dの下流側には現像装置9b、9c、9dと、クリーニング装置17b、17c、17dと、除電ランプ19b、19c、19dが順次配置されている。
そして、現像装置19bにはマゼンタの現像剤が収容され、現像装置19cにはシアンの現像剤が収容され、現像装置19cにはブラックの現像剤が収容されている。
前記転写ベルト11によって搬送される用紙Pを介してそれぞれの感光体ドラム3a、3b、3c、3dと当接する位置には、転写ベルト11とともに転写手段を構成する転写ローラ23a、23b、23c、23dが配置されている。
すなわち、各転写ローラ23a、23b、23c、23dは対向する感光体ドラム3a、3b、3c、3d下方で転写ベルト11の背面に接触していて、転写ベルト11を介してプロセスユニットと対向している。
前記転写ローラ23aは、正の直流電源55aに接続されていて、これらで給電部が構成される。同様に、転写ローラ23bは直流電源55bに、転写ローラ23cは直流電源55cに、転写ローラ23dは直流電源55dにそれぞれ接続される。
一方、転写ベルト11の図における右側部には、用紙Pを収容する給紙カセット26が設けられている。装置本体1には、給紙カセット26から用紙Pを1枚ずつピックアップするピックアップローラ27が図示矢印h方向に回転自在に設けられている。
このピックアップローラ27と転写ベルト11との間には、レジストローラ対29が回転自在に設けられていて、所定のタイミングで用紙Pを転写ベルト11上へ供給するようになっている。
また、転写ベルト11上には、直流電源31に接続され、用紙Pを転写ベルト11表面に静電吸着させるための吸着ローラ30が、転写ベルト11を介して駆動ローラ13と対向する位置に配置される。
また、転写ベルト11の左側部には、用紙P上の現像剤像を用紙Pに定着する定着装置33と、装置本体1外部に突出して定着像が形成される用紙Pを受ける排紙トレイ34が設けられている。
つぎに、このようにして構成される4連ドラムタンデム方式カラー画像形成装置の画像形成プロセスについて説明する。
図示しない操作パネルのスタートボタンをオンすることにより、画像形成開始が指示される。感光体ドラム3aは図示しない駆動機構から駆動力を受けて回転を始める。帯電ローラ5aは、この感光体ドラム3aを一様に約−500Vに帯電する。
帯電ローラ5aによって一様に帯電された感光体ドラム3aに、露光装置7aは記録すべき画像に応じた光を照射し、感光体ドラム3a上に静電潜像を形成する。
感光体ドラム3aが回転して前記静電潜像部分が現像装置9aに対向すると、ここに収容されるイエロウの現像剤が供給されて静電潜像が現像化され、イエロウの現像剤像が形成される。
感光体ドラム3a上に現像剤像を形成するのと同様の手順で、感光体ドラム3b、感光体ドラム3c、感光体ドラム3d上にも、それぞれ各色の現像剤像が形成される。
一方、ピックアップローラ27は給紙カセット26から用紙Pを取り出し、レジストローラ対29は、この用紙Pを転写ベルト11上へ供給する。転写ベルト11上に供給された用紙Pに吸着ローラ30が転接し、この用紙Pの表面を帯電する。この吸着ローラ30の帯電作用により、用紙Pは転写ベルト11上に静電吸着される。
転写ベルト11は静電吸着した用紙Pを感光体ドラム3aと、感光体ドラム3bと、感光体ドラム3cおよび感光体ドラム3dに向けて順次搬送する。
それぞれの転写領域Taに用紙Pが到達すると、転写ローラ23aに直流電源55aから約+1000Vのバイアス電圧が印加される。転写ローラ23aと感光体ドラム3aとの間には転写電界が形成され、感光体ドラム3a上の現像剤像は、この転写電界にしたがって用紙P上に転写される。
ついで、イエロウ現像剤像が転写された用紙Pは転写領域Tbに向けて搬送される。この転写領域Tbでは、転写ローラ23bに直流電源55bから約+1200Vのバイアス電圧が印加され、イエロウ現像剤像上に重ねてマゼンタの現像剤像が転写される。
そして、マゼンタの現像剤像が転写されたあと、用紙Pは転写領域Tcを介して転写領域Tdに搬送される。転写領域Tcにおいて転写ローラ23cに約+1400Vのバイアス電圧が印加されることにより、また転写領域Tdにおいて転写ローラ23dに約+1600Vの電圧が印加されることにより、既に転写されている現像剤像の上に重ねてシアンの現像剤像と、ブラックの現像剤像が順次多重転写される。
このようにして、多重転写された各色の現像剤像は、用紙Pが定着装置33に対向したとき、この定着装置によって用紙P上に定着され、カラー画像が形成される。定着が終わった用紙Pは排紙トレイ34上に排出される。
つぎに、本発明に関わる実施の形態を説明する。
図2および図3は、第1の実施の形態を示している。
転写ローラ23aは、たとえばSUSφ8mmのシャフトに、カーボンを分散して導電性とした発泡ウレタン材からなる外径φ18mmのローラである。このシャフトとローラ表面間の電気抵抗は約106 Ωである。
なお、転写ベルト11に接触する給電部として前記転写ローラ23aに限定されることはない。たとえば、導電性ゴムブレードや導電性ゴムシートでもよい。前記導電性ゴムシートとして、カーボンを分散した厚さ5mm程度のシリコーンゴムシートや、ウレタンゴムあるいはEPDM(ポリフッ化ビニリデン)など、体積抵抗値が105 〜108 Ωcmのものを適用してもよい。
前記転写ローラ23aは、その中心が感光体ドラム3a中心の鉛直方向真下の位置となるよう設置しなければならない。前記シャフトの両端部には、ベルトたるみ規制手段としての圧縮ばね47,49が当接しており、転写ローラ23aは転写ベルト11に対して鉛直方向に弾性的に当接するように付勢される。
これら圧縮ばね47,49による弾性付勢力の大きさは1000gfとした。ここで弾性付勢力とは、圧縮ばね47が有する弾性付勢力と、圧縮ばね49が有する弾性付勢力との合計である。
転写ベルト11をポリイミド樹脂材から構成した場合、この転写ベルト11の弾性係数Kは20×104 Kg/cm2 であり、このとき前記寄り止め規制ガイド60はφ14mmの駆動ローラ13と、従動ローラ15の大径φ14mm端部側に設置されている。
したがって、寄り止め規制ガイド60に対する転写ベルトの接触長さLは約14πmmであり、テーパローラである従動ローラ15による転写ベルト11に対する寄り力(付勢力)Tは1Kgに設定してある。
この寄り力Tの測定は、圧力センサを転写ベルト11と寄り止め規制ガイド60との間に取り付けて測定した。転写ベルト11の弾性係数Kは、StrografR−200(東洋精機製)を用いて測定した。転写ベルト11の膜厚tは100μmであり、12万回の繰り返しライフ試験の結果、転写ベルト11は全く破断せず、耐久性が保証された。
すなわち、 T[Kg]/t[cm]・L[cm]・K[Kg/cm2 ]≦0.0006 の条件を満足しなければならない。前記数値を代入すると、1/100×10-4・1.4π・20×104 =0.00011となって、条件が満足される。
ポリイミド樹脂材はコストが高いことが欠点である。そこで、よりコストの廉価なポリマーアロイを採用してみた。弾性係数Kが3.2×104 Kg/cm2 のポリアミドイミドの場合は、ベルト膜厚tが100μm、寄り止め規制ガイド60に対する転写ベルト11の接触長さLが14πmmで、寄り力Tが1Kgの場合は、1/100×10-4・1.4π・3.2×104 =0.00071となる。すなわち、寄り力が強すぎて、繰り返しライフ試験を行っている途中で転写ベルト11が端部から破断してしまい、結果はNGであった。
寄り力以外は同様条件とし、寄り力を0.5Kgに落として制御した場合は、12万回転の繰り返しライフ試験の結果、転写ベルト11の破損はなく耐久性はOKであった。
この数値を前記T/t・L・K式に当てはめると、0.5/100×10-4・1.4π・3.2×104 =0.00036となって、条件は一応満足されることとなる。
しかしながら、この程度の寄り力では、転写ベルト11を寄り止め規制ガイド60側へ寄せる制御が十分に行えず、転写ベルト11の走行にともなう蛇行量が大きいままである。
したがって、寄り力Tとして1Kg程度は必要であり、この寄り力を確保した上で転写ベルト11のベルト膜厚tを125μmと厚くすれば、12万回の繰り返しライフ試験の結果はOKであった。
この数値を前記T/t・L・K式に当てはめると、1/125×10-4・1.4π・3.2×104 =0.00057となって、条件が満足される。
また、寄り力Tを1Kgとし、100μmのポリアミドイミドベルトに100μmのPETテープを貼って膜厚tを倍とした場合、前記PETテープによって補強された部分の弾性係数Kは7×104 Kg/cm2 となる。
この場合の繰り返しライフ試験結果はOKであった。すなわち、前記T/t・L・K式に当てはめると、1/200×10-4・1.4π・7×104 =0.00016となる。
以上の結果を、表1にまとめた。
Figure 0004177886
すなわち、T/t・L・K≦0.0006となる条件を満足することにより、前記転写ベルト11は長期の使用に亘っても破断がなく、ライフの耐久性が確実に得られることが判明した。
つぎに、第2の実施の形態を、図4にもとづいて説明する。
従動ローラ15であるテーパローラによって転写ベルト11を一方向に寄るように制御するとともに、この転写ベルト11端面を寄り止め規制ガイド60に当接させることにより、転写ベルト11の走行にともなう蛇行を防止する方式においては、転写ベルト11端面のカット精度が影響する。
すなわち、転写ベルト11はその端面のカット精度が極めて良好なものを用いなければならず、それにはベルト端面の真直度公差が小さいものを採用しなければならない。
また、転写ベルト11自体には機械的強度が小さいので、転写ベルト11の両側端部に補強テープ70,70を貼着して補強する。これにより、転写ベルト11の機械的耐久性は格段に向上し、ベルト蛇行を規制する構成上、非常に有効となる。
ただし、転写ベルト11素材の線熱膨張率βbと、前記補強テープ70素材の線熱膨張率βtとが大きく異なると、環境変化により転写ベルト11端部が変形してしまい、蛇行制御が不可能となる。
さらに詳細に述べれば、転写ベルト11の両側端部で、かつ表面側である用紙搬送面に補強テープ70,70を貼着することを前提としている。この状態で、転写ベルト11と補強テープ70とを同一材料で構成して線熱膨張率を同一にした場合、あるいは転写ベルト11の線熱膨張率βbに対して補強テープ70の線熱膨張率βtが小さい場合、あるいは転写ベルト11の線熱膨張率βbに対して補強テープ70の線熱膨張率βtが大き過ぎる場合が考えられる。
しかるに、転写ベルト11は無端状に形成されるため、転写ベルト11の線熱膨張率βbと補強テープ70の線熱膨張率βtとを同一とすると、転写ベルト11外周長と補強テープ70外周長が異なってしまい、歪みを生じる。
また、転写ベルト11の線熱膨張率βbに対する補強テープ70の線熱膨張率βtが所定範囲内で大きい場合には、転写ベルト11端部の歪みの問題はなく、スムーズな走行がなされる。
転写ベルト11を、たとえばポリマアロイから形成すると、これは極めて特殊な材料であるので、同様材料の補強テープが存在しない。そこで、補強テープ70として一般的なテープ材を使用することになる。この場合は、それぞれの材料の熱膨張率は以下のようにして選択する。
転写ベルト11としてポリイミドベルトに、補強テープ70としてナイロンテープを貼着する場合は、ポリイミドベルトの線熱膨張率βbは1.5、ナイロンテープの線熱膨張率βtは1.6のものを使用した。したがって、βt/βb=1.07となる。
また、転写ベルト11としてポリカーボネートベルトに、補強テープ70としてポリプロピレンテープを貼着する場合は、ポリカーボネートベルトの線熱膨張率βbは4.0、ポリプロピレンテープの線熱膨張率βtは4.2のものを使用した。したがって、βt/βb=1.05である。
転写ベルト11としてポリアミドイミドベルトに、補強テープ70としてポリプロピレンテープを貼着する場合は、ポリアミドイミドベルトの線熱膨張率βbは3.6であり、ポリプロピレンテープの線熱膨張率βtは3.7のものを使用した。したがって、βt/βb=1.03である。
転写ベルト11としてPVDF(ポリフッ化ビニリデン)ベルトに、補強テープ70としてABS樹脂テープを貼着する場合は、PVDFベルトの線熱膨張率βbは8.5のものを使用し、ABS樹脂テープの線熱膨張率βtは8.9のものを使用した。したがって、βt/βb=1.05である。
以上の例に示したように、補強テープ70の線熱膨張率βtに対する転写ベルト11の線熱膨張率βbの比が1.0から1.1の範囲にあれば、問題なく転写ベルト11の走行がスムーズに行なわれ、転写ベルト11の走行にともなう蛇行量が±25μm以内にあって、極めて小さい状態に制御される。
これに対して、転写ベルト11としてポリアミドイミドベルトに、補強テープ70としてポリプロピレンテープを貼着する場合は、ポリアミドイミドベルトの線熱膨張率βbは3.6であり、ポリプロピレンテープの線熱膨張率βtが4.2のものを使用すると、βt/βb=1.17となる。
結果として、走行にともない転写ベルト11端面が歪んでしまい、蛇行量は±40μm程度に悪化して、画質の劣化となる。
このようにして、転写ベルト11の両側端部で、かつこの用紙搬送面に補強テープ70が貼着される場合は、補強テープ70の線熱膨張率βtに対する転写ベルト11の線熱膨張率βbの比が、所定範囲内にあるものを使用する。
したがって、転写ベルト11が環状になっているが、走行にともなう転写ベルト11に歪みを最小限に抑制して蛇行の発生をなくし、よって印字ズレのない高画質を得るとともに、極めてスムーズな端面精度を維持できる。
つぎに、第3の実施の形態について、図5および図6にもとづいて説明する。
ここでは、転写ベルト11の両側端部で、かつこの転写材搬送裏面である内面全周に亘って、転写ベルト11を補強する補強テープ70が貼着される。
そして、転写ベルト11と補強テープ70を同一材料で構成して線熱膨張率を同一にした場合、あるいは転写ベルト11の線熱膨張率βbに対して補強テープ70の線熱膨張率βtが大きい場合、あるいは転写ベルト11の線熱膨張率βbに対して補強テープ70の線熱膨張率βtが小さ過ぎる場合は、転写ベルト11が環状に形成されるため、転写ベルト11外周長と補強テープ70外周長が異なってしまい、転写ベルト11端部に歪みを生じる。
また、転写ベルト11の線熱膨張率βbに対する補強テープ70の線熱膨張率βtが所定範囲内で小さい場合には、転写ベルト11端部の歪みの問題はなく、スムーズに走行する。
転写ベルト11を、たとえばポリマアロイから形成すると、これは極めて特殊な材料であるので、同様材料のテープが存在しない。そこで、一般的なテープ材を使用することになる。この場合は、それぞれの材料の熱膨張率は以下のようにして選択する。
転写ベルト11としてのポリイミドベルトに、補強テープ70としてフェノール樹脂テープを貼着する場合、ポリイミドベルトの線熱膨張率βbは1.5、フェノール樹脂テープの線熱膨張率βtは1.4のものを使用した。したがって、βt/βb=0.93である。
転写ベルト11としてポリカーボネートベルトに、補強テープ70としてポリプロピレンテープを貼着する場合は、ポリカーボネートベルトの線熱膨張率βbは4.0、ポリプロピレンテープの線熱膨張率βtは3.7のものを使用した。したがって、βt/βb=0.93である。
転写ベルト11としてポリアミドイミドベルトに、補強テープ70としてABS樹脂製のテープを貼着する場合は、ポリアミドイミドベルトの線熱膨張率βbは3.6、ABS樹脂テープの線熱膨張率βtは3.4のものを使用した。したがって、βt/βb=0.94である。
転写ベルト11としてPVDFベルトに、補強テープ70としてビニルテープを貼着した場合は、PVDFベルトの線熱膨張率βbは8.5、ビニルテープの線熱膨張率βtは7.8のものを使用した。したがって、βt/βb=0.92である。
以上の例に示したように、補強テープ70の線熱膨張率βtに対する転写ベルト11の線熱膨張率βbの比が0.9から1.0の範囲にあれば、問題なくベルト搬送がスムーズに行なわれ、ベルト蛇行量が±25μm以内にあって極めて小さい状態に制御可能である。
これに対して、転写ベルト11としてポリカーボネートベルトに、補強テープ70としてABS樹脂製テープを貼着する場合は、ポリカーボネートベルトの線熱膨張率βbが4.0、ABS樹脂製のテープの線熱膨張率βtが3.4のものを使用すると、βt/βb=0.85である。
結果として、転写ベルト11の両側端部が歪んでしまい、蛇行量は±40μm程度に悪化して、画質の劣化となる。
つぎに、第4の実施の形態について、図7および図8にもとづいて説明する。
転写ベルト11にクリーニング手段を構成するゴムブレード16の先端縁が摺接し、この転写ベルト11に対して感光体ドラム3と、感光体ドラム3上の画像領域および給電部を構成する転写ローラ23が、転写ベルト11の中心線に対して左右対称に配置される。
そして、転写ベルト11の両側縁と所定間隔を存し、かつこの用紙搬送面である表面全周に亘って貼着される補強テープ70は、転写ベルト11の両側端部を補強する。
例1として、転写ベルト11の幅寸法Lbを346mmとし、この端面のカット精度は真直度50μm以内とする。転写ベルト11の両側端部に、この端縁から5mmのところに幅寸法が10mmの補強テープ70を貼着した場合、補強テープ70相互間隔寸法Ltは316mmとなる。
前記ゴムブレード16の幅寸法Lcは310mm、転写ローラ23の幅寸法Lrは308mm、感光体ドラム3の幅寸法Loは312mm、感光体ドラム3上に形成されるトナー像幅寸法Ldは305mmに、それぞれ設定される。
この構成により、転写ベルト11の端部は、この全周に亘るすべての位置において補強テープ70端部の外側にあり、かつ補強テープ70の内側では全周に亘って画像領域であるトナー像より外側にあり、
Lt > Lc > Ld かつ Lt > Lo > Ld
の関係にある。
これにより、補強テープ70を貼着することにより転写ベルト11の表面にできた凹凸と、ゴムブレード16あるいは感光体ドラム3との機械的干渉がなく、スムーズなベルト搬送が行なわれることとなる。
例2として、図9に示すように、感光体ドラム3の幅寸法Loが、補強テープ70相互間隔寸法Ltより長い場合、転写ローラ23の幅寸法Lrを補強テープ70相互間隔寸法Ltより狭くする。すなわち、感光体ドラム3と補強テープ70との機械的干渉を、転写ローラ23の幅寸法Lrを短くすることにより低減する。
具体的には、転写ベルト11の幅寸法Lbは346mm、この端面のカット精度は真直度50μm以内である。転写ベルト11の両側端部に、この端縁から5mmのところに幅10mmの補強テープ70を貼着した場合、補強テープ70相互間隔寸法Ltは316mm、ゴムブレード16の幅寸法Lcは314mm、転写ローラ23の幅寸法Lrは314mm、感光体ドラム3の幅寸法Loは350mm、感光体ドラム3上のトナー像幅寸法Ldは305mmに、それぞれ設定される。
この構成により、転写ベルト11の端部は、この全周に亘るすべての位置において補強テープ70端部の外側にあり、かつ補強テープ70の内側では全周に亘って画像領域であるトナー像より外側にあり、
Lt > Lc > Ld かつ Lt > Lr > Ld
の関係にある。
これにより、転写ベルト11に貼着される補強テープ70と、ゴムブレード16との機械的干渉がなく、スムーズなベルト搬送が行なわれることとなる。
つぎに、第5の実施の形態について、図10にもとづいて説明する。
転写ベルト11に、ベルトクリーニング手段を構成するブラシクリーナ16A(模式的に示す)が摺接し、この転写ベルト11に対して感光体ドラム3と、感光体ドラム3上に形成される画像領域および転写ローラ23が、転写ベルト11の中心線に対して左右対称に配置される。
そして、ここでも補強テープ70は転写ベルト11の両側縁と所定間隔を存して、用紙搬送面である表面全周に亘って貼着され、転写ベルト11の両側端部を補強している。
具体的には、転写ベルト11の幅寸法Lbを346mm、端面のカット精度は真直度50μm以内である。転写ベルト11の両側端部に端縁から5mmのところに幅10mmの補強テープ70を貼着した場合、補強テープ70相互間隔寸法Ltは316mm、ブラシクリーナ16Aの幅寸法Lcは346mmである。
したがって、ブラシクリーナ16Aは転写ベルト11の幅方向全体に亘って対向しており、ベルト11の幅方向全体を同時にクリーニングする。また、ブラシであるところから、転写ベルト11表面に貼着された補強テープ70との機械的抵抗が少なくスムーズに搬送でき、ベルト蛇行が極力小さくなる。
転写ローラ23の幅寸法Lrは314mm、感光体ドラム3の幅寸法Loは350mm、感光体ドラム3上のトナー像幅寸法Ldは305mmに、それぞれ設定される。
この構成により、転写ベルト11の端部は、この全周に亘るすべての位置において補強テープ70端部の外側にあり、補強テープ70の内側では全周に亘って画像領域であるトナー像より外側にあり、かつ Lc≧Lt>Lo>Ld の関係にある。
別例として、感光体ドラム3の幅寸法Loが、補強テープ70相互間隔寸法Ltより長い場合、転写ローラ23幅寸法Lrを補強テープ70相互間隔寸法Ltより狭くすることにより、感光体ドラム3と補強テープ70との機械的干渉を低減できる。
具体的には、転写ベルト11の幅寸法Lbが346mm、この端面のカット精度は真直度50μm以内、転写ベルト11の両側端部に端縁から5mmのところに幅10mmの補強テープを貼着した場合、補強テープ70相互間隔寸法Ltは316mm、ブラシクリーナ16Aの幅寸法Lcは346mm、転写ローラ23の幅寸法Lrは314mm、感光体ドラム3の幅寸法Loは350mm。感光体ドラム上のトナー像幅寸法Ldは305mmに、それぞれ設定される。
この構成により、転写ベルト11の端部は、この全周に亘るすべての位置において補強テープ70端部の外側にあり、補強テープ70の内側では全周に亘って画像領域であるトナー像より外側にあり、かつ Lc≧Lt>Lr>Ld の関係にある。
このように、補強テープ70を貼着した転写ベルト11に対してブラシからなるベルトクリーニング装置16Aを備えた場合、ブラシクリーナ16Aのクリーニング幅寸法を転写ベルト11幅寸法と同一もしくは広く設定することにより、補強テープ70はもちろん、転写ベルト11に対しても余分な負荷を生じることがない。スムーズなベルト搬送がなされ、ベルト蛇行が極力抑制され、かつ転写ベルト11全面のクリーニングが十分に行われる。
つぎに、第6の実施の形態について、図11にもとづいて説明する。
転写ベルト11に対して感光体ドラム3と、感光体ドラム3上の画像領域および給電部を構成する転写ローラ23が、転写ベルト11の中心線に対して左右対称に配置される。ここでは、転写ベルト11の両側端部で、かつこの転写材搬送裏面である内面全周に亘って、転写ベルト11を補強する補強テープ70が貼着される。
例1として、転写ベルト11の幅寸法Lbを346mmとし、この端面のカット精度は真直度50μm以内とする。転写ベルト11の両側端部で、かつ内側面全周に亘って、この端縁から5mmのところに幅寸法が10mmの補強テープ70を貼着した場合、補強テープ70相互間隔寸法Ltは316mmとなる。
前記転写ローラ23の幅寸法Lrは308mm、感光体ドラム3の幅寸法Loは312mm、感光体ドラム3上に形成されるトナー像の幅寸法Ldは305mmに、それぞれ設定される。
この構成により、転写ベルト11の端部は、この全周に亘るすべての位置において補強テープ70端部の外側にあり、補強テープ70の内側では全周に亘って画像領域であるトナー像より外側にあり、かつ駆動ローラ13の幅寸法Lkと、従動ローラ15の幅寸法Ljと、トナー像幅寸法Ld、および転写ローラ23の幅寸法Lrとの間で、Lt>Lkと、Lt>Ljと、Lt>Lr>Ldの全ての条件を満足する関係にある。
したがって、補強テープ70により転写ベルト11の内表面にできた凹凸と、転写ローラ23あるいは、転写ベル11と駆動ローラ13、および転写ベルト11と従動ローラ15との間で機械的干渉がなく、スムーズなベルト搬送がなされる。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明の一実施の形態を示す、4連ドラムタンデム方式カラー画像形成装置の概略の構成図。 第1の実施の形態を示す、転写ベルトと、ベルト搬送機構の構成図。 同実施の形態を示す説明図。 第2の実施の形態を示す説明図。 第3の実施の形態を示す説明図。 同実施の形態の断面図。 第4の実施の形態を示す説明図。 同実施の形態を示す断面図。 同実施の形態の変形例を示す断面図。 第5の実施の形態を示す説明図。 第6の実施の形態を示す説明図。
符号の説明
3…像担持体(感光体ドラム)、P…転写材(用紙)、11…転写ベルト、23…給電部(転写ローラ)、13…ベルト付勢手段(従動ローラ)、60…ベルト受け手段(寄り止め規制ガイド)、70…補強テープ。

Claims (4)

  1. トナー像が形成される像担持体と、この像担持体と転接して走行し転写材を搬送する転写ベルトおよびこの転写ベルトを像担持体側へ押圧するとともに転写バイアスを印加する給電部を備え、前記転写材上に像担持体のトナー像を転写する手段とを具備した画像形成装置において、
    前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、
    このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、
    所定幅を有し、前記転写ベルトの両側端縁と所定間隙を存して転写材搬送面全周に亘って貼着され、転写ベルト両側端部を補強する左右一対の補強テープとを具備し、
    前記転写ベルトの線熱膨張率をβb、前記補強テープの線熱膨張率をβtとしたとき、
    1.0 < βt/βb < 1.1
    の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
  2. 互いに異なるカラートナー像が形成される複数の像担持体と、それぞれの像担持体と順次転接して走行し転写材を搬送する転写ベルトおよびこの転写ベルトを各像担持体側へ押圧するとともに転写バイアスを印加する複数の給電部を備え、前記転写材上に各像担持体のカラートナー像を転写して多色の重ね画像を形成する手段とを具備した画像形成装置において、
    前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、
    このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して配置され、付勢される転写ベルトを受けてこの端部に摺接し、転写ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、
    所定幅を有し、前記転写ベルトの両側端縁と所定間隙を存して転写材搬送面全周に亘って貼着され、転写ベルト端部を補強する左右一対の補強テープとを具備し、
    前記転写ベルトの線熱膨張率をβb、前記補強テープの線熱膨張率をβtとしたとき、
    1.0 < βt/βb < 1.1
    の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
  3. トナー像が形成される像担持体と、この像担持体と転接して走行し転写材を搬送する転写ベルトおよびこの転写ベルトを像担持体側へ押圧するとともに転写バイアスを印加する給電部を備え、前記転写材上に像担持体のトナー像を転写する手段とを具備した画像形成装置において、
    前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、
    このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、
    所定幅を有し、前記転写ベルトの両側端縁と所定間隙を存して転写材搬送裏面である内面全周に亘って貼着され、転写ベルト端部を補強する左右一対の補強テープとを具備し、
    前記転写ベルトの線熱膨張率をβb、前記補強テープの線熱膨張率をβtとしたとき、
    0.9 < βt/βb < 1.0
    の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
  4. 互いに異なるカラートナー像が形成される複数の像担持体と、それぞれの像担持体と順次転接して走行し転写材を搬送する転写ベルトおよびこの転写ベルトを各像担持体側へ押圧するとともに転写バイアスを印加する複数の給電部を備え、前記転写材上に各像担持体のカラートナー像を転写して多色の重ね画像を形成する手段とを具備した画像形成装置において、
    前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、
    このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、
    所定幅を有し、前記転写ベルトの両側端縁と所定間隙を存して転写材搬送裏面である内面全周に亘って貼着され、転写ベルト端部を補強する左右一対の補強テープとを具備し、
    前記転写ベルトの線熱膨張率をβb、前記補強テープの線熱膨張率をβtとしたとき、
    0.9 < βt/βb < 1.0
    の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
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