JPH11202643A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH11202643A
JPH11202643A JP10006508A JP650898A JPH11202643A JP H11202643 A JPH11202643 A JP H11202643A JP 10006508 A JP10006508 A JP 10006508A JP 650898 A JP650898 A JP 650898A JP H11202643 A JPH11202643 A JP H11202643A
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JP
Japan
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transfer belt
belt
transfer
image
urging
Prior art date
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Pending
Application number
JP10006508A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Takahashi
雅司 高橋
Minoru Yoshida
稔 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10006508A priority Critical patent/JPH11202643A/ja
Publication of JPH11202643A publication Critical patent/JPH11202643A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】転写ベルトの強度の保持とベルト端面の精度を
保持し、ベルトの耐久性向上を図り、ベルト蛇行がなく
色ズレのない高画質な画像が得られる画像形成装置を提
供する。 【解決手段】トナー像が形成される感光体ドラム3と、
この感光体ドラムと転接して走行し用紙Pを搬送する転
写ベルト11および転写ベルトを感光体ドラム側へ押圧
して転写バイアスを印加する転写ローラ23と、転写ベ
ルトを走行方向とは直交する所定方向へ寄るよう付勢す
る従動ローラ15と、この転写ベルト付勢側に対向して
配置されベルト端部に摺接してベルトの蛇行を規制する
寄り止め規制ガイドベルト60を具備し、転写ベルト付
勢力をT、転写ベルト厚さをt、寄り止め規制ガイドに
対する転写ベルト接触長さをL、転写ベルト弾性率をK
としたとき、T/t・L・K≦0.0006の条件を満
足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写ベルトを備え
た電子写真方式による画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式による画像形成装置におい
て、像担持体である感光体ドラム上に形成される現像剤
像を用紙に転写する手段として、従来よりコロナチャー
ジャが多用されていた。
【0003】しかしながら、この方式では有害なオゾン
の発生の恐れがあるところから、オゾンレスの転写技術
が採用されている。その一つとして、たとえば接触方式
の転写技術が知られている。
【0004】特開平6−110343号公報には、半導
電性の転写ベルトと、転写ベルトの背面に設けた転写ロ
ーラを用いて転写を行う技術が開示されていて、転写ロ
ーラに転写バイアスを印加することにより転写が行なわ
れる。
【0005】近年、カラー複写機として、4連タンデム
多重転写方式の画像形成装置が開発されている。この方
式は、4本の感光体ドラムを平行に並べ、それぞれの感
光体ドラムにイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックのト
ナーを用いてトナー像を形成し、1枚の転写材である用
紙に順次このトナー像を多重転写する方式である。
【0006】前記用紙は転写ベルト上に給出され、この
転写ベルトの走行にともなって搬送される。そして、用
紙は各感光体ドラムに順次転接するよう搬送されるので
あるから、転写ベルトは用紙を正確に搬送しなければな
らない。たとえば、転写ベルトに蛇行が生じると、用紙
もこれに準じて蛇行状態となり、色ズレが生じて画質の
低下となる。
【0007】従来、転写ベルトの蛇行を規制する技術と
して、たとえば特開平4−98284号公報には、ロー
ラの両側端部に寄り止めガイドを設け、これらを転写ベ
ルトの側端部に接触させながら搬送する手段が開示され
ている。
【0008】しかし、この方法では、2つの寄り止めガ
イドの間隔寸法と、転写ベルトの幅寸法が完全に一致し
ていないと、広いところでは転写ベルトが蛇行状態とな
って走行し、また、狭いところでは転写ベルトが寄り止
めガイドを乗り越え、主走査方向の画像の色ズレを起こ
すといった問題があった。
【0009】前記転写ベルトの蛇行を制御する手段とし
て、本出願人から特願平5−67097号公報が提案さ
れている。これは、転写ベルトを走行方向とは直交する
方向で、所定の方向に寄るように制御し、かつこの転写
ベルト付勢側に寄り止めガイドを配置して、転写ベルト
端面を摺接させることにより、転写ベルトの蛇行を規制
するものである。
【0010】しかしながらこの種の手段においては、前
記転写ベルトの素材の選択が困難であり、弾性率が低い
ものを選択してしまうと、転写ベルトが寄り止めガイド
に摺動しているうちに座屈が生じて破損事故が生じる恐
れがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、転写
ベルトを用いた転写手段を備えた画像形成装置において
は、転写ベルトの蛇行を規制するため、転写ベルトを所
定方向に寄るよう付勢するとともに、この付勢側に配置
した寄り止めガイドに転写ベルト端部を摺接させてる構
成では、転写ベルトの機械的強度と耐久性が要求され
る。
【0012】特に、4連タンデム方式のカラー画像形成
装置では、転写ベルトの蛇行を確実に規制して、4色の
色重ね時の色ズレを無くす必要がある。そのためには、
寄り止めガイドと、これに摺接する転写ベルト端面の精
度を極めて良好にすることが要求される。
【0013】本発明は、上記事情にもとづいてなされた
ものであり、その目的とするところは、転写ベルトの強
度の保持と、転写ベルトの蛇行を規制するのに必要な転
写ベルト端面の精度を確保し、ベルトの耐久性を向上さ
せる。また、カラー電子写真方式の画像形成装置におい
ては、ベルトの蛇行がなく色ズレのない高画質な画像が
得られる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を満足
するためになされたものであり、請求項1の発明の画像
形成装置は、トナー像が形成される像担持体と、この像
担持体と転接して走行し転写材を搬送する転写ベルトお
よびこの転写ベルトを像担持体側へ押圧するとともに転
写バイアスを印加する給電部を備え、前記転写材上に像
担持体のトナー像を転写する手段とを具備した画像形成
装置において、前記転写ベルトを、走行方向とは直交す
る方向で、所定の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手
段と、このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対
向して配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接
し、転写ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段とを具
備し、前記ベルト付勢手段における転写ベルトに対する
付勢力をT、転写ベルトの厚さをt、ベルト受け手段に
対する転写ベルトの接触長さをL、転写ベルトの弾性率
をKとしたとき、T/t・L・K≦0.0006の条件
を満足することを特徴とする。
【0015】請求項2の発明の画像形成装置は、互いに
異なるカラートナー像が形成される複数の像担持体と、
それぞれの像担持体と順次転接して走行し転写材を搬送
する転写ベルトおよびこの転写ベルトを各像担持体側へ
押圧するとともに転写バイアスを印加する複数の給電部
を備え、前記転写材上に各像担持体のカラートナー像を
転写して多色の重ね画像を形成する手段とを具備した画
像形成装置において、ベルト付勢手段と、ベルト受け手
段とを具備し、T/t・L・K≦0.0006の条件を
満足することを特徴とする。
【0016】請求項3の発明の画像形成装置は、像担持
体と、転写手段と、ベルト付勢手段と、ベルト受け手段
と、転写ベルトの両側端部で転写材搬送面に貼着され転
写ベルト端部を補強する補強テープとを具備し、転写ベ
ルトの線熱膨張率をβb、補強テープの線熱膨張率をβ
tとしたとき、1.0<βt/βb<1.1の条件を満
足することを特徴とする。
【0017】請求項4の発明の画像形成装置は、カラー
画像形成装置において、請求項3に記載した手段と、同
条件を満足することを特徴とする。請求項5の発明の画
像形成装置は、像担持体と、転写手段と、ベルト付勢手
段と、ベルト受け手段と、転写ベルトの両側端部でかつ
この内側面に貼着され転写ベルト端部を補強する補強テ
ープとを具備し、転写ベルトの線熱膨張率をβb、補強
テープの線熱膨張率をβtとしたとき、0.9<βt/
βb<1.0の条件を満足することを特徴とする。
【0018】請求項6の発明の画像形成装置は、カラー
画像形成装置において、請求項5に記載した手段と、同
条件を満足することを特徴とする。請求項7の発明の画
像形成装置は、像担持体と、転写手段と、ゴムブレード
からなるクリーニング手段と、ベルト付勢手段と、ベル
ト受け手段と、所定幅を有し転写ベルトの両側縁と所定
間隙を存して転写材搬送面全周に亘って貼着され転写ベ
ルト両側端部を補強する左右一対の補強テープとを具備
し、補強テープ相互間隔寸法をLt、ゴムブレードの幅
寸法をLc、像担持体上のトナー像幅寸法をLd、像担
持体の幅寸法をLo、前記転写手段を構成する給電部の
幅寸法をLrとしたとき、 Lt > Lc > Ld かつ Lt > Lo >
Ld または、 Lt > Lc > Ld かつ Lt >
Lr > Ld の条件を満足することを特徴とする。
【0019】請求項8の発明の画像形成装置は、カラー
画像形成装置において、請求項7に記載した手段と、同
条件を満足することを特徴とする。請求項9の発明の画
像形成装置は、像担持体と、転写手段と、ブラシからな
るクリーニング手段と、ベルト付勢手段と、ベルト受け
手段と、所定幅を有し転写ベルトの両側縁と所定間隙を
存して転写材搬送面全体に亘って貼着され転写ベルト両
側端部を補強する左右一対の補強テープとを具備し、補
強テープ相互間隔寸法をLt、ブラシの幅寸法をLc、
像担持体上のトナー像幅寸法をLd、像担持体の幅寸法
をLo、前記転写手段を構成する給電部の幅寸法をLr
としたとき、Lc≧Lt>Lo>Ldまたは、Lc≧L
t>Lr>Ldの条件を満足することを特徴とする。
【0020】請求項10の発明の画像形成装置は、カラ
ー画像形成装置において、補強テープ相互間隔寸法をL
t、ブラシの幅寸法をLc、像担持体上のトナー像幅寸
法をLd、像担持体の幅寸法をLo、前記転写手段を構
成する給電部の幅寸法をLrとしたとき、Lc≧Lt>
Lo>Ldまたは、Lc≧Lt>Lr>Ldの条件を満
足することを特徴とする。
【0021】請求項11の発明の画像形成装置は、像担
持体と、転写手段と、ベルト付勢手段と、ベルト受け手
段と、所定幅を有し転写ベルトの両側縁と所定間隙を存
して内面全周に亘って貼着され転写ベルト両側端部を補
強する左右一対の補強テープとを具備し、補強テープ相
互間隔寸法をLt、駆動ローラの幅寸法をLk、従動ロ
ーラの幅寸法をLj、像担持体上のトナー像幅寸法をL
d、転写手段を構成する給電部の幅寸法をLrとしたと
き、Lt>Lkと、Lt>Ljと、Lt>Lr>Ldの
全ての条件を満足することを特徴とする。
【0022】請求項12の発明の画像形成装置は、カラ
ー画像形成装置において、請求項11に記載した手段
と、同条件を満足することを特徴とする。以上のごとき
課題を解決する手段を採用することにより、転写ベルト
の蛇行を規制するとともに、この強度を確保して耐久性
を向上させる。また、複数の像担持体をタンデムに配置
したカラー電子写真方式の画像形成装置においては、転
写ベルトの蛇行を規制して色ズレのない高画質な画像が
得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
もとづいて説明する。図1は、カラー画像形成装置の概
略的な構成図である。このカラー画像形成装置には、画
像形成手段であるプロセスユニット1a、1b、1c、
1dが設けられている。
【0024】各プロセスユニット1a、1b、1c、1
dは、像担持体である感光体ドラム3a、3b、3c、
3dを備えており、これらの感光体ドラム上に現像剤像
が形成されるようになっている。
【0025】特に、前記プロセスユニット1aにおける
感光体ドラム3aは、直径30mmの円筒体であって、
図示矢印a方向へ回転可能に設けられている。この感光
体ドラム3aの周囲には、回転方向に沿って以下の部品
が配置されている。
【0026】すなわち、感光体ドラム3aを一様に負帯
電させる帯電ローラ5aが、感光体ドラム3aに転接し
て配置される。この帯電ローラ5aのドラム回転方向下
流側には、帯電ローラ5aによって帯電した感光体ドラ
ム3aを露光して静電潜像を形成する露光装置7aが配
置される。
【0027】また、露光装置7aのドラム回転方向下流
側にはイエロウの現像剤を収容し、この現像剤で露光装
置7aにより形成された静電潜像を反転現像する現像装
置9aが配置されている。
【0028】さらに、現像装置9aのドラム回転方向下
流側には感光体ドラム3aに対して転写材である用紙P
を搬送する搬送ベルト11が設置されている。この搬送
ベルト11は、感光体ドラム3a上に形成された現像剤
像と用紙Pとが当接するよう用紙Pを感光体ドラム3a
に搬送するとともに、後述するように用紙Pに感光体ド
ラム3a上の現像剤像を転写する作用をなすところか
ら、以下、転写ベルトと呼ぶ。
【0029】感光体ドラム3aと用紙Pとの当接位置よ
りもドラム回転方向下流側にはクリーニング装置17a
と除電ランプ19aが順次配置されている。クリーニン
グ装置17aはブレードを有し、転写後に感光体ドラム
3a上に残留した現像剤を掻き落して除去する。除電ラ
ンプ19aは転写後、感光体ドラム3aの表面電荷を一
様な光照射によって除電する。
【0030】この除電ランプ19aによる除電により画
像形成の1サイクルが完了し、次の画像形成プロセスに
おいて、再び帯電ローラ5aが未帯電の感光体ドラム3
aを一様に帯電することとなる。
【0031】このようにして、上述の感光体ドラム3
a、帯電ローラ5a、露光装置7a、現像装置9a、ク
リーニング装置17aおよび除電ランプ19aによっ
て、前記プロセスユニット1aが構成されている。
【0032】図2にも示すように、前記転写ベルト11
は無端状(シームレス)ベルトであって、駆動ローラ1
3および従動ローラ15とに亘って掛け渡される。従動
ローラ15の軸部両端はスプリング18により押圧され
ており、転写ベルト11にテンションが与えられる。通
常、駆動ローラ13と従動ローラ15との間の距離(ピ
ッチ)は約300mmに設定される。
【0033】駆動ローラ13および従動ローラ15は、
それぞれ図示矢印iおよびj方向に回転自在に設けられ
ている。駆動ローラ13には図示しない駆動源が連結さ
れていて、この回転にともなって転写ベルト11が回転
し、従動ローラ15が従動回転するようになっている。
【0034】前記転写ベルト11は、カーボンが均一に
分散された厚さ100μmのポリイミド樹脂材により形
成されている。そして、ここでは1012Ωcmの電気抵
抗を有し、半導電性を有する。
【0035】なお、転写ベルト11の材料としては、体
積抵抗値が109 〜1013Ωcmの範囲で半導電性を有
すればよい。たとえば、カーボンを分散したポリイミド
樹脂材の他に、ポリエチレンテフタレート、ポリカーボ
ネイト、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニ
リデンなどにカーボン等の導電粒子を分散させたもので
もよい。
【0036】また、導電粒子を用いず、組成調整によっ
て電気抵抗を調整した高分子フィルムを用いてもよい。
さらには、このような高分子フィルムにイオン導電性物
質を混入したもの、あるいは比較的電気抵抗が低いシリ
コンゴム、ウレタンゴム等のゴム材でもよい。
【0037】前記従動ローラ15は、転写ベルト11を
走行方向とは直交する方向で、所定の方向へ寄るよう付
勢するベルト付勢手段を構成しており、そのため軸方向
一端部の直径が小径であり、他端部の直径が大径のテー
パローラである。このテーパローラ15を回転駆動する
と、転写ベルト11はローラ15の大径側に寄るよう自
然的に寄せ付勢される。
【0038】転写ベルト11が従動ローラ15によって
寄せ付勢される側である駆動ローラ13と、従動ローラ
15端部に対向して、ベルト受け手段であるベルト寄り
止めガイド60,60が設けられている。
【0039】すなわち、従動ローラ15によって転写ベ
ルト11が寄せ付勢され、この移動側に配置されるベル
ト寄り止めガイド60に転写ベルト11端部が摺接し、
それ以上の移動が規制されるようになっている。
【0040】再び図1に示すように、転写ベルト11上
には、駆動ローラ13と従動ローラ15との間に用紙P
の搬送方向に沿ってプロセスユニット1aの他、前記プ
ロセスユニット1b、1c、1dが配置されている。
【0041】さらに、この下流側でかつ駆動ローラ13
近傍には、ベルトクリーニング手段であるゴムブレード
16が設置されている。このゴムブレード16の先端縁
が転写ベルト11の幅方向全体に亘って摺接しており、
転写ベルト上に付着したトナーや紙粉が除去されるよう
になっている。
【0042】前記プロセスユニット1b、1c、1d
は、いずれもプロセスユニット1aと同様の構成をして
いる。すなわち、感光体ドラム3b、3c、3dが各々
のプロセスユニットのほぼ中心に設けられている。
【0043】各感光体ドラム3b、3c、3dの周囲所
定位置には、それぞれ帯電ローラ5b、5c、5dが配
置され、この下流側には露光装置7b、7c、7dが配
置される。
【0044】露光装置7b、7c、7dの下流側には現
像装置9b、9c、9dと、クリーニング装置17b、
17c、17dと、除電ランプ19b、19c、19d
が順次配置されている。
【0045】そして、現像装置19bにはマゼンタの現
像剤が収容され、現像装置19cにはシアンの現像剤が
収容され、現像装置19cにはブラックの現像剤が収容
されている。
【0046】前記転写ベルト11によって搬送される用
紙Pを介してそれぞれの感光体ドラム3a、3b、3
c、3dと当接する位置には、転写ベルト11とともに
転写手段を構成する転写ローラ23a、23b、23
c、23dが配置されている。
【0047】すなわち、各転写ローラ23a、23b、
23c、23dは対向する感光体ドラム3a、3b、3
c、3d下方で転写ベルト11の背面に接触していて、
転写ベルト11を介してプロセスユニットと対向してい
る。
【0048】前記転写ローラ23aは、正の直流電源5
5aに接続されていて、これらで給電部が構成される。
同様に、転写ローラ23bは直流電源55bに、転写ロ
ーラ23cは直流電源55cに、転写ローラ23dは直
流電源55dにそれぞれ接続される。
【0049】一方、転写ベルト11の図における右側部
には、用紙Pを収容する給紙カセット26が設けられて
いる。装置本体1には、給紙カセット26から用紙Pを
1枚ずつピックアップするピックアップローラ27が図
示矢印h方向に回転自在に設けられている。
【0050】このピックアップローラ27と転写ベルト
11との間には、レジストローラ対29が回転自在に設
けられていて、所定のタイミングで用紙Pを転写ベルト
11上へ供給するようになっている。
【0051】また、転写ベルト11上には、直流電源3
1に接続され、用紙Pを転写ベルト11表面に静電吸着
させるための吸着ローラ30が、転写ベルト11を介し
て駆動ローラ13と対向する位置に配置される。
【0052】また、転写ベルト11の左側部には、用紙
P上の現像剤像を用紙Pに定着する定着装置33と、装
置本体1外部に突出して定着像が形成される用紙Pを受
ける排紙トレイ34が設けられている。
【0053】つぎに、このようにして構成される4連ド
ラムタンデム方式カラー画像形成装置の画像形成プロセ
スについて説明する。図示しない操作パネルのスタート
ボタンをオンすることにより、画像形成開始が指示され
る。感光体ドラム3aは図示しない駆動機構から駆動力
を受けて回転を始める。帯電ローラ5aは、この感光体
ドラム3aを一様に約−500Vに帯電する。
【0054】帯電ローラ5aによって一様に帯電された
感光体ドラム3aに、露光装置7aは記録すべき画像に
応じた光を照射し、感光体ドラム3a上に静電潜像を形
成する。
【0055】感光体ドラム3aが回転して前記静電潜像
部分が現像装置9aに対向すると、ここに収容されるイ
エロウの現像剤が供給されて静電潜像が現像化され、イ
エロウの現像剤像が形成される。
【0056】感光体ドラム3a上に現像剤像を形成する
のと同様の手順で、感光体ドラム3b、感光体ドラム3
c、感光体ドラム3d上にも、それぞれ各色の現像剤像
が形成される。
【0057】一方、ピックアップローラ27は給紙カセ
ット26から用紙Pを取り出し、レジストローラ対29
は、この用紙Pを転写ベルト11上へ供給する。転写ベ
ルト11上に供給された用紙Pに吸着ローラ30が転接
し、この用紙Pの表面を帯電する。この吸着ローラ30
の帯電作用により、用紙Pは転写ベルト11上に静電吸
着される。
【0058】転写ベルト11は静電吸着した用紙Pを感
光体ドラム3aと、感光体ドラム3bと、感光体ドラム
3cおよび感光体ドラム3dに向けて順次搬送する。そ
れぞれの転写領域Taに用紙Pが到達すると、転写ロー
ラ23aに直流電源55aから約+1000Vのバイア
ス電圧が印加される。転写ローラ23aと感光体ドラム
3aとの間には転写電界が形成され、感光体ドラム3a
上の現像剤像は、この転写電界にしたがって用紙P上に
転写される。
【0059】ついで、イエロウ現像剤像が転写された用
紙Pは転写領域Tbに向けて搬送される。この転写領域
Tbでは、転写ローラ23bに直流電源55bから約+
1200Vのバイアス電圧が印加され、イエロウ現像剤
像上に重ねてマゼンタの現像剤像が転写される。
【0060】そして、マゼンタの現像剤像が転写された
あと、用紙Pは転写領域Tcを介して転写領域Tdに搬
送される。転写領域Tcにおいて転写ローラ23cに約
+1400Vのバイアス電圧が印加されることにより、
また転写領域Tdにおいて転写ローラ23dに約+16
00Vの電圧が印加されることにより、既に転写されて
いる現像剤像の上に重ねてシアンの現像剤像と、ブラッ
クの現像剤像が順次多重転写される。
【0061】このようにして、多重転写された各色の現
像剤像は、用紙Pが定着装置33に対向したとき、この
定着装置によって用紙P上に定着され、カラー画像が形
成される。定着が終わった用紙Pは排紙トレイ34上に
排出される。
【0062】つぎに、各請求項発明に関わる実施の形態
を説明する。図2および図3は、請求項1および請求項
2の発明の一実施の形態である。転写ローラ23aは、
たとえばSUSφ8mmのシャフトに、カーボンを分散
して導電性とした発泡ウレタン材からなる外径φ18m
mのローラである。このシャフトとローラ表面間の電気
抵抗は約106 Ωである。
【0063】なお、転写ベルト11に接触する給電部と
して前記転写ローラ23aに限定されることはない。た
とえば、導電性ゴムブレードや導電性ゴムシートでもよ
い。前記導電性ゴムシートとして、カーボンを分散した
厚さ5mm程度のシリコーンゴムシートや、ウレタンゴ
ムあるいはEPDM(ポリフッ化ビニリデン)など、体
積抵抗値が105 〜108 Ωcmのものを適用してもよ
い。
【0064】前記転写ローラ23aは、その中心が感光
体ドラム3a中心の鉛直方向真下の位置となるよう設置
しなければならない。前記シャフトの両端部には、ベル
トたるみ規制手段としての圧縮ばね47,49が当接し
ており、転写ローラ23aは転写ベルト11に対して鉛
直方向に弾性的に当接するように付勢される。
【0065】これら圧縮ばね47,49による弾性付勢
力の大きさは1000gfとした。ここで弾性付勢力と
は、圧縮ばね47が有する弾性付勢力と、圧縮ばね49
が有する弾性付勢力との合計である。
【0066】転写ベルト11をポリイミド樹脂材から構
成した場合、この転写ベルト11の弾性係数Kは20×
104 Kg/cm2 であり、このとき前記寄り止め規制
ガイド60はφ14mmの駆動ローラ13と、従動ロー
ラ15の大径φ14mm端部側に設置されている。
【0067】したがって、寄り止め規制ガイド60に対
する転写ベルトの接触長さLは約14πmmであり、テ
ーパローラである従動ローラ15による転写ベルト11
に対する寄り力(付勢力)Tは1Kgに設定してある。
【0068】この寄り力Tの測定は、圧力センサを転写
ベルト11と寄り止め規制ガイド60との間に取り付け
て測定した。転写ベルト11の弾性率Kは、Strog
rafR−200(東洋精機製)を用いて測定した。転
写ベルト11の膜厚は100μmであり、12万回の繰
り返しライフ試験の結果、転写ベルト11は全く破断せ
ず、耐久性が保証された。
【0069】すなわち、T/t・L・K≦0.0006
の条件を満足しなければならない。前記数値を代入する
と、1/100×10-4・1.4π・20×104
0.00011となって、条件が満足される。
【0070】ポリイミド樹脂材はコストが高いことが欠
点である。そこで、よりコストの廉価なポリマーアロイ
を採用してみた。弾性率Kが3.2×104 Kg/cm
のポリアミドイミドの場合は、ベルト膜厚tが100μ
m、寄り止め規制ガイド60に対する転写ベルト11の
接触長さLが14πmmで、寄り力Tが1Kgの場合
は、1/100×10-4・1.4π・3.2×104
0.00071となる。すなわち、寄り力が強すぎて、
繰り返しライフ試験を行っている途中で転写ベルト11
が端部から破断してしまい、結果はNGであった。
【0071】寄り力以外は同様条件とし、寄り力を0.
5Kgに落として制御した場合は、12万回転の繰り返
しライフ試験の結果、転写ベルト11の破損はなく耐久
性はOKであった。
【0072】この数値を前記T/t・L・K式に当ては
めると、0.5/100×10-4・1.4π・3.2×
104 =0.00036となって、条件は一応満足され
ることとなる。
【0073】しかしながら、この程度の寄り力では、転
写ベルト11を寄り止め規制ガイド60側へ寄せる制御
が十分に行えず、転写ベルト11の走行にともなう蛇行
量が大きいままである。
【0074】したがって、寄り力Tとして1Kg程度は
必要であり、この寄り力を確保した上で転写ベルト11
のベルト膜厚tを125μmと厚くすれば、12万回の
繰り返しライフ試験の結果はOKであった。
【0075】この数値を前記T/t・L・K式に当ては
めると、1/125×10-4・1.4π・3.2×10
4 =0.00057となって、条件が満足される。ま
た、寄り力Tを1Kgとし、100μmのポリアミドイ
ミドベルトに100μmのPETテープを貼って膜厚を
倍とした場合、前記PETテープによって補強された部
分の弾性率Kは7×104 Kg/cmとなる。
【0076】この場合の繰り返しライフ試験結果はOK
であった。すなわち、前記T/t・L・K式に当てはめ
ると、1/200×10-4・1.4π・7×104
0.00016となる。以上の結果を、表1にまとめ
た。
【0077】
【表1】
【0078】すなわち、T/t・L・K≧0.0006
となる条件を満足することにより、前記転写ベルト11
は長期の使用に亘っても破断がなく、ライフの耐久性が
確実に得られることが判明した。
【0079】つぎに、請求項3と請求項4の発明の一実
施の形態を、図4にもとづいて説明する。従動ローラ1
5であるテーパローラによって転写ベルト11を一方向
に寄るように制御するとともに、この転写ベルト11端
面を寄り止め規制ガイド60に当接させることにより、
転写ベルト11の走行にともなう蛇行を防止する方式に
おいては、転写ベルト11端面のカット精度が影響す
る。
【0080】すなわち、転写ベルト11はその端面のカ
ット精度が極めて良好なものを用いなければならず、そ
れにはベルト端面の真直度公差が小さいものを採用しな
ければならない。
【0081】また、転写ベルト11自体には機械的強度
が小さいので、転写ベルト11の両側端部に補強テープ
70,70を貼着して補強する。これにより、転写ベル
ト11の機械的耐久性は格段に向上し、ベルト蛇行を規
制する構成上、非常に有効となる。
【0082】ただし、転写ベルト11素材の線熱膨張率
βbと、前記補強テープ70素材の線熱膨張率βtとが
大きく異なると、環境変化により転写ベルト11端部が
変形してしまい、蛇行制御が不可能となる。
【0083】さらに詳細に述べれば、転写ベルト11の
両側端部で、かつ表面側である用紙搬送面に補強テープ
70,70を貼着することを前提としている。この状態
で、転写ベルト11と補強テープ70とを同一材料で構
成して線熱膨張率を同一にした場合、あるいは転写ベル
ト11の線熱膨張率βbに対して補強テープ70の線熱
膨張率βtが小さい場合、あるいは転写ベルト11の線
熱膨張率βbに対して補強テープ70の線熱膨張率βt
が大き過ぎる場合が考えられる。
【0084】しかるに、転写ベルト11は無端状に形成
されるため、転写ベルト11の線熱膨張率βbと補強テ
ープ70の線熱膨張率βtとを同一とすると、転写ベル
ト11外周長と補強テープ70外周長が異なってしま
い、歪みを生じる。
【0085】また、転写ベルト11の線熱膨張率βbに
対する補強テープ70の線熱膨張率βtが所定範囲内で
大きい場合には、転写ベルト11端部の歪みの問題はな
く、スムーズな走行がなされる。
【0086】転写ベルト11を、たとえばポリマアロイ
から形成すると、これは極めて特殊な材料であるので、
同様材料の補強テープが存在しない。そこで、補強テー
プ70として一般的なテープ材を使用することになる。
この場合は、それぞれの材料の熱膨張率は以下のように
して選択する。
【0087】転写ベルト11としてポリイミドベルト
に、補強テープ70としてナイロンテープを貼着する場
合は、ポリイミドベルトの線熱膨張率βbは1.5、ナ
イロンテープの線熱膨張率βtは1.6のものを使用し
た。したがって、βt/βb=1.07となる。
【0088】また、転写ベルト11としてポリカーボネ
ートベルトに、補強テープ70としてポリプロピレンテ
ープを貼着する場合は、ポリカーボネートベルトの線熱
膨張率βbは4.0、ポリプロピレンテープの線熱膨張
率βtは4.2のものを使用した。したがって、βt/
βb=1.05である。
【0089】転写ベルト11としてポリアミドイミドベ
ルトに、補強テープ70としてポリプロピレンテープを
貼着する場合は、ポリアミドイミドベルトの線熱膨張率
βbは3.6であり、ポリプロピレンテープの線熱膨張
率βtは3.7のものを使用した。したがって、βt/
βb=1.03である。
【0090】転写ベルト11としてPVDF(ポリフッ
化ビニリデン)ベルトに、補強テープ70としてABS
樹脂テープを貼着する場合は、PVDFベルトの線熱膨
張率βbは8.5、ABS樹脂テープの線熱膨張率βt
は8.9のものを使用した。したがって、βt/βb=
1.05である。
【0091】以上の例に示したように、補強テープ70
の線熱膨張率βtに対する転写ベルト11の線熱膨張率
βbの比が1.0から1.1の範囲にあれば、問題なく
転写ベルト11の走行がスムーズに行なわれ、転写ベル
ト11の走行にともなう蛇行量が±25μm以内にあっ
て、極めて小さい状態に制御される。
【0092】これに対して、転写ベルト11としてポリ
アミドイミドベルトに、補強テープ70としてポリプロ
ピレンテープを貼着する場合は、ポリアミドイミドベル
トの線熱膨張率βbは3.6であり、ポリプロピレンテ
ープの線熱膨張率βtが4.2のものを使用すると、β
t/βb=1.17となる。
【0093】結果として、走行にともない転写ベルト1
1端面が歪んでしまい、蛇行量は±40μm程度に悪化
して、画質の劣化となる。このようにして、転写ベルト
11の両側端部で、かつこの用紙搬送面に補強テープ7
0が貼着される場合は、補強テープ70の線熱膨張率β
tに対する転写ベルト11の線熱膨張率βbの比が、所
定範囲内にあるものを使用する。
【0094】したがって、転写ベルト11が環状になっ
ているが、走行にともなう転写ベルト11に歪みを最小
限に抑制して蛇行の発生をなくし、よって印字ズレのな
い高画質を得るとともに、極めてスムーズな端面精度を
維持できる。
【0095】つぎに、請求項5および請求項6の一実施
の形態について、図5および図6にもとづいて説明す
る。ここでは、転写ベルト11の両側端部で、かつこの
転写材搬送裏面である内面全周に亘って、転写ベルト1
1を補強する補強テープ70が貼着される。
【0096】そして、転写ベルト11と補強テープ70
を同一材料で構成して線熱膨張率を同一にした場合、あ
るいは転写ベルト11の線熱膨張率βbに対して補強テ
ープ70の線熱膨張率βtが大きい場合、あるいは転写
ベルト11の線熱膨張率βbに対して補強テープ70の
線熱膨張率βtが小さ過ぎる場合は、転写ベルト11が
環状に形成されるため、転写ベルト11外周長と補強テ
ープ70外周長が異なってしまい、転写ベルト11端部
に歪みを生じる。
【0097】また、転写ベルト11の線熱膨張率βbに
対する補強テープ70の線熱膨張率βtが所定範囲内で
小さい場合には、転写ベルト11端部の歪みの問題はな
く、スムーズに走行する。
【0098】転写ベルト11を、たとえばポリマアロイ
から形成すると、これは極めて特殊な材料であるので、
同様材料のテープが存在しない。そこで、一般的なテー
プ材を使用することになる。この場合は、それぞれの材
料の熱膨張率は以下のようにして選択する。
【0099】転写ベルト11としてのポリイミドベルト
に、補強テープ70としてフェノール樹脂テープを貼着
する場合、ポリイミドベルトの線熱膨張率βbは1.
5、フェノール樹脂テープの線熱膨張率βtは1.4の
ものを使用した。したがって、βt/βb=0.93で
ある。
【0100】転写ベルト11としてポリカーボネートベ
ルトに、補強テープ70としてポリプロピレンテープを
貼着する場合は、ポリカーボネートベルトの線熱膨張率
βbは4.0、ポリプロピレンテープの線熱膨張率βt
は3.7のものを使用した。したがって、βt/βb=
0.93である。
【0101】転写ベルト11としてポリアミドイミドベ
ルトに、補強テープ70としてABS樹脂製のテープを
貼着する場合は、ポリアミドイミドベルトの線熱膨張率
βbは3.6、ABS樹脂テープの線熱膨張率βtは
3.4のものを使用した。したがって、βt/βb=
0.94である。
【0102】転写ベルト11としてPVDFベルトに、
補強テープ70としてビニルテープを貼着した場合は、
PVDFベルトの線熱膨張率βbは8.5、ビニルテー
プの線熱膨張率βtは7.8のものを使用した。したが
って、βt/βb=0.92である。
【0103】以上の例に示したように、補強テープ70
の線熱膨張率βtに対する転写ベルト11の線熱膨張率
βbの比が0.9から1.0の範囲にあれば、問題なく
ベルト搬送がスムーズに行なわれ、ベルト蛇行量が±2
5μm以内にあって極めて小さい状態に制御可能であ
る。
【0104】これに対して、転写ベルト11としてポリ
カーボネートベルトに、補強テープ70としてABS樹
脂製テープを貼着する場合は、ポリカーボネートベルト
の線熱膨張率βbが4.0、ABS樹脂製のテープの線
熱膨張率βtが3.4のものを使用すると、βt/βb
=0.85である。
【0105】結果として、転写ベルト11の両側端部が
歪んでしまい、蛇行量は±40μm程度に悪化して、画
質の劣化となる。つぎに、請求項7および請求項8の一
実施の形態について、図7および図8にもとづいて説明
する。
【0106】転写ベルト11にクリーニング手段を構成
するゴムブレード16の先端縁が摺接し、この転写ベル
ト11に対して感光体ドラム3と、感光体ドラム3上の
画像領域および給電部を構成する転写ローラ23が、転
写ベルト11の中心線に対して左右対称に配置される。
【0107】そして、転写ベルト11の両側縁と所定間
隔を存し、かつこの用紙搬送面である表面全周に亘って
貼着される補強テープ70は、転写ベルト11の両側端
部を補強する。
【0108】例1として、転写ベルト11の幅寸法Lb
を346mmとし、この端面のカット精度は真直度50
μm以内とする。転写ベルト11の両側端部に、この端
縁から5mmのところに幅寸法が10mmの補強テープ
70を貼着した場合、補強テープ70相互間隔寸法Lt
は316mmとなる。
【0109】前記ゴムブレード16の幅寸法Lcは31
0mm、転写ローラ23の幅寸法Lrは308mm、感
光体ドラム3の幅寸法Loは312mm、感光体ドラム
3上に形成されるトナー像幅寸法Ldは305mmに、
それぞれ設定される。
【0110】この構成により、転写ベルト11の端部
は、この全周に亘るすべての位置において補強テープ7
0端部の外側にあり、かつ補強テープ70の内側では全
周に亘って画像領域であるトナー像より外側にあり、 Lt > Lc > Ld かつ Lt > Lo >
Ld の関係にある。
【0111】これにより、補強テープ70を貼着するこ
とにより転写ベルト11の表面にできた凹凸と、ゴムブ
レード16あるいは感光体ドラム3との機械的干渉がな
く、スムーズなベルト搬送が行なわれることとなる。
【0112】例2として、図9に示すように、感光体ド
ラム3の幅寸法Loが、補強テープ70相互間隔寸法L
tより長い場合、転写ローラ23の幅寸法Lrを補強テ
ープ70相互間隔寸法Ltより狭くする。すなわち、感
光体ドラム3と補強テープ70との機械的干渉を、転写
ローラ23の幅寸法Lrを短くすることにより低減す
る。
【0113】具体的には、転写ベルト11の幅寸法Lb
は346mm、この端面のカット精度は真直度50μm
以内である。転写ベルト11の両側端部に、この端縁か
ら5mmのところに幅10mmの補強テープ70を貼着
した場合、補強テープ70相互間隔寸法Ltは316m
m、ゴムブレード16の幅寸法Lcは314mm、転写
ローラ23の幅寸法Lrは314mm、感光体ドラム3
の幅寸法Loは350mm、感光体ドラム3上のトナー
像幅寸法Ldは305mmに、それぞれ設定される。
【0114】この構成により、転写ベルト11の端部
は、この全周に亘るすべての位置において補強テープ7
0端部の外側にあり、かつ補強テープ70の内側では全
周に亘って画像領域であるトナー像より外側にあり、 Lt > Lc > Ld かつ Lt > Lr >
Ld の関係にある。
【0115】これにより、転写ベルト11に貼着される
補強テープ70と、ゴムブレード16との機械的干渉が
なく、スムーズなベルト搬送が行なわれることとなる。
つぎに、請求項9および請求項10の一実施の形態につ
いて、図10にもとづいて説明する。
【0116】転写ベルト11に、ベルトクリーニング手
段を構成するブラシクリーナ16A(模式的に示す)が
摺接し、この転写ベルト11に対して感光体ドラム3
と、感光体ドラム3上に形成される画像領域および転写
ローラ23が、転写ベルト11の中心線に対して左右対
称に配置される。
【0117】そして、ここでも補強テープ70は転写ベ
ルト11の両側縁と所定間隔を存して、用紙搬送面であ
る表面全周に亘って貼着され、転写ベルト11の両側端
部を補強している。
【0118】具体的には、転写ベルト11の幅寸法Lb
を346mm、端面のカット精度は真直度50μm以内
である。転写ベルト11の両側端部に端縁から5mmの
ところに幅10mmの補強テープ70を貼着した場合、
補強テープ70相互間隔寸法Ltは316mm、ブラシ
クリーナ16Aの幅寸法Lcは346mmである。
【0119】したがって、ブラシクリーナ16Aは転写
ベルト11の幅方向全体に亘って対向しており、ベルト
11の幅方向全体を同時にクリーニングする。また、ブ
ラシであるところから、転写ベルト11表面に貼着され
た補強テープ70との機械的抵抗が少なくスムーズに搬
送でき、ベルト蛇行が極力小さくなる。
【0120】転写ローラ23の幅寸法Lrは314m
m、感光体ドラム3の幅寸法Loは350mm、感光体
ドラム3上のトナー像幅寸法Ldは305mmに、それ
ぞれ設定される。
【0121】この構成により、転写ベルト11の端部
は、この全周に亘るすべての位置において補強テープ7
0端部の外側にあり、補強テープ70の内側では全周に
亘って画像領域であるトナー像より外側にあり、かつL
c≧Lt>Lo>Ldの関係にある。
【0122】別例として、感光体ドラム3の幅寸法Lo
が、補強テープ70相互間隔寸法Ltより長い場合、転
写ローラ23幅寸法Lrを補強テープ70相互間隔寸法
Ltより狭くすることにより、感光体ドラム3と補強テ
ープ70との機械的干渉を低減できる。
【0123】具体的には、転写ベルト11の幅寸法Lb
が346mm、この端面のカット精度は真直度50μm
以内、転写ベルト11の両側端部に端縁から5mmのと
ころに幅10mmの補強テープを貼着した場合、補強テ
ープ70相互間隔寸法Ltは316mm、ブラシクリー
ナ16Aの幅寸法Lcは346mm、転写ローラ23の
幅寸法Lrは314mm、感光体ドラム3の幅寸法Lo
は350mm。感光体ドラム上のトナー像幅寸法Ldは
305mmに、それぞれ設定される。
【0124】この構成により、転写ベルト11の端部
は、この全周に亘るすべての位置において補強テープ7
0端部の外側にあり、補強テープ70の内側では全周に
亘って画像領域であるトナー像より外側にあり、かつ
Lc≧Lt>Lr>Ld の関係にある。
【0125】このように、補強テープ70を貼着した転
写ベルト11に対してブラシからなるベルトクリーニン
グ装置16Aを備えた場合、ブラシクリーナ16Aのク
リーニング幅寸法を転写ベルト11幅寸法と同一もしく
は広く設定することにより、補強テープ70はもちろ
ん、転写ベルト11に対しても余分な負荷を生じること
がない。スムーズなベルト搬送がなされ、ベルト蛇行が
極力抑制され、かつ転写ベルト11全面のクリーニング
が十分に行われる。
【0126】つぎに、請求項11および請求項12の実
施の形態について、図11にもとづいて説明する。転写
ベルト11に対して感光体ドラム3と、感光体ドラム3
上の画像領域および給電部を構成する転写ローラ23
が、転写ベルト11の中心線に対して左右対称に配置さ
れる。ここでは、転写ベルト11の両側端部で、かつこ
の転写材搬送裏面である内面全周に亘って、転写ベルト
11を補強する補強テープ70が貼着される。
【0127】例1として、転写ベルト11の幅寸法Lb
を346mmとし、この端面のカット精度は真直度50
μm以内とする。転写ベルト11の両側端部で、かつ内
側面全周に亘って、この端縁から5mmのところに幅寸
法が10mmの補強テープ70を貼着した場合、補強テ
ープ70相互間隔寸法Ltは316mmとなる。
【0128】前記転写ローラ23の幅寸法Lrは308
mm、感光体ドラム3の幅寸法Loは312mm、感光
体ドラム3上に形成されるトナー像の幅寸法Ldは30
5mmに、それぞれ設定される。
【0129】この構成により、転写ベルト11の端部
は、この全周に亘るすべての位置において補強テープ7
0端部の外側にあり、補強テープ70の内側では全周に
亘って画像領域であるトナー像より外側にあり、かつ駆
動ローラ13の幅寸法Lkと、従動ローラ15の幅寸法
Ljと、トナー像幅寸法Ld、および転写ローラ23の
幅寸法Lrとの間で、Lt>Lkと、Lt>Ljと、L
t>Lr>Ldの全ての条件を満足する関係にある。
【0130】したがって、補強テープ70により転写ベ
ルト11の内表面にできた凹凸と、転写ローラ23ある
いは、転写ベル11と駆動ローラ13、および転写ベル
ト11と従動ローラ15との間で機械的干渉がなく、ス
ムーズなベルト搬送がなされる。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、低
コストで、転写ベルトの強度の保持および高耐久性が得
られるとともに、転写ベルトの蛇行を規制するのに必要
な転写ベルト端面の精度を保持して蛇行量の低減化が得
られ、かつカラー電子写真方式の画像形成装置において
は、転写ベルトの蛇行がなく色ズレのない高画質な画像
が得られるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す、4連ドラムタン
デム方式カラー画像形成装置の概略の構成図。
【図2】同実施の形態を示す、転写ベルトと、ベルト搬
送機構の構成図。
【図3】請求項1および請求項2の一実施の形態を示す
説明図。
【図4】請求項3および請求項4の一実施の形態を示す
説明図。
【図5】請求項5および請求項6の一実施の形態を示す
説明図。
【図6】同実施の形態の断面図。
【図7】請求項7および請求項8の一実施の形態を示す
説明図。
【図8】同請求項の一実施の形態を示す断面図。
【図9】同請求項の他の実施の形態を示す断面図。
【図10】請求項9および請求項10の一実施の形態を
示す説明図。
【図11】請求項11および請求項12の一実施の形態
を示す説明図。
【符号の簡単な説明】
3…像担持体(感光体ドラム)、 P…転写材(用紙)、 11…転写ベルト、 23…給電部(転写ローラ)、 13…ベルト付勢手段(従動ローラ)、 60…ベルト受け手段(寄り止め規制ガイド)、 70…補強テープ、 16…ゴムブレード、 16A…ブラシクリーナ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像が形成される像担持体と、この像
    担持体と転接して走行し転写材を搬送する転写ベルトお
    よびこの転写ベルトを像担持体側へ押圧するとともに転
    写バイアスを印加する給電部を備え、前記転写材上に像
    担持体のトナー像を転写する手段とを具備した画像形成
    装置において、 前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定
    の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、 このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して
    配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写
    ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段とを具備し、 前記ベルト付勢手段における転写ベルトに対する付勢力
    をT、転写ベルトの厚さをt、ベルト受け手段に対する
    転写ベルトの接触長さをL、転写ベルトの弾性率をKと
    したとき、 T/t・L・K ≦ 0.0006 の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】互いに異なるカラートナー像が形成される
    複数の像担持体と、それぞれの像担持体と順次転接して
    走行し転写材を搬送する転写ベルトおよびこの転写ベル
    トを各像担持体側へ押圧するとともに転写バイアスを印
    加する複数の給電部を備え、前記転写材上に各像担持体
    のカラートナー像を転写して多色の重ね画像を形成する
    手段とを具備した画像形成装置において、 前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定
    の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、 このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して
    配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写
    ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段とを具備し、 前記ベルト付勢手段における転写ベルトに対する付勢力
    をT、転写ベルトの厚さをt、ベルト受け手段に対する
    転写ベルトの接触長さをL、転写ベルトの弾性率をKと
    したとき、 T/t・L・K ≦ 0.0006 の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】トナー像が形成される像担持体と、この像
    担持体と転接して走行し転写材を搬送する転写ベルトお
    よびこの転写ベルトを像担持体側へ押圧するとともに転
    写バイアスを印加する給電部を備え、前記転写材上に像
    担持体のトナー像を転写する手段とを具備した画像形成
    装置において、 前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定
    の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、 このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して
    配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写
    ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、 所定幅を有し、前記転写ベルトの両側端縁と所定間隙を
    存して転写材搬送面全周に亘って貼着され、転写ベルト
    両側端部を補強する左右一対の補強テープとを具備し、 前記転写ベルトの線熱膨張率をβb、前記補強テープの
    線熱膨張率をβtとしたとき、 1.0 < βt/βb < 1.1 の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】互いに異なるカラートナー像が形成される
    複数の像担持体と、それぞれの像担持体と順次転接して
    走行し転写材を搬送する転写ベルトおよびこの転写ベル
    トを各像担持体側へ押圧するとともに転写バイアスを印
    加する複数の給電部を備え、前記転写材上に各像担持体
    のカラートナー像を転写して多色の重ね画像を形成する
    手段とを具備した画像形成装置において、 前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定
    の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、 このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して
    配置され、付勢される転写ベルトを受けてこの端部に摺
    接し、転写ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、 所定幅を有し、前記転写ベルトの両側端縁と所定間隙を
    存して転写材搬送面全周に亘って貼着され、転写ベルト
    端部を補強する左右一対の補強テープとを具備し、 前記転写ベルトの線熱膨張率をβb、前記補強テープの
    線熱膨張率をβtとしたとき、 1.0 < βt/βb < 1.1 の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】トナー像が形成される像担持体と、この像
    担持体と転接して走行し転写材を搬送する転写ベルトお
    よびこの転写ベルトを像担持体側へ押圧するとともに転
    写バイアスを印加する給電部を備え、前記転写材上に像
    担持体のトナー像を転写する手段とを具備した画像形成
    装置において、 前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定
    の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、 このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して
    配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写
    ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、 所定幅を有し、前記転写ベルトの両側端縁と所定間隙を
    存して転写材搬送裏面である内面全周に亘って貼着さ
    れ、転写ベルト端部を補強する左右一対の補強テープと
    を具備し、 前記転写ベルトの線熱膨張率をβb、前記補強テープの
    線熱膨張率をβtとしたとき、 0.9 < βt/βb < 1.0 の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】互いに異なるカラートナー像が形成される
    複数の像担持体と、それぞれの像担持体と順次転接して
    走行し転写材を搬送する転写ベルトおよびこの転写ベル
    トを各像担持体側へ押圧するとともに転写バイアスを印
    加する複数の給電部を備え、前記転写材上に各像担持体
    のカラートナー像を転写して多色の重ね画像を形成する
    手段とを具備した画像形成装置において、 前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定
    の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、 このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して
    配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写
    ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、 所定幅を有し、前記転写ベルトの両側端縁と所定間隙を
    存して転写材搬送裏面である内面全周に亘って貼着さ
    れ、転写ベルト端部を補強する左右一対の補強テープと
    を具備し、 前記転写ベルトの線熱膨張率をβb、前記補強テープの
    線熱膨張率をβtとしたとき、 0.9 < βt/βb < 1.0 の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】トナー像が形成される像担持体と、この像
    担持体と転接して走行し転写材を搬送する転写ベルトお
    よびこの転写ベルトを像担持体側へ押圧するとともに転
    写バイアスを印加する給電部を備え、前記転写材上に像
    担持体のトナー像を転写する手段と、ゴムブレードから
    なり前記転写ベルトの転写材搬送面に摺接してベルト面
    を払拭しクリーニングする手段とを具備した画像形成装
    置において、 前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定
    の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、 このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して
    配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写
    ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、所定幅を有
    し、前記転写ベルトの両側端縁と所定間隙を存して転写
    材搬送面全周に亘って貼着され、転写ベルト端部を補強
    する左右一対の補強テープとを具備し、 前記補強テープ相互間隔寸法をLt、前記クリーニング
    手段を構成するゴムブレードの幅寸法をLc、前記像担
    持体上のトナー像幅寸法をLd、像担持体の幅寸法をL
    o、前記転写手段を構成する給電部の幅寸法をLrとし
    たとき、 Lt > Lc > Ld かつ Lt > Lo >
    Ld または、 Lt > Lc > Ld かつ Lt >
    Lr > Ld の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】互いに異なるカラートナー像が形成される
    複数の像担持体と、それぞれの像担持体と順次転接して
    走行し転写材を搬送する転写ベルトおよびこの転写ベル
    トを各像担持体側へ押圧するとともに転写バイアスを印
    加する複数の給電部を備え、前記転写材上に各像担持体
    のカラートナー像を転写して多色の重ね画像を形成する
    手段と、ゴムブレードからなり前記転写ベルトの転写材
    搬送面に摺接してベルト面を払拭しクリーニングする手
    段とを具備した画像形成装置において、 前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定
    の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、 このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して
    配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写
    ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、 所定幅を有し、前記転写ベルトの両側端縁と所定間隙を
    存して転写材搬送面全周に亘って貼着され、転写ベルト
    端部を補強する左右一対の補強テープとを具備し、 前記補強テープ相互間隔寸法をLt、前記クリーニング
    手段を構成するゴムブレードの幅寸法をLc、前記像担
    持体上のトナー像幅寸法をLd、像担持体の幅寸法をL
    o、前記転写手段を構成する給電部の幅寸法をLrとし
    たとき、 Lt > Lc > Ld かつ Lt > Lo >
    Ld または、 Lt > Lc > Ld かつ Lt >
    Lr > Ld の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】トナー像が形成される像担持体と、この像
    担持体と転接して走行し転写材を搬送する転写ベルトお
    よびこの転写ベルトを像担持体側へ押圧するとともに転
    写バイアスを印加する給電部を備え、前記転写材上に像
    担持体のトナー像を転写する手段と、ブラシからなり前
    記転写ベルトの転写材搬送面に摺接してベルト面を払拭
    しクリーニングする手段とを具備した画像形成装置にお
    いて、 前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定
    の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、 このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して
    配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写
    ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、 所定幅を有し、前記転写ベルトの両側縁と所定間隙を存
    して転写材搬送面全周に亘って貼着され、転写ベルト両
    側端部を補強する左右一対の補強テープとを具備し、 前記補強テープ相互間隔寸法をLt、前記クリーニング
    手段を構成するブラシの幅寸法をLc、前記像担持体上
    のトナー像幅寸法をLd、像担持体の幅寸法をLo、前
    記転写手段を構成する給電部の幅寸法をLrとしたと
    き、 Lc ≧ Lt > Lo > Ld または、 Lc ≧ Lt > Lr > Ld の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】互いに異なるカラートナー像が形成され
    る複数の像担持体と、それぞれの像担持体と順次転接し
    て走行し転写材を搬送する転写ベルトおよびこの転写ベ
    ルトを各像担持体側へ押圧するとともに転写バイアスを
    印加する複数の給電部を備え、前記転写材上に各像担持
    体のカラートナー像を転写して多色の重ね画像を形成す
    る手段と、ブラシからなり前記転写ベルトの転写材搬送
    面に摺接してベルト面を払拭しクリーニングする手段と
    を具備した画像形成装置において、 前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定
    の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、 このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して
    配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写
    ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、 所定幅を有し、前記転写ベルトの両側縁と所定間隙を存
    して転写材搬送面全周に亘って貼着され、転写ベルト両
    側端部を補強する左右一対の補強テープとを具備し、 前記補強テープ相互間隔寸法をLt、前記クリーニング
    手段を構成するブラシの幅寸法をLc、前記像担持体上
    のトナー像幅寸法をLd、像担持体の幅寸法をLo、前
    記転写手段を構成する給電部の幅寸法をLrとしたと
    き、 Lc ≧ Lt > Lo > Ld または、 Lc ≧ Lt > Lr > Ld の条件を満足することを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】トナー像が形成される像担持体と、駆動
    ローラと従動ローラとの間に掛け渡され前記像担持体と
    転接して走行し転写材を搬送する転写ベルトおよびこの
    転写ベルトを像担持体側へ押圧するとともに転写バイア
    スを印加する給電部を備え、前記転写材上に像担持体の
    トナー像を転写する手段とを具備した画像形成装置にお
    いて、 前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定
    の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、 このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して
    配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写
    ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、 所定幅を有し、前記転写ベルトの両側縁と所定間隙を存
    して転写材搬送裏面である内面全周に亘って貼着され、
    転写ベルト両側端部を補強する左右一対の補強テープと
    を具備し、 前記補強テープ相互間隔寸法をLt、前記駆動ローラの
    幅寸法をLk、前記従動ローラの幅寸法をLj、前記像
    担持体上のトナー像幅寸法をLd、前記転写手段を構成
    する給電部の幅寸法をLrとしたとき、 Lt > Lk と、 Lt > Lj と、 Lt
    > Lr > Ld の全ての条件を満足することを特徴とする画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】互いに異なるカラートナー像が形成され
    る複数の像担持体と、駆動ローラと従動ローラとの間に
    掛け渡されそれぞれの像担持体と順次転接して走行し転
    写材を搬送する転写ベルトおよびこの転写ベルトを各像
    担持体側へ押圧するとともに転写バイアスを印加する複
    数の給電部を備え、前記転写材上に各像担持体のカラー
    トナー像を転写して多色の重ね画像を形成する手段とを
    具備した画像形成装置において、 前記転写ベルトを、走行方向とは直交する方向で、所定
    の方向へ寄るよう付勢するベルト付勢手段と、 このベルト付勢手段による転写ベルト付勢側に対向して
    配置され、付勢される転写ベルトの端部に摺接し、転写
    ベルトの蛇行を規制するベルト受け手段と、 所定幅を有し、前記転写ベルトの両側縁と所定間隙を存
    して転写材搬送面裏面である内面全周に亘って貼着さ
    れ、転写ベルト両側端部を補強する左右一対の補強テー
    プとを具備し、 前記補強テープ相互間隔寸法をLt、前記駆動ローラの
    幅寸法をLk、前記従動ローラの幅寸法をLj、前記像
    担持体上のトナー像幅寸法をLd、前記転写手段を構成
    する給電部の幅寸法をLrとしたとき、 Lt > Lk と、 Lt > Lj と、 Lt
    > Lr > Ld の全ての条件を満足することを特徴とする画像形成装
    置。
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WO2001028897A1 (fr) * 1999-10-22 2001-04-26 Canon Kabushiki Kaisha Courroie et dispositif de formation d'image associe a cette courroie
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