JP2018112200A - ギヤボックスとその軽量化方法およびロボット - Google Patents

ギヤボックスとその軽量化方法およびロボット Download PDF

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Abstract

【課題】グリスの充填量の低減および軽量化を図るとともに、内圧の極端な上昇を抑える。
【解決手段】モータにより回転させられる複数のギヤ13,71,72,73,74と、各ギヤを回転可能に収容する密閉された内部空間を有するハウジング6と、ハウジングの内部空間内に配置され、内部空間の一部を占有するスペーサ9とを備え、スペーサが、グリスより密度が低く、内部空間の内圧に応じて体積を変えるように弾性変形可能であるギヤボックス3を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ギヤボックスとその軽量化方法およびロボットに関するものである。
従来、ギヤボックス内のギヤ等が存在しない空間に、該空間を埋めるためのスペーサを配置して、ギヤボックス内へのグリスの充填量の低減および軽量化を図るギヤードモータが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−224149号公報
しかしながら、ギヤボックス内のギヤが回転駆動されると、ギヤの歯面どうしの摩擦によってギヤが発熱し、ギヤボックス内の圧力が増大する不都合がある。このように圧力が過大になると、ギヤボックス内にグリスを封入しているシール部材のシール能力限界を超えてしまい、グリスが漏出するという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、グリスの充填量の低減および軽量化を図るとともに、内圧の極端な上昇を抑えることができるギヤボックスとその軽量化方法およびロボットを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明の一態様は、モータにより回転させられる複数のギヤと、各該ギヤを回転可能に収容する密閉された内部空間を有するハウジングと、該ハウジングの前記内部空間内に配置され、該内部空間の一部を占有するスペーサとを備え、該スペーサが、グリスより密度が低く、前記内部空間の内圧に応じて体積を変えるように弾性変形可能であるギヤボックスを提供する。
本態様によれば、複数のギヤを回転可能に支持するハウジングの内部空間に、スペーサを配置することにより、スペーサによって占有された内部空間にギヤを潤滑するためのグリスが侵入することを防止することができる。すなわち、内部空間の一部がスペーサによって占有されるので、ギヤを十分に潤滑し得るグリス量を大幅に低減することができる。また、内部空間の一部がグリスより低密度のスペーサにより占有されるので、ギヤを十分に潤滑し得るグリスを内部空間に封入しても、グリスとスペーサとの密度差分だけ軽量化を図ることができる。
この場合において、内部空間の内圧に応じて体積を変えるように弾性変形可能なスペーサを採用することにより、内部空間の内圧が高くなるとスペーサが収縮して、内部空間の過度の圧力上昇を抑制することができる。すなわち、ギヤの回転によって歯面どうしの摩擦が発生し、ギヤボックスが発熱することによって内部空間の内圧が上昇しても、スペーサの収縮によって過度の圧力上昇が抑えられるので、ギヤボックスを封入しているシール部材からグリスが漏出したり、シール部材が破損したりすることを防止できる。
上記態様においては、前記スペーサは、各気孔が独立している多孔質の弾性材料からなっていてもよい。
このようにすることで、スペーサ内への気孔を介したグリスの侵入を防止することができ、グリスをギヤの潤滑のために有効に利用することができる。内部空間の内圧が上昇したときには、各気孔の容積を収縮させることでスペーサが収縮させられ、過度の圧力上昇を抑えることができる。
また、上記態様においては、前記スペーサが、多孔質の弾性材料の表面に、気孔を閉塞する処理を施すことにより構成されていてもよい。
このようにすることで、表面に施された処理により、スペーサ内への気孔を介したグリスの侵入を防止することができ、グリスをギヤの潤滑のために有効に利用することができる。また、スペーサの素材として連続気孔あるいは独立気孔のいずれの形式の多孔質材料も使用することができ、連続気孔の多孔質材料を使用することで、スペーサの柔軟性を向上することができる。
また、上記態様においては、前記気孔を閉塞する処理が、表面を被覆するコーティングであってもよい。
このようにすることで、スペーサの表面の気孔をコーティングによって簡易に閉塞することができる。
また、上記態様においては、前記スペーサが、弾性材料からなる密閉された袋体であってもよい。
このようにすることで、袋体の内部が空気のみであり、より効果的に軽量化を図ることができるとともに、内部空間の内圧が上昇したときには、袋体内部の容積を収縮させて過度の圧力上昇を抑えることができる。
また、上記態様においては、前記ハウジングが、前記スペーサを収縮させた状態で収容する収容空間を備え、前記スペーサが弾性復元力により前記収容空間内に動かないように保持されてもよい。
このようにすることで、スペーサを収縮させるように外力を加えて弾性変形させた状態でハウジングの収容空間内に配置し、外力を解放することで弾性復元力により膨張させることにより、ネジ等の特別な固定手段を使用することなく、スペーサをハウジング内に固定することができる。この場合に、内圧の上昇による収縮を考慮して余分に収縮させた状態でハウジング内に固定しておくことにより、過度の内圧上昇を抑制しながら、スペーサをハウジングに動かないように保持することができる。
また、本発明の他の態様は、モータにより回転させられる複数のギヤを回転可能に収容するハウジングの密閉された内部空間に、グリスより密度が低く、前記内部空間の内圧に応じて体積を変更するように弾性変形可能なスペーサを配置するギヤボックスの軽量化方法を提供する。
また、本発明の他の態様は、前記モータと、該モータの回転を減速する上記のギヤボックスとを備えるロボットを提供する。
本発明によれば、グリスの充填量の低減および軽量化を図るとともに、内圧の極端な上昇を抑えることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るロボットに備えられる回転軸モジュールを示す正面図である。 図1の回転軸モジュールに備えられるギヤボックスのA−A横断面図である。 図1の回転軸モジュールに備えられるギヤボックスの縦断面図である。 図2のギヤボックスに備えられるスペーサの一例を示す斜視図である。 図4のスペーサを他の方向から見た斜視図である。 図1のギヤボックスのハウジング内へのスペーサの組み付けを説明する分解縦断面図である。 図6のギヤボックスのハウジング内へのスペーサの組み付け後、ギヤボックスにモータを取り付けた状態を示す縦断面図である。
本発明の一実施形態に係るギヤボックス3およびロボット1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るロボット1は、図1に示されるように、モータ2と、該モータ2のシャフトの回転を減速して出力軸5の回転として出力する本実施形態に係るギヤボックス3とからなる1以上の回転軸モジュール4を備えている。図中、符号Aは後述するハウジング本体10の中心軸、符号Bはモータ2の中心軸を示している。
例えば、第1の回転軸モジュール4のギヤボックス3の後述するハウジング6を図示しないベース部材に固定し、後述する出力軸5を図示しない第1リンク部材に固定し、さらに、第2の回転軸モジュール4のギヤボックス3のハウジング6を第1リンク部材の先端に固定し、出力軸5を図示しない第2リンク部材に固定するなどして、複数の回転軸モジュール4を接続することにより、多関節のロボットを構成することができる。
本実施形態に係るギヤボックス3は、図2および図3に示されるように、減速機であって、モータ2を固定するハウジング6と、該ハウジング6に回転可能に支持された出力軸5と、ハウジング6の内部空間内に収容され、モータ2の駆動力を減速して出力軸5に伝達する後述する複数のギヤ13,71,72,73,74と、ギヤ13,71,72,73,74により占有されていない内部空間の一部に配置されるスペーサ9とを備えている。
ハウジング6は、円筒状のハウジング本体10と、該ハウジング本体10の一端を閉塞する円板状の端板11とを備えている。ハウジング本体10の他端は、円板状の出力軸5によって閉塞されている。出力軸5は、ベアリング8によって、ハウジング本体10の中心軸A回りに回転可能に支持されている。端板11には、図2に示されるように、モータ2のシャフトに取り付けたピニオンギヤ(ギヤ)13を貫通させる貫通孔12(図6および図7参照。)が設けられ、ピニオンギヤ13をハウジング6の内部空間に挿入した状態でモータ2を取り付けることができるようになっている。
出力軸5および端板11には、中央孔5a,11aが設けられている。出力軸5の中央孔5aと端板11の中央孔11aとの間に掛け渡されるように円筒状のダクト部材14が配置されている。ダクト部材14は出力軸5に固定されるとともに、ベアリング15によって端板11に回転可能に支持されている。ダクト部材14によって、ギヤボックス3における出力軸5の回転中心近傍が中空に構成され、ケーブル等の線条体を配線するために使用することができるようになっている。
出力軸5には、円環状の内歯車16が固定されている。図中、符号17は、出力軸5とハウジング本体10との間、および端板11とダクト部材14との間の相対回転を許容しながら内部空間を密封するシール部材である。
ハウジング本体10の一端を端板11、他端を出力軸5によって閉塞するとともに、出力軸5および端板11の中央孔5a,11aに円筒状のダクト部材14を取り付けることによって、ドーナツ状の密閉された内部空間がハウジング6内に形成されるようになっている。
ハウジング本体10の内面および端板11の内部空間側にはそれぞれ後述するリブ18が設けられている。
図2および図3に示す例では、ギヤボックス3は、モータ2のシャフトに取り付けられるピニオンギヤ13と、ハウジング6内に回転可能に支持された4つのギヤ71,72,73,74とを備え、各ギヤ71,72,73,74は、同軸に固定された大歯車7aと小歯車7bとを備えている。モータ2のシャフトに取り付けられたピニオンギヤ13に第1ギヤ(ギヤ)71の大歯車7aを噛み合わせ、第1ギヤ71の小歯車7bに第2ギヤ(ギヤ)72の大歯車7aを噛み合わせ、第2ギヤ72の小歯車7bに第3ギヤ(ギヤ)73の大歯車7aを噛み合わせ、第3ギヤ73の小歯車7bに第4ギヤ(ギヤ)74の大歯車7aを噛み合わせ、第4ギヤ74の小歯車7bを出力軸5に固定された内歯車16に噛み合わせている。これにより、モータ2のシャフトの回転を減速して出力軸5に伝達するようになっている。
これらの図2および図3に示す例では、ハウジング6の内部空間は、ピニオンギヤ13から第4ギヤ74までの5つのギヤ13,71,72,73,74によって、周方向の半分以上が占有され、残りの内部空間の一部がスペーサ9によって占有されている。図中、符号19は、第4ギヤ74の回転軸を支持するための支柱である。
本実施形態においては、スペーサ9は、図4および図5に示されるように、ハウジング6の内部空間の一部を埋めるように収容される内部空間と略相補的な2段の円弧状の形状を有している。大きな外径寸法の第1円弧状部分91は、ハウジング6の内面に密着させられる外形を有し、小さな外径寸法の第2円弧状部分92は、出力軸5の内歯車16の径方向内方に隙間を空けて配置される外径寸法を有している。また、スペーサ9には、出力軸5の中央孔5aに固定される円筒状のダクト部材14の外径寸法より大きな内径寸法の円筒内面9aが設けられている。
スペーサ9は、例えば、独立気孔のスポンジのような多孔質材料(例えば、樹脂)により構成されており、グリスよりも低い密度を有するとともに、外部から加えられる圧力等の外力によって体積を拡大あるいは収縮するように弾性変形させられるようになっている。
また、本実施形態において、スペーサ9は、ハウジング6の内面に突出するリブ18の間に圧縮された状態で収容されて圧縮力を解放されることにより、第1円弧状部分91を弾性復元力によって膨張させて、リブ18の間に挟ませることにより、ハウジング6内において動かないように固定されるようになっている。ハウジング6に固定された際にスペーサ9に与えられている弾性変形は、圧力の上昇によってスペーサ9の収縮量より大きく設定されている。内圧の上昇でスペーサ9が収縮することで、スペーサ9のハウジング6への固定が甘くなることを回避するためである。
ハウジング6内面のリブ18は、第1円弧状部分91を厚さ方向に挟む位置と、第1円弧状部分91の周方向の2つの端面を周方向に突き当てる位置とに設けられている。
このように構成された本実施形態に係るギヤボックス3とその軽量化方法およびロボット1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係るギヤボックス3によれば、モータ2の回転が複数のギヤ71,72,73,74を介して減速された後に出力軸5に伝達され出力軸5が回転させられる。ギヤ71,72,73,74はハウジング6の内部空間に封入されたグリスにより潤滑されるが、ハウジング6の内部空間の一部がスペーサ9によって占有されるので、グリスの封入量を低減しても十分な潤滑を行うことができる。また、スペーサ9を独立気孔のスポンジにより構成しているので、スペーサ9内へグリスが浸透することがなく、十分な量のグリスをギヤ71,72,73,74の占有空間に保持することができる。
本実施形態に係るギヤボックス3の軽量化方法は、モータ2により回転させられる複数のギヤ71,72,73,74を回転可能に収容するハウジング6の密閉された内部空間に、グリスより密度が低く、内部空間の内圧に応じて体積を変更するように弾性変形可能なスペーサ9を配置するものである。本実施形態に係るギヤボックス3とその軽量化方法によれば、グリスを内部空間全体に封入する場合と比較して、グリスをスペーサ9に置き換えているので、密度差に応じた分だけ軽量化を図ることができる。
さらに、本実施形態に係るギヤボックス3によれば、スペーサ9が内部空間の内圧によって体積を変更するように弾性変形可能に構成されているので、回転軸モジュール4が駆動させられてギヤ71,72,73,74の歯面の摩擦による発熱により内圧が上昇すると、スペーサ9が収縮させられる。その結果、内部空間の内圧の過度の上昇を抑制することができるという利点がある。これにより、過度の内圧上昇によってシール部材17からグリスが漏れ出す不都合の発生を防止することができるという利点がある。
また、スペーサ9を弾性変形可能なスポンジ(弾性材料)により構成したので、図6および図7に示されるように、ハウジング6の内部空間(収容空間)に収容する際には、リブ18を乗り越えられるように弾性変形により収縮させて導入し、内部空間に配置された後には、弾性復元力によって膨張させることにより、リブ18によって挟まれる位置に配置するだけで、スペーサ9は、ハウジング6内に周方向、径方向および軸方向のいずれにも動かないように維持される。その結果、スペーサ9をハウジング6に固定するためのネジ等の固定手段が不要となり、ハウジング6を簡易に構成することができ、組み付け作業を容易にすることができる。
また、本実施形態に係るギヤボックス3によれば、減速比を変更する場合には、ギヤ71,72,73,74を増減させることによるギヤ71,72,73,74の占有空間の変化に応じて、異なる形状のスペーサ9を採用することにより、簡易に対応することができる。
また、本実施形態に係るロボット1によれば、複数の回転軸モジュール4に備えられている各ギヤボックス3において軽量化を図ることができ、ロボット1全体を軽量化することができる。特に、スポンジからなるスペーサ9は簡易かつ安価に製造することができ、複数の回転軸モジュール4に適用することで、コストの大幅な削減を図ることができる。
また、各回転軸モジュール4のギヤボックス3におけるグリスの漏洩やシール部材17の破損を防止できて、ロボット1の頻繁なメインテナンスを不要とすることができるという利点もある。
なお、本実施形態においては、スペーサ9を独立気孔のスポンジのような多孔質により構成したが、これに代えて、連続気孔のスポンジを採用するとともに、表面の気孔を閉塞するコーティングのような処理を施すことにより構成してもよい。これによっても、軽量化、グリスの封入量の低減および内圧の極端な上昇を抑制する効果を図ることができるとともに、連続気孔内の空気の移動を容易にして、弾性変形し易くすることができるという利点がある。
また、本実施形態においては、スペーサ9をスポンジにより構成したが、これに代えて、内部に空気室を有し、内部空間の内圧により弾性変形可能な、図4および図5と同様の形状を有する袋体(弾性材料)により構成してもよい。
また、スペーサ9の全体を弾性変形可能に構成することに代えて、スペーサ9の一部に、内圧により弾性変形可能な領域を設けてもよい。
また、スペーサ9としては、スペーサ9の内部に空気室を有し、空気室内の空気圧力を常時監視し、制御する装置を備え、ギヤボックス内圧が上昇し過ぎないように、スペーサ9の内部圧力を能動的に制御する、いわゆるアクティブダンパーのようなスペーサ9を採用してもよい。
1 ロボット
2 モータ
3 ギヤボックス
6 ハウジング
9 スペーサ(袋体)
13 ピニオンギヤ(ギヤ)
71 第1ギヤ(ギヤ)
72 第2ギヤ(ギヤ)
73 第3ギヤ(ギヤ)
74 第4ギヤ(ギヤ)

Claims (8)

  1. モータにより回転させられる複数のギヤと、
    各該ギヤを回転可能に収容する密閉された内部空間を有するハウジングと、
    該ハウジングの前記内部空間内に配置され、該内部空間の一部を占有するスペーサとを備え、
    該スペーサが、グリスより密度が低く、前記内部空間の内圧に応じて体積を変えるように弾性変形可能であるギヤボックス。
  2. 前記スペーサは、各気孔が独立している多孔質の弾性材料からなる請求項1に記載のギヤボックス。
  3. 前記スペーサが、多孔質の弾性材料の表面に、気孔を閉塞する処理を施してなる請求項1に記載のギヤボックス。
  4. 前記気孔を閉塞する処理が、表面を被覆するコーティングである請求項3に記載のギヤボックス。
  5. 前記スペーサが、弾性材料からなる密閉された袋体である請求項1に記載のギヤボックス。
  6. 前記ハウジングが、前記スペーサを収縮させた状態で収容する収容空間を備え、前記スペーサが弾性復元力により前記収容空間内に動かないように保持される請求項1から請求項5のいずれかに記載のギヤボックス。
  7. モータにより回転させられる複数のギヤを回転可能に収容するハウジングの密閉された内部空間に、グリスより密度が低く、前記内部空間の内圧に応じて体積を変更するように弾性変形可能なスペーサを配置するギヤボックスの軽量化方法。
  8. 前記モータと、該モータの回転を減速する請求項1から請求項6のいずれかに記載のギヤボックスとを備えるロボット。
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