JP5404300B2 - 直線作動機 - Google Patents

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    • F16C33/78Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
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Description

本発明は、雄ネジ部を有する回転軸を回転して、雄ネジ部に螺合されたボールナット等の雌ネジ部材を軸方向に移動させ、雌ネジ部材に結合されたテーブル等の構成部材を往復移動させる直線作動機に関するものであり、特に、半導体、精密機器、食品等の製造、組立、搬送工程のようなクリーンな環境の維持が要求される場所での使用に好適な直線作動機に関する。
従来、直線作動機として、雄ネジ部を有する出力軸と、駆動源に接続される入力軸と、前記入力軸から出力軸に回転を伝達する伝動機構と、該伝動機構を内包するとともに前記出力軸および入力軸を回転支持機構により支持して外部に延出させるハウジングとを有するものが公知である。
また、伝動機構を潤滑するグリースや内部で発生した摩耗粉等が外部に漏洩するのを低減するため、ハウジングに設けられた回転支持機構にシール構造を採用したものが公知である(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、外部に露出している雄ネジ部とボールナット等の雌ネジ部材との潤滑に用いるグリースとして低発塵グリースを使用することでクリーンな環境を維持するようにしたものも公知である。
特開2005−45968号公報(第3頁乃至第4頁、図1乃至図5)
しかしながら、公知の直線作動機は、ハウジング内部のグリースや内部で発生した摩耗粉等のハウジング外部への漏洩を低減するシール構造を採用したとしても、ハウジング内部の伝動機構の温度上昇等で内圧が上昇するため、完全に漏洩を防止することはできず、わずかに漏洩したグリースの発塵や摩耗粉等によってクリーンな環境の維持を阻害するという問題があった。
また、公知の低発塵グリースは、雄ネジ部とボールナット等の雌ネジ部材との潤滑等に使用した際の発塵を低減するものであって、ハウジング内部で回転を伝達する伝動機構では油膜切れ等の支障が生じるため、ハウジング内部に低発塵グリースを用いてわずかに漏洩するグリースによる発塵を低減することは困難であった。
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、簡単な構成で、ハウジング内部の伝動機構に最適なグリースを使用しつつグリースや摩耗粉等の漏洩を低減するとともに、ハウジング外部に漏洩したグリースや摩耗粉等による発塵を低減する直線作動機を提供することである。
本請求項1に係る発明は、雄ネジ部を有する出力軸と、駆動源に接続される入力軸と、前記入力軸から出力軸に回転を伝達する伝動機構と、該伝動機構を内包するとともに前記出力軸および入力軸を回転支持機構により支持して外部に延出させるハウジングとを有する直線作動機において、前記回転支持機構が、前記ハウジングに嵌合されるベアリングと、該ベアリングの外部側に設けられたオイルシールとを有し、前記ベアリングと前記オイルシールリップとの間の空間に、低発塵グリースが前記空間を満たすように充填されており、前記伝動機構が、前記空間に充填された低発塵グリースではない他のグリースで潤滑されており、前記オイルシールが、オイルシールリップを備え、前記ベアリングと前記オイルシールリップとの間の空間に低発塵グリースが充填されていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された直線作動機の構成に加えて、前記ベアリングと前記オイルシールとの間の前記空間に、前記低発塵グリースを含浸可能な環状部材が配設されていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された直線作動機の構成に加えて、前記雄ネジ部が、前記ベアリングと前記オイルシールとの間の前記空間に充填された低発塵グリースと同じ低発塵グリースを塗布されていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1に記載された直線作動機の構成に加えて、前記オイルシールが、前記オイルシールリップの外部側にダストシールリップを有し、前記オイルシールリップと前記ダストシールリップとの間の空間に低発塵グリースが充填されていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項1に係る発明の直線作動機は、雄ネジ部を有する出力軸と、駆動源に接続される入力軸と、入力軸から出力軸に回転を伝達する伝動機構と、該伝動機構を内包するとともに出力軸および入力軸を回転支持機構により支持して外部に延出させるハウジングとを有する直線作動機において、回転支持機構がハウジングに嵌合されるベアリングと、該ベアリングの外部側に設けられたオイルシールとを有し、ベアリングとオイルシールとの間の空間に、低発塵グリースが前記空間を満たすように充填されており、伝動機構が、前記空間に充填された低発塵グリースではない他のグリースで潤滑されていることにより、ハウジング内部の内圧が上昇してもベアリングとオイルシールとの間の空間に充填された低発塵グリースに圧力を与えるのみで、内部に使用するグリースや摩耗粉等が外部に漏洩することはなく、簡単な構成で、ハウジング内部のグリースや摩耗粉等の漏洩を低減することができるとともに、ベアリングとオイルシールとの間の空間に充填された低発塵グリースのみが外部にわずかに漏洩するにすぎないため、ハウジング外部に漏洩したグリースによる発塵を低減することができる。
ハウジング内部で使用されるグリースを、外部に漏洩した際の影響を考慮することなく伝動機構の特性に合わせた最適なグリースとすることができる。
また、オイルシールがオイルシールリップを備え、ベアリングとオイルシールリップとの間の空間に低発塵グリースが充填されていることにより、低発塵グリースを充填する空間を大きくとることができ、低発塵グリースの保持性が向上し、内部に使用するグリースや摩耗粉等が外部に漏洩することをより確実に防止することができる。
本請求項2に係る発明の直線作動機は、請求項1に係る直線作動機が奏する効果に加えて、ベアリングとオイルシールとの空間に低発塵グリースを含浸可能な環状部材が配設されていることにより、ベアリングとオイルシールとの間の空間に充填された低発塵グリースの保持性が向上するとともに、環状部材がハウジング内部との隔壁として機能するため、ハウジング内部のグリースや摩耗粉等の漏洩をさらに低減することができる。
本請求項3に係る発明の直線作動機は、請求項1または請求項2に係る直線作動機が奏する効果に加えて、雄ネジ部がベアリングとオイルシールとの間の空間に充填された低発塵グリースと同じ低発塵グリースを塗布されていることにより、雄ネジ部に塗布するために準備すべき低発塵グリースを充填用に共用で使用できるため、メンテナンスを容易に行うことができる。
本請求項4に係る発明の直線作動機は、請求項1に係る直線作動機が奏する効果に加えて、オイルシールがオイルシールリップの外部側にダストシールリップを有し、オイルシールリップとダストシールリップとの間の空間に低発塵グリースが充填されていることにより、ハウジングの内部と外部との間に低発塵グリースが充填される空間を2か所直列に設けることができるため、ハウジング内部のグリースや摩耗粉等の漏洩をさらに低減することができる。
本発明の第1実施例である直線作動機の斜視図。 図1の一部断面平面図。 図1の一部断面側面図。 本発明の第2実施例である直線作動機の斜視図。 図4の正面図。 図4の内部構造図。 本発明の直線作動機の回転支持機構の第1実施形態の拡大断面図。 本発明の直線作動機の回転支持機構の第2実施形態の拡大断面図。 本発明の第3実施例である直線作動機の回転支持機構の第3実施形態の拡大断面図。
本発明の直線作動機は、雄ネジ部を有する出力軸と、駆動源に接続される入力軸と、入力軸から出力軸に回転を伝達する伝動機構と、該伝動機構を内包するとともに出力軸および入力軸を回転支持機構により支持して外部に延出させるハウジングとを有する直線作動機において、回転支持機構がハウジングに嵌合されるベアリングと、該ベアリングの外部側に設けられたオイルシールとを有し、ベアリングとオイルシールとの間の空間に、低発塵グリースが前記空間を満たすように充填されており、伝動機構が、前記空間に充填された低発塵グリースではない他のグリースで潤滑されており、オイルシールが、オイルシールリップを備え、ベアリングとオイルシールリップとの間の空間に低発塵グリースが充填されていることにより、設計変更を必要とせず簡単な構成で、ハウジング内部の伝動機構に最適なグリースを使用しつつグリースや摩耗粉等の漏洩を低減するとともに、ハウジング外部に漏洩したグリースや摩耗粉等による発塵を低減するものであれば、その具体的な実施態様は如何なるものであっても何ら構わない。
本発明の直線作動機の伝動機構は、ベベルギヤを用いたもの、ウォームギヤを用いたもの、遊星歯車を用いたもの等、いかなる機構を用いたものでも良く、入力軸と出力軸の軸方向は、平行配置、直交配置等、如何なる関係に配置されても良い。
以下に、本発明の直線作動機の実施例について、図面に基づいて説明する。
本発明の第1実施例である直線作動機100は、図1乃至図3に示すように、伝動機構170を内包したハウジング110の上部から雄ネジ部121を有する出力軸120が垂直方向に延出し、ハウジング110の下部から入力軸130が水平方向に延出しており、入力軸130がモータ等に接続されて回転駆動することにより、出力軸120が伝動機構170を介して回転駆動され、出力軸120の雄ネジ部121に螺合されたボールナット140が上下動するように構成されている。
ハウジング110は、出力軸120を垂直方向に延出するように軸支して上方を封止する上部ケース111と、入力軸130を水平方向に両側に延出するように軸支する下部ケース112からなり、内部に伝動機構170を内包して密閉可能に構成されている。
なお、本実施例の図1に示す斜視図では、下部ケース112から延出した入力軸130の一方は軸カバー114によって密閉されているが、該軸カバー114は必要に応じて取り外し可能となっている。
伝動機構170は、図2、図3に示すように、入力軸130に設けられたウォームギヤ172と、出力軸120が嵌合されウォームギヤ172と噛み合うウォームホイール171からなり、ウォームホイール171は、ハウジング110内でベアリング174により回転可能に支持されている。
出力軸120は、ハウジング110の外部に延出した部分に雄ネジ部121が形成されており、該雄ネジ部121には、螺合されたボールナット140が円滑に上下動するための潤滑剤として発塵の少ない低発塵グリースGが塗布されている。
また、ハウジング110の内部の伝動機構170の、各ギヤ、ベアリング、軸等の摺動部には低発塵グリースGではなく、極圧性の高い汎用グリースが使用されている。
出力軸120が嵌合されたウォームホイール171のボス部はハウジング110の上部において、ベアリング150とオイルシール160からなる回転支持機構113で、入力軸130はハウジング110の下部において、ベアリング150とオイルシール260からなる回転支持機構115でそれぞれ回転可能に支持されており、円滑に回転するとともに、ハウジング110の内部のグリースや摩耗粉等が外部に漏出することが防止される。
ウォームホイール171の回転支持機構113は、ベアリング150とオイルシール160との間の空間に低発塵グリースGが充填されており、入力軸130の回転支持機構115は、ベアリング150とオイルシール260のオイルシールリップ261との間の空間に低発塵グリースGが充填されている。
本発明の第2実施例である直線作動機200は、図4乃至図5に示すように、伝動機構270を内包したハウジング210の上部から雄ネジ部221を有する出力軸220が垂直方向に延出し、ハウジング210の下部から入力軸230が水平方向に延出しており、入力軸230がモータ等に接続されて回転駆動することにより、出力軸220が伝動機構270を介して回転駆動され、出力軸220の雄ネジ部221に螺合されたボールナット240が上下動するように構成されている。
ハウジング210は、出力軸220を垂直方向に延出するように軸支する上部ケース211と、入力軸230を水平方向に両側に延出するように軸支する下部ケース212からなり、内部に伝動機構270を内包して密閉可能に構成されている。
伝動機構270は、図6に示すように、入力軸230に設けられた第1ベベルギヤ271と、一端に第1ベベルギヤ271と噛み合う第2ベベルギヤ272が設けられ他端に出力軸220と接続されるカップリング275が設けられた中間軸273からなり、中間軸273は、ハウジング210内でベアリング274により回転可能に支持されている。
出力軸220は、ハウジング210の外部に延出した部分に雄ネジ部221が形成されており、該雄ネジ部221には、螺合されたボールナット240が円滑に上下動するための潤滑剤として発塵の少ない低発塵グリースGが塗布されている。
また、ハウジング210の内部の伝動機構270の、各ギヤ、ベアリング、軸等とオイルシールの摺動部には低発塵グリースGではなく、極圧性の高い汎用グリースが使用されている。
出力軸220はハウジング210の上部、入力軸230はハウジング210の下部において、それぞれ、ベアリング250とオイルシール260からなる回転支持機構213で回転可能に支持されており、円滑に回転するとともに、ハウジング210の内部のグリースや摩耗粉等が外部に漏出することが防止される。
また、出力軸220および入力軸230の回転支持機構213は、ベアリング250とオイルシール260のオイルシールリップ261との間の空間に低発塵グリースGが充填されている。
回転支持機構213の第1実施形態を詳細に説明すると、図7に示すように、外輪251と内輪252の間にボール253が配置されたボールベアリング250が、ハウジング210の内部側に設けられて出力軸220および入力軸230を回転支持し、該ボールベアリング250に隣接して外部側にオイルシールリップ261を備えたオイルシール260が配置されている。
そして、オイルシールリップ261は、出力軸220および入力軸230に摺接するとともに、オイルシールリップ261とボールベアリング250の間の空間には低発塵グリースGが充填されている。低発塵グリースGは、図7、さらには図8,図9に示されるように、ベアリング250とオイルシール260、360との間の空間を満たすように充填されている。
以上の構成により、ハウジング210内部の伝動機構270の温度上昇等で内圧が上昇しても、充填された低発塵グリースGによって潤滑が確保されつつ、ハウジング210内部で使用されるグリースや内部の各ギヤ等から発生する摩耗粉等は、ボールベアリング250とオイルシールリップ260との間の空間に充填された低発塵グリースGに阻止されて外部に漏洩することなく、ハウジング210の外部での発塵を低減することができる。
また、ボールベアリング250とオイルシールリップ260との間の空間に充填された低発塵グリースGが圧力を受けてわずかに外部に漏洩するが、雄ネジ部221に塗布した低発塵グリースGと同様に発塵は少なく保たれる。
さらに、ハウジング210内部で使用されるグリースを、外部に漏洩した際の影響を考慮することなく伝動機構270の特性に合わせた最適なグリースとすることができる。
第2実施形態の回転支持機構213は、図8に示すように、外輪251と内輪252の間にボール253が配置されたボールベアリング250が、ハウジング210の内部側に設けられて出力軸220および入力軸230を回転支持し、該ボールベアリング250に隣接して外部側にオイルシールリップ261を備えたオイルシール260が配置されている。
そして、オイルシールリップ261は、出力軸220および入力軸230に摺接するとともに、オイルシールリップ261とボールベアリング250の間の空間には低発塵グリースGが充填され、該空間のボールベアリング250側にフェルト等の含浸性の材料から環状部材280が配設されている。
以上の構成により、第1実施形態と同様に、ハウジング210の外部での発塵を低減することができ、ハウジング210内部で使用されるグリースを最適なグリースとすることができるとともに、環状部材280がハウジング210内部との隔壁として機能するため、ハウジング210内部のグリースや摩耗粉等の漏洩をさらに低減することができる。
また、ボールベアリング250とオイルシールリップ260との間の空間に充填された低発塵グリースGの保持性が向上して、ハウジング210内部側への漏出も低減されるため、長期間にわたりシール性能を保持することができ、メンテナンスを容易とすることができる。
第3実施形態の回転支持機構213は、図9に示すように、外輪251と内輪252の間にボール253が配置されたボールベアリング250が、ハウジング210の内部側に設けられて出力軸220および入力軸230を回転支持し、該ボールベアリング250に隣接して外部側にオイルシールリップ361およびダストシールリップ362を備えたオイルシール360が配置されている。
そして、オイルシールリップ361およびダストシールリップ362は、出力軸220および入力軸230に摺接するとともに、オイルシールリップ361とボールベアリング250の間の空間、および、オイルシールリップ361とダストシールリップ362の間の空間には低発塵グリースGが充填されている。
以上の構成により、第1実施形態、第2実施形態と同様に、ハウジング210の外部での発塵を低減することができ、ハウジング210内部で使用されるグリースを最適なグリースとすることができるとともに、ハウジング210の内部から外部に至る間に、それぞれ低発塵グリースGが充填された2つの空間が存在することにより、ハウジング210内部のグリースや摩耗粉等の漏洩をさらに低減することができる。
以上のように、本発明の直線作動機によれば、簡単な構成で、ハウジング内部の伝動機構に最適なグリースを使用しつつグリースや摩耗粉等の漏洩を低減できるとともに、ハウジング外部に漏洩したグリースや摩耗粉等による発塵を低減できるなど、その効果は甚大である。
なお、上記第1乃至第3実施形態では、回転支持機構213にボールベアリング250を使用しているが、ローラベアリング、プレーンベアリング等いかなるベアリングを採用しても良く、また、複列のベアリングとしても良い。
また、上記実施例では、入力軸230はハウジング210の両側方から外部に延出しているが、一方の端部のみ外部に延出し、他方の端部を内部でのみ軸支しても良く、その場合、内部でのみ軸支される他方の端部は、ベアリングのみ回転可能に支持されれば良い。
さらに、上記実施例2においても、実施例1と同様に、ハウジング210の両側方から外部に延出する入力軸230の外部駆動源に接続されない側に、入力軸230の端部を覆うカバー部材をハウジング210に固定することで、さらに、ハウジング210内部のグリースや摩耗粉等の漏洩を低減しても良い。
100、200 ・・・直線作動機
110、210 ・・・ハウジング
111、211 ・・・上部ケース
112、212 ・・・下部ケース
113、213 ・・・回転支持機構
114 ・・・軸カバー
115 ・・・回転支持機構
120、220 ・・・出力軸
121、221 ・・・雄ネジ部
130、230 ・・・入力軸
140、240 ・・・ボールナット
150、250 ・・・ベアリング
160、260、360 ・・・オイルシール
261、361 ・・・オイルシールリップ
262 ・・・ダストシールリップ
170、270 ・・・伝動機構
172 ・・・ウォームギヤ
271 ・・・第1ベベルギヤ
171 ・・・ウォームホイール
272 ・・・第2ベベルギヤ
273 ・・・中間軸
174、274 ・・・ベアリング
275 ・・・カップリング
280 ・・・環状部材
G ・・・低発塵グリース

Claims (4)

  1. 雄ネジ部を有する出力軸と、駆動源に接続される入力軸と、前記入力軸から出力軸に回転を伝達する伝動機構と、該伝動機構を内包するとともに前記出力軸および入力軸を回転支持機構により支持して外部に延出させるハウジングとを有する直線作動機において、
    前記回転支持機構が、前記ハウジングに嵌合されるベアリングと、該ベアリングの外部側に設けられたオイルシールとを有し、
    前記ベアリングと前記オイルシールとの間の空間に、低発塵グリースが前記空間を満たすように充填されており、
    前記伝動機構が、前記空間に充填された低発塵グリースではない他のグリースで潤滑されており、
    前記オイルシールが、オイルシールリップを備え、
    前記ベアリングと前記オイルシールリップとの間の空間に低発塵グリースが充填されていることを特徴とする直線作動機。
  2. 前記ベアリングと前記オイルシールとの間の前記空間に、前記低発塵グリースを含浸可能な環状部材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の直線作動機。
  3. 前記雄ネジ部が、前記ベアリングと前記オイルシールとの間の前記空間に充填された低発塵グリースと同じ低発塵グリースを塗布されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の直線作動機。
  4. 前記オイルシールが、前記オイルシールリップの外部側にダストシールリップを有し、
    前記オイルシールリップと前記ダストシールリップとの間の空間に低発塵グリースが充填されていることを特徴とする請求項1に記載の直線作動機。
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