JP4675183B2 - 歯車減速機の軸封部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、歯車箱内に歯車減速機構を内蔵し、歯車箱内に歯車減速機構を潤滑する潤滑油を封入し、歯車減速機構を構成する回転軸からの潤滑油の漏洩をオイルシールによりシールする歯車減速機の軸封部構造に関するものである。
一般に、歯車減速機は、歯車箱内に歯車減速機構を内蔵し、歯車箱内に歯車減速機構を潤滑する潤滑油を封入し、歯車減速機構を構成する回転軸からの潤滑油の漏洩をオイルシールによりシールしている。そして、このオイルシールが十分なシール機能を維持するためには、オイルシールのリップと回転軸との摺動部が潤滑油で適切に潤滑されることが必要である。
しかし、上記のような歯車減速機においては、回転軸が回転すると、歯車どうしの噛み合いにより摩耗粉が発生し、この摩耗粉が潤滑油に混入する。摩耗粉の混入した潤滑油がオイルシールのリップと回転軸の摺動部に到達すると、オイルシールのリップを摩耗させ、オイルシールのリップと回転軸との摺動部が潤滑油で適切に潤滑されなくなり、オイルシールのシール機能を低下させる、という問題がある。また、回転軸が回転すると、歯車の回転により潤滑油が攪拌され高圧となる。この高圧化した潤滑油が直接オイルシールのリップに作用することによりリップが変形し、オイルシールのリップと回転軸との摺動部が適切な接触を維持できず、この摺動部が潤滑油で適切に潤滑されなくなり、オイルシールのシール機能を低下させる、という問題がある。
従来、摩耗粉の混入した潤滑油によるオイルシールのシール機能の低下を防止するものとして、次のようなギヤモータの軸封構造が提案されている。すなわち、モータ部と減速機部とが仕切壁によって区画され、モータ軸が前記仕切壁に形成された貫通孔を貫通してモータ軸先端のピニオンが減速機部内の従動ギヤに噛合しているギヤモータにおいて、貫通孔内に配置されたモータ軸オイルシールの減速機部側に隣接して、中心部にモータ軸が挿通される孔を有し、潤滑油の流通が可能で且つ減速機部側からモータ軸オイルシール側への摩耗金属粉等の異物の侵入を阻止する薄板状のフィルタを設けたギヤモータの軸封構造、が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−112952号公報
また、従来、オイルシールのリップに作用する潤滑油の圧力によるリップの変形を低減し、オイルシールのシール機能の低下を防止するものとして、次のようなギヤモータの軸封構造が提案されている。すなわち、一方の先端部に駆動歯車が形成された回転軸を支承するブラケットの端面より駆動歯車部分を突出させた電動機部と、上記駆動歯車に係合して回転を減速する歯車、歯車軸および減速されて回転をする出力軸が減速機ケースに支承された減速機部とからなり、減速機部は上記電動機部のブラケット部分に直結された構成のギヤードモータにおいて、上記電動機部の回転軸がベアリングを介して支承され、ベアリングの減速機側に配置されたオイルシールの減速機側に減速機部の潤滑油の侵入を防止する防油壁が形成され、防油壁の内径と回転軸との間に僅かな間隔が設けられているギヤードモータ、が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−278906号公報
ところで、上記特開平10−112952号公報に開示されたギヤモータの軸封構造においては、摩耗粉の混入した潤滑油によるオイルシールのリップの摩耗を低減できるが、潤滑油のオイルシールのリップに作用する圧力によるリップの変形を低減することはできない、という問題がある。
また、上記特開2000−278906号公報に開示されたギヤードモータにおいては、潤滑油のオイルシールのリップに作用する圧力によるリップの変形を低減することはできるが、摩耗粉の混入した潤滑油によるオイルシールのリップの摩耗を低減することはできない、という問題がある。さらに、上記特開2000−278906号公報に開示されたギヤードモータにおいては、防油壁の内径と回転軸との間に僅かな間隔が設けられているので、オイルシールのリップと回転軸との摺動部に適切な潤滑に必要な量の潤滑油が供給されないおそれがあり、この場合、この摺動部が潤滑油で適切に潤滑されなくなり、オイルシールのリップの摩耗が進行する、という問題がある。
そこで、本発明は、潤滑油の圧力を低減してオイルシールのリップの摩耗と変形を低減できる歯車減速機の軸封部構造を提供することを課題とするものである。
請求項1記載の発明は、歯車箱内に歯車減速機構を内蔵し、前記歯車箱内に前記歯車減速機構を潤滑する潤滑油を封入し、前記歯車減速機構を構成する回転軸からの前記潤滑油の漏洩をオイルシールによりシールする歯車減速機の軸封部構造において、前記歯車減速機の軸封部構造は前記オイルシールと、前記潤滑油をろ過するフィルタと、前記回転軸の外周面に隙間を介して対向し前記潤滑油の圧力を低減する圧力低減部とから構成され、前記圧力低減部が、前記オイルシールより前記歯車減速機構に近い側で前記歯車箱の延長部分と前記回転軸の外周面の円筒部分とが一定の間隙と長さ有して対向する潤滑油流路として形成され、前記フィルタが、前記潤滑油流路として形成された圧力低減部に隣接して配置され、前記オイルシールと前記圧力低減部との間に位置して前記圧力低減部に接するとともに、前記回転軸の外周面の円筒部分に回転自在に密着するように設けられているものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の歯車減速機の軸封部構造において、前記フィルタが、前記オイルシール側の側面に補強板を有するものである。
請求項1記載の発明によれば、前記歯車減速機の軸封部構造は前記オイルシールと、前記潤滑油をろ過するフィルタと、前記回転軸の外周面に隙間を介して対向し前記潤滑油の圧力を低減する圧力低減部とから構成され、前記圧力低減部が、前記オイルシールより前記歯車減速機構に近い側で前記歯車箱の延長部分と前記回転軸の外周面の円筒部分とが一定の間隙と長さ有して対向する潤滑油流路として形成され、前記フィルタが、前記潤滑油流路として形成された圧力低減部に隣接して配置され、前記オイルシールと前記圧力低減部との間に位置して前記圧力低減部に接するとともに、前記回転軸の外周面に回転自在に密着するように設けられているものであるので、前記回転軸の周囲に到達する前記潤滑油の圧力は、前記潤滑油流路として形成された圧力低減部によって低減され、前記潤滑油の圧力による前記フィルタの変形を防止できるとともに、前記潤滑油の圧力が前記オイルシールに直接作用することはなく、前記オイルシールのリップが前記潤滑油の圧力により変形することを防止できる。そして、圧力が低減された前記潤滑油は前記圧力低減部の内周面と前記回転軸の外周面との間の前記隙間を通過して前記フィルタに到達し、さらに前記フィルタを透過する際にろ過されて摩耗粉が取り除かれる。そして、前記フィルタによりろ過されて摩耗粉が取り除かれた清浄な前記潤滑油が、前記オイルシールのリップと前記回転軸との摺動部に供給され、この摺動部が適切に潤滑される。これによって、摩耗粉による前記オイルシールのリップの摩耗と、前記潤滑油の圧力による前記オイルシールのリップの変形とを低減することができる。その結果、前記オイルシールの長寿命化を図ることができ、ひいては前記歯車減速機の長寿命化を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、前記フィルタが、前記オイルシール側の側面に補強板を有するものであるので、前記潤滑油の圧力による前記フィルタの変形をさらに防止できる。したがって、前記潤滑油の圧力による前記フィルタの変形が防止されることにより、摩耗粉が混入した前記潤滑油が前記オイルシールのリップと前記回転軸との前記摺動部に侵入することが防止できる。
本発明の歯車減速機の軸封部構造の最良の形態としては、ギヤードモータのモータ軸4の軸封部構造に適用する形態であり、モータ部2と減速機部12が負荷側軸受ブラケット3を介して連結され、減速機部12の歯車箱14内にウォーム7とウォームホイール15を内蔵し、歯車箱14内にウォーム7とウォームホイール15を潤滑する潤滑油を封入し、モータ軸4からの潤滑油の漏洩をオイルシール8によりシールするギヤードモータ1のモータ軸4の軸封部構造において、ギヤードモータ1のモータ軸4の軸封部構造は、オイルシール8と、潤滑油をろ過するフィルタ9と、モータ軸4の外周面に隙間Δを介して対向し潤滑油の圧力を低減する負荷側軸受ブラケット3の延長部分(圧力低減部)3aとから構成され、延長部分3aはオイルシール8よりウォーム7に近い側に位置し、フィルタ9はオイルシール8と延長部分3aとの間に位置し、フィルタ9は一側面に補強板10を有するものである。その各実施例を以下に説明する。
本発明の実施例1に係るギヤードモータについて図1〜図5に基づいて以下に説明する。図1は本発明の実施例1に係るギヤードモータの一部断面を含む正面図である。図2は図1に示す枠A内の要部断面図である。図3は図1に示すギヤードモータの一部断面を含む側面図である。図4は図3に示す枠B内の要部断面図である。図5は図3に示す枠C内の要部断面図である。
本発明の実施例1に係るギヤードモータ1は、図1に示すように、モータ部2と減速機部12とから構成され、モータ部2と減速機部12とは、モータ部2の後述する負荷側軸受ブラケット3を介して連結されている。
モータ部2は、図1に示すように、両端側が回転自在に支持されたモータ軸4と、フレーム5とを備えている。フレーム5には、その一端部にモータ軸4の負荷側を負荷側軸受6を介して支持する負荷側軸受ブラケット3が取り付けられ、図示はしないが、その他端部にモータ軸4の反負荷側を反負荷側軸受(図示せず)を介して支持する反負荷側軸受ブラケット(図示せず)が取り付けられている。また、モータ軸4の負荷側は負荷側軸受6を貫通して延長されており、この延長部の外周にはウォーム7が形成されている。そして、このウォーム7は減速機部12の後述するギヤケース13内に位置し、減速機部12のギヤケース13内に内蔵された後述するウォームホイール15と噛み合うようになっている。したがって、モータ軸4は減速機部12の入力軸としての機能を有する。
減速機部12は、図1,3に示すように、モータ部2の負荷側軸受ブラケット3に取り付けられるギヤケース13と軸受ブラケット13’とを備え、負荷側軸受ブラケット3とギヤケース13と軸受ブラケット13’とにより歯車箱14を構成している。そして、軸受ブラケット13’は、図3に示すように、ギヤケース13に対してボルトにより取り外し可能に取り付けられている。歯車箱14内には、ウォーム7と噛み合うウォームホイール15と、ウォームホイール15に連結された出力軸16とが組み込まれている。出力軸16の両端部は、ギヤケース13と軸受ブラケット13’にそれぞれ組み込まれた軸受17,17’により回転自在に取り付けられている。そして、ウォーム7とウォームホイール15とは歯車減速機構を構成している。また、歯車箱14内には、ウォーム7とウォームホイール15とにより構成される歯車減速機構を潤滑する潤滑油が封入されている。
負荷側軸受ブラケット3は、図1,2に示すように、モータ軸4の負荷側が負荷側軸受6を介して貫通されており、モータ部2のフレーム5の一端側の開口部と減速機部12のギヤケース13の開口部とを閉鎖し、モータ部2と減速機部12との間を仕切っている。
次に、モータ軸4の軸封部構造について以下に説明する。
図2において詳細に示すように、負荷側軸受ブラケット3とモータ軸4の外周面との間には、歯車箱14内の潤滑油の漏洩をシールするためのオイルシール8が装着されている。オイルシール8は負荷側軸受6よりウォーム7側に位置して配置されており、このオイルシール8はウォーム7とウォームホイール15の回転により歯車箱14内の潤滑油が攪拌されて飛散したとき、潤滑油がモータ部2へ漏れるのを防ぐものである。また、このオイルシール8は、図2において詳細に示すように、リップ8aとちりよけ8bとガータばね8cを備え、ガータばね8cの締付力によりリップ8aをモータ軸4の外周面に押し付け、リップ8aとモータ軸4の外周面との間の摺動部が適切な接触を維持するようになっている。
また、図2において詳細に示すように、負荷側軸受ブラケット3とモータ軸4の外周面との間には、オイルシール8に隣接して薄板状のフィルタ9が装着されている。フィルタ9はオイルシール8よりウォーム7側に位置して配置されており、このフィルタ9は攪拌されて飛散した潤滑油中に混入している摩耗粉をろ過するものである。このフィルタ9は、オイルシール8のリップ8aが摺動するモータ軸4の外周面に回転自在に密着する内径の中心孔が中心部に形成され、また、その外周面は中心孔と同心状に形成された環状をしている。そして、フィルタ9の素材としては、ポリエステルやポリアミドなどの不織布が好適であり、これらの素材を用いれば、薄い板状素材から打ち抜き加工等によって安価に製作することができる。なお、フィルタ9の素材は、摩耗粉のような微粒子をろ過して潤滑油を透過することができ、且つ、潤滑油の圧力を受けても変形しない程度の保形性を備えた素材であればよい。
また、この実施例においては、フィルタ9はその一方の側面、すなわちオイルシール8側の側面に補強板10を有している。この補強板10は、フィルタ9と略同一の外径を有し、中心部にモータ軸4が貫通するフィルタ9の中心孔よりも大きな内径を有する中心孔が形成され、薄く剛性のある金属板で製作されている。
そして、一方の側面に補強板10を有するフィルタ9がオイルシール8に隣接して組み込まれた状態では、補強板10の中心孔の内周面とモータ軸4の外周面との間の環状の隙間をフィルタ9が遮蔽しており、歯車箱14内の潤滑油は、この環状の隙間部分に露出しているフィルタ9の部分を通って、オイルシール8とフィルタ9との間に流入できるようになっている。
この実施例では、フィルタ9は一方の側面に補強板10を有することにより、後述するように潤滑油の圧力によるフィルタ9の変形を抑えることができ、フィルタ9を薄くすることができる。
この実施例では、減速機部12側からオイルシール8側へは、補強板10の中心孔の内周面とモータ軸4の外周面との間の環状の隙間部分に露出しているフィルタ9の部分のみで潤滑油の流通およびろ過機能を有するが、補強板10にその剛性を損なわない範囲で、透孔やスリットを形成することによって、潤滑油の有効なろ過面積が増加し、フィルタ9の目詰まりを生じにくくすることができる。
また、図2において詳細に示すように、負荷側軸受ブラケット3のウォーム7側の部分を半径方向内側に延長し、この延長部分3aの内周面とモータ軸4の外周面との間に隙間Δを形成している。この負荷側軸受ブラケット3の延長部分3aは、フィルタ9に隣接してフィルタ9よりウォーム7側に位置し、攪拌されて飛散する潤滑油の圧力を低減する圧力低減部を構成している。
上述したように、モータ軸4の軸封部構造は、オイルシール8とフィルタ9と負荷側軸受ブラケット3の延長部分3a(圧力低減部)とから構成されている。
次に、出力軸16の軸封部構造について以下に説明する。
まず、出力軸16の一端側(図3における枠Bの部分)の軸封部構造について以下に説明する。図4において詳細に示すように、ギヤケース13と出力軸16の外周面との間には、歯車箱14内の潤滑油の漏洩をシールするためのオイルシール18が装着されている。オイルシール18は軸受17より外側に位置して配置されており、このオイルシール18はウォーム7とウォームホイール15の回転により歯車箱14内の潤滑油が攪拌されて飛散したとき、潤滑油が軸受17を経て外部へ漏れるのを防ぐものである。また、このオイルシール18は、図4において詳細に示すように、リップ18aとちりよけ18bとガータばね18cを備え、ガータばね18cの締付力によりリップ18aを出力軸16の外周面に押し付け、リップ18aと出力軸16の外周面との間の摺動部が適切な接触を維持するようになっている。
また、図4において詳細に示すように、ギヤケース13と出力軸16の外周面との間には、オイルシール18に隣接して薄板状のフィルタ19が装着されている。フィルタ19はオイルシール18より軸受17側に位置して配置されており、このフィルタ19は攪拌されて飛散した潤滑油中に混入している摩耗粉をろ過するものである。このフィルタ19は、オイルシール18のリップ18aが摺動する出力軸16の外周面に回転自在に密着する内径の中心孔が中心部に形成され、また、その外周面は中心孔と同心状に形成された環状をしている。そして、フィルタ19の素材としては、前述したフィルタ9の素材と同じものを用いているのでその説明は省略する。
また、この実施例においては、フィルタ19はその一方の側面、すなわちオイルシール18側の側面に補強板20を有している。この補強板20は、フィルタ19と略同一の外径を有し、中心部に出力軸16が貫通するフィルタ19の中心孔よりも大きな内径を有する中心孔が形成され、薄く剛性のある金属板で製作されている。
そして、一方の側面に補強板20を有するフィルタ19がオイルシール18に隣接して組み込まれた状態では、補強板20の中心孔の内周面と出力軸16の外周面との間の環状の隙間をフィルタ19が遮蔽しており、歯車箱14内の潤滑油は、この環状の隙間部分に露出しているフィルタ19の部分を通って、オイルシール18とフィルタ19との間に流入できるようになっている。
この実施例では、フィルタ19は一方の側面に補強板20を有することにより、後述するように潤滑油の圧力によるフィルタ19の変形を抑えることができ、フィルタ19を薄くすることができる。
この実施例では、ウォームホイール15側からオイルシール18側へは、補強板20の中心孔の内周面と出力軸16の外周面との間の環状の隙間部分に露出しているフィルタ19の部分のみで潤滑油の流通およびろ過機能を有するが、補強板20にその剛性を損なわない範囲で、透孔やスリットを形成することによって、潤滑油の有効なろ過面積が増加し、フィルタ19の目詰まりを生じにくくすることができる。
また、図4において詳細に示すように、フィルタ19と軸受17との間で、ギヤケース13の部分を半径方向内側に延長し、この延長部分13aの内周面と出力軸16の外周面との間に隙間Δを形成している。また、この延長部分13aと軸受17との間には隙間δを有する。そして、このギヤケース13の延長部分13aは、フィルタ19に隣接してフィルタ19より軸受17側に位置し、攪拌されて飛散する潤滑油の圧力を低減する圧力低減部を構成している。
次に、出力軸16の他端側(図3における枠Cの部分)の軸封部構造について以下に説明する。図5において詳細に示すように、軸受ブラケット13’と出力軸16の外周面との間には、歯車箱14内の潤滑油の漏洩をシールするためのオイルシール18’が装着されている。オイルシール18’は軸受17’より外側に位置して配置されており、このオイルシール18’はウォーム7とウォームホイール15の回転により歯車箱14内の潤滑油が攪拌されて飛散したとき、潤滑油が軸受17’を経て外部へ漏れるのを防ぐものである。また、このオイルシール18’は、図5において詳細に示すように、リップ18’aとちりよけ18’bとガータばね18’cを備え、ガータばね18’cの締付力によりリップ18’aを出力軸16の外周面に押し付け、リップ18’aと出力軸16の外周面との間の摺動部が適切な接触を維持するようになっている。
また、図5において詳細に示すように、軸受ブラケット13’と出力軸16の外周面との間には、オイルシール18’に隣接して薄板状のフィルタ19’が装着されている。フィルタ19’はオイルシール18’より軸受17’側に位置して配置されており、このフィルタ19’は攪拌されて飛散した潤滑油中に混入している摩耗粉をろ過するものである。このフィルタ19’は、オイルシール18’のリップ18’aが摺動する出力軸16の外周面に回転自在に密着する内径の中心孔が中心部に形成され、また、その外周面は中心孔と同心状に形成された環状をしている。そして、フィルタ19’の素材としては、前述したフィルタ9の素材と同じものを用いているのでその説明は省略する。
また、この実施例においては、フィルタ19’はその一方の側面、すなわちオイルシール18’側の側面に補強板20’を有している。この補強板20’は、フィルタ19’と略同一の外径を有し、中心部に出力軸16が貫通するフィルタ19’の中心孔よりも大きな内径を有する中心孔が形成され、薄く剛性のある金属板で製作されている。
そして、一方の側面に補強板20’を有するフィルタ19’がオイルシール18’に隣接して組み込まれた状態では、補強板20’の中心孔の内周面と出力軸16の外周面との間の環状の隙間をフィルタ19’が遮蔽しており、歯車箱14内の潤滑油は、この環状の隙間部分に露出しているフィルタ19’の部分を通って、オイルシール18’とフィルタ19’との間に流入できるようになっている。
この実施例では、フィルタ19’は一方の側面に補強板20’を有することにより、後述するように潤滑油の圧力によるフィルタ19’の変形を抑えることができ、フィルタ19’を薄くすることができる。
この実施例では、ウォームホイール15側からオイルシール18’側へは、補強板20’の中心孔の内周面と出力軸16の外周面との間の環状の隙間部分に露出しているフィルタ19’の部分のみで潤滑油の流通およびろ過機能を有するが、補強板20’にその剛性を損なわない範囲で、透孔やスリットを形成することによって、潤滑油の有効なろ過面積が増加し、フィルタ19’の目詰まりを生じにくくすることができる。
また、図5において詳細に示すように、フィルタ19’と軸受17’との間で、軸受ブラケット13’の部分を半径方向内側に延長し、この延長部分13’aの内周面と出力軸16の外周面との間に隙間Δを形成している。また、この延長部分13’aと軸受17’との間には隙間δを有する。そして、この軸受ブラケット13’の延長部分13’aは、フィルタ19’に隣接してフィルタ19’より軸受17’側に位置し、攪拌されて飛散する潤滑油の圧力を低減する圧力低減部を構成している。
上述したように、出力軸16の軸封部構造は、オイルシール18,18’とフィルタ19、19’とギヤケース13の延長部分13a(圧力低減部)および軸受ブラケット13’の延長部分13’aとから構成されている。
次に、上記のような構成の実施例1に係るギヤードモータ1の軸封部構造の作用について説明する。
モータ部2が駆動されると、モータ軸4が回転し、モータ軸4の負荷側の先端部に形成されたウォーム7およびこのウォーム7に噛み合っているウォームホイール15が回転し、ウォームホイール15に連結された出力軸16が減速されて回転する。モータ軸4の回転中は、ウォーム7およびウォームホイール15の回転により、軸受箱14内の潤滑油は撹拌される。ウォーム7とウォームホイール15の噛み合い部はこの撹拌によって飛散する潤滑油により潤滑される。この際、ウォーム7とウォームホイール15の噛み合いにより摩耗粉が発生し、この摩耗粉は潤滑油に混入している。
ウォーム7およびウォームホイール15の回転により攪拌されて飛散する潤滑油は、モータ軸4の周囲に到達する。このモータ軸4の周囲に到達する潤滑油の圧力は、負荷側軸受ブラケット3の延長部分3a(圧力低減部)によって低減され、潤滑油の圧力がオイルシール8に直接作用することはなく、オイルシール8のリップ8aが潤滑油の圧力により変形することを防いでいる。圧力が低減された潤滑油は延長部分3aの内周面とモータ軸4の外周面との間の隙間Δを通過してフィルタ9に到達し、さらにフィルタ9を透過する際にろ過されて摩耗粉が取り除かれる。そして、フィルタ9によりろ過されて摩耗粉が取り除かれた清浄な潤滑油が、オイルシール8のリップ8aとモータ軸4との摺動部に供給され、この摺動部が適切に潤滑される。これによって、摩耗粉によるオイルシール8のリップ8aの摩耗と、潤滑油の圧力によるオイルシール8のリップ8aの変形とを低減することができる。
また、薄板状のフィルタ9は一方の側面に補強板10を有しているので、潤滑油の圧力により変形することを防止できる。したがって、潤滑油の圧力によるフィルタ9の変形が防止されることにより、摩耗粉が混入した潤滑油がオイルシール8のリップ8aとモータ軸4との摺動部に侵入することが防止できる。
さらに、ウォーム7およびウォームホイール15の回転により攪拌されて飛散する潤滑油は、出力軸16の周囲にも到達する。この出力軸16の周囲に到達する潤滑油は、軸受17および軸受17’を経てギヤケース13の延長部分13aと軸受17との間の隙間δおよび軸受ブラケット13’の延長部分13’aと軸受17’との間の隙間δに流入する。この隙間δに流入する潤滑油の圧力は、ギヤケース13の延長部分13a(圧力低減部)および軸受ブラケット13’の延長部分13’a(圧力低減部)によって低減され、潤滑油の圧力がオイルシール18,18’に直接作用することはなく、オイルシール18,18’のリップ18a,18’aが潤滑油の圧力により変形することを防いでいる。圧力が低減された潤滑油は延長部分13aおよび13’aの内周面と出力軸16の外周面との間の隙間Δを通過してフィルタ19,19’に到達し、さらにフィルタ19,19’を透過する際にろ過されて摩耗粉が取り除かれる。そして、フィルタ19,19’によりろ過されて摩耗粉が取り除かれた清浄な潤滑油が、オイルシール18,18’のリップ18a,18’aと出力軸16との摺動部に供給され、この摺動部が適切に潤滑される。これによって、摩耗粉によるオイルシール18,18’のリップ18a,18’aの摩耗と、潤滑油の圧力によるオイルシール18,18’のリップ18a,18’aの変形とを低減することができる。
また、薄板状のフィルタ19,19’は一方の側面に補強板20,20’を有しているので、潤滑油の圧力により変形することを防止できる。したがって、潤滑油の圧力によるフィルタ19,19’の変形が防止されることにより、摩耗粉が混入した潤滑油がオイルシール18,18’のリップ18a,18’aと出力軸16との摺動部に侵入することが防止できる。
上記のような構成の実施例1に係るギヤードモータ1の軸封部構造によれば、次のような効果を有する。
モータ軸4の周囲に到達する潤滑油の圧力は、負荷側軸受ブラケット3の延長部分3a(圧力低減部)によって低減され、潤滑油の圧力がオイルシール8に直接作用することはなく、オイルシール8のリップ8aが潤滑油の圧力により変形することを防いでいる。圧力が低減された潤滑油は延長部分3aの内周面とモータ軸4の外周面との間の隙間Δを通過してフィルタ9に到達し、さらにフィルタ9を透過する際にろ過されて摩耗粉が取り除かれる。そして、フィルタ9によりろ過されて摩耗粉が取り除かれた清浄な潤滑油が、オイルシール8のリップ8aとモータ軸4との摺動部に供給され、この摺動部が適切に潤滑される。これによって、摩耗粉によるオイルシール8のリップ8aの摩耗と、潤滑油の圧力によるオイルシール8のリップ8aの変形とを低減することができる。また、薄板状のフィルタ9は一方の側面に補強板10を有しているので、潤滑油の圧力により変形することを防止できる。したがって、潤滑油の圧力によるフィルタ9の変形が防止されることにより、摩耗粉が混入した潤滑油がオイルシール8のリップ8aとモータ軸4との摺動部に侵入することが防止できる。その結果、オイルシール8の長寿命化を図ることができ、ひいてはギヤードモータ1の長寿命化を図ることができる。
さらに、出力軸16の周囲に到達する潤滑油は、軸受17および軸受17’を経てギヤケース13の延長部分13aと軸受17との間の隙間δおよび軸受ブラケット13’の延長部分13’aと軸受17’との間の隙間δに流入する。この隙間δに流入する潤滑油の圧力は、ギヤケース13の延長部分13a(圧力低減部)および軸受ブラケット13’の延長部分13’a(圧力低減部)によって低減され、潤滑油の圧力がオイルシール18,18’に直接作用することはなく、オイルシール18,18’のリップ18a,18’aが潤滑油の圧力により変形することを防いでいる。圧力が低減された潤滑油は延長部分13aおよび13’aの内周面と出力軸16の外周面との間の隙間Δを通過してフィルタ19,19’に到達し、さらにフィルタ19,19’を透過する際にろ過されて摩耗粉が取り除かれる。そして、フィルタ19,19’によりろ過されて摩耗粉が取り除かれた清浄な潤滑油が、オイルシール18,18’のリップ18a,18’aと出力軸16との摺動部に供給され、この摺動部が適切に潤滑される。これによって、摩耗粉によるオイルシール18,18’のリップ18a,18’aの摩耗と、潤滑油の圧力によるオイルシール18,18’のリップ18a,18’aの変形とを低減することができる。また、薄板状のフィルタ19,19’は一方の側面に補強板20,20’を有しているので、潤滑油の圧力により変形することを防止できる。したがって、潤滑油の圧力によるフィルタ19,19’の変形が防止されることにより、摩耗粉が混入した潤滑油がオイルシール18,18’のリップ18a,18’aと出力軸16との摺動部に侵入することが防止できる。その結果、オイルシール18,18’の長寿命化を図ることができ、ひいてはギヤードモータ1の長寿命化を図ることができる。
次に、本発明の実施例2に係るギヤードモータについて図6〜図9に基づいて以下に説明する。図6は本発明の実施例2に係るギヤードモータの一部断面を含む正面図である。図7は図6に示す枠D内の要部断面図である。図8は図6に示すギヤードモータの一部断面を含む側面図である。図9は図8に示す枠E内の要部断面図である。
本発明の実施例2に係るギヤードモータ31は、図6に示すように、モータ部32と減速機部42とから構成され、モータ部32と減速機部42とは、モータ部32の後述する負荷側軸受ブラケット33を介して連結されている。
モータ部32は、図6に示すように、両端側が回転自在に支持されたモータ軸34と、フレーム35とを備えている。フレーム35には、その一端部にモータ軸34の負荷側を負荷側軸受36を介して支持する負荷側軸受ブラケット33が取り付けられ、図示はしないが、その他端部にモータ軸34の反負荷側を反負荷側軸受(図示せず)を介して支持する反負荷側軸受ブラケット(図示せず)が取り付けられている。また、モータ軸34の負荷側は負荷側軸受36を貫通している。そして、モータ軸34の先端部には、後述するウォーム軸47を連結するためのキー溝が形成されている。
減速機部42は、図6,8に示すように、モータ部32の負荷側軸受ブラケット33に取り付けられるギヤケース43と一対の軸受ブラケット44,44とを備え、ギヤケース43と一対の軸受ブラケット44,44とにより歯車箱45を構成している。歯車箱45内には、ウォーム46を外周に形成したウォーム軸47と、ウォーム46と噛み合うウォームホイール48と、ウォームホイール48に連結された出力軸49とが組み込まれている。
ウォーム軸47の両端部は、ギヤケース43に組み込まれた軸受50,50により回転自在に取り付けられている。ウォーム軸47の一端部(モータ部32側)は、一方の軸受50を貫通し、この一端部(モータ部32側)には取付孔が形成され、この取付孔内にキー溝が形成されている。そして、この取付孔内にモータ軸34の先端部が嵌め込まれるとともに、この取付孔内に形成されたキー溝およびモータ軸34に形成されたキー溝にキーが取り付けられている。このキー結合により、モータ軸34とウォーム軸47は回転方向に一体に連結されている。
出力軸49の両端部は、軸受ブラケット44にそれぞれ組み込まれた軸受51,51により回転自在に取り付けられている。そして、ウォーム46とウォームホイール48とは歯車減速機構を構成している。また、歯車箱45内には、ウォーム46とウォームホイール48とにより構成される歯車減速機構を潤滑する潤滑油が封入されている。
負荷側軸受ブラケット33は、図6に示すように、モータ軸34の負荷側が負荷側軸受46を介して貫通されており、モータ部32のフレーム35の一端側の開口部と減速機部42のギヤケース43の開口部とを閉鎖している。そして、負荷側軸受ブラケット33は減速機部42のギヤケース43取り付けられており、これにより、モータ部32と減速機部42とは連結されている。
次に、ウォーム軸47の軸封部構造について以下に説明する。
図7において詳細に示すように、負荷側軸受ブラケット33とウォーム軸47の外周面との間には、歯車箱45内の潤滑油の漏洩をシールするためのオイルシール52が装着されている。オイルシール52はウォーム軸47を回転自在に支持する軸受50より負荷側軸受36側に位置して配置されており、このオイルシール52はウォーム46とウォームホイール49の回転により歯車箱45内の潤滑油が攪拌されて飛散したとき、潤滑油がモータ部32へ漏れるのを防ぐものである。また、このオイルシール52は、図7において詳細に示すように、リップ52aとちりよけ52bとガータばね52cを備え、ガータばね52cの締付力によりリップ52aをウォーム軸47の外周面に押し付け、リップ52aとウォーム軸47の外周面との間の摺動部が適切な接触を維持するようになっている。
また、図7において詳細に示すように、負荷側軸受ブラケット33とウォーム軸47の外周面との間には、オイルシール52に隣接して薄板状のフィルタ53が装着されている。フィルタ53はオイルシール52よりウォーム46側に位置して配置されており、このフィルタ53は攪拌されて飛散した潤滑油中に混入している摩耗粉をろ過するものである。このフィルタ53は、オイルシール52のリップ52aが摺動するウォーム軸47の外周面に回転自在に密着する内径の中心孔が中心部に形成され、また、その外周面は中心孔と同心状に形成された環状をしている。そして、フィルタ53の素材としては、前述したフィルタ9の素材と同じものを用いているのでその説明は省略する。
また、この実施例においては、フィルタ53はその両側面にそれぞれ補強板54を有している。この補強板54は、フィルタ53と略同一の外径を有し、中心部にウォーム軸47が貫通するフィルタ53の中心孔よりも大きな内径を有する中心孔が形成され、薄く剛性のある金属板で製作されている。
そして、両側面に補強板54を有するフィルタ53がオイルシール52に隣接して組み込まれた状態では、補強板54の中心孔の内周面とウォーム軸47の外周面との間の環状の隙間をフィルタ53が遮蔽しており、歯車箱45内の潤滑油は、この環状の隙間部分に露出しているフィルタ53の部分を通って、オイルシール52とフィルタ53との間に流入できるようになっている。
この実施例では、フィルタ53は両側面に補強板54を有することにより、後述するように潤滑油の圧力によるフィルタ53の変形を抑えることができ、フィルタ53を薄くすることができる。
この実施例では、減速機部42側からオイルシール52側へは、補強板54の中心孔の内周面とウォーム軸47の外周面との間の環状の隙間部分に露出しているフィルタ53の部分のみで潤滑油の流通およびろ過機能を有するが、補強板54にその剛性を損なわない範囲で、透孔やスリットを形成することによって、潤滑油の有効なろ過面積が増加し、フィルタ53の目詰まりを生じにくくすることができる。
また、図7において詳細に示すように、フィルタ53より軸受50側、すなわちウォーム46側に位置で、負荷側軸受ブラケット33の内周面にリング55を圧入等により取り付けている。そして、このリング55の内周面とウォーム軸47の外周面との間に隙間Δを形成している。また、リング55のフィルタ53側の側面は補強板54に隣接しており、軸受50側の側面は軸受50との間に隙間δを有している。すなわち、このリング55は、フィルタ53に隣接してフィルタ53よりウォーム46側に位置し、攪拌されて飛散する潤滑油の圧力を低減する圧力低減部を構成している。
上述したように、ウォーム軸47の軸封部構造は、オイルシール52とフィルタ53とリング55(圧力低減部)とから構成されている。
次に、出力軸49の軸封部構造について以下に説明する。
図9において詳細に示すように、軸受ブラケット44と出力軸49の外周面との間には、歯車箱45内の潤滑油の漏洩をシールするためのオイルシール56が装着されている。オイルシール56は一方の軸受51より外側に位置して配置されており、このオイルシール56はウォーム46とウォームホイール48の回転により歯車箱45内の潤滑油が攪拌されて飛散したとき、潤滑油が軸受51を経て外部へ漏れるのを防ぐものである。また、このオイルシール56は、図9において詳細に示すように、リップ56aとちりよけ56bとガータばね56cを備え、ガータばね56cの締付力によりリップ56aを出力軸49の外周面に押し付け、リップ56aと出力軸49の外周面との間の摺動部が適切な接触を維持するようになっている。
また、図9において詳細に示すように、軸受ブラケット44と出力軸49の外周面との間には、オイルシール56に隣接して薄板状のフィルタ57が装着されている。フィルタ57はオイルシール56より一方の軸受51側に位置して配置されており、このフィルタ57は攪拌されて飛散した潤滑油中に混入している摩耗粉をろ過するものである。このフィルタ57は、オイルシール56のリップ56aが摺動する出力軸49の外周面に回転自在に密着する内径の中心孔が中心部に形成され、また、その外周面は中心孔と同心状に形成された環状をしている。そして、フィルタ57の素材としては、前述したフィルタ9の素材と同じものを用いているのでその説明は省略する。
また、この実施例においては、フィルタ57はその一方の側面、すなわちオイルシール56側の側面に補強板58を有している。この補強板58は、フィルタ57と略同一の外径を有し、中心部に出力軸49が貫通するフィルタ57の中心孔よりも大きな内径を有する中心孔が形成され、薄く剛性のある金属板で製作されている。
そして、一方の側面に補強板58を有するフィルタ57がオイルシール56に隣接して組み込まれた状態では、補強板58の中心孔の内周面と出力軸49の外周面との間の環状の隙間をフィルタ57が遮蔽しており、歯車箱45内の潤滑油は、この環状の隙間部分に露出しているフィルタ57の部分を通って、オイルシール56とフィルタ57との間に流入できるようになっている。
この実施例では、フィルタ57は一方の側面に補強板58を有することにより、後述するように潤滑油の圧力によるフィルタ57の変形を抑えることができ、フィルタ57を薄くすることができる。
この実施例では、ウォームホイール48側からオイルシール56側へは、補強板58の中心孔の内周面と出力軸49の外周面との間の環状の隙間部分に露出しているフィルタ57の部分のみで潤滑油の流通およびろ過機能を有するが、補強板58にその剛性を損なわない範囲で、透孔やスリットを形成することによって、潤滑油の有効なろ過面積が増加し、フィルタ57の目詰まりを生じにくくすることができる。
また、図9において詳細に示すように、フィルタ57と軸受51との間で、一方の軸受ブラケット44の部分を半径方向内側に延長し、この延長部分44aの内周面と出力軸49の外周面との間に隙間Δを形成している。また、この延長部分44aと軸受51との間には隙間δを有する。そして、この軸受ブラケット44の延長部分44aは、フィルタ57に隣接してフィルタ57より軸受51側に位置し、攪拌されて飛散する潤滑油の圧力を低減する圧力低減部を構成している。
上述したように、出力軸49の軸封部構造は、オイルシール56とフィルタ57と一方の軸受ブラケット44の延長部分44a(圧力低減部)とから構成されている。
次に、上記のような構成の実施例2に係るギヤードモータ31の軸封部構造の作用について説明する。
モータ部32が駆動されると、モータ軸34に連結されたウォーム軸47が回転し、ウォーム軸47に形成されたウォーム46およびこのウォーム46に噛み合っているウォームホイール48が回転し、ウォームホイール48に連結された出力軸49が減速されて回転する。モータ軸34の回転中は、ウォーム46およびウォームホイール48の回転により、軸受箱45内の潤滑油は撹拌される。ウォーム46とウォームホイール48の噛み合い部はこの撹拌によって飛散する潤滑油により潤滑される。この際、ウォーム46とウォームホイール48の噛み合いにより摩耗粉が発生し、この摩耗粉は潤滑油に混入している。
ウォーム46およびウォームホイール48の回転により攪拌されて飛散する潤滑油は、ウォーム軸47の周囲に到達する。このウォーム軸47の周囲に到達する潤滑油は、軸受50を経てリング55と軸受50との間の隙間δに流入する。隙間δに流入する潤滑油の圧力は、リング55(圧力低減部)によって低減され、潤滑油の圧力がオイルシール52に直接作用することはなく、オイルシール52のリップ52aが潤滑油の圧力により変形することを防いでいる。圧力が低減された潤滑油はリング55の内周面とウォーム軸47の外周面との間の隙間Δを通過してフィルタ53に到達し、さらにフィルタ53を透過する際にろ過されて摩耗粉が取り除かれる。そして、フィルタ53によりろ過されて摩耗粉が取り除かれた清浄な潤滑油が、オイルシール52のリップ52aとウォーム軸47との摺動部に供給され、この摺動部が適切に潤滑される。これによって、摩耗粉によるオイルシール52のリップ52aの摩耗と、潤滑油の圧力によるオイルシール52のリップ52aの変形とを低減することができる。
また、薄板状のフィルタ53は両側面に補強板54を有しているので、潤滑油の圧力により変形することを防止できる。したがって、潤滑油の圧力によるフィルタ53の変形が防止されることにより、摩耗粉が混入した潤滑油がオイルシール52のリップ52aとウォーム軸47との摺動部に侵入することが防止できる。
さらに、ウォーム46およびウォームホイール48の回転により攪拌されて飛散する潤滑油は、出力軸49の周囲にも到達する。この出力軸49の周囲に到達する潤滑油は、軸受51を経て一方の軸受ブラケット44の延長部分44aと軸受51との間の隙間δに流入する。隙間δに流入する潤滑油の圧力は、一方の軸受ブラケット44の延長部分44a(圧力低減部)によって低減され、潤滑油の圧力がオイルシール56に直接作用することはなく、オイルシール56のリップ56aが潤滑油の圧力により変形することを防いでいる。圧力が低減された潤滑油は延長部分44aの内周面と出力軸49の外周面との間の隙間Δを通過してフィルタ57に到達し、さらにフィルタ57を透過する際にろ過されて摩耗粉が取り除かれる。そして、フィルタ57によりろ過されて摩耗粉が取り除かれた清浄な潤滑油が、オイルシール56のリップ56aと出力軸49との摺動部に供給され、この摺動部が適切に潤滑される。これによって、摩耗粉によるオイルシール56のリップ56aの摩耗と、潤滑油の圧力によるオイルシール56のリップ56aの変形とを低減することができる。
また、薄板状のフィルタ57は一方の側面に補強板58を有しているので、潤滑油の圧力により変形することを防止できる。したがって、潤滑油の圧力によるフィルタ57の変形が防止されることにより、摩耗粉が混入した潤滑油がオイルシール56のリップ56aと出力軸49との摺動部に侵入することが防止できる。
上記のような構成の実施例2に係るギヤードモータ31の軸封部構造によれば、次のような効果を有する。
ウォーム軸47の周囲に到達する潤滑油は、軸受50を経てリング55と軸受50との間の隙間δに流入する。隙間δに流入する潤滑油の圧力は、リング55(圧力低減部)によって低減され、潤滑油の圧力がオイルシール52に直接作用することはなく、オイルシール52のリップ52aが潤滑油の圧力により変形することを防いでいる。圧力が低減された潤滑油はリング55の内周面とウォーム軸47の外周面との間の隙間Δを通過してフィルタ53に到達し、さらにフィルタ53を透過する際にろ過されて摩耗粉が取り除かれる。そして、フィルタ53によりろ過されて摩耗粉が取り除かれた清浄な潤滑油が、オイルシール52のリップ52aとウォーム軸47との摺動部に供給され、この摺動部が適切に潤滑される。これによって、摩耗粉によるオイルシール52のリップ52aの摩耗と、潤滑油の圧力によるオイルシール52のリップ52aの変形とを低減することができる。また、薄板状のフィルタ53は両側面に補強板54を有しているので、潤滑油の圧力により変形することを防止できる。したがって、潤滑油の圧力によるフィルタ53の変形が防止されることにより、摩耗粉が混入した潤滑油がオイルシール52のリップ52aとウォーム軸47との摺動部に侵入することが防止できる。その結果、オイルシール52の長寿命化を図ることができ、ひいてはギヤードモータ31の長寿命化を図ることができる。
さらに、出力軸49の周囲に到達する潤滑油は、軸受51を経て一方の軸受ブラケット44の延長部分44aと軸受51との間の隙間δに流入する。隙間δに流入する潤滑油の圧力は、一方の軸受ブラケット44の延長部分44a(圧力低減部)によって低減され、潤滑油の圧力がオイルシール56に直接作用することはなく、オイルシール56のリップ56aが潤滑油の圧力により変形することを防いでいる。圧力が低減された潤滑油は延長部分44aの内周面と出力軸49の外周面との間の隙間Δを通過してフィルタ57に到達し、さらにフィルタ57を透過する際にろ過されて摩耗粉が取り除かれる。そして、フィルタ57によりろ過されて摩耗粉が取り除かれた清浄な潤滑油が、オイルシール56のリップ56aと出力軸49との摺動部に供給され、この摺動部が適切に潤滑される。これによって、摩耗粉によるオイルシール56のリップ56aの摩耗と、潤滑油の圧力によるオイルシール56のリップ56aの変形とを低減することができる。また、薄板状のフィルタ57は一方の側面に補強板58を有しているので、潤滑油の圧力により変形することを防止できる。したがって、潤滑油の圧力によるフィルタ57の変形が防止されることにより、摩耗粉が混入した潤滑油がオイルシール56のリップ56aと出力軸49との摺動部に侵入することが防止できる。その結果、オイルシール56の長寿命化を図ることができ、ひいてはギヤードモータ31の長寿命化を図ることができる。
なお、上記実施例1,2においては潤滑油として潤滑油を使用する例(オイルバス潤滑式)を示しているが、本発明の歯車減速機の軸封部構造は潤滑油としてグリースを使用する場合(グリースバス潤滑式)にも適用することができる。
また、上記実施例1,2はギヤードモータに適用した例を示しているが、本発明の歯車減速機の軸封部構造は単体の歯車減速機にも適用することができる。
本発明の実施例1に係るギヤードモータの一部断面を含む正面図である。 図1に示す枠A内の要部断面図である。 図1に示すギヤードモータの一部断面を含む側面図である。 図3に示す枠B内の要部断面図である。 図3に示す枠C内の要部断面図である。 本発明の実施例2に係るギヤードモータの一部断面を含む正面図である。 図6に示す枠D内の要部断面図である。 図6に示すギヤードモータの一部断面を含む側面図である。 図8に示す枠E内の要部断面図である。
1 ギヤードモータ
2 モータ部
3 負荷側軸受ブラケット
3a 延長部分(圧力低減部)
4 モータ軸(入力軸)
5 フレーム
6 負荷側軸受
7 ウォーム
8 オイルシール
8a リップ
8b ちりよけ
8c ガータばね
9 フィルタ
10 補強板
12 減速機部
13 ギヤケース
13a 延長部分(圧力低減部)
13’ 軸受ブラケット
13’a 延長部分(圧力低減部)
14 歯車箱
15 ウォームホイール
16 出力軸
17,17’ 軸受
18,18’ オイルシール
18a,18’a リップ
18b,18’b ちりよけ
18c,18’c ガータばね
19,19’ フィルタ
20,20’ 補強板
31 ギヤードモータ
32 モータ部
33 負荷側軸受ブラケット
34 モータ軸(入力軸)
35 フレーム
36 負荷側軸受
42 減速機部
43 ギヤケース
44 軸受ブラケット
44a 延長部分(圧力低減部)
45 歯車箱
46 ウォーム
47 ウォーム軸
48 ウォームホイール
49 出力軸
50 軸受
51 軸受
52 オイルシール
52a リップ
52b ちりよけ
52c ガータばね
53 フィルタ
54 補強板
55 リング(圧力低減部)
56 オイルシール
56a リップ
56b ちりよけ
56c ガータばね
57 フィルタ
58 補強板
Δ 隙間
δ 隙間

Claims (2)

  1. 歯車箱内に歯車減速機構を内蔵し、前記歯車箱内に前記歯車減速機構を潤滑する潤滑油を封入し、前記歯車減速機構を構成する回転軸からの前記潤滑油の漏洩をオイルシールによりシールする歯車減速機の軸封部構造において、
    前記歯車減速機の軸封部構造は前記オイルシールと、前記潤滑油をろ過するフィルタと、前記回転軸の外周面に隙間を介して対向し前記潤滑油の圧力を低減する圧力低減部とから構成され、
    前記圧力低減部が、前記オイルシールより前記歯車減速機構に近い側で前記歯車箱の延長部分と前記回転軸の外周面の円筒部分とが一定の間隙と長さ有して対向する潤滑油流路として形成され、
    前記フィルタが、前記潤滑油流路として形成された圧力低減部に隣接して配置され、前記オイルシールと前記圧力低減部との間に位置して前記圧力低減部に接するとともに、前記回転軸の外周面の円筒部分に回転自在に密着するように設けられていることを特徴とする歯車減速機の軸封部構造。
  2. 前記フィルタが、前記オイルシール側の側面に補強板を有することを特徴とする請求項1記載の歯車減速機の軸封部構造。
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