JP2018108789A - 車両用バッテリー保持構造 - Google Patents
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Abstract
Description
また、上述した従来の車両用バッテリー保持構造は、走行時の車両幅方向の動きに対してバッテリーの動きを抑制することができないので、バッテリーがバッテリーバンドの保持から外れて車両幅方向に動き、バッテリーがバッテリーバンドにより削られてしまうという懸念を有していた。
したがって、本発明の車両用バッテリー保持構造においては、車両走行中の車体に発生する振動や後突時の衝撃による慣性力で車両前後方向に移動しようとするバッテリーの前面側突起形状部及び側面側突起形状部とバッテリー保持部材の前面保持部及び側面保持部とが外れにくくなっているので、バッテリーがバッテリートレイから外れてしまう不具合を防止することができ、バッテリーをバッテリートレイに長期間にわたり安定して保持することができる。
図1〜図7は本発明の実施形態に係る車両用バッテリー保持構造を示すものである。なお、図において、矢印Fr方向は車両前方を示し、矢印U方向は車両上方を示している。また、矢印X方向は車両幅方向を示し、矢印Y方向は車両前後方向を示している。
本実施形態のバッテリー1の下部周囲であって、前面下部1a、後面下部1b及び左右両側の側面下部1cには、外側へ突出する突起形状部11,12,13がそれぞれ設けられている。そして、バッテリー1は、車体側に取付けられたバッテリートレイ2に載せられ、この状態で、前面下部1a及び後面下部1bに設けられた前面側突起形状部11及び後面側突起形状部12が固定されるとともに、側面下部1cに設けられた側面側突起形状部13が固定されることにより、バッテリートレイ2に保持されるようになっている。
バッテリー保持部材3の本体部31には、締付ボルト7のねじ部を挿入する2個のボルト孔31aが設けられ、バッテリートレイ2の底面部2aには、締付ボルト7のねじ部を挿入する取付孔21がボルト孔31aと対応する位置に設けられている。溶接ナット8は、取付孔21が設けられた底面部2aの下面に溶接などにより固着されている。
したがって、バッテリー1の前面側突起形状部11は、バッテリー保持部材3の前面保持部32の設置面部32bを前面側突起形状部11の水平面部11aに載せ、前面当接部32aをバッテリー1の前面下部1aに当接させた状態で締付ボルト7及び溶接ナット8を締結し、本体部31をバッテリートレイ2の底面部2aに固定することによって、保持されるように構成されている。
したがって、バッテリー1の側面側突起形状部13は、バッテリー保持部材3の側面保持部33の側面当接部33aを側面側突起形状部13の斜面部13aに載せて当接させ、側面規制部33bをバッテリー1の側面下部1cに近接させて配置するとともに、フランジ部33cを樹脂製バッテリートレイ6の側面部6bの外側に近接させて配置した状態で締付ボルト7及び溶接ナット8を締結し、本体部31をバッテリートレイ2の底面部2aに固定することによって、保持されるように構成されている。
したがって、バッテリー1の後面側突起形状部12は、バッテリートレイ2の係止形状部22の後面当接部22aを後面側突起形状部12の斜面部12aに当接させ、凹形状部22bを後面側突起形状部12の縦壁部12bの外側に隣接させて配置することによって、保持されるように構成されている。
さらに、バッテリートレイ2の車両後方側端部の上部には、図1及び図7に示すように、車両幅方向に沿って延びるバッテリートレイメンバー5が設けられており、該バッテリートレイメンバー5は、左右両側のバッテリートレイリンフォースメント4に掛け渡されている。しかも、バッテリートレイメンバー5は、図7の一点鎖線で示すように、後突時にバッテリー1の車両後方への回転を抑制するために、上下中心位置Cがバッテリー1の重心G位置の高さH以上の高さに配置されている。また、バッテリートレイメンバー5は、当該メンバ5の剛性を向上させ、平面形状よりも薄肉化が可能なハット型形状に形成されており、突出した上下中間部分がバッテリー1側に位置するように配置されている。
まず、バッテリートレイリンフォースメント4、バッテリートレイメンバー5等を含むバッテリートレイ2を図外の車体側に取付ける。そして、車体側に取付けられたバッテリートレイ2の底面部2aの所定位置に樹脂製バッテリートレイ6を介してバッテリー1を載せ、バッテリートレイ2の車両後方側に位置する係止形状部22の後面当接部22aをバッテリー1の後面側突起形状部12の斜面部12aに当接させる。
しかる後、バッテリー保持部材3のボルト孔31a及びバッテリートレイ2の取付孔21を介して締付ボルト7を溶接ナット8に螺合させて締結し、本体部31をバッテリートレイ2の底面部2aに固定すれば、バッテリー1の前面側突起形状部11は、バッテリー保持部材3の前面保持部32に押え付けられて保持され、バッテリー1の後面側突起形状部12はバッテリートレイ2の車両後方側に位置する係止形状部22に押し付けられて保持されるとともに、バッテリー1の側面側突起形状部13は、バッテリー保持部材3の側面保持部33に押え付けられて保持され、作業が終了することになる(図1〜図3及び図7参照)。
したがって、側面保持部33の側面当接部33aが側面側突起形状部13の斜面部13aを保持することによって、バッテリー1とバッテリー保持部材3との位置決めが容易となるので、バッテリー1をバッテリートレイ2に確実に保持することができる。また、側面保持部33が車両前方視で略S字形状の断面を有することで、側面保持部33の強度が向上し、バッテリー1の車両幅方向の動きが側面規制部33bにより規制されているので、外部から荷重がバッテリー保持部材3に加わった場合に、側面保持部33の変形を抑制することが可能となり、車体振動などによりバッテリー1が車両幅方向に揺れ動くのを確実に防止し、バッテリー1とバッテリー保持部材3とが擦れて削れてしまう可能性を低減させることができる。
したがって、後面側突起形状部12の斜面部12aが係止形状部22の後面当接部22aに当接した状態で保持されることになるので、バッテリー1の後面下部1bをバッテリートレイ2に位置決めしながら確実に保持することができる。また、係止形状部22の剛性及び強度が凹形状部22bの存在によって向上しているので、後突時の衝撃による慣性力でバッテリー1が車両後方に移動した際の係止形状部22の変形を防ぐことができる。しかも、凹形状部22bが後面側突起形状部12の縦壁部12bに隣接して配置されているので、凹形状部22bがバッテリー1の後面側突起形状部12のストッパーとして働き、バッテリー1が車両後方に大きく移動しないようにすることができる。さらに、バッテリー1の車両方向への移動量が小さくなるため、衝突時の慣性力で生じる係止形状部22に掛かる衝撃荷重を低減させ、係止形状部22の変形が発生しにくくすることができ、バッテリー1がバッテリートレイ2から外れる可能性を小さくすることができる。
例えば、既述の実施の形態における保持構造では、バッテリートレイ2の底面部2aに2箇所でボルト締結されているが、本体部31の締結箇所は、2箇所である必要はなく、本体部31の大きさなどに対応して、1箇所もしくは3箇所以上であっても良い。
1a 前面下部
1b 後面下部
1c 側面下部
2 バッテリートレイ
2a 底面部
2b 側面部
3 バッテリー保持部材
4 バッテリートレイリンフォースメント
5 バッテリートレイメンバー
6 樹脂製バッテリートレイ
6a 底面部
6b 側面部
7 締付ボルト
8 溶接ナット
11 前面側突起形状部
11a 水平面部
11b 縦壁部
12 後面側突起形状部
12a 斜面部
12b 縦壁部
13 側面側突起形状部
13a 斜面部
13b 縦壁部
21 取付孔
22 係止形状部
22a 後面当接部
22b 凹形状部
31 本体部
31a ボルト孔
32 前面保持部
32a 前面当接部
32b 設置面部
33 側面保持部
33a 側面当接部
33b 側面規制部
33c フランジ部
G バッテリーの重心
Claims (5)
- 車両に搭載されるバッテリーの下部周囲には、外側へ突出する突起形状部が設けられ、車体側に取付けられたバッテリートレイに前記バッテリーを載せ、前記バッテリーの前面下部及び後面下部に設けられた前面側突起形状部及び後面側突起形状部を固定することにより、前記バッテリーが前記バッテリートレイに保持されるようになっている車両用バッテリー保持構造において、
前記バッテリートレイには、前記バッテリーを保持するバッテリー保持部材が設けられ、前記バッテリー保持部材は、前記バッテリーの前面下部に沿って車両幅方向に延びる前面保持部と、前記バッテリーの側面下部に沿って車両前後方向に延びる側面保持部を有しており、
前記バッテリーの前面側突起形状部は、前記バッテリー保持部材の前記前面保持部によって保持され、前記バッテリーの側面下部に設けられた側面側突起形状部の車両前方側は、前記バッテリー保持部材の前記側面保持部によって保持されていることを特徴とする車両用バッテリー保持構造。 - 前記前面保持部と前記側面保持部は、前記バッテリー保持部材の本体部に一体に形成され、前記前面保持部は、前記バッテリーの前面下部の車両幅方向の大きさと同等の幅を有し、前記側面保持部には、前記側面側突起形状部を保持する側面当接部と、前記バッテリーの車両幅方向の動きを規制する側面規制部とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用バッテリー保持構造。
- 前記側面保持部の側面当接部は、前記側面側突起形状部の斜面部と当接する傾斜面状に形成され、下端に車両下方へ延びるフランジ部を有し、前記側面保持部の側面規制部は、前記側面当接部の上端から車両上方へ延び、前記バッテリーの側面に対して平行に近接して位置するフランジ部状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用バッテリー保持構造。
- 前記後面側突起形状部は、斜面部と縦壁部を有し、前記バッテリートレイの車両後方側には、前記後面側突起形状部を保持する係止形状部が設けられ、前記係止形状部は、前記後面側突起形状部の斜面部と当接する後面当接部を有しているとともに、前記後面側突起形状部の縦壁部に隣接して配置され、車両幅方向に間隔を空けて設けられる複数の凹形状部を有していることを特徴とする請求項1〜3に記載の車両用バッテリー保持構造。
- 前記バッテリートレイの車両後方側端部の上部には、車両幅方向に沿って延びるバッテリートレイメンバーが設けられ、前記バッテリートレイメンバーは、前記バッテリーの重心位置以上の高さに配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用バッテリー保持構造。
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JP2019098931A (ja) * | 2017-12-01 | 2019-06-24 | トヨタ自動車株式会社 | バッテリキャリア |
JP2020059354A (ja) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | トヨタ車体株式会社 | 車両用バッテリー取付構造 |
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2017
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