JP6111338B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バンパフェイスにグリルが設けられ、グリルの下方に足払いプレートが設けられ、足払いプレートで衝撃荷重を支える車体前部構造に関する。
車体前部構造のなかには、ラジエータの上部に支持部材が設けられ、支持部材にラジエータグリルの上端部がクリップで取り付けられ、ラジエータグリルの下端部に脆弱部が設けられ、脆弱部がバンパビームの前方に配置されたものが知られている。
ラジエータグリルはバンパフェイスで車体前方から覆われている。
この車体前部構造によれば、車体前方からバンパフェイスに障害物が衝突した場合に、ラジエータグリルの脆弱部がバンパビームに当接して変形することにより衝撃荷重を吸収することができる(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、ラジエータグリルをバンパビームより下方に配置することが考えられる。この状態において、車体前方からバンパフェイスに障害物が衝突した場合、バンパフェイスの車体後方にバンパビームが設けられていないので、冷却部材にラジエータグリルが当たって冷却部材が損傷することが考えられる。
この対策として、ラジエータグリルをバンパフェイスにねじ(ねじ部材やタッピングスクリュー)で確実に固定することが考えられる。しかし、バンパフェイスにボス部を形成し、ボス部にねじ部材をインサート成形するとボス部が肉厚になる。あるいは、タッピングスクリューをねじ込むボス部をバンパフェイスに形成する場合もボス部が肉厚になる。
このため、バンパフェイスを成形する際に、バンパフェイスの表面(ボス部に相当する部位)にひけ(くぼみ)が生じ、車両の外見性を確保することが難しい。
WO2011/104853号公報
本発明は、冷却部材の損傷を防ぐことができ、さらに、車両の外見性を確保することができる車体前部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、バンパフェイスの車幅方向中央にアッパグリルおよびロアグリルが上下に設けられ、前記ロアグリルの下方に足払いプレートが設けられ、前記足払いプレートで衝撃荷重を支える車体前部構造において、前記アッパグリルの下端部に車体後方から前記バンパフェイスが重ね合わされ、該バンパフェイスに前記ロアグリルの上端部が車体後方から重ね合わされ、前記ロアグリルの上端部が前記バンパフェイスに締結部材で締結され、前記ロアグリルの下端部が前記バンパフェイスに係止爪で係止され、前記ロアグリルの下端部および前記足払いプレートにおいて前記バンパフェイスで車体前方から覆われるように設けられ、前記ロアグリルの下端部が車体後方に移動することを抑制する移動抑制手段を備えた車体前部構造が提供される。
請求項2に係る発明では、好ましくは、前記移動抑制手段は、前記足払いプレートに設けられたストッパ部材と、前記ロアグリルの下端部に設けられ、前記ストッパ部材に車体前方から係止可能な係止部と、を備え、前記ストッパ部材は、前記足払いプレートの上部から前記ロアグリルの下端部に向けて立ち上げられ、車体前後方向に向けて延びる脚部と、該脚部の上端部から車幅方向に延びる頂部と、を有し、前記脚部および前記頂部で車体前方視において略T字状に形成され、前記係止部は、前記ロアグリルの下端部に設けられ、前記頂部に車体前方から嵌合可能に断面略U字状に形成され、かつ、前記脚部に嵌合可能な嵌合凹部が形成された係止爪を有する。
請求項3に係る発明では、好ましくは、前記ストッパ部材は、前記足払いプレートの水平上部に設けられ、車体前方に向けて開口する開口部が形成されている。
請求項4に係る発明では、好ましくは、前記係止部は、前記ロアグリルの下端部のうち、該下端部および前記ロアグリルの側部が交差する下角部の近傍に設けられている。
請求項5に係る発明では、好ましくは、前記足払いプレートは、前記足払いプレートの水平上部において、前記ストッパ部材の車幅方向内側で、かつ、前記ストッパ部材の後方部位から前記下端部まで立ち上げられた縦壁を有する。
請求項1に係る発明では、ロアグリルの下端部および足払いプレートに移動抑制手段を備え、移動抑制手段でロアグリルの下端部が車体後方に移動することを抑制するようにした。
よって、例えば、車体前方からバンパフェイスに障害物が衝突して、ロアグリルの下端部が係止爪から外れた場合でも、移動抑制手段でロアグリルの下端部が車体後方に移動することを阻止できる。
ロアグリルの下端部の移動を抑制することにより、ロアグリルの上端部(すなわち、締結部材)を支点にしてロアグリルが車体後方に揺動することを防止できる。これにより、ロアグリルの下端部が冷却部材に当たらないように保持して冷却部材の損傷を防ぐことができる。
さらに、移動抑制手段をバンパフェイスで車体前方から覆うようにした。これにより、移動抑制手段を車体外部から見えないようにバンパフェイスで隠すことができるので、車両の外見性を確保することができる。
請求項2に係る発明では、足払いプレートにストッパ部材を備え、ストッパ部材を略T字状に形成した。また、ロアグリルの下端部に係止部を備え、係止部の嵌合凹部をストッパ部材の脚部に嵌合させるようにした。
係止部の嵌合凹部をストッパ部材の脚部に嵌合させることにより、係止部をストッパ部材に確実に係止することができる。これにより、ロアグリルの下端部が車体後方に移動することをストッパ部材(すなわち、足払いプレート)で確実に阻止することができる。
請求項3に係る発明では、足払いプレートの水平上部にストッパ部材を設けた。これにより、足払いプレートをストッパ部材で補強し、足払いプレートの剛性を確保することができる。
また、足払いプレートの水平上部にストッパ部材を設け、ストッパ部材に開口部を形成した。開口部は車体前方に向けて開口されている。よって、足払いプレートを射出成形する際に、開口部をスライド型で成形することができる。
これにより、足払いプレートを射出成形で容易に一体に成形することができる。
請求項4に係る発明では、ロアグリルの下端部のうち下角部の近傍に係止部を設けた。ロアグリルの下角部は比較的剛性の高い部位である。よって、ロアグリルの下角部に係止部を設けることにより、係止部の剛性を確保することができる。
これにより、係止部をストッパ部材に嵌合させることにより、ロアグリルの下端部が車体後方に移動することを確実に阻止できる。
請求項5に係る発明では、足払いプレートに縦壁を設け、縦壁をストッパ部材の車幅方向内側で、かつ、ストッパ部材の後方部位からロアグリルの下端部まで立ち上げた。
よって、ロアグリルの下端部がストッパ部材の後方に移動した場合に、ロアグリルの下端部で縦壁を支えることができる。これにより、ロアグリルの下端部が車体後方に移動することを一層確実に阻止できる。
本発明に係る車体前部構造を示す正面図である。 図1の車体前部構造からバンパフェイスや上下のグリルなどを除去した状態を示す斜視図である。 図2の3−3線で破断した図であり、破断した図にバンパフェイスや上下のグリルなどを取り付けた状態を示す断面図である。 図3の4部拡大図である。 図1のロアグリルを車内側から見た状態を示す背面図である。 図4の6−6線断面図である。 本発明に係るバンパフェイスおよびロアグリルを車内側から見た状態を斜視図である。 (a)は図7の8a−8a線断面図、(b)は図7の8b−8b線断面図である。 図4の9部拡大図である。 本発明に係る移動抑制手段を示す斜視図である。 図2の11部拡大図である。 図10の移動抑制手段を示す分解斜視図である。 本発明に係る移動抑制手段でロアグリルの下端部が車体後方に移動することを阻止する例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、本書及び図面において、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向を表す。
実施例に係る車体前部構造10について説明する。
図1、図2に示すように、車体前部構造10は、車体の左右側に設けられた左右のフロントサイドフレーム12と、左右のフロントサイドフレーム12間に設けられたフロントバルクヘッド13と、左右のフロントサイドフレーム12の車幅方向外側に設けられた左右のアッパメンバ14と、左右のフロントサイドフレーム12の前端部12aに架け渡されたバンパビーム16とを備えている。
さらに、車体前部構造10は、バンパビーム16に設けられたセーフティプレート17と、フロントバルクヘッド13のロアビーム33に設けられた足払いプレート18と、セーフティプレート17および足払いプレート18の車体前方に設けられたバンパフェイス19と、バンパフェイス19に設けられたアッパグリル21およびロアグリル22と、ロアグリル22(特に、下端部22a)の車体後方への移動を抑制する左右側の移動抑制手段25とを備えている。
左右側の移動抑制手段25は左右対称な部材なので、以下左側の移動抑制手段25について説明し、右側の移動抑制手段25の説明を省略する。
セーフティプレート17は、バンパビーム16の中央に設けられた中央セーフティ部27と、バンパビーム16の左右側に設けられた左右のセーフティ部28とを備えている。
このセーフティプレート17は、車両の走行中に、車体の前方や斜め前方から障害物が衝突した場合に、車体の前方や斜めから入力した衝撃荷重を吸収可能に形成されている。
足払いプレート18は、ロアグリル22の下方に設けられ、車体の前方や斜め前方から入力した衝撃荷重を支える部材である。この足払いプレート18は、車両の走行中に、車体の前方や斜め前方から障害物が衝突した場合に、障害物が車体下部に巻き込まれることを防止して障害物を保護可能に形成されている。
フロントバルクヘッド13は、左フロントサイドフレーム12の前端部12aに設けられた左ステイ31と、右フロントサイドフレーム12の前端部12aに設けられた右ステイ31と、左ステイ31の上端部31aおよび右ステイ31の上端部31aに架け渡されたアッパビーム32と、左ステイ31の下端部31bおよび右ステイ31の下端部31bに架け渡されたロアビーム33とを備えている。
このフロントバルクヘッド13は、左右のステイ31、アッパビーム32およびロアビーム33で略矩形枠状に形成されている。
図3に示すように、フロントバルクヘッド13で形成された矩形枠状の内部に冷却部材35(例えば、ラジエータ、エアコンデンサなど)が設けられている。冷却部材35は、バンパビーム16の下方の下半部35aがロアグリル22に対して所定間隔をおいて車体後方に配置されている。
図1に戻って、バンパフェイス19は、セーフティプレート17および足払いプレート18(図2参照)の車体前方に設けられることにより車両の外観性を確保する装飾部材である。
バンパフェイス19は、車幅方向中央に形成されたアッパ開口部37と、アッパ開口部37の下側に形成されたロア開口部38と、アッパ開口部37およびロア開口部38を上下に仕切る仕切部39(図4、図5参照)とを有する。
アッパ開口部37にアッパグリル21が設けられ、ロア開口部38にロアグリル22が設けられている。
バンパフェイス19の左右側にフォグガーニッシュ41が設けられている。
アッパグリル21は、正面視略逆台形状に形成されている。
図3、図4に示すように、アッパグリル21は、上端部21aが装飾グリル23に係止され、下端部21bがロアグリル22の上端部22bに係止爪43(図5参照)で係止されている。
さらに、アッパグリル21は、図1に示すように、左側部21cがアッパ開口部37の左側縁37aに係止され、右側部21dがアッパ開口部37の右側縁37bに係止されている。
図3、図4に戻って、アッパグリル21の下端部21bに、バンパフェイス19の仕切部39が車体後方から重ね合わされている。換言すれば、仕切部39がアッパグリル21の下端部21bで車体前方から覆われている。
図5に示すように、ロアグリル22は、正面視略矩形状に形成されている(図1も参照)。ロアグリル22は、バンパフェイス19に車体後方から取り付けられている。
すなわち、図4、図6に示すように、ロアグリル22は、上端部22bがバンパフェイス19の仕切部39に車体後方から重ね合わされ、仕切部39に上端部22bが複数のボルト45、複数のナット46などの締結部材で締結されている(図5も参照)。
複数のボルト45は、アッパグリル21の下端部21bで車体前方側から覆われている。よって、アッパグリル21の下端部21bでボルト45が車体前方側から見えないように隠されている。
実施例では、締結部材としてボルト45、ナット46を例示したが、これに限定するものではなく、締結部材としてタッピングスクリュー、ボス部を用いることも可能である。
例えば、バンパフェイス19の仕切部39から車体前方に向けてボス部を形成し、ロアグリル22の上端部22bの車体後方側からタッピングスクリューを上端部22bに貫通させ、貫通させたねじ部をボス部にねじ込みことにより上端部22bを仕切部39に締結することも可能である。
また、図7、図8に示すように、ロアグリル22は、下端部22aに車体後方へ向けて凹む溝部47が形成され、溝部47の底部47aに下係止孔51が形成されている。さらに、ロアグリル22の下端部22aには、下係止孔51の下側に弾性変形可能なリップ部48が形成されている。
ロアグリル22の溝部47に、バンパフェイス19のロア開口部38の下周縁38a(図1も参照)が嵌合されている。この状態において、下周縁38aの下係止爪52が下係止孔51に車体前方側から係止されている。
すなわち、下周縁38aの下係止爪52でリップ部48を弾性変形させながら、下係止爪52が下係止孔51に差し込まれる。下係止爪52が差し込まれることにより、下係止爪52が下係止孔51の上縁51aに係止される。
よって、ロアグリル22の下端部22aが下係止爪52で下周縁38a(すなわち、バンパフェイス19)に係止されている。
同様に、ロアグリル22は、右側部22cの右係止孔54に、ロア開口部38の右周縁38bの右係止爪55が車体前方側から係止されている。
また、図1、図5に示すように、左側部22dの左係止孔に、ロア開口部38の左周縁38cの左係止爪58が車体前方側から係止されている。
これにより、ロアグリル22がバンパフェイス19に車体後方から取り付けられている。
図3に戻って、ロアグリル22の下方まで足払いプレート18が張り出されている。具体的には、足払いプレート18がフロントバルクヘッド13のロアビーム33からロアグリル22の下方まで車体前方に向けて水平に張り出されている。この足払いプレート18は、前端部に張出部62が形成されている。
これにより、足払いプレート18の張出部62が、ロアグリル22の下端部22aの下方に配置されている。
図9に示すように、ロアグリル22の下端部22aおよび足払いプレート18の張出部62に移動抑制手段25が設けられている。
移動抑制手段25は、バンパフェイス19で車体前方から覆われるように設けられている。
これにより、移動抑制手段25を車体外部から見えないようにバンパフェイス19で隠すことができるので、車両の外見性を確保することができる。
移動抑制手段25は、足払いプレート18の張出部62に設けられた左右のストッパ部材65と、ロアグリル22の下端部22aに設けられた左右の係止部66(左係止部66は図示せず)とを備えている。
この移動抑制手段25は、ストッパ部材65に係止部66が係合することによりロアグリル22の下端部22aが車体後方に移動することを抑制(阻止)するように構成されている。
右側のストッパ部材65と左側のストッパ部材65とは左右対称の部材であり、以下右側のストッパ部材65について説明して左側のストッパ部材65の説明を省略する。
また、右側の係止部66と左側の係止部66とは左右対称の部材であり、以下右側の係止部66について説明して左側の係止部66の説明を省略する。
図9、図10に示すように、張出部62は、ロアグリル22の下端部22aに対峙する水平上部71と、水平上部71の後端部71aに設けられた立上壁72と、水平上部71の裏面71bおよび立上壁72の裏面72aに架け渡された縦リブ73と、縦リブ73に交差するように設けられた横リブ74とを有する。
縦リブ73は車体前後方向に向けて張り出された補強用のリブである。横リブ74は車幅方向に向けて形成された補強用のリブである。
図7、図11に示すように、ストッパ部材65は、足払いプレート18の水平上部71に設けられている。具体的には、右側のストッパ部材65は、水平上部71において、ロアグリル22の右下角部76近傍に対応する右部位71cに設けられている。
また、左側のストッパ部材65は、ロアグリル22の左下角部77(図5参照)近傍に対応する左部位71dに設けられている。
右下角部76は、ロアグリル22の下端部22aのうち、下端部22aおよびロアグリル22の右側部22cが交差する部位である。
左下角部77は、図5に示すように、ロアグリル22の下端部22aのうち、下端部22aおよびロアグリル22の左側部22dが交差する部位である。
以下、右側のストッパ部材65をストッパ部材65として説明する。
図9、図10に示すように、ストッパ部材65は、立上壁72の上端72bからロアグリル22の下端部22aに向けて立ち上げられた上立上壁81と、横リブ74の上端74aからロアグリル22の下端部22aに向けて立ち上げられた上横リブ82と、縦リブ73の上端73a(張出部62の水平上部71の近傍、足払いプレート18の上部)からロアグリル22の下端部22aに向けて立ち上げられた脚部83と、脚部83の上端部83aから車幅方向に延びる頂部84とを有する。
図12に示すように、頂部84は、上立上壁81の上端81aおよび上横リブ82の上端82aに連結されている。この頂部84は、車幅方向に延び、かつ、車体前後方向に向けて延びるように略水平に形成されている。
脚部83は、頂部84に向けて直交するように上向きに張り出され、かつ、車体前後方向に向けて延びるように形成されている。
よって、脚部83および頂部84でストッパ部材65が車体前方視において略T字状に形成されている。
すなわち、ストッパ部材65は、張出部62の水平上部71に設けられ、車体前方に向けて開口する開口部86が形成されている。よって、足払いプレート18を射出成形する際に、開口部86をスライド型で成形することができる。
これにより、足払いプレート18を射出成形で容易に一体に成形することができる。
さらに、足払いプレート18の水平上部71にストッパ部材65を設けることにより、足払いプレート18をストッパ部材65で補強し、足払いプレート18の剛性を確保できる。
図7、図11に戻って、足払いプレート18は、水平上部71において右側の縦壁88と、左側の縦壁88とを有する。
右側の縦壁88は、水平上部71において、右側のストッパ部材65に隣接してストッパ部材65の車幅方向内側に設けられている。さらに、右側の縦壁88は、右側のストッパ部材65の後方部位71eからロアグリル22の下端部22aに重なる位置まで立ち上げられている(図9も参照)。
この縦壁88は、バンパフェイス19で車体前方から覆われるように設けられている。
左側の縦壁88は、右側の縦壁88と左右対称の部材であり、左側の縦壁88の説明で右側の縦壁88に代える。
ここで、足払いプレート18の水平上部71に縦壁88を設けた理由については後述する。
図10、図12に示すように、右側の係止部66は、右下角部76(図7も参照)近傍に設けられている。左側の係止部66は、左下角部77(図5参照)の近傍に設けられている。
以下、右側の係止部66を係止部66として説明する。
係止部66は、ロアグリル22の右下角部76からストッパ部材65に向けて下方に延出されている。この係止部66は、ロアグリル22の右下角部76から下方に延びる係止脚部91と、係止脚部91の下端部に設けられた係止爪92と、係止爪92を補強する一対の爪リブ93とを有する。
係止爪92は、ロアグリル22の左下角部77から車体前方に突出された上係止片95と、上係止片95の前端から下方に折り曲げられた前係止片96と、前係止片96の下端から車体後方に折り曲げられた下係止片97とを有する。
この係止爪92は、上係止片95、前係止片96および下係止片97で、車体後方に開口された側面視略U字状に形成されている。側面視略U字状に形成された係止爪92が、右ストッパ部材65の頂部84に車体前方から嵌合される。
下係止片97は、車体後方に開口された嵌合凹部98が形成されている。嵌合凹部98は、ストッパ部材65の脚部83に車体前方側から嵌合可能に形成されている。
このように、係止爪92は、頂部84に車体前方から嵌合可能に側面視略U字状に形成され、かつ、脚部83に嵌合可能な嵌合凹部98が形成されている。
脚部83に嵌合凹部98が嵌合されることにより、ストッパ部材65に車体前方から係止部66が確実に係止される。これにより、ロアグリル22の下端部22aが車体後方に移動することをストッパ部材65(すなわち、足払いプレート18)で確実に抑制(阻止)することができる。
また、ロアグリル22の下端部22aのうち左下角部77の近傍に係止部66が設けられている。ロアグリル22の左下角部77は比較的剛性の高い部位である。よって、ロアグリル22の左下角部77に係止部66を設けることにより、係止部66の剛性を確保することができる。
これにより、係止部66をストッパ部材65に嵌合させることにより、ロアグリル22の下端部22aが車体後方に移動することを確実に阻止できる。
さらに、図7、図9に示すように、足払いプレート18の水平上部71に縦壁88が設けられている。縦壁88は、ストッパ部材65の車幅方向内側で、かつ、ストッパ部材65の後方部位71eからロアグリル22の下端部22aまで重なるように立ち上げられている。
よって、ロアグリル22の下端部22aがストッパ部材65の後方に移動した場合に、ロアグリル22の下端部22aを縦壁88で支えることができる。これにより、ロアグリル22の下端部22aが車体後方に移動することを一層確実に阻止できる。
つぎに、移動抑制手段25でロアグリル22の下端部22aが車体後方に移動することを阻止する例を図13に基づいて説明する。
図13に示すように、車体前方からバンパフェイス19に障害物99が衝突してロアグリル22に車体前方から衝撃荷重F1が入力する。
衝撃荷重F1がロアグリル22に入力することにより、ロアグリル22の下端部22aが下係止爪52(図7参照)から外れることが考えられる。さらに、ロアグリル22の右側部22cがバンパフェイス19の右係止爪55(図7参照)から外れ、ロアグリル22の左側部22dがバンパフェイス19の左係止爪58(図5参照)が外れることが考えられる。
この場合、ロアグリル22の下端部22aが車体後方に矢印Aの如く移動する。ロアグリル22の下端部22aが移動することにより、ロアグリル22の係止部66(係止爪92)がストッパ部材65に係合する。これにより、ロアグリル22の下端部22aが車体後方に移動することをストッパ部材65で阻止できる。
ロアグリル22の下端部22aの移動を抑制することにより、ロアグリル22の上端部22bのボルト45を支点にしてロアグリル22が車体後方に揺動することを防止できる。
これにより、ロアグリル22の下端部22aが冷却部材35(具体的には、冷却部材35の下半部35a)に当たらないように保持して冷却部材35の損傷を防ぐことができる。
なお、本発明に係る車体前部構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、足払いプレート18にストッパ部材65を設け、ロアグリル22に係止部66を設けた例について説明したが、これに限るものではなく、足払いプレート18に係止部66を設け、ロアグリル22にストッパ部材65を設けることも可能である。
また、前記実施例で示した車体前部構造、足払いプレート、バンパフェイス、アッパグリル、ロアグリル、移動抑制手段、下係止爪、ストッパ部材、係止部、水平上部、左右の下角部、脚部、頂部、開口部、縦壁および嵌合凹部などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、バンパフェイスにグリルを設け、グリルの下方に足払いプレートを設け、足払いプレートで衝撃荷重を支える車体前部構造を備えた自動車への適用に好適である。
10…車体前部構造、18…足払いプレート、19…バンパフェイス、21…アッパグリル、21b…アッパグリルの下端部、22…ロアグリル、22a…ロアグリルの下端部、22b…ロアグリルの上端部、22c…ロアグリルの右側部(側部)、22d…ロアグリルの左側部(側部)、25…移動抑制手段、45,46…ボルト、ナット(締結部材)、52…下係止爪(係止爪)、65…ストッパ部材、66…係止部、71…水平上部、73a…縦リブの上端(足払いプレートの上部)、76…右下角部(下角部)、77…左下角部(下角部)、83…脚部、83a…脚部の上端部、84…頂部、86…開口部、88…縦壁、92…係止爪、98…嵌合凹部、F1…衝撃荷重。

Claims (5)

  1. バンパフェイスの車幅方向中央にアッパグリルおよびロアグリルが上下に設けられ、前記ロアグリルの下方に足払いプレートが設けられ、前記足払いプレートで衝撃荷重を支える車体前部構造において、
    前記アッパグリルの下端部に車体後方から前記バンパフェイスが重ね合わされ、
    該バンパフェイスに前記ロアグリルの上端部が車体後方から重ね合わされ、
    前記ロアグリルの上端部が前記バンパフェイスに締結部材で締結され、
    前記ロアグリルの下端部が前記バンパフェイスに係止爪で係止され、
    前記ロアグリルの下端部および前記足払いプレートにおいて前記バンパフェイスで車体前方から覆われるように設けられ、前記ロアグリルの下端部が車体後方に移動することを抑制する移動抑制手段を備えたことを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記移動抑制手段は、
    前記足払いプレートに設けられたストッパ部材と、
    前記ロアグリルの下端部に設けられ、前記ストッパ部材に車体前方から係止可能な係止部と、を備え、
    前記ストッパ部材は、
    前記足払いプレートの上部から前記ロアグリルの下端部に向けて立ち上げられ、車体前後方向に向けて延びる脚部と、
    該脚部の上端部から車幅方向に延びる頂部と、を有し、
    前記脚部および前記頂部で車体前方視において略T字状に形成され、
    前記係止部は、
    前記ロアグリルの下端部に設けられ、前記頂部に車体前方から嵌合可能に断面略U字状に形成され、かつ、前記脚部に嵌合可能な嵌合凹部が形成された係止爪を有する、請求項1記載の車体前部構造。
  3. 前記ストッパ部材は、
    前記足払いプレートの水平上部に設けられ、車体前方に向けて開口する開口部が形成された、請求項2記載の車体前部構造。
  4. 前記係止部は、
    前記ロアグリルの下端部のうち、該下端部および前記ロアグリルの側部が交差する下角部の近傍に設けられた、請求項2または請求項3記載の車体前部構造。
  5. 前記足払いプレートは、
    前記足払いプレートの水平上部において、前記ストッパ部材の車幅方向内側で、かつ、前記ストッパ部材の後方部位から前記ロアグリルの下端部まで立ち上げられた縦壁を有する、請求項2〜4のいずれか1記載の車体前部構造。
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