JP2018106750A - 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに所望の情報を提供することができる情報処理システム、情報処理方法、プログラムを提供する。【解決手段】レシピ管理装置30は、提供情報に関する投稿情報を取得する投稿情報編集部(献立編集部331、レシピ編集部332)と、投稿情報を取得したタイミング、又は、投稿情報に含まれる提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報を取得する履歴管理部336と、タイミング情報が示すタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を投稿情報に関する提供情報に関連付けて管理する提供情報編集部(献立編集部331、レシピ編集部332)と、付加情報に基づいて、提供情報を抽出する抽出部335と、を備える。【選択図】図14

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
従来から、日常生活に密着した各種の情報をユーザの端末装置に対してインターネットを介して提供する情報処理システムが提案されている。ユーザに提供される情報として、料理の種類・準備手順等を示すレシピを提供するものがある。例えば、特許文献1には、この献立決定支援装置は、気温、湿度の値をもとにしたレシピを提案するために、気温などの条件を設定したデータを保持する。また、保持される条件は、各料理と対応付けられている。
特開2012−003319号公報
しかしながら、特許文献1に記載の献立決定支援装置においてユーザ所望のレシピを検索するには、種々の条件設定が要求される。そのため、条件設定のための操作が煩雑になりがちである。このことは、情報処理システムから提供される情報が活用されなくなる一因となりうる。
本発明の一態様は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザに所望の情報を提供することができる情報処理システム、情報処理方法、プログラムを提供することを目的の一つとする。
また、本発明の他の態様は、後述する実施形態に記載した作用効果を奏することを可能にする情報処理システム、情報処理方法、プログラムを提供することを目的の一つとする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、提供情報に関する投稿情報を取得する投稿情報編集部と、前記投稿情報を取得したタイミング、又は、前記投稿情報に含まれる前記提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報を取得する履歴管理部と、前記タイミング情報が示すタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理する提供情報編集部と、入力に関する付加情報を示す入力付加情報と、前記付加情報に基づいて、前記提供情報を抽出する抽出部と、を備える情報処理システムである。
また、本発明の一態様は、情報処理システムにおける情報処理方法であって、提供情報に関する投稿情報を取得させる投稿情報編集ステップと、前記投稿情報を取得したタイミング、又は、前記投稿情報に含まれる前記提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報を取得させる履歴管理ステップと、前記タイミング情報が示すタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理させる提供情報編集ステップと、前記付加情報に基づいて、前記提供情報を抽出させる抽出ステップと、を有する情報処理方法である。
また、本発明の一態様は、コンピュータに、提供情報に関する投稿情報を取得させる投稿情報編集ステップと、前記投稿情報を取得したタイミング、又は、前記投稿情報に含まれる前記提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報を取得させる履歴管理ステップと、前記タイミング情報が示すタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理させる提供情報編集ステップと、前記付加情報に基づいて、前記提供情報を抽出させる抽出ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様に係る情報処理システムによれば、ユーザに所望の情報を提供することができる。
第1の実施形態に係る情報処理システムの概要を示す模式図である。 第1の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る献立データのデータ構成を示す図である。 第1の実施形態に係る献立属性データのデータ構成を示す図である。 第1の実施形態に係るレシピデータのデータ構成を示す図である。 第1の実施形態に係るレシピ属性データのデータ構成を示す図である。 第1の実施形態に係る食材データのデータ構成を示す図である。 第1の実施形態に係る料理データのデータ構成を示す図である。 第1の実施形態に係るレポートデータのデータ構成を示す図である。 第1の実施形態に係る履歴データのデータ構成を示す図である。 第1の実施形態に係るユーザデータのデータ構成を示す図である。 第1の実施形態に係るコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るレシピ管理装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るユーザ管理装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る情報処理システムによる献立検索処理の流れを示すシーケンスチャートである。 第1の実施形態に係る情報処理システムによるレシピ検索処理の流れを示すシーケンスチャートである。 第1の実施形態に係る端末装置の表示画面の第1例を示す図である。 第1の実施形態に係る端末装置の表示画面の第2例を示す図である。 第1の実施形態に係る端末装置の表示画面の第3例を示す図である。 第1の実施形態に係る端末装置の表示画面の第4例を示す図である。 第2の実施形態に係る情報処理システムによる選択結果解析処理を示す図である。 第3の実施形態に係る献立属性データのデータ構成を示す図である。 第4の実施形態に係る献立属性データのデータ構成を示す図である。 第5の実施形態に係る献立属性データのデータ構成を示す図である。 第6の実施形態に係る献立属性データのデータ構成を示す図である。 第7の実施形態に係る端末装置の配置の一例を示す図である。 第7の実施形態に係る販促レシピの選択画面の一例を示す図である。 第7の実施形態に係る端末装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第7の実施形態に係るレシピデータデータのデータ構成を示す図である。 第7の実施形態に係る販促データのデータ構成を示す図である。 第7の実施形態に係るレシピ属性データのデータ構成を示す図である。 第7の実施形態に係る計画データのデータ構成を示す図である。 第7の実施形態に係るユーザデータのデータ構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
〔情報処理システム1の概要〕
本発明の第1の実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報処理システム1は、その時点の気温に対応した各種の情報をユーザにネットワークを介して提供するシステムである。情報処理システム1は、例えば、情報の提供形態として情報検索サービスをユーザに提供する情報検索システムである。情報検索サービスは、操作によって生成した文字列の入力に応じて検索結果を返すサービスである。入力される文字列(以下、「入力キーワード」と称する。)の種類、及び、検索結果として出力される情報の種類は任意であってよい。以下では、一例として、入力キーワードが、食材や料理の名称であり、検索結果として出力される情報が、料理のレシピや献立である場合について説明する。献立とは、一度の食事でまとめて提供される料理群である。献立には、個々の料理のレシピが含まれてもよい。
図1は、情報処理システム1の概要を示す模式図である。
情報処理システム1は、入力キーワードとして指定された食材や料理と同種の食材や料理を検索キーワードとして特定し、特定した検索キーワードに対する検索結果を出力する。「検索キーワード」とは、検索において検索キーとして用いられる文字列である。検索キーワードは、入力キーワードそのものであってもよいし、入力キーワードと同種である文字列、或いは、類似するとして関連付けられた文字列を含んでもよい。また、検索キーワードは、入力キーワードの表記の揺らぎを含んだ文字列であってもよいし、誤記を訂正した文字列であってもよい。「同種」とは、概念的に同等であるとみなされることをいう。また、同種である複数の事物間において、その識別情報(例えば、名称)が異なっていてもよい。即ち、入力キーワードと検索キーワードは、相互に同義語又は類義語の関係を有していてもよい。
情報処理システム1は、提供情報を提供する都度、提供日時と検索結果である提供情報の組を示すアクセス情報を集積し履歴データを形成する。例えば、アクセス情報LS01は、提供情報として料理「スープ」のレシピが日時「2016.11.02,17:30」に提供されたことを示す。情報処理システム1は、気象データを取得する。気象データは、少なくとも所定の地点におけるその時点までの時刻毎の気温の情報を含み、これらが集積されて形成される。例えば、気象データTP01において、日時「2016.11.02,17:30」とその時点における気温「16.0°C」が対応付けられている。
情報処理システム1は、取得した気象データを参照して、各提供日時における気温を特定する(参照)。情報処理システム1は、例えば、アクセス情報LS01が示す日時「2016.11.02,17:30」における気温を「16.0°C」と特定する。また、情報処理システム1は、アクセス情報LS02が示す提供日時「2016.04,17:45」における気温を「14.0°C」と特定する。そして、情報処理システム1は、提供情報の候補毎にその時点までに取得したアクセス情報に係る気温の平均値(即ち、平均気温)を算出する。情報処理システム1は、例えば、料理「スープ」のレシピについて、その時点までの提供日時における気温「16.0°C」、「14.0°C」間の平均値「15.0°C」を平均気温として算出する(集計)。情報処理システム1は、算出した平均気温を料理「スープ」のレシピに対応付け、レシピ属性データRT01として記憶する。
情報処理システム1は、入力キーワードを示す検索要求を取得するとき、入力キーワードに対応する検索キーワードを特定し、特定した検索キーワードを含む提供情報としてレシピを検索する。情報処理システム1は、検索したレシピのうち、その時点の気温に対応するレシピを特定する。例えば、情報処理システム1は、特定した検索キーワード「スープ」を含むレシピとして「スープ」のレシピを検索し、気象データTP01を参照して現時点「2016.11.12,17:00」における気温「15°C」を特定する。そして、情報処理システム1は、レシピ属性データRT01等を参照して、検索されたレシピから特定した気温に対応する「スープ」のレシピRS01に絞り込む。情報処理システム1は、絞り込んだ提供情報として「スープ」のレシピRS01を提示する(情報提供)。
このように、情報処理システム1は、提供日時と提供された提供情報を示す履歴データを取得する。情報処理システム1は、各日時の気温を示す気象データを参照して、提供情報の提供日時における気温の平均値を算出し、代表気温と提供情報とを対応付けて管理する。情報処理システム1は、気象データを参照して、その時点の気温を特定し、特定した気温に対応する提供情報を抽出する。従って、その気温において頻繁に閲覧される提供情報がユーザの端末装置に提供される。
以上が、情報処理システム1の概要についての説明である。
〔情報処理システム1の構成〕
次に、情報処理システム1の構成について説明する。
図2は、情報処理システム1の構成を示すブロック図である。
情報処理システム1は、1以上の端末装置10−1、10−2、…、10−N(Nは、自然数)と、レシピ管理装置30と、ユーザ管理装置50と、気象データ管理装置70を備える。以下では、端末装置10−1、10−2、…、10−Nを、端末装置10と総称する。端末装置10と、レシピ管理装置30と、ユーザ管理装置50と、気象データ管理装置70とは、無線又は有線のネットワークNWに接続し、互いに通信を行うことができる。
端末装置10は、コンピュータシステム100を備える電子機器である。例えば、端末装置10は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)端末、ゲーム機等であってよい。端末装置10は、ユーザインタフェースを提供し、ユーザの操作に応じて文字列の入力を受け付けることや、ユーザに検索結果等の各種情報を提示することができる。
レシピ管理装置30は、コンピュータシステム100を備える電子機器である。例えば、レシピ管理装置30は、サーバ装置である。レシピ管理装置30は、献立データ、献立属性データ、レシピデータ、レシピ属性データ、食材データ、料理データ、レポートデータ等、検索結果を提示するために用いられる各種データを管理する。また、レシピ管理装置30は、各種の履歴データを管理する。管理される履歴データには、例えば、履歴データがある。レシピ管理装置30は、例えば、情報提供業者が管理又は使用するウェブサーバである。
ユーザ管理装置50は、コンピュータシステム100を備える電子機器である。例えば、ユーザ管理装置50は、サーバ装置である。ユーザ管理装置50は、ユーザデータを管理する。
気象データ管理装置70は、コンピュータシステム100を備える電子機器である。例えば、気象データ管理装置70は、気象データを管理する。気象データ管理装置70は、例えば、気象情報提供業者が管理又は使用するウェブサーバである。気象データ管理装置70は、各観測時点における所定日時毎の気温を示す観測データを取得する。気象データ管理装置70は、新たに集積した観測データのうち、所定の地点における日時毎の気温を示す気象データを抽出する。所定の地点として、情報提供サービスのサービスエリア内の所定の代表地点が用いられてもよい。気象データ管理装置70は、抽出した気象データをレシピ管理装置30に送信する。
以上が、情報処理システム1の構成についての説明である。
〔データ構成〕
次に、情報処理システム1が処理する各種データの構成について説明する。
まず、献立データについて説明する。献立データとは、献立の内容に関する情報を記述したデータである。
図3は、献立データのデータ構成を示す図である。
献立データとは、献立ID(IDentifier)に対して、1以上の構成料理情報を対応付けたデータである。
献立IDとは、献立を一意に識別するための情報である。
構成料理情報とは、献立を構成する料理を示す情報である。
献立料理情報には、構成料理レシピ情報と構成料理カテゴリ情報とが記述される。
構成料理レシピ情報とは、献立を構成する料理のレシピを特定するための情報である。構成料理レシピ情報には、例えばレシピIDが記述される。
レシピIDとは、料理のレシピを一意に識別するための情報である。
構成料理カテゴリ情報とは、献立における料理の位置付け(種別)を示す情報である。構成料理カテゴリ情報には、例えば主菜、副菜、汁物、デザート等の種別が記述されてよい。
このような献立データを参照することにより、端末装置10やレシピ管理装置30は、献立を構成する料理とその種別を特定し、ユーザに提示することができる。
以上が、献立データの構成についての説明である。
次に、献立属性データについて説明する。献立属性情報とは、献立の属性情報を記述したデータである。
図4は、献立属性データのデータ構成を示す図である。
献立属性データとは、献立IDに対して、献立名情報と、献立投稿者情報と、献立登録日時情報と、献立画像情報と、投稿者コメント情報と、段取りコメント情報と、献立調理時間情報と、献立カテゴリ情報と、会員許諾情報と、献立レポート数情報と、平均気温情報と、を対応付けてなるデータである。
献立名情報とは、献立の名称を示す情報である。献立の名称には、献立を構成する料理の名称や食材の名称が含まれる。
献立投稿者情報とは、献立の投稿者(作成者)を示す情報である。献立投稿者情報には、例えばユーザIDが記述される。
献立登録日時情報とは、献立が投稿、登録された日時を示す情報である。
献立画像情報とは、献立の撮像画像を示す情報である。
投稿者コメント情報とは、投稿者が献立に対して付したコメント(例えば概要、背景)を示す情報である。
段取りコメント情報とは、献立に沿って調理する場合の注意事項等を示すコメントを示す情報である。
献立調理時間情報とは、献立の調理に要する大凡の時間を示す情報である。なお、献立調理時間情報は、献立を構成する各料理の調理時間の総和を示してもよいし、別途算出、設定される時間を示してもよい。例えば、複数の料理の調理を同時進行できる場合、献立の調理時間は、各料理の調理時間の総和より短くなる場合がある。
献立カテゴリ情報とは、献立の種別(例えば、コンセプト、カロリー、費用、殿堂入りや受賞歴等の表彰、目的、用途)を示す情報である。
会員許諾情報とは、会員設定に応じた情報開示の許諾を示す情報である。
献立レポート数情報とは、献立に対して閲覧者から投稿されたレポートの数を表す情報である。
平均気温情報とは、その献立の内容を示す情報が提示される際の平均気温を示す情報である。献立の内容は、例えば、その献立自体の内容でもよいし、個々の献立を構成する料理のレシピの内容でもよい。レシピ管理装置30は、履歴データ(後述)を参照してその献立の閲覧日時を特定し、さらに気象データを参照して特定した閲覧日時における気温を特定する。そして、レシピ管理装置30は、その献立について特定した気温の平均値を平均気温として算出する。
このような献立属性データを参照することにより、端末装置10やレシピ管理装置30は、献立の各種属性を特定する。本実施形態では、端末装置10やレシピ管理装置30は、選択時点の気温に対応する平均気温を示す平均気温情報が含まれる献立属性データと対応する献立を提示することができる。また、会員許諾情報を参照することにより、会員設定に応じて献立の情報の開示を制御することが可能になる。
次に、レシピデータについて説明する。レシピデータとは、レシピの内容に関する情報を記述したデータである。
図5は、レシピデータのデータ構成を示す図である。
レシピデータとは、レシピIDに対して、1以上のレシピ食材情報と、1以上の調理工程情報と、を対応付けたデータである。
レシピ食材情報とは、レシピに用いる食材に関する情報である。レシピ食材情報には、利用食材情報と、分量情報と、食材カテゴリ情報と、が記述される。
利用食材情報とは、レシピに用いる食材を特定するための情報である。利用食材情報には、例えば食材IDが記述される。
食材IDとは、食材を一意に識別する情報である。
分量情報とは、レシピに用いる食材の分量を示す情報である。食材カテゴリ情報とは、レシピにおける食材のグループを示す情報である。例えば食材カテゴリ情報には、ある調理工程で用いられる食材のグループと、別の調理工程で用いられる食材のグループとを区別可能にするために、各グループの識別情報が記述されてよい。
調理工程情報とは、調理における作業を段階的に示す情報である。調理工程情報には、調理画像情報と、工程コメント情報と、工程時間情報と、調理法情報と、が記述される。
調理画像情報とは、調理工程の様子を写した撮像画像を示す情報である。
工程コメント情報とは、調理工程の説明文を示す情報である。
工程時間情報とは、調理工程に要する時間を示す情報である。
調理法情報とは、調理工程における調理方法の種別を示す情報である。調理方法には、例えば切る、煮る、焼く、蒸らす、沸かす、揚げる、混ぜる等の種別がある。
このようにレシピデータを参照することにより、端末装置10やレシピ管理装置30は、料理の調理方法を示すレシピの各種情報を特定し、ユーザに提示することができる。
以上が、レシピデータの構成についての説明である。
次に、レシピ属性データについて説明する。レシピ属性データとは、レシピの属性情報を記述したデータである。
図6は、レシピ属性データのデータ構成を示す図である。
レシピ属性データとは、レシピIDに対して、料理IDと、レシピ名情報と、対象人数情報と、レシピ投稿者情報と、レシピ登録日時情報と、料理画像情報と、投稿者コメント情報と、調理時間情報と、レシピカテゴリ情報と、会員許諾情報と、レシピレポート数情報と、平均気温情報と、を対応付けてなるデータである。
料理IDとは、料理を一意に識別する情報である。
レシピ名情報とは、レシピの名称を示す情報である。レシピの名称には、レシピに基づいて作成可能な料理の名称やレシピに用いられる食材の名称が含まれる。
対象人数情報とは、レシピが示す料理の分量を示す情報である。対象人数情報には、例えば、1人前、2−3人前等の情報が記述される。
レシピ投稿者情報とは、レシピの投稿者(作成者)を示す情報である。レシピ投稿者情報には、例えばユーザIDが記述される。
レシピ登録日時情報とは、レシピが投稿、登録された日時を示す情報である。
料理画像情報とは、料理の撮像画像を示す情報である。
投稿者コメント情報とは、投稿者がレシピに対して付したコメント(例えば概要、背景)を示す情報である。
調理時間情報とは、調理に要する大凡の時間を示す情報である。なお、調理時間情報は、各調理工程に要する時間の総和を示してもよいし、別途算出、設定される時間を示してもよい。例えば、調理時間は、各調理工程に要する時間に加え、下拵え、盛り付け等に要する時間を含んでもよい。
レシピカテゴリ情報とは、レシピの種別(例えば、コンセプト、カロリー、費用、表彰、目的、用途)を示す情報である。
レシピレポート数情報とは、レシピに対して閲覧者から投稿されたレポートの数を表す情報である。
図6に示す平均気温情報は、そのレシピの内容を示す情報が提示される際の平均気温を示す情報である。図4に示す平均気温情報は、その献立の内容を示す情報が提示される際の平均気温を示す情報である点で、図6に示す平均気温情報とは異なる。レシピ管理装置30は、履歴データ(後述)を参照してそのレシピの選択日時を特定し、さらに気象データを参照して特定した選択日時における気温を特定する。そして、レシピ管理装置30は、そのレシピについて特定した気温の平均値を平均気温として算出する。
このようなレシピ属性データを参照することにより、端末装置10やレシピ管理装置30は、レシピの各種属性を特定する。本実施形態では、端末装置10やレシピ管理装置30は、選択日時における気温に対応する平均気温を示す平均気温情報を含むレシピ属性データに対応するレシピを提示することができる。また、会員許諾情報を参照することにより、会員設定に応じてレシピの情報の開示を制御することが可能になる。
以上が、レシピ属性データについての説明である。
次に、食材データについて説明する。食材データとは、食材に関する情報を記述したデータである。
図7は、食材データのデータ構成を示す図である。
食材データとは、食材IDに対して、食材名情報と、栄養素情報と、カロリー情報と、所属食材情報と、同種食材情報と、を対応付けたデータである。
食材名情報とは、食材の名称を示す情報である。
栄養素情報とは、食材に含まれる栄養素とその量とを示す情報である。
カロリー情報とは、食材の単位量当たりのカロリーを示す情報である。
所属食材情報とは、所属食材を示す情報である。「所属食材」とは、ある食材に概念的に包含される別の食材を示す情報である。例えば、「魚」には、「鯖」や「秋刀魚」が包含される。また、「鯖」には、「生鯖」や「鯖の缶詰」が包含される。つまり、所属食材とは、ある食材の下位概念に属する食材である。所属食材情報には、所属食材の食材IDが記述されてよい。
同種食材情報とは、同種食材を示す情報である。「同種食材」とは、ある食材と同種の関係にある別の食材を示す情報である。つまり、同種食材情報とは、同種設定を示す情報の一例である。同種食材情報には、情報を記述する時点の認識で、同種食材と考えられる食材の食材IDが記述される。そのため、同種食材情報には、実際には異なる食材の食材IDが記述されることもありうる。
このような食材データを参照することで、端末装置10やレシピ管理装置30は、献立や料理に含まれる栄養素やカロリーを特定し、ユーザに提示することができる。また、端末装置10やレシピ管理装置30は、2以上の食材間の関係性を特定することができる。例えば端末装置10やレシピ管理装置30は、入力キーワードの食材の所属食材や同種食材を特定することができる。従って、端末装置10やレシピ管理装置30は、入力キーワードが示す食材から直接的に抽出可能な献立やレシピだけでなく、所属食材や同種食材についても献立やレシピを抽出し、ユーザに提示することができる。
以上が、食材データについての説明である。
次に、料理データについて説明する。料理データとは、料理に関する情報を記述したデータである。
図8は、料理データのデータ構成を示す図である。
料理データとは、料理IDに対して、料理名情報と、所属料理情報と、同種料理情報と、を対応付けたデータである。
料理名情報とは、料理の名称を示す情報である。
所属料理情報とは、所属料理を示す情報である。「所属料理」とは、ある料理に概念的に包含される別の料理を示す情報である。例えば、「煮物」には、「煮しめ」や「筑前煮」が包含される。つまり、所属料理とは、ある料理の下位概念に属する料理である。所属料理情報には、所属料理の料理IDが記述されてよい。
同種料理情報とは、同種料理を示す情報である。「同種料理」とは、ある料理と同種の関係にある別の料理を示す情報である。つまり、同種料理情報とは、同種設定を示す情報の一例である。同種料理情報には、情報を記述する時点の認識で、同種料理と考えられる料理の料理IDが記述される。そのため、同種料理情報には、実際には異なる料理の料理IDが記述されることもありうる。
このような料理データを参照することで、端末装置10やレシピ管理装置30は、2以上の料理間の関係性を特定することができる。例えば端末装置10やレシピ管理装置30は、入力キーワードが示す料理の所属料理や同種料理を特定することができる。従って、端末装置10やレシピ管理装置30は、検索キーワードとして指定された料理のみについて、直接的に抽出可能な献立やレシピだけでなく、所属料理や同種料理についても献立やレシピを抽出し、ユーザに提示することができる。
以上が、料理データについての説明である。
次に、レポートデータについて説明する。レポートデータとは、献立又はレシピに対するレポート情報を記述したデータである。レポートとは、献立やレシピを閲覧して調理を行ったユーザが、献立やレシピに関する意見や感想等を公開するものである。
図9は、レポートデータのデータ構成を示す図である。
レポートデータとは、レポートIDに対して、レポート対象情報と、レポート投稿者情報と、レポート画像情報と、レポートコメント情報と、対応コメント情報と、を対応付けたデータである。
レポートIDとは、レポートを一意に識別する情報である。
レポート対象情報とは、レポートの対象を示す情報である。レポート情報には、例えば献立IDやレシピIDが記述される。
レポート投稿者情報とは、レポートの投稿者(作成者)を示す情報である。レポート投稿者情報には、例えばユーザIDが記述される。
レポート画像情報とは、レポートの投稿者による調理結果(献立、料理)や調理の様子を写した画像を示す情報である。
レポートコメント情報とは、レポートの説明文を示す情報である。
対応コメント情報とは、レポートに対する献立やレシピの投稿者(作成者)からの反応コメントを示す情報である。
このようなレポートデータを参照することで、端末装置10やレシピ管理装置30は、献立やレシピを評価することができる。例えば、レポートが多い献立やレシピは、多数のユーザの調理に利用されたことになる。従って、端末装置10やレシピ管理装置30は、人気のある献立やレシピを特定することができる。
以上が、レポートデータについての説明である。
次に、履歴データについて説明する。履歴データとは、各種の処理の履歴を記述したデータである。履歴データには、例えば、検索履歴が記述される。
図10は、履歴データのデータ構成を示す図である。
履歴データは、例えば、履歴IDに対して、検索ユーザ情報と、検索キーワード情報と、選択結果情報と、選択日時情報と、を対応付けてなる。
履歴IDとは、履歴を構成する各イベントを一意に識別するデータである。
検索ユーザ情報とは、検索を行ったユーザを示す情報である。検索ユーザ情報には、例えばユーザIDが記述される。
検索キーワード情報とは、検索キーワードを示す情報である。検索キーワード情報は、ユーザが入力した文字列そのものであってもよいし、ユーザが入力した文字列から端末装置10が一義的に検索キーワードとして特定した食材や料理であってもよい。
選択結果情報とは、検索キーワードに対する検索結果として提示された献立、レシピの中から、ユーザが選択した献立、レシピを示す情報である。ここでいう、「ユーザが選択した献立やレシピ」とは、検索結果として提示されたリストから、詳細を閲覧するために選択された献立やレシピであってもよいし、レポートが投稿された献立やレシピであってもよいし、ユーザによりお気に入り登録される等ポジティブな評価をされた献立やレシピであってもよい。つまり、「選択」とは、詳細を閲覧するために献立、レシピを選択すること、レポートを作成、投稿すること、評価を与えること等のいずれか、又はそれらの複数の方法が含まれてもよい。評価項目は、ポジティブなものだけでなく、ネガティブなものが含まれてもよい。ネガティブな評価項目について、評価されなかったものが、選択されたとみなしてもよい。選択結果情報として、選択された献立の献立ID、選択されたレシピのレシピIDが記述される。
選択日時情報とは、選択が行われた日時を示す情報である。
このような履歴データを参照することで、端末装置10やレシピ管理装置30は、検索キーワードと、提示された検索結果のうちユーザが選択した献立又はレシピが閲覧された日時を特定することができる。
以上が、履歴データについての説明である。
次に、ユーザデータについて説明する。ユーザデータとは、ユーザに関する情報を記述したデータである。
図11は、ユーザデータのデータ構成を示す図である。
ユーザデータとは、ユーザIDに対して、氏名情報と、パスワード情報と、ニックネーム情報と、生年月日情報と、性別情報と、連絡先情報と、リンク情報と、お気に入り献立情報と、お気に入りレシピ情報と、会員設定情報と、を対応付けたデータである。
氏名情報とは、ユーザの氏名を示す情報である。
パスワード情報とは、ユーザのアカウントに対して設定されたパスワードを示す情報である。なお、パスワードは、認証用情報の一例である。認証用情報としては、パスワードの他に、指紋、声紋等の任意の情報が用いられてよい。
ニックネーム情報とは、ユーザのニックネーム(他者に公開する場合の名前)を示す情報である。
生年月日情報とは、ユーザの生年月日を示す情報である。
性別情報とは、ユーザの性別を示す情報である。
連絡先情報とは、メールアドレス、電話番号、住所等のユーザの連絡先を示す情報である。例えば住所を参照することで、ユーザの居所の地域性に応じた処理を行うことができる。
リンク情報とは、ユーザのSNS(Social Networking Service)等のアカウントへのリンク先を示す情報である。
お気に入り献立情報とは、ユーザがお気に入り登録した献立を示す情報である。
お気に入りレシピ情報とは、ユーザがお気に入り登録したレシピを示す情報である。
会員設定情報とは、ユーザの会員設定を示す情報である。会員設定には、例えば「通常会員」、「特別会員」等の複数の種別がある。通常会員は、情報検索サービスの一部が利用できない。これに対して特別会員は、情報検索サービスの全てを利用可能である。特別会員になる条件としては、例えば所定金額の支払い、所定期間の情報検索サービスの利用、所定回数の情報検索サービスの利用等の任意の条件を採用してよい。
このようなユーザデータを参照することで、端末装置10やレシピ管理装置30は、ユーザの性別や年齢等の属性を特定することができる。これにより、ユーザの属性に応じた検索結果を提示することができる。また、端末装置10やレシピ管理装置30は、お気に入り献立情報やお気に入りレシピ情報に基づいて、献立やレシピに対するユーザの評価を取得することができる。また、端末装置10やレシピ管理装置30は、会員設定情報に基づいて、ユーザの会員設定に応じた情報検索サービスを提供することができる。
以上が、ユーザデータについての説明である。
次に、気象データについて説明する。気象データは、各日時における気象情報を記述したデータである。本実施形態に係る気象データは、図1に例示されるように日時情報と、気温情報と、を対応付けてなる(図1:TP01参照)。
日時情報は、気温が測定された日時を示す情報である。気温の測定日時は、例えば、一定周期(例えば、5〜30分間隔)である。気温情報は、日時情報が示す日時における所定の地点での気温を示す情報である。一般に、気温は時間経過に応じて変化し得る。新たな日時を示す日時情報と気温情報との組が順次集積された気象データは、その地点における気温の変化を示す。
〔コンピュータシステム100の構成〕
次に、情報処理システム1が備える各装置のコンピュータシステム100の構成について説明する。
図12は、コンピュータシステム100の構成を示すブロック図である。
コンピュータシステム100は、通信部101と、入力部102と、出力部103と、記憶部104と、CPU(Central Processing Unit)105と、を備える。これらの構成要素は、バスBを介して相互に通信可能に接続されている。
通信部101は、通信用IC(Integrated Circuit)等の通信用モジュールである。
入力部102は、例えば、マウス、タッチパッド等のポインティングデバイス、キーボード、マイクロホン、カメラ、その他の各種センサ(例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPS(Global Positioning System)センサ、近接センサ)を含む入力用モジュールである。入力部102は、タッチパネルとして、ディスプレイと一体に構成されてもよい。
出力部103は、ディスプレイパネル、スピーカ、ウーファー等の出力用モジュールである。
記憶部104は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む記憶用モジュールである。なお、記憶部104は、内蔵されるものに限らず、USB(Universal Serial Bus)等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶用モジュールであってもよい。
CPU105は、記憶部104に記憶された各種プログラムを実行し、コンピュータシステム100が備える各構成を制御する。
以上が、コンピュータシステム100の構成についての説明である。
〔端末装置10の構成〕
次に、端末装置10の構成について説明する。
図13は、端末装置10の構成を示すブロック図である。
端末装置10は、端末側通信部11と、操作入力部12と、音声入力部13と、撮像部14と、音声再生部15と、表示部16と、端末側記憶部17と、端末側制御部18と、を備える。
端末側通信部11は、レシピ管理装置30、ユーザ管理装置50、気象データ管理装置70等のネットワークNWに接続する他の装置と通信する。なお、ユーザの個人情報を保護するために、端末装置10とユーザ管理装置50とは、直接通信できないように構成してもよい。この場合、端末側通信部11は、レシピ管理装置30等を介して、間接的にユーザ管理装置50と通信可能としてもよい。また、気象データ管理装置70は、気象データを保護するために、レシピ管理装置30と通信可能とし、端末装置10ならびにユーザ管理装置50と直接通信できないように構成してもよい。
操作入力部12は、ポインティングデバイス、キーボード等を介して文字列の入力、データの編集操作、表示の切り替え操作等の各種操作を受け付ける。
音声入力部13は、マイクロホンを介した音声入力を受け付ける。音声入力部13は、例えば音声認識を行い、文字列の入力、データの編集操作、表示の切り替え操作等の各種操作を受け付ける。
撮像部14は、カメラを介して撮像画像を取得する。撮像画像は、例えば食材、調理過程、料理、献立等を写した画像であってよい。また、撮像画像は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。
音声再生部15は、スピーカ、ウーファーを介して音声出力を行う。音声再生部15は、例えば音声による情報の提示や警告音の出力等を行う。
表示部16は、ディスプレイを介した表示出力を行う。表示部16は、例えば操作入力部12、音声入力部13、及び撮像部14が受け付けた入力内容、検索結果等の各種情報を表示する。
端末側記憶部17は、端末装置10の機能を実現するために必要な各種データ、プログラム等を記憶する。
端末側制御部18は、端末装置10の各構成の動作を制御する。端末側制御部18は、例えば端末装置10のCPUが端末側記憶部17に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、端末側制御部18は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路として実現されてもよい。端末側制御部18は、ユーザ制御部181と、献立投稿部182と、レシピ投稿部183と、レポート投稿部184と、検索操作部185と、出力処理部186と、を備える。
ユーザ制御部181は、ユーザを認証するための処理を行う。具体的には、まず、ユーザ制御部181は、ユーザID及びパスワードを、操作入力部12が受け付けた操作入力に基づいて取得する。ユーザ制御部181は、取得したユーザID及びパスワードを、ユーザ管理装置50に通知し、ユーザの認証を要求する。ユーザ制御部181は、ユーザ管理装置50から認証結果を取得する。認証が成功した場合、ユーザ制御部181は、ユーザデータの各種情報を参照することができる。ユーザ制御部181は、例えば会員設定を特定し、会員設定に応じて情報検索サービスにおいて提供する機能や情報を制限したり、制限を解除したりすることができる。
献立投稿部182は、献立を投稿するための処理を行う。「投稿」とは、ユーザが編集したデータを、他のユーザが参照可能にすることをいう。換言すると、「投稿」とは、データを公開することである。ただし、「投稿」されたデータは、公開されないように設定可能であってよい。また、「編集」には、新規データを作成すること、既存のデータの情報を修正したり、追加したりすること、既存のデータを削除すること等が含まれる。
但し、新規に献立データや献立属性データを作成する場合、献立投稿部182は、献立IDを採番(発行)せずに、作成した献立データと献立属性データを、レシピ管理装置30に送信する。レシピ管理装置30の献立編集部331(後述)は、献立投稿部182から受信した新たな献立データについて、その献立データを示す献立IDを発行する。発行される献立IDは、個々の献立データによって異なる。レシピ管理装置30の献立編集部331は、献立投稿部182から受信した献立データと、その献立データの献立属性データに、発行した献立IDをそれぞれ付加する。献立編集部331は、献立IDを付加した献立データ、献立属性データを、それぞれ献立データ記憶部321、献立属性データ記憶部322に記憶する。そのため、複数の端末装置10のそれぞれが作成した互いに異なる献立データについて同一の献立IDが付与されることが回避される。
また、例えば既存の献立データや献立属性データの情報を修正する場合や、追加する場合には、献立投稿部182は、操作入力部12が受け付けた操作により指定された献立のデータ要求をレシピ管理装置30に送信する。献立投稿部182は、その応答として献立データや献立属性データを、レシピ管理装置30から取得する。そして、献立投稿部182は、取得した献立データや献立属性データを、ユーザによる指示に応じて加工する。献立投稿部182は、加工した献立データや献立属性データを、レシピ管理装置30に送信して記憶させる。
また、既存の献立データや献立属性データを削除する場合、献立投稿部182は、操作入力部12が受け付けた操作により指定された献立に係る献立データや献立属性データの削除を、レシピ管理装置30に要求する。修正、追加、削除の対象の献立が、献立IDをもって特定される。
レシピ投稿部183は、レシピを投稿するための処理を行う。レシピ投稿部183は、献立投稿部182が献立データや献立属性データに対して行う処理と同様の処理を、レシピデータやレシピ属性データに対して行う。ここで、レシピ管理装置30のレシピ編集部332(後述)は、レシピ投稿部183が新たに作成したレシピデータやレシピ属性データに、そのレシピデータを示すレシピIDを発行する。修正、追加、削除の対象のレシピデータとレシピ属性データが、レシピIDをもって特定される。
レポート投稿部184は、レポートを投稿するための処理を行う。レポート投稿部184は、献立投稿部182が献立データや献立属性データに対して行う処理と同様の処理を、レポートデータに対して行う。ここで、レシピ管理装置30のレポート編集部333(後述)は、レポート投稿部184が新たに作成したレポートデータに、そのレポートデータを示すレポートIDを発行する。修正、追加、削除の対象のレポートが、レポートIDをもって特定される。
検索操作部185は、献立やレシピを検索するための処理を行なう。具体的には、検索操作部185は、ユーザが入力した検索条件を、レシピ管理装置30に通知し、検索を要求する。この検索条件には、入力キーワードの他に、検索対象範囲の指定が含まれてよい。例えば献立を検索対象とするかレシピを検索対象とするかの区別の他、献立やレシピの種別、人気、登録日時、投稿者が検索条件として指定されてもよい。検索操作部185は、レシピ管理装置30から検索結果を取得する。検索結果には、例えば献立データ、献立属性データ、レシピデータ、レシピ属性データ等が含まれてよい。
出力処理部186は、画面表示や音声出力を制御する。例えば出力処理部186は、ユーザ認証、献立やレシピ、レポートの編集や投稿、検索等の情報検索サービスの各種機能を提供するための画面を表示部16に表示させたり、各種機能を提供するため音声を音声再生部15に再生させたりする。これらの処理により、各種のユーザインタフェースが提供される。ユーザインタフェースの具体例については、後述する。
出力処理部186は、取得した検索結果のうち、操作入力部12又は音声入力部13が受け付けた操作に基づいて表示部16に表示させる献立又はレシピを選択する。出力処理部186は、選択した献立を示す献立IDもしくはレシピを示すレシピIDと、選択した日時を示す選択日時情報とを含む選択情報を生成し、生成した選択情報をレシピ管理装置30に送信する。
また、出力処理部186は、操作入力部12又は音声入力部13が受け付けた操作に基づいて献立もしくはレシピの表示の停止と、その時点の日時情報を示す停止日時情報を生成し、生成した停止情報をレシピ管理装置30に送信する。
〔レシピ管理装置30の構成〕
次に、レシピ管理装置30の構成について説明する。
図14は、レシピ管理装置30の構成を示すブロック図である。
レシピ管理装置30は、レシピ管理側通信部31と、レシピ管理側記憶部32と、レシピ管理側制御部33と、を備える。
レシピ管理側通信部31は、端末装置10、ユーザ管理装置50、気象データ管理装置70等のネットワークNWに接続する他の装置と通信する。
レシピ管理側記憶部32は、レシピ管理装置30の機能を実現するために必要な各種データ、プログラム等を記憶する。レシピ管理側記憶部32は、献立データ記憶部321と、献立属性データ記憶部322と、レシピデータ記憶部323と、レシピ属性データ記憶部324と、食材データ記憶部325と、料理データ記憶部326と、レポートデータ記憶部327と、履歴データ記憶部328と、気象データ記憶部329と、を備える。
献立データ記憶部321は、献立データを記憶する。
献立属性データ記憶部322は、献立属性データを記憶する。
レシピデータ記憶部323は、レシピデータを記憶する。
レシピ属性データ記憶部324は、レシピ属性データを記憶する。
食材データ記憶部325は、食材データを記憶する。
料理データ記憶部326は、料理データを記憶する。
レポートデータ記憶部327は、レポートデータを記憶する。
履歴データ記憶部328は、履歴データを記憶する。
気象データ記憶部329は、気象データを記憶する。
レシピ管理側制御部33は、レシピ管理装置30の各構成を制御する。レシピ管理側制御部33は、例えばレシピ管理装置30のCPUがレシピ管理側記憶部32に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、レシピ管理側制御部33は、ASIC等の集積回路として実現されてもよい。レシピ管理側制御部33は、献立編集部331と、レシピ編集部332と、レポート編集部333と、検索キーワード取得部334と、抽出部335と、履歴管理部336と、気象データ管理部337と、を備える。
献立編集部331は、献立データや献立属性データを編集する。献立編集部331は、端末装置10からの要求に応じて、編集対象の献立データ、献立属性データを、献立データ記憶部321、献立属性データ記憶部322から読み出して、端末装置10に送信する。また、献立編集部331は、端末装置10から受信した編集後の献立データ、献立属性データを、献立データ記憶部321、献立属性データ記憶部322に記憶させる。また、献立編集部331は、端末装置10からの削除要求に応じて、献立データ記憶部321、献立属性データ記憶部322に記憶されている献立データ、献立属性データを削除する。
また、献立編集部331は、履歴データを参照して、その時点までに献立毎に選択された日時を特定する。具体的には、献立編集部331は、履歴データに含まれる選択結果情報が示す献立ID毎に対応する選択日時情報が示す日時を特定する。献立編集部331は、気象データを参照して、特定した日時における気温を特定する。なお、気温が観測された日時は、所定時間間隔であるため、気象データには特定した日時に対応する気温が表されていないことがある。その場合には、献立編集部331は、特定した日時を挟む複数の日時のそれぞれに対応する気温を補間して、特定した日時に対応する気温を算出してもよい。献立編集部331は、特定した気温の各献立IDについての平均値を、その献立IDに係る平均気温として算出する。献立編集部331は、その献立IDを有する献立属性データに含まれる平均気温情報を、算出した平均気温を示す平均気温情報に更新する。
なお、献立編集部331は、献立IDに対応する選択日時情報を特定する際、その献立IDを含む構成料理のレシピに係るレシピIDに対応する選択日時情報が示す日時を特定してもよい。
レシピ編集部332は、レシピデータやレシピ属性データを編集する。レシピ編集部332は、献立編集部331が献立データや献立属性データに対して行う処理と同様の処理を、レシピデータやレシピ属性データに対して行う。本実施形態では、レシピ属性データの編集において、レシピ編集部332は、履歴データを参照して、その時点までに献立毎に選択された日時を特定する。レシピ編集部332は、気象データ管理部337を参照して、特定した日時に対応する気温を特定する。そして、レシピ編集部332は、特定した気温の各レシピIDについての平均値を、そのレシピIDに係る平均気温として算出する。献立編集部331は、そのレシピIDを有するレシピ属性データに含まれる平均気温情報を、算出した平均気温を示す平均気温情報に更新する。
レポート編集部333は、レポートデータを編集する。レポート編集部333は、献立編集部331が献立データや献立属性データに対して行う処理と同様の処理を、レポートデータに対して行う。
検索キーワード取得部334は、検索キーワードを取得する。具体的には、まず、抽出部335は、端末装置10から入力キーワードと検索条件とを取得する。次に、検索キーワード取得部334は、入力キーワードを参照し、表記の揺らぎや誤記の補正を行う。以下では、補正後の文字列を、「第1検索キーワード」と称する。次に、検索キーワード取得部334は、食材データと料理データとを参照し、第1検索キーワードが示す食材、料理の所属食材、同種食材、所属料理、同種料理を取得する。つまり、所属食材、同種食材、所属料理、同種料理の名称を、検索キーワードとして取得する。以下では、所属食材、同種食材、所属料理、同種料理の名称のように、第1検索キーワードから副次的に特定された検索キーワードを、「第2検索キーワード」と称する。これにより、第1検索キーワードと第2検索キーワードとが検索キーワードとして特定される。第1検索キーワードと第2検索キーワードが同一であることもある。以下では、第1検索キーワードと第2検索キーワードをまとめて単に「検索キーワード」と称することがある。第1検索キーワードによる検索結果を「第1検索結果」と称し、第2検索キーワードによる検索結果を「第2検索結果」と称する。また、これらを区別しない場合には、単に「検索結果」と称する。
抽出部335は、献立やレシピを検索する。具体的には、まず、抽出部335は、献立属性データやレシピ属性データを参照し、例えば献立名情報やレシピ名情報に第1検索キーワード又は第2検索キーワードを含む献立属性データやレシピ属性データを抽出する。そして、抽出部335は、気象データを参照し、その時点までに観測された最新の気温を現在の気温として特定する。抽出部335は、抽出した献立属性データ、レシピ属性データのうち特定した気温に対応する平均気温を示す平均気温情報を有する献立属性データ、レシピ属性データを選択する。特定した気温に対応する平均気温とは、特定した気温と等しい平均気温の他、特定した気温を基準として所定の範囲内(例えば、±1°C〜±3°C)の平均気温が含まれてもよい。抽出部335は、選択した献立属性データやレシピ属性データに対して、献立IDやレシピIDにより対応付けられている献立データやレシピデータを抽出する。これにより、入力キーワードに対応する献立やレシピが抽出される。なお、抽出部335は、入力キーワードに加えて、検索条件が別途指定されている場合には、選択されたデータのうち、当該検索条件を満たすデータのみを抽出する。また、抽出部335は、会員設定に応じて、許諾されているデータのみを抽出する。
履歴管理部336は、履歴データを管理する。具体的には、履歴管理部336は、端末装置10から入力キーワードを取得すると、新たに履歴IDを発行する。そして、発行した履歴IDに対して、第1検索キーワードを対応付けて履歴データを生成し、履歴データ記憶部328に記憶させる。その後、検索結果に対して、端末装置10から選択情報を受信するとき、履歴管理部336は、当該履歴データに選択情報が示す献立ID又はレシピIDを選択結果情報として記述し、選択情報が示す選択日時情報を記述する。履歴データには、新たに発行した履歴ID及び送信元である端末装置10のユーザIDが、選択結果情報と選択日時情報に対応付けて記述される。1回の検索に対して、選択結果情報と選択日時情報が記述されないことも、選択結果情報と選択日時情報のセットが2個以上記述されることもある。
なお、履歴管理部336は、献立又はレシピの閲覧時間が所定の時間(例えば、5〜10分)以上であるとき、その献立又はレシピが選択されたと判定し、閲覧時間がその所定の時間未満である献立又はレシピが選択されなかったと判定してもよい。履歴管理部336は、閲覧時間として、その献立もしくはレシピに係る選択日時情報が示す時刻から、次の献立もしくはレシピに係る選択日時情報が示す時刻と次に受信する停止情報に含まれる停止日時情報が示す時刻のうち早い方の時刻までの時間を閲覧時間として採用してもよい。また、閲覧時間が所定の時間以上であるとき、その献立又はレシピが選択されたと判定するとき、履歴管理部336は、閲覧時間の開始から終了までの中間の時点を選択日時として定めてもよい。
そして、履歴管理部336は、選択されたと判定した献立又はレシピについて選択結果情報と選択日時情報のセットを記述し、選択されなかったと判定した献立又はレシピについて選択結果情報と選択日時情報のセットを棄却してもよい。これにより、ユーザが関心を有する献立又はレシピが選択結果として記録される。
気象データ管理部337は、気象データ管理装置70から受信した新たな気象データを気象データ記憶部329に順次記憶する。気象データ記憶部329には、順次記憶された気象データが集積される。
なお、献立編集部331、レシピ編集部332が気温の平均値<T>を算出する際、特定した最新の気温Tと、前回の気温の平均値<T’>にそれぞれ所定の正の重み係数w、w’を乗じて得られた乗算値の総和w・T+w’・<T’>を、最新の気温の平均値<T>として算出してもよい。但し、重み係数の総和w+w’を1とし、予め献立及びレシピ毎に気温の平均値<T’>の初期値を定めておく。初めて、最新の気温の平均値を算出する際には、献立編集部331、レシピ編集部332は、前回の気温の平均値として予め定めた初期値を用いる。この方法により、献立又はレシピが閲覧される毎に閲覧される時点の気温の寄与が増え初期値の寄与が減るので、気温の平均値が漸近的に算出される。ここでwの値が大きいほど、最新の気温Tによる寄与が大きくなる。
また、献立編集部331、レシピ編集部332が気温の平均値を算出する際、その時点までの最近の所定個数の気温を採用し、それよりも過去の気温を棄却してもよい。
以上が、レシピ管理装置30の構成についての説明である。
〔ユーザ管理装置50の構成〕
次に、ユーザ管理装置50の構成について説明する。
図15は、ユーザ管理装置50の構成を示すブロック図である。
ユーザ管理装置50は、ユーザ管理側通信部51と、ユーザ管理側記憶部52と、ユーザ管理側制御部53と、を備える。
ユーザ管理側通信部51は、端末装置10、レシピ管理装置30、気象データ管理装置70等のネットワークNWに接続する他の装置と通信する。
ユーザ管理側記憶部52は、ユーザ管理装置50の機能を実現するために必要な各種データ、プログラム等を記憶する。ユーザ管理側記憶部52は、ユーザデータ記憶部521を備える。
ユーザデータ記憶部521は、ユーザデータを記憶する。
ユーザ管理側制御部53は、ユーザ管理装置50の各構成を制御する。ユーザ管理側制御部53は、例えばユーザ管理装置50のCPUがユーザ管理側記憶部52に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、ユーザ管理側制御部53は、ASIC等の集積回路として実現されてもよい。ユーザ管理側制御部53は、ユーザ管理部531を備える。
ユーザ管理部531は、ユーザデータを管理する。ユーザ管理部531は、ユーザデータを生成してユーザデータ記憶部521に記憶させたり、ユーザデータ記憶部521からユーザデータを読み出して、端末装置10やレシピ管理装置30に提供したりする。また、ユーザ管理装置50は、端末装置10からユーザの認証要求を取得すると、ユーザデータ記憶部521に記憶されたユーザデータのユーザIDとパスワードと、認証要求に含まれるユーザIDとパスワードとを照合してユーザを認証する。ユーザ管理部531は、認証されたユーザの端末装置10に対して、ユーザデータを提供する。
以上が、ユーザ管理装置50の構成についての説明である。
〔情報処理システム1の動作〕
次に、情報処理システム1の動作について説明する。
まず、献立検索処理における情報処理システム1の動作を説明する。
図16は、情報処理システム1による献立検索処理の流れを示すシーケンスチャートである。
(ステップS10)端末装置10は、献立検索条件の入力を受け付ける。その後、情報処理システム1は、ステップS12に処理を進める。
(ステップS12)端末装置10は、献立検索条件を、レシピ管理装置30に送信する。その後、情報処理システム1は、ステップS14に処理を進める。
(ステップS14)レシピ管理装置30は、端末装置10のユーザの会員設定を確認する。レシピ管理装置30は、予めユーザ認証されたユーザの会員設定を端末装置10から取得してもよいし、端末装置10が受け付けたユーザIDとパスワードを取得し、レシピ管理装置30からユーザ管理装置50にユーザの認証を要求することで会員設定を取得してもよい。その後、情報処理システム1は、ステップS16に処理を進める。
(ステップS16)レシピ管理装置30は、端末装置10から取得した献立検索条件及び会員設定に基づいて献立データ及び献立属性データを抽出する。換言すると、レシピ管理装置30は、献立を抽出する。具体的には、レシピ管理装置30は、入力キーワードに基づいて導出された検索キーワードに基づいて献立を抽出する。レシピ管理装置30は、気象データを参照して、その時点における気温を特定する。そして、レシピ管理装置30は、抽出した献立それぞれの献立属性データを参照して、特定した気温に対応する平均気温を表す献立属性データに係る献立を選択する。レシピ管理装置30は、選択した献立の献立データと献立属性データを特定する。その後、情報処理システム1は、ステップS18に処理を進める。
(ステップS18)レシピ管理装置30は、検索結果である献立データ及び献立属性データを、端末装置10に送信する。換言すると、レシピ管理装置30は、検索結果の献立を端末装置10に通知する。その後、情報処理システム1は、ステップS20に処理を進める。
(ステップS20)端末装置10は、献立をユーザの指定に応じてソートする。その後、情報処理システム1は、ステップS22に処理を進める。
(ステップS22)端末装置10は、献立をリスト表示する。その後、情報処理システム1は、ステップS24に処理を進める。
(ステップS24)端末装置10は、ユーザによる献立の選択を受け付ける。例えば、端末装置10は、リスト表示された献立の中から、詳細を表示する献立の選択を受け付ける。この場合、端末装置10は、選択された献立の詳細を、献立データ及び献立属性データに基づいて表示する。その後、情報処理システム1は、ステップS26に処理を進める。
(ステップS26)端末装置10は、選択結果と選択日時をレシピ管理装置30に送信する。レシピ管理装置30は、ステップS16の処理で特定した第1検索キーワードと、選択結果ならびに選択日時とを対応付けて履歴データを生成する。その後、情報処理システム1は、ステップS28に処理を進める。
(ステップS28)レシピ管理装置30は、履歴データを参照し、ユーザによる選択結果を解析する選択結果解析処理を行う。ここで、レシピ管理装置30は、気象データを参照し、履歴データが示す選択日時に対応する温度を特定する。レシピ管理装置30は、献立毎に特定した温度の平均値を平均温度として算出する。そして、情報処理システム1は、図16に示す処理を終了する。
なお、ステップS14の処理と、ステップS28の処理とは、任意のタイミングで行われてよい。例えばステップS14の処理は、ステップS10の処理の前に行われてよい。また、ステップS28の処理は、検索結果に対して選択が行われる度に行われてもよいし、定期的に行われてもよい。
以上が、献立検索処理における情報処理システム1の動作の説明である。
次に、レシピ検索処理における情報処理システム1の動作について説明する。
図17は、情報処理システム1によるレシピ検索処理の流れを示すシーケンスチャートである。
図17に示すステップS54の処理は、図16に示すステップS14の処理と同様であるため、説明を省略する。
(ステップS50)端末装置10は、レシピ検索条件の入力を受け付ける。その後、情報処理システム1は、ステップS52に処理を進める。
(ステップS52)端末装置10は、レシピ検索条件を、レシピ管理装置30に送信する。その後、情報処理システム1は、ステップS54に処理を進める。
(ステップS56)レシピ管理装置30は、端末装置10から取得したレシピ検索条件及び会員設定に基づいてレシピデータ及びレシピ属性データを抽出する。具体的には、レシピ管理装置30は、入力キーワードに基づいて導出された検索キーワードに基づいてレシピを抽出する。レシピ管理装置30は、気象データを参照して、その時点における気温を特定する。そして、レシピ管理装置30は、抽出したレシピそれぞれのレシピ属性データを参照して、特定した気温に対応する平均気温を表すレシピ属性データに係るレシピを選択する。レシピ管理装置30は、選択したレシピに係るレシピデータ及びレシピ属性データを特定する。その後、情報処理システム1は、ステップS58に処理を進める。
(ステップS58)レシピ管理装置30は、検索結果であるレシピデータ及びレシピ属性データを、端末装置10に送信する。換言すると、レシピ管理装置30は、検索結果のレシピを端末装置10に通知する。その後、情報処理システム1は、ステップS60に処理を進める。
(ステップS60)端末装置10は、レシピをユーザの指定に応じてソートする。その後、情報処理システム1は、ステップS62に処理を進める。
(ステップS62)端末装置10は、レシピをリスト表示する。その後、情報処理システム1は、ステップS64に処理を進める。
(ステップS64)端末装置10は、ユーザによるレシピの選択を受け付ける。例えばリスト表示されたレシピの中から、詳細を表示するレシピの選択を受け付ける。この場合、端末装置10は、選択されたレシピの詳細を、レシピデータ及びレシピ属性データに基づいて表示する。その後、情報処理システム1は、ステップS66に処理を進める。
(ステップS66)端末装置10は、レシピの選択結果をレシピ管理装置30に送信する。レシピ管理装置30は、ステップS56の処理で特定した第1検索キーワードと、レシピの選択結果ならびに選択日時とを対応付けて履歴データを生成する。その後、情報処理システム1は、ステップS68に処理を進める。
(ステップS68)レシピ管理装置30は、履歴データを参照し、ユーザによる選択結果を解析する選択結果解析処理を行う。ここで、レシピ管理装置30は、気象データを参照し、履歴データが示す選択日時に対応する温度を特定する。レシピ管理装置30は、レシピ毎に特定した温度の平均値を平均温度として算出する。そして、情報処理システム1は、図17に示す処理を終了する。
以上が、レシピ検索処理における情報処理システム1の動作の説明である。
なお、図16に示す献立検索処理が行われない場合には、献立属性データ(図4)において平均気温情報が省略されていてもよい。図17に示すレシピ検索処理が行われない場合には、レシピ属性データ(図6)において平均気温情報が省略されていてもよい。
〔画面例〕
次に、端末装置10が表示する画面について説明する。ここでは、ユーザ機能提供画面、検索結果表示画面、献立表示画面、レシピ表示画面の例について説明する。各種画面の表示は、会員設定に応じて異なっていてよい。
まず、ユーザ機能提供画面について説明する。
図18は、ユーザ機能提供画面v1を示す図である。
ユーザ機能提供画面v1には、献立・レシピ検索機能と、お気に入り表示機能と、ユーザ投稿内容表示機能と、投稿機能と、日記機能と、を提供するためのユーザインタフェースが設けられる。
献立・レシピ検索機能のユーザインタフェースとしては、キーワード入力欄Q1と、追加条件設定欄Q2と、検索ボタンB1とが設けられている。キーワード入力欄Q1とは、献立やレシピを検索するために、食材や料理を示す文字列の入力を受け付ける欄である。追加条件設定欄Q2とは、入力キーワード以外の追加の検索条件の入力を受け付ける欄である。検索ボタンB1とは、キーワード入力欄Q1と追加条件設定欄Q2との入力内容に基づいて、献立やレシピの検索を開始するためのボタンである。
お気に入り表示機能のユーザインタフェースとしては、お気に入り表示ボタンB2と、SNSリンクL1とが設けられている。お気に入り表示ボタンB2とは、お気に入り登録された献立やレシピを表示させるためのボタンである。SNSリンクL1とは、SNSへのハイパーリンクである。
ユーザ投稿内容表示機能のユーザインタフェースとしては、機能切替ボタンB3と、投稿内容表示欄H1と、リスト表示リンクL2と、キーワード入力欄Q3と、検索ボタンB4と、が設けられている。機能切替ボタンB3は、表示する投稿内容(例えば献立、レシピ、レポート)を切り替えるためのボタンである。投稿内容表示欄H1とは、ユーザによる投稿内容を表示する欄である。リスト表示リンクL2とは、投稿内容をリスト表示するためのハイパーリンクである。キーワード入力欄Q3とは、ユーザによる投稿内容を検索するためのキーワードの入力を受け付ける欄である。検索ボタンB4とは、キーワード入力欄Q3の入力内容に基づいて、ユーザによる投稿内容の検索を開始するためのボタンである。
投稿機能のユーザインタフェースとしては、献立・レシピ編集欄H2と、レポート編集欄H3と、レポートリスト表示リンクL3と、が設けられている。献立・レシピ編集欄H2とは、献立やレシピを編集するための欄である。具体的には、献立・レシピ編集欄H2において、献立データ、献立属性データ、レシピデータ、レシピ属性データに記述される各種情報の入力を受け付ける。レポート編集欄H3とは、レポートを編集するための欄である。具体的には、レポート編集欄H3において、レポートデータに記述される各種情報の入力を受け付けるための欄である。レポートリスト表示リンクL3とは、ユーザが作成、投稿したレポートをリスト表示するためのハイパーリンクである。
日記機能のユーザインタフェースとしては、日記編集欄H4と、日記リスト表示リンクL4と、が設けられている。日記編集欄H4とは、日記を編集するための欄である。日記リスト表示リンクL4とは、ユーザが作成した日記をリスト表示するためのハイパーリンクである。
以上が、ユーザ機能提供画面の説明である。
次に、検索結果表示画面について説明する。
図19は、検索結果表示画面v2を示す図である。
検索結果表示画面v2には、結果リスト表示欄T1と、絞込み条件設定欄Q4と、関連検索欄Q5と、NOT検索欄Q6と、ソートボタンB5と、が設けられている。結果リスト表示欄T1とは、検索結果である献立やレシピをリスト表示する欄である。絞込み条件設定欄Q4とは、検索結果を絞込むための条件を設定するための欄である。絞込み条件としては、例えばレポート数、調理時間、種別、栄養量、会員許諾等を指定することができる。関連検索欄Q5とは、検索キーワードに関連するキーワードを、新たな検索キーワードの候補として提示する欄である。NOT検索欄Q6とは、検索結果として除外するキーワードを入力するための欄である。ソートボタンB5とは、検索結果を並び替えるためのボタンである。例えば投稿日時、人気度(レポート数、閲覧数等)に応じてソートを行うことができる。
以上が、検索結果表示画面の説明である。
次に、献立表示画面について説明する。
図20は、献立表示画面v3を示す図である。
献立表示画面v3には、献立名表示欄M1と、献立画像表示欄M2と、投稿ユーザ名表示欄M3と、調理時間M4と、投稿者コメント表示欄M5と、構成料理表示欄M6と、投稿日時表示欄M7と、評価表示欄M8と、献立カテゴリ表示欄M9と、が設けられている。献立名表示欄M1とは、献立の名称を表示する欄である。献立画像表示欄M2とは、献立を撮像した画像を表示する欄である。投稿ユーザ名表示欄M3とは、献立投稿者のニックネームを表示する欄である。献立調理時間M4とは、献立の調理に要する時間を表示する欄である。投稿者コメント表示欄M5とは、献立投稿者のコメントを表示する欄である。構成料理表示欄M6とは、献立を構成する料理の概要を表示する欄である。投稿日時表示欄M7とは、献立の投稿日時を表示する欄である。評価表示欄M8とは、献立を閲覧したユーザにより行われた評価を表示する欄である。献立カテゴリ表示欄M9とは、献立の種別を表示する欄である。
以上が、献立表示画面の説明である。
次に、レシピ表示画面について説明する。
図21は、レシピ表示画面v4を示す図である。
レシピ表示画面v4には、レシピ名表示欄R1と、レシピ画像表示欄R2と、投稿ユーザ名表示欄R3と、お気に入り登録ボタンR4と、食材表示欄R5と、栄養表示欄R6と、調理工程表示欄R7と、投稿者コメント表示欄R8と、レポート表示欄R9と、機能呼び出しボタン群B6と、が設けられている。レシピ名表示欄R1とは、レシピの名称を表示する欄である。レシピ画像表示欄R2とは、レシピにより調理された料理を撮像した画像を表示する欄である。投稿ユーザ名表示欄R3とは、レシピ投稿者のニックネームを表示する欄である。食材表示欄R5とは、調理に用いる食材を表示する欄である。栄養表示欄R6とは、料理のカロリーや塩分等の栄養を表示する欄である。調理工程表示欄R7とは、調理工程を表示する欄である。調理工程表示欄R7には、調理工程の説明文や調理工程の様子を撮像した画像等が表示されてよい。投稿者コメント表示欄R8とは、レシピ投稿者のコメントを表示する欄である。レポート表示欄R9とは、レシピに対して投稿されたレポートを表示する欄である。機能呼び出しボタン群B6とは、各種機能を呼び出すためのボタン群である。例えばレシピを印刷したり、メールで送信したり、他の端末装置に転送したりする機能を呼び出すことができる。
以上が、画面例についての説明である。
〔本実施形態のまとめ〕
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システム1は、アクセス日時(例えば、選択日時)とアクセスされた提供情報(例えば、献立、レシピ)を示す履歴データを取得する履歴管理部336を備える。情報処理システム1は、各日時の気温を示す気象データを参照して、提供情報のアクセス日時における気温の代表値である代表気温(例えば、平均気温)を算出し、代表気温を提供情報に関連付けて管理する提供情報編集部(例えば、献立編集部331、レシピ編集部332)を備える。また、情報処理システム1は、現在の気温に対応する代表気温に関連付けた提供情報を抽出する抽出部(例えば、抽出部335)を備える。
これにより、情報処理システム1は、提供情報毎に各ユーザからのアクセス日時における気温の代表気温を算出し、算出した代表気温と提供情報とを関連付けることができる。そして、情報処理システム1は、現在の気温に対応する代表気温に関連付けられた提供情報を特定し、特定した提供情報がユーザに提供される。現在の気温においてアクセスされる可能性が高い提供情報がユーザに提供されるので、操作を煩雑せずに情報処理システム1が提供する情報提供サービスに対するユーザの満足度を向上させることができる。
また、情報処理システム1は、さらに検索文字列(例えば、検索キーワード)を取得する検索入力部(例えば、検索キーワード取得部334)を備える。抽出部335は、代表気温に関連付けた提供情報のうち、取得した検索文字列に関連する提供情報を抽出する。履歴管理部は、抽出部335が抽出した提供情報から、ユーザの選択指示に基づいて選択された提供情報をアクセスされた提供情報とし、選択された提供情報の選択日時をアクセス日時として特定する。
これにより、情報処理システム1は、ユーザの検索要求において指示された検索文字列に基づいて提供情報を絞り込むことができる。また、情報処理システムは、代表気温に関連付けられた提供情報のうちユーザの選択指示に基づいて選択された提供情報をアクセスされた提供情報として特定し、選択された日時がアクセス日時として特定することができる。従って、ユーザが関心を有する提供情報のうち、ユーザの意思により提供情報を選択した時点の気温が特定される。特定された気温に基づいて導出される代表気温と選択された提供情報が関連付けられるので、情報処理システム1が提供する情報提供サービスにおいてよりユーザの嗜好に沿った情報が提供される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。以下の説明は、上記の実施形態との差異点を主とし、上記の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を援用する。第1の実施形態では、主に端末装置10からのアクセスが献立もしくはレシピの検索又は選択である場合を例にしたが、本実施形態では、主に端末装置10からのアクセスがレポートの投稿である場合を例にする。
本実施形態に係るレシピ管理装置30の履歴管理部336は、第1の実施形態に係る履歴管理部336と同様の処理を行う他、レポート編集部333において生成されるレポートデータの生成履歴を管理する。例えば、端末装置10のレポート投稿部184は、操作入力部12又は音声入力部13が受け付けた操作に基づいて、レポート対象の献立の献立ID又はレシピのレシピIDを特定し、その他の要素情報、例えば、レポートコメント情報を取得する。レポート投稿部184は、その直前に表示している献立又はレシピをレポート対象として特定してもよい。レポート投稿部184は、レポート対象情報と取得した要素情報を含むレポートデータを新たに生成し、生成したレポートデータをレシピ管理装置30に送信する。
レシピ管理装置30のレポート編集部333は、端末装置10から新たに生成したレポートデータを受信し、受信したレポートデータを特定するレポートIDを発行する。レポート編集部333は、発行したレポートIDを受信したレポートデータに含め、レポートデータ記憶部327に記憶する。
履歴管理部336は、レポートデータの取得日時をレポート日時情報として特定する。履歴管理部336は、取得日時として、そのレポートデータの受信日時、記憶日時、生成日時のいずれを採用してもよい。そして、履歴管理部336は、特定したレポート結果情報とレポート日時情報を、新たに発行した履歴IDと送信元の端末装置10のユーザIDと対応付け、履歴データの一部として履歴データ記憶部328に記憶する。レポート日時情報が示すレポートデータの取得日時における気温は、献立編集部331又はレシピ編集部332において、レポート対象情報が示す献立又はレシピに係る平均気温の算出に用いられる。
なお、レポート対象情報が献立IDを示すとき、献立編集部331は、その献立IDを含んだ献立属性データに含まれる献立レポート数を1増加させる。レポート対象情報がレシピIDを示すとき、レシピ編集部332は、そのレシピIDを含んだレシピ属性データに含まれるレシピレポート数を1増加させる。なお、献立レポート数ならびにレシピレポート数の初期値として、それぞれ0を設定しておく。また、献立編集部331は、その献立IDに係るレポートが削除される毎に、その献立IDに係る献立レポート数を1減少させる。レシピ編集部332は、そのレシピIDに係るレポートが削除される毎に、そのレシピIDに係るレシピレポート数を1減少させる。
レポート編集部333は、レポートデータの取得日時に代えて、レポートデータに含まれ、レポート対象の献立又はレシピに関連した関連日時をレポート日時情報として特定してもよい。例えば、端末装置10のレポート投稿部184は、操作入力部12が受け付けた操作に応じてレポート編集欄H3(図18参照)の内部もしくは近傍に設けられた日時入力欄(図示せず)に関連日時を設定する。関連日時として、その献立又はレシピに係る料理が調理された日時が設定されてもよい。調理された日時の設定を案内するための案内メッセージが日時入力欄の近傍に表示されてもよい。案内メッセージとして、例えば、次のメッセージ「作った日と時間を入力して下さい」が用いられてもよい。レポート編集部333は、設定された関連日時を示す関連日時情報を含めたレポートデータをレシピ管理装置30に送信する。レシピ管理装置30のレポート編集部333は、端末装置10から受信したレポートデータから関連日時情報を抽出し、抽出した関連日時情報をレポート日時情報として特定する。
また、レポート編集部333は、端末装置10から受信したレポートデータに含まれるレポートコメント情報からレポート対象の献立又はレシピに係る料理が調理された日時の情報を抽出してもよい。例えば、レポート編集部333は、レポートコメント情報が示す説明文のうち、調理を示す語句を含む文と日時を示す語句を含む文を抽出し、抽出された文同士が同一又は隣接しているとき、その日時を関連日時として特定する。調理を示す語句は、例えば、「作る」、「仕込む」、「仕上げる」などの語句である。日時において、日付が含まれず、時刻が指示されていることがある。その場合には、レポート編集部333は、指示されている時刻をそのレポートデータを受信した日の日付に補って関連日時として設定してもよい。レポート編集部333は、抽出した関連日時を示す関連日時情報をレポート日時情報として特定する。特定された関連日時における気温は、献立編集部331又はレシピ編集部332において、レポート対象である投稿又はレシピに係る平均気温の算出に用いられる。レポート編集部333は、この方法により関連日時情報を特定できない場合、そのレポートデータの受信日時情報又は記憶日時情報をレポート日時情報として定めてもよい。
次に、本実施形態に係る選択結果解析処理について説明する。
図22は、本実施形態に係る選択結果解析処理を示すシーケンス図である。
(ステップS80)端末装置10は、レポート対象の献立又はレシピを特定し、特定したレポート対象に係るレポートデータを生成する。その後、ステップS82の処理に進む。
(ステップS82)端末装置10は、生成したレポートデータをレシピ管理装置30に送信する。レシピ管理装置30は、端末装置10からレポートデータを受信する。その後、ステップS84の処理に進む。
(ステップS84)レシピ管理装置30は、受信したレポートデータの取得日時、レポートデータからレポート対象の献立又はレシピに関連した関連日時をレポート日時として特定する。その後、ステップS86の処理に進む。
(ステップS86)レシピ管理装置30は、履歴ID、ユーザID、特定したレポート日時を示すレポート日時情報及びレポート対象情報とを対応付けて履歴データの一部として記憶する。その後、ステップS88の処理に進む。
(ステップS88)レシピ管理装置30は、気象データを参照し、履歴データが示すレポート日時のそれぞれに対応する温度を特定する。その後、ステップS90の処理に進む。
(ステップS90)レシピ管理装置30は、レポート対象である献立又はレシピ毎に特定した温度の平均値を平均温度として算出する。その後、ステップS92の処理に進む。
(ステップS92)レシピ管理装置30は、レポート対象の属性データの平均温度情報を、算出した平均温度を示す平均温度情報に更新する。その後、図23に示す処理を終了する。
情報処理システム1は、図22に示す選択結果解析処理を、ステップS28の選択結果解析処理(図16参照)又はステップS68の選択結果解析処理(図17参照)に代えて行う。なお、図22に示す例では、平均温度情報の算出において、レポート日時における温度を用いる場合を例にしたが、さらに選択日時における温度が用いられてもよい。また、投稿情報がレポートデータである場合を例にしたが、レポートデータに代えて、又はレポートデータとともに日記データが処理対象になってもよい。
〔本実施形態のまとめ〕
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システム1は、提供情報(例えば、献立、レシピ)に関する投稿情報(例えば、レポートデータ)を取得する投稿情報編集部(例えば、献立編集部331、レシピ編集部332)を備える。履歴管理部336は、投稿情報編集部が取得した投稿情報に関する提供情報をアクセスされた提供情報とし、投稿情報の取得日時又は投稿情報に含まれる提供情報に関する日時をアクセス日時として特定する。
これにより、情報処理システム1は、投稿された投稿情報に関する提供情報をアクセスされた提供情報として特定し、投稿情報の取得日時又は投稿情報に含まれる提供情報に関する日時をアクセス日時として特定することができる。従って、投稿情報を生成した他のユーザが参照した提供情報のアクセス日時として、その参照に係る日時が取得される。ユーザが関心をもって参照した日時における気温が代表気温(例えば、平均気温)の算出に用いられるので、情報処理システム1は、気温に基づいて選択される提供情報として、よりユーザの嗜好に沿った情報を提供することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
以下の説明は、上記の実施形態との差異点を主とし、上記の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を援用する。
本実施形態に係る気象データは、日時情報毎に温度情報と湿度情報を対応付けて形成されてもよい。湿度情報は、その日時において観測された湿度を示す情報である。
献立編集部331は、気象データを参照して、献立がアクセスされた日時における気温と湿度を特定する。本実施形態ならびに以下に説明する実施形態では、アクセスとは、検索された情報からの選択もしくは表示(閲覧)することと(第1の実施形態参照)、投稿情報(レポート、日記)を生成ならびに送信(投稿)すること(第2の実施形態参照)を含む。献立編集部331は、特定した気温、湿度それぞれの平均値を平均気温、平均湿度として各献立IDについて算出する。本実施形態に係る献立属性データは、図23に例示されるように平均気温情報と平均湿度情報を含む。献立編集部331は、その献立IDを有する献立属性データに含まれる平均気温情報と平均湿度情報を、算出した平均気温を示す平均気温情報と平均湿度情報に更新する。
また、レシピ編集部332は、気象データを参照して、レシピがアクセスされた日時における気温と湿度を特定する。レシピ編集部332は、特定した気温、湿度それぞれの平均値を平均気温、平均湿度として各レシピIDについて算出する。本実施形態に係るレシピ属性データは、図23に示す献立属性データと同様に、平均気温情報と平均湿度情報を有する。レシピ編集部332は、そのレシピIDを有するレシピ属性データに含まれる平均気温情報と平均湿度情報を、算出した平均気温を示す平均気温情報と平均湿度情報に更新する。
抽出部335は、気象データを参照して、現在の気温と湿度を特定し、特定した気温と湿度にそれぞれ対応する平均気温情報と平均湿度情報を有する献立属性データ又はレシピ属性データを選択する。抽出部335は、選択した献立属性データ又はレシピ属性データに対応付けられている献立データ又はレシピデータを抽出する。
〔本実施形態のまとめ〕
以上説明したように、本実施形態に係る提供情報編集部(例えば、献立編集部331、レシピ編集部332)は、各日時の湿度をさらに示す気象データを参照し、提供情報(例えば、献立、レシピ)のアクセス日時における湿度の代表値である代表湿度(例えば、平均湿度)を算出する。提供情報編集部は、代表湿度を提供情報にさらに対応付けて管理する。抽出部335は、現時点の気温と湿度のセットに対応する提供情報を抽出する。
これにより、情報処理システム1は、提供情報毎に各ユーザからのアクセス日時における気温の代表気温と代表湿度を算出し、算出した代表気温と代表湿度のセットと提供情報とを関連付けることができる。そして、情報処理システム1は、現在の気温と湿度のセットにそれぞれ対応する代表気温と代表湿度のセットに関連付けられた提供情報を特定し、特定した提供情報がユーザに提供される。現在の気温と湿度のセットにおいてアクセスされる可能性が高い提供情報がユーザに提供されるので、湿度が考慮されることで情報処理システム1が提供する情報提供サービスに対するユーザの満足度をさらに向上させることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
以下の説明は、上記の実施形態との差異点を主とし、上記の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を援用する。
本実施形態に係る気象データは、日時情報毎に温度情報と天候情報を対応付けて形成されてもよい。天候情報は、対応する日時における天候を示す情報である。
献立編集部331は、気象データを参照して、献立がアクセスされた日時における気温と天候を特定する。献立編集部331は、特定した気温の平均値を平均気温として天候毎に各献立IDについて算出する。また、献立編集部331は、天候毎の頻度を計数し、計数した頻度が最も高い天候を各献立IDについて特定する。本実施形態に係る献立属性データは、図24に例示されるように平均気温情報と天候情報を含む。献立編集部331は、その献立IDを有する献立属性データに含まれる平均気温情報と天候情報を、特定した天候について算出した平均気温情報と特定した天候を示す天候情報に更新する。
レシピ編集部332は、気象データを参照して、レシピがアクセスされた日時における気温と天候を特定する。レシピ編集部332は、特定した気温の平均値を平均気温として天候毎に各レシピIDについて算出する。また、レシピ編集部332は、天候毎の頻度を計数し、計数した頻度が最も高い天候を各レシピIDについて特定する。本実施形態に係るレシピ属性データは、図24に示す献立属性データと同様に平均気温情報と天候情報を含む。レシピ編集部332は、そのレシピIDを有するレシピ属性データに含まれる平均気温情報と天候情報を、特定した天候について算出した平均気温情報と特定した天候を示す天候情報に更新する。
抽出部335は、気象データを参照して、現在の気温と天候を特定し、特定した気温と天候にそれぞれ対応する平均気温情報と天候情報を有する献立属性データ又はレシピ属性データを選択する。抽出部335は、選択した献立属性データ又はレシピ属性データに対応付けられている献立データ又はレシピデータを抽出する。
〔本実施形態のまとめ〕
以上説明したように、本実施形態に係る提供情報編集部(例えば、献立編集部331、レシピ編集部332)は、各日時の気候をさらに示す気象データを参照して、所定の気候における代表気温(例えば、平均気温)を算出し、所定の気候を提供情報にさらに対応付けて管理する。抽出部335は、現時点の気温と気候のセットに対応する提供情報を抽出する。
これにより、情報処理システム1は、提供情報毎に各ユーザからのアクセス日時における気温の代表気温と天候を取得し、代表気温と天候のセットと提供情報とを関連付けることができる。そして、情報処理システム1は、現在の気温と天候のセットにそれぞれ対応する代表気温と天候のセットに関連付けられた提供情報を特定し、特定した提供情報がユーザに提供される。現在の気温と天候のセットにおいてアクセスされる可能性が高い提供情報がユーザに提供されるので、天候を考慮することで情報処理システム1が提供する情報提供サービスに対するユーザの満足度をさらに向上させることができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。以下の説明は、上記の実施形態との差異点を主とし、上記の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を援用する。
本実施形態に係る気象データは、各地域について日時情報毎に温度情報を対応付けて形成されてもよい。温度の観測地点は、地域毎の代表地点であってもよい。地域は、情報提供サービスの提供領域を区分した範囲である。個々の地域は、共通の気候帯に属する地理的な領域であればよい。地域は、例えば、都道府県、地方区分、などである。レシピ管理装置30には、地点の地域毎の区分を示す地図データが記憶されてもよい。
また、履歴管理部336は、アクセス日時情報(例えば、選択日時情報)にさらにアクセス地点情報を対応付けて履歴データを形成する。アクセス地点情報は、献立又はレシピの選択、レポートの投稿に係る端末装置10の位置を示す情報である。端末装置10の位置を示す位置情報として、端末装置10に内蔵する位置取得部(例えば、GPS:Global Positioning System)が取得し、レシピ管理装置30に送信された位置情報が利用可能である。また、端末装置10が無線通信機能を有する場合には、履歴管理部336は、端末装置10が在圏する基地局装置の位置を示す位置情報を端末装置10の位置情報として利用可能である。レシピ管理側通信部31が、端末装置10と基地局装置との間の接続を確立するときに位置情報を取得することができる。
献立編集部331は、検索データを参照して、アクセス日時情報に対応する位置情報が示す端末装置10の位置を特定する。献立編集部331は、地図データを参照して、特定した位置が含まれる地域を特定する。献立編集部331は、気象データを参照して、特定した地域での献立がアクセスされた日時における気温を特定する。献立編集部331は、特定した気温の平均値を平均気温として地域毎に各献立IDについて算出する。本実施形態に係る献立属性データは、図25に例示されるように地域毎に平均気温情報を含む。献立編集部331は、その献立IDを有する献立属性データに含まれる地域毎の平均気温情報を、算出した地域毎の平均気温情報に更新する。
レシピ編集部332は、献立編集部331と同様に、アクセス日時情報に対応する位置情報が示す端末装置10の位置を特定し、特定した位置が含まれる地域を特定する。レシピ編集部332は、気象データを参照して、特定した地域でのレシピがアクセスされた日時における気温を特定する。レシピ編集部332は、特定した気温の平均値を平均気温として地域毎に各レシピIDについて算出する。レシピ編集部332は、そのレシピIDを有するレシピ属性データに含まれる地域毎の平均気温情報を、算出した地域毎の平均気温情報に更新する。
抽出部335は、上述したように検索文字列を送信する端末装置10の位置情報を取得する。抽出部335は、地図データを参照して、取得した位置情報が示す位置が含まれる地域を特定する。抽出部335は、気象データを参照して、特定した地域での現在の気温を特定し、特定した気温に対応する平均気温を示すその地域の平均気温情報を有する献立属性データ又はレシピ属性データを選択する。抽出部335は、選択した献立属性データ又はレシピ属性データに対応付けられている献立データ又はレシピデータを抽出する。
〔本実施形態のまとめ〕
以上説明したように、本実施形態に係る提供情報編集部(例えば、献立編集部331、レシピ編集部332)は、地域毎の気温を示す気象データを参照して、提供情報(例えば、献立、レシピ)が提供される地域毎に代表気温を算出し、代表気温を地域毎に提供情報と対応付けて管理する。また、抽出部335は、提供情報が要求される地域における現在の気温に対応する提供情報を抽出する。
これにより、情報処理システム1は、提供情報毎にその提供情報が提供される地域における各ユーザからのアクセス日時における気温の代表気温を取得し、地域毎の代表気温と提供情報とを関連付けることができる。そして、情報処理システム1は、提供情報が要求される地域における現在の気温に対応するその地域の代表気温に関連付けられた提供情報を特定し、特定した提供情報がユーザに提供される。その地域における現在の気温においてアクセスされる可能性が高い提供情報がユーザに提供されるので、情報処理システム1が提供する情報提供サービスに対するユーザの満足度をさらに向上させることができる。ここで、同一の気温であっても温暖な地域において嗜好される提供情報と寒冷な地域において嗜好される提供情報との差異を考慮して、それぞれの地域における嗜好に沿った提供情報が提供される。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。以下の説明は、上記の実施形態との差異点を主とし、上記の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を援用する。
本実施形態に係る献立属性データに含まれる平均気温情報は、図26に例示されるように予め設定された所定の期間毎に設定される。設定される期間は、例えば、季節、需要期、構成食材の流通期などである。設定されていない期間に対しては、平均気温情報が設定されなくてもよい。また、本実施形態では、レシピ属性データに含まれる平均気温情報も、献立属性データと同様に所定の期間毎に設定される。
献立編集部331は、その時点までのアクセス日時情報毎にアクセスされた献立の献立IDを履歴データから取得する。献立編集部331は、取得した献立IDを含む献立属性データに設定されている期間のうち、そのアクセス日時情報が示すアクセス日時が属する期間を特定する。献立編集部331は、気象データを参照して、そのアクセス日時における気温を特定する。献立編集部331は、献立ID及び設定された期間毎に特定した気温の平均値を平均気温として算出する。献立編集部331は、献立属性データに含まれる献立ID及び期間毎の平均気温情報を算出した献立ID及び期間毎の平均気温情報に更新する。
レシピ編集部332は、その時点までのアクセス日時情報毎にアクセスされたレシピのレシピIDを履歴データから取得する。レシピ編集部332は、取得したレシピIDを含むレシピ属性データに設定されている期間のうち、そのアクセス日時情報が示すアクセス日時が属する期間を特定する。レシピ編集部332は、気象データを参照して、そのアクセス日時における気温を特定する。レシピ編集部332は、レシピID及び設定された期間毎に特定した気温の平均値を平均気温として算出する。レシピ編集部332は、レシピ属性データに含まれるレシピID及び期間毎の平均気温情報を算出した献立ID及び期間毎の平均気温情報に更新する。
抽出部335は、気象データを参照して、現在の気温を特定し、特定した気温に対応する平均気温情報であって、現時点が含まれる期間に係る平均気温情報を有する献立属性データ又はレシピ属性データを選択する。抽出部335は、選択した献立属性データ又はレシピ属性データに対応付けられている献立データ又はレシピデータを抽出する。
〔本実施形態のまとめ〕
以上説明したように、本実施形態に係る提供情報編集部(例えば、献立編集部331、レシピ編集部332)は、所定の期間毎に代表気温(例えば、平均気温)を算出し、代表気温を所定の期間毎に提供情報と対応付けて管理する。また、抽出部335は、現時点が属する期間における代表気温が現時点の気温に対応する提供情報を抽出する。
これにより、情報処理システム1は、提供情報毎に各ユーザからのアクセス日時における気温のそのアクセス日時が属する期間の代表気温を取得し、期間毎の代表気温と提供情報とを関連付けることができる。そして、情報処理システム1は、現時点が属する期間における代表気温が現時点の気温に対応する提供情報を特定し、特定した提供情報がユーザに提供される。現時点の気温において、現時点が属する期間においてアクセスされる可能性が高い提供情報がユーザに提供され、その期間外の提供情報はユーザに提供されない。そのため、情報処理システム1が提供する情報提供サービスに対するユーザの満足度を向上させることができる。
(第7の実施形態)
上記各実施形態において、情報処理システム1は、店舗向けの調理情報の配信サービスのシステムであっても良い。
上述のように、特許文献1には、1つ以上の料理からなる献立の提案における条件設定を含むユーザからの入力操作を受け付け、入力された条件に基づいて適した料理を検索し、検索結果をユーザに提示し、提示された料理に対してのユーザの評価を受け付け、条件設定とユーザの評価に基づいて、適した料理を再検索する献立決定支援装置について記載されている。
しかしながら、店舗においても、お客(来店者を含む)又は店員(ユーザ)に所望の情報を提供することが求められている。本発明の一態様は、この点にも鑑みてなされたものであり、お客又は店員に所望の情報を提供することができる情報処理システム、情報処理方法、プログラムを提供することも目的の一つとする。
なお、本実施形態の情報処理システム、各装置の構成を示す図は、上記実施形態と同様の図であるので説明は援用して省略する。以下、各図の各機能ブロック等において追加又は変更になる点を説明する。
<店舗向けの調理情報の配信サービスについて>
情報処理システム1は、各店舗に対して、レシピ管理装置30が管理する各種データに基づいて、レシピに関する情報(レシピやレシピに関する画像)を、端末装置10に配信する。各店舗の各売り場には、1又は複数の端末装置10が設置される。各端末装置10は、レシピ管理装置30が管理する各種データに基づいて、店員(会社又は会社グループの社員等を含む)が1又は複数の候補から指定したレシピに関する情報を表示する。
これにより、お客は、店舗の各売り場において、レシピを参照し、調理を検討することができる。また、店員は、食材等の販売を促進することができる。
なお、レシピに関する画像は、投稿されたものに限らず、投稿者以外の者(配信サービス提供者や制作会社等)が作成した動画像であってもよい。また、動画像には、レシピに関する広告(レシピで用いられる食材・商品に関する広告)が含まれてもよい。
<店舗での配置例>
端末装置10は、各店舗の各売り場に、1又は複数台が設置される。例えば、店舗とは、スーパーマーケット、デパート、コンビニエンスストア等であり、少なくとも一部又は全部において、お客に対して、食品を譲渡(販売、試供品等の提供)する店である。
売り場とは、食品の販売種別に応じた売り場(「コーナー」とも呼ばれる)であり、例えば、精肉コーナー、青果コーナー、鮮魚コーナー、日配食品コーナー、又は惣菜コーナー等である。なお、日配食品とは、毎日店舗に配送される食品であり、牛乳、豆腐、練物、生菓子などをいう。また、売り場は、店舗において、部門に対応することもあり、各部門が対応する売り場(コーナー)を管理する。例えば、精肉コーナーには畜産部門が対応し、青果コーナーには農産部門が対応する。鮮魚コーナーには水産部門が対応し、日配食品コーナーにはディリ―部門が対応する。
図27は、本実施形態に係る端末装置10の配置の一例を示す図である。
この図は、ある店舗のある売り場(鮮魚コーナー)において、端末装置10(タブレット端末)が設置された一例である。ここで、店舗側が販売を促進する食品(「販促商品」とも称する)は、「たこ」である。端末装置10は、販促商品と一緒に陳列される。
端末装置10は、販促商品が主たる食材(メイン食材)となるレシピ(「販促レシピ」とも称する)又は販促レシピに関する画像を表示する。端末装置10は、レシピカードとも一緒に陳列される。レシピカードは、例えば、表示用のレシピカードと配布用のレシピカードの2種類が一緒に陳列される。配布用のレシピカードは、複数枚配置され、お客が所持して、持ち帰ることもできる。関連商品は、販促レシピにおいて、主たる食材以外の食材(調味料や一部調理品を含む)である。この図では、関連商品は、例えば、「キャベツ」や「たこ焼き粉」である。つまり、販促レシピは、「たこ」、「キャベツ」及び「たこ焼き粉」を使用するレシピである。
このように、本実施形態の店舗(売り場)は、販促商品は、販促商品が主たる食材となる販促レシピを表示する端末装置10と一緒に陳列される。そして、端末装置10は、レシピカードとも一緒に陳列され、また、販促商品又は端末装置10は、関連商品と一緒に陳列される。これにより、お客は、店舗の各売り場において、販促レシピを参照し、販促レシピが示す調理を行おうと考えた場合に、すぐに食材を取得できるとともに、販促レシピが示す調理を記載したレシピカードを取得できる。
なお、一緒に陳列されるとは、例えば、周囲(例えば、半径1m以内)に配置されること、同一の陳列場所(同一の陳列棚、陳列台、又はその付近等)に陳列されること、端末装置10のディスプレイの表示を見つつ、目が届く範囲に配置されることをいう。例えば、端末装置10は、例えば、什器を用いて行われ、販促商品と同一の陳列ケースや陳列棚、陳列台に置かれる。ただし、本発明はこれに限らず、端末装置10は、壁に掛けられてもよいし、又は、天井や棚から吊るされてもよい。
また、レシピカードには、ウェブサイトにおける販促レシピへのアクセス方法(QRコードやURL等、販促レシピのサイトの識別情報)が記載されていてもよい。お客は、レシピカードに基づいて、自身の端末装置10によって、ウェブサイトにおける販促レシピを参照し、より詳細なレシピ情報を参照することができる。
<端末装置10>
端末装置10には、販促商品が主たる食材(メイン食材)となる販促レシピ又は販促レシピに関する画像を表示する。図の例では、端末装置10は、「たこ」を主たる食材とする販促レシピについて、販促レシピに関する画像を表示する。
なお、レシピ管理装置30は、販促商品が入力された場合、販促商品を主たる食材とするレシピを提供してもよい。具体的には、レシピ管理装置30は、レシピ毎(例えば、図5の利用食材毎)に、食材が主たる食材か否かを示す主食材情報を記憶してもよい。また、レシピ管理装置30は、その他の情報(選択結果情報、レシピに使用する食材の重さ、食材の登録順又は表示順、レシピのタイトル)に基づいて、レシピに使用する食材から、主たる食材を選択し、この食材を主食材情報として、レシピに対応付けてもよい。この場合、レシピ管理装置30は、入力された販売商品が示す食材が、主食材情報が示す食材であるレシピを、販促レシピ(その候補を含む)として提供する。また、販促レシピは、主たる食材の使用量が多いレシピであってもよい。使用量が多いレシピとは、使用する重さや、使用する食材の金額(例えば、量(重さ又は個数)の単価×量)が多いレシピであってもよい。
(動画像について)
販促レシピに関する画像とは、例えば、動画像である。
端末装置10は、販促レシピで用いる食材、販促レシピに基づく調理風景、販促レシピによって完成した料理等の動画像を再生する。端末装置10は、これらの画像の一部又は全部が繋げられた動画像(「一連の調理風景」の動画像とも称する)を再生する。ここで、一連とは再生時間が連続的に連なっているものをいう。
なお、端末装置10は、動画像を早送りにて再生し、短時間で一連の調理風景を再生してもよい(一連の調理風景の再生を、1回の再生と計数する)。短時間とは、例えば1分以内、好ましくは30秒程度又は15秒程度である。また、端末装置10は、1回の再生を、繰り返してもよい。これにより、端末装置10は、お客の注意を引くことができる動画像を表示できる。
つまり、お客は、1分以上の動画像が続く場合、動画像を見ることを止め、次の売り場へ足を運んでしまう場合がある。これは、次の検証結果に基づくものである。
お客が端末装置10を参照するタイミングは任意であり、例えば、一連の調理風景のうちの途中から参照する場合がある。お客が一連の調理風景を途中から参照した場合、初めから参照したい、という気持ちになり、動画像を参照しながら、次に同じ一連の調理風景が始まるのを待つ。ここで、一連の調理風景がなかなか終わらない場合、お客は、初めから一連の調理風景を参照することを諦め、売り場を去ってしまう。一方、一連の調理風景がすぐに終わる場合、お客は、初めから一連の調理風景を参照するとともに、販促レシピの調理をしたいと考えることが分かった。より具体的には、1回の再生にかかる時間の上限は1分程度であり、よりお客が注目するのは30秒程度(20秒〜40秒)、15秒程度(10秒〜20秒)であることが分かった。
そこで、レシピ管理装置30は、1分以内(例えば、10秒〜40秒)の販促レシピに関する動画像を配信し、端末装置10は、配信されたレシピに関する動画像を繰り返して再生して、表示する。つまり、端末装置10は、食品を扱う店舗において、各売り場に設置される。端末装置10は、店員が指定した販促レシピに関する動画であって、その再生時間が1分以内の動画像を、繰り返して再生する。これにより、端末装置10は、各売り場において、お客の注意を引きつつ、お客を売り場に留めることができる動画像を表示でき、お客は、店舗の各売り場において、販促レシピを参照し、調理を検討することができる。また、店員は、食材等の販売を促進することができる。
端末装置10は、元の撮像された動画像(「撮像動画像」とも称する)の少なくとも一部が、早送り又は遅送りされた動画像を含む、動画像(「販促動画像」とも称する)を再生する。販促動画像は、撮像動画像全体を、元の動画像の全体の再生時間に応じた再生速度で早送りした動画像でもよい。例えば、販促動画像は、15分の撮像動画像を、60倍速にして15秒にした動画像である。
また、端末装置10は、複数の再生速度で撮像動画像を再生した動画像を表示してもよい。例えば、販促動画像は、撮像動画像の一部が第1再生速度で早送りされ、別の一部が第2再生速度(第1再生速度とは異なる速度)で再生されたものであってもよい。この場合、再生速度は、特定のシーンで、変化してもよい。
例えば、再生速度は、販促レシピで用いる食材、販促レシピに基づく調理風景、販促レシピによって完成した料理等の動画シーンで、変化してもよい。また、再生速度は、少なくとも2つの調理工程の間で異なっていてもよい。また、特定のシーン、例えば、食材を炒めるシーン、食材を焼くシーン、食材を煮るシーン、調理の仕上げのシーン、盛付後のシーンは、他のシーンや平均再生速度と比較して、遅い再生速度であってもよい。また、販促商品が表示されるシーンの一部又は全部は、他のシーンや平均再生速度と比較して、遅い再生速度であってもよい。
再生速度が変化する場合、特に、早い再生速度から遅い再生速度に変化した場合、お客は、遅い再生速度のシーンに注目する。食欲をそそるシーン(例えば、炒めるシーン、焼くシーン)の再生速度を遅くすることにより、お客の食欲を促し、調理意欲を湧かせることができる。また、販促商品が表示されるシーンの再生速度を遅くすることにより、お客に販促商品をアピールすることができる。
このように、端末装置10は、一連の調理風景を短時間で表示しつつも、特定のシーンを遅く再生することで、特定のシーンをお客に注目させ、調理意欲を湧かせる、又は、販促商品をアピールすることができる。
また、端末装置10は、特定のシーン(例えば、上記例示したシーン)で、撮像のアングルが変化する動画像を表示してもよい。また、端末装置10は、特定のシーン(例えば、上記例示したシーン)で、再生速度及び撮像のアングルが変化する動画像を表示してもよい。端末装置10は、一連の調理風景を短時間で表示しつつも、特定のシーンのアングルを変化させることで、特定のシーンをお客に注目させ、調理意欲を湧かせる、又は、販促商品をアピールすることができる。
なお、端末装置10は、販促レシピの動画像に、別の動画像を挿入してもよい。例えば、端末装置10は、予め定めた再生回数だけ、販促レシピの動画像(一連の調理風景の動画像;「販促レシピ動画像」とも称する)を再生した後、商品の広告の動画像(「広告動画像」と称する)を再生する。この広告動画像は、販促レシピに関する商品、例えば、販促商品又は関連商品を宣伝する動画像である。
例えば、端末装置10は、2回以上、好ましくは、2回以上5回以内に、広告動画像を再生する。これは、次の検証結果に基づくものである。上述のように、お客は、販促レシピ動画像を途中から参照した場合、初めから参照したい、という気持ちになり、販促レシピ動画像を参照しながら、次に同じ販促レシピ動画像が始まるのを待つ。ここで、販促レシピ動画像の再生終了後、次に広告動画像が再生されてしまうと、お客は、もう販促レシピ動画像が再生されない、又は、次の再生までに時間を要すると考え、売り場を去ってしまう。少なくとも2回は連続して、販促レシピ動画像を再生した場合、お客が連続して販促レシピ動画像を参照する機会があるので、販促レシピ動画像と広告動画像が交互に再生する場合と比較して、お客が売り場を去ってしまう確率を、大幅に減らすことができる。
一方、販促レシピ動画像が何度も繰り返される場合、十分に情報を得たお客は売り場を去ってしまう。また、この場合、お客に広告動画像を見せることができないこともある。1分以内の動画像の場合、お客は、2〜3回、販促レシピ動画像を参照することで、十分に情報を得ることが分かった。販促レシピ動画像を5回連続して再生し、その後、広告動画像を再生した場合、お客は、広告動画像を平均2.5回参照し、その後、広告動画像を参照することとなる。
以上のように、端末装置10は、例えば、1分以内の販促レシピ動画像を、2回以上5回以内、連続して再生し、その後、広告動画像を再生する。これにより、端末装置10は、お客に、連続して販促レシピ動画像を参照する機会を与えつつ、販促レシピについて十分に情報を得たとき又はその前に、広告動画像を見せることができる。また、端末装置10は、広告動画像を連続して繰り返さず、広告動画像の直後は販促レシピ動画像を再生する。これにより、端末装置10は、販促レシピ動画像に興味を持ったお客に対して、すぐに販促レシピ動画像を参照させることができ、広告動画像が繰り返されることで売り場を去ってしまうことを防止できる。換言すれば、端末装置10は、販促レシピ動画像に興味を持ったお客に対して、効率的又は効果的に、広告動画像や販促レシピ動画像を参照させることができる。
(販促レシピの指定)
上記の販促レシピは、以下のように、店員に指定されてもよい。指定は、複数の候補から指定すること、1つの候補を確認して指定すること(例えば、「こちらのレシピでよいですか」等の表示に対して「はい」ボタンを押下すること)を含む。
例えば、店員は、端末装置10において、食品の販売種別(売り場又は部門)毎に、1又は複数の候補から販促レシピを指定できてもよい。例えば、端末装置10は、候補のレシピが複数存在する場合、グループ毎にグループ化して、レシピを表示してもよい。なお、グループとは、組織又は売り場である。組織とは、会社(企業)グループ、会社、店舗(支店)、部門(部署)、チーム等のいずれか或いはその組合せである。売り場とは、店舗内で商品を陳列する陳列場所(陳列棚、陳列ケース、陳列台、陳列コーナー(床への直置きを含む)、レジ、倉庫のいずれか或いはその組合せ)である。例えば、端末装置10は、部門や売り場毎に、部門に応じた販促レシピを絞り込んで、1又は複数の候補から販促レシピを指定させてもよい。
これにより、端末装置10は、グループに応じた販促レシピを表示できる。また端末装置10は、グループ毎又は端末装置10毎に、異なる販促レシピを表示できる。つまり、情報処理システム1を用いた場合、店舗では、1又は複数の第1端末装置10が第1売り場に配置され、第1グループの販促レシピ動画像を表示する。また、店舗では、1又は複数の第2端末装置10が第2売り場に配置され、第2グループの販促レシピ動画像を表示する。これにより、お客は、各売り場において、売り場毎の販促レシピを参照できる。
図28は、本実施形態に係る販促レシピの選択画面の一例を示す図である。
この図において、端末装置10は、グループの一例として部門(農産部門、畜産部門)毎にグループ化して、販促レシピを表示している。店員が販促レシピを指定した場合、端末装置10は、当該販促レシピに関する情報や販促レシピに関する画像を取得して、表示する。具体的には、端末装置10は、販促動画像を再生する。
なお、端末装置10は、指定された販促レシピの販促動画像の取得、及び、再生の予約を、店員から受け付けてもよい。例えば、端末装置10は、販促動画像の取得、及び、再生の予約日時(日のみであってもよい)を受け付ける。また、端末装置10は、複数の販促レシピを店員から受け付ける場合、再生設定情報(複数の動画像の再生順序、各販売レシピ動画像の連続再生回数)を受け付けてもよい。端末装置10は、受け付けた情報に基づいて、例えば、販売レシピ動画像Aを1番目に2回連続して再生し、販売レシピ動画像Bを2番目に3回連続して再生し、その後、広告動画像を1回再生する。
また、端末装置10は、端末装置10がグループ(例えば、部門)を表すボタンを表示し、店員がボタンを押下した場合、そのボタンが表わすグループ情報を取得する。端末装置10は、取得したグループ情報に対応付けられた販促レシピを優先して表示する。
なお、グループ情報とは、例えば、組織情報又は売り場情報のいずれか或いはその組合せである。組織情報は、会社(企業)グループ、会社、店舗(支店)、部門(部署)、チーム等のいずれか或いはその組合せである。また、売り場情報は、コーナー、陳列場所(陳列棚、陳列ケース、陳列台、陳列コーナー(床への直置きを含む)、レジ、倉庫のいずれか或いはその組合せ)を示す情報である。また、優先するとは、当該グループ情報に対応付けられた販促レシピのみを表示することであってもよいし、当該グループ情報に対応付けられた販促レシピを他の販促レシピより先の順位で表示することであってもよい。
また、端末装置10は、商品(食材)の検索機能を有してもよい。例えば、端末装置10は、商品(食材)が入力された場合、入力された商品を食材又は入力された食材の販促レシピを表示してもよい。これにより、店員は、例えば、グループに複数の販促商品が存在する場合でも、販促商品毎に、1又は複数の候補から販促レシピを指定できる。
なお、店員が販促レシピを指定する端末装置10と、指定された販促レシピに関する動画像を再生する端末装置10とは、同じ端末装置であるが、異なる端末装置であってもよい。同じ端末装置の場合、販促レシピを指定する端末装置10において、動画像を再生する端末装置10を選択する手間が省くことができる。
なお、端末装置10は、ある店舗のある部門又は売り場の店員に対して、同一店舗の他の部門或いは売り場、又は、同一会社や同一会社グループの他店舗の同一部門又は同一売り場の店員が、どのレシピを指定しているかを、提示してもよい。これにより、店員は、他の部門や他店舗が、どのレシピを指定しているかを、参考に、レシピを指定できる。
また、端末装置10は、第1グループが指定した販促商品を関連商品とするレシピを、第1グループ(例えば、部門又は売り場)と同一店舗の第2グループ(例えば、部門又は売り場)に対して提供してもよい。これにより、情報処理システム1は、第1グループの販促商品を第2グループの関連商品として、さらに販売を促進することができる。
この場合、例えば、レシピ管理装置30は、第2グループの販促商品を主たる食材とし、第1グループの販促商品を関連商品とする販促レシピを、明示又は優先して提案してもよい。例えば、レシピ管理装置30は、販促商品が鮮魚コーナーで「たこ」、青果コーナーで「レタス」の場合、レシピ管理装置30は、青果コーナーで「海鮮サラダ」(主たる食材は「レタス」)を提案してもよい。
なお、グループ情報は、店員のユーザIDと対応付けられていてもよい。例えば、レシピ管理装置30は、店員の情報をユーザデータ(図11)として記憶してもよく、例えば、ユーザデータとして、グループ情報をユーザIDに対応付けて記憶してもよい。この場合、レシピ管理装置30又は端末装置10は、店員がログインをした場合、店員から入力されたユーザIDに対して、ユーザデータで対応するグループ情報を抽出し、当該グループ情報に対応付けられたレシピを優先して提供してもよい。また、ユーザIDは、端末装置10を示すIDであってもよいし、端末装置10に記憶されたユーザIDであってもよい。
これにより、店員は、グループ情報に応じて、1又は複数の候補から販促レシピを指定できる。また、店員は、販促商品を主たる食材とするレシピが複数ある場合でも、グループ情報に応じた販促レシピの中から、販促レシピを指定することができる。
なお、ユーザIDは、店員毎に限らず、グループ情報毎又は端末毎に払い出されてもよい。また、地域とは、店舗の属する地域(地方、都道府県、市区町村等)である。
また、店員に販促レシピを指定させる場合、レシピ管理装置30は、レシピとグループを示すグループ情報を予め対応付けてもよい。レシピ管理装置30は、端末装置10等から、グループ情報が入力された場合に、当該グループ情報に対応付けられたレシピ(レシピの一覧を含む)を提供してもよい。
また、レシピ管理装置30は、予めグループ情報毎の販売計画を示す計画情報を対応付けて記憶し、計画情報に基づいてレシピを提供してもよい。計画情報には、商品、商品の目標(販売量等)、販促の有無、販促ID、販促期間、広告(紙チラシ、電子チラシ、バナー、電子メール等)等の情報が含まれる。
具体的には、レシピ管理装置30は、グループ情報が入力された場合、グループ情報が示すグループの計画情報を選択する。レシピ管理装置30は、選択した計画情報から、当該グループが販売する食材(商品を含む)を抽出する。レシピ管理装置30は、抽出した食材を販促商品とし、販促レシピを抽出する。
これにより、店員は、販売計画に則した販促レシピを指定でき、販促計画における販促商品の販売を促進できる。例えば、販売計画を立案する店員と、端末装置10を操作する店員(売り場の店員)が異なる場合でも、情報処理システム1は、販売計画に則した販促レシピを指定させることができる。
なお、レシピ管理装置30は、販促レシピとして、販促商品を関連商品とするレシピを抽出してもよい。これにより、店員は、販促商品を関連商品としても、販売することができる。
また、レシピ管理装置30は、販促商品を主たる食材とする販促レシピを、販促商品を関連商品とする販促レシピよりも、優先的に提供してもよい。この場合、端末装置10は、例えば、販促レシピの一覧において、販促商品を主たる食材とする販促レシピと、販促商品を関連商品とする販促レシピと、を順に表示する。
なお、レシピ管理装置30は、売り場の店員が指定できるレシピの候補を、制限してもよい。例えば、レシピ管理装置30は、本社や店舗の管理部門(別部門)が指定するレシピのみを指定できるように、レシピの一覧を提供してもよい。また、レシピとグループを予め対応付けておき、店員が属するグループに対応付けられたレシピの候補のみ、指定できるようにしてもよい。
(連動レシピカード)
レシピ管理装置30は、店員によって、販促レシピが指定された場合、販促レシピのポップ(レシピカード等)を印刷する画面を提供する。具体的には、レシピ管理装置30は、端末装置10において、店員がログインした場合、当該店員が指定した販促レシピ(販促レシピの一覧を含む)を表示する。店員が販促レシピを指定した場合、レシピ管理装置30は、レシピデータに基づいて、指定された販促レシピに関する情報を表示するとともに、ポップを示す情報も表示する。店員は、端末装置10において、ポップを指定して、指定したポップを印刷させることができる。
つまり、端末装置10は、指定された販促レシピに関する情報(例えば販促レシピ動画像)と、そのレシピカード、例えば、表示用のレシピカードと配布用のレシピカードと、を対応付けて表示する。これにより、店員は、指定した販促レシピについて、販促レシピ動画像と表示用のレシピカードと配布用のレシピカードと対応付けて把握できる。これにより、情報処理システム1は、例えば、店員が第1販促レシピを示すレシピカードを、第2販促レシピを表示する端末装置10の周囲に配置する等、端末装置10とレシピカードとの配置の間違いを防止できる。なお、端末装置10は、販促レシピに関する情報として、販促商品(主たる食材)を表示してもよいし、当該販促商品を販促するグループを表示してもよい。これにより、店員は、自身の認識する販促商品やグループと、販促レシピに対応付けられた販促商品やグループに誤りがないかを確認できる。
また、ポップを印刷する端末装置10又はポップを印刷する画面を表示する端末装置10と、指定した販促レシピに関する動画像を再生する端末装置10とは、異なる端末装置であってもよいし、同じ端末装置であってもよい。
また、端末装置10は、指定された販促レシピに関する情報として、当該販促レシピのレシピカードと同時に提供できるレシピカード(「同時提供レシピカード」とも称する)を対応付けて表示してもよい。この場合、レシピ管理装置30は、販促レシピに関する情報と同時提供レシピカードを示す情報を対応付けて記憶し、販促レシピに関する情報を提供するときに、予め対応付けられた同時提供レシピカードを示す情報も提供する。
同時提供レシピカードが示すレシピは、例えば、販促商品を主たる食材とするレシピであって、指定された販促レシピとは異なるレシピである。換言すれば、端末装置10及びレシピ管理装置30は、指定された販促レシピに対して、複数の異なるレシピであって、販促商品を主たる食材とするレシピを提供する。
これにより、店舗では、指定された販促レシピについて、お客が興味を示さない場合でも、他のレシピが記載された同時提供レシピカードを提供できる。そして、この同時提供レシピカードが示すレシピは、販促商品を主たる食材とするものである。つまり、店舗では、仮にお客が販促レシピに興味を示さない場合でも、同時提供レシピカードが示すレシピで興味を引くことができ、その食材である販促商品の販売を促進できる場合がある。
なお、端末装置10は、印刷装置と通信を行い、表示している販促レシピのレシピカードを印刷させてもよい。ここで、通信は、近距離通信や1対1のペアリングであってもよく、この場合、端末装置10は、特定の印刷装置に表示している販促レシピのレシピカードを印刷させることができる。また、端末装置10は、特定の印刷条件を満たす場合、印刷装置に、レシピカードを印刷させてもよい。印刷条件とは、例えば予め定めた時刻になったとき、端末装置10が操作されたとき(電源ON、アプリ起動、ユーザによる印刷指示操作)、印刷装置が操作されたとき(電源ON、アプリ起動、ユーザによる印刷指示操作)、印刷されたレシピカードがなくなったとき、又は、印刷されたレシピカードの枚数が所定の枚数よりも少なくなったときである。端末装置10又は印刷装置は、センサ(重量センサ等)や画像処理によって、印刷条件を検出してもよい。
(動画像の再生履歴)
端末装置10は、販促レシピを示す情報、再生した動画像を示す情報、再生日時、又は、グループ情報に対応付けて(例えば、ユーザIDを介して対応付けられてもよい)、動画再生履歴情報として記憶してもよい。これにより、端末装置10は、どの動画が、いつどのグループで再生されたかを記録することができる。各端末装置10は、動画再生履歴情報をレシピ管理装置30に送信してもよい。
レシピ管理装置30は、1又は複数の端末装置10から、例えば、第1単位(販促レシピ動画像、広告動画像、販促レシピ毎に)で、再生日時やグループ情報を取得することができる。この場合、レシピ管理装置30は、第2単位(グループ)で、動画再生に関する情報(再生回数や再生時間(動画像の再生時間×再生回数)を表す情報)を生成してもよい。これにより、レシピ管理装置30は、販促レシピ動画像や広告動画像の再生回数等を、所定の単位で提示することができる。
端末装置10は、自装置の表示を参照した人間の数(「参照者数」とも称する)を、計数してもよい。これにより、端末装置10は、販促レシピ動画像を参照した参照者数を取得し、記憶できる。
参照者数を計数する場合、端末装置10は、例えば、自装置や周辺装置が撮像した画像から、顔認識や視線検出等の画像解析により、自装置の画面を参照した人間を特定する。端末装置10は、特定した人間の数を、参照者数として計数する。また、端末装置10は、画像解析によって、人間の年齢や性別等の属性情報(「参照者属性情報」)を検出できる場合、参照者属性情報毎に、参照者数を計数してもよい。
また、端末装置10は、再生毎又は動画毎に、参照者数を取得し、記憶してもよい。つまり、端末装置10は、再生時刻と再生された販促レシピ動画像を示す情報と参照者数を対応づけて記憶してもよい。また、端末装置10は、販促レシピ動画像の参照者数と広告動画像の参照者数を別々に記憶してもよい。
これにより、端末装置10は、販促レシピ毎、販促レシピ動画像或いは広告動画像毎、又は、再生(時刻)毎に、或いは、これらの組合せ毎に、動画像の参照者数を計数できる。
なお、端末装置10は、記憶する参照者数を、例えば、レシピ管理装置30に送信する。ここで、端末装置10は、参照者数を、グループ情報や動画再生履歴情報に対応付けて(例えば、ユーザIDを介して対応付けられてもよい)、参照数情報として、レシピ管理装置30に送信してもよい。
これにより、レシピ管理装置30は、例えば、第1単位(グループ情報、販促レシピ動画像、販促レシピ毎に)で、参照数情報を取得することができる。この場合、レシピ管理装置30は、複数のグループ情報についてこれらの参照者数を取得し、第2単位(グループ)で、参照者数を表す情報を生成してもよい。具体的には、レシピ管理装置30は、会社又は会社グループについて、店舗毎又は部門(或いは売り場)毎に参照者数を表す情報を生成してもよいし、ある店舗について、部門(或いは売り場)毎に参照者数を表す情報を生成してもよい。
なお、レシピ管理装置30は、動画再生履歴情報や参照数情報に基づいて、販促料金を算出してもよい。販促料金は、協力者(情報処理システム1或いは各装置の提供者、販促レシピ動画像或いは販促レシピの提供者、店舗或いは売り場)毎に、算出されてもよい。つまり、レシピ管理装置30は、動画再生履歴情報や参照数情報と販促料金を対応付けた情報、また、当該販促料金を協力者毎の利率等に対応付けた情報を、予め記憶する。レシピ管理装置30は、動画再生履歴情報や参照数情報が入力された場合、予め記憶する情報に基づいて、販促料金や各協力者の販促料金を算出する。
また、レシピ管理装置30は、POS(販売時点情報管理)からの販売時点情報を取得してもよい。販売時点情報は、例えば、販売時刻、価格(単価)、販売数量、特売情報(特売時間、特売価格)等である。
レシピ管理装置30は、動画再生履歴情報又は参照数情報と販売時点情報を対応付ける。例えば、レシピ管理装置30は、販売レシピの食材(例えば、販促商品、関連商品)と商品を対応づけて、販売レシピ毎に販売実績情報を算出してもよい。例えば、レシピ管理装置30は、時刻範囲(例えば、日、1時間、朝/昼/夜)毎に、各販売レシピについて、販売レシピの販売レシピ動画像(又は広告動画像)の再生回数、当該動画像の参照者数(参照者属性情報毎であってもよい)、販売レシピの食材の販売数量を、販売実績情報として算出しても良い。また、レシピ管理装置30は、動画像を表示した場合(端末装置10を配置した場合)と、動画像を表示しない場合(端末装置10を配置しない場合)との販売実績情報の違い(販売数量の差や率)を算出してもよい。
これにより、情報処理システム1は、端末装置10の表示と販売実績を出力でき、店員は、端末装置10の表示の効果を検証でき、また、販売レシピ同士で販売効果を比較できる。なお、レシピ管理装置30は、動画再生履歴情報、参照数情報、又は販売実績情報に、各販売レシピが以前に指定された(再生された)際の情報(前回指定された日又は前回再生された日、指定したグループ又は再生された売り場)を付与してもよい。これにより、情報処理システム1は、店員等に、複数の日で販売レシピ動画像を再生したか否か、複数の日で販売レシピ動画像を再生した場合の販促効果を示す情報を提供できる。
(動画像の再生停止)
端末装置10は、販促レシピ動画像の表示を開始した場合、再生を止めるボタンを表示しない、又は、タッチし難い表示をしてもよい。タッチし難い表示とは、例えば、画像が小さい、再生を止めることを表さない画像を表示することを含む。
つまり、端末装置10は、お客が、端末装置10の画面に触れ、再生を止める、別のアプリケーションを起動する等、販促レシピ動画像が再生されなくなることを防止する。
端末装置10は、例えば、物理的な電源ボタンや他の装置からの操作、充電端子のケーブルを抜くことによって、販促レシピ動画像の再生を止める。販促レシピ動画像の再生を止めた場合、端末装置10は、メインメニューや端末装置10の初期画面(ホーム画面)を表示する等、再び、販促レシピの指定を可能とする。
(動作)
図29は、本実施形態に係る端末装置10の動作の一例を示すフローチャートである。
(ステップS101)端末装置10の電源が入れられ、ホーム画面において、上記機能を発揮するアプリケーションが選択された場合、端末装置10(端末側制御部18)は、アプリケーションを起動する。その後、ステップS102へ進む。
(ステップS102)端末装置10(端末側制御部18、表示部16)は、販促レシピの選択画面(図28)を表示する。店員が、販促レシピ又は広告動画像を指定した場合、端末装置10(端末側制御部18、端末側記憶部17)は、当該販促レシピ又は広告動画像を表す情報を記憶する。その後、ステップS103へ進む。
(ステップS103)端末装置10(端末側制御部18、端末側通信部11、端末側記憶部17)は、ステップS102で指定された販売レシピに関する情報を取得する。例えば、端末装置10は、販売レシピ動画像及び広告動画像を取得する。その後、ステップS104へ進む。
(ステップS104)端末装置10(端末側制御部18、端末側記憶部17、表示部16)は、ステップS103で取得した販促動画像を再生する。その後、ステップS105へ進む。
(ステップS105)端末装置10(端末側制御部18、端末側記憶部17)は、販促動画像の連続再生回数を計数する。例えば、端末装置10は、ステップS104の販促動画像が最初に再生される場合に連続再生回数を0にし、一連の販促動画像の再生(例えば、1分以内)が完了した場合、連続再生回数に1を加える。その後、ステップS106へ進む。
(ステップS106)端末装置10(端末側制御部18、端末側記憶部17)は、連続再生回数が設定回数(例えば、2回〜5回)以上になったか否かを判定する。連続再生回数が設定回数以上になったと判定された場合(Yes)、ステップS107へ進む。この場合、広告動画像が再生される。ただし、次の順番の別の販促動画像が存在する場合、ステップS104に戻り、別の販促動画像についてステップS104〜S106の処理を行う。一方、連続再生回数が設定回数以上になっていないと判定された場合(No)、ステップS104に戻り、販促動画像を、再び、再生する。
(ステップS107)端末装置10(端末側制御部18、端末側記憶部17、表示部16)は、ステップS103で取得した広告動画像を再生する。その後、ステップS104へ戻る。
(ステップS108)端末装置10は、ステップS101〜S107の処理と平行して、電源がオフ(OFF)にされたか否かを判定する。電源がオフにされた場合(Yes)、図29の動作を終了する。一方、電源がオフにされていない場合、ステップS108に戻り、電源がオフ(OFF)にされたか否かを判定する。
(データ)
レシピ管理側記憶部32又は端末側記憶部17は、以下のデータを記憶する。レシピ管理装置側制御部33又は端末側制御部18は、レシピ管理側記憶部32又は端末側記憶部17が記憶するデータに基づいて、処理を行う。
図30は、本実施形態に係るレシピデータのデータ構成を示す図である。
図30のレシピデータには、各レシピ食材に、主食材フラグが対応付けられている。主食材フラグは、対応するレシピ食材が、レシピIDのレシピの主たる食材であるか否かを示す。
図31は、本実施形態に係る販促データのデータ構成を示す図である。
販促データは、会社グループ、会社、地域、店舗、売り場、計画情報、販促商品、販促商品食材、及び、広告動画像IDを対応付けた情報である。
計画情報は、グループ情報に対して、1以上の計画情報を対応付ける。また、計画情報は、販促情報に対して、1以上の販促商品を対応付ける。また、計画情報は、計画情報又は販促商品に対して、1以上の広告動画像IDを対応づける。
計画情報は、例えば、グループ情報と販促商品を対応付けている。なお、販促商品は食材であるが、販促商品の商品名と食材を明確に分ける場合には、販促商品(商品名等)と販促商品食材(販促商品に対応する食材)とを分けて記憶させてもよい。
レシピ管理装置30は、端末装置10から、販促の日時を示す日時(システム日付又は店員が入力)とグループ情報(例えば、会社と店舗)が入力される。レシピ管理装置30は、販促データから、入力されたグループ情報に対応する計画情報を抽出する。レシピ管理装置30は、抽出した計画情報のうち、入力された日時が販促期間に含まれる計画情報を選択する。レシピ管理装置30は、選択した計画情報から、販促商品とグループ情報を抽出する。レシピ管理装置30は、抽出した販促商品毎に、図30のレシピデータを参照し、当該販促商品を主たる食材とするレシピを、販促レシピとして選択する。レシピ管理装置30は、抽出したグループ情報と販促商品、選択した販促レシピを、端末装置10へ送信する。端末装置10は、受信した情報に基づいて、例えば、グループ情報毎に、販促レシピを表示する。また、端末装置10は、グループ情報又は販促商品での絞込みがあった場合、受信したグループ情報又は販促商品で販促レシピを絞り込んで、表示する。
図32は、本実施形態に係るレシピ属性データのデータ構成を示す図である。
図32のレシピ属性データは、図6のレシピ属性データに加えて、又は一部を代えて、レシピ動画像ID、レシピ動画像投稿者(レシピ動画像提供者)、レシピ動画像登録日時、1以上のポップ情報を対応付ける。
レシピ管理装置30は、店員に指定された販促レシピを示すレシピIDを取得し、当該レシピIDに対応するレシピ動画像IDの動画像(販促レシピ動画像)を配信する。また、レシピ管理装置30は、店員に指定された販促レシピを示すレシピIDを取得し、ポップ1、ポップ2が示すポップを印刷する画面を提供する。
図33は、本実施形態に係る履歴データのデータ構成を示す図である。
履歴データは、レシピID毎に、計画情報、1以上の動画像を対応付ける。
レシピIDには、店員が指定した販促レシピを示すレシピIDが記憶される。
計画情報は、レシピIDの販促レシピに対応する計画情報である。例えば、計画情報に基づいて販促レシピの一覧が提供され、店員が、その一覧から、販促レシピを指定した場合、当該販促レシピを示すレシピIDと当該計画情報が対応付けて記憶される。
動画像情報は、動画像ID、動画像種別(販促レシピ動画像であるか広告動画像であるかを示す情報)、再生開始日時、再生終了日時、グループ情報、参照数情報、販促商品、関連商品が対応付けられている。これらの情報は、例えば、端末装置10が取得した情報である。また、動画像情報は、前回再生日、販促商品の販売実績情報、関連商品の販売実績情報が対応付けられている。これらの情報は、レシピ管理装置30が取得した情報である。このうち、前回再生日は、レシピ管理装置30がグループ情報と動画IDに基づいて、過去の動画再生履歴情報から抽出した再生開始日時(再生開始日)のうち、最新のものである。販促商品の販売実績情報、関連商品の販売実績情報は、レシピ管理装置30が履歴データの販促商品、関連商品に基づいて、販売時点情報から取得した情報(集計した情報)である。
レシピ管理装置30は、例えば、履歴データに基づいて、販促効果を示す情報を生成して、提供する。
図34は、本実施形態に係るユーザデータのデータ構成を示す図である。
図34のユーザデータは、図11のユーザデータに加えて、又は一部を代えて、グループ情報(この図では、会社グループ、会社、地域、店舗、部門、売り場)、及び、販促レシピ指定権限を対応付ける。
販促レシピ指定権限は、販促レシピを指定する権限の有無を示し、販促レシピを指定できる者を制限するために用いられる。販促レシピを指定する権限がある場合、店員(又は端末)は、販促レシピの選択画面で、販促レシピを指定できる。
例えば、店員がログインした場合、端末装置10又はレシピ管理装置30は、そのユーザIDからグループ情報を特定できる。端末装置10又はレシピ管理装置30は、特定したグループ情報に基づいて、販促レシピの選択画面の表示を行うことができる。
〔本実施形態のまとめ〕
以上説明したように、本実施形態に係る店舗の売り場では、販促商品の周囲に、販促商品が主たる食材となる販促レシピを表示する端末装置10が設置される。端末装置10は、販促レシピが示す調理について、一連の調理風景を、1分以内に再生する販促レシピ動画像を再生する。端末装置10は、販促レシピ動画像を、繰り返して再生する。
これにより、店舗では、販促レシピ動画像により、お客の注意を引きつつ、お客を売り場に留めることができる。また、店舗では、お客に対して販促商品の販売を促進できるとともに、関連商品の販売もすることができる。
また、本実施形態に係る端末装置10各々は、店員が、売り場毎に指定した販促レシピについて、販促レシピ動画像を再生する。つまり、店舗では、1又は複数の第1端末装置10が第1売り場に配置され、第1グループの販促レシピ動画像を表示する。また、店舗では、1又は複数の第2端末装置10が第2売り場に配置され、第2グループの販促レシピ動画像を表示する。これにより、お客は、各売り場において、売り場毎の販促レシピを参照できる。
また、本実施形態に係る情報処理システム1では、端末装置10各々は、認証ID(ユーザID等認証に用いられるID、ユーザIDは、例えば、グループ会社、会社、店舗、売り場、店員又は端末の識別情報)をレシピ管理装置30へ送信する。レシピ管理装置30は、端末装置10から受信した認証IDに応じた1又は複数のレシピを選択する。レシピ管理装置30は、選択したレシピに関する情報を、当該端末装置10へ送信する。端末装置10では、受信したレシピに関する情報に基づいて、店員がレシピを指定する。端末装置10は、指定されたレシピの動画像を繰り返して再生する。つまり、端末装置10は、認証IDに応じたレシピであって、店員が指定したレシピの動画像を、繰り返し再生する。
また、端末装置10は、指定されたレシピの食材と一緒に陳列される。また、端末装置10は、指定されたレシピが記載されたレシピカード(表示用、配布用)と一緒に陳列される。
このように、本実施形態では、情報処理システム1は、認証IDに応じたレシピを選択するので、店員は、選択されたレシピから動画像を再生するレシピを指定できる。そして、端末装置10は、指定されたレシピの動画像を繰り返して再生しつつ、また、指定されたレシピの食材、及び、指定されたレシピが記載されたレシピカードと一緒に陳列される。これにより、情報処理システム1は、お客に対して、動画像でレシピに興味を持たせ、レシピカードを入手させて自宅等で調理可能にすることで、そのレシピでの調理意欲を湧かせることで、そのレシピの食材の販売を促進させることができる。また、店員は、認証IDに応じたレシピを用いて、レシピの食材の販売を促進できる。
また、本実施形態に係る情報処理システム1では、レシピ管理装置30は、端末装置10から受信した認証IDに応じたグループ情報を取得し、取得したグループ情報に応じた1又は複数のレシピを選択してもよい。ここで、レシピ管理装置30は、端末装置10が認証IDに応じて抽出したグループ情報を取得してもよい。つまり、端末装置10は、認証IDに応じたグループ情報に基づくレシピであって、店員が指定したレシピの動画像を、繰り返し再生する。
これにより、情報処理システム1は、店員等に応じたグループが指定すべきレシピを、店員に提示できる。
また、本実施形態に係る情報処理システム1では、レシピ管理装置30は、端末装置10から受信した認証IDに応じた店舗を示す店舗情報を取得し、取得したグループ情報に応じた1又は複数のレシピを選択してもよい。ここで、レシピ管理装置30は、端末装置10が認証IDに応じて抽出した店舗情報を取得してもよい。つまり、端末装置10は、認証IDに応じた店舗情報に基づくレシピであって、店員が指定したレシピの動画像を、繰り返し再生する。
これにより、情報処理システム1は、店員等に応じた店舗が指定すべきレシピを、店員に提示できる。
また、本実施形態に係る情報処理システム1では、レシピ管理装置30は、端末装置10から受信した認証IDに応じた売り場を示す売り場情報を取得し、取得したグループ情報に応じた1又は複数のレシピを選択してもよい。ここで、レシピ管理装置30は、端末装置10が認証IDに応じて抽出した売り場情報を取得してもよい。つまり、端末装置10は、認証IDに応じた売り場情報に基づくレシピであって、店員が指定したレシピの動画像を、繰り返し再生する。
これにより、情報処理システム1は、店員等に応じた売り場が指定すべきレシピを、店員に提示できる。
また、本実施形態に係る情報処理システム1では、レシピ管理装置30は、端末装置10から受信した認証IDと予め記憶する計画情報に基づいて、当該計画情報に対応する食材(販促商品)を取得する。レシピ管理装置30は、取得した食材に応じた1又は複数のレシピを選択してもよい。ここで、レシピ管理装置30は、端末装置10が認証IDに応じて抽出したグループ情報を取得してもよい。つまり、端末装置10は、認証IDと計画情報に応じたレシピであって、店員が指定したレシピの動画像を、繰り返し再生する。
これにより、情報処理システム1は、販売計画に応じたレシピを用いて、販売計画に応じた販促商品の販売を促進できる。
また、本実施形態に係る情報処理システム1では、レシピ管理装置30は、端末装置10から受信した認証IDに応じたグループ情報を取得する。レシピ管理装置30は、取得したグループ情報と予め記憶する計画情報に基づいて、当該計画情報のグループ情報に対応する食材(販促商品)を取得する。レシピ管理装置30は、取得した食材に応じた1又は複数のレシピを選択してもよい。ここで、レシピ管理装置30は、端末装置10が認証IDに応じて抽出したグループ情報を取得してもよい。つまり、端末装置10は、認証IDに応じたグループ情報と計画情報に応じたレシピであって、店員が指定したレシピの動画像を、繰り返し再生する。
これにより、情報処理システム1は、グループ毎の販売計画に応じたレシピを用いて、グループ毎の販売計画に応じた販促商品の販売を促進できる。
本実施形態に係るレシピ管理装置30各々は、グループ毎に、グループに応じたレシピを提供してもよい(グループ化を含む)。つまり、レシピ管理装置30は、端末装置10等から、グループ情報が入力された場合に、当該グループ情報に対応付けられたレシピ(レシピの一覧を含む)を提供してもよい。
これにより、店員は、グループを入力することで、当該グループで指定すべき販促レシピを認識することができる。つまり、店員は、当該グループでの販促商品について、この販促商品を主たる食材とする販促レシピを選択できる。
なお、本実施形態において、グループのうちの第1グループと第2グループについて、第1グループと第2グループは1対1に対応しなくてもよい。端末装置10又はレシピ管理装置30は、第1グループ(売り場)と第2グループ(組織。例えば、部門)を対応付ける対応情報に基づいて、これらを対応付けてもよい。例えば、端末装置10又はレシピ管理装置30は、第1グループ(売り場)を示す情報が入力された場合、対応情報で当該第1グループに対応する第2グループ(例えば、部門)を抽出し、当該第2グループに対応付けられたレシピを提供してもよい。また、逆に、レシピと売り場が予め対応付けられ、端末装置10又はレシピ管理装置30は、第2グループを示す情報が入力された場合、対応情報で当該第2グループに対応する第1グループを示す情報を抽出し、当該売り場に対応付けられたレシピを提供してもよい。
また、端末装置10は、第1グループ(又は第2グループ)を示す情報が入力され、販促レシピが選択された場合、店員に、第2グループ(又は第1グループ)のいずれかを示す情報を入力させて、販促レシピと対応付けて記憶させてもよい。これにより、端末装置10は、販促レシピと販促レシピを表示した第2グループ(又は第1グループ)を記憶でき、その情報を提供できる。
なお、本実施形態において、販促レシピのウェブサイトには、他のユーザが販促レシピで作った際に投稿された投稿情報が対応付けられ(図6参照)、表示されてもよい。お客は、他のユーザ(お客)の投稿情報を参照して、調理の参考にすることができる。
また、お客が参照できる投稿情報は、特定の店舗(同じ店舗又は同じ会社の店舗(系列店、グループ会社を含む))でレシピカードを入手した他のユーザ、特定の会員機構の会員の投稿情報のみを参照できてもよい。つまり、レシピカードのQRコードは、特定の店舗に対応付けられた店舗情報(又は特定の会員機構に対応付けられた会員機構情報)を含み、レシピ管理装置30は、ユーザがアクセスした際に、特定の配布元情報(又は会員機構情報)を取得する。レシピ管理装置30は、投稿情報と店舗情報(又は会員機構情報)を予め対応付けて記憶し、店舗情報(又は会員機構情報)が一致する投稿情報のみを提供してもよい。なお、ユーザがログインする場合には、レシピ管理装置30は、ユーザIDに対応付けられたレシピ管理装置30は、を取得してもよい。
なお、本実施形態におけるレシピ管理装置30は、一部又は全部を、他の装置で実現されてもよい。例えば、レシピに関する機能(検索機能や情報提供機能)、動画像を配信する機能、販促レシピの選択させる機能、連動レシピカードを提供する機能、動画像の再生履歴を収集する機能は、それぞれ、別の装置で実現してもよい。
[変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば上述の実施形態において説明した各構成は、任意に組み合わせることができる。また、例えば上述の実施形態において説明した各構成は、特定の機能を発揮するのに不要である場合には、省略することができる。より具体的には、レシピ管理装置30の気象データ管理部337は、各観測地点で観測された気象データを取得することができれば、気象データ管理装置70は省略されてもよい。また、例えば上述の実施形態において説明した各構成は、別体の装置に備えることができる。例えば、レシピ管理装置30の一部又は全部の構成は、端末装置10に備えられてもよいし、端末装置10の一部又は全部の構成は、レシピ管理装置30に備えられてもよい。具体的には、上記のステップS20の処理を、端末装置10に代えてレシピ管理装置30が実行するようにしてもよい。端末装置10において、操作入力部12と音声入力部13のいずれか一方は省略されてもよい。また、撮像部14と音声再生部15の一方又は両方が省略されてもよい。また、レシピ管理装置30とユーザ管理装置50とは、一体に構成されてもよい。
上述した実施形態では、提供情報として主に献立、レシピを例にしたが、他の種別の情報が扱われてもよい。例えば、提供情報として、食材などの他の食品、レジャー自体、レジャー用品の案内情報、広告など、需要もしくは供給が気象条件に影響される物品、サービス、イベントに関する情報が扱われてもよい。
また、気温の代表値である代表気温として、平均気温を用いる場合を例にしたが、統計的に提供情報毎の気温を代表する温度が用いられればよい。代表気温として、例えば、気温の中央値、最頻値などの代表値が用いられてもよい。
また、上述した実施形態では、レシピ管理装置30の抽出部335は、端末装置10から検索条件の受信を伴わず、予め設定された時点に達したとき、その時点における気温に対応する平均気温に係る提供情報を抽出してもよい。抽出部335は、検索データを参照して、送信先の端末装置10毎に検索キーワードの頻度を計数し、計数した頻度が所定の頻度よりも高い検索キーワードを特定してもよい。そして、抽出部335は、抽出した提供情報のうち特定した検索キーワードに係る提供情報を選択してもよい。抽出部335は、各端末装置10に抽出又は選択した提供情報を送信する。
第4の実施形態では、気象情報として、気温と天候のセットを扱う場合を例にしたが、気温、湿度及び天候のセットが扱われてもよい。
第5の実施形態では、地域毎の気象情報として、地域毎の気温を扱う場合を例にしたが、地域毎の気温と湿度のセット、気温と天候のセット、及び、気温、湿度ならびに天候のセットのいずれが扱われてもよい。
第6の実施形態では、期間毎の気象情報として、期間毎の気温を扱う場合を例にしたが、期間毎の気温と湿度のセット、気温と天候のセット、及び、気温、湿度ならびに天候のセットのいずれが扱われてもよい。期間毎の気象情報は、地域毎に扱われてもよい。
なお、上記各実施形態において、日時(アクセス日時を含む)とは、タイミングの一例である。タイミングは、日時のうち、特定の時間単位、例えば、年、四季、月、週、日、時のいずれかであってもよい。
つまり、情報処理システム1では、投稿情報編集部333は、提供情報に関する投稿情報を取得する。履歴管理部336は、投稿情報を取得したタイミング、又は、投稿情報に含まれる提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報と、投稿情報に関する提供情報と、を示す履歴データを取得する。提供情報編集部331、332は、各タイミングの気象データを参照して、提供情報のタイミング情報が示すタイミング(例えば、年、四季、月、週、日、時)における天候に関する代表値を取得し、代表値を提供情報に関連付けて管理する。抽出部335は、天候に関する情報と天候に関する代表値に基づいて、提供情報を抽出する。
例えば、投稿情報を取得したタイミングが「2016年11月2日17時30分」を示す場合、天候に関する代表値とは、例えば、2016年、秋、11月、11月2日、又は、17時における代表値であってもよい。
具体的には、2016年11月2日の天気について「晴れ」を代表値(第1代表値)とした場合、提供情報編集部331、332は、タイミング情報の「2016年11月2日17時30分」の日付け部分(2016年11月2日)に基づいて、代表値「晴れ」を取得して、提供情報に関連付けて管理する。抽出部335は、例えば、ユーザが検索を行うタイミング(例えば、2016年12月3日18時15分)において、天気の代表値(第2代表値)が「晴れ」(2016年12月3日の天気)の場合、抽出部335は、第2代表値の「晴れ」を取得し、この第2代表値と同じ値である第1代表値と関連付けて管理される提供情報を抽出する。又は、抽出部335は、提供情報毎に、第1代表値の集計結果(例えば計数結果)を記憶しておき、集計結果に基づいて、例えば、計数結果が多い提供情報を抽出する。これにより、抽出部335は、ユーザが「晴れ」の日に検索を行った場合、「晴れ」の日に、多くの投稿がある提供情報を抽出できる。
一例として、投稿情報がレシピに関する提供情報(レシピ情報)であるとき、レシピ情報を閲覧して調理が行われたことに基づく投稿情報が投稿される場合について説明する。この場合、抽出部335は、ユーザが「晴れ」の日に検索を行った場合、「晴れ」の日に、多く調理が行われるレシピ情報を抽出できる。これにより、情報処理システム1は、ユーザの入力に応じて、又は、ユーザの周辺環境に応じて、当該ユーザに適したレシピ情報を提供できる。
なお、代表値とは、時間的な平均値でもよいし、空間的な平均値(地方、都道府県等の地域)でもよい。また、投稿情報に含まれる提供情報に関するタイミングは、投稿情報において、レシピに関する提供情報(レシピ情報)に関して、当該レシピ情報を閲覧して調理が行われたタイミングであってもよい。このタイミングは、近似値や推定値でもよく、例えば、投稿するユーザが入力した調理日時を示すタイミングであってもよいし、投稿のためのフォームにアクセスしたタイミングであってもよい。
また、上記各実施形態において、提供情報に関連付けて管理される情報は、気温に限らず、その他の付加情報であってもよい。付加情報は、例えば、タイミングによって変化する可能性のある情報である。また、付加情報は、例えば、投稿の際に、ユーザが入力した情報以外の情報である。例えば、付加情報は、ユーザが置かれている環境又はユーザが置かれている状況を示す情報である。ユーザが置かれている環境とは、例えば、ユーザが存在する周辺環境やユーザがいる位置であり、天候等の外部環境や調理場所等である。ユーザが置かれている状況とは、例えば、休暇(休日、連休)であるか否か、外出先か自宅か、移動中であるか否か等である。また、付加情報は、ユーザに依存する情報(ユーザデータ等のユーザ属性情報)であってもよいし、ユーザに依存しない情報であってもよい。また、付加情報は、代表値や分類されたカテゴリ情報であってもよい。また、付加情報は、食材やレシピ、献立に関する情報であってもよい。
なお、付加情報は、予めデータベースを構築しておき、タイミングと付加情報を対応付けて記憶してもよいし、最新の付加情報のみを記憶してもよい。提供情報編集部331、332は、タイミング情報が示すタイミングに基づいてこのデータベースから付加情報を取得してもよいし、必要なときに、タイミング情報が示すタイミングに対応する付加情報を取得してもよい。
付加情報は、例えば、天候に関する代表値である。天候に関する代表値とは、例えば、気温、湿度、気圧、天候(天気)のいずれか又はこれらの組合せであってもよい。
付加情報は、例えば、投稿情報を投稿したユーザに関する情報である。ユーザに関する情報とは、例えば、ユーザデータ(図11参照。年齢等、ユーザデータから算出された情報を含む)、ユーザのお気に入り登録(レシピや献立等)、ユーザの会員種別、ユーザの嗜好情報、ユーザの位置情報、又は、これらの推定値である。
なお、ユーザの位置情報とは、例えば、端末により取得されたGPS情報である。ユーザの位置情報は、地域等、位置を予め定めた範囲で区切った領域であってもよい。また、付加情報は、ユーザの位置情報に基づく情報であってもよい。例えば、付加情報は、ユーザの位置情報に基づく、天候に関する代表値であってもよい。具体的には、付加情報は、ユーザの位置情報から都道府県を選択し、選択した都道府県の気温、湿度、気圧、天候(天気)であってもよい。
例えば、付加情報は、例えば、旬の食材、又は、レシピランキング(参照数や投稿数(調理数)の順に並べたランキング)に関する情報である。旬の食材又はレシピランキングに関する情報は、食材やレシピのカテゴリ情報毎に、取得されてもよい。具体的には、付加情報は、あるカテゴリAに属するレシピ情報に対して、投稿情報を取得した場合、取得したタイミングで、カテゴリAのレシピランキングで上位のレシピを示す情報である。
付加情報は、例えば、販売に関する情報である。例えば、販売に関する情報とは、食材や料理(飲食店で提供される料理、弁当店で販売される弁当等)の販売量、売上、単価等である。これにより、情報処理システム1は、例えば、レシピ情報と当該レシピの食材と、その食材の販売量や単価を関連付けることができる。この場合、抽出部335は、販売量や単価の入力に対して、例えば、調理頻度が高いレシピ情報を抽出することができる。
また、付加情報は、例えば、調理時又は調理直後に、センサによって取得されるセンシング情報であってもよい。例えば、センシング情報は、ユーザの端末(ウェアラブル端末を含む)により取得される情報、キッチンに設けられたセンサにより取得される情報である。
また、投稿情報編集部333は、レシピに関する提供情報(レシピ情報)に関して、当該レシピ情報を閲覧して調理が行われたことに基づく投稿情報を取得してもよい。履歴管理部336は、調理が行われたタイミングを示すタイミング情報を取得してもよい。提供情報編集部331、332は、調理が行われたタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を、調理が行われたときに閲覧されたレシピ情報に関連付けて管理してもよい。抽出部335は、レシピ情報を検索する場合に、付加情報に基づいて、レシピ情報を抽出してもよい。
このように、情報処理システム1は、各レシピ情報について、調理が行われたこと基づく投稿情報によって、調理が行われたタイミングを特定でき、特定したタイミングの付加情報を取得する。これにより、情報処理システム1は、調理が行われたタイミングの付加情報を保持できる。
また、情報処理システム1は、各レシピ情報に対して、様々な付加情報を、例えば、そのレシピによる調理が行われる頻度(調理頻度)等と関係付けることができる。より具体的には、ある付加情報がある値を取るときに、例えば投稿情報が多く投稿されている、つまり、調理頻度が高いレシピ情報に関連付けることができる(上述の「晴れ」の日に、多く調理されているレシピ等)。そして、レシピ検索等において、入力された付加情報(例えば、ユーザがレシピ検索したタイミングの天候)に応じて、その付加情報が関連付けられた、調理頻度の高いレシピ情報を抽出でき、ユーザが調理を行いたいと考える可能性の高いレシピ情報を抽出できる。
なお、レシピ情報を閲覧して調理が行われたことに基づく投稿情報とは、調理方法や調理に関するコメント又は画像の投稿情報であってもよいし、調理を行ったことを示す投稿情報であってもよい。また、投稿情報は、ボタンを押すのみの簡易的な投稿によって行われてもよい。また、抽出部335は、ユーザの入力、又は、当該ユーザ或いは外部情報に基づいて、付加情報の値を選択してもよい。抽出部335は、選択した値と、提供情報編集部331、332が管理する付加情報の値と、に基づいて、レシピ情報を抽出する。
また、提供情報編集部331、332は、タイミング情報が示すタイミングにおいて、投稿情報に関する提供情報毎に付加情報の集計結果を取得し、集計結果を投稿情報に関する提供情報に関連付けて管理してもよい。抽出部335は、集計結果に基づいて、提供情報を抽出してもよい。
例えば、情報処理システム1は、投稿情報を取得した場合に、当該投稿情報に関する提供情報に対して、付加情報に応じた投稿数を加算する。より具体的には、例えば、気温を10度以下、11度〜20度、20度〜28度、28度以上に予め分類し、ある提供情報に関して、投稿情報が投稿された場合にタイミング情報が示すタイミングにおいて、そのタイミングの気温が属する分類の投稿数を1だけ加算する。これにより、あるレシピは、気温が高い(例えば、28度以上)場合に、調理頻度が高い等を判別でき、情報処理システム1は、検索時点における気温が高い場合には、当該レシピを抽出させることができる。
また、投稿情報編集部333は、は、調理に関する静止画像又は動画像を含むレシピ情報に関して、各ユーザが当該レシピ情報を閲覧して調理を行ったことを示す投稿情報を取得してもよい。提供情報編集部331、332は、タイミング情報が示すタイミングにおいて、調理を行った件数を示す調理件数情報を取得し、取得した調理件数情報を提供情報に関連付けて管理してもよい。抽出部335は、レシピ情報を検索する場合に、調理件数情報に基づいて、レシピ情報を抽出してもよい。
つまり、情報処理システム1は、付加情報として、タイミング情報が示すタイミングにおいて、これまでに調理を行った調理件数情報(例えば、ユーザ数又は投稿数)を算出してもよい。これにより、情報処理システム1は、その時々において、調理件数情報に基づいて、例えば、調理を行った調理件数が多い順に、レシピ情報を抽出することができる。なお、調理件数情報は、同一ユーザIDのユーザについて、重複を排除したユーザ数(1回)であっても、重複を許容した投稿数(1回の投稿を1回と計数)であってもよい。
また、上述の端末装置10、レシピ管理装置30、ユーザ管理装置50の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより端末装置10、レシピ管理装置30、ユーザ管理装置50としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した端末装置10、レシピ管理装置30、ユーザ管理装置50の機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
[付記]
以上の記載から本発明の複数の態様は例えば以下のように把握される。なお、理解を容易にするために添付図面の参照符号を便宜的に括弧書きにて付記するが、それにより本発明の態様が図示の態様に限定されるものではない。
(付記1)本発明の一態様は、アクセス日時とアクセスされた提供情報を示す履歴データを取得する履歴管理部(336)と、各日時の気温を示す気象データを参照して、前記提供情報の前記アクセス日時における気温の代表値である代表気温を算出し、前記代表気温を前記提供情報に関連付けて管理する提供情報編集部(331、332)と、現在の気温に対応する代表気温に関連付けた提供情報を抽出する抽出部(335)と、を備える情報処理システム(1)である。
(付記2)本発明の他の態様は、付記1に記載の情報処理システム(1)であって、検索文字列を取得する検索入力部(334)を備え、前記抽出部(335)は、前記代表気温に関連付けた提供情報のうち、前記検索文字列に関連する提供情報を抽出し、前記履歴管理部(336)は、前記抽出部(335)が抽出した提供情報から、選択指示に基づいて選択された提供情報を前記アクセスされた提供情報とし、前記提供情報の選択日時を前記アクセス日時として特定する。
(付記3)本発明の他の態様は、付記1又は付記2に記載の情報処理システム(1)であって、前記提供情報に関する投稿情報を取得する投稿情報編集部(333)を備え、前記履歴管理部(336)は、前記投稿情報編集部(333)が取得した投稿情報に関する提供情報を前記アクセスされた提供情報とし、前記投稿情報の取得日時又は前記投稿情報に含まれる前記提供情報に関する日時を前記アクセス日時として特定する。
(付記4)本発明の他の態様は、付記1から付記3のいずれかに記載の情報処理システム(1)であって、前記提供情報編集部(331、332)は、地域毎の前記気温を示す気象データを参照して、前記提供情報の提供地域毎に前記代表気温を算出し、前記代表気温を前記地域毎に前記提供情報と対応付けて管理し、前記抽出部(335)は、前記提供情報が要求される地域における前記現在の気温に対応する提供情報を抽出する。
(付記5)本発明の他の態様は、付記1から付記4のいずれかに記載の情報処理システム(1)であって、前記提供情報編集部(331、332)は、各日時の湿度をさらに示す気象データを参照して、前記提供情報の前記アクセス日時における湿度の代表値である代表湿度を算出し、前記代表湿度を前記提供情報にさらに対応付けて管理し、前記抽出部(335)は、現時点の気温と湿度のセットに対応する提供情報を抽出する。
(付記6)本発明の他の態様は、付記1から付記5のいずれかに記載の情報処理システム(1)であって、前記提供情報編集部(331、332)は、各日時の気候をさらに示す気象データを参照して、所定の気候における前記代表気温を算出し、前記所定の気候を前記提供情報にさらに対応付けて管理し、前記抽出部(335)は、現時点の気温と気候のセットに対応する提供情報を抽出する。
(付記7)本発明の他の態様は、付記1から付記6のいずれかに記載の情報処理システムであって、前記提供情報編集部(331、332)は、所定の期間毎に前記代表気温を算出し、前記代表気温を前記期間毎に前記提供情報と対応付けて管理し、前記抽出部(335)は、現時点が属する期間における代表気温が現時点の気温に対応する提供情報を抽出する。
(付記8)本発明の他の態様は、情報処理システムにおける情報処理方法であって、アクセス日時とアクセスされた提供情報を示す履歴データを取得する履歴管理ステップと、各日時の気温を示す気象データを参照して、前記提供情報の前記アクセス日時における気温の代表値である代表気温を算出し、前記代表気温を前記提供情報と関連付けて管理する提供情報編集ステップ(S28、S68)と、現在の気温に対応する代表気温に関連付けた提供情報を抽出する抽出ステップ(S16、S56)と、を有する情報処理方法である。
(付記9)本発明の他の態様は、コンピュータ(100)に、アクセス日時とアクセスされた提供情報を示す履歴データを取得する履歴管理ステップと、各日時の気温を示す気象データを参照して、前記提供情報の前記アクセス日時における気温の代表値である代表気温を算出し、前記代表気温を前記提供情報と関連付けて管理する提供情報編集ステップ(S28、S68)と、現在の気温に対応する代表気温に関連付けた提供情報を抽出する抽出ステップ(S16、S56)と、を実行させるためのプログラムである。
(付記1A)本発明の他の態様は、提供情報に関する投稿情報を取得する投稿情報編集部(333)と、前記投稿情報を取得したタイミング、又は、前記投稿情報に含まれる前記提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報を取得する履歴管理部(336)と、
前記タイミング情報が示すタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理する提供情報編集部(331、332)と、前記付加情報に基づいて、前記提供情報を抽出する抽出部(335)と、を備える情報処理システム(1)である。
(付記2A)本発明の他の態様は、上記情報処理システム(1)であって、前記投稿情報編集部(333)は、レシピ情報に関して、当該レシピ情報を閲覧して調理が行われたことに基づく投稿情報を取得し、前記履歴管理部(336)は、前記調理が行われたタイミングを示すタイミング情報を取得し、前記提供情報編集部(336)は、前記調理が行われたタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を、前記調理が行われたときに閲覧されたレシピ情報に関連付けて管理する。
(付記3A)本発明の他の態様は、上記情報処理システム(1)であって、前記提供情報編集部(336)は、前記タイミング情報が示すタイミングにおける天候に関する代表値を取得し、取得した天候に関する代表値を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理し、前記抽出部(335)は、天候に関する入力情報と前記天候に関する代表値に基づいて、前記提供情報を抽出する。
(付記4A)本発明の他の態様は、上記情報処理システム(1)であって、前記提供情報編集部(336)は、前記タイミング情報が示すタイミングにおいて、前記投稿情報を投稿したユーザの位置情報を取得し、取得した位置情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理し、前記抽出部(335)は、位置に関する入力情報と前記位置情報に基づいて、前記提供情報を抽出する。
(付記5A)本発明の他の態様は、前記投稿情報編集部(333)は、調理に関する静止画像又は動画像を含むレシピ情報に関して、各ユーザが当該レシピ情報を閲覧して調理を行ったことを示す投稿情報を取得し、前記提供情報編集部(336)は、前記タイミング情報が示すタイミングにおいて、前記調理を行った件数を示す調理件数情報を取得し、取得した調理件数情報を前記提供情報に関連付けて管理し、前記抽出部(335)は、前記調理件数情報に基づいて、前記提供情報を抽出する。
(付記6A)本発明の他の態様は、情報処理システム(1)における情報処理方法であって、提供情報に関する投稿情報を取得させる投稿情報編集ステップ(S82)と、前記投稿情報を取得したタイミング、又は、前記投稿情報に含まれる前記提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報を取得させる履歴管理ステップ(S84、S86)と、前記タイミング情報が示すタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理させる提供情報編集ステップ(S92)と、前記付加情報に基づいて、前記提供情報を抽出させる抽出ステップ(S16、S56)と、を有する情報処理方法である。
(付記7A)本発明の他の態様は、コンピュータに、提供情報に関する投稿情報を取得させる投稿情報編集ステップ(S82)と、前記投稿情報を取得したタイミング、又は、前記投稿情報に含まれる前記提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報を取得させる履歴管理ステップ(S84、S86)と、前記タイミング情報が示すタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理させる提供情報編集ステップ(S92)と、前記付加情報に基づいて、前記提供情報を抽出させる抽出ステップ(S16、S56)と、を実行させるためのプログラムである。
(付記1B)本発明の他の態様は、店舗に設置される端末装置であって、店員の操作に基づいて、認証IDに応じた1又は複数のレシピを示す情報を取得し、前記1又は複数のレシピから店員が指定した販促レシピについて、当該販促レシピに関する動画像を繰り返して再生する制御部と、を備え、前記端末装置は、前記店舗において、前記販促レシピで用いられる食材と前記販促レシピに関する情報が記載されたレシピカードと一緒に陳列される端末装置である。
なお、繰り返して再生とは、少なくとも2回再生されることであり、連続して繰り返されなくてもよい。例えば、1回目の動画像の再生と2回目の動画像の再生の間に、別のコンテンツ(静止画像、動画像)が挿入されてもよいし、特定色の画面(画像なしを含む)やホーム画面が表示されてもよい。
(付記2B)本発明の他の態様は、上記端末装置であって、前記制御部は、認証IDに対応するグループに応じて、前記1又は複数のレシピを示す情報を取得し、前記端末装置は、前記グループに応じた場所に、前記販促レシピで用いられる食材と前記販促レシピに関する情報が記載されたレシピカードと一緒に陳列される。
(付記3B)本発明の他の態様は、上記端末装置であって、前記制御部は、認証IDに対応する会社又は店舗に応じて、前記1又は複数のレシピを示す情報を取得し、前記1又は複数のレシピを、前記会社又は店舗での部門に応じて、表示する表示部を備え、前記端末装置は、前記部門が管理する場所に、前記販促レシピで用いられる食材と前記販促レシピに関する情報が記載されたレシピカードと一緒に陳列される。
(付記4B)本発明の他の態様は、上記端末装置であって、前記制御部は、認証IDに対応する店舗に応じて、前記1又は複数のレシピを示す情報を取得し、前記1又は複数のレシピを、前記店舗での売り場に応じて、表示する表示部を備え、前記端末装置は、前記売り場に、前記販促レシピで用いられる食材と前記販促レシピに関する情報が記載されたレシピカードと一緒に陳列される。
(付記5B)本発明の他の態様は、上記端末装置であって、前記制御部は、認証IDに対応する販売計画に応じて、前記1又は複数のレシピを示す情報を取得する。
(付記6B)本発明の他の態様は、上記端末装置であって、前記制御部は、認証IDに対応する販売計画に含まれる販売食材に応じて、前記1又は複数のレシピであって、前記販売食材が用いられるレシピを示す情報を取得し、少なくとも一部の画像に、前記販売食材が含まれる動画像を繰り返して再生し、前記端末装置は、前記販促レシピで用いられる前記販売食材と、前記販売食材が記載された前記レシピカードと、一緒に陳列される。
(付記7B)本発明の他の態様は、前記制御部は、認証IDに対応する販売計画において、前記認証IDに応じたグループが販売する販売食材に応じて、前記1又は複数のレシピを示す情報を取得し、少なくとも一部の画像に、前記販売食材が含まれる動画像を繰り返して再生し、前記端末装置は、前記販促レシピで用いられる前記販売食材と、前記販売食材が記載された前記レシピカードと、一緒に陳列される。
(付記8B)本発明の他の態様は、1又は複数の端末装置と管理装置を備える販売支援システムであって、前記管理装置は、認証IDに応じた1又は複数のレシピを示す情報を選択し、選択した1又は複数のレシピを示す情報を前記端末装置に送信する管理側制御部を備え、前記端末装置は、店員の操作に基づいて、認証IDを送信する送信部と、前記端末装置が前記認証IDに応じて送信したレシピであって、1又は複数の前記レシピから店員が指定した販促レシピについて、当該販促レシピに関する動画像を繰り返して再生する端末側制御部と、を備え、前記端末装置は、前記店舗において、前記販促レシピで用いられる食材と前記販促レシピに関する情報が記載されたレシピカードと一緒に陳列される販売支援システムである。
(付記9B)本発明の他の態様は、1又は複数の端末装置と管理装置を備える販売支援システムにおける販売方法であって、端末装置が、店員の操作に基づいて、認証IDを送信する送信ステップと、管理装置が、前記認証IDに応じた1又は複数のレシピを示す情報を選択し、選択した1又は複数のレシピを示す情報を送信するステップと、端末装置が、前記1又は複数のレシピから、販促レシピを店員に指定させるステップと、端末装置が、前記店舗において、前記販促レシピで用いられる食材と一緒に陳列されるステップと、端末装置が、前記販促レシピに関する動画像を繰り返して再生するステップと、を有する販売方法である。
1…情報処理システム、10…端末装置、11…端末側通信部、12…操作入力部、13…音声入力部、14…撮像部、15…音声再生部、16…表示部、17…端末側記憶部、18…端末側制御部、181…ユーザ制御部、182…献立投稿部、183…レシピ投稿部、184…レポート投稿部、185…検索操作部、185…検索操作部、186…出力処理部、30…レシピ管理装置、31…レシピ管理側通信部、32…レシピ管理側記憶部、321…献立データ記憶部、322…献立属性データ記憶部、323…レシピデータ記憶部、324…レシピ属性データ記憶部、325…食材データ記憶部、326…料理データ記憶部、327…レポートデータ記憶部、328…履歴データ記憶部、329…気象データ記憶部、33…レシピ管理側制御部、331…献立編集部、332…レシピ編集部、333…レポート編集部、334…検索キーワード取得部、335…抽出部、336…履歴管理部、337…気象データ管理部、50…ユーザ管理装置、51…ユーザ管理側通信部、52…ユーザ管理側記憶部、53…ユーザ管理側制御部、531…ユーザ管理部、70…気象データ管理装置

Claims (7)

  1. 提供情報に関する投稿情報を取得する投稿情報編集部と、
    前記投稿情報を取得したタイミング、又は、前記投稿情報に含まれる前記提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報を取得する履歴管理部と、
    前記タイミング情報が示すタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理する提供情報編集部と、
    前記付加情報に基づいて、前記提供情報を抽出する抽出部と、
    を備え、
    前記提供情報編集部は、前記タイミング情報が示すタイミングにおける天候に関する代表値を取得し、取得した天候に関する代表値を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理し、
    前記抽出部は、天候に関する入力情報と前記天候に関する代表値に基づいて、前記提供情報を抽出する
    情報処理システム。
  2. 提供情報に関する投稿情報を取得する投稿情報編集部と、
    前記投稿情報を取得したタイミング、又は、前記投稿情報に含まれる前記提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報を取得する履歴管理部と、
    前記タイミング情報が示すタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理する提供情報編集部と、
    前記付加情報に基づいて、前記提供情報を抽出する抽出部と、
    を備え、
    前記投稿情報編集部は、レシピ情報に関して、当該レシピ情報を閲覧して調理が行われたことに基づく投稿情報を取得し、
    前記履歴管理部は、前記調理が行われたタイミングを示すタイミング情報を取得し、
    前記提供情報編集部は、
    前記調理が行われたタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を、前記調理が行われたときに閲覧されたレシピ情報に関連付けて管理し、
    前記タイミング情報が示すタイミングにおいて、前記投稿情報を投稿したユーザの位置情報を取得し、取得した位置情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理し、
    前記抽出部は、位置に関する入力情報と前記位置情報に基づいて、前記提供情報を抽出する
    情報処理システム。
  3. 提供情報に関する投稿情報を取得する投稿情報編集部と、
    前記投稿情報を取得したタイミング、又は、前記投稿情報に含まれる前記提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報を取得する履歴管理部と、
    前記タイミング情報が示すタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理する提供情報編集部と、
    前記付加情報に基づいて、前記提供情報を抽出する抽出部と、
    を備え、
    前記投稿情報編集部は、調理に関する静止画像又は動画像を含むレシピ情報に関して、各ユーザが当該レシピ情報を閲覧して調理を行ったことを示す投稿情報を取得し、
    前記提供情報編集部は、前記タイミング情報が示すタイミングにおいて、前記投稿情報を投稿したユーザの位置情報と前記調理を行った件数を示す調理件数情報を取得し、取得した位置情報と調理件数情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付け管理し、
    前記抽出部は、位置に関する入力情報と前記位置情報、又は、前記調理件数情報に基づいて、前記提供情報を抽出する
    情報処理システム。
  4. 情報処理システムにおける情報処理方法であって、
    提供情報に関する投稿情報を取得する投稿情報編集ステップと、
    前記投稿情報を取得したタイミング、又は、前記投稿情報に含まれる前記提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報を取得する履歴管理ステップと、
    前記タイミング情報が示すタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理する提供情報編集ステップと、
    前記付加情報に基づいて、前記提供情報を抽出する抽出ステップと、
    を備え、
    前記提供情報編集ステップで、前記タイミング情報が示すタイミングにおける天候に関する代表値を取得し、取得した天候に関する代表値を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理し、
    前記抽出ステップで、天候に関する入力情報と前記天候に関する代表値に基づいて、前記提供情報を抽出する
    情報処理方法。
  5. 情報処理システムにおける情報処理方法であって、
    提供情報に関する投稿情報を取得する投稿情報編集ステップと、
    前記投稿情報を取得したタイミング、又は、前記投稿情報に含まれる前記提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報を取得する履歴管理ステップと、
    前記タイミング情報が示すタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理する提供情報編集ステップと、
    前記付加情報に基づいて、前記提供情報を抽出する抽出ステップと、
    を備え、
    前記投稿情報編集ステップで、レシピ情報に関して、当該レシピ情報を閲覧して調理が行われたことに基づく投稿情報を取得し、
    前記履歴管理ステップで、前記調理が行われたタイミングを示すタイミング情報を取得し、
    前記提供情報編集ステップで、
    前記調理が行われたタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を、前記調理が行われたときに閲覧されたレシピ情報に関連付けて管理し、
    前記タイミング情報が示すタイミングにおいて、前記投稿情報を投稿したユーザの位置情報を取得し、取得した位置情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理し、
    前記抽出ステップで、位置に関する入力情報と前記位置情報に基づいて、前記提供情報を抽出する
    情報処理方法。
  6. 情報処理システムにおける情報処理方法であって、
    提供情報に関する投稿情報を取得する投稿情報編集ステップと、
    前記投稿情報を取得したタイミング、又は、前記投稿情報に含まれる前記提供情報に関するタイミングを示すタイミング情報を取得する履歴管理ステップと、
    前記タイミング情報が示すタイミングにおける付加情報を取得し、取得した付加情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付けて管理する提供情報編集ステップと、
    前記付加情報に基づいて、前記提供情報を抽出する抽出ステップと、
    を備え、
    前記投稿情報編集ステップで、調理に関する静止画像又は動画像を含むレシピ情報に関して、各ユーザが当該レシピ情報を閲覧して調理を行ったことを示す投稿情報を取得し、
    前記提供情報編集ステップで、前記タイミング情報が示すタイミングにおいて、前記投稿情報を投稿したユーザの位置情報と前記調理を行った件数を示す調理件数情報を取得し、取得した位置情報と調理件数情報を前記投稿情報に関する前記提供情報に関連付け管理し、
    前記抽出ステップで、位置に関する入力情報と前記位置情報、又は、前記調理件数情報に基づいて、前記提供情報を抽出する
    情報処理方法。
  7. コンピュータを請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理システムとして機能させるためのプログラム。
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