JP6325730B1 - 販売支援システム、管理装置、端末装置、販売支援方法、及び販売支援プログラム - Google Patents

販売支援システム、管理装置、端末装置、販売支援方法、及び販売支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】店舗において販促効果の高い情報を提供すること。【解決手段】販売支援システムは、店舗に設置される端末装置と端末装置と通信を行う管理装置とを備える。管理装置は、店舗の販売計画に基づく商品が少なくとも含まれるレシピを示す動画像を端末装置に配信する配信部と、配信部により配信した動画像の店舗での再生状況と、店舗の販売結果を示す情報とを取得する取得部と、取得部が取得した店舗での再生状況と、店舗の販売結果を示す情報とを関連付けて管理する管理部と、を備える。端末装置は、管理装置から配信される動画像を繰り返して再生する再生制御部と、動画像の再生状況を示す情報を管理装置へ通知する通知部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、販売支援システム、管理装置、端末装置、販売支援方法、及び販売支援プログラムに関する。
従来から、日常生活に密着した各種の情報をユーザの端末装置に対してインターネットを介して提供する情報処理システムが提案されている。ユーザに提供される情報として、料理の種類や順序を示す献立・使用する食材・準備手順等を示すレシピを提供するものがある。
特許文献1には、1つ以上の料理からなる献立の提案における条件設定を含むユーザからの入力操作を受け付け、入力された条件に基づいて適した料理を検索し、検索した料理(献立)のレシピをユーザに提示する技術について記載されている。
特開2012−003319号公報
しかしながら、店舗に来店するお客は、必ずしも献立とその献立に必要な商品(食材)を決めてから来店するとは限らない。また、お客が求めている商品と店舗側で販売を促進したい商品とは一致しているとは限らない。そのため、店舗において、おすすめの商品や特売品等といった販促対象の商品にお客が興味を持ってくれたとしても、その商品を使用した献立を具体的にイメージできず、購入に至らない場合がある。
本発明の一態様は、上記の点に鑑みてなされたものであり、店舗において販促効果の高い情報を提供することができる販売支援システム、管理装置、端末装置、販売支援方法、及び販売支援プログラムを提供することを目的の一つとする。
また、本発明の他の態様は、後述する実施形態に記載した作用効果を奏することを可能にする売支援システム、管理装置、端末装置、販売支援方法、及び販売支援プログラムを提供することを目的の一つとする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、店舗に設置される端末装置と前記端末装置と通信を行う管理装置とを備える販売支援システムであって、前記管理装置は、前記店舗の販売計画に基づく商品が少なくとも含まれるレシピを示す動画像を前記端末装置に配信する配信部と、前記配信部により配信した動画像の前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを取得する取得部と、前記取得部が取得した前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを関連付けて管理する管理部と、を備え、前記端末装置は、前記管理装置から配信される動画像を繰り返して再生する再生制御部と、前記動画像の再生状況を示す情報を前記管理装置へ通知する通知部と、を備える販売支援システムである。
また、本発明の一態様は、店舗に設置される端末装置と通信を行う管理装置であって、前記管理装置は、前記店舗の販売計画に基づく商品が少なくとも含まれるレシピを示す動画像を前記端末装置に配信する配信部と、前記配信部により配信した動画像の前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを取得する取得部と、前記取得部が取得した前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを関連付けて管理する管理部と、を備える管理装置である。
また、本発明の一態様は、店舗に設置される端末装置と前記端末装置と通信を行う管理装置とを備える販売支援システムにおける販売支援方法であって、前記管理装置が、前記店舗の販売計画に基づく商品が少なくとも含まれるレシピを示す動画像を前記端末装置に配信する配信ステップと、前記端末装置が、前記管理装置から配信される動画像を繰り返して再生する再生ステップと、前記端末装置が、前記動画像の再生状況を示す情報を前記管理装置へ通知する通知ステップと、前記管理装置が、前記配信ステップにより配信した動画像の前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを取得する取得ステップと、前記管理装置が、前記取得ステップにより取得した前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを関連付けて管理する管理ステップと、を有する販売支援方法である。
本発明の一態様に係る販売支援システムによれば、店舗において販促効果の高い情報を提供することができる。
実施形態に係る販売支援システムの処理の概要を示すフローチャート。 実施形態に係る販売支援システムの構成の概要を説明する説明図。 実施形態に係る販売支援システムの構成の一例を示すブロック図。 実施形態に係る店舗端末の配置の一例を示す図。 実施形態に係るコンピュータシステムの構成を示すブロック図。 実施形態に係るユーザ端末の構成の一例を示すブロック図。 実施形態に係る献立データのデータ構成の一例を示す図。 実施形態に係る献立属性データのデータ構成の一例を示す図。 実施形態に係るレシピデータのデータ構成の一例を示す図。 実施形態に係るレシピ属性データのデータ構成の一例を示す図。 実施形態に係るレシピ管理装置の構成の一例を示すブロック図。 実施形態に係るレシピ動画属性データのデータ構成の一例を示す図。 実施形態に係る販促データのデータ構成の一例を示す図。 実施形態に係る履歴データのデータ構成の一例を示す図。 実施形態に係る店舗端末の構成の一例を示すブロック図。 実施形態に係るMD計画の一例を示す図。 実施形態に係る販促レシピの選択画面の一例を示す図。 実施形態に係るユーザ管理装置の構成の一例を示すブロック図。 ユーザ端末を操作するユーザのユーザデータのデータ構成例を示す図。 店舗端末を操作するユーザのユーザデータのデータ構成例を示す図。 実施形態に係るMD計画入手処理の一例を示すシーケンスチャート。 実施形態に係る販促レシピの選定処理の一例を示すシーケンスチャート。 実施形態に係るレシピ動画の制作処理の一例を示すフローチャート。 実施形態に係るレシピ動画の配信処理の一例を示すフローチャート。 実施形態に係るレシピ動画の再生処理の一例を示すフローチャート。 実施形態に係る販売結果の入手・配信処理の一例を示すシーケンスチャート。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔販売支援システムの概要〕
まず、本発明の実施形態に係る販売支援システムの概要について説明する。
本実施形態に係る販売支援システムは、店舗向けに料理のレシピの情報を配信する配信サービスのシステムである。ここで、店舗とは、料理に必要な商品等を販売する小売店全般であり、例えば、スーパーマーケット、ホームセンター、薬局等である。販売支援システム1は、各店舗に対して、各店舗の各売り場で販売している商品(食材等)を使用したレシピに関する情報(レシピやレシピに関する画像)を配信する。各店舗の各売り場には、1又は複数の店舗端末が設置されている。各店舗装置は、配信されるレシピに関する情報を表示する。これにより、お客は、店舗の各売り場において、レシピを参照して、商品の購入を検討することができる。よって、店舗としては、食材等の販売を促進することができる。
図1は、本実施形態に係る販売支援システムの処理の概要を示すフローチャートである。また、図2は、本実施形態に係る販売支援システムの構成の概要を説明する説明図である。なお、図2において、図1の各処理に対応する部分には同一の符号を付している。販売支援システム1は、仕入れ、販売、管理等を管理するMD(Merchandising)管理ツールTL10と、コンテンツを配信する配信管理ツールTL20とを備えている。
(ステップS100)
各流通本部から販売計画等が含まれるMD計画を示すデータが各店舗へメールなどにより納品されると、各店舗のマネージャー又は店員等が、そのMD計画に基づいて、各流通または各売り場ごとにMD対象商品を示すデータをMD管理ツールTL10に入力する。MD対象商品とは、例えば、販売計画に記載されている、おすすめ商品、販売重点カテゴリの商品、特売品等といった販促対象の商品(販促商品)等である。
(ステップS200)
次に、各店舗のマネージャー又は店員等は、MD管理ツールTL10を用いて、上記MD対象商品を使用した献立のレシピ(例えば、販促商品のレシピ(以下、「販促レシピ」とも称する))を選定する。例えば、各店舗のマネージャー又は店員等は、レシピの投稿サイトから提供されるレシピリストの中から販促レシピを選択する。ここで、献立とは、一度の食事でまとめて提供される料理群である。献立には、個々の料理のレシピが含まれてもよい。例えば、選択された販促レシピは、そのレシピの信頼度の確認のために、レシピランクについての1次チェックが行われる。例えば、レシピランクは、レシピの人気を示す指標であり、レシピ管理システム(レシピの投稿サイトを管理するシステム)によって管理されている。1次チェックで問題なければ、MD管理ツールTL10は、その販促レシピを動画像で説明するレシピ動画の配信について許諾を確認するための許諾確認メールを、その販促レシピの投稿者(ユーザ)に対して配信する。そして、MD管理ツールTL10がユーザから許諾回答メールを受信すると、レシピ動画の制作のステップに移行する。なお、許諾確認メールは、ユーザに対してレシピを利用する旨(レシピ動画の配信を行う旨)を単に通知するものであってもよく、その通知に対して所定の期間(例えば、3日以内、7日以内)にNG(利用(レシピ動画の配信)を許諾しない旨)の返信が来なければ許諾されたものとして、レシピ動画の制作のステップに移行してもよい。レシピリストに登録されているレシピは、ユーザから投稿されたものであったり、投稿者以外の者(販売支援システム1の運営事業者や制作会社、各流通本部等)が作成したレシピであってもよい。
(ステップS300)
ユーザからレシピ動画の配信について許諾されると、選択された販促レシピのレシピ動画の制作が行われる。例えば、レシピ動画は、販売支援システム1の運営事業者や制作会社等によって制作され、完成したレシピ動画はMD管理ツールTL10に登録される。なお、販促レシピのレシピ動画は、そのレシピの投稿者が作成したものでもよい。なお、完成したレシピ動画はその内容に問題がないか、ユーザ(販促レシピの投稿者)と販売支援システム1の運営事業者とでダブルチェックが行われる。
(ステップS400)
MD管理ツールTL10は、登録されたレシピ動画を配信管理ツールTL20に登録し、配信予約を行う。配信管理ツールTL20は、予約された配信開始日時になるとレシピ動画の配信を行う。例えば、販売計画に基づく特定期間(例えば、販促商品の販促期間)の開始日以前が配信開始日となる。なお、レシピ動画には、レシピに関する広告(レシピで用いられる食材・商品に関する広告)が含まれてもよい。また、配信開始日には配信状況のチェックが行われる。各店舗の各売り場の店舗端末20は、配信されるレシピ動画を繰り返し再生する。例えば、店舗端末20は、各店舗又は各売り場の特定期間(例えば、販促商品の販促期間)内の設定されたタイミング(例えば、販促期間中は毎日、営業開始時刻から営業終了時刻まで)、レシピ動画を繰り返し再生する。店舗端末20におけるレシピ動画の再生状況(再生開始日時、再生終了日時、再生回数、再生時間、再生期間等)は、MD管理ツールTL10で管理される。
(ステップS500)
各流通本部から販売計画等が含まれる販売結果を示すデータが各店舗へメールなどにより納品されると、各店舗のマネージャー又は店員等が、その販売結果を示す販売結果データをMD管理ツールTL10に入力し登録する。MD管理ツールTL10は、販売計画、販売結果、レシピ動画の再生状況等を関連付けて管理する。
(ステップS600)
MD管理ツールTL10は、登録された販売結果データを配信管理ツールTL20に登録して配信を行う。
このように、販売支援システム1では、販売計画に基づく商品(例えば、販促商品)を使用する料理(献立)のレシピ動画を各店舗の各売り場に設置されている店舗端末20で表示することにより販売を促進することができる。例えば、販売支援システム1では、献立を決めすに来店しているお客に対しては、このレシピ動画で紹介している料理を献立に採用する動機付けを与え、販促商品の購入につなげることができる。また、お客は、店舗の各売り場において、レシピ動画を参照し、献立や購入食材、調理方法等を検討することができる。また、この販促レシピのレシピ動画は、お客に対してのみならず、商品を販売する店員に対しても、お客への説明等を行う際のツールとして有益である。例えば、店員は、販促レシピのレシピ動画の再生状況と販促商品の販売結果を参照することにより、レシピ動画による販促効果を確認したり、販促内容の改善を検討したりすることができる。
〔販売支援システム1の構成〕
以下、販売支援システム1の構成について詳しく説明する。
図3は、本実施形態に係る販売支援システム1の構成の一例を示すブロック図である。
販売支援システム1は、複数のユーザ端末10−1、10−2、…、10−N(Nは、自然数)と、複数の店舗端末20−1、20−2、…、20−M(Mは、自然数)と、レシピ管理装置30と、流通本部管理装置40−1、40−2、…、40−L(Lは、自然数)と、ユーザ管理装置50とを備えている。以下では、ユーザ端末10−1、10−2、…、10−Nのそれぞれを特に区別しない場合にはユーザ端末10と総称する。また、同様に、店舗端末20−1、20−2、…、20−Mのそれぞれを特に区別しない場合には店舗端末20と総称し、流通本部管理装置40−1、40−2、…、40−Lのそれぞれを特に区別しない場合には流通本部管理装置40と総称する。ユーザ端末10と、店舗端末20と、レシピ管理装置30と、流通本部管理装置40と、ユーザ管理装置50とのそれぞれは、コンピュータシステム100(図5参照)を備えるコンピュータ装置(電子機器)であり、無線又は有線のネットワークNWに接続し、互いに通信を行うことができる。
<ユーザ端末10>
ユーザ端末10は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)端末、ゲーム機等であってよい。ユーザ端末10は、ユーザインタフェースを提供し、ユーザの操作に応じて文字列の入力を受け付けることや、ユーザに検索結果等の各種情報を提示することができる。ユーザが作成したレシピは、このユーザ端末10から投稿され、レシピ管理装置30で管理される。
<店舗端末20>
店舗端末20は、例えば、タブレット端末であり、各店舗の各売り場に1又は複数台が設置される。店舗とは、スーパーマーケット、デパート、コンビニエンスストア等であり、少なくとも一部又は全部において、お客に対して、商品を譲渡(販売、試供品等の提供)する店である。
売り場とは、商品の販売種別に応じた場所(「コーナー」とも呼ばれる)であり、例えば、精肉コーナー、青果コーナー、鮮魚コーナー、日配食品コーナー、又は惣菜コーナー等である。なお、日配食品とは、毎日店舗に配送される食品であり、牛乳、豆腐、練物、生菓子などをいう。また、売り場は、店舗において、部門に対応することもあり、各部門が対応する売り場(コーナー)を管理する。例えば、精肉コーナーには畜産部門が対応し、青果コーナーには農産部門が対応する。鮮魚コーナーには水産部門が対応し、日配食品コーナーにはディリ―部門が対応する。
図4は、本実施形態に係る店舗端末20の配置の一例を示す図である。
この図は、ある店舗のある売り場(鮮魚コーナー)において、店舗端末20(タブレット端末)が設置された一例である。ここで、販促商品(店舗側が販売を促進する商品(食品))は、「たこ」である。店舗端末20は、販促商品と一緒に陳列されている。
店舗端末20は、販促商品が主たる食材(メイン食材)となる販促レシピ又は販促レシピに関する画像(例えば、レシピ動画)を表示する。また、店舗端末20は、レシピカードとも一緒に陳列される。レシピカードは、例えば、表示用のレシピカードと配布用のレシピカードの2種類が一緒に陳列される。配布用のレシピカードは、複数枚配置され、お客が所持して、持ち帰ることもできる。関連商品は、販促レシピにおいて、主たる食材以外の食材(調味料や一部調理品を含む)である。この図では、関連商品は、例えば、「キャベツ」や「たこ焼き粉」である。つまり、販促レシピは、「たこ」、「キャベツ」及び「たこ焼き粉」を使用するレシピである。
このように、本実施形態の店舗(売り場)では、販促商品は、販促商品が主たる食材となる販促レシピのレシピ動画を表示する店舗端末20と一緒に陳列される。また、店舗端末20は、レシピカードとも一緒に陳列され、また、関連商品とも一緒に陳列される。これにより、お客は、店舗の各売り場において、販促レシピのレシピ動画を参照することで、そこにある販促商品(食材)を使用した料理を具体的にイメージすることができるとともにその調理方法も確認できる。そのため、お客にその販促商品を購入する動機付けを与えることができる。また、お客が販促レシピのレシピ動画が示す料理を行なおうと考えた場合に、すぐに食材を取得することができるとともに、販促レシピが示す調理を記載したレシピカードを取得できる。
なお、一緒に陳列されるとは、例えば、周囲(例えば、半径1m以内)に配置されること、同一の陳列場所(同一の陳列棚、陳列台、又はその付近等)に陳列されること、店舗端末20のディスプレイの表示を見つつ、目が届く範囲に配置されることをいう。例えば、店舗端末20は、什器として用いられ、販促商品と同一の陳列ケースや陳列棚、陳列台に置かれる。但し、本発明はこれに限らず、店舗端末20は、壁に掛けられてもよいし、又は、天井や棚から吊るされてもよい。
なお、レシピカードには、ウェブサイトにおける販促レシピへのアクセス方法(QRコード(登録商標)やURL等、販促レシピのサイトの識別情報)が記載されていてもよい。お客は、レシピカードに基づいて、自身のユーザ端末10によって、ウェブサイトにおける販促レシピを参照し、より詳細なレシピ情報を参照することができる。
<レシピ管理装置30>
図3に戻り、レシピ管理装置30は、上述したMD管理ツールTL10及び配信管理ツールTL20の主要な機能を担うサーバ装置である。レシピ管理装置30は、店舗端末20に入力される販売計画等のMD計画のデータ及び販売結果のデータ、ユーザが投稿したレシピのレシピデータ、販促レシピの動画像として作成されたレシピ動画のデータ等の各種データを管理する。また、レシピ管理装置30は、各種の履歴データを管理する。管理される履歴データには、例えば、レシピ動画の再生状況を示す再生履歴データ等がある。また、レシピ管理装置30は、販売計画データ、販売結果データ、レシピ動画の再生状況を示す再生履歴データ等に基づく販促データを管理する。なお、レシピ管理装置30は、例えばレシピ提供事業者が管理又は使用するウェブサーバである。
<流通本部管理装置40>
流通本部管理装置40は、店舗に陳列される商品の仕入れ先から店舗までの流通を管理している流通本部のサーバ装置である。流通本部は、例えば、その店舗の本社、またはその店舗の所在地を統括する拠点本部(支社)等である。流通本部管理装置40は、管理している各店舗に対して販売計画等が含まれるMD計画を示すデータを納品する。また、流通本部管理装置40は、各店舗から販売状況を集約して各店舗の販売結果をまとめ、販売結果を示すデータを納品する。
<ユーザ管理装置50>
ユーザ管理装置50は、ユーザデータを管理するサーバ装置である。
以上が、販売支援システム1の構成についての説明である。
〔コンピュータシステム100の構成〕
次に、販売支援システム1が備える各装置のコンピュータシステム100の構成について説明する。
図5は、コンピュータシステム100の構成を示すブロック図である。
コンピュータシステム100は、通信部101と、入力部102と、出力部103と、記憶部104と、CPU(Central Processing Unit)105と、を備える。これらの構成要素は、バスBを介して相互に通信可能に接続されている。
通信部101は、通信用IC(Integrated Circuit)等の通信用モジュールである。
入力部102は、例えば、マウス、タッチパッド等のポインティングデバイス、キーボード、マイクロホン、カメラ、その他の各種センサ(例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPS(Global Positioning System)センサ、近接センサ)を含む入力用モジュールである。入力部102は、タッチパネルとして、ディスプレイと一体に構成されてもよい。
出力部103は、ディスプレイパネル、スピーカ、ウーファー等の出力用モジュールを含んで構成される。
記憶部104は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む記憶用モジュールである。なお、記憶部104は、内蔵されるものに限らず、USB(Universal Serial Bus)等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶用モジュールであってもよい。
CPU105は、記憶部104に記憶された各種プログラムを実行し、コンピュータシステム100が備える各構成を制御する。
以上が、コンピュータシステム100の構成についての説明である。
〔ユーザ端末10の構成〕
次に、ユーザ端末10の構成について説明する。
図6は、本実施形態に係るユーザ端末10の構成の一例を示すブロック図である。ユーザ端末10は、ユーザ端末側通信部11と、操作入力部12と、音声入力部13と、撮像部14と、音声再生部15と、表示部16と、ユーザ端末側記憶部17と、ユーザ端末側制御部18と、を備える。
ユーザ端末側通信部11は、図5の通信部101に対応する構成であり、ネットワークNWに接続するレシピ管理装置30、ユーザ管理装置50等と通信する。なお、ユーザの個人情報を保護するために、ユーザ端末10とユーザ管理装置50とは、直接通信できないように構成してもよい。この場合、ユーザ端末側通信部11は、レシピ管理装置30等を介して、間接的にユーザ管理装置50と通信可能としてもよい。
操作入力部12は、図5の入力部102(ポインティングデバイス、キーボード等)に対応する構成であり、文字列の入力、データの編集操作、メールの受信及び送信操作、表示の切り替え操作等の各種操作を受け付ける。
音声入力部13は、図5の入力部102に対応する構成であり、マイクロホンを介した音声入力を受け付ける。音声入力部13は、例えば音声認識を行い、文字列の入力、データの編集操作、表示の切り替え操作等の各種操作を受け付ける。
撮像部14は、図5の入力部102に対応する構成であり、カメラを介して撮像画像を取得する。撮像画像は、例えば食材、調理過程、料理、献立等を写した画像であってよい。また、撮像画像は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。
音声再生部15は、図5の出力部103に対応する構成であり、スピーカ、ウーファーを介して音声出力を行う。音声再生部15は、例えば音声による情報の提示や警告音の出力等を行う。
表示部16は、図5の出力部103に対応する構成であり、ディスプレイを介した表示出力を行う。表示部16は、例えば操作入力部12、音声入力部13、及び撮像部14が受け付けた入力内容、検索結果等の各種情報を表示する。
ユーザ端末側記憶部17は、図5の記憶部104に対応する構成であり、ユーザ端末10の機能を実現するために必要な各種データ、プログラム等を記憶する。
ユーザ端末側制御部18は、ユーザ端末10の各構成の動作を制御する。ユーザ端末側制御部18は、例えばユーザ端末10のCPU105(図12参照)がユーザ端末側記憶部17に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、ユーザ端末側制御部18は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路として実現されてもよい。例えば、ユーザ端末側制御部18は、ユーザ制御部181と、献立投稿部182と、レシピ投稿部183と、メール処理部184と、出力処理部185と、を備える。
ユーザ制御部181は、ユーザを認証するための処理を行う。具体的には、まず、ユーザ制御部181は、ユーザID及びパスワードを、操作入力部12が受け付けた操作入力に基づいて取得する。ユーザ制御部181は、取得したユーザID及びパスワードを、ユーザ管理装置50に通知し、ユーザの認証を要求する。ユーザ制御部181は、ユーザ管理装置50から認証結果を取得する。認証が成功した場合、ユーザ制御部181は、ユーザデータの各種情報を参照することができる。ユーザ制御部181は、例えば会員設定を特定し、会員設定に応じて情報検索サービスにおいて提供する機能や情報を制限したり、制限を解除したりすることができる。
献立投稿部182は、献立を投稿するための処理を行う。「投稿」とは、ユーザが編集したデータを、他のユーザが参照可能にすることをいう。換言すると、「投稿」とは、データを公開することである。但し、「投稿」されたデータは、公開されないように設定可能であってよい。また、「編集」には、新規データを作成すること、既存のデータの情報を修正したり、追加したりすること、既存のデータを削除すること等が含まれる。
献立投稿部182は、ユーザが献立を投稿する際に、献立に関する献立データ及び献立属性データを生成する。
献立データとは、献立の内容に関する情報を記述したデータである。図7は、献立データのデータ構成の一例を示す図である。献立データは、献立ID(IDentifier)に対して、1以上の構成料理情報が対応付けられている。献立IDとは、献立を一意に識別するための情報である。構成料理情報とは、献立を構成する料理を示す情報である。構成料理情報には、献立を構成する料理のレシピを特定するため構成料理レシピ情報と、献立における料理の位置付け(種別)を示す構成料理カテゴリ情報とが記述される。例えば、構成料理レシピ情報には、レシピを一意に識別するためのレシピIDが記述される。また例えば、構成料理カテゴリ情報には、主菜、副菜、汁物、デザート等の種別が記述される。
献立属性データとは、献立の属性情報を記述したデータである。図8は、献立属性データのデータ構成の一例を示す図である。献立属性データは、献立IDに対して、献立名情報と、献立投稿者情報と、献立登録日時情報と、献立画像情報と、投稿者コメント情報と、段取りコメント情報と、調理時間情報と、献立カテゴリ情報と、会員許諾情報とが対応付けられている。
献立名情報とは、献立の名称を示す情報である。献立の名称には、献立を構成する料理の名称や食材の名称が含まれる。
献立投稿者情報とは、献立の投稿者(作成者)を示す情報である。献立投稿者情報には、例えばユーザIDが記述される。
献立登録日時情報とは、献立が投稿、登録された日時を示す情報である。
献立画像情報とは、献立の撮像画像を示す情報である。
投稿者コメント情報とは、投稿者が献立に対して付したコメント(例えば概要、背景)を示す情報である。
段取りコメント情報とは、献立に沿って調理する場合の注意事項等を示すコメントを示す情報である。
調理時間情報とは、献立の調理に要する大凡の時間を示す情報である。なお、調理時間情報は、献立を構成する各料理の調理時間の総和を示してもよいし、別途算出、設定される時間を示してもよい。例えば、複数の料理の調理を同時進行できる場合、献立の調理時間は、各料理の調理時間の総和より短くなる場合がある。
献立カテゴリ情報とは、献立の種別(例えば、コンセプト、カロリー、費用、殿堂入りや受賞歴等の表彰、目的、用途)を示す情報である。
会員許諾情報とは、会員設定に応じた情報開示(レシピの公開)の許諾を示す情報である。
なお、献立投稿部182は、新規に献立データや献立属性データを作成する場合でも、献立IDを採番(発行)せずに、作成した献立データと献立属性データを、レシピ管理装置30に送信する。レシピ管理装置30の献立編集部331(後述)は、献立投稿部182から受信した新たな献立データについて、その献立データを示す献立IDを発行する。発行される献立IDは、個々の献立データによって異なる。レシピ管理装置30の献立編集部331は、献立投稿部182から受信した献立データと、その献立データの献立属性データに、発行した献立IDをそれぞれ付加する。献立編集部331は、献立IDを付加した献立データ、献立属性データを、それぞれ献立データ記憶部321(後述)、献立属性データ記憶部322(後述)に記憶する。そのため、複数のユーザ端末10のそれぞれが作成した互いに異なる献立データについて同一の献立IDが付与されることが回避される。
また、例えば既存の献立データや献立属性データの情報を修正する場合や、追加する場合には、献立投稿部182は、操作入力部12が受け付けた操作により指定された献立のデータ要求をレシピ管理装置30に送信する。献立投稿部182は、その応答として献立データや献立属性データを、レシピ管理装置30から取得する。そして、献立投稿部182は、取得した献立データや献立属性データを、ユーザによる指示に応じて加工する。献立投稿部182は、加工した献立データや献立属性データを、レシピ管理装置30に送信して記憶させる。
また、既存の献立データや献立属性データを削除する場合、献立投稿部182は、操作入力部12が受け付けた操作により指定された献立に係る献立データや献立属性データの削除を、レシピ管理装置30に要求する。修正、追加、削除の対象の献立が、献立IDをもって特定される。
図6に戻り、レシピ投稿部183は、レシピを投稿するための処理を行う。レシピ投稿部183は、献立投稿部182が献立データや献立属性データに対して行う処理と同様の処理を、レシピデータやレシピ属性データに対して行う。ここで、レシピ管理装置30のレシピ編集部332(後述)は、レシピ投稿部183が新たに作成したレシピデータやレシピ属性データに、そのレシピデータを示すレシピIDを発行する。修正、追加、削除の対象のレシピデータとレシピ属性データが、レシピIDをもって特定される。
レシピデータとは、レシピの内容に関する情報を記述したデータである。図9は、レシピデータのデータ構成の一例を示す図である。レシピデータは、レシピIDに対して、1以上のレシピ食材情報と、1以上の調理工程情報とが対応付けられている。
レシピ食材情報(レシピ食材1、レシピ食材2、・・・)とは、レシピに用いる食材に関する情報である。レシピ食材情報には、利用食材情報と、分量情報と、食材カテゴリ情報と、主食材フラグとが記述される。
利用食材情報とは、レシピに用いる食材を特定するための情報である。利用食材情報には、例えば食材IDが記述される。食材IDとは、食材を一意に識別する情報である。
分量情報とは、レシピに用いる食材の分量を示す情報である。
食材カテゴリ情報とは、レシピにおける食材のグループを示す情報である。例えば食材カテゴリ情報には、ある調理工程で用いられる食材のグループと、別の調理工程で用いられる食材のグループとを区別可能にするために、各グループの識別情報が記述されている。
主食材フラグとは、レシピに使用する食材のうち主たる食材であるか否かを示す情報である。
調理工程情報(調理ステップ1、調理ステップ2、・・・)とは、調理における作業を段階的に示す情報である。調理工程情報には、調理画像情報と、工程コメント情報と、工程時間情報と、調理法情報と、が記述される。
調理画像情報とは、調理工程の様子を写した撮像画像を示す情報である。
工程コメント情報とは、調理工程の説明文を示す情報である。
工程時間情報とは、調理工程に要する時間を示す情報である。
調理法情報とは、調理工程における調理方法の種別を示す情報である。調理方法には、例えば切る、煮る、焼く、蒸らす、沸かす、揚げる、混ぜる等の種別がある。
次に、レシピ属性データについて説明する。レシピ属性データとは、レシピの属性情報を記述したデータである。図10は、レシピ属性データのデータ構成の一例を示す図である。レシピ属性データとは、レシピIDに対して、料理IDと、レシピ名情報と、対象人数情報と、レシピ投稿者情報と、レシピ登録日時情報と、料理画像情報と、投稿者コメント情報と、調理時間情報と、レシピカテゴリ情報と、会員許諾情報とを対応付けてなるデータである。
料理IDとは、料理を一意に識別する情報である。
レシピ名情報とは、レシピの名称を示す情報である。レシピの名称には、レシピに基づいて作成可能な料理の名称やレシピに用いられる食材の名称が含まれる。
対象人数情報とは、レシピが示す料理の分量を示す情報である。対象人数情報には、例えば、1人前、2−3人前等の情報が記述される。
レシピ投稿者情報とは、レシピの投稿者(作成者)を示す情報である。レシピ投稿者情報には、例えばユーザIDが記述される。
レシピ登録日時情報とは、レシピが投稿、登録された日時を示す情報である。
料理画像情報とは、料理の撮像画像を示す情報である。
投稿者コメント情報とは、投稿者がレシピに対して付したコメント(例えば概要、背景)を示す情報である。
調理時間情報とは、調理に要する大凡の時間を示す情報である。なお、調理時間情報は、各調理工程に要する時間の総和を示してもよいし、別途算出、設定される時間を示してもよい。例えば、調理時間は、各調理工程に要する時間に加え、下拵え、盛り付け等に要する時間を含んでもよい。
レシピカテゴリ情報とは、レシピの種別(例えば、コンセプト、カロリー、費用、表彰、目的、用途)を示す情報である。
メール処理部184は、メール(電子メール)の作成及び編集、及びメールの送受信に関する処理を行う。例えば、メール処理部184は、レシピ管理装置30等から送信されたメールを、メールサーバ(不図示)を介して受信する。また、メール処理部184は、新規作成メール又は返信メールを、メールサーバ(不図示)を介してレシピ管理装置30等へ送信する。例えば、メール処理部184は、レシピ管理装置30から送信された許諾確認メールを受信する。また、メール処理部184は、許諾確認メールに対する許諾回答メールをレシピ管理装置30へ送信する。
出力処理部185は、表示部16における画面表示や音声再生部15からの音声出力(再生)を制御する。例えば、出力処理部185は、ユーザ認証、献立やレシピ、検索等の情報検索サービスの各種機能を提供するための画面を表示部16に表示させたり、各種機能を提供するため音声を音声再生部15から出力させたりする。
〔レシピ管理装置30の構成〕
次に、レシピ管理装置30の構成について説明する。
図11は、本実施形態に係るレシピ管理装置30の構成の一例を示すブロック図である。レシピ管理装置30は、レシピ管理側通信部31と、レシピ管理側記憶部32と、レシピ管理側制御部33と、を備える。
レシピ管理側通信部31は、図5の通信部101に対応する構成であり、ユーザ端末10、店舗端末20、流通本部管理装置40、ユーザ管理装置50等のネットワークNWに接続する他の装置と通信する。
レシピ管理側記憶部32は、図5の記憶部104に対応する構成であり、レシピ管理装置30の機能を実現するために必要な各種データ、プログラム等を記憶する。例えば、レシピ管理側記憶部32は、献立データ記憶部321と、献立属性データ記憶部322と、レシピデータ記憶部323と、レシピ属性データ記憶部324と、食材データ記憶部325と、料理データ記憶部326と、MDデータ記憶部327と、履歴データ記憶部328とを備える。
献立データ記憶部321は、献立データ(図7参照)を記憶する。
献立属性データ記憶部322は、献立属性データ(図8参照)を記憶する。
レシピデータ記憶部323は、レシピデータ(図9参照)、及びレシピ動画データを記憶する。レシピ動画データは、レシピ動画を一意に識別するレシピ動画IDと対応付けられて記憶される。
レシピ属性データ記憶部324は、レシピ属性データ(図10参照)を記憶する。また、レシピ属性データ記憶部324は、レシピ動画データに対応するレシピ動画属性データを記憶する。図12は、レシピ動画属性データのデータ構成の一例を示す図である。レシピ動画属性データは、図10のレシピ属性データに加えて、又は一部を代えて、レシピ動画ID、レシピ動画投稿者(レシピ動画提供者)、レシピ動画登録日時、レシピ動画配信日(配信予約された配信開始日)、1以上のポップ情報が対応付けられている。例えば、ポップ情報には、店舗の売り場に置かれる販促品のデータとして、表示用のレシピカード、配布用のレシピカード等のデータが格納される。なお、レシピ動画配信日には、配信開始日のみではなく、配信終了日、配信開始時刻、配信終了時刻、配信期間等が設定されてもよい。
食材データ記憶部325は、食材に関する情報を記述した食材データを記憶する。例えば、食材データは、食材IDに対して、食材名情報と、栄養素情報と、カロリー情報と、所属食材情報と、同種食材情報とが対応付けられている。食材名情報とは、食材の名称を示す情報である。栄養素情報とは、食材に含まれる栄養素とその量とを示す情報である。カロリー情報とは、食材の単位量当たりのカロリーを示す情報である。所属食材情報とは、所属食材を示す情報である。「所属食材」とは、ある食材に概念的に包含される別の食材を示す情報である。例えば「魚」には、「鯖」や「秋刀魚」が包含される。また、「鯖」には、「生鯖」や「鯖の缶詰」が包含される。つまり、所属食材とは、ある食材の下位概念に属する食材である。所属食材情報には、所属食材の食材IDが記述されてよい。同種食材情報とは、同種食材を示す情報である。「同種食材」とは、ある食材と同種の関係にある別の食材を示す情報である。つまり、同種食材情報とは、同種設定を示す情報の一例である。同種食材情報には、情報を記述する時点の認識で、同種食材と考えられる食材の食材IDが記述される。そのため、同種食材情報には、実際には異なる食材の食材IDが記述されることもありうる。この食材データによって、献立や料理に含まれる栄養素やカロリー、2以上の食材間の関係性等を特定することが可能である。例えば、レシピ管理装置30は、販促レシピの栄養素やカロリーや、販促レシピに使用される食材と同種の食材の情報をレシピ動画とともに表示させることもできる。
料理データ記憶部326は、料理データは、料理に関する情報を記述した料理データを記憶する。例えば、料理データは、料理IDに対して、料理名情報と、所属料理情報と、同種料理情報とが対応付けられている。料理名情報とは、料理の名称を示す情報である。所属料理情報とは、所属料理を示す情報である。「所属料理」とは、ある料理に概念的に包含される別の料理を示す情報である。例えば、「煮物」には、「煮しめ」や「筑前煮」が包含される。つまり、所属料理とは、ある料理の下位概念に属する料理である。所属料理情報には、所属料理の料理IDが記述されてよい。同種料理情報とは、同種料理を示す情報である。「同種料理」とは、ある料理と同種の関係にある別の料理を示す情報である。つまり、同種料理情報とは、同種設定を示す情報の一例である。同種料理情報には、情報を記述する時点の認識で、同種料理と考えられる料理の料理IDが記述される。そのため、同種料理情報には、実際には異なる料理の料理IDが記述されることもありうる。この料理データによって、2以上の料理間の関係性を特定することができる。例えばユーザ端末10やレシピ管理装置30は、入力キーワードが示す料理の所属料理や同種料理を特定することができる。例えば、レシピ管理装置30は、店員によって選択された販促レシピだけでなく、所属料理や同種料理についてのレシピも同様に販促レシピの対象として、レシピ動画を表示させることもできる。
MDデータ記憶部327は、各流通本部から納品されるMD計画に基づいて、販促商品に関する情報を記述した販促データを記憶する。図13は、販促データのデータ構成の一例を示す図である。販促データは、会社グループ、会社、地域、店舗、売り場、計画情報、販促商品、販促商品食材、及びレシピ動画IDを対応付けた情報である。会社グループ又は会社に対して、販売計画に基づく1以上の計画情報が対応付けられる。例えば、計画情報とは、週毎のおすすめ商品、月毎の重点カテゴリ商品、日毎又は週毎の特売品等といった販促商品に関する販売計画の情報である。なお、計画情報は、例えば、会社グループ毎、会社毎、部門毎、売り場毎のいずれと対応付けられてもよい。この計画情報に対して、1以上の販促商品が対応付けられる。なお、販促商品は食材(調味料が含まれてもよい)であるが、販促商品の商品名と食材を明確に分ける場合には、販促商品(商品名等)と販促商品食材(販促商品に対応する食材)とを分けて対応付けられてもよい。また、販促商品(販促商品食材)についての広告を示す動画像(以下、「広告動画」とも称する)がその商品の生産者や製造者、販売元等から提供されている場合、その広告動画を一意に識別するための広告動画IDが対応付けられる。
履歴データ記憶部328は、履歴データを記憶する。図14は、履歴データのデータ構成の一例を示す図である。履歴データは、販促レシピのレシピID毎に、計画情報と、1以上の動画像を対応付ける。レシピIDには、店舗端末20で選択された販促レシピを示すレシピIDが記憶される。計画情報は、レシピIDの販促レシピに対応する計画情報である。例えば、販売計画による計画情報に基づく販促商品が使用されるレシピリスト(レシピの一覧)が提供され、店員が、その一覧から、販促レシピを指定した場合、当該販促レシピを示すレシピIDと当該計画情報が対応付けて記憶される。
動画像情報(図示する動画像1、動画像2、・・・)は、動画ID、動画種別(レシピ動画を示す情報)、再生開始日時、再生終了日時、グループ情報、前回再生日、販促商品、販促商品の販売実績情報、関連商品、関連商品の販売実績情報が対応付けられている。動画IDには、店舗端末20で再生されたレシピ動画のレシピ動画IDが記憶される。動画種別には、レシピ動画であることを示す情報が記憶される。なお、店舗端末20では、レシピ動画のみならず、販促商品の広告動画が表示されてもよい。この場合、動画IDには広告動画IDが記憶され、動画種別には広告動画を示す情報が記憶される。グループ情報は、例えば、組織情報又は売り場情報のいずれか或いはその組合せである。組織情報は、会社(企業)グループ、会社、店舗(支店)、部門(部署)、チーム等のいずれか或いはその組合せである。また、売り場情報は、コーナー、陳列場所(陳列棚、陳列ケース、陳列台、陳列コーナー(床への直置きを含む)、レジ、倉庫のいずれか或いはその組合せ)を示す情報である。前回再生日は、レシピ管理装置30がグループ情報と動画IDに基づいて、過去の動画再生履歴情報から抽出した再生開始日時(再生開始日)のうち、最新のものである。販促商品の販売実績情報、関連商品の販売実績情報は、店舗端末20から入力された販売結果のデータに基づいて、この履歴データの販促商品、関連商品についての販売結果を示す情報(販促商品の販売個数、売上等を集計した情報)である。レシピ管理装置30は、例えば、履歴データに基づいて、販促効果を示す情報を生成して、提供する。
次に、レシピ管理側制御部33の構成について説明する。
レシピ管理側制御部33は、レシピ管理装置30の各構成を制御する。レシピ管理側制御部33は、例えばレシピ管理装置30のCPU105(図12参照)がレシピ管理側記憶部32に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、レシピ管理側制御部33は、ASIC等の集積回路として実現されてもよい。レシピ管理側制御部33は、献立編集部331と、レシピ編集部332と、販促管理データ取得部333と、レシピリスト生成部334と、レシピ動画要求取得部335と、レシピ動画許諾確認部336と、レシピ動画登録部337と、配信部338と、履歴管理部339と、を備える。
献立編集部331は、献立データや献立属性データの新規登録及び編集を行う。献立編集部331は、ユーザ端末10からの献立データの投稿要求に応じて、投稿された献立データを示す献立IDを発行し、発行した献立IDに対応付けた献立データ、献立属性データを、献立データ記憶部321、献立属性データ記憶部322に記憶させる。また、献立編集部331は、ユーザ端末10からの献立データの編集要求に応じて、編集対象の献立データ、献立属性データを、献立データ記憶部321、献立属性データ記憶部322から読み出して、ユーザ端末10に送信する。また、献立編集部331は、ユーザ端末10から受信した編集後の献立データ、献立属性データを、献立データ記憶部321、献立属性データ記憶部322に記憶させる。また、献立編集部331は、ユーザ端末10からの削除要求に応じて、献立データ記憶部321、献立属性データ記憶部322に記憶されている献立データ、献立属性データを削除する。
レシピ編集部332は、レシピデータやレシピ属性データを編集する。レシピ編集部332は、献立編集部331が献立データや献立属性データに対して行う処理と同様の処理を、ユーザ端末10からの要求に応じてレシピデータやレシピ属性データに対して行う。
販促管理データ取得部333は、店舗端末20から販売計画等のMD計画のデータや販売計画に基づく販促商品を示すデータ、販売結果の販売結果を示すデータ等を、店舗端末20から取得し、MDデータ記憶部327のMDデータに記憶させる。また、販促管理データ取得部333は、配信部338が配信するレシピ動画の店舗端末20おける再生状況を示すデータを取得し、履歴管理部339に受け渡す。
レシピリスト生成部334は、店舗端末20からのレシピリスト要求に基づいて、レシピリストを生成して店舗端末20へ送信する。例えば、店舗端末20からのレシピリスト要求には販促商品(食材)を示す情報が含まれており、レシピリスト生成部334は、レシピデータを参照して、その販促商品(食材)を使用(利用)しているレシピを抽出しレシピリストを生成する。その際、レシピリスト生成部334は、販促商品(食材)を主食材として利用しているレシピが優先的に表示されるようにリストを生成する。なお、レシピリスト生成部334は、会員設定に応じて、レシピの公開が許諾されているデータのみを抽出してレシピリストを生成する。
レシピ動画要求取得部335は、店舗端末20において、上記レシピリストのうちから選択された販促レシピを示す情報(例えば、レシピID)を取得する。そして、レシピ動画要求取得部335は、取得した販促レシピを示す情報を、レシピ動画の制作リストに加える。
レシピ動画許諾確認部336は、店舗端末20において選択された販促レシピのレシピ動画の配信についての許諾を確認する。例えば、レシピ動画許諾確認部336は、レシピ動画要求取得部335によりレシピ動画の制作リストに加えられた販促レシピの投稿者(作成者)に、その販促レシピのレシピ動画を配信することについての許諾を確認するための許諾確認メールを送信する。そして、レシピ動画許諾確認部336は、販促レシピの投稿者(作成者)から許諾を承認する許諾回答メールを受信すると、販売支援システム1の運営事業者又は制作会社において、このレシピ動画が制作される。なお、許諾確認メールは、ユーザに対してレシピを利用する旨(レシピ動画の配信を行う旨)を単に通知するものであってもよく、その通知に対して所定の期間(例えば、3日以内、7日以内)にNG(利用(レシピ動画の配信)を許諾しない旨)の返信が来なければ許諾されたものとして、レシピ動画が制作されてもよい。また、レシピ動画許諾確認部336は、許諾確認メールを送信する前に、その販促レシピの信頼度の確認のために、レシピランクについての1次チェックを行ってもよい。例えば、レシピランクが予め設定されたランク以上の場合には許諾確認メールを送信し、該予め設定されたランク未満の場合には販促レシピの選択をやり直す指示を店舗端末20に通知してもよい。
レシピ動画登録部337は、制作されたレシピ動画を登録し、配信予約を行う。例えば、レシピ動画登録部337は、レシピ動画の登録要求に応じて、レシピ動画IDを発行し、レシピ動画データ、レシピ動画属性データを、レシピデータ記憶部323、レシピ属性データ記憶部324に記憶させる。また、レシピ動画登録部337は、レシピ動画の配信要求に応じて、該レシピ動画の配信条件を含む配信予約情報を配信部338に受け渡す。
配信部338は、レシピ動画の配信を制御する。例えば、配信部338は、レシピ動画登録部337に配信予約されたレシピ動画の配信条件に基づいて、販促レシピのレシピ動画を店舗端末20で表示可能となるように配信する。動画の配信方法は、ストリーミング配信であってもよいし、動画データをダウンロードしてから再生するダウンロード配信であってもよい。
履歴管理部339は、履歴データを管理する。例えば、履歴管理部339は、レシピ動画の再生状況等が含まれる動画再生履歴情報を再生履歴データとして管理する。具体的には、履歴管理部339は、配信部338が配信する販促レシピのレシピ動画の店舗端末20おける再生状況(再生開始日時、再生終了日時等)等が含まれる動画再生履歴情報を再生履歴データとして、そのレシピ動画のレシピ動画IDと対応付けて店舗端末20から取得し、履歴データ記憶部328の履歴データに記憶させる。その際、履歴管理部339は、販促レシピのレシピ動画の再生状況と、その販促レシピに対応する、店舗の販売計画等のMD計画のデータや販売計画に基づく販促商品を示すデータ、店舗の販売結果を示すデータ等と対応付けて管理データとして記憶させる。
〔店舗端末20の構成〕
次に、店舗端末20の構成について説明する。
図15は、本実施形態に係る店舗端末20の構成の一例を示すブロック図である。店舗端末20は、店舗端末側通信部21と、操作入力部22と、音声再生部25と、表示部26と、店舗端末側記憶部27と、店舗端末側制御部28と、を備える。
店舗端末側通信部21は、図5の通信部101に対応する構成であり、ネットワークNWに接続するレシピ管理装置30、流通本部管理装置40等と通信する。操作入力部22は、図5の入力部102(タッチパネル)に対応する構成であり、文字列の入力、メールの受信及び送信操作、レシピリストを取得する操作、販促レシピを選択する操作、動画の再生操作、表示の切り替え操作等の各種操作を受け付ける。音声再生部25は、図5の出力部103に対応する構成であり、スピーカ、ウーファーを介して、動画の音や警告音の出力等を行う。
表示部26は、図5の出力部103に対応する構成であり、例えば操作入力部12、音声入力部13、及び撮像部14が受け付けた入力内容、販促レシピを選択するためのレシピリスト、レシピ管理装置30から配信されるレシピ動画等の各種情報を表示する。店舗端末側記憶部27は、図5の記憶部104に対応する構成であり、店舗端末20の機能を実現するために必要な各種データ、プログラム等を記憶する。
店舗端末側制御部28は、店舗端末20の各構成の動作を制御する。店舗端末側制御部28は、例えば店舗端末20のCPU105(図12参照)が店舗端末側記憶部27に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、店舗端末側制御部28は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路として実現されてもよい。例えば、店舗端末側制御部28は、メール処理部281と、MDデータ入力部282と、販促レシピ選択部283と、再生制御部284と、管理データ通知部285と、出力処理部286とを備えている。
メール処理部281は、メール(電子メール)の作成及び編集、及びメールの送受信に関する処理を行う。例えば、メール処理部281は、レシピ管理装置30、流通本部管理装置40等から送信されたメールを、メールサーバ(不図示)を介して取得する。また、メール処理部281は、新規作成メール又は返信メールを、メールサーバ(不図示)を介してレシピ管理装置30、流通本部管理装置40等へ送信する。例えば、メール処理部281は、流通本部管理装置40から送信されたMD計画データが添付されたメールを受信する。また、メール処理部281は、流通本部管理装置40から送信された販売結果データが添付されたメールを受信する。
MDデータ入力部282は、店舗のマネージャー又は店員等の操作に基づいて、各流通又は各売り場毎のMD対象商品(販促品等)を示すデータ、販売結果を示すデータ等の入力を受け付ける。
販促レシピ選択部283は、操作入力部22に対するレシピリストを取得する操作に基づいて、レシピリスト要求を送信し、レシピ管理装置30からレシピリストを取得する。例えば、レシピリスト要求には、販売計画に基づく販促商品(主食材)やその関連商品(関連食材)等を示す情報が含まれており、販促レシピ選択部283は、販促商品(主食材)やその関連商品(関連食材)等を使用する複数のレシピのリストを取得する。また、販促レシピ選択部283は、取得したレシピリストに含まれる複数のレシピの中から選択された販促レシピを示す情報(選択結果)をレシピ管理装置30へ送信する。販促レシピの選択は、レシピリストが表示された販促レシピの選択画面において、販促レシピを選択する操作によって行われる。販促レシピの選択画面については、図17を参照して後述する。
再生制御部284は、レシピ管理装置30から配信される販促レシピのレシピ動画の再生を制御する。例えば、再生制御部284は、操作入力部22に対するレシピ動画を再生する操作に基づいて、レシピ動画を再生する。例えば、再生制御部284は、再生停止の操作がされるまで、レシピ動画を繰り返し再生する。再生されたレシピ動画の動画像は出力処理部286の制御により表示部26に表示される。また、再生されたレシピ動画の音声は、出力処理部286の制御により音声再生部25から出力される。また、再生制御部284は、再生したレシピ動画の再生状況(再生開始日時、再生終了日時等)を、そのレシピ動画のレシピ動画IDと対応付けて店舗端末側記憶部27に記憶させる。なお、再生状況には、レシピ動画の再生回数、再生時間、再生期間等が含まれてもよい。
管理データ通知部285は、店舗の販売計画等のMD計画のデータや販売計画に基づく販促商品を示すデータ、店舗の販売結果を示すデータ等をレシピ管理装置30へ送信する。また、管理データ通知部285は、再生制御部284の制御により店舗端末側記憶部27に記憶された、レシピ動画の再生状況を示す情報を、そのレシピ動画のレシピ動画IDと対応付けてレシピ管理装置30へ送信する。
出力処理部286は、表示部26における画面表示や音声再生部25からの音声出力(再生)を制御する。例えば、出力処理部286は、ND計画や販売結果の入力、販促レシピの選択画面、レシピ動画及び広告動画の再生画面を表示部16に表示させたり、レシピ動画及び広告動画における音声を音声再生部15から出力させたりする。
(MD計画の具体例)
次に、各流通本部から店舗端末20に納品されるMD計画の具体例について説明する。
図16は、本実施形態に係るMD計画の一例を示す図である。図示するMD計画は、農産物に関する販売計画の具体例を示している。例えば、年月日及び曜日単位を時系列とした表形式のシートに、日毎、週毎、又は月毎の販売計画に関する情報が記載されている。販売計画に関する情報には、例えば、予算、社会行事、店舗または売り場のイベント(企画)の実施予定、広告(折込チラシ、Web(ウェブ)広告、テレビCM(Commercial Message)等)の実施予定、販促商品に関する情報(おすすめ商品(週刊おすすめ)、重点カテゴリ商品(月間重点カテゴリ)、特売品(とびきり価格))等が含まれる。例えば、本実施形態に係る販売支援システム1では、この販売計画に記載されている販促商品に基づいて販促レシピが選択される。例えば、おすすめ商品(週刊おすすめ)、重点カテゴリ商品(月間重点カテゴリ)、特売品(とびきり価格)の商品や、企画対象の商品、チラシ等の広告に掲載される商品が、販促商品に該当する。
(販促レシピの選択)
次に、販促レシピの選択について具体的に説明する。上述したように販促レシピは、店員等によって、複数のレシピの選択肢(販促レシピの候補)が含まれるレシピリストから選択される。例えば、販促レシピは、複数のレシピの中から一つが選択され、その選択が確かであるかの確認がされること(例えば、「こちらのレシピでよいですか」等の表示に対して「はい」ボタンを押下すること)で選択される。
例えば、店員等は、店舗端末20において、食品の販売種別(売り場又は部門)毎に、1又は複数のレシピの選択肢から販促レシピを選択できてもよい。例えば、店舗端末20は、選択の候補となるレシピが複数存在する場合、グループ毎にグループ化して、レシピを表示してもよい。なお、グループとは、組織又は売り場である。組織とは、会社(企業)グループ、会社、店舗(支店)、部門(部署)、チーム等のいずれか或いはその組合せである。売り場とは、店舗内で商品を陳列する陳列場所(陳列棚、陳列ケース、陳列台、陳列コーナー(床への直置きを含む)、レジ、倉庫のいずれか或いはその組合せ)である。例えば、店舗端末20は、部門や売り場毎に、部門に応じた販促レシピを絞り込んで、1又は複数のレシピの中から販促レシピを選択させてもよい。
また、レシピリストに表示される複数のレシピの選択肢は、販促商品及びその関連商品が使用されているレシピに制限されてもよい。これにより、店員等は、販促商品に関係のないレシピがレシピリストに掲載されなくなるため、表示させたいレシピ動画の対象となる販促レシピを選択する労力を軽減できる。
これにより、店舗端末20は、グループ毎又は店舗端末20毎に、それぞれの販売計画に基づく販促商品が使用された販促レシピを、店員等が容易に選択できるようにすることができる。よって、販売支援システム1を用いた場合、店舗では、例えば、1又は複数の第1店舗端末20が第1売り場に配置され、第1グループの販促レシピのレシピ動画を表示することができる。また、店舗では、1又は複数の第2店舗端末20が第2売り場に配置され、第2グループの販促レシピのレシピ動画を表示することができる。これにより、お客は、各売り場において、売り場毎の販促レシピのレシピ動画を参照できる。
図17は、本実施形態に係る販促レシピの選択画面の一例を示す図である。
この図において、店舗端末20は、グループの一例として部門(農産部門、畜産部門)毎にグループ化して、販促レシピの候補となるレシピリストが表示されている。ここでは、画面内の中央に縦方向にレシピの選択肢の一部が並んで表示されており、レシピリストの表示部分に対して上下方向へスライド操作をすることにより、表示されていないレシピの選択肢がスクロール表示される。店員等がレシピリストの中からいずれか一つの販促レシピを選択した場合、店舗端末20は、選択された販促レシピのレシピ動画が再生される。また、選択された販促レシピのレシピ動画が未制作の場合には、店舗端末20は、当該販促レシピに関する静止画像やテキスト情報を取得して表示するとともに、選択結果をレシピ管理装置30へ送信する。これにより、レシピ動画が制作され、レシピ管理装置30から配信されるようになる。店舗端末20は、選択された販促レシピのレシピ動画が制作され配信が開始されると、レシピリストから選択することにより、そのレシピ動画を再生できるようになる。
なお、店舗端末20は、複数の販促レシピを店員から受け付ける場合、再生設定情報(複数の動画像の再生順序、各販売レシピ動画の連続再生回数)を受け付けてもよい。店舗端末20は、受け付けた情報に基づいて、例えば、レシピ動画Aを1番目に2回連続して再生し、レシピ動画Bを2番目に3回連続して再生し、その後、広告動画を1回再生する等のように制御してもよい。
また、店舗端末20は、店舗端末20がグループ(例えば、部門)を表すボタンを表示し、店員がボタンを押下した場合、そのボタンが表わすグループ情報を取得する。店舗端末20は、取得したグループ情報に対応付けられた販促レシピを優先して表示する。
なお、グループ情報とは、例えば、組織情報又は売り場情報のいずれか或いはその組合せである。組織情報は、会社(企業)グループ、会社、店舗(支店)、部門(部署)、チーム等のいずれか或いはその組合せである。また、売り場情報は、コーナー、陳列場所(陳列棚、陳列ケース、陳列台、陳列コーナー(床への直置きを含む)、レジ、倉庫のいずれか或いはその組合せ)を示す情報である。また、優先するとは、当該グループ情報に対応付けられた販促レシピのみを表示することであってもよいし、当該グループ情報に対応付けられた販促レシピを他の販促レシピより先の順位で表示することであってもよい。
また、店舗端末20は、商品(食材)の検索機能を有してもよい。例えば、店舗端末20は、商品(食材)が入力された場合、入力された商品を食材又は入力された食材の販促レシピを表示してもよい。これにより、店員は、例えば、グループに複数の販促商品が存在する場合でも、販促商品毎に、1又は複数の候補から販促レシピを指定できる。
なお、店員が販促レシピを選択する店舗端末20と、選択された販促レシピのレシピ動画を再生する店舗端末20とは、同じ端末装置であってもよいし、異なる端末装置であってもよい。同じ端末装置の場合、販促レシピを選択する店舗端末20において、レシピ動画を再生する店舗端末20を選択する手間が省くことができる。
なお、店舗端末20は、ある店舗のある部門又は売り場の店員に対して、同一店舗の他の部門或いは売り場、又は、同一会社や同一会社グループの他店舗の同一部門又は同一売り場の店員が、どのレシピを選択しているかを、提示してもよい。これにより、店員は、他の部門や他店舗が、どのレシピを指定しているかを、参考に、レシピを指定できる。
また、店舗端末20は、第1グループが指定した販促商品を関連商品とするレシピを、第1グループ(例えば、部門又は売り場)と同一店舗の第2グループ(例えば、部門又は売り場)に対して提供してもよい。これにより、販売支援システム1は、第1グループの販促商品を第2グループの関連商品として、さらに販売を促進することができる。
この場合、例えば、レシピ管理装置30は、第2グループの販促商品を主たる食材とし、第1グループの販促商品を関連商品とする販促レシピを、明示又は優先して提案してもよい。例えば、レシピ管理装置30は、販促商品が鮮魚コーナーで「たこ」、青果コーナーで「レタス」の場合、レシピ管理装置30は、青果コーナーで「海鮮サラダ」(主たる食材は「レタス」)を提案してもよい。
なお、グループ情報は、店員のユーザIDと対応付けられていてもよい。例えば、レシピ管理装置30は、店員の情報をユーザデータとして記憶してもよく、例えば、ユーザデータとして、グループ情報をユーザIDに対応付けて記憶してもよい。この場合、レシピ管理装置30又は店舗端末20は、店員がログインをした場合、店員から入力されたユーザIDに対して、ユーザデータで対応するグループ情報を抽出し、当該グループ情報に対応付けられたレシピを優先して提供してもよい。また、ユーザIDは、ユーザ端末10を示すIDであってもよいし、ユーザ端末10に記憶されたユーザIDであってもよい。
これにより、店員は、グループ情報に応じて、1又は複数の候補から販促レシピを指定できる。また、店員は、販促商品を主たる食材とするレシピが複数ある場合でも、グループ情報に応じた販促レシピの中から、販促レシピを指定することができる。
なお、ユーザIDは、店員毎に限らず、グループ情報毎又は端末毎に払い出されてもよい。また、地域とは、店舗の属する地域(地方、都道府県、市区町村等)である。
また、店員に販促レシピを選択させる場合、レシピ管理装置30は、レシピとグループを示すグループ情報を予め対応付けてもよい。レシピ管理装置30は、店舗端末20等から、グループ情報が入力された場合に、当該グループ情報に対応付けられたレシピ(レシピの一覧を含む)を提供してもよい。
また、レシピ管理装置30は、予めグループ情報毎の販売計画を示す計画情報を対応付けて記憶し、計画情報に基づいてレシピを提供してもよい。計画情報には、商品、商品の目標(販売量等)、販促の有無、販促ID、販促期間、広告(紙チラシ、電子チラシ、バナー、電子メール等)等の情報が含まれる。
具体的には、レシピ管理装置30は、グループ情報が入力された場合、グループ情報が示すグループの計画情報を選択する。レシピ管理装置30は、選択した計画情報から、当該グループが販売する食材(商品を含む)を抽出する。レシピ管理装置30は、抽出した食材を販促商品とし、販促レシピを抽出する。
これにより、店員は、販売計画に則した販促レシピを選択でき、販売計画における販促商品の販売を促進できる。例えば、販売計画を立案する店員と、店舗端末20を操作する店員(売り場の店員)が異なる場合でも、販売支援システム1は、販売計画に則した販促レシピを指定させることができる。
なお、レシピ管理装置30は、販促レシピとして、販促商品を関連商品とするレシピを抽出してもよい。これにより、店員は、販促商品を関連商品としても、販売することができる。
また、レシピ管理装置30は、販促商品を主たる食材とする販促レシピを、販促商品を関連商品とする販促レシピよりも、優先的に提供してもよい。この場合、店舗端末20は、例えば、販促レシピの一覧において、販促商品を主たる食材とする販促レシピと、販促商品を関連商品とする販促レシピと、を順に表示する。
なお、レシピ管理装置30は、売り場の店員が指定できるレシピの候補を、制限してもよい。例えば、レシピ管理装置30は、本社や店舗の管理部門(別部門)が指定するレシピのみを指定できるように、レシピの一覧を提供してもよい。また、レシピとグループを予め対応付けておき、店員が属するグループに対応付けられたレシピの候補のみ、選択できるようにしてもよい。
(レシピ動画について)
次に、販促レシピのレシピ動画について説明する。
レシピ動画は、販促レシピで用いる食材、販促レシピに基づく調理風景(調理手順)、販促レシピによって完成した料理等の動画像を含んで制作される。つまり、レシピ動画は、一つの販促レシピについての食材、調理風景、完成した料理の画像の一部又は全部が繋げられた一連の動画像である。ここで、一連とは再生時間が連続的に連なっているものをいう。店舗端末20は、レシピ動画を繰り返し再生するが、一つの販促レシピについての一連の動画像の再生が1回の再生と計数される。
ここで、お客は、一つの販促レシピのレシピ動画が1分以上続く場合、レシピ動画を見ることを途中で止め、次の売り場へ足を運んでしまう場合がある。例えば、お客が店舗端末20を参照するタイミングは任意であり、レシピ動画の途中から参照する場合がある。お客がレシピ動画を途中から参照した場合、初めから参照したい、という気持ちになり、そのレシピ動画を参照しながら、次に同じレシピ動画が始まるのを待つ。ここで、途中から参照しているレシピ動画がなかなか終わらない場合、お客は、待ちきれずに、売り場を去ってしまうことがある。一方、途中から参照しているレシピ動画がすぐに終わる場合、お客は、初めからレシピ動画を参照するとともに、販促レシピの調理をしたいと考えることが多い。より具体的には、1回の再生にかかる時間の上限は1分程度であり、よりお客が注目するのは30秒程度(20秒〜40秒)、又は15秒程度(10秒〜20秒)であると考えられる。
このように、レシピ動画の長さ(尺)は、30秒程度又は15秒程度といった短時間であることが望ましいが、販促レシピに必要な内容を入れつつ短時間のものを制作する必要がある。以下に、一例として15秒の長さのレシピ動画を制作する際の規定のルールを説明する。
まず、販促レシピをお客に紹介するにあたって、販促レシピの中に含まれる複数の調理手順をランク分けする。具体的には、レシピ動画の構成上、必要不可欠な手順(Aランク)と、削除はできないが重要ではない手順(Bランク)と、削除できる手順(Cランク)との3つのランクに区分する。
(Aランク)必要不可欠な手順とは、例えば、食材を炒める、食材を合わせる手順等である。このAランクの手順に関するシーンは、レシピ動画に必要不可欠なシーンであり、例えば、3秒以上の長さ(尺)、カット数が2〜4、真俯瞰の引き、真俯瞰の寄り、及び斜俯瞰の寄り等の構図で動画像が制作される。
(Bランク)削除はできないが重要ではない手順とは、例えば、調味料を合わせる手順等である。このBランクの手順に関するシーンは、Aランクよりは重要ではないため、例えば、2秒以内の長さ(尺)、カット数が1、真俯瞰の引きの構図のみで動画像が制作される。
(Cランク)削除できる手順とは、例えば、下ごしらえ、食材を切る手順等である。このCランクの手順に関するシーンは、レシピ動画に無くても影響が少ないため、基本的に動画像には入れない。
Aランク及びBランクについては、以下のルールで撮像及び編集が行われる。
・撮像された動画像の速度(実際の調理の速度)の3〜10倍速の早送り(作業が視認できるレベル)。
・切った食材のサイズや形がいずれかのシーンで確認できるようにする。
・15秒の長さ(尺)で繰り返し再生されることを前提として、完成カットは最後のみにする。
・完成カットでは倍速編集を行わず、料理工程とリズムを変えることで美味しさを演出する。
・完成カットには食卓に置くシーンや料理を箸で持ち上げるシーンを使い、美味しさを演出する。
・Aランクについては、真俯瞰の構図で分かりにくいものは斜俯瞰の構図で、引きの構図で分かりにくいものは寄りの構図で編集する。
このようなルールで制作された販促レシピのレシピ動画は、レシピ管理装置30により配信され、店舗端末20は、配信されたレシピ動画を繰り返して再生して、表示する。つまり、店舗端末20は、各店舗の各売り場に設置されており、店員が指定した販促レシピに関するレシピ動画であって、その再生時間が例えば15秒の動画像を、繰り返して再生する。これにより、店舗端末20は、各売り場において、お客の注意を引きつつ、お客を売り場に留めることができるレシピ動画を表示でき、お客は、店舗の各売り場において、販促レシピを参照し、調理を検討することができる。また、店員は、食材等の販売を促進することができる。なお、上述したレシピ動画を制作する際の既定のルールは一例であって、これに限られるものではない。
なお、レシピ動画には、元の撮像された動画像(以下、「撮像動画」とも称する)少なくとも一部が、早送り又は遅送りされた動画像が含まれて編集されてもよいし、元の撮像動画の少なくとも一部が、元の速度のままであってもよい。
また、レシピ動画は、元の撮像動画を複数の再生速度で再生した動画像が含まれて編集されてもよい。例えば、レシピ動画は、撮像動画の一部が第1再生速度で早送りされ、別の一部が第2再生速度(第1再生速度とは異なる速度)で早送りされたものであってもよい。この場合、元の撮像動画の速度に対する編集後の動画の速度は、特定のシーンで、変化してもよい。
例えば、撮像動画の速度に対する編集後の動画の再生速度は、販促レシピで用いる食材、販促レシピに基づく調理風景、販促レシピによって完成した料理等の動画シーンで、変化してもよい。また、撮像動画の速度に対する編集後の動画の再生速度は、少なくとも2つの調理工程の間で異なっていてもよい。また、特定のシーン、例えば、食材を炒めるシーン、食材を焼くシーン、食材を煮るシーン、調理の仕上げのシーン、盛付後のシーンは、他のシーンや平均再生速度と比較して、遅い再生速度であってもよい。また、販促商品が表示されるシーンの一部又は全部は、他のシーンや平均再生速度と比較して、遅い再生速度であってもよい。
再生速度が変化する場合、特に、早い再生速度から遅い再生速度に変化した場合、お客は、遅い再生速度のシーンに注目する。食欲をそそるシーン(例えば、炒めるシーン、焼くシーン)の再生速度を遅くすることにより、お客の食欲を促し、調理意欲を湧かせることができる。また、販促商品が表示されるシーンの再生速度を遅くすることにより、お客に販促商品をアピールすることができる。
このように、レシピ動画は、一連の調理風景を短時間で表示しつつも、特定のシーンを遅く再生される。これにより、店舗端末20は、特定のシーンをお客に注目させ、調理意欲を湧かせる、又は、販促商品をアピールすることができる。
また、レシピ動画には、特定のシーン(例えば、上記例示したシーン)で、撮像のアングルが変化する動画像が含まれてもよい。また、レシピ動画には、特定のシーン(例えば、上記例示したシーン)で、再生速度及び撮像のアングルが変化する動画像が含まれてもよい。これにより、店舗端末20は、一連の調理風景を短時間で表示しつつも、特定のシーンのアングルを変化させることで、特定のシーンをお客に注目させ、調理意欲を湧かせる、又は、販促商品をアピールすることができる。
なお、店舗端末20は、販促レシピのレシピ動画の再生中に、別の動画像を挿入してもよい。例えば、店舗端末20は、予め定めた再生回数だけ、販促レシピのレシピ動画を再生した後、商品の広告動画を再生してもよい。この広告動画、販促レシピに関する商品、例えば、販促商品又は関連商品を宣伝する動画像である。
例えば、店舗端末20は、2回以上、好ましくは、2回以上5回以内に、広告動画を再生する。例えば、お客は、販促レシピのレシピ動画を途中から参照した場合、初めから参照したい、という気持ちになり、参照中のレシピ動画を参照しながら、次に同じ販促レシピのレシピ動画が始まるのを待つ。ここで、販促レシピ動画の再生終了後、次に広告動画が再生されてしまうと、お客は、もうレシピ動画が再生されない、又は、次の再生までに時間を要すると考え、売り場を去ってしまう場合がある。少なくとも2回は連続して、レシピ動画を再生した場合、お客が連続してレシピ動画を参照する機会があるので、レシピ動画と広告動画が交互に再生する場合と比較して、お客が売り場を去ってしまう確率を、大幅に減らすことができる。
一方、店舗端末20がレシピ動画を何度も繰り返して再生する場合、十分に情報を得たお客は売り場を去ってしまう。また、この場合、お客に広告動画を見せることができないこともある。短時間(例えば、15秒)のレシピ動画の場合、お客は、2〜3回、そのレシピ動画を参照することで、十分に情報を得ることができる。レシピ動画が5回連続して再生され、その後、広告動画が再生された場合、お客は、レシピ動画を平均2.5回参照し、その後、広告動画を参照することとなる。
以上のように、店舗端末20は、例えば、15秒のレシピ動画を、2回以上5回以内、連続して再生し、その後、広告動画を再生する。これにより、店舗端末20は、お客に、連続して販促レシピのレシピ動画を参照する機会を与えつつ、販促レシピについて十分に情報を得たとき又はその前に、広告動画を見せることができる。また、店舗端末20は、広告動画を連続して繰り返さず、広告動画の直後は販促レシピのレシピ動画を再生する。これにより、店舗端末20は、販促レシピのレシピ動画に興味を持ったお客に対して、すぐにレシピ動画を参照させることができ、広告動画が繰り返されることで売り場を去ってしまうことを防止できる。換言すれば、店舗端末20は、販促レシピのレシピ動画に興味を持ったお客に対して、効率的又は効果的に、広告動画や販促レシピのレシピ動画を参照させることができる。
(動画像の再生履歴)
店舗端末20は、販促レシピを示す情報(例えば、レシピID)、再生したレシピ動画を示す情報(例えば、レシピ動画ID)、再生日時(再生開始日時、再生終了日時)、又は、グループ情報を対応付けて(例えば、ユーザIDを介して対応付けられてもよい)、動画再生履歴情報として記憶してもよい。これにより、店舗端末20は、どのレシピ動画が、いつどのグループで再生されたかを記録することができる。各店舗端末20は、動画再生履歴情報を再生履歴データとしてレシピ管理装置30に送信してもよい。
レシピ管理装置30は、1又は複数の店舗端末20から、例えば、第1単位(レシピ動画、広告動画、販促レシピ毎に)で、再生日時やグループ情報を取得することができる。この場合、レシピ管理装置30は、第2単位(グループ)で、動画再生に関する情報(再生回数や再生時間(動画像の再生時間×再生回数)を表す情報)を生成してもよい。これにより、レシピ管理装置30は、販促レシピのレシピ動画や広告動画の再生回数等を、所定の単位で提示することができる。
なお、店舗端末20は、自装置の表示を参照した人間の数(「参照者数」とも称する)を、計数してもよい。これにより、店舗端末20は、レシピ動画を参照した参照者数を取得し、記憶できる。
参照者数を計数する場合、店舗端末20は、例えば、自装置や周辺装置が撮像した画像から、顔認識や視線検出等の画像解析により、自装置の画面を参照した人間を特定する。店舗端末20は、特定した人間の数を、参照者数として計数する。また、店舗端末20は、画像解析によって、人間の年齢や性別等の属性情報(「参照者属性情報」)を検出できる場合、参照者属性情報毎に、参照者数を計数してもよい。
また、店舗端末20は、再生毎又は動画毎に、参照者数を取得し、記憶してもよい。つまり、店舗端末20は、再生時刻と再生されたレシピ動画を示す情報と参照者数を対応づけて記憶してもよい。また、店舗端末20は、レシピ動画の参照者数と広告動画の参照者数を別々に記憶してもよい。
これにより、店舗端末20は、販促レシピ毎、レシピ動画或いは広告動画、又は、再生(時刻)毎に、或いは、これらの組合せ毎に、動画の参照者数を計数できる。
なお、店舗端末20は、記憶する参照者数を、例えば、レシピ管理装置30に送信する。ここで、店舗端末20は、参照者数を、グループ情報や動画再生履歴情報(生成履歴データ)に対応付けて(例えば、ユーザIDを介して対応付けられてもよい)、参照数情報として、レシピ管理装置30に送信してもよい。
これにより、レシピ管理装置30は、例えば、第1単位(グループ情報、販促レシピ動画、販促レシピ毎に)で、参照数情報を取得することができる。この場合、レシピ管理装置30は、複数のグループ情報についてこれらの参照者数を取得し、第2単位(グループ)で、参照者数を表す情報を生成してもよい。具体的には、レシピ管理装置30は、会社又は会社グループについて、店舗毎又は部門(或いは売り場)毎に参照者数を表す情報を生成してもよいし、ある店舗について、部門(或いは売り場)毎に参照者数を表す情報を生成してもよい。
なお、レシピ管理装置30は、動画再生履歴情報や参照数情報に基づいて、販促料金を算出してもよい。販促料金は、協力者(販売支援システム1或いは各装置の提供者、販促レシピ動画或いは販促レシピの提供者、店舗或いは売り場)毎に、算出されてもよい。つまり、レシピ管理装置30は、動画再生履歴情報や参照数情報と販促料金を対応付けた情報、また、当該販促料金を協力者毎の利率等に対応付けた情報を、予め記憶する。レシピ管理装置30は、動画再生履歴情報や参照数情報が入力された場合、予め記憶する情報に基づいて、販促料金や各協力者の販促料金を算出する。
また、レシピ管理装置30は、POS(販売時点情報管理)からの販売時点情報を取得してもよい。販売時点情報は、例えば、販売時刻、価格(単価)、販売数量、特売情報(特売時間、特売価格)等である。
レシピ管理装置30は、動画再生履歴情報又は参照数情報と販売時点情報を対応付ける。例えば、レシピ管理装置30は、販売レシピの食材(例えば、販促商品、関連商品)と商品を対応づけて、販売レシピ毎に販売実績情報を算出してもよい。例えば、レシピ管理装置30は、時刻範囲(例えば、日、1時間、朝/昼/夜)毎に、各販売レシピについて、販売レシピの販売レシピ動画(又は広告動画)の再生回数、当該動画像の参照者数(参照者属性情報毎であってもよい)、販売レシピの食材の販売数量を、販売実績情報として算出しても良い。また、レシピ管理装置30は、レシピ動画が店舗端末20に表示された場合(或いは、店舗端末20を配置した場合)と、レシピ動画が店舗端末20に表示されない場合(或いは、店舗端末20を配置しない場合)との販売実績情報の違い(販売数量の差や率)を算出してもよい。
これにより、販売支援システム1は、店舗端末20の表示と販売実績を出力でき、店員は、店舗端末20の表示の効果を検証でき、また、販売レシピ同士で販売効果を比較できる。なお、レシピ管理装置30は、動画再生履歴情報、参照数情報、又は販売実績情報に、各販売レシピが以前に指定された(再生された)際の情報(前回指定された日又は前回再生された日、指定したグループ又は再生された売り場)を付与してもよい。これにより、販売支援システム1は、店員等に、複数の日で販売レシピ動画を再生したか否か、複数の日で販売レシピ動画を再生した場合の販促効果を示す情報を提供できる。
(動画像の再生停止)
店舗端末20は、レシピ動画の表示を開始した場合、再生を止めるボタンを表示しない、又は、タッチし難い表示としてもよい。タッチし難い表示とは、例えば、画像が小さい、再生を止めることを表さない画像を表示することを含む。
つまり、店舗端末20は、お客が、店舗端末20の表示画面に触れ、再生を止める、別のアプリケーションを起動する等、レシピ動画が再生されなくなることを防止する。
店舗端末20は、例えば、物理的な電源ボタンや他の装置からの操作、充電端子のケーブルを抜くことによって、レシピ動画の再生を止める。レシピ動画の再生を止めた場合、店舗端末20は、メインメニューや店舗端末20の初期画面(ホーム画面)を表示する等、再び、販促レシピの選択が可能なようにしてもよい。
〔ユーザ管理装置50の構成〕
次に、ユーザ管理装置50の構成について説明する。
図18は、本実施形態に係るユーザ管理装置50の構成の一例を示すブロック図である。
ユーザ管理装置50は、ユーザ管理側通信部51と、ユーザ管理側記憶部52と、ユーザ管理側制御部53と、を備える。
ユーザ管理側通信部51は、図5の通信部101に対応する構成であり、ユーザ端末10、店舗端末20、レシピ管理装置30、流通本部管理装置40等のネットワークNWに接続する他の装置と通信する。
ユーザ管理側記憶部52は、図5の記憶部104に対応する構成であり、ユーザ管理装置50の機能を実現するために必要な各種データ、プログラム等を記憶する。ユーザ管理側記憶部52は、ユーザデータ記憶部521を備える。ユーザデータ記憶部521は、ユーザデータを記憶する。
ユーザ管理側制御部53は、ユーザ管理装置50の各構成を制御する。ユーザ管理側制御部53は、例えばユーザ管理装置50のCPUがユーザ管理側記憶部52に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、ユーザ管理側制御部53は、ASIC等の集積回路として実現されてもよい。ユーザ管理側制御部53は、ユーザ管理部531を備える。
ユーザ管理部531は、ユーザ端末10又は店舗端末20を操作するユーザに関する情報を記述したユーザデータを管理する。ユーザ管理部531は、ユーザデータを生成してユーザデータ記憶部521に記憶させたり、ユーザデータ記憶部521からユーザデータを読み出して、ユーザ端末10やレシピ管理装置30に提供したりする。また、ユーザ管理装置50は、ユーザ端末10からユーザの認証要求を取得すると、ユーザデータ記憶部521に記憶されたユーザデータのユーザIDとパスワードと、認証要求に含まれるユーザIDとパスワードとを照合してユーザを認証する。ユーザ管理部531は、認証されたユーザのユーザ端末10に対して、ユーザデータを提供する。
図19は、ユーザ端末10を操作するユーザのユーザデータのデータ構成の一例を示す図である。
図示するユーザデータは、ユーザIDに対して、氏名情報、パスワード情報、ニックネーム情報、生年月日情報、性別情報、連絡先情報、リンク情報、お気に入り献立情報、お気に入りレシピ情報、投稿レシピ、会員設定情報、等が対応付けられたデータである。
氏名情報とは、ユーザの氏名を示す情報である。
パスワード情報とは、ユーザのアカウントに対して設定されたパスワードを示す情報である。なお、パスワードは、認証用情報の一例である。認証用情報としては、パスワードの他に、指紋、声紋等の任意の情報が用いられてよい。
ニックネーム情報とは、ユーザのニックネーム(他者に公開する場合の名前)を示す情報である。
生年月日情報とは、ユーザの生年月日を示す情報である。
性別情報とは、ユーザの性別を示す情報である。
連絡先情報とは、メールアドレス、電話番号、住所等のユーザの連絡先を示す情報である。例えば住所を参照することで、ユーザの居所の地域性に応じた処理を行うことができる。
リンク情報とは、ユーザのSNS(Social Networking Service)等のアカウントへのリンク先を示す情報である。
お気に入り献立情報とは、ユーザがお気に入り登録した献立を示す情報である。
お気に入りレシピ情報とは、ユーザがお気に入り登録したレシピを示す情報である。
投稿レシピは、ユーザが投稿したレシピを示す情報である。例えば、投稿レシピには、そのユーザが投稿したレシピのレシピIDが記憶される。ユーザが複数のレシピを登録した場合には、複数のレシピIDが記憶される。
会員設定情報とは、ユーザの会員設定を示す情報である。会員設定には、例えば「通常会員」、「特別会員」等の複数の種別がある。通常会員は、情報検索サービスの一部が利用できない。これに対して特別会員は、情報検索サービスの全てを利用可能である。特別会員になる条件としては、例えば所定金額の支払い、所定期間の情報検索サービスの利用、所定回数の情報検索サービスの利用等の任意の条件を採用してよい。
このようなユーザデータを参照することで、ユーザ端末10やレシピ管理装置30は、ユーザの性別や年齢等の属性を特定することができる。これにより、ユーザの属性に応じた検索結果を提示することができる。また、ユーザ端末10やレシピ管理装置30は、お気に入り献立情報やお気に入りレシピ情報に基づいて、献立やレシピに対するユーザの評価を取得することができる。また、ユーザ端末10やレシピ管理装置30は、会員設定情報に基づいて、ユーザの会員設定に応じた情報検索サービスを提供することができる。
図20は、店舗端末20を操作するユーザ(店舗のマネージャー又は店員等)のユーザデータのデータ構成の一例を示す図である。図示するユーザデータは、図19のユーザデータに加えて、又は一部を代えて、グループ情報(この図では、会社グループ、会社、地域、店舗、部門、売り場)、及び、販促レシピ指定権限を対応付ける。例えば、会社グループ、会社、地域、店舗、部門、売り場のそれぞれには、それぞれを一意に識別するための。会社グループID、会社ID、地域ID、店舗ID、部門ID、売り場IDが記憶される。販促レシピ指定権限は、販促レシピを指定する権限(即ち、レシピ動画を制作する販促レシピを選択できる権限)の有無を示し、販促レシピを指定できる者を制限するために用いられる。販促レシピを指定する権限がある場合、店舗のマネージャー又は店員(或いは店舗端末20)は、販促レシピの選択画面において販促レシピを選択できる。
例えば、店舗のマネージャー又は店員が店舗端末20にログインした場合、店舗端末20又はレシピ管理装置30は、そのユーザIDからグループ情報を特定できる。店舗端末20又はレシピ管理装置30は、特定したグループ情報に基づいて、販促レシピの選択画面の表示を行うように制御することができる。
〔販売支援システム1の動作〕
次に、販売支援システム1の動作の詳細について説明する。図21〜26は、図1のステップS100〜600の各処理の詳細を示しており、この図21〜26を参照して説明する。
まず、MD計画入手処理(図1のステップS100)の動作について説明する。
図21は、MD計画入手処理の一例を示すシーケンスチャートである。
(ステップS101)流通本部管理装置40は、各店舗の販売計画等が含まれるMD計画データを生成する。その後、ステップS103の処理へ進む。
(ステップS103)流通本部管理装置40は、生成した各店舗のMD計画データを添付したメールを、所定のタイミングで各店舗の店舗端末20へ送信する。所定のタイミングとは、例えば、次月以降のMD計画の更新情報を各店舗へ通知する予め設定された日等である。なお、MD計画データの送信先は、店舗端末20に限られるものではなく、各店舗の他のコンピュータ装置であってもよい。
(ステップS105)店舗端末20は、流通本部管理装置40から送信されたメールを受信すると、添付されているMD計画データを取得する。
(ステップS107)店舗端末20は、MD計画データを取得すると、各店舗のマネージャー又は店員等の操作に基づいて、店舗端末20においてMD管理ツールTL10の端末側アプリケーションを起動し、各流通又は各売り場毎にMD計画に基づくMD対象商品を示すデータの入力を受け付ける。
(ステップS109)店舗端末20は、MD対象商品を示すデータの入力を受け付けると、入力されたMD対象商品を示すデータを各店舗ID、各売り場ID等と関連付けてレシピ管理装置30へ送信する。
次に、販促レシピの選定処理(図1のステップS200)の動作について説明する。
図22は、販促レシピの選定処理の一例を示すシーケンスチャートである。
(ステップS201)各店舗のマネージャー又は店員等は、店舗端末20おいてMD管理ツールTL10の端末側アプリケーションを起動し、レシピリストを取得する操作を行う。この操作に基づいて、店舗端末20は、レシピリスト要求をレシピ管理装置30へ送信する。
(ステップS203)レシピ管理装置30は、店舗端末20からレシピリスト要求を取得すると、取得したレシピリスト要求に基づいて、レシピリストを生成する。例えば、店舗端末20からのレシピリスト要求には販促商品(食材)を示す情報が含まれている。レシピ管理装置30は、レシピデータを参照して、その販促商品(食材)を使用しているレシピを抽出しレシピリストを生成する。その後、ステップS205の処理へ進む。
(ステップS205)レシピ管理装置30は、生成したレシピリストを店舗端末20へ送信する。
(ステップS207)店舗端末20は、レシピ管理装置30からレシピリストを取得すると、店員等の操作に応じてレシピリストの表示順をソートする。その後、ステップS209の処理へ進む。
(ステップS209)店舗端末20は、ソートされたレシピリストを表示部26に表示させる(図17の販促レシピの選択画面を参照)。
(ステップS211)レシピリストが表示された販促レシピの選択画面において、店員等によりいずれかのレシピを選択する操作が行われると、店舗端末20は、選択されたレシピを販促レシピとして選択する。このとき、選択された販促レシピのレシピ動画が既に配信中である場合には、店舗端末20は、選択された販促レシピのレシピ動画を再生してもよい。選択された販促レシピのレシピ動画が無い(未だ制作されていない)場合には、店舗端末20は、ステップS213の処理へ進む。
(ステップS213)店舗端末20は、選択された販促レシピを示す情報(選択結果)をレシピ管理装置30へ送信する。
(ステップS215)レシピ管理装置30は、店舗端末20から販促レシピを示す情報(選択結果)を取得すると、販促レシピのレシピ動画の配信についての許諾を確認する。まず、レシピ管理装置30は、販促レシピのレシピランクを確認する。例えば、レシピ管理装置30は、レシピランクが予め設定されたランク以上の場合にはステップS217に処理を進め、該予め設定されたランク未満の場合には販促レシピの選択をやり直す指示を店舗端末20に通知する。
(ステップS217)レシピ管理装置30は、販促レシピのレシピランクに問題が無かった場合、販促レシピの投稿者(作成者)に、その販促レシピのレシピ動画を配信することについての許諾を確認するための許諾確認メールを生成する。そして、ステップS219の処理へ進む。
(ステップS219)レシピ管理装置30は、生成した許諾確認メールを、販促レシピの投稿者(作成者)のユーザ端末10へ送信する。
(ステップS221)ユーザ端末10は、レシピ管理装置30許諾確認メールを受信すると、その許諾確認メールを表示部16に表示させる。その後、ステップS223の処理へ進む。
(ステップS223)販促レシピの投稿者(作成者)の操作に基づいて、ユーザ端末10は、許諾確認メールに対する許諾回答メールを生成する。そして、ステップS225の処理へ進む。
(ステップS225)ユーザ端末10は、生成した許諾回答メールをレシピ管理装置30へ送信する。
(ステップS227)レシピ管理装置30は、ユーザ端末10から送信された許諾回答メールを受信する。この許諾回答メールが許諾を承認する旨の内容であれば、この販促レシピのレシピ動画が制作されることになる。一方、許諾回答メールが許諾しない旨の内容であった場合には、この販促レシピのレシピ動画は制作されず、この販促レシピが選択された店舗端末20へレシピ動画の配信が出来ない旨が通知される。なお、許諾確認メールは、ユーザに対してレシピを利用する旨(レシピ動画の配信を行う旨)を単に通知するものであってもよい。この場合、レシピ管理装置30は、その通知に対して所定の期間(例えば、3日以内、7日以内)に返信がされない場合(即ち、許諾しない旨の返信を受信しない場合)も、許諾されたものとみなして、この販促レシピのレシピ動画が制作される。
次に、レシピ動画の制作処理(図1のステップS300)の動作について説明する。レシピ動画の制作は、ここでは、レシピ管理装置30においてレシピ動画の制作が行われる場合を例として説明するが、レシピ動画の制作はレシピ管理装置30以外の装置で行われてもよい。
次に、レシピ動画の制作処理(図1のステップS300)の動作について説明する。
図23は、レシピ動画の制作処理の一例を示すフローチャートである。
レシピ動画の配信について許諾されると、選択された販促レシピのレシピ動画の制作が行われる。例えば、レシピ動画は、販売支援システム1の運営事業者や制作会社等の制作担当者によって制作される。具体的には、前述したレシピ動画を制作する際の既定のルールに従って動画の撮像及び編集が行われる。
なお、配信するレシピ動画は、ユーザから投稿された動画であってもよい。投稿動画が規定のルールから外れている場合、既定のルールに修正した動画が生成されてもよい。例えば、レシピ管理装置30は、投稿動画の長さが15秒より長い場合、投稿動画の一部又は全部の再生速度を変更する等によって投稿動画から15秒の長さの動画(配信用の動画)を自動で生成してもよい。
(ステップS301)レシピ管理装置30は、制作されたレシピ動画を登録する操作(レシピ動画の登録要求)が行われると、制作されたレシピ動画をMD管理ツールTL10に登録する。例えば、レシピ管理装置30は、レシピ動画の登録要求に応じて、レシピ動画IDを発行し、レシピ動画データ、レシピ動画属性データを記憶する。
(ステップS303)レシピ管理装置30は、登録したレシピ動画がその内容に問題がないか確認する。例えば、レシピ管理装置30は、登録したレシピ動画の確認結果がOKであることを販促レシピの投稿者と販売支援システム1の運営事業者との両方から取得するまでは、そのレシピ動画の配信を許可しない。
次に、レシピ動画の配信処理(図1のステップS400)の動作について説明する。
図24は、レシピ動画の配信処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS401)レシピ管理装置30は、MD管理ツールTL10に登録された販促レシピのレシピ動画を、配信管理ツールTL20に登録し、配信予約を行う。この配信予約は、例えば、販売支援システム1の運営事業者の指示により、販売計画に基づく特定期間(例えば、販促商品の販促期間)の開始日以前が配信開始日となるように設定される。
(ステップS403)配信開始日になると、レシピ管理装置30は、販促レシピのレシピ動画を店舗端末20で表示可能となるように配信する。そして、レシピ管理装置30は、ステップS405の処理へ進む。
(ステップS405)レシピ管理装置30は、配信開始日に販促レシピのレシピ動画の配信状況を確認(チェック)する。
店舗端末20は、レシピ動画の配信開始日になると、配信されるレシピ動画を店員等の操作に基づいて繰り返し再生する。
図25は、店舗端末20におけるレシピ動画の再生処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS411)店舗端末20の電源が入れられ、MD管理ツールTL10の端末側アプリケーションを起動する。その後、ステップS102へ進む。
(ステップS413)店舗端末20は、販促レシピの選択画面(図17参照)を表示する。店員等がレシピリストから販促レシピを選択した場合、店舗端末20は、当該販促レシピを示す情報を記憶する。その後、ステップS415へ進む。
(ステップS415)店舗端末20は、ステップS413で選択された販売レシピに関する情報を取得する。例えば、店舗端末20は、販売レシピのレシピ動画及び広告動画を取得する。その後、ステップS417へ進む。
(ステップS417)店舗端末20は、ステップS415で取得した販売レシピのレシピ動画を再生する。その後、ステップS419へ進む。
(ステップS419)店舗端末20は、販促レシピのレシピ動画の再生回数を計数する。例えば、店舗端末20は、ステップS147において販促レシピのレシピ動画が最初に再生される場合に再生回数を0にし、レシピ動画の一連の動画像の再生(例えば、15秒)が完了した場合、連続再生回数に1を加える。また、店舗端末20は、再生開始時刻及び再生終了時刻を再生状況を示すデータとして記憶させる。なお、店舗端末20は、特定期間(販売期間、1日毎の期間、1週間、1か月等)を通算した再生回数にも1を加えて再生状況を示すデータとして記憶させてもよい。また、店舗端末20は、上記の再生状況を示すデータをレシピ管理装置30へ送信する。その後、ステップS421へ進む。
(ステップS421)連続再生回数が設定回数(例えば、2回〜5回)以上になったか否かを判定する。連続再生回数が設定回数以上になったと判定された場合(YES)、ステップS423へ進む。この場合、広告動画が再生される。但し、次の順番の別の販促レシピのレシピ動画が存在する場合、ステップS417に戻り、別の販促レシピのレシピ動画についてステップS417〜S421の処理を行う。一方、連続再生回数が設定回数以上になっていないと判定された場合(NO)、ステップS417に戻り、販促レシピのレシピ動画を、再び、再生する。
(ステップS423)店舗端末20は、ステップS415で取得した広告動画を再生する。その後、ステップS417へ戻る。
(ステップS425)店舗端末20は、ステップS411〜S423の処理と平行して、電源がオフ(OFF)にされたか否かを判定する。電源がオフにされた場合(YES)、店舗端末20は、再生処理の動作を終了する。一方、電源がオフにされていない場合(NO)、ステップS425に戻り、店舗端末20は、電源がオフ(OFF)にされたか否かを判定する。
次に、販売結果の入手・配信処理(図1のステップS500、S600)の動作について説明する。
図26は、販売結果の入手・配信処理の一例を示すシーケンスチャートである。
(ステップS501)流通本部管理装置40は、各店舗の販売結果データを生成する。その後、ステップS503の処理へ進む。
(ステップS503)流通本部管理装置40は、生成した各店舗の販売結果データを添付したメールを、所定のタイミングで各店舗の店舗端末20へ送信する。所定のタイミングとは、例えば、前月又は前週の販売結果の集計情報を各店舗へ通知する予め設定された日等である。なお、販売結果データの送信先は、店舗端末20に限られるものではなく、各店舗の他のコンピュータ装置であってもよい。
(ステップS505)店舗端末20は、流通本部管理装置40から送信されたメールを受信すると、添付されている販売結果データを取得する。
(ステップS507)店舗端末20は、販売結果データを取得すると、各店舗のマネージャー又は店員等の操作に基づいて、店舗端末20においてMD管理ツールTL10の端末側アプリケーションを起動し、各流通又は各売り場毎に販売結果データの入力を受け付ける。
(ステップS509)店舗端末20は、販売結果データの入力を受け付けると、入力された販売結果データを各店舗ID、各売り場ID等と関連付けてレシピ管理装置30へ送信し、MD管理ツールTL10に登録する。
(ステップS601)レシピ管理装置30は、MD管理ツールTL10に登録された販売結果データを配信管理ツールTL20に登録して配信を行う。また、レシピ管理装置30は、各店舗の販売計画等のMD計画のデータや販売計画に基づく販促商品を示すデータ、その販促商品の販売結果を示すデータ等と、その販促商品を使用した販促レシピのレシピ動画の再生状況とを対応付けて管理データとして記憶させる。
〔本実施形態のまとめ〕
以上説明したように、本実施形態に係る販売支援システム1は、店舗に設置される店舗端末20と、店舗端末20と通信を行うレシピ管理装置30とを備えている。レシピ管理装置30は、店舗の販売計画に基づく販促商品が少なくとも含まれるレシピ動画を店舗端末20に配信する。店舗端末20は、レシピ管理装置30から配信される販促レシピのレシピ動画を繰り返して再生するとともに、該レシピ動画の再生状況を示す情報をレシピ管理装置30へ通知する。そして、レシピ管理装置30は、配信した販促レシピのレシピ動画の店舗での再生状況と、店舗の販売結果を示す情報(例えば、販売結果データ)とを取得し、該レシピ動画の店舗での再生状況と、店舗の販売結果を示す情報(例えば、販売結果データ)とを関連付けて管理する。
これにより、販売支援システム1は、店舗の販促商品を使用した販促レシピのレシピ動画を該店舗において表示できる。店舗では、販促レシピのレシピ動画が表示されることにより、お客の注意を引きつつ、お客を売り場に留めることができる。これにより、お客に対して、販促商品を使用したレシピに興味を持たせ、レシピ動画で紹介している料理を献立に採用する動機付けを与え、販促商品の購入につなげることができる。また、店舗では、お客に対して販促商品の販売を促進できるとともに、関連商品の販売もすることができる。また、販売支援システム1は、販促レシピのレシピ動画の店舗での再生状況と販売結果とを関連付けて管理するため、レシピ動画を表示したことによる販売結果への影響について確認できるようになる。例えば、店員は、販促レシピの動画の再生状況と販促商品の販売結果を参照することにより、動画を再生したことによる販促効果を確認したり、販促内容の改善を検討したりすることができる。よって、販売支援システム1は、店舗において販促効果の高い情報を提供することができる。
また、レシピ管理装置30は、販促レシピのレシピ動画の再生状況と店舗の販売結果を示す情報(例えば、販売結果データ)とに加えて、店舗の販売計画に基づく商品を示す情報(例えば、販促データ)を関連付けて管理してもよい。
これにより、販売支援システム1は、販促商品を使用した販促レシピのレシピ動画を再生することで販売結果がどうであったかを店舗のマネージャー又は店員等が確認できるようにすることができる。それにより、店舗のマネージャー又は店員等は、その確認結果に基づいて次の販促について検討することができる。
例えば、店舗端末20は、店舗の販売計画に基づく販促商品を示す情報(例えば、販促データ)と、店舗の販売結果を示す情報(例えば、販売結果データ)とを関連付けてレシピ管理装置30へ通知する。
これにより、レシピ管理装置30は、各店舗の販促商品と該販促商品の販売結果とを管理することができる。なお、上記販促データ又は販売結果データは、流通本部管理装置40からレシピ管理装置30へ通知されてもよい。
また、店舗端末20は、特定期間(例えば、販促期間)における店舗の販売計画に基づく販促商品を示す情報(例えば、販促データ)と、特定期間における店舗の販売結果を示す情報(例えば、販売結果データ)と、特定期間における販促レシピのレシピ動画の再生状況を示す情報とを関連付けてレシピ管理装置30へ通知する。
これにより、レシピ管理装置30は、各店舗の販促期間における、販促商品と該販促商品の販売結果と販促レシピのレシピ動画の再生状況とを管理することができる。
また、レシピ管理装置30は、店舗の販売計画に基づく販促商品が少なくとも含まれる複数のレシピの中から店舗端末20において選択された販促レシピを示すレシピ動画のデータを店舗端末20に配信する。
これにより、販売支援システム1は、各店舗の販売計画に沿ったレシピ動画を店舗で再生しお客に提示できるため、販促効果を高めることができる。
また、レシピ管理装置30は、店舗端末20において選択された販促レシピの投稿者(作成者)に、該販促レシピのレシピ動画の配信についての許諾を確認する。
これにより、販売支援システム1は、販促レシピの投稿者(作成者)の権利を侵すことなく、レシピ動画の配信を行うことができる。なお、上記実施形態では、店舗端末20において販促レシピが選択されて販促レシピのレシピ動画の制作が必要になったタイミングで、該レシピ動画の配信についての許諾を確認する例を示したが、投稿者(作成者)がレシピを投稿したタイミング又は投稿後の任意のタイミングで、投稿したレシピのレシピ動画の許諾の可否を設定できるようにしてもよい。
また、販促レシピのレシピ動画は、予め設定された規定のルールに従って作成される。これにより、販売支援システム1は、どの販促レシピのレシピ動画が制作される場合であっても、同様に販促効果の高いレシピ動画の制作が可能なようにすることができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、上述したレシピ管理装置30、及びユーザ管理装置50が備える各構成は、任意のコンピュータ装置に分散または集約して配置することができる。例えば、レシピ管理装置30、及びユーザ管理装置50は、クラウド環境やネットワーク環境、ユーザ数の規模、販売支援システム1を構成するために用意されたハードウェアの数やスペック等に応じて、任意のコンピュータ装置に分散または集約して配置することができる。また、レシピ管理装置30が備える構成の一部が店舗端末20に備えられてもよい。例えば、レシピ管理装置30が備える履歴管理部339及び履歴データ記憶部328に相当する構成が、各店舗端末20にも備えられてもよく、各店舗端末20毎に再生履歴データ等が管理されてもよい。或いは、店舗端末20が備える構成の一部がレシピ管理装置30に備えられてもよい。例えば、店舗端末20が備える販促レシピ選択部283、再生制御部284、管理データ通知部285等の構成がレシピ管理装置30に備えられてもよく、これらの機能が店舗端末20においてWeb(ウェブ)ブラウザ上で動作するWeb(ウェブ)アプリケーションとしてレシピ管理装置30から提供されてもよい。この場合、例えば、店舗端末20は、単に入力装置及び表示装置として機能するものであってもよい。また、店舗端末20とレシピ管理装置30との通信、及び、店舗端末20と流通本部管理装置40との通信は、それぞれネットワークNWを介して直接的に行われてもよいし、店舗毎のコンピュータ装置(店舗サーバ装置)を介して間接的に行われてもよい。この場合、上述した店舗端末20で行われる販売計画に基づく販促商品の入力、販促レシピの選択、販売結果の入力等は、店舗サーバ装置で行われてもよい。例えば、店舗サーバ装置で、店舗内に設置される各店舗端末20毎に指定してデータの入力が行われてもよい。
なお、上述のユーザ端末10、店舗端末20、レシピ管理装置30、流通本部管理装置40、ユーザ管理装置50の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりユーザ端末10、店舗端末20、レシピ管理装置30、流通本部管理装置40、ユーザ管理装置50としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述したユーザ端末10、店舗端末20、レシピ管理装置30、流通本部管理装置40、ユーザ管理装置50の機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
[付記]
以上の記載から本発明の複数の態様は例えば以下のように把握される。なお、理解を容易にするために添付図面の参照符号を便宜的に括弧書きにて付記するが、それにより本発明の態様が図示の態様に限定されるものではない。
(付記1)本発明の一態様は、店舗に設置される端末装置(20)と前記端末装置と通信を行う管理装置(30)とを備える販売支援システム(1)であって、前記管理装置は、前記店舗の販売計画に基づく商品が少なくとも含まれるレシピを示す動画像を前記端末装置に配信する配信部(338)と、前記配信部により配信した動画像の前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを取得する取得部(333)と、前記取得部が取得した前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを関連付けて管理する管理部(339)と、を備え、前記端末装置は、前記管理装置から配信される動画像を繰り返して再生する再生制御部(284)と、前記動画像の再生状況を示す情報を前記管理装置へ通知する通知部(285)と、を備える販売支援システムである。
(付記2)本発明の他の態様は、付記1に記載の販売支援システム(1)であって、前記通知部(285)は、前記店舗の販売計画に基づく商品を示す情報と、前記店舗の販売結果を示す情報とを関連付けて前記管理装置(30)へ通知する。
(付記3)本発明の他の態様は、付記1又は付記2に記載の販売支援システム(1)であって、前記通知部(285)は、特定期間における前記店舗の販売計画に基づく商品を示す情報と、前記特定期間における前記店舗の販売結果を示す情報と、前記特定期間における前記動画像の再生状況を示す情報とを関連付けて前記管理装置(30)へ通知する。
(付記4)本発明の他の態様は、付記1から付記3のいずれか一に記載の販売支援システム(1)であって、前記管理部(339)は、前記動画像の再生状況と前記店舗の販売結果を示す情報とに加えて、前記店舗の販売計画に基づく商品を示す情報を関連付けて管理する。
(付記5)本発明の他の態様は、付記1から付記4のいずれか一に記載の販売支援システム(1)であって、前記配信部(338)は、前記店舗の販売計画に基づく商品が少なくとも含まれる複数のレシピの中から前記端末装置(20)において選択されたレシピを示す動画像のデータを前記端末装置(20)に配信する。
(付記6)本発明の他の態様は、付記1から付記5のいずれか一に記載の販売支援システム(1)であって、前記管理装置(30)は、前記端末装置(20)において選択されたレシピの作成者に、該レシピの動画像の配信についての許諾を確認する許諾確認部(336)、を備える。
(付記7)本発明の他の態様は、付記1から付記6のいずれか一に記載の販売支援システム(1)であって、前記動画像は、予め設定された規定のルールに従って作成される。
(付記8)本発明の他の態様は、店舗に設置される端末装置(20)と通信を行う管理装置(30)であって、前記管理装置は、前記店舗の販売計画に基づく商品が少なくとも含まれるレシピを示す動画像を前記端末装置に配信する配信部(338)と、前記配信部により配信した動画像の前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを取得する取得部(333)と、前記取得部が取得した前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを関連付けて管理する管理部(339)と、を備える管理装置である。
(付記9)本発明の他の態様は、店舗に設置される端末装置(20)と前記端末装置と通信を行う管理装置(30)とを備える販売支援システム(1)における販売支援方法であって、前記管理装置が、前記店舗の販売計画に基づく商品が少なくとも含まれるレシピを示す動画像を前記端末装置に配信する配信ステップと、前記端末装置が、前記管理装置から配信される動画像を繰り返して再生する再生ステップと、前記端末装置が、前記動画像の再生状況を示す情報を前記管理装置へ通知する通知ステップと、前記管理装置が、前記配信ステップにより配信した動画像の前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを取得する取得ステップと、前記管理装置が、前記取得ステップにより取得した前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを関連付けて管理する管理ステップと、を有する販売支援方法である。
1…販売支援システム、10…ユーザ端末、11…ユーザ端末側通信部、12…操作入力部、13…音声入力部、14…撮像部、15…音声再生部、16…表示部、17…ユーザ端末側記憶部、18…ユーザ端末側制御部、181…ユーザ制御部、182…献立投稿部、183…レシピ投稿部、184…メール処理部、185……出力処理部、
20…店舗端末、21…店舗端末側通信部、22…操作入力部、25…音声再生部、26…表示部、27…店舗端末側記憶部、28…店舗端末側制御部、281…メール処理部、282…MDデータ入力部、283…販促レシピ選択部、284…再生制御部、285…管理データ通知部、286…出力処理部、30…レシピ管理装置、31…レシピ管理側通信部、32…レシピ管理側記憶部、321…献立データ記憶部、322…献立属性データ記憶部、323…レシピデータ記憶部、324…レシピ属性データ記憶部、325…食材データ記憶部、326…料理データ記憶部、327…MDデータ記憶部、328…履歴データ記憶部、33…レシピ管理側制御部、331…献立編集部、332…レシピ編集部、333…販促管理データ取得部、334…レシピリスト生成部、335…レシピ動画要求取得部、336…レシピ動画許諾確認部、337…レシピ動画登録部、338…配信部、339…履歴管理部、40…流通本部管理装置、50…ユーザ管理装置、51…ユーザ管理側通信部、52…ユーザ管理側記憶部、53…ユーザ管理側制御部、531…ユーザ管理部

Claims (8)

  1. ユーザ端末装置と店舗に設置される端末装置と前記端末装置と通信を行う1又は複数の管理装置とを備える販売支援システムであって、
    前記1又は複数の管理装置は、
    レシピ検索サイトにおいて、前記ユーザ端末装置で検索可能となるレシピを管理する登録部と、
    前記レシピを示す動画像を前記端末装置に配信する配信部と、
    前記配信部により配信した前記レシピの動画像と広告動画像の前記店舗での再生状況を取得する取得部と、
    を備え、
    前記ユーザ端末装置は、
    前記レシピ検索サイトにおいて、前記レシピのレシピデータを参照可能にする出力部
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記管理装置から配信される動画像を繰り返して再生する再生制御部と、
    を備え、
    前記再生制御部は、商品が少なくとも含まれるレシピの動画像を、商品に関する前記広告動画像よりも、多く繰り返して再生する
    販売支援システム。
  2. 前記レシピの動画像又は前記広告動画像の再生状況と、前記レシピの動画像又は前記広告動画像に関する商品の販売計画と、を関連付けて管理する管理部、
    を備える請求項1に記載の販売支援システム。
  3. ユーザ端末装置と店舗に設置される端末装置と前記端末装置と通信を行う1又は複数の管理装置とを備える販売支援システムであって、
    前記1又は複数の管理装置は、
    レシピ検索サイトにおいて、前記ユーザ端末装置で検索可能となるレシピを管理する登録部と、
    前記レシピを示す動画像を前記端末装置に配信する配信部と、
    前記配信部により配信した動画像の前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを関連付けて管理する管理部と、
    を備え、
    前記ユーザ端末装置は、
    前記レシピ検索サイトにおいて、前記レシピのレシピデータを参照可能にする出力部
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記管理装置から配信される動画像を繰り返して再生する再生制御部と、
    前記動画像の再生状況を示す情報を前記管理装置へ通知する通知部と、
    を備える販売支援システム。
  4. ユーザ端末装置と店舗に設置される端末装置と通信を行う1又は複数の管理装置であって、
    レシピ検索サイトにおいて、前記ユーザ端末装置で検索可能となるレシピを管理する登録部と、
    前記レシピを示す動画像を前記端末装置に配信する配信部と、
    前記配信部により配信した動画像の前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを関連付けて管理する管理部と、
    を備える管理装置。
  5. ユーザ端末装置と通信を行う1又は複数の管理装置と通信を行う、店舗に設置される端末装置であって、
    レシピ検索サイトにおいて、前記ユーザ端末装置で検索可能となるレシピについて、当該レシピを示す動画像を、前記管理装置から配信される通信部と、
    前記管理装置から配信される動画像を繰り返して再生する再生制御部と、
    配信される前記レシピの動画像と広告動画像の前記店舗での再生状況を示す情報を通知する通知部と、
    を備え、
    前記再生制御部は、商品が少なくとも含まれるレシピの動画像を、商品に関する前記広告動画像よりも、多く繰り返して再生する端末装置。
  6. ユーザ端末装置と、店舗に設置される端末装置と、前記ユーザ端末装置と前記端末装置と通信を行う1又は複数の管理装置とを備える販売支援システムにおける販売支援方法であって、
    前記1又は複数の管理装置が、レシピ検索サイトにおいて、前記ユーザ端末装置で検索可能となるレシピを管理する登録ステップと、
    前記ユーザ端末装置が、前記レシピ検索サイトにおいて、前記レシピのレシピデータを参照可能にする出力ステップと、
    前記1又は複数の管理装置が、前記レシピを示す動画像を前記端末装置に配信する配信ステップと、
    前記端末装置が、前記1又は複数の管理装置から配信される動画像であって商品が少なくとも含まれるレシピの動画像を、商品に関する広告動画像よりも、多く繰り返して再生する再生ステップと、
    前記1又は複数の管理装置が、前記配信ステップで配信される前記レシピの動画像と前記広告動画像の前記店舗での再生状況を取得する取得ステップと、
    を有する販売支援方法。
  7. ユーザ端末装置と店舗に設置される端末装置と通信を行う1又は複数の管理装置のコンピュータに、
    レシピ検索サイトにおいて、前記ユーザ端末装置で検索可能となるレシピを管理する登録ステップ、
    前記レシピを示す動画像を前記端末装置に配信する配信ステップ、
    前記配信ステップで配信される動画像の前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを取得する取得ステップ、
    前記取得ステップで取得された前記店舗での再生状況と、前記店舗の販売結果を示す情報とを関連付けて管理する管理ステップ、
    を実行させるための販売支援プログラム。
  8. ユーザ端末装置と通信を行う1又は複数の管理装置と通信を行う、店舗に設置される端末装置のコンピュータに、
    レシピ検索サイトにおいて、前記ユーザ端末装置で検索可能となるレシピについて、当該レシピを示す動画像を、前記1又は複数の管理装置から配信される通信ステップ、
    前記1又は複数の管理装置から配信される動画像を繰り返して再生する再生制御ステップ、
    配信される前記レシピの動画像と広告動画像の前記店舗での再生状況を示す情報を通知する通知ステップ、
    を実行させ
    前記再生制御ステップで、商品が少なくとも含まれるレシピの動画像を、商品に関する前記広告動画像よりも、多く繰り返して再生するための販売支援プログラム。
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