JP2018103361A - 印刷装置、印刷方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの負担を軽減しつつ、その印刷結果の外観性を向上することが可能な印刷装置等を提供する。【解決手段】印刷装置100は、印刷部170と、制御部190とを備える。印刷部170は、印刷媒体に対して相対的に移動されているときに、印刷媒体の印刷領域に印刷画像を一の方向に沿って印刷する。制御部190は、印刷領域の一の方向の長さの入力を受け付ける入力受付部191と、印刷領域の一の方向の中央に印刷画像の一の方向の中央部分が配置されるように、印刷領域における印刷画像の印刷位置を印刷領域の一の方向の長さに基づいて設定する印刷位置設定部192と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、印刷装置、印刷方法及びプログラムに関する。
近年、様々な印刷装置が普及している。例えば、レーザプリンタ、ドットマトリックスプリンタ、インクジェットプリンタ等の据置型の印刷装置と、ハンドヘルドプリンタ、ダイレクトプリンタ、ハンディプリンタ等と称され、ユーザが持ち運びしやすい手動走査型の印刷装置とが知られている。
例えば、特許文献1には、外部装置から受信することによって印刷画像を取得する機能と、スキャンによって印刷画像を取得する機能と、を有するハンドヘルドプリンタが開示されている。
このような手動走査型の印刷装置は、すでに印刷されている書面上に印刷をする場合に便利である。例えば、ユーザが書面の紙面上を手動走査することによって紙面の所望の位置に追加的に印刷することが可能である。
ところで、紙面、包装の表面などに、一の方向に同一の文字列、図形等が繰り返すような装飾を施すローラースタンプが普及している。また、装飾が予め施され、一の方向に同一の文字列、図形等が繰り返すようなテープも普及している。特許文献1のような手動走査型の印刷装置においても、ユーザは、印刷画像の設定、印刷装置の手動走査等に工夫をすることにより、一の方向に同一の印刷画像を繰り返すように印刷することが可能である。
なお、「一の方向」とは、ローラースタンプでは回転移動方向を意味し、テープではテープの引き出し方向を意味し、印刷装置では副走査方向を意味する。また、以下の説明において、「中央」とは、一の方向における中央位置を意味する。
特開2008−94101号公報
印刷装置によって、一の方向に同一の文字列、図形等が繰り返すような装飾を施す場合であっても、その繰り返される文字列、図形等の中央が印刷領域の中央に位置するように印刷することは困難である。この結果、印刷結果の外観性を低下させてしまう虞がある。
具体的には、繰り返される文字列、図形等の中央に、目立たせたい部分(例えば、企業ロゴ、店舗名等を示す文字列、図形等)がある場合において、その部分が印刷領域の中央からずれていると、その部分が目立ちにくくなってしまう。また、印刷される装飾が模様のみであっても、複数の対象物に印刷した場合に、印刷するたびに印刷領域の中央にくる部分が変化すると、複数の対象物の装飾の間においてまとまりがなくなってしまう。
上記特許文献1には、繰り返される文字列、図形等の中央が印刷領域の中央に位置するように印刷するための構成が開示されていない。もし、特許文献1に開示されている印刷装置を用いて、そのような印刷をする場合、ユーザは、印刷領域の寸法と、繰り返される文字列、図形等の一区間分の寸法と、を考慮して、印刷画像の印刷開始位置を設定しなければならない。そのため、ユーザの負担が大きくなってしまう。また、このような印刷装置では、通常、印刷画像の途中の位置から印刷を開始させて印刷画像の印刷を繰り返すような機能は備えられていなかった。
上述したローラースタンプ、テープ等を使用する場合においても、繰り返される文字列、図形等の中央が印刷領域の中央からずれてしまい、外観性を低下させてしまう虞がある。また、繰り返される文字列、図形等の中央が印刷領域の中央に位置するようにするためには、ユーザは、特許文献1の印刷装置の場合と同様に、寸法を考慮してローラー、テープの印刷開始位置を予めずらさなければならない。そのため、ユーザの負担が大きくなってしまう。
なお、印刷領域の一の方向における長さが、印刷画像の一の方向における長さより短い場合であっても、ユーザが印刷開始位置を予めずらして設定しない限り、印刷画像の中央部分が印刷領域の中央に配置されない。そのため、かかる場合においても上記と同様の問題が生じる。
そこで、本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、ユーザの負担を軽減しつつ、その印刷結果の外観性を向上することが可能な印刷装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る印刷装置は、
印刷媒体に対して相対的に移動されているときに、前記印刷媒体の印刷領域に印刷画像を一の方向に沿って印刷する印刷部と、
前記印刷領域の前記一の方向の長さの入力を受け付ける入力受付部と、前記印刷領域の前記一の方向の中央に前記印刷画像の前記一の方向の中央部分が配置されるように、前記印刷領域における前記印刷画像の印刷位置を前記印刷領域の前記一の方向の長さに基づいて設定する印刷位置設定部と、を有する制御部と、
を備える。
本発明によれば、ユーザの負担を軽減しつつ、その印刷結果の外観性を向上することが可能な印刷装置等を提供することができる。
実施形態に係る印刷装置の外観及び印刷例を示す図である。 実施形態に係る印刷装置の構成例を示すブロック図である。 記憶されている印刷画像の一例を示す図である。 印刷媒体の印刷領域の一例を示す図である。 比較例に係る印刷結果の一例を示す図である。 実施形態に係る印刷装置の印刷開始位置の設定方法を説明するための概念図であり、(A)は印刷結果を示し、(B)は印刷画像と印刷開始位置から印刷されている印刷画像との関係を示している。 実施形態に係る印刷装置の第1の入力モードにおける操作画面の一例を示す図である。 実施形態に係る印刷装置の第2の入力モードにおける操作画面の一例を示す図である。 実施形態に係る印刷装置の第3の入力モードにおける手動走査方法を示す図である。 図9に対応する操作画面を示す図であり、(A)は印刷終了位置を確定するための操作画面であり、(B)は手動走査中であることを示す操作画面であり、(C)は印刷開始位置を確定するための操作画面である。 実施形態に係る印刷装置の入力処理のフローチャートを示す図である。 実施形態に係る印刷装置の印刷処理のフローチャートを示す図である。 変形例に係る印刷装置の第3の入力モードにおける手動走査方法を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態)
本実施形態に係る印刷装置100は、ハンドヘルドプリンタ、ダイレクトプリンタ、ハンディプリンタ等と称され、ユーザが持ち運びしやすい手動走査型の印刷装置である。
図1は、印刷装置100によって印刷媒体Sに「サンプル1」という文字列を印刷する場合の例を示している。印刷時において、ユーザは、印刷装置100の底面を、印刷媒体Sに接触させながら、矢印で示す副走査方向(一の方向)に移動(すなわち走査)させる。すると、印刷装置1は移動を検出し、検出した移動に合わせて、印刷媒体Sに印刷画像である文字列「サンプル1」を印刷する。
ここで、印刷媒体Sは、例えば印刷用紙、ラベル又は段ボール等である。印刷媒体は、記録媒体又は印刷対象物等ともいう。印刷媒体の材質は、紙、フィルム状又は繊維状等、インクが付着しやすい材質又は熱転写可能な材質であれば何でもよい。
印刷媒体Sの形状は、シート状又はテープ状等のような平面的な形状であることに限らず、箱又はペットボトル等のような立体的な形状であってもよい。換言すると、据置型の印刷装置のように印刷媒体を搬送する必要がないため、手動走査型の印刷装置100は、どのような形状の印刷媒体Sにも印刷することができる。印刷画像は、印刷時に印刷媒体に描画される画像であって、例えば文字、図形、記号、模様、絵又はこれらの組み合わせ等である。
印刷画像の主走査方向の幅は、印刷装置の印刷ヘッドに応じて定まり、一定である。一方、印刷画像の副走査方向(一の方向)の幅(印刷画像が繰り返される場合にはそれらを合計した幅)は、可変である。この詳細については後述する。
以下、図2を参照しながら、印刷装置100の構成を説明する。
印刷装置100は、通信部110と、移動検出部120と、操作部130と、表示部140と、ROM(Read Only Memory)150と、RAM(Random Access Memory)160と、印刷部170と、計時部180と、制御部190とを備える。
通信部110は、例えば、無線周波数(RF:Radio Frequency)回路、ベースバンド(BB:Base Band)回路、集積回路(LSI:Large Scale Integration)等から構成される。通信部110は、図示しないアンテナを介して信号の送受信を行い、外部装置(不図示)と無線通信を行う。なお、通信部110は、外部装置と有線通信を行うように構成されてもよい。
移動検出部120は、印刷装置100の底面に設けられており、印刷装置100が印刷媒体S上を移動した際の印刷装置100の移動を検出する光学センサを備える。具体的に説明すると、移動検出部120は、LED(Light Emitting Diode)から発せられ、印刷媒体Sで反射された光により形成される画像を光学センサによって読み取り、読み取った画像の変化に基づいて印刷装置100の移動量や移動の向きを検出する。
操作部130は、操作ボタン、タッチパネル等から構成される。操作部130は、例えば、電源オンオフ、印刷実行開始、印刷領域の副走査方向(一の方向)の長さの入力等のユーザ操作を受け付けるためのインターフェースである。
表示部140は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)ディスプレイ等によって構成され、制御部190からの入力信号に応じて、文字、色彩、画像等を表示する。
ROM150は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成され、制御部190が各種機能を制御するためのプログラム(印刷装置100に入力処理を実行させるためのプログラム、印刷装置100に印刷処理を実行させるためのプログラムを含む)や各種データ(後述する各種操作画面を示すデータを含む)を記憶する。
RAM160は、揮発性メモリから構成され、制御部190が各種処理を行うためにデータ(後述する、印刷画像B1を示すデータ、印刷領域Aの副走査方向の長さL2を示すデータ等を含む)を一時的に記憶するための作業領域として用いられる。
印刷部170は、一部が印刷装置100の底面から露出して設けられ、印刷媒体S上における印刷装置100の移動に合わせて、印刷媒体Sに印刷画像を印刷する。印刷部170は、インクジェット方式で印刷媒体Sに印刷可能に構成されてもよいし、熱転写方式で印刷媒体Sに印刷可能に構成されてもよい。
インクジェット方式の場合、印刷部170は、インクを充填したインクタンク、インクを加熱する発熱体、インクを吐出する印刷ヘッド(サーマルインクジェットヘッド)等から構成される。この場合、印刷部170は、印刷ヘッドの主走査方向及び副走査方向に配列されている複数のノズルから印刷媒体Sにインクを吹き付けて印刷する。
熱転写方式の場合、印刷部170は、通電によって発熱する発熱体を有する印刷ヘッド(サーマルヘッド)から構成される。この場合、印刷部170は、印刷ヘッドの発熱体を発熱させることによって、熱エネルギーに反応する材質の印刷媒体S(例えば感熱紙)に印刷する。
計時部180は、タイマ回路から構成され、時刻を計時する。印刷装置100の各種制御処理において、一定時間をカウントする場合には、計時部180の計時時刻が使用される。
制御部190は、プロセッサであり、CPU(Central Processing Unit)から構成される。制御部190は、ROM150に記憶された各種プログラムを実行することにより、印刷装置100の全体の動作を制御する。
ここで、印刷装置100の制御部190の機能的構成について説明する。制御部190は、入力受付部191、印刷位置設定部192、印刷実行部193として機能する。
入力受付部191は、印刷領域Aの副走査方向の長さL2の入力を受け付ける。この長さL2は、入力モードに応じた方法によって、入力される。入力モードには、第1の入力モードと、第2の入力モードと、第3の入力モードとがある。これらの3つの入力モードのうち、ユーザが操作部130を介して選択した入力モードが使用される。なお、各々の入力モードの詳細については後述する。
印刷位置設定部192は、印刷領域Aにおける印刷画像の印刷位置を設定する。すなわち、入力受付部191が受け付けた印刷領域Aの副走査方向の長さが印刷画像の副走査方向の長さよりも長い場合には、印刷領域Aの副走査方向の中央Cに印刷画像の副走査方向の中央部分が配置されるように、印刷画像の印刷位置が設定される。一方、入力受付部191が受け付けた印刷領域Aの副走査方向の長さが印刷画像の副走査方向の長さ以下である場合には、印刷画像の印刷位置は、印刷画像の端部、すなわち通常の印刷位置に設定される。
なお、印刷位置設定部192は、上記のいずれの場合においても印刷領域Aの副走査方向の中央Cに印刷画像の副走査方向の中央部分が配置されるように、印刷画像の印刷位置を設定するように構成されてもよい。印刷位置設定部192における印刷位置の詳細な設定方法については後述する。
印刷実行部193は、印刷部170を制御して印刷を実行する。印刷実行部193は、RAM160に記憶されている印刷画像B1を示すデータを読み出し、印刷画像B1を印刷媒体Sの印刷位置設定部192によって設定された印刷位置から印刷する。
印刷画像B1を副走査方向に繰り返し印刷を行う場合、印刷位置設定部192は印刷画像B1の印刷開始位置を印刷位置として設定し、印刷実行部193は、最初の印刷画像(後述する印刷画像B5)については印刷開始位置から印刷し、その後の印刷画像については、印刷画像B1の端部から印刷する。以後、印刷実行部193は、移動検出部120によって検出される移動量が、印刷領域Aの副走査方向の長さL2に達するまで印刷画像B1を示すデータを繰り返し読み出して印刷する。
以上、印刷装置100の構成を説明した。ここで、ユーザが同一の印刷画像B1を副走査方向に繰り返し印刷を行う場合の一例を説明する。
まず、この一例の理解を容易にするために、RAM160に記憶されている印刷画像B1と、印刷媒体Sの印刷領域Aと、印刷装置100によって印刷媒体Sに印刷された印刷結果B2との関係性について説明する。
RAM160に記憶されている印刷画像B1は、図3に示すように、例えば、副走査方向において、「ABC百貨店」という店舗名を示す文字列が中央に配置され、その文字列の両隣において、頭文字であるAを丸で囲んだマークが配置されている。ここで、印刷画像B1の副走査方向の長さを、長さL1と定義する。
なお、RAM160に記憶されている状態では、印刷画像B1は単なるドット群の集合を示すデータに過ぎない。そのため、かかる状態の印刷画像B1には物理的な副走査方向、長さ、位置等の概念は存在しない。しかし、かかる状態の印刷画像B1において、実際に印刷された場合の物理的な副走査方向、長さ、位置等に対応するものは、それらの概念と実質的には同一であると言うことができる。そこで、以下の説明では、説明を簡略化するために、両者を区別せずに同一のものとして説明する。
図4に示すように、印刷媒体Sの印刷領域Aは、破線で示すように、印刷媒体Sの幅方向に長い長方形である。なお、印刷時において、印刷領域Aの長手方向が印刷装置100の副走査方向に相当し、印刷領域Aの短手方向が印刷装置100の主走査方向に相当する。
ここで、印刷領域Aの長手方向の長さ、すなわち副走査方向の長さを長さL2と定義する。ここで説明する一例は、印刷画像B1を副走査方向に繰り返し印刷を行う場合であるため、長さL2が長さL1よりも長いものとする。
このような長さL2を有する印刷領域Aに、長さL1を有する印刷画像B1を繰り返し印刷する場合、単純に、印刷画像B1の副走査方向における端部から印刷すると、印刷画像B1の中央部分が印刷領域Aの中央に位置することは稀である。例えば、図5に示す比較例に係る印刷結果B3のように、印刷画像B1の中央に位置する「百」の文字が、印刷領域Aの中央Cからずれてしまう。
もちろん、このような印刷方法であっても、長さL2が長さL1の奇数倍の長さであれば、印刷画像B1の中央部分が印刷領域Aの中央に位置することになる。しかし、それは偶然の結果がもたらすものであり、そのようになることは稀である。
また、長さL2を長さL1の奇数倍の長さに設定するという条件を前提として印刷を行う場合には、印刷画像B1の中央部分が印刷領域Aの中央に位置する印刷を実現することが可能である。しかし、そのような前提条件がある印刷方法では、長さL2と長さL1の少なくともいずれか一方をユーザが希望する任意の長さに設定することができず、かつ印刷結果の装飾的な外観性を維持することができない。
これに対し、本実施形態に係る印刷装置100は、上記の前提条件がなくても、印刷画像B1の中央部分が印刷領域Aの中央に位置するように印刷することができる。例えば、図6(A)は、印刷装置100で印刷した場合の印刷結果B2の一例を示している。この印刷結果B2では、印刷画像B1の中央に位置する「百」の文字が、印刷領域Aの中央Cに位置している。
以下、このような印刷を実現するための印刷開始位置の設定方法について説明する。図6(A)の印刷結果B2の左端において、印刷画像B1が途中から印刷されている。図6(B)は、印刷画像B1と、途中(すなわち印刷開始位置)から印刷されている印刷画像B5との関係を示している。
ここで、途中から印刷されている印刷画像B5の副走査方向の長さを長さL4とする。印刷画像B1のうち、印刷されない部分の副走査方向の長さをオフセット長さL3とする。そうすると、長さL4は、印刷画像B1の副走査方向の長さL1からオフセット長さL3を引いた長さに相当する。
オフセット長さL3は、印刷領域Aの副走査方向の長さL2と、印刷画像B1の副走査方向の長さL1との関係式で算出することができる。例えば、オフセット長さL3は、関係式L3=L1−((L2/2−L1/2)%L1)によって算出できる。%は剰余演算子である。
なお、オフセット長さL3の算出方法は、上記の関係式に限られない。例えば、上記の関係式は、変数にする長さを変更したり、実質的に等価な式に変更したりしてもよい。また、本実施形態では、オフセット長さL3を算出して印刷開始位置を設定する構成を説明する。しかし、オフセット長さL3ではなく、印刷画像B5の副走査方向の長さL4を関係式L4=(L2/2−L1/2)%L1で算出して印刷開始位置を設定する構成であっても実質的に同じである。
そのため、印刷開始位置の設定方法について、概念的に説明する。印刷開始位置は、最終的に、長さL2を長さL1で割った場合の余りの半分に相当する長さが、長さL4になるように設定されればよい。
例えば、図6(A)に示す印刷結果B2において、長さL2が長さL1の3.4倍だとする。この場合、長さL2を長さL1で割った場合の余りは、長さL1の0.4倍に相当する。この余りを半分にした長さが印刷画像B5の副走査方向の長さL4である。すなわち、長さL4は長さL1の0.2倍に相当する長さである。
なお、印刷結果B2の右端には印刷画像B1の途中まで印刷されている印刷画像B6がある。印刷画像B6の副走査方向の長さは、長さL4と同じ長さである。このように、印刷結果B2の右端と左端に同じ長さL4を有する印刷画像B5と印刷画像B6が配置されるため、その間に配置される複数の印刷画像B1は印刷領域Aの中央に配置される。
このように、印刷画像B1の副走査方向の長さL1と、印刷領域Aの副走査方向の長さL2とに基づいて印刷開始位置を設定することができる。なお、印刷画像B1の副走査方向の長さL1は印刷画像B1が設定された段階で既知である。そのため、印刷装置100に対してユーザが印刷領域Aの副走査方向の長さL2を入力すれば、印刷装置100は印刷開始位置を算出することができる。
以上、印刷開始位置の設定方法について説明した。そこで、以下、印刷開始位置の設定方法に必要となる印刷領域Aの副走査方向の長さL2の入力方法について説明する。印刷装置100は、上述したように3つの入力モードを有している。そのため、ユーザが選択した入力モードによって長さL2の入力方法が異なる。
まず、第1の入力モードが選択され、第1の入力モードによって長さL2が入力される場合を説明する。図7は、印刷装置100の第1の入力モードにおける操作画面の一例を示している。第1の入力モードが選択された場合に、印刷装置100は表示部140にこの操作画面を表示させる。
ユーザは、操作部130を操作することによって、この操作画面に表示されている「A3 Portrait」、「A3 Landscape」、「A4 Portrait」、「A4 Landscape」、「Letter Portrait」等の複数の用紙サイズのいずれかを選択する。
ここで、印刷装置100のRAM160には、これらの用紙サイズのそれぞれに対応する長さを予め関連付けて記憶させておく。このような長さの設定は、製造業者又は販売業者が予め記憶させたものであってもよいし、ユーザが設定変更して記憶させたものであってもよい。
用紙サイズに対応する長さは、例えば、「A3 Portrait」については、A3用紙を縦長に配置した場合の横幅に対応する長さを設定する。「A4 Landscape」については、A4用紙を横長に配置した場合の横幅に対応する長さを設定する。「Letter Portrait」については、レター用紙を縦長に配置した場合の横幅に対応する長さを設定する。なお、「対応する長さ」とは、用紙の幅であってもよいし、用紙の幅から余白部分を除いた幅であってもよいことを意味する。
このように、第1の入力モードでは、ユーザが選択した用紙サイズに対応する長さが長さL2として入力される。次に、第2の入力モードが選択され、第2の入力モードによって長さL2が入力される場合を説明する。
図8は、印刷装置100の第2の入力モードにおける操作画面の一例を示している。第2の入力モードが選択された場合に、印刷装置100は表示部140にこの操作画面を表示させる。
ユーザは、操作部130を操作することによって、この操作画面に表示されている「80.0mm」という長さを印刷領域Aの長さに変更する。このように、第2の入力モードでは、ユーザが入力した長さが長さL2として入力される。
次に、第3の入力モードが選択され、第3の入力モードによって長さL2が入力される場合を説明する。第3の入力モードでは、ユーザが印刷装置100を手動走査してスキャンすることによって計測された長さL2が入力される。
まず、印刷装置100は、第3の入力モードが選択された場合に、図10(A)に示す操作画面を表示部140に表示させる。この状態において、ユーザは、図9に実線で示すように、印刷装置100の移動検出部120を印刷領域Aの右端位置である印刷終了位置に配置し、操作部130のOKボタンを押下する。
印刷装置100は、操作部130のOKボタンが押下されると、図10(B)に示す操作画面を表示部140に表示させる。この状態において、ユーザは、図9に破線で示すように、印刷装置100の移動検出部120を印刷領域Aの左端位置である印刷スタート位置まで手動走査して移動を停止する。なお、破線矢印は手動走査時における移動の向きを示している。
印刷装置100は、移動が停止して、移動検出部120が検出する移動量が検出されなくなると、図10(C)に示す操作画面を表示部140に表示させる。なお、図10(B)の操作画面から図10(C)の操作画面に移行すると「Finish」の枠線が破線から実線に変更されている。これは、印刷装置100が、操作部130のFinishボタンの押下を受け付ける状態になったことを意味する。
かかる状態において、ユーザが、操作部130のFinishボタンを押下すると、スキャンが完了する。印刷装置100は、操作部130のOKボタンが押下されてからFinishボタンが押下されるまでの間に移動検出部120が検出した移動量(積算値)を、長さL2の入力として受け付ける。
以上、印刷領域Aの副走査方向の長さL2の入力方法について説明した。そこで、以下、図11を参照しながら、印刷装置100の制御部190が実行する入力処理を説明する。
入力処理とは、上述した、印刷領域Aの副走査方向の長さL2の入力方法を実現するための処理である。入力処理は、ユーザが操作部130を介して入力処理を行う指示を入力したことを契機に、又は、後述する印刷処理の途中に実行される。
まず、制御部190の入力受付部191は、ROM150に記憶されているプログラムに基づいて、RAM160に記憶されている入力モード選択画面(不図示)を表示部140に表示させる(ステップS101)。ユーザは、入力モード選択画面が表示部140に表示されている状態において、操作部130を操作して、第1の入力モード、第2の入力モード、第3の入力モードのいずれかを選択する。
制御部190の入力受付部191は、選択された入力モードが第3の入力モードであるか否かを判別する(ステップS102)。
制御部190の入力受付部191は、第3の入力モードが選択されたと判別した場合(ステップS102;Yes)、第3の入力モードの操作画面を表示部140に表示させる(ステップS103)。
具体的には、制御部190の入力受付部191は、まず、図10(A)に示す操作画面を表示部140に表示させる。この状態において、操作部130のOKボタンが押下されると、制御部190の入力受付部191は、図10(B)に示す操作画面を表示部140に表示させる。この際、制御部190の入力受付部191は、移動検出部120を起動させて印刷装置100の移動を検出可能な状態にする。
制御部190の入力受付部191は、印刷装置100の移動が停止して、移動検出部120が検出する移動量が検出されなくなると、図10(C)に示す操作画面を表示部140に表示させる。この状態において、操作部130のFinishボタンが押下されると、制御部190の入力受付部191は、スキャンが完了したものとして、移動検出部120の検出可能な状態を終了させる。
制御部190の入力受付部191は、操作部130のOKボタンが押下されてからFinishボタンが押下されるまでの間に移動検出部120が検出した移動量(積算値)を、長さL2として設定する(ステップS104)。なお、設定された長さL2はRAM160に記憶される。
一方、制御部190の入力受付部191は、第3の入力モードが選択されていないと判別した場合(ステップS102;No)、選択された入力モードが第2の入力モードであるか否かを判別する(ステップS105)。
制御部190の入力受付部191は、第2の入力モードが選択されたと判別した場合(ステップS105;Yes)、図8に示す第2の入力モードの操作画面を表示部140に表示させる(ステップS106)。
制御部190の入力受付部191は、操作部130を介してユーザの印刷領域Aの長さの入力操作を受け付ける。制御部190の入力受付部191は、入力された印刷領域Aの長さを、長さL2として設定する(ステップS107)。なお、設定された長さL2はRAM160に記憶される。
一方、制御部190の入力受付部191は、第2の入力モードが選択されていないと判別した場合(ステップS105;No)、図7に示す第1の入力モードの操作画面を表示部140に表示させる(ステップS108)。
制御部190の入力受付部191は、操作部130を介してユーザの用紙サイズの選択操作を受け付ける。制御部190の入力受付部191は、選択された用紙サイズに対応する長さを、長さL2として設定する(ステップS109)。なお、設定された長さL2はRAM160に記憶される。
以上、印刷装置100の制御部190が実行する入力処理を説明した。以下、図12を参照しながら、印刷装置100の制御部190が実行する印刷処理について説明する。印刷処理は、ユーザが操作部130を介して印刷を実行する指示を入力した場合に、制御部190が応答することによって実行される。
印刷処理が実行されると、まず、制御部190は、印刷画像B1を登録させるための登録画面(不図示)を表示部140に表示させ、印刷画像B1の登録を受け付ける(ステップS201)。
例えば、制御部190は、RAM160に記憶されている複数の印刷画像B1を表示部140に表示させて、それらの複数の印刷画像B1のうちのいずれかをユーザに選択させる。なお、制御部190は、通信部110を介して外部装置から印刷画像B1を示すデータを受信して、それを印刷画像B1として登録するように構成されてもよい。
次に制御部190の入力受付部191は、上述した図11に示す入力処理を実行して、印刷領域Aの長さL2の入力を受け付ける(ステップS202)。なお、この入力処理は、前回に入力された長さL2をそのまま継続して使用される場合には、ユーザ操作に応じてスキップされてもよい。
入力処理が終了すると、制御部190の印刷位置設定部192は、印刷画像B1の印刷開始位置を設定する(ステップS203)。
具体的には、制御部190の印刷位置設定部192は、RAM160に記憶されている印刷画像B1の副走査方向の長さL1と、RAM160に記憶されている印刷領域Aの副走査方向の長さL2とに基づいて、オフセット長さL4を算出する。制御部190の印刷位置設定部192は、算出されたオフセット長さL4に基づいて印刷開始位置を設定する。
設定された印刷開始位置は、RAM160に記憶される。なお、印刷開始位置の具体的な設定方法は、上述した通りである。
印刷開始位置の設定が完了すると、制御部190は、表示部140に印刷可能となった旨を表示させ、ユーザに印刷可能であることを通知する。また、制御部190の印刷実行部193は、移動検出部120を起動させ、印刷装置100の移動(あるいは移動量)の検出可能な状態にする。
制御部190の印刷実行部193は、移動検出部120において、印刷装置100の移動が検出されたかどうかを判別する(ステップS204)。
移動検出部120が印刷装置100の移動が検出されていないと判別した場合(ステップS204;No)、移動検出部120は移動が検出されるまで移動量の検出を継続する。一方、移動検出部120が印刷装置100の移動が検出されたと判別した場合(ステップS204;Yes)、制御部190の印刷実行部193が印刷部170を制御して、印刷を実行する(ステップS205)。
最初の印刷画像B1については印刷開始位置から印刷するため、印刷画像B5が印刷される。その後は、印刷画像B1を繰り返し印刷する。
制御部190の印刷実行部193は、移動検出部120が検出した印刷装置100の移動量が印刷領域Aの副走査方向の長さL2に達したかどうかを判別する(ステップS206)。
制御部190の印刷実行部193は、検出された移動量が印刷領域Aの副走査方向の長さL2に達したと判別した場合(ステップS206;Yes)、印刷部170の印刷を終了させる。なお、この終了段階において、印刷画像B1は途中まで印刷された状態になるため、印刷画像B6が印刷された状態となる。一方、制御部190の印刷実行部193は、検出された移動量が印刷領域Aの副走査方向の長さL2に達していないと判別した場合(ステップS206;No)、印刷部170の印刷を継続させる。
このような制御によって、印刷部170が印刷画像のすべてを印刷した場合に印刷処理が終了する。印刷画像のすべてとは、例えば、図6(A)の場合、印刷画像B5、複数の印刷画像B1、印刷画像B6である。
以上、印刷装置100の印刷処理を説明した。以下、印刷装置100の使用上の利点を説明する。
まず、本実施形態に係る印刷装置100によれば、一の方向(副走査方向)に同一の文字列、図形等(印刷画像B1)が繰り返すような装飾を施す場合であっても、その繰り返される文字列、図形等(印刷画像B1)の中央部分が印刷領域Aの中央Cに位置するように印刷することができる。そのため、印刷結果B2の外観性を向上することができる。
また、例えば、図6(A)の印刷結果B2に示すように、繰り返される文字列、図形等の中央に、目立たせたい部分(店舗名を示す文字列「ABC百貨店」)が、印刷領域Aの中央Cに配置される。そのため、目立たせたい部分が目立ちやすくなる。また、印刷される装飾は、複数の印刷媒体Sに印刷された場合においても、印刷領域Aの中央にくる部分が変化しない。そのため、複数の印刷媒体Sの装飾の間においてまとまりを維持することができる。
従来の印刷装置を用いて、このような印刷をする場合、ユーザは、印刷領域Aの寸法と、繰り返される文字列、図形等の一区間分の寸法と、を考慮して、印刷開始位置を設定しなければならない。しかし、本実施形態に係る印刷装置100によれば、ユーザは、上記入力方法によって、印刷領域Aの副走査方向の長さL2を入力すればよいだけである。その後は、印刷装置100の印刷位置設定部192が自動的に印刷開始位置を設定するため、ユーザの負担を軽減することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る印刷装置100によれば、ユーザの負担を軽減しつつ、その印刷結果の外観性を向上することができる。
また、本実施形態に係る印刷装置100の第1の入力モードによれば、ユーザは用紙のサイズを選択するだけで印刷領域Aの副走査方向の長さL2を入力することができる。この場合、寸法の規格を有する印刷媒体Sに印刷する場合に適している。
本実施形態に係る印刷装置100の第2の入力モードによれば、ユーザは印刷領域Aの副走査方向の長さL2を任意の数値で入力することができる。この場合、印刷領域Aの副走査方向の長さL2が異なる複数の印刷媒体Sに印刷する場合に適している。
本実施形態に係る印刷装置100の第3の入力モードによれば、ユーザは、印刷装置100を手動走査することによって、印刷領域Aの副走査方向の長さL2を入力することができる。また、印刷領域Aの副走査方向の長さL2を入力するための手動走査は、印刷終了位置から印刷スタート位置に移動させることによって行われる。
この場合、印刷領域Aの副走査方向の長さL2を入力するための手動走査が終了した位置が印刷スタート位置となる。そのため、ユーザは、印刷装置100を配置し直すことなく、その位置から続けて印刷を実行することができる。
以上が実施形態の説明である。なお、上記実施形態は一例であり、各装置の具体的な構成や処理の内容などは、上記実施形態で説明したものに限らず、適宜変更可能である。以下、上記実施形態の変形例について説明する。
(変形例)
上記実施形態の入力受付部191は、第1の入力モードにおいて、RAM160に複数の用紙サイズに対応する長さを記憶させておき、その中からユーザが選択するように構成されている。しかし、本発明はこれに限られない。
例えば、複数の用紙サイズに対応する長さではなく、名刺、包装紙等の様々な長さに対応する複数の予め定められた長さであってもよい。すなわち、上記実施形態の入力受付部191は、第1の入力モードにおいて、複数の予め定められた長さをRAM160に記憶させておき、その中からユーザが選択するように構成されてもよい。
上記実施形態の入力受付部191は、第3の入力モードにおいて、移動検出部120が検出した移動量を印刷領域Aの副走査方向の長さL2としている。しかし、本発明はこれに限られない。
例えば、入力受付部191は、第3の入力モードにおいて、移動検出部120が検出した移動量に、予め定められた倍率を乗算した値を、印刷領域Aの副走査方向の長さL2として受け付けるように構成されてもよい。
例えば、ユーザは印刷装置100を印刷領域Aの中央Cから印刷領域Aの端部まで手動走査し、入力受付部191はその手動走査において移動検出部120が検出した移動量の2倍の長さを印刷領域Aの副走査方向の長さL2としてもよい。この場合、ユーザが長さL2を入力するための印刷装置100を手動走査において移動させる距離を短くすることができる。そのため、印刷領域Aの副走査方向の長さL2が長い場合に適している。
また、入力受付部191は、第3の入力モードにおいて、移動検出部120が検出した移動量に、予め定められた自装置の寸法に基づく長さを加えた値を、印刷領域Aの副走査方向の長さL2として受け付けるように構成されてもよい。
例えば、図13は、このような変形例に係る印刷装置200の第3の入力モードにおける手動走査方法を示している。ここで、印刷装置200の副走査方向の寸法を幅Wと定義する。なお、印刷装置200の構成は、実施形態に係る印刷装置100の構成に比べて、入力受付部191の第3の入力モードにおける機能が異なるだけである。そのため、印刷装置200の構成要素には、実施形態に係る印刷装置100の構成要素と同一の符号を付して説明する。
この場合、ユーザは、最初に、印刷装置200の移動検出部120を印刷領域Aの印刷終了位置(右端)に合わせるのではなく、印刷装置200の端部(右端)を印刷領域Aの印刷終了位置(右端)に合わせる。ユーザは、印刷装置200の移動検出部120に、その位置から印刷装置100の端部(左端)が印刷領域Aの印刷スタート位置(左端)に達するまでの移動量を検出させる。この移動量は、図13に示される長さL5に相当する。
印刷装置200の入力受付部191は、検出された移動量である長さL5に幅Wを加えた値を、印刷領域Aの副走査方向の長さL2として受け付ける。なお、長さL5と幅Wの和は、実質的に長さL2と同じ長さである。
通常、移動検出部120は、印刷装置100、200の端部(右端または左端)に設けられることはなく、かつ印刷装置100、200の下部の中央付近に設けられる。そのため、ユーザは、移動検出部120が図9に示すように印刷領域Aの端部に位置しているかどうかを把握しにくい場合がある。また、図9に示すように、印刷装置100は、手動走査時に、印刷媒体Sからはみ出すことがある。
この点、上記の変形例によれば、ユーザは印刷領域Aの副走査方向の長さL2を入力する際に、印刷装置200の端部(右端または左端)を印刷領域Aの端部に合わせればよい。そのため、ユーザは、移動検出部120が印刷領域Aの端部に位置しているかどうかを把握しなくてもよい。また、図13に示すように、印刷装置200は、手動走査時に印刷媒体Sの内側に位置するため、印刷媒体Sからはみ出すことがない。この場合、印刷装置100が印刷媒体Sに乗り上げたり、印刷媒体Sから乗り降りたりしないため、手動走査が容易になる。
以上説明したように、印刷装置100、200の入力受付部191は、必ずしも移動検出部120によって検出された移動量を長さL2として受け付ける必要はない。印刷装置100、200の入力受付部191は、移動検出部120によって検出された移動量に基づく値を長さL2として受け付ける構成であればよい。
印刷装置100、200の入力処理または印刷処理において、ユーザは手動走査を行う。この手動走査は、印刷装置100、200を副走査方向に移動させるものである。もし、ユーザが、印刷装置100、200が副走査方向に沿った移動を行わなければ、印刷及び長さL2の入力が正確に行われない。そのため、このような問題発生を防止するために、印刷装置100、200が副走査方向にのみ移動するように、印刷装置100、200に移動方向を規制する部材を設けてもよい。
上記実施形態において、印刷装置100は、図6(A)に示すように、印刷画像B1の全部ではなく、印刷画像B1の一部である印刷画像B5、B6をも印刷している。しかし、本発明は、これに限られない。例えば、印刷装置100は、印刷画像B5、B6を印刷しない構成にしてもよい。この場合、印刷装置100は、整数個の印刷画像B1のみを印刷する。
上記実施形態において、印刷装置100は手動走査型の印刷装置である。しかし、印刷装置100は、据置型の印刷装置であってもよい。ただし、印刷装置100は手動走査型の印刷装置である方が好ましい。手動型の印刷装置であれば、印刷媒体Sがすでに印刷された書面などである場合に、追加的に装飾的な印刷を行う場合に適しているからである。
印刷装置100の制御部190が実行する入力処理、印刷処理等は、図11、図12に示すフローチャートに限らず、適宜変更可能である。例えば、各ステップの順番を変更してもよい。
上記実施形態において、ROM150に記憶されるデータは、RAM160に記憶されてもよい。RAM160に記憶されるデータは、ROM150に記憶されてもよい。
上記実施形態において、印刷装置100は、RAM160に記憶されている印刷画像B1を示すデータを繰り返し読み出して印刷を実行している。しかし、本発明はこのような印刷方法に限られない。例えば、RAM160に印刷画像B1が副走査方向に複数個配列された印刷画像を予め記憶させておき、印刷装置100が、その複数個配列された印刷画像のうち、印刷領域Aの副走査方向の長さL2に相当する分だけ抽出して印刷するようにしてもよい。この場合、印刷装置100の制御部190は、印刷位置設定部192が設定した印刷開始位置に基づいて、RAM160に記憶されている印刷画像の一部をトリミングする処理を行う。
上記実施形態において、印刷位置設定部192は、印刷領域Aの長さL2が印刷画像B1の長さL1より長い場合に、印刷領域Aの一の方向の中央に印刷画像B1の一の方向の中央部分が配置されるように、印刷領域Aにおける印刷画像B1の印刷位置を設定している。
しかし、印刷位置設定部192は、印刷領域Aの長さL2が印刷画像B1の長さL1より短い場合においても、印刷領域Aの一の方向の中央に印刷画像B1の一の方向の中央部分が配置されるように、印刷領域Aにおける印刷画像B1の印刷位置を設定してもよい。この場合、例えば、重要な文字列が印刷画像B1の中央部分に配置されている場合において、印刷領域Aに印刷画像B1が0.7個分しか入らない場合であっても、その重要な文字列を印刷領域Aの中央に配置して印刷することができる。
また、上記実施形態の入力処理、印刷処理等は、印刷装置100によって実現されるのではなく、例えば、コンピュータがプログラムを実行することで実現してもよい。かかるプログラムは、USB(Universal Serial Bus)メモリ、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、HDD(Hard Disc Drive)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータにダウンロードされてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態及び変形例について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲が含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
印刷媒体に対して相対的に移動されているときに、前記印刷媒体の印刷領域に印刷画像を一の方向に沿って印刷する印刷部と、
前記印刷領域の前記一の方向の長さの入力を受け付ける入力受付部と、前記印刷領域の前記一の方向の中央に前記印刷画像の前記一の方向の中央部分が配置されるように、前記印刷領域における前記印刷画像の印刷位置を前記印刷領域の前記一の方向の長さに基づいて設定する印刷位置設定部と、を有する制御部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
(付記2)
前記印刷位置設定部は、前記印刷部が前記印刷領域に前記印刷画像を前記一の方向に沿って繰り返し印刷する場合に、前記印刷領域の前記一の方向の中央に前記印刷画像の前記一の方向の中央部分が配置されるように、前記印刷画像の印刷開始位置を前記印刷領域の前記一の方向の長さに基づいて設定し、
前記制御部は、前記印刷部が、前記印刷領域に、前記印刷画像を前記印刷開始位置から繰り返して印刷するように、前記印刷部を制御する、
ことを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
(付記3)
複数の予め定められた長さを記憶する記憶部をさらに備え、
前記入力受付部は、ユーザによって選択された、前記記憶部に記憶された複数の予め定められた長さのいずれかを、前記印刷領域の前記一の方向の長さとして受け付ける、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の印刷装置。
(付記4)
前記入力受付部は、ユーザによって入力された数値を、前記印刷領域の前記一の方向の長さとして受け付ける、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の印刷装置。
(付記5)
前記印刷装置の前記印刷媒体に対する移動を検出する移動検出部をさらに備え、
前記入力受付部は、前記移動検出部によって検出された前記一の方向の移動量に基づく値を、前記印刷領域の前記一の方向の長さとして受け付ける、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の印刷装置。
(付記6)
前記入力受付部は、前記移動検出部によって検出された移動量に、予め定められた倍率を乗算した値を、前記印刷領域の前記一の方向の長さとして受け付ける、
ことを特徴とする付記5に記載の印刷装置。
(付記7)
前記入力受付部は、前記移動検出部によって検出された移動量に、前記印刷装置の寸法に基づく長さを加えた値を、前記印刷領域の前記一の方向の長さとして受け付ける、
ことを特徴とする付記5に記載の印刷装置。
(付記8)
印刷装置の印刷方法であって、
前記印刷装置は、印刷媒体に対して相対的に移動されているときに、前記印刷媒体の印刷領域に印刷画像を一の方向に沿って印刷する印刷部を備え、
前記印刷領域の前記一の方向の長さの入力を受け付ける入力受付ステップと、
前記印刷領域の前記一の方向の中央に前記印刷画像の前記一の方向の中央部分が配置されるように、前記印刷領域における前記印刷画像の印刷位置を前記印刷領域の前記一の方向の長さに基づいて設定する印刷位置設定ステップと、
を含むことを特徴とする印刷方法。
(付記9)
印刷装置を制御するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
前記印刷装置は、印刷媒体に対して相対的に移動されているときに、前記印刷媒体の印刷領域に印刷画像を一の方向に沿って印刷する印刷部を備え、
前記コンピュータにおいて、
前記印刷領域の前記一の方向の長さの入力を受け付けさせ、
前記印刷領域の前記一の方向の中央に前記印刷画像の前記一の方向の中央部分が配置されるように、前記印刷領域における前記印刷画像の印刷位置を前記印刷領域の前記一の方向の長さに基づいて設定させる、
ことを特徴とするプログラム。
100,200…印刷装置、110…通信部、120…移動検出部、130…操作部、140…表示部、150…ROM、160…RAM、170…印刷部、180…計時部、190…制御部、191…入力受付部、192…印刷位置設定部、193…印刷実行部

Claims (9)

  1. 印刷媒体に対して相対的に移動されているときに、前記印刷媒体の印刷領域に印刷画像を一の方向に沿って印刷する印刷部と、
    前記印刷領域の前記一の方向の長さの入力を受け付ける入力受付部と、前記印刷領域の前記一の方向の中央に前記印刷画像の前記一の方向の中央部分が配置されるように、前記印刷領域における前記印刷画像の印刷位置を前記印刷領域の前記一の方向の長さに基づいて設定する印刷位置設定部と、を有する制御部と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷位置設定部は、前記印刷部が前記印刷領域に前記印刷画像を前記一の方向に沿って繰り返し印刷する場合に、前記印刷領域の前記一の方向の中央に前記印刷画像の前記一の方向の中央部分が配置されるように、前記印刷画像の印刷開始位置を前記印刷領域の前記一の方向の長さに基づいて設定し、
    前記制御部は、前記印刷部が、前記印刷領域に、前記印刷画像を前記印刷開始位置から繰り返して印刷するように、前記印刷部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 複数の予め定められた長さを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記入力受付部は、ユーザによって選択された、前記記憶部に記憶された複数の予め定められた長さのいずれかを、前記印刷領域の前記一の方向の長さとして受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記入力受付部は、ユーザによって入力された数値を、前記印刷領域の前記一の方向の長さとして受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷装置の前記印刷媒体に対する移動を検出する移動検出部をさらに備え、
    前記入力受付部は、前記移動検出部によって検出された前記一の方向の移動量に基づく値を、前記印刷領域の前記一の方向の長さとして受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  6. 前記入力受付部は、前記移動検出部によって検出された移動量に、予め定められた倍率を乗算した値を、前記印刷領域の前記一の方向の長さとして受け付ける、
    ことを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記入力受付部は、前記移動検出部によって検出された移動量に、前記印刷装置の寸法に基づく長さを加えた値を、前記印刷領域の前記一の方向の長さとして受け付ける、
    ことを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  8. 印刷装置の印刷方法であって、
    前記印刷装置は、印刷媒体に対して相対的に移動されているときに、前記印刷媒体の印刷領域に印刷画像を一の方向に沿って印刷する印刷部を備え、
    前記印刷領域の前記一の方向の長さの入力を受け付ける入力受付ステップと、
    前記印刷領域の前記一の方向の中央に前記印刷画像の前記一の方向の中央部分が配置されるように、前記印刷領域における前記印刷画像の印刷位置を前記印刷領域の前記一の方向の長さに基づいて設定する印刷位置設定ステップと、
    を含むことを特徴とする印刷方法。
  9. 印刷装置を制御するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記印刷装置は、印刷媒体に対して相対的に移動されているときに、前記印刷媒体の印刷領域に印刷画像を一の方向に沿って印刷する印刷部を備え、
    前記コンピュータにおいて、
    前記印刷領域の前記一の方向の長さの入力を受け付けさせ、
    前記印刷領域の前記一の方向の中央に前記印刷画像の前記一の方向の中央部分が配置されるように、前記印刷領域における前記印刷画像の印刷位置を前記印刷領域の前記一の方向の長さに基づいて設定させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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