JP2018099268A - 商品ホルダ - Google Patents

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大原 勝哲
Katsutetsu Ohara
勝哲 大原
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Abstract

【課題】商品ホルダ1において、組み立てが容易で、商品2を安定して保持できるようにする。【解決手段】商品ホルダ1は、垂壁板3の下側に、商品2を露呈した状態で保持するための保持枠4が前に張り出すように設けられる。垂壁板3は、一枚の短冊状の板紙100が長手方向の所定位置を屈曲起点5として2枚に折り重ねられるとともに前板部6と後板部7とがそれらの自由端側の所定位置で貼着されたものとされる。保持枠4は、前板部6の非貼着部位と後板部7の非貼着部位とが互いに引き離されるように複数ヶ所で折り曲げられることにより、少なくとも商品嵌め入れ用の上開口4eを有する傾斜天面4aと底面4bと後面4cとで囲むように立体化されたものとされる。屈曲起点5が底面4bに配置されるように、前板部6の非貼着部位から傾斜天面4aと前方底面部4b1とが画定されているとともに、後板部7の非貼着部位から後面4cと後方底面部4b2とが画定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、一枚の短冊状の板紙から形成される商品ホルダに関する。
特許文献1には、化粧液などを収容した小瓶やチューブ形状の商品を露呈した状態で保持する商品ホルダが開示されている。
この商品ホルダは、一枚の短冊状の板紙を折り曲げることにより、箱状の商品収納部を形成し、前記板紙の長手方向一端側の差込片を長手方向途中の切り込みに挿入することで、組み立てられるようになっている。なお、前記長手方向一端側を前記長手方向途中に接着することも可能との記載がある。
特許文献2の陳列用具は、一枚のシートを折り曲げることにより、背板部の下部に傾斜部を形成するとともに、背板部の上下方向の途中にコ字状折り曲げ部を形成した構成になっている。なお、前記傾斜部には切欠き穴が設けられており、前記コ字状折り曲げ部には穴部が設けられている。前記傾斜部は、前記背板部に接着されていない。
そして、前記陳列用具は、前記商品の下部を前記傾斜部の切り欠き穴に嵌め入れてから、前記コ字状折り曲げ部を倒すことにより、当該コ字状折り曲げ部の前記穴部を前記商品の上部に嵌め入れて、前記商品を露呈した状態で保持するようになっている。
特許文献3のディスプレイカートンは、一枚のブランクを側面視で二等辺三角形とするように折り曲げられた構成になっている。なお、前面板の自由端と後面板の自由端とは、接着されていない。
そして、前記ディスプレイカートンの前面板と後面板とにそれぞれ設けられている2つの開口部に跨って、前記商品を露呈した状態で保持するようになっている。
特許第4660923号公報 特許第3459382号公報 特許第5821373号公報
上記特許文献1の商品ホルダは、折り曲げて箱状の商品収納部を形成してから、その形を保つように差込片を切込みに挿入するようにするか、あるいは前記板紙の長手方向一端側を前記長手方向途中に接着するようにしている。そのため、この商品ホルダの組み立て作業の一部または全部を機械加工化することは困難であり、商品ホルダの組み立てに手間がかかることが懸念される。
また、上記特許文献2の陳列用具は、前記背板部から前記傾斜部と前記コ字状折り曲げ部とを折り曲げてから、前記傾斜部の前記切欠き穴に前記商品の下部を嵌め入れるとともに、前記コ字状折り曲げ部の前記穴部を前記商品の上部に嵌め入れることによって、陳列用具の形を保つとともに自立させるようにしている。
さらに、特許文献3のディスプレイカートンは、前記一枚のブランクを側面視で二等辺三角形とするように折り曲げてから、前記前面板の開口部と前記後面板の開口部とに跨って商品を嵌め入れることによって、当該ディスプレイカートンの形を保つとともに自立させるようにしている。
これら特許文献2,3の場合、前記商品を嵌め入れるまでの間、陳列用具やディスプレイカートン等の形を保つことができないので、それらの組み立て作業と前記商品を嵌め入れるときの作業とを同時に行う必要があるので、それらの作業の一部または全部を機械加工化することは困難であり、商品ホルダの組み立てに手間がかかることが懸念される。
このような事情に鑑み、本発明は、一枚の短冊状の板紙から形成される商品ホルダにおいて、組み立てが容易で、商品を安定して保持できるようにすることを目的としている。
本発明は、一枚の短冊状の板紙から形成される商品ホルダであって、垂壁板の下側に、商品を露呈した状態で保持するための保持枠が前に張り出すように設けられており、前記垂壁板は、前記板紙が長手方向の所定位置を屈曲起点として2枚に折り重ねられるとともに当該折り重ねにより得られる前板部と後板部とがそれらの自由端側の所定部位で貼着されたものとされ、前記保持枠は、前記前板部の非貼着部位と前記後板部の非貼着部位とが互いに引き離されるように複数ヶ所で折り曲げられることにより、少なくとも商品嵌め入れ用の上開口を有する傾斜天面と底面と後面とで囲むように立体化されたものとされ、前記屈曲起点が前記底面に配置されるように、前記前板部の非貼着部位から前記傾斜天面と前記底面の前方部とが画定されているとともに、前記後板部の非貼着部位から前記後面と前記底面の後方部とが画定されている、ことを特徴としている。
なお、前記山折り目(正折り目とも言う)とは、前記板紙の表面つまり組立後の商品ホルダの外面となる面が凸になる折り目のことを意味しており、また、前記谷折り目(逆折り目とも言う)とは、前記とは逆に凹になる折り目のことを意味している。
このような構成の商品ホルダの場合、一枚の短冊状の板紙を2枚に折り重ねるとともに前記前板部と前記後板部とをそれらの自由端側の所定部位で貼着することにより前記垂壁板を形成しておいてから、前記前板部の非貼着部位と前記後板部の非貼着部位とを互いに引き離すように複数ヶ所で折り曲げることにより、前記保持枠を立体化して形成するようにしている。
このように、前記保持枠を立体化する前に貼着作業を行う形態にしているので、当該貼着作業を機械加工化つまり自動化することが可能になって、前記折り曲げ作業のみを人手で行えばよくなる。しかも、前記人手となる折り曲げ作業は比較的容易に行えるようになる。これらの結果として、本発明に係る商品ホルダの生産効率を高めることが可能になる。
また、上記構成の商品ホルダでは、前記垂壁板の下側に前に張り出すように設けられる保持枠に商品の下部を嵌め入れて保持させる形態にしているから、商品が安定して保持されるようになる。
ところで、前記前板部において前記貼着された部位と非貼着部位との境目には、前記板紙の短手方向に沿う前側谷折り目が設けられており、前記前板部の前記非貼着部位には、前記板紙の短手方向に沿う前側山折り目が設けられており、前記後板部の非貼着部位には、前記板紙の短手方向に沿う後側山折り目が設けられており、前記前側谷折り目が谷折りされるとともに前記前側山折り目と前記後側山折り目とが山折りされることにより、前記前側谷折り目から前記前側山折り目までの領域が前記傾斜天面とされ、前記前側山折り目から前記屈曲起点までの領域が前記底面の前方部とされ、前記後側山折り目から前記屈曲起点までの領域が前記底面の後方部とされ、前記後板部において前記前側谷折り目に対応する位置から前記後側山折り目までの領域が前記後面とされ、前記傾斜天面の長さ(前記板紙の長手方向に沿う寸法)と前記底面の前方部の長さ(前記板紙の長手方向に沿う寸法)との和が、前記後面の長さ(前記板紙の長手方向に沿う寸法)と前記底面の後方部の長さ(前記板紙の長手方向に沿う寸法)との和に等しく設定されている、構成とすることができる。
ここでは、前記保持枠を立体化する際の折り曲げ形態を特定している。これにより、折り曲げ作業が比較的容易であることが明らかになる。
また、前記傾斜天面において前記前側山折り目寄りの位置には、前記板紙の短手方向に沿う第2の前側山折り目がさらに設けられており、前記第2の前側山折り目が山折りされることにより当該第2の前側山折り目から前記前側山折り目までの領域が垂壁状の前面とされている、構成とすることが好ましい。
この構成では、前記保持枠に前記垂壁状の前面が設けられることによって、前記商品の下部の嵌め入れ深さを可及的に深くすることが可能になる。これにより、前記商品の保持性が向上する。
また、前記垂壁板において前記保持枠よりも上側の領域には、前記商品の上部を包み込むように加熱収縮されることにより保持するためのシュリンクフィルムが設けられている、構成とすることが好ましい。
この構成では、前記保持枠と前記シュリンクフィルムとによって前記商品の上下2ヶ所が拘束されるようになる。これにより、前記商品の保持安定性が向上する。
また、前記底面には、前記商品の底面に付記される情報を露呈するための下開口が設けられている、構成とすることが好ましい。
この構成では、前記保持枠に前記商品を保持させた状態でも、前記底面に設けてある下開口から当該商品の底面に付記される情報が露呈することになる。これにより、前記保持枠に前記商品を保持させた状態でも、前記商品の情報を目視確認することが可能になる。
本発明に係る商品ホルダは、その組み立てが容易で、商品を安定して保持することが可能になる。その結果として、本発明に係る商品ホルダは、比較的安価に形成できて、商品を見た目良く陳列することが可能になる。
本発明に係る商品ホルダの一実施形態の外観を示す斜視図である。 図1の商品ホルダに商品を嵌め入れた状態を示す斜視図である。 図1の商品ホルダを側面から見た図である。 図1の商品ホルダの板紙を示す平面展開図である。 図2の商品ホルダの組立初期段階を示す側面図である。 図5の続きで組立途中段階を示す側面図である。 図6の続きで組立完了段階を示す側面図である。 本発明に係る商品ホルダの他の実施形態の外観を示す斜視図である。 図8の商品ホルダを側面から見た図である。 図8の商品ホルダの板紙を示す平面展開図である。 図8の商品ホルダの組立初期段階を示す側面図である。 図11の続きで組立途中段階を示す側面図である。 図12の続きで組立完了段階を示す側面図である。 本発明に係る商品ホルダのさらに他の実施形態の外観を示す斜視図である。 本発明に係る商品ホルダのさらに他の実施形態の外観を示す斜視図である。 本発明に係る商品ホルダのさらに他の実施形態の外観を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図7に、本発明の一実施形態を示している。図中、1は商品ホルダの全体を示している。
商品ホルダ1は、図4に示すように打ち抜き加工された一枚の短冊状の板紙(コートボール)100を、折り曲げ作業と貼着作業とを経て形成されるものであって、垂壁板3の下側に商品2を露呈した状態で保持するための保持枠4が前に張り出すように設けられている。
商品2は、例えば縦長円柱形であって、円筒形容器2aの上部に有底円筒形の蓋2bが開閉可能に装着された構成になっている。但し、商品ホルダ1に取り付ける商品2の形状については、特に限定されるものではなく、例えばチューブ形状や、断面が三角形の容器など、任意とすることができる。
垂壁板3は、1枚の短冊状の板紙100が長手方向(縦方向とも言う)の略中央位置を屈曲起点5として2枚に折り重ねて形成されているとともに、前板部6の自由端から長手方向の所定位置までの所定部位と後板部7の自由端から長手方向の所定位置までの所定部位とが適宜の接着剤等により貼着されており、それ以外の領域は非貼着とされている。
なお、屈曲起点5を「略中央位置」としているのは、屈曲起点5を板紙100の長手方向の「中央位置」に設定することにより前板部6の自由端と後板部7の自由端とを「ぴったり」に重ねるように貼着する場合と、屈曲起点5を前記「中央位置」から適宜ずらすように設定することにより後板部7を前板部6よりも数ミリ低い位置とするように貼着する場合とを含めるためである。
保持枠4は、2枚に折り重ねられた垂壁板3の非貼着部位、つまり前板部6と後板部7とを貼着していない部位を互いに引き離すように複数ヶ所で適宜に折り曲げることにより、傾斜天面4aと底面4bと前面4dと後面4cとで囲むように立体化されている。
前板部6において保持枠4の上側の領域には、商品2の上部を包み込むように加熱収縮されることにより保持するためのシュリンクフィルム8が設けられている。
このシュリンクフィルム8は、筒状に形成されており、商品ホルダ1に商品2を取り付ける前に、2枚に折り畳まれたうえで、その片面が垂壁板3の前板部6に貼り付けられている。なお、シュリンクフィルム8の大きさは、保持対象となる商品2の大きさ(高さ、幅)に合わせて適宜設定することが好ましい。
なお、垂壁板3の前板部6および後板部7の外表面や、保持枠4の傾斜天面4a、底面4b、前面4dならびに後面4cの外表面には、商品2の名称、取り扱い説明等の情報を適宜に付記することが可能になっている。
ところで、垂壁板3を2枚に折り重ねるための条件として、前板部6の非貼着部位および後板部7の非貼着部位の各長さ(板紙100の長手方向に沿う寸法)X,Y(下記参照)を略等しく設定する必要がある。
そのようにした場合には、前板部6の非貼着部位および後板部7の非貼着部位を互いに引き離すように膨らませて立体化することにより保持枠4を形成するための条件として、屈曲起点5を底面4bに配置することにより、底面4bを前方部(以下、前方底面部と言う)4b1と後方部(以下、後方底面部と言う)4b2とに分ける必要がある。
このようなことから、前板部6の非貼着部位の長さXについては、図3に示すように、傾斜天面4aの長さ(板紙100の長手方向に沿う寸法)X1と前面4dの長さ(板紙100の長手方向に沿う寸法)X2と前方底面部(屈曲起点5から第1の前側山折り目6bまでの領域)4b1の長さX3との和となるように設定される。
一方、後板部7の非貼着部位の長さYについては、図3に示すように、後面4cの長さ(板紙100の長手方向に沿う寸法)Y1と後方底面部(屈曲起点5から後側山折り目7aまでの領域)4b2の長さY2との和となるように設定される。
つまり、この実施形態では、X=X1+X2+X3、Y=Y1+Y2に設定して、X1+X2+X3=Y1+Y2に設定している。なお、この実施形態の商品ホルダ1では、「X1+X2+X3=Y1+Y2」となるように設定することが最も好ましいが、機械加工上の貼着のズレによって、「X1+X2+X3>Y1+Y2」または「X1+X2+X3<Y1+Y2」となっていてもよい。具体的には、前記ズレについては例えば「3mm以内」であることが好ましい。
そして、前板部6の非貼着部位および後板部7の非貼着部位を互いに引き離すように立体化するときの作業を容易とするために、前板部6において貼着部位と非貼着部位との境目に前側谷折り目6aが設けられており、前板部6の非貼着部位に第1、第2の前側山折り目6b,6cが設けられており、後板部7の非貼着部位に1つの後側山折り目7aが設けられている。これらの折り目は、すべて板紙100の短手方向(横方向とも言う)に沿う直線とされており、互いに離隔して平行に設けられている。
保持枠4を立体化する際には、垂壁板3において、前側谷折り目6aを谷折りするとともに第1、第2の前側山折り目6b,6cおよび後側山折り目7aを山折りしながら、屈曲起点5を平坦に延ばすようにする。
前側谷折り目6aから第2の前側山折り目6cまでの傾斜領域が傾斜天面4aとなる。この傾斜天面4aの横方向中央部位には、商品2を嵌め入れるための上開口4eが設けられている。
第1の前側山折り目6bと後側山折り目7aとの間の領域が底面4bとなる。この底面4bには、商品2の底面に付記される情報(不図示)を露呈するための下開口4fが設けられている。この下開口4fの大きさは、保持される商品2の大きさ(幅)に合わせて適宜設定することが好ましい。また、底面4bには、それを商品ホルダ1の配置台の上に底面4bを浮かすために、脚片10が設けられている。この脚片10は、第1の前側山折り目6bと後側山折り目7aとの近傍に、それぞれ2つのコ字状の切り込み9が板紙100の短手方向に所定間隔をおいて設けられている。
このコ字状の切り込み9は、底面4bの前後方向に対称に形成されている。そして、各切り込み9の一端および他端が底面4bと第1の前側山折り目6bと後側山折り目7aとの上に位置するように設定されており、各切り込み9の中間直線部分が底面4b内に入り込んだ位置に配置されて第1の前側山折り目6bおよび後側山折り目7aと平行になるように形成されている。この切り込み9に囲まれる部位が、前記した脚片10となる。
後板部7において前側谷折り目6aに対応する位置から後側山折り目7aまでの領域が後面4cとなる。
第1の前側山折り目6bから第2の前側山折り目6cまでの領域が前面4dとなる。この前面4dは、垂壁面とされている。
次に、図4〜図7を参照して、上記商品ホルダ1の組立手順を説明する。
まず、図4に示すように打ち抜き加工された一枚の短冊状の板紙100を用意し、それの長手方向に略二分する位置を屈曲起点5として2枚に折り重ねることにより前板部6と後板部7とを得る。
なお、前板部6には、前側谷折り目6aと、第1、第2の前側山折り目6b,6cと、上開口4eとが設けられており、また、後板部7には、後側山折り目7aと、下開口4fとが設けられている。
そこで、前記重ね合わせた前板部6と後板部7とにおいて各自由端側から屈曲起点5寄りに向かう所定位置までの部位を適宜の接着剤で貼着する。この貼着作業は、機械加工で行うことが可能になる。
この後、前側谷折り目6aを谷折りするとともに、第1、第2の前側山折り目6b,6cと、後側山折り目7aとをそれぞれ山折りすることにより、垂壁板3における非貼着部位を互いに引き離すように膨らませながら、屈曲起点5を平坦に延ばすようにする。
これにより、第1の前側山折り目6bと後側山折り目7aとに設けていたコ字状の切り込み9から脚片10が起こされるようになって、底面4bから外側または下側に飛び出す状態になる。
なお、この実施形態では、第1の前側山折り目6bと後側山折り目7aとが略90度とされ、第2の前側山折り目6cが鈍角(例えば120〜150度)とされ、前側谷折り目6aが鋭角(例えば30〜60度)とされている。
上述のようにして組み立てた商品ホルダ1に商品2を取り付ける手順を説明する。
まず、商品2をその下部からシュリンクフィルム8内に差し入れた後、商品2の下部を立体的な保持枠4に嵌め入れ、シュリンクフィルム8を加熱収縮させることによりシュリンクフィルム8を商品2の上部に密着させるようにすれば、商品ホルダ1に商品2をがたつくことなく安定した姿勢で非分離に保持させることができるようになる。
このように商品2を保持させた商品ホルダ1は、店頭の棚上等に据え置く形態で展示することができる。その他には、図示していないが、垂壁板3の上端に貫通孔を設ければ、商品ホルダ1を吊り下げる形態にすることができるので、商品2を見やすく展示することが可能になる。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態の商品ホルダ1は、一枚の短冊状の板紙100を2枚に折り重ねるとともに前板部6と後板部7とを所定部位で貼着することにより垂壁板3を形成しておいてから、前板部6の非貼着部位と後板部7の非貼着部位とを互いに引き離すように複数ヶ所で折り曲げることにより、保持枠4を立体化して形成するようにしている。
このように、保持枠4を折り曲げて立体化する前に貼着作業を行う形態にしているので、当該貼着作業を機械加工化つまり自動化することが可能になって、前記折り曲げ作業のみを人手で行えばよくなる。しかも、前記人手となる折り曲げ作業は比較的容易に行えるようになる。これらの結果として、本発明に係る商品ホルダ1の生産効率を高めることが可能になるなど、安価に製作することが可能になる。
また、保持枠4に垂壁状の前面4dを設けているので、商品2の底部の嵌め入れ深さを可及的に深くすることが可能になるので、商品2の保持性が向上している。
また、保持枠4とシュリンクフィルム8とによって商品2の上下2ヶ所を拘束する形態にしているので、商品2の保持安定性が向上している。
また、底面4bに下開口4fを設けているので、保持枠4に商品2を保持させた状態でも、当該商品2の底面に付記される情報が下開口4fから露呈することになる。これにより、保持枠4に商品2を保持させた状態でも、商品2の情報を目視確認することが可能になる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)例えば図8から図13に本発明の他の実施形態を示している。この実施形態の商品ホルダ1は、前面4dを排除し、傾斜天面4aを底面4bに直接的に連接させる形態にしている。この傾斜天面4aは、直線的に傾斜する形状になっていて、保持枠4は、側面視でほぼ三角形になっている。
この場合、前板部6の非貼着部位には、前側谷折り目6aと第1の前側山折り目6bとが設けられていて、第2の前側山折り目6cが設けられていない。
そのため、図11〜図13に示すように、商品ホルダ1を組み立てる際には、前側谷折り目6aを谷折りするとともに、第1の前側山折り目6bと後側山折り目7aとを山折りするだけで事足りるから、上記実施形態に比べるとさらに容易な作業で保持枠4を立体化することが可能になる。
(2)例えば図14に本発明のさらに他の実施形態を示している。この実施形態の商品ホルダ1は、上記(1)で示した実施形態の傾斜天面4aが、外向きに張り出すように湾曲して傾斜する形状とされている。
この実施形態の商品ホルダ1の場合には、保持枠4の上開口4eの内周縁に対する商品2の下部の接触長さが上記(1)で示した実施形態に比べると長くなるので、商品2の保持安定性が向上する。
(3)上記実施形態では、前板部6と後板部7とを略同じ長さに設定した場合を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
例えば図15に示すように、前板部6を後板部7よりも短くしたり、あるいは例えば図16に示すように、後板部7を前板部6よりも短くしたり、することが可能である。このような場合においても、上記実施形態と遜色ない効果が得られる。
(4)上記実施形態では、傾斜天面4aの幅方向中間部位に上開口4eおよび下開口4fを設置した場合を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
例えば図示していないが、上開口4eおよび下開口4fは、傾斜天面4aの幅方向いずれか一方側に片寄せて設置することが可能である。
本発明は、一枚の短冊状の板紙から形成される商品ホルダに好適に利用することが可能である。
1 商品ホルダ
2 商品
3 垂壁板
4 保持枠
4a 傾斜天面
4b 底面
4b1 前方底面部
4b2 後方底面部
4c 後面
4d 前面
4e 上開口
4f 下開口
5 屈曲起点
6 前板部
6a 前側谷折り目
6b 第1の前側山折り目
6c 第2の前側山折り目
7 後板部
7a 後側山折り目
8 シュリンクフィルム
9 切り込み
10 脚片
100 板紙
X 前板部6の非貼着部位の長さ
X1 傾斜天面4aの長さ
X2 前面4dの長さ
X3 前方底面部4b1の長さ
Y 後板部7の非貼着部位の長さ
Y1 後面4cの長さ
Y2 後方底面部4b2の長さ

Claims (5)

  1. 一枚の短冊状の板紙から形成される商品ホルダであって、
    垂壁板の下側に、商品を露呈した状態で保持するための保持枠が前に張り出すように設けられており、
    前記垂壁板は、前記板紙が長手方向の所定位置を屈曲起点として2枚に折り重ねられるとともに当該折り重ねにより得られる前板部と後板部とがそれらの自由端側の所定部位で貼着されたものとされ、
    前記保持枠は、前記前板部の非貼着部位と前記後板部の非貼着部位とが互いに引き離されるように複数ヶ所で折り曲げられることにより、少なくとも商品嵌め入れ用の上開口を有する傾斜天面と底面と後面とで囲むように立体化されたものとされ、
    前記屈曲起点が前記底面に配置されるように、前記前板部の非貼着部位から前記傾斜天面と前記底面の前方部とが画定されているとともに、前記後板部の非貼着部位から前記後面と前記底面の後方部とが画定されている、ことを特徴とする商品ホルダ。
  2. 請求項1に記載の商品ホルダにおいて、
    前記前板部において前記貼着された部位と非貼着部位との境目には、前記板紙の短手方向に沿う前側谷折り目が設けられており、前記前板部の前記非貼着部位には、前記板紙の短手方向に沿う前側山折り目が設けられており、
    前記後板部の非貼着部位には、前記板紙の短手方向に沿う後側山折り目が設けられており、
    前記前側谷折り目が谷折りされるとともに前記前側山折り目と前記後側山折り目とが山折りされることにより、前記前側谷折り目から前記前側山折り目までの領域が前記傾斜天面とされ、前記前側山折り目から前記屈曲起点までの領域が前記底面の前方部とされ、前記後側山折り目から前記屈曲起点までの領域が前記底面の後方部とされ、前記後板部において前記前側谷折り目に対応する位置から前記後側山折り目までの領域が前記後面とされ、
    前記傾斜天面の長さ(前記板紙の長手方向に沿う寸法)と前記底面の前方部の長さ(前記板紙の長手方向に沿う寸法)との和が、前記後面の長さ(前記板紙の長手方向に沿う寸法)と前記底面の後方部の長さ(前記板紙の長手方向に沿う寸法)との和に等しく設定されている、ことを特徴とする商品ホルダ。
  3. 請求項1または2に記載の商品ホルダにおいて、
    前記傾斜天面において前記前側山折り目寄りの位置には、前記板紙の短手方向に沿う第2の前側山折り目がさらに設けられており、
    前記第2の前側山折り目が山折りされることにより当該第2の前側山折り目から前記前側山折り目までの領域が垂壁状の前面とされている、ことを特徴とする商品ホルダ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の商品ホルダにおいて、
    前記垂壁板において前記保持枠よりも上側の領域には、前記商品の上部を包み込むように加熱収縮されることにより保持するためのシュリンクフィルムが設けられている、ことを特徴とする商品ホルダ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の商品ホルダにおいて、
    前記底面には、前記商品の底面に付記される情報を露呈するための下開口が設けられている、ことを特徴とする商品ホルダ。
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