JP2018098368A - チップインダクタ - Google Patents

チップインダクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2018098368A
JP2018098368A JP2016241773A JP2016241773A JP2018098368A JP 2018098368 A JP2018098368 A JP 2018098368A JP 2016241773 A JP2016241773 A JP 2016241773A JP 2016241773 A JP2016241773 A JP 2016241773A JP 2018098368 A JP2018098368 A JP 2018098368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
chip inductor
external electrode
mounting substrate
inductor according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016241773A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6569654B2 (ja
Inventor
博也 上山
Hiroya Kamiyama
博也 上山
晃弘 大野
Akihiro Ono
晃弘 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2016241773A priority Critical patent/JP6569654B2/ja
Priority to CN201710831635.XA priority patent/CN108231333B/zh
Priority to US15/788,843 priority patent/US10720276B2/en
Publication of JP2018098368A publication Critical patent/JP2018098368A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6569654B2 publication Critical patent/JP6569654B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F17/0013Printed inductances with stacked layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
    • H01F27/292Surface mounted devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/32Insulating of coils, windings, or parts thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/32Insulating of coils, windings, or parts thereof
    • H01F27/323Insulation between winding turns, between winding layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2804Printed windings
    • H01F2027/2809Printed windings on stacked layers
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/181Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/10Details of components or other objects attached to or integrated in a printed circuit board
    • H05K2201/10007Types of components
    • H05K2201/1003Non-printed inductor
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/10Details of components or other objects attached to or integrated in a printed circuit board
    • H05K2201/10613Details of electrical connections of non-printed components, e.g. special leads
    • H05K2201/10621Components characterised by their electrical contacts
    • H05K2201/10636Leadless chip, e.g. chip capacitor or resistor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

【課題】素子の高さ方向の寸法を増大させることなくコイルの巻き数を増やすことができ、浮遊容量を低減させることが可能なチップインダクタを提供する。【解決手段】コイルパターンが設けられた複数の絶縁体層が積層された積層体の内部において、複数のコイルパターンが相互に接続されて積層方向と平行なコイル軸を持つコイルを構成している。積層方向の両端にそれぞれコイルに接続された一対の外部電極が配置されている。積層方向に直交する一方向を上下方向と定義したとき、コイルパターンは、積層体の内部において上側に偏って配置されている。積層方向に直交する仮想平面へのコイルの垂直投影像の少なくとも一部分が、外部電極の垂直投影像と重ならない。【選択図】図2

Description

本発明は、チップインダクタに関する。
チップインダクタの小型化により、コイルと、コイルを実装する実装基板とが近接する。コイルと実装基板とが近接すると、コイルと実装基板の導体パターンとの相互作用が大きくなる。
下記の特許文献1に、コイルで発生する磁束が実装基板の導体パターンと鎖交する度合いを減少させることによりQ値を高めたチップインダクタが開示されている。このチップインダクタは、コイル用導体パターンを形成した複数の絶縁層を積層した積層体を含む。複数のコイル用導体パターンは、絶縁層間で連続して1つのコイルを構成する。積層体の積層方向に対して直角方向の両端部にコイル両端の引き出し部が接続された端子電極が設けられている。積層方向(コイル軸方向)が実装基板に対して垂直になる姿勢で、チップインダクタが実装基板に実装される。
積層体の、実装基板に対向する面を下面とした場合、コイルが積層体の上側に偏った位置に配置されている。コイルと実装基板との距離が長くなるため、コイルで発生する磁束が実装基板の導体パターンと鎖交する度合いが減少する。その結果、インダクタのQ値を高めることができる。
下記の特許文献2にも、コイルを上方側に片寄せて配置したチップインダクタが開示されている。この構成によれば、チップインダクタの外部電極や回路基板と、コイルとの間の浮遊容量が低減するため、共振周波数が高くなる。その結果、インダクタンスの周波数特性が向上する。
下記の特許文献3に、チョークコイルの取り付け位置に対向し、少なくとも幅がチョークコイルの幅以上であって、長さがチョークコイルのコイル部分の長さ以上となる寸法の開口部を実装基板設けた実装構造が開示されている。この開口部の周囲に接地パターンを敷設することによって、実装基板とチョークコイルとの間隙に、実装基板の誘電率より低い誘電率を持つ空気が介在し、浮遊容量成分を低減させることができる。
特開2005−45103号公報 特開2002−260925号公報 特開平9−148143号公報
コイル軸方向と実装基板の実装面とが垂直になる姿勢で、かつ積層体の上側に偏らせてコイルを配置した構成においてコイルの巻き数を増やすと、素子の高さ方向の寸法が大きくなってしまう。逆に、高さ方向の寸法の増大を回避しようとすると、コイルの巻き数を増やすことができないため、大きなインダクタンスを得ることが困難である。
実装基板に開口部を設ける構成では、開口部に相当する位置に配線を配置することができないため、実装基板の配線可能領域が狭くなってしまう。さらに、実装基板に開口部を形成する製造工程が必要になるため、製造コストの点で不利である。
本発明の目的は、実装基板及びチップインダクタの素体において発生する浮遊容量を低減させることが可能なチップインダクタを提供することである。
本発明の第1の観点によるチップインダクタは、
コイルパターンが設けられた複数の絶縁体層が積層され、複数の前記コイルパターンが相互に接続されて積層方向と平行なコイル軸を持つコイルを構成している積層体と、
前記積層方向の両端にそれぞれ配置され、前記コイルに接続された一対の外部電極と
を有し、
前記積層方向に直交する一方向を上下方向と定義したとき、前記コイルパターンは、前記積層体の内部において上側に偏って配置されており、
前記積層方向に直交する仮想平面への前記コイルの垂直投影像の少なくとも上側の一部分が、前記外部電極の垂直投影像と重ならない。
チップインダクタの下側を実装基板に向けて実装基板に実装したときに、コイルパターンが実装面に対して上側に偏って配置されることになるため、コイルと実装基板との距離が遠くなる。これにより、実装基板に設けられた導体とコイルとの間の浮遊容量を低減することができる。積層方向に直交する仮想平面へのコイルの垂直投影像の全域が、外部電極の垂直投影像と重なる構成と比べて、コイルと外部電極との間の浮遊容量を低減することができる。さらに、コイルによって発生する磁束のうち外部電極と交差する成分が少なくなる。これにより、渦電流に起因するQ値の低下を抑制することができる。
本発明の第2の観点によるチップインダクタは、第1の観点によるチップインダクタの構成に加えて、一対の前記外部電極は、前記積層体を基準として下側に偏って配置されており、前記積層体の前記積層方向の両端の表面に形成されている導電膜を含む。
コイルと外部電極とが、相互に反対側に偏って配置されているため、両者の間に発生する浮遊容量を低減することができる。
本発明の第3の観点によるチップインダクタは、第1または第2の観点によるチップインダクタの構成に加えて、
前記積層方向に関して前記コイルパターンの最下端よりも下側において、前記コイルと前記外部電極とが接続されている。
コイルパターンの最下端より下側においてコイルと外部電極とが接続されているため、コイルパターンの最下端において外部電極に接続されている構造に比べて、外部電極の上端を下側にずらすことができる。外部電極の上端を下側にずらすと、コイルと外部電極との間の浮遊容量を小さくすることができる。
本発明の第4の観点によるチップインダクタは、第1から第3の観点によるチップインダクタの構成に加えて、
前記積層方向及び前記上下方向の双方に直交する幅方向に関して、前記コイルの中央部において前記コイルが前記外部電極に接続されている。
複数のチップインダクタが行列状に分布する積層体を、個別のチップインダクタにカットするときに、カット位置が幅方向にずれても、カット位置がコイルと外部電極との接続箇所に重なる事象が生じにくい。このため、コイルと外部電極との接続箇所にカット位置が重なることに起因する信頼性の低下を抑制することができる。
本発明の第5の観点によるチップインダクタは、第1から第4の観点によるチップインダクタの構成に加えて、
一対の前記外部電極が、前記コイルに接続された一対の導電部材を含み、前記導電部材の各々は実装基板に固定される固定部を含み、前記固定部を実装基板に固定すると前記積層体が実装基板から間隔を隔てた状態で実装基板に支持される。
積層体と実装基板との間に間隙が確保されるため、コイルを実装基板から遠ざけることができる。これにより、コイルと実装基板の導体との間の浮遊容量を低減することができる。
本発明の第6の観点によるチップインダクタは、第1から第5の観点によるチップインダクタの構成に加えて、前記積層体の前記上下方向の寸法が、前記積層方向と直交する幅方向の寸法より大きい。
この構成により、コイルを実装基板からより遠ざけることができる。その結果、コイルと実装基板の導体との間の浮遊容量をより小さくすることができる。
チップインダクタの下側を実装基板に向けて実装基板に実装したときに、コイルパターンが実装面に対してコイルパターンが上側に偏って配置されることになるため、コイルと実装基板との距離が遠くなる。これにより、実装基板に設けられた導体とコイルとの間の浮遊容量を低減することができる。積層方向に直交する仮想平面へのコイルの垂直投影像の全域が、外部電極の垂直投影像と重なる構成と比べて、コイルと外部電極との間の浮遊容量を低減することができる。さらに、コイルによって発生する磁束のうち外部電極と交差する成分が少なくなる。これにより、渦電流に起因するQ値の低下を抑制することができる。
図1は、第1の実施例によるチップインダクタの分解斜視図である。 図2Aは、第1の実施例によるチップインダクタの斜視図であり、図2Bは、チップインダクタの概略断面図であり、図2Cは、積層方向に直交する仮想平面への、コイルの垂直投影像及び外部電極の垂直投影像を示す図であり、図2Dは、チップインダクタを実装基板に実装した状態の概略断面図である。 図3A及び図3Bは、それぞれ比較例によるチップインダクタの斜視図及び概略断面図である。 図4Aは、第1の参考例によるチップインダクタの概略断面図であり、図4Bは、第2の参考例によるチップインダクタの概略断面図である。 図5Aは、第1の参考例によるチップインダクタ及び第2の参考例によるチップインダクタの高周波特性を測定するための測定系の概略図であり、図5Bは、測定系の等価回路図であり、図5Cは、透過特性S21の測定結果を示すグラフである。 図6Aは、第2の実施例によるチップインダクタを実装基板に実装した状態の概略断面図であり、図6B及び図6Cは、チップインダクタを実装基板に実装した状態の側面図である。 図7A及び図7Bは、第2の実施例の第1の変形例によるチップインダクタを実装基板に実装した状態の側面図である。 図8Aは、第2の実施例の第1の変形例によるチップインダクタのカット前の積層体の平面図であり、図8Bは、比較例によるチップインダクタのカット前の積層体の平面図である。 図9A、図9B、及び図9Cは、第2の実施例の他の変形例によるチップインダクタの概略断面図である。 図10は、第3の実施例によるチップインダクタを実装基板に実装した状態の概略断面図である。 図11Aは、第4の実施例によるチップインダクタを実装基板に実装した状態の概略断面図であり、図11Bは、第4の実施例によるチップインダクタの側面図である。 図12Aは、第5の実施例によるチップインダクタの斜視図であり、図12B、図12C、及び図12Dは、第5の実施例の変形例によるチップインダクタの正面図である。
[第1の実施例]
図1から図4Cまでの図面を参照して第1の実施例によるチップインダクタについて説明する。
図1は、第1の実施例によるチップインダクタの分解斜視図である。導体からなるコイルパターン15が設けられた複数の絶縁体層10が積層されている。複数の絶縁体層10に設けられた複数のコイルパターン15が相互に接続されてコイル16を構成する。複数のコイルパターン15は、絶縁体層10に設けられたビアを介して積層方向に接続される。コイル16のコイル軸は、積層方向と平行である。
コイルパターン15及び絶縁体層10を含む積層体の積層方向の両端に、それぞれ外部電極12が設けられた絶縁体層11が配置されている。一対の外部電極12は、絶縁体層10、11に設けられたビアを介してコイル16の両端に接続されている。
コイルパターン15は、絶縁体層10及び11を含む積層体20の内部において積層方向に直交する方向(図1において上側を向く方向)に偏って配置されている。外部電極12は、コイルパターン15が偏っている方向とは反対方向(図1において下側を向く方向)に偏って配置されている。
次に、積層体20の製造方法の一例について説明する。まず、絶縁体層10となるフェライトグリーンシートを準備する。フェライトグリーンシートに、積層方向に隣り合うコイルパターン15を相互に接続するためのビアホールを形成する。ビアホールを形成したフェライトグリーンシートにコイルパターン15を印刷する。コイルパターン15が形成されたフェライトグリーンシートを積層して圧着する。圧着された複数のフェライトグリーンシートを切断してチップ化する。切断されたチップを焼成し、焼成されたチップのバレル研磨を行う。最後に、めっき等により外部電極12を形成する。
図2Aは、第1の実施例によるチップインダクタの斜視図である。チップインダクタはほぼ直方体の外形を有する。直方体の長さ方向が、図1に示した絶縁体層10の積層方向に相当する。直方体の高さ方向が、図1の上下方向に相当し、図1に示したコイルパターン15が図2Aにおいて上側に偏って配置されている。チップインダクタの長さ方向(積層方向)の寸法が、高さ方向の寸法及び幅方向の寸法より大きい。
積層方向の両端面に、それぞれ外部電極12が形成されている。外部電極12は、端面の下側に偏って配置されており、積層体20の底面の一部の領域まで覆っている。外部電極12は、例えば銀(Ag)等を主成分とする材料で形成された下地電極に、ニッケル(Ni)めっき及び錫(Sn)めっきを施すことにより形成される。なお、積層体20の側面の一部まで外部電極12が広がった構成としてもよい。
図2Bは、チップインダクタの概略断面図である。積層体20の内部に、上側に偏ってコイル16が配置されている。外部電極12は、積層体20の両端面の下側(積層体20を基準としてコイル16の偏り方向とは反対側)に偏った領域に形成されている。外部電極12の各々は、積層体20の底面の両端近傍の領域まで覆っている。外部電極12は、それぞれコイル16の両端に電気的に接続されている。コイル16と外部電極12との間に浮遊容量C1が発生する。
図2Cは、積層方向に直交する仮想平面50への、コイルパターン15の垂直投影像15P及び外部電極12の垂直投影像12Pを示す図である。コイルパターン15の仮想平面50への垂直投影像15Pは環状の形状を有する。垂直投影像15Pの少なくとも一部分は、外部電極12の垂直投影像12Pと重ならない。特に、垂直投影像15Pの上側の一部分は外部電極12の垂直投影像12Pに重ならない。
図2Dは、第1の実施例によるチップインダクタを実装基板30に実装した状態の概略断面図である。実装基板30の実装面(上面)に実装用の複数のランド31が設けられている。実装面のうちランド31以外の領域はソルダーレジスト等からなる保護絶縁膜32で覆われている。チップインダクタの積層体20の底面に形成されている外部電極12と、ランド31とが、はんだ35で接続されることにより、チップインダクタが実装基板30に実装される。実装基板30の内部または表面に、配線、グランドプレーン等の導体33が配置されている。導体33とコイル16との間に浮遊容量C2が発生する。
[第1の実施例の効果]
次に、図3A及び図3Bに示した比較例と比較しながら、第1の実施例によるチップインダクタの優れた効果について説明する。
第1の実施例では、コイル16のコイル軸が実装基板30の実装面に対して平行な姿勢でチップインダクタが実装される。このため、チップインダクタの高さ方向の寸法を増大させることなくコイル16の巻き数を増やすことができる。コイル16の巻き数を増やすことにより、インダクタンスの大きなチップインダクタを作製することができる。
図2Dに示したように、コイル16が積層体20の上側に偏って配置されているため、コイル16が上下いずれの方向にも偏らないで配置された場合に比べて、コイル16と実装基板30の導体33との距離が長くなる。その結果、導体33とコイル16との間の浮遊容量C2を小さくすることができる。また、実装基板30のうちチップインダクタの直下の領域に開口部等を設けることによって浮遊容量の低減を図る構造に比べて、第1の実施例では開口部を設ける必要がないため、チップインダクタの直下の実装基板30内の領域に導体33を配置することができる。すなわち、配線やグランドプレーン等の導体33を配置することができる領域が広くなるという効果が得られる。
図3A及び図3Bは、それぞれ比較例によるチップインダクタの斜視図及び概略断面図である。第1の実施例では、図2Aに示したように、外部電極12の各々が積層体20の端面と底面との2つの面に形成されていた。比較例においては、外部電極12が積層体20の両端面の全域に配置されるとともに、上面、底面、及び側面の一部を覆っている。すなわち、外部電極12が積層体20の5つの面に配置されている。
比較例では、図3Bに示すように外部電極12が積層体20の端面の全域に配置されているため、コイル16と外部電極12との間に発生する浮遊容量C1が、第1の実施例における浮遊容量C1(図2B)よりも大きい。
第1の実施例においては、図3A及び図3Bに示した比較例と比べて、コイル16と外部電極12との間に発生する浮遊容量C1を低減することができる。コイル16と外部電極12との間の浮遊容量C1、及びコイル16と実装基板30の導体33との間の浮遊容量C2を低減することができるため、チップインダクタの高周波特性が改善される。
例えば、第1の実施例によるチップインダクタをチョークコイルとして使用する場合、浮遊容量を経由した高周波信号の漏れを低減することができる。これにより、より高周波数帯域まで信号の伝搬を阻止(チョーク)することが可能になる。
高周波磁場内に配置された導体には渦電流が発生する。この渦電流は、チップインダクタのQ値を低下させる。図3A及び図3Bに示した比較例によるチップインダクタにおいては、コイル16によって発生する磁束のほぼ全ての成分が、外部電極12と交差する。これに対し、図2Bに示した第1の実施例によるチップインダクタにおいては、コイル16によって発生する磁束の一部の成分のみが外部電極12と交差する。第1の実施例によるチップインダクタにおいては、外部電極12と交差する磁束成分が少ないため、渦電流によるQ値の低下を抑制することができる。
上記第1の実施例において、チップインダクタの上下方向(高さ方向)の寸法を大きくすることが好ましい。例えば、上下方向の寸法を、積層方向と直交する幅方向の寸法より大きくすることが好ましい。上下方向の寸法を大きくすると、実装基板30からコイル16をより遠ざけることができるため、実装基板30の導体33とコイル16との間の浮遊容量C2(図2D)をより小さくすることができる。
[参考例によるチップインダクタの高周波特性の測定結果]
外部電極12(図2A、図2B)を下側に偏って配置することの効果を確認するために、図4Aから図5Cまでの図面を参照して、参考例によるチップインダクタの高周波特性を測定した。次に、この測定結果について説明する。
図4Aは、第1の参考例によるチップインダクタの概略断面図であり、図4Bは、第2の参考例によるチップインダクタの概略断面図である。第1の参考例及び第2の参考例によるチップインダクタにおいては、コイル16が積層体20の上下のいずれの方向にも偏っておらず、コイル16の中心軸が積層体20の高さ方向のほぼ中心に位置する。第1の参考例においては、第1の実施例(図2A、図2B)の場合と同様に、外部電極12が積層体20の下側に偏って配置されている。第2の参考例においては、比較例(図3A、図3B)の場合と同様に、外部電極12が積層体20の端面の全域、及び上面、底面、及び側面の一部の領域に配置されている。
図5Aは、第1の参考例によるチップインダクタ41及び第2の参考例によるチップインダクタ42の高周波特性を測定するための測定系の概略図である。図5Bは、測定系の等価回路図である。チップインダクタ41、42は、インダクタンスと、浮遊容量C1、C2(図2D、図3B)との並列回路で表される。
測定系は、ネットワークアナライザ40及び実装基板45を含む。実装基板45にマイクロストリップライン46が形成されている。マイクロストリップライン46のほぼ中間点が、測定対象のチップインダクタ41または42を介してグランドに接続される。マイクロストリップライン46の一端P1から高周波信号を入力し、他端P2に出力される高周波信号を測定することにより、透過特性S21が得られる。
図5Cは、透過特性S21の測定結果を示すグラフである。横軸は周波数を単位「GHz」で表し、縦軸は透過特性S21を単位「dB」で表す。実線L41が、図4Aに示した第1の参考例によるチップインダクタ41を実装基板45(図5A)に実装したときの測定結果を示し、破線L42が、図4Bに示した第2の参考例によるチップインダクタ42を実装基板45(図5A)に実装したときの測定結果を示す。透過特性S21が低いということは、マイクロストリップライン46からチップインダクタ41または42を介してグランドに流れた高周波信号の成分が多いことを意味する。
第1の参考例によるチップインダクタ41(図4A)をマイクロストリップライン46に接続したときの透過特性S21は、第2の参考例によるチップインダクタ42(図4B)をマイクロストリップライン46に接続したときの透過特性S21に比べて、周波数55GHz近傍において改善されていることがわかる。これは、第2の参考例によるチップインダクタ42は、第1の参考例によるチップインダクタ41に比べて、周波数55GHz近傍の高周波信号をマイクロストリップライン46からグランドに流してしまうことを意味する。言い換えると、第1の参考例によるチップインダクタ41は、第2の参考例によるチップインダクタ42と比べて、周波数55GHz近傍の高周波信号の阻止特性が高いことを意味する。
この阻止特性の相違は、第2の参考例によるチップインダクタ42のコイル16と外部電極12との間に発生する浮遊容量C1が、第1の参考例によるチップインダクタ41のコイル16と外部電極12との間に発生する浮遊容量C1よりも大きいことに起因する。
図4Aから図5Cまでの図面に示した評価実験により、第1の実施例のように外部電極12(図2A、図2B)を積層体20の端面の下側に偏らせて配置したことにより、高周波特性が改善されることが確認された。
[第2の実施例]
次に、図6Aから図8Bまでの図面を参照して第2の実施例によるチップインダクタについて説明する。以下、第1の実施例によるチップインダクタと共通の構成については説明を省略する。
図6Aは、第2の実施例によるチップインダクタを実装基板30に実装した状態の概略断面図である。第1の実施例では、図2Bに示したように、コイル16の最下端とほぼ同一の高さにおいて、コイル16が外部電極12に接続されている。これに対し、第2の実施例では、コイルパターン15の最下端よりも下側において、コイル16が外部電極12に接続されている。
図6Aに示すように、コイル16は、コイルパターン15と両端の調整パターン18とを含む。調整パターン18は、積層方向に関して両端のコイルパターン15よりも外側に配置されている。調整パターン18は絶縁体層10(図1)に設けられた引き出し導体19を介して両端のコイルパターン15に接続されている。調整パターン18は、コイル16の両端をコイルパターン15の下端より下方に引き出しており、複数のコイルパターン15の最下端よりも下側において、端部引き出し導体17を介して外部電極12に接続されている。引き出し導体19及び端部引き出し導体17には、例えば絶縁体層10、11(図1)に形成されたビアホールを埋め込むビア導体が用いられる。
図6Bは、第2の実施例によるチップインダクタを積層方向に沿って見た側面図である。チップインダクタの内部に配置されたコイルパターン15と調整パターン18、及び外部電極12で隠れた端部引き出し導体17は破線で示されている。チップインダクタを積層方向に沿って見ると、複数のコイルパターン15が重なって1つの環状の形状に見える。調整パターン18がコイルパターン15の下端よりも下側に向かって引き出されている。調整パターン18の下端に、コイル16と外部電極12とを接続するための端部引き出し導体17が配置されている。調整パターン18は、積層方向及び上下方向の双方に直交する幅方向(図6Bにおいて左右方向)に関してコイルパターン15の端と同じ位置に配置されている。
外部電極12は、調整パターン18の全域と重なり、さらにコイルパターン15の一部と重なっている。コイルパターン15と外部電極12との重なり部分は、図2Cに示した第1の実施例における重なり部分より小さい。図6Cに示すように、外部電極12の上端をコイルパターン15の下端より低くし、外部電極12の一部と調整パターン18の一部とが重なり、外部電極12とコイルパターン15とが重ならないようにしてもよい。
[第2の実施例の効果]
次に、第2の実施例によるチップインダクタの優れた効果について説明する。第2の実施例によるチップインダクタにおいてもコイル16が積層体20の上側に偏って配置されているため、第1の実施例によるチップインダクタと同様の効果が得られる。
さらに、コイル16と外部電極12との接続箇所がコイルパターン15の最下端より下側に配置され、コイルパターン15と外部電極12との重なり部分が小さい。このため、第2の実施例では第1の実施と比べて、チップインダクタのコイル16と外部電極12との間の浮遊容量C1(図6A)が小さくなる。これにより、高周波特性の改善効果をより高めることができる。
[第2の実施例の第1の変形例]
次に、図7Aから図8Bまでの図面を参照して、第2の実施例の第1の変形例によるチップインダクタについて説明する。以下、第2の実施例によるチップインダクタと共通の構成については説明を省略する。
図7Aは、第2の実施例の第1の変形例によるチップインダクタを積層方向に沿って見た側面図である。第2の実施例では、図6Bに示したように、調整パターン18が、積層体20の幅方向に関してコイルパターン15の端と同じ位置に配置されていた。第2の実施例の第1の変形例では、調整パターン18が、積層体20の幅方向に関してコイルパターン15の中央部と同じ位置に配置されている。図7Bに示したように、第2の実施例の図6Cに示した構成と同様に、外部電極12の上端をコイルパターン15の下端より低くし、外部電極12とコイルパターン15とが重ならないようにしてもよい。
次に、図8A及び図8Bを参照して、第2の実施例の第1の変形例の効果について説明する。
図8Aは、第2の実施例の第1の変形例によるチップインダクタのカット前の積層体の平面図である。シート状の積層体の面内に複数のチップインダクタが行列状に配置されている。シート状の積層体をカット位置21においてギロチンカッター、ダイサー等を用いてカットすることにより、個々のチップインダクタに分離される。コイル16と外部電極12(図6A)とを接続するための端部引き出し導体17が、各チップインダクタの幅方向のほぼ中央部に配置されている。積層体のカット位置の位置ずれにより、実際のカット位置22が目標とするカット位置21からずれる場合がある。
図8Bは、比較例によるチップインダクタのカット前の積層体の平面図である。比較例においては、コイル16と外部電極12(図6A)とを接続するための端部引き出し導体17が、各チップインダクタの幅方向の端の近傍に配置されている。目標とするカット位置21と端部引き出し導体17との幅方向の間隔が狭いため、実際のカット位置22が目標とするカット位置21から幅方向にずれた場合にカット位置22が端部引き出し導体17を通過してしまう可能性が高まる。
実際のカット位置22が端部引き出し導体17を通過してしまうと、外部電極12とコイル16との接続箇所の接触面積が小さくなる。チップインダクタに大電流が流れると、外部電極12とコイル16との接続箇所で断線が発生しやすい。外部電極12とコイル16との接続箇所の接触面積が小さくなると、断線の発生しやすい箇所で、さらに断線が発生しやすくなってしまう。また、接触面積が小さくなると接触箇所の接触抵抗が大きくなるため、チップインダクタの直流抵抗が大きくなってしまう。
第2の実施例の第1の変形例では、図8Aに示したように目標とするカット位置21と端部引き出し導体17との幅方向の間隔が、図8Bに示した比較例に比べて広い。このため、実際のカット位置22が目標とするカット位置21から幅方向にずれたとしても、カット位置22が端部引き出し導体17を通過する事象が発生しにくい。このため、コイル16と外部電極12との接続箇所の接触面積の減少に起因するチップインダクタの直流抵抗の増大、及び断線の発生を抑制することができる。
一般的に、チップインダクタの外部電極12は、ディップコーティング法、溝に埋め込んだ導電ペーストを押し上げる方法等により形成される。いずれの方法を採用する場合でも、積層体20(図7A、図7B)の端面において幅方向の中央部から離れるほど、外部電極12形成時の加工ばらつき、例えば厚さのばらつきが大きくなる。第2の実施例の第1の変形例では、端部引き出し導体17が幅方向の中央部に配置されているため、端部引き出し導体17と外部電極12との接続箇所において外部電極12の加工のばらつきが低減される。これにより、外部電極12の加工のばらつきに起因する信頼性の低下を抑制することができる。
図6B及び図7Aにおいて、実装基板30(図6A)のランド31からコイル16に向かう電流経路52を複数の矢印で示す。第2の実施例の第1の変形例によるチップインダクタのように、端部引き出し導体17を幅方向のほぼ中央部に配置すると、端部引き出し導体17を端に配置した場合(図6B)に比べて、ランド31から端部引き出し導体17までの電流経路52の平均長が短くなる。このため、チップインダクタの直流抵抗を低減させることができる。
第2の実施例の第1の変形例において「中央部」とは、幾何学的に真の中心であることを意味しない。「中央部」は、端よりも真の中心に近づき、上述の効果が得られるような位置を意味している。例えば、幅方向に関して真の中心から左右の端に向かって加工精度に起因するばらつき程度、例えば40μmずれた位置の間を「中央部」と定義してもよい。
[第2の実施例の他の変形例]
次に、図9Aから図9Cまでの図面を参照して、第2の実施例の他の変形例によるチップインダクタについて説明する。図9A、図9B、及び図9Cは、それぞれ各変形例によるチップインダクタの概略断面図である。以下、第2の実施例によるチップインダクタと共通の構成については説明を省略する。
図9Aに示した変形例では、図6Aに示した第2の実施例によるチップインダクタに比べて、調整パターン18がより下側まで引き下ろされている。第2の実施例と比較して、コイル16と外部電極12との接続箇所がより下側に位置する。外部電極12の上端も、第2の実施例と比較してより下側に位置する。このため、コイル16と外部電極12との間の浮遊容量C1をより小さくすることができる。ただし、調整パターン18の下端と外部電極12とを接続する端部引き出し導体17から積層体20の底面までの距離が短くなる。このため、積層体20の底面に設けられた外部電極12と端部引き出し導体17との間の浮遊容量C3が無視できなくなる。
図9Bに示した変形例では、コイル16と外部電極12との接続箇所の位置、及び外部電極12の上端の位置は、図9Aに示した変形例の場合と同一である。図9Bに示した変形例では、図9Aに示した変形例と比較して、端部引き出し導体17の積層方向の寸法(長さ)が小さい。これにより、積層体20の底面に設けられた外部電極12と端部引き出し導体17との間の浮遊容量C3を小さくすることができる。浮遊容量C3をできる限り小さくするために、端部引き出し導体17を短くすることが好ましい。例えば、端部引き出し導体17を収容するビアホールが設けられた絶縁体層を薄くすることにより、端部引き出し導体17を短くすることができる。
ただし、端部引き出し導体17を収容するビアホールが設けられた絶縁体層を薄くしすぎるとチップに分離するカット工程で絶縁体層の剥がれが生じやすくなる。絶縁体層の剥がれを抑制するために、端部引き出し導体17を収容するビアホールが設けられた絶縁体層の厚さを、コイルパターン15の厚さと、相互に隣り合うコイルパターン15の間の厚さとの合計値以上にすることが好ましい。
引き出し導体19の長さと端部引き出し導体17の長さとの合計を一定にする場合、端部引き出し導体17を引き出し導体19よりも短くすることが好ましい。端部引き出し導体17及び引き出し導体19の長さの調整は、端部引き出し導体17及び引き出し導体19を収容するビアホールが設けられた絶縁体層の厚さまたは層数を調整することにより行うことができる。
図9Cに示した例では、調整パターン18と両端のコイルパターン15とを接続する引き出し導体19が、コイルパターン15の最も高い位置と同じ高さに配置されている。引き出し導体19を高い位置に配置することにより、引き出し導体19と実装基板30との間の浮遊容量を低減させることができる。引き出し導体19を長くして、コイルパターン15と調整パターン18との間隔を広げることにより、コイルパターン15と調整パターン18との間の浮遊容量C4を低減させることができる。
[第3の実施例]
次に、図10を参照して第3の実施例によるチップインダクタについて説明する。以下、第1の実施例によるチップインダクタと共通の構成については説明を省略する。
図10は、第3の実施例によるチップインダクタを実装基板30に実装した状態の概略断面図である。第1の実施例では、外部電極12として、積層体20の端面及び底面に形成された導電膜が用いられていた(図2A、図2B)。第3の実施例では、外部電極12が、積層体20の端面及び底面に形成された導電膜12Aと、積層体20の両端にそれぞれ配置された導電部材12Bとを含む。
導電膜12Aの構成は、第1の実施例によるチップインダクタの外部電極12(図2A、図2B)の構成と同一である。導電部材12Bは、導電膜12Aに取付けられており、導電部材12Bの下端が積層体20の底面より低い位置まで延びている。導電部材12Bは、例えば、チップインダクタを実装基板30に実装する時に用いられるはんだ35の融点より高い融点を持つはんだによって導電膜12Aに接続される。
導電部材12Bの下端はL字状に折り曲げられて固定部12Cとされている。固定部12Cが実装基板30のランド31にはんだ35等によって固定されることによって、チップインダクタが実装基板30に実装される。積層体20は導電部材12Bによって、積層体20が実装基板30から間隔を隔てた状態で実装基板30に支持される。導電部材12Bは、積層体20を実装基板30から浮かして機械的に支持するのに十分な機械的強度(剛性)を有する。
次に、第3の実施例の優れた効果について説明する。第3の実施例では、実装基板30に設けられた導体33からコイル16までの距離が、第1の実施例における当該距離よりも長くなる。このため、導体33とコイル16との間に発生する浮遊容量C2が、第1の実施例における浮遊容量C2より小さくなる。その結果、チップインダクタの高周波特性をより改善することができる。
[第4の実施例]
次に、図11A及び図11Bを参照して第4の実施例によるチップインダクタについて説明する。以下、第3の実施例によるチップインダクタと共通の構成については説明を省略する。
図11Aは、第4の実施例によるチップインダクタを実装基板30に実装した状態の概略断面図である。第3の実施例では、図10に示したように外部電極12が、積層体20の端面と底面とに形成された導電膜12Aと、積層体20を実装基板30から浮かせて支持する導電部材12Bとを含んでいた。第4の実施例では、積層体20の端面及び底面に導電膜12A(図10)が形成されておらず、積層体20を支持するのに十分な機械的強度を有する導電部材12Bのみによって外部電極12が構成される。
導電部材12Bの上端がL字状に折り曲げられており、折り曲げられた部分の先端において導電部材12Bが積層体20に固定されている。導電部材12Bと積層体20との固定箇所よりも下方においては、積層体20の端面と導電部材12Bとの間に間隙が確保されている。導電部材12Bの下端の固定部12Cの構成は、第3の実施例によるチップインダクタの導電部材12Bの構成と同一である。
図11Bは、第4の実施例によるチップインダクタの側面図である。積層体20の端面に、コイル16(図11A)に接続された端部引き出し導体17が露出している。さらに、積層体20の端面に、コイル16に接続されていない導電性のランド13が印刷されている。導電部材12Bが、その上側の先端において端部引き出し導体17及びランド13に接続されるとともに、導電部材12Bが積層体20に機械的に固定されている。端部引き出し導体17及びランド13と導電部材12Bとの接続には、例えばチップインダクタを実装基板30に実装する時に用いられるはんだ35(図11A)の融点より高い融点を持つはんだを用いることができる。ランド13は、積層体20への導電部材12Bの取り付け強度を高める役割を持つ。積層体20への導電部材12Bの取り付け強度を高めるために、ランド13を複数個配置することが好ましい。
次に、第4の実施例の優れた効果について説明する。第4の実施例では、図11Aに示したように、導電部材12Bと積層体20との接続箇所より下方において、導電部材12Bが積層体20の端面から浮いているため、コイル16と導電部材12Bとの間に発生する浮遊容量C1を低減することができる。
次に第4の実施例の変形例について説明する。第4の実施例では、コイル16と導電部材12Bとが1つの端部引き出し導体17を介して接続されているが、複数の端部引き出し導体17を設けてもよい。例えば、図11Bに示した側面図におけるランド13の位置に、端部引き出し導体17を設けてもよい。この変形例においては、積層体20への導電部材12Bの取り付け強度が、図11Bに示した第4の実施例の場合と同程度になる。さらに、コイル16と導電部材12Bとが複数の端部引き出し導体17によって電気的に接続されるため、コイル16と導電部材12Bとの電気的接続の信頼性を高めることができる。
[第5の実施例]
次に、図12Aから図12Dまでの図面を参照して、第5の実施例、及びその変形例によるチップインダクタについて説明する。以下、第1の実施例によるチップインダクタ(図1、図2Aから図2D)と共通の構成については説明を省略する。
図12Aは、第5の実施例によるチップインダクタの斜視図である。第1の実施例では、外部電極12(図2A)が積層体20の端面と底面とに形成されていたが、第5の実施例では、外部電極12が積層体20の側面の一部にまで回り込んで形成されている。端面に形成された外部電極12の上端PAと、底面に形成された外部電極12の内側の先端PBとを接続する直線よりも下方の領域に、外部電極12の側面部分が形成されている。その結果、外部電極12の、側面に回り込んだ部分の形状は直角三角形になる。
図12B、図12C、図12Dは、第5の実施例の変形例によるチップインダクタの正面図である。図12Bに示した変形例では、側面に形成された外部電極12が、直角三角形の斜辺を外側に膨らませた形状を有する。図12Cに示した変形例では、側面に形成された外部電極12が、直角三角形の斜辺を内側に向かって湾曲させた形状を有する。図12Dに示した変形例では、側面に形成された外部電極12が長方形の上辺をアーチ型に変形させた形状を有する。
図12B、図12C、図12Dに示したように、端面に形成された外部電極12の上端PA(図12A)と、底面に形成された外部電極12の内側の先端PB(図12A)とを接続する線を種々の曲線とし、この曲線よりも下側の領域に外部電極12の側面部分を形成してもよい。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 絶縁体層
11 端の絶縁体層
12 外部電極
12A 導電膜
12B 導電部材
12C 固定部
12P 外部電極の垂直投影像
13 ランド
15 コイルパターン
15P コイルパターンの垂直投影像
16 コイル
17 端部引き出し導体
18 調整パターン
19 引き出し導体
20 積層体
21 目標とするカット位置
22 実際のカット位置
30 実装基板
31 ランド
32 保護絶縁膜
33 導体
35 はんだ
40 ネットワークアナライザ
41 第1の参考例によるチップインダクタ
42 第2の参考例によるチップインダクタ
45 実装基板
46 マイクロストリップライン
50 積層方向と直交する仮想平面
52 電流経路
C1、C2、C3、C4 浮遊容量

Claims (6)

  1. コイルパターンが設けられた複数の絶縁体層が積層され、複数の前記コイルパターンが相互に接続されて積層方向と平行なコイル軸を持つコイルを構成している積層体と、
    前記積層方向の両端にそれぞれ配置され、前記コイルに接続された一対の外部電極と
    を有し、
    前記積層方向に直交する一方向を上下方向と定義したとき、前記コイルパターンは、前記積層体の内部において上側に偏って配置されており、
    前記積層方向に直交する仮想平面への前記コイルの垂直投影像の少なくとも上側の一部分が、前記外部電極の垂直投影像と重ならないチップインダクタ。
  2. 一対の前記外部電極は、前記積層体を基準として下側に偏って配置されており、前記積層体の前記積層方向の両端の表面に形成されている導電膜を含む請求項1に記載のチップインダクタ。
  3. 前記積層方向に関して前記コイルパターンの最下端よりも下側において、前記コイルと前記外部電極とが接続されている請求項1または2に記載のチップインダクタ。
  4. 前記積層方向及び前記上下方向の双方に直交する幅方向に関して、前記コイルの中央部において前記コイルが前記外部電極に接続されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載のチップインダクタ。
  5. 一対の前記外部電極は、前記コイルに接続された一対の導電部材を含み、前記導電部材の各々は実装基板に固定される固定部を含み、前記固定部を実装基板に固定すると前記積層体が実装基板から間隔を隔てた状態で実装基板に支持される請求項1乃至4のいずれか1項に記載のチップインダクタ。
  6. 前記積層体の前記上下方向の寸法が、前記積層方向と直交する幅方向の寸法より大きい請求項1乃至5のいずれか1項に記載のチップインダクタ。
JP2016241773A 2016-12-14 2016-12-14 チップインダクタ Active JP6569654B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016241773A JP6569654B2 (ja) 2016-12-14 2016-12-14 チップインダクタ
CN201710831635.XA CN108231333B (zh) 2016-12-14 2017-09-15 片式电感器
US15/788,843 US10720276B2 (en) 2016-12-14 2017-10-20 Chip inductor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016241773A JP6569654B2 (ja) 2016-12-14 2016-12-14 チップインダクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018098368A true JP2018098368A (ja) 2018-06-21
JP6569654B2 JP6569654B2 (ja) 2019-09-04

Family

ID=62489590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016241773A Active JP6569654B2 (ja) 2016-12-14 2016-12-14 チップインダクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10720276B2 (ja)
JP (1) JP6569654B2 (ja)
CN (1) CN108231333B (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019096819A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194811A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194804A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194803A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194802A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194807A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194805A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194806A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194808A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
US20220122760A1 (en) * 2020-10-16 2022-04-21 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Coil component
CN114730655A (zh) * 2019-11-26 2022-07-08 株式会社村田制作所 层叠型线圈部件
JP2022153510A (ja) * 2019-05-24 2022-10-12 株式会社村田製作所 積層型コイル部品及びバイアスティー回路
WO2023136036A1 (ja) * 2022-01-14 2023-07-20 株式会社村田製作所 チップインダクタ
WO2023188640A1 (ja) * 2022-03-28 2023-10-05 株式会社村田製作所 電子部品およびその製造方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019096818A (ja) 2017-11-27 2019-06-20 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
KR102662845B1 (ko) * 2018-11-22 2024-05-03 삼성전기주식회사 인덕터
JP7151655B2 (ja) * 2019-07-27 2022-10-12 株式会社村田製作所 インダクタ
EP4156873A4 (en) * 2020-07-07 2024-02-28 Shennan Circuits Co., Ltd. INTEGRATED PRINTED CIRCUIT BOARD AND RELATED MANUFACTURING METHOD

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11260644A (ja) * 1998-01-08 1999-09-24 Taiyo Yuden Co Ltd 電子部品
JP2000138120A (ja) * 1998-11-02 2000-05-16 Murata Mfg Co Ltd 積層型インダクタ
JP2000228308A (ja) * 1999-02-04 2000-08-15 Tokin Corp 積層型インダクタンス素子
JP2000235932A (ja) * 1999-02-16 2000-08-29 Murata Mfg Co Ltd セラミック電子部品
JP2002270428A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Fdk Corp 積層チップインダクタ
JP2014107513A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Taiyo Yuden Co Ltd 積層インダクタ

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6198375B1 (en) * 1999-03-16 2001-03-06 Vishay Dale Electronics, Inc. Inductor coil structure
JP3592814B2 (ja) 1995-11-21 2004-11-24 ホーチキ株式会社 受動機器
MY122218A (en) * 1998-02-02 2006-03-31 Taiyo Yuden Kk Multilayer electronic component and manufacturing method therefor
JP3351738B2 (ja) * 1998-05-01 2002-12-03 太陽誘電株式会社 積層インダクタ及びその製造方法
JP2002260925A (ja) 2001-03-01 2002-09-13 Fdk Corp 積層チップインダクタ
JP2005038904A (ja) * 2003-07-15 2005-02-10 Murata Mfg Co Ltd 積層セラミック電子部品およびその製造方法
JP2005045103A (ja) 2003-07-24 2005-02-17 Tdk Corp チップインダクタ
JP4211591B2 (ja) * 2003-12-05 2009-01-21 株式会社村田製作所 積層型電子部品の製造方法および積層型電子部品
JP6047934B2 (ja) * 2011-07-11 2016-12-21 株式会社村田製作所 電子部品及びその製造方法
JP5733572B2 (ja) * 2011-09-02 2015-06-10 株式会社村田製作所 セラミック電子部品、及びセラミック電子部品の製造方法
JP5835252B2 (ja) * 2013-03-07 2015-12-24 株式会社村田製作所 電子部品
JP5790702B2 (ja) * 2013-05-10 2015-10-07 Tdk株式会社 複合フェライト組成物および電子部品
JP5888289B2 (ja) * 2013-07-03 2016-03-16 株式会社村田製作所 電子部品
KR102004787B1 (ko) * 2014-04-02 2019-07-29 삼성전기주식회사 적층형 전자부품 및 그 제조방법
KR20160019265A (ko) * 2014-08-11 2016-02-19 삼성전기주식회사 칩형 코일 부품 및 그 제조방법
KR20160040035A (ko) * 2014-10-02 2016-04-12 삼성전기주식회사 칩 부품 및 그 제조방법
CN105609267B (zh) * 2014-11-14 2018-08-07 乾坤科技股份有限公司 无基板电子组件及其制造方法
JP6534880B2 (ja) * 2015-07-14 2019-06-26 太陽誘電株式会社 インダクタ及びプリント基板

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11260644A (ja) * 1998-01-08 1999-09-24 Taiyo Yuden Co Ltd 電子部品
JP2000138120A (ja) * 1998-11-02 2000-05-16 Murata Mfg Co Ltd 積層型インダクタ
JP2000228308A (ja) * 1999-02-04 2000-08-15 Tokin Corp 積層型インダクタンス素子
JP2000235932A (ja) * 1999-02-16 2000-08-29 Murata Mfg Co Ltd セラミック電子部品
JP2002270428A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Fdk Corp 積層チップインダクタ
JP2014107513A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Taiyo Yuden Co Ltd 積層インダクタ

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019096819A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
US11482373B2 (en) 2019-05-24 2022-10-25 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer coil component
US11621112B2 (en) 2019-05-24 2023-04-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer coil component
JP2022153510A (ja) * 2019-05-24 2022-10-12 株式会社村田製作所 積層型コイル部品及びバイアスティー回路
JP2020194802A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194807A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194805A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194806A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194808A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194811A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP7456468B2 (ja) 2019-05-24 2024-03-27 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP7111060B2 (ja) 2019-05-24 2022-08-02 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP7127610B2 (ja) 2019-05-24 2022-08-30 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP7143817B2 (ja) 2019-05-24 2022-09-29 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
US11469033B2 (en) 2019-05-24 2022-10-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer coil component
JP2020194803A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP7476937B2 (ja) 2019-05-24 2024-05-01 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2020194804A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
US11538621B2 (en) 2019-05-24 2022-12-27 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer coil component
US11557416B2 (en) 2019-05-24 2023-01-17 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer coil component
JP7215326B2 (ja) 2019-05-24 2023-01-31 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP7215327B2 (ja) 2019-05-24 2023-01-31 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
US11587720B2 (en) 2019-05-24 2023-02-21 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer coil component
JP2022177176A (ja) * 2019-05-24 2022-11-30 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP7259545B2 (ja) 2019-05-24 2023-04-18 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
US11646144B2 (en) 2019-05-24 2023-05-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer coil component
JP7306541B2 (ja) 2019-05-24 2023-07-11 株式会社村田製作所 バイアスティー回路
JP7360816B2 (ja) 2019-05-24 2023-10-13 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
CN114730655A (zh) * 2019-11-26 2022-07-08 株式会社村田制作所 层叠型线圈部件
US20220122760A1 (en) * 2020-10-16 2022-04-21 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Coil component
WO2023136036A1 (ja) * 2022-01-14 2023-07-20 株式会社村田製作所 チップインダクタ
WO2023188640A1 (ja) * 2022-03-28 2023-10-05 株式会社村田製作所 電子部品およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20180166206A1 (en) 2018-06-14
CN108231333B (zh) 2020-07-28
CN108231333A (zh) 2018-06-29
JP6569654B2 (ja) 2019-09-04
US10720276B2 (en) 2020-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6569654B2 (ja) チップインダクタ
KR101670184B1 (ko) 적층 전자부품 및 그 제조방법
KR102127811B1 (ko) 적층 전자부품 및 그 제조방법
GB2549630A (en) Coil antenna device and antenna module
KR102565701B1 (ko) 코일 부품
KR20170032057A (ko) 적층 전자부품
US9373441B2 (en) Composite electronic component
KR102642913B1 (ko) 적층 전자부품 및 그 제조방법
JP2004253425A (ja) 積層コンデンサ
KR20190135432A (ko) 코일 부품 및 전자 기기
US10546683B2 (en) Coil component
KR20150114747A (ko) 칩형 코일 부품 및 그 실장 기판
CN109698060B (zh) 线圈电子组件
KR20160019265A (ko) 칩형 코일 부품 및 그 제조방법
KR20170032056A (ko) 적층 전자부품 및 그 제조방법
KR102551243B1 (ko) 코일 부품
KR20150089279A (ko) 칩형 코일 부품
KR20190058926A (ko) 코일 부품
JP7288288B2 (ja) 磁気結合型コイル部品
CN113903546A (zh) 层叠线圈部件
JP2006339337A (ja) 積層コンデンサおよびその実装構造
JP2010177696A (ja) 積層コンデンサ
JP6583560B2 (ja) 電子機器
JP3852373B2 (ja) 2ポート型非可逆回路素子および通信装置
JP5482969B2 (ja) 通信端末装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6569654

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150