JP6583560B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、コイルとコンデンサとを備える多層基板、およびその多層基板を備える電子機器に関する。
特許文献1には、コイルとコンデンサの並列回路からなるフィルタを備える多層基板が開示されている。特許文献1に記載の多層基板は、複数の層を積層してなる。各層には、巻回形のコイル導体が形成されている。各層のコイル導体は、層間接続導体によって接続されている。この構成によって、多層基板は、積層方向に平行なコイル軸を有する螺旋状のコイルを備える。
コイルの一方端は、第1の側面導体に接続されており、コイルの他方端は、第2の側面導体に接続されている。第1の側面導体は、積層体における互いに対向する2側面の内の一方の側面に形成されており、第2の側面導体は、他方の側面に形成されている。この構成によって、第1の側面導体と第2の側面導体とは、積層体を挟んで所定面積で対向する。これにより、多層基板は、コンデンサを備える。
特開2000−196391号公報
しかしながら、特許文献1に記載の多層基板では、当該多層基板が実装される外部の回路基板のランド導体の形状が制限されてしまう。このため、外部の回路基板への多層基板の実装が困難になることがある。
また、特許文献1に記載の多層基板では、第1の側面電極および第2の側面電極が、これらに近接するコイル導体と不要な容量を形成してしまうことがある。これにより、所望のフィルタ特性を実現できないことがある。
したがって、本発明の目的は、コイルとコンデンサとを備えながら、外部の回路基板への実装が容易で、
な容量の形成を抑制した多層基板、およびその多層基板を備える電子機器を提供することにある。
(1)この発明の多層基板は、積層体、第1のコイル導体パターン、第2のコイル導体パターン、接続導体パターン、第1の端子導体、および、第2の端子導体を備える。積層体は、複数の絶縁体層が積層されてなる。第1のコイル導体パターンは、複数の絶縁体層における少なくとも積層体の表層の絶縁体層の表面に形成され、第1端と第2端とを有する巻回形からなる。第2のコイル導体パターンは、表層の絶縁体層の表面に形成され、第3端と第4端とを有する。接続導体パターンは、積層体に形成され、第1のコイル導体パターンと第2のコイル導体パターンとを接続する。第1の端子導体および第2の端子導体は、積層体に形成されている。第1のコイル導体パターンの第1端は、第1の端子導体に接続されている。第2のコイル導体パターンの第4端は、第2の端子導体に接続されている。接続導体パターンは、第1のコイル導体パターンの第2端と、第2のコイル導体パターンの第3端とを接続している。第2のコイル導体パターンは、表層の第1のコイル導体パターンの外周に沿って、並走して配置されている。並走部における第1のコイル導体パターンの電流方向と第2のコイル導体パターンの電流方向とが同じである。
この構成では、第1のコイル導体パターンと第2のコイル導体パターンとの直列構造によって、コイルが形成される。第1のコイル導体パターンと第2のコイル導体パターンとの並走部によってコンデンサが形成される。すなわち、コイルを形成する導体によって、コンデンサも形成される。
(2)上記(1)において、並走部は、第1のコイル導体パターンの延びる方向における第1端部に近い位置に配置されていることが好ましい。
この構成では、コイルの両端位置とコンデンサの両端位置とが略一致し、所望とするLC並列回路をより正確に実現できる。
(3)上記(1)または(2)において、積層体の表面を覆う誘電体層を備えていてもよい。
この構成では、誘電体層の形状および材質を適宜選択することによって、コンデンサのキャパシタンスを適宜設定できる。
(4)上記(3)において、誘電体層の比誘電率は、絶縁体層の比誘電率よりも高くてもよい。
この構成では、積層体を大型化する、対向部の長さを長くする等を行うことなく、コンデンサのキャパシタンスを大きくできる。言い換えれば、所望のキャパシタンスを得るための対向部の大きさを小さくできる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、並走部には、第1のコイル導体パターンと第2のコイル導体パターンとの距離が調整された離間距離調整部を備えていてもよい。
この構成では、コンデンサのキャパシタンスを調整できる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、第1のコイル導体パターンは、表層を含む2層以上の絶縁体層に形成されていてもよい。
この構成では、コイルのインダクタンスを大きくできる。
(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、第1の端子導体および第2の端子導体は、積層体の裏面に形成されていてもよい。
(8)上記(1)から(7)のいずれかにおいて、前記第1端と前記第1の端子導体との間、または前記第4端と前記第2の端子導体との間を接続する配線導体パターンと、前記複数の絶縁体層の積層方向から視て、前記第1のコイル導体パターン、前記第2のコイル導体パターンおよび前記接続導体パターンが配置されたコイル部と、前記積層方向から視て、前記配線導体パターンが配置された配線部と、を備え、前記積層体は、可撓性を有し、且つ、互いに対向する第1主面および第2主面を有し、前記第1主面は、前記第1のコイル導体パターンおよび前記第2のコイル導体パターンが形成された、前記表層の前記絶縁体層の前記表面であることが好ましい。
この構成により、コイル部と、配線部(伝送線路)と、を備えた多層基板を実現できる。
(9)本発明の電子機器は、
上記(8)における多層基板と、
導体パターンが形成される回路基板と、
を備え、
前記コイル部の少なくとも一部は、前記積層方向から視て、前記回路基板の前記導体パターンに重なり、
前記コイル部と前記導体パターンとが重なる部分における前記第1主面と前記導体パターンとの間の距離は、前記コイル部と前記導体パターンとが重なる部分における前記第2主面と前記導体パターンとの間の距離よりも大きいことを特徴とする。
この構成により、積層体の第1主面側が上記導体パターンに近接して配置されている場合に比べて、コイル部と導体パターンとの間の距離は大きくなり、コイル部と導体パターンとの間に発生する不要な容量を小さくできる。
(10)本発明の電子機器は、
上記(8)における多層基板と、
回路基板と、
前記回路基板に実装される実装部品と、
を備え、
前記コイル部の少なくとも一部は、前記積層方向から視て、前記実装部品に重なり、
前記コイル部と前記実装部品とが重なる部分での前記第1主面と前記実装部品との間の距離は、前記コイル部と前記実装部品とが重なる部分での前記第2主面と前記実装部品との間の距離よりも大きいことを特徴とする。
この構成により、積層体の第1主面側が上記実装部品に近接して配置されている場合に比べて、コイル部と実装部品との間の距離は大きくなり、コイル部と実装部品との間に発生する不要な容量を抑制できる。
(11)本発明の電子機器は、
上記(8)における多層基板を備え、
前記多層基板は、前記配線部に屈曲部を有し、
前記コイル部の少なくとも一部は、前記積層方向から視て、前記第1の端子導体に重なり、
前記コイル部と前記第1の端子導体とが重なる部分での前記第1主面と前記第1の端子導体との間の距離は、前記コイル部と前記第1の端子導体とが重なる部分での前記第2主面と前記第1の端子導体との間の距離よりも大きいことを特徴とする。
この構成により、積層体の第1主面側が上記第1の端子導体に近接して配置されている場合に比べて、コイル部と第1の端子導体との間の距離は大きくなり、コイル部と第1の端子導体との間に発生する不要な容量を小さくできる。
(12)上記(11)において、前記コイル部の少なくとも一部は、前記積層方向から視て、前記第2の端子導体に重なり、前記コイル部と前記第2の端子導体とが重なる部分での前記第1主面と前記第2の端子導体との間の距離は、前記コイル部と前記第2の端子導体とが重なる部分での前記第2主面と前記第2の端子導体との間の距離よりも大きいことが好ましい。この構成により、積層体の第1主面側が上記第2の端子導体に近接して配置されている場合に比べて、コイル部と第2の端子導体との間の距離は大きくなり、コイル部と第2の端子導体との間に発生する不要な容量を小さくできる。
この発明によれば、外部の回路基板への実装が容易で、不要な容量の形成を抑制できる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る多層基板10の分解斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る多層基板10の分解平面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る多層基板10の等価回路図である。 図4は、本発明の第2の実施形態に係る多層基板10Aの分解斜視図である。 図5は、本発明の第3の実施形態に係る多層基板10Bの分解斜視図である。 図6は、本発明の第4の実施形態に係る多層基板10Cの分解斜視図である。 図7(A)は本発明の第5の実施形態に係る多層基板10Dの外観斜視図であり、図7(B)は多層基板10Dの分解斜視図である。 図8は第5の実施形態に係る電子機器305の主要部を示す断面図である。 図9は本発明の第6の実施形態に係る電子機器306の主要部を示す断面図である。 図10は本発明の第7の実施形態に係る電子機器307の主要部を示す断面図である。
《第1の実施形態》
本発明の第1の実施形態に係る多層基板について、図を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る多層基板の分解斜視図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る多層基板の分解平面図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係る多層基板の等価回路図である。
(多層基板10の回路)
図3に示すように、多層基板10は、コイルL、コンデンサC、および、入出力端子P1,P2を備える。コイルLとコンデンサCとは並列接続されている。この並列回路は、入出力端子P1と入出力端子P2との間に接続されている。この構成によって、多層基板10は、LC並列共振回路からなるフィルタとして機能する。
(多層基板10の構造)
図1、図2に示すように、多層基板10は、積層体20、コイル導体パターン31,32、接続導体パターン33、端子導体41、および、端子導体42を備える。コイル導体パターン31は、本発明の第1のコイル導体パターンに対応し、コイル導体パターン32は、本発明の第2のコイル導体パターンに対応する。
積層体20は、直方体形状であり、絶縁体層21、絶縁体層22、絶縁体層23を備える。絶縁体層21、絶縁体層22、絶縁体層23は、この順に積層されている。絶縁体層21、絶縁体層22、絶縁体層23は、例えば、液晶ポリマ等の絶縁性樹脂からなる。絶縁体層21が積層体20の表層の絶縁体層である。
コイル導体パターン31,32は、絶縁体層21の表面、すなわち、積層体20の表面に形成されている。コイル導体パターン31,32は、銅等の高導電率で加工性の高い材料からなる。
コイル導体パターン31は、線状導体であり、複数巻きの巻回形からなるスパイラル形状である。コイル導体パターン31は、延びる方向の一方端に外端部311を備え、他方端に内端部312を備える。外端部311は、スパイラル形状の最外周に有する端部であり、内端部312は、スパイラル形状の最内周に有する端部である。外端部311が本発明の「第1端部」に対応し、内端部312が本発明の「第2端部」に対応する。
コイル導体パターン32は、線状導体である。コイル導体パターン32は、延びる方向の一方端に端部321を備え、他方端に端部322を備える。端部321が本発明の「第3端部」に対応し、端部322が本発明の「第4端部」に対応する。コイル導体パターン32は、コイル導体パターン31の外周に沿って、並走している。より具体的には、図1、図2に示すように、端部321は、コイル導体パターン31の外端部311に近接して配置されている。コイル導体パターン32は、コイル導体パターン31における外端部311から延びる最外周の部分に沿って、並走している。端部322は、コイル導体パターン31における最外周の部分の途中位置に近接して配置されている。
この構成によって、コイル導体パターン31とコイル導体パターン32とは、コイル導体パターン31の外端部311の近傍において、所定の長さで対向している。この部分が、図3に示すコンデンサCとなる。
接続導体パターン33は、絶縁体層22における絶縁体層21側の面に形成されている。接続導体パターン33は、線状導体であり、コイル導体パターン31,32と同じ材料からなる。接続導体パターン33は、延びる方向の一方端に端部331を備え、他方端に端部332を備える。
端部331は、積層方向において、コイル導体パターン31の内端部312と重なっている。端部331と内端部312とは、積層方向に延びる形状の層間接続導体52によって接続されている。
端部332は、積層方向において、コイル導体パターン32の端部321と重なっている。端部332と端部321とは、積層方向に延びる形状の層間接続導体53によって接続されている。
この構成によって、コイル導体パターン31の内端部312とコイル導体パターン32の端部321とは、接続導体パターン33および層間接続導体52,53によって接続されている。したがって、コイル導体パターン31とコイル導体パターン32とが接続されたコイルが実現される。このコイルが図3にしめすコイルLとなる。
端子導体41,42は、絶縁体層23における絶縁体層22側と反対側の面(積層体20の裏面)に形成されている。端子導体41が本発明の「第1の端子導体」に対応し、端子導体42が本発明の「第2の端子導体」に対応する。端子導体41,42は、所定の面積を有する矩形である。端子導体41は、図3の入出力端子P1に対応し、端子導体42は、図3の入出力端子P2に対応する。
端子導体41は、積層方向において、コイル導体パターン31の外端部311に重なっている。端子導体41と外端部311とは、積層方向に延びる形状の層間接続導体51によって接続されている。
端子導体42は、積層方向において、コイル導体パターン32の端部322に重なっている。端子導体42と端部322とは、積層方向に延びる形状の層間接続導体54によって接続されている。
この構成によって、図3に示す回路が実現される。そして、この構成とすることによって、コイル導体パターン31とコイル導体パターン32とは、対向部における電流の方向が同じ方向になる。
そして、この構成では、コンデンサCが、積層体20の表面に形成されたコイル導体パターン31とコイル導体パターン32との対向部によって実現されるので、コンデンサCを形成する導体部分は、外部の回路要素および導体パターン等に対して容量を形成し難い。また、多層基板10は、端子導体41,42が積層体20の裏面のみに形成されている。そして、端子導体41,42は、多層基板10をZ方向に視て、コイル導体パターン31の開口と重ならないことが好ましく、さらには、層間接続導体51,54で接続される部分を除いて、できる限りコイル導体パターン31,32に重ならないことが好ましい。なお、端子導体41,42は、積層体20の裏面に形成されず、表面に形成されていてもよい。
多層基板10では、回路的にコイルLにおける入出力端子P1側の所定長の部分(コイル導体パターン31における端子導体41に近い所定長の部分)と、回路的にコイルLにおける入出力端子P2側の所定の部分(コイル導体パターン32)とが容量形成している。このため、等価回路的には、コイルLの入出力端子P1側の端部と、コンデンサCの入出力端子P1側の端部とが略一致する。さらに、コイルLの入出力端子P2側の端部と、コンデンサCの入出力端子P2側の端部とが一致する。
したがって、多層基板10は、大きなキャパシタンスを有するLC並列共振回路を実現でき、且つ、所望のキャパシタンスを確実に実現できる。これにより、多層基板10は、所望のフィルタ特性を確実に実現できる。
また、多層基板10では、対向部におけるコイル導体パターン31の電流の方向とコイル導体パターン32の電流の方向が同じであるので、互いの磁界が打ち消し合わず、大きなインダクタンスを小型の積層体20で実現できる。
なお、接続導体パターン33は、可能な限り短いことで、コイル導体パターン31,32によるコイルLのインダクタンスの設計が容易になる。しかしながら、接続導体パターン33の長さを加味してコイルLのインダクタンスを設計してもよい。この場合、コイルLのインダクタンスに応じて、接続導体パターン33の長さを決定すればよい。また、接続導体パターン33は、コイル導体パターン31と重なる部分長さを短くすることが好ましい。さらに、重なる部分におけるコイル導体パターン31の延びる方向と接続導体パターン33の延びる方向は直交する方が好ましい。これにより、コイル導体パターン31と接続導体パターン33との結合を抑制でき、所望のフィルタ特性を確実に実現できる。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態に係る多層基板について、図を参照して説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係る多層基板の分解斜視図である。
本実施形態に係る多層基板10Aは、第1の実施形態に係る多層基板10に対して、離間距離調整部60を備えた点で異なる。多層基板10Aの他の構成は、多層基板10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
離間距離調整部60は、コイル導体パターン31とコイル導体パターン32との対向部において、コイル導体パターン31とコイル導体パターン32との距離を部分的に異ならせた部分である。具体的には、コイル導体パターン32における離間距離調整部60に当たる部分を、幅狭部323とする。
このような構成では、コンデンサCのキャパシタンスを調整できる。したがって、所望とするフィルタ特性をより確実に実現できる。
《第3の実施形態》
次に、本発明の第3の実施形態に係る多層基板について、図を参照して説明する。図5は、本発明の第3の実施形態に係る多層基板の分解斜視図である。
本実施形態に係る多層基板10Bは、第1の実施形態に係る多層基板10に対して、誘電体層70を追加した点で異なる。多層基板10Bの他の構成は、多層基板10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
多層基板10Bは、誘電体層70を備える。誘電体層70は、積層体20の表面に配置されている。誘電体層70は、コイル導体パターン31およびコイル導体パターン32を覆っている。なお、誘電体層70は、導体パターンが形成されていないものが好ましい。これにより、コイル導体パターン31,32に対する不要な容量の形成を防止できる。また、誘電体層70は、絶縁性を有するものであれば、磁性を有する層をもちいてもよい。これにより、インダクタンスを大きくすることができる。
このような構成では、コンデンサCのキャパシタンスは、誘電体層70の比誘電率にも依存する。したがって、誘電体層70の比誘電率を所望の比誘電率にすることで、コンデンサCのキャパシタンスを所望のキャパシタンスにできる。これにより、所望とするフィルタ特性をより確実に実現できる。
なお、誘電体層70の比誘電率は、絶縁体層21,22,23の比誘電率よりも大きいことが好ましい。これにより、大きなキャパシタンスを容易に実現でき、例えば、フィルタ特性の実現可能な範囲を広げることができる。
《第4の実施形態》
次に、本発明の第4の実施形態に係る多層基板について、図を参照して説明する。図6は、本発明の第4の実施形態に係る多層基板の分解斜視図である。
本実施形態に係る多層基板10Cは、第1の実施形態に係る多層基板10に対して、スパイラル形状のコイル導体パターンが複数層に形成されている点で異なる。多層基板10Cの他の構成は、多層基板10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
多層基板10Cは、積層体20C、コイル導体パターン31,32,34,35,36、接続導体パターン33Cを備える。積層体20Cは、絶縁体層21,23,24,25,26を備える。絶縁体層21,23,24,25,26は、積層体20の表面側から裏面側へ、絶縁体層21、絶縁体層24、絶縁体層25、絶縁体層26、および、絶縁体層23の順に積層されている。
コイル導体パターン31,32は、第1の実施形態に係るコイル導体パターン31,32と同様である。コイル導体パターン34,35,36は、スパイラル形状である。コイル導体パターン34は、絶縁体層24における絶縁体層21側の面に形成されている。コイル導体パターン35は、絶縁体層25における絶縁体層24側の面に形成されている。コイル導体パターン36および接続導体パターン33Cは、絶縁体層26における絶縁体層25側の面に形成されている。
コイル導体パターン31の内端部312は、層間接続導体551を介して、コイル導体パターン34の内端部342に接続されている。コイル導体パターン34の外端部341は、層間接続導体552を介して、コイル導体パターン35の外端部351に接続されている。コイル導体パターン35の内端部352は、層間接続導体553を介して、コイル導体パターン36の内端部362に接続されている。コイル導体パターン36の外端部361は、接続導体パターン33Cおよび層間接続導体53を介して、コイル導体パターン32の端部321に接続されている。
この構成では、第1の実施形態と同様に、コイル導体パターン31とコイル導体パターン32との対向部によってコンデンサCが形成される。また、コイル導体パターン31,34,35,36,32によってコイルLが形成される。このように、スパイラル形状のコイル導体パターン31,34,35,36,32を複数層形成する構成であっても、第1の実施形態と同様に、不要な容量の形成を抑制でき、所望のフィルタ特性を確実に実現できる。また、本実施形態の構成では、コイルLを形成するコイル導体パターンの長さが長くなるので、インダクタンスを大きくできる。この際、コンデンサCのキャパシタンスを殆ど変化させない。すなわち、LC並列共振回路のキャパシタンスを殆ど変化させず、インダクタンスを大きくできる。
《第5の実施形態》
次に、本発明の第5の実施形態に係る多層基板について、図を参照して説明する。図7(A)は本発明の第5の実施形態に係る多層基板10Dの外観斜視図であり、図7(B)は多層基板10Dの分解斜視図である。なお、図7(B)では、コネクタ81,82の図示を省略している。
本実施形態に係る多層基板10Dは、第1の実施形態に係る多層基板10に対して、積層体の形状が異なる。また、多層基板10Dは、第1の実施形態に係る多層基板10に対して、コネクタ81,82、誘電体層70および保護層1を備えた点で異なる。多層基板10Dの他の構成は、多層基板10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
多層基板10Dは、積層体20D、コイル導体パターン31,32、配線導体パターン37,38、保護層1、誘電体層70、コネクタ81,82、コイル部CP、配線部LP1,LP2、端子導体41、および、端子導体42等を備える。
積層体20Dは、可撓性を有する長方形状の平板であり、絶縁体層21、絶縁体層22、絶縁体層23を備える。絶縁体層21、絶縁体層22、絶縁体層23は、この順に積層されている。積層体20Dは、互いに対向する第1主面VS1および第2主面VS2を有する。絶縁体層21が積層体20Dの表層の絶縁体層であり、図7(B)に示す絶縁体層21の表面が、積層体20Dの第1主面VS1である。また、図7(B)に示す絶縁体層23の裏面が、積層体20Dの第2主面VS2である。
コイル導体パターン31,32および配線導体パターン37,38は、絶縁体層21の表面、すなわち、積層体20Dの第1主面VS1に形成されている。コイル導体パターン31,32は、絶縁体層21の中央から一端(図7(B)における絶縁体層21の左端)寄りの位置に配置されている。配線導体パターン37,38は、絶縁体層21の長手方向(X軸方向)に延伸する線状導体である。配線導体パターン37の一端は、コイル導体パターン31の外端部311に接続されている。配線導体パターン38の一端は、コイル導体パターン32の端部322に接続されている。
接続導体パターン33は、絶縁体層22における絶縁体層21側の面に形成されている。接続導体パターン33は、絶縁体層22の中央から一端(図7(B)における絶縁体層22の左端)寄りの位置に配置されている。
端子導体41,42は、絶縁体層23における絶縁体層22側と反対側の面(積層体20Dの裏面、すなわち、積層体20Dの第2主面VS2)に形成されている。端子導体41は、絶縁体層23の一端(図7(B)における絶縁体層23の左端)側に配置されている。端子導体42は、絶縁体層23の他端(図7(B)における絶縁体層23の右端)側に配置されている。
端子導体41は、積層方向において、配線導体パターン37の他端に重なっている。端子導体41と配線導体パターン37の他端とは、積層方向に延びる形状の層間接続導体51によって接続されている。このように、配線導体パターン37および層間接続導体51によって、外端部311(第1端部)と端子導体41(第1の端子導体)との間が接続されている。
端子導体42は、積層方向において、配線導体パターン38の他端に重なっている。端子導体42と配線導体パターン38の他端とは、積層方向に延びる形状の層間接続導体54によって接続されている。このように、配線導体パターン38および層間接続導体54によって、端部322(第4端部)と端子導体42(第2の端子導体)との間が接続されている。
誘電体層70は、積層体20Dの表面(第1主面VS1)に配置されている。誘電体層70は、コイル導体パターン31およびコイル導体パターン32を覆っている。誘電体層70は、絶縁性を有するものであれば、磁性を有する層を用いてもよい。これにより、インダクタンスを大きくすることができる。
保護層1は、積層体20Dの裏面(第2主面VS2)に配置されている。保護層1は端子導体41,42の位置に応じた部分に開口部AP1,AP2を有する。そのため、保護層1が第2主面VS2を覆っても、端子導体41,42は第2主面VS2に露出する。保護層1は、例えばソルダーレジスト膜やカバーレイフィルム等である。なお、保護層1は必須ではない。
コネクタ81は、積層体20Dの第2主面VS2に実装され、積層体20Dの一端(図7(A)のおける積層体20Dの左端)側に配置されている。コネクタ81は、はんだ等の導電性接合材を介して、第2主面VS2に露出する端子導体41に接合されている。
コネクタ82は、積層体20Dの第2主面VS2に実装され、積層体20Dの他端(図7(A)における積層体20Dの右端)側に配置されている。コネクタ82は、はんだ等の導電性接合材を介して、第2主面VS2に露出する端子導体42に接合されている。
コイル部CPは、多層基板10Dを複数の絶縁体層21,22,23の積層方向から視て、コイル導体パターン31,32および接続導体パターン33が配置された部分である。また、配線部LP1,LP2は、多層基板10Dを積層方向から視て、コイル部CP以外の部分であり、配線導体パターン37,38が配置された部分である。
このようにして、コイル部CPと、配線部LP1,LP2(伝送線路)と、を備えた多層基板を実現できる。
本実施形態に係る多層基板10Dでは、コンデンサ(図3に示すコンデンサCを参照)のキャパシタンスは、誘電体層70の比誘電率にも依存する。したがって、誘電体層70の比誘電率を所望の比誘電率にすることで、コンデンサのキャパシタンスを所望のキャパシタンスにできる。これにより、所望とするフィルタ特性をより確実に実現できる。
なお、誘電体層70の比誘電率は、絶縁体層21,22,23の比誘電率よりも大きいことが好ましい。これにより、大きなキャパシタンスを容易に実現でき、例えば、フィルタ特性の実現可能な範囲を広げることができる。
次に、本発明の多層基板を用いた電子機器について、図を参照して説明する。図8は第5の実施形態に係る電子機器305の主要部を示す断面図である。
電子機器305は、多層基板10E、回路基板201,202,203等を備える。回路基板201,202,203は、例えばプリント配線基板である。
多層基板10Eは、積層体20Dの第2主面VS2にコネクタ82が実装されている点で、上述した多層基板10Dと異なる。また、多層基板10Eは、コイル導体パターン34を備える点、配線部に屈曲部CRを有する点で、多層基板10Dと異なる。多層基板10Eの他の構成については、多層基板10Dと実質的に同じである。
コイル導体パターン34は、スパイラル形状である。多層基板10Eでは、第3の実施形態と同様に、スパイラル形状のコイル導体パターン31,34を複数層形成する構成である。すなわち、スパイラル形状のコイル導体パターン31,34はそれぞれ異なる絶縁体層に形成されている。
図示は省略するが、コイル導体パターン31の内端部は、層間接続導体を介して、コイル導体パターン34の内端部に接続されている。コイル導体パターン34の外端部は、接続導体パターンおよび層間接続導体を介して、コイル導体パターン32の端部に接続されている。
図8に示すように、多層基板10Eは、回路基板203の外形に沿って屈曲した状態で、回路基板201,202にそれぞれ接続されている。具体的には、多層基板10Eのコネクタ81が、回路基板202に実装されたレセプタクル(図示省略)に接続される。また、コネクタ82は、回路基板201に実装されたレセプタクル(図示省略)に接続される。この回路基板201の内部には、導体パターン61が形成されている。
図8に示すように、コイル部CPの少なくとも一部は、積層方向(コイル軸AX、またはZ軸方向)から視て、回路基板201の導体パターン61に重なっている。コイル部CPと導体パターン61とが重なる部分において、第1主面VS1と導体パターン61との間の距離L1は、第2主面VS2と導体パターン61との間の距離L2よりも大きい(L1>L2)。
本実施形態に係る電子機器305では、コイル部CPと導体パターン61とが重なる部分において、コイル導体パターン31,32が形成された第1主面VS1の方が、第2主面VS2よりも、回路基板201に形成される導体パターン61から離間して配置されている。そのため、積層体20Dの第1主面VS1側が上記導体パターン61に近接して配置されている場合に比べて、コイル部CPと導体パターン61との間の距離は大きくなり、コイル部CPと導体パターン61との間に発生する不要な容量(浮遊容量)を小さくできる。
また、電子機器305のように、スパイラル形状のコイル導体パターン31,34を複数層形成する構成の場合でも、第2主面VS2よりも第1主面VS1を、上記導体パターン61から離間して配置することが好ましい。第1主面VS1に形成されるコイル導体パターン(コイル導体パターン31,32)は、他の層に形成されるコイル導体パターン(コイル導体パターン34)に比べて、導体面積が大きい。そのため、相対的に導体面積の大きな第1主面VS1を、第2主面VS2よりも導体パターン61から離間して配置することで、コイル部CPと導体パターン61との間に発生する不要な容量(浮遊容量)を小さくできる。
特に、第1主面VS1に誘電体層70が配置されている場合には、第2主面VS2よりも第1主面VS1を、上記導体パターン61から離間して配置することが好ましい。
なお、多層基板が屈曲部を有する場合、コイル導体パターンの位置ずれや変形等が生じ、コイル部CPと導体パターン61との間に発生する不要な容量(浮遊容量)が変化しやすい。そのため、相対的に導体面積の大きな第1主面VS1を、第2主面VS2よりも導体パターン61から離間して配置することにより、多層基板の屈曲に伴う不要な容量(浮遊容量)の変化量を小さくできる。
また、以下に示す理由から、多層基板10Eのように、屈曲部CRは配線部にあることが好ましい。一般的に、導体パターンは、樹脂材料からなる絶縁体層よりも相対的に剛性が高い。そのため、導体比率の高いコイル部CPよりも配線部の方が、高い可撓性を有し、容易に変形しやすい。また、コイル部CPを変形した場合には、多層基板が備えるコイル(図3に示すコイルLを参照)のコイル特性(インダクタ特性)が変動してしまう虞がある。
《第6の実施形態》
次に、本発明の第6の実施形態に係る電子機器について、図を参照して説明する。図9は本発明の第6の実施形態に係る電子機器306の主要部を示す断面図である。
電子機器306は、多層基板10F、回路基板201,202、実装部品83等を備える。
多層基板10Fは、積層体20Dの第2主面VS2にコネクタ82が実装されている点で、第5の実施形態に係る多層基板10Dと異なる。また、多層基板10Fは、配線部LP1,L2にそれぞれ屈曲部CR1,CR2を有する点、コイル導体パターン34を備える点で、多層基板10Dと異なる。多層基板10Fの他の構成については、多層基板10Dと実質的に同じである。
コイル導体パターン34は、スパイラル形状である。多層基板10Fでは、第3の実施形態と同様に、スパイラル形状のコイル導体パターン31,34を複数層形成する構成である。すなわち、スパイラル形状のコイル導体パターン31,34はそれぞれ異なる絶縁体層に形成されている。
図示は省略するが、コイル導体パターン31の内端部は、層間接続導体を介して、コイル導体パターン34の内端部に接続されている。コイル導体パターン34の外端部は、接続導体パターンおよび層間接続導体を介して、コイル導体パターン32の端部に接続されている。
回路基板201の内部には導体パターン61が形成されており、回路基板202の内部には導体パターン62が形成されている。回路基板202の表面(図9における回路基板202の上面)には、実装部品83が実装されている。
図9に示すように、多層基板10Fは、実装部品83の外形に沿って屈曲した状態で、回路基板201,202にそれぞれ接続されている。具体的には、多層基板10Fのコネクタ81が、回路基板202に実装されたレセプタクル(図示省略)に接続される。また、コネクタ82は、回路基板201に実装されたレセプタクル(図示省略)に接続される。
図9に示すように、コイル部CPの少なくとも一部は、積層方向(コイル軸AX、またはX軸方向)から視て、実装部品83に重なっている。コイル部CPと実装部品83とが重なる部分において、第1主面VS1と実装部品83との間の距離L1Aは、第2主面VS2と実装部品83との間の距離L2Aよりも大きい(L1A>L2A)。
本実施形態に係る電子機器306では、コイル部CPと実装部品83とが重なる部分において、コイル導体パターン31,32が形成された第1主面VS1の方が、第2主面VS2よりも、実装部品83から離間して配置されている。そのため、積層体20Dの第1主面VS1側が上記実装部品83に近接して配置されている場合に比べて、コイル部CPと実装部品83との間の距離は大きくなり、コイル部CPと実装部品83との間に発生する不要な容量(浮遊容量)を抑制できる。
また、電子機器306のように、スパイラル形状のコイル導体パターン31,34を複数層形成する構成の場合にも、第2主面VS2よりも第1主面VS1を、上記実装部品83から離間して配置することが好ましい。第1主面VS1に形成されるコイル導体パターン(コイル導体パターン31,32)は、他の層に形成されるコイル導体パターン(コイル導体パターン34)に比べて、導体面積が大きい。そのため、相対的に導体面積の大きな第1主面VS1を、第2主面VS2よりも実装部品83から離間して配置することで、コイル部CPと実装部品83との間に発生する不要な容量(浮遊容量)を小さくできる。
なお、多層基板が屈曲部を有する場合、コイル導体パターンの位置ずれや変形等が生じ、コイル部CPと実装部品83との間に発生する不要な容量(浮遊容量)が変化しやすい。そのため、相対的に導体面積の大きな第1主面VS1を、第2主面VS2よりも実装部品83から離間して配置することにより、多層基板の屈曲に伴う不要な容量(浮遊容量)の変化量を小さくできる。
《第7の実施形態》
次に、本発明の第7の実施形態に係る電子機器について、図を参照して説明する。図10は本発明の第7の実施形態に係る電子機器307の主要部を示す断面図である。
電子機器307は、多層基板10G、回路基板201,202等を備える。
多層基板10Gは、第5の実施形態に係る多層基板10Dと同様に、積層体20Dの第1主面VS1にコネクタ81,82が実装されている。多層基板10Gは、配線部に屈曲部を有する点、コイル導体パターン34を備える点で、多層基板10Dと異なる。多層基板10Gの他の構成については、多層基板10Dと同じである。
コイル導体パターン34は、スパイラル形状である。多層基板10Gでは、第3の実施形態と同様に、スパイラル形状のコイル導体パターン31,34を複数層形成する構成である。すなわち、スパイラル形状のコイル導体パターン31,34はそれぞれ異なる絶縁体層に形成されている。
図示は省略するが、コイル導体パターン31の内端部は、層間接続導体を介して、コイル導体パターン34の内端部に接続されている。コイル導体パターン34の外端部は、接続導体パターンおよび層間接続導体を介して、コイル導体パターン32の端部に接続されている。
回路基板201の内部には導体パターン61が形成されており、回路基板202の内部には導体パターン62が形成されている。
多層基板10Gは、配線部に屈曲部CRを有する。図10に示すように、多層基板10Gは、配線部の第2主面VS2側が内側になるようにU字形に屈曲された状態で、回路基板201,202にそれぞれ接続されている。具体的には、多層基板10Gのコネクタ81が、回路基板201に実装されたレセプタクル(図示省略)に接続される。また、コネクタ82は、回路基板202に実装されたレセプタクル(図示省略)に接続される。
図10に示すように、コイル部CPの少なくとも一部は、積層方向(コイル軸AX、またはZ軸方向)から視て、端子導体41(第1の端子導体)に重なっている。コイル部CPと端子導体41とが重なる部分において、第1主面VS1と端子導体41との間の距離L1Bは、第2主面VS2と端子導体41との間の距離L2Bよりも大きい(L1B>L2B)。
本実施形態に係る電子機器307では、コイル部CPと端子導体41とが重なる部分において、コイル導体パターン31,32が形成された第1主面VS1の方が、第2主面VS2よりも、端子導体41から離間して配置されている。そのため、積層体20Dの第1主面VS1側が上記端子導体41に近接して配置されている場合に比べて、コイル部CPと端子導体41との間の距離は大きくなり、コイル部CPと端子導体41との間に発生する不要な容量(浮遊容量)を小さくできる。
また、電子機器307のように、スパイラル形状のコイル導体パターン31,34を複数層形成する構成の場合にも、第2主面VS2よりも第1主面VS1を、上記端子導体41から離間して配置することが好ましい。第1主面VS1に形成されるコイル導体パターン(コイル導体パターン31,32)は、他の層に形成されるコイル導体パターン(コイル導体パターン34)に比べて、導体面積が大きい。そのため、相対的に導体面積の大きな第1主面VS1を、第2主面VS2よりも端子導体41から離間して配置することで、コイル部CPと端子導体41との間に発生する不要な容量(浮遊容量)を小さくできる。
なお、多層基板が屈曲部を有する場合、コイル導体パターンの位置ずれや変形等が生じ、コイル部CPと端子導体41との間に発生する不要な容量(浮遊容量)が変化しやすい。そのため、相対的に導体面積の大きな第1主面VS1を、第2主面VS2よりも端子導体41から離間して配置することにより、多層基板の屈曲に伴う不要な容量(浮遊容量)の変化量を小さくできる。
また、端子導体は、コネクタ等との接続信頼性を高めるために、比較的面積を大きく形成する場合(例えば、配線導体パターンの線幅よりも幅を広く形成する)が多く、端子導体とコイル部CPとの間に発生する不要な容量が大きくなることがある。しかし、この構成によれば、コイル部CPと端子導体との間に発生する不要な容量を効果的に小さくできる。
なお、本実施形態では、コイル部CPの少なくとも一部が、積層方向から視て、端子導体41(第1の端子導体)に重なっている例を示したが、この構成に限定されるものではない。コイル部CPの少なくとも一部が、積層方向から視て、端子導体42(第2の端子導体)に重なっている場合でも、上記構成により、コイル部CPと端子導体42との間に発生する不要な容量を小さくできる。すなわち、コイル部CPと端子導体42とが重なる部分において、第1主面VS1と端子導体42との間の距離を、第2主面VS2と端子導体42との間の距離よりも大きくすることにより、コイル部CPと端子導体42との間に発生する不要な容量を小さくできる。
《その他の実施形態》
以上に示した各実施形態では、積層体が直方体状、または長方形状の平板である例を示したが、この構成に限定されるものではない。積層体の形状は、本発明の作用・効果を奏する範囲において適宜変更可能である。積層体の平面形状は、例えば円形、楕円形、多角形、T字形、Y字形、L字形などであってもよい。
また、以上に示した各実施形態では、配線導体パターン37,38および配線部(伝送線路)が積層体の長手方向(X軸方向)に直線状に延伸する構成例を示したが、この構成に限定されるものではない。配線導体パターンの形状、本数、配線経路等については、本発明の作用・効果を奏する範囲において適宜変更可能である。すなわち、配線部は多芯であってもよく、配線部(配線導体パターン)は屈曲していてもよい。また、配線部が多芯である場合(複数の配線導体パターンを備える場合)には、配線部が分岐する部分を有していてもよい。
以上に示した第5、第6、第7の実施形態では、配線導体パターン37が形成された配線部LP1と、配線導体パターン38が形成された配線部LP2の例を示したが、配線部の構成はこれに限定されるものではない。配線部は、例えばストリップライン構造、マイクロストリップライン構造、またはコプレーナ線路等が構成されていてもよい。
なお、以上に示した第5、第6、第7の実施形態では、コネクタを用いて多層基板を回路基板に接続する例を示したが、この構成に限定されるものではない。コネクタは必須の構成ではない。はんだ等の導電性接合材を介して、多層基板の端子導体を回路基板に直接接合してもよい。
また、以上に示した第5、第6、第7の実施形態では、2つのコネクタ81,82を備える多層基板の例を示したが、この構成に限定されるものではない。コネクタの個数は、多層基板が有する回路構成によって適宜変更可能である。すなわち、多層基板が3つ以上のコネクタを備えていてもよい。
同様に、第1、第2、第3、第4の実施形態では、矩形状の2つの端子導体41,42が積層体の裏面に形成されている例を示したが、この構成に限定されるものではない。端子導体の形状、個数は、多層基板が有する回路構成によって適宜変更可能である。すなわち、多層基板が3つ以上の端子導体を備えていてもよい。また、端子導体の形状は、例えば円形、楕円形、多角形、T字形、L字形等であってもよい。
なお、各実施形態の構成は、それぞれ組み合わせることが可能であり、これらの組合せに応じて、各実施形態に示した作用効果を奏することができる。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲内と均等の範囲内での実施形態からの変更が含まれる。
AP1、AP2:開口
LP:コイル部
CP1、CP2:配線部
VS1:第1主面
VS2:第2主面
1:保護層
10、10A、10B、10C:多層基板
20、20C、20D、20E、20F、20G:積層体
21、22、23、24、25、26:絶縁体層
31、32、34、35、36:コイル導体パターン
33、33C:接続導体パターン
37、38:配線導体パターン
41、42:端子導体
51、52、53、54、55、552、553:層間接続導体
60:離間距離調整部
61、62:導体パターン
70:誘電体層
81、82:コネクタ
83:表面実装部品
201、202、203:回路基板
311、341、351、361:外端部
312、342、352、362:内端部
321、322、331、332:端部
323:幅狭部
C:コンデンサ
L:コイル
P1:入出力端子
P2:入出力端子

Claims (6)

  1. 複数の絶縁体層が積層された積層体と、
    前記複数の絶縁体層における少なくとも前記積層体の表層の絶縁体層の表面に形成され、第1端と第2端とを有する巻回形からなる第1のコイル導体パターンと、
    前記表層の絶縁体層の表面に形成され、第3端と第4端とを有する第2のコイル導体パターンと、
    前記積層体に形成され、前記第1のコイル導体パターンと前記第2のコイル導体パターンとを接続する接続導体パターンと、
    前記積層体に形成された第1の端子導体および第2の端子導体と、
    前記第1端と前記第1の端子導体との間、または前記第4端と前記第2の端子導体との間を接続する配線導体パターンと、
    前記複数の絶縁体層の積層方向から視て、前記第1のコイル導体パターン、前記第2のコイル導体パターンおよび前記接続導体パターンが配置されたコイル部と、
    前記積層方向から視て、前記配線導体パターンが配置された配線部と、を備え、
    前記第1のコイル導体パターンの前記第1端は、前記第1の端子導体に接続されており、
    前記第2のコイル導体パターンの前記第4端は、前記第2の端子導体に接続されており、
    前記接続導体パターンは、前記第1のコイル導体パターンの前記第2端と、前記第2のコイル導体パターンの前記第3端とを接続しており、
    前記第1の端子導体及び前記第2の端子導体は、前記複数の絶縁体層の積層方向から視て、前記第1のコイル導体パターンを挟んだ位置に配置され、
    前記第2のコイル導体パターンは、前記表層の前記第1のコイル導体パターンの外周に沿って、且つ前記第1のコイル導体パターンの一部のみに並走して配置されており、
    並走部における前記第1のコイル導体パターンの電流方向と前記第2のコイル導体パターンの電流方向とが同じであり、
    前記並走部は、前記第1のコイル導体パターンの延びる方向における前記第1端に近い位置に配置され
    前記積層体は、可撓性を有し、且つ、互いに対向する第1主面および第2主面を有し、
    前記第1主面は、前記第1のコイル導体パターンおよび前記第2のコイル導体パターンが形成された、前記表層の前記絶縁体層の表面である多層基板を備え、
    前記多層基板は、前記配線部に屈曲部を有し、
    前記コイル部の少なくとも一部は、前記積層方向から視て、前記第1の端子導体に重なり、
    前記コイル部と前記第1の端子導体とが重なる部分での前記第1主面と前記第1の端子導体との間の距離は、前記コイル部と前記第1の端子導体とが重なる部分での前記第2主面と前記第1の端子導体との間の距離よりも大きく、
    前記コイル部の少なくとも一部は、前記積層方向から視て、前記第2の端子導体に重なり、
    前記コイル部と前記第2の端子導体とが重なる部分での前記第1主面と前記第2の端子導体との間の距離は、前記コイル部と前記第2の端子導体とが重なる部分での前記第2主面と前記第2の端子導体との間の距離よりも大きい、
    電子機器。
  2. 前記積層体の表面を覆う誘電体層を備える、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記誘電体層の比誘電率は、前記絶縁体層の比誘電率よりも高い、
    請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記並走部には、前記第1のコイル導体パターンと前記第2のコイル導体パターンとの距離が調整された離間距離調整部を備える、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 前記第1のコイル導体パターンは、前記表層を含む2層以上の絶縁体層に形成されている、
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記第1の端子導体および前記第2の端子導体は、前記積層体の裏面に形成されている、
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電子機器。
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