JP5472553B2 - 高周波信号線路及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、高周波信号線路に関し、より特定的には、可撓性を有する素体に信号線が設けられてなる高周波信号線路及び電子機器に関する。
従来の高周波信号線路としては、例えば、特許文献1に記載のフレキシブル基板が知られている。図17は、特許文献1に記載のフレキシブル基板600を積層方向から平面視した図である。
フレキシブル基板600は、信号線路602及びグランド層604を備えている。信号線路602は、線状の導体である。グランド層604は、誘電体層を介して、信号線路602の積層方向の上側に積層されている。また、図示しないが、信号線路602の積層方向の下側にはグランド層が設けられている。そして、フレキシブル基板600では、グランド層604には、複数の開口606が設けられている。複数の開口606は、長方形状をなしており、信号線路602上において一列に並んでいる。このように複数の開口606が設けられることにより、フレキシブル基板600の薄型化が図られている。
しかしながら、特許文献1に記載のフレキシブル基板600では、信号線路602は、グランド層604及び図示しないグランド層により挟まれている。グランド層604及び図示しないグランド層は、変形しにくい銅箔などにより作製されるので、高周波信号線路が折り曲げられることを阻害する。
特開2007−123740号公報
そこで、本発明の目的は、折り曲げて用いることが容易な高周波信号線路及び電子機器を提供することである。
本発明の一形態に係る高周波信号線路は、可撓性を有する複数の絶縁体層が積層されて構成されている素体と、前記素体に設けられている線状の信号線と、前記素体に設けられ、かつ、前記信号線に沿って延在している第1のグランド導体と、前記素体に設けられ、かつ、前記信号線よりも積層方向の一方側において、該信号線が延びる方向に所定間隔をおいて並んでいる複数のグランド導体であって、前記絶縁体層を介して該信号線と対向している複数の第2のグランド導体と、前記絶縁体層を貫通している複数のビアホール導体であって、前記第1のグランド導体と前記複数の第2のグランド導体とを接続している複数の第1のビアホール導体と、を備えていること、を特徴とする。
本発明の一形態に係る電子機器は、筐体と、前記筐体に収容されている高周波信号線路と、を備えており、前記高周波信号線路は、可撓性を有する複数の絶縁体層が積層されて構成されている素体と、前記素体に設けられている線状の信号線と、前記素体に設けられ、かつ、前記信号線に沿って延在している第1のグランド導体と、前記素体に設けられ、かつ、前記信号線よりも積層方向の一方側において、該信号線が延びる方向に所定間隔をおいて並んでいる複数のグランド導体であって、前記絶縁体層を介して該信号線と対向している複数の第2のグランド導体と、前記絶縁体層を貫通している複数のビアホール導体であって、前記第1のグランド導体と前記複数の第2のグランド導体とを接続している複数の第1のビアホール導体と、を備えていること、を特徴とする。
本発明によれば、高周波信号線路を折り曲げて用いることが容易となる。
本発明の一実施形態に係る高周波信号線路の外観斜視図である。 図1の高周波信号線路の誘電体素体の分解図である。 図1の高周波信号線路の断面構造図である。 高周波信号線路の断面構造図である。 高周波信号線路のコネクタの外観斜視図及び断面構造図である。 高周波信号線路が用いられた電子機器をy軸方向及びz軸方向から平面視した図である。 高周波信号線路の等価回路図である。 高周波信号線路の位置と特性インピーダンスとの関係を示したグラフである。 第1の変形例に係る高周波信号線路の誘電体素体の分解図である。 高周波信号線路のグランド導体の等価回路図である。 第2の変形例に係る高周波信号線路の誘電体素体の分解図である。 第2の変形例に係る高周波信号線路の誘電体素体の分解図である。 第4の変形例に係る高周波信号線路の誘電体素体の分解図である。 第5の変形例に係る高周波信号線路の誘電体素体の分解図である。 第6の変形例に係る高周波信号線路の誘電体素体の分解図である。 第7の変形例に係る高周波信号線路の誘電体素体の分解図である。 特許文献1に記載のフレキシブル基板を積層方向から平面視した図である。
以下に、本発明の実施形態に係る高周波信号線路及び電子機器について図面を参照しながら説明する。
(高周波信号線路の構成)
以下に、本発明の一実施形態に係る高周波信号線路の構成について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る高周波信号線路10の外観斜視図である。図2は、図1の高周波信号線路10の誘電体素体12の分解図である。図3は、図1の高周波信号線路10の断面構造図である。図4は、高周波信号線路10の断面構造図である。図5は、高周波信号線路10のコネクタ100bの外観斜視図及び断面構造図である。図1ないし図5において、高周波信号線路10の積層方向をz軸方向と定義する。また、高周波信号線路10の長手方向をx軸方向と定義し、x軸方向及びz軸方向に直交する方向をy軸方向と定義する。
高周波信号線路10は、例えば、携帯電話等の電子機器内において、2つの高周波回路を接続するために用いられる。高周波信号線路10は、図1ないし図3に示すように、誘電体素体12、外部端子16(16a,16b)、信号線20、グランド導体22,24、ビアホール導体b1〜b4,B1〜B6及びコネクタ100a,100bを備えている。
誘電体素体12は、z軸方向から平面視したときに、x軸方向に延在しており、線路部12a、接続部12b,12cを含んでいる。誘電体素体12は、図2に示す保護層14及び誘電体シート(絶縁体層)18(18a〜18d)がz軸方向の正方向側から負方向側へとこの順に積層されて構成されている積層体である。以下では、誘電体素体12のz軸方向の正方向側の主面を表面(第1の主面)と称し、誘電体素体12のz軸方向の負方向側の主面を裏面(第2の主面)と称す。
線路部12aは、x軸方向に延在している。接続部12b,12cはそれぞれ、線路部12aのx軸方向の負方向側の端部及びx軸方向の正方向側の端部に接続されており、矩形状をなしている。接続部12b,12cのy軸方向の幅は、線路部12aのy軸方向の幅よりも広い。
誘電体シート18は、z軸方向から平面視したときに、x軸方向に延在しており、誘電体素体12と同じ形状をなしている。誘電体シート18は、ポリイミドや液晶ポリマー等の可撓性を有する熱可塑性樹脂により構成されている。誘電体シート18a,18bの合計の厚さT1は、図4に示すように、誘電体シート18cの厚さT2よりも厚い。例えば、誘電体シート18a〜18dの積層後において、厚さT1は50〜300μmである。本実施形態では、厚さT1は150μmである。また、厚さT2は10〜100μmである。本実施形態では、厚さT2は50μmである。以下では、誘電体シート18のz軸方向の正方向側の主面を表面と称し、誘電体シート18のz軸方向の負方向側の主面を裏面と称す。
また、誘電体シート18aは、線路部18a−a及び接続部18a−b,18a−cにより構成されている。誘電体シート18bは、線路部18b−a及び接続部18b−b,18b−cにより構成されている。誘電体シート18cは、線路部18c−a及び接続部18c−b,18c−cにより構成されている。誘電体シート18dは、線路部18d−a及び接続部18d−b,18d−cにより構成されている。線路部18a−a,18b−a,18c−a,18d−aは、線路部12aを構成している。接続部18a−b,18b−b,18c−b,18d−bは、接続部12bを構成している。接続部18a−c,18b−c,18c−c,18d−cは、接続部12cを構成している。
外部端子16aは、図1及び図2に示すように、接続部18a−bの表面の中央近傍に設けられている矩形状の導体である。外部端子16bは、図1及び図2に示すように、接続部18a−cの表面の中央近傍に設けられている矩形状の導体である。外部端子16a,16bは、銀や銅を主成分とする比抵抗の小さな金属材料により作製されている。また、外部端子16a,16bの表面には、金めっきが施されている。
信号線20は、図2に示すように、誘電体素体12内に設けられている線状導体であり、誘電体シート18cの表面をx軸方向に延在している。信号線20の両端はそれぞれ、z軸方向から平面視したときに、外部端子16a,16bと重なっている。信号線20は、銀や銅を主成分とする比抵抗の小さな金属材料により作製されている。
グランド導体22(第1のグランド導体)は、図2に示すように、誘電体素体12内において信号線20よりもz軸方向の正方向側に設けられ、より詳細には、誘電体素体12の表面に最も近い誘電体シート18aの表面に設けられている。グランド導体22は、誘電体シート18aの表面において信号線20に沿ってx軸方向に延在しており、図2に示すように、誘電体シート18a,18bを介して信号線20と対向している。グランド導体22には、実質的に開口が設けられていない。すなわち、グランド導体22は、線路部12aにおける信号線20に沿ってx軸方向に連続的に延在する電極、所謂ベタ状の電極である。ただし、グランド導体22は線路部12aを完全に覆っている必要はなく、例えば、誘電体シート18の熱可塑性樹脂が熱圧着される際に発生するガスを逃がすためにグランド導体22の所定の位置に微小な穴などが設けられるものであってもよい。グランド導体22は、銀や銅を主成分とする比抵抗の小さな金属材料により作製されている。
また、グランド導体22は、線路部22a、端子部22b,22cにより構成されている。線路部22aは、線路部18a−aの表面に設けられ、x軸方向に延在している。端子部22bは、接続部18a−bの表面に設けられ、外部端子16aの周囲を囲む矩形状の環をなしている。端子部22bは、線路部22aのx軸方向の負方向側の端部に接続されている。端子部22cは、接続部18a−cの表面に設けられ、外部端子16bの周囲を囲む環状の矩形状をなしている。端子部22cは、線路部22aのx軸方向の正方向側の端部に接続されている。
ここで、高周波信号線路10の特性インピーダンスは、主に、信号線20とグランド導体22との対向面積及び距離、並びに、誘電体シート18a〜18dの比誘電率に基づいて定まる。そこで、高周波信号線路10の特性インピーダンスを50Ωに設定する場合には、例えば、信号線20とグランド導体22によって高周波信号線路10の特性インピーダンスが50Ωよりもやや高めの55Ωとなるように設計する。そして、信号線20とグランド導体22とグランド導体24によって高周波信号線路10aの特性インピーダンスが50Ωとなるように、後述するグランド導体24の形状を調整する。以上のように、グランド導体22は、基準グランド導体としての役割を果たす。
グランド導体24(第2のグランド導体)は、図2に示すように、誘電体素体12内において信号線20よりもz軸方向の負方向側に設けられ、より詳細には、誘電体シート18dの表面に設けられている。これにより、グランド導体24は、図2に示すように、誘電体シート18c,18d間に設けられている。グランド導体24は、y軸方向に延在する長方形状をなしており、z軸方向から平面視したときに、信号線20と交差している。そして、グランド導体24は、誘電体シート18dの表面において、信号線20に沿ってx軸方向に一列に所定間隔をおいて(本実施形態では、等間隔に)並んでいる。複数のグランド導体24の間隔は、信号線20を伝送される高周波信号の波長の半分以下であることが望ましい。更に、グランド導体24は、誘電体シート18cを介して信号線20と対向している。これにより、グランド導体24は、信号線20を挟んでグランド導体22と対向している。また、グランド導体24は、銀や銅を主成分とする比抵抗の小さな金属材料により作製されている。
ここで、図2に示すように、高周波信号線路10において、信号線20とグランド導体24とが重なっていない領域を領域A1と呼び、信号線20とグランド導体24とが重なっている領域を領域A2と呼ぶ。領域A1と領域A2とは、x軸方向に交互に並んでいる。また、図2に示すように、領域A1における信号線20の線幅Waは、領域A2における信号線20の線幅Wbよりも大きい。領域A1においては、信号線20はグランド導体24と重なっていないため、線幅Waを大きくして信号線の高周波抵抗値を小さくすることができる。一方、領域A2においては、信号線20はグランド導体24と重なっているため、高周波抵抗値の低下を抑制するために領域A1よりも線幅Wbを小さく設定している。
グランド導体24は、シールドとしても機能する補助グランド導体である。また、グランド導体24は、前記の通り、高周波信号線路10の特性インピーダンスが50Ωとなるように最終的な調整を行うために設計されている。
ビアホール導体b1は、誘電体シート18aの接続部18a−bをz軸方向に貫通している。ビアホール導体b3は、誘電体シート18bの接続部18b−bをz軸方向に貫通している。ビアホール導体b1,b3は、互いに接続されることにより一本のビアホール導体を構成しており、外部端子16aと信号線20のx軸方向の負方向側の端部とを接続している。
ビアホール導体b2は、誘電体シート18aの接続部18a−cをz軸方向に貫通している。ビアホール導体b4は、誘電体シート18bの接続部18b−cをz軸方向に貫通している。ビアホール導体b2,b4は、互いに接続されることにより一本のビアホール導体を構成しており、外部端子16bと信号線20のx軸方向の正方向側の端部とを接続している。これにより、信号線20は、外部端子16a,16b間に接続されている。ビアホール導体b1〜b4は、銀や銅を主成分とする比抵抗の小さな金属材料により作製されている。
複数のビアホール導体B1〜B3はそれぞれ、誘電体シート18a,18b,18cの線路部18a−a,18b−a,18c−aをz軸方向に貫通しており、線路部18a−a,18b−a,18c−aにおいて一列に等間隔に並んでいる。ビアホール導体B1〜B3は、z軸方向から平面視したときに、信号線20よりもy軸方向の正方向側(信号線20が延在している方向に直交する直交方向の一方側)に設けられている。そして、ビアホール導体B1〜B3は、互いに接続されることにより1本のビアホール導体を構成しており、グランド導体22とグランド導体24のy軸方向の正方向側の端部とを接続している。ビアホール導体B1〜B3は、銀や銅を主成分とする比抵抗の小さな金属材料により作製されている。
複数のビアホール導体B4〜B6はそれぞれ、誘電体シート18a,18b,18cの線路部18a−a,18b−a,18c−aをz軸方向に貫通しており、線路部18a−a,18b−a,18c−aにおいて一列に等間隔に並んでいる。ビアホール導体B4〜B6は、z軸方向から平面視したときに、信号線20よりもy軸方向の負方向側(信号線20が延在している方向に直交する直交方向の他方側)に設けられている。そして、ビアホール導体B4〜B6は、互いに接続されることにより1本のビアホール導体を構成しており、グランド導体22とグランド導体24のy軸方向の負方向側の端部とを接続している。ビアホール導体B4〜B6は、銀や銅を主成分とする比抵抗の小さな金属材料により作製されている。
以上のように、信号線20は、図4に示すように、ビアホール導体B1〜B6及びグランド導体22,24により周囲を囲まれている。また、信号線20は、z軸方向の両側からグランド導体22,24によって挟まれているので、トリプレート型のストリップライン構造をなしている。そして、信号線20とグランド導体22との間隔は、図4に示すように誘電体シート18a,18bの合計の厚さT1と略等しく、例えば、50μm〜300μmである。本実施形態では、信号線20とグランド導体22との間隔は、150μmである。一方、信号線20とグランド導体24との間隔は、図4に示すように誘電体シート18cの厚さT2と略等しく、例えば、10μm〜100μmである。本実施形態では、信号線20とグランド導体24との間隔は、50μmである。すなわち、厚みT1は厚みT2よりも大きくなるように設計されている。
保護層14は、誘電体シート18aの表面の略全面を覆っている。これにより、保護層14は、グランド導体22を覆っている。保護層14は、例えば、レジスト材等の可撓性樹脂からなる。
また、保護層14は、図2に示すように、線路部14a及び接続部14b,14cにより構成されている。線路部14aは、線路部18a−aの表面の全面を覆うことにより、線路部22aを覆っている。
接続部14bは、線路部14aのx軸方向の負方向側の端部に接続されており、接続部18a−bの表面を覆っている。ただし、接続部14bには、開口Ha〜Hdが設けられている。開口Haは、接続部14bの略中央に設けられている矩形状の開口である。外部端子16aは、開口Haを介して外部に露出している。また、開口Hbは、開口Haのy軸方向の正方向側に設けられている矩形状の開口である。開口Hcは、開口Haのx軸方向の負方向側に設けられている矩形状の開口である。開口Hdは、開口Haのy軸方向の負方向側に設けられている矩形状の開口である。端子部22bは、開口Hb〜Hdを介して外部に露出することにより、外部端子として機能する。
接続部14cは、線路部14aのx軸方向の正方向側の端部に接続されており、接続部18a−cの表面を覆っている。ただし、接続部14cには、開口He〜Hhが設けられている。開口Heは、接続部14cの略中央に設けられている矩形状の開口である。外部端子16bは、開口Heを介して外部に露出している。また、開口Hfは、開口Heのy軸方向の正方向側に設けられている矩形状の開口である。開口Hgは、開口Heのx軸方向の正方向側に設けられている矩形状の開口である。開口Hhは、開口Heのy軸方向の負方向側に設けられている矩形状の開口である。端子部22cは、開口Hf〜Hhを介して外部に露出することにより、外部端子として機能する。
コネクタ100a,100bはそれぞれ、接続部12b,12cの表面上に実装される。コネクタ100a,100bの構成は同じであるので、以下にコネクタ100bの構成を例に挙げて説明する。
コネクタ100bは、図1及び図5に示すように、コネクタ本体102、外部端子104,106及び中心導体108及び外部導体110により構成されている。コネクタ本体102は、矩形状の板に円筒が接合された形状をなしており、樹脂等の絶縁材料により作製されている。
外部端子104は、コネクタ本体102の板のz軸方向の負方向側の面において、外部端子16bと対向する位置に設けられている。外部端子106は、コネクタ本体102の板のz軸方向の負方向側の面において、開口Hf〜Hhを介して露出している端子部22cに対応する位置に設けられている。
中心導体108は、コネクタ本体102の円筒の中心に設けられており、外部端子104と接続されている。中心導体108は、高周波信号が入力又は出力する信号端子である。外部導体110は、コネクタ本体102の円筒の内周面に設けられており、外部端子106と接続されている。外部導体110は、接地電位に保たれるグランド端子である。
以上のように構成されたコネクタ100bは、外部端子104が外部端子16bと接続され、外部端子106が端子部22cと接続されるように、接続部12cの表面上に実装される。これにより、信号線20は、中心導体108に電気的に接続されている。また、グランド導体22,24は、外部導体110に電気的に接続されている。
高周波信号線路10は、以下に説明するように用いられる。図6は、高周波信号線路10が用いられた電子機器200をy軸方向及びz軸方向から平面視した図である。
電子機器200は、高周波信号線路10、回路基板202a,202b、レセプタクル204a,204b、バッテリーパック(金属体)206及び筐体210を備えている。
筐体210は、回路基板202a,202b、レセプタクル204a,204b及びバッテリーパック206を収容している。回路基板202aには、例えば、アンテナを含む送信回路又は受信回路が設けられている。回路基板202bには、例えば、給電回路が設けられている。バッテリーパック206は、例えば、リチウムイオン2次電池であり、その表面が金属カバーにより覆われた構造を有している。回路基板202a、バッテリーパック206及び回路基板202bは、x軸方向の負方向側から正方向側へとこの順に並んでいる。
レセプタクル204a,204bはそれぞれ、回路基板202a,202bのz軸方向の負方向側の主面上に設けられている。レセプタクル204a,204bにはそれぞれ、コネクタ100a,100bが接続される。これにより、コネクタ100a,100bの中心導体108には、回路基板202a,202b間を伝送される例えば2GHzの周波数を有する高周波信号がレセプタクル204a,204bを介して印加される。また、コネクタ100a,100bの外部導体110には、回路基板202a,202b及びレセプタクル204a,204bを介して、グランド電位に保たれる。これにより、高周波信号線路10は、回路基板202a,202b間を接続している。
ここで、誘電体素体12の表面(より正確には、保護層14)は、バッテリーパック206に対して接触している。そして、誘電体素体12の表面とバッテリーパック206とは、接着剤等により固定されている。誘電体素体12の表面は、信号線20に関してグランド導体22側に位置する主面である。よって、信号線20とバッテリーパック206との間には、ベタ状のグランド導体22が位置している。
(高周波信号線路の製造方法)
以下に、高周波信号線路10の製造方法について図2を参照しながら説明する。以下では、一つの高周波信号線路10が作製される場合を例にとって説明するが、実際には、大判の誘電体シートが積層及びカットされることにより、同時に複数の高周波信号線路10が作製される。
まず、表面の全面に銅箔が形成された熱可塑性樹脂からなる誘電体シート18を準備する。誘電体シート18の銅箔の表面は、例えば、防錆のための亜鉛鍍金が施されることにより、平滑化されている。銅箔の厚みは、10μm〜20μmである。
次に、フォトリソグラフィ工程により、図2に示す外部端子16及びグランド導体22を誘電体シート18aの表面に形成する。具体的には、誘電体シート18aの銅箔上に、図2に示す外部端子16(16a,16b)及びグランド導体22と同じ形状のレジストを印刷する。そして、銅箔に対してエッチング処理を施すことにより、レジストにより覆われていない部分の銅箔を除去する。その後、レジストを除去する。これにより、図2に示すような、外部端子16及びグランド導体22が誘電体シート18aの表面に形成される。
次に、フォトリソグラフィ工程により、図2に示す信号線20を誘電体シート18cの表面に形成する。また、フォトリソグラフィ工程により、図2に示すグランド導体24を誘電体シート18dの表面に形成する。なお、これらのフォトリソグラフィ工程は、外部端子16及びグランド導体22を形成する際のフォトリソグラフィ工程と同様であるので、説明を省略する。
次に、誘電体シート18a〜18cのビアホール導体b1〜b4,B1〜B6が形成される位置に対して、裏面側からレーザービームを照射して、貫通孔を形成する。その後、誘電体シート18a〜18cに形成した貫通孔に対して、導電性ペーストを充填する。
次に、誘電体シート18a〜18dをz軸方向の正方向側から負方向側へとこの順に積み重ねる。そして、誘電体シート18a〜18dに対してz軸方向の正方向側及び負方向側から熱及び圧力を加えることにより、誘電体シート18a〜18dを軟化させて圧着・一体化するとともに、貫通孔に充填された導電性ペーストを固化して、図2に示すビアホール導体b1〜b4,B1〜B6を形成する。なお、各誘電体シート18は、熱圧着に代えてエポキシ系樹脂等の接着剤を用いて一体化されてもよい。また、ビアホール導体b1〜b4,B1〜B6は、誘電体シート18を一体化した後に、貫通孔を形成し、貫通孔に導電性ペーストを充填するかめっき膜を形成することによって形成されてもよい。なお、ビアホール導体b1〜b4,B1〜B6は必ずしも貫通孔が導体で完全に埋められている必要はなく、例えば貫通孔の内周面のみに沿って導体を形成することによって形成されてもよい。
最後に、樹脂(レジスト)ペーストを塗布することにより、誘電体シート18a上に保護層14を形成する。これにより、図1に示す高周波信号線路10が得られる。
(効果)
以上のように構成された高周波信号線路10によれば、高周波信号線路10を折り曲げて用いることができる。より詳細には、特許文献1に記載のフレキシブル基板600では、信号線路602は、グランド層604及び図示しないグランド層により挟まれている。グランド層604及び図示しないグランド層は、変形しにくい銅箔などにより作製されるので、高周波信号線路が折り曲げられることを阻害する。
一方、高周波信号線路10では、グランド導体24は、信号線20よりもz軸方向の負方向側において信号線20に沿って並んでいる。そして、複数のグランド導体24は、互いに接続されていない。したがって、高周波信号線路10では、グランド導体24が設けられていない領域A1が存在する。これにより、高周波信号線路10では、領域A1において高周波信号線路10を折り曲げることが容易となる。
また、高周波信号線路10によれば、以下の理由によっても、高周波信号線路10を容易に曲げることが容易である。高周波信号線路10の特性インピーダンスZは、√(L/C)で表される。Lは、高周波信号線路10の単位長さ当たりのインダクタンス値である。Cは、高周波信号線路10の単位長さ当たりの容量値である。高周波信号線路10は、Zが所定の特性インピーダンス(例えば、50Ω)となるように設計される。
ここで、高周波信号線路10を容易に曲げることができるようにするためには、高周波信号線路10のz軸方向の厚み(以下、単に厚みと称す)を薄くすることが考えられる。ところが、高周波信号線路10の厚みを薄くすると、信号線20とグランド導体22,24との距離が小さくなり、容量値Cが大きくなってしまう。その結果、特性インピーダンスZが所定の特性インピーダンスよりも小さくなってしまう。
そこで、信号線20の線幅を細くして、信号線20のインダクタンス値Lを大きくすると共に、信号線20とグランド導体22,24との対向面積を小さくして、容量値Cを小さくすることが考えられる。
しかしながら、信号線20の線幅を細くすると、信号線20の直流抵抗が大きくなり、高周波ロスが増大する。高周波ロスとは、インピーダンス整合が取られた状態において、高周波信号が熱に変換されて発生する損失である。
そこで、高周波信号線路10では、信号線20とグランド導体24とが重なっていない領域A1が設けられている。これにより、信号線20とグランド導体24との対向面積が小さくなり、容量値Cが小さくなる。よって、信号線20とグランド導体24との距離を大きくする必要がなくなる。その結果、高周波信号線路10において、特性インピーダンスZを所定の特性インピーダンスに維持しつつ、容易に曲げることができるようになる。
また、高周波信号線路10では、信号線20の特性インピーダンスが所定の特性インピーダンス(例えば、50Ω)からずれることが抑制される。図7は、高周波信号線路10の等価回路図である。
領域A1では、図7に示すように、信号線20によるインダクタ成分L1が形成されている。更に、領域A1では、信号線20はグランド導体22と対向しているので、キャパシタ成分C1が形成されている。これにより、領域A1では、インダクタ成分L1の一端にキャパシタ成分C1の一端が接続され、キャパシタ成分C1の他端が接地された回路が形成されている。
一方、領域A2では、図7に示すように、信号線20によるインダクタ成分L2が形成されている。更に、領域A2では、信号線20はグランド導体22,24と対向しているので、キャパシタ成分C2が形成されている。これにより、領域A2では、インダクタ成分L2の一端にキャパシタ成分C2の一端が接続され、キャパシタ成分C2の他端が接地された回路が形成されている。そして、領域A1,A2が交互に直列に接続されている。
ここで、領域A1には、グランド導体24が設けられていないので、領域A1におけるキャパシタ成分C1は、領域A2におけるキャパシタ成分C2よりも小さい。これにより、領域A1における信号線20の特性インピーダンスは、領域A2における信号線20の特性インピーダンスよりも高くなる。そこで、領域A1における信号線20の線幅Waは、領域A2における信号線20の線幅Wbよりも大きくなっている。これにより、インダクタ成分L1は、インダクタ成分L2よりも小さくなる。その結果、領域A1における信号線20の特性インピーダンスは、領域A2における信号線20の特性インピーダンスに近づく。よって、信号線20の特性インピーダンスの変動が抑制されるようになり、信号線20の特性インピーダンスが所定の特性インピーダンスからずれることが抑制される。なお、領域A1においては、信号線20はグランド導体24と重なっていないため、線幅Waを大きくして信号線20の高周波抵抗値を小さくすることができる。
また、高周波信号線路10によれば、信号線20の特性インピーダンスが所定の特性インピーダンス(例えば、50Ω)からずれることを抑制できる。より詳細には、高周波信号線路10では、信号線20に関してグランド導体22側に位置する誘電体素体12の表面が、バッテリーパック206に対して接触している。すなわち、信号線20とバッテリーパック206との間には、実質的に開口が設けられていないグランド導体22が設けられている。これにより、信号線20とバッテリーパック206との間で電磁界結合が発生することが抑制される。その結果、高周波信号線路10では、信号線20の特性インピーダンスが所定の特性インピーダンスからずれることが抑制される。
また、高周波信号線路10では、信号線20のz軸方向の正方向側にはグランド導体22が設けられており、信号線20のz軸方向の負方向側にはグランド導体24が設けられている。また、信号線20のy軸方向の両側には、ビアホール導体B1〜B6が設けられている。これにより、高周波信号線路10から不要輻射が発生することが抑制される。
また、高周波信号線路10によれば、以下の理由によっても、不要輻射の発生を抑制できる。図8は、高周波信号線路10の位置と特性インピーダンスとの関係を示したグラフである。より詳細には、高周波信号線路において、信号線が一定の特性インピーダンスを有している場合には、特性インピーダンスが高い信号線路の両端が節となって比較的に長い波長を有する定常波が発生する。比較的に長い波長の定常波は、比較的に低い周波数を有している。このような比較的に低い周波数が、高周波信号線路において伝送される高周波信号の周波数よりも低いと、比較的に低い周波数の不要輻射が高周波信号線路から発生する。
そこで、高周波信号線路10では、グランド導体24が設けられていない領域A1とグランド導体24が設けられている領域A2とが設けられている。これにより、領域A1における信号線20の特性インピーダンスは、図8に示すように、領域A2における信号線20の特性インピーダンスよりも高くなる。そして、信号線20の特性インピーダンスは、周期的に増減するようになる。そのため、特性インピーダンスが高くなっている領域A1が定常波の節となる。これにより、信号線20に発生し得る定常波の波長は、隣り合う領域A1間の距離の2倍となる。その結果、信号線20に発生し得る定常波の周波数は、比較的に高くなる。よって、信号線20の領域A1の間隔を十分に短くすることにより、信号線20に発生し得る定常波の周波数を高周波信号線路10において伝送される高周波信号の周波数よりも高くすることが可能である。これにより、高周波信号線路10に高周波信号が伝送されたとしても、高周波信号線路10から不要輻射が発生することが抑制されるようになる。なお、高周波信号線路10から不要輻射が発生することをより効果的に抑制するために、信号線20の領域A1(すなわち、グランド導体24)の間隔は、高周波信号線路10を伝送される高周波信号の波長よりも短いことが好ましい。
また、領域A2では、信号線20とグランド導体24とが対向しているので、これらの間に容量が形成される。そのため、領域A2における信号線20の特性インピーダンスは領域A1における信号線20の特性インピーダンスに比べて低くなる。ただし、領域A2における信号線20の特性インピーダンスが小さくなり過ぎることを防止するために、領域A2における信号線20の線幅Wbは、領域A1における信号線20の線幅Waよりも小さくなっている。これにより、領域A1と領域A2との境界において高周波信号が反射することが抑制されている。
(第1の変形例)
以下に、第1の変形例に係る高周波信号線路の構成について図面を参照しながら説明する。図9は、第1の変形例に係る高周波信号線路10aの誘電体素体12の分解図である。
高周波信号線路10と高周波信号線路10aとの相違点は、ビアホール導体B1〜B6の配置である。より詳細には、高周波信号線路10では、全てのグランド導体24は、ビアホール導体B1〜B3及びビアホール導体B4〜B6によりグランド導体22に接続されている。一方、高周波信号線路10aでは、ビアホール導体B1〜B3によりグランド導体22に接続されているグランド導体24と、ビアホール導体B4〜B6によりグランド導体24に接続されているグランド導体24とが、x軸方向に交互に並ぶように配置されている。
以上のように構成された高周波信号線路10aでは、高周波信号線路10と同様に、折り曲げて用いることが容易である。また、高周波信号線路10aでは、高周波信号線路10と同様に、信号線20の特性インピーダンスが所定の特性インピーダンスからずれることが抑制される。また、高周波信号線路10aでは、高周波信号線路10と同様に、不要輻射の発生が抑制される。
また、高周波信号線路10aでは、以下の理由により、高周波信号線路10aの薄型化を図ること、又は、高周波ロスの低減を図ることができる。図10(a)は、高周波信号線路10のグランド導体24の等価回路図であり、図10(b)は、高周波信号線路10aのグランド導体24の等価回路図である。
高周波信号線路10では、信号線20に高周波信号が流れると、グランド導体24には、図2に示すように、電磁誘導により電流i1,i2が流れる。電流i1,i2は、グランド導体24のy軸方向の中央から反対方向に流れる。ここで、高周波信号線路10のグランド導体24は、図10(a)に示す回路構造を有している。より詳細には、グランド導体24のy軸方向の正方向側の半分がインダクタ成分L11を形成し、グランド導体24のy軸方向の負方向側の半分がインダクタ成分L12を形成している。また、信号線20とグランド導体24との間には、キャパシタ成分C10が形成されている。図2に示すように、インダクタ成分L11に電流i1が流れ、インダクタ成分L12に電流i2が流れると、電流i1の向きと電流i2の向きとが逆であるので、インダクタ成分L11が発生する磁界とインダクタ成分L12が発生する磁界とが打ち消し合う。その結果、図10(a)に示す等価回路図において、インダクタ成分L11,L12が存在しないものとみなされてしまう。その結果、領域A2における信号線20の特性インピーダンスは、キャパシタ成分C10が支配的となり、所定の特性インピーダンスよりも低くなってしまう。よって、信号線20の特性インピーダンスを所定の特性インピーダンスに近づけるためには、信号線20とグランド導体24との距離を大きくするか、又は、信号線20の線幅を細くする必要がある。
一方、高周波信号線路10aでは、グランド導体24は、ビアホール導体B1〜B3又はビアホール導体B4〜B6のいずれか一方しか接続されていない。そのため、グランド導体24には、図9に示すように、y軸方向の正方向側又はy軸方向の負方向側のいずれか一方に向かって流れる電流i3しか発生しない。ここで、高周波信号線路10aのグランド導体24は、図10(b)に示す回路構造を有している。より詳細には、グランド導体24がインダクタ成分L13を形成している。また、信号線20とグランド導体24との間には、コンデンサ成分C10が形成されている。そのため、インダクタ成分L13に電流i3が流れたとしても、インダクタ成分L13が発生する磁界は打ち消し合うことがない。その結果、図10(b)に示す等価回路図において、インダクタ成分L13が存在しないものとみなされることはない。その結果、領域A2における信号線20の特性インピーダンスは、インダクタ成分L13が支配的となり、所定の特性インピーダンスよりも高くなる。そこで、信号線20の特性インピーダンスを所定の特性インピーダンスに近づけるために、信号線20とグランド導体24との距離を小さくするか、又は、信号線20の線幅を太くすればよい。これにより、高周波信号線路10aの薄型化を図ること、又は、高周波ロスの低減を図ることができる。
(第2の変形例)
以下に、第2の変形例に係る高周波信号線路の構成について図面を参照しながら説明する。図11は、第2の変形例に係る高周波信号線路10bの誘電体素体12の分解図である。
高周波信号線路10と高周波信号線路10bとの相違点は、グランド導体22に開口50が設けられている点である。より詳細には、グランド導体22には、x軸方向に沿って等間隔に並ぶ矩形状の複数の開口50が設けられている。開口50は、z軸方向から平面視したときに、領域A2における信号線20と重なっている。
高周波信号線路10においては、信号線20が領域A2においてグランド導体22,24の両方に対向することよって、領域A1と比較して特性インピーダンスが低くなる。そこで、高周波信号線路10bによれば、グランド導体22に開口50を設けることにより領域A1と比較して特性インピーダンスが低くなりすぎることを抑制できる。したがって、信号線20の特性インピーダンスが領域A1と領域A2との境界で急激に変動することが抑制される。
なお、高周波信号線路10bにおいて、高周波信号線路10aと同様に、ビアホール導体B1〜B3によりグランド導体22に接続されているグランド導体24と、ビアホール導体B4〜B6によりグランド導体24に接続されているグランド導体24とが、x軸方向に交互に並ぶように配置されていてもよい。
(第3の変形例)
以下に、第3の変形例に係る高周波信号線路の構成について図面を参照しながら説明する。図12は、第2の変形例に係る高周波信号線路10cの誘電体素体12の分解図である。
高周波信号線路10と高周波信号線路10cとの相違点は、グランド導体24がy軸方向に対して斜めに傾斜している点である。より詳細には、グランド導体24は、x軸方向の正方向側に進行しながらy軸方向の正方向側に進行するようにy軸方向に対して傾いている。これにより、領域A2において、信号線20とグランド導体24との距離が、領域A2のx軸方向の中央に近づくにしたがって、徐々に減少するようになる。そのため、領域A2において、信号線20とグランド導体24との間に形成される容量が緩やかに変動するようになる。その結果、信号線20の特性インピーダンスの急激な変動が抑制されるようになる。
なお、高周波信号線路10cにおいて、高周波信号線路10aと同様に、ビアホール導体B1〜B3によりグランド導体22に接続されているグランド導体24と、ビアホール導体B4〜B6によりグランド導体24に接続されているグランド導体24とが、x軸方向に交互に並ぶように配置されていてもよい。
(第4の変形例)
以下に、第4の変形例に係る高周波信号線路の構成について図面を参照しながら説明する。図13は、第4の変形例に係る高周波信号線路10dの誘電体素体12の分解図である。
高周波信号線路10dと高周波信号線路10cとの相違点は、グランド導体24の傾いている方向である。より詳細には、高周波信号線路10dでは、x軸方向の正方向側に進行しながらy軸方向の正方向側に進行するようにy軸方向に対して傾いているグランド導体24と、x軸方向の正方向側に進行しながらy軸方向の負方向側に進行するようにy軸方向に対して傾いているグランド導体24とが交互に並んでいる。
なお、高周波信号線路10dにおいて、高周波信号線路10aと同様に、ビアホール導体B1〜B3によりグランド導体22に接続されているグランド導体24と、ビアホール導体B4〜B6によりグランド導体24に接続されているグランド導体24とが、x軸方向に交互に並ぶように配置されていてもよい。
なお、x軸方向の正方向側に進行しながらy軸方向の正方向側に進行するようにy軸方向に対して傾いているグランド導体24と、x軸方向の正方向側に進行しながらy軸方向の負方向側に進行するようにy軸方向に対して傾いているグランド導体24とは必ずしも交互に配置されなくてもよい。ただし、接地電位のバランスを考慮すると、高周波信号線路10dのように交互に配置することが好ましい。
(第5の変形例)
以下に、第5の変形例に係る高周波信号線路の構成について図面を参照しながら説明する。図14は、第5の変形例に係る高周波信号線路10eの誘電体素体12の分解図である。
高周波信号線路10と高周波信号線路10eとの相違点は、グランド導体22の代わりにグランド導体26,28が設けられている点である。より詳細には、高周波信号線路10eは、グランド導体26,28、端子部29b,29c及びビアホール導体B11,B14を更に備えている。
グランド導体26,28は、誘電体素体12の誘電体シート18aの表面に設けられており、信号線20に沿ってx軸方向に延在している。グランド導体26は、z軸方向から平面視したときに、y軸方向の正方向側(すなわち、信号線20が延在している方向に直交する直交方向の一方側)に設けられている。また、グランド導体28は、z軸方向から平面視したときに、y軸方向の負方向側(すなわち、信号線20が延在している方向に直交する直交方向の他方側)に設けられている。これにより、信号線20及びグランド導体26,28は、コプレナ構造をなしている。
複数のビアホール導体B11は、誘電体シート18aの線路部18a−aをz軸方向に貫通しており、線路部18a−aにおいて一列に等間隔に並んでいる。ビアホール導体B11は、z軸方向から平面視したときに、信号線20よりもy軸方向の正方向側に設けられている。ビアホール導体B11は、グランド導体26とグランド導体24のy軸方向の正方向側の端部とを接続している。
複数のビアホール導体B14は、誘電体シート18aの線路部18a−aをz軸方向に貫通しており、線路部18a−aにおいて一列に等間隔に並んでいる。ビアホール導体B14は、z軸方向から平面視したときに、信号線20よりもy軸方向の負方向側に設けられている。ビアホール導体B14は、グランド導体28とグランド導体24のy軸方向の負方向側の端部とを接続している。
また、端子部29bは、グランド導体26,28のx軸方向の負方向側の端部に接続されており、図2の端子部22bと同じ構造を有している。端子部29cは、グランド導体26,28のx軸方向の正方向側の端部に接続されており、図2の端子部22cと同じ構造を有している。
以上のように構成された高周波信号線路10eでは、高周波信号線路10と同様に、折り曲げて用いることが容易である。また、高周波信号線路10eでは、高周波信号線路10と同様に、信号線20の特性インピーダンスが所定の特性インピーダンスからずれることが抑制される。また、高周波信号線路10eでは、高周波信号線路10と同様に、不要輻射の発生が抑制される。
また、高周波信号線路10eでは、以下の理由によっても、折り曲げて用いることが容易である。より詳細には、信号線からz軸方向に離れた位置に設けられているグランド導体には、高周波信号線路が折り曲げられる際に、引っ張り応力又は圧縮応力が働く。そのため、高周波信号線路が折り曲げられることを阻害する。
そこで、高周波信号線路10eでは、高周波信号線路10eが折り曲げられることを阻害するグランド導体が信号線20のz軸方向の正方向側には設けられていない。その代わりに、信号線20が設けられている誘電体シート18a上にグランド導体26,28が設けられている。ただし、信号線20が設けられている誘電体シート18a上に設けられているグランド導体26,28には大きな引っ張り応力又は圧縮応力が働かない。したがって、グランド導体26,28は、高周波信号線路10eが折り曲げられることを大きく阻害しない。よって、高周波信号線路10eでは、折り曲げて用いることが容易である。
(第6の変形例)
以下に、第6の変形例に係る高周波信号線路の構成について図面を参照しながら説明する。図15は、第6の変形例に係る高周波信号線路10fの誘電体素体12の分解図である。
高周波信号線路10eと高周波信号線路10fとの相違点は、グランド導体25が更に設けられている点である。より詳細には、高周波信号線路10fは、誘電体シート18e、グランド導体25及びビアホール導体B12、B15を更に備えている。
誘電体シート18eは、誘電体シート18aの表面上に積層されている。グランド導体25は、グランド導体24と同じ形状を有しており、z軸方向から平面視したときに一致した状態で重なっている。
ビアホール導体B12は、誘電体シート18eの線路部18e−aをz軸方向に貫通しており、線路部18e−aにおいて一列に等間隔に並んでいる。ビアホール導体B12は、z軸方向から平面視したときに、信号線20よりもy軸方向の正方向側に設けられている。ビアホール導体B12は、グランド導体26とグランド導体25のy軸方向の正方向側の端部とを接続している。
ビアホール導体B15は、誘電体シート18eの線路部18e−aをz軸方向に貫通しており、線路部18e−aにおいて一列に等間隔に並んでいる。ビアホール導体B15は、z軸方向から平面視したときに、信号線20よりもy軸方向の負方向側に設けられている。ビアホール導体B15は、グランド導体28とグランド導体25のy軸方向の負方向側の端部とを接続している。
以上のように構成された高周波信号線路10fでは、高周波信号線路10と同様に、折り曲げて用いることが容易である。また、高周波信号線路10fでは、高周波信号線路10と同様に、信号線20の特性インピーダンスが所定の特性インピーダンスからずれることが抑制される。また、高周波信号線路10fでは、高周波信号線路10と同様に、不要輻射の発生が抑制される。
(第7の変形例)
以下に、第7の変形例に係る高周波信号線路の構成について図面を参照しながら説明する。図16は、第7の変形例に係る高周波信号線路10gの誘電体素体12の分解図である。
高周波信号線路10gでは、信号線20は、領域A1のx軸方向の両端においてテーパーをなしている。そのため、信号線20の線幅は緩やかに変動している。また、信号線20とグランド導体26との間には、均一な隙間が形成されている。よって、グランド導体26は、信号線20と対向する部分において、信号線20の形状に倣った形状をなしている。
以上のように構成された高周波信号線路10gでは、信号線20の線幅が緩やかに変動しているので、信号線20の特性インピーダンスの変動が緩やかになる。また、信号線20とグランド導体26との間に形成されている隙間が均一なので、信号線20とグランド導体26との間に形成される容量が信号線20の位置によって変動することが抑制される。その結果、信号線20の特性インピーダンスの変動が抑制される。
(その他の実施形態)
本発明に係る高周波信号線路は、前記実施形態に係る高周波信号線路10,10a〜10gに限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。
なお、高周波信号線路10,10a〜10gに示した構成を組み合わせてもよい。
なお、高周波信号線路10,10a〜10gは、アンテナフロントエンドモジュールなどRF回路基板における高周波信号線路として用いられてもよい。
以上のように、本発明は、高周波信号線路及び電子機器に有用であり、特に、折り曲げて用いることができる点において優れている。
A1,A2 領域
B1〜B6,B11,B12,B14,B15 ビアホール導体
10,10a〜10g 高周波信号線路
12 誘電体素体
18a〜18e 誘電体シート
20 信号線
22,24,25,26,28 グランド導体

Claims (9)

  1. 可撓性を有する複数の絶縁体層が積層されて構成されている素体と、
    前記素体に設けられている線状の信号線と、
    前記素体に設けられ、かつ、前記信号線に沿って延在している第1のグランド導体と、
    前記素体に設けられ、かつ、前記信号線よりも積層方向の一方側において、該信号線が延びる方向に所定間隔をおいて並んでいる複数のグランド導体であって、前記絶縁体層を介して該信号線と対向している複数の第2のグランド導体と、
    前記絶縁体層を貫通している複数のビアホール導体であって、前記第1のグランド導体と前記複数の第2のグランド導体とを接続している複数の第1のビアホール導体と、
    を備えていること、
    を特徴とする高周波信号線路。
  2. 前記第1のグランド導体は、前記信号線よりも積層方向の他方側に設けられ、かつ、前記絶縁体層を介して該信号線に対向していること、
    を特徴とする請求項1に記載の高周波信号線路。
  3. 前記高周波信号線路は、
    前記絶縁体層を貫通している複数の第2のビアホール導体であって、前記第1のグランド導体と前記複数の第2のグランド導体とを接続している複数の第2のビアホール導体を、
    更に備えており、
    前記第1のビアホール導体は、積層方向から平面視したときに、前記信号線よりも該信号線が延在している方向に直交する直交方向の一方側に設けられており、
    前記第2のビアホール導体は、積層方向から平面視したときに、前記直交方向の他方側に設けられていること、
    を特徴とする請求項2に記載の高周波信号線路。
  4. 前記各第2のグランド導体は、前記第1のビアホール導体及び前記第2のビアホール導体により前記第1のグランド導体に接続されていること、
    を特徴とする請求項3に記載の高周波信号線路。
  5. 前記高周波信号線路は、
    前記素体に設けられ、かつ、前記信号線に沿って延在している第3のグランド導体と、
    前記絶縁体層を貫通している複数の第2のビアホール導体であって、前記第3のグランド導体と前記複数の第2のグランド導体とを接続している複数の第2のビアホール導体と、
    を更に備えており、
    前記第1のビアホール導体は、積層方向から平面視したときに、前記信号線よりも該信号線が延在している方向に直交する直交方向の一方側に設けられており、
    前記第2のビアホール導体は、積層方向から平面視したときに、前記直交方向の他方側に設けられており、
    前記第1のグランド導体は、積層方向から平面視したときに、前記信号線よりも該信号線が延在している方向に直交する直交方向の一方側に設けられており、
    前記第3のグランド導体は、積層方向から平面視したときに、前記直交方向の他方側に設けられていること、
    を特徴とする請求項1に記載の高周波信号線路。
  6. 前記信号線と前記第2のグランド導体とが重なっていない領域における該信号線の線幅は、該信号線と該第2のグランド導体とが重なっている領域における該信号線の線幅よりも大きいこと、
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の高周波信号線路。
  7. 前記複数の第2のグランド導体は、等間隔に並んでいること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の高周波信号線路。
  8. 前記複数の第2のグランド導体の間隔は、前記信号線を伝送される高周波信号の波長の半分以下であること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の高周波信号線路。
  9. 筐体と、
    前記筐体に収容されている高周波信号線路と、
    を備えており、
    前記高周波信号線路は、
    可撓性を有する複数の絶縁体層が積層されて構成されている素体と、
    前記素体に設けられている線状の信号線と、
    前記素体に設けられ、かつ、前記信号線に沿って延在している第1のグランド導体と、
    前記素体に設けられ、かつ、前記信号線よりも積層方向の一方側において、該信号線が延びる方向に所定間隔をおいて並んでいる複数のグランド導体であって、前記絶縁体層を介して該信号線と対向している複数の第2のグランド導体と、
    前記絶縁体層を貫通している複数のビアホール導体であって、前記第1のグランド導体と前記複数の第2のグランド導体とを接続している複数の第1のビアホール導体と、
    を備えていること、
    を特徴とする電子機器。
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