JP2018095132A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員の快適性を低下させることなく収納ボックスへの荷物の出し入れを容易に行うことが可能な鞍乗り型車両を提供する。【解決手段】車両平面視でシートの後方に収納ボックス5が設けられ、シートと収納ボックス5との間にバックレスト6が設けられる。車両幅方向においてバックレスト6を挟むように左右一対のスピーカ装置7が設けられる。収納ボックス5は本体部51および蓋部52を含む。蓋部52は、左右一対のリンク機構により本体部51に連結され、本体部51の開口部が開放される開放位置と本体部51の開口部が閉塞される閉塞位置との間で回動される。蓋部52が開放位置にある状態で、蓋部52の一部が車両平面視においてバックレスト6の後端部の前方に位置する。【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
シートの後方にトランクを備えた鞍乗り型車両がある。特許文献1には、自動二輪車用トランクが記載されている。このトランクは、運転者用シートおよび同乗者用シートの後方に設けられる。トランクは、トランク本体および蓋体を含む。蓋体の前端部には、同乗者用の背もたれが取り付けられる。蓋体は、ヒンジによってトランク本体に対して回動自在に取り付けられる。具体的には、蓋体の前面およびトランク本体の前面にヒンジの上半部および下半部がそれぞれ固定される。ヒンジの上半部と下半部とが連結ピンにより連結される。
特開2000−128043号公報
上記のトランクにおいては、蓋体が開かれると、蓋体の前端部に設けられた背もたれが同乗者用シートと接触する。背もたれの厚みを大きくすると、背もたれと同乗者用シートとの干渉が大きくなり、蓋体を大きく開くことができなくなる。そのため、トランク本体に対して荷物を出し入れしにくくなる。一方、背もたれの厚みを小さくすると、背もたれのクッション性が低くなり、同乗者の快適性が低下する。
また、蓋体に背もたれを設ける代わりに、背もたれをトランク本体に対して固定的に設け、背もたれの後方において蓋体を回動可能に設けることが考えられる。しかしながら、その場合には蓋体を小さくする必要がある。したがって、トランク本体に対して荷物を出し入れするためのスペースが制限され、トランク本体へのアクセス性が低下する。
本発明の目的は、乗員の快適性を低下させることなく収納ボックスへの荷物の出し入れを容易に行うことが可能な鞍乗り型車両を提供することである。
(1)本発明に係る鞍乗り型車両は、シートと、車両平面視での車両前後方向においてシートの後方に設けられる収納ボックスと、車両平面視でシートと収納ボックスとの間に設けられるバックレストと、車両幅方向においてバックレストを挟むように設けられる左右一対のスピーカ装置とを備え、収納ボックスは、車両上下方向において上方に開いた第1の開口部を有する本体部と、第1の開口部を開放および閉塞可能に設けられる蓋部と、第1の開口部が開放される開放位置と第1の開口部が閉塞される閉塞位置との間で回動可能に蓋部を本体部に連結する左右一対の不等長リンク機構とを含み、一対のスピーカ装置の各々は、音を発生するスピーカユニットと、スピーカユニットが収容されるスピーカ収容空間を形成するスピーカカバーとを備え、スピーカユニットは、車両前後方向において前方かつ車両幅方向において内方かつ車両上下方向において上方に向けられ、蓋部が閉塞位置にある状態で、一対の不等長リンク機構の一部は、一対のスピーカ装置のスピーカ収容空間内にそれぞれ位置し、蓋部が開放位置にある状態で、蓋部の一部が、車両平面視での車両前後方向においてバックレストの後端部の前方に位置する。
この鞍乗り型車両においては、シートおよびバックレストの後方に、本体部および蓋部を有する収納ボックスが設けられる。蓋部は、左右一対の不等長リンク機構によって開放位置と閉塞位置との間で回動可能に本体部に連結される。蓋部が開放位置にある状態では、蓋部の一部が、車両前後方向においてバックレストの後端部よりも前方に位置する。この場合、バックレストと干渉しないように蓋部を閉塞位置と開放位置との間で回動させることができる。これにより、バックレストの厚みを小さくすることなく、蓋部を大きく開くことが可能となる。そのため、バックレストのクッション性を確保することができ、かつ収納ボックスの本体部への荷物の出し入れが容易になる。
また、スピーカ装置のスピーカユニットが、前方かつ内方かつ上方に向けられている。この場合、スピーカユニットにより発生される音が、シートに着座する乗員に聴こえやすくなるとともに、スピーカ収容空間内に一定のスペースが確保される。そこで、蓋部が閉塞位置にある状態で、各リンク機構の一部が収納ボックスの本体部より前方に突出してスピーカ収容空間内に位置するように、各リンク機構が配置される。これにより、本体部におけるリンク機構の占有スペースを削減することができる。したがって、本体部における荷物の収納容量を増大することができる。
(2)一対の不等長リンク機構の各々は、本体部に固定される第1のリンク部材と、蓋部に固定される第2のリンク部材と、第1および第2のリンク部材を連結する第3および第4のリンク部材とを含み、第1のリンク部材は、第1の連結部と、車両前後方向において第1の連結部より前方に位置する第2の連結部とを有し、第2のリンク部材は、第3の連結部と、蓋部が閉塞位置にある状態で、車両前後方向において第3の連結部より前方に位置する第4の連結部とを有し、第3のリンク部材は、第1の連結部と第3の連結部との間の距離を保持するように第1および第3の連結部に回動可能に取り付けられ、第4のリンク部材は、第2の連結部と第4の連結部との間の距離を保持するように第2および第4の連結部に回動可能に取り付けられ、第1の連結部と第3の連結部との間の距離は、第2の連結部と第4の連結部との間の距離よりも大きくてもよい。この場合、リンク機構の構成を複雑化させることなく、バックレストと干渉しないように蓋部を閉塞位置と開放位置との間で回動させることができる。
(3)鞍乗り型車両は、一対の不等長リンク機構の各々は、第1および第2の端部を有するダンパーをさらに備え、第1のリンク部材は、ダンパーの第1の端部が取り付けられる第1の取付部をさらに有し、第2のリンク部材は、ダンパーの第2の端部が取り付けられる第2の取付部をさらに有し、ダンパーは、第1の取付部と第2の取付部とを互いに離間させる方向に第1および第2のリンク部材をそれぞれ付勢してもよい。
この場合、ダンパーによって蓋部の開閉時における衝撃が緩和される。また、第1の取付部と第2の取付部とが互いに離間する方向に第1および第2のリンク部材がそれぞれ付勢されるので、大きな力を加えることなく、蓋部を閉塞位置から開放位置に回動させることができる。
(4)ダンパーは第1および第2の端部を通る軸心を有し、蓋部が閉塞位置にある状態で、車両側面視での車両上下方向において、ダンパーの軸心の延長線が、第2のリンク部材の第3の連結部の上方を通ってもよい。この場合、蓋部が閉塞位置にある状態では、ダンパーの付勢力が、蓋部を閉塞位置に維持する方向に働く。そのため、車両の走行時に、振動または衝撃等が収納ボックスに加わっても、蓋部を閉塞位置に安定に維持することができる。
(5)第3のリンク部材は、蓋部の回動に伴って第1の平面内で移動し、第4のリンク部材は、蓋部の回動に伴って第2の平面内で移動し、ダンパーは、蓋部の回動に伴って第1の平面と第2の平面との間に位置する第3の平面内で移動するように配置されてもよい。この場合、リンク機構における良好な重量バランスが得られる。それにより、リンク機構の変形および破損を防止することができる。
(6)蓋部が閉塞位置にある状態で、一対の不等長リンク機構の一部は、車両平面視において一対のスピーカ装置のスピーカユニット上に重なってもよい。この場合、スピーカカバー内に確保されたスペースを有効に利用することができ、スピーカ装置の大型化を抑制することができる。
(7)鞍乗り型車両は、一対のスピーカ装置の下方にそれぞれ設けられる左右一対の収納部をさらに備え、一対の収納部の各々は、第2の開口部を有するケーシングと、第2の開口部を開放および閉塞可能に設けられる収納部用蓋部とを含んでもよい。収納ボックスの本体部の収納容量を増大させると、一対のスピーカ装置の下方にスペースが形成される。そこで、そのスペースに一対の収納部が設けられることにより、無駄なスペースを形成することなく、本体部の収容容量を増大させることができる。
(8)本体部は、左右一対の下側壁部と、車両側面視での車両上下方向において一対の下側壁部の上方に設けられる左右一対の上側壁部とを含み、車両平面視において一対の上側壁部は一対の下側壁部の内方に位置し、一対の上側壁部の下端と一対の下側壁部の上端とを連結するように左右一対の支持面が形成され、一対の支持面上に一対の不等長リンク機構がそれぞれ固定されてもよい。
この場合、一対のリンク機構の内方に一対の上側壁部が位置するので、各リンク機構が本体部への荷物の出し入れの妨げとなることが防止される。また、一対の上側壁部により、第1の開口部の外側に荷物がはみ出すことが防止される。それにより、本体部と蓋部との間に荷物が挟まれることが防止される。
本発明によれば、乗員の快適性を低下させることなく収納ボックスへの荷物の出し入れを容易に行うことが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る自動二輪車の外観斜視図である。 図1の自動二輪車の側面図である。 図1の自動二輪車の平面図である。 収納ボックスの蓋部が取り外された状態の後部ユニットの平面図である。 収納ボックスの断面図である。 後部ユニットの側面図である。 リンク機構の外観斜視図である。 リンク機構の外観斜視図である。 閉塞状態でのリンク機構およびその周辺部の側面図である。 閉塞状態でのリンク機構およびその周辺部の平面図である。 閉塞状態と開放状態との間の状態でのリンク機構およびその周辺部の側面図である。 開放状態でのリンク機構およびその周辺部の側面図である。 開放状態でのリンク機構およびその周辺部の平面図である。 開放状態での後部ユニットの側面図である。 開放状態での後部ユニットの平面図である。 リンク部材およびダンパーの位置関係を模式的に示す図である。 リンク部材およびダンパーの回動位置について説明するための模式図である。 スピーカ装置の内部構造を示す平面図である。 スピーカ装置の外観を示す平面図である。 スピーカ装置および収納部の断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る自動二輪車について図面を用いて説明する。自動二輪車は、鞍乗り型車両の一例である。
[1]自動二輪車
図1は、本発明の一実施の形態に係る自動二輪車の外観斜視図である。図2は、図1の自動二輪車の側面図であり、図3は、図1の自動二輪車の平面図である。
図1〜図3に示すように、自動二輪車100は、本体部1、前輪2、後輪3、シート4および後部ユニット10を備える。本体部1は、図示しないメインフレームおよびエンジン12を含む。以下、本体部1を基準とした前後方向、幅方向および上下方向をそれぞれ車両前後方向、車両幅方向および車両上下方向と呼ぶ。また、以下の説明において、前方および後方とは、車両前後方向における前方および後方を意味し、右方および左方とは、車両幅方向における右方および左方を意味し、上方および下方とは、車両上下方向における上方および下方を意味する。また、車両平面視とは、自動二輪車100の上方の位置から下方に向かって自動二輪車100を見ることを意味し、車両側面視とは、自動二輪車100の右方の位置から左方に向かって自動二輪車100を見ること、または自動二輪車100の左方の位置から右方に向かって自動二輪車100を見ることを意味する。図1〜図3およびそれ以降の各図には方向を表す矢印が示される。
前輪2および後輪3は、本体部1を支持するように、本体部1の前部および後部にそれぞれ回転可能に取り付けられる。シート4は、本体部1の上部に設けられる。シート4は、運転者用シート41および同乗者用シート42を含む。同乗者用シート42は、運転者用シート41より後方に設けられる。同乗者用シート42の座面は、運転者用シート41の座面よりも高い位置にある。
後部ユニット10は、同乗者用シート42より後方に設けられる。後部ユニット10は、収納ボックス5、バックレスト6、左右一対のスピーカ装置7および左右一対の収納部8を含む。収納ボックス5は、本体部51および蓋部52を含む。蓋部52は、後述の一対のリンク機構53により回動可能に本体部51に連結される。
バックレスト6は、車両平面視において、シート4と収納ボックス5との間に位置する(図3)。バックレスト6は、同乗者用シート42の後端部の上方の位置から後方に傾斜しつつ上方に延びる。同乗者用シート42に着座する同乗者は、バックレスト6に背中をもたれさせることができる。左右一対のスピーカ装置7は、車両幅方向においてバックレスト6を挟むように設けられる。左右一対の収納部8は、一対のスピーカ装置7の下方に設けられる。各収納部8には、比較的小さい荷物を収容することができる。図3に示すように、車両幅方向における収納ボックス5の寸法(幅)は、後方に向かって漸次小さくなる。また、車両幅方向における収納ボックス5の後端部の寸法H1は、車両幅方向におけるシート4の最大寸法H2と同じかまたはそれよりも大きい。
本例では、本体部1の左右にも一対の収納ボックス9が設けられる。車両平面視において、一対の収納ボックス9は、同乗者用シート42、バックレスト6および後部ユニット10の前半部の左右に位置する(図3)。
図4は、収納ボックス5の蓋部52が取り外された状態の後部ユニット10の平面図である。図4に示すように、収納ボックス5の本体部51は、上方に向けて開いた開口部51aを有する。本体部51の内部には、ヘルメット等の比較的大きい荷物を収容可能な収容空間51sが形成される。開口部51aを通して収容空間51sに対する荷物の出し入れが行われる。開口部51aの縁部には、無端のシール部材51bが取り付けられる。シール部材51bが蓋部52(図1〜図3)の下面に密着することにより、収容空間51sへの塵埃および液体等の侵入が防止される。
バックレスト6は、背面部6aおよび左右一対の側面部6bを含む。背面部6aは、収納ボックス5の中央部の前方で上下方向に延びる。背面部6aは、後方に向かって僅かに突出するように湾曲した形状を有する。一対の側面部6bは、車両平面視において背面部6aの左右の端部から外方に傾斜しつつ前方に延びる。一対のスピーカ装置7は、一対の側面部6bの車両幅方向における外方に位置する。本体部51の開口部51aおよびバックレスト6の左右において、本体部51からスピーカ装置7内にかけて車両前後方向に延びるように、左右一対のリンク機構53が配置される。一対のリンク機構53により、蓋部52は、本体部51の開口部51aを開放する開放位置と開口部51aを閉塞する閉塞位置との間で回動される。開放位置は、最大限に開かれた蓋部52の位置である。
図5は、収納ボックス5の断面図である。図5の断面は、図3のA−A線断面に相当する。図5に示すように、本体部51は、左右一対の下側壁部510、左右一対の上側壁部520および左右一対の中間部530を含む。一対の下側壁部510は、車両幅方向に拡がりつつ上方に延びる。一対の中間部530は、一対の下側壁部510の上端部から車両幅方向における内方にそれぞれ延びる。一対の上側壁部520は、一対の中間部530の内端部から上方にそれぞれ延びる。一対の上側壁部520の上端部は、開口部51aの一部をそれぞれ構成する。車両平面視において、一対の上側壁部520は、一対の下側壁部510の内方に位置する(図4参照)。また、車両側面視において、一対の上側壁部520は、一対の下側壁部510の上方に位置する(後述の図9、図11および図12参照)。
蓋部52は2層構造であり、上部材55および下部材56を含む。蓋部52が閉塞位置にある場合、本体部51の中間部530と下部材56との間には空間が確保される。各中間部530は、上方に向けられた支持面530aを有する。一対の支持面530a上に、一対のリンク機構53がそれぞれ配置される。
一対のリンク機構53の車両幅方向における内方に一対の上側壁部520が位置するので、各リンク機構53が本体部51への荷物の出し入れの妨げとなることが防止される。また、一対の上側壁部520により、開口部51aの外側に荷物がはみ出すことが防止される。それにより、蓋部52が開放位置から閉塞位置に回動される際に、本体部51と蓋部52との間に荷物が挟まれることが防止される。
図6は、後部ユニット10の側面図である。蓋部52の中央部の前部には、バックレストカバー52aが設けられる。蓋部52が閉塞位置にある状態で、バックレストカバー52aは、バックレスト6の背面部6aの後部を覆う。以下、蓋部52が閉塞位置にある状態でのバックレストカバー52aの上端部を端部P1と呼ぶ。図6には、開放位置にある蓋部52が一点鎖線で示される。蓋部52の端部P1は、閉塞位置において、バックレスト6の上端部P2よりも後方でかつバックレスト6の上端部P2と略等しい高さに位置し、開放位置において、上端部P1よりも前方でかつ上端部P2よりも上方に位置する。本実施の形態では、一対のリンク機構53により、蓋部52がバックレスト6に干渉することなく、閉塞位置と開放位置との間で回動可能である。
[2]リンク機構
以下、収納ボックス5の蓋部52が閉塞位置にある状態を閉塞状態と呼び、収納ボックス5の蓋部52が開放位置にある状態を開放状態と呼ぶ。図7および図8は、リンク機構53の外観斜視図である。図7には、閉塞状態でのリンク機構53が示され、図8には、開放状態でのリンク機構53が示される。図7および図8には、左右一対のリンク機構53のうち、左のリンク機構53が示される。右のリンク機構53は、左のリンク機構53と左右対称の構成を有する。
図7および図8に示すように、リンク機構53は、長尺状のリンク部材L1,L2,L3,L4およびダンパーDPを含む。リンク部材L1には、固定部材F1が取り付けられる。リンク部材L1と固定部材F1との間には、本体部51の中間部530(図5)が配置される。リンク部材L1と固定部材F1とが複数のボルトおよび複数のナットによって互いに締め付けられることにより、リンク部材L1が車両前後方向に沿うように中間部530の支持面530a(図5)上に固定される。リンク部材L1の一端部(後端部)には、連結部111およびダンパー取付部112が設けられ、リンク部材L1の他端部(前端部)には、連結部113および係止部114が設けられる。
リンク部材L2には、固定部材F2が取り付けられる。リンク部材L2と固定部材F2との間には、蓋部52の下部材56(図5)が配置される。リンク部材L2と固定部材F2とが複数のボルトおよび複数のナットによって互いに締め付けられることにより、リンク部材L2が下部材56に固定される。リンク部材L2の中間部には、連結部121(図8)およびダンパー取付部122が設けられ、リンク部材L2の一端部(前端部)には、連結部123が設けられる。
リンク部材L3の一端部は、リンク部材L1の連結部111に回動自在に連結される。リンク部材L3の他端部は、リンク部材L2の連結部121(図8)に回動可能に連結される。リンク部材L4の一端部は、リンク部材L1の連結部113に回動自在に連結される。リンク部材L4の他端部は、リンク部材L2の連結部123に回動自在に連結される。
リンク部材L3により、リンク部材L1の連結部111とリンク部材L2の連結部121との間の距離が保持され、リンク部材L4により、リンク部材L1の連結部113とリンク部材L2の連結部123との間の距離が保持される。リンク部材L1の連結部111とリンク部材L2の連結部121との間の距離は、リンク部材L1の連結部113とリンク部材L2の連結部123との間の距離よりも大きい。
ダンパーDPは、例えばガスダンパーである。ダンパーDPの一端部に連結片151が設けられ、ダンパーDPの他端部に連結片152が設けられる。連結片151は、リンク部材L1のダンパー取付部112に回動可能に連結される。連結片152は、リンク部材L2のダンパー取付部122に回動可能に連結される。リンク部材L3はダンパーDPより右方に配置され、リンク部材L4はダンパーDPより左方に配置される。
ダンパーDPは、リンク部材L1のダンパー取付部112とリンク部材L2のダンパー取付部122とが互いに離間する方向にリンク部材L1,L2を付勢する。蓋部52(図6)の回動に伴い、リンク部材L1のダンパー取付部112とリンク部材L2のダンパー取付部122との間の距離が変化する。この場合、ダンパーDPは、本体部51と蓋部52との間の衝撃を吸収しつつ伸縮する。
本実施の形態のリンク機構53は、リンク部材L1〜L4を有する四節リンク機構であり、自由度は1である。そのため、リンク部材L1〜L4の動作は一定に定められる。また、本実施の形態のリンク機構53は、回動する2つの節の長さが互いに異なる不等長リンク機構である。不等長リンク機構においては、回動する2つの節の動きが互いに非対称である。本例では、リンク部材L3,L4の長さが互いに異なり、リンク部材L3,L4の動きが互いに非対称である。
閉塞状態から開放状態に変化する際のリンク機構53の動きについて説明する。図9および図10は、閉塞状態でのリンク機構53およびその周辺部の側面図および平面図である。図11は、閉塞状態と開放状態との間の状態でのリンク機構53およびその周辺部の側面図である。図12および図13は、開放状態でのリンク機構53およびその周辺部の側面図および平面図である。図9〜図13においては、一対のリンク機構53のうち左のリンク機構53のみが示される。右のリンク機構53の動きは、左のリンク機構53の動きと左右対称である。また、図9〜図13においては、蓋部52の図示が省略されている。
図9および図10に示すように、閉塞状態では、リンク部材L3,L4は、リンク部材L1の連結部111,113から前方に大きく傾斜している。リンク部材L2の連結部121,123は、リンク部材L1の連結部113より前方に位置する。また、ダンパーDPは、リンク部材L1のダンパー取付部112から前方に大きく傾斜している。リンク部材L2のダンパー取付部122は、リンク部材L1の連結部113の近傍に位置する。リンク部材L2とリンク部材L1とは互いに近接しており、それぞれ略水平である。
リンク部材L2の連結部123は、収納ボックス5の本体部51の前端部より前方に位置する。そのため、リンク部材L2,L4の一部が、本体部51の前端部より前方に突出し、スピーカ収容空間7s内に位置する。スピーカ収容空間7sについては後述する。
図11に示すように、閉塞状態から開放状態に変化する際には、リンク部材L3,L4が、それぞれリンク部材L1の連結部111,113を中心に後方に回動される。この場合、ダンパーDPの付勢力が、リンク部材L3,L4を後方に回動させる方向に働くため、大きな力を加えることなく、閉塞状態から開放状態に変化させることができる。
リンク部材L3,L4の回動に伴い、リンク部材L2が後方に移動する。これにより、リンク部材L2の全体がスピーカ収容空間7sから抜き出される。また、リンク部材L2の連結部121が、連結部123よりも高くなる。それにより、リンク部材L2の後端部が先端部よりも高くなる。リンク部材L2の姿勢は、リンク部材L3,L4の回動方向と逆方向に回転するように変化する。
図12および図13に示すように、リンク部材L4がリンク部材L1の係止部114に当接することにより、リンク部材L4の回動が停止される。リンク部材L4の姿勢が定まると、リンク部材L2,L3の姿勢も定まる。開放状態では、リンク部材L3は前方に僅かに傾斜し、リンク部材L4は後方に僅かに傾斜する。この場合、リンク部材L1〜L4の全体が、本体部51の上方に位置する。リンク部材L2の連結部121は、連結部123より僅かに後方であって連結部123より上方に位置する。そのため、リンク部材L2は、直立姿勢に近い状態となる。
図14および図15は、開放状態での後部ユニット10の側面図および平面図である。上記構成のリンク機構53を用いることにより、蓋部52をバックレスト6の上方に浮かせて前方に回動させることができる。そのため、蓋部52とバックレスト6との干渉が避けられる。図14に示すように、開放状態では、車両側面視において、蓋部52の一部が、バックレスト6の後端部P3の上方に位置する。また、開放状態では、車両側面視においてリンク機構53の一部が視認可能である。具体的には、リンク機構53のリンク部材L1,L3,L4およびダンパーDPの一部が視認可能である。図15に示すように、車両平面視においては、蓋部52の一部がバックレスト6の後端部P3の前方に位置する。この場合、バックレスト6の背面部6aの全体が蓋部52によって覆い隠される。
図16は、閉塞状態での車両側面視におけるリンク部材L1〜L4およびダンパーDPの位置関係を模式的に示す図である。図16に示すように、ダンパーDPは、連結片151,152の各々の中心を通る軸心DPxを有する。閉塞状態では、車両側面視において、軸心DPxの延長線が、リンク部材L2の連結部123の上方を通る。この場合、ダンパーDPの付勢力FDが、リンク部材L3,L4を前方に傾斜させる方向に働く。これにより、閉塞位置にある蓋部52を本体部51にさらに押し当てる方向に力が働く。したがって、自動二輪車100の走行時に、振動または衝撃等が収納ボックス5に加わっても、蓋部52を閉塞位置に安定に維持することができる。
図17は、左のリンク機構53におけるリンク部材L3,L4およびダンパーDPの回動位置について説明するための模式図である。上記のように、左のリンク機構53においては、ダンパーDPより右方にリンク部材L3が配置され、ダンパーDPより左方にリンク部材L4が配置される。そのため、図17に示すように、リンク部材L3は仮想的な平面PL1内で回動し、リンク部材L4は仮想的な平面PL2内で回動し、ダンパーDPは仮想的な平面PL3内で回動する。
平面PL1,PL2,PL3の各々は、車両前後方向および車両上下方向に平行である。また、平面PL3は、平面PL1と平面PL3との間に位置する。平面PL1と平面PL3との間の距離は、平面PL2と平面PL3との間の距離と近いことが好ましい。この場合、車両幅方向においてリンク機構53に重量の偏りが生じることが防止される。そのため、リンク機構53における良好な重量バランスが得られ、リンク機構53の変形および破損が防止される。
なお、右のリンク機構53は、左のリンク機構54と左右対称な構成を有する。具体的には、ダンパーDPより左方にリンク部材L3が配置され、ダンパーDPより右方にリンク部材L4が配置される。この場合も、図17の例と同様に、車両幅方向においてリンク機構53に重量の偏りが生じることが防止される。そのため、右のリンク機構53についても、左のリンク機構53と同様に、変形および破損が防止される。
[3]スピーカ装置および収納部
図18は、スピーカ装置7の内部構造を示す平面図である。図19は、スピーカ装置7の外観を示す平面図である。図18および図19においては、一対のスピーカ装置7のうち左のスピーカ装置7が示される。右のスピーカ装置7は、左のスピーカ装置7と左右対称の構成を有する。また、図18および図19においては、収納ボックス5の蓋部52およびリンク機構53のリンク部材L2の図示が省略されている。
図18および図19に示すように、スピーカ装置7は、スピーカユニット71およびスピーカカバー72を含む。図18に示すように、スピーカユニット71は、例えば、ダイナミック型スピーカユニットであり、振動板71aおよび支持部71bを含む。振動板71aによって空気が振動されることにより、音が発生される。支持部71bは、振動板71aを支持するとともに、収納ボックス5の本体部51に固定される。これにより、スピーカユニット71が本体部51に対して一定姿勢に保持される。図19に示すように、スピーカカバー72は、スピーカユニット71の周囲を取り囲むように設けられる。スピーカカバー72には、スピーカユニット71により発生される音を外部に放出するための複数の孔部72aが形成されている。スピーカカバー72は、スピーカユニット71が収容されるスピーカ収容空間7sを形成する。
図18に示すように、スピーカユニット71は、車両前後方向において前方かつ車両幅方向において内方かつ車両上下方向において上方に向けられる。この場合、スピーカユニット71が、図1の運転者用シート41および同乗者用シート42に着座する運転者および同乗者の頭部に向けられる。具体的には、振動板71aの軸心が、車両前後方向、車両幅方向および車両上下方向の各々において傾斜しており、その軸心を中心とする一定の角度範囲内に、運転者および同乗者の頭部が位置する。これにより、スピーカユニット71により発生される音が、シート4に着座する乗員に聴こえやすい。
また、上記のようにスピーカユニット71が配置されることにより、スピーカ収容空間7s内に、リンク機構53の一部を突出させることが可能となる。図18および図19には、閉塞状態でのリンク機構53が示される。上記のように、閉塞状態では、リンク機構53の一部が、本体部51より前方に突出し、スピーカ収容空間7s内に位置する。具体的には、リンク機構53のリンク部材L2,L4の一部が、スピーカ収容空間7s内に位置する(図9参照)。図18に示すように、閉塞状態では、車両平面視において、リンク機構53の一部(リンク部材L2,L4の一部)は、スピーカユニット71上に重なる。この場合、スピーカカバー72内に形成されたスペースを有効に利用することができる。それにより、スピーカ装置7の大型化を抑制することができる。
図20は、スピーカ装置7および収納部8の断面図である。図20の断面は、図3のB−B線断面に相当する。図20においては、スピーカユニット71の振動板71a(図18)の図示が省略されている。図20に示すように、スピーカカバー72により形成されるスピーカ収容空間7s内において、スピーカユニット71の支持部71bが、収納ボックス5の本体部51の前面に固定される。スピーカユニット71の後方において、本体部51には、開口部HDが形成される。開口部HDを通して、本体部51の収容空間51sとスピーカ収容空間7sとが連通する。
本体部51の収容容量の増大に伴い、スピーカ装置7の下方にスペースがされる。そのスペースに収納部8が設けられる。収納部8は、ケーシング81および蓋部82を含む。ケーシング81は、スピーカユニット71の支持部71bおよび本体部51に固定される。ケーシング81は、前方に向けて開いた開口部81aを有する。蓋部82は、開閉部82aおよび係止部82bを含む。開閉部82aは、ケーシング81の下部に回動可能に取り付けられる。開閉部82aがケーシング81に対して回動されることにより、ケーシング81の開口部81aが開放または閉塞される。係止部82bは、ケーシング81の上部に取り付けられる。開閉部82aにより開口部81aが閉塞された状態で、開閉部82aの上端部が係止部52bによって係止されることにより、開閉部82aの回動が制限され、開閉部82aによって開口部81aが閉塞された状態が維持される。本体部51の前面、ケーシング81および開口部81aにより取り囲まれた空間に、鍵またはスマートフォン等の比較的小さい荷物を収納することができる。
[4]効果
本実施の形態に係る自動二輪車100においては、収納ボックス5の蓋部52が、左右一対のリンク機構53によって開放位置と閉塞位置との間で回動可能に本体部51に連結される。この場合、バックレスト6と干渉しないように蓋部52を閉塞位置と開放位置との間で回動させることができる。それにより、バックレスト6の厚みを小さくすることなく、蓋部52を大きく開くことが可能となる。そのため、バックレスト6のクッション性を確保することができ、乗員の快適性を低下させることなく、収納ボックス5の本体部51への荷物の出し入れを容易に行うことができる。
また、スピーカ装置7のスピーカユニット71が、前方かつ内方かつ上方に向けられている。この場合、スピーカユニット71により発生される音が、シート4に着座する乗員に聴こえやすくなる。また、閉塞状態でスピーカ収容空間7s内にリンク機構53の一部を配置することが可能となる。それにより、本体部51におけるリンク機構53の占有スペースを削減することができる。したがって、本体部51における荷物の収納容量を増大することができる。
また、本実施の形態では、収納ボックス5の収納容量の増大に伴って形成されるスペースに、一対の収納部8が設けられる。これにより、無駄なスペースを形成することなく、十分な収納容量を確保することができる。
[5]他の実施の形態
上記実施の形態では、同乗者用にバックレスト6が設けられるが、運転者用にバックレスト6が設けられてもよい。この場合、同乗者用シート42が設けられず、運転者用シート41と収納ボックス5との間にバックレスト6が設けられる。
上記実施の形態では、一対のスピーカ装置7の下方に一対の収納部8が配置されるが、一対のスピーカ装置7の上方に一対の収納部8が配置されてもよい。また、収納部8の代わりに、他の電子機器または他の構造体等が設けられてもよく、あるいはスピーカ装置7の下方にスペースが形成されてもよい。
上記実施の形態は、本発明を自動二輪車に適用した例であるが、自動三輪車もしくはATV(All Terrain Vehicle;不整地走行車両)等の他の鞍乗り型車両に本発明を適用してもよい。
[6]請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、自動二輪車100が鞍乗り型車両の例であり、シート4がシートの例であり、収納ボックス5が収納ボックスの例であり、バックレスト6がバックレストの例であり、スピーカ装置7がスピーカ装置の例であり、本体部51が本体部の例であり、開口部51aが第1の開口部の例であり、蓋部52が蓋部の例であり、リンク機構53が不等長リンク機構の例であり、スピーカユニット71がスピーカユニットの例であり、スピーカカバー72がスピーカカバーの例である。
また、リンク部材L1が第1のリンク部材の例であり、リンク部材L2が第2のリンク部材の例であり、リンク部材L3が第3のリンク部材の例であり、リンク部材L4が第4のリンク部材の例であり、連結部111が第1の連結部の例であり、連結部113が第2の連結部の例であり、連結部121が第3の連結部の例であり、連結部123が第4の連結部の例であり、ダンパーDPがダンパーの例であり、連結片151が第1の端部の例であり、連結片152が第2の端部の例であり、ダンパー取付部112が第1の取付部の例であり、ダンパー取付部122が第2の取付部の例である。
また、平面PL1が第1の平面の例であり、平面PL2が第2の平面の例であり、平面PL3が第3の平面の例であり、収納部8が収納部の例であり、開口部81aが第2の開口部の例であり、蓋部82が収納部用蓋部の例であり、下側壁部510が下側壁部の例であり、上側壁部520が上側壁部の例であり、支持面530aが支持面の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、種々の鞍乗り型車両に有効に利用することができる。
1 本体部
2 前輪
3 後輪
4 シート
5 収納ボックス
6 バックレスト
7 スピーカ装置
8 収納部
10 後部ユニット
51 本体部
52 蓋部
71 スピーカユニット
72 スピーカカバー
81 ケーシング
82 蓋部
100 自動二輪車
111,113,121,123 連結部
510 側壁部
520 上側壁部
530 中間部
DP ダンパー
L1,L2,L3,L4 リンク部材

Claims (8)

  1. シートと、
    車両平面視での車両前後方向において前記シートの後方に設けられる収納ボックスと、
    車両平面視で前記シートと前記収納ボックスとの間に設けられるバックレストと、
    車両幅方向において前記バックレストを挟むように設けられる左右一対のスピーカ装置とを備え、
    前記収納ボックスは、
    車両上下方向において上方に開いた第1の開口部を有する本体部と、
    前記第1の開口部を開放および閉塞可能に設けられる蓋部と、
    前記第1の開口部が開放される開放位置と前記第1の開口部が閉塞される閉塞位置との間で回動可能に前記蓋部を前記本体部に連結する左右一対の不等長リンク機構とを含み、
    前記一対のスピーカ装置の各々は、
    音を発生するスピーカユニットと、
    前記スピーカユニットが収容されるスピーカ収容空間を形成するスピーカカバーとを備え、
    前記スピーカユニットは、車両前後方向において前方かつ車両幅方向において内方かつ車両上下方向において上方に向けられ、
    前記蓋部が前記閉塞位置にある状態で、前記一対の不等長リンク機構の一部は、前記一対のスピーカ装置の前記スピーカ収容空間内にそれぞれ位置し、
    前記蓋部が前記開放位置にある状態で、前記蓋部の一部が、車両平面視での車両前後方向において前記バックレストの後端部の前方に位置する、鞍乗り型車両。
  2. 前記一対の不等長リンク機構の各々は、
    前記本体部に固定される第1のリンク部材と、
    前記蓋部に固定される第2のリンク部材と、
    前記第1および第2のリンク部材を連結する第3および第4のリンク部材とを含み、
    前記第1のリンク部材は、
    第1の連結部と、
    車両前後方向において前記第1の連結部より前方に位置する第2の連結部とを有し、
    前記第2のリンク部材は、
    第3の連結部と、
    前記蓋部が前記閉塞位置にある状態で、車両前後方向において前記第3の連結部より前方に位置する第4の連結部とを有し、
    前記第3のリンク部材は、前記第1の連結部と前記第3の連結部との間の距離を保持するように前記第1および第3の連結部に回動可能に取り付けられ、
    前記第4のリンク部材は、前記第2の連結部と前記第4の連結部との間の距離を保持するように前記第2および第4の連結部に回動可能に取り付けられ、
    前記第1の連結部と前記第3の連結部との間の距離は、前記第2の連結部と前記第4の連結部との間の距離よりも大きい、請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記一対の不等長リンク機構の各々は、第1および第2の端部を有するダンパーをさらに備え、
    前記第1のリンク部材は、前記ダンパーの前記第1の端部が取り付けられる第1の取付部をさらに有し、
    前記第2のリンク部材は、前記ダンパーの前記第2の端部が取り付けられる第2の取付部をさらに有し、
    前記ダンパーは、前記第1の取付部と前記第2の取付部とを互いに離間させる方向に前記第1および第2のリンク部材をそれぞれ付勢する、請求項2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記ダンパーは前記第1および第2の端部を通る軸心を有し、
    前記蓋部が前記閉塞位置にある状態で、車両側面視での車両上下方向において、前記ダンパーの軸心の延長線が、前記第2のリンク部材の前記第3の連結部の上方を通る、請求項3記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記第3のリンク部材は、前記蓋部の回動に伴って第1の平面内で移動し、
    前記第4のリンク部材は、前記蓋部の回動に伴って第2の平面内で移動し、
    前記ダンパーは、前記蓋部の回動に伴って前記第1の平面と前記第2の平面との間に位置する第3の平面内で移動するように配置される、請求項3または4記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記蓋部が前記閉塞位置にある状態で、前記一対の不等長リンク機構の一部は、車両平面視において前記一対のスピーカ装置の前記スピーカユニット上に重なる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記一対のスピーカ装置の下方にそれぞれ設けられる左右一対の収納部をさらに備え、
    前記一対の収納部の各々は、
    第2の開口部を有するケーシングと、
    前記第2の開口部を開放および閉塞可能に設けられる収納部用蓋部とを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記本体部は、
    左右一対の下側壁部と、
    車両側面視での車両上下方向において前記一対の下側壁部の上方に設けられる左右一対の上側壁部とを含み、
    車両平面視において前記一対の上側壁部は前記一対の下側壁部の内方に位置し、
    前記一対の上側壁部の下端と前記一対の下側壁部の上端とを連結するように左右一対の支持面が形成され、
    前記一対の支持面上に前記一対の不等長リンク機構がそれぞれ固定される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
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