JP2000128043A - 自動二輪車用トランク - Google Patents

自動二輪車用トランク

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JP2000128043A
JP2000128043A JP10305295A JP30529598A JP2000128043A JP 2000128043 A JP2000128043 A JP 2000128043A JP 10305295 A JP10305295 A JP 10305295A JP 30529598 A JP30529598 A JP 30529598A JP 2000128043 A JP2000128043 A JP 2000128043A
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lid
trunk
backrest
opened
cover
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JP10305295A
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English (en)
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Yasuhito Suzuki
康仁 鈴木
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体に背もたれを取付ける構造を採りなが
ら、蓋体を開いた位置に固定することができるようにす
る。 【解決手段】 トランク本体11と蓋体12との間に、
蓋体12を一定角度だけ開くことにより蓋体12を固定
するとともに、この固定位置よりさらに蓋体12を開く
ことによって蓋体12が開閉自在になるストッパー14
を介装する。蓋体12の車体前側に背もたれ19を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートより車体の
後方に配設した自動二輪車用トランクに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動二輪車用トランク
は、上方に向けて開口する箱状に形成したトランク本体
と、このトランク本体の前端部にヒンジを介して上下方
向に回動自在に連結し、トランク本体の上部開口を開閉
する蓋体と、この蓋体を全開になる位置に止めておくた
めのストッパーを備え、シートより車体の後方であって
後輪の上方に搭載している。
【0003】前記ストッパーは、蓋体とトランク本体と
の間に介装し、蓋体を重心がヒンジの軸心より車体の前
方に位置するまで開いた状態、すなわち蓋体が自重によ
り車体の前方に倒れる状態で蓋体を車体の後方に引張
り、それ以上蓋体が開くのを阻止する構造を採ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは、上述した
ように構成した従来のトランクの蓋体に背もたれを装着
することを考えている。
【0005】しかるに、蓋体の車体前側の端部に背もた
れを取付けると、蓋体を開ける途中で背もたれがシート
の後端部に接触してしまうので、背もたれを充分なクッ
ション容量を有するものにできず、同乗者の乗り心地が
悪い。一方、背もたれに充分なクッション容量を確保す
ると、蓋体を全開位置(ストッパーによって蓋体が止ま
る位置)まで開けることができなくなってしまう。
【0006】蓋体を開いた状態で止めておくことができ
ないと、荷物を出入れするときに片手で蓋体を閉じるこ
とがないように支えなければならず、荷物の出入れがし
難くなってしまう。
【0007】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、蓋体に背もたれを取付け、これのク
ッション容量を充分確保しながら、蓋体を開いた位置に
固定することができるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明に係る自動二輪車用トランクは、トランク本体
と蓋体との間に、蓋体を一定角度だけ開くことにより蓋
体を固定するとともに、この固定位置よりさらに蓋体を
開くことによって蓋体が開閉自在になる構造のストッパ
ーを介装し、蓋体の車体前側に背もたれを設けたもので
ある。
【0009】本発明によれば、蓋体を重心がヒンジの軸
心より車体の後方に位置する状態で閉じることがないよ
うにストッパーによって固定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動二輪車用
トランクの一実施の形態を図1ないし図11によって詳
細に説明する。図1は本発明に係るトランクを装備した
自動二輪車の側面図、図2は同じく平面図、図3は同じ
く背面図である。図4はトランクの前端部を示す縦断面
図、図5はトランクの前端部の平面図、図6はトランク
の車体左側の正面図、図7はストッパーを示す図で、同
図(a)は平面図、同図(b)は側面図である。図8は
トランクの後端部を示す縦断面図、図9はロック装置を
示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は背面図で
ある。図10は図9(a)におけるX−X線断面図、図1
1は図9(a)におけるXI−XI線断面図である。
【0011】これらの図において、符号1で示すものは
この実施の形態による自動二輪車である。この自動二輪
車1は、後輪2の上方に本発明に係るトランク3を装備
している。図1〜図3において、符号4はこの自動二輪
車1の前輪を示し、5はエンジンを示し、6は運転者用
シート、7は同乗者用シート、8はサイドバッグ、9は
サイドスタンドを示す。
【0012】前記トランク3は、トランク本体11と、
このトランク本体11の上部開口を開閉する蓋体12
と、この蓋体12の状態をロック状態と非ロック状態と
に切換えるためのロック装置13(図8参照)と、蓋体
12を開いた状態で固定するためのストッパー14(図
4参照)とから構成し、後輪2の上方に延びる後部フレ
ーム15(図1、図3参照)にトランク本体11を支持
させることによって、車体に固定している。
【0013】前記トランク本体11は、上方に向けて開
口する箱状に形成し、底壁11aを前記後部フレーム1
5に固定している。この実施の形態では、トランク本体
11の前端部にスピーカボックス16を取付けている。
このスピーカボックス16は、同乗者用シート7の両側
方に位置するようにスピーカ17(図5参照)を設けて
いる。
【0014】前記蓋体12は、トランク本体11に対向
して閉口する箱蓋状に形成し、図4に示すように、前壁
12aをヒンジ18によってトランク本体11の前壁1
1bに取付けている。また、この蓋体12は、車体前側
の端部に同乗者用の背もたれ19を取付けるとともに、
開口縁部にゴム製のシール部材20を装着している。こ
のシール部材20は、蓋体12の開口部の全域にわたっ
て途切れることなく延びるように形成した1本のOリン
グからなり、蓋体12の開口縁部に断面コ字状になるよ
うに形成した凹溝12b(図8参照)に外れることがな
いように保持させている。
【0015】前記ヒンジ18は、図4に示すように、ト
ランク本体11の前壁11bの前面に固定した下半部1
8aと、蓋体12の前壁12aの前面に固定した上半部
18bとを連結ピン18cによって互いに回動自在に連
結した構造を採っており、このトランク3の車幅方向の
両端部に配設している。
【0016】このようにヒンジ18を介して蓋体12を
トランク本体11に取付けることによって、蓋体12は
トランク本体11に前記連結ピン18cを中心にして上
下方向に揺動自在に支持される。
【0017】前記連結ピン18cの上下方向の位置は、
図4に示すように、トランク本体11の開口縁より下方
に位置するように設定している。このように連結ピン1
8cをトランク3の外側であって前記開口縁より下方に
配設することによって、蓋体12を閉じるときに前記シ
ール部材20がトランク本体11の上端縁に上方から押
付けられるから、シール性を高くすることができる。
【0018】前記ロック装置13は、前記蓋体12を閉
じた位置で固定するロック状態と蓋体12が開閉自在に
なる非ロック状態とを切換えるためのもので、図8〜図
11に示すように、トランク本体11の後壁11cに取
付けた操作部材21と、この操作部材21に連動するよ
うに連結した係合部材22と、この係合部材22が係合
する蓋体12側の固定部材23とから構成している。
【0019】前記操作部材21は、ハウジング24の後
方に突出する操作ボタン25を図8に示す位置から車体
の前方に押込むことによって前部のロック解除用レバー
26が車体の前方に移動する構造を採り、ハウジング2
4に固着した支持板27をトランク本体11の後壁11
cに固定している。
【0020】図8において操作部材21の前方に配設し
た符号28で示すものは、操作部材21および後述する
係合部材22にトランク3内の荷物(図示せず)が接触
するのを阻止するための第1の内側カバーである。この
第1の内側カバー28は、車体の後方に開く断面コ字状
に形成して操作部材21および係合部材22を車体の前
方から覆う構造を採り、トランク本体11に固定してい
る。
【0021】前記操作ボタン25は、円柱状に形成して
ハウジング24に前後方向に移動自在に支持させ、前端
部に前記ロック解除用レバー26を固着している。ま
た、操作ボタン25を有する可動部分の前端部と、前記
支持板27との間には、操作ボタン25を車体の後方へ
付勢する復帰用の圧縮コイルばね29を弾装している。
【0022】さらに、前記操作ボタン25は、内部にシ
リンダ錠30が設けてあり、図9(b)に示すように操
作ボタン25の後面に開口させたキー挿入口30aにキ
ー(図示せず)を挿入して回すことによって、操作ボタ
ン25を押込むことができる操作可能状態と、操作ボタ
ン25の前後方向の移動が阻止される施錠状態とを切換
えることができる構造を採っている。
【0023】前記係合部材22は、図9に示すように、
前記操作部材21から車幅方向の両側に延びる1本の係
合バー31と、この係合バー31の両端部を回動自在に
支持する軸受部材32と、この軸受部材32に設けたフ
ック33(図9〜図11参照)とから構成し、前記軸受
部材32を前記支持板27に固定している。
【0024】前記係合バー31は、図8に示すロック状
態において、操作部材21に対応する中央部31aを両
端部31bより車体の後方であって上側に偏るように形
成し、軸受部材32に支持させた状態で前記中央部31
aにロック解除用レバー26が車体の後方から当接する
構造を採っている。
【0025】係合バー31の両端部31bを支持する軸
受部材32は、図10および図11中に符号34で示す
ジョイントを介して係合バー31をフック33に接続す
る構造を採っている。なお、前記ジョイント34は、フ
ック33の回動可能な範囲を決めるためのカムを構成し
ている。また、この軸受部材32は、蓋体12に固定し
た固定部材23の環状部23aを挿入するための係合口
32aを上方に向けて開口するように形成している。
【0026】前記フック33は、前記ジョイント34と
ともに軸受部材32に車体の前後方向に回動自在に支持
させ、前記係合口32aにロック状態で係止爪33a
(図11参照)が臨み、非ロック状態で係合口32aか
ら係止爪33aが車体の前方に突出する構造を採ってい
る。前記ロック状態では、蓋体12に固定した固定部材
23の環状部23aに係止片33aが係合し、非ロック
状態では係止片33aが前記環状部23aから車体の前
方に移動して係合状態が解除される。この実施の形態で
は、フック33をロック位置に付勢するためのトーショ
ンばね35をフック33と軸受部材32との間に弾装し
ている。
【0027】また、前記フック33を取付ける位置は、
トランク本体11と蓋体12との間に介装したシール部
材20がトランク本体11と蓋体12とによって挟圧さ
れて弾性変形する状態でフック33の係止片33aが固
定部材23の環状部23aに係合するように設定してい
る。
【0028】このように構成したロック装置13は、前
記操作ボタン25のシリンダ錠30を解錠させた状態で
操作ボタン25を押圧することにより、ロック解除用レ
バー26が図8において車体の前方に移動して係合バー
31の中央部31aを車体の前方に押圧する。この結
果、係合バー31が両端部31bを中心にして回動して
フック33が固定部材23から車体の前方に離間し、こ
のロック装置13が非ロック状態になる。
【0029】なお、フック33が固定部材23から離れ
ると、シール部材20の弾発力によって蓋体12が僅か
に上方に移動するため、操作ボタン25から指を離して
もフック33が固定部材23に係合することはなく、非
ロック状態が維持される。上述したようにロック装置1
3を非ロック状態に切換えた後、操作ボタン25を操作
した手で蓋体12の後端部を把持して持上げることによ
って、蓋体12を開けることができる。
【0030】蓋体12を閉じるときには、開いた状態の
蓋体12の後端部を把持し、蓋体12をトランク本体1
1に重なるように閉じた後、シール部材20が蓋体12
とトランク本体11とによって挟圧されて弾性変形する
ように蓋体12を下方に押下げることによって行う。
【0031】このときには、ロック装置13の操作ボタ
ン25を押圧してもよいし、操作しなくてもよい。操作
ボタン25を操作しない場合には、蓋体12を押下げる
ことによってロック装置13のフック33がその傾斜面
33b(図11参照)と固定部材23の環状部23aと
の接触によって固定部材23から車体の前方に向けて揺
動し、傾斜面33bが環状部23aを越えたときに、フ
ック33がトーションばね35の弾発力により図11に
おいて反時計方向に回動し、係止片33aが環状部23
aに係合する。
【0032】前記ストッパー14は、図4および図7に
示すように、ストッパー本体41と、このストッパー本
体41に車体の前後方向および上下方向に移動自在に取
付けたレバー42と、前記ストッパー本体41に支軸4
3を介して回動自在に取付けた取付板44とから構成し
ている。この取付板44をトランク本体11の前壁後面
における車体左側の端部に第1のブラケット45を介し
て固定し、前記レバー42の前端部(図7において左
側)を蓋体12の前壁後面における車体左側の端部に第
2のブラケット46を介して回動自在に接続している。
【0033】前記ストッパー本体41は、レバー42が
移動自在になる非ロック状態と、レバー42の移動が阻
止されるロック状態とをレバー42の位置に対応させて
切換えるロック機構(図示せず)を備えた従来周知の構
造のものである。
【0034】この実施の形態を採るときに用いるストッ
パー14は、蓋体12を図4中に二点鎖線Aで示す固定
位置まで角度θだけ開けてから更に二点鎖線Bで示す位
置まで開け、その後に前記固定位置まで戻すことによっ
て蓋体12が固定され、この固定位置より蓋体12を二
点鎖線Bで示す閉可能位置までさらに開けることによっ
て、蓋体12が開閉自在になる構造を採っている。図4
においては、蓋体12を前記固定位置で固定したときの
背もたれ19の前端縁の位置を二点鎖線Cで示し、蓋体
12を前記閉可能位置まで開いたときの背もたれ19の
前端縁の位置を二点鎖線Dで示す。
【0035】また、この実施の形態では、蓋体12を固
定する前記固定位置は、蓋体12の重心がヒンジ18の
連結ピン18cより車体の後方に位置するように設定し
ている。
【0036】図4および図5においてストッパー14の
近傍に設けた符号47で示すものは、前記レバー42の
トランク本体11側の端部にトランク3内の荷物が接触
するのを阻止するための第2の内側カバーである。この
第2の内側カバー47は、ストッパー本体41およびレ
バー42のトランク本体11側端部を車体右側から覆う
構造を採り、トランク本体11に固定している。
【0037】上述したように構成したトランク3は、前
記ロック装置13を非ロック状態として蓋体12を持上
げ、図4中に二点鎖線Bで示す位置まで蓋体12を開
き、その後に二点鎖線Aで示す固定位置まで戻すことに
よって、ストッパー14がロック状態になる。
【0038】したがって、蓋体12を前記固定位置まで
開いた状態、すなわち重心がヒンジ18の連結ピン18
cより車体の後方に位置する状態で閉じることがないよ
うにストッパー14によって固定することができる。こ
のため、蓋体12の重心が前記連結ピン18cより車体
の前方に位置するように蓋体12を開いた状態で保持す
る従来のトランクに較べて、背もたれ19が同乗者用シ
ート7に接触することがない位置で蓋体12を固定する
ことができるから、背もたれ19を蓋体12に取付け、
この背もたれ19のクッション容量を充分確保しなが
ら、両手で荷物の出入れを行うことができる。
【0039】従来の構造を採る場合には、図4中に二点
鎖線Eで示す位置まで蓋体12を大きく開かなければ蓋
体12を開いた状態で止めておくことはできない。この
位置まで蓋体12を開けたときの背もたれ19の位置を
二点鎖線Fで示す。すなわち、従来のトランクでは、蓋
体12が開く途中で背もたれ19が同乗者用シート7に
当接してしまうので、蓋体12を止めることができる位
置まで開くことはできなかった。しかし、この実施の形
態を採ることにより、背もたれ19が同乗者用シート7
に接触することなく蓋体12を開いた状態で固定するこ
とができる。
【0040】また、この実施の形態によるトランク3
は、従来に較べて蓋体12を開閉するときの角度が小さ
くなるから開閉が容易であり、しかも、蓋体12がスト
ッパー14によって開閉が不可能な状態に固定されるか
ら、開いた状態にある蓋体12に風が車体の前方から当
たったとしても、風圧によって蓋体12が閉じてしまう
ことはない。蓋体12を閉じるためには、蓋体12を図
4中に二点鎖線Bで示す位置まで開いてストッパー14
を非ロック状態としてから行う。
【0041】さらに、この実施の形態では、トランク本
体11と蓋体12とによってシール部材20を挟圧する
状態で蓋体12が閉じられる構造を採っているから、後
端部の操作ボタン25を押圧した後に蓋体12がシール
部材20の弾発力によって押上げられる。このため、固
定部材23とフック33との係合が外れた状態で再び係
合することなく保持されるから、ロック装置13の解除
操作と同時に反対の手で蓋体12を開く必要はなく、解
除操作をした手を持ち換えて同じ手で蓋体12を開ける
ことができる。すなわち、蓋体12を開く操作は両手を
使用せず、片手で行うことができるから、片手に荷物を
持ち、他方の手で解錠と開く操作をすることができる。
【0042】さらにまた、ロック装置13のフック33
を車幅方向に間隔をおいて複数設け、これらのフック3
3によって蓋体12を閉じた状態に保つ構造を採ってい
るから、シール部材20の弾発力を車幅方向に広い範囲
にわたって作用させることができる。このため、解除操
作は一箇所で簡易としながら、シール性が高い自動二輪
車用トランク3を製造することができる。
【0043】加えて、ストッパー14を車体左側のみに
配設しており、この自動二輪車1をサイドスタンド9に
よって駐車している状態で蓋体12を開くことによっ
て、蓋体12の相対的に低くなる部位をストッパー14
で支えることができる。このため、蓋体12の荷重をス
トッパー14で確実に支持することができる。
【0044】なお、この実施の形態ではトランク3に同
乗者用の背もたれ19を設ける例を示したが、本発明に
係るトランクは、同乗者用シートを装備していない自動
二輪車にも適用することができる。この構成を採る場合
には、トランク3の蓋体12に設けた背もたれ19を運
転者用として使用する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、蓋
体を重心がヒンジの軸心より車体の後方に位置する状態
で閉じることがないようにストッパーによって固定する
ことができる。
【0046】したがって、背もたれがシートに接触する
ことがない位置で蓋体を固定することができるから、背
もたれを蓋体に取付け、背もたれのクッション容量を充
分確保しながら、両手で荷物の出入れを行うことができ
る。また、従来に較べて蓋体を開閉するときの角度が小
さくなるから開閉が容易であり、しかも、開いた状態に
ある蓋体に風が車体の前方から当たったとしても、風圧
によって蓋体が閉じてしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るトランクを装備した自動二輪車
の側面図である。
【図2】 本発明に係るトランクを装備した自動二輪車
の平面図である。
【図3】 本発明に係るトランクを装備した自動二輪車
の背面図である。
【図4】 トランクの前端部を示す縦断面図である。
【図5】 トランクの前端部の平面図である。
【図6】 トランクの車体左側の正面図である。
【図7】 ストッパーを示す図である。
【図8】 トランクの後端部を示す縦断面図である。
【図9】 ロック装置を示す図である。
【図10】 図9(a)におけるX−X線断面図である。
【図11】 図9(a)におけるXI−XI線断面図であ
る。
【符号の説明】
3…トランク、7…同乗者用シート、11…トランク本
体、12…蓋体、14…ストッパー、18…ヒンジ、1
9…背もたれ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に向けて開口する箱状に形成したト
    ランク本体と、このトランク本体の前端部にヒンジを介
    して連結し、トランク本体の上部開口を開閉する蓋体と
    を備え、シートより車体の後方に配設した自動二輪車用
    トランクにおいて、前記トランク本体と蓋体との間に、
    蓋体を一定角度だけ開くことにより蓋体を固定するとと
    もに、この固定位置よりさらに蓋体を開くことによって
    蓋体が開閉自在になる構造のストッパーを介装し、蓋体
    の車体前側に背もたれを設けたことを特徴とする自動二
    輪車用トランク。
JP10305295A 1998-10-27 1998-10-27 自動二輪車用トランク Pending JP2000128043A (ja)

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